JP2002304778A - ディスクの測定方法及び測定装置 - Google Patents

ディスクの測定方法及び測定装置

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JP2002304778A
JP2002304778A JP2001108852A JP2001108852A JP2002304778A JP 2002304778 A JP2002304778 A JP 2002304778A JP 2001108852 A JP2001108852 A JP 2001108852A JP 2001108852 A JP2001108852 A JP 2001108852A JP 2002304778 A JP2002304778 A JP 2002304778A
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Nobuhiko Mukai
暢彦 向井
Akitoshi Suzuki
明俊 鈴木
Takao Inagaki
敬夫 稲垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクに記録されたトラックピッチの検査
を、リアルタイムで実行できるようにする。 【解決手段】 回転・移動機構21,22により回転・
移動されるディスク9の1回転毎に、同じ回転角度位置
において回転位相信号S8Aを発生させるとともに、こ
のディスク9の原点位置からの移動距離を、回転位相信
号S8Aの発生時点毎にリニア・スケールエンコーダ2
3で測定し、この測定データをラッチし、このラッチさ
れた値と1回転前にラッチされ記憶された値との差分値
を得、この差分値の夫々からディスク9の1回転毎の移
動距離の変位を測定して、記録トラックピッチの乱れを
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクの測定方法
及び測定装置に関し、一例として信号記録ディスクの製
作の目的で用いられるディスク原盤の測定方法及びディ
スク原盤の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク原盤などのディスクを
製作する場合、平面が精密に研磨されたガラス材料でな
るディスクのこの平面上に、レーザビームに対し反応す
る感度を有したフォトレジストが塗布されている光ディ
スク原盤を、暗室環境において駆動装置により所定の回
転数で回転させ、かつこの光ディスク原盤の半径方向に
所定の速度で移動させた状態において、この原盤に記録
する信号の強度に応じて変調されている状態のレーザビ
ームの焦点をこのフォトレジストの塗布層に結ばせて露
光し、この変調の状態に応じてこのフォトレジストの塗
布層を感光させ、そしてその後、このフォトレジストの
塗布層を現像処理することによりこの変調の状態に応じ
てこのフォトレジストの塗布層を感光させた部分を除去
して、この信号に応じたドットパターンでなる記録トラ
ックが形成された光ディスク原盤を製作するようにして
いる。
【0003】そしてこのようにして製作されて最終的に
完成した光ディスク原盤、一例としてコンパクトディス
ク(以下の説明においてはCDと称する)製作用光ディ
スク原盤では、このようにして形成されたドットパター
ンでなる記録トラックピッチが1.6μmと高密度の規
格が定められている。したがってこのようにして記録ト
ラックが形成される過程において、軽い地震の発生など
体感し得ない程度の振動の影響によりこの記録トラック
ピッチが部分的に乱された場合においても、この原盤が
このように高密度のトラックピッチの状態で形成される
ため、CDを製作する目的で使用される原盤としては問
題になる場合がある。
【0004】そのため最終的に完成した光ディスク原盤
に記録されたこの記録トラックピッチが、記録トラック
の全ての範囲に渡って規格を満足しているか否かが専用
の測定器により測定され検査され、規格を満足していな
い光ディスク原盤は使用不可の取り扱いを受けることに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの記録
トラックパターンが形成された面の保護等の理由で、こ
の完成直後の光ディスク原盤に対してすぐにこのような
検査を行うことはなく、このガラスという非導電性のデ
ィスク原盤の表面導電化処理をおこなって後電鋳を行
い、この電鋳により形成された金属層部分をこの原盤か
ら剥離し、裏打ちする等の複数段階のプロセスを経て、
この光ディスク原盤のこの記録トラックが形成された面
に倣った光デスク製作用の金属マスタ或いは金属スタン
パを製作した後でなければこの原盤の検査に入ることは
できなかった。
【0006】そのため、この露光中、あるいはこの露光
の直後に、光ディスク原盤のこの記録トラックが、規格
に入る範囲で形成されているか否かの判断ができないと
いう問題があり、この金属スタンパがディスク複製用に
導入されるまでの間の検査待ち時間ロスの発生、また光
ディスク原盤が規格に入っていないことが仮にこの検査
で判明した場合のこのマスタ或いはスタンパが不良品と
しての取り扱いを受けるという経済的損失の発生等の課
題があった。
【0007】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、この光ディスク原盤等の信号記録ディ
スクに対して記録トラックが形成される過程において発
生したこの記録トラックピッチの乱れをこの記録の過程
或いは記録が終わり次第検出することができるようにし
て、上記課題を解決することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明ディスクの測定方
法は、回転機構により回転させた状態のディスクを、当
該ディスクの半径方向に直線移動させる移動機構を具備
したディスク回転移動装置におけるこのディスクの半径
方向の移動距離の測定方法であって、このディスクの回
転機構により回転されるディスクの1回転毎に同じ回転
角度においてパルスを発生させるとともに、この移動機
構によるディスクの原点位置からの移動距離を測定し、
この移動機構の原点からの距離をこのパルスに基づいて
ラッチして記憶し、このラッチされた値と1回転前にラ
ッチして記憶された値とを差分器により差分することに
より、ディスクの1回転毎の移動距離を計測ようにした
ことを特徴とする。
【0009】また本発明測定装置では、回転機構により
回転させた状態のディスクを、当該ディスクの半径方向
に直線移動させる移動機構を具備したディスク回転移動
装置におけるこのディスクの半径方向の移動距離の測定
装置であって、このディスクの回転機構により回転され
るディスクの1回転毎に同じ回転角度においてパルスを
発生させるパルス発生手段と、この移動機構によるこの
ディスクの原点位置からの移動距離を測定する移動距離
測定手段と、この移動距離測定手段によって測定された
この移動機構の原点からの距離データをこのパルスに基
づいてラッチして記憶する記憶手段と、このラッチされ
た距離データ値とこの1回転前にラッチして記憶された
データ値とを差分して差分データを求める差分器とによ
りディスクの1回転毎の移動距離を計測するようにした
ことを特徴とする。
【0010】これら本発明によれば、このディスクに対
して形成された記録トラックが潜像の形で形成された状
態であっても、そのトラックピッチを検出することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図1〜図4を参照して本発明
ディスクの測定方法及び本発明ディスクの測定装置の実
施の形態の一例について説明する。
【0012】先ず図2を参照して、本発明ディスクの測
定方法及び本発明ディスクの測定装置にかかわるディス
ク原盤記録装置の一例について説明する。この図2はデ
ィスクの一例としてコンパクトディスク(以下の説明に
おいてはCDと称する)原盤記録装置1の要部のブロッ
ク図を示し、この記録装置1は記録用光源(He−Cd
レーザ)2、音響光学効果形の光変調器3、信号源4、
記録光学系5、アクチエータ6、このアクチエータ6に
マウントされ支持された記録レンズ7、回転機構の一例
を構成するスピンドルモータ8、光ディスク原盤9、誤
差信号検出系の光源(He−Neレーザ)10、レーザ
ビームスプリッタ11、ハーフミラー12、光検出器1
3、エラー検出回路部14、データバスライン15、ホ
ストコンピュータ16、フォーカスサーボ回路部17、
回転サーボ回路部18、送りサーボ回路部19、コント
ローラ20、ディスク移動機構の一例を構成する送り台
送りモータ21及び送り台22並びにリニア・スケール
エンコーダ23で構成されている。
【0013】そして記録用光源2であるHe−Cdレー
ザ光源からの出射レーザ光H1が音響光学効果形の光変
調器3を介して信号源4からの情報信号S1により変調
され被変調レーザ光H2となされ、この被変調レーザ光
H2が記録光学系5を介してアクチエータ6にマウント
された記録レンズ7に導かれる。そしてスピンドルモー
タ8の回転軸8Aに取付けられ、このスピンドルモータ
8によって回転駆動されるターンテーブル8Cに搭載さ
れ、このターンテーブル8Cの軸芯を中心とて回転する
ディスクの一例として、ガラス材でなる光ディスク原盤
9に形成されているフォトレジスト層9Aに、記録レン
ズ7に導かれたこの被変調レーザ光H2が焦点Pを結ぶ
状態になされる。
【0014】すなわち、この被変調レーザ光H2がこの
ように焦点Pが結ばれた状態になされる焦点制御のため
の誤差信号検出系の光源10であるHe−Neレーザ光
源からの出射光H3が、レーザビームスプリッタ11を
通じ、更にハーフミラー12によりこの記録レンズ7に
導かれ、フォトレジスト層9Aに焦点Pを結び得る状態
になされてレジスト層9Aに入射され反射される。そし
てこのレジスト層9Aで反射された出射光H3がこの記
録レンズ7を通じ、更にハーフミラー12により反射さ
れ、このスプリッタ11で分光され、光検出器13に入
射されて、この光検出器13を介して記録レンズ7とフ
ォトレジスト層9Aの間の距離の変動に応じたフォーカ
ス誤差信号S2が生成される。そしてこのフォーカス誤
差信号S2がエラー検出回路部14を介してコンピュー
タで読み取り可能なエラーデータ信号S3に変換され、
データバスライン15を通じてホストコンピュータ16
に供給される。
【0015】このエラーデータ信号S3に基づいて、フ
ォトレジスト層9Aに焦点Pが適正に結ばれる状態にな
すためのフォーカスサーボデータ信号S4が、ホストコ
ンピュータ16を介して生成され、データバスライン1
5を通じてフォーカスサーボ回路部17に供給される。
このデータ信号S4がフォーカスサーボ回路部17を介
してフォーカスサーボ駆動信号S5に変換され、このア
クチエータ6に供給される。そしてアクチエータ6がこ
の駆動信号S5に基づいて制御されて、このアクチエー
タ6にマウントされた記録レンズ7に記録光学系5を介
して導かれた被変調レーザ光H2が、このスピンドルモ
ータ8によって回転駆動されるターンテーブル8Cに搭
載され、この回転軸8A軸を中心とて回転されている状
態の光ディスク原盤9のフォトレジスト層9Aに焦点P
を結ぶ状態になされる。
【0016】またホストコンピュータ16からデータバ
スライン15を通じて、回転サーボ回路部18に対し回
転サーボデータ信号S6が供給され、この回転サーボ回
路部18を介してスピンドルモータ8の回転サーボ駆動
信号S7が生成され、この回転サーボ駆動信号S7がス
ピンドルモータ8に対して駆動信号として供給される。
なお本例のごとくディスクがCDの場合には、CDには
CLV(consutant linear velo
city)記録方式が採用されている。よってホストコ
ンピュータ16から回転サーボ回路部18に対して供給
されるこの回転サーボデータ信号S6は、このCLV方
式に合わせて、焦点Pにおける光ディスク原盤9の回転
速度が常に線速度一定となるようにこのスピンドルモー
タ8の回転数が可変されるようにするためのデータ信号
である。
【0017】すなわちこのスピンドルモータ8には、回
転軸8Aの回転速度を周波数の変化に変換する周波数発
電機部及び回転軸8Aの特定の回転位置を表す位相パル
スを発生する回転位相信号発生器部を有した発電機8D
が組み込まれており、この発電機8Dで生成された回転
軸8Aの回転速度が周波数の変化に変換された周波数デ
ータ信号及びこの回転軸8Aの特定の回転位相を表した
回転位相データ信号よりなる回転データ信号S8がデー
タバスライン15を通じてホストコンピュータ16に入
力され、この回転データ信号S8に基づいて焦点Pにお
ける光ディスク原盤9の回転速度が線速度一定となるよ
うに、この回転サーボデータ信号S6が補正される。
【0018】また送りサーボ回路部19に対して、ホス
トコンピュータ16からデータバスライン15を通じて
送り台22の送りサーボデータ信号S9が供給され、こ
のデータ信号S9に応じた送りサーボ駆動信号S10が
このサーボ回路部19を介して生成され、このサーボ駆
動信号S10が送り台送りモータ21に供給され、この
駆動信号S10に応じて送り台送りモータ21が駆動さ
れて、光ディスク原盤9のフォトレジスト層9Aに対す
る焦点Pの位置が、この光ディスク原盤9に対する情報
書き込みがスタートする内側の位置(以下の説明ではリ
ードイン位置と称する)からこの情報書き込みが終了す
る外側の位置(以下の説明ではリードアウト位置と称す
る)に向かってこの原盤9の半径方向に直線的に移動さ
れる状態で送り台22が移動される。
【0019】このような移動状態を実現するために、こ
の送り台22がこのように送られる方向に沿ってリニア
・スケールエンコーダ23が配設され、この送り台22
の送り量に応じた送り量データ信号S11がこのエンコ
ーダ23で生成され、データバスライン15を通じてホ
ストコンピュータ16に入力される。そしてこのデータ
信号S11と回転データ信号S8中の回転軸8Aの回転
位相を表したデータ信号に基づいてこの送り台22の送
り量が所定値、すなわちCDとして規定されているトラ
ックピッチ1.6μmに一致した状態が維持されるよう
に、この送りサーボデータ信号S9がこのホストコンピ
ュータ16において補正される。なおこのデータ信号S
11は、この送り台22の送り量が表現されるようにす
るために、一例としてBCD(binary code
d decimal)信号として出力されるようになさ
れている。そのためこの送り台22の送り方行に沿って
BCDの符号板がこの送り台22側に配設され、このB
CDデータの読み取りヘッド部材23Aがエンコーダ2
3に配設されて、このエンコーダ23が構成されてい
る。
【0020】次にCD原盤の記録装置1によって光ディ
スク原盤9のフォトレジスト層9Aに信号源4からの情
報信号S1に応じたピットパターンを露光させる動作に
ついて説明する。
【0021】先ずコントローラ20からホストコンピュ
ータ16に対して、所定の露光手順を指令する。ホスト
コンピュータ16はこの指令に応じて焦点Pの位置を光
ディスク原盤9のリードイン位置にセットし、フォーカ
スサーボ回路部17を介してアクチエータ6を制御して
フォーカスサーボをおこなって記録レンズ7の位置を補
正して焦点Pにおいて焦点を合わせ、回転サーボデータ
信号S6をサーボ回路部19に送り、送り台送りモータ
21による送り台22の送り状況を制御し、回転サーボ
データ信号S6を回転サーボ回路部18におくり、スピ
ンドルモータ8による回転軸8Aの回転状態を制御した
待機状態とする。
【0022】そしてホストコンピュータ16は、情報信
号S1に基づき生成された被変調レーザ光H2の焦点P
を記録レンズ7を介してフォトレジスト層9Aを結ばせ
た状態が維持されるようにし、この待機状態をといて、
フォトレジスト層9Aに対し光ディスク原盤9のリード
イン位置から光ディスク原盤9の半径方向に沿った状態
でリードアウト位置に向かってこの1.6μmピッチの
CLV記録トラックを露光する露光工程をスタートさせ
る。
【0023】次に図1及び図3を参照しながら、図2と
同一の部分には同一の符号を付与して詳細な説明を省略
して本発明による記録トラックピッチの測定部の一例を
説明する。なお図1においては、図2に示した例と同様
に記録用光源2、光変調器3、信号源4、記録光学系
5、ホストコンピュータ16及びコントローラ20の夫
々を具備して図2と同様に構成されている。しかしなが
ら図1に示した例においてはこれらの部分を省略して示
しているので、これらの部分については図2を参照して
説明する。
【0024】図1において25は記録トラックピッチの
測定装置部で、この測定装置部25は記録装置1の要部
の一部を構成している。この測定装置部25は第1のラ
ッチ回路部26、第2のラッチ回路部27、回転位相信
号分離器部28及び差分器部29で構成されている。
【0025】この第1のラッチ回路部26の信号入力側
がリニア・スケールエンコーダ23の送り量データ信号
S11の出力側に接続され、この第1のラッチ回路部2
6の信号出力側が第2のラッチ回路部27の信号入力側
及び差分器部29の一方の信号入力側の夫々に接続さ
れ、この第2のラッチ回路部27の出力側がこの差分器
部29の他方の入力側に接続され、この差分器部29の
出力側がデータバスライン15に接続されている。
【0026】そしてこの第1のラッチ回路部26の被ラ
ッチ信号入力側に、BCD信号としてリニア・スケール
エンコーダ23から出力されたこのデータ信号S11が
入力され、そして周波数発電機8Dから出力された回転
データ信号S8が回転位相信号分離器部28に入力さ
れ、この回転位相信号分離器部28を介してこの回転軸
8Aの特定の回転位相を表した回転位相データ信号が分
離されて回転位相信号S8Aが生成され、この回転位相
信号S8Aが回転位相信号分離器部28の出力側から出
力され、そしてこの回転位相信号S8Aが、第1のラッ
チ回路部26のラッチ信号入力端26A及び第2のラッ
チ回路部27のラッチ信号入力端27Aの夫々に入力さ
れる。
【0027】次にフォーカスサーボ回路部17、回転サ
ーボ回路部18及び送りサーボ回路部19の夫々が、以
上説明したごとくホストコンピュータ16から制御され
て、焦点Pの位置が光ディスク原盤9のリードイン位置
にセットされ、記録レンズ7の焦点Pの焦点が合わせら
れた状態からスタートする場合を一例としてこの測定装
置部25の動作を説明する。
【0028】記録レンズ7の焦点Pの焦点がフォトレジ
スト層9Aに合わせられた状態で、回転サーボ駆動信号
S7がスピンドルモータ8に供給され、送りサーボ駆動
信号S10が送り台送りモータ21に供給されて光ディ
スク原盤9に対する被変調レーザ光H2による情報信号
S1の記録が開始されて、最初の回転位相信号S8Aが
ラッチ信号入力端26A及び27Aの夫々に供給される
と、その時点でリニア・スケールエンコーダ23から生
成された送り量データ信号S11のBCD信号データ
(以下の説明においてはBCDデータ信号S11と称す
る)が第1のラッチ回路部26に書き込まれる。
【0029】そして光ディスク原盤9が1回転して次の
回転位相信号S8Aが生成され、ラッチ信号入力端26
A及び27Aの夫々に供給されると、この第1のラッチ
回路部26に書き込まれていたこのBCDデータ信号S
11が読み出されて第2のラッチ回路部27に書き込ま
れるとともに、当該信号S8Aが生成された時点でこの
エンコーダ23から生成されたBCDデータ信号S11
が第1のラッチ回路部26に対して重ね書き(over
wite)されて記憶される。そしてこの第1のラッチ
回路部26に記憶されたBCDデータ信号S11が差分
器部29の一方の入力端に供給され、第2のラッチ回路
部27に記憶されたBCDデータ信号S11が差分器部
29の他方の入力端に供給されて、差分器部29の一方
の入力端に供給されたBCDデータ信号S11と他方の
入力端に供給されたBCDデータ信号S11の差の値が
この差分器部29で求められて第1の差分値信号S12
−1が生成され、この第1の差分値信号S12−1がデ
ータバスライン15を通じてホストコンピュータ16に
供給され、このホストコンピュータ16のメモリ手段1
6Aに記憶される。
【0030】そして更に光ディスク原盤9が更に1回転
して次の回転位相信号S8Aが生成され、当該信号S8
Aがラッチ信号入力端26A及び27Aの夫々に供給さ
れると、この第1のラッチ回路部26に書き込まれてい
たこのBCDデータ信号S11が読み出されて第2のラ
ッチ回路部27に重ね書きされて書き込まれるととも
に、当該信号S8Aが生成された時点でこのエンコーダ
23から生成されたBCDデータ信号S11が第1のラ
ッチ回路部26に対して重ね書きされて記憶される。そ
してこの第1のラッチ回路部26に記憶されたBCDデ
ータ信号S11が差分器部29の一方の入力端に供給さ
れ、第2のラッチ回路部27に記憶されたBCDデータ
信号S11が差分器部29の他方の入力端に供給され
て、この差分器部29の一方の入力端に供給されたBC
Dデータ信号S11と他方の入力端に供給されたBCD
データ信号S11の差の値が差分器部29で求められて
第2の差分値信号S12−2が生成され、この第2の差
分値信号S12−2がデータバスライン15を通じてホ
ストコンピュータ16に供給され、このホストコンピュ
ータ16のメモリ手段16Aに記憶される。
【0031】そして焦点Pの位置が光ディスク原盤9の
リードアウト位置に達するまで、この差分値信号を求め
る動作が繰り返されて、第1の差分値信号S12−1、
第2の差分値信号S12−2、………、S12−n(n
は自然数)を求めることにより記録トラックピッチを測
定し、この記録トラックピッチの測定値がこのホストコ
ンピュータ16のメモリ手段16Aに記憶される。
【0032】つぎに本発明による記録トラックピッチの
測定装置であって、この測定装置による測定値を、記録
トラックピッチの偏差値として表示できるようにした例
を、図1及び図3を参照して説明する。
【0033】図3は、これら第1の差分値信号S12−
1、第2の差分値信号S12−2、………、第nの差分
値信号S12−nの夫々について、別途定めた基準値か
らの偏差値をこのホストコンピュータ16により求め、
更にこの求められた偏差値がこの基準値からの許容値の
範囲を超えているか否かを判断するための、ホストコン
ピュータ16の動作を説明するフロー図である。
【0034】図3にフロー図として示したこのホストコ
ンピュータ16におけるプログラムの実行がステップS
T1でスタートされてステップST2に移行する。そし
てこのステップST2において、焦点Pの位置が光ディ
スク原盤9のリードアウト位置に達したか否かが判断さ
れ、達していない(No)と判断された場合にはステッ
プST3に移行して回転位相信号S8Aが生成されたか
否かが判断され、この信号S8Aが生成された(Ye
s)と判断された場合にはステップST4に移行する。
一方このステップST3においてこの信号S8Aが生成
されていない(No)と判断された場合にはステップS
T2に戻り、このステップST2以下の判断を再度繰り
返す。
【0035】このステップST4において、この信号S
8Aが生成された時点におけるこの差分値のBCDデー
タで表されるトラックピッチデータの、標準トラックピ
ッチの値(本例ではCDの標準トラックピッチである
1.6μm)に対する偏差値を求め、これら偏差値をホ
ストコンピュータ16のメモリ手段16Aに記憶させて
ステップST5に移行する。そしてステップST4にお
いて求められた偏差値が許容トラックピッチの値(一例
としてCDの標準トラックピッチの値の50%)を超え
るか否かがこのステップST5において判断される。
【0036】そしてこのステップST5における判断の
結果、この許容トラックピッチの値の50%を超える
(Yes)と判断された場合にはステップST6に移行
し、このトラックピッチの値及びこの時点でリニア・ス
ケールエンコーダ23から出力されたBCDデータ信号
S11から求めた記録トラック位置データ、並びにリー
ドイン位置に焦点Pあった時からこの記録トラック位置
に焦点Pが達するまでの経過時間情報がホストコンピュ
ータ16によりそのメモリ16Aに記憶されてから、ス
テップST2に戻り、このステップST2以下の判断を
再度実行する。
【0037】一方このステップST5においてこの許容
トラックピッチの値の50%を超えない(No)と判断
された場合にはステップST2に戻り、このステップS
T2以降の判断を再度実行する。そしてこのステップS
T2において、リニア・スケールエンコーダ23から出
力されたBCDデータ信号S11から求めた記録トラッ
ク位置データに基づいて、焦点Pの位置がリードアウト
位置に達した(Yes)と判断された場合にはステップ
ST7に移行する。
【0038】そしてこのステップST7において、それ
までにホストコンピュータ16のメモリ16Aに記憶さ
れた、この許容トラックピッチの値より大きいと判断さ
れたトラックピッチのデータ及びBCDデータ信号S1
1から求めたこのように判断された時点での記録トラッ
ク位置データ、並びにリードイン位置に焦点Pがあった
時からこのように判断された時点における記録トラック
位置にこの焦点Pが達するまでの経過時間データの夫々
が、一例としてコントローラ20に設けたモニター表示
装置20Aの表示画面にホストコンピュータ16によっ
て一覧表示される。但し一覧表示の内容については図示
を省略した。
【0039】したがって図1及び図3に示した記録トラ
ックピッチの測定装置の一例によれば、この記録トラッ
クピッチの許容偏差値より大であったトラックピッチデ
ータ、許容偏差値より大であったトラックピッチが発生
した記録トラック位置データ、及びリードイン位置に焦
点Pあった時からこのように判断された時点における記
録トラック位置にこの焦点Pが達するまでの経過時間デ
ータの夫々が、光ディスク原盤9に対するこの情報信号
の記録が終了した時点において、モニター表示装置20
Aの表示画面に一目瞭然な状態で表示することができ
る。したがってこのモニター表示装置20Aの表示画面
に表示された内容から、原盤の記録装置1で光ディスク
原盤9に記録された記録トラックパターンのリードイン
位置からリードアウト位置までの間のトラックピッチの
変動状態、例えば標準トラックピッチの値に対する記録
トラックピッチの偏差値が許容偏差値を超えているトラ
ック位置を容易に判別できる。
【0040】なおモニタ表示装置20Aの表示画面にこ
のように一覧表示される時点を、一例としてステップS
T6の実行直後の時点に設定し、このモニタ表示装置2
0Aの表示画面に表示させるようにしてもよい。
【0041】つぎに図1及び図3示したこの記録トラッ
クピッチの測定装置のほかの一例を図1及び図4を参照
して説明する。
【0042】図4はホストコンピュータ16により実行
される内容をステップST10〜ST19としてフロー
図である。このホストコンピュータ16におけるプログ
ラムの実行がスタートされるとステップST11に移行
し、このステップST11において、ホストコンピュー
タ16に内蔵されているデータレジスタ手段16Bの記
憶内容がゼロにクリヤされてステップST12に移行す
る。
【0043】このステップST12において、焦点Pの
位置が光ディスク原盤9のリードアウト位置に達したか
否かが判断され、達していない(No)と判断された場
合にはステップST13に移行し、リニア・スケールエ
ンコーダ23から出力されたBCDデータ信号S11の
データ値に基づき、この焦点Pの位置がリードイン位置
からリードアウト位置に向かって所定距離(本例では、
一例としてCDの標準トラックピッチ100本分の移動
距離)移動したか否かが判断される。
【0044】そしてステップST13においてこの所定
距離だけ移動していない(No)と判断された場合には
ステップST15に移行する。一方このステップST1
3においてこの所定量移動した(Yes)と判断された
場合には、その時点でステップST14に移行し、その
時点における焦点Pの移動位置データをBCDデータ信
号S11のデータ値に基づき生成し、データレジスタ手
段16Bに記憶されている偏差値データとともにメモリ
手段16Aに記憶させて、データレジスタ手段16Bに
記憶されているデータの内容をゼロクリヤし、ステップ
ST15に移行する。
【0045】このステップST15において回転位相信
号S8Aが生成されたか否かが判断され、この回転位相
信号S8Aが生成された(Yes)と判断された場合に
はステップST16に移行し、この信号S8Aが生成さ
れていない(No)と判断された場合にはステップST
12に戻り、このステップST12以降のステップの判
断を再度繰り返す。
【0046】このステップST16において、この信号
S8Aが生成された時点におけるトラックピッチデータ
と1つ前の時点におけるトラックピッチデータの間の差
分値のBCDデータで表されるトラックピッチと、標準
トラックピッチの値(本例ではCDの標準トラックピッ
チである1.6μm)の間の偏差値を求めて、ステップ
ST17に移行する。
【0047】このステップST17において、データレ
ジスタ手段16Bに記憶されている以前の偏差値とこの
ステップST16において求められた今回の偏差値を比
較する。この比較の結果、このステップST16におい
て求められた今回の偏差値の方が小さい(No)と判断
された場合にはステップST12に戻りこのステップS
T12以降のステップの判断を再度繰り返す。
【0048】一方このステップST16において求めら
れた今回偏差値の方が大きい(Yes)と判断された場
合にはステップST18に移行し、このステップST1
6において求められた偏差値でデータレジスタ16Aを
重ね書きしてこのデータレジスタ16Aの内容を更新し
て、ステップST12に戻りこのステップST12以降
のステップの判断を再度繰り返す。
【0049】そしてステップST13において、BCD
データ信号S11に基づいて、焦点Pの位置がリードイ
ン位置からリードアウト位置に向かってこの所定量移動
したか或いは所定時間が経過したか否かが判断され、こ
の所定距離移動した或いは所定時間が経過した(Ye
s)と判断された場合にはステップST14に移行す
る。
【0050】そしてこのステップST14においてこの
焦点Pの移動位置をBCDデータ信号信号S11に基づ
き演算して生成し、このデータレジスタ16Aに記憶さ
れている偏差値、即ちこの所定距離移動した範囲におけ
るトラックピッチの最大の偏差値、所定経過時間毎にお
けるトラックピッチの最大の偏差値及びこの最大の偏差
値が生成されたときの焦点Pの位置のリードイン位置か
らの移動距離の夫々のデータをホストコンピュータ16
に記憶させ、データレジスタ16Aの記憶内容をゼロに
クリヤしてステップST15に移行し、このステップS
T15以下の各ステップの判断を再度繰り返してステッ
プST12に移行する。
【0051】そしてこのステップST12において、焦
点Pの位置が光ディスク原盤9のリードアウト位置に達
したか否かが判断され、達していない(No)と判断さ
れた場合にはこのステップST13以下の各ステップの
判断を再度繰り返してこのステップST13に戻る判断
を繰り返して、このステップST12において、焦点P
の位置が光ディスク原盤9のリードアウト位置に達した
(Yes)と判断された場合には、ステップ19に移行
する。
【0052】したがってこの図1及び図4に示された例
によれば、このステップST19において、焦点Pの位
置がリードイン位置からリードアウト位置に向かって所
定距離移動する毎或いは所定の経過時間毎の記録トラッ
クピッチの偏差値の最大値、この偏差値の最大値が生成
された時のこの焦点Pのリードイン位置からの移動距離
の夫々のデータが、リードイン位置からリードアウト位
置に向かって所定距離移動する毎或いは所定時間経過す
る毎の一覧のかたちで、ホストコンピュータ16により
このホストコンピュータ16から読み出されてこのモニ
ター表示装置20Aに表示される。
【0053】したがってこの図1及び図4に示された例
によれば、この表示結果により、標準トラックピッチの
値に対する記録トラックピッチの偏差値が許容偏差値を
超えている場合のこの所定の範囲毎の最大値を容易にみ
つけることができる。また光ディスク原盤9に対して情
報信号の記録が終了した直後において、記録トラックピ
ッチのこの偏差値を一目瞭然な状態で判別することがで
きる。またステップST13におけるこの所定の範囲あ
るいは経過時間を変更可能としてもよいことは勿論であ
る。
【0054】なお図1〜図4に示した例においては、デ
ィスクの測定方法及び測定装置の対象としてCD原盤の
記録装置1を引用して本発明を説明した。しかしながら
本発明においてこのCD原盤の記録装置は、本発明の一
例であり、本発明によるディスクの測定方法及び測定装
置の対象としてMD(minidisc)、DVD(d
igital versatile disc)等の光
記録ディスク製作用の原盤、MO(magneto−o
pticdisc)等の光磁気記録用ディスク或いはH
D(hard disk)等の磁気記録用ディスク等、
記録トラックピッチを測定する必要のある各種の信号記
録方式の信号記録媒体の測定方法及び測定装置として本
発明を適用し得ることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】記録媒体に記録トラックが形成される過
程において発生したこの記録トラックピッチの乱れを、
遅くともこの記録が終わり次第検出することができ、し
たがって検査結果が出るまでの待ち時間が短縮され、こ
の検査待ちによる時間ロスの減少が期待でき、さらに信
号記録媒体に問題が存在していた場合の早期発見が実現
できる。したがってこの検査の工程における工数の無駄
及び資材の無駄を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録トラックピッチの測定部の一
例を説明するブロック図である。
【図2】本発明のディスク原盤記録装置の一例を説明す
るブロック図である。
【図3】この記録トラックピッチの測定部の動作の一例
を説明するフローチャート図である。
【図4】この記録トラックピッチの測定部の動作の他の
一例を説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
1‥‥原盤の記録装置、2‥‥記録用光源(He−Cd
レーザ光源)、4‥‥信号源、8‥‥スピンドルモー
タ、8D‥‥発電機、9‥‥光ディスク原盤、14‥‥
エラー検出回路部、17‥‥フォーカスサーボ回路部、
21‥‥送り台送りモータ、22‥‥送り台、23‥‥
リニア・スケールエンコーダ、25‥‥記録トラックピ
ッチの測定装置部、S8‥‥回転データ信号
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月22日(2001.5.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このような移動状態を実現するために、こ
の送り台22がこのように送られる方向に沿ってリニア
・スケールエンコーダ23が配設され、この送り台22
の送り量に応じた送り量データ信号S11がこのエンコ
ーダ23で生成され、データバスライン15を通じてホ
ストコンピュータ16に入力される。そしてこのデータ
信号S11に基づいてこの送り台22の送り量が所定
値、すなわちCDとして規定されているトラックピッチ
1.6μmに一致した状態が維持されるように、この送
りサーボデータ信号S9がこのホストコンピュータ16
において補正される。なおこのデータ信号S11は、こ
の送り台22の送り量が表現されるようにするために、
一例としてバイナリ(binary)信号として出力さ
れるようになされている。そのためこの送り台22の送
り方行に沿って符号板がこの送り台22側に配設され、
このデータの読み取りヘッド部材23Aがエンコーダ2
3に配設されて、このエンコーダ23が構成されてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】そしてこの第1のラッチ回路部26の被ラ
ッチ信号入力側に、バイナリ信号としてリニア・スケー
ルエンコーダ23から出力されたこのデータ信号S11
が入力され、そして周波数発電機8Dから出力された回
転データ信号S8が回転位相信号分離器部28に入力さ
れ、この回転位相信号分離器部28を介してこの回転軸
8Aの特定の回転位相を表した回転位相データ信号が分
離されて回転位相信号S8Aが生成され、この回転位相
信号S8Aが回転位相信号分離器部28の出力側から出
力され、そしてこの回転位相信号S8Aが、第1のラッ
チ回路部26のラッチ信号入力端26A及び第2のラッ
チ回路部27のラッチ信号入力端27Aの夫々に入力さ
れる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】記録レンズ7の焦点Pの焦点がフォトレジ
スト層9Aに合わせられた状態で、回転サーボ駆動信号
S7がスピンドルモータ8に供給され、送りサーボ駆動
信号S10が送り台送りモータ21に供給されて光ディ
スク原盤9に対する被変調レーザ光H2による情報信号
S1の記録が開始されて、最初の回転位相信号S8Aが
ラッチ信号入力端26A及び27Aの夫々に供給される
と、その時点でリニア・スケールエンコーダ23から生
成された送り量データ信号S11のバイナリ信号データ
(以下の説明においてはデータ信号S11と称する)が
第1のラッチ回路部26に書き込まれる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】そして光ディスク原盤9が1回転して次の
回転位相信号S8Aが生成され、ラッチ信号入力端26
A及び27Aの夫々に供給されると、この第1のラッチ
回路部26に書き込まれていたこのデータ信号S11が
読み出されて第2のラッチ回路部27に書き込まれると
ともに、当該信号S8Aが生成された時点でこのエンコ
ーダ23から生成されたデータ信号S11が第1のラッ
チ回路部26に対して重ね書き(overwite)さ
れて記憶される。そしてこの第1のラッチ回路部26に
記憶されたデータ信号S11が差分器部29の一方の入
力端に供給され、第2のラッチ回路部27に記憶された
データ信号S11が差分器部29の他方の入力端に供給
されて、差分器部29の一方の入力端に供給されたデー
タ信号S11と他方の入力端に供給されたデータ信号S
11の差の値がこの差分器部29で求められて第1の差
分値信号S12−1が生成され、この第1の差分値信号
S12−1がデータバスライン15を通じてホストコン
ピュータ16に供給され、このホストコンピュータ16
のメモリ手段16Aに記憶される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】そして更に光ディスク原盤9が更に1回転
して次の回転位相信号S8Aが生成され、当該信号S8
Aがラッチ信号入力端26A及び27Aの夫々に供給さ
れると、この第1のラッチ回路部26に書き込まれてい
たこのデータ信号S11が読み出されて第2のラッチ回
路部27に重ね書きされて書き込まれるとともに、当該
信号S8Aが生成された時点でこのエンコーダ23から
生成されたデータ信号S11が第1のラッチ回路部26
に対して重ね書きされて記憶される。そしてこの第1の
ラッチ回路部26に記憶されたデータ信号S11が差分
器部29の一方の入力端に供給され、第2のラッチ回路
部27に記憶されたデータ信号S11が差分器部29の
他方の入力端に供給されて、この差分器部29の一方の
入力端に供給されたデータ信号S11と他方の入力端に
供給されたデータ信号S11の差の値が差分器部29で
求められて第2の差分値信号S12−2が生成され、こ
の第2の差分値信号S12−2がデータバスライン15
を通じてホストコンピュータ16に供給され、このホス
トコンピュータ16のメモリ手段16Aに記憶される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】このステップST4において、この信号S
8Aが生成された時点におけるこの差分値のバイナリデ
ータで表されるトラックピッチデータの、標準トラック
ピッチの値(本例ではCDの標準トラックピッチである
1.6μm)に対する偏差値を求め、これら偏差値をホ
ストコンピュータ16のメモリ手段16Aに記憶させて
ステップST5に移行する。そしてステップST4にお
いて求められた偏差値が許容トラックピッチの値(一例
としてCDの標準トラックピッチの値の50%)を超え
るか否かがこのステップST5において判断される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】そしてこのステップST5における判断の
結果、この許容トラックピッチの値の50%を超える
(Yes)と判断された場合にはステップST6に移行
し、このトラックピッチの値及びこの時点でリニア・ス
ケールエンコーダ23から出力されたデータ信号S11
から求めた記録トラック位置データ、並びにリードイン
位置に焦点Pあった時からこの記録トラック位置に焦点
Pが達するまでの経過時間情報がホストコンピュータ1
6によりそのメモリ16Aに記憶されてからステップS
T2に戻り、このステップST2以下の判断を再度実行
する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】一方このステップST5においてこの許容
トラックピッチの値の50%を超えない(No)と判断
された場合にはステップST2に戻り、このステップS
T2以降の判断を再度実行する。そしてこのステップS
T2において、リニア・スケールエンコーダ23から出
力されたデータ信号S11から求めた記録トラック位置
データに基づいて、焦点Pの位置がリードアウト位置に
達した(Yes)と判断された場合にはステップST7
に移行する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】そしてこのステップST7において、それ
までにホストコンピュータ16のメモリ16Aに記憶さ
れた、この許容トラックピッチの値より大きいと判断さ
れたトラックピッチのデータ及びデータ信号S11から
求めたこのように判断された時点での記録トラック位置
データ、並びにリードイン位置に焦点Pがあった時から
このように判断された時点における記録トラック位置に
この焦点Pが達するまでの経過時間データの夫々が、一
例としてコントローラ20に設けたモニタ表示装置20
Aの表示画面にホストコンピュータ16によって一覧表
示される。但し一覧表示の内容については図示を省略し
た。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】このステップST12において、焦点Pの
位置が光ディスク原盤9のリードアウト位置に達したか
否かが判断され、達していない(No)と判断された場
合にはステップST13に移行し、リニア・スケールエ
ンコーダ23から出力されたデータ信号S11のデータ
値に基づき、この焦点Pの位置がリードイン位置からリ
ードアウト位置に向かって所定距離(本例では、一例と
してCDの標準トラックピッチ100本分の移動距離)
移動したか否かが判断される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】そしてステップST13においてこの所定
距離だけ移動していない(No)と判断された場合には
ステップST15に移行する。一方このステップST1
3においてこの所定量移動した(Yes)と判断された
場合には、その時点でステップST14に移行し、その
時点における焦点Pの移動位置データをデータ信号S1
1のデータ値に基づき生成し、データレジスタ手段16
Bに記憶されている偏差値データとともにメモリ手段1
6Aに記憶させて、データレジスタ手段16Bに記憶さ
れているデータの内容をゼロクリヤし、ステップST1
5に移行する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】このステップST16において、この信号
S8Aが生成された時点におけるトラックピッチデータ
と1つ前の時点におけるトラックピッチデータの間の差
分値のバイナリデータで表されるトラックピッチと、標
準トラックピッチの値(本例ではCDの標準トラックピ
ッチである1.6μm)の間の偏差値を求めて、ステッ
プST17に移行する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】そしてステップST13において、データ
信号S11に基づいて、焦点Pの位置がリードイン位置
からリードアウト位置に向かってこの所定量移動したか
或いは所定時間が経過したか否かが判断され、この所定
距離移動した或いは所定時間が経過した(Yes)と判
断された場合にはステップST14に移行する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】そしてこのステップST14においてこの
焦点Pの移動位置をデータ信号S11に基づき演算して
生成し、このデータレジスタ16Aに記憶されている偏
差値、即ちこの所定距離移動した範囲におけるトラック
ピッチの最大の偏差値、所定経過時間毎におけるトラッ
クピッチの最大の偏差値及びこの最大の偏差値が生成さ
れたときの焦点Pの位置のリードイン位置からの移動距
離の夫々のデータをホストコンピュータ16に記憶さ
せ、データレジスタ16Aの記憶内容をゼロにクリヤし
てステップST15に移行し、このステップST15以
下の各ステップの判断を再度繰り返してステップST1
2に移行する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 敬夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2F069 AA02 AA06 BB17 CC07 DD15 GG11 GG39 HH14 MM23 MM34 NN00 NN09 NN25 QQ05 QQ07 5D121 BB38 HH18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機構により回転させた状態のディス
    クを、当該ディスクの半径方向に直線移動させる移動機
    構を具備したディスク回転移動装置における前記ディス
    クの前記半径方向の移動距離の測定方法であって、前記
    ディスクの回転機構により回転される前記ディスクの1
    回転毎に同じ回転角度においてパルスを発生させるとと
    もに、前記移動機構による前記ディスクの原点位置から
    の移動距離を測定し、前記移動機構の原点からの距離を
    前記パルスに基づいてラッチして記憶し、このラッチさ
    れた値と1回転前にラッチして記憶された値とを差分器
    により差分することにより、前記ディスクの1回転毎の
    移動距離を計測するようにしたことを特徴とするディス
    クの測定方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のディスクが、ディス
    ク原盤であることを特徴とするディスクの測定方法。
  3. 【請求項3】 回転機構により回転させた状態のディス
    クを、当該ディスクの半径方向に直線移動させる移動機
    構を具備したディスク回転移動装置における前記ディス
    クの前記半径方向の移動距離の測定装置であって、 前記ディスクの回転機構により回転される前記ディスク
    の1回転毎に同じ回転角度においてパルスを発生させる
    パルス発生手段と、 前記移動機構による前記ディスクの原点位置からの移動
    距離を測定する移動距離測定手段と、 前記移動距離測定手段によって測定された前記移動機構
    の原点からの距離データを前記パルスに基づいてラッチ
    して記憶する記憶手段と、 前記ラッチされたデータと前記1回転前にラッチして記
    憶されたデータとを差分して差分データを求める差分器
    とによりディスクの1回転毎の移動距離を計測するよう
    にしたことを特徴とするディスクの測定装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載のディスクの測定装置
    が、ディスク原盤の半径方向の移動距離の測定装置であ
    ることを特徴とするディスクの測定装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項3及び4記載のディスクの測
    定装置が、前記差分器により求めた前記ディスクの1回
    転毎の差分データに基づき、前記ディスクの前記所定移
    動距離毎の前記差分データの最大値を計測することので
    きる計測手段を有することを特徴とする測定装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項3及び4記載の測定装置が、
    前記差分器により求めた前記ディスクの1回転毎の差分
    データに基づき、所定時間毎の前記差分データの最大値
    を計測することのできる計測手段を有することを特徴と
    するディスクの測定装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項3及び4記載の測定装置が、
    前記差分器により求めた前記所定移動距離毎の前記差分
    データの最大値及び所定時間毎の前記差分データの最大
    値が、予め定められている最大値を超えたときに、当該
    最大値のデータ及び当該最大値が生成された時点の前記
    移動機構の原点からの距離データを記憶する手段を有す
    ることを特徴とするディスクの測定装置。
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