JP2002302563A - ポリプロピレン系成形物 - Google Patents
ポリプロピレン系成形物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】オフセットインキの密着性が良好で、水に濡れ
ても帯電防止性能が低下することなく、また、印刷面が
濡れても印刷が剥落することのない印刷物が得られる印
刷用ポリプロピレン系成形物を提供する。 【解決手段】結晶性ポリプロピレン樹脂を含有する組成
物から構成されたフィルムの表面に、A)4級アンモニ
ウム塩基を有する(メタ)アクリル系単量体5〜40重
量%、(B)カルボキシル基を有する(メタ)アクリル
系単量体1〜20重量%、(C)(B)成分を除く親水
性(メタ)アクリル系単量体1〜30重量%、(D)一
般式 CH2=CR1COOR2(R1は水素またはメチル
基、R2は炭素数1〜18のアルキル基)で表される
(メタ)アクリル系単量体20〜60重量%、を重合さ
せた親水性共重合体の分散液と、前記共重合体中のカル
ボキシル基1モルに対してカルボジイミド基が0.1〜
3モルとなる割合で配合されるポリカルボジアミド系樹
脂とを含有する塗料組成物から構成された塗膜を形成さ
せてなるポリプロピレン系成形物。
ても帯電防止性能が低下することなく、また、印刷面が
濡れても印刷が剥落することのない印刷物が得られる印
刷用ポリプロピレン系成形物を提供する。 【解決手段】結晶性ポリプロピレン樹脂を含有する組成
物から構成されたフィルムの表面に、A)4級アンモニ
ウム塩基を有する(メタ)アクリル系単量体5〜40重
量%、(B)カルボキシル基を有する(メタ)アクリル
系単量体1〜20重量%、(C)(B)成分を除く親水
性(メタ)アクリル系単量体1〜30重量%、(D)一
般式 CH2=CR1COOR2(R1は水素またはメチル
基、R2は炭素数1〜18のアルキル基)で表される
(メタ)アクリル系単量体20〜60重量%、を重合さ
せた親水性共重合体の分散液と、前記共重合体中のカル
ボキシル基1モルに対してカルボジイミド基が0.1〜
3モルとなる割合で配合されるポリカルボジアミド系樹
脂とを含有する塗料組成物から構成された塗膜を形成さ
せてなるポリプロピレン系成形物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成紙用途に使用さ
れるポリプロピレン系成形物に関し、詳しくは結晶性ポ
リプロピレン樹脂を基材とする、帯電防止性に優れ、表
面が水に濡れても帯電防止性の持続性に優れたポリプロ
ピレン系成形物に関する。
れるポリプロピレン系成形物に関し、詳しくは結晶性ポ
リプロピレン樹脂を基材とする、帯電防止性に優れ、表
面が水に濡れても帯電防止性の持続性に優れたポリプロ
ピレン系成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】不透明で隠蔽性のあるポリプロピレン系
樹脂成形物は強度が強く破れ難い上、水に濡れても破れ
ないといった特徴を利用して、屋外ポスター、洗剤等の
ボトルのラベル、冷凍食品用のラベルといった用途に使
用される。しかし、これらの成形物はそのままでは静電
防止性能が不十分で、静電気により様々な障害を生じる
可能性がある。それを防止するために、成形物の材料と
なるポリプロピレン系樹脂にソルビタンモノオレート、
グリセリンモノステアレート等の低分子量帯電防止剤を
練り込む方法もしくはシートや成形物の表面にポリ(オ
キシアルキレン)誘導体等低分子量の帯電防止剤を塗布
・乾燥する方法が行われてきた。また、最近、共重合可
能な反応基を有する反応型帯電防止剤を用いて、基材と
反応接着させる方法も行われてきた。
樹脂成形物は強度が強く破れ難い上、水に濡れても破れ
ないといった特徴を利用して、屋外ポスター、洗剤等の
ボトルのラベル、冷凍食品用のラベルといった用途に使
用される。しかし、これらの成形物はそのままでは静電
防止性能が不十分で、静電気により様々な障害を生じる
可能性がある。それを防止するために、成形物の材料と
なるポリプロピレン系樹脂にソルビタンモノオレート、
グリセリンモノステアレート等の低分子量帯電防止剤を
練り込む方法もしくはシートや成形物の表面にポリ(オ
キシアルキレン)誘導体等低分子量の帯電防止剤を塗布
・乾燥する方法が行われてきた。また、最近、共重合可
能な反応基を有する反応型帯電防止剤を用いて、基材と
反応接着させる方法も行われてきた。
【0003】しかし、前記の帯電防止性の付与方法では
表面を布等で拭き取ったり、表面を水洗したりすると容
易に帯電防止剤が除去されてしまい、帯電防止性の持続
性に劣るといった問題点や印刷面が水濡れした際にスク
ラッチ性が落ちるため、印刷が剥落するといった問題点
があった。
表面を布等で拭き取ったり、表面を水洗したりすると容
易に帯電防止剤が除去されてしまい、帯電防止性の持続
性に劣るといった問題点や印刷面が水濡れした際にスク
ラッチ性が落ちるため、印刷が剥落するといった問題点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、帯電防止性
に優れ、かつ、水洗しても帯電防止性能の劣化もなく、
更に印刷面が水に濡れても印刷が剥がれにくいポリプロ
ピレン系成形物を提供することを課題とする。
に優れ、かつ、水洗しても帯電防止性能の劣化もなく、
更に印刷面が水に濡れても印刷が剥がれにくいポリプロ
ピレン系成形物を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、結晶性ポリプロピレン樹脂を含有する樹脂組成
物から構成された基材フィルムの少なくとも片面に、
A)4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル系
単量体5〜40重量%、(B)カルボキシル基を有する
(メタ)アクリル系単量体1〜20重量%、(C)
(B)成分を除く親水性(メタ)アクリル系単量体1〜
30重量%、(D)一般式 CH2=CR1COOR
2(R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18の
アルキル基)で表される(メタ)アクリル系単量体20
〜60重量%を重合させた親水性共重合体の分散液と、
前記共重合体中のカルボキシル基1モルに対してカルボ
ジイミド基が0.1〜3モルとなる割合で配合されるポ
リカルボジアミド系樹脂とを含有する塗料組成物から構
成された塗膜を形成させてなるポリプロピレン系成形物
が前記課題を解決することを見出し本発明を完成した。
の結果、結晶性ポリプロピレン樹脂を含有する樹脂組成
物から構成された基材フィルムの少なくとも片面に、
A)4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル系
単量体5〜40重量%、(B)カルボキシル基を有する
(メタ)アクリル系単量体1〜20重量%、(C)
(B)成分を除く親水性(メタ)アクリル系単量体1〜
30重量%、(D)一般式 CH2=CR1COOR
2(R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18の
アルキル基)で表される(メタ)アクリル系単量体20
〜60重量%を重合させた親水性共重合体の分散液と、
前記共重合体中のカルボキシル基1モルに対してカルボ
ジイミド基が0.1〜3モルとなる割合で配合されるポ
リカルボジアミド系樹脂とを含有する塗料組成物から構
成された塗膜を形成させてなるポリプロピレン系成形物
が前記課題を解決することを見出し本発明を完成した。
【0006】本発明は、以下の構成を有する。 (1)結晶性ポリプロピレン樹脂を含有する樹脂組成物
から構成された基材フィルムの少なくとも片面に、下記
(A)〜(D)の組成の単量体を重合させた親水性共重
合体の分散液と、前記共重合体中のカルボキシル基1モ
ルに対してカルボジイミド基が0.1〜3モルとなる割
合で配合されるポリカルボジアミド系樹脂とを含有する
塗料組成物から構成された塗膜を形成させてなり、不透
明度が30%以上であることを特徴とするポリプロピレ
ン系成形物。 (A)4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル
系単量体5〜40重量% (B)カルボキシル基を有する(メタ)アクリル系単量
体1〜20重量% (C)(B)成分を除く親水性(メタ)アクリル系単量
体1〜30重量% (D)一般式(i)で表される(メタ)アクリル系単量
体20〜60重量% CH2=CR1COOR2 (i) (R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基)
から構成された基材フィルムの少なくとも片面に、下記
(A)〜(D)の組成の単量体を重合させた親水性共重
合体の分散液と、前記共重合体中のカルボキシル基1モ
ルに対してカルボジイミド基が0.1〜3モルとなる割
合で配合されるポリカルボジアミド系樹脂とを含有する
塗料組成物から構成された塗膜を形成させてなり、不透
明度が30%以上であることを特徴とするポリプロピレ
ン系成形物。 (A)4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル
系単量体5〜40重量% (B)カルボキシル基を有する(メタ)アクリル系単量
体1〜20重量% (C)(B)成分を除く親水性(メタ)アクリル系単量
体1〜30重量% (D)一般式(i)で表される(メタ)アクリル系単量
体20〜60重量% CH2=CR1COOR2 (i) (R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基)
【0007】(2)基材フィルムが、結晶性ポリプロピ
レン樹脂100重量部に対して、軟化点(環球法)16
0〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂及び/
または無機充填剤粉末が2〜200重量部配合された樹
脂組成物からなる未延伸フィルムシートを面積倍率5倍
以上に延伸した空洞含有単層延伸フィルムである前記第
1項記載のポリプロピレン系成形物。
レン樹脂100重量部に対して、軟化点(環球法)16
0〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂及び/
または無機充填剤粉末が2〜200重量部配合された樹
脂組成物からなる未延伸フィルムシートを面積倍率5倍
以上に延伸した空洞含有単層延伸フィルムである前記第
1項記載のポリプロピレン系成形物。
【0008】(3)基材フィルムが、結晶性ポリプロピ
レン樹脂100重量部に対して、軟化点(環球法)16
0〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂及び/
または無機充填剤粉末が2〜200重量部配合された樹
脂組成物からなるフィルムシートの少なくとも片面に、
結晶性ポリプロピレン系樹脂からなる表層フィルムを積
層した後、面積倍率5倍以上に延伸した空洞含有積層延
伸フィルムである前記第1項記載のポリプロピレン系成
形物。
レン樹脂100重量部に対して、軟化点(環球法)16
0〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂及び/
または無機充填剤粉末が2〜200重量部配合された樹
脂組成物からなるフィルムシートの少なくとも片面に、
結晶性ポリプロピレン系樹脂からなる表層フィルムを積
層した後、面積倍率5倍以上に延伸した空洞含有積層延
伸フィルムである前記第1項記載のポリプロピレン系成
形物。
【0009】(4)基材フィルムが、前記(2)項記載
の空洞含有単層延伸フィルムを、50〜160℃の温度
でかつ空洞が消滅しない圧力で、加熱圧縮することによ
り得られる圧縮処理済み空洞含有単層延伸フィルムであ
る前記(2)項記載のポリプロピレン系成形物。
の空洞含有単層延伸フィルムを、50〜160℃の温度
でかつ空洞が消滅しない圧力で、加熱圧縮することによ
り得られる圧縮処理済み空洞含有単層延伸フィルムであ
る前記(2)項記載のポリプロピレン系成形物。
【0010】(5)基材フィルムが、前記(3)項記載
の空洞含有積層延伸フィルムを、50〜160℃の温度
でかつ空洞が消滅しない圧力で、加熱圧縮することによ
り得られる圧縮処理済み空洞含有積層延伸フィルムであ
る前記(3)項記載のポリプロピレン系成形物。
の空洞含有積層延伸フィルムを、50〜160℃の温度
でかつ空洞が消滅しない圧力で、加熱圧縮することによ
り得られる圧縮処理済み空洞含有積層延伸フィルムであ
る前記(3)項記載のポリプロピレン系成形物。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を説明
する。本発明のポリプロピレン系成形物において、基材
フィルムを構成する樹脂組成物に用いられる結晶性ポリ
プロピレン樹脂は、プロピレンの結晶性単独重合体、プ
ロピレンとエチレンもしくは炭素数4以上のα−オレフ
ィンから選ばれる1種以上との二元以上の共重合体、ま
たはそれらの混合物である。具体的には、沸騰n−ヘプ
タン不溶部を70重量%以上、好ましくは80重量%以
上含有する結晶性ポリプロピレン、プロピレン成分を7
0重量%以上含有する結晶性エチレン・プロピレン共重
合体、結晶性プロピレン・1−ブテン共重合体、結晶性
プロピレン・1−ヘキセン共重合体、結晶性エチレン.
プロピレン・1−ブテン共重合体等の結晶融点を有する
プロピレン系共重合体が挙げられる。
する。本発明のポリプロピレン系成形物において、基材
フィルムを構成する樹脂組成物に用いられる結晶性ポリ
プロピレン樹脂は、プロピレンの結晶性単独重合体、プ
ロピレンとエチレンもしくは炭素数4以上のα−オレフ
ィンから選ばれる1種以上との二元以上の共重合体、ま
たはそれらの混合物である。具体的には、沸騰n−ヘプ
タン不溶部を70重量%以上、好ましくは80重量%以
上含有する結晶性ポリプロピレン、プロピレン成分を7
0重量%以上含有する結晶性エチレン・プロピレン共重
合体、結晶性プロピレン・1−ブテン共重合体、結晶性
プロピレン・1−ヘキセン共重合体、結晶性エチレン.
プロピレン・1−ブテン共重合体等の結晶融点を有する
プロピレン系共重合体が挙げられる。
【0012】前記の結晶性ポリプロピレン樹脂のメルト
フローレート(JIS K−7210「熱可塑性プラス
チックの流れ試験方法」表1の条件14(試験温度23
0℃、試験荷重21.18N)により測定、以下MFR
という)は、0.5〜20g/10分、好ましくは0.
5〜10g/10分である。
フローレート(JIS K−7210「熱可塑性プラス
チックの流れ試験方法」表1の条件14(試験温度23
0℃、試験荷重21.18N)により測定、以下MFR
という)は、0.5〜20g/10分、好ましくは0.
5〜10g/10分である。
【0013】本発明のポリプロピレン系成形物の不透明
度(JIS P 8138「紙の不透明度試験方法」に
より測定)は、30%以上、好ましくは50%以上であ
る。不透明度が30%未満であると隠蔽性が劣り、紙状
の外観が得られないと共に、印刷を施した際の裏写り発
生といった問題点が発生する恐れがある。そのため、基
材フィルムの不透明度も30%以上、好ましくは50%
以上であることが望ましい。
度(JIS P 8138「紙の不透明度試験方法」に
より測定)は、30%以上、好ましくは50%以上であ
る。不透明度が30%未満であると隠蔽性が劣り、紙状
の外観が得られないと共に、印刷を施した際の裏写り発
生といった問題点が発生する恐れがある。そのため、基
材フィルムの不透明度も30%以上、好ましくは50%
以上であることが望ましい。
【0014】本発明のポリプロピレン系成形物におい
て、基材フィルムに紙状の外観や隠蔽性を付与するため
に、前記基材フィルムは、前記結晶性ポリプロピレン樹
脂100重量部に対して、軟化点(環球法)160〜2
00℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂及び/または
無機充填剤粉末が2〜200重量部、好ましくは30〜
200重量部、さらに好ましくは50〜200重量部が
配合された樹脂組成物から得られた単層未延伸フィルム
シートを、もしくは前記単層未延伸フィルムシートを基
層としその少なくとも片面に結晶性ポリプロピレン系樹
脂からなる表層フィルムを積層した積層未延伸フィルム
シートを、面積倍率5倍以上に延伸して得られる空洞
(微細なボイド)含有単層延伸フィルムもしくは空洞含
有積層延伸フィルムであることが好ましい。
て、基材フィルムに紙状の外観や隠蔽性を付与するため
に、前記基材フィルムは、前記結晶性ポリプロピレン樹
脂100重量部に対して、軟化点(環球法)160〜2
00℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂及び/または
無機充填剤粉末が2〜200重量部、好ましくは30〜
200重量部、さらに好ましくは50〜200重量部が
配合された樹脂組成物から得られた単層未延伸フィルム
シートを、もしくは前記単層未延伸フィルムシートを基
層としその少なくとも片面に結晶性ポリプロピレン系樹
脂からなる表層フィルムを積層した積層未延伸フィルム
シートを、面積倍率5倍以上に延伸して得られる空洞
(微細なボイド)含有単層延伸フィルムもしくは空洞含
有積層延伸フィルムであることが好ましい。
【0015】前記樹脂組成物において、ジシクロペンタ
ジエン系石油樹脂及び/または無機充填剤粉末の配合量
が前記結晶性ポリプロピレン樹脂100重量部に対し
て、2重量部未満であると得られる前記空洞含有延伸フ
ィルムの隠蔽性が不十分になり、200重量部を超える
と未延伸フィルムシートを延伸する時に破断が起りやす
く加工性の点で劣る。なお、前記樹脂組成物において、
前記結晶性ポリプロピレン樹脂100重量部に対する、
軟化点(環球法)160〜200℃のジシクロペンタジ
エン系石油樹脂の配合量は2〜180重量部が好まし
く、無機充填剤粉末の配合量は2〜170重量部が好ま
しい。また、空洞含有積層延伸フィルムは、基材フィル
ムに光沢が必要な場合等に好適であり、表層フィルムに
用いられる結晶性ポリプロピレン系樹脂は透明性の良好
なものが好適である。
ジエン系石油樹脂及び/または無機充填剤粉末の配合量
が前記結晶性ポリプロピレン樹脂100重量部に対し
て、2重量部未満であると得られる前記空洞含有延伸フ
ィルムの隠蔽性が不十分になり、200重量部を超える
と未延伸フィルムシートを延伸する時に破断が起りやす
く加工性の点で劣る。なお、前記樹脂組成物において、
前記結晶性ポリプロピレン樹脂100重量部に対する、
軟化点(環球法)160〜200℃のジシクロペンタジ
エン系石油樹脂の配合量は2〜180重量部が好まし
く、無機充填剤粉末の配合量は2〜170重量部が好ま
しい。また、空洞含有積層延伸フィルムは、基材フィル
ムに光沢が必要な場合等に好適であり、表層フィルムに
用いられる結晶性ポリプロピレン系樹脂は透明性の良好
なものが好適である。
【0016】前記の軟化点(環球法)160〜200℃
のジシクロペンタジエン系石油樹脂としては、石油ナフ
サ等のスチームクラッキング等から得られるシクロペン
タジエン、ジシクロペンタジエン、それらのアルキル置
換体及びオリゴマーならびにそれらの混合物から選ばれ
る1種以上(以下、シクロペンタジエン系成分という)
を主成分とする留分を重合させて得られる石油樹脂(H
R)の中で、シクロペンタジエン系成分を50重量%以
上含有し、その軟化点(環球法)が160〜200℃の
範囲にある高分子で高軟化点の石油樹脂(HSHR)、
ならびに前記石油樹脂(HR)の中でシクロペンタジエ
ン系成分を50重量%以上含有するものを、バナジウ
ム、ニッケルもしくはコバルト等の金属またはその酸化
物等の触媒を用いて、溶剤の存在下で、温度150〜3
00℃、水素圧10〜150kgf/cm2の条件下で
水素化して得られる軟化点(環球法)160〜200
℃、ヨウ素価20以下の水素化ジシクロペンタジエン系
石油樹脂(HGHR)またはそれらの混合物が挙げられ
る。
のジシクロペンタジエン系石油樹脂としては、石油ナフ
サ等のスチームクラッキング等から得られるシクロペン
タジエン、ジシクロペンタジエン、それらのアルキル置
換体及びオリゴマーならびにそれらの混合物から選ばれ
る1種以上(以下、シクロペンタジエン系成分という)
を主成分とする留分を重合させて得られる石油樹脂(H
R)の中で、シクロペンタジエン系成分を50重量%以
上含有し、その軟化点(環球法)が160〜200℃の
範囲にある高分子で高軟化点の石油樹脂(HSHR)、
ならびに前記石油樹脂(HR)の中でシクロペンタジエ
ン系成分を50重量%以上含有するものを、バナジウ
ム、ニッケルもしくはコバルト等の金属またはその酸化
物等の触媒を用いて、溶剤の存在下で、温度150〜3
00℃、水素圧10〜150kgf/cm2の条件下で
水素化して得られる軟化点(環球法)160〜200
℃、ヨウ素価20以下の水素化ジシクロペンタジエン系
石油樹脂(HGHR)またはそれらの混合物が挙げられ
る。
【0017】前記の無機充填剤粉末としては、平均粒径
が0.01〜20μm、好ましくは0.01〜10μ
m、さらに好ましくは0.1〜5μmの炭酸カルシウ
ム、タルク、酸化チタン、及びシリカ等が挙げられる
が、コスト面から炭酸カルシウムが有利である。これら
は単独でも2種類以上を併用してもよい。
が0.01〜20μm、好ましくは0.01〜10μ
m、さらに好ましくは0.1〜5μmの炭酸カルシウ
ム、タルク、酸化チタン、及びシリカ等が挙げられる
が、コスト面から炭酸カルシウムが有利である。これら
は単独でも2種類以上を併用してもよい。
【0018】前記の結晶性ポリプロピレン樹脂を含有す
る樹脂組成物には、必要に応じてポリプロピレンに添加
することが公知の各種添加剤、例えばフェノール系やチ
オエーテル系ないし燐系の加工安定剤・酸化防止剤、ス
テアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩、脂肪酸ア
ミド等の潤滑剤、顔料、発泡剤、添加ポリマーとしてポ
リエチレン類やエチレン−プロピレンゴム等を本発明の
目的を損なわない範囲で添加することができる。
る樹脂組成物には、必要に応じてポリプロピレンに添加
することが公知の各種添加剤、例えばフェノール系やチ
オエーテル系ないし燐系の加工安定剤・酸化防止剤、ス
テアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩、脂肪酸ア
ミド等の潤滑剤、顔料、発泡剤、添加ポリマーとしてポ
リエチレン類やエチレン−プロピレンゴム等を本発明の
目的を損なわない範囲で添加することができる。
【0019】前記の結晶性ポリプロピレン樹脂を含有す
る樹脂組成物は、結晶性ポリプロピレン樹脂及び添加剤
を通常のブレンダーまたはミキサーで攪拌混合し調合す
ることができる。また、一般的な押出機を用いて溶融混
練しペレットにすることもできる。
る樹脂組成物は、結晶性ポリプロピレン樹脂及び添加剤
を通常のブレンダーまたはミキサーで攪拌混合し調合す
ることができる。また、一般的な押出機を用いて溶融混
練しペレットにすることもできる。
【0020】本発明において、結晶性ポリプロピレン樹
脂を含有する樹脂組成物から基材フィルムを得る方法、
また、前記の空洞含有単層延伸フィルム用の樹脂組成物
から未延伸単層フィルムシートを得る方法としては、T
ダイ押出成形法やインフレーション押出成形法等の公知
の方法が例示できる。また、空洞含有積層延伸フィルム
用の樹脂組成物から未延伸の積層フィルムシートを得る
方法としては、ダイス内で溶融樹脂が複層化される共押
出成形法、押出成形された基層フィルムの上にさらに表
層フィルムを重ねる押出ラミネート成形法等の公知の積
層加工方法が用いられる。
脂を含有する樹脂組成物から基材フィルムを得る方法、
また、前記の空洞含有単層延伸フィルム用の樹脂組成物
から未延伸単層フィルムシートを得る方法としては、T
ダイ押出成形法やインフレーション押出成形法等の公知
の方法が例示できる。また、空洞含有積層延伸フィルム
用の樹脂組成物から未延伸の積層フィルムシートを得る
方法としては、ダイス内で溶融樹脂が複層化される共押
出成形法、押出成形された基層フィルムの上にさらに表
層フィルムを重ねる押出ラミネート成形法等の公知の積
層加工方法が用いられる。
【0021】前記の未延伸フィルムシートから延伸フィ
ルムを得るための延伸方法ならびに延伸条件は格別限定
されない。すなわち、一軸延伸でも二軸延伸でもよい
が、好ましくは二軸延伸である。また、公知の一軸もし
くは二軸延伸機のいずれも使用することができる。延伸
条件は使用する延伸機により異なるが、組成物中の石油
樹脂の軟化点以下の温度にし、面積倍率5倍以上に延伸
する。なお、二軸延伸の場合は、面積倍率9倍以上が好
ましい。また、二軸延伸機の場合、同時延伸方式でも逐
次延伸方式でもよい。
ルムを得るための延伸方法ならびに延伸条件は格別限定
されない。すなわち、一軸延伸でも二軸延伸でもよい
が、好ましくは二軸延伸である。また、公知の一軸もし
くは二軸延伸機のいずれも使用することができる。延伸
条件は使用する延伸機により異なるが、組成物中の石油
樹脂の軟化点以下の温度にし、面積倍率5倍以上に延伸
する。なお、二軸延伸の場合は、面積倍率9倍以上が好
ましい。また、二軸延伸機の場合、同時延伸方式でも逐
次延伸方式でもよい。
【0022】本発明において、基材フィルムである前記
空洞含有単層延伸フィルムもしくは空洞含有積層延伸フ
ィルムに腰の強さが求められる場合には、50〜160
℃の温度で、かつ、空洞が消滅しない圧力で、前記空洞
含有単層延伸フィルムもしくは空洞含有積層延伸フィル
ムを加熱圧縮することにより得られる圧縮処理済み空洞
含有単層延伸フィルムもしくは圧縮処理済み空洞含有積
層延伸フィルムであることが好ましい。
空洞含有単層延伸フィルムもしくは空洞含有積層延伸フ
ィルムに腰の強さが求められる場合には、50〜160
℃の温度で、かつ、空洞が消滅しない圧力で、前記空洞
含有単層延伸フィルムもしくは空洞含有積層延伸フィル
ムを加熱圧縮することにより得られる圧縮処理済み空洞
含有単層延伸フィルムもしくは圧縮処理済み空洞含有積
層延伸フィルムであることが好ましい。
【0023】前記加熱圧縮は、加熱プレスもしくは加熱
圧縮ロール等を用いて行うことができる。加熱圧縮の条
件は、前記空洞含有単層延伸フィルムもしくは空洞含有
積層延伸フィルムが50〜160℃になるように加熱
し、さらに加熱圧縮ロールでは、50〜400kg/c
mの線圧で、加熱圧縮前の厚み100に対して50〜9
0の厚みまで加熱圧縮する。ただし、加熱し過ぎると前
記空洞が完全に消滅してしまうので、加熱圧縮温度が、
空洞が消滅する温度より低い温度で加熱圧縮しなければ
ならない。また、圧力によっても空洞が消滅することが
あるので、温度と圧力を調整しながら、厚み方向の復元
や空洞の消滅が起こらない条件で加熱圧縮を行わなけれ
ばならない。
圧縮ロール等を用いて行うことができる。加熱圧縮の条
件は、前記空洞含有単層延伸フィルムもしくは空洞含有
積層延伸フィルムが50〜160℃になるように加熱
し、さらに加熱圧縮ロールでは、50〜400kg/c
mの線圧で、加熱圧縮前の厚み100に対して50〜9
0の厚みまで加熱圧縮する。ただし、加熱し過ぎると前
記空洞が完全に消滅してしまうので、加熱圧縮温度が、
空洞が消滅する温度より低い温度で加熱圧縮しなければ
ならない。また、圧力によっても空洞が消滅することが
あるので、温度と圧力を調整しながら、厚み方向の復元
や空洞の消滅が起こらない条件で加熱圧縮を行わなけれ
ばならない。
【0024】本発明のポリプロピレン系成形物において
は、持続性に優れた帯電防止性を付与するため、基材フ
ィルムの少なくとも片面に、下記(A)〜(D)の単量
体成分を重合させた親水性共重合体の分散液と、前記共
重合体中のカルボキシル基1モルに対してカルボジイミ
ド基が0.1〜3モルとなる割合で配合されるポリカル
ボジアミド系樹脂とを含有する塗料組成物から構成され
た塗膜が形成される。 (A)4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル
系単量体 (B)カルボキシル基を有する(メタ)アクリル系単量
体 (C)(B)成分を除く親水性(メタ)アクリル系単量
体 (D)一般式(i)で表される(メタ)アクリル系単量
体 CH2=CR1COOR2 (i) (R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基)
は、持続性に優れた帯電防止性を付与するため、基材フ
ィルムの少なくとも片面に、下記(A)〜(D)の単量
体成分を重合させた親水性共重合体の分散液と、前記共
重合体中のカルボキシル基1モルに対してカルボジイミ
ド基が0.1〜3モルとなる割合で配合されるポリカル
ボジアミド系樹脂とを含有する塗料組成物から構成され
た塗膜が形成される。 (A)4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル
系単量体 (B)カルボキシル基を有する(メタ)アクリル系単量
体 (C)(B)成分を除く親水性(メタ)アクリル系単量
体 (D)一般式(i)で表される(メタ)アクリル系単量
体 CH2=CR1COOR2 (i) (R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基)
【0025】前記親水性共重合体に用いられる(A)成
分の4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル系
単量体は、塩基部分のイオンによって前記塗膜の表面固
有抵抗値を下げる成分である。前記4級アンモニウム塩
基を有する(メタ)アクリル系単量体としては、例え
ば、アクリロイルオキシエチルメチルアンモニウムクロ
ライド、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニ
ウムブロマイド、アクリロイルオキシエチルジエチルメ
チルアンモニウムクロライド、アクリロイルオキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド等を挙げること
ができる。これらの単量体は1種だけを使用、または2
種以上を併用することができる。
分の4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル系
単量体は、塩基部分のイオンによって前記塗膜の表面固
有抵抗値を下げる成分である。前記4級アンモニウム塩
基を有する(メタ)アクリル系単量体としては、例え
ば、アクリロイルオキシエチルメチルアンモニウムクロ
ライド、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニ
ウムブロマイド、アクリロイルオキシエチルジエチルメ
チルアンモニウムクロライド、アクリロイルオキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド等を挙げること
ができる。これらの単量体は1種だけを使用、または2
種以上を併用することができる。
【0026】前記親水性共重合体に用いられる(B)成
分のカルボキシル基を有する(メタ)アクリル系単量体
は前記塗膜のポリプロピレン系樹脂への密着性を向上さ
せ、また、被接着体への初期接着性を良くするための成
分である。前記カルボキシル基を有する(メタ)アクリ
ル系単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸等が挙げられ
る。これらの単量体は1種だけを使用、または2種以上
を併用することができる。
分のカルボキシル基を有する(メタ)アクリル系単量体
は前記塗膜のポリプロピレン系樹脂への密着性を向上さ
せ、また、被接着体への初期接着性を良くするための成
分である。前記カルボキシル基を有する(メタ)アクリ
ル系単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸等が挙げられ
る。これらの単量体は1種だけを使用、または2種以上
を併用することができる。
【0027】前記親水性共重合体に用いられる(C)成
分の親水性(メタ)アクリル系単量体は、共重合体の水
溶性をコントロールすると共に、前記塗膜とポリプロピ
レン系樹脂との接着性を向上させる目的で配合される。
分の親水性(メタ)アクリル系単量体は、共重合体の水
溶性をコントロールすると共に、前記塗膜とポリプロピ
レン系樹脂との接着性を向上させる目的で配合される。
【0028】前記親水性(メタ)アクリル系単量体とし
ては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートや、ポリオキシエチレングリ
コール(4)モノ(メタ)アクリレート、ポリオキシエ
チレングリコール(9)モノ(メタ)アクリレート、ポ
リオキシプロピレングリコール(5)モノ(メタ)アク
リレート、ポリオキシエチレングリコール(4)ジ(メ
タ)アクリレート等のポリオキシアルキレングリコール
モノまたはジ(メタ)アクリレートや(ただし、上記の
( )内の数字はポリアルキレングリコール鎖の重合度
nを示す)、スルホプロピル(メタ)アクリル酸エステ
ル等のスルホン酸基を有する(メタ)アクリレート、ア
シッドホスホオキシエチル(メタ)アクリレート、アシ
ッドホスホポリオキシエチレングリコール(メタ)アク
リレート等の燐酸基を有する(メタ)アクリレートやN
−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメ
チル(メタ)アクリルアミド等のアミド基を有する(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。これらの単量体は、
1種だけを使用、または2種以上を併用することができ
る。
ては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートや、ポリオキシエチレングリ
コール(4)モノ(メタ)アクリレート、ポリオキシエ
チレングリコール(9)モノ(メタ)アクリレート、ポ
リオキシプロピレングリコール(5)モノ(メタ)アク
リレート、ポリオキシエチレングリコール(4)ジ(メ
タ)アクリレート等のポリオキシアルキレングリコール
モノまたはジ(メタ)アクリレートや(ただし、上記の
( )内の数字はポリアルキレングリコール鎖の重合度
nを示す)、スルホプロピル(メタ)アクリル酸エステ
ル等のスルホン酸基を有する(メタ)アクリレート、ア
シッドホスホオキシエチル(メタ)アクリレート、アシ
ッドホスホポリオキシエチレングリコール(メタ)アク
リレート等の燐酸基を有する(メタ)アクリレートやN
−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメ
チル(メタ)アクリルアミド等のアミド基を有する(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。これらの単量体は、
1種だけを使用、または2種以上を併用することができ
る。
【0029】前記親水性共重合体に用いられる(D)成
分の下記一般式(i)で表される(メタ)アクリル系単
量体はポリプロピレン系樹脂に塗布・乾燥した後のベタ
ツキやブロッキングを防止するのに効果がある成分であ
る。 CH2=CR1COOR2 (i) (R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基)
分の下記一般式(i)で表される(メタ)アクリル系単
量体はポリプロピレン系樹脂に塗布・乾燥した後のベタ
ツキやブロッキングを防止するのに効果がある成分であ
る。 CH2=CR1COOR2 (i) (R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基)
【0030】前記一般式(i)で表される(メタ)アク
リル系単量体として、具体的は、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−
プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)
アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート等のアルキル(メタ)アクリレートが挙げら
れる。これらの単量体は1種だけを使用、または2種以
上を併用することができる。
リル系単量体として、具体的は、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−
プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)
アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート等のアルキル(メタ)アクリレートが挙げら
れる。これらの単量体は1種だけを使用、または2種以
上を併用することができる。
【0031】前記親水性共重合体は、(A)4級アンモ
ニウム塩基を有する(メタ)アクリル系単量体を5〜4
0重量%、好ましくは10〜35重量%、(B)カルボ
キシル基を有する(メタ)アクリル系単量体を1〜20
重量%、好ましくは2〜15重量%、(C)(B)成分
を除く親水性(メタ)アクリル系単量体を1〜30重量
%、好ましくは5〜25重量%、(D)上記一般式
(i)で表される(メタ)アクリル系単量体を20〜6
0重量%、好ましくは25〜55重量%、(E)(A)
〜(D)を除く共重合可能な単量体を0〜30重量%、
好ましくは0〜25重量%を重合させて得られる。
ニウム塩基を有する(メタ)アクリル系単量体を5〜4
0重量%、好ましくは10〜35重量%、(B)カルボ
キシル基を有する(メタ)アクリル系単量体を1〜20
重量%、好ましくは2〜15重量%、(C)(B)成分
を除く親水性(メタ)アクリル系単量体を1〜30重量
%、好ましくは5〜25重量%、(D)上記一般式
(i)で表される(メタ)アクリル系単量体を20〜6
0重量%、好ましくは25〜55重量%、(E)(A)
〜(D)を除く共重合可能な単量体を0〜30重量%、
好ましくは0〜25重量%を重合させて得られる。
【0032】前記(A)4級アンモニウム塩基を有する
(メタ)アクリル系単量体の前記配合割合が、5重量%
未満になると、前記塗膜の帯電防止性能が著しく低下
し、また、40重量%を超えると、前記塗膜の耐水性が
著しく低下する。
(メタ)アクリル系単量体の前記配合割合が、5重量%
未満になると、前記塗膜の帯電防止性能が著しく低下
し、また、40重量%を超えると、前記塗膜の耐水性が
著しく低下する。
【0033】前記(B)カルボキシル基を有する(メ
タ)アクリル系単量体の前記配合割合が、1重量%未満
になると、ポリプロピレン系樹脂に対する密着性が低下
し、20重量%を超えると前記塗膜の耐水性が著しく低
下する。
タ)アクリル系単量体の前記配合割合が、1重量%未満
になると、ポリプロピレン系樹脂に対する密着性が低下
し、20重量%を超えると前記塗膜の耐水性が著しく低
下する。
【0034】前記(C)親水性(メタ)アクリル系単量
体の前記配合割合が、1重量%未満になると、ポリプロ
ピレン系樹脂に対する密着性が低下し、30重量%を超
えると前記塗膜の耐水性が著しく低下する。
体の前記配合割合が、1重量%未満になると、ポリプロ
ピレン系樹脂に対する密着性が低下し、30重量%を超
えると前記塗膜の耐水性が著しく低下する。
【0035】前記(D)一般式(i)で表される(メ
タ)アクリル系単量体の配合割合が、20重量%未満に
なると、前記塗膜のベタツキやブロッキングがひどくな
り、60重量%を超えると、ポリプロピレン系樹脂に対
する前記塗膜の密着性が低下する。
タ)アクリル系単量体の配合割合が、20重量%未満に
なると、前記塗膜のベタツキやブロッキングがひどくな
り、60重量%を超えると、ポリプロピレン系樹脂に対
する前記塗膜の密着性が低下する。
【0036】前記親水性共重合体においては、必要に応
じて、(A)〜(D)の単量体と共重合可能な(A)〜
(D)を除く単量体(E)を加えて重合させることがで
きる。前記(E)成分の単量体としては、、例えば、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル類、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル等の
ビニルエステル類、N−ビニルピロール、N−ビニルカ
ルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリ
ドン等のN−ビニル化合物、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、臭化ビニル、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル
類、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレ
ン、ビニルトルエン、ビニルナフタリン類等の芳香族ビ
ニル化合物、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベ
ンジル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アク
リレート等の環状(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。これらの単量体は1種だけを使用、または2種以上
を併用することができる。
じて、(A)〜(D)の単量体と共重合可能な(A)〜
(D)を除く単量体(E)を加えて重合させることがで
きる。前記(E)成分の単量体としては、、例えば、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル類、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル等の
ビニルエステル類、N−ビニルピロール、N−ビニルカ
ルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリ
ドン等のN−ビニル化合物、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、臭化ビニル、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル
類、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレ
ン、ビニルトルエン、ビニルナフタリン類等の芳香族ビ
ニル化合物、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベ
ンジル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アク
リレート等の環状(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。これらの単量体は1種だけを使用、または2種以上
を併用することができる。
【0037】本発明において、親水性共重合体用単量体
における、前記(E)成分の単量体の配合割合は30重
量%以下であることが望ましい。前記(E)成分の単量
体の配合割合が、30重量%を超えると、ポリプロピレ
ン系樹脂対する前記塗膜の密着性が低下する。
における、前記(E)成分の単量体の配合割合は30重
量%以下であることが望ましい。前記(E)成分の単量
体の配合割合が、30重量%を超えると、ポリプロピレ
ン系樹脂対する前記塗膜の密着性が低下する。
【0038】本発明の塗料組成物の親水性共重合体を得
るための重合方法としては、塊重合、溶液重合、乳化重
合等の公知の重合方法を採用することができるが、これ
らの中で好ましい重合方法は溶液重合であり、前記重合
は各単量体を溶媒中に溶解し、重合開始剤を添加して窒
素雰囲気下において加熱攪拌することで行われる。溶媒
は、水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール類が好ましく、また、
これらの溶媒を混合して使用しても構わない。重合生成
物は、親水性共重合体と溶媒からなる分散液として得ら
れる。
るための重合方法としては、塊重合、溶液重合、乳化重
合等の公知の重合方法を採用することができるが、これ
らの中で好ましい重合方法は溶液重合であり、前記重合
は各単量体を溶媒中に溶解し、重合開始剤を添加して窒
素雰囲気下において加熱攪拌することで行われる。溶媒
は、水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール類が好ましく、また、
これらの溶媒を混合して使用しても構わない。重合生成
物は、親水性共重合体と溶媒からなる分散液として得ら
れる。
【0039】本発明において、塗料組成物の親水性共重
合体を得るための重合開始剤としては、過硫酸塩、アゾ
化合物類、有機過酸化物類等の公知の重合開始剤を用い
ることができる。重合開始剤の使用割合は重合に用いら
れる単量体全体量に対して0.01〜5重量%が好まし
く、特に0.1〜2重量%が好ましい。
合体を得るための重合開始剤としては、過硫酸塩、アゾ
化合物類、有機過酸化物類等の公知の重合開始剤を用い
ることができる。重合開始剤の使用割合は重合に用いら
れる単量体全体量に対して0.01〜5重量%が好まし
く、特に0.1〜2重量%が好ましい。
【0040】本発明において、塗料組成物に用いられる
ポリカルボジアミド系樹脂は、カルボジイミド基を含有
する水溶性架橋剤であり、分子内にカルボジイミド基を
有するものであれば、特に制限なく使用できる。カルボ
ジイミド基を含有する水溶性架橋剤は前記の親水性共重
合体の分散液に対し、この共重合体に含まれるカルボキ
シル基1モルに対して、カルボジイミド基が0.1〜3
モル、好ましくは0.2〜2モルとなるような割合で用
いられる。上記比率が0.1モル未満でも3モルを超え
てもポリプロピレン系樹脂に対する密着性が低下する。
本発明において用いられる塗料組成物は、前記親水性共
重合体にカルボジイミド基を含有する水溶性架橋剤を上
記の割合で配合し調製される。
ポリカルボジアミド系樹脂は、カルボジイミド基を含有
する水溶性架橋剤であり、分子内にカルボジイミド基を
有するものであれば、特に制限なく使用できる。カルボ
ジイミド基を含有する水溶性架橋剤は前記の親水性共重
合体の分散液に対し、この共重合体に含まれるカルボキ
シル基1モルに対して、カルボジイミド基が0.1〜3
モル、好ましくは0.2〜2モルとなるような割合で用
いられる。上記比率が0.1モル未満でも3モルを超え
てもポリプロピレン系樹脂に対する密着性が低下する。
本発明において用いられる塗料組成物は、前記親水性共
重合体にカルボジイミド基を含有する水溶性架橋剤を上
記の割合で配合し調製される。
【0041】本発明のポリプロピレン系成形物におい
て、基材フィルムの少なくとも片面に前記塗料組成物を
塗布して塗膜を形成させるには、塗布後適当な温度で乾
燥・硬化させる必要がある。塗布方法は、格別限定され
ず、加熱・乾燥設備を備えたグラビアコーター等の公知
の設備と方法を使用することができる。前記塗料組成物
の塗布量は特に限定されないが固形分で0.001〜3
g/m2が好ましい。
て、基材フィルムの少なくとも片面に前記塗料組成物を
塗布して塗膜を形成させるには、塗布後適当な温度で乾
燥・硬化させる必要がある。塗布方法は、格別限定され
ず、加熱・乾燥設備を備えたグラビアコーター等の公知
の設備と方法を使用することができる。前記塗料組成物
の塗布量は特に限定されないが固形分で0.001〜3
g/m2が好ましい。
【0042】本発明のポリプロピレン系成形物において
は、基材フィルムの塗布面に対して前記塗膜が十分に接
着することが必要である。そのため、基材フィルムの塗
布面の濡れ性改良の方法として、コロナ処理、プラズマ
処理、フレーム処理等の公知の処理を行なうことができ
る。本発明のポリプロピレン系成形物においては、必要
に応じて印刷適性改良のための塗布やラミネート、加飾
のためのエンボス等の二次加工を施すことができる。
は、基材フィルムの塗布面に対して前記塗膜が十分に接
着することが必要である。そのため、基材フィルムの塗
布面の濡れ性改良の方法として、コロナ処理、プラズマ
処理、フレーム処理等の公知の処理を行なうことができ
る。本発明のポリプロピレン系成形物においては、必要
に応じて印刷適性改良のための塗布やラミネート、加飾
のためのエンボス等の二次加工を施すことができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるべ
きものではない。なお、以下実施例及び比較例で用いた
評価方法は下記の通りである。
体的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるべ
きものではない。なお、以下実施例及び比較例で用いた
評価方法は下記の通りである。
【0044】(1)耐水性 フィルムに塗料組成物を塗布後24時間、23℃、湿度
50%の室内に放置した後、1000mlの純水を入れ
た1000mlビーカー中に24hr浸漬し、その後乾
燥して表面抵抗率を測定した。表面抵抗率は絶縁抵抗測
定器(アドバンテスト(株)製、R8340A型)と検
出器(安藤電気(株)、SE−1000型)を用いて、
JIS K 6911「熱硬化性プラスチック一般試験
方法」により測定した。表面抵抗率が小さいほど帯電防
止性が優れる。
50%の室内に放置した後、1000mlの純水を入れ
た1000mlビーカー中に24hr浸漬し、その後乾
燥して表面抵抗率を測定した。表面抵抗率は絶縁抵抗測
定器(アドバンテスト(株)製、R8340A型)と検
出器(安藤電気(株)、SE−1000型)を用いて、
JIS K 6911「熱硬化性プラスチック一般試験
方法」により測定した。表面抵抗率が小さいほど帯電防
止性が優れる。
【0045】(2)印刷面の耐水スクラッチ適性 印刷適性試験器(石川島産業機械(株)製、RI−2
型)を用いて、ポリプロピレン系成形物サンプルの塗料
組成物塗工面にUV硬化型インキ((株)T&KTOK
A製、ベストキュア161藍S)をインキ盛り量0.3
mlにてインキを転色した後、UV照射装置(アイグラ
フィックス(株)製、ECS−301G1型)を用い
て、UVランプ出力160w/cm、ライン速度8.2
m/分の条件でインキを硬化させた。得られたサンプル
の印刷面を染色堅ロウ度用摩擦試験機((株)東洋精機
製作所製)にて、水に浸した面布を用いて1.96Nの
荷重で500回往復した後のインキの剥がれ状態を観察
し、以下の基準で判定した。 ○:95%以上残存 △:75%〜95%未満残存 ×:75%未満残存
型)を用いて、ポリプロピレン系成形物サンプルの塗料
組成物塗工面にUV硬化型インキ((株)T&KTOK
A製、ベストキュア161藍S)をインキ盛り量0.3
mlにてインキを転色した後、UV照射装置(アイグラ
フィックス(株)製、ECS−301G1型)を用い
て、UVランプ出力160w/cm、ライン速度8.2
m/分の条件でインキを硬化させた。得られたサンプル
の印刷面を染色堅ロウ度用摩擦試験機((株)東洋精機
製作所製)にて、水に浸した面布を用いて1.96Nの
荷重で500回往復した後のインキの剥がれ状態を観察
し、以下の基準で判定した。 ○:95%以上残存 △:75%〜95%未満残存 ×:75%未満残存
【0046】(3)インキ密着性 印刷適性試験器(石川島産業機械(株)製、RI−2
型)を用いて、ポリプロピレン系成形物サンプルの塗料
組成物塗工面にUV硬化型インキ((株)T&KTOK
A製、ベストキュア161藍S)をインキ盛り量0.3
mlにてインキを転色した後、UV照射装置(アイグラ
フィックス(株製、ECS−301G1型)を用いて、
UVランプ出力160w/cm、ライン速度8.2m/
分の条件でインキを硬化させた。得られた印刷面のイン
キの密着性の評価は、ニチバンセロテープ(幅25m
m)を印刷面に貼り合わせ、指にて2回こすり、セロテ
ープを引き剥がしてインキの残存割合(面積%)を観察
し、以下の基準で判定した。 ○:95%以上残存 △:75%〜95%未満残存 ×:75%未満残存
型)を用いて、ポリプロピレン系成形物サンプルの塗料
組成物塗工面にUV硬化型インキ((株)T&KTOK
A製、ベストキュア161藍S)をインキ盛り量0.3
mlにてインキを転色した後、UV照射装置(アイグラ
フィックス(株製、ECS−301G1型)を用いて、
UVランプ出力160w/cm、ライン速度8.2m/
分の条件でインキを硬化させた。得られた印刷面のイン
キの密着性の評価は、ニチバンセロテープ(幅25m
m)を印刷面に貼り合わせ、指にて2回こすり、セロテ
ープを引き剥がしてインキの残存割合(面積%)を観察
し、以下の基準で判定した。 ○:95%以上残存 △:75%〜95%未満残存 ×:75%未満残存
【0047】(4)不透明度(JIS−P8138) JIS P 8138「紙の不透明度試験方法」に従っ
て、デジタルハンター・白色度計((株)東洋精機製作
所製)にて測定した。
て、デジタルハンター・白色度計((株)東洋精機製作
所製)にて測定した。
【0048】実施例1 [基材フィルム用樹脂組成物作成]基材フィルム用樹脂
組成物として、n−ヘプタン不溶部を96重量%含有す
るMFRが2g/10分の結晶性ポリプロピレン粉末1
00重量部に対して、フェノール系酸化防止剤BHTを
0.2重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、
軟化点172℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂(以
下、DCPDという)4重量部、及び炭酸カルシウム
(平均粒径1.0μm)4重量部をヘンシェルミキサー
(商標)に投入し混合攪拌した後、同方向回転型二軸押
出機に供給し240℃で溶融混練してストランドとして
押出し、これを冷却しカットしてペレット状の組成物を
得た。
組成物として、n−ヘプタン不溶部を96重量%含有す
るMFRが2g/10分の結晶性ポリプロピレン粉末1
00重量部に対して、フェノール系酸化防止剤BHTを
0.2重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、
軟化点172℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂(以
下、DCPDという)4重量部、及び炭酸カルシウム
(平均粒径1.0μm)4重量部をヘンシェルミキサー
(商標)に投入し混合攪拌した後、同方向回転型二軸押
出機に供給し240℃で溶融混練してストランドとして
押出し、これを冷却しカットしてペレット状の組成物を
得た。
【0049】[空洞含有単層延伸フィルム作成]Tダイ
を備えたフィルム押出機(押出機は、口径65mmφ単
軸押出機)及びテンター法逐次二軸延伸機を用いて、前
記の組成物を各押出機に供給し、Tダイ温度240℃で
溶融押出を行ない、表面温度30℃の鏡面冷却ロールで
急冷して未延伸シートを得た。得られた未延伸シートを
縦延伸機に導き加熱ロール間で140℃の温度で5倍延
伸し、次にテンター内温度160〜210℃で横方向に
8倍延伸した後、巻取り、厚みが140μmの空洞含有
延伸フィルムサンプルを得た。
を備えたフィルム押出機(押出機は、口径65mmφ単
軸押出機)及びテンター法逐次二軸延伸機を用いて、前
記の組成物を各押出機に供給し、Tダイ温度240℃で
溶融押出を行ない、表面温度30℃の鏡面冷却ロールで
急冷して未延伸シートを得た。得られた未延伸シートを
縦延伸機に導き加熱ロール間で140℃の温度で5倍延
伸し、次にテンター内温度160〜210℃で横方向に
8倍延伸した後、巻取り、厚みが140μmの空洞含有
延伸フィルムサンプルを得た。
【0050】[塗料組成物の作成]温度計、撹拌機、環
流冷却管、窒素ガス吹き込み管を備えたガラス製四つ口
フラスコに、純水50重量部、イソプロピルアルコール
100重量部、アクリロイルオキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライド30重量部、メタクリル酸10
重量部、ポリエチレングリコール(4モル)モノメタク
リレート10重量部、メタクリル酸メチル10重量部、
メタクリル酸エチル20重量部、メタクリル酸ラウリル
20重量部、重合開始剤として2,2’−アゾビス(2
−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド0.5重量部
を仕込み、反応系内を窒素ガス雰囲気にし、70℃、5
時間重合し、その後10%アンモニア水によりpH8に
調整して、有効成分40%の親水性共重合体分散液を得
た。
流冷却管、窒素ガス吹き込み管を備えたガラス製四つ口
フラスコに、純水50重量部、イソプロピルアルコール
100重量部、アクリロイルオキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライド30重量部、メタクリル酸10
重量部、ポリエチレングリコール(4モル)モノメタク
リレート10重量部、メタクリル酸メチル10重量部、
メタクリル酸エチル20重量部、メタクリル酸ラウリル
20重量部、重合開始剤として2,2’−アゾビス(2
−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド0.5重量部
を仕込み、反応系内を窒素ガス雰囲気にし、70℃、5
時間重合し、その後10%アンモニア水によりpH8に
調整して、有効成分40%の親水性共重合体分散液を得
た。
【0051】この親水性共重合体分散液に、その固形分
100重量部あたり、カルボジイミド基を含有する水性
架橋剤としてカルボジライトV−02(商品名:日清紡
績(株)製、カルボジイミド基当量:590)34重量
部を混合して、塗料組成物を作成した。
100重量部あたり、カルボジイミド基を含有する水性
架橋剤としてカルボジライトV−02(商品名:日清紡
績(株)製、カルボジイミド基当量:590)34重量
部を混合して、塗料組成物を作成した。
【0052】[塗料組成物の塗布]得られた塗料組成物
を固形分が1重量%になるように水で希釈した後、この
希釈液を先に得られた空洞含有延伸フィルムサンプルの
片面に、バーコーターで塗布量が固形分として0.2g
/m2になるように塗布し、100℃で5分間乾燥させ
て塗膜を有するポリプロピレン系成形物サンプルを得
た。
を固形分が1重量%になるように水で希釈した後、この
希釈液を先に得られた空洞含有延伸フィルムサンプルの
片面に、バーコーターで塗布量が固形分として0.2g
/m2になるように塗布し、100℃で5分間乾燥させ
て塗膜を有するポリプロピレン系成形物サンプルを得
た。
【0053】[評価試験]このポリプロピレン系成形物
サンプルを、24時間23℃、湿度50%の室内で状態
調節した後、塗布剤について帯電防止性と耐水性及びイ
ンキ密着性、印刷面の耐水スクラッチ性を評価した。評
価結果を表1に示す。
サンプルを、24時間23℃、湿度50%の室内で状態
調節した後、塗布剤について帯電防止性と耐水性及びイ
ンキ密着性、印刷面の耐水スクラッチ性を評価した。評
価結果を表1に示す。
【0054】実施例2 [基材フィルム用組成物作成]基材フィルムである積層
フィルムの基層フィルム用組成物として、n−ヘプタン
不溶部を96重量%含有するMFRが2g/10分の結
晶性ポリプロピレン粉末100重量部に対して、フェノ
ール系酸化防止剤BHTを0.2重量部、ステアリン酸
カルシウムを0.1重量部、及びDCPD50重量部
を、ヘンシェルミキサー(商標)に投入し混合攪拌した
後、同方向回転型二軸押出機に供給し240℃で溶融混
練してストランドとして押出し、これを冷却しカットし
てペレット状の基層フィルム用組成物を得た。
フィルムの基層フィルム用組成物として、n−ヘプタン
不溶部を96重量%含有するMFRが2g/10分の結
晶性ポリプロピレン粉末100重量部に対して、フェノ
ール系酸化防止剤BHTを0.2重量部、ステアリン酸
カルシウムを0.1重量部、及びDCPD50重量部
を、ヘンシェルミキサー(商標)に投入し混合攪拌した
後、同方向回転型二軸押出機に供給し240℃で溶融混
練してストランドとして押出し、これを冷却しカットし
てペレット状の基層フィルム用組成物を得た。
【0055】積層フィルムの表層フィルム用組成物とし
て、n−ヘプタン不溶部を96重量%含有するMFR2
g/10分の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部に
対して、フェノール系酸化防止剤BHTを0.2重量
部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部を、ヘンシェ
ルミキサー(商標)に投入し混合攪拌した後、同方向回転
型二軸押出機に供給し240℃で溶融混練してストラン
ドとして押出し、これを冷却しカットしてペレット状の
表層フィルム用組成物を得た。
て、n−ヘプタン不溶部を96重量%含有するMFR2
g/10分の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部に
対して、フェノール系酸化防止剤BHTを0.2重量
部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部を、ヘンシェ
ルミキサー(商標)に投入し混合攪拌した後、同方向回転
型二軸押出機に供給し240℃で溶融混練してストラン
ドとして押出し、これを冷却しカットしてペレット状の
表層フィルム用組成物を得た。
【0056】[空洞含有積層延伸フィルム作成]多層T
ダイを備えた3種3層フィルム押出機(押出機は、口径
65mmφ中間層用単軸押出機が1台、口径50mmφ
の表層用単軸押出機が2台)及びテンター法二軸延伸機
を用いて、前記の基層フィルム用組成物を中間層用押出
機に、前記の表層フィルム用組成物を表層用単軸押出機
に供給し、Tダイ温度240℃で溶融し共押出を行い、
表面温度30℃の鏡面冷却ロールで急冷して、表層/基
層/表層の構成の(厚み構成比1:3:1)2種3層組
成物の未延伸積層シートを得た。得られた未延伸シート
を縦延伸機に導き加熱ロール間で140℃の温度で5倍
延伸し、次にテンター内温度160〜210℃で横方向
に8倍延伸した後、巻取り、合計厚みが140μmの空
洞含有積層延伸フィルムを得た。引き続き前記空洞含有
積層延伸フィルムを、110℃に加熱された一対の金属
ロールを用いて、線圧100kg/cmにて加熱圧縮
し、厚みが110μmの圧縮処理済み空洞含有積層延伸
フィルムを得た。
ダイを備えた3種3層フィルム押出機(押出機は、口径
65mmφ中間層用単軸押出機が1台、口径50mmφ
の表層用単軸押出機が2台)及びテンター法二軸延伸機
を用いて、前記の基層フィルム用組成物を中間層用押出
機に、前記の表層フィルム用組成物を表層用単軸押出機
に供給し、Tダイ温度240℃で溶融し共押出を行い、
表面温度30℃の鏡面冷却ロールで急冷して、表層/基
層/表層の構成の(厚み構成比1:3:1)2種3層組
成物の未延伸積層シートを得た。得られた未延伸シート
を縦延伸機に導き加熱ロール間で140℃の温度で5倍
延伸し、次にテンター内温度160〜210℃で横方向
に8倍延伸した後、巻取り、合計厚みが140μmの空
洞含有積層延伸フィルムを得た。引き続き前記空洞含有
積層延伸フィルムを、110℃に加熱された一対の金属
ロールを用いて、線圧100kg/cmにて加熱圧縮
し、厚みが110μmの圧縮処理済み空洞含有積層延伸
フィルムを得た。
【0057】このフィルムサンプルに、塗料組成物の配
合を表1のごとく変更した以外は実施例1に記載の方法
に従って、塗料組成物の作成及び塗布を行い、得られた
ポリプロピレン系成形物サンプルを評価試験に供した。
評価結果を表1に示した。
合を表1のごとく変更した以外は実施例1に記載の方法
に従って、塗料組成物の作成及び塗布を行い、得られた
ポリプロピレン系成形物サンプルを評価試験に供した。
評価結果を表1に示した。
【0058】実施例3 [基材フィルム用組成物作成]基材フィルムである積層
フィルムの基層フィルム用組成物の配合処方を、n−ヘ
プタン不溶部を96重量%含有するMFRが2g/10
分の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部、フェノー
ル系酸化防止剤BHT0.2重量部、ステアリン酸カル
シウム0.1重量部、及び炭酸カルシウム(平均粒径
1.0μm)50重量部とした以外は、実施例2と同様
にして厚さが110μmの圧縮処理済み空洞含有積層延
伸フィルムを得た。
フィルムの基層フィルム用組成物の配合処方を、n−ヘ
プタン不溶部を96重量%含有するMFRが2g/10
分の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部、フェノー
ル系酸化防止剤BHT0.2重量部、ステアリン酸カル
シウム0.1重量部、及び炭酸カルシウム(平均粒径
1.0μm)50重量部とした以外は、実施例2と同様
にして厚さが110μmの圧縮処理済み空洞含有積層延
伸フィルムを得た。
【0059】[塗料組成物の作成]塗料組成物の配合を
表1のごとく変更した以外は実施例1に記載の方法に従
って、塗料組成物の作成した。上記以外は実施例2と同
様の方法により、塗膜を有するポリプロピレン系成形物
サンプルを得た。評価結果を表1に示した。
表1のごとく変更した以外は実施例1に記載の方法に従
って、塗料組成物の作成した。上記以外は実施例2と同
様の方法により、塗膜を有するポリプロピレン系成形物
サンプルを得た。評価結果を表1に示した。
【0060】実施例4 [基材フィルム用組成物作成]基材フィルムである積層
フィルムの基層フィルム用組成物の配合処方を、n−ヘ
プタン不溶部を96重量%含有するMFRが2g/10
分の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部、フェノー
ル系酸化防止剤BHT0.2重量部、ステアリン酸カル
シウム0.1重量部、DCPD50重量部、及び炭酸カ
ルシウム(平均粒径1.0μm)50重量部とした以外
は、実施例2と同様にして厚さが110μmの圧縮処理
済み空洞含有積層延伸フィルムを得た。
フィルムの基層フィルム用組成物の配合処方を、n−ヘ
プタン不溶部を96重量%含有するMFRが2g/10
分の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部、フェノー
ル系酸化防止剤BHT0.2重量部、ステアリン酸カル
シウム0.1重量部、DCPD50重量部、及び炭酸カ
ルシウム(平均粒径1.0μm)50重量部とした以外
は、実施例2と同様にして厚さが110μmの圧縮処理
済み空洞含有積層延伸フィルムを得た。
【0061】[塗料組成物の作成]塗料組成物の配合を
表1のごとく変更した以外は実施例1に記載の方法に従
って、塗料組成物の作成した。上記以外は実施例2と同
様の方法により、塗膜を有するポリプロピレン系成形物
サンプルを得た。評価結果を表1に示した。
表1のごとく変更した以外は実施例1に記載の方法に従
って、塗料組成物の作成した。上記以外は実施例2と同
様の方法により、塗膜を有するポリプロピレン系成形物
サンプルを得た。評価結果を表1に示した。
【0062】比較例1〜3 [塗料組成物の作成]塗料組成物の配合を表1のごとく
変更した以外は実施例1に記載の方法に従って、塗料組
成物の作成した。上記以外は実施例4と同様の方法によ
り、塗膜を有するポリプロピレン系成形物サンプルを得
た。評価結果を表1に示した。
変更した以外は実施例1に記載の方法に従って、塗料組
成物の作成した。上記以外は実施例4と同様の方法によ
り、塗膜を有するポリプロピレン系成形物サンプルを得
た。評価結果を表1に示した。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】表1から明らかなように、本発明のポリ
プロピレン系成形物は、オフセットインキの密着性が良
好で、そして水に濡れても優れた帯電防止性を維持し、
かつ、印刷面が水に濡れても印刷が剥がれ難い印刷物が
得られ。耐水性が要求される屋外ポスター、各種粘着ラ
ベル、インモールドラベル、包装用紙等用途に、特にイ
ンキの密着性及び耐水スクラッチ性の要求される各種粘
着ラベル及びインモールドラベル等のシール印刷分野に
て好適使用できる。
プロピレン系成形物は、オフセットインキの密着性が良
好で、そして水に濡れても優れた帯電防止性を維持し、
かつ、印刷面が水に濡れても印刷が剥がれ難い印刷物が
得られ。耐水性が要求される屋外ポスター、各種粘着ラ
ベル、インモールドラベル、包装用紙等用途に、特にイ
ンキの密着性及び耐水スクラッチ性の要求される各種粘
着ラベル及びインモールドラベル等のシール印刷分野に
て好適使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 45/00 C08L 45/00 C09D 133/00 C09D 133/00 C09K 3/16 104 C09K 3/16 104C Fターム(参考) 4F006 AA12 AA55 AB24 AB32 BA07 CA07 DA03 DA04 4F100 AA00A AA00H AK02A AK07A AK07D AK07E AK25B AK25C AK25J AK46B AK46C AL01B AL01C AL05B AL05C AT00A BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA10B BA10C BA15 CA23A CC00B CC00C DC11A DC11D DC11E DE01A DE01H EH17 EH46 EH46B EH46C EJ17A EJ17D EJ17E EJ27E EJ37A EJ37D EJ38 EJ42A EJ42D EJ42E HB31 JA04A JA11A JA11D JA11E JB07 JG03 YY00A YY00B YY00C YY00D YY00E 4J002 BB12W BB14X BB15W BK00X DE136 DE236 DJ016 DJ046 FD016 FD030 FD070 FD170 GF00 GG02 GJ00 GK03 4J038 CG141 CH031 CH041 CJ131 CJ141 CJ161 DH002 GA06 GA08 GA13 GA14 HA156 JA17 KA03 KA06 MA08 NA04 NA12 NA20 PA19 PB04 PC08
Claims (5)
- 【請求項1】結晶性ポリプロピレン樹脂を含有する樹脂
組成物から構成された基材フィルムの少なくとも片面
に、下記(A)〜(D)の組成の単量体を重合させた親
水性共重合体の分散液と、前記共重合体中のカルボキシ
ル基1モルに対してカルボジイミド基が0.1〜3モル
となる割合で配合されるポリカルボジアミド系樹脂とを
含有する塗料組成物から構成された塗膜を形成させてな
り、不透明度が30%以上であることを特徴とするポリ
プロピレン系成形物。 (A)4級アンモニウム塩基を有する(メタ)アクリル
系単量体5〜40重量% (B)カルボキシル基を有する(メタ)アクリル系単量
体1〜20重量% (C)(B)成分を除く親水性(メタ)アクリル系単量
体1〜30重量% (D)一般式(i)で表される(メタ)アクリル系単量
体20〜60重量% CH2=CR1COOR2 (i) (R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基) - 【請求項2】基材フィルムが、結晶性ポリプロピレン樹
脂100重量部に対して、軟化点(環球法)160〜2
00℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂及び/または
無機充填剤粉末が2〜200重量部配合された樹脂組成
物からなる未延伸フィルムシートを面積倍率5倍以上に
延伸した空洞含有単層延伸フィルムである請求項1記載
のポリプロピレン系成形物。 - 【請求項3】基材フィルムが、結晶性ポリプロピレン樹
脂100重量部に対して、軟化点(環球法)160〜2
00℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂及び/または
無機充填剤粉末が2〜200重量部配合された樹脂組成
物からなるフィルムシートの少なくとも片面に、結晶性
ポリプロピレン系樹脂からなる表層フィルムを積層した
後、面積倍率5倍以上に延伸した空洞含有積層延伸フィ
ルムである請求項1記載のポリプロピレン系成形物。 - 【請求項4】基材フィルムが、請求項2に記載の空洞含
有単層延伸フィルムを、50〜160℃の温度でかつ空
洞が消滅しない圧力で、加熱圧縮することにより得られ
る圧縮処理済み空洞含有単層延伸フィルムである請求項
2記載のポリプロピレン系成形物。 - 【請求項5】基材フィルムが、請求項3に記載の空洞含
有積層延伸フィルムを、50〜160℃の温度でかつ空
洞が消滅しない圧力で、加熱圧縮することにより得られ
る圧縮処理済み空洞含有積層延伸フィルムである請求項
3記載のポリプロピレン系成形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001108211A JP2002302563A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | ポリプロピレン系成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001108211A JP2002302563A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | ポリプロピレン系成形物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002302563A true JP2002302563A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18960394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001108211A Withdrawn JP2002302563A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | ポリプロピレン系成形物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002302563A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004160689A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-10 | Toray Ind Inc | 白色二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよびそれからなる包装体、表示物、感熱転写記録用受容シート |
JP2006044257A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-02-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 帯電防止フィルム、その製造方法及び記録要素 |
-
2001
- 2001-04-06 JP JP2001108211A patent/JP2002302563A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004160689A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-10 | Toray Ind Inc | 白色二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよびそれからなる包装体、表示物、感熱転写記録用受容シート |
JP2006044257A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-02-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 帯電防止フィルム、その製造方法及び記録要素 |
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