JP2003010393A - 遊技媒体貸出装置および遊技媒体貸出システム - Google Patents

遊技媒体貸出装置および遊技媒体貸出システム

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JP2003010393A
JP2003010393A JP2001201981A JP2001201981A JP2003010393A JP 2003010393 A JP2003010393 A JP 2003010393A JP 2001201981 A JP2001201981 A JP 2001201981A JP 2001201981 A JP2001201981 A JP 2001201981A JP 2003010393 A JP2003010393 A JP 2003010393A
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signal
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Takahiro Okabayashi
高弘 岡林
Yuzo Ishii
祐三 石井
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機側に過度の負担をかけることなく、遊
技者に特別のサービスを提供できるようにする。 【解決手段】 スロットマシン3と台間機2とは、メダ
ル貸出処理のために複数の制御信号をやりとりするほ
か、スロットマシン3側から台間機2に対し、ボーナス
入賞への当選状態を示す当たり状態信号が送信される。
台間機2は、この当たり状態信号がオンになったとき、
スロットマシン3に貸出要求を行ってサービスのメダル
の貸出処理を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ玉やメ
ダルのような遊技媒体を受け付けてゲームを実行する遊
技機の近傍位置に配備されて、前記遊技機において使用
する遊技媒体の貸出処理を行う装置(以下、「遊技媒体
貸出装置」という。)、およびこの遊技媒体貸出装置と
遊技機との組合せによる遊技媒体貸出システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコホールでは、パチンコ機やスロ
ットマシンなどの遊技機に隣接する位置に台間機(前記
遊技媒体貸出装置の一態様である。)を設けることによ
り、遊技中の遊技者が席を離れることなく遊技媒体の貸
出を受けられるようにしている。特に近年のパチンコホ
ールには、有価価値が付与されたカード状の記憶媒体
(以下、単に「カード」という。)を用いた遊技媒体の
貸出システムが導入されている。この貸出システムで
は、隣り合う遊技機と台間機とを電気接続し、台間機で
カードを受け付けると、台間機から遊技機に遊技媒体の
貸出を要求する信号(以下、「貸出要求信号」とい
う。)を送信するようにしている。
【0003】遊技機側で前記貸出要求信号に応じて遊技
媒体の貸出処理を行う場合、遊技機がパチンコ機であれ
ば、機体内の玉貯留タンクから所定数のパチンコ玉を排
出させて受け皿に払い出す処理を実行する。一方、スロ
ットマシンは、多数枚のメダルを電子データ形式で貯留
することが可能であるので、この貯留メダルの枚数を加
算する方式で貸出処理を行うことが提案されている。勿
論、スロットマシンでも、パチンコ機と同様に、機体か
ら実物のメダルを払い出す方式で貸出処理を行うことが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パチンコホールが他店
との差別化をはかるための一方法として、パチンコ機や
スロットマシンで大当たりが発生したり、内部抽選に当
選するなどの特別の遊技状態が発生した場合に、ホール
独自のサービスを提供する方法が考えられる。しかしな
がらこのサービスを遊技機側で行うようにすると、サー
ビスのための制御が本来のゲーム制御に影響を及ぼして
制御部に負荷をかけ、誤動作などを引き起こす虞があ
る。また、大当たり時に景品の引換券を発行するなど、
本来の遊技機にはない機能によるサービスを行うように
すると、遊技機が入れ替えられる都度、新しい遊技機に
サービスのための機構を組み込む必要が生じ、コスト高
を招く、という問題も生じる。
【0005】また前記サービスとして、何らかの条件が
成立した際に、サービスの遊技媒体を払い出す方法も考
えられるが、この方法においても、本来のゲーム制御に
影響が及ぶ点についてはなんら改善されない。また遊技
者に、サービスの遊技媒体と入賞に伴って払い出される
遊技媒体とを明確に切り分けられて認識させたり、ゲー
ム中の遊技者の集中を妨げないように、サービスの遊技
媒体の払出がゲームや入賞の払出と重ならないように設
定するのが望ましいが、このような設定を行うと、アル
ゴリズムが複雑になり、ソフトウェアの変更処理に多大
な労力やコストがかかるという問題が生じる。
【0006】一方、従来の遊技媒体貸出システムでは、
台間機は遊技者の貸出操作(カードを挿入する操作や貸
出処理を指示するスイッチ操作など)に応じて遊技機に
貸出要求信号を送信するだけであり、遊技機側で内部抽
選により大当たりに当選するなどの特別の遊技状態が発
生しても、台間機側の動作が変化することはなかった。
【0007】この発明は、上記のような事情に鑑みてな
されたもので、遊技機側が特別の遊技状態にある場合
に、遊技媒体貸出装置をこの状態に応じて動作させて遊
技者に所定の特典を与える処理を実行することにより、
遊技機側に過度の負担をかけることなく、遊技者に特別
のサービスを提供することを第1の目的とする。
【0008】またこの発明は、特別の遊技状態に応じて
遊技機側でサービスの遊技媒体を払い出すサービスを行
う場合に、遊技媒体貸出装置側で払出し処理のタイミン
グを制御し、通常の遊技媒体の貸出処理を行う場合と同
様の貸出要求信号を送信して遊技機側に払出しを行わせ
ることにより、遊技機側の制御にかかる負荷を軽減し、
サービスとしての払出を簡単に行うようにすることを第
2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる遊技媒
体貸出装置は、所定の遊技媒体を受け付けてゲームを実
行する遊技機の近傍位置に前記遊技機に通信可能に配備
され、有価価値が付与された記憶媒体または貨幣を受け
付けて前記遊技機で使用する遊技媒体の貸出処理を行う
ものである。この遊技媒体貸出装置は、前記した遊技機
に隣接する台間機として構成することができるほか、遊
技機の上方または下方などに設置可能な装置として構成
することもできる。また遊技機との通信のために、通信
ケーブルを介して遊技機側に接続されるのが望ましい
が、これに限らず、無線により通信を行うように設定す
ることもできる。
【0010】前記「有価価値が付与された記憶媒体」と
は、磁気カード,ICカード,メモリスティック,コイ
ン状のICチップなど、電子データとしての記憶が可能
な媒体である。この記憶媒体には、固有の発券コード
(ID番号など),発券日,有価価値を示す金額または
度数などのデータを記憶させることができる。なお、有
価価値は必ずしも記憶媒体に記憶する必要はなく、前記
発券コードを記憶媒体に記憶させるとともに、他の情報
は発券元の装置や管理専用の装置などに登録しておき、
発券コードに基づき有価価値を識別するようにしてもよ
い。
【0011】「遊技媒体の貸出処理」としては、遊技機
に貸出要求を行って、遊技機側に遊技媒体の貸出処理を
行わせるのが望ましいが、必ずしもこの形態に限定され
るものではなく、遊技媒体貸出装置側で遊技媒体を払い
出すように構成することもできる。なお、前記貸出要求
に対し、遊技機側では、実物の遊技媒体を払い出す処
理、または自機のメモリ内の遊技媒体の貯留数に前記払
出し数を加算する処理(以下、この処理を「クレジット
アップ」と呼ぶ。)のいずれかを実行することができ
る。
【0012】この発明では、前記遊技媒体貸出装置に、
遊技機との通信によりこの遊技機が特別の遊技状態にあ
ることを示す特別遊技状態信号を受け付けたとき、所定
のタイミングで遊技者に所定の特典を与える処理を実行
する特典付与手段を設けるようにしている。
【0013】ここでいう「特別の遊技状態」とは、内部
抽選により入賞に当選した状態、前記入賞が成立した状
態、入賞に伴う報賞として払い出された遊技媒体の数、
またはクレジットアップによる遊技媒体の貯留数が所定
数に達した状態などをいう。また「特典」とは、入賞な
ど遊技機で通常得られる利益以外の特別の利益であり、
たとえば、前記したサービスの遊技媒体や景品の引換券
などを設定することができる。
【0014】また必ずしも、特別の遊技状態が発生する
都度、特典を与える必要はなく、特別の遊技状態が発生
した回数や特別の遊技状態が維持された時間などに応じ
て、所定数の遊技媒体や景品を提供するようにしてもよ
い。または所定の条件の発生に応じて特典付与用の抽選
を行い、その抽選結果に応じて遊技媒体や景品を提供し
てもよい。また遊技媒体貸出装置がカードのような記憶
媒体を受け付けて貸出処理を行うものであれば、この記
憶媒体に追加の有価価値を与えるようにしてもよい。さ
らに遊技媒体貸出装置が記憶媒体の発行機能を持つ場合
は、特典として新たな記憶媒体を発行するようにしても
よい。さらに遊技機側に貸出要求のための制御信号を送
って、所定数の遊技媒体を払い出しさせることもでき
る。加えて、スロットマシンのボーナス入賞のように、
遊技機が内部抽選により特別の入賞に当選した状態にあ
るとき、前記特典としてこの当選状態を知らせる報知処
理を行うこともできる。
【0015】上記構成によれば、遊技機からの特別遊技
状態信号に応じて遊技媒体貸出装置側で遊技者に特典を
与える処理を実行するので、遊技機においては、特別の
遊技状態が発生している間に特別遊技状態信号を送信す
るように設定する(または、特別の遊技状態の開始時お
よび終了時にそれぞれ信号を送信してもよい。)だけで
良く、遊技機側の制御部に過度の負担をかけずに、簡単
に遊技者に特典を与えることができる。しかも機種交換
の頻度が高い遊技機にサービスのための機構を組み込ん
だり、複雑なアルゴリズムを設定する必要がないので、
導入コストを削減することができる。
【0016】またこの発明では、前記遊技媒体貸出装置
と、前記特別状態信号を送信する信号送信手段を具備す
る遊技機とを、近傍位置に通信可能に配備した遊技媒体
貸出システムを提供する。さらにこの発明では、遊技媒
体貸出装置から遊技機に貸出要求を行って遊技機側に遊
技媒体を貸し出させるタイプのシステムにおいて、遊技
機に、特別の遊技状態にあるとき、遊技媒体貸出装置に
この状態を知らせる特別遊技状態信号を送信する信号送
信手段を設けるとともに、遊技媒体貸出装置を、前記遊
技機からの特別遊技状態信号を受け付けたときに所定の
タイミングで遊技機に特別の貸出要求を行うように構成
する。
【0017】なお、特別の貸出要求とは、前記記憶媒体
または貨幣を消費せずに実施されるものであり、記憶媒
体または貨幣を受け付けて保持している状態、記憶媒体
または貨幣を受け付けていない状態のいずれにおいても
実行することができる。また信号の形式は、通常の貸出
要求と同じようにすることができる。ただし貸出を要求
する遊技媒体の数を、通常時と異なる数に設定したり、
発生した条件に応じて貸出数を変更するように設定する
こともできる。さらに遊技媒体貸出装置からの貸出要求
は、通常,特別のいずれの場合も、1または複数の制御
信号の組合せによって示すことができる。
【0018】上記構成によれば、遊技機側で特別の遊技
状態が発生したとき、遊技機において、遊技媒体貸出装
置に特別遊技状態信号を送信した後、遊技媒体貸出装置
からの貸出要求に応じて、通常と同様の遊技媒体の貸出
処理(実物の遊技媒体を払い出す処理およびクレジット
アップによる貸出のいずれでもよい。)を行うことによ
り、サービスの遊技媒体が払い出されることになる。こ
の場合、遊技機は、特別遊技状態信号を送信する以外
は、通常の遊技媒体の貸出処理と同様の処理によってサ
ービスの遊技媒体の払出を行うことができるので、複雑
なアルゴリズムを設定する必要がなくなり、遊技者への
特典付与処理を簡単に行うことができる。
【0019】上記遊技媒体貸出システムの好ましい態様
では、遊技機は、自装置が貸出処理が可能な状態にある
か否かを示す貸出状態準備信号を遊技媒体貸出装置に送
信する。また遊技媒体貸出装置は、前記貸出状態準備信
号により遊技機側での貸出処理が可能であると判別して
から、特別遊技状態信号に対して貸出要求を行うように
している。なお、貸出状態準備信号は、貸出処理が可能
である場合と不可能である場合とで,電位レベルが切り
替えられるディジタル信号として構成されるもので、た
とえば遊技機と台間機との間に専用の信号線を設けるこ
とにより、簡単に送信することができる。
【0020】上記構成によれば、遊技媒体貸出装置は、
遊技機からの貸出状態準備信号により、遊技機が貸出可
能な状態にあるときに貸出要求を行ってサービスの遊技
媒体の払出を行わせることができる。また遊技機側で
は、通常のゲーム制御の流れに合わせて貸出状態準備信
号および特別遊技状態信号を送信すれば、後は通常の貸
出処理と同様に、貸出要求に応じた貸出処理としてサー
ビスの遊技媒体を払い出すことができる。よって、遊技
機,遊技媒体貸出装置のいずれにも、複雑なアルゴリズ
ムを設定する必要なしに、遊技者に特典を供給すること
ができ、遊技者へのサービスを向上することができる。
特に、遊技機において、入賞時には、報賞としての遊技
媒体の払出処理が完了するまで貸出が不可能となるよう
に設定しておけば、報賞の遊技媒体とサービスの遊技媒
体とを切り分けて遊技者に認識させることができ、サー
ビスの遊技媒体の払出に重みを持たせることができる。
【0021】なお、特に遊技機がスロットマシンである
場合には、サービスの遊技媒体を払い出しさせるための
特別の貸出要求と、通常の遊技媒体の貸出処理用の貸出
要求とをそれぞれ個別の信号線を介して行ったり、特別
の貸出要求のための信号送信と同時に特別の貸出である
ことを示す識別データを送信するなどして、スロットマ
シンに貸出要求の種類を伝えるようにすれば、通常の貸
出処理はクレジットアップ、サービスの遊技媒体の貸出
処理は実物の遊技媒体の払出、というように、各処理の
方法を切り分けることができ、サービスの遊技媒体の払
出により一層の重みを持たせることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例にか
かる遊技媒体貸出システムを構成する装置の外観を示
す。この遊技媒体貸出システム1は、パチンコホールに
おいて、プリペイドカードの有価価値を引き落として所
定数の遊技媒体を貸し出すためのもので、遊技媒体貸出
装置としての台間機2と、遊技機としてのスロットマシ
ン3とを隣接させて配備し、両者を電気接続して成る。
【0023】前記スロットマシン3は、前面開口の機体
本体部4の開口部に扉部5を組み付けて成る。機体内部
には、図2に示すように、リールブロック10,ホッパ
6aを備えたメダル払出機6,後記する制御部50が搭
載された制御基板29などが配備される。前記リールブ
ロック10は、金属フレーム7に3個のリール8a,8
b,8cやその駆動源であるステッピングモータ9a,
9b,9cを組み付けて成る。各リール8a,8b,8
cの周面には、複数種のシンボルが描かれており、それ
ぞれステッピングモータ9a,9b,9cの回転によっ
てシンボルの変動表示が実現する。
【0024】図1に戻って、扉部5の本体は、所定の厚
みを有する金属フレームにより構成され、その前面開口
には、3枚のパネル11,12,13が組み付けられて
いる。各パネル11,12,13は、透明な合成樹脂板
または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施し
て形成されるもので、上部パネル11および下部パネル
13には、機種名やゲーム名などが描かれている。
【0025】正面パネル11は、ゲームの進行状態を表
示するためのもので、中央部に無着色で透明のシンボル
表示窓20が形成される。このシンボル表示窓20の背
後位置には、前記リールブロック10の各リール8a,
8b,8cが外周面をシンボル表示窓20に向けて配置
されている。シンボル表示窓20は、横方向の長さが、
3個のリール8a,8b,8cが外部から見えるよう
に、また縦方向の長さが、リールの停止時に3駒分のシ
ンボルが外部から見えるように、横に長い矩形状に形成
されている。またシンボル表示窓20の表面には、各シ
ンボルの停止表示位置を結ぶように、水平方向に3本、
斜め方向2本、計5本の入賞ライン(図示せず。)が描
かれている。
【0026】さらに正面パネル11には、前記5本の入
賞ラインの中で有効化されたラインを示すための5個の
有効ライン表示ランプ22,クレジット方式のゲームの
ために貯留されたメダル数を表示するためのクレジット
表示器23,入賞時に払い出しされるメダル数を表示す
るための払出メダル数表示器24,後記するカードの残
り度数を表示するための残度数表示器25,メダルの貸
出操作が可能であることを報知するための貸出可表示ラ
ンプ26などが設けられる。
【0027】正面パネル11と下部パネル13との間に
は、始動レバー14,停止釦スイッチ15a,15b,
15c,メダル投入口16,3個のベット釦スイッチ1
7,18,19,精算スイッチ21のほか、メダル貸出
処理に関わるスイッチとして、貸出スイッチ27および
返却スイッチ28が配備される。さらに下部パネル13
の下方には、メダル払出口30,メダル受け皿31など
が設けられる。
【0028】各ベット釦スイッチ17,18,19は、
制御部内に電子データ形式で貯留されたメダル(以下、
「クレジットメダル」という。)を引き落としてゲーム
に投入するためのスイッチであって、各スイッチ17,
18,19の操作によりそれぞれ貯留メダルから3枚、
2枚、1枚のメダルが引き落としされる。精算スイッチ
21は、貯留メダルを精算して、貯留数分のメダルをメ
ダル払出口30より払い出しさせるためのものである。
【0029】貸出スイッチ27は、台間機2に挿入され
たカードによるメダルの貸出処理を指示するためのもの
であり、返却スイッチ28は、前記台間機2に挿入され
たカードの返却を指示するためのものである。なお、こ
れら貸出スイッチ27,返却スイッチ28,ならびに前
記正面パネル11の残度数表示器25,貸出可表示ラン
プ26は、後記するように、台間機2側の制御部43に
電気接続されている。
【0030】つぎに台間機2は、ボックス形状の本体部
60の開口面に上扉32および下扉33が配備されて成
る。いずれの扉32,33も、錠34,35により施錠
されており、上扉32には千円札を受け付ける紙幣受付
口36が、下扉33にはカードを搬出入するためのカー
ド出入口37が、それぞれ形成される。さらに下扉33
には、カード挿入スイッチ38,液晶パネル39,なら
びに遊技者に機械の動作状態やカードの受け付け状態な
どを報知するためのランプ40〜42などが配備され
る。
【0031】なお、前記紙幣受付口36は紙幣の返却口
を兼ねる。またカード出入口37には、透明のカバー体
43が開閉可能に配備される。液晶パネル39は、機械
の使用方法についての説明や広告などを表示するほか、
後記するサービス貸出を報知したり、第2実施例におい
てスロットマシン3側のボーナス入賞への当選状態を報
知する手段として用いられる。
【0032】この実施例の台間機2は、千円札の投入を
受け付けてその投入金額分の度数が記録されたカードを
発行するとともに、前記カードを受け付けて隣接するス
ロットマシン3にメダルの貸出処理を要求し(以下、こ
の処理を「貸出要求」という。)、スロットマシン3に
メダルのクレジットアップを行わせるもので、前記貨幣
受付口36に対応する位置には紙幣処理ユニット(図示
せず。)が、カード出入口37に対応する位置には、カ
ード処理ユニット(図示せず。)が、それぞれ配備され
る。
【0033】前記カード処理ユニットは、内部に初期化
状態のカードを1枚だけ収容できるカード収容部(図示
せず。)を具備し、この収容カードに金額価値などの情
報を書き込んでカード出入口37に発行するとともに、
発行後のカードを受け付けてメダル貸出のための情報の
読書きを行っている。また発行されたカードの記録情報
は、台間機2の制御部内に登録される。なお、前記カー
ド挿入スイッチ38は、発行後のカードをすぐに機体内
に挿入する際に操作される。
【0034】前記メダル貸出時の情報の書換えによりカ
ードの残度数がゼロとなったとき、前記カード収容部が
空状態であれば、この使用済みのカードは、初期化され
た後、カード収容部に取り込まれてストックされる。し
たがって、発行されたカードが抜き取られない限り、同
じ1枚のカードが繰り返し使用される。
【0035】さらにこの実施例の台間機2は、他の台間
機2やカードの専用発行機であるカード販売機(図示せ
ず。)で発行されたカードを受け付けることも可能であ
る。このように他の装置で発行されたカードを受け付け
た場合は、台間機2の制御部は、カードの発行元の装置
との通信を行って、前記カードの記録情報の照合を要求
し、この要求に対する発行元の装置からの応答を用い
て、カードの記録情報が適正であるか否かを判別する。
またカードの度数データを書き換える際にも、発行元の
装置との通信により、このカードの登録情報の書換えを
行う。そしてこのカードによるメダル貸出処理後に受け
付けたカードの残度数がゼロとなったとき、カード収容
部にカードがストックされていれば、使用されたカード
はカード出入口37に搬出され、遊技者に返却されるこ
とになる。
【0036】なお、この実施例では、上記のように、カ
ードの登録情報を発行元の装置で管理するようにしてい
るが、これに限らず、ホール内で発行されたすべてのカ
ードの情報を特定の装置で一元管理し、カードを受け付
けた台間機2と管理元の装置との通信によりカードの照
合処理を行うようにしてもよい。またカード販売機のみ
がカードを発行するようにして、このカード販売機また
はカード情報の管理装置との通信により、カードの照合
処理を行うようにしてもよい。
【0037】図3は、上記遊技媒体貸出システム1の電
気構成を示す。この実施例のスロットマシン3,台間機
2の制御部50,43は、いずれもマイクロコンピュー
タによるもので、制御主体としてのCPU,プログラム
などが格納されたROM,作業用メモリとして機能する
RAMなどを含む。
【0038】またスロットマシン3には、台間機2との
間でやりとりされる制御信号PRDY,BRDY,BR
Q,EXS,FLGを中継するためのインターフェイス
基板52や、前記貸出スイッチ27,返却スイッチ2
8,残度数表示器25,貸出可標示ランプ26を台間機
2側の制御部43に接続するための第2のインターフェ
イス基板54が組み込まれる。(ここでは、各基板を区
別できるように、52の基板を「制御信号中継基板」,
54の基板を「入出力部用中継基板」と呼ぶ。)一方、
台間機2には、前記制御信号中継基板51,入出力用中
継基板52の双方と連絡するためのインターフェイス基
板56が組み込まれる。
【0039】スロットマシン3では、前記制御部50に
は、ゲーム用の各種スイッチ53(前記始動レバー1
4,停止釦スイッチ15a,15b,15c,ベット釦
スイッチ17,18,19などを含む。),クレジット
表示器23,払出メダル数表示器24,リールユニット
10,メダル払出機6などの出力部が接続される。
【0040】またスロットマシン3には、電源装置55
が組み込まれる。この電源装置55は、外部の交流電源
の供給を受けて、5Vおよび24Vの直流電源を生成す
る。これら電源のうち、5Vの直流は制御部50の駆動
電源として用いられる。また24Vの直流は、上記の各
種入出力部に供給されるほか、台間機2側の前記インタ
ーフェイス基板56にも供給される。
【0041】一方、台間機2側の制御部43には、前記
カード挿入スイッチ38,表示ランプ40〜42,液晶
パネル39,ならびに紙幣処理ユニットやカード処理ユ
ニットに含まれる各種構成のほか、ホール内の他の装置
と通信を行うための通信インターフェイス回路58など
が接続される。
【0042】紙幣処理ユニットに含まれる構成として
は、紙幣受付口36への紙幣の挿入を検知するための紙
幣検知用センサ44,挿入された紙幣の金種や真偽を判
別するための紙幣識別機45,挿入された紙幣を外部の
金庫へと搬送するための紙幣搬送機構46などが接続さ
れる。またカード処理ユニットに含まれる構成として
は、カード出入口37へのカードの挿入やカードの抜き
取りを検知するためのカード検知用センサ47,カード
の記録情報を読み書きするためのカードリードライター
48,カードをカード出入口やカード収容部に搬送する
ためのカード搬送機構49などが接続される。
【0043】前記通信インターフェイス回路58は、遊
技場内に設置された双方向性の通信回線(図示せず。)
を介して、遊技場内の他の台間機2や、カードの発行専
用機であるカード販売機,カードの残金額の精算を行う
ためのカード精算機,遊技場内でのカードの発行や使用
に関わるデータを集計するための情報処理装置(いずれ
も図示せず。)などに接続されている。この通信インタ
ーフェイス回路58は、他の装置で発行されたカードを
受け付けたときに、その発行元の装置に、カードの照合
要求や登録情報の書換え要求を行うために使用されるほ
か、他の装置から、自装置が発行したカードに対する照
合要求や登録情報の書換え要求を受け付けて応答した
り、情報処理装置に集計用のデータを送信する際などに
使用される。
【0044】さらにここには図示していないが、台間機
2にもスロットマシン3側と同様の電源装置が組み込ま
れており、制御部43や各種入出力部に駆動電源を供給
している。またインターフェイス基板56には、前記ス
ロットマシン3からの24Vの直流を18Vの直流に変
換するための変換回路(図示せず。)が組み込まれてい
る。この18Vの直流は、スロットマシン3の前記制御
信号中継基板52に与えられて、各種制御信号の生成の
ために用いられるほか、入出力部中継基板54にも与え
られて、残度数表示器25や貸出可表示ランプ26の駆
動源として使用される。
【0045】台間機2の制御部43は、紙幣検知用セン
サ44や紙幣識別機45からの検知信号により適正な紙
幣が挿入されたと判別すると、カードリードライター4
8やカード搬送機構49を駆動してカードを発行する。
さらに制御部43は、発行したカードに記録した情報を
内部のメモリ内に登録し、以後、自装置発行のカードを
受け付けた場合は、内部の登録情報を用いて前記カード
の記録情報が適正であるかどうかを判別する。また他の
台間機2やカード販売機で発行されたカードを受け付け
た場合は、制御部43は、そのカードの発行元の装置に
前記カードの照合要求を行って、この要求に対する発行
元の装置からの応答を用いて、カードの記録情報が適正
であるか否かを判別する。
【0046】上記のようにして受けつけたカードの照合
処理を行うと、台間機2の制御部43は、前記貸出スイ
ッチ27の操作に応じてカードから所定度数を引き落と
し、スロットマシン3側に引き落とし度数分のメダルの
貸出を要求する。スロットマシン3の制御部50は、こ
の貸出要求に応じて、所定数のメダルのクレジットアッ
プを行う。
【0047】なお、この実施例では、クレジットアップ
によりメダルの貸出を行うようにしているが、これに代
えて、前記メダル払出機6を駆動してホッパ6aから実
物のメダルを払い出すようにしてもよい。またスロット
マシン3または台間機2の機体前面に、貸出処理のモー
ドを切り替えるスイッチを設け、このスイッチ操作に応
じてクレジットアップ、または実物のメダルを払い出す
方法のいずれかによる貸出処理を行うようにしてもよ
い。
【0048】つぎに前記スロットマシン3の制御信号中
継部51と台間機2のインターフェイス回路59との間
でやりとりされる制御信号について説明する。これらの
制御信号は、スロットマシン3側のメダル貸出処理の負
担を軽減し、かつ本来のゲーム制御に影響が生じないよ
うにするためのもので、前記したように、個別の信号線
により伝送される。
【0049】(1) 貸出状態準備信号(PRDY) スロットマシン3が台間機2からの貸出要求を受け入れ
ることが可能な状態にあるかどうかを示す信号であっ
て、スロットマシン3から台間機2へ出力される。この
PRDYは、ゲーム実行時や入賞時のメダル払出時な
ど、貸出処理が不可能な期間はハイレベル(以下、「H
レベル」と略す。)であるが、貸出処理が可能になる
と、ローレベル(以下、「Lレベル」と略す。)に移行
する。
【0050】(2) 貸出要求準備信号(BRDY) 台間機2側がスロットマシン3に対して貸出要求を行う
ことが可能な状態にあるかどうかを示す信号であり、台
間機2からスロットマシン3に出力される。このBRD
Yは、通常はHレベルであり、貸出スイッチ27が操作
されるとLレベルへ移行し、貸出処理が終了するまでL
レベルの状態が維持される。
【0051】(3) 貸出要求信号(BRQ) 台間機2からスロットマシン3に対してクレジットアッ
プを指示するための信号である。このBRQは通常はH
レベルであるが、貸出スイッチ27の操作に応じてLレ
ベルへの反転を所定回数繰り返す。この実施例では、B
RQのLレベルへの反転を1度数分の貸出指示としてと
らえて、1パルス分の信号につき、スロットマシン3に
所定数(たとえば5枚)のメダルをクレジットアップす
るようにしている。
【0052】(4) 応答信号(EXS) 前記貸出要求信号BRQを受け取ったことをスロットマ
シン3から台間機2に知らせるための信号である。この
EXSは、通常Hレベルであり、前記BRQがLレベル
になってから所定時間後にLレベルに移行し、さらにB
RQのHレベルへの移行に応じてHレベルに復帰する。
【0053】(5) 当たり状態信号(FLG) スロットマシン3側において、内部抽選によりボーナス
入賞に当選したか否かを示す信号である。このFLG
も、通常はHレベルであるが、スロットマシン3側がボ
ーナス入賞への当選状態を維持するためにフラグをセッ
トしたとき(以下、このフラグを「当たりフラグ」とい
う。)に、Lレベルに移行し、台間機2からの貸出要求
に応じた貸出処理が終了すると、Hレベルに復帰する。
【0054】台間機2およびスロットマシン3は、上記
の各種制御信号をやりとりしつつ、台間機2へのカード
挿入と貸出スイッチ27の操作とに応じてメダル貸出処
理を実行するとともに、スロットマシン3側でボーナス
入賞に当選して前記当たりフラグがセットされたとき、
この当選に伴う特典として、所定数のサービスのメダル
のクレジットアップを行うようにしている(以下、この
サービスメダルのクレジットアップを「サービス貸出」
という。)。
【0055】図4は、上記スロットマシン3における処
理の流れ(図中、各ステップを「ST」と示す。)を、
図5は、台間機2における処理の流れ(図中、各ステッ
プを「st」と示す。)を、それぞれ示す。以下、各図
の流れに沿って、この実施例におけるメダル貸出処理や
特典の付与について詳細に説明する。なお、以下の説明
では、各制御信号PRDY,BRDY,BRQ,EX
S,FLGがLレベルにあるときをオン状態と呼び、H
レベルにあるときをオフ状態と呼ぶことにする。
【0056】まずスロットマシン3側では、装置への電
源投入から所定時間が経過すると、前記貸出状態準備信
号PRDYをオン状態に設定し、台間機2からの貸出要
求または遊技者によるゲーム開始操作があるまで待機す
る。
【0057】台間機2側の貸出要求は、後記するよう
に、残度数のあるカードを保持する状態下で貸出スイッ
チ27が操作されることにより、貸出要求準備信号BR
DYがオン状態となって開始される。スロットマシン3
の制御部50は、台間機2からオン状態のBRDYを受
信すると、ST2が「YES」となってST18に進
み、貸出要求信号BRQがオン状態になるのをチェック
する。貸出要求信号BRQがオン状態になると、ST1
8からST19に進み、台間機2への応答信号EXSを
オン状態として、台間機2にクレジットアップが可能で
ある旨を知らせる。そして所定時間後に、台間機2から
オフ状態になった貸出要求信号BRQを受信すると、S
T20が「YES」となってST21に進み、クレジッ
トアップ、すなわち前記クレジットメダルの数を所定数
だけ増やす処理を実行する。この後、ST22に進ん
で、前記応答信号EXSをオフ状態に復帰させて、台間
機2に1度数分のメダルのクレジットアップが完了した
ことを報知する。
【0058】以下、同様にして、貸出要求信号BRQが
オン状態からオフ状態になる都度、クレジットアップを
行うとともに、応答信号EXSを用いて、台間機2にク
レジットアップの終了を報知する。台間機2は、後記す
るように、貸出要求信号BRQを所定回オン状態にして
貸出要求を行うと、貸出要求準備信号BRDYをオフ状
態に復帰させて貸出要求処理を終了する。このBRDY
の反転を受けると、ST23が「YES」となってST
2へと戻る。なお、後記するように、内部抽選でボーナ
ス入賞に当選することにより、この時点で前記当たり状
態信号FLGがオン状態になっている場合は、ST2に
戻る前に、当たり状態信号FLGをオフ状態に復帰させ
る(ST24,25)。
【0059】つぎに遊技者がメダルをベットする操作
(ベット釦スイッチ17,18,19の操作または実物
のメダルを投入する操作)を行うと、ST3が「YE
S」となってST4に進み、前記ベットされたメダルの
数に応じた入賞ラインを有効化し、ゲームを開始可能な
状態を設定する。ついで始動レバー14が操作される
と、ST5が「YES」となってST6に進む。このS
T6では、前記貸出状態準備信号PRDYをオフ状態に
することにより、台間機2からの貸出要求を受け付けな
い状態を設定し、しかる後にST7に進んで、各リール
8a,8b,8cを一斉に始動する。
【0060】この時点で当たりフラグが設定されていな
い場合は、ST8が「NO」となってST9に進み、制
御部50内で乱数を用いた抽選を実行する。この抽選に
よりボーナス入賞に当選すると、ST10が「YES」
となってST11に進み、前記当たりフラグをセットす
るとともに、当たり状態信号FLGをオン状態に設定す
る。
【0061】この後、停止釦スイッチ15a,15b,
15cの操作に応じて対応するリール8a,8b,8c
が停止する。なお,図4には示していないが、リール8
a,8b,8cに対する停止操作が行われると、その操
作から所定駒数だけリールの回転を持続させて前記抽選
結果に応じたシンボルを引き込む引き込み制御が実行さ
れる。(所定駒数以内に引込み対象のシンボルが存在し
ない場合は、抽選どおりのゲーム結果が得られないこと
になる。)
【0062】全てのリールが停止すると、ST12が
「YES」となり、さらに入賞が成立していると、ST
13からST14に進んで、報賞用のメダルを払い出し
する(この払出はメダルのクレジットアップにより行っ
てもよい。)。またここでボーナス入賞が成立すると、
ST15が「YES」となってST16に進み、当たり
フラグをオフにして図示しないボーナスゲーム処理へと
移行する。ボーナス入賞が成立していない場合は、ゲー
ムの終了またはメダルの払出処理の終了に伴ってST1
7に進み、前記貸出状態準備信号PRDYをオン状態に
復帰させて、ST2に戻る。
【0063】なお、上記ゲームにおいて、抽選によりボ
ーナス入賞に当選したにも関わらず、ボーナス入賞のシ
ンボルを引き込みできなかった場合は、前記当たりフラ
グはリセットされずに維持される。これによりつぎのゲ
ームにおいて、リール始動後のST8の判定が「YE
S」となり、ST9〜11のステップはスキップされ
る。
【0064】一方、台間機2側では、装置への電源投入
後、各種制御信号をオフ状態にしてから図5の処理を開
始する。ここで紙幣投入口36から紙幣が投入される
と、図5のst1が「YES」となってst2に進み、
前記カード収容部にカードが収容されているか否かをチ
ェックする。ここで収容カードがあれば、st2からs
t3へと進み、前記カードに情報を書き込んでカード出
入口37から搬出する。収容カードがない場合は、st
4に移行して、前記紙幣を返却する。なお、ここでは図
示していないが、カード発行時には、貸出要求準備信号
BRDYは、オフ状態で維持される。
【0065】つぎにカード挿入スイッチ38の操作によ
り前記カードが機体内に取り込まれると、st5が「Y
ES」となってst6に進む。このst6では、カード
の記録情報を読み取って、メモリ内の登録情報と照合す
る処理が実行される。なお、ここで取り込まれたカード
が他の装置で発行されたカードである場合は、st6の
照合処理は、カード発行元の装置との通信により行われ
ることになる。
【0066】前記照合処理によりカード記録情報が不適
正であると判断した場合は、st7が「NO」となって
st8に進み、前記カードをカード出入口37に返却す
る。他方、カード記録情報が適正であると判断すると、
st7が「YES」となってst9に進み、スロットマ
シン3からの貸出状態準備信号PRDYをチェックす
る。ここでPRDYがオン状態であれば、つぎのst1
0で貸出スイッチ27が操作されたか否かをチェックす
る。またPRDYがオフ状態の場合も、オン状態となる
まで待機してから、st10へと進む。
【0067】前記貸出状態準備信号PRDYがオンの状
態下において貸出スイッチ27が操作されると、st1
1に進み、前記貸出要求準備信号BRDYをオン状態に
し、さらにつぎのst12で、貸出要求信号BRQをオ
ン状態にする。なお、スロットマシン3側で、前記した
ように、このオン状態の貸出要求信号BRQを受信して
応答信号EXSをオン状態にすると、台間機2の制御部
43は、この応答信号EXSの立ち上がりを確認してs
t13からst14に進み、前記貸出要求信号BRQを
オフ状態に復帰させる。
【0068】さらにこのオフ状態の貸出要求信号BRQ
を受信したスロットマシン3が、前記図4のST20〜
22の処理を行って1度数分のメダルの貸出を行うと、
台間機2の制御部43は、前記応答信号EXSがオン状
態からオフ状態になったことによって1度数分の貸出処
理が完了したことを認識し、st15からst16へと
進む。
【0069】st16では、前記貸出処理がカードから
引き落とす度数に対応する回数だけ行われたかどうかを
チェックしており、この判定が「NO」であれば、st
12に戻って、再びst12〜15の手順を実行する。
こうしてカードから引き落とす度数分の貸出処理が完了
するまでst12〜15の手順を繰り返す。
【0070】貸出処理が完了すると、st16からst
17に進み、前記貸出要求準備信号BRDYをオフ状態
に復帰させるとともに、前記カード記録情報や登録情報
の度数データを書き換える。なお、ここで他の装置で発
行されたカードを処理している場合には、登録情報を書
き換える際に、発行元の装置と再び通信を行うことにな
る。
【0071】上記の度数データの書き換えにより、残度
数がゼロとなると、st18が「YES」となってst
19に進み、前記カード収容部の状態に応じて前記カー
ドを収容またはカード出入口37へと搬出する。一方、
書き換え処理後のカードに度数が残っている場合には、
st18が「NO」となってst9に戻る。そしてPR
DYのオン状態下で貸出スイッチ27が再度操作される
と、再びst11〜17の手順を実行してスロットマシ
ン3への貸出要求を行う。
【0072】つぎにカード発行、貸出要求のいずれの処
理も実行していない状態下でスロットマシン3からの当
たり状態信号FLGがオン状態になった場合には、st
21が「YES」となってst22に進む。st22で
は、スロットマシン3からの貸出状態準備信号PRDY
をチェックし、このPRDYがオン状態であれば、st
23に進んで、貸出要求準備信号BRDYをオン状態に
する。ついでst24で、前記液晶パネル39や図示し
ない音声出力装置などを用いてサービスのメダル貸出を
行う旨を報知した後、st25〜29において前記st
12〜16と同様の処理を所定回数繰り返すことによ
り、サービスメダルの貸出要求を行う。この処理が完了
すると、st29が「YES」となり、st30で貸出
要求準備信号BRDYをオフ状態に復帰させて、サービ
ス貸出にかかる一連の処理を終了する。
【0073】なお、カードを発行しているときなどに当
たり状態信号FLGがオン状態になった場合は、台間機
2では、このFLGの反転を、実行中の処理が終了する
まで無視する。この間、スロットマシン3側の当たり状
態信号FLGはオン状態に維持されるから、台間機2で
は、実行中の処理を終了した後にst21〜30の処理
を実行してサービス貸出を要求することができる。また
残度数のあるカードを保持して貸出スイッチ27の操作
に待機している時に当たり状態信号FLGがオン状態に
なった場合は、前記st10が「NO」,st20が
「YES」となってst22に移行し、ここで貸出状態
準備信号PRDYがオン状態であることが確認される
と、st23以降の処理によりサービスメダルの貸出要
求を行う。さらにこの貸出要求が終了すると、st31
が「YES」となってst10に戻り、貸出スイッチ2
7の操作に待機する状態に復帰する。
【0074】上記図4,5の手順によれば、スロットマ
シン3側でゲームや入賞成立に伴うメダルの払出が行わ
れていない状態下で,台間機2側にカードが投入されて
貸出スイッチ27が操作されると、貸出要求信号BRQ
や応答信号EXSのやりとりにより、スロットマシン3
において所定度数分のメダルがクレジットアップされ
る。
【0075】またスロットマシン3がゲームを開始し、
抽選によりボーナス入賞に当選したにも関わらず、ボー
ナス入賞が成立しなかった場合には、このはずれゲーム
が終了して貸出状態準備信号PRDYがオン状態になっ
た時点で、台間機2側でst22以下の手順が実行さ
れ、これに応じてスロットマシン3側でのサービス貸出
が行われることになる。
【0076】なお、スロットマシン3では、サービス貸
出の際も、当たり状態信号FLGをオフ状態にするST
25の処理を除けば、通常の貸出処理と全く同様の手順
を実行することになるので、サービス貸出を行うことに
よって生じるアルゴリズムの変更をごくわずかに抑える
ことができる。
【0077】たとえば、スロットマシン3が単独でサー
ビス貸出を行うためには、少なくとも、ゲーム終了後に
当たりフラグをチェックし、当たりフラグがオンの場合
にサービスのメダルを払出しまたはクレジットアップす
る処理を所定回繰り返すように設定する必要がある。さ
らにサービス貸出とつぎのゲーム処理とが重ならないよ
うにする必要がある場合には、サービス貸出が終了する
までつぎのゲーム開始を禁止したり、ゲーム終了から所
定時間以内につぎのゲーム開始操作が行われたときにサ
ービス貸出の開始を遅延するなどの設定を行わなければ
ならなくなり、アルゴリズムが複雑化する。
【0078】これに対し、図4,5の手順によれば、ス
ロットマシン3側でゲーム終了後に貸出状態準備信号P
RDYをオン状態にすることによって、台間機2側のs
t20またはst21が「YES」となってst22以
下の手順が実行されるが、このst22への移行直前に
つぎのゲーム開始操作が行われた場合は、貸出状態準備
信号PRDYが再びオフ状態になるので、台間機2側が
st22で待機することになり、サービス貸出を開始す
るタイミングを簡単に遅延することができる。またst
22の判定が「YES」の場合は、すぐにつぎのst2
3で貸出要求準備信号BRDYがオンとなるので、スロ
ットマシン3側では、ゲーム開始操作を禁止して貸出要
求信号BRQのオン状態に待機することができる。した
がって、台間機2,スロットマシン3の双方の処理に負
担をかけることがなく、また制御の簡単化によって動作
エラーを防止することもできる。
【0079】なお、上記実施例の手順では記載を省略し
たが、スロットマシン3側が台間機2からの貸出要求を
受けてクレジットアップを行う際に、クレジットアップ
可能な数として設定された上限値を越えるメダルがクレ
ジットアップされる場合は、過剰分のメダルはメダル払
出口30に払い出されることになる。
【0080】また上記実施例では、ボーナス入賞への当
選に応じてサービス貸出を行うようにしたが、これに限
らず、所定の入賞が成立したとき、入賞回数が所定数に
達したとき、クレジットメダルの数が所定数に達したと
きなど、サービス貸出を行う条件は種々に設定すること
ができる。いずれの場合も、設定した条件が成立したと
きに前記当たり状態信号FLGをオン状態にするように
すれば良いので、アルゴリズムの変更にかかる手数はご
くわずかとなり、遊技者へのサービスを簡単に向上する
ことができる。
【0081】また近年のスロットマシン3には、ボーナ
ス入賞として複数種の入賞が設定されているので、台間
機2に対し、前記当たり状態信号FLGとともに、当選
した入賞の種類を報知する信号(以下、「入賞情報信
号」という。)を送信するようにすれば、台間機2側で
入賞の種類に応じて貸出要求信号BRQの送信回数を調
整することにより、入賞の種類によってサービス貸出さ
れるメダル数を変更することができる。また台間機2側
から前記当たり状態信号FLGに対する応答信号を送信
するとともに、スロットマシン3側において、この応答
信号の有無により貸出要求に対する貸出の態様を変える
ようにすれば、たとえば通常の貸出の場合はメダルをク
レジットアップし、サービス貸出の場合は実物のメダル
を払い出すようにして、遊技者にサービス貸出を明確に
認識させることができる。(もしくは、台間機2側に2
種類の貸出要求信号を設定して、通常の貸出要求時とサ
ービスの貸出要求時とで異なる信号を使用するようにし
てもよい。)
【0082】さらに上記実施例のように、スロットマシ
ン3から台間機2に当たり状態を報知する場合には、台
間機2側でスロットマシン3のゲーム制御とは関係な
く、独自の特典を付与する処理を行うこともできる。た
とえば台間機2に印字機構を組み込めば、当たり状態信
号FLGがオン状態になったことに応じて景品引換券を
発行することができる。またカードを保持している状態
下で当たり状態信号FLGがオン状態になった場合に、
前記カードに所定の度数データを追加するように構成す
ることもできる。
【0083】また特典の一種として、ボーナス入賞への
当選に応じて台間機2側で独自の告知処理を行うことも
できる。たとえば前記した液晶パネル39を用いて、ボ
ーナス入賞が成立する可能性を示唆する種々の表示を行
うようにすれば、スロットマシン3のゲーム制御に負担
をかけることなく、興趣のある告知を行って、遊技者に
ボーナス入賞への当選を報知し、その射幸心を高めるこ
とができる。
【0084】つぎに示す第2実施例は、台間機2側の液
晶パネル39を用いてボーナス入賞への当選を報知する
ようにしたものである。この第2実施例は、図3とほぼ
同様のハードウェア構成により実現するが、台間機2の
インターフェイス基板56とスロットマシン3の制御信
号中継基板52との間に、前記した入賞情報信号および
その送信要求信号を伝送するために、これらの信号毎に
専用の信号線を設定する必要がある。また台間機2側の
制御部43に、種々の表示演出処理を実行するためのプ
ログラムや画像データを持たせる必要がある。
【0085】図6はスロットマシン3の処理手順を、図
7は台間機2の処理手順を、それぞれ示す。なお、ここ
に示す手順は、台間機2で独自の特典を設定する処理に
も、応用することができる。
【0086】図6,7では、前記図4,5に示した第1
実施例と混同しないように、各処理のステップ(ST,
st)を、それぞれ31以降の符号により示す。ただし
この第2実施例の主要な手順は、前記第1実施例と同様
であるので、ここでは第1実施例とは異なる処理手順を
中心に説明する。
【0087】まずスロットマシン3では、台間機2から
の貸出要求を受けたとき、前記第1実施例と同様にして
メダルのクレジットアップによる貸出処理を実行すると
ともに、応答信号EXSを用いて貸出処理の完了を台間
機2に通知する(ST32,ST48〜52)。なお、
この実施例では、サービス貸出を行っていないので、図
4のST24,25に対応する処理を行う必要はない。
【0088】またメダルベットや始動レバー14の操作
があった場合は、第1実施例と同様の手順でゲームを開
始した後に抽選を行い、停止操作に応じてリールの引込
み制御を実行したり、入賞の成立に応じてメダル払出処
理を行うなど、一連のゲーム制御を行う(ST33〜4
7)。特に抽選によりボーナス入賞に当選した場合に
は、ST41で当たりフラグおよび当たり状態信号FL
Gをオン状態に設定する。またボーナス入賞が成立した
場合は、ST46で当たりフラグとともに当たり状態信
号FLGをクリアする。
【0089】さらにこの実施例では、内部抽選でボーナ
ス入賞に当選したことに応じて、当選した入賞の種類を
示す入賞情報信号を生成しており、台間機2から後記す
る送信要求信号を受けると、前記入賞情報信号を台間機
2側に送信するようにしている(ST54,55)。な
お入賞情報信号は、入賞の種類を示す所定ビット数のコ
ード情報をパルス信号に変換することによって生成する
ことができる。
【0090】つぎに台間機2は、第1実施例と同様に、
紙幣の投入に応じてカードを発行し(st31〜3
3)、カードの挿入に応じてスロットマシン3への貸出
要求を行う(st35〜47)。
【0091】さらにこの実施例の台間機2は、スロット
マシン3からの当たり状態信号FLGがオン状態になっ
たことを確認すると、スロットマシン3側に入賞情報信
号の送信要求信号を出力する(st51,52)。この
送信要求信号に対し、スロットマシン3側が前記ST5
4,55の処理により入賞情報信号を送信してくると、
st53が「YES」となってst54に進み、前記入
賞情報信号に対応する入賞への当選を報知するための表
示演出処理を開始する。この表示演出処理は、当たり状
態信号FLGがオフ状態になるまで続けられる(st5
5,56)。
【0092】またカードを保持して貸出スイッチ27の
操作に待機している間に、PRDYおよび当たり状態信
号FLGがオン状態になった場合は、st39が「YE
S」,st40が「NO」,st50が「YES」とな
ってst52に移行し、以下、上記したst52〜56
の手順により、スロットマシン3からの入賞情報信号に
応じた表示演出処理を実行する。さらにこの表示演出処
理が終了すると、st57の判定が「YES」となり、
st39に戻って、再び貸出スイッチ27の操作に待機
する。
【0093】なお、st52の送信要求信号に対し、所
定時間経過しても入賞情報信号の送信がない場合は、s
t53が「NO」となってst51に戻る。そしてst
51において当たり状態信号FLGのオン状態が持続し
ていることを判別すると、再度、st51の送信要求処
理を行う。反対に、当たり状態信号FLGがオフ状態に
反転したことが確認されると、st51からst31に
戻ることにより、前記送信要求処理をキャンセルする。
【0094】上記の手順によれば、スロットマシン3側
がボーナス入賞に当選すると、その当たり状態は前記当
たり状態信号FLGによって台間機2側に報知される。
台間機2は、このFLGのオン状態を受けて、入賞情報
信号の送信要求を行う。スロットマシン3側では、実行
中のゲームでボーナス入賞の成立を逃すと、ゲームの終
了後に、前記送信要求を受けて、台間機2に入賞情報信
号を送信する。これにより、台間機2側では、液晶パネ
ル39において、当選したボーナス入賞の種類に応じた
表示演出処理を開始し、以後、ボーナス入賞に当選して
当たり状態信号FLGがオフ状態になるまで、スロット
マシン3側のゲーム制御に影響を及ぼすことなく、表示
演出処理を続けることになる。
【0095】また前記図7のst51〜53のループに
よれば、スロットマシン3側でボーナス入賞に当選した
ゲームにおいてボーナス入賞が成立するなどして、入賞
情報の送信要求時に当たり状態信号FLGがオフになっ
ている場合には、台間機2からの送信要求処理がキャン
セルされるから、ボーナス入賞が成立した後に誤った表
示演出処理が行われる虞もない。
【0096】このように第2実施例によれば、スロット
マシン3側のゲーム制御に影響を及ぼすことなく、台間
機2側において当選した入賞の種類に応じた独自の表示
演出処理を簡単に実行することができるので、遊技者に
興趣のある告知パターンを示すことができる。なお、図
7には記載していないが、表示演出中に紙幣やカードを
受け付けた場合には、割込み処理により、カード発行処
理や貸出要求処理を表示演出処理に並行させて実行する
ことも可能である。またこのような告知は、ボーナス入
賞に限らず、他の形態の入賞への当選状態を告知する際
にも適用することができる。
【0097】最後に、上記第1,第2の実施例は、いず
れも、台間機2とスロットマシン3との組合せにより遊
技媒体の貸出処理を行うものであるが、スロットマシン
3をパチンコ機に変更した場合も、同様の制御を適用す
ることができる。
【0098】
【発明の効果】上記したようにこの発明では、遊技機か
らの特別遊技状態信号に応じて遊技媒体貸出装置が遊技
者に所定の特典を与える処理を行うようにしたから、遊
技機側の制御部に過度の負担をかけずに、簡単に遊技者
に特典を与えることができ、遊技者へのサービスを向上
することができる。しかも機種交換の頻度が高い遊技機
にサービスのための機構を組み込んだり、複雑なアルゴ
リズムを設定する必要がないので、サービス導入にかか
るコストを削減することができる。
【0099】またこの発明では、遊技媒体貸出装置から
遊技機に貸出要求を行って、遊技機側で遊技媒体の貸出
処理を行うようにしたシステムにおいて、遊技機からの
特別遊技状態信号に応じて遊技媒体貸出装置から遊技媒
体の貸出要求を行うことにより、サービスの遊技媒体の
貸出を制御するようにしたので、遊技機側にサービスの
貸出のための特別のアルゴリズムを設定する必要なし
に、簡単にサービス貸出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された遊技媒体貸出システムに
使用される装置の外観を示す正面図である。
【図2】スロットマシンの機体内部の構成を示す正面図
である。
【図3】遊技媒体貸出システムの電気構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】スロットマシンの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図5】台間機の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】第2実施例にかかるスロットマシンの処理手順
を示すフローチャートである。
【図7】第2実施例にかかる台間機の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技媒体貸出システム 2 台間機 3 スロットマシン 39 液晶パネル 43,50 制御部 51 制御信号中継部 59 インターフェイス回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遊技媒体を受け付けてゲームを実
    行する遊技機の近傍位置に前記遊技機に通信可能に配備
    され、有価価値が付与された記憶媒体または貨幣を受け
    付けて前記遊技機で使用する遊技媒体の貸出処理を行う
    ようにした遊技媒体貸出装置であって、 前記遊技機との通信によりこの遊技機が特別の遊技状態
    にあることを示す特別遊技状態信号を受け付けたとき、
    所定のタイミングで遊技者に所定の特典を与える処理を
    実行する特典付与手段を具備して成る遊技媒体貸出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記特典付与手段は、前記特別遊技状態
    信号に応じて前記遊技機に所定数の遊技媒体の払出を要
    求する信号を送信する手段である請求項1に記載された
    遊技媒体貸出装置。
  3. 【請求項3】 所定の遊技媒体を受け付けてゲームを実
    行する遊技機と、有価価値が付与された記憶媒体または
    貨幣を受け付けて前記遊技機で使用する遊技媒体の貸出
    処理を行うようにした遊技媒体貸出装置とを、近傍位置
    に通信可能に配備した遊技媒体貸出システムにおいて、 前記遊技機は、特別の遊技状態にあるとき、遊技媒体貸
    出装置にこの状態を知らせる特別遊技状態信号を送信す
    る信号送信手段を具備し、 前記遊技媒体貸出装置は、前記遊技機からの前記特別遊
    技状態信号を受け付けたとき、所定のタイミングで遊技
    者に所定の特典を与える処理を実行する特典付与手段を
    具備して成る遊技媒体貸出システム。
  4. 【請求項4】 所定の遊技媒体を受け付けてゲームを実
    行する遊技機と、有価価値が付与された記憶媒体または
    貨幣を受け付けることに応じて前記遊技機に貸出要求を
    行って遊技機に遊技媒体の貸出を行わせるようにした遊
    技媒体貸出装置とを、近傍位置に通信可能に配備した遊
    技媒体貸出システムにおいて、 前記遊技機は、特別の遊技状態にあるとき、遊技媒体貸
    出装置にこの状態を知らせる特別遊技状態信号を送信す
    る信号送信手段を具備し、 前記遊技媒体貸出装置は、前記遊技機からの前記特別遊
    技状態信号を受け付けたとき、所定のタイミングで遊技
    機に特別の貸出要求を行う遊技媒体貸出システム。
  5. 【請求項5】 前記遊技機は、自装置が貸出処理が可能
    な状態にあるか否かを示す貸出状態準備信号を遊技媒体
    貸出装置に常時送信しており、 遊技媒体貸出装置は、前記特別遊技状態信号に対し、前
    記貸出状態準備信号により遊技機側での貸出処理が可能
    であると判別してから特別の貸出要求を行う請求項4に
    記載された遊技媒体貸出システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280500A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Glory Ltd メダル貸出処理装置
JP2011255081A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Sammy Corp 遊技機および遊技システム
JP2012010890A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Sammy Corp スロットマシン

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