JP2002303266A - 往復動圧縮機 - Google Patents

往復動圧縮機

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JP2002303266A
JP2002303266A JP2001102208A JP2001102208A JP2002303266A JP 2002303266 A JP2002303266 A JP 2002303266A JP 2001102208 A JP2001102208 A JP 2001102208A JP 2001102208 A JP2001102208 A JP 2001102208A JP 2002303266 A JP2002303266 A JP 2002303266A
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JP
Japan
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stage
gas
reciprocating compressor
gas compression
piston
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Pending
Application number
JP2001102208A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kato
哲也 加藤
Hiroshi Nishikawa
弘 西川
Takehiro Nishikawa
剛弘 西川
Takashi Harako
貴志 原子
Eiju Fukuda
栄寿 福田
Takayuki Mizuno
隆行 水野
Kazuya Sato
里  和哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3段往復動圧縮機でありながら、4段往復動
圧縮機と同等の最終ガス圧が得られるようにする。 【解決手段】 1段目ガス圧縮部1と、2段目ガス圧縮
部2と、3段目ガス圧縮部3とをT字型に対向して配設
する。各ガス圧縮部のピストン1a、2a、3aは、ク
ランク軸9に90度位相をずらせて設けられたヨーク4
A、4Bに係合しており、スコッチヨーク機構によりク
ランクピン10の回転運動を往復運動に変換することで
作動される。1段目ガス圧縮部1から順に吸入ガスを圧
縮して、4段往復動圧縮機と同等の最終ガス圧(30M
Pa)を得る。この時、1段目ガス圧縮部への吸入ガス
圧力を高く(0.5MPa)設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数段のガス圧縮
部を備えた往復動圧縮機に関し、特に3段往復動圧縮機
で4段往復動圧縮機と同等の最終ガス圧力が得られるよ
うにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の往復動圧縮機は、ピストンとシリ
ンダとからなるガス圧縮部を1個備えたものであるが、
ガス圧縮部を複数個(複数段)備えた往復動圧縮機が従
来知られている。例えば4段往復動圧縮機は、図3のよ
うに1段目ガス圧縮部Aと、2段目ガス圧縮部Bと、3
段目ガス圧縮部Cと、4段目ガス圧縮部Dとが十字型に
対向して配設されたものである。この4段往復動圧縮機
においては、1段目ガス圧縮部AのピストンP1と、3
段目ガス圧縮部CのピストンP3とがヨークY1を介し
て同軸上で連結され、2段目ガス圧縮部BのピストンP
2と、4段目ガス圧縮部DのピストンP4とがヨークY
1に対して90度位相をずらせた他方のヨークY2を介
して同軸上で連結されている。
【0003】この場合、前記ヨークY1、Y2を介して
同軸上に連結されたピストンP1−P3と、ピストンP
2−P4とは回転運動を往復運動に変換するスコッチヨ
ーク機構によりそれぞれ作動される。即ち、図4のよう
に電動機部の電動モータGによってクランク軸Hを回転
させ、このクランク軸Hに偏心して取り付けたクランク
ピンIをクランク軸Hの回りに偏心回転させ、このクラ
ンクピンIに係合しているヨークY1、Y2を介してそ
れぞれピストンを往復運動させる。これにより、各ガス
圧縮部で吸入・圧縮・吐出工程が行われ、1段目ガス圧
縮部Aから順次吸入ガスを圧縮して昇圧し、4段目ガス
圧縮部Dを最終段として高圧ガスを吐出する。J1、J
2、J3は各ガス圧縮部をつなぐ連結管、Kは吐出管で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の4段往復動
圧縮機で、例えば最終ガス圧力30MPaを得るには、
ガス供給源(図略)から供給される圧力0〜0.05M
Paのガスを1段目ガス圧縮部Aで圧縮比3〜5にて昇
圧し、この圧縮ガスを連結管J1により2段目ガス圧縮
部Bに送り込んで、1段目同様圧縮比3〜5にて昇圧
し、次いで連結管J2により3段目ガス圧縮部Cに送り
込んで、1,2段目同様に圧縮比3〜5にて昇圧し、更
に連結管J3により4段目ガス圧縮部Dに送り込んで3
0MPaまで昇圧して吐出管Kから吐出する。
【0005】しかしながら、4段往復動圧縮機は構造が
複雑であり、部品点数が多くなって製造コストが高騰
し、又圧縮工程時間も多く掛かることになる。そこで、
本発明は、このような従来の問題を解決するためになさ
れ、1段目ガス圧縮部への吸入ガス圧力を高めることで
4段往復動圧縮機と同等の最終ガス圧力が得られるよう
にした3段往復動圧縮機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、本発明は、ピストンとシリンダとから
なるガス圧縮部がほぼT字型に配設され、各ガス圧縮部
のピストンは、駆動源に設けられたクランク軸の偏心回
転運動を往復直線運動に変換することで位相をずらせて
連動する3段圧縮式の往復動圧縮機であって、1段目ガ
ス圧縮部への吸入ガス圧力を高くすることを要旨とす
る。
【0007】本発明では、1段目ガス圧縮部への吸入ガ
ス圧力を高めることで、3段往復動圧縮機でありなが
ら、従来の4段往復動圧縮機と同等の最終ガス圧力まで
昇圧することができる。つまり、ガス圧縮部を1段(4
段往復動圧縮機における1段目ガス圧縮部)省くことが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る往復動圧縮機
の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は3
段往復動圧縮機を示すもので、1段目ガス圧縮部1と、
2段目ガス圧縮部2と、3段目ガス圧縮部3とがT字型
に対向して配設されている。
【0009】1段目ガス圧縮部1は、ピストン1aとシ
リンダ1bとを有し、ピストン1aはこれに対向する3
段目ガス圧縮部3のピストン3aと共にヨーク4Aを介
して同軸上で連結されており、シリンダ1bのヘッド部
には吐出口1cが設けられている。
【0010】2段目ガス圧縮部2は、ピストン2aとシ
リンダ2bとを有し、ピストン2aはこれに対向する安
定用ピストンPと共に、前記ヨーク4Aに対して90度
位相をずらせたヨーク4Bを介して同軸上で連結されて
おり、シリンダ2bのヘッド部には吐出口2cと吸入口
2dとが設けられている。この2段目ガス圧縮部2の吸
入口2dと、前記1段目ガス圧縮部1の吐出口1cとは
第1の連結管5で連結されている。又、安定用ピストン
Pは、シリンダQ内を摺動するがガス圧縮部は設けられ
ておらず、キャップRにより閉塞されている。
【0011】3段目ガス圧縮部3は、ピストン3aとシ
リンダ3bとを有し、ピストン3aは前記ヨーク4Aに
取り付けられ、シリンダ3bのヘッド部には吐出口3c
と吸入口3dとが設けられている。この3段目ガス圧縮
部3の吸入口3dと、前記2段目ガス圧縮部2の吐出口
2cとは第2の連結管6で連結され、3段目ガス圧縮部
3の吐出口3cには吐出管7が連結されている。
【0012】これらのガス圧縮部の下方には図2のよう
に電動機部が設けられ、この電動機部には電動モータ8
が設置されてロータ8aが回転するようになっており、
このロータ8aにはクランク軸9が取り付けられてい
る。クランク軸9の上部にはクランクピン10が偏心し
て取り付けられ、且つ前記ヨーク4A、4Bに係合して
いる。又、クランク軸9には上側バランサ9aと下側バ
ランサ9bとが取り付けられ、これらのバランサに適宜
のバランスウエート(図略)を固定してクランク軸9の
回転を良好に保持するようにしている。
【0013】本発明に係る往復動圧縮機は上記のように
構成され、前記1段目ガス圧縮部1から順に吸入ガスを
圧縮することにより最終の3段目ガス圧縮部3で30M
Paの高圧ガスを吐出することができる。最初にハウジ
ング11上部のベアリングプレート12に設けられた吸
入口12aからハウジング11内にガスが供給される。
このガスはガス供給源(図略)から供給されるが、その
ガス圧力は0.5MPaに設定されている。
【0014】ハウジング11内に供給されたガスは、1
段目ガス圧縮部1のシリンダ1b内に吸入され、ピスト
ン1aの圧縮によって2MPaまで昇圧される。1段目
ガス圧縮部1で昇圧された圧縮ガスは、前記第1の連結
管5を介して2段目ガス圧縮機2に送り込まれ、ここで
10MPaまで昇圧される。更に、2段目圧縮機2で昇
圧された圧縮ガスは、前記第2の連結管6を介して3段
目圧縮機3に送り込まれ30MPaまで昇圧される。こ
の3段目圧縮機3で昇圧された高圧ガスは、前記吐出口
3cから吐出管7に吐出される。この吐出管7から吐出
された高圧ガスは、例えばガスインジェクション成型機
等に供給されて使用される。従って、この場合は3段往
復動圧縮機でありながら、従来の4段往復動圧縮機と同
じ30MPaの高圧ガスを供給することができる。
【0015】1段目ガス圧縮部1〜3段目ガス圧縮部3
での各圧縮工程は、前記電動モータ8によるクランク軸
9の回転に伴ってクランクピン10がクランク軸9回り
に偏心回転し、このクランクピン10に係合しているヨ
ーク4A、4Bを介して回転運動を往復運動に変換(ス
コッチヨーク機構)し、これにより各ピストンを作動さ
せることで行われる。ヨーク4A、4Bは前記のように
90度位相をずらせてあるため、各ガス圧縮部での圧縮
工程のタイミングがずれて1段目ガス圧縮部1から3段
目ガス圧縮部3まで順に圧縮することができる。又、2
段目ガス圧縮部2での圧縮工程は、前記のようにピスト
ン2aの対向側に安定用ピストンPとシリンダQとが設
けられているため安定良く行うことができ、騒音や振動
が極小になる。シリンダQには空気の逃がし孔を設けて
おくと好ましい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、3段往
復動圧縮機において1段目ガス圧縮部に吸入されるガス
を所定の圧力に高めたので、最終の3段目ガス圧縮部で
のガス圧力を4段往復動圧縮機での4段目ガス圧縮部と
同等にすることができ、従来の4段往復動圧縮機におけ
る1段目ガス圧縮部を省くことができる。これにより、
構造が簡略化すると共に部品点数が少なくなって製造コ
ストを低減することができ、圧縮工程時間が短縮して能
率も向上する等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復動圧縮機の実施形態を示す概
略横断面図
【図2】同、概略縦断面図
【図3】従来の4段往復動圧縮機を示す概略横断面図
【図4】同、概略縦断面図
【符号の説明】
1…1段目ガス圧縮部 2…2段目ガス圧縮部 3…3段目ガス圧縮部 4A、4B…ヨーク 5…第1の連結管 6…第2の連結管 7…吐出管 8…電動モータ 9…クランク軸 10…クランクピン 11…ハウジング 12…ベアリングプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 剛弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 原子 貴志 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 福田 栄寿 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 水野 隆行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 里 和哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3H076 AA03 AA12 BB21 BB34 BB41 CC07 CC25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンとシリンダとからなるガス圧縮部
    がほぼT字型に配設され、各ガス圧縮部のピストンは、
    駆動源に設けられたクランク軸の偏心回転運動を往復直
    線運動に変換することで位相をずらせて連動する3段圧
    縮式の往復動圧縮機であって、1段目ガス圧縮部への吸
    入ガス圧力を高くすることを特徴とする往復動圧縮機。
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