JP2005031780A - 情報クリッピングシステム - Google Patents

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西田  真
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Abstract

【課題】面倒な手作業を行うことなく、利用者の望む情報の配信、保存、蓄積が可能であり、利用者の閲覧環境に制限を受けずに、いつでも簡単にその情報を閲覧することができる情報クリッピングシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】情報記録手段から読み取った掲載情報に関するコンテンツの提供を要求する情報要求端末と、情報要求端末からのコンテンツの提供要求および保持している提供要求の履歴情報に基づき前記コンテンツを選別して情報閲覧端末へ配信する情報提供サーバと、情報提供サーバが送信したコンテンツを受信し該コンテンツを表示する情報閲覧端末とを設けたことを特徴とする情報クリッピングシステムを提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販促情報、商品情報などを容易に収集し保持する情報クリッピングシステムに関し、特に、利用者への情報提供履歴の分析結果や、利用環境などに応じた最適な情報提供に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、新聞、雑誌、ポスター、折り込み広告、店頭POP、値札などに記載されている商品関連情報を保持する情報クリッピングのためには、1)印刷物を切り抜き、保管する、2)配布されたチラシなどの情報源自体を保管する、3)手帳などへ情報のメモを取る、4)データとして入力を行う、5)1度保持した情報を、異なる形態へ加工する、などの収集と保存を手作業で行う必要があった。
【0003】
近年、新聞、雑誌などの媒体に掲載するURL(Uniform Resource Locator)などのサプライ側パブリック情報を読み取り、ネットワーク端末機にとり込み、その場でWebサイトにアクセスし、上述の媒体から電子商取引のWebページまでシームレスに運用できるモバイルメタデータ運用システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−256139号公報
【0005】
また、近年、携帯電話をはじめとする情報要求端末にカメラが付き、雑誌、ポスター、店頭POPなどを撮影して画像を保存したり、上述のモバイルメタデータ運用システムと同様に二次元バーコードを撮影して読み取り、関連情報を閲覧することなどが可能になってきている。
【0006】
従来においては、アクセスしたURLおよびWebページなどをネットワークに接続した端末装置や情報要求端末に保存することにより、メモや切り抜きを保存するのと同様な効果を得ることができるが、URLなどを「いつ、どの情報源から取得したか」を後日に知ることはできないという問題がある。
【0007】
また、アクセス先のURLは、各々異なるWebサーバであるから、アクセス情報を一元的に管理できないため、利用者のアクセス全体を網羅した分析を行うことは難しく、効率的に利用分析や行動分析を行うことができないという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、面倒な手作業を行うことなく、利用者の望む情報の配信、保存、蓄積が可能であり、利用者の閲覧環境に制限を受けずに、いつでも簡単にその情報を閲覧することができ、更に、蓄積した情報履歴により、効率的に分析し、利用者の行動に合致する情報を自動的に配信することが可能な情報クリッピングシステムを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、新聞、雑誌、ポスター、折り込み広告、店頭POP、値札などの情報掲載媒体に関連するコンテンツを提供する情報クリッピングシステムにおいて、前記コンテンツの提供を要求する情報要求端末と、前記情報要求端末からのコンテンツの提供要求または保持している提供要求の履歴情報に基づき前記コンテンツを選別して情報閲覧端末へ配信する情報提供サーバと、前記情報提供サーバが配信した前記コンテンツを受信し、該コンテンツを表示する情報閲覧端末とを設けたものである。
【0010】
本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報掲載媒体に、掲載内容および掲載元を識別する掲載情報を記憶した情報記録手段を設けたものである。
【0011】
本発明の第3の態様は、上述の第1または2の態様にに係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報要求端末に、前記情報掲載媒体から前記掲載情報を読み取る読取部と、前記掲載情報からコンテンツ要求情報を生成する要求情報生成手段と、前記コンテンツ要求情報を前記情報提供サーバへ送信する要求送信手段とを設けたものである。
【0012】
本発明の第4の態様は、上述の第1から3の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報要求端末に、前記読み取った掲載情報を解析し、当情報クリッピングシステムの提供情報であることおよび改ざんの有無を確認する解析部を設けたものである。
【0013】
本発明の第5の態様は、上述の第1から4の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報要求端末に、少なくとも利用者を特定可能なユーザ識別子を記憶する記憶部と、前記ユーザ識別子を含むユーザ個人情報を入力する入力部と、前記掲載情報に前記ユーザ個人情報を結合してコンテンツ要求情報を生成する要求情報生成手段とを設けたものである。
【0014】
本発明の第6の態様は、上述の第1から5の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報要求端末に、前記コンテンツ要求情報を暗号化する暗号化手段と、前記コンテンツ要求情報に正当性検証用データを付加するデータ付加手段とを設けたものである。
【0015】
本発明の第7の態様は、上述の第1から6の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報要求端末に、前記ユーザ個人情報を入力して前記情報提供サーバに接続し、前記履歴情報に基づくコンテンツの配信を要求するログイン手段と、接続した該情報提供サーバから前記履歴情報に基づき抽出したコンテンツの配信を受け、閲覧する履歴コンテンツ閲覧手段とを設けたものである。
【0016】
本発明の第8の態様は、上述の第1から7の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報提供サーバに、該情報提供サーバの利用者および該利用者の利用環境情報などのユーザ情報を記憶するユーザ管理手段と、前記コンテンツを記憶するコンテンツ管理手段と、利用者毎の情報提供要求および提供したコンテンツの履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、利用者からのコンテンツの提供要求を受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段の受付により前記コンテンツ管理手段からコンテンツを抽出して前記情報閲覧端末へ配信する情報提供手段とを設けたものである。
【0017】
本発明の第9の態様は、上述の第1から8の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記要求受付手段に、前記情報要求端末から受信した前記コンテンツ要求情報を受け付ける要求情報受付手段と、前記情報要求端末からの接続ログインを受け付けるログイン受付手段と、前記個人情報取得手段およびログイン受付手段により前記ユーザ識別子およびユーザ個人情報を取得し利用者の認証を行う認証手段とを設けたものである。
【0018】
本発明の第10の態様は、上述の第1から9の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記要求情報受付手段に、受信した前記コンテンツ要求情報の正当性を検証する正当性検証手段と、正当性が確認できた前記コンテンツ要求情報から前記掲載情報および前記ユーザ個人情報を復元する復元手段とを設けたものである。
【0019】
本発明の第11の態様は、上述の第1から10の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記履歴記憶手段に、前記受信した掲載情報、前記ユーザ個人情報を記録する要求履歴記憶手段と、前記配信したコンテンツを記憶する提供履歴記憶手段とを設けたものである。
【0020】
本発明の第12の態様は、上述の第1から11の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報提供サーバに、前記要求履歴および前記提供履歴に基づき少なくとも1種類のデータ分析を行う分析手段を設けたものである。
【0021】
本発明の第13の態様は、上述の第1から12の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報提供手段に、前記要求受付手段の受付により前記コンテンツ管理手段から配信するコンテンツを抽出するコンテンツ抽出手段と、前記抽出したコンテンツを該利用者の使用する情報閲覧端末に合致する形式の配信コンテンツに生成するコンテンツ生成手段と、前記利用環境情報に基づいて前記配信コンテンツを利用者が閲覧に実際に使用する情報閲覧端末に最適なフォーマット形式およびレイアウトに整形するコンテンツ整形手段と、前記生成した配信コンテンツを前記情報閲覧端末へ配信する配信手段とを設けたものである。
【0022】
本発明の第14の態様は、上述の第1から13の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記コンテンツ抽出手段に、前記要求受付手段の受付に応じて配信すべきコンテンツのリストを作成するコンテンツリスト作成手段と、前記作成したコンテンツリストに対して前記分析手段の分析結果、該利用者の関心情報、および該利用者の属性情報に基づき配信するコンテンツの内容を利用者向けに最適化する最適化手段とを設けたものである。
【0023】
本発明の第15の態様は、上述の第1から14の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記コンテンツリスト作成手段に、前記コンテンツ要求情報の掲載情報に基づき前記コンテンツ管理手段から該当するコンテンツリストを作成する被掲載リスト作成手段と、前記履歴記憶手段に記憶した前記履歴情報に基づき前記コンテンツ管理手段から該当するコンテンツリストを作成する履歴リスト作成手段とを設けたものである。
【0024】
本発明の第16の態様は、上述の第1から15の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記最適化手段に、前記分析手段の分析結果、該利用者の関心情報および該利用者の属性情報に合致するコンテンツの選択を行うコンテンツ選択手段と、前記選択したコンテンツに、該コンテンツに関連する関連コンテンツを付加して配信コンテンツを作成する関連コンテンツ付加手段とを設けたものである。
【0025】
本発明の第17の態様は、上述の第1から16の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記コンテンツ生成手段に、電子メールを生成するメール生成手段と、Webページを生成するWebページ生成手段とを設けたものである。
【0026】
本発明の第18の態様は、上述の第1から17の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記コンテンツが、前記掲載情報に関係付けられた、他の情報へのリンク情報、テキスト情報、画像、音楽、プログラム、バイナリデータ、または壁紙データの、いずれか1つ、または複数の組み合わせから成るように構成したものである。
【0027】
本発明の第19の態様は、上述の第1から18の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報提供サーバに、外部システムとの連携を行う他システム連携手段を設けたものである。
【0028】
本発明の第20の態様は、上述の第1から19の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報閲覧端末に、前記コンテンツ要求情報に基づき受信した前記コンテンツを閲覧する要求コンテンツ閲覧手段を設けたものである。
【0029】
本発明の第21の態様は、上述の第1から20の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報閲覧端末に、前記ユーザ個人情報を入力して前記情報提供サーバに接続し、前記履歴情報に基づくコンテンツの配信を要求するログイン手段と、接続した該情報提供サーバから前記履歴情報に基づき抽出し、配信されたコンテンツを閲覧する履歴コンテンツ閲覧手段とを設けたものである。
【0030】
本発明の第22の態様は、上述の第1から21の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記掲載情報を、前記情報掲載媒体が提供する情報内容を識別する情報識別子と、前記情報掲載媒体を特定する掲載元情報とから成るように構成したものである。
【0031】
本発明の第23の態様は、上述の第1から22の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報提供サーバが複数存在する場合、前記コンテンツ要求情報に基づき該コンテンツ要求を前記情報提供サーバの1つに引き渡す中継サーバを設けたものである。
【0032】
本発明の第24の態様は、上述の第1から23の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記中継サーバに、前記コンテンツ要求情報から前記掲載情報、および前記ユーザ個人情報を復元する復元手段と、前記掲載情報と関連する前記コンテンツ情報および履歴情報を記憶しているサーバ情報を記憶するサーバ管理手段と、前記掲載情報および前記サーバ情報に基づき、該コンテンツ要求情報を当該情報提供サーバへ転送する転送手段とを設けたものである。
【0033】
本発明の第25の態様は、上述の第1から24の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記掲載情報が、更に、前記複数の情報提供サーバの1つを特定するサーバ特定情報を備え、前記要求送信手段が、前記サーバ特定情報に基づいて複数の前記情報提供サーバ中の該当する前記情報提供サーバへ前記コンテンツ要求情報を送信するように構成したものである。
【0034】
本発明の第26の態様は、上述の第1から25の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報要求端末が、前記複数の情報提供サーバの1つを特定するサーバ特定情報を予め前記記憶部に記憶し、前記要求送信手段が、前記サーバ特定情報に基づいて複数の前記情報提供サーバ中の該当する前記情報提供サーバへ前記コンテンツ要求情報を送信するように構成したものである。
【0035】
本発明の第27の態様は、上述の第1から26の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記ユーザ個人情報が、前記情報要求端末の所有者を特定するユーザ識別子と、前記ユーザ識別子に対応するパスワードと、該所有者の関心情報と、該所有者の属性情報とから成るように構成したものである。
【0036】
本発明の第28の態様は、上述の第1から27の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報要求端末を、携帯電話、または携帯端末、またはノート型パソコンにより構成するようにしたものである。
【0037】
本発明の第29の態様は、上述の第1から28の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報閲覧端末を、携帯電話、または携帯端末、またはパソコンにより構成するようにしたものである。
【0038】
本発明の第30の態様は、上述の第1から29の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報記録手段が、二次元バーコードであり、前記読取部を、前記二次元バーコードを撮影するデジタルカメラまたは前記二次元バーコードを読み取るバーコードリーダにより構成するようにしたものである。
【0039】
本発明の第31の態様は、上述の第1から29の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報記録手段が、前記掲載情報を記憶する記憶部と前記掲載情報を外部に発信可能な発信部を備えるRFIDタグであり、前記読取部を、前記RFIDタグから前記掲載情報を読み出すRFID読取装置により構成するようにしたものである。
【0040】
本発明の第32の態様は、上述の第1から29の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報記録手段が、前記掲載情報を記憶する記憶部と前記掲載情報を外部に発信可能な発信部を備える非接触型ICカードであり、前記読取部を、前記非接触型ICカードから前記掲載情報を読み出す非接触型ICカード読取装置により構成するようにしたものである。
【0041】
本発明の第33の態様は、上述の第1から29の態様に係る情報クリッピングシステムにおいて、前記情報記録手段が、前記掲載情報を記録する記憶装置と赤外線通信またはBluetoothまたは無線LAN通信の無線通信送信部を備える端末装置であり、前記読取部を、赤外線通信またはBluetoothまたは無線LAN通信の無線通信受信部により構成するようにしたものである。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の情報クリッピングシステムの一実施例を示す構成図である。
【0043】
情報クリッピングシステムは、情報掲載媒体1、情報要求端末2、情報配信サーバ3、情報閲覧端末4から構成されている。
【0044】
情報掲載媒体1は、住居、店舗、街中などで目にする新聞、雑誌、ポスター、折り込み広告、店頭POP、値札などの媒体において、物やサービスに関する販促情報、商品情報、関連情報などの印刷情報を掲載し、更に、情報記録手段5を備えている。
【0045】
情報記録手段5は、該情報掲載媒体1に掲載されている物やサービスに関する販促情報、商品情報、関連情報などに関係するコンテンツ情報を特定するための掲載情報を記憶し、他機器に情報を伝達可能な、二次元バーコード、またはRFID(Radio Frequency Identification)タグ、または非接触型ICカード、または情報掲載媒体1の近くに設置された記憶装置と無線通信機能を有する端末装置など様々なものを用いることができる。
【0046】
掲載情報は、該情報掲載媒体1の掲載内容に関連して配信されるコンテンツを特定する情報識別子、情報掲載媒体1を特定する掲載元情報、該情報内容を保持するサーバシステムのURLなどのサーバ特定情報で構成する。
【0047】
掲載情報は、例えば、図2に示すように、情報識別子と掲載元情報を結合した文字列「000001000002141」に対して、任意の手法でチェックディジット(図2の例では、「01」)を付与して、必要に応じて暗号化を行う。
【0048】
更に、コンテンツを保持している情報配信サーバ3のURLなどのサーバ特定情報を上述の文字列に付加した文字列から、二次元バーコードなどを生成することにより、改ざんの防止と、正当性の判別が可能になっている。図2に、それぞれ暗号化を施した掲載情報と暗号化しない場合の掲載情報の例を示す。
【0049】
コンテンツを保持する情報配信サーバ3が1台しかないなどの掲載情報を扱う情報配信サーバ3が明確な場合や、予め情報要求端末2がサーバ特定情報を備えている場合などにおいては、必ずしも掲載情報にサーバ特定情報を持たせる必要はない。
【0050】
コンテンツは、例えば、紹介WebページへのリンクURL、レビュー記事や特徴紹介などのテキスト情報、写真、音楽、Flash(登録商標)やJava(登録商標)などのプログラム、バイナリデータ、壁紙など、該情報掲載媒体1に掲載した物やサービスに関連するデータである。
【0051】
情報要求端末2は、図3に構成を示すように、記憶部6、読取部7、解析部8、入力部9、要求情報生成手段10、データ付加手段11、暗号化手段12、要求送信手段13を備えた、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)、ノート型パソコンなどの携帯可能な情報端末である。
【0052】
記憶部6は、該情報要求端末2が備える内蔵メモリ、または該情報要求端末2で利用可能な外部記憶媒体である。
【0053】
読取部7は、情報記録手段5に適合する読取装置で、情報記録手段5が記憶する情報識別子、掲載元情報、サーバ特定情報などを読み取るものである。情報要求端末2本体に付属するもの以外に、外付けの読取装置を使用することも可能である。
【0054】
情報記録手段5が二次元バーコードの場合、読取部7は、二次元バーコードを撮影するデジタルカメラ、または二次元バーコードを光学的に読み取るバーコードリーダである。
【0055】
また、情報記録手段5がRFIDタグの場合、読取部7は、RFIDタグから情報を読み取るためのアンテナ部を有するRFID読取装置である。
【0056】
また、情報記録手段5が非接触型ICカードの場合、読取部7は、非接触型ICカードから情報を読み取るためのアンテナ部を有する非接触型ICカード読取装置である。
【0057】
また、情報記録手段5が情報掲載媒体1の近くに設置された情報端末の場合、読取部7は、該情報端末の赤外線通信またはBluetoothまたは無線LAN通信などの無線通信送信部と通信可能な無線通信受信部である。
【0058】
解析部8は、読取部7が情報掲載媒体1から読み取った掲載情報を、図2に示す手順の逆手順により情報識別子、掲載元情報、サーバ特定情報を分離し、本発明の情報クリッピングシステムの掲載情報であるか、改ざんされていないかなどの正当性を確認するものである。
【0059】
正当性が確認できない場合には、該情報要求端末2においてエラーの旨を表示し、情報配信サーバ3への送信を中止することにより、無駄な送信を省くことが可能になる。
【0060】
入力部9は、該情報要求端末2が備えるダイアルボタンなどの入力装置で、ユーザ個人情報や送信指示などの入力を行うものである。ユーザIDや電話番号など、ユーザ個人情報の一部は、記憶部6に記憶しているものを用いることも可能である。
【0061】
ユーザ個人情報は、情報要求端末2の所有者を特定するユーザIDや電話番号などのユーザ識別子と、パスワードと、該利用者の趣味、嗜好などを表す関心情報と、プロフィール(年齢、性別、住所など)を表す属性情報とから構成されている。関心情報および属性情報として記憶する内容は、提供する情報や分析の内容により任意である。
【0062】
要求情報生成手段10は、読取部7が情報掲載媒体1から読み取った情報識別子、掲載元情報、サーバ特定情報、およびユーザ個人情報(ユーザ個人情報は含めなくてもよい)を結合し、コンテンツ要求情報を生成するものである。
【0063】
データ付加手段11は、コンテンツ要求情報に、チェックディジットなどを付加するものである。チェックディジットなどを付加することにより、コンテンツ要求情報の正当性を確認できるようになる。
【0064】
暗号化手段12は、要求情報生成手段10が生成したコンテンツ要求情報を暗号化するものである。暗号化により、コンテンツ要求情報が改ざんされることを防止することができる。図4に、コンテンツ要求情報の構成および生成手順の例を示す。
【0065】
要求送信手段13は、掲載情報に含まれるサーバ特定情報や、予め記憶している情報配信サーバ3のURL、あるいは情報を中継する中継サーバのURLなどに対して、コンテンツ要求情報を送信するものである。
【0066】
情報配信サーバ3は、図5に示すように、ユーザ管理手段14、コンテンツ管理手段15、要求受付手段16、情報提供手段17、履歴記憶手段18、分析手段19、他システム連携手段20を備えている。
【0067】
また、本明細書においては、1台の情報提供サーバ3について説明するが、情報提供サーバ3を複数台設置し、サービス内容および掲載情報に応じてサーバ特定情報を使い分けて接続することが可能である。
【0068】
ユーザ管理手段14は、ユーザ情報として、該情報提供サーバ3の利用者、および該利用者の情報閲覧端末の種類やコンテンツ情報の受信手段などの利用環境情報を記憶するものである。
【0069】
コンテンツ管理手段15は、情報識別子と掲載元情報と関係付けられたコンテンツ、およびコンテンツの属性情報を記憶するものである。1つの情報識別子および掲載元情報と複数のコンテンツを関連付けてもよい。
【0070】
コンテンツの属性情報は、図6に例を示すように、利用者の関心情報などに合わせたり、分析に応じたコンテンツを提供するために、適用する年齢や性別、エリアなどの分類を可能にするものである。
【0071】
要求受付手段16は、図7に構成を示すように、要求情報受付手段21、ログイン受付手段22、認証手段23を備え、コンテンツ要求情報、または情報提供サーバ3へのログインを受け付けるものである。
【0072】
要求情報受付手段21は、正当性検証手段24、復元手段25を備え、コンテンツ要求情報の受付を行うものである。
【0073】
正当性検証手段24は、情報要求端末2から受信したコンテンツ要求情報に対して、復号化およびチェックディジットなどの検証を行い、コンテンツ要求情報の正当性を確認するものである。
【0074】
復元手段25は、正当性を確認できたコンテンツ要求情報から、図4のコンテンツ要求情報の生成手順の逆手順により、掲載情報およびユーザ個人情報を復元するものである。
【0075】
ログイン受付手段22は、情報要求端末2または情報閲覧端末4からのログイン要求、すなわちユーザ識別子やパスワードの入力を受け付けるものである。ログイン要求だけでなく、当該アクセス時点で閲覧を希望するコンテンツを抽出するためのユーザ個人情報などを入力することも可能である。
【0076】
認証手段23は、復元手段25により復元された利用者個人情報に含まれるユーザ識別子とパスワード、またはログイン受付手段22により入力されたユーザ識別子とパスワードを用いて、ユーザ管理手段14を参照し、利用者の認証を行うものである。
【0077】
情報提供手段17は、図8に構成を示すように、コンテンツ抽出手段26、コンテンツ生成手段27、コンテンツ整形手段28、配信手段29を備え、コンテンツを情報閲覧端末4へ配信するものである。
【0078】
コンテンツ抽出手段26は、図9に構成を示すように、コンテンツリスト作成手段30、最適化手段31を備え、該利用者に対して配信すべき最適なコンテンツを用意するものである。
【0079】
コンテンツリスト作成手段30は、被掲載リスト作成手段32、履歴リスト作成手段33を備え、コンテンツ管理手段15から配信候補となるコンテンツのリストを作成するものである。
【0080】
被掲載リスト作成手段32は、コンテンツ要求情報の掲載情報に基づき、コンテンツ管理手段15から該当するコンテンツリストを作成するものである。
【0081】
履歴リスト作成手段33は、入力されたユーザIDなどにより、まず、履歴記憶手段18に記憶した履歴情報を抽出し、コンテンツ管理手段15から該履歴情報に対応したコンテンツのリストを作成するものである。
【0082】
最適化手段31は、コンテンツ選択手段34、関連コンテンツ付加手段35を備え、該利用者に対して、コンテンツ内容を最適化するものである。
【0083】
コンテンツ選択手段34は、コンテンツ抽出手段26により抽出されたコンテンツリストにおいて、分析手段19の分析結果、該利用者の関心情報、および該利用者の属性情報に合致するコンテンツの選択を行うものである。配信する特定のコンテンツが一意に決まる場合は、選択を行わなくてもよい。
【0084】
関連コンテンツ付加手段35は、選択したコンテンツに対して、該コンテンツに関連し、且つ、分析手段19の分析結果、該利用者の関心情報、および該利用者の属性情報に合致する関連コンテンツを付加して配信コンテンツを作成するものである。
【0085】
最適化手段31により、例えば、同じ旅行に関するコンテンツ配信を要求した利用者に対しても、利用者が女性の場合はショッピング情報を、利用者が男性の場合はスポーツの開催情報を提供するなどコンテンツ内容の変更が可能になり、更に、アクセス数の多いコンテンツをリストの上位にしたり、利用者が興味を持つ分野の新製品や関連情報の紹介や提案などを追加することができる。
【0086】
コンテンツ生成手段27は、ユーザ管理手段14が記憶する利用環境情報に基づいて、コンテンツ抽出手段26が抽出したコンテンツを、利用者の情報閲覧端末4に適した形式の配信コンテンツを生成するものである。
【0087】
コンテンツ生成手段27は、メール生成手段36と、Webページ生成手段37を備えており、電子メール、電子メールへの添付ファイル、またはWebページの形態の配信コンテンツを生成する。
【0088】
コンテンツ整形手段28は、配信コンテンツを情報閲覧端末4で見易いレイアウトに整形するものであり、例えば、携帯電話のWebブラウザでWebページの閲覧を行う利用環境情報の場合には、生成したWebページを携帯電話の小さな液晶画面で見やすい分量に区切るなどの整形を行う。
【0089】
配信手段29は、整形された配信コンテンツを、利用環境情報で指定された情報閲覧端末4で閲覧可能にするもので、配信コンテンツが電子メールの場合は、電子メールを送信するメールサーバ機能であり、配信コンテンツがWebページの場合は、情報閲覧端末4の要求によりWebページを送信するWebサーバ機能である。
【0090】
履歴記憶手段18は、図10に機能構成を示すように、要求履歴記憶手段38、提供履歴記憶手段39を備え、利用者との間の送受信の履歴情報を記憶するものである。
【0091】
要求履歴記憶手段38は、要求情報受付手段21によりコンテンツ要求情報から復元された掲載情報およびユーザ個人情報など、「どこに掲載された何の情報提供要求を受信したか」を記憶するものである。
【0092】
提供履歴記憶手段39は、利用者の識別子、配信手段29によりコンテンツを配信した情報閲覧端末4の識別子、配信したコンテンツの識別子など、「コンテンツ要求情報またはログインに対してどのような情報を提供したか」を記憶するものである。
【0093】
分析手段19は、履歴記憶手段18に記憶した要求履歴および提供履歴から、利用者の利用分析、掲載元のエリア分析、およびコンテンツの有効性分析などの少なくとも一種類の分析を行うものである。
【0094】
要求履歴に記憶した情報識別子や掲載元情報を集計することにより、多くの利用者が読み取りを行った情報記録手段5の有効性を確認でき、次回情報の提供を行う際に、該情報記録手段5が掲載する情報に関連する情報や、設置されているエリア周辺の情報などを優先的に提供することが可能になる。
【0095】
他システム連携手段20は、情報提供を受けた利用者の次の行動に対応する機能を提供するものであり、例えば、商品に係るコンテンツを閲覧した後、該商品をその場で購入する商品販売・決済システムと連携することが可能になる。
【0096】
情報閲覧端末4は、図11に示す構成のように、要求コンテンツ閲覧手段40、ログイン手段41、履歴コンテンツ閲覧手段42を備えており、情報提供サーバ3から配信されたコンテンツを閲覧するものである。
【0097】
情報閲覧端末4は、利用環境情報で指定することにより、情報要求端末2自体を情報閲覧端末とすることも可能であるし、電子メールソフトやWebブラウザなどを搭載した携帯電話、PDA、PCなどの別端末装置を使用することも可能である。
【0098】
また、情報閲覧端末4にログイン手段41を設けることなく、ログイン手段41を備える情報要求端末2から情報提供サーバ3へログインし、履歴情報に基づいて抽出したコンテンツを情報閲覧端末4へ配信してもよい。
【0099】
要求コンテンツ閲覧手段40は、掲載情報を読み取った情報要求端末2の要求に従い配信されたコンテンツを閲覧するものである。
【0100】
ログイン手段41は、情報提供サーバ3へログインするためのユーザ識別子およびパスワード、履歴情報に基づいて配信するコンテンツを抽出するためのユーザ個人情報などを入力するものである。
【0101】
履歴コンテンツ閲覧手段42は、分析手段19の分析結果、該利用者の関心情報、および該利用者の属性情報に基づいて抽出したコンテンツの配信を受け、該コンテンツを閲覧するものである。
【0102】
要求コンテンツ閲覧手段40および履歴コンテンツ閲覧手段42は、コンテンツが電子メールの場合は、電子メールクライアントソフトであり、コンテンツがWebページの場合には、Webブラウザである。
【0103】
また、要求コンテンツ閲覧手段40および履歴コンテンツ閲覧手段42は、コンテンツが音楽、動画、画像などのデータで、電子メールに添付されていたり、Webページからダウンロードした場合は、該データに対応したプログラムと連携することにより、再生または表示を行うことができる。
【0104】
図12は、本発明の情報クリッピングシステムを店舗における販売促進に利用した場合の模式図である。利用者がカメラ付き携帯電話を用いて、自宅のPCに情報提供を受ける場合を例に説明する。
【0105】
店舗において、二次元バーコードを直接印刷する、または二次元バーコードを印刷したシールなどを貼付することで、掲載情報を、店頭POP、ポスター、広告などの情報掲載媒体に持たせる。
【0106】
利用者は、自身が携帯するカメラ付き携帯電話を用いて、情報提供を受けたい情報掲載媒体の二次元バーコードを撮影し、掲載情報を読み取る。
【0107】
カメラ付き携帯電話は、読み取った掲載情報と、予めカメラ付き携帯電話が記憶するユーザ個人情報からコンテンツ要求情報を生成し、チェックディジットを付加し、暗号化して、サーバ特定情報で特定されている情報提供サーバへ送信する。
【0108】
情報提供サーバは、正当なコンテンツ要求情報であることを確認した後、コンテンツ要求情報を復元し、掲載情報から情報識別子および掲載元情報とユーザ個人情報を取り出し、ユーザの認証を行う。
【0109】
ユーザ認証が終了した後、情報提供サーバは、掲載情報とユーザ個人情報を要求履歴として記録する。
【0110】
次に、情報提供サーバは、情報識別子に関連付けて記憶しているコンテンツ情報から、例えば、当該商品の価格変動情報や値引き情報などの最適な情報を抽出し、予め記憶している利用環境情報に基づいて電子メール形態の配信用コンテンツとして生成し、利用者の自宅のPC宛に送信する。
【0111】
また、情報提供サーバは、掲載情報とユーザ個人情報に加えて、送信したコンテンツを提供履歴として保存し、分析手段により利用分析、行動分析、エリア分析などを行うことにより、利用者の嗜好や興味などに応じて最適化した情報の提供と、マーケティング分析を行う。
【0112】
また、利用者は、コンテンツの提供を受けるだけでなく、商品購入・決済システムを利用して、直接商品を購入したり、他の関連情報を閲覧したりすることも可能である。
【0113】
また、利用者は、カメラ付き携帯電話で二次元バーコードを撮影してコンテンツの提供を受ける以外に、別途、情報提供サーバにログインして、情報提供を受けることも可能である。
【0114】
図13は、情報提供サーバにログインし、該利用者が過去に要求または提供を受けた履歴に基づくコンテンツを閲覧する場合の模式図である。
【0115】
利用者は、自身が携帯する携帯電話やPCなどを用いて、特定の情報提供サーバへ接続し、ユーザ識別子、パスワード、ユーザ個人情報を入力し、ログインする。
【0116】
情報提供サーバは、認証手段により、正当な利用者であることを確認した後、当該ユーザの要求履歴および提供履歴を検索し、例えば、日付順、提供頻度順、特定分野などに基づいて履歴情報を抽出し、該履歴情報に対応するコンテンツを抽出し、予め記憶している利用環境情報に基づいてWebページ形態の配信用コンテンツとして生成し、利用者の自宅のPC宛に送信する。
【0117】
コンテンツ要求情報、またはログインによる情報提供要求のどちらの場合においても、最適化手段、コンテンツ生成手段、コンテンツ整形手段が、その時の情報閲覧端末に合わせて、分析結果、該利用者の関心情報、および該利用者の属性情報などに合致するコンテンツを抽出し、適切なフォーマット形式およびレイアウトで提供する。
【0118】
以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明してきたが、本発明による個別情報クリッピングシステムは、上述の実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能なことは当然のことである。
【0119】
更に、本発明の基本概念は、必ずしも店舗における販売促進への利用に限定されるものではなく、展示会などのイベント、雑誌や新聞の切り抜き、壁紙や着信メロディなどのコンテンツ配信など、様々な情報提供の分野に適用することが可能である。
【0120】
すなわち、本発明の基本概念は、何らかの情報掲載媒体が情報の内容と掲載元を特定する掲載情報を備え、情報要求端末で読み取った掲載情報をサーバシステムへ蓄積・保管し、その保管された情報に基づいて情報を配信および閲覧する手法にあり、この情報提供および閲覧手法は、販売促進だけでなく、何らかの情報の掲載と掲載内容に関連する情報の配信を目的とする任意の情報提供に対しても適用可能である。
【0121】
【発明の効果】
以上のとおりであるから、本発明に係る情報クリッピングシステムによれば、利用者は、情報掲載媒体が備える情報記録手段から情報要求端末を用いて掲載情報を読み取るだけで、面倒な作業を行うことなく、関連情報を含めた必要な情報を取得し、情報提供サーバに保存することが可能になる。
【0122】
また、掲載情報は、掲載元情報を含むため、「いつ、どの情報源から取得した情報を保存したか」を、後日知ることも可能である。
【0123】
また、利用環境情報を記憶することにより、閲覧、利用する側の望む形態の配信用コンテンツを生成し、整形することが可能になり、PCや携帯電話など、利用者が使用する情報閲覧端末に適した形で、情報配信することが可能になる。
【0124】
また、ユーザ個人情報や提供履歴を記録することにより、利用者の趣味、嗜好、興味、希望に合致した情報だけが記憶されている、個人ポータルサイトを自動的に構築し、活用することができる。
【0125】
また、履歴情報を一元的に記憶し、利用者の利用分析や行動分析を行うことにより、利用者の嗜好や興味、行動に応じて最適化した情報の配信が可能になり、同時にマーケティングおよび販売促進などの効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明の掲載情報の説明図である。
【図3】本発明の情報要求端末の機能構成を示す構成図である。
【図4】本発明のコンテンツ要求情報の構成および生成手順の説明図である。
【図5】本発明の情報提供サーバの一実施の形態を示す構成図である。
【図6】本発明のコンテンツの属性情報の説明図である。
【図7】本発明の要求受付手段の機能構成を示す構成図である。
【図8】本発明の情報提供手段の機能構成を示す構成図である。
【図9】本発明のコンテンツ抽出手段の機能構成を示す構成図である。
【図10】本発明の履歴記憶手段の機能構成を示す構成図である。
【図11】本発明の情報閲覧端末の機能構成を示す構成図である。
【図12】本発明の掲載情報に対してコンテンツを配信する場合の動作を説明する模式図である。
【図13】本発明のログインにより履歴情報から抽出したコンテンツを配信する場合の動作を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 情報掲載媒体
2 情報要求端末
3 情報提供サーバ
4 情報閲覧端末
5 情報記録手段
6 記憶部
7 読取部
8 解析部
9 入力部
10 要求情報生成手段
11 データ付加手段
12 暗号化手段
13 要求送信手段
14 ユーザ管理手段
15 コンテンツ管理手段
16 要求受付手段
17 情報提供手段
18 履歴記憶手段
19 分析手段
20 他システム連携手段
21 要求情報受付手段
22 ログイン受付手段
23 認証手段
24 正当性検証手段
25 復元手段
26 コンテンツ抽出手段
27 コンテンツ生成手段
28 コンテンツ整形手段
29 配信手段
30 コンテンツリスト作成手段
31 最適化手段
32 被掲載リスト作成手段
33 履歴リスト作成手段
34 コンテンツ選択手段
35 関連コンテンツ付加手段
36 メール生成手段
37 Webページ生成手段
38 要求履歴記憶手段
39 提供履歴記憶手段
40 要求コンテンツ閲覧手段
41 ログイン手段
42 履歴コンテンツ閲覧手段

Claims (33)

  1. 新聞、雑誌、ポスター、折り込み広告、店頭POP、値札などの情報掲載媒体に関連するコンテンツを提供する情報クリッピングシステムであって、
    前記コンテンツの提供を要求する情報要求端末と、
    前記情報要求端末からのコンテンツの提供要求または保持している提供要求の履歴情報に基づき、前記コンテンツを選別して情報閲覧端末へ配信する情報提供サーバと、
    前記情報提供サーバが配信した前記コンテンツを受信し、該コンテンツを表示する情報閲覧端末と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  2. 請求項1記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報掲載媒体が、
    掲載内容および掲載元を識別する掲載情報を記憶した情報記録手段、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  3. 請求項1または2記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報要求端末が、
    前記情報掲載媒体から前記掲載情報を読み取る読取部と、
    前記掲載情報からコンテンツ要求情報を生成する要求情報生成手段と、
    前記コンテンツ要求情報を前記情報提供サーバへ送信する要求送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報要求端末が、
    前記読み取った掲載情報を解析し、当情報クリッピングシステムの提供情報であること、および改ざんの有無を確認する解析部と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報要求端末が、
    少なくとも利用者を特定可能なユーザ識別子を記憶する記憶部と、
    前記ユーザ識別子を含むユーザ個人情報を入力する入力部と、
    前記掲載情報に前記ユーザ個人情報を結合してコンテンツ要求情報を生成する要求情報生成手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報要求端末が、
    前記コンテンツ要求情報を暗号化する暗号化手段と、
    前記コンテンツ要求情報に正当性検証用データを付加するデータ付加手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報要求端末が、
    前記ユーザ個人情報を入力して前記情報提供サーバに接続し、前記履歴情報に基づくコンテンツの配信を要求するログイン手段と、
    接続した該情報提供サーバから前記履歴情報に基づき抽出したコンテンツの配信を受け、閲覧する履歴コンテンツ閲覧手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報提供サーバが、
    該情報提供サーバの利用者および該利用者の利用環境情報などのユーザ情報を記憶するユーザ管理手段と、
    前記コンテンツを記憶するコンテンツ管理手段と、
    利用者毎の情報提供要求および提供したコンテンツの履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、
    利用者からのコンテンツの提供要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段の受付により、前記コンテンツ管理手段からコンテンツを抽出して、前記情報閲覧端末へ配信する情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記要求受付手段が、
    前記情報要求端末から受信した前記コンテンツ要求情報を受け付ける要求情報受付手段と、
    前記情報要求端末からの接続ログインを受け付けるログイン受付手段と、
    前記個人情報取得手段およびログイン受付手段により前記ユーザ識別子およびユーザ個人情報を取得し、利用者の認証を行う認証手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記要求情報受付手段が、
    受信した前記コンテンツ要求情報の正当性を検証する正当性検証手段と、
    正当性が確認できた前記コンテンツ要求情報から、前記掲載情報、および前記ユーザ個人情報を復元する復元手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記履歴記憶手段が、
    前記受信した掲載情報、前記ユーザ個人情報を記録する要求履歴記憶手段と、
    前記配信したコンテンツを記憶する提供履歴記憶手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報提供サーバが、
    前記要求履歴および前記提供履歴に基づき、少なくとも1種類のデータ分析を行う分析手段、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報提供手段が、
    前記要求受付手段の受付により、前記コンテンツ管理手段から配信するコンテンツを抽出するコンテンツ抽出手段と、
    前記抽出したコンテンツを、該利用者の使用する情報閲覧端末に合致する形式の配信コンテンツに生成するコンテンツ生成手段と、
    前記利用環境情報に基づいて、前記配信コンテンツを利用者が閲覧に実際に使用する情報閲覧端末に最適なフォーマット形式およびレイアウトに整形するコンテンツ整形手段と、
    前記生成した配信コンテンツを前記情報閲覧端末へ配信する配信手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記コンテンツ抽出手段が、
    前記要求受付手段の受付に応じて、配信すべきコンテンツのリストを作成するコンテンツリスト作成手段と、
    前記作成したコンテンツリストに対して、前記分析手段の分析結果、該利用者の関心情報、および該利用者の属性情報に基づき、配信するコンテンツの内容を利用者向けに最適化する最適化手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記コンテンツリスト作成手段が、
    前記コンテンツ要求情報の掲載情報に基づき、前記コンテンツ管理手段から該当するコンテンツリストを作成する被掲載リスト作成手段と、
    前記履歴記憶手段に記憶した前記履歴情報に基づき、前記コンテンツ管理手段から該当するコンテンツリストを作成する履歴リスト作成手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  16. 請求項1から15のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記最適化手段が、
    前記分析手段の分析結果、該利用者の関心情報、および該利用者の属性情報に合致するコンテンツの選択を行うコンテンツ選択手段と、
    前記選択したコンテンツに対して、該コンテンツに関連し、且つ前記分析手段の分析結果、該利用者の関心情報、および該利用者の属性情報にも合致する関連コンテンツを付加して配信コンテンツを作成する関連コンテンツ付加手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  17. 請求項1から16のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記コンテンツ生成手段が、
    電子メールを生成するメール生成手段と、
    Webページを生成するWebページ生成手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  18. 請求項1から17のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記コンテンツが、
    前記掲載情報に関係付けられた、他の情報へのリンク情報、テキスト情報、画像、音楽、プログラム、バイナリデータ、または壁紙データの、いずれか1つ、または複数の組み合わせから成る、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
  19. 請求項1から18のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報提供サーバが、
    外部システムとの連携を行う他システム連携手段、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  20. 請求項1から19のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報閲覧端末が、
    前記コンテンツ要求情報に基づき受信した前記コンテンツを閲覧する要求コンテンツ閲覧手段、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  21. 請求項1から20のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報閲覧端末が、
    前記ユーザ個人情報を入力して前記情報提供サーバに接続し、前記履歴情報に基づくコンテンツの配信を要求するログイン手段と、
    接続した該情報提供サーバから前記履歴情報に基づき抽出し、配信されたコンテンツを閲覧する履歴コンテンツ閲覧手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  22. 請求項1から21のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記掲載情報が、
    前記情報掲載媒体が提供する情報内容を識別する情報識別子と、
    前記情報掲載媒体を特定する掲載元情報と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  23. 請求項1から22のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報提供サーバが複数存在する場合、
    前記コンテンツ要求情報に基づき、該コンテンツ要求を前記情報提供サーバの1つに引き渡す中継サーバ、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  24. 請求項1から23のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記中継サーバが、
    前記コンテンツ要求情報から前記掲載情報、および前記ユーザ個人情報を復元する復元手段と、
    前記掲載情報と関連する前記コンテンツ情報および履歴情報を記憶しているサーバ情報を記憶するサーバ管理手段と、
    前記掲載情報および前記サーバ情報に基づき、該コンテンツ要求情報を当該情報提供サーバへ転送する転送手段と、
    を備えることを特徴とする情報クリッピングシステム。
  25. 請求項1から24のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記掲載情報が、
    更に、前記複数の情報提供サーバの1つを特定するサーバ特定情報を備え、
    前記要求送信手段が、
    前記サーバ特定情報に基づいて、複数の前記情報提供サーバ中の該当する前記情報提供サーバへ前記コンテンツ要求情報を送信する、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
  26. 請求項1から25のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報要求端末が、
    前記複数の情報提供サーバの1つを特定するサーバ特定情報を予め前記記憶部に記憶し、
    前記要求送信手段が、
    前記サーバ特定情報に基づいて、複数の前記情報提供サーバ中の該当する前記情報提供サーバへ前記コンテンツ要求情報を送信する、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
  27. 請求項1から26のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記ユーザ個人情報が、
    前記情報要求端末の所有者を特定するユーザ識別子と、
    前記ユーザ識別子に対応するパスワードと、
    該所有者の関心情報と、
    該所有者の属性情報と、
    により構成することを特徴とする情報クリッピングシステム。
  28. 請求項1から27のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報要求端末が、
    携帯電話、または携帯端末、またはノート型パソコンである、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
  29. 請求項1から28のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報閲覧端末が、
    携帯電話、または携帯端末、またはパソコンである、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
  30. 請求項1から29のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報記録手段が、
    二次元バーコードであり、
    前記読取部を、
    前記二次元バーコードを撮影するデジタルカメラ、または前記二次元バーコードを読み取るバーコードリーダにより構成する、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
  31. 請求項1から29のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報記録手段が、
    前記掲載情報を記憶する記憶部と前記掲載情報を外部に発信可能な発信部を備えるRFIDタグであり、
    前記読取部を、
    前記RFIDタグから前記掲載情報を読み出すRFID読取装置により構成する、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
  32. 請求項1から29のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報記録手段が、
    前記掲載情報を記憶する記憶部と前記掲載情報を外部に発信可能な発信部を備える非接触型ICカードであり、
    前記読取部を、
    前記非接触型ICカードから前記掲載情報を読み出す非接触型ICカード読取装置により構成する、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
  33. 請求項1から29のいずれかに記載の情報クリッピングシステムであって、
    前記情報記録手段が、
    前記掲載情報を記録する記憶装置と赤外線通信またはBluetoothまたは無線LAN通信の無線通信送信部を備える端末装置であり、
    前記読取部を、
    赤外線通信またはBluetoothまたは無線LAN通信の無線通信受信部により構成する、
    ことを特徴とする情報クリッピングシステム。
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