JP2002305388A - 自動車内装部品のフレキシブルプリント配線取付構造 - Google Patents

自動車内装部品のフレキシブルプリント配線取付構造

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Shingo Tamura
慎晤 田村
Kazuhiko Shinohara
一彦 篠原
Hirotaka Meguro
裕隆 目黒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自動車内装部品をFPCを用い
て結線する際、該FPCの車体への取付が規格化され、
これにより汎用性を有しかつ簡便で固定状態の信頼性の
高い取付構造を提供するにある。 【解決手段】 自動車内装部品を電気的に接続するF
PC〔1(1a)〕を車体側に取付ける構造(A1)であって、
車体側の取付対象部位〔D(d1)〕に複数の小突起〔3〕を
所定の間隔で突設すると共に、上記フレキシブルプリン
ト配線(1a)の回路の存在しない本体部又は端縁延出部(1
1a)の少なくともいずれかに上記小突起〔3〕を挿通・係
止する係止孔〔2〕を、上記小突起〔3〕群のうち任意の
隣接する小突起間の間隔〔例えば(31a)(32a)間〕を略n
等分〔例えば2等分〕した小間隔(p1)で多数穿設し、こ
の間隔(p1)ずつずらしても挿通・係合し合うようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内に装着される
スピーカーユニット、パワーウィンドスイッチ、カーテ
シーランプ等の電装部品を配線する帯状のフレキシブル
プリント配線取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内に装着されるスピーカーユニッ
ト、パワーウィンドスイッチ、カーテシーランプ等の電
装部品とバッテリとの間は、通常、ワイヤハーネスとい
われる配線束を用いて結線されている。
【0003】このワイヤハーネスの装着は、図10に示
すように、ワイヤハーネス(w)の任意の箇所を複数のク
リップ(k)で挟み込み、各クリップ(k)の先端部をボディ
(B)側に穿設されている取付孔(b)に挿入することにより
行われている。
【0004】このような取付方では、ワイヤハーネス
(w)の太さ、取付位置などに応じてクリップ(k)を複数種
用意しなければならず、また、ワイヤハーネス(w)への
クリップ(k)の取付と取付けられたクリップ(k)の取付孔
(b)への挿着は、車体組立ラインにおける自動化工程で
の作業性を著しく悪くしている。
【0005】しかも、車種が異なったり、同一車内にお
いても電装部品の数等が異なると、その都度ワイヤハー
ネス(w)の太さが異なり、これに応じてクリップ(k)の種
類もクリップ取付位置も変更・調節しなければならない
という問題もあり、結局、従来のワイヤハーネス(w)の
取付は、規格化されていないので非常に煩雑なものにな
らざるを得ない。
【0006】また、上記ワイヤハーネスに代わり、テー
プ状のフレキシブルプリント配線(フラットハーネスと
もいう)を採用して配線する場合もあるが、これの合理
的な取付方法は確立されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車内装
部品をフレキシブルプリント配線を用いて結線する際、
該プリント配線の車体(ボディ)への取付が規格化さ
れ、これにより汎用性を有しかつ簡便で固定状態の信頼
性の高い取付構造を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』にかかる発明〔以下、本願第1発明という〕によれ
ば、『自動車内装部品を電気的に接続するフレキシブル
プリント配線を車体側に取付ける構造であって、車体側
の取付対象部位〔D(d1)〕に複数の小突起〔3〕を所定の
間隔で突設すると共に、上記フレキシブルプリント配線
〔1(1a)〕の回路の存在しない本体部又は端縁延出部(11
a)の少なくともいずれかに上記小突起〔3〕を挿通・係
止する係止孔〔2〕を、上記小突起〔3〕群のうち任意の
隣接する小突起間の間隔(np1)を略n等分(nは2以上
の整数)した小間隔(p1)で多数穿設したことを特徴とす
る自動車内装部品のフレキシブルプリント配線取付構造
(A1)』が提供される。
【0009】また、本願『請求項2』にかかる発明〔以
下、本願第2発明という〕によれば、『自動車内装部品
を電気的に接続するフレキシブルプリント配線を車体側
に取付ける構造であって、上記フレキシブルプリント配
線〔1(1b)〕の回路の存在しない本体部又は端縁延出部
(11b)の少なくともいずれかに複数の係止孔〔2〕を所定
の間隔で穿設すると共に、車体側の取付対象部位〔D(d
2)〕に上記係止孔〔2〕と挿通・係止する小突起〔3〕
を、上記係止孔〔2〕群のうち任意の隣接する係止孔間
の間隔(mp2)を略m等分(mは2以上の整数)した小間隔
(p2)で多数突設したことを特徴とする自動車内装部品の
フレキシブルプリント配線取付構造(A2)』が提供され
る。
【0010】本願第1発明の取付構造(A1)によれば、フ
レキシブルプリント配線(1a)のうち回路の存在しない本
体部又は端縁延出部(11a)の少なくともいずれかに穿設
されている係止孔〔2〕群は、車体の取付対象部位〔D(d
1)〕に所定の間隔で突設されている小突起〔3〕群のう
ちの任意の隣接する2つの小突起(31a)(32a)に対応して
位置し、かつ、この小突起(31a)(32a)間の間隔(2p1)を
2略等分〔但し、nが2の場合〕した小間隔(p1)で設け
られているので、この小間隔(p1)ずつフレキシブルプリ
ント配線(1)をずらしても各係止孔〔2〕と各小突起
〔3〕とは挿通・係止し合うこととなる。
【0011】本願第2発明の取付構造(A2)によれば、車
体の取付対象部位〔D(d2)〕に突設されている小突起
〔3〕群は、フレキシブルプリント配線(1b)のうち回路
の存在しない本体部又は端縁延出部(11b)の少なくとも
いずれかに穿設されている係止孔〔2〕群のうちの任意
の隣接する2つの係止孔(22b)(23b)に対応して位置し、
かつ、この係止孔(22b)(23b)間の間隔(3p2)を略3等分
〔但し、mが3の場合〕した小間隔(p2)で設けられてい
るので、この小間隔(p2)ずつフレキシブルプリント配線
(1b)をずらしても各係止孔〔2〕と各小突起〔3〕とは挿
通・係止し合うこととなる。
【0012】本願『請求項3』に係る取付構造は、小突
起〔3〕の先端に抜け止め用の係止爪(3a)が形成されて
いるので、固定は確実となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本願第1及び第2発明で用いるフ
レキシブルプリント配線(以下、FPCと略記し又はフ
ラットハーネスという場合がある)〔1(1a又は1b)〕
は、ベースとなる絶縁フィルムの片面又は両面に金属泊
回路パターンを形成し、その上に絶縁フィルム(f)を貼
り合わせた公知のものを利用することができる。
【0014】本願第1及び第2発明において、FPC
〔1〕に穿設される係止孔〔2〕は、車体側の取付対象部
位〔D(d1又はd2)〕に突設される小突起〔3〕の外径の1.
0〜1.8倍程度が適しているが、別段これに限定されな
い。
【0015】なお、上記係止孔〔2〕は、FPC製造時
のブランク打ち抜き時に同時に穿孔すればよいので、穿
孔のための別工程を設ける必要はない。
【0016】本願第1及び第2発明において、車体側の
取付対象部位〔D(d1又はd2)〕に突設される小突起〔3〕
群は、通常、取付対象部位〔D(d1又はd2)〕の部材その
ものが射出成形により製造される場合、この射出成形時
に設けておくことができ、工程上簡単である。
【0017】本願第1及び第2発明において、上記小突
起〔3〕は、前記した係止孔〔2〕に挿通して係止できる
程度の外径でかつ簡単に抜け出ない程度の長さが選択さ
れ、例えば、外径2mm以内、長さ3mm以内等が取付作業
性の点から好ましいものとして挙げられるが、別段これ
に限定されない。
【0018】また、上記小突起〔3〕は係止孔〔2〕に挿
通するだけのものであってもよいが、固定状態を確実に
維持するために、本願『請求項3』に示すように、突端
に抜け止め用の係止爪(3a)が張出形成されているものが
より好ましい。この場合、係止爪(3a)は一定方向に揃え
て張り出すものであっても良く、対向する1組の間で向
き合って張り出すものであっても良く、またランダムな
方向に張り出すものであっても良い。
【0019】本願第1発明は、小突起〔3〕に対してF
PC(1a)に設ける係止孔〔2〕の数が多い場合の構造で
あり、本願第2発明はFPC(1b)に設ける係止孔〔2〕
に対して小突起〔3〕が多い場合の構造である。これら
の発明において、小突起〔3〕又は係止孔〔2〕をそれぞ
れ設ける小間隔(p1)又は(p2)としてはいずれも、例え
ば、8〜12mm程度が挙げられ、取付作業性の点から1
0mm程度が好ましいものとして挙げられるが、別段これ
に限定されない。
【0020】本発明において、取付対象部位〔D(d1又は
d2)〕としては、ボディ内側のベース成形品の裏面等が
挙げられる。上記ベース成形品としては、例えばドアラ
イニング用ベース成形品、運転席操作パネル用ベース成
形品、等が挙げられる。
【0021】なお、小突起〔3〕の長さについては、取
付対象部位の形状、FPC形状、射出成形の条件等によ
り適宜変更されてよい。
【0022】本発明において、係止孔〔2〕に小突起
〔3〕を挿通・係止した後、必要に応じて、小突起〔3〕
の先端部を熱溶着、超音波溶着等の方法により溶着固定
することもできる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、これにより本発明は限定されるものではない。
【0024】[実施例1]本例は、本願第1発明に係る
もので、図1は、パワーウィンド等のスイッチ類が設け
られるドアライニング用ベース成形品に接続されたフレ
キシブルプリント配線(以下、FPCと略す)の一例の
概略斜視図、図2は図1のFPCの車体側の取付対象部
位(D1) への取り付けを説明する要部正面概略図であ
る。
【0025】これらの図を参照して本例の取付構造(A1)
を説明する。まず、FPC〔1(1a)〕の取付対象部位〔D
(d1)〕には、小突起〔3〕群がこの成形品の射出成形時
に同時に形成されている。本例では、これら小突起
〔3〕群は3つの小突起(31a)〜(33a)からなり、小突起
(31a)(32a)間は間隔(2p1)に、小突起(32a)(33a)間は間
隔(3p1)にそれぞれ設定されている。また、上記各小突
起〔3(31a)〜(33a)〕はいずれも、図3に示すように、
外径約5mmの円筒形のものであり、その先端は後述する
係止孔〔2〕に挿通させ易いように、アールが設けられ
ている。
【0026】またこれ以外に、図4に示すように、小突
起〔3〕はその先端部から基部に向けて径が例えば0.02
〜0.5mmの範囲で太くなるように寸法変化させておいて
も良い。
【0027】さらに、小突起〔3〕の形状の変形例とし
て、図5に示すようにその突端に幅方向に張り出す係止
爪(3a)が設けられている。上記係止爪(3a)は、取付作業
性及び係止確実性の両方の点から、張り出し部(x)が小
突起外径の10〜30%程度に設定されていることが好
ましい。
【0028】上記係止爪(3a)の設け方は図5のように一
定の方向に揃える以外に、図6に示すように向きがラン
ダムなものとすることもできる。また、係止爪(3a)は、
小突起(3)群にすべて設ける必要はなく、任意の部分だ
けであっても良いことは言うまでもない。
【0029】一方、FPC(1a)は、ベースとなる絶縁フ
ィルム(f)の片面又は両面に金属泊回路パターン(c)を形
成し、その上に絶縁フィルム(f)を貼り合わせたいわゆ
るテープ状のものであって、端縁延出部(11a)に多数の
係止孔〔2〕群が穿孔されている。なお図示しないが、
係止孔はこれ以外に本体部内の回路の無い部分に設けら
れるものであっても良い。
【0030】上記FPC(1a)の端縁延出部(11a)に穿設
されている係止孔〔2〕群〔図2の(21a)〜(29a)をもっ
て説明する〕は、隣接する係止孔間隔が(p1)の等間隔で
設けられている。
【0031】なお、端縁延出部(11a)での係止孔〔2〕群
の設け方は、図7に示すようなものであっても良い。
【0032】以上の構成のFPC(1a)及び取付対象部位
(d1)からなる取付構造(A1)について主として図2をもっ
て説明する。まず図2の破線で示すFPC(1a)の端縁延
出部(11a)に穿設されている係止孔〔2〕群のうち3つの
係止孔(22a)(24a)(27a)がそれぞれ、同図の取付対象部
位(d1)の3つの各小突起(31a)(32a)(33a)に対応して係
止が予定されている場合、車種の変更等でドアライニン
グ用ベース成形品(E)から取付対象部位(d1)までの距離
が若干長くなり、その結果、上記予定の小突起と係止孔
同士が係止し合わないときは、例えば同図に実線で示さ
れるFPC(1a)のように、小突起(31a)(32a)(33a)に対
してそれぞれ係止孔(23a)(25a)(28a)を位置させて挿通
・係止することができ、これにより、FPC(1a)は図面
左側へ距離(p1)だけずらされることとなり、上記FPC
(1a)をドアライニング用ベース成形品(E)から無理なく
取付対象部位(d1)に取り付けることができる。
【0033】なお、位置決め後は、挿通・係止した小突
起(31a)(32a)(33a)を熱溶着、超音波溶着等の方法によ
り溶着固定しておけば、取付が確実となる。
【0034】[実施例2]本例の取付構造(A2)は、本願
第2発明に係るもので、実施例1と同様にパワーウィン
ド等のスイッチ類が設けられるドアライニング用ベース
成形品に接続されたFPCの取付例であり、実施例1と
同様の機能を有する構成部分については実施例1と同一
の番号を用い、これらについての説明は省略する。
【0035】まず、図8は本例で用いるFPC〔1(1
b)〕の概略斜視図、図9は図8のFPC(1b)の車体側の
取付対象部位〔D(d2)〕への取り付けを説明する要部正
面概略図である。
【0036】すなわち図9に示すように、取付対象部位
(d2)に突設されている10個の小突起〔3(30b)〜(39b)〕
群は隣接する間隔が(p2)の等間隔に設定されている。
【0037】これに対し、FPC(1b)の端縁延出部(11
b)には4つの係止孔〔2(21b)〜(24b)〕群が穿設されて
いる。これらの係止孔〔2〕群において、係止孔(21b)(2
2b)間は(2p2)、係止孔(22b)(23b)間は(3p2)、係止孔(23
b)(24b)間は(4p2)でそれぞれ設けられている。
【0038】以上の構成の取付構造(A2)において、まず
図9の破線で示すFPC(1b)の端縁延出部(11b)に穿設
されている係止孔〔2〕群のうち3つの係止孔(21b)(22
b)(23b)が上記小突起〔3〕群のうちの3つの(31b)(33b)
(36b)と係止し合う予定のとき、車種の変更等によりこ
の予定の組み合わせよりも短い距離で係止しなければな
らなくなった場合、例えば同図中、小突起〔3〕の2つ
分の距離(すなわち2p2)だけFPC(1b)を図面右側に
ずらせば、係止孔(21b)(22b)(23b)がそれぞれ小突起(33
b)(35b)(38b)に位置してこれらに挿通・係止できること
となる(同図中の小突起と実線による係止孔との関係参
照、)。これにより取付位置の調節をすることができ、
ドアライニング用ベース成形品(E)から取付対象部位(d
2)までFPC(1b)をたるませずに取り付けることができ
る。
【0039】なお、実施例1で図3〜6をもって説明し
た変形例は当然本実施例にも適用されるものであり、説
明は省略する。
【0040】
【発明の効果】本願『請求項1』に係る発明によれば、
車体側の取付対象部位に突設された複数の小突起群のう
ち任意の隣接する小突起の間隔に対して、ここに取り付
けられるフレキシブルプリント配線(FPC)の回路の
存在しない本体部又は端縁延出部の少なくともいずれか
には係止孔群が上記間隔の略n等分(nは2以上の整
数)の間隔で設けられてるいるので、このn等分の間隔
ずつ左右いずれの方向にずらしても小突起と挿通・係止
することができ、車種やデザインの変更等により取付距
離が若干異なっても簡単に位置を調節でき、最適な固定
位置を選択することができる。
【0041】上記本願『請求項1』のように多数の係止
孔群は、ブランク打ち抜き工程時に穿孔できるので、別
工程として設ける必要が無く、設備が必要最小限の変更
で済む。
【0042】また、本願『請求項2』に係る発明によれ
ば、FPCに設けられた係止孔群のうちの任意の隣接す
る係止孔間の間隔に対して、取付対象部位に設けられた
小突起群は上記間隔の略m等分(mは2以上の整数)の
間隔で設けられているので、このm等分の間隔ずつ左右
いずれの方向にずらしても小突起と挿通・係止すること
ができ、車種やデザインの変更等により取付距離が若干
異なっても簡単に位置を調節でき、最適な固定位置を選
択することができる。
【0043】上記『請求項2』のように小突起群を多数
設ける構成は、この取付対象部位を射出成形する際に同
時に突設できるので、別工程として設ける必要が無く、
設備が必要最小限の変更で済む。
【0044】以上のことから、何れの発明においても、
取付が規格化され汎用性がもたらされるので、どのよう
な車種にも適用でき、さらに自動化工程において取付作
業性が非常に良好となる。
【0045】その上、FPCが有する可撓性により、係
止孔と小突起との位置合わせ精度がそれほど厳しくな
く、製造が非常に簡便となる。
【0046】またさらに、小突起に係止爪を設けておく
ことにより、固定状態の信頼性が高くなる。その上、取
付後、係止孔に挿通された小突起の先端を熱溶着、超音
波溶着等の方法により溶着固定すれば、取付がより確実
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明の取付構造に用いるFPCの一例
の概略斜視図
【図2】本願第1発明の取付構造の作用を説明する概略
構成図
【図3】小突起の第1実施例の断面概略図
【図4】小突起の第1実施例の変形例の断面概略図
【図5】小突起の第2実施例の断面概略図
【図6】小突起の第2実施例の変形例の断面概略図
【図7】FPCに設ける係止孔群の他の例の正面概略図
【図8】本願第2発明の取付構造の一例の図1相当図
【図9】本願第2発明の図2相当図
【図10】従来例の取付構造の説明図
【符号の説明】
(A1)(A2)…取付構造 〔1〕(1a)(1b)…フレキシブルプリント配線(FPC) (11a)(11b)…端縁延出部 〔2〕〔(21a)〜(29a)(21b)〜(24b)〕…係止孔 〔3〕〔(31a)〜(33a)(30b)〜(39b)〕…小突起 (3a)…係止爪 〔D〕(d1)(d2)…取付対象部位 (E)…ドアライニング用ベース成形品 (f)…絶縁フィルム (c)…金属泊回路パターン (p1)…係止孔群の小間隔 (p2)…小突起群の小間隔
フロントページの続き (72)発明者 目黒 裕隆 新居浜市西原町2丁目4番34号 日泉化学 株式会社内 Fターム(参考) 4E352 AA07 BB15 CC08 DR09 DR33 DR45 EE01 EE03 GG10 GG12 5E348 AA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車内装部品を電気的に接続するフ
    レキシブルプリント配線を車体側に取付ける構造であっ
    て、 車体側の取付対象部位に複数の小突起を所定の間隔で突
    設すると共に、上記フレキシブルプリント配線の回路の
    存在しない本体部又は端縁延出部の少なくともいずれか
    に上記小突起を挿通・係止する係止孔を、上記小突起群
    のうち任意の隣接する小突起間の間隔を略n等分(nは
    2以上の整数)した小間隔で多数穿設したことを特徴と
    する自動車内装部品のフレキシブルプリント配線取付構
    造。
  2. 【請求項2】 自動車内装部品を電気的に接続するフ
    レキシブルプリント配線を車体側に取付ける構造であっ
    て、 上記フレキシブルプリント配線の回路の存在しない本体
    部又は端縁延出部の少なくともいずれかに複数の係止孔
    を所定の間隔で穿設すると共に、車体側の取付対象部位
    に上記係止孔と挿通・係止する小突起を、上記係止孔群
    の任意の隣接する係止孔間の間隔を略m等分(mは2以上
    の整数)した小間隔で多数突設したことを特徴とする自
    動車内装部品のフレキシブルプリント配線取付構造。
  3. 【請求項3】 小突起の先端に抜け止め用の係止爪が
    形成されている請求項1又は2に記載の自動車内装部品
    のフレキシブルプリント配線取付構造。
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