JP2002304369A - バスシステム - Google Patents

バスシステム

Info

Publication number
JP2002304369A
JP2002304369A JP2001105653A JP2001105653A JP2002304369A JP 2002304369 A JP2002304369 A JP 2002304369A JP 2001105653 A JP2001105653 A JP 2001105653A JP 2001105653 A JP2001105653 A JP 2001105653A JP 2002304369 A JP2002304369 A JP 2002304369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
read
access time
slave
use right
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001105653A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Koike
庸夫 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001105653A priority Critical patent/JP2002304369A/ja
Priority to US10/103,337 priority patent/US6823410B2/en
Publication of JP2002304369A publication Critical patent/JP2002304369A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/362Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control
    • G06F13/364Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control using independent requests or grants, e.g. using separated request and grant lines
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/362Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control
    • G06F13/3625Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control using a time dependent access

Abstract

(57)【要約】 【課題】スプリット転送のバスシステムにおいてリード
応答を早める。 【解決手段】アービタ4は、リードコマンド発行から予
測アクセス時間Tacを経過する直前のクロックサイク
ルに、アクセス時間予測回路5からリード対象スレーブ
のパーキング指示PIを受けて、共有バス1が使用中の
状態でない限りにおいてパーキング制御部6の制御によ
りリード対象スレーブへバス使用権承認を通知してバス
パーキングするとともに、バスパーキングしたリード対
象のスレーブの優先順位を最上位とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスシステムに関
し、特に、スプリット転送方式を用いたバスシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の装置が共有バスに接続されている
情報処理システムにおいては、アービタ(調停装置)を
設けて複数の装置からの共有バスの使用権要求を調停す
る方法が一般的に使用されており、バスマスタとなる装
置がバス使用権要求をアービタへ通知し、アービタから
のバス使用権承認を受け取ってから共有バスの使用を開
始してスレーブに対するライトまたはリードを実行す
る。図10は、古典的な第1の従来例のバスシステムの
構成を示すブロック図である。
【0003】第1の従来例では、共有バス41には、n
(n≧2)個のバスマスタ42−1〜42−nと、m
(m≧1)個のスレーブ43−1〜43−mが接続され
ている。バスマスタ42−1は、バス使用権要求REQ
(M1)をアービタ44に通知し、バス使用権承認GN
T(M1)を受けて共有バス41の使用権を得る。同様
に、バスマスタ42−2は、バス使用権要求REQ(M
2)をアービタ44に通知し、バス使用権承認GNT
(M2)を受けて共有バス41の使用権を得、バスマス
タ42−nは、バス使用権要求REQ(Mn)をアービ
タ44に通知し、バス使用権承認GNT(Mn)を受け
て共有バス41の使用権を得る。スレーブ43−1〜4
3−mのうちの共有バス41の使用権を得たバスマスタ
からのライトコマンドまたはリードコマンドにより指定
されたスレーブに対しては、このバスマスタによるデー
タのライトまたはリードが行われる。アービタ44は、
バスマスタ42−1〜42−nの何れかからバス使用権
要求を受けたときにバス使用権承認を通知するが、2以
上の装置からのバス使用権要求が競合したときには、予
め設定された優先付け論理にしたがって優先装置を選択
してバス使用権承認を通知する。優先付け論理として
は、優先順を固定的に定めた方式や調停が生じる度に優
先順位が変更されるラウンドロビン方式などが一般的に
使用される。図10の従来例では、バスマスタ42−1
〜42−n、スレーブ43−1〜43−mおよびアービ
タ44は、クロックCLKに同期して動作する。
【0004】図11は、第1の従来例の動作タイミング
図である。図11(a)を参照して第1の従来例の動作
を説明する。クロックCLKで計時した時刻t1で、バ
ス使用権要求REQ(M1)とバス使用権要求REQ
(M2)とがバスマスタ42−1とバスマスタ42−2
とからアービタ44にそれぞれ通知され、アービタ44
は、優先付け論理に基づいてバス使用許可対象をバスマ
スタ42−1に決定する。時刻t2で、バスマスタ42
−1はアービタ44からのバス使用権承認GNT(M
1)を受けとり、時刻t3で、スレーブ43−1に対す
るリードコマンドRを共有バス41を通して発行する。
バスマスタ42−1は、リードコマンドRを発行したの
ちもバス使用権を確保し続け、スレーブ43−1のアク
セス時間である5クロックサイクルを経過して時刻t9
でスレーブ43−1からデータDがバスマスタ42−1
に送られ、時刻t11で転送完了したのちにバス使用権
を開放する。時刻t11でアービタ44は、バス使用権
要求REQ(M2)を継続通知しているバスマスタ42
−2にバス使用権承認GNT(M2)を通知し、バスマ
スタ42−2は、時刻t12からスレーブ43−2に対
するライトコマンドWを共有バス41を通して発行し、
時刻t13からデータDを転送し、スレーブ43−2に
書き込む。
【0005】第1の従来例においては、リードの場合に
は図11(a)の時刻t4から時刻t9までのスレーブ
43−1のアクセス時間の間もリードサイクルを継続し
て共有バス41を占有していた。この点は、バスマスタ
であるプロセッサからスレーブであるメモリにリード要
求がなされる場合には、プロセッサが処理実行のために
すぐに必要とするデータである可能性が高いので、共有
バス41を占有したままリード応答を待つことが一面で
有利ではある。しかしながら他面では、スレーブのアク
セス時間が長い場合に、その期間には他のバスマスタが
共有バスを使用できないため、共有バス41の使用効率
が低下するという問題点があった。
【0006】この問題点に対処して共有バスの使用効率
を改善するものとして、スプリット転送方式のバスシス
テムが知られている。スプリット転送方式の第2の従来
例のバスシステムでは、スレーブからもアービタにバス
使用権を要求ができるように構成してあり、バスマスタ
からのバス使用権要求がリードのための要求であるとき
には、バスマスタは、アービタからのバス使用権承認を
受け取ってリードコマンドを共有バスに発行したのちに
共有バスを一旦開放し、リードコマンドを受け取ったス
レーブが、アクセス時間を経過してデータの出力準備が
できたときにバス使用権要求をアービタに通知する。
【0007】図12は、第2の従来例のブロック図であ
る。共有バス51には、n個のバスマスタ52−1〜5
2−nと、m個のスレーブ53−1〜53−mが接続さ
れている。バスマスタ52−1は、バス使用権要求RE
Q(M1)をアービタ54に通知し、バス使用権承認G
NT(M1)を受けて共有バス51の使用権を得る。同
様に、バスマスタ52−2は、バス使用権要求REQ
(M2)をアービタ54に通知し、バス使用権承認GN
T(M2)を受けて共有バス51の使用権を得、バスマ
スタ52−nは、バス使用権要求REQ(Mn)をアー
ビタ54に通知し、バス使用権承認GNT(Mn)を受
けて共有バス51の使用権を得る。また、スレーブ53
−1は、バス使用権要求REQ(S1)をアービタ54
に通知し、バス使用権承認GNT(S1)を受けて共有
バス51の使用権を得る。同様に、スレーブ53−2
は、バス使用権要求REQ(S2)をアービタ54に通
知し、バス使用権承認GNT(S2)を受けて共有バス
51の使用権を得、スレーブ53−mは、バス使用権要
求REQ(Sm)をアービタ54に通知し、バス使用権
承認GNT(Sm)を受けて共有バス51の使用権を得
る。アービタ54は、バスマスタ52−1〜52−nお
よびスレーブ53−1〜53−mの何れかの装置からバ
ス使用権要求を受けたときにバス使用権承認を通知する
が、2以上の装置からのバス使用権要求が競合したとき
には、予め設定された優先付け論理にしたがって優先装
置を選択してバス使用権承認を通知する。
【0008】図13は、第2の従来例の動作タイミング
図である。図13(a)を参照して第2の従来例の動作
を説明する。時刻t1で、バス使用権要求REQ(M
1)とバス使用権要求REQ(M2)とがバスマスタ5
2−1とバスマスタ52−2とからアービタ54にそれ
ぞれ通知され、アービタ54は、優先付け論理に基づい
てバス使用許可対象をバスマスタ52−1に決定する。
時刻t2で、バスマスタ52−1はアービタ54からの
バス使用権承認GNT(M1)を受けとり、時刻t3
で、スレーブ53−1に対するリードコマンドRRを共
有バス51を通して発行する。バスマスタ52−1は、
リードコマンドRRを発行したのちに、時刻t4でバス
使用権を開放し、アービタ54は、バス使用権要求RE
Q(M2)を継続通知しているバスマスタ52−2にバ
ス使用権承認GNT(M2)を通知する。バスマスタ5
2−2は、バス使用権承認GNT(M2)を受け取り、
時刻t5でスレーブ53−2に対するライトコマンドW
Rを共有バス51を通して発行し、時刻t6からライト
データWDを転送し、スレーブ53−2へのライトを実
行し、時刻t8でライトサイクルを終了してバス使用権
を開放する。
【0009】一方、スレーブ53−1は、バスマスタ5
2−1からのリードコマンドRRに対するリードアクセ
ス時間である5クロックサイクルを経過したのちに、時
刻t9でバス使用権要求REQ(S1)をバスアービタ
54に通知する。時刻t10でアービタ54からスレー
ブ53−1にバス使用権承認GNT(S1)が通知さ
れ、時刻t11でリードデータRDがスレーブ53−1
から共有バス51を通してバスマスタ52−1に転送開
始される。
【0010】このように、スプリット転送方式のバスシ
ステムでは、リードの要求をしたバスマスタ52−1は
リードコマンドRR発行後に時刻t4で一旦バスを開放
するので、スレーブ53−1のアクセス時間の間にバス
マスタ52−2のライトの要求を実行することができる
ため、バスの使用効率が向上する。
【0011】しかしながら、図12の第2の従来例にお
いては、リードに関係するバス使用権要求が複数のデー
タをライト転送するブロックライトやバーストライトと
競合する場合にはプロセッサなどのバスマスタがリード
データを必ずしもすぐには得られなくなるという新たな
問題点が発生する。図13(b)の動作タイミング図を
参照してこの問題点について説明する。図13(b)で
は時刻t1から時刻t8までは図13(a)と同じであ
るが、時刻t9で、バスアービタ54へバスマスタ52
−2からのライトのためのバス使用権要求REQ(M
2)が通知され、スレーブ53−1からリードのための
バス使用権要求REQ(S1)と競合し、アービタ54
によりバスマスタ52−2からのバス使用権要求REQ
(M2)に対してバス使用権承認GNT(M2)が通知
されたとする。これを受けて時刻t11でバスマスタ5
2−2がライトコマンドWRを共有バス51を通してス
レーブ53−2に発行し続いて時刻t12でライトデー
タWDを転送する。このために、時刻t14になって漸
くスレーブ53−1にバス使用権承認GNT(S1)が
通知されることになり、リードデータRDの転送開始は
時刻t14に遅れてしまうことになる。
【0012】このような従来のスプリット転送方式のバ
スシステムの問題点を改善した第3の従来例として、特
開平8−263428号公報に記載されたバス調停方法
がある。この第3の従来例においては、アービタは共有
バスが使用中の状態ではない限りにおいては、スレーブ
からのバス使用権要求に対して優先的にバス使用権を与
える。これによればスレーブがバス使用権要求を通知し
てからリードデータが共有バスに出力されるまでの期間
を短縮することができるが、他のバスマスタからのバス
使用権要求と競合する場合には、後で説明するように、
図3(b)の時刻t10〜t11のバス使用権承認の通
知のための期間すなわちアービタの調整サイクルが必要
であり、改善の余地がある。
【0013】バス使用権承認の切り替えにかかるオーバ
ーヘッドを低減するものとして、旧来のバスシステムで
ある第1の従来例においては、パーキング制御部45を
備えて特定のバスマスタに予めバス使用権承認を通知し
ておくパーキング機能をさらに備えたものが知られてい
る。バスパーキングに関し、例えば、特開平11−25
035号公報には共有バスを使用するバスマスタがない
とき、すなわち共有バスがアイドル状態(空き状態)に
あるときにデフォルトでバス使用権を与えるデフォルト
・オーナを指定できるバスシステムが記載されている。
図11(b)は、バスマスタ42−1がデフォルト・オ
ーナである場合の動作タイミング図であり、時刻t5,
時刻t9,時刻t15において共有バス41の使用権を
デフォルト・オーナであるバスマスタ42−1が保持ま
たは獲得している。予めバスマスタ42−1にバスパー
キングしておくことにより、時刻t12でバスマスタ4
2−1からバス使用権要求REQ(M1)が通知された
ときにGNT(M1)をアクティブにするに要する時間
(アービタの調整サイクル)を削減することができるの
で高速化できる。時刻t5のように、パーキングしてい
るバスマスタ42−1とは別のバスマスタ42−2から
バス使用権要求REQ(M2)が通知されミスヒットし
たときには、アービタ44は時刻t6で、バスマスタ4
2−1へのバス使用権承認GNT(M1)をインアクテ
ィブにしバスマスタ42−2へのバス使用権承認GNT
(M2)をアクティブにするので、アービタ42の調停
に要する時間はパーキング機能がない場合と同様であ
り、パーキングのミスヒットによるバス効率低下は生じ
ない。
【0014】さらに、特開2000−35943号公報
には、バスマスタの過去の所定回数のトランザクション
を分析してバス使用頻度が最も高いバスマスタをパーキ
ング対象のバスマスタとする発明が記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1の旧来のバスシステムでは、バスマスタのみがバス使
用権要求を通知しバス使用権承認を獲得するため、特開
平11−25035号公報に記載された技術および特開
2000−35943に記載された技術のようにパーキ
ング機能を有する場合でもパーキング対象はバスマスタ
のみであり、バスマスタからのリードコマンド発行を早
めることはできるが、直接的にスレーブからのリード応
答を早めるものではない。また、これら公知のパーキン
グ機能をスプリット転送方式の第2の従来例のバスシス
テムに適用したとしても、バスマスタのみがパーキング
対象であるため、リード応答のトランザクションには依
然としてアービタの調停サイクルが必要であり、直接的
にリード応答を早めることはできない。
【0016】スプリット転送方式のバスシステムでは、
リードコマンド発行直後からリード対象のスレーブにバ
スパーキングするように構成することも考えられるが、
このようにした場合には、リードコマンド発行後にはす
べてのバスマスタへのバスパーキングができなくなるた
め、リードコマンド発行からリード対象のスレーブのバ
ス使用権要求が通知されるまでの期間中に別のバスマス
タからバス使用権要求があった場合には調停サイクルが
必ず必要になる。また、別のバスマスタに一旦バス使用
権が移るとスレーブへのパーキングは解消されるので、
その後のスレーブからのリード応答のためのバス使用権
要求に対してもアービタの調停サイクルが発生し、リー
ドコマンド発行後のスレーブへのバスパーキングは無駄
になる。
【0017】本発明の目的は、スプリット転送のバスシ
ステムにおいて、共有バスが使用中の状態ではない限り
スレーブからのバス使用権要求を優先とする第3の従来
例で達成されるリード応答の高速化よりもさらにリード
応答を早めることのできるように改良され、且つ、リー
ドコマンド発行からスレーブのバス使用要求の通知まで
の間に別のバスマスタからのバス使用要求の通知があっ
た場合にも調停サイクルが発生しないように改良された
新規なバスシステムを提供する点にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のバスシステム
は、複数の装置の相互間のデータ転送路である共有バス
と、前記共有バスに接続されそれぞれにバス使用権要求
の出力端子およびバス使用権承認の入力端子を備えるn
(n≧2)個のバスマスタ装置と、前記共通バスに接続
されそれぞれにバス使用権要求の出力端子およびバス使
用権承認の入力端子を備えるm(m≧1)個のスレーブ
装置と、前記n個のバスマスタ装置および前記m個のス
レーブ装置からのバス使用権要求の入力端子と前記n個
のバスマスタ装置および前記m個のスレーブ装置へのバ
ス使用権承認の出力端子とを備えバス使用権要求に対し
てバス使用権を供与する装置を選択してバス使用権承認
を通知するアービタとを有するバスシステムにおいて、
前記バスマスタ装置のひとつから前記スレーブ装置のひ
とつに対してリードコマンドが発行されたときにリード
対象のスレーブ装置のデータ出力準備が完了するまでの
アクセス時間を予測しクロック信号の計数により経過時
間を計時して予測アクセス時間の直前のクロックサイク
ルに前記リード対象のスレーブ装置へのパーキング指示
を送信するアクセス時間予測回路をさらに有し、前記ア
ービタは、前記パーキング指示を受信したときに前記共
有バスが使用中でない限り前記リード対象のスレーブ装
置にバス使用権承認を通知してバスパーキングし前記リ
ード対象のスレーブ装置の調停における優先順位を最上
位にするパーキング制御機能をさらに備えている。ま
た、前記アクセス時間予測回路を、前記アービタ内に搭
載して構成してもよい。また、前記アクセス時間予測回
路が、スレーブ装置とアクセス時間とが対応して記録さ
れたアクセス時間テーブルを備え、前記共有バスと接続
されてリードコマンドからリード対象のスレーブ装置を
抽出し前記アクセス時間テーブルを参照して予測アクセ
ス時間を抽出するように構成してもよい。または、前記
アクセス時間予測回路が、前記共有バスと接続され、リ
ードコマンド発行直後の前記共有バスの空きサイクルに
リード対象のスレーブ装置からアクセス時間情報を受信
するように構成してもよい。または、前記アクセス時間
予測回路は、前記スレーブ装置のそれぞれと専用の接続
線で接続され、リード対象のスレーブ装置から継続的に
アクセス時間情報を受信するように構成してもよい。
【0019】または、前記アービタが、前記パーキング
指示を受信したときに前記共有バスが使用中でない場合
には前記リード対象のスレーブ装置にバス使用権承認を
通知し、ライト実行中である場合にはバスマスタのバス
使用権を剥奪して前記リード対象のスレーブ装置にバス
使用権承認を通知し、バスパーキングして前記リード対
象のスレーブ装置の調停における優先順位を最上位にす
るパーキング制御機能をさらに備えて構成してもよい。
【0020】または、前記アービタが、さらに前記共有
バスに接続され、前記パーキング指示を受信したときに
前記共有バスが使用中でない場合には前記リード対象の
スレーブ装置にバス使用権承認を通知し、ライト実行中
である場合には前記共有バスから入力したリードコマン
ドおよびライトコマンドの情報に基づいて前記予測アク
セス時間経過時点におけるライト処理完了までに必要な
クロックサイクル数と前記リード対象スレーブからのデ
ータリードを実行するに必要なクロックサイクル数とを
算出して比較し前者が後者以上であればライト実行中で
ある場合にはバスマスタのバス使用権を剥奪して前記リ
ード対象のスレーブ装置にバス使用権承認を通知し、バ
スパーキングして前記リード対象のスレーブ装置の調停
における優先順位を最上位にするパーキング制御機能を
さらに備えて構成してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明について、図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態
のバスシステムのブロック図である。図1のバスシステ
ム100は、図12の従来例と同様にスプリット転送方
式に属し、共有バス1から情報を得てリード対象のスレ
ーブのアクセス時間Tacを予測し、予測アクセス時間
Tacに基づいてバス使用権要求が通知される直前のク
ロックサイクルにリード対象スレーブへのパーキング指
示PIを送信するアクセス時間予測回路5と、パーキン
グ指示PIを受信してリード対象のスレーブにバスパー
キングするように制御するパーキング制御回路6を備え
るアービタ4とを有する点が図12の第2の従来例と異
なっている。
【0022】バスシステム100において、共有バス1
には、n(n≧2)個のバスマスタ2−1〜2−nと、
m(m≧1)個のスレーブ3−1〜3−mと、アクセス
時間予測回路5とが接続されている。バスマスタ2−1
は、バス使用権要求REQ(M1)をアービタ4に通知
し、バス使用権承認GNT(M1)を受けて共有バス1
の使用権を得る。同様に、バスマスタ2−2は、バス使
用権要求REQ(M2)をアービタ4に通知し、バス使
用権承認GNT(M2)を受けて共有バス1の使用権を
得、バスマスタ2−nは、バス使用権要求REQ(M
n)アービタ4に通知し、バス使用権承認GNT(M
n)を受けて共有バス1の使用権を得る。また、スレー
ブ3−1は、バス使用権要求REQ(S1)をアービタ
4に通知し、バス使用権承認GNT(S1)を受けて共
有バス1の使用権を得る。同様に、スレーブ3−2は、
バス使用権要求REQ(S2)をアービタ4に通知し、
バス使用権承認GNT(S2)を受けて共有バス1の使
用権を得、スレーブ3−mは、バス使用権要求REQ
(Sm)をアービタ4に通知しバス使用権承認GNT
(Sm)を受けて共有バス1の使用権を得る。バスマス
タ2−1〜2−n、スレーブ3−1〜3−mおよびアー
ビタ4がクロックCLKに同期して動作することは、図
12の第2の従来例と同様である。
【0023】アービタ4は、バスマスタ2−1〜2−n
およびスレーブ3−1〜3−mの何れかの装置からバス
使用権要求を受けたときにバス使用権承認を通知する
が、2以上の装置からのバス使用権要求が競合したとき
には、優先付け論理にしたがって優先装置を選択してバ
ス使用権承認を通知する。
【0024】バス使用権要求に対するバス使用権承認が
通知されてバス使用権を得たバスマスタは、リード対象
スレーブ名、リード開始アドレス、リードデータ数等の
情報を含むリードコマンドを共有バス1を介してリード
対象のスレーブへ発行するか、または、ライト対象スレ
ーブ名、ライト開始アドレス、ライトデータ数等の情報
を含むライトコマンドを共有バス1を介してライト対象
のスレーブへ発行する。リードの場合にはリードコマン
ドの発行からリード対象のスレーブのアクセス時間経過
後に、リード対象のスレーブからのバス使用権要求をア
ービタ4に通知するが、本実施形態では、アービタ4
は、リードコマンド発行から予測アクセス時間Tacを
経過する直前のクロックサイクルに、アクセス時間予測
回路5からリード対象のスレーブ名情報を含むパーキン
グ指示PIを受けて、共有バス1が使用中の状態でない
限りにおいてパーキング制御部6の制御によりリード対
象のスレーブへバス使用権承認を通知してバスパーキン
グするとともに、バスパーキングしたスレーブの優先順
位を最上位とする。
【0025】アクセス時間予測回路5は、共有バス1か
ら情報を得てリード対象のスレーブのアクセス時間を予
測し、時間の経過を計時してリードコマンド発行から予
測アクセス時間Tacを経過する直前のクロックサイク
ルにパーキング指示PIをアービタ4へ送信する。例え
ば、第1実施形態として図2(a)に示すように、アク
セス時間予測回路5が、リード対象スレーブ名RSLV
とアクセスに要する典型的なクロックサイクル数(すな
わち予測アクセス時間)Tacを対応させて記録したア
クセス時間テーブルを予め有していて、共有バス1に流
れる情報を監視してバスマスタからのリードコマンド発
行を検知するとリード対象のスレーブ名をリードコマン
ドから読みとり、アクセス時間テーブルを参照して対応
する予測アクセス時間Tacを抽出する。次いで、アク
セス時間予測回路5は、内蔵する計時手段に予測アクセ
ス時間Tacに対応するクロックサイクル数(第2の従
来例と同様に5クロックサイクルとする)をセットし、
例えばクロックの立ち上がり毎にダウンカウントして、
残りクロックサイクル数が1になると、リード対象スレ
ーブ名RSLVを含むパーキング指示PIをアービタ4
のパーキング制御部6へ送信するように構成される。
【0026】図3(a)は、本発明の第1実施形態のバ
スシステム100の動作タイミング図であり、図3
(b)には、本実施形態との比較のため、共有バスが使
用中の状態ではない限りスレーブからのバス使用権要求
を優先とする第3の従来例の動作タイミング図を示す。
【0027】まず、図3(a)の動作タイミング図を参
照して本実施形態の動作を説明する。第2の従来例の動
作タイミング図の図13(b)と同様に、時刻t1で、
バス使用権要求REQ(M1)とバス使用権要求REQ
(M2)とがバスマスタ2−1とバスマスタ2−2とか
らアービタ4にそれぞれ通知され、アービタ4は、優先
付け論理に基づいてバス使用許可対象をバスマスタ2−
1に決定する。時刻t2で、バスマスタ2−1はアービ
タ4からのバス使用権承認GNT(M1)を受けとり、
時刻t3で、スレーブ3−1に対するリードコマンドR
Rを共有バス1を通して発行する。バスマスタ2−1
は、リードコマンドRRを発行したのちに、時刻t4で
バス使用権を開放し、アービタ4は、バス使用権要求R
EQ(M2)を継続通知しているバスマスタ2−2にバ
ス使用権承認GNT(M2)を通知する。バスマスタ2
−2は、バス使用権承認GNT(M2)を受け取り、時
刻t5でスレーブ3−2に対するライトコマンドWRを
共有バス1を通して発行し、時刻t6からライトデータ
WDを転送し、スレーブ3−2へのライトを実行し、時
刻t8でライトサイクルを終了してバス使用権を開放す
る。ここまでは、図13(b)と同様である。
【0028】一方、アクセス時間予測回路5は、時刻t
3からt4の間に共有バス1に流れるリードコマンドR
Rからリード対象のスレーブ名を読みとり、アクセス時
間テーブルを参照して予測アクセス時間Tacを抽出
し、時間の経過を計時して予測アクセス時間Tacが経
過するより1クロックサイクル前の時刻t8にアービタ
4のパーキング制御部6へパーキング指示PIを送る。
パーキング制御部6は、時刻t8でパーキング指示を受
けてリード対象スレーブ3−1にパーキングするように
アービタ4を制御するとともにリード対象スレーブ3−
1の優先度を最上位に変更し、アービタ4がスレーブ3
−1にバス使用権承認GNT(S1)を通知してリード
対象のスレーブであるスレーブ3−1にバスパーキング
する。
【0029】バスマスタ2−1からのリードコマンドR
R発行からリードアクセス時間(予測アクセス時間と等
しい5クロックサイクルであったとする)を経過したの
ちに、時刻t9で、リード対象のスレーブ3−1は、バ
ス使用権要求REQ(S1)をバスアービタ4に通知す
る。スレーブ3−1には既にバス使用権承認GNT(S
1)がアクティブとして通知済であり、またスレーブ3
−1からのバス使用権要求REQ(S1)の優先順位が
バスマスタ2−2からバス使用権要求REQ(M2)よ
りも上位となっているので、時刻t10でリードデータ
RDがスレーブ3−1から共有バス1を通してバスマス
タ2−1に転送開始される。
【0030】このように、本実施形態では、バスマスタ
2−1のリードコマンドRR発行が完了する時刻t4か
ら、スレーブ3−1がリードデータRDを転送開始する
時刻t10まで、6クロックサイクルを要するのみで、
第2の従来例の図13(b)における時刻t4から時刻
t14までの10クロックサイクルよりも大幅に早める
ことができる。共有バスが使用中の状態ではない限りス
レーブからのバス使用権要求を優先とする第3の従来例
の動作をさせた場合の動作タイミング図である図3
(b)では、時刻t9でバスマスタ2−2からのバス使
用権要求REQ(M2)とスレーブ3−1からのバス使
用権要求REQ(S1)との競合発生時にバス使用権要
求REQ(S1)を優先として調停されるので、リード
データRDは時刻t11から転送開始できることになり
第2の従来例よりは改善されるものの、本実施形態の図
3(a)の方がさらに1クロックサイクル分リードデー
タの転送開始を早くすることができる。また、リード対
象のスレーブへのバスパーキングが、アクセス予定時刻
の直前のクロックサイクルに行われるので、それまでの
間のバスマスタへのバスパーキングは支障なく実行可能
であり、さらに、リードアクセス時間の間に別のバスマ
スタが共有バスを使用したとしても、その後にリード対
象のスレーブへのバスパーキングが実行されるので調停
サイクルが発生することはない。なお、第1実施形態で
は、アクセス時間予測回路5を独立した装置として説明
したが、アクセス時間予測回路5をアービタ4内に搭載
するようにしても支障はない。
【0031】図2(b)は、本発明の第2実施形態にお
けるアクセス時間情報の取得方法を説明するための模式
図である。第2実施形態は、図1のアクセス時間予測回
路5として、図2(a)の回路に換えて、図2(b)の
回路とする点のみが異なっている。アクセス時間予測回
路5は、バスマスタからのリードコマンドRR発行後の
共有バス1のアイドル期間(図3(a)では時刻t4か
らt5までの期間)を利用してリード対象のスレーブ3
−iのアクセス時間情報送出手段により共有バス1を介
してスレーブ名およびアクセス時間を含むアクセス時間
情報ACCiを送信してもらい、これに基づいてリード
対象スレーブのアクセス時間を予測し、時間の経過を計
時してリードコマンド発行から予測アクセス時間Tac
を経過する直前のクロックサイクルにパーキング指示P
Iをアービタ4へ送信する。本実施形態においても図3
(a)の動作タイミング図で動作するので、第1実施形
態と同様な効果が得られるとともに、アクセス時間予測
回路5内にアクセス時間テーブルを持つ必要がないので
アクセス時間予測回路の回路規模を低減することができ
る。これによりアービタ4内にアクセス時間予測回路を
搭載することがさらに容易となる。
【0032】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。図4は、第3実施形態のバスシステムのブロック
図である。バスシステム101は、スレーブ3a−1〜
3a−mのそれぞれがアクセス情報生成部9を備え、ア
クセス時間情報ACC1〜ACCmをそれぞれに専用に
設けられた接続線を介してアクセス時間予測回路5aへ
送信する点が図1の第1実施形態とは異なっており、そ
の他は同様である。
【0033】本実施形態では、アクセス時間予測回路5
aは、リード対象スレーブ3a−iのアクセス時間情報
ACCiを専用線により継続的に受信できるので、例え
ばリード対象のスレーブ3a−iがDRAMであって予
測アクセス時間中にリフレッシュサイクルが発生し予測
アクセス時間に変更が生じるような場合にも、リフレッ
シュが開始した時点でリード対象スレーブ3a−iから
アクセス時間予測回路5aに通知して計時を停止させ、
リフレッシュが完了した時点で更新されたアクセス時間
情報ACCiを送信して計時を再開することにより対応
できるという利点が生じる。予測アクセス時間の変更が
ない通常の動作では、図3(a)の動作タイミングと同
様となる。また、アクセス時間予測回路5aをアービタ
4に搭載しても支障がないことは、第1実施形態、第2
実施形態と同様である。
【0034】次に本発明の第4実施形態について説明す
る。図5は、第4実施形態のバスシステムのブロック図
である。バスシステム102は、アービタ4aが内部に
ライト中断許可部7を備えたものである外は、図1の第
1実施形態のバスシステム100と同様である。本実施
形態では、アービタ4aは、第1実施形態のアービタ4
と同様の機能、すなわち、リードコマンド発行から予測
アクセス時間Tacを経過する直前のクロックサイクル
に、アクセス時間予測回路5からリード対象スレーブ名
を含むパーキング指示PIを受けて、共有バス1が使用
中の状態でない限りにおいてパーキング制御部6の制御
によりリード対象スレーブへバス使用権承認を通知して
バスパーキングするとともに、バスパーキングしたスレ
ーブの優先順位を最上位とする機能を有する。これに加
えて、アービタ4aは、リード対象スレーブのアクセス
時間中にバスマスタからのバス使用権要求があってライ
トサイクルが開始された場合に、予測アクセス時間Ta
cの直前のクロックサイクルにおいて、実行中のライト
サイクルを中断してリード対象のスレーブへバスパーキ
ングする機能をも有する。図6は、本実施例におけるア
ービタ4aのパーキング制御処理の動作フロー図であ
る。アービタ4aのパーキング制御部6は、リードコマ
ンドRRが発行されたのちにライトサイクルが開始され
ると、ステップ11でライト中断許可部7がライト中断
許可にセットされているかをライト中断許可信号WIP
のレベルにより判断する。ライト中断が許可されている
場合には、ステップ12でアクセス時間予測回路5から
パーキング指示PIを受信するとステップ13に進み、
パーキング制御部6の制御のもとにアービタ4aがライ
トサイクル実行中のバスマスタからバス使用権を剥奪す
る。これにより、バス使用権を剥奪されたバスマスタ
は、自身に予め搭載された機能に基づいてライトサイク
ル中断処理を実行し共有バス1を開放する。ステップ1
4で、パーキング制御部6の制御によりアービタ4aは
リード対象のスレーブにバス使用権承認を通知しバスパ
ーキングする。
【0035】図7(a)は、ライト中断許可部7が中断
許可にセットされている場合の動作タイミング図であ
り、図7(b)には、比較のため、ライト中断許可部7
が中断許可にセットされていない場合の動作タイミング
図を示す。
【0036】図7(a)では、時刻t1にバスマスタ2
−1から通知されたバス使用権要求REQ(M1)に対
して時刻t2にアービタ4aからバス使用権承認GNT
(M1)が通知され、時刻t3にリードコマンドRRが
共有バス1を介してスレーブ3−1に発行される。バス
マスタ2−1は、リードコマンドRRの発行後に共有バ
スを一旦開放するので、時刻t4に通知されたバスマス
タ2−2からのバス使用権要求REQ(M2)に対して
時刻t5でバス使用権承認GNT(M2)が通知されて
時刻t6からライトサイクルが開始される。時刻t6で
バスマスタ2−2からライトコマンドWRが共有バス1
を介してスレーブ3−2に発行され、続いて時刻t7か
らライトデータWDが共有バス1を通してスレーブ3−
2に転送される。一方、リード対象のスレーブ3−1の
予測アクセス時間Tacは5クロックサイクルなので、
直前のクロックサイクルが開始する時刻t8にアクセス
時間予測回路5からパーキング制御部6へパーキング指
示PIが送信され、アービタ4aはパーキング制御回路
6の制御によりライトサイクル実行中のバスマスタ2−
2へのバス使用承認GNT(M2)を取り消し、リード
対象スレーブ3−1にバス使用権承認GNT(S1)を
通知してバスパーキングする。
【0037】予測アクセス時間Tacが経過して、時刻
t9に予測通りにリード対象のスレーブ3−1のデータ
出力準備が完了しバス使用権要求REQ(S1)が通知
されると、スレーブ3−1は既にバス使用権承認GNT
(S1)を得ているので時刻t10からリードデータR
Dを転送することが可能となる。中断されたバスマスタ
2−2からスレーブ3−2へのライトサイクルは、時刻
t12でリード応答サイクルが終了した後に、再度バス
使用権承認GNT(M2)の通知を受けて時刻t13か
ら再開される。
【0038】これに対して、図7(b)のライト中断許
可部7が中断許可にセットされていない場合では、時刻
t6に開始されたライトサイクルは中断されずに時刻t
11まで実行されたのちに、時刻t11で漸くリード対
象のスレーブ3−1にバス使用権承認GNT(S1)が
通知され、時刻t12からリードデータRDの転送が開
始される。第2の従来例および第3の従来例においても
図7(b)と同様となる。
【0039】このように、第4実施形態では、アービタ
4a内にライト中断許可部7を中断許可側にセットして
おくことにより、時刻t10にリードデータの転送を開
始することができ、図7(b)における時刻t12から
の転送開始よりも早くリードデータの転送を開始するこ
とが可能となる。なお、本実施形態では、ライト中断許
可部7の中断許可/禁止を許可に固定して構成してもよ
いが、アービタ4aの外部からセットできるようにして
もよい。また、本実施形態では、アクセス時間予測回路
5が第1実施形態の図2(a)と同一であるとして説明
したが、図2(b)の第2実施形態のアクセス時間予測
回路に変更してもよく、また、図4の第3実施形態のス
レーブ3a−1〜3a−mとアクセス時間予測回路5a
との組み合わせに変更してもよい。また、何れの場合で
も、アクセス時間予測回路をアービタ4a内に支障なく
搭載することが可能である。
【0040】次に第5実施形態について説明する。図8
は、第5実施形態のバスシステムのブロック図である。
バスシステム103は、アービタ4bが内部にライト中
断許可判定部8を備え、アービタ4bが共有バス1と接
続されている点の外は、図1の第1実施形態のバスシス
テム100と同様である。本実施形態では、アービタ4
bは、第1実施形態のアービタ4が有する機能、すなわ
ち、リードコマンド発行から予測アクセス時間Tacを
経過する直前のクロックサイクルに、アクセス時間予測
回路5からリード対象のスレーブ名情報を含むパーキン
グ指示PIを受けて、共有バス1が使用中の状態でない
限りにおいてパーキング制御部6の制御によりリード対
象スレーブへバス使用権承認を通知してバスパーキング
するとともに、バスパーキングしたスレーブの優先順位
を最上位とする機能を有する。これに加えて、アービタ
4bは、リード対象のスレーブのアクセス時間中にバス
マスタからのバス使用権要求があってライトサイクルが
開始された場合に、リードコマンドRR発行から予測ア
クセス時間Tac経過したアクセス予定時刻における残
ライトサイクル数(クロックサイクル数)Nwと、リー
ド応答を実行するために必要なクロックサイクル数Nd
rとを比較して、Nw≧Ndrであるときには予測アク
セス時間Tacの直前のクロックサイクルにおいて、実
行中のライトサイクルを中断してリード対象のスレーブ
へバスパーキングする機能をも有する。
【0041】図9は、この場合のアービタ4bのパーキ
ング制御処理の動作フロー図である。リードコマンドR
Rが発行されたのちにライトサイクルが開始されると、
ステップ21でアービタ4b内のライト中断許可判定部
8は、共有バス1のライトコマンドWRの情報を参照し
てアクセス予定時刻における残ライトサイクルのクロッ
クサイクル数Nwを算出し、先だって参照し記録してお
いた当該リードコマンドRRの情報によりリード応答サ
イクルを実行するに必要なクロックサイクル数Ndrを
算出する。次にステップ22で、Nw≧Ndrであれば
ステップ23に進み、Nw≧Ndrでなければパーキン
グ制御処理を終了して実行中のライトサイクルを続行す
る。ステップ23に進んだ場合には、ライト中断許可判
定部8は、ライト許可信号WIPをアクティブにしてス
テップ24に進み、パーキング制御部6がパーキング指
示PIを受信するまで待つ。アクセス時間予測回路5が
予測アクセス時間Tacの直前のクロックサイクルにパ
ーキング指示PIを送信し、パーキング制御部6がこれ
を受信すると、ステップ25に進み、アービタ4bはパ
ーキング制御部6の制御のもとにライトサイクル実行中
のバスマスタからバス使用権を剥奪する。これにより、
バス使用権を剥奪されたバスマスタは、自身に予め搭載
された機能に基づいてライトサイクル中断処理を実行し
共有バス1を開放する。ステップ26で、パーキング制
御部6の制御によりアービタ4bはリード対象のスレー
ブにバス使用権承認を通知しバスパーキングしてパーキ
ング制御処理を終了する。
【0042】図7(b)を参照して説明すると、ライト
中断許可判定部8は時刻t3で共有バス1に出力される
リードコマンドRRからリードデータRDのデータ数を
記憶しておく。時刻t6にステップ21が実行され、ラ
イトコマンドWRの情報を参照することにより全ライト
サイクル数が5であってアクセス予定時刻t9までのク
ロックサイクル数が3であることから、アクセス予定時
刻t9における残ライトサイクルNw=2と算出され、
同様に、リード応答実行に必要なクロックサイクル数N
drについては、バス使用権要求を通知してからリード
データRDの転送を開始するまで1クロックサイクル必
要とし、リードデータ数が2であるので、Ndr=3と
算出される。この場合には、ステップ22でNw≧Nd
rではないと判断されるので、ライト中断判定処理を終
了して実行中のライトサイクルが続行され、時刻t15
まで図7(b)とまったく同様に動作する。
【0043】これに対して、リードデータの個数が1で
ある場合には、Ndr=2となるのでステップ22でN
w≧Ndrであると判断され、その結果、図7(a)の
時刻t8以降と同様に、実行中のバスマスタ2−2のラ
イトサイクルが中断されてリード対象スレーブ3−1に
バスパーキングすることになる。予測アクセス時間Ta
cが経過してリード対象スレーブ3−1からのバス使用
権要求REQ(S1)が通知されると次のクロックサイ
クルからリード応答サイクル開始されてスレーブ3−1
からリードデータRDが転送される。
【0044】なお、本実施形態では、アクセス時間予測
回路5が第1実施形態の図2(a)と同一であるとして
説明したが、図2(b)の第2実施形態のアクセス時間
予測回路に変更してもよく、また、図4の第3実施形態
のスレーブ3a−1〜3a−mとアクセス時間予測回路
5aとの組み合わせに変更してもよい。また、何れの場
合でもアクセス時間予測回路をアービタ4b内に支障な
く搭載することが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明を適用することに
より、リード対象のスレーブのアクセス予定時刻の直前
に該スレーブにバスパーキングすることができるので、
共有バスが使用中の状態ではない限りスレーブからのバ
ス使用権要求を優先とする第3の従来例で達成されるリ
ード応答の高速化よりもさらにリード応答を早めること
ができ、且つ、リードコマンド発行からスレーブのバス
使用要求の通知までの間に他のバスマスタからのバス使
用要求の通知があった場合にも調停サイクルが発生しな
いのでスレーブからのリード応答を早めることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のバスシステムのブロッ
ク図である。
【図2】アクセス時間予測回路の動作説明図である。
【図3】(a)は、第1実施形態のバスシステム100
の動作タイミング図であり、(b)は、第3の従来例の
動作タイミング図である。
【図4】第3実施形態のバスシステムのブロック図であ
る。
【図5】第4実施形態のバスシステムのブロック図であ
る。
【図6】第4実施例におけるアービタのパーキング制御
処理の動作フロー図である。
【図7】(a)は、ライト中断許可部が中断許可にセッ
トされている場合の動作タイミング図であり、(b)
は、ライト中断許可部が中断許可にセットされていない
場合の動作タイミング図である。
【図8】第5実施形態のバスシステムのブロック図であ
る。
【図9】第5実施例におけるアービタのパーキング制御
処理の動作フロー図である。
【図10】第1の従来例のバスシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【図11】第1の従来例の動作タイミング図である。
【図12】第2の従来例のブロック図である。
【図13】第2の従来例の動作タイミング図である。
【符号の説明】
1 共有バス 2−1,2−n バスマスタ 3−1,3−m,3a−1,3a−m スレーブ 4,4a,4b アービタ 5,5a アクセス時間予測回路 6 パーキング制御部 7 ライト中断許可部 8 ライト中断許可判定部 9 アクセス情報生成部 100,101,102,103 バスシステム

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置の相互間のデータ転送路であ
    る共有バスと、前記共有バスに接続されそれぞれにバス
    使用権要求の出力端子およびバス使用権承認の入力端子
    を備えるn(n≧2)個のバスマスタ装置と、前記共通
    バスに接続されそれぞれにバス使用権要求の出力端子お
    よびバス使用権承認の入力端子を備えるm(m≧1)個
    のスレーブ装置と、前記n個のバスマスタ装置および前
    記m個のスレーブ装置からのバス使用権要求の入力端子
    と前記n個のバスマスタ装置および前記m個のスレーブ
    装置へのバス使用権承認の出力端子とを備えバス使用権
    要求に対してバス使用権を供与する装置を選択してバス
    使用権承認を通知するアービタとを有するバスシステム
    において、 前記バスマスタ装置のひとつから前記スレーブ装置のひ
    とつに対してリードコマンドが発行されたときにリード
    対象のスレーブ装置のデータ出力準備が完了するまでの
    アクセス時間を予測しクロック信号の計数により経過時
    間を計時して予測アクセス時間の直前のクロックサイク
    ルに前記リード対象のスレーブ装置へのパーキング指示
    を送信するアクセス時間予測回路をさらに有し、 前記アービタは、前記パーキング指示を受信したときに
    前記共有バスが使用中でない限り前記リード対象のスレ
    ーブ装置にバス使用権承認を通知してバスパーキングし
    前記リード対象のスレーブ装置の調停における優先順位
    を最上位にするパーキング制御機能をさらに備えること
    を特徴とするバスシステム。
  2. 【請求項2】 前記アクセス時間予測回路が、前記アー
    ビタ内に搭載されたことを特徴とする請求項1記載のバ
    スシステム。
  3. 【請求項3】 前記アクセス時間予測回路は、スレーブ
    装置とアクセス時間とが対応して記録されたアクセス時
    間テーブルを備え、前記共有バスと接続されてリードコ
    マンドからリード対象のスレーブ装置を抽出し前記アク
    セス時間テーブルを参照して予測アクセス時間を抽出す
    ることを特徴とする請求項1または2の何れか一方に記
    載のバスシステム。
  4. 【請求項4】 前記アクセス時間予測回路は、前記共有
    バスと接続され、リードコマンド発行直後の前記共有バ
    スの空きサイクルにリード対象のスレーブ装置からアク
    セス時間情報を受信することを特徴とする請求項1また
    は2の何れか一方に記載のバスシステム。
  5. 【請求項5】 前記アクセス時間予測回路は、前記スレ
    ーブ装置のそれぞれと専用の接続線で接続され、リード
    対象のスレーブ装置から継続的にアクセス時間情報を受
    信することを特徴とする請求項1または2の何れか一方
    に記載のバスシステム。
  6. 【請求項6】 複数の装置の相互間のデータ転送路であ
    る共有バスと、前記共有バスに接続されそれぞれにバス
    使用権要求の出力端子およびバス使用権承認の入力端子
    を備えるn(n≧2)個のバスマスタ装置と、前記共通
    バスに接続されそれぞれにバス使用権要求の出力端子お
    よびバス使用権承認の入力端子を備えるm(m≧1)個
    のスレーブ装置と、前記n個のバスマスタ装置および前
    記m個のスレーブ装置からのバス使用権要求の入力端子
    と前記n個のバスマスタ装置および前記m個のスレーブ
    装置へのバス使用権承認の出力端子とを備えバス使用権
    要求に対してバス使用権を供与する装置を選択してバス
    使用権承認を通知するアービタとを有するバスシステム
    において、 前記バスマスタ装置のひとつから前記スレーブ装置のひ
    とつに対してリードコマンドが発行されたときにリード
    対象のスレーブ装置のデータ出力準備が完了するまでの
    アクセス時間を予測しクロック信号の計数により経過時
    間を計時して予測アクセス時間の直前のクロックサイク
    ルに前記リード対象のスレーブ装置へのパーキング指示
    を送信するアクセス時間予測回路をさらに有し、 前記アービタは、前記パーキング指示を受信したときに
    前記共有バスが使用中でない場合には前記リード対象の
    スレーブ装置にバス使用権承認を通知し、ライト実行中
    である場合にはバスマスタのバス使用権を剥奪して前記
    リード対象のスレーブ装置にバス使用権承認を通知し、
    バスパーキングして前記リード対象のスレーブ装置の調
    停における優先順位を最上位にするパーキング制御機能
    をさらに備えることを特徴とするバスシステム。
  7. 【請求項7】 前記アクセス時間予測回路が、前記アー
    ビタ内に搭載されたことを特徴とする請求項6記載のバ
    スシステム。
  8. 【請求項8】 前記アクセス時間予測回路は、スレーブ
    装置とアクセス時間とが対応して記録されたアクセス時
    間テーブルを備え、前記共有バスと接続されてリードコ
    マンドからリード対象のスレーブ装置を抽出し前記アク
    セス時間テーブルを参照して予測アクセス時間を抽出す
    ることを特徴とする請求項6または7の何れか一方に記
    載のバスシステム。
  9. 【請求項9】 前記アクセス時間予測回路は、前記共有
    バスと接続され、リードコマンド発行直後の前記共有バ
    スの空きサイクルにリード対象のスレーブ装置からアク
    セス時間情報を受信することを特徴とする請求項6また
    は7の何れか一方に記載のバスシステム。
  10. 【請求項10】 前記アクセス時間予測回路は、前記ス
    レーブ装置のそれぞれと専用の接続線で接続され、リー
    ド対象のスレーブ装置から継続的にアクセス時間情報を
    受信することを特徴とする請求項6または7の何れか一
    方に記載のバスシステム。
  11. 【請求項11】 複数の装置の相互間のデータ転送路で
    ある共有バスと、前記共有バスに接続されそれぞれにバ
    ス使用権要求の出力端子およびバス使用権承認の入力端
    子を備えるn(n≧2)個のバスマスタ装置と、前記共
    通バスに接続されそれぞれにバス使用権要求の出力端子
    およびバス使用権承認の入力端子を備えるm(m≧1)
    個のスレーブ装置と、前記n個のバスマスタ装置および
    前記m個のスレーブ装置からのバス使用権要求の入力端
    子と前記n個のバスマスタ装置および前記m個のスレー
    ブ装置へのバス使用権承認の出力端子とを備えバス使用
    権要求に対してバス使用権を供与する装置を選択してバ
    ス使用権承認を通知するアービタとを有するバスシステ
    ムにおいて、 前記バスマスタ装置のひとつから前記スレーブ装置のひ
    とつに対してリードコマンドが発行されたときにリード
    対象のスレーブ装置のデータ出力準備が完了するまでの
    アクセス時間を予測しクロック信号の計数により経過時
    間を計時して予測アクセス時間の直前のクロックサイク
    ルに前記リード対象のスレーブ装置へのパーキング指示
    を送信するアクセス時間予測回路をさらに有し、 前記アービタは、さらに前記共有バスに接続され、前記
    パーキング指示を受信したときに前記共有バスが使用中
    でない場合には前記リード対象のスレーブ装置にバス使
    用権承認を通知し、ライト実行中である場合には前記共
    有バスから入力したリードコマンドおよびライトコマン
    ドの情報に基づいて前記予測アクセス時間経過時点にお
    けるライト処理完了までに必要なクロックサイクル数と
    前記リード対象スレーブからのデータリードを実行する
    に必要なクロックサイクル数とを算出して比較し前者が
    後者以上であればライト実行中である場合にはバスマス
    タのバス使用権を剥奪して前記リード対象のスレーブ装
    置にバス使用権承認を通知し、バスパーキングして前記
    リード対象のスレーブ装置の調停における優先順位を最
    上位にするパーキング制御機能をさらに備えることを特
    徴とするバスシステム。
  12. 【請求項12】 前記アクセス時間予測回路が、前記ア
    ービタ内に搭載されたことを特徴とする請求項11記載
    のバスシステム。
  13. 【請求項13】 前記アクセス時間予測回路は、スレー
    ブ装置とアクセス時間とが対応して記録されたアクセス
    時間テーブルを備え、前記共有バスと接続されてリード
    コマンドからリード対象のスレーブ装置を抽出し前記ア
    クセス時間テーブルを参照して予測アクセス時間を抽出
    することを特徴とする請求項11または12の何れか一
    方に記載のバスシステム。
  14. 【請求項14】 前記アクセス時間予測回路は、前記共
    有バスと接続され、リードコマンド発行直後の前記共有
    バスの空きサイクルにリード対象のスレーブ装置からア
    クセス時間情報を受信することを特徴とする請求項11
    または12の何れか一方に記載のバスシステム。
  15. 【請求項15】 前記アクセス時間予測回路は、前記ス
    レーブ装置のそれぞれと専用の接続線で接続され、リー
    ド対象のスレーブ装置から継続的にアクセス時間情報を
    受信することを特徴とする請求項11または12の何れ
    か一方に記載のバスシステム。
JP2001105653A 2001-04-04 2001-04-04 バスシステム Pending JP2002304369A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105653A JP2002304369A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 バスシステム
US10/103,337 US6823410B2 (en) 2001-04-04 2002-03-21 Split transaction bus system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105653A JP2002304369A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 バスシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002304369A true JP2002304369A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18958305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001105653A Pending JP2002304369A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 バスシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6823410B2 (ja)
JP (1) JP2002304369A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235197A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Samsung Electronics Co Ltd 複数のマスタを含むサブシステムをオープンコアプロトコルを基盤とするバスに連結するためのバスシステム

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7765138B2 (en) * 1998-11-05 2010-07-27 Financeware, Inc. Method and system for financial advising
US7650303B2 (en) * 1998-11-05 2010-01-19 Financeware, Inc. Method and system for financial advising
US7174401B2 (en) 2002-02-28 2007-02-06 Lsi Logic Corporation Look ahead split release for a data bus
US6948019B2 (en) * 2002-04-30 2005-09-20 Lsi Logic Corporation Apparatus for arbitrating non-queued split master devices on a data bus
US7099973B2 (en) * 2003-03-26 2006-08-29 Freescale Semiconductor, Inc. Method and system of bus master arbitration
KR100583455B1 (ko) * 2004-02-23 2006-05-26 삼성전자주식회사 프로그램 가능한 간단한 하드웨어 구조를 갖는 버스 중재기
US20080097277A1 (en) * 2005-02-22 2008-04-24 Saunders Richard L Controllable Shunt
US7532636B2 (en) * 2005-10-07 2009-05-12 Intel Corporation High bus bandwidth transfer using split data bus
US7475176B2 (en) * 2006-01-31 2009-01-06 Broadcom Corporation High bandwidth split bus
DE102006009034B3 (de) * 2006-02-27 2007-08-02 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Betreiben eines Bussystems sowie Halbleiter-Bauelement, insbesondere Mikroprozessor- bzw. Mikrocontroller
JP2009080690A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Nec Corp 情報記録再生システム,情報記録再生方法及びプログラム
DE102011114378A1 (de) * 2011-09-23 2013-03-28 Eads Deutschland Gmbh Zugangssteuerung zu einem gemeinsam exklusiv nutzbaren Übertragungsmedium
US20220335003A1 (en) * 2021-04-19 2022-10-20 Advanced Micro Devices, Inc. Master-Slave Communication with Subdomains

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303382A (en) * 1989-09-21 1994-04-12 Digital Equipment Corporation Arbiter with programmable dynamic request prioritization
US5502824A (en) * 1992-12-28 1996-03-26 Ncr Corporation Peripheral component interconnect "always on" protocol
US5533204A (en) * 1994-04-18 1996-07-02 Compaq Computer Corporation Split transaction protocol for the peripheral component interconnect bus
JPH08263428A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Toshiba Corp スプリット転送方式を適用する情報処理装置及び同装置におけるバス調停方法
US5845096A (en) * 1996-08-26 1998-12-01 Vlsi Technology, Inc. Adaptive arbitration mechanism for a shared multi-master bus
JPH1125035A (ja) * 1997-07-08 1999-01-29 Oki Electric Ind Co Ltd バス調停装置
JP2000035943A (ja) * 1998-07-21 2000-02-02 Nec Corp 共通バス調停装置及びプログラムを記憶した記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235197A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Samsung Electronics Co Ltd 複数のマスタを含むサブシステムをオープンコアプロトコルを基盤とするバスに連結するためのバスシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US6823410B2 (en) 2004-11-23
US20020147871A1 (en) 2002-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5901295A (en) Address and data bus arbiter for pipelined transactions on a split bus
JP2002304369A (ja) バスシステム
JPH09190406A (ja) 直接メモリアクセス制御装置及びこれを用いた伝送システム
KR100708096B1 (ko) 버스 시스템 및 그 실행 순서 조정방법
US7543093B2 (en) Method and system for stream burst data transfer
JP2015530679A (ja) 高効率アトミック演算を使用した方法および装置
JP4499235B2 (ja) Pciバス互換性を有するマスターおよびアービターと仲裁方法
US5708783A (en) Data bus arbiter for pipelined transactions on a split bus
EP2750043B1 (en) Information processing apparatus and scheduling method
JP2003281080A (ja) データ転送制御装置
JP4953794B2 (ja) バスシステムのバス調停方法及びバスシステム
JPH0581178A (ja) パイプラインバス
US5815676A (en) Address bus arbiter for pipelined transactions on a split bus
JP2972491B2 (ja) バス制御機構及び計算機システム
JPH10320349A (ja) プロセッサ及び当該プロセッサを用いるデータ転送システム
JP2002288120A (ja) 調停装置およびバスシステム
WO1992006432A1 (en) Device for controlling bus
JP2004013356A (ja) バス調停システム
JPH09269927A (ja) バスアクセス方法、バス、並びにバス接続システム
JP5111940B2 (ja) 情報処理装置及びアクセス制御方法
JP2000250852A (ja) バス調停装置、バスシステムおよびバス調停方法
JPH0830549A (ja) バス制御装置
JP4012718B2 (ja) Dma転送装置
JP2008097462A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JPH1139266A (ja) マルチプロセッサ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070705