JP2002109193A - 照会装置、照会用コード発行装置、照会方法および照会用コード発行方法 - Google Patents

照会装置、照会用コード発行装置、照会方法および照会用コード発行方法

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JP2002109193A
JP2002109193A JP2000297845A JP2000297845A JP2002109193A JP 2002109193 A JP2002109193 A JP 2002109193A JP 2000297845 A JP2000297845 A JP 2000297845A JP 2000297845 A JP2000297845 A JP 2000297845A JP 2002109193 A JP2002109193 A JP 2002109193A
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Hiroyuki Aoyama
浩幸 青山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照会手段を発行する管理者の労力とコストを
低減させるとともに、会員が所持する照会手段がいくら
多くなってもかさばらないようにする。 【解決手段】 識別子記憶手段により特定の識別子を記
憶し、コード画像変換手段により、すくなくとも前記識
別子を含む照会データを光学的に読み取り可能なコード
画像データへ変換し、コード画像送信手段により前記コ
ード画像データを表示画面を有する携帯端末装置に送信
する。次に、コード画像逆変換手段により前記携帯端末
装置に表示されるコード画像を光学的に読み取り、前記
照会データに逆変換し、照会手段により逆変換により得
られる照会データに含まれる前記識別子が前記識別子記
憶手段に存在するかどうかを照会し、照会結果を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定のグループを構
成する会員や特定の資格や権利を有する対象を照会する
装置および方法に関し、特に、対象の照会を光学的に読
み取り可能なコード画像を用いて行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンタルビデオショップ等の会員
の照会には識別子を表したバーコードを表示したプラス
チック製や紙製のカードを各会員に渡すとともに、カー
ドのバーコードが表す識別子と会員の属性情報とを関連
付けてコンピュータに記憶するという方法が広く行われ
ている。このような方法により、商品やサービスの提供
を受ける会員はカードを管理者に渡し、管理者はカード
のバーコードを読み取ることで会員の照会を行うことが
でき、さらに、会員にどんな商品やサービスをいつ提供
したかという履歴情報を会員の履歴データとして記憶し
ていくことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カードによ
り会員を照会すると管理者側にとっては、カードを予め
用意し発行するという労力がかかるともにカード自体の
コストが必要となる。一方、会員にとっては、複数のグ
ループの会員になることも多く一枚のカードは薄くても
複数となると非常にかさばり携帯に不便になるという問
題が生じる。そこで、本発明はこのような事情に鑑み、
照会手段を発行する管理者の労力とコストを低減させる
とともに、会員が所持する照会手段がいくら多くなって
もかさばらないようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を有する。請求項1に記
載の発明は、識別子記憶手段により特定の識別子を記憶
し、コード画像変換手段により、すくなくとも前記識別
子を含む照会データを光学的に読み取り可能なコード画
像データへ変換する。コード画像としてはバーコード、
OCR装置で読み取り可能な文字データ、2次元コード
などが挙げられる。そして、コード画像送信手段により
前記コード画像データを表示画面を有する携帯端末装置
に送信する。携帯端末装置とは、ここでは画像データの
受信およびその画像の表示ができるものであればどのよ
うなものでもよい。また、通常この携帯端末装置は照会
される対象者の所有する携帯端末装置であり、通信回線
を利用して送信したり、直接本装置と接続したりするこ
とにより送信する。なお、ここでの送信には一旦、フロ
ッピー(登録商標)ディスクなどの記録媒体に記録した
ものや、インターネット上のサーバにアップロードした
ものを携帯端末装置で読み出すような場合も含むものと
する。次に、コード画像逆変換手段により前記携帯端末
装置に表示されるコード画像を光学的に読み取り、前記
照会データに逆変換する。そして、照会手段により逆変
換により得られる照会データに含まれる前記識別子が前
記識別子記憶手段に存在するかどうかを照会し、照会結
果を出力する。この照会結果の出力はモニターに表示し
たり、プリンターにプリントアウトしたり、音声や光の
点滅等で情報を伝達する等種々の方法を用いることがで
きる。このような動作により、対象者が所持する携帯端
末装置に対象者の照会用のコード画像が表示され、これ
を用いて会員の照会が行われることになる。
【0005】請求項2に記載の発明は、前記照会装置に
おいて、前記識別子は特定の対象者に対して設定される
ものであり、さらに、商品・サービス情報受付手段によ
り、前記照会手段が前記識別子は前記識別子記憶手段に
存在するという照会結果を出力した後に、前記対象者に
対して提供する商品もしくはサービスに関する商品・サ
ービス情報の入力を受け付ける。ここで商品・サービス
は対価の授受の有無は問わない。また、サービスに関す
情報にはサービス内容だけでなく検査や試験等における
サービスを受けた結果得られる情報なども含む。そし
て、前記照会データは、前記対象者に関し受け付けた商
品・サービス情報を累積的に記録した履歴情報を含み、
前記コード画像送信手段は一定の条件を満たす場合に、
コード画像データを携帯端末装置に送信する。このよう
な動作により、対象者の携帯端末装置に対象者の受けた
商品やサービスに関する履歴がコード画像として最新の
情報に適宜更新されて記録されることになる。
【0006】請求項3に記載の発明は、前記照会装置に
おいて、さらに、履歴情報記憶手段により前記履歴情報
を前記識別子と関連付けて記憶しておき、履歴情報変化
判断手段により、前記照会手段が前記識別子は前識別子
報記憶手段に存在するという照会結果を出力した場合
に、この識別子に関連づけられてこの履歴情報記憶手段
に記憶されている履歴情報が、逆変換により得られた照
会データに含まれる履歴情報と一致するかどうかを判断
する。そして、履歴情報変化判断手段が履歴情報が一致
しないと判断した場合に、履歴情報更新手段が前記履歴
情報記憶手段の記憶内容を照会データに含まれる履歴情
報に基づいて更新する。このような動作により、例え
ば、複数のチェーン店のそれぞれに本装置が設置されて
おり対象者が複数のチェーン店を利用するような場合
に、まず、一つのチェーン店で受けた商品やサービスに
関する履歴情報が本装置によって対象者の携帯端末装置
にコード画像として記録される。そして、対象者が他の
チェーン店を利用するときに、他のチェーン店に設置さ
れた本装置では携帯端末装置に記録されたコード画像を
介して最初のチェーン店における履歴情報が読み取ら
れ、この会員に関してこの履歴情報を付加した最新の履
歴情報が履歴情報記憶手段に記憶される。
【0007】請求項4に記載の発明は、一以上のクライ
アントコンピュータと連携するサーバにより構成される
照会装置であり、識別子記憶手段により特定の対象者に
対して設定される識別子を記憶し、コード画像変換手段
によりすくなくとも前記識別子を含む照会データを光学
的に読み取り可能なコード画像データへ変換し、コード
画像送信手段により 前記コード画像データを、表示画
面を有する携帯端末装置に送信する。続いて、照会デー
タ受付手段によりクライアントコンピュータから送信さ
れる、前記携帯端末装置に表示されるコード画像を光学
的に読み取って得られた照会データ含むデータを受け付
ける。照会データを含むデータとは、例えばクライアン
トコンピュータでコード画像データの逆変換が行われて
いる場合はこれにより得られる照会データとなり、逆変
換されない場合は照会データを表しているコード画像デ
ータとなる。そして、照会手段により受け付けた照会デ
ータに含まれる前記識別子が前記識別子記憶手段に存在
するかどうかを照会し、照会結果送信手段によりこの照
会結果を前記照会データを送信してきたクライアントコ
ンピュータへ送信する。このような動作により、対象者
が所持する携帯端末装置に対象者の照会用のコード画像
が表示され、これを用いて対象者の照会が行われること
になる。また、サーバで複数のクライアントコンピュー
タによる照会処理を一括管理することができる。
【0008】請求項5に記載の発明は、照会用コード発
行装置であって、対象者情報受付手段により特定の対象
者を示す属性情報を受け付け、識別子付与手段で受け付
けた情報が示す対象者に識別子を付与する。なお、識別
子の付与は、自動的に連続番号を付与するようなもので
もよいし、対象者の名前等の対象者を示す情報に含まれ
るデータを用いたり、外部から入力される識別子を利用
してもよい。そして、コード画像変換手段により、すく
なくとも前記識別子を含む照会データを光学的に読み取
り可能なコード画像データへ変換し、コード画像送信手
段で前記コード画像データを、表示画面を有する携帯端
末装置に送信する。このような動作により、2次元コー
ドを光学的に読み取って前記識別子との照会を行う照会
装置により照会される手段として2次元コードを表示し
た携帯端末装置が利用されることになる。
【0009】請求項6に記載の発明は、特定の識別子を
記憶し、少なくともこの識別子を含む照会データが変換
された光学的に読み取り可能なコード画像を読み取って
照会データへ逆変換し、逆変換された照会データに含ま
れる前記識別子が記憶されているかどうかを照会する一
以上のクライアントコンピュータと連携するサーバによ
り構成される照会コード発行装置である。即ち、クライ
アントコンピュータが照会装置となりサーバが照会コー
ド発行装置となっている。そして、この照会コード発行
装置において識別子受付手段により前記識別子を受け付
け、コード画像変換手段により前記識別子を含む照会デ
ータを光学的に読み取り可能なコード画像データへ変換
し、コード画像送信手段が前記コード画像データを、表
示画面を有する携帯端末装置に送信する。このような動
作により、照会される対象者の携帯電話端末にクライア
ントコンピュータに記憶されている識別子を含む照会デ
ータを変換したコード画像を送ることができ、クライア
ントコンピュータではこれを読み取り照会データへ逆変
換できれば対象者の照会が行えることになる。なお、請
求項6においては、サーバはクライアントに記憶されて
いる識別子を得ることができれば足り、クライアントコ
ンピュータとサーバは直接接続されている必要はない。
【0010】請求項7に記載の発明は、前記照会用コー
ド発行装置において、認証符号記憶手段により前記識別
子と特定の認証符号とを関連づけて記憶する。そして、
前記コード画像送信手段においては、認証符号受付手段
が前記携帯端末装置から前記認証符号の送信を受け付
け、認証対象抽出手段が受け付けた認証符号に関連付け
られた前記識別子を前記識別子記憶手段から抽出し、送
信データ抽出手段が抽出された識別子を含む照会データ
を変換したコード画像データを送信データとして設定す
る。このような動作により、照会する対象者に認証符号
を予め通知しておけば認証符号を送信してきた携帯端末
装置に対してコード画像データを送信することで、高い
確率でこの対象者の所有する携帯端末装置に対してこの
対象者に関するコード画像データを送信することにな
る。
【0011】請求項8に記載の発明は、前記照会用コー
ド発行装置において、前記携帯端末装置は携帯電話であ
って、携帯電話番号記憶手段が前記識別子と前記携帯電
話の携帯電話番号を関連付けて記憶している。この携帯
電話番号は通常識別子に関連する対象者が所有する携帯
電話の電話番号である。そして、前記コード画像送信手
段は、コード画像データが示す照会データに含まれる識
別子に関連付けられた携帯電話番号により前記携帯電話
に接続してデータの送受信を行う。このような動作によ
り、対象者からの本装置へのアクセスを待つことなく本
装置側から対象者の所有する携帯端末装置に直接接続で
きることになる。
【0012】請求項9に記載の発明は、コンピュータを
用いて特定の対象者を照会する方法であり、識別子記憶
ステップで特定の対象者に設定される識別子を記憶し、
コード画像変換ステップですくなくとも前記識別子を含
む照会データを光学的に読み取り可能なコード画像デー
タへ変換し、コード画像送信ステップで前記コード画像
データを、表示画面を有する前記対象者の所有する携帯
端末装置に送信する。そして、照会データ読み取りステ
ップで前記コード画像を表示した携帯端末装置から、こ
のコード画像を光学的に読み取り前記照会データへ逆変
換し、対象者照会ステップで逆変換により得られた照会
データに含まれる前記識別子が記憶されているかどうか
を照会する。このような動作により、対象者が所持する
携帯端末装置に対象者の照会用のコード画像を表示させ
て、これを用いて対象者の照会を行うことができる。
【0013】請求項10に記載の発明は、前記照会方法
において、さらに、商品・サービス提供ステップによ
り、前記対象者照会ステップで前記識別子が記憶されて
いるという照会結果が得られた場合に、管理者によりコ
ード画像が読み取られた携帯端末装置を所有する対象者
へ商品もしくはサービスを提供する。そして、商品・サ
ービス情報入力受付ステップで提供した商品・サービス
に関する商品・サービス情報の入力を受け付け、履歴コ
ード画像変換ステップで対象者に関し受け付けた商品・
サービス情報を累積的に記録した履歴情報を含む照会デ
ータをコード画像データへ変換し、履歴コード画像送信
ステップで一定の第条件を満たす場合に前記履歴コード
画像変換ステップで得られたコード画像データを携帯端
末装置に送信する。一定の条件とは、例えば、一定時間
の経過、履歴情報記憶手段の一定回数の更新、前記携帯
端末装置からの要求、本装置のオペレータからの要求な
どが例示される。このような動作により、対象者が管理
者から商品やサービスの提供を受けるとその履歴情報が
対象者の携帯端末装置に適宜更新されながら送信される
ことになる。
【0014】請求項11に記載の発明は、前記対象者照
会方法において、さらに、履歴情報記憶ステップで前記
履歴情報を前記識別子と関連付けて記憶し、履歴情報比
較ステップで、前記対象者照会ステップにおいて前記識
別子が記憶されているという照会結果が得られた場合
に、前記識別子に関連付けられて記憶されている履歴情
報と照会データに含まれている履歴情報とを比較する。
そして、履歴情報更新ステップで、この比較の結果、履
歴情報に変化があると判断された場合に記憶されている
履歴情報を照会データに含まれている履歴情報に基づい
て更新する。このような動作により、他の場所で同様の
方法で管理されている対象者について、他の場所におけ
る履歴情報を含んだ新たな履歴情報がこの対象者の履歴
情報として記憶されることになる。
【0015】請求項12に記載の発明は、一以上のクラ
イアントコンピュータと連携するサーバにより特定の対
象者を照会する方法であり、対象者情報受付ステップで
クライアントコンピュータから送信される特定の対象者
を示す情報を受け付け、識別子付与ステップで受け付け
た情報が示す対象者に対して識別子を付与する。そし
て、識別子記憶ステップでこの識別子を記憶し、コード
画像変換ステップで少なくとも前記識別子を含む照会デ
ータを光学的に読み取り可能なコード画像データへ変換
し、コード画像送信ステップで前記コード画像データ
を、表示画面を有する前記対象者が所有する携帯端末装
置へ送信する。そして、照会データ受付ステップでクラ
イアントコンピュータから送信される、前記携帯端末装
置に表示される前記コード画像を光学的に読み取って得
られたコード画像データを受け付け、コード画像逆変換
ステップで受け付けたコード画像データを前記照会デー
タへ変換する。さらに、対象者照会ステップで得られた
照会データに含まれる前記識別子が記憶されているかど
うかを照会し、照会結果送信ステップでこの照会結果を
前記照会データを送信してきたクライアントコンピュー
タへ送信する。
【0016】なお、対象者を特定する情報を送信してき
たクライアントコンピュータとコード画像データを送信
してきたクライアントコンピュータは同一でも別のもの
でもよい。さらに、対象者を特定する情報を送信してき
たクライアントコンピュータの操作者が対象者である場
合もあり、この際、前記携帯端末装置がクライアントコ
ンピュータを兼ねる場合もある。このような動作によ
り、対象者が所持する携帯端末装置に対象者の照会用の
コード画像が表示され、これを用いて対象者の照会が行
われることになる。また、サーバで複数のクライアント
コンピュータによる照会処理を一括管理することができ
る。
【0017】請求項13に記載の発明は、一以上のクラ
イアントコンピュータおよびこれと連携するサーバによ
り特定の対象者を照会する方法であり、まず、前記クラ
イアントコンピュータにおいて、対象者情報受付ステッ
プで特定の対象者を示す情報を受け付け、識別子付与ス
テップで受け付けた情報が示す対象者に対して識別子を
付与し、識別子記憶ステップでこの識別子を記憶し、照
会データ引渡しステップで少なくとも前記識別子を含む
照会データを前記サーバへ送る。次に、前記サーバにお
いて、照会データ受付ステップで照会データを受け付
け、コード画像変換ステップで受け付けた照会データを
光学的に読み取り可能なコード画像データへ変換し、コ
ード画像送信ステップで前記コード画像データを、表示
画面を有する前記対象者が所有する携帯端末装置へ送信
する。さらに、再び、前記クライアントコンピュータに
おいて、コード画像逆変換ステップで前記携帯端末装置
に表示される前記コード画像を光学的に読み取って得ら
れたコード画像データを前記照会データへ逆変換し、対
象者照会ステップで得られた照会データに含まれる前記
識別子が記憶されているかどうかを照会する。このよう
な動作により、コード画像データの生成と携帯端末装置
への送信はサーバで一括して行われ、クライアントコン
ピュータでコード画像データを読み取り、照会する機能
があれば各クライアントで照会処理は独自に行うことが
できる。ここでも、サーバとクライアントコンピュータ
とは直接接続される必要はない。
【0018】請求項14に記載の発明はコンピュータを
用いて特定の対象者に照会用のコードを発行する方法で
あり、識別子受付ステップで特定の対象者に設定される
識別子を受け付け、コード画像変換ステップですくなく
とも前記識別子を含む照会データを光学的に読み取り可
能なコード画像データへ変換し、コード画像送信ステッ
プで前記コード画データを、表示画面を有する前記対象
者の所有する携帯端末装置に送信する。このような動作
により、特定の対象者の携帯端末装置に対してこの対象
者を表す識別子を含む照会用のコード画像データが送信
されることになる。
【0019】請求項15に記載の発明は、前記照会コー
ド発行方法において、さらに、認証符号記憶ステップで
前記識別子を識別子ごとに特定の認証符号と関連付けて
記憶し、認証符号通知ステップで前記識別子に対応する
対象者に対して、関連付けられた認証符号を管理者から
通知する。そして、認証符号受付ステップで前記携帯端
末装置から前記認証符号の送信を受け付け、認証対象抽
出ステップで受け付けた認証符号に関連付けられた前記
識別子を抽出し、送信データ設定ステップで抽出された
識別子を含む照会データを変換したコード画像データ
を、コード画像送信手段が送信するコード画像データに
設定する。このような動作により、認証通知を受けた対
象者の携帯端末装置からこの対象者が通信を行っている
ことが高い確率で保証され、この対象者に対応するコー
ド画像をこの対象者が所有する携帯端末装置へ高い確率
で送ることができる。
【0020】請求項16に記載の発明は、前記照会用コ
ード発行方法において、前記携帯端末装置は携帯電話で
あって、携帯電話番号受付ステップで前記対象者が所有
する携帯電話の携帯電話番号を受け付け、前記識別子記
憶ステップでは、携帯電話番号を前記識別子に関連付け
て記憶する。そして、前記コード画像送信ステップの前
に、携帯電話接続ステップでコード画像データが示す照
会データに含まれる識別子に関連付けられた携帯電話番
号により前記形携帯電話に接続する。このような動作に
より、会員の識別子に関連付けられたこの会員の所有す
る携帯電話の携帯電話番号に基づいて携帯電話へ接続す
るので、会員からのアクセスを待つことなく直接会員の
携帯電話へコード画像データが送られることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (実施の形態1)図1に本発明の実施の形態1に係る会
員照会装置Xのハードウエア構成の概略を表すブロック
図を示す。なお、ここでは会員照会装置Xが照会する対
象者としてビデオ、書籍、CDの販売とビデオ、CDの
レンタルサービスを行うチェーン店の会員を想定する。
この会員照会装置Xは一般的なコンピュータにより構成
される。この会員照会装置Xは演算処理を行なうCPU
11、CPU11の作業領域となるRAM12、根幹的
なプログラムやデータを格納するROM13、CPU1
1の動作タイミングを計るクロック14、各種プログラ
ムやデータを記録するハードディスク15を含む。ま
た、さらに、インターネットを介してデータの授受を行
なうためのモデムやターミナルアダプタ・データサービ
スユニット等よりなるネットワークインターフェース1
6、後述する2次元コードを読み取る2次元コードリー
ダ17、画像を読み取るためのスキャナ18、情報を表
示するためのモニタ19が接続されている。本会員照会
装置Xはこのような構成においてハードディスク15に
以下のような機能および動作を実現させるプログラムを
組み込むことにより実現される。
【0022】図2に、会員照会装置Xの機能を模式的に
表した機能ブロック図を示す。会員照会装置Xは機能的
に、OCR部101、属性情報受付部102、識別子付
与部103、会員情報マスタ104、会員履歴ファイル
105、コード画像変換部106、コード画像送信部1
07、コード画像逆変換部108、会員データ照会部1
09、表示部110、商品・サービス情報受付部11
1、履歴情報変化判断部112、履歴情報更新部113
を含む。
【0023】OCR部101は文字画像データを対応す
る文字のキャラクターコードへ変換する。文字画像デー
タは予め定めらたフォーマットで会員となる者の氏名、
住所、電話番号、携帯電話番号、性別、年齢、職業等の
属性を記載した書面をスキャナ18よりを読み取ること
により得られる。また、OCR部101は同時に運転免
許証もしくは保険証等の会員となる者の身分を証明する
文書の読み込みも行う。属性情報受付部102はOCR
部101が変換したキャラクターコードにより示される
会員を示す情報である氏名等の属性情報を受け付ける。
識別子付与部103は、受け付けられた属性情報に対し
てID(識別子)を一義的に割り当てる。このIDの割
り当てはここでは通し番号を割り当てるが、属性情報中
の電話番号などをそのまま使用してもよい。会員情報マ
スタ104は、受け付けられた属性情報を付与されたI
Dに関連付けて記憶する。なお、会員情報マスタ104
はスキャナ18から同時に読み込まれる運転免許証等の
身分証明書の画像データもこのIDに関連付けて記憶す
る。会員履歴ファイルは105は、前記IDに関連づけ
て会員の受けた商品・サービスの履歴を記憶する。ここ
では、ビデオ、書籍、CDの販売とビデオ、CDのレン
タルサービスが行われているので、具体的には、書籍、
CD等の識別番号、数量、提供を受けた日時および期間
が前記IDに関連付けられて記憶される。なお、書籍、
CD等に関しては図示しない商品マスタに識別番号、名
称、価格、販売・レンタルの別等が記憶されている。
【0024】コード画像変換部106は会員情報マスタ
104に記憶されている会員の属性情報および会員履歴
ファイル105に記憶されている会員の履歴情報を所定
のフォーマットで文書化したものを会員データとして暗
号化し、続いて2次元コード画像データへ変換する。こ
の会員データが照会データとなる。ここでは2次元コー
ドはビットマップデータとして表される。コード画像送
信部107は、得られた2次元コードを携帯電話のブラ
ウザで表示されるようなプログラムデータとともに、2
次元コードが示す会員データに対応する会員の携帯電話
へ送信する。コード画像変換部106は携帯電話番号抽
出部107aを有しており、これが変換前の会員データ
から携帯電話番号を予め抽出する。なお、コード画像変
換部106は最初のコード変換の後は、会員履歴ファイ
ル105が更新されることを条件として会員データを2
次元コードへ変換し、コード画像送信部107はコード
画像変換部106が2次元コードへ変換するたびに2次
元コード画像データを携帯電話へ送信する。図3に2次
元コードが表示された会員の携帯電話Cを表す正面図を
示す。図に示すように2次元コード表示画面300は携
帯電話Cのブラウザ画面C1に表示される。なお、携帯
電話には特定の認証コードを受け付けると画像データを
自動的に取り込みブラウザで表示可能なデータとして保
存するプログラムが予め組み込まれているものとする。
【0025】コード画像逆変換部108は2次元コード
リーダ17が読み込んだ2次元コードを逆変換し、さら
に復号化してキャラクターコードに戻す。会員データ照
会部109は、得られたキャラクターコードからIDを
抽出し会員情報マスタ104に抽出したIDが存在する
かどうかを判断し、照会結果を文字データとして表示部
110に出力する。表示部110は照会結果を文字デー
タとして表示する。商品・サービス情報受付部111は
会員に提供した商品・サービスに添付されている2次元
コード画像を読み取って得られる2次元コードを逆変換
して、商品・サービス情報として受け付ける。なお、会
員データの2次元コードと商品・サービス情報の2次元
コードの所定の領域にはいずれのコードかを示すフラグ
データが記録されており、これによりコード画像逆変換
部108で処理するのか、商品・サービス情報受付部1
11が処理するのかが定まる。商品・サービス情報受付
部111が受け付けた商品・サービス情報は前述した会
員履歴ファイルに会員のIDと関連付けれて記憶され
る。
【0026】履歴情報変化判断部112は、商品・サー
ビス情報受付部111の商品・サービス情報が会員履歴
ファイル105に記憶される前に、コード画像逆変換部
108が逆変換した会員データ中の履歴情報と会員履歴
ファイル105中の対応する会員の履歴情報を比較し一
致するかどうかを判断する。そして、履歴情報更新部1
13は履歴情報が一致しないと判断された場合に、会員
履歴ファイルを会員データ中の履歴情報を加えることで
で更新する。即ち、本会員照会装置Xはスタンドアロン
のコンピュータにより構成されるので、同じ系列の他の
チェーン店で会員が書籍を購入したり、CDを借りたり
する場合もありうる。このような場合にはこの他店に設
けらた本会員照会装置Xにより会員の2次元コードが示
す会員データ中の履歴情報が書き換えられるので、会員
履歴ファイル105中の履歴情報とは異なることが生じ
る。このような場合に会員履歴ファイル105を会員デ
ータに基づいて更新することで、会員の他店の履歴を含
むすべての履歴情報を会員照会装置X内に蓄積できるこ
とになる。
【0027】続いて、以上のような構成を有する会員照
会装置Xの動作について説明する。図4に2次元コード
を会員登録後最初に送信するまでの会員照会装置Xの動
作を表すフローチャートを示す。本会員照会装置Xは書
籍等の販売、ビデオ等のレンタルをするチェーン店の店
舗に設置されているものとする。まず、会員になろうと
する者は、免許証や保険証等の身分証明書を店員に提示
するとともに、必要事項を所定のフォーマットで記入す
るようになった書面に氏名等の自己の属性情報を記載す
る。店員はこの書面と身分証明書を並べてスキャナ18
で読み込ませる(s101)。これらのデータのうち書
面部分に記載された属性情報はOCR部101でキャラ
クターコードに変換され(s102)、属性情報として
属性情報受付部102に受け付けられる(s103)。
そして、受け付けられた属性情報に対して識別子付与部
103によりIDが設定され(s104)、このIDに
関連付けられて属性情報が会員情報マスタ104へ記憶
される(s105)。この際、スキャナーで読み込んだ
身分証の画像データ部分が切り取られて同様に会員情報
マスタ104へ同じIDに関連付けられて記憶される。
【0028】続いて、コード画像変換部106により会
員情報マスタ104の属性情報および会員履歴ファイル
105の履歴情報が会員データとして暗号化後2次元コ
ードへ変換される(s106)。なお、最初は履歴情報
はなにも記載されていないので、会員データとしては属
性情報のみが存在し履歴情報は空欄となる。それからコ
ード画像送信部107の携帯電話番号抽出部107aに
より会員の携帯番号が抽出され(s107)、この携帯
電話番号に発呼して会員の携帯電話へ接続し、2次元コ
ード画像データが会員の携帯電話へ送信される(s10
8)。以上で、会員照会装置Xが2次元コードを会員の
携帯電話に最初に送信するまでの動作は終了する。
【0029】続いて、会員照会装置Xの会員照会・履歴
情報蓄積の動作について説明する。図5にこの動作を表
すフローチャートを示す。まず、書籍の購入や、CDの
レンタルを受けようとする会員は前述した2次元コード
を表示させた携帯電話を店員に提示する。店員はこれを
受け取って2次元コードリーダ17で読み取る(s20
1)。読み取られた2次元コードは会員データかどうか
の判断の後、コード画像逆変換部108により逆変換さ
れ、さらに復号化される(s202)。続いて会員デー
タ照会部109により会員データ中のIDが会員情報マ
スタ104に存在するかどうかが照会され(s20
4)、照会結果が表示部110により表示される(s2
05)。この表示画面に照会結果として会員でないこと
が表示されると店員は商品・サービスの提供を拒否し処
理を終了する。一方、表示画面に照会結果として会員で
あることが表示されると、履歴情報変化判断部112に
より会員データ中の履歴情報が会員履歴ファイル105
中の履歴情報と一致するかどうかが判断され(s20
6)。履歴情報が変化している場合は履歴情報更新部1
13により会員履歴ファイル105の履歴情報が更新さ
れる(s207)。履歴情報が変化していない場合は履
歴情報更新部113は何もしない。
【0030】さらに、表示画面に照会結果として会員で
あることが表示されると店員は会員が差し出す書籍やC
Dに添付された2次元コードを2次元コードリーダ17
で読み取り、読み取られた2次元コードは商品・サービ
ス情報受付部111に受け付けられ、キャラクターコー
ドへ逆変換される(s208)。そして、この結果が会
員履歴ファイル105の履歴情報に追加され、履歴情報
の更新がされる(s209)。会員履歴ファイル105
が新たな商品・サービスの受付により更新されると、会
員データが変化するのでコード画像変換部106により
再び属性情報と新たな履歴情報とよりなる会員データが
暗号化後2次元コードに変換される(s210)。さら
に、コード画像送信部107により対応する会員の携帯
電話番号が抽出され(s211)、この携帯電話番号に
基づいて2次元コード画像データがこの会員の携帯電話
へ送信される(s212)。以上で会員照会装置Xの会
員照会・履歴情報蓄積の動作が終了する。
【0031】このように、会員照会装置Xは広範に普及
した携帯電話に会員を照会するための2次元コードを送
信し、これにより会員の照会を行うので物理的なカード
媒体を発行する必要がなくなり店舗の管理者の手間が省
け、また、カード発行によるコストを大幅に下げること
ができる。また、会員としても常に持ち歩いている携帯
電話をそのまま会員照会のための証明に使用でき、ま
た、複数の店舗や団体の会員になっても本装置を利用す
る店舗等であれば数に関係なく一つの携帯電話を持つだ
けで済み、カードのように枚数が増えるごとにかさばる
ことがない。また、会員の商品・サービスに関する最新
の履歴情報を含む2次元コード画像が会員の携帯電話に
表示されるので別々の店舗で常に会員の最新の履歴情報
を知ることができ、これに応じて会員の嗜好に応じた商
品・サービスの紹介を行う等サービスの向上を図ること
ができる。
【0032】(実施の形態2)続いて、本発明の第2の
実施の形態について説明する。本実施の形態に係る会員
照会装置は、コンピュータネットワーク上のサーバとし
て設置され、店舗に設置されるクライアントコンピュー
タを通じた会員の照会・履歴情報の収集等を行うもので
ある。なお、ここでもやはり照会する対象者としてビデ
オ、書籍、CDの販売とビデオ、CDのレンタルサービ
スを行うチェーン店の会員を想定する。図6に本実施の
形態に係る会員照会システムを模式的に表す図を示す。
この会員照会システムはインターネット上のサーバによ
り構成される会員照会装置Aと、複数の店舗ごとに設置
されるクライアントコンピュータBと、複数の会員の有
する携帯電話Cとにより構成される。図ではクライアン
トコンピュータBと携帯電話Cは便宜上一つだけ現れて
いるが実際は複数存在する。なお、ここではコンピュー
タネットワークとしてインターネットを例示している
が、これはインターネットのような開放したネットワー
クでなくてもよい。
【0033】図7に会員照会装置Aのハードウエアの概
略を示すブロック図を示す。図に示すように会員照会装
置Aは、演算処理を行なうCPU21、CPU21の作
業領域となるRAM22、根幹的なプログラムやデータ
を格納するROM23、CPU21の動作タイミングを
計るクロック24、各種プログラムやデータを記録する
ハードディスク25、インターネットを介してデータの
授受を行なうためのモデムやターミナルアダプタ・デー
タサービスユニット等よりなるネットワークインターフ
ェース26を含む。本会員照会装置Xはこのような構成
においてハードディスク25に以下のような機能および
動作を実現させるプログラムを組み込むことにより実現
される。なお、クライアントコンピュータBは図1に示
す実施の形態1に係る会員照会装置Xとほぼ同様のハー
ドウエア構成を有するので説明は省略する。
【0034】図8に会員照会装置Aの機能を模式的に示
す機能ブロック図を示す。この会員照会装置Aは機能的
に、データ送受信部201、会員情報受付部202、識
別子付与部203、認証符号生成部204、認証符号通
知部205、会員情報マスタ206、会員履歴ファイル
207、コード画像変換部208、コード画像送信部2
09、会員データ受付部210、コード画像逆変換部2
11、会員データ照会部212、照会結果送信部21
3、商品・サービス情報受付部214を含む。データ送
受信部201はインターネットを介してクライアントコ
ンピュータB、携帯電話Cとデータの送受信を行う。会
員情報受付部202は、データ送受信部201を介して
クライアントコンピュータから送られてくる会員を示す
情報である属性情報を受け付ける。属性情報は実施の形
態1とほぼ同様であるがここでは電子メールアドレスが
属性情報に含まれている。さらに、会員情報受付部20
2はクライアントコンピュータから送られてくる運転免
許証等の身分証明書の画像データも受け付ける。
【0035】識別子付与部203は会員情報受付部20
2が受け付けた属性情報に対してID(識別子)として
連続番号を自動的に割り当てる。認証符号生成部204
は後述する会員専用のホームページへのログインのため
の認証符号としてのパスワードを一義的に設定する。こ
こでは、任意の英数8桁がパスワードとして設定され
る。なお、パスワードは属性情報として会員に予め設定
させたものを用いる等種々の設定が可能である。認証符
号通知部205は、生成されたパスワードと前記IDお
よび会員専用のホームページのURL(uniform resour
ce locators)を属性情報に記憶された電子メールアド
レスに基づいて会員へ電子メールで送信する。会員情報
マスタ206は、IDと属性情報、それから身分証明書
の画像データとを関連付けて記憶する。また、会員情報
マスタ206は認証符号生成部204の生成する会員の
パスワードも前記IDに関連付けて記憶する。会員履歴
ファイル207は前記IDに関連づけて会員の受けた商
品・サービスの履歴を記憶する。ここでも、実施の形態
1と同様に、ビデオ、書籍、CDの販売とビデオ、CD
のレンタルサービスが行われているので、書籍、CD等
の識別番号、数量、提供を受けた日時および期間が前記
IDに関連付けられて記憶される。また、やはり書籍、
CD等に関しては図示しない商品マスタに識別番号、名
称、価格、販売・レンタルの別等が記憶されている。
【0036】コード画像変換部208は会員情報マスタ
206に記憶されている会員の属性情報および会員履歴
ファイル207に記憶されている会員の履歴情報を所定
のフォーマットで文書化したものを会員データとして暗
号化し、続いて2次元コード画像へ変換する。コード画
像送信部209は、HTML(hyper text markup lang
uage)形式で表現されたホームページデータを記憶して
おり、これを用いて2次元コード画像データを携帯電話
へ送信する。具体的には、携帯電話のブラウザソフトウ
エアで表示可能なホームページデータとして、図9に示
すような認証処理を行う初期画面900と、2次元コー
ドを表示する図3に示したのと同じ2次元コード表示画
面300を有している。また、コード画像送信部209
は機能的に認証符号受付部209a、認証対象抽出部2
09b、送信データ抽出部209cを有する。
【0037】コード画像送信部209は、最初に電子メ
ールで予め会員に知らせておいたURLを会員の携帯電
話から受信すると、これに応じて初期画面900を会員
の携帯電話に送信する。会員はこの初期画面900か
ら、これも予め会員に電子メールで知らせておいたパス
ワードとIDを初期画面900より入力し送信する。こ
のパスワードおよびIDを認証符号受付部209aが受
け付け、認証対象抽出部209bが会員情報マスタ20
6を検索してパスワードおよびIDの存在を確認し、I
Dを抽出する。さらに、送信データ抽出部209cがこ
のIDに関連付けられた属性情報および履歴情報より構
成される会員データを送信するデータとしてコード画像
変換部208で変換するように命令を発する。これによ
りコード画像変換部208で変換された会員データを示
す2次元コード画像データが2次元コード表示画面30
0に設定され、この2次元コード表示画面300が会員
の携帯電話へ送信される。なお、認証対象抽出部209
bでIDおよびパスワードの組が確認できなかった場合
は、携帯電話CへIDとパスワードの再入力を促すメッ
セージを表示した画面が送信されるようになっている。
【0038】会員データ受付部210は、店舗のクライ
アントコンピュータBにより送信される、会員の携帯電
話Cに表示される2次元コード画像を2次元コードリー
ダにより読み取ることにより得られる2次元コード画像
データを受け付ける。コード画像逆変換部211は、受
け付けた2次元コード画像データを逆変換しさらに復号
化することで2次元コード画像データを会員データに戻
す。会員データ照会部212は、得られた会員データに
含まれるIDが会員情報マスタ206に存在するかどう
かを照会し、その結果を照会結果送信部213へ出力す
る。照会結果送信部213は照会結果をテキストデータ
としてデータ送受信部201を介してクライアントコン
ピュータへ返信する。商品・サービス情報受付部214
はクライアントコンピュータBから送信されてくる販売
する商品や貸し出す商品に関する情報を受け付ける。こ
こでは、商品に貼り付けた2次元コード画像が2次元コ
ードリーダによって読み取られ、この2次元コード画像
データがクライアントコンピュータBから送信されてく
るので、商品・サービス情報受付部214は、これを受
け付けて2次元コードの逆変換を行う。逆変換により得
られる商品・サービスに関する情報は前述したように会
員履歴ファイル207に履歴情報として累積的に記録さ
れる。
【0039】次に、以上のような構成を有する会員照会
装置Aを中心とした会員照会システムのデータの流れに
ついて説明する。図10にデータの流れを示すシーケン
ス図を示す。まず、最初は店舗に来店した会員になろう
とする者が、所定のフォーマットで属性情報を記載する
書面に自己の属性情報を記載し、身分証明書とともに店
員に提出する(S51)。店員は用紙および身分証明書
をクライアントコンピュータBのスキャナで読み込み、
これを会員照会装置Aへと送信する(S52)。会員照
会装置では属性情報の登録等の処理後、電子メールで会
員へパスワードとIDと初期画面のURLを通知する
(S53)。会員は、通知を受けたURLへ自己の携帯
電話Cによりアクセスすることで初期画面の送信を要求
する(S54)。これを受けた会員照会装置Aは、初期
画面を送信し、IDおよびパスワードを会員に対して要
求する(S55)。会員はこれの応じて前記初期画面を
通じてIDおよびパスワードを送信する(S56)。会
員照会装置Aはこれを受けて認証処理を行ったのちに2
次元コード画像を表示したホームページデータを携帯電
話Cへ送信する(S57)。
【0040】次に、店舗から商品又はサービスの提供を
受けようとする会員は店員に対して商品もしくはサービ
スの申し出とともに2次元コード画像を表示した携帯電
話Cを提示する(S58)。ここでは店舗は書籍、C
D、ビデオの販売およびCD、ビデオのレンタルを行っ
ているので顧客は、購入もしくは借りようとするCD等
を店員に提出することで商品もしくはサービスの申し出
を行う。店員は受け取った携帯電話の表示画面からクラ
イアントコンピュータBの2次元コードリーダにより2
次元コード画像を読み取り、この結果を会員照会装置A
へと送信する(S59)。会員照会装置Aはこの2次元
コード画像をもとに会員の照会を行い、照会結果をクラ
イアントコンピュータBへ送信する(S60)。この照
会結果がクライアントコンピュータBの表示画面に表示
され、この表示画面で会員であることがわかれば店員は
提示された商品もしくはサービスを提供する(S6
1)。この際、店員は提示されたCD等に貼り付けられ
ている2次元コードを2次元コードリーダにより読み取
り、その結果を会員照会装置Aへと送信する(S6
2)。この送信されたデータは会員照会装置Aで処理
後、会員の履歴情報として記録される。以上で、会員照
会システムの一連の処理が終了する。
【0041】次に、会員照会装置Aの動作について詳細
に説明する。まず、会員照会装置Aが会員の携帯電話C
へパスワード等を送信するまでの動作について説明す
る。図11にこの動作を表すフローチャートを示す。最
初は、前述したように新たに会員になろうとする者の属
性情報データと身分証明書の画像データがクライアント
コンピュータBから送信されててくるので、会員情報受
付部202によりこの属性情報が受け付けられる(s3
01)。属性情報データには会員の携帯電話Cへの電子
メーアドレスが含まれる。そして、この属性情報に対し
て識別子付与部203によりIDが付与され(s30
2)、同時に認証符号生成部204によりパスワードが
付与される(s303)。それから、付与されたIDに
関連付けられて属性情報およびパスワードが会員情報マ
スタ206に記憶される(s304)。このとき、会員
の身分証明書の画像データも同じくIDに関連付けられ
て記憶される。続いて、認証符号通知部305により会
員情報マスタ206から会員の電子メールアドレスが抽
出され(s305)、さらに、ID、パスワードも同時
に抽出され、予め定められた初期画面のURLと、抽出
されたID及びパスワードが電子メールで会員の携帯端
末装置Cへと送信される(s306)。以上で、会員の
携帯電話Cへパスワード等を送信するまでの動作が終了
する。
【0042】次に、会員の携帯電話Cへ2次元コードを
送信するまでの動作について説明する。図12にこの動
作を表すフローチャートを示す。まず、前記の動作によ
って、会員の携帯電話には初期画面のURLが送信され
ているので、会員の携帯電話CからこのURLが送信さ
れてくる。この送信されてきたURLが会員照会装置A
のコード画像送信部209により受け付けられる(s4
01)。そして、このURLに応じて、このURLが示
す場所に格納された初期画面ホームページが携帯電話C
へ送信される(s402)。この初期画面は前述したよ
うにIDとパスワードを入力するようになっており、こ
の画面から携帯電話Cを使用する会員はIDとパスワー
ドを入力して送信してくる。このIDおよびパスワード
が認証符号受付部209aに受け付けられ(s40
3)、認証対象抽出部209bにより、このIDおよび
パスワードの組が存在するかの認証判断が行われる(s
404)。ここで認証が成立しない場合は、再入力を促
すメッセージを表示したページデータが携帯電話Cへ返
信される(s405)。認証がうまくいった場合は、認
証対象抽出部209bが認証し抽出するIDに関連付け
られた属性情報および履歴情報よりなる会員データが抽
出され(s406)、コード画像変換部208により暗
号化され、さらに2次元コード画像へ変換される(s4
07)。そして、こうして得られた2次元コード画像を
表示した2次元コード表示画面が携帯電話Cへと送信さ
れる(s408)。以上で、携帯電話Cへ2次元コード
を送信するまでの動作が終了する。
【0043】続いて、会員照会を行い履歴データを記憶
する動作について説明する。図13にこの動作を表すフ
ローチャートを示す。前記の動作により、会員の携帯電
話には2次元コード画像データが送られ、ブラウザソフ
トウエアによりこの2次元コード画像を表示させること
ができるようになっている。そして、会員により2次元
コード画像が表示された携帯電話端Cを提示された店舗
の定員は、クライアントコンピュータBから2次元コー
ドリーダにより携帯電話Cに表示されている2次元コー
ド画像を読み取り、結果を会員照会装置Aへと送信して
くる。この送信されてきた2次元コード画像データは、
会員データ受付部210により受付られ(s501)、
コード画像逆変換部211により、逆変換され、会員デ
ータへと復号化される(s502)。そして、会員デー
タ照会部212により、得られた会員データが会員情報
マスタ206に存在するかどうかが照会され(s50
3)、会員かどうかの判断が行われる(s504)。こ
こで、会員である場合は照会結果送信部213へその結
果が出力され、照会結果送信部213により会員である
ことを示すテキストデータがクライアントコンピュータ
Bへ送信される(s505)。逆に、会員でない場合も
照会結果送信部213へその結果が出力され、照会結果
送信部213により会員でないことを示すテキストデー
タがクライアントコンピュータBへ送信される(s50
6)。
【0044】照会結果送信部213からの照会結果がク
ライアントコンピュータBへ送信されるとクライアント
コンピュータBの表示画面にこの結果が表示され、会員
でない場合は店員が商品もしくはサービスの提供を拒否
する。一方、会員である場合は店員が商品もしくはサー
ビスの提供を行い、提供もしくは貸し出す商品に貼り付
けられた2次元コードを2次元コードリーダにより読み
取り、会員照会装置Aへと送信してくる。この送信され
てきた2次元コードが商品・サービス情報受付部214
で受け付けられ、さらに逆変換される(s507)。そ
して、このデータに基づいて会員履歴ファイル207が
更新される(s508)。以上で、会員照会および履歴
データの記憶までの動作が終了する。
【0045】このように、実施の形態2に係る会員照会
装置でも店舗側ではカードを発行することによる手間お
よびコストを減少させることができ、会員側ではかさば
るカードを携帯電話と別に持つ必要がなくなる。また、
複数のチェーン店における照会処理をサーバを通じて一
括で行うので、個々の店舗に設置するクライアントコン
ピュータの負荷を小さくすることができる。また、サー
バに一括して会員の履歴情報が蓄積されるので、消費動
向分析等のデータ分析を集中して行うことができ好適で
ある。
【0046】なお、実施の形態1においては携帯電話C
へ2次元コード画像データを直接送信するようにしてい
るが、これは実施の形態2のように携帯電話Cからの要
求に応じて送信するようにしてもよい。また、これらを
併用することも可能である。即ち、本発明は携帯電話の
ように管理者側から直接接続できるような携帯端末装置
でなくても利用することが可能であり、このような場合
には携帯端末装置から管理者側へ接続要求をする必要が
あるので、実施の形態2のような送信方法である必要が
でてくる。さらに、実施の形態2においても2次元コー
ド画像データを携帯電話Cへ直接送信するようにできる
ことはもちろんである。
【0047】また、実施の形態2では会員管理装置が2
次元コード画像を表示したホームページデータを持って
いたが、このホームページデータは別のデータ送受信用
サーバへ記録しておくようにもできる。この場合、会員
の携帯電話にはこのデータ送受信用サーバ内のURLを
通知し、一方、会員管理装置は2次元コード画像データ
もしくはこれを表示したホームページデータをデータ送
受信用サーバへアップロードするようにしておけばよ
い。さらに、上記各実施の形態では2次元コード画像を
送信する度に、会員データを変換しているが、予め会員
データを変換した2次元コード画像データを会員情報マ
スタにIDと関連づけて記憶しておき、送信時にはこれ
を利用するようにしてもよい。それから、会員の中には
携帯電話をもっていないものが存在することも考えられ
るがこのような会員には従来どおりカードを所持させ、
このカードに識別子を表す2次元コード画像を表示させ
ておけばカードによる照会との併用も可能である。この
際、カード会員には属性情報を入力する際にカードが示
す識別子を属性情報に含ませておき、この識別子をID
として利用すれば足りる。
【0048】また、実施の形態2においては、サーバ側
で照会処理をしているが、これはクライアント側で行う
ようにすることもできる。具体的な例を、図14に示
す。図に示すシステムはクライアントが会員照会装置と
なり、サーバは会員照会コード発行装置となる。この例
ではクライアントR側に設けられた会員情報マスタ30
1、会員履歴ファイル302から得られる会員データを
サーバSの識別子受付部となる会員情報受付部303へ
送る。そして、これに基づいて認証符号生成部304が
生成したパスワードを認証符号通知部305がURLと
ともに携帯端末装置へ電子メールで送信する。同時に、
会員データはコード画像変換部306で2次元コードへ
変換されコード画像送信部307から携帯端末装置へ送
信される。ここでの送信はやはりホームページを介して
携帯端末装置からダウンロードするものとする。
【0049】携帯端末装置では、通知されたURLに記
録されたホームページから2次元コードをダウンロード
して、携帯端末装置で表示させる。この2次元コード画
像を店舗等のクライアントRの2次元コードリーダが読
み取り、コード画像逆変換部308で逆変換されたのち
に会員データ照会部309が会員マスタにIDが登録さ
れているかを照会し、表示部310がその結果を表示す
る。照会結果よりIDが登録されている場合は、商品等
のデータが商品・サービス情報受付部311で受け付け
られ、これが会員履歴ファイル302へ履歴情報として
蓄積されることになる。この例では、クライアントコン
ピュータからサーバへの会員データの受け渡しはフロッ
ピーディスク等の記録媒体に記録したものをサーバで読
み込ませるような方法でもよい。このようにサーバを2
次元コードを会員の携帯端末装置に送信する照会コード
発行装置とすることで、クライアントコンピュータは一
般的なPOSシステムを有していれば足りることにな
る。
【0050】そして、上記実施の形態においてはビデ
オ、書籍、CDの販売とビデオ、CDのレンタルサービ
スを行うチェーン店の会員を照会する対象者としている
が、これは種々の応用が可能である。例えば、対象者を
病院へ通院する患者とするような場合、履歴データとし
て病歴や診察結果等を2次元コード画像に記録するよう
にすれば、他の病院においても同じシステムがあれば即
座にその患者の病歴を病院側で知ることができ適切な治
療を施すことができる。このように、対象者の履歴を含
む属性情報を携帯端末装置に2次元コードとして蓄積す
ることが可能であるので、商品・サービスの提供者は照
会だけでなく、この対象者情報に応じたきめの細かいサ
ービスを提供することが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上のことから、本発明は次のような効
果を奏する。請求項1、5、9、14に記載の発明で
は、認証される対象者が保持する携帯端末装置に照会用
のコード画像が表示されるので、管理者側ではカード発
行に伴う手間やコストを削減でき、対象者側では携帯端
末装置に加えてかさばるカードを持つ必要がなくなる。
請求項2、10に記載の発明では、対象者の受けた商品
やサービスに関する最新の履歴がコード画像として対象
者の携帯端末装置に表示されることになるので、管理者
側では照会処理のほかに、対象者の嗜好等を把握するこ
とができ、対象者に対してより適切な対応やサービスを
提供することが可能となる。請求項3、11に記載の発
明では、別々に設けられた前記照会装置にも対象者の最
新の履歴情報が記憶されることになり、各設置場所で対
象者に関する消費動向等のデータ解析が独自に行えるこ
とになる。
【0052】請求項4、12に記載の発明では、やはり
管理者のカード発行の手間やコストを削減でき、認証さ
れる対象者もかさ張るカードを持つ必要がなくなるとと
もに、照会処理が一括して行われるのでクライアントコ
ンピュータの負荷を少なくすることができる。請求項
6、13に記載の発明では、コードを読み取り照会処理
ができるクライアントコンピュータさえあれば対象者の
携帯端末装置に表示されるコード画像から対象者の照会
ができることになり、例えば、コード画像がバーコード
のようなものであれば多くの従来から存在するPOSシ
ステムをそのまま利用することができる。請求項7、1
5に記載の発明では、より高い確率で対象者の携帯端末
装置に対してコード画像データが送信されるので盗用や
誤送を減少させセキュリティの向上を図ることができ
る。請求項8、16に記載の発明では、対象者の所有す
る携帯端末装置である携帯電話に直接接続して、コード
画像データを送信できるので、対象者がわざわざコード
画像データの送信要求をすることがなくなり対象者の労
力が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る会員照会装置のハードウエ
ア構成の概略を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る会員照会装置の機能を示し
た機能ブロック図である。
【図3】2次元コード画像が表示された携帯電話を示す
正面図である。
【図4】実施の形態1に係る会員照会装置の2次元コー
ドを会員登録後最初に送信するまでの動作を示すフロー
チャートである。
【図5】実施の形態1に係る会員照会装置の会員照会・
履歴情報蓄積の動作を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態2に係る会員照会システムの構成を
模式的に示す図である。
【図7】実施の形態2に係る会員照会装置のハードウエ
ア構成の概略を示すブロック図である。
【図8】実施の形態2に係る会員照会装置の機能を示す
機能ブロック図である。
【図9】初期画面が表示された携帯電話を示す正面図で
ある。
【図10】実施の形態2における会員照会システムのデ
ータの流れを示すシーケンス図である。
【図11】実施の形態2に係る会員照会装置の携帯電話
へパスワード等を送信するまでの動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】実施の形態2に係る会員紹介装置の携帯電話
へ2次元コードを送信するまでの動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】実施の形態2に係る会員照会装置の会員照会
・履歴データ更新の動作を示すフローチャートである。
【図14】会員照会をクライアントコンピュータが行う
場合の、サーバとクライアントの機能の一例を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
X、A、R 会員照会装置 B クライアントコンピュータ C 携帯端末装置 S 会員照コード発行装置 102 属性情報受付部 103、203 識別子付与部 104、206、301 会員情報マスタ 105、207、302 会員履歴ファイル 106、208、306 コード画像変換部 107、209、307 コード画像送信部 108、211、308 コード画像逆変換部 109、212、309 会員データ照会部 111、214、311 商品・サービス情報受付部 112 履歴情報変化判断部 113 履歴情報更新部 202 会員情報受付部 204、304 認証符号生成部 205、305 認証符号通知部 210 会員データ受付部 213 照会結果送信部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の識別子を記憶する識別子記憶手段
    と、 すくなくとも前記識別子を含む照会データを光学的に読
    み取り可能なコード画像データへ変換するコード画像変
    換手段と、 前記コード画像データを、表示画面を有する携帯端末装
    置に送信するコード画像送信手段と、 前記携帯端末装置に表示されるコード画像を光学的に読
    み取り、前記照会データに逆変換するコード画像逆変換
    手段と逆変換により得られた送信データに含まれる前記
    識別子が前記識別子記憶手段に存在するかどうかを照会
    し、照会結果を出力する照会手段とを有する照会装置。
  2. 【請求項2】 前記照会装置において、前記識別子は特
    定の対象者に設定されるものであり、さらに、 前記照会手段が前記識別子は前記識別子記憶手段に存在
    するという照会結果を出力した後に、前記対象者に対し
    て提供する商品もしくはサービスに関する商品・サービ
    ス情報の入力を受け付ける商品・サービス情報受付手段
    を有し、 前記照会データは、前記対象者に関し受け付けた商品・
    サービス情報を累積的に記録した履歴情報を含む請求項
    1に記載の照会装置。
  3. 【請求項3】 前記照会装置に、さらに、 前記履歴情報を前記識別子と関連付けて記憶する履歴情
    報記憶手段と、 前記照会手段が、前記識別子は前記識別子記憶手段に存
    在するという照会結果を出力した場合に、この識別子に
    関連づけられて前記履歴情報記憶手段に記憶されている
    履歴情報が逆変換により得られる照会データに含まれる
    履歴情報と一致するかどうかを判断する履歴情報変化判
    断手段と、 履歴情報変化判断手段が履歴情報は一致しないと判断し
    た場合に、前記履歴情報記憶手段の記憶内容を照会デー
    タに含まれる履歴情報に基づいて更新する履歴情報更新
    手段を有する請求項2に記載の照会装置。
  4. 【請求項4】 一以上のクライアントコンピュータと連
    携するサーバにより構成される照会装置であって、 特定の識別子を記憶する識別子記憶手段と、 すくなくとも前記識別子を含む照会データを光学的に読
    み取り可能なコード画像データへ変換するコード画像変
    換手段と、 前記コード画像データを、表示画面を有する携帯端末装
    置に送信するコード画像送信手段と、 クライアントコンピュータから送信される、前記携帯端
    末装置に表示されるコード画像を光学的に読み取って得
    られた照会データを含むデータ受け付ける照会データ受
    付手段と、 受け付けた照会データに含まれる前記識別子が前記識別
    子記憶手段に存在するかどうかを照会する照会手段と、 この照会結果を前記照会データを送信してきたクライア
    ントコンピュータへ送信する照会結果送信手段とを有す
    る照会装置。
  5. 【請求項5】 特定の対象者を示す属性情報を受け付け
    る対象者情報受付手段と、 受け付けた情報が示す対象者に識別子を付与する識別子
    付与手段と、 すくなくとも前記識別子を含む照会データを光学的に読
    み取り可能なコード画像データへ変換するコード画像変
    換手段と、 前記コード画像データを、表示画面を有する携帯端末装
    置に送信するコード画像送信手段とを有する照会用コー
    ド発行装置。
  6. 【請求項6】 特定の識別子を記憶し、少なくともこの
    識別子を含む照会データが変換された光学的に読み取り
    可能なコード画像を読み取って照会データへ逆変換し、
    逆変換された照会データに含まれる前記識別子が記憶さ
    れているかどうかを照会する一以上のクライアントコン
    ピュータと連携するサーバにより構成される照会用コー
    ド発行装置であって、 前記識別子を受け付ける識別子受付手段と、 前記識別子を含む照会データを光学的に読み取り可能な
    コード画像データへ変換するコード画像変換手段と、 前記コード画像データを、表示画面を有する携帯端末装
    置に送信するコード画像送信手段とを有する照会用コー
    ド発行装置。
  7. 【請求項7】 前記照会用コード発行装置において、さ
    らに、前記識別子と特定の認証符号とを関連づけて記憶
    する認証符号記憶手段を設け、 前記コード画像送信手段は、 前記携帯端末装置から前記認証符号の送信を受け付ける
    認証符号受付手段と、 受け付けた認証符号に関連付けられた前記識別子を前記
    識別子記憶手段から抽出する認証対象抽出手段と、 抽出された識別子を含む照会データを変換したコード画
    像データを送信データとして設定する送信データ抽出手
    段とを含む請求項5又は6に記載の照会用コード発行装
    置。
  8. 【請求項8】 前記照会用コード発行装置において、前
    記携帯端末装置は携帯電話であって、さらに、 前記識別子と前記携帯電話の携帯電話番号を関連付けて
    記憶する携帯電話番号記憶手段を設け、 前記コード画像送信手段は、コード画像データが示す照
    会データに含まれる識別子に関連付けられた携帯電話番
    号により前記携帯電話に接続してデータの送受信を行う
    請求項5から7のいずれか1項に記載の照会用コード発
    行装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータを用いて特定の対象者を照
    会する方法であって、 特定の対象者に設定される識別子を記憶する識別子記憶
    ステップと、 すくなくとも前記識別子を含む照会データを光学的に読
    み取り可能なコード画像データへ変換するコード画像変
    換ステップと、 前記コード画像データを、表示画面を有する前記対象者
    の所有する携帯端末装置に送信するコード画像送信ステ
    ップと、 前記コード画像を表示した携帯端末装置から、このコー
    ド画像を光学的に読み取り前記照会データへ逆変換する
    照会データ読み取りステップと、 逆変換により得られた照会データに含まれる前記識別子
    が記憶されているかどうかを照会する対象者照会ステッ
    プとを含む照会方法。
  10. 【請求項10】 前記照会方法において、さらに、 前記対象者照会ステップで、前記識別子が記憶されてい
    るという照会結果が得られた場合に、管理者によりコー
    ド画像が読み取られた携帯端末装置を所有する対象者へ
    商品もしくはサービスを提供する商品・サービス提供ス
    テップと、 提供した商品・サービスに関する商品・サービス情報の
    入力を受け付ける商品・サービス情報入力受付ステップ
    と、 対象者に関し受け付けた商品・サービス情報を累積的に
    記録した履歴情報を含む照会データをコード画像データ
    へ変換する履歴コード画像変換ステップと、 一定の第条件を満たす場合に前記履歴コード画像変換ス
    テップで得られたコード画像データを携帯端末装置に送
    信する履歴コード画像送信ステップとを含む請求項9に
    記載の照会方法。
  11. 【請求項11】 前記対象者照会方法において、さら
    に、 前記履歴情報を前記識別子と関連付けて記憶する履歴情
    報記憶ステップと、 前記対象者照会ステップにおいて、前記識別子が記憶さ
    れているという照会結果が得られた場合に、前記識別子
    に関連付けられて記憶されている履歴情報と照会データ
    に含まれている履歴情報とを比較する履歴情報比較ステ
    ップと、 この比較の結果、履歴情報に変化があると判断された場
    合に記憶されている履歴情報を照会データに含まれてい
    る履歴情報に基づいて更新する履歴情報更新ステップを
    有する請求項10に記載の照会方法。
  12. 【請求項12】 一以上のクライアントコンピュータと
    連携するサーバにより特定の対象者を照会する方法であ
    って、 クライアントコンピュータから送信される特定の対象者
    を示す情報を受け付ける対象者情報受付ステップと、 受け付けた情報が示す対象者に対して識別子を付与する
    識別子付与ステップと、 この識別子を記憶する識別子記憶ステップと、 少なくとも前記識別子を含む照会データを光学的に読み
    取り可能なコード画像データへ変換するコード画像変換
    ステップと、 前記コード画像データを、表示画面を有する前記対象者
    が所有する携帯端末装置へ送信するコード画像送信ステ
    ップと、 クライアントコンピュータから送信される、前記携帯端
    末装置に表示される前記コード画像を光学的に読み取っ
    て得られたコード画像データを受け付ける照会データ受
    付ステップと、 受け付けたコード画像データを前記照会データへ変換す
    るコード画像逆変換ステップと得られた照会データに含
    まれる前記識別子が記憶されているかどうかを照会する
    対象者照会ステップと、 この照会結果を前記照会データを送信してきたクライア
    ントコンピュータへ送信する照会結果送信ステップとを
    有する照会方法。
  13. 【請求項13】 一以上のクライアントコンピュータお
    よびこれと連携するサーバにより特定の対象者を照会す
    る方法であって、 前記クライアントコンピュータにおいて特定の対象者を
    示す情報を受け付ける対象者情報受付ステップと、 受け付けた情報が示す対象者に対して識別子を付与する
    識別子付与ステップと、 この識別子を記憶する識別子記憶ステップと、 少なくとも前記識別子を含む照会データを前記サーバへ
    送る照会データ引渡しステップと、 前記サーバにおいて、 照会データを受け付ける照会データ受付ステップと、 受け付けた照会データを光学的に読み取り可能なコード
    画像データへ変換するコード画像変換ステップと、 前記コード画像データを、表示画面を有する前記対象者
    が所有する携帯端末装置へ送信するコード画像送信ステ
    ップとを含み、 その後、前記クライアントコンピュータにおいて、 前記携帯端末装置に表示される前記コード画像を光学的
    に読み取って得られたコード画像データを前記照会デー
    タへ逆変換するコード画像逆変換ステップと、 得られた照会データに含まれる前記識別子が記憶されて
    いるかどうかを照会する対象者照会ステップとを有する
    照会用コード発行方法。
  14. 【請求項14】 コンピュータを用いて特定の対象者に
    照会用のコードを発行する方法であって、 特定の対象者に設定される識別子を受け付ける識別子受
    付ステップと、 すくなくとも前記識別子を含む照会データを光学的に読
    み取り可能なコード画像データへ変換するコード画像変
    換ステップと、 前記コード画データを、表示画面を有する前記対象者の
    所有する携帯端末装置に送信するコード画像送信ステッ
    プとを有する照会用コード発行方法。
  15. 【請求項15】 前記照会用コード発行方法において、
    さらに、 認証符号を前記識別子と関連付けて記憶する認証符号記
    憶ステップと、 前記識別子に対応する対象者に対して、関連付けられた
    認証符号を管理者から通知する認証符号通知ステップ
    と、 前記携帯端末装置から前記認証符号の送信を受け付ける
    認証符号受付ステップと、 受け付けた認証符号に関連付けられた前記識別子を抽出
    する認証対象抽出ステップと、 抽出された識別子を含む照会データを変換したコード画
    像データを、コード画像送信手段が送信するコード画像
    データに設定する送信データ設定ステップとを有する請
    求項14項に記載の照会方法。
  16. 【請求項16】 前記照会装置において、前記携帯端末
    装置は携帯電話であって、さらに、前記対象者が所有す
    る携帯電話の携帯電話番号を受け付ける携帯電話番号受
    付ステップを有し、 前記識別子記憶ステップでは、この携帯電話番号を前記
    識別子にに関連付けて記憶し、また、 前記コード画像送信ステップの前に、コード画像データ
    が示す照会データに含まれる識別子に関連付けられた携
    帯電話番号により前記携帯電話に接続する携帯電話接続
    ステップを有する請求項14又は15に記載の照会装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081724A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Japan Tobacco Inc 情報処理装置、そのデータ処理方法、およびプログラム
CN111127140A (zh) * 2019-12-10 2020-05-08 北京海益同展信息科技有限公司 展示方法、装置、客户端及存储介质

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