JP2002304596A - データ管理方法及び装置 - Google Patents

データ管理方法及び装置

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JP2002304596A
JP2002304596A JP2001108380A JP2001108380A JP2002304596A JP 2002304596 A JP2002304596 A JP 2002304596A JP 2001108380 A JP2001108380 A JP 2001108380A JP 2001108380 A JP2001108380 A JP 2001108380A JP 2002304596 A JP2002304596 A JP 2002304596A
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computer
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JP2001108380A
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Makoto Nishimura
誠 西村
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる構造でデータを記録した様々なシンボ
ルの中から、目的のシンボルのデータ構造に関する情報
を容易に入手できるようにする。 【解決手段】 2次元シンボルのデータ記録構造を示す
定義データに一意の定義IDを付与してシンボル定義デ
ータベース25に保存する。2次元シンボル40ととも
に物品に表示された定義ID41を利用者端末44から
本装置1に送信すると、その定義IDに対応する定義デ
ータが本装置1から利用者端末44へ送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に読み取り
可能なパターンでデータを構造化して記録したシンボル
のデータ構造に関する情報を管理するためのデータ管理
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光学的
に読み取り可能なパターンでデータを記録したシンボル
の例としては、いわゆる1次元バーコードや2次元シン
ボル(又は2次元コード)が挙げられる。このうち、2
次元シンボルは従来の1次元バーコードに比べて情報記
録容量が大きいため、データを構造化して記録すること
が可能である。2次元シンボルの物理的形式については
従来より様々なものが提案されている(例えば、QRコ
ード、PDF417等)。また、1次元バーコードで
も、最近ではデータを構造化して記録できる程度の記録
容量を持つものが知られている(例えばEAN−12
8)。
【0003】シンボルに記録されたデータを利用するに
は、シンボルの明暗パターンを光学的に読み取る読取装
置と、明暗パターンから必要な情報を取得するためのデ
ータ処理装置を用いる。しかし、従来のデータ処理装置
にはシンボル形式及び/又はデータ構造に応じて専用の
読取装置やデータ処理用ソフトウェアを用いるものが多
い。このようなデータ処理装置は、シンボル形式やデー
タ構造の異なるシンボルから情報を抽出することができ
ず、汎用性に乏しい。
【0004】特開2000−47967号公報には、C
CDカメラ等を利用して2次元シンボルの読取装置を構
成したデータ処理装置が開示されている。このようにす
れば、少なくとも読取装置については専用のハードウェ
ア機器を用意する必要がなくなり、同一の読取装置で異
なる形式の2次元シンボルに対応可能となる。しかし、
たとえ2次元シンボルの明暗パターン(ビット情報)を
読み取ることができたとしても、そこに記録されたデー
タ構造が分からなければ、データを正しく再現し、利用
することはできない。
【0005】特開2000−82108号公報には、2
次元コードとともにその2次元コードに関連する情報源
の所在を示す情報を人間に可読な文字情報又はマークで
示すことにより、コード利用者がその2次元コードに関
する情報を例えばインターネット上のホームページなど
から取得し、理解することができるようにすることが開
示されている。しかし、同公報に記載の発明では、コン
ピュータ上の情報を引き出すためのインデックス情報を
2次元コードに記録するに留まっている。これは従来の
1次元コードと同様の機能を2次元コードに持たせてい
るに過ぎない。
【0006】記録容量の大きいシンボルの有用性は、そ
の大きな情報記録容量を活かして、情報へのインデック
スではなく情報本体をコードに構造化して記録するとい
う利用形態にこそ存在する。そして、このような利用形
態においては、シンボルのデータ構造に関する情報を広
く一般に公開し、データ処理用ソフトウェアの開発を促
進することが重要である。この考えを更に進めて、例え
ば業界毎にシンボルのデータ構造を標準化して公開すれ
ば、業界内部でのデータ処理やデータ交換に係る費用の
低減にとって有利である。しかし、過度の標準化はシン
ボルの柔軟な活用の妨げとなりかねない。以上のような
事情を考慮すると、シンボルを作成する者に対してはシ
ンボルに独自のデータ構造を付与することを認めつつ、
シンボルに記録されたデータを利用する者(例えば、2
次元シンボル用データ処理ソフトウェアの開発者)に対
しては目的のシンボルのデータ構造に関する情報を容易
に入手できるようにすることが、シンボルの普及と有効
活用のために有利である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係るデータ管理方法は、光学的に読
み取り可能なパターンでデータを構造化して記録したシ
ンボルのデータ構造の定義データを管理する方法であっ
て、データ通信ネットワークを通じて他のコンピュータ
と通信可能なサーバ部及び該サーバ部により管理される
データを保存するためのデータ記憶部を備えるコンピュ
ータを利用したデータ管理方法において、前記サーバ部
に、前記データ通信ネットワークを通じて第一のコンピ
ュータから前記シンボルのデータ構造を示す定義データ
を受信する手順、前記定義データに対して一意の定義識
別子を発行する手順、前記定義データを前記定義識別子
と関連付けて前記データ記憶部に保存する手順、及び、
前記データ通信ネットワークを通じて第二のコンピュー
タからいずれかの定義データに対応する定義識別子とと
もに定義データ取得要求を受信したとき、前記定義識別
子に対応する定義データを前記データ記憶部から読み出
し、該定義データを前記第二のコンピュータ又は他の所
定のコンピュータへ送信する手順を含む処理を実行させ
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る第一のデータ管理装置
は、光学的に読み取り可能なパターンでデータを構造化
して記録したシンボルのデータ構造の定義データを管理
するための装置であって、データ通信ネットワークを通
じて他のコンピュータと通信可能なサーバ部及び該サー
バ部により管理されるデータを保存するためのデータ記
憶部を含むデータ管理装置において、前記サーバ部は、
前記データ通信ネットワークを通じて第一のコンピュー
タから前記シンボルのデータ構造を示す定義データを受
信するための定義データ受信手段、前記定義データに対
して一意の定義識別子を発行するための識別子発行手
段、前記定義データを前記定義識別子と関連付けて前記
データ記憶部に保存する定義データ保存手段、及び、前
記データ通信ネットワークを通じて第二のコンピュータ
からいずれかの定義データに対応する定義識別子ととも
に定義データ取得要求を受信したとき、前記定義識別子
に対応する定義データを前記データ記憶部から読み出
し、該定義データを前記第二のコンピュータ又は他の所
定のコンピュータへ送信するデータ送信手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る第二のデータ管理装置
は、光学的に読み取り可能なパターンでデータを構造化
して記録したシンボルのデータ構造の定義データを管理
するための装置であって、データ通信ネットワークを通
じて他のコンピュータと通信可能なサーバ部及び該サー
バ部により管理されるデータを保存するためのデータ記
憶部を含むデータ管理装置において、前記データ記憶部
には、前記シンボルのデータ構造を示す定義データが一
意の定義識別子と関連付けられて保存されており、前記
サーバ部は、前記データ通信ネットワークを通じて他の
コンピュータからいずれかの定義データに対応する定義
識別子とともに定義データ取得要求を受信したとき、前
記定義識別子に対応する定義データを前記データ記憶部
から読み出し、該定義データを前記他のコンピュータ又
は他の所定のコンピュータへ送信するデータ送信手段を
備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るデータ管理方法及び
装置では、光学的に読み取り可能なパターンでデータを
構造化して記録したシンボル(以下、「構造化シンボ
ル」又は単に「シンボル」と呼ぶ)のデータ構造を示す
定義データに一意の定義識別子を付与して固定磁気ディ
スク等で構成したデータ記憶部に保存し、データ通信ネ
ットワークに接続されたコンピュータ(以下、サーバ・
コンピュータと呼ぶ)でその定義データを管理する。こ
の定義識別子は、例えば物品に構造化シンボルを表示又
は貼付して一般に配布する際に、そのシンボルが本発明
に係るデータ管理方法及び装置に対応したものであるこ
とを示す標章(ロゴマーク)とともに、そのシンボルの
近傍に人間に可読な形態で表示しておくことが好まし
い。このようにしておけば、シンボルの入手者は目視の
みでそのシンボルが本発明に係るデータ管理方法及び装
置に対応したものであることを確認し、且つ、そのシン
ボルに対応する定義識別子を知得することができる。
【0011】構造化シンボルの入手者が自分のコンピュ
ータ(本発明の第二のコンピュータに相当するもの。以
下、端末コンピュータと呼ぶ)を用いて前記定義識別子
とともに定義データ取得要求をサーバ・コンピュータに
送信すると、サーバ・コンピュータのサーバ部が前記定
義識別子に対応する定義データを読み出し、前記コンピ
ュータ側での処理に適した所定形式(例えばHTML、
XML、CSV等)に編集して端末コンピュータに送信
する。この際、端末コンピュータへの送信データには定
義データだけではなく、データ記憶部に予め用意してお
いた付加情報も含めるようにしてもよい。付加情報とし
ては、例えば、シンボルの作成者(又は配布者)に関す
る情報、シンボルの記録データの中で用いられているコ
ード体系の説明、又はそのような説明を掲載したWWW
ページのURL等が挙げられる。
【0012】端末コンピュータでは、受け取ったデータ
を適宜処理することにより、シンボルのデータ構造に関
する情報や上記付加情報を適宜形式(例えば一覧表形
式)で画面に表示したり、印刷装置で印刷する等の出力
処理を実行する。
【0013】以上のような構成及び作用に加え、本発明
に係るデータ管理方法及び第一のデータ管理装置では、
データ通信ネットワークを通じて定義データを受け付け
るようにしている。構造化シンボルの定義データの登録
希望者が自分のコンピュータ(本発明の第一のコンピュ
ータに相当する)からシンボルの定義データをサーバ・
コンピュータに送信すると、サーバ部がその定義データ
に対して定義識別子を発行するとともに、定義データを
定義識別子に関連付けてデータ記憶部に保存する。発行
した定義識別子は例えば電子メールで上記コンピュータ
に通知される。
【0014】なお、以上のように他のコンピュータから
の要求を処理するサーバ部は、例えばデータベース管理
プログラムと連携して動作するWWWサーバとして構成
することができる。この場合、利用者側ではいわゆるW
ebブラウザを利用してデータの送受信を行うことがで
きる。
【0015】本発明に係るデータ管理装置において、更
に、前記サーバ部が、前記データ通信ネットワークを通
じて他のコンピュータから前記シンボルを含む画像デー
タとともにデータ変換要求を受信したとき、前記画像デ
ータを処理することにより前記シンボルの定義データに
対応する定義識別子を取得し、該定義識別子に対応する
定義データを前記定義データ保存部から読み出し、該定
義データを前記他のコンピュータ又は他の所定のコンピ
ュータへ送信する第二のデータ送信手段を備えるように
してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るデータ管理方法及び装置に
よれば、シンボルの配布者は、独自の構造でデータを記
録したシンボルに関する情報を手間をかけずに関係者に
提供することができる。また、シンボルの定義データを
利用したい者は、Webブラウザ等の一般的なコンピュ
ータソフトウェアさえ持っていれば、シンボルとともに
表示された定義IDを使って定義データを容易に取得す
ることができる。このように構造化シンボルの定義デー
タを一元管理して公開することにより、例えば構造化シ
ンボルの読取装置や構造化シンボル用データ処理装置の
開発が効率化される。
【0017】また、本発明に係るデータ管理方法及び第
一のデータ管理装置では、定義データの登録に係る業務
を自動的に行うため、定義データの登録業務に係る管理
者の作業負荷が大幅に軽減される。
【0018】また、サーバ部に上記第二のデータ送信手
段を備えるようにすれば、構造化シンボル専用の読取装
置がなくても、デジタルカメラ等の一般的な撮像装置及
びネットワーク通信の可能なコンピュータさえあれば、
シンボルに記録されたデータの値をその意味(データ項
目名)も含めて知ることができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら以下に説明する。以下の説明においては、構造化シン
ボルとして2次元シンボルを用いるものとするが、これ
はあくまで一例に過ぎず、1次元・2次元を問わず他の
形式の構造化シンボルを用いてもよいことは言うまでも
ない。また、以下の説明において、2次元シンボルの配
布とは、2次元シンボルを物品に表示又は貼付する等の
形で一般に配布することをいう。
【0020】図1に本実施例のデータ管理装置の概略構
成を示す。本実施例のデータ管理装置(以下、本装置と
呼ぶ)1はインターネット2に接続されたサーバ機4を
含む。サーバ機4は、それぞれ所定のプログラムを動作
させることによりソフトウェア的に構成された機能部で
ある中央管理部12、データベース管理部14、データ
変換部16、メールサーバ18及びWWWサーバ20を
備えている。また、サーバ機4は固定磁気ディスク等で
構成されたデータ記憶部6を備えている。データ記憶部
6には、配布者データベース22、利用者データベース
24、シンボル定義データベース25、参照情報保存部
26、登録ログ保存部27、利用ログ保存部28、公開
設定DB29及びWWWサイト30が作成されている。
なお、以下の説明では「データベース」という語を適宜
「DB」と略記する。
【0021】図2及び図3にデータ記憶部6の各部の構
成を概略的に示す。配布者DB22には、本装置1を利
用して2次元シンボルを配布するための登録をした者
(以下、シンボル配布者と呼ぶ)に関する情報(氏名/
名称、業種コード、事業コード、住所、パスワード等)
が配布者IDをキーとして保存されている。利用者DB
24には、本装置1を利用して2次元シンボルの定義デ
ータ等を取得し、利用するための登録をした者(以下、
システム利用登録者と呼ぶ)に関する情報(氏名/名
称、住所、パスワード等)が利用者IDをキーとして保
存されている。シンボル定義DB25には、2次元シン
ボルの配布者の配布者ID、2次元シンボルの文書型コ
ード、2次元シンボルの定義データ及び付加情報等が定
義識別子(以下、定義IDと呼ぶ)をキーとして保存さ
れている。なお、2次元シンボルの定義データの詳細な
構造及び付加情報については後述する。
【0022】参照情報保存部26には、本装置1の管理
者がデータベース検索のために用意した検索キー項目に
記録されるコードの意味を記録した外部参照用DBが保
存されている。本実施例では、配布者DB22の業種コ
ード及びシンボル定義DB25の文書型コードが検索キ
ー項目に対応している。業種コードの意味を調べるとき
には業種分類DB261を、また、文書型コードの意味
を調べるときには文書型DB263をそれぞれ参照す
る。なお、登録ログ保存部27、利用ログ保存部28及
び公開設定DB29の構成及び記録内容については後述
する。
【0023】WWWサイト30は、シンボル配布者及び
システム利用登録者が本装置1の各種機能を利用するた
めの窓口となるサイトである。図4にWWWサイト30
の構成を概略的に示す。WWWサイト30は、ホームペ
ージ300、配布者登録ページ301、利用者登録ペー
ジ302、配布者認証ページ303、配布者用メニュー
ページ304、利用者認証ページ305、利用者用メニ
ューページ306、一般公開ページ307をハイパーリ
ンクで連結した構成となっている。なお、このようなサ
イト構成はあくまで一例に過ぎないことは言うまでもな
い。
【0024】本装置1を用いたデータ管理について以下
に説明する。
【0025】[1]シンボル配布者に対する業務に関す
る処理シンボル配布者に対する業務に関する各種処理に
おける本装置1の動作について以下に説明する。
【0026】配布者登録 配布者登録の手順は次の通りである。まず、登録希望者
は、インターネット2に接続されたコンピュータ上でW
ebブラウザを起動し、WWWサイト30のホームペー
ジ300を開き、更にそこから配布者登録ページ301
を開く。配布者登録ページ301には登録希望者本人に
関する各種情報(氏名/名称、住所、電話番号、電子メ
ールアドレス、業種等)を入力するためのフォーム(図
示せず)が設けられている。登録希望者が入力フォーム
に必要事項を入力し、送信操作を実行すると、Webブ
ラウザが本装置1にフォームの入力データを送信する。
本装置1側では、WWWサーバ20が前記データを受け
取り、中央管理部12に渡す。中央管理部12はそのデ
ータをDB管理部14に渡すとともに新たな配布者ID
の発行を指示する。この指示を受けてDB管理部14は
新たな配布者IDを発行し、配布者DB22にその配布
者IDに対応するレコードを追加するとともに、そのレ
コードにデータを書き込む。なお、「業種」フィールド
には、業種分類DB261を参照して得られる業種コー
ドを書き込む。データの書き込み後、DB管理部14は
新たな配布者IDを中央管理部12に渡す。中央管理部
12は、上記登録希望者すなわち新たなシンボル配布者
に配布者ID及びパスワードを通知するための電子メー
ルを作成し、メールサーバ18に渡す。メールサーバ1
8はその電子メールを新たなシンボル配布者の電子メー
ルアドレスに送信する。このように配布者ID及びパス
ワードを取得した者は、次回以降はその配布者ID及び
パスワードを用いてWWWサイト30の配布者用メニュ
ーページ304を開き、定義データの登録、配布者登録
情報の変更、退会申請等の手続を行うことができる。
【0027】2次元シンボルのデータ構造の設計 配布者IDを取得したシンボル配布者は、本装置1の管
理者の定める仕様に従って2次元シンボルのデータ構造
を設計する。2次元シンボルの一例を図5に示す。図5
の2次元シンボル40は、いわゆるQRコードと呼ばれ
る形式で作成されているが、これはあくまで例に過ぎな
い。また、図では2次元シンボルを構成するドットの密
度を低めに描いているが、実際にはより高い密度でドッ
トを印字する。
【0028】本実施例では、2次元シンボル40の情報
記録容量が1024バイト(1キロバイト)であって、
先頭から9バイトをヘッダ部とし、残りの1015バイ
トをデータ部としている。ヘッダ部には、2次元シンボ
ルの定義データに付与される一意のID(すなわち、定
義ID)が記録される。本実施例の定義IDは、シンボ
ル配布者の国籍を示す2桁の国コード(例えば、日本は
JP)、各定義データに一意に付与される6桁の番号
(グローバル番号)及び各定義データのバージョンを示
す1桁のアルファベット(バージョン記号)で構成され
る。国コード及び番号は予め指定されたものを用いる
が、バージョン記号は定義データの改版に合わせてシン
ボル配布者が適宜変更することができる。なお、図5に
示したフォーマットはあくまで例に過ぎず、2次元シン
ボルの定義データを一意に識別できるものであれば定義
IDのフォーマットはどのようなものでもよい。例え
ば、いわゆるIPアドレスのように、国だけでなく企業
・団体等を含む広範な組織形態を考慮した階層フォーマ
ットにすることも可能である。
【0029】2次元シンボルのデータ部については特に
フォーマットの定めはなく、シンボル配布者が独自の構
造で自由にデータを記録することができる。本実施例で
は、図2の符号251の表に示した13項目のデータを
計224バイトの記憶領域を使って記録している。この
ようにシンボル配布者は、データ部に記録される各デー
タ要素の項目名及びバイト数(桁数)を決定し、本装置
1の管理者が定める仕様に従って定義データを作成する
(例えば所定のDTDに基づくXML文書の形で作
成)。なお、各項目のデータ長を固定とするのではな
く、例えばカンマ等の区切りコードを項目間に挿入する
ことにより可変長データベース構造でデータを記録する
ようにしてもよい。
【0030】定義データの登録 シンボル配布者は、2次元シンボルの定義データを次の
ような手順で本装置1に登録し、定義IDを取得する。
【0031】まず、シンボル配布者は、インターネット
2に接続されたコンピュータ上でWebブラウザを起動
し、WWWサイト30のホームページ300を開き、更
にそこから配布者認証ページ303を開く。このページ
からシンボル配布者が自分の配布者ID及びパスワード
を本装置1に送信すると、WWWサーバ20がその配布
者ID及びパスワードを受け取り、中央管理部12に渡
す。中央管理部12はDB管理部14を通じて前記配布
者ID及びパスワードが配布者DB22に登録された正
当なものであるかどうかを調べる。もし配布者ID及び
パスワードが正当なものでなかった場合、中央管理部1
2はエラーメッセージをWebブラウザに返信して処理
を終了する。一方、配布者ID及びパスワードが正当な
ものであった場合、中央管理部12はWWWサーバ20
を通じて配布者用メニューページ304をWebブラウ
ザに送信する。このページからシンボル配布者は定義デ
ータ登録ページ(図示せず)を開き、定義データを本装
置1に送信する。定義データの送信は、入力フォームを
利用してその場で定義データを作成して送信してもよい
し、予め用意した定義データファイルをWebブラウザ
のファイルアップロード機能を利用して送信してもよ
い。
【0032】本装置1側では、WWWサーバ20が前記
定義データを受け取り、中央管理部12に渡す。中央管
理部12は定義データをDB管理部14に渡すとともに
新たな定義IDの発行を指示する。この指示を受けてD
B管理部14は新たな定義IDを発行し、シンボル定義
DB25にその定義IDに対応するレコードを追加する
とともに、そのレコードにデータを書き込む。データの
書き込み後、DB管理部14は新たな定義IDを中央管
理部12に渡す。中央管理部12は、前記シンボル配布
者に定義IDを通知するための電子メールを作成し、メ
ールサーバ18に渡す。メールサーバ18はその電子メ
ールを前記シンボル配布者の電子メールアドレスに送信
する。
【0033】付加情報登録 シンボル配布者は、定義IDの付与された定義データに
関連する付加情報を登録することができる。例えば、2
次元シンボル読取装置や2次元シンボル用データ処理ソ
フトウェアの中で特に利用を推奨したいものがあれば、
その情報を付加情報として登録することができる。ま
た、例えばシンボル配布者が独自に定めた分類コードや
処理フラグ等を2次元シンボルに記録した場合、そのコ
ードやフラグの説明文、コードやフラグの一覧表等の補
足情報を付加情報として登録したり、あるいはそのよう
な補足情報の入手方法又は入手先(例えばコード説明の
ために設けたWWWページのURL)を付加情報として
登録することができる(図2の符号252参照)。
【0034】付加情報登録の手順は次の通りである。ま
ず、シンボル配布者は上記のようにしてWebブラウザ
で配布者用メニューページ304を開き、更にそこから
付加情報登録ページ(図示せず)を開く。付加情報登録
ページには付加情報を入力するための適宜様式の入力フ
ォームを設けておく。このページでシンボル配布者が定
義IDを指定するとともに付加情報を入力し、送信操作
を実行すると、Webブラウザが定義ID及び付加情報
を本装置1に送信する。本装置1側では、前記付加情報
がWWWサーバ20及び中央管理部12を通じてDB管
理部14に転送される。DB管理部14は、指定された
定義IDに対応するシンボル定義DB25のレコードに
前記付加情報を書き込む。なお、上記説明では定義デー
タとは別に付加情報を登録するものとしたが、先に説明
した定義データと同時に付加情報も登録できるようにし
てもよい。この場合、例えば中央管理部12が定義デー
タの登録に引き続いて付加情報登録ページをWebブラ
ウザに送信する。
【0035】データ公開設定 シンボル配布者は、例えば2次元シンボルの定義データ
を特定の者にだけ公開するというような公開設定を定義
データ毎に行うことができる。公開設定は次のような手
順で行う。まず、シンボル配布者は、上記のような手順
で配布者用メニューページ304を開き、更にそこから
データ公開設定ページ(図示せず)を開く。データ公開
設定ページでは、例えば対象となる定義データの定義I
Dを指定するとともに、「一般公開」「全てのシステム
利用登録者に公開」「シンボル毎の個別認証を通過した
システム利用登録者にのみ公開」から公開形態を選択す
る。選択された公開形態は定義IDをキーとして公開設
定DB29に記録される(図3参照)。
【0036】「一般公開」を選択した定義データは、シ
ステム利用登録者以外の一般の利用者でも一般公開ペー
ジ307を通じて利用することができる。「全てのシス
テム利用登録者に公開」を選択した定義データは、本装
置1の全てのシステム利用登録者に利用可能となる。ま
た、「シンボル毎の個別認証を通過したシステム利用登
録者にのみ公開」を選択した定義データは、シンボル毎
の個別認証を通過したシステム利用登録者にのみ利用可
能となる。ここで、シンボル毎の個別認証とは、定義デ
ータに対応して公開設定DB29に記録された補助ID
及び補助パスワード(予め本装置1の管理者又はシンボ
ル配布者が定義データに対して付与したもの)を提示さ
せる処理である。「シンボル毎の個別認証を通過したシ
ステム利用登録者にのみ公開」を選択した場合、シンボ
ル配布者は、その定義データを公開したい相手に予め補
助ID及び補助パスワードを通知しておく。システム利
用登録者から前記定義データの取得要求を受けたとき、
本装置1はそのシステム利用登録者に対して補助ID及
び補助パスワードの提示(入力)を求め、正当な補助I
D及び補助パスワードが提示された場合にのみ定義デー
タを送信する。なお、正当な補助ID及び補助パスワー
ドを提示したシステム利用登録者の利用者IDは公開設
定DB29の認証通過者リストに登録される。このリス
トに登録されたシステム利用登録者は、同じ定義データ
を再度取得する際には補助ID及び補助パスワードを提
示する必要がない。
【0037】2次元シンボルの作成 上記のようにして定義IDを取得したら、シンボル配布
者はその定義IDをヘッダ部に記録した2次元シンボル
40を作成し、配布する。本実施例では、2次元シンボ
ル40のヘッダ部に定義IDを記録するだけでなく、2
次元シンボル40の上辺近傍に定義IDを人間に可読な
形態で表示している(符号41)。また、2次元シンボ
ル40の下辺近傍には、2次元シンボル40の定義デー
タが本装置1に登録されていることを示す標章(ロゴマ
ーク)を表示している(符号42)。本実施例では、G
lobal Standard Formatの略であ
る「GSF」を標章として用いている。なお、定義ID
41及びロゴマーク42は、2次元シンボル40の光学
認識の妨げとならないように、2次元シンボル40との
間に規定以上の余白を空けて表示する。
【0038】2次元シンボルの配布 以上のようにして本装置1に2次元シンボルの定義デー
タを登録したシンボル配布者は、2次元シンボルの配布
開始を各種媒体(書面、WWWサイト、電子メール等)
を通じて関係者に通知する。また、シンボル配布者は、
前記通知とともに、あるいは前記通知で指定した配布開
始日から、2次元シンボルを貼付又は表示した物品の配
布を開始する。
【0039】[2]システム利用登録者に対する業務に
関する処理 システム利用登録者に対する業務に関する各種処理にお
ける本装置1の動作について以下に説明する。
【0040】利用者登録 利用者登録の手順は基本的に配布者登録の手順と同様で
ある。すなわち、上記配布者登録に関する説明におい
て、配布者登録ページ301を利用者登録ページ302
と、配布者IDを利用者IDと、配布者DB22を利用
者DB24とそれぞれ読み替えたものが利用者登録の手
順の説明となる。
【0041】定義データ取得 利用者IDを取得したシステム利用登録者は、所望の定
義IDの定義データを次のような手順で取得することが
できる。
【0042】まず、システム利用登録者は、2次元シン
ボル40とともに表示された定義ID41及びロゴマー
ク42により、その2次元シンボル40の定義データが
本装置1に登録されていること、及び、その定義データ
の定義IDが「JP000001a」であることを確認
する。
【0043】次に、システム利用登録者は、インターネ
ット2に接続されたコンピュータ(利用者端末44)上
でWebブラウザを起動し、WWWサイト30のホーム
ページ300を開き、更にそこから利用者認証ページ3
05を開く。このページからシステム利用登録者が自分
の利用者ID及びパスワードを本装置1に送信すると、
WWWサーバ20がその利用者ID及びパスワードを受
け取り、中央管理部12に渡す。中央管理部12及びD
B管理部14による利用者ID及びパスワードの認証処
理及びエラー処理は、先に説明した配布者ID及びパス
ワードの認証処理及びエラー処理と同様である。利用者
ID及びパスワードが正当なものであった場合、中央管
理部12はWWWサーバ20を通じて利用者用メニュー
ページ306を前記Webブラウザに送信する。このペ
ージからシステム利用登録者は定義データ取得ページ
(図示せず)を開く。
【0044】定義データ取得ページには、取得したい定
義データの定義ID、データの出力形式、データの送信
先を入力又は指定するための入力フォームを設ける。デ
ータの出力形式は、例えば「HTML形式」「XML形
式」「CSV形式」のいずれかを選択する。データの送
信先は、例えば「Webブラウザに送信」「メールに添
付して送信」「下記URLのCGIプログラムに送信」
のいずれかを選択する。入力フォームにおいてシステム
利用登録者が先に確認した定義IDを入力し、出力形式
及び送信先を指定し、送信操作を実行すると、Webブ
ラウザが入力フォームのデータを本装置1に送信する。
本装置1側では、WWWサーバ20が前記データを受け
取り、中央管理部12に渡す。中央管理部12は、DB
管理部14、メールサーバ18及びWWWサーバ20と
連携して処理を行うことにより、指定された定義データ
を指定された出力形式で指定された送信先に送信する。
なお、指定された定義データに関連する付加情報が登録
されている場合、その付加情報も送信先に送信される。
【0045】システム利用登録者は、指定した送信先に
送られてきた定義データ(及び付加情報)をWebブラ
ウザやメールクライアント等のソフトウェアを用いて入
手し、画面に表示したり印刷装置で印刷することにより
データの内容を確認する。図6に定義データ及び付加情
報の表示画面の一例を示す。例えば、システム利用登録
者が2次元シンボルの読取処理ソフトウェアの開発者で
ある場合、2次元シンボルの定義データ及び付加情報を
図6のように画面に表示又は印刷すれば、2次元シンボ
ルのデータ構造(項目名、各項目のバイト数)が理解で
きるため、容易に読取処理ソフトウェアを開発すること
ができる。また、図6のようにシンボル配布者が2次元
シンボルのデータ構造に関する詳細情報を掲載したWW
WページのURLを付加情報として提供している場合、
システム利用登録者はWebブラウザを用いて更に詳細
な情報を容易に入手することができる。
【0046】[3]その他の機能 本装置1のその他の機能について以下に説明する。
【0047】(1)データ変換機能 本装置1は、一般の撮像手段で撮影された2次元シンボ
ルの画像から記録データを抽出し、人間に可読なデータ
に変換して出力する機能を有する。この機能に関する処
理の手順は次の通りである。
【0048】まず、利用者がデジタルカメラ等の撮像手
段46で2次元シンボルを撮影し、その画像データを利
用者端末44に取り込む。次に、取り込んだ画像データ
を所定のクライアントソフトウェア(Webブラウザ、
メール送受信ソフトウェア、本装置1用の専用クライア
ントソフトウェア等。以下、単に「クライアント」と呼
ぶ)で本装置1に送信する(このとき、回答データの出
力形式や送信先を利用者が指定してもよい)。本装置1
では、中央管理部12がWWWサーバ20又はメールサ
ーバ18を通じて前記画像データを取得し、そのデータ
をデータ変換部16に渡す。
【0049】データ変換部16は、例えば図7のフロー
チャートで示した手順で画像データを処理する。 (ステップS1)画像の中にロゴマーク「GSF」が含
まれているかどうかを光学文字認識の手法で調べる。ロ
ゴマークが含まれていなければ処理を終了する。 (ステップS2)画像の中で2次元シンボル40の部分
を特定する。 (ステップS3)2次元シンボル40の部分の明暗パタ
ーンをビット列に変換し、更にそのビット列を8ビット
毎に区切ることにより、最小単位が1バイトの文字列
(以下、データ文字列と呼ぶ)を生成する。 (ステップS4)データ文字列の先頭9バイト(2次元
シンボルのヘッダ部)から定義IDを取得する。 (ステップS5)取得した定義IDに対応する定義デー
タをシンボル定義DB25から読み出す。 (ステップS6)データ文字列の先頭から10バイト目
以降の部分(2次元シンボルのデータ部)を上記定義デ
ータの各データ項目のバイト数毎に分割することにより
各データ項目の値を取得する。 (ステップS7)各データ項目の項目名及び値を中央管
理部12に返す。
【0050】中央管理部12は、データ変換部16から
受け取ったデータ(データ項目名及び値)だけでなく、
先に取得した定義IDをキーとしてデータ記憶部6から
各種情報(例えば、配布者DB22の配布者情報、シン
ボル定義DB25の付加情報等)を読み出し、それらデ
ータ及び情報を所定形式(例えば、CSV形式、HTM
L形式、XML形式)に編集して利用者端末44のクラ
イアントに返す(電子メールを利用する場合、所定のメ
ールアドレスに送信する)。クライアントは受け取った
データを画面に表示したり、印刷したり、ファイルへ保
存する等の出力処理を行う。
【0051】図8に2次元シンボルから抽出したデータ
を含むデータ表示画面の一例を示す。図8のデータ表示
画面において、「ヘッダ情報」欄にはデータ記憶部6の
各データベースから取得された情報が表示されており、
「シンボル記録データ」欄には2次元シンボル40から
取得されたデータがシンボル定義DB25から読み出さ
れた項目名と組み合わされた形で表示されている。ま
た、「付加情報」欄には、シンボル定義DB25から読
み出された付加情報が表示されている。
【0052】図8のデータ表示画面はハイパーリンクの
アンカーを埋め込んだHTML形式のページであって、
ここから利用者は更に様々な情報を入手することができ
る。例えば、図8のアンカー51(「文書型」)に対し
て所定操作(例えばマウスによるクリック)を実行する
と、Webブラウザから本装置1のWWWサーバ20に
文書型DB263の閲覧要求が送信される。この要求を
受けたWWWサーバ20は、中央管理部12及びDB管
理部14と連携して、文書型コード一覧表をWebブラ
ウザに送信したり、文書型DB263を用いた検索処理
のためのページをWebブラウザに送信する。また、ア
ンカー52(「富士電機」)に対して上記操作を実行す
ると、シンボル配布者のWWWサイトのホームページが
Webブラウザに表示される。また、アンカー53(カ
タログURL)に対して上記操作を実行すると、Web
ブラウザでWWW上の所定の場所で公開されている電子
カタログを閲覧したり入手することができる。また、
「付加情報」欄のアンカー54に対して上記操作を実行
すると、データ項目の説明やコードの意味の説明を掲載
したWWWページを閲覧することができる。このWWW
ページは、シンボル配布者が独自に用意したWWWサー
バ機を用いて公開してもよいし、あるいは、本装置1の
データ記憶部6にシンボル配布者毎のWWWサイトを用
意し、そこに上記のような説明用WWWページを公開し
てもよい。
【0053】(2)ログ管理機能 本装置1では、シンボル配布者やシステム利用登録者に
よる本装置1の利用状況を登録ログ保存部27及び利用
ログ保存部28に記録している(図3参照)。登録ログ
保存部27には、配布者DB22、利用者DB24及び
シンボル定義DB25に対する各種処理が行われる度
に、処理日付、処理要求者のID(配布者ID又は利用
者ID)、処理内容等が記録される。処理内容には、例
えば「新規登録」「登録内容の変更」「登録抹消」のよ
うに、処理内容を特定するための情報を記録する。一
方、利用ログ保存部28には、定義データの利用が発生
する度に、利用された定義データの定義ID、利用者I
D及び利用内容等が記録される。利用内容には、例えば
「定義データ取得」「データ変換機能利用」のように、
利用された機能を特定するための情報を記録する。
【0054】上記登録ログ/利用ログは本装置1の稼働
状況の検査やセキュリティ検査に利用される。また、上
記利用ログ保存部28の記録データを利用すれば、例え
ば、各定義データの利用者リスト及び利用状況報告書を
作成してシンボル配布者に提供することができる。ま
た、シンボル配布者が定義データを更新(バージョン変
更)したときに、その定義データの全ての利用者に対し
て更新通知を電子メールで通知することもできる。
【0055】以上、本実施例のデータ管理装置について
詳細に説明したが、上記実施例はあくまで一例に過ぎな
い。例えば、シンボル配布者に対する業務に関する処理
において、各種データの受け付けにはWWWサーバ20
ではなくメールサーバ18を利用することもできる。こ
の場合、シンボル配布者が配布者ID及びパスワードを
記載した所定様式の電子メールに登録したい情報やデー
タを記載又はファイルの形で添付して本装置1用の所定
メールアドレスに送信すると、メールサーバ18が中央
管理部12に電子メールを転送する。電子メールを受け
取った中央管理部12は、DB管理部14と連携して上
記と同様の手順でデータや情報をデータベースに登録す
る。また、コンピュータを使わずに書面でデータや情報
を受け付け、管理者側のオペレータがシンボル配布者の
代わりに本装置1への登録作業を行うようにしてもよ
い。
【0056】また、利用者端末44としては例えばWe
bブラウザを搭載したパーソナルコンピュータが好適に
利用できるが、本装置1から利用者端末44へ送信する
データ量があまり多くない場合は、利用者端末44とし
てWWW閲覧機能を備える携帯電話等の小型の通信端末
を利用してもよい。
【0057】また、データ変換機能について、上記説明
では、データ変換部16が2次元シンボル40のヘッダ
部から定義IDを取得するものとしたが、画像データに
2次元シンボル40だけでなく定義ID41も含めるよ
うにするとともに、データ変換部16は前記定義ID4
1を光学文字認識の手法で読み取ることにより定義ID
を取得するようにしてもよい。このようにすると、2次
元シンボル40には定義IDを記録する必要はないた
め、シンボル配布者は2次元シンボル40全体を自由に
データ記録に利用することができる。
【0058】また、データ変換機能について、上記説明
では、ステップS1からS7までの処理を全て本装置1
側で行うものとしたが、処理の一部を利用者端末44側
で行うようにしてもよい。例えば、利用者端末44に予
めローカルなシンボル定義DBを作成しておき、次のよ
うな手順で処理を行うこともできる。まず、クライアン
トは、図5のステップS1からS4までの処理を行う。
次に、クライアントは、処理中の定義IDの定義データ
がローカル・シンボル定義DBに存在するかどうかを検
査し、それが存在したら、ステップS6及びS7の処理
を実行する。一方、目的の定義データがローカル・シン
ボル定義DBに存在しなかった場合、クライアントは、
上記のような手順で本装置1から定義データを取得し、
その定義データを用いてステップS6及びS7の処理を
実行する。なお、クライアントは、本装置1から新たに
取得した定義データをローカル・シンボル定義DBに保
存する。これにより、同じ定義IDの定義データについ
ては次回から利用者端末44側だけで処理を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるデータ管理装置の概
略構成図。
【図2】 配布者DB、利用者DB及びシンボル定義D
Bの概略構成図。
【図3】 参照情報保存部、登録ログ保存部、利用ログ
保存部の概略構成図。
【図4】 WWWサイトの概略構成図。
【図5】 2次元シンボルの一例。
【図6】 定義データ及び付加情報の表示画面の一例。
【図7】 2次元シンボルの画像から記録データを抽出
する処理のフローチャート。
【図8】 2次元シンボルから抽出したデータを含むデ
ータ表示画面の一例。
【符号の説明】
1…データ管理装置 2…インターネット 4…サーバ機 6…データ記憶部 40…2次元シンボル 41…定義ID 42…ロゴマーク 44…利用者端末 46…撮像手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に読み取り可能なパターンでデー
    タを構造化して記録したシンボルのデータ構造の定義デ
    ータを管理する方法であって、データ通信ネットワーク
    を通じて他のコンピュータと通信可能なサーバ部及び該
    サーバ部により管理されるデータを保存するためのデー
    タ記憶部を備えるコンピュータを利用したデータ管理方
    法において、前記サーバ部に、 前記データ通信ネットワークを通じて第一のコンピュー
    タから前記シンボルのデータ構造を示す定義データを受
    信する手順、 前記定義データに対して一意の定義識別子を発行する手
    順、 前記定義データを前記定義識別子と関連付けて前記デー
    タ記憶部に保存する手順、及び、 前記データ通信ネットワークを通じて第二のコンピュー
    タからいずれかの定義データに対応する定義識別子とと
    もに定義データ取得要求を受信したとき、前記定義識別
    子に対応する定義データを前記データ記憶部から読み出
    し、該定義データを前記第二のコンピュータ又は他の所
    定のコンピュータへ送信する手順を含む処理を実行させ
    ることを特徴とするデータ管理方法。
  2. 【請求項2】 光学的に読み取り可能なパターンでデー
    タを構造化して記録したシンボルのデータ構造の定義デ
    ータを管理するための装置であって、データ通信ネット
    ワークを通じて他のコンピュータと通信可能なサーバ部
    及び該サーバ部により管理されるデータを保存するため
    のデータ記憶部を含むデータ管理装置において、前記サ
    ーバ部は、 前記データ通信ネットワークを通じて第一のコンピュー
    タから前記シンボルのデータ構造を示す定義データを受
    信するための定義データ受信手段、 前記定義データに対して一意の定義識別子を発行するた
    めの識別子発行手段、 前記定義データを前記定義識別子と関連付けて前記デー
    タ記憶部に保存する定義データ保存手段、及び、 前記データ通信ネットワークを通じて第二のコンピュー
    タからいずれかの定義データに対応する定義識別子とと
    もに定義データ取得要求を受信したとき、前記定義識別
    子に対応する定義データを前記データ記憶部から読み出
    し、該定義データを前記第二のコンピュータ又は他の所
    定のコンピュータへ送信するデータ送信手段を備えるこ
    とを特徴とするデータ管理装置。
  3. 【請求項3】 光学的に読み取り可能なパターンでデー
    タを構造化して記録したシンボルのデータ構造の定義デ
    ータを管理するための装置であって、データ通信ネット
    ワークを通じて他のコンピュータと通信可能なサーバ部
    及び該サーバ部により管理されるデータを保存するため
    のデータ記憶部を含むデータ管理装置において、 前記データ記憶部には、前記シンボルのデータ構造を示
    す定義データが一意の定義識別子と関連付けられて保存
    されており、 前記サーバ部は、前記データ通信ネットワークを通じて
    他のコンピュータからいずれかの定義データに対応する
    定義識別子とともに定義データ取得要求を受信したと
    き、前記定義識別子に対応する定義データを前記データ
    記憶部から読み出し、該定義データを前記他のコンピュ
    ータ又は他の所定のコンピュータへ送信するデータ送信
    手段を備えることを特徴とするデータ管理装置。
  4. 【請求項4】 前記データ通信ネットワークを通じて他
    のコンピュータから前記シンボルを含む画像データとと
    もにデータ変換要求を受信したとき、前記画像データを
    処理することにより前記シンボルの定義データに対応す
    る定義識別子を取得し、該定義識別子に対応する定義デ
    ータを前記定義データ保存部から読み出し、該定義デー
    タを前記他のコンピュータ又は他の所定のコンピュータ
    へ送信する第二のデータ送信手段を備えることを特徴と
    する請求項2又は3に記載のデータ管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006018724A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Fuji Photo Film Co Ltd 代行管理サーバ
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