JP2002302381A - 玉掛けワイヤーロープの勾配調整方法及びその勾配調整装置 - Google Patents

玉掛けワイヤーロープの勾配調整方法及びその勾配調整装置

Info

Publication number
JP2002302381A
JP2002302381A JP2001107567A JP2001107567A JP2002302381A JP 2002302381 A JP2002302381 A JP 2002302381A JP 2001107567 A JP2001107567 A JP 2001107567A JP 2001107567 A JP2001107567 A JP 2001107567A JP 2002302381 A JP2002302381 A JP 2002302381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire rope
movement
rope
heavy object
adjusting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001107567A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensuke Shimizu
健介 清水
Ryoichi Takii
良一 滝井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Koji KK
Otaki Jack Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
Otaki Jack Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Koji KK, Otaki Jack Co Ltd filed Critical Nippon Kokan Koji KK
Priority to JP2001107567A priority Critical patent/JP2002302381A/ja
Publication of JP2002302381A publication Critical patent/JP2002302381A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量物を吊るワイヤロープの左右バランスを
安全な場所において確実に調整することができる方法、
及びその方法を実施するための装置を提供すること。 【解決手段】 橋桁等の重量物に玉掛けしたワイヤロー
プをクレーンで吊下げる時、該重量物の傾きを調整する
方法であって、重量物に玉掛けするワイヤロープを、ク
レーンで吊り上げる調整装置に案内挿通してその両端部
を重量物に連結し、この調整装置を作動してワイヤロー
プを該ロープの軸心に沿って左右方向に移動させて、重
量物を所定の傾きに調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重量物等をクレーン
で吊り上げる時、重量物に連結する玉掛けワイヤロープ
の左右バランスを調整する玉掛けワイヤーロープの勾配
調整方法及びその勾配調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、橋の架設において、橋桁を連結
接続する時、接続する橋桁をクレーンで吊り、架設済み
の橋桁の端面にクレーンで吊った橋桁の接続側端面を突
き合わせ、その接合端面同士をボルト・ナットで連結固
定する手法がある。この時、橋桁には玉掛けワイヤロー
プ(スリング)を連結し、この玉掛けワイヤロープをク
レーンのフックに掛けて吊り上げるが、この玉掛けワイ
ヤロープは予めある長さに形成されているため、これを
用いて橋桁を4点吊りした場合、そのワイヤロープの長
さ、あるいは重心位置等によっては橋桁が傾いて吊り下
げられることになる。橋桁が傾いて吊り下げられた場合
は、既設の橋桁端面に対し接続する橋桁の端面を正確に
突き合わせることができない。
【0003】その為、上記のような不具合を解決し、橋
桁の傾きを調整する為に、上記の玉掛けワイヤロープの
途中にチェーンブロックを連結取り付け、このチェーン
ブロックの操作でクレーンのフックと橋桁(重量物)と
を連結する玉掛けワイヤロープの長さを長短調節し得る
ように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
おけるチェーンブロックの操作は、玉掛けワイヤロープ
で吊り下げ支持される橋桁の上に作業員が載り、その橋
桁上で玉掛けワイヤロープの傾きを見ながら、前記チェ
ーンブロックの手鎖を操作して玉掛けワイヤロープの長
さを長短調節し、橋桁の傾き(水平度)を調節するもの
である。従って、上記の傾き調整の操作はクレーンで吊
り上げられた高所での作業となり、揺れて安定せず、非
常に危険な作業である。
【0005】本発明は、上記した従来の技術が有する問
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、安全な場所において確実に調整することができる方
法、及びその方法を実施するための装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が講じた第1の方法は、重量物に連結した玉掛
けワイヤロープをクレーンのフックに直接掛けずに、遠
隔操作が可能な調整装置をクレーンで吊り上げ、その調
整装置を介して玉掛けワイヤロープの両側端部を重量物
に連結し、前記調整装置の操作でワイヤロープを軸心に
沿って左右方向に移動し、それにより該調整装置から重
量物までの左右のワイヤロープの長さを移動調整するよ
うにした勾配調整方法である。重量物に連結する玉掛け
ワイヤロープは、1本もので両端に連結用のソケットを
備えたもの、或いはワイヤロープの両端に夫々2本のロ
ープを連結して4点吊りし得るようにした形態等、何れ
でもよい。また、クレーンで吊る調整装置は1台に限ら
ず、2台でもよく、これら調整装置を介して重量物を、
2点吊り、4点吊りを行うようにする。
【0007】又、第2の方法は、重量物を吊り下げるた
めに連結するワイヤロープを2本とし、1本は重量物と
クレーンで吊り下げる基台に連結固定して固定長とし、
他の1本は一端を重量物に連結し、他端の解放端側は、
基台に搭載したワイヤロープを掴んでロープの軸芯に沿
って左右方向に移動させると共に、ワイヤロープを掴ん
で移動を止める移動調整機に挿通し、移動調整機を操作
してロープ長さを自由に調整し、重量物を所定の傾きに
調整する方法である。
【0008】上記第1の方法を実施するために使用する
勾配調整装置は、クレーンで吊り下げ支持し得る基台上
に、玉掛けワイヤロープを一方から他方に渉って移動可
能に支持する案内手段を設置し、その案内手段の間に、
該玉掛けワイヤロープを掴んでロープの軸心に沿って左
右方向に移動させると共に、ワイヤロープを掴んで移動
を止める、遠隔操作が可能な移動調整機を設置した構成
を特徴とする。上記移動調整機は、ワイヤロープを掴み
又は開放するチャック手段と、このチャック手段を軸方
向にスライドさせるスライド移動手段とで構成され、こ
の組み合わせからなる移動調整機を2組、案内手段の間
に背中合わせ状に配置する。又、移動調整機の配置は、
その構成部材のスライド移動手段を同一線上で背中合わ
せに配置してもよいが、背中合わせに配置する移動調整
機の各スライド移動手段を対角線上に互い違い状に配置
してもよい。また、基台上に設置する移動調整機は1台
でも、2台を平行に設置してもよい。そして、上記移動
調整機に挿通するワイヤロープは、両端に重量物と連結
するソケットが連結されたもの、或いは両端に2本のロ
ープを連結した形態のもの等、状況に合わせて適宜選択
する。更に、基台両側に配置する案内手段は、定位置に
固定してもよいが、基台に対してスライド移動可能と
し、移動調整機との間隔を長短調節することで、傾きを
てもよい。
【0009】更に、上記の遠隔操作が可能な移動調整機
としては、油圧で開閉作動するチャック装置でチャック
手段を構成し、スライド移動手段は油圧ジャッキを採用
し、それら両油圧機器を作動させる油圧ポンプは、基台
に搭載しても、或いは基台以外の場所、例えば架設済み
の橋桁上、架設現場の地上に設置してもよい。
【0010】又、第2の方法を実施するために使用する
勾配調整装置は、クレーンで吊り上げ支持し得る基台の
一方側に重量物に連結したワイヤロープの他端を連結す
る連結部を設け、基台の他方側には、重量物に一端を連
結し、他端を自由端としたワイヤロープの解放端側を移
動可能に支持する案内手段を設置し、その案内手段と前
記連結部との間に、該ワイヤロープを掴んでロープの軸
心に沿って左右方向に移動させると共に、ワイヤロープ
を掴んで移動を止める移動調整機を設置した構成を特徴
とする。上記移動調整機は、基台との連結側が解放され
たワイヤロープを引っ張り又は緩めて重量物からの長さ
を長短調節するもので、例えば、掴み又は開放する油圧
作動の引き込みチャック手段と、この引き込みチャック
手段を軸方向にスライドさせる油圧ジャッキからなるス
ライド移動手段と、このスライド移動手段を挟む如く引
き込みチャック手段と反対側に、ワイヤロープを掴み又
は開放する油圧作動の盛代えチャック手段とで構成した
ものが挙げられる。
【0011】上記請求項1記載の勾配調整方法(第1の
方法)によれば、重量物に両側端を連結した玉掛けワイ
ヤロープは該ロープを案内移動可能に支持する調整装置
の操作でワイヤロープの軸心に沿って左右方向に移動
し、重量物を目的の状態(水平又は或る傾き)に調整す
ることができる。そして、上記調整装置の操作は、吊り
下げられる重量物に載ることなく、安全な場所において
遠隔操作で操作することが出来る。
【0012】又、請求項4記載の勾配調整方法(第2の
方法)によれば、重量物に連結する固定長さのワイヤロ
ープに対して、他の1本は重量物との連結側を固定し、
他端側を移動調整して連結固定位置を任意に調整するこ
とで、重量物を目的の状態(水平又は或る傾き)に調整
することができる。そして、上記調整装置の操作は、吊
り下げられる重量物に載ることなく、安全な場所におい
て遠隔操作で操作することが出来る。
【0013】上記請求項1記載の方法の実施に使用する
勾配調整装置は請求項2に記載の構成により、ワイヤロ
ープをその軸心に沿って左右方向に移動する調整を確実
に行うことが出来る。そして、上記したワイヤロープを
掴んで左右方向に移動する動作を遠隔操作で確実に行う
ことが出来る。また、移動調整機を2台設置して4点吊
りした場合は、X、Y二方向の傾き調整が可能となる。
更に、請求項3に記載の構成により、重量物を安定よく
吊り下げることができる。
【0014】上記請求項4記載の方法の実施に使用する
勾配調整装置は請求項5、6に記載の構成により、自由
端のワイヤロープの長さ調節を確実に行うことが出来
る。そして、そのワイヤロープは端部が解放されている
ため、該ロープの交換を容易に行うことが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1のワイヤ
ロープの勾配調整方法について説明する。そのワイヤロ
ープの勾配調整方法は、重量物に連結したワイヤロープ
を掴んで該ロープの軸心に沿い左右方向に移動させる遠
隔操作が可能な調整装置をクレーンのフックに掛けて吊
り下げ、その調整装置に重量物Wを吊り下げるワイヤロ
ープを通し、ワイヤロープの両側端部を重量物Wに連結
する。そして、上記調整装置を遠隔操作してワイヤロー
プを左右方向に移動することで該調整装置を介して吊り
下げられる重量物の傾きを調整することが出来る。以
下、その勾配調整装置の実施の形態を図面に基づき説明
する。
【0016】図1は、本発明に係る勾配調整装置を使用
して重量物Wをワイヤロープで吊り下げた状態を示し、
図中、Aはクレーンのフック18にロープスリング7で
吊り上げた勾配調整装置で、この勾配調整装置Aにワイ
ヤロープ15を案内挿通し、勾配調整装置Aから突出垂
れ下がるワイヤロープ15の両側端部にソケット16、
16’が鋳込み固定され、そのソケットを重量物Wに連
結して吊り上げるように構成されている。
【0017】上記勾配調整装置Aは、スリングを介して
吊り上げられる鋼製の基台1と、この基台1の長手方向
に沿って上面に載置固定する移動調整機2、3と、移動
調整機2、3の外側に位置して基台1に回転可能に取り
付ける案内手段4、5とで構成されている。基台1は、
鋼板を用いて正面略コ字形に形成し、両側に起立突部を
形成した側板1a、1bを所定の間隔をおいて平行に起
立し、その両側板1a、1bの起立突部間の上面と下面
のほぼ全長に渉って上板1c、下板1dを溶接固定し、
更に前記上板1cと下板1dとに渉って補強板1eがリ
ブ状に配置固定されて構成されている。即ち、この基台
1はワイヤロープ15を介して重量物Wを吊り下げても
変形したりしないだけの剛性を備えた構造体に構成され
ている。
【0018】又、基台1における前後の側板1a、1b
の起立突部間には連結ピン6、6’が横架固定され、こ
の連結ピン6、6’にロープスリング7の輪部7’を通
し、ロープスリング7の反対側の輪部7”をクレーンの
フック18に引っ掛けて吊り上げるように構成されてい
る。
【0019】以上の如く構成した基台1の上板1cの上
面には、該基台の長手方向に沿って移動調整機2、3が
背中合わせ状に配置固定され、その移動調整機2、3の
軸心を通る線上で、且つ移動調整機2、3の外側に位置
して側板1a、1bの間に案内手段4、5を構成する滑
車が回転可能に取り付けられている。
【0020】移動調整機2、3は、ワイヤロープ15を
掴み/開放可能なチャック手段2a、3aと、そのチャ
ック手段2a、3aを軸心に沿ってスライド移動させる
スライド移動手段2b、3bとで構成され、そのスライ
ド移動手段2b、3bはそれぞれ2基の油圧ジャッキで
構成されている。そして、その2基の油圧ジャッキは対
角線上に対称的に配置されており、それにより装置の機
高(L)がコンパクトに設計されている。即ち、スライ
ド移動手段2b、3bは、同一の幅内に並列的に配置さ
れることで、移動調整機2、3の横長手方向の寸法を小
さく設計することができる。
【0021】上記移動調整機2、3を背中合わせで基台
1に固定する構造は、基台1の上板1cにおける長手方
向の略中央位置に支持板8を起立固定し、この支持板8
に移動調整機2のスライド移動手段2b、及び移動調整
機3のスライド移動手段3bを構成する油圧ジャッキの
シリンダ部が固定されて支持されている。即ち、2基の
油圧ジャッキからなるスライド移動手段2bと3bをX
状に交差して配置することで、移動調整機2、3の軸芯
を一致させ、チャック手段2aと3aの中心が同一線上
に位置するように構成してある。
【0022】上記移動調整機2、3のチャック手段2
a、3aは図2に示すように、シリンダ本体9の内部に
ピストンロッド10が軸方向に沿って往復動自在に収容
され、そのピストンロッド10の内周面はテーパ孔1
0’に構成されて内側に、周方向が4分割されたチャッ
ク11が収容されると共に、そのチャック11の軸方向
の上下にはチャック押えインナー12、12’が嵌合配
置され、更にチャック押え13、13’が固着されて構
成されている。そして、前記シリンダ本体9に押し側及
び戻し側のポート14、14’が形成され、圧油供給の
ホース(図示省略)を接続し得るように構成されてい
る。従って、チャック手段2a、3aは、押し側ポート
14に圧油が送られると、ピストンロッド10が図面上
で左方向に移動し、それによりチャック11はテーパ作
用で径を縮める方向に移動し、チャック11の軸芯に挿
通されたワイヤロープを掴み固定する。逆に圧油が戻し
側ポート14’に送られると、ピストンロッド10は図
面上で右方向に移動し、それによりチャック11を縮径
する作用が解除され、チャック11は4分割の部材相互
間に内蔵されたスプリングによって拡径され、掴んでい
たワイヤロープを解放する。
【0023】以上の如く構成されたチャック手段2a、
3aのシリンダ9外周にクレビス17が固着され、この
クレビス17に前記したスライド移動手段2b、3bを
構成する2基の油圧ジャッキのロッド先端が連結されて
該チャック手段2a、3aがスライドするように構成さ
れている。上記移動調整機2、3のチャック手段2a、
3aとスライド移動手段2b、3bを作動させるための
駆動源である油圧ポンプは、本装置の基台1に搭載して
もよい。又、油圧ポンプは架設済みの橋桁に載せたり、
架設現場の地上に設置するなど、適宜自由である。尚、
油圧ポンプを基台1上に搭載した場合は、該油圧ポンプ
と移動調整機とを連結するホースの処理を簡便に行うこ
とが出来る
【0024】以上の如く構成した移動調整機2、3に
は、そのチャック手段2a、3aの軸芯に沿って重量物
Wを吊り上げるワイヤロープ15を通し、そのワイヤロ
ープ15の両側部は基台1に取り付けた案内手段4、5
の滑車を介して外側に案内突出させ、その突出端部にソ
ケット16、16’が鋳込み固定されている。尚、ワイ
ヤロープ15が損傷するなどして交換する場合は、ワイ
ヤロープ15を切断してチャック手段2a、3aから外
し、新しいワイヤロープを通して端部にソケットを鋳込
み固定してセットを完了する。切断したワイヤロープ1
5に固着されたソケットは外して再利用する。
【0025】次に、上記した勾配調整装置の作動につい
て説明する。先ず、勾配調整装置の移動調整機2、3に
挿通支持されているワイヤロープ15の両側に固定され
たソケット16、16’を重量物(橋桁)Wに連結し、
基台1の両側突部の連結ピン6、6’にロープスリング
7の輪部7’を通し、輪部7”をクレーンのフック18
に引っ掛けて勾配調整装置を吊り上げる。勾配調整装置
の吊り上げにより重量物Wも吊り上げられる。この時、
重量物Wを吊り下げているワイヤロープ15における案
内手段4、5から重量物Wまでの長さが左右異なった
り、ワイヤロープ15端部のソケット16、16’を連
結する位置が重心に対して偏ったりした場合、吊り上げ
た重量物Wは傾いて吊り上げられる。その傾いた状態で
は既に架設済みの橋桁の端部に、吊り上げた重量物(橋
桁)Wの接続側端部を正確に突き合わせることが出来な
い。
【0026】このような場合に、吊り上げた重量物Wの
傾きを水平な状態に修正する時は、本装置の移動調整機
2と3の間を境として水平より下方に下がっている側を
吊っているワイヤロープ15を引っ張って反対側に移動
させることで水平に調整することができる。例えば、図
1(a)に示すソケット16’側が水平より下方に下が
っている状態を、図1(b)に示す水平に調整する動作
を図4に基づいて説明する。 ワイヤロープ15を引っ張って移動させる側の移動
調整機2のチャック手段2aを閉じて該ワイヤロープ1
5を掴み、反対側の移動調整機3のチャック手段3aは
解放状態にする(図4(a)参照)。 そして、移動調整機2のスライド移動手段2bを作
動させてワイヤロープ15を掴んでいるチャック手段2
aをスライド移動手段2bのストローク分移動させる
(図4(b)参照)。 上記スライド移動手段2bのストロークでワイヤロ
ープ15が移動し、傾きが調整され水平に修正できた場
合は、チャック手段2aを解放して該スライド移動手段
2bを初期位置に復動させる前に、反対側の移動調整機
3のチャック手段3aを閉じてワイヤロープ15を掴
み、ワイヤロープ15の移動を止める。 移動調整機3のチャック手段3aを閉じてワイヤロ
ープ15の移動を止めた状態で、移動調整機2のチャッ
ク手段2aを開いてワイヤロープ15の掴持を解放し、
スライド移動手段2bを復動させてチャック手段2aを
初期位置に戻し、初期位置においてチャック手段2aを
閉じ、ワイヤロープ15を掴んでワイヤロープ15の左
右移動を止める(図4(c)参照)。 尚、移動調整機2のスライド移動手段2bによる1回の
ストロークで傾きを調整できない場合は、スライド移動
手段2bを複数回作動させるが、その場合は上記〜
を繰り返して行い、目的の状態にする。
【0027】上記した第1の方法は、ワイヤロープの両
端部を橋桁等の重量物に連結し、そのワイヤロープの中
間部を吊り下げ支持する時、支持する位置を左右に移動
調整するという方法であるが、第2の方法は重量物を吊
り下げるワイヤロープを左右分離して2本とし、1本は
固定長、他の1本は自由長として固定長に対し長短調節
して勾配を調節する方法である。即ち、重量物を吊り下
げるために連結するワイヤロープを2本とし、1本は重
量物とクレーンで吊り下げる基台に連結固定して固定長
とし、他の1本は一端を重量物に連結し、他端の解放端
側は、基台に搭載したワイヤロープを掴んでロープの軸
芯に沿って左右方向に移動させると共に、ワイヤロープ
を掴んで移動を止める移動調整機に挿通し、移動調整機
を操作してロープ長さを自由に調整し、重量物を所定の
傾きに調整する。
【0028】以下、第2の勾配調整方法の実施に使用す
る勾配調整装置を図5及び図6に基づいて説明する。
尚、前示実施例で示した部材と同じ部材は同一の符号を
付し、説明を省略する。この勾配調整装置A’は、前記
した第1の勾配調整方法の実施に使用する勾配調整装置
Aと基本的構成は同じで、スリング7を介して吊り上げ
られる鋼製の基台1と、この基台1に搭載する移動調整
機19と、基台1における移動調整機19寄りに位置し
て該基台1に回転可能に取り付ける案内手段20、及び
基台1の案内手段20と反対側に取り付けるスリング取
付杆21とで構成されている。上記案内手段20は滑車
で構成され、その滑車はスリング取付杆21と対称位置
に横架した軸杆21’で回転自在に支持されている。
【0029】移動調整機19は、ワイヤロープを掴み又
は開放する油圧作動の引き込みチャック手段19aと、
この引き込みチャック手段19aを軸方向にスライドさ
せる油圧ジャッキからなるスライド移動手段19bと、
このスライド移動手段を挟む如く引き込みチャック手段
と反対側に配置した、ワイヤロープを掴み又は開放する
油圧作動の盛代えチャック手段19cとで構成されてい
る。上記のスライド移動手段19bとしては油圧ジャッ
キを2基用い、これを盛代えチャック手段19cの軸芯
と平行ならしめて両側に配置し、スライド移動手段19
bと盛代えチャック手段19cはクレビス又はサポート
部材を介して一体的に連結されている。又、引き込みチ
ャック手段19aのシリンダ外周にクレビス22が固着
され、このクレビス22にスライド移動手段19bを構
成する2基の油圧ジャッキのロッド先端が連結されて引
き込みチャック手段19aがスライドするように構成さ
れている。そして、上記の如く構成した移動調整機19
の基台1への取付(搭載)は、盛代えチャック手段19
cの側端(引き込みチャック手段とは反対側)に取付プ
レート23を固着し、この取付プレート23を前記基台
1にボルト・ナット等で締着して、略水平に支持され
る。更に、基台1の下面中央にはバランスビーム24の
中心部がピン構造で回転可能に取り付けられ、且つボル
ト・ナットで連結されている。これにより、重量物に連
結するワイヤロープに縒りや捩れがあっても、重量物が
水平回転したり、振れるのを防止でき、安定した吊り下
げを行うことができる。又、バランスビーム24を回転
可能とすることで、連結のボルト・ナットを外した後、
装置を反転することが容易に行える。
【0030】次に、上記勾配調整装置A’による勾配調
整について説明する。先ず、重量物(橋桁)Wにおける
一方の取付部と勾配調整装置A’を構成する基台1のス
リング取付杆21とを一定長さのワイヤロープ25で連
結し、重量物Wにおける他方の取付部に、少なくともワ
イヤロープ25より長いワイヤロープ26の一端を連結
し、該ワイヤロープ26の他端は案内手段20の滑車を
介して移動調整機19に挿通すると共に、移動調整機1
9の引き込みチャック手段19a、盛代えチャック手段
19cを閉じてワイヤロープ26の移動を止め、固定す
るする。この時、図5に仮想線で示すように、重量物W
を吊り下げているワイヤロープ25の長さ(重量物Wか
らスリング取付杆21までの長さ)に対しワイヤロープ
26の長さ(重量物Wから案内手段20までの長さ)が
長く、重量物Wが右下がり状態で吊り上げられていると
する。
【0031】このような場合に、吊り上げた重量物Wの
傾きを水平な状態(図5の実線の状態)に修正する時
は、ワイヤロープ26を引っ張って重量物Wから案内手
段20までの長さをワイヤロープ25の長さ(重量物W
からスリング取付杆21までの長さ)と略同じ長さにす
る。その調整操作は、次のように行う。 移動調整機19の引き込みチャック手段19aが閉
じ、ワイヤロープ26を掴んでいる状態で盛代えチャッ
ク手段19cを解放し、スライド移動手段19bをスト
ロークさせ、ワイヤロープ26を掴んでいる引き込みチ
ャック手段19aを図面上左方向に移動させる。 スライド移動手段19bがストロークエンドに達し
た時、盛代えチャック手段19cを閉じて引き込まれた
ワイヤロープ26を掴み移動を止めた後、引き込みチャ
ック手段19aを解放し、スライド移動手段19bを初
期位置に復動させる。 上記スライド移動手段19bの復動で引き込みチャ
ック手段19aを原点位置に戻した後、引き込みチャッ
ク手段19aを閉じてワイヤロープ26を掴み、ワイヤ
ロープ26の移動を完全に止める。 上記操作を行って目的の長さに調整し、重量物Wを所定
の傾き(勾配)に調整する。尚、ワイヤロープ26を引
き出して長くする時は、ストロークエンドで引き込みチ
ャック手段19aを閉じ、盛代えチャック手段19cを
解放した状態でスライド移動手段19bを復動させるこ
とで行うことが出来る。
【0032】図7は前記した第1の勾配調整方法に使用
する勾配調整装置による4点吊りの形態を示す図で、移
動調整機に挿通するワイヤロープ27の両端に、O型ソ
ケット28及びシャックル29を介して夫々2本のワイ
ヤロープ30、30’が連結され、その左右の2本のワ
イヤロープ30、30’の端部を重量物Wに連結して吊
り上げる。この場合は、ワイヤロープ27の移動によ
り、該ワイヤロープ27の長手方向(X方向)の傾きを
調整することが出来る。
【0033】又、図8は基台上に2台の移動調整機を平
行に設置した勾配調整装置を示し、図1で示したと同じ
ワイヤロープ15を夫々の移動調整機に挿通セットし、
各ワイヤロープ15の端部のソケットを重量物に連結し
て4点吊りとした構造である。この場合は、左側と右側
を別々の移動調整機が受け持つため、大重量の重量物の
吊り上げに好適で、2台の移動調整機を調整すること
で、重量物の傾きをX方向とY方向の二方向について行
うことが出来る。因って、接続する橋桁の突き合わせ端
部の位置修正等に好適である。
【0034】
【発明の効果】本発明の玉掛けワイヤロープの勾配調整
方法は請求項1、4に記載の構成により、重量物を吊る
ワイヤロープを、安全な場所から遠隔操作で左右方向に
移動でき、玉掛けワイヤロープの左右バランスを簡単に
調整することができる。そして、上記方法の実施に使用
する勾配調整機は請求項2に記載の構成により、ワイヤ
ロープの移動及び固定を確実に行うことが出来ると共
に、勾配調整装置をコンパクトに構成することが出来
る。又、請求項3に記載の構成により、重量物の振れや
水平回転を防止して、安定した吊り下げを保持すること
ができる。また、請求項5、6に記載の構成により、長
さを長短調節するワイヤロープの交換を容易に行うこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の勾配調整方法に使用する勾
配調整装置の一例を示し、(a)は調整前の傾いた吊り
状態、(b)は調整後の吊り状態を示す一部切欠正面図
である。
【図2】勾配調整装置を構成するチャック手段の一例を
示す断面図である。
【図3】(a)は図1(a)の拡大側面図、(b)は図
1(a)の(3−b) −(3−b)線に沿
える拡大側面図である。
【図4】図1(a)の状態を、図1(b)の状態に調整
する操作を示す動作説明図である。
【図5】第2の勾配調整方法に使用する勾配調整装置の
一例を示す一部切欠正面図である。
【図6】図5の(6)−(6)線に沿える拡大横断平面
図である。
【図7】第1の勾配調整方法に使用する勾配調整装置に
よる4点吊りの形態を示す斜視図である。
【図8】2台の移動調整機を設置した勾配調整装置によ
る4点吊りの形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A、A’…勾配調整装置 1…基台 2、3…移動調整機 2a、3a…チャック手
段 2b、3b…スライド移動手段 4、5…案内手
段 15…ワイヤロープ 19…移動調整機 19a…引き込みチャック手段 19b…スライド移
動手段 19c…盛代えチャック手段 20…案内手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝井 良一 東京都足立区北加平町4番16号 大瀧ジャ ッキ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋桁等の重量物に玉掛けしたワイヤロー
    プをクレーンで吊り上げる時、該重量物の傾きを調整す
    る方法であって、ワイヤロープを掴んで該ワイヤロープ
    を軸心方向に移動、又は掴んで移動を止める調整装置を
    クレーンで吊り下げ、その調整装置に、重量物に玉掛け
    するワイヤロープを案内挿通してワイヤロープの両端部
    を重量物に連結し、この調整装置を作動してワイヤロー
    プを該ロープの軸心に沿って左右方向に移動させて、調
    整装置を中心として該調整装置から重量物との連結部位
    までのワイヤロープの左右の長さを長短調整し、重量物
    を所定の傾きに調整することを特徴とする玉掛けワイヤ
    ロープの勾配調整方法。
  2. 【請求項2】 クレーンで吊り下げ支持し得る基台上の
    両側に、重量物を吊り下げる玉掛けワイヤロープを基台
    の一方から他方に渉って移動可能に支持する案内手段を
    設置し、その案内手段の間に、ワイヤロープを掴み又は
    開放する油圧作動のチャック手段と、このチャック手段
    を軸方向にスライドさせる油圧ジャッキからなるスライ
    ド移動手段とで構成した移動調整機を二組、背中合わせ
    状に設置し、両移動調整機の持ち替えによりワイヤロー
    プを移動調整することを特徴とする玉掛けワイヤロープ
    の勾配調整装置。
  3. 【請求項3】 上記基台の下面にバランスビームを垂下
    取り付けた請求項2記載の玉掛けワイヤロープの勾配調
    整装置。
  4. 【請求項4】 橋桁等の重量物に玉掛けしたワイヤロー
    プをクレーンで吊り上げる時、該重量物の傾きを調整す
    る方法であって、重量物の略中心を境として略左右対称
    位置にワイヤロープを連結し、その一方のワイヤロープ
    の他端をクレーンで吊り下げる調整装置の基台の一側部
    に連結固定し、他方のワイヤロープは基台に連結したワ
    イヤロープより長くしてその解放端側を、調整装置の基
    台に搭載したワイヤロープを掴んでロープの軸芯に沿っ
    て左右方向に移動させると共に、ワイヤロープを掴んで
    移動を止める移動調整機に挿通し、移動調整機を操作し
    てロープ長さを自由に調整し、固定長さのワイヤロープ
    に対して自由長さのワイヤロープの長さを調節して重量
    物を所定の傾きに調整することを特徴とする玉掛けワイ
    ヤロープの勾配調整方法。
  5. 【請求項5】 クレーンで吊り下げ支持し得る基台の一
    方側に重量物に連結したワイヤロープの他端を連結する
    連結部を設け、基台の他方側には、重量物に連結したワ
    イヤロープの解放端側を移動可能に支持する案内手段を
    設置し、その案内手段と前記連結部との間に、該ワイヤ
    ロープを掴んでロープの軸心に沿って左右方向に移動さ
    せると共に、ワイヤロープを掴んで移動を止める移動調
    整機を設置したことを特徴とする玉掛けワイヤロープの
    勾配調整装置。
  6. 【請求項6】 上記移動調整機が、ワイヤロープを掴み
    又は開放する油圧作動の引き込みチャック手段と、この
    引き込みチャック手段を軸方向にスライドさせる油圧ジ
    ャッキからなるスライド移動手段と、このスライド移動
    手段を挟む如く引き込みチャック手段と反対側に、ワイ
    ヤロープを掴み又は開放する油圧作動の盛代えチャック
    手段とで構成されていることを特徴とする請求項5記載
    の玉掛けワイヤロープの勾配調整装置。
JP2001107567A 2001-04-05 2001-04-05 玉掛けワイヤーロープの勾配調整方法及びその勾配調整装置 Pending JP2002302381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001107567A JP2002302381A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 玉掛けワイヤーロープの勾配調整方法及びその勾配調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001107567A JP2002302381A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 玉掛けワイヤーロープの勾配調整方法及びその勾配調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002302381A true JP2002302381A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18959870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001107567A Pending JP2002302381A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 玉掛けワイヤーロープの勾配調整方法及びその勾配調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002302381A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015014491A1 (de) * 2013-07-30 2015-02-05 Liebherr-Werk Biberach Gmbh Wipptraverse
CN109626196A (zh) * 2018-12-26 2019-04-16 内蒙古北方重型汽车股份有限公司 可调平衡吊具及吊装方法
CN113593812A (zh) * 2021-07-23 2021-11-02 梁术娟 一种自动定位变压器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50146129A (ja) * 1974-05-16 1975-11-22
JPS5182662A (ja) * 1975-01-16 1976-07-20 Eagle Clamp Co Tenbintsurigu
JPS5187250A (ja) * 1975-01-29 1976-07-30 Nippon Kokan Kk Kentsurisochi
JPS5781253U (ja) * 1981-09-24 1982-05-19

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50146129A (ja) * 1974-05-16 1975-11-22
JPS5182662A (ja) * 1975-01-16 1976-07-20 Eagle Clamp Co Tenbintsurigu
JPS5187250A (ja) * 1975-01-29 1976-07-30 Nippon Kokan Kk Kentsurisochi
JPS5781253U (ja) * 1981-09-24 1982-05-19

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015014491A1 (de) * 2013-07-30 2015-02-05 Liebherr-Werk Biberach Gmbh Wipptraverse
CN109626196A (zh) * 2018-12-26 2019-04-16 内蒙古北方重型汽车股份有限公司 可调平衡吊具及吊装方法
CN113593812A (zh) * 2021-07-23 2021-11-02 梁术娟 一种自动定位变压器
CN113593812B (zh) * 2021-07-23 2022-08-26 山东泰莱电气股份有限公司 一种自动定位变压器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2587746C2 (ru) Способ соединения вместе секций узла подвески крана и используемый в нем узел ворота
US3937340A (en) Aerial platform having boom mounted pipe holder
EP0364412A1 (en) A crane implement for hoisting and launching boats to and from a quay
US4892202A (en) Deepwater extended hook travel attachment
JP2002302381A (ja) 玉掛けワイヤーロープの勾配調整方法及びその勾配調整装置
JP4422845B2 (ja) カウンタウエイト取付け方法及び枠体支持手段
CN217894891U (zh) 管道吊装夹具
JP2001063958A (ja) 多脚ブロック等掴みアーム
CN114671336A (zh) 火箭起竖装置
JP2003054876A (ja) サイドフレームの着脱装置および着脱方法
JP3074373B2 (ja) 挟持吊り上げ装置
JP2531539Y2 (ja) 長尺物揚重吊具
US4842150A (en) Apparatus for stabilizing the load of a crane or the like
JP7230895B2 (ja) クレーンの連結ビーム
CN219098558U (zh) 一种摆臂式调整起吊重心吊梁
JP6246707B2 (ja) ブーム取付装置およびクレーン
CN116873742B (zh) 一种金属铸造件用吊取装置
CN217838040U (zh) 吊具
CN216971746U (zh) 矿山开采的重型钻杆更换吊装夹具
WO2022264497A1 (ja) バックストップ
JP2541376Y2 (ja) 揚重吊具
JP2552019Y2 (ja) 吊具昇降装置
CN116177390A (zh) 一种摆臂式调整起吊重心吊梁及其工作方法
JPH08282976A (ja) 移動式クレーンの荷吊り装置
JP2536185Y2 (ja) 自動玉掛け治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070802

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070802

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928