JP2002302848A - 織機の布巻制御装置 - Google Patents

織機の布巻制御装置

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JP2002302848A
JP2002302848A JP2001109791A JP2001109791A JP2002302848A JP 2002302848 A JP2002302848 A JP 2002302848A JP 2001109791 A JP2001109791 A JP 2001109791A JP 2001109791 A JP2001109791 A JP 2001109791A JP 2002302848 A JP2002302848 A JP 2002302848A
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winding diameter
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Zenji Tamura
善次 田村
Shinichi Miyanishi
慎一 宮西
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Hokuryo Denko Co Ltd
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Tsudakoma Corp
Hokuryo Denko Co Ltd
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布巻ロールでの布巻径の変化に応じて、布巻
き張力を適正値に制御できるようにする。 【解決手段】 布巻駆動制御装置17は、布巻径検出器
16により実測された布巻径Rkと現在の製織ピック数
Pk(製織長Lk)に応じて記憶器24から読み出され
た布巻径Rkiとを比較し、それらの差(絶対値)が許
容値Raを越えていないとき、布巻径検出器16からの
布巻径Rkの実測値に基づいて、布巻径Rkに対応する
布巻付け張力Tkを記憶器24から読み出し、読み出し
た布巻付け張力Tkに応じたトルクTqkによりモータ
15を駆動するが、それらの差(絶対値)が許容値Ra
を越えているとき、製織ピック数Pk(製織長Lk)に
対応する布巻径Rkiに基づいて布巻径Rkiに対応す
る布巻付け張力Tqkを記憶器24から読み出し、読み
出した布巻付け張力Tqkに応じたトルクTqkにより
モータ15を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、織機の巻取り制御
において、布巻ロールをトルク制御可能なモータにより
駆動し、布巻ロールでの布巻径の変化に応じて、布巻付
け張力を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−17151号公報は、クロ
スローラ(布巻ロール)の駆動軸に摩擦クラッチを介装
し、摩擦クラッチに内装された機械式プレーキとして摩
擦板と伝動板とを適当な力で押圧することにより、摩擦
板と伝動板とをスリップさせながら、両者の間で適切な
ブレーキ力を発生させ、織機の主軸からの駆動伝達に対
して上記のブレーキ力を作用させて、クロスローラに所
定の回転トルクを伝達すること、を開示している。
【0003】上記の技術は、織布の巻径の変化を機械的
に検出し、巻径の変化に応じて前記摩擦板と伝動板との
間へ加える押圧力を機械的に調節して、クロスローラの
駆動軸の回転トルクを変更することにより、布巻張力を
制御している。ここで、〔布巻張力F〕=〔回転トルク
T〕/〔布巻半径R〕の式により表される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の技術では、布巻
径の変化に対応して、クロスローラの駆動軸の回転トル
クを機械的に制御しても、巻取り過程での各布巻径に対
し適正な布巻張力を得ることができないため、織布に皺
ができやすく、かつそれが欠点となる織物では、製織途
中で人手により前記ブレーキ力を調整しなければ、布品
質を良好に保つことができない。
【0005】その対策として、前記機械式プレーキを布
巻径に応じてアクチュエータ例えばエアーシリンダによ
り制御し、ブレーキ力を調整する方式もあるが、機械式
ブレーキ自身に寿命があり、また、ブレーキ力が摩耗に
より変化することから、周期的なメンテナンスが必要で
ある。
【0006】さらに、パウダークラッチブレーキにより
電気的に制御する方式もあるが、高価であり、パウダー
も経年変化するので、やはり周期的なメンテナンスが必
要である。
【0007】したがって、本発明の目的は、布巻径の変
化に応じて、布巻張力を適正値に制御することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的のもとに、本
発明は、請求項1において、織機の布巻制御装置を、布
巻ロールを駆動するトルク制御可能なモータと、布巻ロ
ールの布巻径に関する情報を電気信号として実測する布
巻径検出器と、布巻径に対応する布巻付け張力パターン
を予め設定し記憶する記憶器と、上記布巻径検出器によ
り実測された布巻径に対応する布巻付け張力を上記記憶
器から読み出し、読み出した布巻付け張力に応じたトル
クにより前記モータを駆動する布巻駆動制御装置とで構
成している。
【0009】また、本発明は、請求項2において、織機
の布巻制御装置を、布巻ロールを駆動するトルク制御可
能なモータと、製織条件に応じて製織ピック数または製
織長に対応する布巻径を予め記憶すると共に布巻径に対
応する布巻付け張力を予め記憶する記憶器と、製織ピッ
ク数または製織長に対応する布巻径を電気信号として取
り出し、その電気信号から得られた布巻径に対応する布
巻付け張力を上記記憶器から読み出し、読み出した布巻
付け張力に応じたトルクにより前記モータを駆動する布
巻駆動制御装置とで構成している。
【0010】さらに、本発明は、請求項3において、織
機の布巻制御装置を、布巻ロールを駆動するトルク制御
可能なモータと、布巻ロールの布巻径に関する情報を電
気信号として実測する布巻径検出器と、製織条件に応じ
て製織ピック数または製織長に対応する布巻径を予め記
憶すると共に布巻径に対応する布巻付け張力を予め記憶
する記憶器と、布巻駆動制御装置とで構成している。上
記の布巻駆動制御装置は、上記布巻径検出器により実測
された布巻径と現在の製織ピック数または製織長に応じ
て上記記憶器から読み出された布巻径とを比較し、実測
された布巻径と読み出された布巻径との差が許容値内に
あるとき、上記布巻径検出器からの実測された布巻径に
対応する布巻付け張力を上記記憶器から読み出し、読み
出した布巻付け張力に応じたトルクにより前記モータを
駆動し、実測された布巻径と読み出された布巻径との差
が許容値を越えたとき、製織ピック数または製織長に対
応する布巻径に基づいて、布巻径に対応する布巻付け張
力を上記記憶器から読み出し、読み出した布巻付け張力
に応じたトルクにより前記モータを駆動する。
【0011】請求項4の織機の布巻制御装置は、請求項
2または3において、製織条件に応じて製織ピック数ま
たは製織長に対応する布巻径を予め実測して記憶する。
【0012】請求項5の織機の布巻制御装置は、請求項
3において、実測された布巻径と読み出された布巻径と
の差が設定値を越えたとき、差が設定値を越えたことを
警告音および警告表示の少なくともいずれかにより報知
する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、制御対象の織機1の要部
を示している。この図1で、経糸2は、経糸ビーム3か
らシート状として送り出され、バックロール4を経て綜
絖5および筬6に通され、開口7を形成しながら織布8
の織り口9に達している。一方、緯糸10は、上下の経
糸2の開口7内に緯入れされた後、筬6により織布8の
織り口9に筬打ちされて織布8となる。織布8は、一方
のプレスロール13、服巻ロール12、他方のプレスロ
ール13を経て、布巻ロール14に巻き取られる。そし
て、布巻ロール14は、本発明の織機の布巻制御装置1
1により駆動されるようになっている。
【0014】図2は、織機の布巻制御装置11を示して
いる。この図2で、織機の布巻制御装置11は、トルク
制御可能なモータ15、布巻径検出器16、布巻駆動制
御装置17、表示器18、駆動増幅器21、入力設定器
22、および記憶器24などにより構成されている。な
お、織機制御装置19は、エンコーダ20により織機1
の主軸23の回転角度、主軸23の1回転からピック数
を検出し、織機1に対して必要な制御を実行すると共に
織機の布巻制御装置11に主軸23の回転角度やピック
数の情報を送る。
【0015】モータ15は、トルク制御可能な例えばト
ルクモータやサーボモータで、布巻ロール14を所定の
駆動トルクで駆動することにより、織布8に常に目標の
張力を付与する。布巻径検出器16は、布巻ロール14
の布巻径Rを直接に検出するか、または製織長やピック
数などから布巻ロール14の布巻径Rを計算により間接
的に検出し、布巻ロール14の布巻径に関する情報を電
気信号として、布巻駆動制御装置17に送る。
【0016】まず、オペレータは、入力設定器22を操
作して、布巻駆動制御装置17に対して、制御態様に応
じて、後述の制御1、制御2および制御3のうち、少な
くとも1つの制御を実行するのに必要なプログラムを入
力する。制御に必要なプログラムは、制御1、制御2お
よび制御3のうちの1つであるが、説明の便宜上、布巻
駆動制御装置17には、制御1、制御2および制御3の
すべてが入力されているものとする。
【0017】つぎに、オペレータは、入力設定器22を
操作して、布巻駆動制御装置17に対して、各種の製織
条件に応じて製織ピック数P(製織長L)に対する布巻
径Rのデータ、布巻径Rに対応する布巻付け張力Tのデ
ータ、布巻付け張力Tに対応するトルクTqのデータ、
許容値Raを設定すると共に、報知の態様として警告音
もしくは警告表示、または警告音および警告表示を指定
する。
【0018】これらの入力内容および設定内容は、布巻
駆動制御装置17を経由して、記憶器24に送られ、内
容毎の記憶領域に格納され、記憶される。このようにし
て、記憶器24は、製織条件毎に製織ピック数P(製織
長L)に対応する布巻径Rのデータや、製織条件毎に布
巻径Rに対応する布巻付け張力Tのデータを予め記憶す
る。また、これらのデータは、必要に応じて表示器18
により表示され、視覚的に確認できるようになってい
る。
【0019】製織長Lは、製織ピック数Pに比例する。
製織ピック数P(製織長L)に対応する布巻径Rのデー
タは、各種の製織条件(織物スタイル)ごとに、製織ピ
ック数P1、P2、・・・(製織長L1、L2、・・
・)に対応する布巻径R1、R2、・・・を実測する
か、または計算により求め、それらを対応関係として記
憶される。
【0020】また、布巻径Rに対応する布巻付け張力T
のデータは、各種の製織条件(織物スタイル)ごとに、
布巻径R1、R2、・・・に対応する布巻付け張力T
1、T2、・・・として対応関係のもとに記憶される。
なお、布巻付け張力T(経糸張力)に対応するトルクT
qも同様に、対応関係のもとに記憶される。
【0021】図3は、布巻径Rと布巻付け張力Tとの関
係をグラフにより示している。このグラフ上で、点A、
B、Cは、巻始めから巻終りまでの間で、布巻径Rに対
応する最適な布巻付け張力Tを示す。布巻付け張力Tの
制御は、理論上、グラフの点A、B、Cの折れ線(実
線)に沿って実行されるが、制御系の応答特性などの要
因によって、ほぼ理想曲線(二点鎖線)に近い経路に沿
って行われる。このグラフで点線は、従来の機械式制御
によるグラフである。なお、グラフは、必要に応じて、
表示器18により表示される。この表示によって、目標
値の設定や変更が容易となり、作業時間の短縮および機
台間の設定のばらつきをなくすことができる。
【0022】さて、本発明の織機の布巻制御装置11
は、制御プログラムに基づいて、以下の制御1、制御2
および制御3のうち、いずれか1つの制御を実行する。
なお、制御1、制御2および制御3は、前記の通り、そ
れぞれ特許請求の範囲の請求項1、請求項2および請求
項3に対応している。
【0023】制御1(請求項1):布巻駆動制御装置1
7は、常時または所定の周期毎に、ある時点kで、布巻
径検出器16により実測した布巻径Rkに基づいて、布
巻径Rkに対応する布巻付け張力Tkを記憶器24から
読み出し、読み出した布巻付け張力Tkに応じたトルク
Tqkによりモータ15を駆動する。この制御1は、布
巻径Rの変化に対応して布巻付け張力Tを適切に制御す
るから、巻皺を有効に防止することができる。また、機
械式ブレーキ等の消耗部品がないので、メンテナンスが
不要となる。
【0024】制御2(請求項2):布巻駆動制御装置1
7は、常時または所定の周期毎に、ある時点kで、製織
ピック数Pk(製織長Lk)に対応する布巻径Rkを電
気信号として取り出し、その電気信号から得られた布巻
径Rkに対応する布巻付け張力Tkを記憶器24から読
み出し、読み出した布巻付け張力Tkに応じたトルクT
qkによりモータ15を駆動する。
【0025】この制御2でも、制御1と同様に、布巻径
Rの変化に対応して布巻付け張力Tを適切に制御するか
ら、巻皺を有効に防止することができ、また、機械式ブ
レーキ等の消耗部品がないので、メンテナンスが不要と
なるさらに、布巻径Rを実測する装置として布巻径検出
器16が不要となるから、装置が簡素で、コストが低減
できる。
【0026】制御3(請求項3):布巻駆動制御装置1
7は、常時または所定の周期毎に、ある時点kで、布巻
径検出器16により実測された布巻径Rkと現在の製織
ピック数Pk(製織長Lk)に応じて記憶器24から読
み出された布巻径Rkiとを比較し、それらの差(絶対
値)Dを求める。
【0027】実測された布巻径Rkと読出された布巻径
Rkiとの差(絶対値)Dが許容値Ra内にあるとき、
布巻駆動制御装置17は、布巻径検出器16からの布巻
径Rkの実測値に基づいて、布巻径Rkに対応する布巻
付け張力Tkを記憶器24から読み出し、読み出した布
巻付け張力Tkに応じたトルクTqkによりモータ15
を駆動する。
【0028】しかし、布巻径検出器16の故障などによ
り、実測された布巻径Rkと読み出された布巻径Rki
との差(絶対値)Dが許容値Raを越えているときに、
布巻駆動制御装置17は、製織ピック数Pk(製織長L
k)に対応する布巻径Rkiに基づいて布巻径Rkiに
対応する布巻付け張力Tqkを記憶器24から読み出
し、読み出した布巻付け張力Tqkに応じたトルクTq
kによりモータ15を駆動すると共に、必要に応じて、
内蔵の報知器17aにより実測された布巻径Rkと読み
出された布巻径Rkiとの差(絶対値)Dが許容値Ra
を越えていることを報知する。報知器17aによる報知
は、指定された警告音もしくは警告表示、または警告音
および警告表示により行われる。
【0029】また、この制御3で、実測された布巻径R
k、読み出された布巻径Rki、これらの差(絶対値)
Dや許容値Raなども、必要に応じて表示器18により
表示される。これにより、オペレータは、稼働状況を視
覚的に確認できる。
【0030】制御3によっても、請求項1と同じ効果が
得られる。特に、布巻径検出器16が布下ろし作業のと
きに破損し、これによって差(絶対値)Dが許容値Ra
を越えているときでも、布巻駆動制御装置17は、記憶
器24の記憶値による制御に切り換えることにより、布
巻付け張力Tの制御を継続して行う。このため、製織の
中断がなくなり、生産効率が向上する。表示器18の報
知によると、布巻径検出器16の異常または破損の状態
を作業者に知らせることができので、迅速な修復作業が
可能となる。
【0031】図4および図5は、布巻径検出器16の他
の具体例を示している。図4の布巻径検出器16は、一
対のレバー25の先端に設けられた布幅または布幅より
も大きい幅のガイドロール26を用い、ガイドロール2
6を布巻ロール14の織布8に接触させ、測定の時点k
で、織布8(布巻)の外径を一対のレバー25の回転角
に変換し、その回転角をポテンショメータ27により布
巻径Rkとして検出する。また、図5の布巻径検出器1
6は、距離センサーにより構成されでおり、測定の時点
kで、織布8(布巻)の外径に対して非接触状態のもと
に、そのときの布巻径Rkを検出する。
【0032】
【発明の効果】請求項1によれば、布巻径検出器により
実測した布巻径の実測値に基づいて、布巻径に対応する
布巻付け張力を記憶器から読み出し、読み出した布巻付
け張力に応じたトルクによりモータを駆動するから、布
巻径の変化に対応して布巻付け張力を適切に制御でき、
巻皺を有効に防止することができるほか、機械式ブレー
キ等の消耗部品がないので、メンテナンスが不要とな
る。
【0033】請求項2によれば、製織ピック数(製織
長)に対応する布巻径を電気信号として取り出し、その
電気信号から得られた布巻径に基づいて、布巻径に対応
する布巻付け張力を記憶器から読み出し、読み出した布
巻付け張力に応じたトルクによりモータを駆動するか
ら、請求項1と同様の効果が得られ、さらに、布巻径を
実測する装置として布巻径検出器が不要となるから、装
置が簡素で、コストが低減できる。
【0034】請求項3によれば、布巻径検出器16によ
り実測された布巻径Rkと現在の製織ピック数Pk(製
織長Lk)に応じて記憶器24から読み出された布巻径
Rkiとを比較し、それらの差の絶対値が許容値Raを
越えていないとき、布巻径検出器からの布巻径の実測値
に基づいて、布巻径に対応する布巻付け張力を記憶器か
ら読み出し、読み出した布巻付け張力に応じたトルクに
よりモータを駆動するが、実測された布巻径と読み出さ
れた布巻径との差(絶対値)が許容値を越えていると
き、製織ピック数(製織長)に対応する布巻径に基づい
て布巻径に対応する布巻付け張力を記憶器から読み出
し、読み出した布巻付け張力に応じたトルクによりモー
タを駆動する。したがって、この制御によっても、請求
項1と同じ効果が得られる。特に、布巻径検出器が故障
し、これによって差(絶対値)が許容値を越えていると
きでも、布巻駆動制御装置は、記憶器の記憶値による制
御に切り換えることにより、布巻付け張力制御を継続し
て行う。このため、製織の中断がなくなり、生産効率が
向上する。
【0035】請求項4によれば、製織条件に応じて記憶
する製織ピック数(巻き布長)に対する布巻径を予め実
測するから、製織ピック数(製織長)に対する布巻径を
計算よりも正確に得ることができ、より正確な制御が可
能となる。
【0036】請求項5によれば、実測された布巻径と読
み出された布巻径との差が許容値を越えたことを警告音
および警告表示の少なくともいずれかにより報知するか
ら、布巻径検出器の異常または破損の状態を作業者に知
らせることができので、迅速な修復作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】織機の要部および織機の布巻制御装置の側面図
である。
【図2】織機の布巻制御装置のブロック線図である。
【図3】布巻径と布巻張力との関係のグラフである。
【図4】布巻径の検出例の斜面図である。
【図5】布巻径の検出例の側面図である。
【符号の説明】
1 織機 2 経糸 3 経糸ビーム 4 バックロール 5 綜絖 6 筬 7 開口 8 織布 9 織り口 10 緯糸 11 織機の布巻制御装置 12 服巻ロール 13 プレスロール 14 布巻ロール 15 モータ 16 布巻径検出器 17 布巻駆動制御装置 17a 報知器 18 表示器 19 織機制御装置 20 エンコーダ 21 駆動増幅器 22 入力設定器 23 主軸 24 記憶器 25 レバー 26 ガイドロール 27 ポテンショメータ R 布巻径 T 布巻付け張力 Tq トルク Ra 許容値 P ピック数 L 巻き布長 D 差(絶対値)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮西 慎一 石川県松任市八ツ矢新町84番地 Fターム(参考) 4L050 AB09 CA23 CC03 EA05 EB05 EC04 EC15 ED02 ED06 ED25 ED34 EE12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布巻ロールを駆動するトルク制御可能な
    モータと、布巻ロールの布巻径に関する情報を電気信号
    として実測する布巻径検出器と、布巻径に対応する布巻
    付け張力パターンを予め設定し記憶する記憶器と、上記
    布巻径検出器により実測された布巻径に対応する布巻付
    け張力を上記記憶器から読み出し、読み出した布巻付け
    張力に応じたトルクにより前記モータを駆動する布巻駆
    動制御装置とを有することを特徴とする織機の布巻制御
    装置。
  2. 【請求項2】 布巻ロールを駆動するトルク制御可能な
    モータと、製織条件に応じて製織ピック数または製織長
    に対応する布巻径を予め記憶すると共に布巻径に対応す
    る布巻付け張力を予め記憶する記憶器と、製織ピック数
    または製織長に対応する布巻径を電気信号として取り出
    し、その電気信号から得られた布巻径に対応する布巻付
    け張力を上記記憶器から読み出し、読み出した布巻付け
    張力に応じたトルクにより前記モータを駆動する布巻駆
    動制御装置とを有することを特徴とする織機の布巻制御
    装置。
  3. 【請求項3】 布巻ロールを駆動するトルク制御可能な
    モータと、布巻ロールの布巻径に関する情報を電気信号
    として実測する布巻径検出器と、製織条件に応じて製織
    ピック数または製織長に対応する布巻径を予め記憶する
    と共に布巻径に対応する布巻付け張力を予め記憶する記
    憶器と、上記布巻径検出器により実測された布巻径と現
    在の製織ピック数または製織長に応じて上記記憶器から
    読み出された布巻径とを比較し、実測された布巻径と読
    み出された布巻径との差が許容値内にあるとき、上記布
    巻径検出器からの実測された布巻径に対応する布巻付け
    張力を上記記憶器から読み出し、読み出した布巻付け張
    力に応じたトルクにより前記モータを駆動し、実測され
    た布巻径と読み出された布巻径との差が許容値を越えた
    とき、製織ピック数または製織長に対応する布巻径に基
    づいて布巻径に対応する布巻付け張力を上記記憶器から
    読み出し、読み出した布巻付け張力に応じたトルクによ
    り前記モータを駆動する布巻駆動制御装置とを有するこ
    とを特徴とする織機の布巻制御装置。
  4. 【請求項4】 製織条件に応じて記憶する製織ピック数
    または製織長に対応する布巻径を予め実測して記憶する
    ことを特徴とする請求項2または3記載の織機の布巻制
    御装置。
  5. 【請求項5】 実測された布巻径と読み出された布巻径
    との差が許容値を越えたとき、差が設定値を越えたこと
    を警告音および警告表示の少なくともいずれかにより報
    知することを特徴とする請求項3記載の織機の布巻制御
    装置。
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