JP2002302279A - 重送防止ローラを具備した給紙装置 - Google Patents
重送防止ローラを具備した給紙装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大判用紙を複数枚積載した状態で給紙しても
印字装置に２枚以上の用紙が一緒になって搬送されるこ
とがないような給紙装置を提供すること。 【解決手段】 給紙ローラ３の給紙力を抑制しない程度
に大判用紙Ｐの後端部を当接する重送防止ローラ６を、
大判用紙Ｐを複数枚積載した状態のホッパ１に連設した
ペーパーサポート２後端部の用紙後端部に当接する位置
に設けたことにより、該重送防止ローラ６は、ペーパー
サポート２から１番上の大判用紙Ｐ１が搬送され始め、
１番上の大判用紙Ｐ１とその次の大判用紙Ｐ２との間に
多少の「ズレ」が生じた段階で次の大判用紙Ｐ２を軽く
押さえるように作用し、ホッパ１に連設したペーパーサ
ポート２からの大判用紙Ｐの搬送が一枚づつ行なわれる
ことを可能とする。
印字装置に２枚以上の用紙が一緒になって搬送されるこ
とがないような給紙装置を提供すること。 【解決手段】 給紙ローラ３の給紙力を抑制しない程度
に大判用紙Ｐの後端部を当接する重送防止ローラ６を、
大判用紙Ｐを複数枚積載した状態のホッパ１に連設した
ペーパーサポート２後端部の用紙後端部に当接する位置
に設けたことにより、該重送防止ローラ６は、ペーパー
サポート２から１番上の大判用紙Ｐ１が搬送され始め、
１番上の大判用紙Ｐ１とその次の大判用紙Ｐ２との間に
多少の「ズレ」が生じた段階で次の大判用紙Ｐ２を軽く
押さえるように作用し、ホッパ１に連設したペーパーサ
ポート２からの大判用紙Ｐの搬送が一枚づつ行なわれる
ことを可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚積載した状
態にある大判用紙をプリンターに一枚ずつ供給する給紙
装置に関する。特に、２枚以上の大判用紙が重なって給
紙される重送の発生を防止した給紙装置に関する。
態にある大判用紙をプリンターに一枚ずつ供給する給紙
装置に関する。特に、２枚以上の大判用紙が重なって給
紙される重送の発生を防止した給紙装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の一般的な給紙装置を図６に示す。
図６において、６１は給紙トレイであり、ペーパーサポ
ート６２には複数枚の用紙Ｐを積載することが可能とな
っており、積載された用紙Ｐを給紙ローラ６３方向に付
勢するようになっている。このような給紙装置において
は、給紙ローラ６３が回転すると、給紙ローラ６３に接
触している１番上の用紙Ｐ１と他の用紙Ｐも搬送され、
分離パッド６４によって１番上の用紙Ｐ１が他の用紙Ｐ
と分離されて一枚ずつ印字装置に供給されるようになっ
ている。
図６において、６１は給紙トレイであり、ペーパーサポ
ート６２には複数枚の用紙Ｐを積載することが可能とな
っており、積載された用紙Ｐを給紙ローラ６３方向に付
勢するようになっている。このような給紙装置において
は、給紙ローラ６３が回転すると、給紙ローラ６３に接
触している１番上の用紙Ｐ１と他の用紙Ｐも搬送され、
分離パッド６４によって１番上の用紙Ｐ１が他の用紙Ｐ
と分離されて一枚ずつ印字装置に供給されるようになっ
ている。
【０００３】しかし、Ａ３，Ａ２，Ａ１などのような大
判用紙に対して文字・画像（以下、単に「画像」とい
う）を記録する場合には、給紙装置のペーパーサポート
に対して大判用紙を一枚ずつ載せ、一枚ずつ印字装置に
対して給紙を行っていた。それは、大判用紙の場合に
は、たとえサバキを入れた後であっても、上下の用紙同
士の接触面積が大きく、また、上の用紙の裏面と下の用
紙の表面との間の摩擦係数が小さいためにどうしても２
枚以上の用紙が一緒になって供給される、いわゆる、重
送がなされる場合が多かったからである。
判用紙に対して文字・画像（以下、単に「画像」とい
う）を記録する場合には、給紙装置のペーパーサポート
に対して大判用紙を一枚ずつ載せ、一枚ずつ印字装置に
対して給紙を行っていた。それは、大判用紙の場合に
は、たとえサバキを入れた後であっても、上下の用紙同
士の接触面積が大きく、また、上の用紙の裏面と下の用
紙の表面との間の摩擦係数が小さいためにどうしても２
枚以上の用紙が一緒になって供給される、いわゆる、重
送がなされる場合が多かったからである。
【０００４】そこで、本発明者等は、大判用紙を給紙装
置のペーパーサポートに対して複数枚積載した状態で給
紙を行っても２枚以上の用紙が一緒になって供給され
る、いわゆる、重送がなされないようにするための方策
について検討していたところ、複数枚積載した状態にあ
る用紙に給紙ローラの給紙力を抑制しない程度に軽く接
する当接部材を設けておくと、給紙ローラによって１番
上の用紙が給紙され始めると、１番上の用紙とその次の
用紙との間に多少の「ズレ」が生じ、その段階で該当接
部材は次の用紙を軽く押さえることになって重送を防ぐ
ことができることを見いだした。
置のペーパーサポートに対して複数枚積載した状態で給
紙を行っても２枚以上の用紙が一緒になって供給され
る、いわゆる、重送がなされないようにするための方策
について検討していたところ、複数枚積載した状態にあ
る用紙に給紙ローラの給紙力を抑制しない程度に軽く接
する当接部材を設けておくと、給紙ローラによって１番
上の用紙が給紙され始めると、１番上の用紙とその次の
用紙との間に多少の「ズレ」が生じ、その段階で該当接
部材は次の用紙を軽く押さえることになって重送を防ぐ
ことができることを見いだした。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の知見
に基づいてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、大判用紙を複数枚積載した状態で給紙しても印字
装置に２枚以上の用紙が一緒になって供給されることが
ないような給紙装置を提供することである。
に基づいてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、大判用紙を複数枚積載した状態で給紙しても印字
装置に２枚以上の用紙が一緒になって供給されることが
ないような給紙装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の用紙
が積載された用紙に給紙ローラの給紙力を抑制しない程
度に接する当接部材を、ペーパーサポート後端部の用紙
後端部に当接する位置に設けること、即ち、ホッパに連
設され、複数枚の用紙が積載されたペーパーサポートか
ら給紙ローラにより１番上の用紙が搬送され始め、１番
上の用紙とその次の用紙との間に多少の「ズレ」が生じ
た段階で次の用紙を軽く押さえるように作用する当接部
材を、ペーパーサポート後端部の用紙後端部に当接する
位置に設けること、によって上記の目的を達成するもの
である。
が積載された用紙に給紙ローラの給紙力を抑制しない程
度に接する当接部材を、ペーパーサポート後端部の用紙
後端部に当接する位置に設けること、即ち、ホッパに連
設され、複数枚の用紙が積載されたペーパーサポートか
ら給紙ローラにより１番上の用紙が搬送され始め、１番
上の用紙とその次の用紙との間に多少の「ズレ」が生じ
た段階で次の用紙を軽く押さえるように作用する当接部
材を、ペーパーサポート後端部の用紙後端部に当接する
位置に設けること、によって上記の目的を達成するもの
である。
【０００７】即ち、本発明に係る給紙装置は、用紙を一
枚ずつ供給するために積載された複数枚の用紙を給紙ロ
ーラに対して押圧するホッパに連設され、複数枚の用紙
が積載されたペーパーサポートを有する給紙装置であっ
て、給紙ローラの給紙力を抑制しない程度に用紙に接す
る当接部材を、ペーパーサポート後端部の用紙後端部に
当接する位置に設けたことを特徴とし、このような当接
部材を設けることによって、１番上の用紙が給紙ローラ
によって印字装置に送られる際に次の用紙の後端部を押
さえて次の用紙が１番上の用紙に引き摺られて重なった
状態で印字装置に供給されるのを防止することができ
る。（請求項１）
枚ずつ供給するために積載された複数枚の用紙を給紙ロ
ーラに対して押圧するホッパに連設され、複数枚の用紙
が積載されたペーパーサポートを有する給紙装置であっ
て、給紙ローラの給紙力を抑制しない程度に用紙に接す
る当接部材を、ペーパーサポート後端部の用紙後端部に
当接する位置に設けたことを特徴とし、このような当接
部材を設けることによって、１番上の用紙が給紙ローラ
によって印字装置に送られる際に次の用紙の後端部を押
さえて次の用紙が１番上の用紙に引き摺られて重なった
状態で印字装置に供給されるのを防止することができ
る。（請求項１）
【０００８】また、本発明に係る給紙装置は、前記当接
部材が、常に用紙に接するように弾性部材により用紙方
向に付勢されている重送防止ローラであることを特徴と
し、このことにより、給紙ローラによってペーパーサポ
ートから１番上の用紙のみが搬送されることが容易にな
る。（請求項２）
部材が、常に用紙に接するように弾性部材により用紙方
向に付勢されている重送防止ローラであることを特徴と
し、このことにより、給紙ローラによってペーパーサポ
ートから１番上の用紙のみが搬送されることが容易にな
る。（請求項２）
【０００９】また、本発明に係る給紙装置は、前記当接
部材が、常に用紙に接するように弾性部材により用紙方
向に付勢されている非回転摩擦部材であることを特徴と
し、このことにより、当接部材の選定・取り付けが簡単
になる。（請求項３）
部材が、常に用紙に接するように弾性部材により用紙方
向に付勢されている非回転摩擦部材であることを特徴と
し、このことにより、当接部材の選定・取り付けが簡単
になる。（請求項３）
【００１０】また、本発明に係る給紙装置は、前記弾性
部材が、スプリングであることを特徴とし、このことに
より、当接部材が、常に用紙に接するような状態での付
勢が容易となる。（請求項４）
部材が、スプリングであることを特徴とし、このことに
より、当接部材が、常に用紙に接するような状態での付
勢が容易となる。（請求項４）
【００１１】また、本発明に係る給紙装置は、前記給紙
ローラと用紙との間の摩擦係数が１．０超であり、用紙
間の摩擦係数が０．６未満であり、前記当接部材と用紙
との間の摩擦係数が、０．７〜１．０であることを特徴
とし、このことにより、給紙ローラによるペーパーサポ
ートからの１番上の用紙と次の用紙との分離が容易とな
る。 （請求項５）
ローラと用紙との間の摩擦係数が１．０超であり、用紙
間の摩擦係数が０．６未満であり、前記当接部材と用紙
との間の摩擦係数が、０．７〜１．０であることを特徴
とし、このことにより、給紙ローラによるペーパーサポ
ートからの１番上の用紙と次の用紙との分離が容易とな
る。 （請求項５）
【００１２】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して説明する。図１は、本発明の
給紙装置の第１の実施の形態を示す概略断面図であり、
図２は、本発明の給紙装置の第１の実施の形態を示す概
略平面図である。図３は、本発明の給紙装置の第２の実
施の形態のペーパーサポート部分を示す概略斜視図であ
り、図４は、本発明の給紙装置の第３の実施の形態のペ
ーパーサポート部分を示す概略斜視図であり、図５は、
本発明の給紙装置の第４の実施の形態のペーパーサポー
ト部分を示す概略斜視図である。
態について図面を参照して説明する。図１は、本発明の
給紙装置の第１の実施の形態を示す概略断面図であり、
図２は、本発明の給紙装置の第１の実施の形態を示す概
略平面図である。図３は、本発明の給紙装置の第２の実
施の形態のペーパーサポート部分を示す概略斜視図であ
り、図４は、本発明の給紙装置の第３の実施の形態のペ
ーパーサポート部分を示す概略斜視図であり、図５は、
本発明の給紙装置の第４の実施の形態のペーパーサポー
ト部分を示す概略斜視図である。
【００１３】図１，２に示されているように、この給紙
装置は、共通の軸に設けられ、用紙Ｐの両端部に当接し
て用紙Ｐを給紙するための一対の給紙ローラ３，３を有
している。給紙ローラ３は、ゴム等の高摩擦部材で形成
されていても良いし、また、表面にゴム等の高摩擦部材
が設けられていても良く、給紙ローラ３と用紙Ｐとの間
の摩擦係数が１．０を超えるようにされておれば良い。
この給紙ローラ３は、図示しない駆動手段によって回転
駆動される軸とともに回転し、用紙Ｐを搬送する。この
給紙ローラ３の少なくとも一方は、軸に沿ってスライド
可能に取り付けられている。
装置は、共通の軸に設けられ、用紙Ｐの両端部に当接し
て用紙Ｐを給紙するための一対の給紙ローラ３，３を有
している。給紙ローラ３は、ゴム等の高摩擦部材で形成
されていても良いし、また、表面にゴム等の高摩擦部材
が設けられていても良く、給紙ローラ３と用紙Ｐとの間
の摩擦係数が１．０を超えるようにされておれば良い。
この給紙ローラ３は、図示しない駆動手段によって回転
駆動される軸とともに回転し、用紙Ｐを搬送する。この
給紙ローラ３の少なくとも一方は、軸に沿ってスライド
可能に取り付けられている。
【００１４】１はホッパであり、ホッパ１には、大判用
紙Ｐを傾斜状態で多数枚積載し保持することが可能なよ
うに、ペーパーサポート２が一体に又は分離可能に連設
されている。ペーパーサポート２には、後端部にＵ字型
スプリングのような弾性部材５を介して重送防止ローラ
（回転ローラ）のような当接部材６が設けられており、
その弾性部材５によって当接部材６が用紙Ｐの後端部に
軽く当接され、一番上の用紙Ｐ１が給紙ローラ３によっ
て印字装置の方に移動し、次の用紙Ｐ２との間に少しの
「ズレ」が生じた際に、次の用紙Ｐ２の後端部に軽く接
し次の用紙Ｐ２が１番上の用紙Ｐ１に引き摺られて重な
った状態で印字装置に給紙されるのを防止する働きをす
る。また、ホッパ１は、少なくとも給紙動作時に給紙ロ
ーラ３に対して用紙Ｐをスプリングなどによって圧接す
るようにされている。
紙Ｐを傾斜状態で多数枚積載し保持することが可能なよ
うに、ペーパーサポート２が一体に又は分離可能に連設
されている。ペーパーサポート２には、後端部にＵ字型
スプリングのような弾性部材５を介して重送防止ローラ
（回転ローラ）のような当接部材６が設けられており、
その弾性部材５によって当接部材６が用紙Ｐの後端部に
軽く当接され、一番上の用紙Ｐ１が給紙ローラ３によっ
て印字装置の方に移動し、次の用紙Ｐ２との間に少しの
「ズレ」が生じた際に、次の用紙Ｐ２の後端部に軽く接
し次の用紙Ｐ２が１番上の用紙Ｐ１に引き摺られて重な
った状態で印字装置に給紙されるのを防止する働きをす
る。また、ホッパ１は、少なくとも給紙動作時に給紙ロ
ーラ３に対して用紙Ｐをスプリングなどによって圧接す
るようにされている。
【００１５】弾性部材５としては、図１に示されている
ようなＵ字型スプリングが好ましいが、図３，４，５に
示されているような他の形状のスプリングや図示されて
いないけれども柱状の弾性ゴム等でも良く、用紙一枚分
の段差が生じても常に当接部材６が用紙Ｐに接触してい
る状態となる程度に付勢するものであれば如何なるもの
でも良い。また、当接部材６としては、重送防止ローラ
が好ましいが、非回転摩擦部材でも良く、例えば、図５
に示されているような摩擦係数が０．７〜１．０程度の
平板状の摩擦部材でも良い。用紙Ｐとの間の摩擦係数
が、上下の用紙間の摩擦係数である０．６より大きい摩
擦係数であって、給紙ローラ３と用紙Ｐとの間の摩擦係
数（１．０を超える）より小さい摩擦係数であるもので
あれば如何なる形状構造の部材であっても良い。当接部
材６は、図２に示されているように、用紙Ｐの両端付近
に一個ずつの２個設けることが好ましいが、特に限定さ
れるものではなく、上記のような作用をすれば１個で
も、３個でも良い。
ようなＵ字型スプリングが好ましいが、図３，４，５に
示されているような他の形状のスプリングや図示されて
いないけれども柱状の弾性ゴム等でも良く、用紙一枚分
の段差が生じても常に当接部材６が用紙Ｐに接触してい
る状態となる程度に付勢するものであれば如何なるもの
でも良い。また、当接部材６としては、重送防止ローラ
が好ましいが、非回転摩擦部材でも良く、例えば、図５
に示されているような摩擦係数が０．７〜１．０程度の
平板状の摩擦部材でも良い。用紙Ｐとの間の摩擦係数
が、上下の用紙間の摩擦係数である０．６より大きい摩
擦係数であって、給紙ローラ３と用紙Ｐとの間の摩擦係
数（１．０を超える）より小さい摩擦係数であるもので
あれば如何なる形状構造の部材であっても良い。当接部
材６は、図２に示されているように、用紙Ｐの両端付近
に一個ずつの２個設けることが好ましいが、特に限定さ
れるものではなく、上記のような作用をすれば１個で
も、３個でも良い。
【００１６】４は、分離パッドであり、少なくとも給紙
動作時に給紙ローラ３に対してスプリングなどによって
圧接されており、ホッパ１とペーパーサポート２に保持
されている複数枚の用紙Ｐから２枚以上の用紙が同時に
搬送されるようとする時に、これを分離して一番上の用
紙Ｐ１のみを搬送しようとするものであるが、大判用紙
のような場合には、上下の用紙同士の接触面積が大き
く、１番上の用紙Ｐ１に引き摺られて次の用紙Ｐ２が重
なった状態で搬送されようとし、必ずしも十分ではなか
った。そこで、本発明においては、分離パッド４に加え
て上記のような分離用の当接部材６を設けるものであ
る。即ち、大判用紙Ｐの後端部に接する位置に、給紙ロ
ーラ３の給紙力を抑制しない程度に用紙の後端部に接す
る当接部材６を設けることにより、ホッパ１に連設した
ペーパーサポート２から１番上の用紙Ｐ１が搬送され始
め、１番上の用紙Ｐ１とその次の用紙Ｐ２との間に多少
の「ズレ」が生じた段階で、１番上の用紙Ｐ１に接して
いた当接部材６が次の用紙Ｐ２に接するようになるため
に、１番上の用紙Ｐ１のみが搬送され続け、次の用紙Ｐ
２は、１番上の用紙Ｐ１に引き摺られることなくその位
置にとどまり、一枚づつの搬送が可能となる。
動作時に給紙ローラ３に対してスプリングなどによって
圧接されており、ホッパ１とペーパーサポート２に保持
されている複数枚の用紙Ｐから２枚以上の用紙が同時に
搬送されるようとする時に、これを分離して一番上の用
紙Ｐ１のみを搬送しようとするものであるが、大判用紙
のような場合には、上下の用紙同士の接触面積が大き
く、１番上の用紙Ｐ１に引き摺られて次の用紙Ｐ２が重
なった状態で搬送されようとし、必ずしも十分ではなか
った。そこで、本発明においては、分離パッド４に加え
て上記のような分離用の当接部材６を設けるものであ
る。即ち、大判用紙Ｐの後端部に接する位置に、給紙ロ
ーラ３の給紙力を抑制しない程度に用紙の後端部に接す
る当接部材６を設けることにより、ホッパ１に連設した
ペーパーサポート２から１番上の用紙Ｐ１が搬送され始
め、１番上の用紙Ｐ１とその次の用紙Ｐ２との間に多少
の「ズレ」が生じた段階で、１番上の用紙Ｐ１に接して
いた当接部材６が次の用紙Ｐ２に接するようになるため
に、１番上の用紙Ｐ１のみが搬送され続け、次の用紙Ｐ
２は、１番上の用紙Ｐ１に引き摺られることなくその位
置にとどまり、一枚づつの搬送が可能となる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、用紙、
特に大判用紙が複数枚積載されたペーパーサポートの後
端部に給紙ローラの給紙力を抑制しない程度に用紙の後
端部に接する当接部材、例えば、重送防止ローラのよう
な当接部材を設けることにより、ホッパに連設したペー
パーサポートからの大判用紙の搬送が一枚づつ行なわ
れ、印字装置に確実に一枚づつ送られることが可能にな
り、位置ずれなどの生じない良好な画像印刷が可能とな
るという優れた効果を奏する。
特に大判用紙が複数枚積載されたペーパーサポートの後
端部に給紙ローラの給紙力を抑制しない程度に用紙の後
端部に接する当接部材、例えば、重送防止ローラのよう
な当接部材を設けることにより、ホッパに連設したペー
パーサポートからの大判用紙の搬送が一枚づつ行なわ
れ、印字装置に確実に一枚づつ送られることが可能にな
り、位置ずれなどの生じない良好な画像印刷が可能とな
るという優れた効果を奏する。
【図１】本発明の給紙装置の第１の実施の形態を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図２】本発明の給紙装置の第１の実施の形態を示す概
略平面図である。
略平面図である。
【図３】本発明の給紙装置の第２の実施の形態のペーパ
ーサポート部分を示す概略斜視図である。
ーサポート部分を示す概略斜視図である。
【図４】本発明の給紙装置の第３の実施の形態のペーパ
ーサポート部分を示す概略斜視図である。
ーサポート部分を示す概略斜視図である。
【図５】本発明の給紙装置の第４の実施の形態のペーパ
ーサポート部分を示す概略斜視図である。
ーサポート部分を示す概略斜視図である。
【図６】従来の一般的な給紙装置を示すである。
１ ホッパ ２ ペーパーサポート ３ 給紙ローラ ４ パッド ５ 弾性部材 ６ 当接部材 Ｐ 用紙 Ｐ１ １番上の用紙 Ｐ２ 次の用紙 ６１ トレイ ６２ ペーパーサポート ６３ 給紙ローラ ６４ パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3F343 FA02 FB02 FB04 FC01 GA01 GB01 GD01 HB04 HD09 HD10 HD11 HD17 JA03 JA19 JD02 JD08 JD09 JD15 LA03 LA15 LC27
Claims (5)
- 【請求項１】 用紙を一枚ずつ供給するために積載され
た複数枚の用紙を給紙ローラに対して押圧するホッパに
連設され、複数枚の用紙が積載されたペーパーサポート
を有する給紙装置であって、給紙ローラの給紙力を抑制
しない程度に用紙に接する当接部材を、ペーパーサポー
ト後端部の用紙後端部に当接する位置に設けたことを特
徴とする給紙装置。 - 【請求項２】 前記当接部材が、常に用紙に接するよう
に弾性部材により用紙方向に付勢されている重送防止ロ
ーラである、請求項１に記載の給紙装置。 - 【請求項３】 前記当接部材が、常に用紙に接するよう
に弾性部材により用紙方向に付勢されている非回転摩擦
部材である、請求項１に記載の給紙装置。 - 【請求項４】 前記弾性部材が、スプリングである、請
求項１〜３のいずれかに記載の給紙装置。 - 【請求項５】 前記給紙ローラと用紙との間の摩擦係数
が１．０超であり、用紙間の摩擦係数が０．６未満であ
り、前記当接部材と用紙との間の摩擦係数が、０．７〜
１．０である、請求項１〜４のいずれかに記載の給紙装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001109320A JP2002302279A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 重送防止ローラを具備した給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001109320A JP2002302279A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 重送防止ローラを具備した給紙装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002302279A true JP2002302279A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18961281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001109320A Withdrawn JP2002302279A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 重送防止ローラを具備した給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002302279A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008094594A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Canon Inc | シート給送装置及び画像形成装置 |
-
2001
- 2001-04-06 JP JP2001109320A patent/JP2002302279A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008094594A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Canon Inc | シート給送装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |