JP2002304182A - カラオケ曲コード連動原曲データ提供システム、その方法及びそのプログラム - Google Patents

カラオケ曲コード連動原曲データ提供システム、その方法及びそのプログラム

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JP2002304182A
JP2002304182A JP2001106145A JP2001106145A JP2002304182A JP 2002304182 A JP2002304182 A JP 2002304182A JP 2001106145 A JP2001106145 A JP 2001106145A JP 2001106145 A JP2001106145 A JP 2001106145A JP 2002304182 A JP2002304182 A JP 2002304182A
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karaoke
song
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music
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English (en)
Inventor
Kazutomi Izumi
一臣 泉
Hanako Nakada
華子 中田
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Mitsui and Co Ltd
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Mitsui and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原曲を販売する好適な機会となり
得るカラオケの利用時に、カラオケ曲の指定と同じくカ
ラオケ曲コードを指定することによって原曲データをダ
ウンロードさせることができ、簡便に原曲を販売できる
システムを提供する。 【解決手段】 カラオケ曲に対応する原曲を表わ
す原曲データを記憶しており、カラオケ曲に対応する原
曲の携帯情報端末へのダウンロード指定を、当該カラオ
ケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入力すること
によって行い、ダウンロード指定されたカラオケ曲に対
応する原曲を表わす原曲データを、入力されたカラオケ
曲コードに基づいて、記憶された原曲データから検索
し、検索された原曲データを携帯情報端末に、Bluetoot
hなどの無線LANによって送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽(原曲)を表
わす原曲データ提供システム及びその方法に関し、特
に、カラオケの曲コードに連動して原曲データを無線L
ANを通じて携帯情報端末に提供するカラオケ曲コード
連動原曲データ提供システム及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケの人気の広がりと歩調を合わ
せ、カラオケ装置の高機能化が進んできている。特に、
ネットワークに接続された、いわゆる「通信カラオケ」
の登場により、新しい曲が登場したときでも、ネットワ
ークから新しい曲のデータをカラオケ装置に自動的にア
ップロードすることができ、カラオケ店舗等のカラオケ
サービス提供者は、最新の流行を反映したカラオケ曲の
レパートリーを取り揃えておくことが可能となった。こ
れによって、新曲がリリースされたときでも、カラオケ
の利用者は、いち早くその新曲をカラオケで楽しむこと
が可能となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カラオケを利用する人
は、演奏させる曲にある程度の興味があると考えられ
る。また、カラオケの利用者は、一般に流行に敏感な者
が多いと考えられ、新曲がリリースされたときには、そ
の新曲をカラオケで演奏させることが多いと考えられ
る。更に、カラオケを利用する人が、ある曲をうまく歌
えるように練習するためには、その原曲を入手すること
が必要である。このように、利用者がカラオケで利用す
る音楽については、それをカラオケで利用することにと
どまらず、そのカラオケ曲の原曲そのもののニーズも大
いにあると考えられる。
【0004】従って、カラオケ店舗等を、カラオケの提
供施設としてだけでなく、原曲を販売する施設としても
利用することにより、新たな販売ルートを開拓し、多数
の音楽の需要を摘み取ることが可能になると考えられ
る。その際、カラオケ装置を原曲の紹介のための装置と
して位置づけ、カラオケ曲の曲コードを指定させること
によって、それに対応する原曲を販売するシステムの必
要性が考えられるが、現状では、そのようなシステムは
存在していない。本発明は、上記の課題に鑑みてなされ
たものであり、ユーザがカラオケ装置においてカラオケ
曲を指定する場合と同様に、カラオケ曲コードを指定す
ることによって、当該カラオケ曲コードに連動して購入
する原曲を選択し、当該原曲の原曲データを携帯情報端
末あるいは記録媒体中にダウンロードすることができる
ようにするカラオケ曲コード連動原曲データ提供システ
ム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、カラオケ曲の楽曲を表わすカラオケ楽曲データを記
憶するカラオケ楽曲データ記憶手段と、カラオケ曲に割
り当てられたカラオケ曲コードを入力することによって
カラオケ曲の鳴音指定を行う鳴音指定手段と、鳴音指定
されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データを前記カラオケ
楽曲データ記憶手段から検索し、検索された当該カラオ
ケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲の楽曲を鳴音す
るカラオケ楽曲鳴音手段と、記録媒体に情報を書き込む
記録手段と、カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲デ
ータを記憶する原曲データ記憶手段と、カラオケ曲に対
応する原曲を表わす原曲データの前記記録媒体へのダウ
ンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当てられたカラ
オケ曲コードを入力することによって行うダウンロード
指定手段と、ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応
する原曲を表わす原曲データを、入力された前記カラオ
ケ曲コードに基づいて前記原曲データ記憶手段から検索
する原曲データ検索手段と、検索された前記原曲データ
を前記記録手段を通じて前記記録媒体に書き込む原曲デ
ータ書き込み手段と、を有することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、カラオケ曲の楽
曲を表わすカラオケ楽曲データを記憶するカラオケ楽曲
データ記憶手段と、カラオケ曲に割り当てられたカラオ
ケ曲コードを入力することによってカラオケ曲の鳴音指
定を行う鳴音指定手段と、鳴音指定されたカラオケ曲の
カラオケ楽曲データを前記カラオケ楽曲データ記憶手段
から検索し、検索された当該カラオケ楽曲データに基づ
いて当該カラオケ曲の楽曲を鳴音するカラオケ楽曲鳴音
手段と、携帯情報端末に情報を送信するための送信手段
と、カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを記
憶する原曲データ記憶手段と、カラオケ曲に対応する原
曲を表わす原曲データの前記携帯情報端末へのダウンロ
ード指定を、当該カラオケ曲に割り当てられたカラオケ
曲コードを入力することによって行うダウンロード指定
手段と、ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する
原曲を表わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲
コードに基づいて前記原曲データ記憶手段から検索する
原曲データ検索手段と、検索された前記原曲データを前
記送信手段を通じて前記携帯情報端末に送信する原曲デ
ータ送信手段と、を有することを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記ダウンロード指定手段は、
前記鳴音指定手段によって既に鳴音指定されたカラオケ
曲に対応する原曲のダウンロード指定がされる場合、既
に鳴音指定時に入力されたカラオケ曲コードによって当
該原曲のダウンロード指定をすることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、前記原曲データ検索
手段は、カラオケ曲コードに、当該カラオケ曲コードが
表わすカラオケ曲に対応する原曲を対応づける対応テー
ブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、ダウンロード
指定されたカラオケ曲に対応する原曲を、入力された前
記カラオケ曲コードに基づいて、前記対応テーブルを介
して前記原曲データ記憶手段から検索する対応原曲デー
タ検索手段と、からなることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の発明において、ネットワークと情報
伝送可能に接続するためのネットワーク接続手段と、前
記ネットワークを通じて受信した、前記原曲データを更
新するための原曲更新データに基づいて、前記原曲デー
タ記憶手段に記憶された原曲データを更新する原曲デー
タ更新手段と、を更に有することを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5
のいずれかに記載の発明において、前記携帯情報端末
は、前記送信手段から送信された前記原曲データを受信
する受信手段、受信した当該原曲データを記憶するメモ
リ手段、及び当該原曲データに基づいて原曲を鳴音する
原曲鳴音手段を有する携帯電話機であることを特徴とす
る。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の発明において、前記原曲データは、
MPEG Audio及びATRACを含む音声圧縮技術のいずれかに
基づいて符号化されていることを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項2乃至7
のいずれかに記載の発明において、前記送信手段は、Bl
uetoothを含む無線伝送技術のいずれかに基づくことを
特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、カラオケ曲の楽
曲を表わすカラオケ楽曲データを記憶するステップと、
カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入力す
ることによってカラオケ曲の鳴音指定を行うステップ
と、鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データを
前記記憶されたカラオケ楽曲データから検索し、検索さ
れた当該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲
の楽曲を鳴音するステップと、カラオケ曲に対応する原
曲を表わす原曲データを記憶するステップと、カラオケ
曲に対応する原曲を表わす原曲データの記録媒体へのダ
ウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当てられたカ
ラオケ曲コードを入力することによって行うステップ
と、ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲
を表わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コー
ドに基づいて前記記憶された原曲データから検索するス
テップと、検索された前記原曲データを前記記録媒体に
書き込むステップと、を有することを特徴とする。
【0014】請求項10に記載の発明は、カラオケ曲の
楽曲を表わすカラオケ楽曲データを記憶するステップ
と、カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入
力することによってカラオケ曲の鳴音指定を行うステッ
プと、鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データ
を前記記憶されたカラオケ楽曲データから検索し、検索
された当該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ
曲の楽曲を鳴音するステップと、カラオケ曲に対応する
原曲を表わす原曲データを記憶するステップと、カラオ
ケ曲に対応する原曲を表わす原曲データの携帯情報端末
へのダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当てら
れたカラオケ曲コードを入力することによって行うステ
ップと、ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する
原曲を表わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲
コードに基づいて前記記憶された原曲データから検索す
るステップと、検索された前記原曲データを前記携帯情
報端末に送信するステップと、を有することを特徴とす
る。
【0015】請求項11に記載の発明は、請求項9又は
10に記載の発明において、前記ダウンロード指定を行
うステップは、鳴音指定を行う前記ステップによって既
に鳴音指定されたカラオケ曲に対応する原曲のダウンロ
ード指定がされる場合、既に鳴音指定時に入力されたカ
ラオケ曲コードによって当該原曲のダウンロード指定を
することを特徴とする。
【0016】請求項12に記載の発明は、請求項9乃至
11のいずれかに記載の発明において、前記原曲データ
を検索するステップは、カラオケ曲コードに、当該カラ
オケ曲コードが表わすカラオケ曲に対応する原曲を対応
づける対応テーブルを記憶するステップと、ダウンロー
ド指定されたカラオケ曲に対応する原曲を、入力された
前記カラオケ曲コードに基づいて、前記対応テーブルを
介して記憶された原曲データから検索するステップと、
からなることを特徴とする。
【0017】請求項13に記載の発明は、請求項9乃至
12のいずれかに記載の発明において、ネットワークと
情報伝送可能に接続するステップと、接続された前記ネ
ットワークを通じて受信した、前記原曲データを更新す
るための原曲更新データに基づいて、前記記憶された原
曲データを更新するステップと、を更に有することを特
徴とする。
【0018】請求項14に記載の発明は、請求項10乃
至13のいずれかに記載の発明において、前記携帯情報
端末は、送信された前記原曲データを受信する受信手
段、受信した当該原曲データを記憶するメモリ手段、及
び当該原曲データに基づいて原曲を鳴音する原曲鳴音手
段を有する携帯電話機であることを特徴とする。
【0019】請求項15に記載の発明は、請求項9乃至
14のいずれかに記載の発明において、前記原曲データ
は、MPEG Audio及びATRACを含む音声圧縮技術のいずれ
かに基づいて符号化されていることを特徴とする。
【0020】請求項16に記載の発明は、請求項10乃
至15のいずれかに記載の発明において、前記検索され
た原曲データを送信するステップは、Bluetoothを含む
無線伝送技術のいずれかに基づくことを特徴とする。
【0021】請求項17に記載の発明は、カラオケ楽曲
データに基づいて当該カラオケ曲の楽曲を鳴音するカラ
オケ楽曲鳴音手段を有するコンピュータに、カラオケ曲
の楽曲を表わすカラオケ楽曲データを記憶するステップ
と、カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入
力することによってカラオケ曲の鳴音指定を行うステッ
プと、鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データ
を前記記憶されたカラオケ楽曲データから検索し、検索
された当該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ
曲の楽曲を鳴音するステップと、カラオケ曲に対応する
原曲を表わす原曲データを記憶するステップと、カラオ
ケ曲に対応する原曲を表わす原曲データの記録媒体への
ダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当てられた
カラオケ曲コードを入力することによって行うステップ
と、ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲
を表わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コー
ドに基づいて前記記憶された原曲データから検索するス
テップと、検索された前記原曲データを前記記録媒体に
書き込むステップと、を実行させることを特徴とする。
【0022】請求項18に記載の発明は、カラオケ楽曲
データに基づいて当該カラオケ曲の楽曲を鳴音するカラ
オケ楽曲鳴音手段を有するコンピュータに、カラオケ曲
の楽曲を表わすカラオケ楽曲データを記憶するステップ
と、カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入
力することによってカラオケ曲の鳴音指定を行うステッ
プと、鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データ
を前記カラオケ楽曲データ記憶手段から検索し、検索さ
れた当該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲
の楽曲を鳴音するステップと、カラオケ曲に対応する原
曲を表わす原曲データを記憶するステップと、カラオケ
曲に対応する原曲を表わす原曲データの携帯情報端末へ
のダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当てられ
たカラオケ曲コードを入力することによって行うステッ
プと、ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原
曲を表わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コ
ードに基づいて前記記憶された原曲データから検索する
ステップと、検索された前記原曲データを前記携帯情報
端末に送信するステップと、を実行させることを特徴と
する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
形態を説明する。図1は、本発明の実施形態を表わすシ
ステム構成図である。カラオケ曲コード連動原曲データ
提供システム(以下、原曲データ提供システムと称す
る)10として全体が表わされた本発明によるシステム
は、従来のいわゆる通信カラオケ装置に、原曲データを
記憶・検索・提供するための手段を更に備えたような構
成をしている。原曲データ提供システム10は、携帯電
話機30などのユーザからのダウンロード指定により、
指定された原曲データを当該携帯電話機30又は記録媒
体にダウンロードする。原曲データ提供システム10
は、専用線ネットワークを経由して後述の原曲データ配
信サーバ20に接続されており、そこから更新データを
受信することによって各種データの更新を行う。原曲デ
ータ提供システム10は、制御手段11、入出力手段1
2、LAN接続手段13、ネットワーク接続手段14、
鳴音手段15、データ管理手段16、カラオケ楽曲デー
タ17、原曲データ18、及び対応テーブル19を含
む。原曲データ提供システム10は、図示していない
が、従来のカラオケ装置の要素、例えば、マイク、ミキ
シングアンプ等も含んでいる。
【0024】制御手段11は、詳細には図示していない
が、CPU、作業用メモリとして使用されるRAM、基
本プログラムを格納したROM、OS、本発明の機能を
実現するためのアプリケーションソフトウェア、OS及
びアプリケーションを格納するハードディスクドライブ
(以下、HDDと称する)などから構成される、情報処
理を実行する要素である。OS及びアプリケーションが
HDDからRAMにロードされ、当該アプリケーション
がOSを媒介としてCPUによって解釈・実行される。
これによって、アプリケーションに記述された、本発明
の各種の手段、ステップが実行される。制御手段11
は、入出力手段12、LAN接続手段13、ネットワー
ク接続手段14、鳴音手段15、及びデータ管理手段1
6と接続されている。
【0025】入出力手段12は、人間とのインターフェ
ースとして機能する要素であり、入力を受け付けて制御
手段11に送るための(リモコン式)キーパッドなどの
入力手段、制御手段11から送られた動作結果等の情報
を表示するための、LED表示部、CRT、液晶ディス
プレイなどの出力手段、各種のメモリカードにデータ書
込みができるカードリーダ/ライタ、CD−Rライタ、
MD(ミニディスク)ドライブなどの、記録媒体に対す
るデータの出力手段(請求項記載の記録手段に対応す
る)から構成される。
【0026】LAN接続手段13は、携帯電話機30
と、主として屋内で接続するためのインターフェースに
よるネットワーク接続手段である。これは、請求項記載
の送信手段に対応する。本明細書で使用するLANの用
語は、物理的なインターフェースまで含む広い意味での
データ通信ネットワークを表わす。LAN接続手段13
は、好適には、近距離無線伝送技術であるBluetoothに
基づくものである。Bluetoothにより、通信距離10〜
100m程度で、データ転送速度が1Mbps程度の無線デ
ータ通信を行うことができる。Bluetoothの特徴として
は、無線局の免許が不要の特定小電力機器であるため非
常に簡便に使用できること、データ転送速度がPHSの
64kbpsの10倍以上と非常に高速であること、種々の
プロファイル(相互接続性を確立するプロトコル・スタ
ックの実装方法の仕様)が標準化されているため機器同
士を簡単に無線で接続できること、などが挙げられる。
他には、LAN接続手段13として、例えば、USBな
どの他の仕様のインターフェースを使用することもでき
る。
【0027】ネットワーク接続手段14は、アナログ電
話回線、ISDNなどの公衆回線網を通じてアクセスポ
イントにアクセスするための要素であり、DSU(digit
al service unit)、ターミナルアダプタなどからなる。
アクセスポイントは、専用線ネットワークを通じて後述
の原曲データ配信サーバ20に接続される。なお、ネッ
トワーク接続手段14は、インターネットサービスプロ
バイダのアクセスポイントにアクセスすることによっ
て、インターネットに接続するために使用することもで
きる。この場合、原曲データ提供システム10は、イン
ターネットを介して、原曲データ配信サーバ20に接続
される。なお、1つのカラオケ店舗は、通常、カラオケ
ルームを複数(平均10部屋程度)保有しており、その
ため、原曲データ提供システム10もカラオケルームの
数だけ保有することになる。この場合、それら複数の原
曲データ提供システム10のすべてが、ネットワーク接
続手段14を通じて原曲データ配信サーバ20に接続さ
れるとすると、通信費用が高くなってしまう可能性があ
る。そうならないように、1つのネットワーク接続手段
14を、複数の原曲データ提供システム10で共有する
構成としたり、全体の中で1つの原曲データ提供システ
ム10のみがネットワーク接続手段14を有し、それが
取得したデータを他の原曲データ提供システム10にL
AN等を経由して転送する構成とすることも可能であ
る。
【0028】鳴音手段15は、カラオケ楽曲データが表
わす音楽情報(演奏情報)を解釈し、それを音波に変換
する要素である。これは、請求項記載のカラオケ楽曲鳴
音手段に対応する。鳴音手段15は、好適には、カラオ
ケ楽曲データに基づいて音声信号を発生するサウンドL
SI、当該音声信号を増幅する増幅器、増幅された音声
信号を音波に変換するスピーカなどから構成される。増
幅器は、利用者の音声を合成するミキシングアンプの機
能も含む。
【0029】データ管理手段16は、データを記憶する
ためのHDD、データの記憶・変更・検索のようなデー
タ管理を実行するための管理システムから構成される要
素である。データ管理手段16は、独立したデータベー
スサーバの形態でもよい。データ管理手段16は、制御
手段11からの要求に応じて、データ管理を実行する。
HDDに代えて、あるいはそれに追加して、CD−R/
RWドライブ、MOディスクドライブ等を使用すること
もできる。データ管理手段16が管理するデータには、
カラオケ楽曲データ17、原曲データ18、及び対応テ
ーブル19が含まれる。
【0030】カラオケ楽曲データ17は、カラオケで演
奏するためのカラオケ曲の楽曲を表わすカラオケ楽曲デ
ータの集合である。これとデータ管理手段16との組合
わせは、請求項記載のカラオケ楽曲データ記憶手段に対
応する。カラオケ楽曲データのデータ形式は、好適に
は、PCMのような音そのものを表わすデータ形式では
なく、MIDIのような演奏情報を数値データに変換し
たデータ形式である。これによって、データ容量を節減
でき、また、演奏の際に、演奏速度、音程等を簡単に変
更することができる。個々のカラオケ曲には、ユニーク
なカラオケ曲コード(英数字等で構成されている)が割
り当てられており、ユーザはカラオケ曲の指定(リクエ
スト)をそのカラオケ曲コードによって行う。このカラ
オケ曲コードは、カラオケ楽曲本にカラオケ曲の個々の
タイトルについて示されている。カラオケ楽曲データ1
7は、好適には、それぞれのカラオケ曲に割り当てられ
たカラオケ曲コードをファイル名とする、カラオケ曲ご
とに独立したファイルの集合として記憶される。そのた
め、カラオケ曲コードを指定すると、所望のカラオケ曲
のカラオケ楽曲データを直接呼び出すことができる。な
お、カラオケ曲コードは、カラオケ装置メーカが独自に
作成したコード体系に基づくものであり、通常、カラオ
ケ装置メーカが異なると共通性はない。なお、カラオケ
楽曲データ17は、カラオケ楽曲データ17のそれぞれ
のファイルに統合したデータとして、あるいはそれぞれ
のファイルに対応する別のファイルのデータとして、カ
ラオケ曲の歌詞、画像等を表わすデータを含むこともで
きる。これに基づいて、図示していないが、CRT等の
表示手段に、カラオケ曲の歌詞、画像等を表示させるこ
ともできる。カラオケ楽曲データ17は、原曲データ配
信サーバ20から配信されるカラオケ楽曲更新データ
を、対応するファイルに上書きすることによって更新さ
れる。カラオケ楽曲更新データは、前回のカラオケ楽曲
データ17のファイルの更新時から現在までに追加・更
新されたカラオケ楽曲を表わすカラオケ楽曲データのフ
ァイルから、後述の原曲データ配信サーバ20によって
構成されたデータである。
【0031】原曲データ18は、CD、MD、音楽配信
等で実際に販売される原曲を表わす原曲データの集合で
ある。これとデータ管理手段16との組合わせは、請求
項記載の原曲データ記憶手段に対応する。原曲データの
データ形式は、高音質に再生でき、一般的な機器で再生
でき、データ容量をできるだけ少なくすることができる
ように、PCM符号化に派生する、一般的なデータ圧縮
フォーマット形式が好適である。具体的には、データ形
式は、MPEG Audio(例えば、MP3)、AT
RAC(商標)(例えば、ATRAC3)等である。原
曲データ18は、好適には、カラオケ曲データ17のす
べての曲目に対応する原曲のデータを含んでいる。原曲
データ18は、好適には、それぞれの原曲ごとにユニー
クに割り当てられたコード(原曲コード)をファイル名
とする、原曲ごとに独立したファイルの集合として記憶
される。そのため、原曲コードを指定すると、所望の原
曲データを直接呼び出すことができる。原曲コードは、
カラオケ曲コードとは異なる単一のコード体系に基づく
のがよい。このようにすると、本発明による原曲データ
提供システム10を、カラオケ曲コードのコード体系の
違いにかかわらず、複数のカラオケ装置メーカのシステ
ムに対応させることができる。この場合、カラオケ曲コ
ードの指定によって、対応する原曲を呼び出すために
は、後述の対応テーブル19によって、カラオケ曲のカ
ラオケ曲コードに、当該カラオケ曲に対応する原曲の原
曲コードを対応づける必要がある。なお、他の態様とし
て、原曲コードを、カラオケ曲コードと同じコードにす
ることもできる。このようにすると、後述の対応テーブ
ル19がなくても、カラオケ曲コードを指定することに
よって、所望の原曲データを直接呼び出すことができ
る。ただし、この場合は、本発明による原曲データ提供
システム10を、カラオケ曲コードのコード体系の異な
る複数のカラオケ装置メーカのシステムに対応させるた
めには、それぞれの異なるコード体系ごとに、異なるフ
ァイル名のファイルからなる原曲データ18を使用する
必要がある。原曲データ18は、それぞれのファイルに
統合したデータとして、あるいはそれぞれのファイルに
対応する別のファイルのデータとして、曲のタイトル、
歌手名、及び演奏時間を含んでおり、作曲者名、作詞者
名、ジャンル・テーマ、季節、及び発売日などの付加的
なデータを更に含むことができる。原曲データ18は、
原曲データ配信サーバ20から配信される原曲更新デー
タを、対応するファイルに上書きすることによって更新
される。原曲更新データは、前回の原曲データ18のフ
ァイルの更新時から現在までに追加・更新された原曲を
表わす原曲データのファイルから、後述の原曲データ配
信サーバ20によって構成されたデータである。
【0032】対応テーブル19は、カラオケ曲のカラオ
ケ曲コードに、当該カラオケ曲に対応する原曲の原曲コ
ードを対応づけるデータの集合からなるテーブルであ
る。これとデータ管理手段16との組合わせは、請求項
記載の対応テーブル記憶手段に対応する。対応テーブル
19を参照することによって、カラオケ曲コードの指定
により対応する原曲の原曲コードを得ることができる。
なお、前段落で他の態様として述べた、カラオケ曲コー
ドと一致する原曲コードを原曲データ提供システム10
で使用する態様では、対応テーブル19は必要ない。こ
の場合、請求項記載の原曲データ検索手段に対応するの
は、原曲データ18とデータ管理手段16との組み合わ
せである。対応テーブル19は、原曲データ配信サーバ
20から配信される、使用されているカラオケ曲コード
のコード体系に基づいた、最新の対応テーブル19を上
書きすることによって更新される。最新の対応テーブル
19は、前回のカラオケ楽曲データ17又は原曲データ
18のファイルの更新時から現在までに追加・更新され
たカラオケ楽曲及び原曲を反映させて、後述の原曲デー
タ配信サーバ20によって構成されたテーブルである。
【0033】原曲データ配信サーバ20は、原曲データ
提供に関する各種の機能を実行するサーバである。原曲
データ配信サーバ20は、専用線ネットワーク(または
インターネット)を通じて1つ又は複数の原曲データ提
供システム10と接続されている。原曲データ配信サー
バ20は、後述のように、ユーザをインターネットで会
員登録するための画面(以下、「会員登録画面」と称す
る)を提供するWebサイトをインターネットのWWW
上に提供するWWWサーバとしても機能する。また、原
曲データ配信サーバ20は、インターネットではなく、
専用線ネットワークを通じて(原曲データ提供システム
10も経由して)、当該会員登録画面を携帯電話30の
画面に表示させる機能も有している。原曲データ配信サ
ーバ20は、制御手段21、入出力手段22、ネットワ
ーク接続手段23、インターネット接続手段24、デー
タ管理手段25、会員データ26、カラオケ楽曲データ
27、原曲データ28、及び対応テーブル29から構成
される。原曲データ配信サーバ20は、原曲データ提供
システム10への専用ネットワークを経由したアクセス
を行うため、全国的に分布する原曲データ提供システム
10を効率的にカバーするために、複数個存在していて
もよい。
【0034】制御手段21は、詳細には図示していない
が、CPU、作業用メモリとして使用されるRAM、基
本プログラムを格納したROM、OS、本発明の機能を
実現するためのアプリケーションソフトウェア、OS及
びアプリケーションを格納するHDDなどから構成され
る、情報処理を実行する要素である。OS及びアプリケ
ーションがHDDから、RAMにロードされ、当該アプ
リケーションがOSを媒介としてCPUによって解釈・
実行される。これによって、アプリケーションに記述さ
れた、本発明の各種の手段、ステップが実行される。制
御手段21は、入出力手段22、ネットワーク接続手段
23、インターネット接続手段24、及びデータ管理手
段25と接続されている。
【0035】入出力手段22は、人間とのインターフェ
ースとして機能する要素であり、入力を受け付けて制御
手段21に送るためのキーボード、マウスなどの入力手
段、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD−
ROMドライブ等のデータの入力手段、制御手段21か
ら送られた動作結果等の情報を表示するための、CR
T、液晶ディスプレイなどの出力手段から構成される。
入出力手段22は、原曲データ配信サーバ20とネット
ワーク等で接続された、それとは形態的に独立した端末
であってもよい。
【0036】ネットワーク接続手段23は、専用線ネッ
トワークにアクセスするための要素である。原曲データ
配信サーバ20は、ネットワーク接続手段23、専用線
ネットワークを通じて、原曲データ提供システム10に
接続される。なお、前述のネットワーク接続手段14
が、インターネットサービスプロバイダのアクセスポイ
ントにアクセスすることによって、インターネットに接
続するために使用される場合、原曲データ提供システム
10と原曲データ配信サーバ20との間の接続は、後述
のインターネット接続手段24を通じてインターネット
によってなされるため、このネットワーク接続手段23
は必ずしも必要ない。
【0037】インターネット接続手段24は、インター
ネットにアクセスするためのルータ等である。インター
ネットを通じて、原曲データ配信サーバ20は、携帯電
話機30と、及び前述のネットワーク接続手段14がイ
ンターネットに接続する場合は原曲データ提供システム
10と接続される。
【0038】データ管理手段25は、データを記憶する
ためのHDD、データの記憶・変更・検索のようなデー
タ管理を実行するための管理システムから構成される要
素である。データ管理手段25は、独立したデータベー
スサーバの形態でもよい。データ管理手段25が管理す
るデータには、会員データ26、カラオケ楽曲データ2
7、原曲データ28、及び対応テーブル29が含まれ
る。
【0039】会員データ26は、会員に関する情報を表
わすデータの集合である。会員とは、原曲データ提供シ
ステム10のサービスを受けるために、あらかじめ登録
したユーザのことである。情報としては、会員の個人I
D、パスワード、氏名、及び原曲購入情報(購入原曲コ
ード、購入日時)を含み、住所、電話番号、E−メール
アドレス、性別、及びカラオケ曲演奏履歴(カラオケ曲
コード、演奏日時)等を更に含むことができる。個人I
D及びパスワードは、正当な会員であることを認証する
ために使用される。原曲購入情報(購入原曲コード、購
入日時)は、購入した原曲データに対する課金のために
使用される。また原曲購入情報は、会員の嗜好を解析
し、さらなる販促活動をするための基礎データとするこ
ともできる。
【0040】カラオケ楽曲データ27は、カラオケで演
奏するためのカラオケ曲の楽曲を表わす最新のカラオケ
楽曲データの集合である。データの形式、ファイル名の
構成等は、前述のカラオケ楽曲データ17と同様であ
る。カラオケ装置メーカの仕様の違いによって、カラオ
ケ曲コードのコード体系が複数ある場合は、カラオケ楽
曲データ27は、それらすべての複数のコード体系に基
づくカラオケ楽曲データを含む。これは、原曲データ提
供システム10のカラオケ楽曲データ17は、そこで使
用されているコード体系に基づいたデータのみを有する
こととは対照的である。カラオケ楽曲データ27は、原
曲データ提供システム10に含まれるカラオケ楽曲デー
タ17を更新するために使用される。すなわち、カラオ
ケ楽曲データ27は、前回のカラオケ楽曲データ17の
ファイルの更新時から現在までに追加・更新されたカラ
オケ楽曲データを抽出したファイルからなるカラオケ楽
曲更新データをコード体系ごとに作成し、当該カラオケ
楽曲更新データを、対応するコード体系のカラオケ楽曲
データ17を含む原曲データ提供システム10に配信す
るために使用される。なお、カラオケ楽曲データ27
が、カラオケ楽曲データ27のそれぞれのファイルに統
合したデータとして、あるいはそれぞれのファイルに対
応する別のファイルのデータとして、カラオケ曲の歌
詞、画像等を表わすデータを含むこともできるのも、前
述のカラオケ楽曲データ17と同様である。
【0041】原曲データ28は、CD、MD、音楽配信
等で実際に販売される原曲を表わす原曲データの集合で
ある。データの形式は、前述の原曲データ18と同様で
ある。原曲データ28のファイル名に含まれる原曲コー
ドは、カラオケ曲コードとは独立した(別の)単一のコ
ード体系が好適である。原曲データ28は、原曲データ
提供システム10に含まれる原曲データ18を更新する
ために使用される。すなわち、原曲データ28は、前回
の原曲データ18のファイルの更新時から現在までに追
加・更新された原曲データを抽出したファイルからなる
原曲更新データを作成し、当該原曲更新データを原曲デ
ータ提供システム10に配信するために使用される。原
曲データ提供システム10で、原曲コードとしてカラオ
ケ曲コードとは別の単一のコード体系を使用している場
合は、原曲更新データに含まれる原曲コードは、原曲デ
ータ28に含まれる原曲コードをそのまま使用すればよ
い。一方、原曲データ提供システム10で、原曲コード
としてカラオケ装置メーカ仕様のコード体系に基づくカ
ラオケ曲コードを使用している態様の場合は、カラオケ
曲コードを原曲コードに対応づける後述の対応テーブル
29を参照し、それに基いた逆の対応づけ(原曲コード
からカラオケ曲コード)によって、原曲データ28に含
まれる原曲コードをそれに対応するカラオケ曲コードで
置き換える操作も行って、その原曲データ提供システム
10に対応した原曲更新データを作成する。
【0042】対応テーブル29は、対応テーブル19と
同様に、カラオケ曲のカラオケ曲コードに、当該カラオ
ケ曲に対応する原曲の原曲コードを対応づけるデータの
集合からなるテーブルである。カラオケ装置メーカの仕
様の違いによって、カラオケ曲コードのコード体系が複
数ある場合は、対応テーブル29は、それらすべての複
数のコード体系のデータを含む。これは、原曲データ提
供システム10の対応テーブル19は、そこで使用され
ているコード体系に基づいた情報のみを有することとは
対照的である。対応テーブル29は、原曲データ提供シ
ステム10に含まれる対応テーブル19を更新するため
に使用される。対応テーブル29は、現在までのカラオ
ケ楽曲データ27又は原曲データ28の追加・更新を反
映した最新の状態を常に反映するように更新されてい
る。原曲データ配信サーバ20が、原曲データ提供シス
テム10に、カラオケ楽曲更新データ又は原曲更新デー
タを配信してその中のカラオケ楽曲データ17又は原曲
データ18を更新するときに、更新後の状態を反映した
最新の対応テーブル29から、当該原曲提供システム1
0で使用されているカラオケ曲コードのコード体系に基
づいているデータを抽出して新しい対応テーブル19を
作成し、カラオケ楽曲更新データ又は原曲更新データの
配信と併せて、当該新しい対応テーブル19も当該原曲
データ提供システム10に配信する。なお、原曲データ
提供システム10においては対応テーブル19を必要と
しない、カラオケ曲コードと一致する原曲コードを原曲
データ提供システム10で使用する態様でも、原曲デー
タ配信サーバ20においては対応テーブル29が必要で
ある。この場合、原曲データ提供システム10では、原
曲コードとしてカラオケ装置メーカ仕様のコード体系に
基づくカラオケ曲コードを使用しているため、前段落で
説明したように、原曲更新データを生成する際に、対応
テーブル29を参照して、原曲データ28に含まれる原
曲コードをそれに対応するカラオケ曲コードで置き換え
る操作も行う必要があるからである。
【0043】携帯電話機30は、請求項記載の携帯情報
端末の一実施形態であり、通常の携帯電話機(PHSも
含む)の機能に加えて、音楽(原曲)のデータをダウン
ロードして記憶し、それを再生することができる、携帯
音楽再生機としての機能も有する。携帯電話機30は、
制御手段31、入出力手段32、LAN接続手段33、
インターネット接続手段34、無線通信手段35、鳴音
手段36、及び原曲メモリ37を含む。携帯電話機30
は、図示していないが、従来の携帯電話機の要素、例え
ば、マイク、ダイヤリング機能等も含んでいる。請求項
記載の携帯情報端末の用語は、LAN接続手段33を有
する、携帯電話機、PDA、ノートPC、メモリプレー
ヤ(MP3プレーヤなど)等を含む機器を表わす。携帯
情報端末の用語は、携帯性を有し、特定の情報処理を行
うことができる、人間とのインターフェースを備えた機
器の意味であり、計算、文書処理のような高度な情報処
理を行うことができる機器である必要はない。この実施
形態は、携帯情報端末として携帯電話機30を使用して
説明しているが、この実施形態において、携帯電話機3
0以外の携帯情報端末を使用しても、携帯電話機30の
場合と全く同様の動作が行われる。
【0044】制御手段31は、詳細には図示していない
が、CPU、作業用メモリとして使用されるRAM、O
S、本発明の機能を実現するためのアプリケーションソ
フトウェア、OS及びアプリケーションを格納するRO
Mなどから構成される、情報処理を実行する要素であ
る。アプリケーションがOSを媒介としてCPUによっ
て解釈・実行される。これによって、通常の携帯電話機
の制御動作に加え、アプリケーションに記述された、本
発明の各種の手段、ステップが実行される。制御手段3
1は、入出力手段32、LAN接続手段33、インター
ネット接続手段34、無線通信手段35、鳴音手段3
6、及び原曲メモリ37と接続されている。
【0045】入出力手段32は、人間とのインターフェ
ースとして機能する要素であり、入力を受け付けて制御
手段31に送るためのキーパッドなどの入力手段、制御
手段31から送られた動作結果等の情報を表示するため
の、液晶ディスプレイなどの出力手段から構成される。
【0046】LAN接続手段33は、前述のLAN接続
手段13と同様の構成であり、携帯電話機30と原曲デ
ータ提供システム10とを主として屋内で接続するため
のインターフェースによるネットワーク接続手段であ
る。これは、請求項記載の受信手段に対応する。LAN
接続手段13は、好適には、近距離無線伝送技術である
Bluetoothに基づくものである。携帯電話機30は、L
AN接続手段33を通じて、原曲データ提供システム1
0から原曲データをダウンロードする。
【0047】インターネット接続手段34は、インター
ネットに接続するためのプロトコル(HTTP、WAP
など)及びデータの送受信、操作の受け付け、及び(H
TML、WMLなどで記述された)データの表示のため
のWWWブラウジング機能を実現する要素である。会員
は、インターネットを通じて原曲データ提供システム1
0のユーザを会員登録するための、原曲データ配信サー
バ20が提供する会員登録Webサイトにアクセスする
ことができる。
【0048】無線通信手段35は、データ等を無線で送
受信するための、変調回路及び復調回路からなる要素で
ある。無線通信手段35は、送受信周波数等に関する制
御信号を制御手段31から受け取り、送受信のステータ
ス等を制御手段31に送る。無線通信手段35は、無線
で送信するデータをインターネット接続手段34から受
け取り、無線で受信したデータをインターネット接続手
段34に送る。インターネット接続手段34から送ら
れ、無線通信手段35を通じて電波として送信されたデ
ータは、携帯電話の基地局によって受信され、回線網及
びゲートウェイを通じてインターネットに転送される。
インターネットからのデータは、それと逆順の経路を経
由して、インターネット接続手段34が受信する。
【0049】鳴音手段36は、原曲データが表わす音楽
を音波に変換する要素である。これは、請求項記載の原
曲鳴音手段に対応する。鳴音手段36は、好適には、M
PEG Audio等で圧縮符号化された原曲データを
復号し、それに基づいて音声信号を発生するサウンドL
SI、当該音声信号を増幅する増幅器、増幅された音声
信号を音波に変換するスピーカ(ヘッドホンを含む)な
どから構成される。
【0050】原曲メモリ37は、携帯電話機30が原曲
データ提供システム10からダウンロードした原曲デー
タを格納するメモリである。これは、請求項記載のメモ
リ手段に対応する。原曲メモリ37は、フラッシュメモ
リ等の不揮発性メモリである。制御手段31は、LAN
接続手段33を通じて原曲データ提供システム10から
受信した原曲データを、原曲メモリ37に転送し、記憶
させる。原曲メモリ37に記憶された原曲データは、鳴
音手段36がその中に記憶された原曲データを鳴音する
とき、制御手段31を通じてあるいは直接に、鳴音手段
36によって読み出される。なお、原曲メモリ37は、
携帯電話機30本体から取り外し可能な、コンパクトフ
ラッシュ(商標)、メモリースティック(商標)などの
メモリーカードに収容されていてもよい。この場合、原
曲データを格納したメモリーカードを、MP3メモリプ
レーヤのような他の再生機に装着して音楽を再生するこ
とができる。
【0051】これから、図2の動作フロー図及び図4の
画面イメージ図に基いて、原曲データ提供システム10
の動作について説明する。ユーザは、原曲データ提供シ
ステム10が設置された、カラオケルーム等の中にお
り、携帯電話機30を持っている。図示していないが、
原曲データ提供システム10のカラオケ装置として動作
は、以下のようにして行われる。まず、ユーザが入出力
手段12(リモコン式キーパッド等)から、演奏を指定
するカラオケ曲のカラオケ曲コードを入力すると(この
機能は、請求項記載の鳴音指定手段に対応する)、制御
手段11は、カラオケ楽曲データ24から入力されたカ
ラオケ曲コードに対応するカラオケ楽曲データを検索
し、検索されたカラオケ楽曲データを鳴音手段15によ
って鳴音させる(この機能は、請求項記載のカラオケ楽
曲鳴音手段に対応する)。原曲データ提供システム10
と携帯電話機30とは、LAN接続手段13及び33の
一実施形態として、Bluetoothに基づく無線ネットワー
クで接続されている。まず、ユーザは、入出力手段32
の入力手段の一実施形態としてのキーパッドを通じて携
帯電話機30を操作し、制御手段31にBluetoothによ
る他の機器との接続を行わせる。なお、ユーザからの携
帯電話機30への操作は、すべてキーパッド等の入出力
手段32を通じてなされるため、以下の説明では、ユー
ザからの操作が「入出力手段32」を通じてなされてい
ることは、逐一記載しないこととする。ユーザの操作に
よって、携帯電話機30のBluetoothは、原曲データ提
供システム10にアクセスするため、通信相手の機器
(ここでは原曲データ提供システム10)との接続の確
立をするための情報を含む質問電波を送信する(ステッ
プS101)。原曲データ提供システム10のBluetoot
hがその質問電波を受信し、それに応答して携帯電話機
30のBluetoothとの接続を確立するための情報を含む
応答電波を送信する。携帯電話機30のBluetoothは、
その応答電波を受信し、それに基いて原曲データ提供シ
ステム10と携帯電話機30の間のBluetoothを通じた
接続が確立される。なお、原曲データ提供システム10
が質問電波を送信し、携帯電話機30が応答電波を送信
してもよい。両者間のデータの送受信は、常にBluetoot
hを通じて実行されるため、以下の説明では、データの
送受信において「Bluetooth」が使用されていること
は、逐一記載しないこととする。
【0052】携帯電話機30との接続が確立されると、
制御手段11は、それが含むアプリケーションの働きに
より、原曲データ提供サービスのためのスタート画面3
01を構成し、それを制御手段31に送信する(ステッ
プS102)。制御手段31は、スタート画面301を
受信し、それを図4のように、入出力手段32の出力手
段の一実施形態としてのディスプレイ(以下、ディスプ
レイと称する)に表示させる(ステップS103)。原
曲データ提供サービスは、購入する原曲についての課金
を確実に行うため、また、会員の利用状況をデータベー
スで管理してその情報に基づいてさらなるセールス等を
行うことができるようにするため、会員登録したユーザ
のみが利用できるようになっている。スタート画面30
1には、会員がサービスを利用するための、会員の「個
人ID」及び「パスワード」の入力欄が表示される。ス
タート画面301には、会員登録画面302を表示させ
るための「非会員の方は、ここで入会しますか?」のメ
ッセージと「Yes」/「No」の選択項目も表示され
る。次の段落では、非会員が会員登録画面302を通じ
て最初に会員登録するための動作フローを説明する。一
方、この時点でユーザが既に会員登録を行っていた場合
は、後述のステップS110から、個人ID及びパスワ
ードを入力することによって、先に進むことができる。
【0053】会員登録に関するデータは、1個所で管理
することが望ましいため、それは、原曲データ配信サー
バ20内の会員データ26内に記憶される。そのため、
会員登録に関する以下のステップS104〜S111で
は、携帯電話機30内の制御手段31と原曲データ配信
サーバ20内の制御手段21との間のデータの送受信
は、原曲データ提供システム10(LAN接続手段1
3、制御手段11、ネットワーク接続手段14)、専用
線ネットワーク及びネットワーク接続手段23を経由し
て行う。非会員のユーザによって、会員登録画面302
を表示させるために、「Yes」が選択されると、制御
手段31は、その選択を制御手段21に送信する(ステ
ップS104)。制御手段21は、制御手段31から
「Yes」の選択を受信すると、それが含むアプリケー
ションの働きにより、会員登録画面302を構成し、そ
れを制御手段31に送信する(ステップS105)。制
御手段31は、会員登録画面302を受信し、それを図
4のようにディスプレイに表示させる(ステップS10
6)。会員登録画面302には、会員登録するための項
目の入力欄が表示される。入力項目には、名前、生年月
日、性別、及び(希望)パスワード等が含まれる。図示
していないが、入力項目として、他に住所、E−メール
アドレス等を含めることもできる。ユーザがそれらの会
員登録項目の入力を終えると、制御手段31は、それら
の入力項目の情報を制御手段21に送信する(ステップ
S107)。制御手段21は、制御手段31から入力項
目の情報を受信すると、会員をユニークに識別するため
の個人IDを発行し、その個人ID、名前、生年月日、
性別、パスワード等を、データ管理手段25を通じて当
該会員の情報として会員データ26に記憶させる。制御
手段21は、発行された個人IDを表示する登録確認画
面303を構成し、それを制御手段31に送信する(ス
テップS108)。制御手段31は、登録確認画面30
3を受信し、それを図4のようにディスプレイに表示さ
せる(ステップS109)。登録確認画面303には、
「会員登録が完了した旨」のメッセージと、発行された
個人IDが表示される。この個人IDを前述のスタート
画面301から入力することによって、会員は原曲デー
タ提供サービスを利用することができる。会員が携帯電
話機30に次の画面を表示させるための操作を実行する
と、制御手段31は、スタート画面301をディスプレ
イに表示させる。
【0054】前段落の動作フローでは、ユーザは、専用
線ネットワークを通じて会員登録を行ったが、インター
ネットを通じて会員登録を行うこともできる。この場
合、原曲データ提供サーバ20は、会員登録のための、
会員登録画面302及び登録確認画面303をWWWペ
ージとして提供するWWWサーバとしても機能する。会
員登録に関する上述のステップS104〜S109で
は、携帯電話機30内の制御手段31と原曲データ配信
サーバ20内の制御手段21との間のデータの送受信
は、インターネット接続手段34、無線通信手段35、
基地局、回線網、ゲートウェイ、インターネット、及び
インターネット接続手段24を経由して行う。インター
ネットを通じて会員登録を行う場合、カラオケ店舗以外
の場所で、あらかじめ会員登録を行っておくことができ
るというメリットがある。
【0055】前述の会員登録の動作フローの終了後にお
いて、又は、前述のステップS103の時点でユーザが
既に会員登録を行っていた場合において、原曲データの
ダウンロード(原曲データ提供サービス)を利用する会
員は、スタート画面301に個人ID及びパスワードを
入力する。制御手段31は、入力された個人ID及びパ
スワードを制御手段21に送信する(ステップS11
0)。制御手段21は、受信した個人IDを検索キーと
して、データ管理手段25を通じて会員データ26から
当該会員のデータを検索し、個人ID及びパスワードを
照合することによって、正当な会員であることを認証す
る(ステップS111)。認証が成功すると、制御手段
21は、正当な会員である旨を制御手段11に通知す
る。これによって、原曲データ提供システム10は、当
該会員に対してサービスを提供することができるように
なる。以下、原曲データをダウンロードするまでの動作
フローについて説明する。
【0056】まず、制御手段11は、現在のカラオケの
セッションで当該会員が既に演奏をリクエストしたカラ
オケ曲を、履歴の情報から特定する(ステップS11
2)。そのようなカラオケ曲に対応する原曲は、当該会
員に対して、特に販売ニーズが大きいと考えられるから
である。制御手段11は、特定されたカラオケ曲のカラ
オケ曲コードに対応する原曲コードを、データ管理手段
16を通じて対応テーブル19を参照することによって
特定する。制御手段11は、特定された原曲コードを検
索キーとして、データ管理手段16を通じて原曲データ
18から当該原曲のデータを検索し、そのデータから当
該原曲のタイトルを取得する。制御手段11は、会員が
購入する曲を指定するための購入曲入力画面304を構
成し、それを制御手段31に送信する(ステップS11
3)。制御手段31は、購入曲入力画面304を受信
し、それを図4のようにディスプレイに表示させる(ス
テップS114)。購入曲入力画面304には、会員が
購入する曲のカラオケ曲コードの入力欄が表示される。
購入曲入力画面304には、更に、前述のステップS1
12で特定された、当該会員が既に演奏をリクエストし
た曲のタイトルが選択項目として表示される。会員は、
既に演奏をリクエストした曲についてはタイトルを選択
するだけで、そうでない曲についてはカラオケ曲コード
を入力することで、購入する曲を指定することができ
る。会員が、購入曲の指定のために、曲のタイトルを選
択又はカラオケ曲コードを入力すると、制御手段31
は、その選択又はカラオケ曲コードを制御手段11に送
信する(ステップS115)(この機能は、請求項記載
のダウンロード指定手段に対応する)。
【0057】制御手段11は、制御手段31からタイト
ルの選択又はカラオケ曲コードを受信する。制御手段1
1は、タイトルの選択を受信した場合はそのタイトルに
対応するカラオケ曲コードを特定した後に、カラオケ曲
コードに対応する原曲コードを、データ管理手段16を
通じて対応テーブル19を参照することによって特定す
る。制御手段11は、特定された原曲コードを検索キー
として、データ管理手段16を通じて原曲データ18か
ら当該原曲の原曲データ、タイトル、歌手名、及び演奏
時間を検索する(ステップS116)(この機能は、請
求項記載の原曲データ検索手段及び対応原曲データ検索
手段に対応する)。なお、対応テーブル19を必要とし
ない、カラオケ曲コードと一致する原曲コードを原曲デ
ータ提供システム10で使用する態様の場合は、制御手
段11は、直接カラオケ曲コードを検索キーとして、デ
ータ管理手段16を通じて原曲データ18から当該原曲
の原曲データ、タイトル、及び歌手名を検索する。制御
手段11は、検索されたタイトル及び歌手名から、会員
が購入する曲を確認するためのダウンロード確認画面3
05を構成し、それを制御手段31に送信する(ステッ
プS117)。
【0058】制御手段31は、制御手段11からダウン
ロード確認画面305を受信し、それを図4のようにデ
ィスプレイに表示させる(ステップS118)。ダウン
ロード確認画面305には、指定された曲のタイトル及
び歌手名と、確認のメッセージ及び「Yes」/「N
o」の選択項目とが表示される。会員がそれの確認後に
「Yes」を選択すると、制御手段31は、その選択及
び購入される曲の原曲コードを制御手段11に送信する
(ステップS119)。制御手段11は、制御手段31
から「Yes」の選択及び原曲コードを受信すると、そ
の原曲コードを個人IDと共に、制御手段21に送信す
る(ステップS120)。これは、曲を購入した会員及
び購入された曲を特定する情報を、購入曲に対する課金
に利用するためである。制御手段21は、制御手段11
から個人ID及び原曲コードを受信する。制御手段21
は、受信した個人IDを検索キーとして、データ管理手
段25を通じて会員データ26から当該会員の会員デー
タを検索し、その中の原曲購入情報(購入原曲コード、
購入日時)に、受信した原曲コード及び現在の日時を書
き込む(ステップS121)。これによって、購入した
会員及び購入された曲を確実に特定することができ、正
確な課金が可能になる。また、原曲データ提供サービス
提供者が、原曲データの著作隣接権を有する者に支払う
べき情報配信料も明確なものとなる。
【0059】課金の方法としては、会員の、引き落とし
口座又はクレジットカード番号等をあらかじめ登録して
おき、そこから引き落とす方法がある。他の課金方法と
しては、キャリア(携帯電話会社)のいわゆるオフィシ
ャルサイトの有料サイトとして原曲データ提供サービス
のWebサイトを登録する方法がある。このホームペー
ジを通じて会員登録を行うことにより、キャリアに情報
料の回収を代行させることができる。この料金回収代行
が、情報料を固定金額の月額利用料として徴収するよう
なシステムの場合は、情報料に応じた一ヶ月間のダウン
ロード数を定めておき、ダウンロードが実行されるごと
に、当該ダウンロード数を減じる処理を行えばよい。会
員による残りのダウンロード数の照会は、制御手段21
によって、すなわちインターネットを介して当該WWW
ページによってだけでなく、制御手段21からダウンロ
ード数の情報を専用線ネットワークを通じて取得した制
御手段11によって、すなわちBluetoothを介しても行
うことができる。更に他の課金方法としては、原曲デー
タ提供システム10のために、自動販売機のような料金
回収装置(プリペイドカード装置でもよい)を設置し、
料金が投入された場合に原曲データ提供システム10に
ダウンロードを許可するという方法がある。この場合、
カラオケ店舗が料金の代行回収を行うことになり、原曲
データのダウンロードを把握している原曲データ提供サ
ービス提供者は、それぞれのカラオケ店舗におけるダウ
ンロード数を集計することによって、各カラオケ店舗に
対して回収された料金を請求することになる。なお、課
金が完了した曲については、会員データ26中の当該会
員についてのその曲の原曲購入情報に、「課金済み」の
属性を付与することによって、未課金の曲と区別して管
理することができる。
【0060】次に、制御手段11は、原曲データを制御
手段31にダウンロードのために送信する(ステップS
122)(この機能は、請求項記載の原曲データ送信手
段に対応する)。ここで、制御手段31は、原曲データ
に加えて、あるいはそれの一部として、タイトル、歌手
名、及び演奏時間等の情報も付加して送信することもで
きる。制御手段31は、制御手段11から送られてくる
原曲データ(及び付加された情報)を受信し、ダウンロ
ードした原曲データを原曲メモリ37に格納する(ステ
ップS123)。ダウンロード完了後、制御手段11
は、会員にダウンロード完了を知らせるための終了確認
画面306を構成し、それを制御手段31に送信する。
制御手段31は、制御手段11から終了確認画面306
を受信し、それを図4のようにディスプレイに表示させ
る(ステップS124)。終了確認画面306には、ダ
ウンロード完了した旨のメッセージと、別の曲の購入確
認のメッセージ及び「Yes」/「No」の選択項目と
が表示される。「Yes」が選択されるとステップS1
14の購入曲入力画面304が再び表示され、「No」
が選択されると原曲データ提供サービスが終了する。携
帯電話機30内の原曲メモリ37にダウンロードされた
原曲データは、ユーザからの操作により、鳴音手段36
によって読み出されて音声に変換され、音楽として再生
することができる。
【0061】上述の原曲データのダウンロードの動作フ
ローでは、携帯電話機30でダウンロードする原曲を指
定し、携帯電話機30内の原曲メモリ37をダウンロー
ド先として原曲データをダウンロードするという動作を
説明してきた。しかし、ダウンロード先としては携帯電
話機30内の原曲メモリ37に拘泥する必要はなく、そ
れに代えて、入出力手段12のデータの出力手段に装填
された記録媒体をダウンロード先とすることもできる。
例えば、カードリーダ/ライタに装填された各種メモリ
カード、CD−Rライタに装填されたCD−R、MDド
ライブに装填されたMDなどをダウンロード先として使
用し、そこに原曲データを書き込むことができる(この
機能は、請求項記載の原曲データ書き込み手段に対応す
る)。また、ダウンロードする原曲の指定も、携帯電話
機30を使用して行うだけでなく、原曲データ提供シス
テム10内の入出力手段12の入力手段、例えばリモコ
ン式キーパッドを使用して行うこともでき、また、その
指定に対する応答(画面の表示)も、原曲データ提供シ
ステム10内の入出力手段12の出力手段、例えば、液
晶ディスプレイを使用して行うこともできる。以上で、
会員登録から原曲データのダウンロードまでの動作フロ
ーの説明を終了する。
【0062】これから、図3の動作フロー図に基づい
て、原曲データ配信サーバ20からの更新データの配信
による、原曲データ提供システム10内の各種データの
更新のための動作フローの説明をする。まず、原曲デー
タ配信サーバ20の管理者は、追加・変更するカラオケ
楽曲データ又は原曲データを入出力手段22を通じて入
力し、それに伴って追加・変更すべきカラオケ楽曲コー
ド(コード体系ごと)又は原曲コードも入力する(ステ
ップS201)。制御手段21は、入力されたカラオケ
楽曲データ又は原曲データが追加されるものであれば、
当該カラオケ楽曲データ又は当該原曲データを、好適に
は入力されたカラオケ楽曲コード又は原曲コードをファ
イル名とする新しいファイルとしてカラオケ楽曲データ
27又は原曲データ28に追加する。制御手段21は、
入力されたカラオケ楽曲データ又は原曲データが変更さ
れるものであれば、当該カラオケ楽曲データ又は当該原
曲データで、好適には対応するカラオケ楽曲コード又は
原曲コードをファイル名とする既存のファイルを上書き
することによって、カラオケ楽曲データ27又は原曲デ
ータ28を変更する(ステップS202)。次に、制御
手段21は、追加・変更された、カラオケ楽曲コードと
原曲コードとの間の対応関係を、対応テーブル29に反
映する(ステップS203)。原曲データ配信サーバ2
0は、定期的(例えば、10日ごと)又は随時に、変更
データを原曲データ提供システム10に配信している。
制御手段21は、配信するときが来ると、前回の更新デ
ータの配信時から現在までに追加・変更されたカラオケ
楽曲データを抽出し、それらのファイルからなるカラオ
ケ楽曲更新データをコード体系ごとに作成する。また制
御手段21は、前回の更新データの配信時から現在まで
に追加・変更された原曲データを抽出し、それらのファ
イルからなる原曲更新データを作成する(ステップS2
04)。なお、原曲更新データを作成するとき、カラオ
ケ曲コードと一致する原曲コードを原曲データ提供シス
テム10で使用する態様の場合は、対応テーブル29を
参照し、それに基いた逆の対応づけ(原曲コードからカ
ラオケ曲コード)によって、原曲データ28に含まれる
原曲コードをそれに対応するカラオケ曲コードで置き換
える操作も行って、その原曲データ提供システム10に
対応した原曲更新データを作成する。次に、制御手段2
1は、更新された対応テーブル29から、カラオケ曲コ
ードのコード体系ごとに、そのコード体系に基づいてい
るデータを抽出して新しい対応テーブル19を作成する
(ステップS205)。なお、すべての原曲データ提供
システム10が、カラオケ曲コードと一致する原曲コー
ドを使用する態様の場合は、対応テーブル19は、いず
れの原曲データ提供システム10中でも使用されないた
め、作成する必要が無い。次に、制御手段21は、更新
データ(カラオケ楽曲更新データ、原曲更新データ、及
び新しい対応テーブル19)を、ネットワーク接続手段
23、専用線ネットワーク、及びネットワーク接続手段
14を経由して、1つ又は複数の原曲データ提供システ
ム10のそれぞれに含まれる制御手段11に送信(配
信)する(ステップS206)。なお、専用線ネットワ
ークに代えて、インターネットを経由して更新データを
配信することもできる。制御手段11は、制御手段21
から更新データを受信する。制御手段11は、カラオケ
楽曲更新データに含まれるカラオケ楽曲データのファイ
ルを対応するファイルに上書きすることによってカラオ
ケ楽曲データ17を更新し、原曲更新データに含まれる
原曲データのファイルを対応するファイルに上書きする
ことによって原曲データ18を更新し、新しい対応テー
ブル19で既存の対応テーブル19を上書きすることに
よって対応テーブル19を更新する(ステップS20
7)(この機能は、請求項記載の原曲データ更新手段に
対応する)。なお、カラオケ曲コードと一致する原曲コ
ードを原曲データ提供システム10で使用する態様の場
合は、対応テーブル19は必要ない。以上で、原曲デー
タ提供システム10内の各種データの更新のための動作
フローの説明を終了する。
【0063】
【発明の効果】請求項1、9及び17に記載の発明によ
ると、カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを
記憶しており、カラオケ曲に対応する原曲の記録媒体へ
のダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当てられ
たカラオケ曲コードを入力することによって行い、ダウ
ンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を表わす
原曲データを、入力されたカラオケ曲コードに基づい
て、記憶された原曲データから検索し、検索された原曲
データを記録媒体に書き込むため、原曲を販売する好適
な機会となり得るカラオケの利用時に、カラオケ曲の指
定と同じくカラオケ曲コードを指定することによって原
曲データを記録媒体に書き込むことができ、カラオケ店
舗内という新たな販売ルートで簡便に原曲を販売でき、
利用者は購入前に曲のイメージをカラオケで確認でき、
一般には原曲の入手が難しいがカラオケではカバーされ
ている旧作の原曲の入手が容易になるという効果が得ら
れる。
【0064】請求項2、10及び18に記載の発明によ
ると、カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを
記憶しており、カラオケ曲に対応する原曲の携帯情報端
末へのダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当て
られたカラオケ曲コードを入力することによって行い、
ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を表
わす原曲データを、入力されたカラオケ曲コードに基づ
いて、記憶された原曲データから検索し、検索された原
曲データを携帯情報端末に送信するため、原曲を販売す
る好適な機会となり得るカラオケの利用時に、カラオケ
曲の指定と同じくカラオケ曲コードを指定することによ
って原曲データを携帯情報端末にダウンロードさせるこ
とができ、カラオケ店舗内という新たな販売ルートで簡
便に原曲を販売でき、利用者は購入前に曲のイメージを
カラオケで確認でき、一般には原曲の入手が難しいがカ
ラオケではカバーされている旧作の原曲の入手が容易に
なるという効果が得られる。
【0065】請求項3及び11に記載の発明によると、
ダウンロード指定は、既に鳴音指定されたカラオケ曲に
対応する原曲のダウンロード指定がされる場合、既に鳴
音指定時に入力されたカラオケ曲コードによって当該原
曲のダウンロード指定をするため、ユーザは、一度カラ
オケで演奏を指定したカラオケ曲に対応する原曲をダウ
ンロードする場合、その曲に対応するカラオケ曲コード
を新たに入力しなくても、その曲を簡単に指定できると
いう効果が得られる。
【0066】請求項4及び12に記載の発明によると、
ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を、
入力されたカラオケ曲コードに基づいて、カラオケ曲コ
ードに対応する原曲を対応づける対応テーブルを介して
記憶された原曲データから検索するため、カラオケ曲コ
ードと異なるコード体系の原曲データをそのまま使用す
ることができ、かつ、カラオケ曲コードによってダウン
ロードする原曲の指定を行わせることができるという効
果が得られる。
【0067】請求項5及び13に記載の発明によると、
接続されたネットワークを通じて受信した、原曲データ
を更新するための原曲更新データに基づいて、記憶され
た原曲データを更新するため、追加・変更される原曲デ
ータを、ネットワークを通じて取得することができると
いう効果が得られる。
【0068】請求項6及び14に記載の発明によると、
携帯情報端末は、送信された原曲データを受信する受信
手段、受信した当該原曲データを記憶するメモリ手段、
及び当該原曲データに基づいて原曲を鳴音する原曲鳴音
手段を有する携帯電話機であるため、普及率が非常に高
い携帯電話機を利用して、原曲データのダウンロード及
び再生をすることができるという効果が得られる。
【0069】請求項7及び15に記載の発明によると、
原曲データは、MPEG Audio及びATRACを含む音声圧縮技
術のいずれかに基づいて符号化されているため、再生音
が高音質で、原曲データのデータ容量が小さく、原曲デ
ータを一般的な機器で利用できるという効果が得られ
る。
【0070】請求項8及び16に記載の発明によると、
検索された原曲データは、Bluetoothを含む無線伝送技
術のいずれかによって送信されるため、原曲データの転
送を高速に行うことができ、携帯情報端末と原曲データ
提供システムとを簡単に無線で接続できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を表わすシステム構成図であ
る。
【図2】会員登録及び原曲データのダウンロード時の、
原曲データ提供システム10、原曲データ配信サーバ2
0及び携帯電話機30における動作フロー図である。
【図3】原曲データ配信時の、原曲データ提供システム
10及び原曲データ配信サーバ20における動作フロー
図である。
【図4】携帯電話機30の画面イメージ図である。
【符号の説明】
10 原曲データ提供システム 11 制御手段 12 入出力手段 13 LAN接続手段 14 ネットワーク接続手段 15 鳴音手段 16 データ管理手段 17 カラオケ楽曲データ 18 原曲データ 19 対応テーブル 20 原曲データ配信サーバ 21 制御手段 22 入出力手段 23 ネットワーク接続手段 24 インターネット接続手段 25 データ管理手段 26 会員データ 27 カラオケ楽曲データ 28 原曲データ 29 対応テーブル 30 携帯電話機 31 制御手段 32 入出力手段 33 LAN接続手段 34 インターネット接続手段 35 無線通信手段 36 鳴音手段 37 原曲メモリ 301 スタート画面 302 会員登録画面 303 登録確認画面 304 購入曲入力画面 305 ダウンロード確認画面 306 終了確認画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10K 15/02 G10K 15/02 G10L 19/00 G10L 9/18 M 19/02 7/04 G Fターム(参考) 5B075 ND04 UU40 5D045 DA20 5D108 BF12 BG06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ曲の楽曲を表わすカラオケ楽曲
    データを記憶するカラオケ楽曲データ記憶手段と、 カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入力す
    ることによってカラオケ曲の鳴音指定を行う鳴音指定手
    段と、 鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データを前記
    カラオケ楽曲データ記憶手段から検索し、検索された当
    該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲の楽曲
    を鳴音するカラオケ楽曲鳴音手段と、 記録媒体に情報を書き込む記録手段と、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを記憶す
    る原曲データ記憶手段と、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データの前記記
    録媒体へのダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り
    当てられたカラオケ曲コードを入力することによって行
    うダウンロード指定手段と、 ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を表
    わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コードに
    基づいて前記原曲データ記憶手段から検索する原曲デー
    タ検索手段と、 検索された前記原曲データを前記記録手段を通じて前記
    記録媒体に書き込む原曲データ書き込み手段と、を有す
    ることを特徴とするカラオケ曲コード連動原曲データ提
    供システム。
  2. 【請求項2】 カラオケ曲の楽曲を表わすカラオケ楽曲
    データを記憶するカラオケ楽曲データ記憶手段と、 カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入力す
    ることによってカラオケ曲の鳴音指定を行う鳴音指定手
    段と、 鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データを前記
    カラオケ楽曲データ記憶手段から検索し、検索された当
    該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲の楽曲
    を鳴音するカラオケ楽曲鳴音手段と、 携帯情報端末に情報を送信するための送信手段と、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを記憶す
    る原曲データ記憶手段と、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データの前記携
    帯情報端末へのダウンロード指定を、当該カラオケ曲に
    割り当てられたカラオケ曲コードを入力することによっ
    て行うダウンロード指定手段と、 ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を表
    わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コードに
    基づいて前記原曲データ記憶手段から検索する原曲デー
    タ検索手段と、 検索された前記原曲データを前記送信手段を通じて前記
    携帯情報端末に送信する原曲データ送信手段と、を有す
    ることを特徴とするカラオケ曲コード連動原曲データ提
    供システム。
  3. 【請求項3】 前記ダウンロード指定手段は、前記鳴音
    指定手段によって既に鳴音指定されたカラオケ曲に対応
    する原曲のダウンロード指定がされる場合、既に鳴音指
    定時に入力されたカラオケ曲コードによって当該原曲の
    ダウンロード指定をすることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のカラオケ曲コード連動原曲データ提供システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記原曲データ検索手段は、 カラオケ曲コードに、当該カラオケ曲コードが表わすカ
    ラオケ曲に対応する原曲を対応づける対応テーブルを記
    憶する対応テーブル記憶手段と、 ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を、
    入力された前記カラオケ曲コードに基づいて、前記対応
    テーブルを介して前記原曲データ記憶手段から検索する
    対応原曲データ検索手段と、からなることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載のカラオケ曲コード連
    動原曲データ提供システム。
  5. 【請求項5】 ネットワークと情報伝送可能に接続する
    ためのネットワーク接続手段と、 前記ネットワークを通じて受信した、前記原曲データを
    更新するための原曲更新データに基づいて、前記原曲デ
    ータ記憶手段に記憶された原曲データを更新する原曲デ
    ータ更新手段と、を更に有することを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載のカラオケ曲コード連動原曲
    データ提供システム。
  6. 【請求項6】 前記携帯情報端末は、前記送信手段から
    送信された前記原曲データを受信する受信手段、受信し
    た当該原曲データを記憶するメモリ手段、及び当該原曲
    データに基づいて原曲を鳴音する原曲鳴音手段を有する
    携帯電話機であることを特徴とする請求項2乃至5のい
    ずれかに記載のカラオケ曲コード連動原曲データ提供シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記原曲データは、MPEG Audio及びATRA
    Cを含む音声圧縮技術のいずれかに基づいて符号化され
    ていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載のカラオケ曲コード連動原曲データ提供システム。
  8. 【請求項8】 前記送信手段は、Bluetoothを含む無線
    伝送技術のいずれかに基づくことを特徴とする請求項2
    乃至7のいずれかに記載のカラオケ曲コード連動原曲デ
    ータ提供システム。
  9. 【請求項9】 カラオケ曲の楽曲を表わすカラオケ楽曲
    データを記憶するステップと、 カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入力す
    ることによってカラオケ曲の鳴音指定を行うステップ
    と、 鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データを前記
    記憶されたカラオケ楽曲データから検索し、検索された
    当該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲の楽
    曲を鳴音するステップと、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを記憶す
    るステップと、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データの記録媒
    体へのダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当て
    られたカラオケ曲コードを入力することによって行うス
    テップと、 ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を表
    わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コードに
    基づいて前記記憶された原曲データから検索するステッ
    プと、 検索された前記原曲データを前記記録媒体に書き込むス
    テップと、を有することを特徴とするカラオケ曲コード
    連動原曲データ提供方法。
  10. 【請求項10】 カラオケ曲の楽曲を表わすカラオケ楽
    曲データを記憶するステップと、 カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入力す
    ることによってカラオケ曲の鳴音指定を行うステップ
    と、 鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データを前記
    記憶されたカラオケ楽曲データから検索し、検索された
    当該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲の楽
    曲を鳴音するステップと、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを記憶す
    るステップと、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データの携帯情
    報端末へのダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り
    当てられたカラオケ曲コードを入力することによって行
    うステップと、 ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を表
    わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コードに
    基づいて前記記憶された原曲データから検索するステッ
    プと、 検索された前記原曲データを前記携帯情報端末に送信す
    るステップと、を有することを特徴とするカラオケ曲コ
    ード連動原曲データ提供方法。
  11. 【請求項11】 前記ダウンロード指定を行うステップ
    は、鳴音指定を行う前記ステップによって既に鳴音指定
    されたカラオケ曲に対応する原曲のダウンロード指定が
    される場合、既に鳴音指定時に入力されたカラオケ曲コ
    ードによって当該原曲のダウンロード指定をすることを
    特徴とする請求項9又は10に記載のカラオケ曲コード
    連動原曲データ提供方法。
  12. 【請求項12】 前記原曲データを検索するステップ
    は、 カラオケ曲コードに、当該カラオケ曲コードが表わすカ
    ラオケ曲に対応する原曲を対応づける対応テーブルを記
    憶するステップと、 ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を、
    入力された前記カラオケ曲コードに基づいて、前記対応
    テーブルを介して記憶された原曲データから検索するス
    テップと、からなることを特徴とする請求項9乃至11
    のいずれかに記載のカラオケ曲コード連動原曲データ提
    供方法。
  13. 【請求項13】 ネットワークと情報伝送可能に接続す
    るステップと、 接続された前記ネットワークを通じて受信した、前記原
    曲データを更新するための原曲更新データに基づいて、
    前記記憶された原曲データを更新するステップと、を更
    に有することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか
    に記載のカラオケ曲コード連動原曲データ提供方法。
  14. 【請求項14】 前記携帯情報端末は、送信された前記
    原曲データを受信する受信手段、受信した当該原曲デー
    タを記憶するメモリ手段、及び当該原曲データに基づい
    て原曲を鳴音する原曲鳴音手段を有する携帯電話機であ
    ることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記
    載のカラオケ曲コード連動原曲データ提供方法。
  15. 【請求項15】 前記原曲データは、MPEG Audio及びAT
    RACを含む音声圧縮技術のいずれかに基づいて符号化さ
    れていることを特徴とする請求項9乃至14のいずれか
    に記載のカラオケ曲コード連動原曲データ提供方法。
  16. 【請求項16】 前記検索された原曲データを送信する
    ステップは、Bluetoothを含む無線伝送技術のいずれか
    に基づくことを特徴とする請求項10乃至15のいずれ
    かに記載のカラオケ曲コード連動原曲データ提供方法。
  17. 【請求項17】 カラオケ楽曲データに基づいて当該カ
    ラオケ曲の楽曲を鳴音するカラオケ楽曲鳴音手段を有す
    るコンピュータに、 カラオケ曲の楽曲を表わすカラオケ楽曲データを記憶す
    るステップと、 カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入力す
    ることによってカラオケ曲の鳴音指定を行うステップ
    と、 鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データを前記
    記憶されたカラオケ楽曲データから検索し、検索された
    当該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲の楽
    曲を鳴音するステップと、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを記憶す
    るステップと、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データの記録媒
    体へのダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り当て
    られたカラオケ曲コードを入力することによって行うス
    テップと、 ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を表
    わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コードに
    基づいて前記記憶された原曲データから検索するステッ
    プと、 検索された前記原曲データを前記記録媒体に書き込むス
    テップと、を実行させることを特徴とするカラオケ曲コ
    ード連動原曲データ提供プログラム。
  18. 【請求項18】 カラオケ楽曲データに基づいて当該カ
    ラオケ曲の楽曲を鳴音するカラオケ楽曲鳴音手段を有す
    るコンピュータに、 カラオケ曲の楽曲を表わすカラオケ楽曲データを記憶す
    るステップと、 カラオケ曲に割り当てられたカラオケ曲コードを入力す
    ることによってカラオケ曲の鳴音指定を行うステップ
    と、 鳴音指定されたカラオケ曲のカラオケ楽曲データを前記
    カラオケ楽曲データ記憶手段から検索し、検索された当
    該カラオケ楽曲データに基づいて当該カラオケ曲の楽曲
    を鳴音するステップと、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データを記憶す
    るステップと、 カラオケ曲に対応する原曲を表わす原曲データの携帯情
    報端末へのダウンロード指定を、当該カラオケ曲に割り
    当てられたカラオケ曲コードを入力することによって行
    うステップと、 ダウンロード指定されたカラオケ曲に対応する原曲を表
    わす原曲データを、入力された前記カラオケ曲コードに
    基づいて前記記憶された原曲データから検索するステッ
    プと、 検索された前記原曲データを前記携帯情報端末に送信す
    るステップと、を実行させることを特徴とするカラオケ
    曲コード連動原曲データ提供プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544991A (ja) * 2006-07-20 2009-12-17 サンディスク コーポレイション 向上されたavプレーヤ装置、並びにそれを使用したコンテンツ配信のシステムおよび方法
KR101205342B1 (ko) * 2011-03-04 2012-11-30 이상혁 노래방 음원 영상과 가수 녹음 음원 매칭 시스템 및 그 방법
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