JP2002301850A - 逐次印刷において着色剤付着エラーを軽減させる装置および方法 - Google Patents

逐次印刷において着色剤付着エラーを軽減させる装置および方法

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JP2002301850A JP2001314979A JP2001314979A JP2002301850A JP 2002301850 A JP2002301850 A JP 2002301850A JP 2001314979 A JP2001314979 A JP 2001314979A JP 2001314979 A JP2001314979 A JP 2001314979A JP 2002301850 A JP2002301850 A JP 2002301850A
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デヴィッド・エイチ・ドノヴァン
Miquel Boleda
ミカエル・ボレーダ
Johan Lammens
ヨアン・ラメンス
Francesc Subirada
フランセスク・スビラーダ
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    • G06K2215/0094Colour printing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ノズル・アレイのCDEを測定し、入力画
像データと意図された印刷マークとの間のマッピングを
修正してCDEを補償することを可能にする。 【解決手段】 入力画像データ70に基づいて、画素グ
リッドで形成された個々のマークからの構成により所望
の画像を印刷媒体上に印刷する装置であって、着色剤付
着エラーの影響を受ける少なくとも1つのマルチ素子逐
次印刷アレイ23〜26と、少なくとも1つのアレイの
着色剤付着エラーを測定する手段72と、測定した着色
剤付着エラーを補償するために、入力画像データと前記
マークとの間のマッピングを構成するマルチ列マルチ行
の数値表を修正する手段83と、修正したマッピングを
使用して印刷する手段とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、一般に、紙、透明
シート、その他の光沢媒体などの印刷媒体上に、文字ま
たは図形を逐次印刷するための装置および手順に関し、
より詳細には、印刷媒体上に2次元画素グリッドで作成
される個々のインク・スポットから文字または図形を増
分的または別の言葉では漸進的に構成する装置(たとえ
ば、インクジェット・プリンタ、複写機、ファクシミリ
受信機)および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】そのような「増分的」な印刷は、マーキ
ング素子の1つのページ全幅アレイ(または、複数の着
色剤ごとに1つのそのようなアレイ)を印刷媒体の長さ
方向に通過させるか、あるいはそのアレイの下に媒体を
縦方向に通過させることによって達成される。その代わ
りに、逐次印刷は、しばしば「走査」と呼ばれるプロセ
スで、小さいアレイ(または、この場合も、複数の着色
剤ごとに1つ)を媒体の幅の端から端に複数回通過させ
ることによって達成することができ、媒体は、パスとパ
スの間に走査経路または走査軸のもとで前進され、それ
ぞれのパスにおいてマークのスワス(swath)また
は部分スワスが作成される。
【0003】今日の商用の装置において、このグリッド
は、一般に、列と行の長方形パターンであるが、本文書
の目的では、長方形でなくもてもよい。たとえば、六角
形の画素グリッド・パターンは、簡単に使用できること
は明らかであり、本発明の密度と関連する態様は、たと
えば極などの、はるかにかけ離れたグリッド形式でも可
能になる。本発明は、いくつかのケースでは特に、呈色
現象と次元現象との間のクロスオーバ効果を利用する技
術を使用して、着色剤付着エラー(「CDE」colo
rant−deposition error)を削減
し、それにより画像品質を最適化するものである。
【0004】逐次印刷の基本は、紙やその他の印刷媒体
上の指定された場所に小さい着色剤ドットを正確に付着
させることである。インクジェット印刷において、その
ような配置は、インク滴の弾道的送出の形をとる。
【0005】一般に、そのような機構は、指定解像度の
長方形グリッドを形成し、現在、最も一般的な解像度
は、12×12または24×24ドット/ミリメートル
(300×300または600×600ドット/イン
チ)である。しかしながら、他の形式が、引き続き評価
されている。
【0006】少なくとも2つの重要な仕組みによって、
CDEの制御において解決しにくい問題が生じている。
ドット密度のばらつきと関連したCDEのタイプに関し
て、そのような厳しい問題は、単色印刷でも生じてい
る。
【0007】最適な印刷媒体前進のばらつきと関連した
CDEのタイプに関して、そのような問題は、一般に、
異なる色平面を組み合わせる印刷、最も一般的には原色
であるがヘキサクロム(hexachrome)や明る
い色などの他の色セットが画像を形成する印刷において
使用可能な補正リソースを上回っている。このケースに
おいて、主な問題は、異なる着色剤を共通領域に関連付
けて送出するための基礎的な要件から直接生じている。
【0008】1.エラーのタイプ 本文書の目的のために、CDEは、次のような少なくと
も4つの主なタイプの直接観察可能なエラーを含み、こ
れらのエラーはそれぞれ、いくつかの条件では単独で生
じることがあるが、一般には、これらのタイプは、複雑
な形で相互に関係づけられる。 (1)独立素子濃度エラー (2)スワス高さエラー(swath−height
error)(「SWE」) (3)エリア・フィル(area−fill)不均一性
(nonuniformity)(「AFNU」) (4)インク媒体相互作用
【0009】これらのうちの第1のものは、狙いが正確
かどうかに関係なく、印刷されたドットが濃すぎるか、
または薄すぎるかのどちらかの独立した印刷素子を指し
ている。インクジェット印刷において、そのようなエラ
ーは、滴の重さ、滴の形状またはその他の効果により生
じることがある。第2のSWEは、高すぎるかまたは浅
すぎるように見えるスワスを指し、最も一般にはアレイ
の両端近くの照準エラーによるものと見なされる。しか
しながら、いくつかのSWE効果は、そのような領域内
の濃度エラーから生じることがある。(頭文字「SW
E」は、初期に普及した命名法の「スワス幅エラー(s
wath width error)に由来するもので
ある。)
【0010】第3のタイプのエラー(AFNU)は、均
一な画像データに応じて印刷された画像フィールドにお
ける不均一な濃度を指している。この種のエラーは、最
初の2つのエラーのうちのどちらかによるものか、アレ
イ両端において特に集中されない照準エラーによるもの
か、またはドット配置属性の未定義の複合体によるもの
である可能性がある。
【0011】そのような配置属性は、着色剤とその着色
剤を付着させる印刷媒体との相互作用に強い影響を及ぼ
す可能性が高い。これは、第4のカテゴリのエラーであ
る「インク媒体相互作用」の影響である。
【0012】(用語AFNUすなわち「エリア・フィル
(area fill)不均一性」は、いくつかの産業
設備において、より具体的なタイプの不良、たとえばし
みやまだらのある外観を意味するために使用される。本
発明者は、このことを、そのようなわずかに異なる使用
法による混乱を回避するために指摘したい。AFNU
は、本文書で使用されるとき、本質的に「スワス塗りつ
ぶし不均一性」の意味とみなすことができる。
【0013】以上考察した結果および原因は、厳密に
は、提案されている原因と結果の形と互いに関連してい
ない。したがって、たとえば、第3のタイプのエラーで
ある不均一な濃度の原因は、インク媒体相互作用であ
り、したがって、そのような相互作用は、いくつかの目
的で、結果としてではなく原因として列挙された方がよ
いこともある。後で簡単に示すように、これらの関係の
厳密な分類は、本発明の理解または有効性にとって重要
な意味を持たない。
【0014】AFNUとSWEはそれら自体、見る人に
とって、空間分布と空間ひずみの個別の問題としてそれ
ぞれ表れることがあるが、実際には、スワス高さのひず
み(または、任意の他の形)として表れるものは、摂動
した着色剤の分布によって生じることがある。すなわ
ち、ひずみは、分布誤差の内に入れ子にされる。
【0015】2.印刷アレイの寿命の短縮 現在、マルチ素子印刷アレイ(たとえば、インクジェッ
ト印刷における「プリントヘッド」やマルチノズル「ペ
ン」を含む)は、これらのタイプのうちのいずれかの深
刻な問題が生じたときは破棄されるが、特に、単に印刷
媒体の前進距離または行程の修正によりそのようなエラ
ーに対応することによってSWEを処理する試みが行わ
れてきた。印刷アレイの早すぎる破棄は、エンド・ユー
ザの操作コストを直接高めるため、きわめて望ましくな
い。
【0016】3.印刷媒体前進の修正 行程を修正することによってSWEに対応しようとする
ことには、多くはないが、欠点がある。中でもおそらく
最も顕著なことは、そのような修正により、前進方向に
おける画像全体の寸法が増減し、したがって、いくつか
のケースでは、印刷シートの寸法が増減することであ
る。これは、一般に、いくつかの画像を規則的なきちん
としたモザイクで継ぎ合わせて大きい複合画像を作成す
るのを不可能にする。
【0017】複数色印刷システムのもう1つの欠点は、
それぞれの異なる色が、それぞれの異なる印刷アレイ
と、したがって一般に、異なるSWEと関連付けられ、
行程の別々な修正が必要になることである。複数アレイ
・システム全体に1つの行程値しか可能でなく、したが
って、行程の修正は、すべての色の高さエラーに対応で
きるわけではない。
【0018】上記に示唆したように、バンディング(b
anding)を出現させるSWEは、不正確なドット
配置すなわち照準エラーの特に顕著な帰結である。ま
た、配置の不正確さは、他の形のバンディング、ならび
に線の不連続と粗さおよび偏色を引き起こす。
【0019】ドット配置が不正確になるにはいくつかの
原因がある。その原因の一部は、マルチ素子印刷アレイ
内にあり、他の原因は、印刷装置の他の部分にある。
【0020】そのような不正確さは、走査軸(走査シス
テム内)または印刷媒体前進軸あるいはその両方の方向
に生じることがある。系統的なものもあるが、ランダム
なパターンをたどるものもある。
【0021】照準エラーに関して、本文書は、これらの
エラーのうち前進軸の方向にある系統的な成分に注目す
る。そのような特定の照準エラー成分の代表的な原因
は、印刷アレイの個々の素子の前進軸の方向性である。
【0022】インクジェット印刷では、発射抵抗器(ま
たは、「ヒータ」)のアレイとノズル・オリフィス(ま
たは、「ノズル板」)のアレイとの間の相対的な位置ず
れによって、素子がそのような間違った方向に向くこと
がある。そのような不良は、小さいが、走査軸(該当す
るとき)と前進軸の両方における滴放出の方向性を生じ
させ、後者は、本発明の特定の問題である。
【0023】SWEとして表れるとき、そのような不良
により、規準プリントヘッド高さHと実際の印刷スワス
高さH+hとの差h(図10)が生じる。左側の図と右
側の図に示したように、エラーhは、定量的なSWEと
して識別可能であり、正(h>0)または負(h<0、
H+h<H)のどちらでもよい。中央の図は、エラーh
が0であり、すなわちエラーがない規準の状態を示して
いる。
【0024】一般に、前進行程を調整することによりS
WEに対応する方法は、最初に、観察されたバンディン
グをSWEおよび行程の点で説明するモデルを想定して
いる。そのようなモデルは、実際には、エラーと行程と
の関係を確立している。
【0025】この問題は、例によってさらに具体的にす
ることができる。シングル・パス・モードで1つの印刷
アレイ(プリントヘッド)によって均一なエリア・フィ
ル(図11の左側の図)を印刷しようとする際に、シス
テムは、連続するパスの間に、規準アレイ高さHと等し
い行程だけ媒体を前進させている。
【0026】しかしながら、プリントヘッドが負のSW
E(中央の図)を有する場合は、隣り合ったスワスが接
することができず、この障害により、連続するスワスの
間に白い縞が残る。そのようなアーティファクトは、
「白縞バンディング」と呼ばれている。
【0027】一方、ヘッドが、正のSWE(右側の図)
を有する場合は、隣り合ったスワスが重なる。重なった
領域の印刷画像は、濃くなる。この2番目の種類のアー
ティファクトは、「ダーク・バンディング(dark
banding)」と呼ばれている。図からよく分かる
ように、両方のケースは、印刷品質に大きな影響を及ぼ
している。
【0028】画像バンディングのもう1つ代表的な原因
は、印刷媒体前進機構の不正確さである。この場合も理
想的な均一の塗りつぶしを仮定すると(図12の左側の
図)、媒体の前進が十分でない場合、画像は、正のSW
Eに関して前に考察した外観と類似のダーク・バンディ
ング(中央の図)を含むことになる。
【0029】媒体の前進が過剰な場合は、その代わり
に、負のSWEに関して前に述べたような白縞バンディ
ング(右側の図)が表れる。いずれかの種類の前進エラ
ーが累積し、それにより、印刷画像の全長が、前進の不
足または過剰な量に比例して変化する(1回のパス当た
りのhにパスの回数を掛ける)。それに対して、SWE
により、画像全体の長さは、パスの回数と関係のなくh
に1を掛けた値と等しい量だけ変化する。
【0030】この場合、SWEと行程との間の理論的関
係を提供するそのようなモデルにより、SWEに対応す
るための従来の努力は、行程を実際の有効なスワス高さ
に適応させること、または換言するとSWEを考慮する
ことを含んでいる。この場合も、SWEが0で行程調整
が0(図13の左側の図)の理想的なケースと比較する
と、負のSWEは、適合行程の減少(中央の図)によっ
て対応され、それにより、図12の白縞で分離されたス
ワスが、きわめて近くに接し、全体の塗りつぶしが、き
わめてきれいに混合されたように見える。
【0031】これと反対に、正のSWEは、適合行程の
増加(図13の右側の図)によって対応され、それによ
り、重なったスワスが、きわめて近くにちょうど接した
ように離間され、この場合も塗りつぶし全体は、きわめ
てきれいに混合されているように見える。残念ながら、
一般的なケースのように、アレイが、様々な有効スワス
高さを有する場合(図14)は、行程の増加と減少が1
度に複数の印刷アレイに有効になることはできない。
【0032】しかしながら、任意の指定された画像に関
して、行程を調整して、いくつかのスワス高さの平衡平
均または加重平均のようなものを等しくすることができ
る。この平衡は、その色平面におけるバンディングを最
小にするために、スワスの中にどの色が最も使用されて
いるかを考慮することができる。
【0033】これを達成するためには、代わりに、前述
のDoval特許によって教示されているように、行程
を、特定の対応する画像データ・ファイル(全体または
スワスごと)において最も使用されているプリントヘッ
ドの実際のスワス高さに調整することができる。さら
に、2つの色を同じ比率で使用しなければならないと
き、行える最良のことは、平均SWEの調整だけであ
る。
【0034】以上のことから、そのようなタスクを達成
するために、システムは、きわめて少ない量のデータを
記憶するだけでよいことが理解されよう。より具体的に
は、通常、各プリントヘッドについて、有効スワス高さ
(または、密接に関連したいくつかのパラメータ)と現
行スワスのインク使用量の両方を記憶することが望まし
いことがある。
【0035】さらに、得られた平衡平均または加重平均
のスワス高さ、すなわち、もう1つの数を記憶すること
が望ましい。したがって、この目的のためのデータ記憶
の全体は、たとえば、プリントヘッドの数と等しいいく
つかの行と、2つの列(一方は、有効スワス高さのもの
であり、他方は、現行スワスのインク使用量のものであ
る)、ならびに加重平均を有する数値表(numeri
cal tabulation)と等価である。
【0036】現在では、プリントヘッドの数およびした
がって等価な表における行は、最も一般的には4つであ
るが、6つまたは7つのプリントヘッドを備えたシステ
ムも一般的になりつつある。いずれの場合にも、等価な
表のサイズは、少なくとも現在は、10×2よりも少な
く、また加重スワス高さ値(この場合も、ちょうど1つ
の数)を加えたものである。
【0037】較正および操作準備の間に、システムは、
実際に、この一般的なサイズの表を修正する。この表ま
たはデータ・アレイのおよそのサイズは、本発明の後の
考察との比較のために留意することができる。
【0038】4.自動的代入と重み付け 濃度エラーに関して、現在の方策は、たとえば前述のG
arcia−Reyero特許に教示されているよう
に、直接的または統計的な重み付けに基づいて、不良素
子の代わりに正常な印刷素子を使用している。しかしな
がら、この手法は、それ自体、別の限界を有している。
【0039】それは、比較的低速なマルチパス印刷モー
ドの使用を必要とすることである。多数の素子の挙動が
不十分な場合、この手法は、うまくいかないことがあ
り、またはさらに遅い印刷モードへの切換が必要になる
ということがある。
【0040】この技術のうちで重み付けする種類のもの
は、より広く適用可能であり、それにより不良ノズル
を、まったく使用しないわけではないが、正常なノズル
よりも少なく使用することができ、それにより、各ノズ
ルからなるものは何でも使用可能になる。実際問題とし
て、重み付けは、弱いかまたは強すぎる素子よりも方向
の間違った素子のケースで有用なようである。
【0041】濃すぎるマークまたは薄すぎるマークを形
成する素子による濃度エラーは、任意の従来技術、詳細
には、たとえば1パスや2パスの印刷モードなどの少な
い回数のパスで使用可能な技術などによっても十分に補
正されない。これと同じことは、インク媒体相互作用に
も当てはまり、以上の考察は、また、SWEに関連する
か、または濃度現象に関連するかに関係なくAFNUも
対象となる。
【0042】周知のように、逐次印刷システムは、最も
一般的にはディザリングまたは誤差拡散の形をとる「レ
ンディション(rendition)」と呼ばれるプロ
セスによって平均濃度レベルを確立している。ディザリ
ングは、SWE管理に関して前に考察した有効な表より
もはるかに大きい数値データ表など、比較的大きいディ
ザ・マスクまたはレンディション・マトリクスを使用し
ている。
【0043】ディザ・マスクは、通常は10行10列の
表よりも実質的に大きいが、これは、工場内で設定さ
れ、通常、現場では修正することができない。このこと
は、また、本発明の後の考察との比較のために留意され
たい。
【0044】5.コスト さらに、これまで知られている補正技術のそのようない
くつかの制限は、マルチ素子印刷アレイが、比較的厳密
な製造公差の影響を受け、したがって比較的高価な場合
にも存在している。印刷アレイ(インクジェット・ペン
など)の製造と使用は、印刷装置および方法が、照準エ
ラーと濃度エラーの両方ならびにインク媒体アーティフ
ァクトの許容量がきわめて大きい場合には、かなり経済
的なことがある。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】6.結論 以上紹介した4つの主なエラータイプの不完全な管理
は、産業的に重要なすべての印刷媒体に関して、均一で
優れた逐次印刷の達成を妨害し続けてきた。したがっ
て、本発明の分野において使用される技術の重要な態様
は、有用な改良に適用可能なままである。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのような改
良を導入するものである。その好ましい実施形態におい
て、本発明は、独立に使用することができるいくつかの
態様または側面を有するが、それらは、その利益を最適
化するために一緒に使用されることが好ましい。
【0047】第1の側面または態様の好ましい実施形態
において、本発明は、入力画像データに基づいて、印刷
媒体に所望の画像を印刷するための装置である。この装
置は、画素グリッドで形成された個々のマークからの構
成により画像を印刷している。
【0048】前記装置は、着色剤付着エラー(「CD
E」:colorant−deposition er
ror )の影響を受ける少なくとも1つのマルチ素子
逐次印刷アレイを含んでいる。この装置は、少なくとも
1つのアレイのそのような着色剤付着エラーを測定する
ための手段を含んでいる。本発明の考察の一般性および
広さのために、そのような手段は、単に、「測定手段」
と呼ばれる。
【0049】当事者には明らかなように、印刷装置に直
接組み込まれた自動装置が、前に紹介したタイプのうち
少なくとも最初の3つのタイプのCDEを測定すること
ができる。4つ目のタイプのCDEは、AFNUへのそ
の観察可能な影響によって最もよく測定することができ
るが、既知のスワス境界位置との相関関係によって分離
することができる。
【0050】また、前記装置は、測定した着色剤付着エ
ラーを補償するために、そのような入力画像データとそ
のようなマスクとの間のマッピングを形成するマルチ列
マルチ行の数値表を修正する何らかの手段を含んでい
る。これら修正手段の目的だけにのみ、詳細にはそのよ
うな手段に関連した併記特許請求の範囲のために、「マ
ルチ(multi−)」という接頭語は、「10超え」
を意味するように定義されている。
【0051】換言すると、「マルチ列マルチ行の数値表
を修正する」とは、アレイの各次元または方向において
10行を超えるデータを有する表を修正することを意味
する。この基準は、SWE調整を達成するために現場で
自動的に修正される7×2またはそれより少ないデータ
群から明らかに逸脱しており、また、装置がそれらを修
正しないという点で、ディザリングに使用されるより大
きなデータ群からも逸脱している。
【0052】そのような手段は、この場合も広さと一般
性のために、「修正手段」と呼ばれる(個々のケースに
おいて、エラーが見つからない場合は、この定義を満た
すために実際の修正が必要とされないことは理解されよ
う。)
【0053】さらに、装置は、修正したマッピングを使
用して印刷する何らかの手段を含んでいる。これら、ま
た同じ理由で、「印刷手段」呼ばれる。
【0054】以上の事柄は、その最も広くまたは一般な
形態における本発明の第1の側面の説明または定義を構
成することがある。しかしながら、この一般的な形で
も、本発明のこの態様が、当該技術分野において解決さ
れずに残っている問題を大幅に軽減することが分かる。
【0055】詳細には、単に比較的大きなマッピングを
修正することによって、換言すると入力データを出力マ
ーキングに関係付ける大きいが単純な表を変更すること
によって、前に概説したきわめて厄介な着色剤付着エラ
ーの一部または全部の補償を可能にするため、本発明
は、きわめて有効なものである。さらに、多くのケース
で、マッピングは、既存の表であり、単純な自動手順に
よって簡単に編集されることは理解されよう。
【0056】このように、本発明のこの態様は、その広
い形態において、当該技術分野における大幅な進歩を表
すが、その態様は、全体的な利益の享受をさらに増大さ
せるいくつかの他の特徴または特性と共に実施されるこ
とが好ましい。
【0057】たとえば、マッピングは、次のいずれかで
あることが好ましい。 ・個々のマークからのそのような構成への画像データの
光学濃度変換。 ・画像データおよび画素グリッドの間の空間分解能相
関。 これらの特定の技術の仕組みを、以下で明らかにする。
【0058】この2つのマッピング・タイプに関して、
それぞれ、光学濃度変換は、ハーフトーン処理マトリク
スを含み、また空間分解能相関は、画素グリッドへの画
像データのスケーリングを含むことが好ましい。ここ
で、「マルチ列マルチ行の数値表を修正する」ことが、
比較的大きいディザ・マスク(これまで当該分野におけ
る装置によって修正されていなかった)か、あるいはさ
らに大きい画像データ表自体(これまでスワス高さエラ
ーを修正するために修正されなかった)のどちらかの修
正に対応していることが分かる。
【0059】もう1つの基本的な選択は、「少なくとも
1つ」のマルチ素子逐次印刷アレイが、実際には、対応
する複数の異なる色または色希釈で印刷する複数のマル
チ素子印刷アレイを含むということである。それぞれの
マルチ素子印刷アレイは、それぞれの着色剤付着エラー
の影響を受ける。
【0060】測定手段と修正手段はそれぞれ、複数のマ
ルチ素子印刷アレイのそれぞれに対して動作している。
(このケースでは、この場合も、測定手段の動作によっ
てエラーが見つからないときは、この定義を満たすため
に実際の補正を行う必要がない。)
【0061】着色剤付着エラーが、複数のマルチ素子印
刷アレイのうちの少なくとも1つにそれぞれの印刷濃度
不良パターンを含むときに、さらに他の選択が、そのよ
うなマルチ素子実施形態に適用される。ここで、測定手
段は、それぞれ、それぞれのマルチ素子印刷アレイの印
刷濃度不良パターンを測定するものである。これに対応
して、修正手段は、前記マッピングのそれぞれを修正す
るために、マルチ素子印刷アレイのうちの少なくとも1
つに、それぞれの密度不良パターンを適用している。
【0062】着色剤付着エラーが、少なくとも1つのア
レイにそれぞれのスワス高さエラーを含むとき、類似の
選択が、マルチ素子の実施形態に適用される。このケー
スでは、測定手段は、それぞれのアレイのスワス高さエ
ラーをそれぞれ測定し、修正手段は、それぞれのマッピ
ングを修正するために、少なくとも1つのアレイに、そ
れぞれのスワス高さエラーを適用している。
【0063】着色剤付着エラーが、印刷濃度不良パター
ンを含むとき、もう1つの基礎的な選択が適用される。
この場合、測定手段は、印刷濃度不良パターンを測定
し、修正手段は、以下のものを含んでいる。 測定した印刷濃度不良パターンから補正パターンを導出
する手段。 補正パターンを適用してハーフトーンしきい値化プロセ
スを修正する手段。 次に、印刷手段は、修正されたハーフトーンしきい値化
プロセスを使用して画像を印刷する。
【0064】当事者には明らかになるように、本発明の
この好ましい形態は、前に考察した複数アレイの選択と
互換性がある。これと同じことは、スワス高さエラーを
含むか、あるいは印刷媒体前進のために別の方法で生成
された最適距離に対応する着色剤付着エラーのケースに
おいて、類似の基礎的な好ましい形態に当てはまる。
【0065】この場合、測定手段は、スワス高さエラー
を測定するか最適距離を決定し、修正手段は、以下のも
のを含んでいる。 測定スワス高さエラーから補正パターンを導出する手
段。 補正パターンを適用してハーフトーンしきい値化プロセ
スを修正する手段。 このケースにおいて、印刷手段は、修正したハーフトー
ンしきい値化プロセスを使用して画像を印刷している。
【0066】第2の主な側面または態様の好ましい実施
形態において、本発明は、所望の画像を印刷する装置で
はなくその方法である。この画像は、少なくとも1つの
マルチ素子印刷アレイによる画素グリッドで形成された
個々のマークからの構成によって印刷される。
【0067】前記アレイは、印刷濃度不良パターンの影
響を受けるということが理解される。本文書の目的で
は、そのような「パターン」は、スワス境界におけるイ
ンク媒体相互作用を含むがこれに制限されず、特定の印
刷スワスが隣り合ったスワス、すなわち前のスワスと後
のスワスに及ぼす影響を含んでいる。
【0068】この方法は、そのような印刷濃度不良パタ
ーンを測定する段階と、次に測定した印刷濃度不良パタ
ーンから補正パターンを導出する段階とを含んでいる。
また、この方法は、その補正パターンを適用してハーフ
トーンしきい値化プロセスを修正する段階と、修正した
ハーフトーンしきい値化プロセスを使用して画像を印刷
する段階とを含んでいる。
【0069】以上の事柄は、本発明の第2の側面の説明
または定義を、その最も広い形態または最も一般的な形
態で構成することができる。しかしながら、この一般的
な形態でも、本発明のこの態様が、やはり当該技術分野
において解決されないままの問題を大幅に軽減すること
が分かる。
【0070】詳細には、測定した濃度不良パターンから
直接導出された補正パターンを使用することは、きわめ
て有益である。これは、その最良の実施態様において、
そのような不良の解消においてきわめて高い精度を可能
にする直接的な負帰還の形である。
【0071】したがって、本発明のこの第2の態様は、
その広い形態において、当該技術における著しい進歩を
表すが、この態様は、全体の利益の享受をさらに増大さ
せるいくつかの他の特徴または特性と共に実施されるこ
とが好ましい。
【0072】たとえば、この方法が、マルチパス印刷に
おいて印刷マスクと共に使用される場合は、適用する段
階の前またはその一部として、2つの追加の段階を含む
ことが好ましい。その段階は、印刷マスクを使用して、
ハーフトーンしきい値化プロセスとマルチ素子アレイと
の相関を決定する段階と、適用段階で相関を使用して、
ハーフトーンしきい値化プロセスへの補正パターンの適
用を制御する段階である。
【0073】前記ポイントは、本発明が、印刷アレイの
それぞれの異なる機能要素(たとえば、インクジェット
・ノズル)に関してそれぞれに常に一貫しているがハー
フトーンしきい値化プロセスが画像グリッドとのみ直接
関連付けられるようにハーフトーンしきい値化を調整す
ることを目的としていることである。この連携は、印刷
マスクによるマルチパス印刷モードでは、印刷アレイか
ら分離されている。
【0074】印刷マスクは、画像グリッドと印刷アレイ
との間の中間マッピングと、一般にパスごとに変化する
マッピングとを提供する。印刷マスクを使用するプロセ
スは、単に、ハーフトーンしきい値化プロセスのセル
が、マルチ素子印刷アレイのそれぞれの特定の要素のし
きい値をそれぞれ有することを識別している。
【0075】この手順は、マルチ素子印刷アレイの印刷
マスクによりハーフトーンしきい値化プロセスへの恒等
写像を作成し、それにより、それぞれのしきい値化プロ
セスがカスタマイズされる。ランダムに変化する印刷マ
スクの場合を除き、通常、マスクは、既知のシーケンス
で何度も再使用される。したがって、カスタマイズされ
たマトリクスは、そのページには何度も再使用可能であ
るが、通常は、すぐ後に続く次のパスには使用できな
い。
【0076】もう1つの選択は、「少なくとも1つ」の
マルチ素子逐次印刷アレイが、実際には、複数の異なる
色または色希釈で印刷する複数のマルチ素子印刷アレイ
であるときに適用されることである。このようなケース
において、それぞれのマルチ素子印刷アレイは、一般
に、それぞれの印刷濃度不良パターンの影響を受けてお
り、本発明の測定段階、導出段階、適用段階および印刷
段階が、それぞれのマルチ素子印刷アレイに対してそれ
ぞれ実行される。
【0077】そのようなケースにおいて、前述の種類の
横断走査システムでは、各アレイが、それぞれのスワス
高さエラーの影響を受けることが一般的であり、その状
況では、測定段階、導出段階、適用段階および印刷段階
を使用して、各マルチ素子印刷アレイのスワス高さを修
正し、それぞれのマルチ素子印刷アレイのスワス高さエ
ラーにそれぞれ対応している。
【0078】ハーフトーンしきい値化プロセスの特徴に
関する1対の選択は、ハーフトーン・マトリクスまたは
誤差拡散プロトコルのどちらかの定義を含むことであ
る。後者のケースにおいて、そのプロトコルは、誤差拡
散ハーフトーン処理の前進的誤差分布アロケーション・
プロトコル、または特定の画素をマークすべきかどうか
を決定するための決定プロトコルのどちらか、あるいは
その両方を含む。
【0079】適用段階の特徴の場合は、その段階に使用
される3つの選択可能な選択肢がある。これは、しきい
値よりも上または下の値を置き換えること、値に線形係
数を掛けること、または値にガンマ補正関数を適用する
こと、あるいはこれらの選択肢のうちの任意の複数の組
合せでよい。
【0080】最良の1つの選択肢は、ガンマ関数であ
る。他のものも使用可能であるが、目の視覚応答による
知覚条件を線形にすることができるため、ガンマ関数が
最良である。
【0081】したがって、ガンマ関数により、本発明
は、過剰補正、たとえば好ましくない濃い線を好ましく
ない薄い線に変換することや、過少補正を回避すること
ができる。それによりに、本発明の動作を、様々な画像
濃度にもっとよく適合させることができる。
【0082】さらにもう1つの選択は、印刷段がシング
ル・パス印刷を含むということである。そのようなケー
スのすべてではなく大部分において、通常、ハーフトー
ン処理マトリクスが画像全体にわたってマルチ素子印刷
アレイと調和して維持されるため、前に考察した中間の
マッピング段はなくなる。
【0083】要するに、ハーフトーンしきい値化プロセ
スと印刷アレイのそれぞれの間で1対1のマッピングを
維持する何らかの戦略を選択することが特に好ましい。
これにより、本発明の好ましい簡略化した形態、すなわ
ち、複数のマルチ素子アレイのそれぞれに関して、測定
段階、導出段階および適用段階がそれぞれ、画像全体に
1度に最大1回だけ実行されることが可能になる。
【0084】第3の基礎的な側面または態様の好ましい
実施形態において、本発明は、この場合も、入力画像デ
ータに基づいて所望の画像を印刷する方法である。この
印刷は、少なくとも1つの走査マルチ素子印刷アレイに
よって、画素グリッドで形成された個々のマークからの
構成により行われる。
【0085】前記印刷は、印刷媒体前進が最適値から逸
脱することによる印刷品質不良の影響を受ける。これら
の不良は、一般に、スワス高さエラー(SWE)の形を
取るが、代わりに、エリア・フィル不均一さ(AFN
U)、あるいは前述の両方として現れることがある。こ
れらの形のどれも、前にも説明したように、印刷素子照
準エラー、インク媒体相互作用、その他の着色剤付着属
性(既知であろうとなかろうと)、あるいは単純な濃度
エラーによるものであることがある。
【0086】この方法は、そのような印刷品質不良に関
係するパラメータを測定する段階と、入力画像データを
スケーリングして前記逸脱を補償する段階とを含んでい
る。また、スケールした入力画像データを使用して画像
を印刷する段階を含んでいる。
【0087】以上の事柄は、本発明の第3の態様または
側面の説明または定義を、その最も広い形または最も一
般的な形で表すことができる。しかしながら、そのよう
な広義の用語で表した場合でも、本発明のこの側面が、
当該技術を大きく進歩させることが分かる。
【0088】詳細には、エラーは、画像データの任意の
スケールと単純に関係した照準やその他の障害により生
じる場合も生じない場合もあるが、インクと媒体の不正
確な濃度または複雑な問題による場合もあり、あるいは
まったく未知の場合さえある。しかし、本発明は、デー
タのスケールを調整することにより、それらを大幅に軽
減することができる。
【0089】したがって、本発明は、次元現象と呈色現
象との間のクロスオーバ効果を認識しかつ利用してい
る。この考えは、一方では、(1)照準、スワス高さ、
スケーリングなどの次元現象間のクロスオーバを指し、
他方では、(2)濃度、インク−媒体間、他の付着発生
など呈色現象間のクロスオーバを指している。
【0090】したがって、本発明の第3の主要な態様
は、当該技術を大幅に進歩させるが、その利益の享受を
最適化するために、本発明は、いくつかの追加の機能ま
たは特徴と共に実施されることが好ましい。詳細には、
測定したパラメータが、印刷品質不良自体または最適媒
体前進値を含むことが好ましい。
【0091】したがって、このパラメータが印刷品質不
良を含む場合、測定する段階は、印刷品質不良の測定、
すなわちスワス高さエラーまたはエリア・フィル不均一
さの測定を含んでいる。AFNUを測定する後者のケー
スでは、不均一さを前進値の関数として測定することが
好ましい。
【0092】すなわち、測定する段階は、検出システム
を使用して、複数の印刷媒体前進値のそれぞれのAFN
Uを測定し、次に引き続き最小の不均一さに対応する特
定の前進値を選択することを含んでいる。前進値をAF
NUと関連づける因果率は、完全に既知であるとは限ら
ないこともあるが、この方法は、因果率と無関係に、最
良の前進値を選択することと想起されたい。
【0093】この2重の測定を、AFNUやその他の個
々のエラータイプに対する固有の参照なしに説明する代
替の方法は、単にたとえば、測定するパラメータが最適
値を含むということである。その場合、測定する段階
は、最適値を決定することを含んでいる。
【0094】もう1つの選択は、「少なくとも1つ」の
走査マルチ素子印刷アレイが、対応する複数の異なる色
または色希釈で印刷する複数のマルチ素子印刷アレイを
含むときに適用可能である。それぞれのマルチ素子印刷
アレイは、それぞれの最適前進値の影響を受け、この場
合、測定段階、導出段階、適用段階および印刷段階が、
それぞれのマルチ素子印刷アレイに対してそれぞれ実行
されることが好ましい。
【0095】このケースにおいて、印刷段階は、複数の
マルチ素子印刷アレイに関してそれぞれ測定された最適
前進値を比較し、最適前進値のうちの最小の値(また
は、複数のアレイに有効なスワス高さのうちで最小の高
さ)を求めることを含むことが好ましい。この段階は、
さらに、実質的に最小の最適前進値(またはスワス高
さ)を有する特定のアレイを選択することを含んでい
る。
【0096】次に、印刷する段階は、また、複数の印刷
アレイに共通に、その選択された最小の最適前進値を実
質的に使用することを含んでいる。また、実質的にその
特定のアレイよりも他の各アレイに関して、それぞれの
減らした数の印刷素子および再スケーリングしたデータ
を操作して、特定のアレイの実際に有効なスワス高さを
整合させることを含んでいる。換言すると、最小のスワ
ス高さまたは最小の理想値が複数色印刷群の根本原理に
なり、残りのアレイがその根本原理に適応される。
【0097】本発明の以上の動作的な原理および利点は
すべて、併記の図面を参照して、以下の詳細な説明を検
討することによりさらによく理解されよう。
【0098】
【発明の実施の形態】1.修正マトリクスによる濃度お
よび「SWE」の補正 (a)内部バンディングの問題−本発明の修正マトリク
ス形式の好ましい実施形態は、滴の重さのばらつき、光
学濃度のばらつき(滴形状やその他の因子のずれならび
に重み)、境界におけるインク/媒体相互作用によるア
ーティファクト53D,53L,54D,54L(図
1)と、スワス高さエラー45H,46Hを、ページ長
に影響を及ぼすことなく減少させることができる。これ
らは、弱いノズルまたは方向が間違ったノズルによるア
ーティファクトを含むが、後者に関しては、本発明のこ
れらの形態が最も優れた方法ではない。
【0099】1組の代表的なプリントヘッドまたは「ペ
ン」223〜226を考慮し、たとえばシアンC、マジ
ェンタH、イエローYおよびブラックKの様々な色で印
刷するための特定のノズル・アレイ23〜26を有し、
それ自体のインク放出の特定のプロファイル33〜3
6、または換言するとインキング強度をそれぞれ有する
とそれぞれ想定している。(この目的のため、各ノズル
は、それぞれの発射抵抗器および関連するすべての効果
と共に検討される。)
【0100】シアン・ペン223のプロファイル33
は、たとえば、ペンがたとえば40パーセントのエリア
・フィルに対応するインク滴を放出するように指示され
たときに液滴検出器によって測定することができる。通
常、単一の液滴検出器は、狙いの精度に対応することな
く、インク放出を、ノズル番号の関数またはノズル・ア
レイに沿った位置として測定するものである。
【0101】ノズル23が濃すぎる印刷出力を作成する
場合、得られた測定液滴検出器プロファイル33は、5
5パーセントのエリア・フィルの等価物を放出するノズ
ル群に対応するいくつかの領域33Dを含むことがある
(図の上部の目盛線に注意)。印刷出力が薄すぎる場
合、プロファイルは、25パーセントまたはほんの10
パーセントのエリア・フィルの等価物を測定する流れを
生成する他のノズル群に対応する他の領域33Lを含む
ことができる。
【0102】液滴検出器の代わりに、指示されたエリア
・フィルの有効シングル・パス印刷スワス上で前進軸に
沿ってセンサを走査して、シアン・エリア・フィル53
に画像濃度プロファイル43を記録することができる。
液滴検出器と異なり、走査されたセンサは、照準精度な
らびに階調レベルまたは強度を測定することができる。
しかしながら、ここで想定したシアンのケースでは、ノ
ズルの向きの違いは重要ではなく、したがって、濃度プ
ロファイル43は、液滴検出プロファイル33、すなわ
ちダーク領域53Dと薄い領域53Lを追跡する。
【0103】(b)レンディションの基礎となる仮定を
覆す−図1に示していないが、ノズル・アレイ23によ
るエリア・フィル53の印刷は、通常、ディザ・マスク
をデータ点の均一フィールドに、指定された濃度で適用
するようなレンディション・プロセスにより実行され
る。ディザ・マスク、または誤差拡散に使用されるしき
い値化階層は、ノズル・アレイが、均一命令セットに応
じて、ノズル・アレイに沿ったインキング強度の均一パ
ターンを放出するという仮定の下に工場で設定されてい
る。
【0104】二元系において、そのような一組の命令
は、一般に、「すべてのノズルを発射する」かまたは
「すべてのノズルをオン」にすることであり、この場
合、ディザ・マスクを含める必要がなく、想定される結
果は、均一な100パーセント(完全に飽和した)線ま
たはシアンの領域場である。インキング強度液滴検出プ
ロファイルにおいて、すなわちインキング濃度とノズル
番号(アレイに沿った位置)の関係のプロットにおい
て、これは、100パーセントの直線を生成することに
なる。
【0105】代わりに、指示された40パーセントのエ
リア・フィルへのディザリング後、その結果は、ディザ
リング・プロセスの統計的効果のために、まだ直線であ
るが、100パーセントではなくなる。この場合、直線
は液滴検出器プロファイルにおける「40」インキング
強度の線に沿ってなければならず、印刷画像濃度プロフ
ァイルは、それに従わなければならない。データが入っ
て印刷画像が出るまでのシステム全体の伝達関数は、ノ
ズルまたは他の印刷素子のアレイに沿って均一でなけれ
ばならない。
【0106】したがって、ここで特定のアレイ23に関
して仮定した変化する実際のインキング強度プロファイ
ル33は、ディザ・マスクまたは誤差拡散しきい値化構
造を確立した後の仮定を無効にする。これは、アーティ
ファクト53D,53Lの原因であり、本発明が解決し
ようとする1つの大きな問題である。
【0107】(c)仮定した伝達関数を再現するレンデ
ィションの修正−本発明の好ましい修正マトリクスの実
施形態は、ハーフトーン処理の際に、ハーフトーン処理
において画像データに適用される摂動のオーバレイを作
成し、結果として、同じパターンの効果が、印刷処理内
に繰り越されることである。摂動は、プリントヘッドに
ける既知のエラー効果33D,33Lおよびセンサ・プ
ロファイル43における対応する効果43D,43Lを
補正している。
【0108】これは、概略的には、ある種の逆関数4
3’(図2)、すなわちセンサ・プロファイル43の逆
関数として概念化することができるが、いくつかの理由
のために、この概念化は、過度に単純化されることが理
解されよう。しかしながら、ある意味において、測定さ
れたプロファイル43(または33)は、その逆関数4
3’の構成に繰り越される47ことになる。
【0109】次に、この逆関数’43は、図面において
「M(ij)」と示された従来のディザ・マスク’48
に適用されて、やはり「 Mc(ij)」と示された新
しくカスタマイズされたディザ・マスク143が作成さ
れる。この修正されたマトリクス143は、その対応す
るノズル・アレイ23と共に、次の印刷(図3)に使用
するために維持される49ことになる。
【0110】誤差拡散のために類似の修正を導入するこ
とができる。前述の考察において、決定しきい値の変更
または誤差分布の再配分は、線のような基準で外形に合
わせなければならず、すなわちそれぞれの不均一な画素
行ごとにカスタマイズしなければならない。
【0111】(d)内部バンディングの修正−修正した
ディザ・マスク143は、エリア・フィル53のダーク
領域53Dに正確に局在化された領域143Lを有し、
この領域143Lは、出力印刷出力C’(図3)を明る
くする。また、これは、エリア・フィルのライト領域5
3Lに局在化された領域143Dを有し、領域143D
は、出力印刷出力C’を濃くする。
【0112】したがって、関数43’を、特定のノズル
・アレイ23の液滴検出器またはセンサ・プロファイル
33,43の有効な逆関数にすることができる程度にま
で、修正マトリクス143は、ノズル・アレイ不均一3
3D,33Lによって導入されたばらつきを実質的にな
くし、それによりシステムは、実質的に均一なエリア・
フィルC’を生成することができる。システム全体の伝
達関数の仮定した均一性または規則性が、復元されるこ
とになる。
【0113】たとえば、特定のノズルの発射が強すぎ、
それにより大きすぎるドット33Dが生成されて、濃す
ぎる部分43Dが表れたと仮定する。摂動143Lのオ
ーバレイにより、単位面積当りの密度が規則正しくシフ
トし、正常に機能する隣り合ったノズルのものとほとん
ど一致する。
【0114】いくつかの印刷技術において、これは、個
々のノズルによって生成される個々のドットや他のマー
クのサイズ、濃さ、または密度を実際に変化させること
によって、たとえば放出エネルギーや液滴体積などの適
切な放出パラメータを大きくすることによって達成する
ことができる。そのようなシステムにおいて、特定のイ
ンクが着きすぎたノズルによって印刷されるドットはす
べて、わずかに小さいインク・ドットを指示することに
よって低い濃さ(すなわち、もっと薄い)レベルに調整
することができる。
【0115】ヒューレット・パッカード社から現在提供
されている設計のサーマル・インクジェット製品におい
て、そのような個別の発射調整は、利用が容易でなく
(それらは、基本的には明らかに可能であるが)、その
代わりに、この技術は、インクが着きすぎた各ノズルに
よって印刷されたドットの平均数を減少させてその可変
密度を補償している。したがって、調整するものは、ド
ットの「空間密度」であり、すなわち、ドットが規準よ
りも遠く離される。
【0116】さらに少ない数の過度に濃い液滴を印刷す
ることによって、たとえば所与の特定の色調レベルのた
めに、正常に機能する隣り合ったノズルと類似の単位面
積当たりの平均濃度を生成することができる。これと逆
に、インクが少なすぎるノズル、すなわち弱いノズル
は、そのような調整を可能にするシステム内のエネルギ
ーまたは液滴体積を増大させるか、またはノズルによっ
て印刷されるドットの平均数を増やすことによって補償
される。
【0117】しかしながら、前に示唆したように、補償
関数43’を液滴検出器またはセンサ・プロファイル3
3,43の有効な逆関数にすることは、必ずしも実際的
とは限らない。この概念は、しばしば、インク媒体の相
互作用に対応するために、二次的効果、範囲の制限、処
理能力または記憶容量の配慮、および非線形補正の望ま
しさを含むいくつかの要因によって様々な程度に妨害さ
れることは理解されよう。
【0118】(e)各ペンの個別の補正−前に示した好
ましい実施形態は、各プリントヘッドに個々に適用され
ることが好ましい。したがって、たとえば、シアン・ノ
ズル・アレイ23は、前述のシアン・アレイ・プロファ
イル33と全く異なるインキング濃度プロファイル34
(図1)を有する対のマジェンタ・アレイ24を有す
る。
【0119】マジェンタ・アレイ24は、たとえば、規
準からインキング強度スケールの濃い端の方への発散3
4Dがシアンに見られるよりも極端なノズル群と、これ
と同様にスケールの薄い端の方への発散34Lが極端な
他のノズル群とを有する。したがって、これに対応する
アーティファクト54D,54Lがエリア・フィル内に
見られ、センサ・プロファイル44内で測定され、同様
により厳しいことがある。
【0120】センサ・プロファイル44が逆関数44’
(図2)に繰り越される47とき、およびこの逆関数が
標準マトリクス48に適用されるとき、新しい全く異な
る修正されたマトリクス144または「MM(ij)」
が得られることになる。ダーク生成領域144Dとライ
ト生成領域144Lのパターンは、測定エリア・フィル
54内のライト領域54Lとダーク領域54Dに強度
(すなわち、より極端)および場所に合わせられる。こ
の場合も、マジェンタ・アレイ24による後の印刷(図
3)に繰り越されたとき49、ばらつきは実質的に相殺
され、かつシステムはより均一なエリア・フィルM’を
生成することができる。
【0121】(f)SWE問題−イエロー・ノズル・ア
レイ25とブラック・ノズル・アレイ26のために様々
な種類の例が用意されている(図1)。単純にするため
に、ここでは、これらのアレイにダーク印刷ノズルもラ
イト印刷ノズルもなく、大きなスワス高さエラー45
h,46hを有していると仮定する。
【0122】特に、イエロー・アレイ25に関するこの
例において、ノズル・インキング・プロファイル35
は、完全な形の矩形関数である。しかしながら、イエロ
ーYで印刷されたエリア・フィル・スワス55は、この
例の場合、前進軸の方向に沿って、正の向きにエラー距
離45h1だけ、また負の向きにわずかに大きい距離4
5h2だけ遠く延在しすぎている。
【0123】したがって、例示的なアレイ25の場合、
スワス高さエラーSWEは正であり、和45h1+45
2と等しい。そのようなアーティファクトは、たとえ
ば前述のDoval文書に考察されているような用紙前
進軸方向性(PAD)エラーから生じることが分かる。
これは、本発明が解決しようとするもう1つの主なタイ
プの問題である。
【0124】従来技術において、両端の等しくない要素
を扱う相対的な困難さのため、SWEは、通常、対称的
なものとして処理される。しばしば、そのような状況で
は、ペンの中心ではなく全体に延在したスワスの中心を
合わせることによって、非対称性を、ペン間のアライメ
ントの一部として処理することが提案されている。
【0125】本発明の好ましい修正マトリクスの実施形
態は、SWEの配慮をアライメントに組み込むことなし
に、正のSWEの各要素を別々に処理する。(最も純粋
な原理では少なくとも、ペン間のアライメントを、本発
明のこれらの実施形態に組み込むことができる。)
【0126】画像濃度プロファイル45もまた、液滴検
出器プロファイル35と同様に、矩形関数であるが、エ
リア・フィル・スワス55が長すぎている。液滴検出器
プロファイル35からスワス55のはみ出しを表す点線
45h1,45h2は、SWE関数45の一部として概念
化することができる。
【0127】(g)SWE用のマトリクスの修正−この
合成関数の逆関数45’(図2)は、補正プロセスに繰
り越される47。したがって、逆関数45’は、図示し
たようにスワス高さの収縮である。したがって、この逆
関数45’を標準ディザ・マトリックス48M(ij)
に適用することにより、比例して長さが短縮された上と
下の領域145H1,145H2が全体的に抑制されたカ
スタム・マトリクス145を生成している。
【0128】シアン・ペンとマジェンタ・ペンに関して
前に考察した画像ライト領域143L,144Lと同じ
ように、これらの2つの端領域145H1,145H
2は、印刷段に繰り越されるとき49(図3)、スワス
の影響を受けた部分の印刷を抑制している。したがっ
て、これにより、望ましくないダーク印刷が補償される
ことになる。
【0129】このケースにおいて、「望ましくないダー
ク印刷」は、規準スワス境界を越えて延びるすべての印
刷である。したがって、端が切られたカスタム・ディザ
・マスク145は、拡大されすぎた上と下のエッジ領域
45h1,45h2を完全に削除し(図1)、すなわち換
言すると、イエロー・スワスY’(図3)の上と下のエ
ッジを規準境界に合わせている。
【0130】実際には、イエロー・アレイ25とブラッ
ク・アレイ26に関して示したようなSWE効果は、シ
アン・アレイ23とマジェンタ・アレイ24に関して示
したダークとライトの内部バンディングと関連して起こ
る。そのような効果の重なりは、ここで導入された2種
類の補正戦略を重ねることによって簡単に処理される。
【0131】詳細には、拡張スワス画像プロファイル4
5の矩形の角部は、多少現実的でないことがある。現実
には、SWEを有する多くのペンは、拡張領域において
テーリング・オフ効果を示すことがあり、これは、プロ
ファイルの端の丸い角部によってより良く表される。
【0132】そのように濃度が変更された端領域の補償
は、ライト領域53L,54Lに関して前に厳密に考察
した技術によって容易に処理される。そのようなSWE
のコンタリング(contouring)は、従来技術
の対応によって達成することがきわめて困難であり、お
そらく本文書において後で詳述するデータ・スケーリン
グ法によっても不可能である。
【0133】(h)正のSWEの制限−規準スワス寸法
を越えて印刷されるすべての画像データを含むように画
像全体を歪ませる従来技術の方法と異なり、本発明の好
ましい改良したマトリクスの実施形態は、代わりに、画
像の一部分を廃棄して規準スワス寸法を維持している。
したがって、印刷は、端が切られた対応する浅い領域1
45H1,145H2内で抑制されるとき、上と下の浅い
ストリップ45h1,45h2内にたまたまあるピクチャ
部分がすべて破棄される。
【0134】これらの領域の高さは、図では誇張されて
おり、通常は、たとえばノズルの1パーセント未満だけ
しか、このような影響を受けないことを理解されたい。
しかしながら、いくつかの希な例では、この効果によっ
て、画像のかなりの詳細が、間違って表示されることが
ある。
【0135】ここに示した技術は、また、二次的効果、
すなわちスワス高さエラーの非線形性の影響を受ける
が、これにより、結果を劣化させることがある。特に、
スワス高さエラー全体が、例えば、スワス高さのちょう
ど1パーセントである場合、前述の分析により、ちょう
ど1パーセント(1/99)のノズル(たとえば、それ
ぞれの端で1/198)が使用不可能にされることが分
かる。
【0136】しかしながら、PADエラーを発生させ、
それによりSWEを発生させる特定のハードウェア変動
(ノズル・アレイの少なくともいくつかの生成におい
て)のため、アレイの両端のノズルにエラーが集中する
可能性がある。したがって、ノズルの残りの99パーセ
ントは、きわめて正確に狙いが定められている可能性が
あり、使用不可能なノズルの1/99は、規準スワス縁
を印刷しないままにすることがある。したがって、考察
中の正のSWEのケースに関してほぼ最適な調整を達成
するためには、測定、修正、再測定および再修正の繰返
し手順が必要なことがある。
【0137】(h)負のSWEの制限−このケースにお
ける制限は、ブラック印刷アレイ26(図1)に関して
示唆したように、もっと厳しいことがある。この状況で
は、液滴検出器プロファイル36がイエロー・ペン用の
プロファイル35と本質的に同じように現われるが、印
刷スワス56は、規準よりも浅く、高くはない。
【0138】その結果、センサが測定する濃度プロファ
イル46も浅くなる。示した例の場合、スワスの上部に
おける不足46h1は、下の不足46h2よりもかなり大
きい。
【0139】ここで、SWE関数の特徴は、内側に収縮
した点線(同じ値46h1、46h2としても示された)
として表れる。したがって、逆関数46’(図2)を形
成するために繰り越されるとき47、その特徴は、逆関
数が外側に拡張していることを示している。
【0140】この外側に拡張している逆関数46’は、
理論的には、前と同じように標準マトリクス48M(i
j)に適用することができる。しかしながら、得られた
理論的幾何学形状は、定義による新しいディザ・マスク
146がノズル・アレイ26の物理的長さよりも長く延
びることができないため、文字どおりの物理的な意味で
はない。
【0141】行うことができることは、たとえば、新し
いマトリクス156Mk(ij)の下縁のすぐ内側の浅
いストリップ146H3内に余分な濃いインクを要求す
ることによって、その物理的長さの範囲内で所望の追加
のインキングを実施することである。例示的なスワス5
6の下縁にある未調整の不足46h2(図1)はきわめ
てわずかなので、146H3にあるこの余剰インクには
たらくインク媒体効果により、調整したブラック・スワ
スK’(図3)の下部に示唆されているように、適切に
拡張された下側スワス境界に接近することができる。
【0142】そのようなインク媒体効果は、印刷媒体の
インクが着いていない部分に濃いインクを外側に(すな
わち、ここでは下方に)拡張することを含むことがあ
る。また、これらは、次のスワスの上部にある同じよう
に付着された余分なインクと合着し、それによりよく混
合されたスワス境界を形成するのに十分な時間だけ液体
としてこのインキングが持続することを含むことがあ
る。
【0143】しかしながら、前に示したように、この例
は、スワスの上縁にかなり極端な不足(負のSWE)4
6h1を含んでいる。スワスのすぐ外側だけでなく内側
の移動と合着のため、特にスワスの上縁内部に望ましく
ない濃い部分を生成することなく、下縁に関して示唆さ
れた方法でスワスを混合するのに十分に余分なインクを
スワスの上縁に沿って付着させることができないことが
ある。
【0144】ある程度まで、そのような効果は、様々な
濃度のバンド内、たとえば上縁のすぐ内側の最大濃度ス
トリップ146H1や、その高濃度バンドの内側のわず
かに色の薄いバンド146H2などに、余分なインキン
グを形成することによって緩和することができる。しか
しながら、最も優れた技術をもっても、残りの負のSW
E効果△H(図3)が持続することがある。
【0145】さらに、ここで、正のSWEに関する前の
いくつかの説明と類似の説明がまた適用される。したが
って、ノズル・アレイ26の物理的限界の外側を流れる
余分なインクは、その限界のすぐ内側の画像詳細の再現
または拡張を表し、したがって画像のひずみを表してい
る。
【0146】(i)修正の計算−前に示したように、こ
れらの好ましい実施形態の摂動は、しきい値化関数を修
正することによって印刷プロセスに導入される。しきい
値関数は、たとえば、ディザリングにおけるハーフトー
ン・マトリクス(ディザ・マスク)あるいは誤差拡散に
使用されるしきい値の構造である。検討のため、ハーフ
トーン・マトリクスは、マルチビット・カラー・データ
をバイナリ形式または複数ビット形式で表現するために
使用されるしきい値化アレイであり、一般に、インクジ
ェットやその他の逐次印刷におけるドット位置を決定す
るために使用されている。
【0147】より具体的には、印刷素子アレイまたはプ
リントヘッド(たとえば、ペン)が素子(たとえば、ノ
ズル)を有するのと同じ高さ(行数として表される)、
あるいは印刷ヘッドの解像度よりも低い解像度のハーフ
トーン化の場合には、物理的な印刷スワス・サイズ(媒
体前進方向の長さ)に対応する行の数を有するハーフト
ーン・マトリクスが使用される。このマトリクスは、必
要なサイズのマトリクスを形成するために繰り返され
る、より小さいマトリクスのことである。
【0148】後で説明するように、本発明は、1パスの
印刷モード、あるいはより一般的には、前進が印刷素子
アレイ高さと常に等しい印刷モードに関して実施するこ
とができる。部分前進の印刷モード(すなわち、ほとん
どのマルチパス印刷モード)の場合は、適切な補正定数
を決定する前に、ハーフトーン・マトリクスの各セルに
印刷素子アレイのどのノズルが対応するかを決定するた
めの追加のステップが必要とされる。
【0149】ハーフトーン・マトリクスの各行は、プリ
ントヘッドにある不良を特徴づける入力補正値に基づい
て再計算される。実験では、しきい値より上または下の
すべての値を置き換える方法、行と線形条件と掛ける方
法、および行にガンマ補正関数を使用する方法の3つの
方法を調査した。
【0150】(j)シングル・パス印刷モード−M(i
j)は、サイズがi×jのハーフトーン・マトリクスの
要素を表している。ここで、iは、各要素の列番号を表
し、jは各要素の行番号を表している。M’(ij)
は、新しいマトリクスを表している。このような表記法
により、好ましい実施形態の方法では、シングル・パス
印刷モードから、以下のように記載することができる。
【0151】しきい値法 M(ij)が、行jに関してしきい値t(i)よりも大
きい(小さい)場合は、M’(ij)=0である(また
は、他の特定の値)。 そうでない場合は、M’(ij)=M(ij) 線形補正 M’(ij)=a(j)・M(ij) ガンマ補正(1に正規化されたマトリクスを想定する) M’(ij)=M(ij)+a(i)・M(ij)b(j)
【0152】これらの3つの方法のうち、最も有効な基
本的な式は、ガンマ関数であった。係数a(j)は、補
正に関する強度制御であり、−1〜+1の値が、所望の
補正の端数を示す。
【0153】たとえば、0.5のとき、元の値の半分に
最大変化する(ここでは、指数bの影響を無視する)。
得られたM’の値が、ディザ・マトリックスに挿入され
ると、印刷されるドットを決定するしきい値がシフト
し、a(j)が正の値のとき、しきい値が高くなり、印
刷されるドットの数が少ないハーフトーンが生成され、
負の値のときは、しきい値が低くなり、印刷されるドッ
トの数が多いハーフトーンが生成される。
【0154】指数b(j)は、ライト領域またはダーク
領域における補正を強める線形化制御である。インクを
知覚的に線形化する標準値は、約1.7〜2.5であ
る。
【0155】前に示したようなガンマ関数は、0から1
の範囲の値であるが、ほとんどのハーフトーン・データ
は、0から255の範囲の値からなる。ガンマ関数を適
合させるために、従来の値は、最初に、0から1の範囲
に正規化され、次にその結果に255が掛けられて、次
のようなデータ・レンジにスケールし直される。
【0156】M’(ij)=255[M(ij)+a
(j)・[(M(ij)/255)b(j)]。
【0157】a(j)、b(j)およびM(ij)の値
により、新しい値は、255を超えることがある。ほと
んどのそのようなケースで、実際の理由(メモリ効率な
ど)のために、値は、255に単純に省略されることが
有利である。
【0158】ソース画像データは、一般に、8ビット
(0〜255の値)であるため、多くのシステムにおい
て、255を超えるしきい値は、255の値と同じ挙動
をする。したがって、そのようなシステムでは、255
に省略することと値を編集しないでおくことに実質的な
差はない。(しかしながら、単にさらに他の2進位置す
なわち最上位9番目のビットを抑止することによって2
55よりも上の値を処理するシステムでは、このケース
と反対である。)
【0159】調整したハーフトーンを作成するために、
ハーフトーン・マトリクスの各行についてa(j)とb
(j)の値が指定される。通常、すべての行に同じbの
値を使用することができ、aの値は、各行を変化させな
ければならない量に対応している。
【0160】フィールド内の自動演算のため、値aは、
たとえば次のように、各印刷素子またはグループの位置
におけるインク・レベルの測定偏差に応じて設定するこ
とができる。
【0161】 a(j)=測定した色調値/指示した色調値
【0162】ハーフトーンの各セルは、ハーフトーンの
その行の対応するaとbの値を使用して再計算される。
【0163】他の前述の方法は、あまり望ましくない。
線形補正は、特に、ライト画像領域内で過剰補正する傾
向があり、しきい値化モデルは、きわめて濃い画像領域
だけを多少不正確に補正するが、スワス・ブリードの状
況には役立つことがある。このような説明した関係の指
導により、以上導入した式やその他の補正式の組合せを
使用することができる。
【0164】得られたハーフトーン・マトリクスM’
が、画像データをハーフトーン処理するために有利に使
用される場合は、印刷パイプラインに密度補正のパター
ンが導入される。均等化効果が端まで影響し、得られた
印刷画像において生じる。
【0165】ハーフトーン処理は、ハーフトーン処理す
る画像の一番上の行と、印刷を開始するために使用する
ノズルに対応するマトリクス行から始まらなければなら
ない。通常、これは、シングル・パス印刷モードでは、
それぞれ行「1」と「1」である。
【0166】(k)マルチパス印刷モード−マルチパス
印刷モードの場合、ハーフトーン・マトリクスは、さら
に、印刷マスクの幅の整数倍であるように制限される。
(この条件は、前述のBorrellの文書で教示され
た、いくつかのアンチパターン化の原理に反するもので
あり、好ましくないパターンの効果が生じた場合には、
そのような原理との適応を考慮しなければならない。)
【0167】このケースでは、ハーフトーンの各セルを
印刷するのに使用されるノズルを表す値を含む追加のマ
トリクスN(ij)が構成されなければならない。この
印刷モードの複雑さにより、この追加のマッピング・マ
トリクスは、手動または簡単な計算で作成することがで
き、以下のように使用される。
【0168】しきい値法 M(ij)が、しきい値t(N(ij))よりも大きい
(小さい)場合は、 M’(ij)=0(または、他の特定の値) そうでない場合は、M’(ij)=M(ij) 線形補正 M’(ij)=a(N(ij)・M(ij)) ガンマ補正(1に正規化されたマトリクスを仮定する) M’(ij)=M(jj)+a(N(ij))・M(i
j)b(N(ij))
【0169】前と同じように、ハーフトーン処理は、ハ
ーフトーン処理する画像の一番上の行と、印刷を開始す
るために使用されるノズルに対応するマトリクス行から
始まらなければならない。しかしながら、この場合、後
者のマトリクス行は、「1」以外の他の行である可能性
がある。ページのある領域たとえば上部と下部において
通常と異なる前進を使用する印刷方法は、少なくともそ
のようなページ領域内において、本発明のこのような実
施形態により最適に働かないことがある。
【0170】前述のように、そのような実施形態は、デ
ィザリングとして知られている種類のレンディションに
制限されず、むしろ、特に誤差拡散のような他のタイプ
のレンディションにも適用することができる。たとえ
ば、N(ij)マトリクスは、特定の画素にドットを印
刷するかどうか、または他のセルにどれだけのエラーを
伝えるか、あるいはその両方のしきい値の決定を混乱さ
せるために使用されることが有利である。
【0171】そのような実施形態は、プリントヘッドの
端における照準エラー、すなわち真のスワス高さエラー
によるときでも、スワス間の密度のばらつきを補正する
ことができる。スワスの重なりをもたらす前進軸方向の
長すぎるスワスの寸法などの正のスワス高さエラーは、
端部の素子の発射強度を低くし、すなわちそれら素子を
弱くするか完全に停止させることによって実際になくす
ことができる。
【0172】そのような端部の素子の強度を高めてアレ
イの端部において余分なインキングを提供することによ
って、実質的に、わずかな負のスワス高さエラーでも補
正することができる。方向性エラーが残る可能性はある
が、この効果は、付着後にページ上のインクを少し移動
させたり、白縞を余分なインキングによって形成された
すぐ隣のダーク線と視覚的に混合する光学的な錯覚によ
って見えなくすることができる。
【0173】(1)利益−他の方法と比べて、本発明の
これらの実施形態は、きわめて多数の弱い(または、濃
い)ノズルの管理においてより有効である。また、これ
らの実施形態は、他の方法があまりまたはまったく有効
でない1回または少数のパスの印刷モードでも有効であ
る。
【0174】さらに、これらの実施形態は、計算的に迅
速である。それぞれの印刷には、摂動されたハーフトー
ン・マトリクスが1回だけ必要とされ、その後は、ハー
フトーン処理のプロセスにおいて、ごくわずかな作業が
行われ、補正作業はまったく不要である。この特徴によ
って、本発明のこれら実施形態は、計算能力またはメモ
リが制限されたプリンタに特に有効である。
【0175】2.簡略化した数値の例 最初に、6ノズルプリントヘッドを有し、高さ6行と幅
6列のディザ・マスクを使用するシステムを想定する。
このマスクは、各画素に0から255の値を有する入力
Contone画像データに基づき各ドットを印刷する
場所を決定するために使用される。
【0176】
【表1】
【0177】従来のように、画像全体にマトリクスがタ
イル状に配置される。Contoneデータ値がハーフ
トーン・セル値を超えるそれぞれの場所に1つのドット
が印刷される。
【0178】(a)弱いノズル−ここで、ノズル番号3
および4が、隣りのものよりも20パーセント薄い印刷
を行うこと、すなわちページ上のそれぞれ6行のシーケ
ンスのうちの行3および4が、他の4つの行よりも薄い
と想定する。したがって、本発明は、補正式を使用して
ノズル番号3および4による印刷の平均濃さを調整する
ことによって、これらの行を修正することができる。
【0179】この例の適切な実施態様は、a=−0.2
の行補正率とb=2.2の全体ガンマ値を使用し、aの
負の符号は、行が薄いかまたは弱いという指定として理
解することができる。これらの設定により、弱いノズル
ではディザ・マスク内の数が小さくなり、その結果、印
刷のしきい値条件が、容易に満たされるようになる。
【0180】したがって、第3のノズルと第4のノズル
の印刷するもっと回数が多くなると、対応する2つの行
の濃度が高くなる。以前に導入した式にこれらの補正率
とγ値を挿入すると、これらの2つの行の新しい値は、
次のような規則に従う。
【0181】 M’(ij)=M(ij)+a(N(ij))・M(ij)b(N(ij)) =M(ij)−0.2・M(ij)2.2
【0182】前記値は、255の値のスケールに適切に
事前に正規化されかつ繰り込まれなければならず、これ
は、ここで明示的に示されていないことが想起されよ
う。しかしながら、次のような結果が得られることは分
かる。
【0183】
【表2】
【0184】a=−0.2が負の符号であるため、行3
および4は、ここで、前よりも小さい値を含み、その結
果、前に説明したように、これらの数をしきい値化プロ
セスに適用した後、同じ密度に印刷されるドットの数が
多くなる。さらに、ガンマの値が大きくすなわちb>>
1であるため、大きい値の変化が小さい値の変化よりも
大きく、このことは、濃い画像領域の方が大きい調整が
行われることを示している。この効果は、ダーク領域で
は明るく印刷された行の方が目立つために望ましい。
【0185】(b)スワス間ブリード−もう1つの例で
は、プリントヘッドが、スワス間にブリードを生成して
いると想定する。そのような不良により、スワス縁にお
ける印刷出力は濃く見える。
【0186】本発明は、行番号1および6を修正してス
ワス縁に印刷されるインクの量を減少させることによっ
てこれを解決することができる。このケースでは、補正
率a=+0.5(正の符号は、強すぎるノズルまたは濃
いノズルに対応する)とガンマb=4が好ましく、その
結果、式は、次のように表される。
【0187】 M’(ij)=M(ij)+0.5・M(ij)4
【0188】このとき、修正したマトリクスの第1行と
第6行は、前よりも大きい値を含んでいる。
【0189】
【表3】
【0190】この結果、画像の対応する行に印刷される
ドットの数が少なくなる。これは、スワス境界における
濃い外観を補償するはずである。
【0191】この場合も、1よりも十分に大きいガンマ
を使用することによって、ダーク領域における補正を大
きくすることができ、この問題もまた、注意が必要であ
る。実際には、255よりも大きい値は、ほとんどのシ
ステムにおいて、255に切り捨てられることが最適で
ある。
【0192】3. データ・スケーリングによる「SW
E」補正 (a)SWE問題とデータ・スケーリング−従来技術に
おいて、規準スワス高さHと実際のスワス高さH+hと
を有するプリントヘッドに対応する色平面は、各パスに
おけるエラーhの過剰前進(SWEが正の場合)で印刷
されなければならない。本発明の好ましいデータ・スケ
ーリング実施形態の主な目的は、そのような過剰前進の
不利な影響をすべて回避することである。
【0193】代わりに、そのような色平面の画像データ
134(図4)を、率H/(h+H)だけ縮小すること
ができる。この調整は、理論上エラーhの影響を打ち消
すように各スワスの高さに影響を与える。
【0194】(H+h)・H/(H+h)=H
【0195】この方法がうまくいくかどうか調べるため
に、図1から図3には明らかに示されていない要素、す
なわち入力データ133〜136(図4)を検討する必
要がある。特に負のSWEの補正において特定の関心の
あるもう1つの特徴は、後で分かるように、ペン間のア
ライメントに使用するためにアレイの両端にあるノズル
123R〜126Rを予約することである。
【0196】(プリントヘッドとそのノズル・アレイ
が、互いに対しておよび規準スワス制限137に対して
様々な高さで示されていることに注意されたい。したが
って、図において123R〜126Rと表示されたノズ
ルは、印刷に使用するために最初に予約されたすべての
ノズルのうち、一部だけがアライメント・プロセスによ
って選択された後でまだ予約されているノズルであ
る。)
【0197】SWEが0(点線153Hが水平)である
特定のノズル・アレイ123に関して、規準スワス境界
137を有するスワス・データ・アレイ133は、示し
た例では、スワス153をシアンCで印刷している。こ
のスワス153は、同様に、同じ規準の境界137に合
わされている。
【0198】従来技術において、そのような理想的なケ
ースでは、印刷媒体の過剰前進は必要とされず、本発明
の好ましいデータ・スケーリングの実施形態(図5)の
うち最も単純なものにおいて、シアン印刷出力C’を適
切に位置合わせするために、入力データ133’のスケ
ーリングは必要ない(図1〜図3において検討したケー
スとは異なり、ここでデータの内容は重要ではなく、し
たがって印刷出力153の内部構造は示されていな
い)。
【0199】(b)正のSWEの補正−しかしながら、
正のスワス高さエラーの影響154H(図4)を有する
特定のノズル・アレイ124の場合は、むしろ、同じ規
準スワス境界137を備えたスワス・データ・アレイ1
34が、長すぎるスワス154に拡張している。このエ
ラーを補正するために、入力データ134は、拡張15
4Hと逆比例して縮小され、浅いデータ・アレイ13
4’(図5)が形成される。
【0200】この方法は、前に検討した修正マトリクス
の実施形態と異なり、逆関数を形成する必要がない。む
しろ、拡張パターン154Hは、存続することが可能で
あるが、収縮されたデータ134’内のさらに小さい開
始基準が基本となる。前に述べたAskelandの文
書には、いくつかの関連する教示がある。
【0201】第1近似に印刷する際、比例した拡張15
4H’は、図示した例ではマジェンタMの規準スワス境
界137に適合された新しい同様の浅いスワス印刷出力
154’を提供しなければならない。これを第1近似だ
けにする理由は、この場合も、PADエラーの非線形
性、すなわち二次的効果である。これは、特にPADエ
ラー、したがってSWE154Hの大部分の原因である
ノズル・アレイ124の両端におけるノズルだけである
場合があるが、さらに浅いデータ・アレイ134’は、
そのようなノズルを作動させない。
【0202】しかしながら、修正マトリクスの実施形態
に関して前に示したような繰り返しにより、データ・ス
ケーリングの実施形態も、通常、規準スワス境界137
に正のSWEノズル出力を正確に合わせるために最適な
データ・スケーリングを見つけることができる。この解
決策は、画像の一部分を廃棄しない。しかしながら、ノ
ズル・アレイの特定の領域にPADエラーが集中するた
め、固有の内部画像ひずみを生じ、この方法は、このき
わめて小さいひずみを補正する努力をしない。
【0203】前に示唆したような印刷スワスの端領域で
は、おそらくインク滴経路の分散により、色調レベルが
少し下がることがわかる。そのような効果は、本発明の
修正マトリクスの実施形態を同時に適用して、データ・
スケーリングを使用してスワス高さを調整しながらレベ
ルを調整することによって補正することができる。
【0204】(c)適度な負のSWEの補正−前の修正
マトリクスの考察のように、負のエラー、すなわちh<
0の独特な2つのサブケースを検討することが有用であ
る。そのようなサブケースのうちの第1のものは、絶対
値が比較的小さいエラーを含んでいる。
【0205】特定のノズル・アレイ125におけるPA
Dエラーによるエラーhは、示した例の場合はイエロー
Yで印刷される、わずかに浅いスワス155を生成する
収縮パターン155H(図4)とみなすことができる。
したがって、補正のために、データ・スケーリングは、
対応するデータ・スワス135を拡張し、わずかに高く
スケーリングされたデータ・アレイ135’(図5)が
提供される。
【0206】次に、元の収縮155Hと比例する収縮1
55H’により、印刷されたスワス155’は、規準ス
ワス境界137と正確に一致する。これは、そのような
位置にデータを印刷すべく規準境界137よりも上と下
で使用可能な物理的ノズルがあるため、物理的に可能で
ある。
【0207】前に示したように、これらのノズルは、ア
ライメント用に名目的に予約されたノズル125Rの一
部である。図5は、この状態を、スケーリングされたイ
エロー・アレイ135’、ノズル・アレイ125、およ
びにぴったりと合わせされたイエロー・スワス155’
について示している。
【0208】プリントヘッドの機械的アライメントが変
化するため(そのノズル・アレイと区別されるため)、
ソフトウェア・アライメント後に予約されたままのノズ
ル125Rの数は、図示したように、一般に、各アレイ
の上と下で異なり、またペンごとに異なる。アレイ12
5として示した特定の例に関して、両端において予約さ
れた十分なノズル125Rが使用可能なままであるよう
に示されているため、この事実は役に立たない。
【0209】適度な負のスワス高さエラーのこの第1の
サブケース135’では、規準スワス高さを達成するこ
と、すなわちゼロエラーのケース133’と正のエラー
のケース134’のスワスをぴたりと一致させることが
可能なことが分かる。すべてのペンが、そのような3つ
のモデルのうちの1つまたは別のモデルに適合した場合
は、そのような簡単なスケーリング手順により、すべて
のペンが、矛盾なくかつ一貫して印刷できるようにな
る。
【0210】(d)大きい負のSWEの補正−さらに複
雑な第2のサブケースは、特定のブラック印刷ノズル・
アレイ126の例に見られるように、負のSWE156
H(図4)が著しく大きい場合に生じる。この例におい
て、スケーリングされたデータ136’は、規準スワス
境界137を十分に越えるだけでなく、使用可能なまま
のノズル126Rも越えて延びる。
【0211】この例は、また、上側スワス境界よりも上
の方が下側スワス境界よりも下よりもわずかに多いノズ
ル126Rを示している。換言すると、ノズル・アレイ
の上部126Tは、アレイの下部126Bよりもスワス
の外側にある。
【0212】しかしながら、上と下両方の境界137を
対称的に調整するためには、制御する寸法は、スワスか
ら下のアレイ下部126Bまでの短い方の距離である。
スワスよりも上の等距離は、アレイの使用可能な上限を
定義する対称位置126Sである。ソフトウェア・アラ
イメントを維持するために、アレイの上部126Tは、
使用可能な範囲の外側にある。
【0213】拡大されたデータ136’の黒の印をつけ
た上と下のゾーン138を印刷することはできない。ア
レイの下部126Bより下または上部126Tより上に
は、物理的にノズルが存在せず、前述のアライメント要
件により、上部126Tと、前述の対称的な限界126
Sとの間の浅くわずかに低い領域におけるノズルの使用
が防止される。(したがって、濃い陰138は、図2と
図3の143D,144D,146Hにおいてそれと異
なる強さを有している)
【0214】この障害は、スケーリングされたデータ高
さH2/(H+h)が、最大使用可能なノズル補完物1
56Mの高さを超えるときに生じる。後者の156Mの
数値は、非対称性の程度、したがってペン間の機械的な
位置ずれの大きさに依存するため、一般的に述べること
はできない。
【0215】極端な機械的な位置ずれがあるケースで
は、アレイの一端または他端の予約されたすべてのノズ
ルが使用される。このケースでは、最大使用可能な補完
物156Mは、規準アレイ高さHと等しく、負のSWE
は、図5の特定のスケーリング手法によって解決するに
は大きすぎる。
【0216】より一般的に、mを、最大使用可能なノズ
ル補完物の高さ(すなわち、距離156M)と定義し直
すと、不十分な使用可能なノズルの条件は、次の通りで
ある。
【0217】H2/(H+h)>m h<H((H/m)−1) │h│>H(1−(H/m))
【0218】mが、常に、少なくともHと同じ大きさで
あるため、第2行の挿入表現は常に0または負であり、
利用不可能なノズルの条件は、負(h<0)でありかつ
第3行の条件を十分に満たす大きさのSWEに関して生
じる。
【0219】図5の方法は、そのようなケースでは本質
的に禁止されるが、スケーリングは一般に、引き続き魅
力的な選択肢である。しかし、追加のステップが必要で
ある。このケースでは、最も小さい有効な高さのスワス
156(例では)が最初に定義され、このスワス高さが
すべてのペンの制御寸法になる。
【0220】この最も小さいスワス高さHMINを有する
ペン126の画像データは、そのペン126の最大の使
用可能なノズル補完物mにスケーリングされる。このプ
ロセスにより、そのペン126のスケーリングされたデ
ータ・アレイ136’(図6)が生じる。
【0221】この場合、ペンは、必然的に(すなわち、
定義によって)、印刷するのに十分な使用可能ノズルを
有する。しかしながら、前述のように、アレイ136’
は、規準スワス高さHよりも高くなく、すなわち規準境
界137とぴったりと合うことができる。
【0222】通常、負のSWE現象156H”は存続す
るが、以前のように、前述の2次的効果を検討する有効
値を決定するために、繰り返し測定が必要なことがあ
る。スケーリングされたデータ136”と対応するSW
E156H”が示された場合、スワス156”は、デー
タ136”よりも比例して浅くかつ規準境界137によ
って定義された規準スワス高さHよりも浅い新しい高さ
156Nで印刷することができる。
【0223】スワス156”の高さ156Nは、システ
ムのスワス境界139の新しい組を定義する。次に、他
のデータ平面133,134,135が再びスケーリン
グされ、その結果、それぞれのすべてのSWEの影響に
より、新しいシステムのスワス高さ156Nにちょうど
ぴったりと合う印刷されたスワスC”、M”、Y”が生
成されることになる。
【0224】このプロセスにより(多くの場合、前述の
ような繰り返しで)、3つの新しくスケーリングされた
データ・アレイ133”,134”および135”が生
じる。前述のいくつかの要因により、それらは、新しい
システムのスワス高さ156N(および、元の規準スワ
ス高さH)よりも浅いかまたは高いが、印刷された4つ
のスワスC”、M”、Y”およびK”はすべて等しい高
さである。
【0225】印刷媒体の前進行程は、この新しい共通の
スワス高さ156Nと一致するように調整される。より
一般的に、nを、新しい前進距離および共通のスワス高
さ(すなわち、図6の例では、距離156N)と定義し
直すと、この新しいシステムのスワス高さは、次のよう
に、制御ペンのパラメータによって設定される。
【0226】 n=m(Hmln/H)=m((H+h)/H)
【0227】(但し、必要な繰り返しのためにさらに余
裕を作ることが好ましい)。
【0228】(e)スケーリング技術の再検討−各ソー
ス画像スワスのスケールが、全体として変更されている
ため、印刷出力の個々のスワス高さだけでなく最終的な
全体の長さも変更される。それぞれのスワス高さは、元
の規準の1つのHかたは新しいシステムの基準nにな
り、これらは、前述のような対応するペンの使用可能な
ノズル補完物mと共に検討される最も浅いスワスの初期
高さMMINからの第1近似に対して求められる。
【0229】印刷領域は、ダーク・バンドでもなく白縞
でもなく、完全に塗りつぶされる。複数色の画像の場合
は、最初の分析で、プロセスが、独立に、その対応する
プリントヘッドだけのスワス高さエラーに従って各色平
面に適用される。しかしながら、この手順により、すべ
てのスワス高さは、互いにならびに規準または新しいシ
ステム・スワス高さと等しくされる。
【0230】この方法により、残留エラーは、単色図面
の場合、各プリントヘッドのスワス高さエラーを測定す
る際の精度と同程度に小さくなるようにすることができ
る。複数色の図面の場合、エラーは、常に、後で説明す
るようにハーフ・ドット列よりも小さくなるようにする
ことができる。
【0231】前に示唆したように、本発明のそのような
好ましい実施形態を成功させるためには、スケーリング
の基準を形成する測定が必要である。前の考察におい
て、この目的のために示したものは、スワス高さとそれ
による有効エラーの直接測定である。
【0232】もう1つの有用な特徴は、プリントヘッド
のスワス高さエラーではなく、バンディングを最小にす
る関連付けられた理想的な用紙前進行程だけを測定する
機能である。そのような技術は、前述のCluetの特
許文書に見られる。
【0233】本発明のそのような好ましい実施形態が、
スワス高さの測定により実施されるか、または理想的な
前進の測定により実施されるかに関係なく、応用は、本
質的に同じであり、すなわちその測定値を前述のスケー
リング調整の基準として使用することである。いずれの
場合も、量H+hは、測定値として得られ、Hは、最初
の規準スワス高さである。
【0234】データの単なるスケーリングは、プリント
ヘッドの物理的長さに影響を及ぼさない。hが正のと
き、スケーリング操作は、印刷されるスワス高さを短縮
する効果を有し、印刷システムが印刷するドットを特定
のノズルに割り当てるときに、この短縮が自動的に実施
される。
【0235】つまり、正のSWEのケースにおける(プ
リントヘッドの一端または両端の)いくつかのノズルに
関して、少なくともシングル・パス印刷モードでは、印
刷するドットが全くない。したがって、そのようなノズ
ルは、常に使用されていない。
【0236】しかしながら、hが負のときは、スケーリ
ング操作が印刷されるスワス高さを延長する効果を有
し、これにより、プリントヘッドの端において、他のす
べての条件が同じならば、物理的に存在しないノズルに
よる印刷が必要になることがある。多くの印刷システム
が、様々なプリントヘッドの有効な相互アライメントの
ためにアレイの端におけるノズルを予約するため、この
結論は、必ずしも当てはまるとは限らない。
【0237】そのようなシステムでは、少なくとも原則
として、予約されたノズルは、負のスワス高さエラーh
からスケーリングすることによって、必要とされるサー
ビスに戻されることがある。そのような予約されたノズ
ルが、使用可能でないときも、本発明は、前述のサブセ
クション(d)の手順によって簡単に実施される。
【0238】その手順において、システムに物理的にな
いノズルを利用しないようにするためには、すべての使
用可能なノズル(予約ノズルを含む)を利用する比率よ
りもスケーリングが拡張されないようにするだけでよ
い。この規則を簡略化するためには、予約ノズルの可能
性を無視することにより、スケーリングが拡張ではない
こと、すなわち常に1以下の係数であることを保証する
だけでよい。
【0239】この条件は、最初に、どのプリントヘッド
が、最も短い有効な(すなわち、スケーリングされた)
スワス高さHMIN(複数の高さが、この同じ値と等しい
ことがある)を有するかを決定し、次に、その高さに合
うように他のすべてのヘッドをスケーリングすることに
よって保証される。この過剰スケーリングの問題は、S
WE値の少なくとも1つが負のとき、すなわちh<0の
ときだけ生じ、少なくとも最も短いスワス高さがH+h
<Hであると仮定できることに留意されたい(前述のよ
うに値Hは、規準スワス高さである)。
【0240】次に、印刷媒体の前進行程は、最も短い有
効高さを有する特定のヘッドのエラーの量hだけ過少前
進に設定される。そのヘッドのノズル補完物全体が、使
用されることもある。
【0241】システムが、すべてのヘッドに共通の1つ
だけの前進距離を提供することができるため、この場
合、すべてのヘッドの印刷媒体の前進行程は既知であ
る。すべての他のヘッドのスケーリング(および、その
対応する色平面)は、前述のようなそれ自体の規準高さ
へのスケーリングではなく、その最も短いスワス高さ値
MINへの再スケーリングでなければならない。
【0242】ここで、HMINの定義によって、各スケー
リングは、過少スケーリング(1より小さい係数による
スケーリング)または同等(1の倍数のスケーリング)
である。したがって、一連の存在しないノズル内に拡大
する問題がなくなる。
【0243】より具体的には、SWE値に依存して、そ
れぞれの他のヘッドは、最小高さH MINを有するヘッド
のものと等しいかまたはそれよりも少ない数のノズルを
使用する。それぞれの他の色平面およびノズルのスケー
ル・ファクタは、関数round[n・H/(H+
h)]を呼び出すことによって求められる。
【0244】前に示したように、残留誤差は、高速なシ
ングル・パス印刷出力のために許容可能な範囲のバンデ
ィング不良を維持する丸め誤差であるため、残留誤差
は、常に、ハーフ・ドット行よりも小さい。この解決策
は、エリア・フィル時間を最適化し、ノズル使用量を最
大化し、ページ長さ全体の最大精度を維持すればよい。
【0245】4.機械的な特徴およびプログラム/方法
の特徴 本発明は、様々な製品における実施態様に適用可能であ
る。これは、窓2を有する主ケース1(図7)と、シャ
ーシの一端を囲む左側ポッド3とを含むプリンタ/プロ
ッタにおいて実施することができる。この筐体内には、
キャリッジ支持体および駆動機構、印刷媒体前進機構の
一端、ならびに補給インク・カートリッジを備えたペン
補充機構が収容されている。
【0246】プリンタ/プロッタは、また、印刷媒体用
の回転カバー4、および画像が形成されかつ装置から排
出された長尺または単票の印刷媒体用の収容ビン5を含
んでいる。ケース1の両端を支持する脚部には、下部ブ
レースおよび格納棚6が架設されている。
【0247】印刷媒体カバー4のすぐ上には、長尺の印
刷媒体4を受け取る入口7がある。また、装置による印
刷媒体の把握を制御するレバー8も含まれている。
【0248】右側ポッド213の外板には、前面パネル
表示部211と制御部212が取り付けられている。こ
のポッドには、キャリッジ機構および媒体前進機構の右
端と、またプリントヘッド・クリーニング機構とが収容
されている。アクセスを最も容易にするため、右側ポッ
ドの下部近くにはスタンバイ・スイッチ214がある。
【0249】前記ケース1およびポッド3,213の中
で、ディジタル電子プロセッサ71からの信号の制御に
よりモータ242、ウォームおよびウォーム・ギア(図
示せず)によって駆動される円筒形プラテン241(図
9)が回転し、単票または長尺の印刷媒体4Aを媒体前
進方向に駆動している。それにより、印刷媒体4Aは、
印刷媒体用回転カバー4から引き出されることになる。
【0250】その間、ペン保持キャリッジ・アセンブリ
220(図8と図9)は、いくつかのペン223〜22
6(図8)を、媒体前進方向と垂直な走査トラックに沿
って印刷媒体を横切って搬送し、同時にペンがインクを
放出している。前に述べたように、これは、逐次印刷装
置の1つの形態にすぎず、代替は、完全な長さの印刷媒
体に対する相対運動によるページ幅ペン・アレイを使用
することである。(「走査」という用語は、ほとんど通
常、媒体前進方向に沿った印刷媒体の上の測定センサの
動きの説明で使用されることが理解されよう。)
【0251】単純にするために、4つのペンだけを示す
が、周知のように、より典型的な4つのペンにおける場
合と同じように、プリンタが、様々な色または異なる希
釈の同じ色を保持するために6つ以上のペンを有するこ
ともできる。したがって、媒体4Aは、所望の画像を形
成するためにインク滴を受け取り、印刷媒体ビン5内に
放出される。きわめて小さい測色イメージ・センサ25
1が、ペンと共にキャリッジ上に乗っている。
【0252】きわめて細かく目盛付けされたエンコーダ
・ストリップ233,236(図9)が、キャリッジ・
アセンブリ220の走査経路に沿ってぴんと張られてお
り、もう1つの小さい自動オプトエレクトロニクス・セ
ンサ237によって読み取られ、マイクロプロセッサの
ための位置および速度情報237Bが提供されることに
なる。エンコーダ・ストリップの1つの有利な場所は、
ペンのすぐ後ろ236であり、前述の相互参照特許文書
のいくつかに示されている。
【0253】しかしながら、エンコーダ・ストリップ2
33(図8)の一般に好ましい位置は、ペン補給カート
リッジの整備のためにユーザの手を挿入するスペースか
ら遠いペン・キャリッジ・トレイの後ろの近くである。
いずれの位置の場合も、エンコーダ・ストリップ・セン
サ237は、その光学ビームがストリップに形成された
目盛のオリフィスまたは透明部分を通過する状態に配置
されている。
【0254】ペン・キャリッジ・アセンブリ220,2
20’(図9)は、駆動ベルト235の介在により、二
重の支持およびガイド・レール232,234に沿っ
て、モータ231により双方向に駆動されるようになっ
ている。モータ231は、ディジタル・プロセッサ71
からの信号の制御を受け取ることになる。
【0255】当然ながら、ペン・キャリッジ・アセンブ
リは、それぞれ4つの異なる色のインクを保持するペ
ン、少なくとも4つのペン223〜226のための前進
ベイ構造222を含んでいる。最も一般には、インクは
一番左端のペン223がイエロー、続いてシアン22
4、マジェンタ225、およびブラック226である。
実際の問題として、単一プリンタの共通キャリッジ内ま
たは複数キャリッジ内には、着色ブラックのペンがあっ
てもよい。
【0256】また、ペン・キャリッジ・アセンブリ22
0,220’には、様々な電子回路を乗せる後部トレイ
221が含まれている。最も具体的には、図7および図
8は、ヒューレット・パッカード社のプリンタ/プロッ
タ・モデル「DesignJet1000」などのシス
テムを表し、これは、本発明を含まない。しかしなが
ら、これらの図面は、また、本発明のいくつかの実施形
態と、後で説明するいくつかの詳細な違いと共に、本発
明の好ましい実施形態を含むプリンタ/プロッタを示し
ている。
【0257】図9のブロック図をさらに詳細に考察する
前に、この図に関する全般的な方向付けが有用である。
一番右側にある印刷段4A〜251を含む図の下側半分
全体にわたるほとんどの部分70,73〜78,95
と、パスおよびノズル割当て61は、ほぼ従来通りであ
り、インクジェット・プリンタ/プロッタにおける本発
明の状況を表している。
【0258】図の上部63〜72,81〜87と、下側
部分のいくつかの部品171,172,89は、本発明
を表している。本文書で提示する機能の説明およびスワ
スの図から、当業界の熟練を積んだプログラマは、すべ
ての回路の動作のために適切なプログラムを作成するこ
とができる。
【0259】ペン・キャリッジ・アセンブリは、インク
218を放出しながら左216に移動するときの220
と、インク219を放出しながら右217に移動すると
きの220’とで別々に表されている。220’と22
0は両方共、同じペン・キャリッジを表していることは
理解されよう。
【0260】前に説明したディジタル・プロセッサ71
は、プラテン・モータ242へのプラテン駆動制御信号
242Aと、キャリッジ・モータ231へのキャリッジ
駆動制御信号231Aと調和された適正なタイミングで
ペンを発射させる制御信号220Bとを提供している。
プロセッサ71は、エンコーダ237によって提供され
るエンコーダ信号237Bから得られたキャリッジ速度
および位置に関する情報に部分的に基づいたそのような
キャリッジ駆動信号231Aを生成している。
【0261】(ブロック図において、示したほとんどす
べての信号は、上から下、左から右に流れている。例外
は、コードストリップ・センサ237からフィードバッ
クされる情報237B、測色センサ251からフィード
バックされる画像濃度測定プロファイル・データ65、
およびスケーリング情報172であり、これらはすべ
て、関連した左向きの矢印で示されている。)
【0262】したがって、コードストリップ233,2
36は、走査中にきわめて高い精度でカラー・インク滴
の形成を可能にする。この精度は、各方向、すなわち左
から右(順方向220’)または右から左(逆方向22
0)のキャリッジ・アセンブリ220の動きにおいて維
持されている。
【0263】新しい画像データ70は、従来通りのコン
トラストおよびカラー調整または補正モジュール76、
ならびにレンディションおよびスケーリング・モジュー
ル74,77,77’を含むことができる画像処理段7
3に受け取られる191。最も一般的には、スケーリン
グ77(行われる場合)は、レンディション74の前に
行われるが、図示したように、現在は、レンディション
後で一部またはすべてのスケーリング77’を実行する
ことが知られている。
【0264】レンディション段74は、一般に、なんら
かの操作ディザ・マトリックス174または等価物、た
とえば誤差拡散段を含んでいる。操作マスク174は、
通常、今日ではいわゆる「ブルー・ノイズ」特性によっ
て補正されることが好ましい標準の従来のマスクであ
る。
【0265】しかしながら、本発明によれば、マスク
は、命令68に従ってカスタマイズされることが好まし
い。同様に、プレレンディションまたはポストレンディ
ション・スケーリング・モジュール77,77’は、一
般に、存在するときに標準の従来のスケーリング仕様1
73,173’を含むが、本発明により、これらの値
は、命令172,171に従って修正されることが好ま
しい。
【0266】画像処理モジュールから次に渡される情報
195は、印刷マスク作成モジュール95に入る。これ
は、一般に、特定のパスおよびノズルを割り当てるため
の段61を含んでいる。後者の段61は、一般に、従来
通りの機能を実行する。
【0267】集積回路71は、一部分がプリンタ内にあ
り、一部分が関連したコンピュータ内にあり、一部分が
別々にパッケージ化されたラスタ画像プロセッサ内にあ
るように機能分散型でよい。あるいは、回路は、そのよ
うな装置のうちの1つまたは2つの中だけにほとんどま
たは全体があってもよい。
【0268】そのような回路は、また、たとえばコンピ
ュータ・ハード・ドライブ内に保持することができるよ
うなソフトウェア、またはファームウェア(たとえば、
ROM75内に保持され、他の構成要素に対する機能分
散66のための)、あるいはその両方を動作させる汎用
プロセッサ(たとえば、汎用コンピュータの中央処理装
置)を含むことができ、また、特定用途向け集積回路を
含むことができる。代わりに、これらの組合せを使用す
ることができる。
【0269】前に説明したように、本発明により規定さ
れた修正を確立するために印刷され走査される画像は、
較正データを生成するために光センサ251によって読
み取られる様々な色の代表的なエリア・フィル画像でよ
い。そのようなテスト画像を生成するために、本発明の
装置は、集積回路部71(図9)に、最終出力段78の
動作のための制御信号80を生成するアレイ利用手段6
3を含んでいる。そのような信号は、印刷段を駆動する
ことはすぐに分かる。
【0270】図9のいくつかの部分は、前述の前進最適
化機能に対応する。このような最適化実施形態のケース
では、アレイ利用手段63が、前進変更手段64を含
み、このケースでは、制御信号80は、テストのための
一連の様々なパラメータを含んでいる。
【0271】そのような一連のパラメータは、たとえ
ば、前に示したCluetの文書に詳細に説明されてい
るように、一連の様々な印刷媒体前進値を含むことがで
きる。それぞれの値は、最終出力段78とその前進機構
信号242Aによって適切に実現される。
【0272】そのような信号242Aは、さらに、テス
ト画像の印刷において、前進モータ242、駆動機構2
41および媒体4Aの移動によって実現される。また、
一連のパラメータ値は、Cluetの文書にも示されて
いるような相関関係で使用されるために、色付着エラー
測定手段72に信号が送られる91。本発明のケースで
は、そのような相関関係により、前に既に詳述したスケ
ーリング操作において使用される前進値が生成されてい
る。
【0273】小さい自動光電センサ251が、キャリッ
ジ上にペンと共に乗っており、本文書において前に説明
した調整のために、画像品質、より具体的には、エリア
・フィルの均一性とスワス高さに関する情報を得るため
に下方に向けられている。センサ251の信号は、キャ
リッジおよび前進機構の移動に調和され(図示せず)、
それにより、印刷テスト画像の光学測定65,81,8
2(図9)を容易に行うことができる。適切なアルゴリ
ズム制御は、本明細書の考察によって指導される熟練の
十分範囲内にある。
【0274】付着エラー測定手段72は、センサ251
から戻される測定データ65を受け取るものである。最
適化実施形態のケースでは、CDE測定手段72がこれ
らの品質データ65を前述の変更手段64からの前進変
更データ91と関連付けるための手段81を含んでい
る。
【0275】相関データ93,94は、次に、特に印刷
媒体前進行程の制御196のために、画像最適化手段8
9に渡される。これらデータ93,94は、印刷モー
ド、印刷媒体前進速度、走査速度、インク滴のエネルギ
ー、サイズおよび速度、枯渇、過多(propleti
on)および自由裁量のドット形成比率、ランダム化と
粒状性の平衡点、およびノズル加重分布などの他のパラ
メータの制御187に使用することができる。
【0276】しかしながら、Cluetの文書によって
大きい特殊性と共に説明されたこの相関関係は、本明細
書では少し逸脱している。本明細書の目的のために、こ
れは、単に、本発明のスケーリング実施形態で使用され
ている前述の理想的なスワス高さ値mを確立する方法と
してはたらく。いずれの場合も、設定は、印刷段の制御
のために最終出力段78に渡される187,196。
【0277】図9の他の部分は、前に詳述した本発明の
マッピング修正に関連するものである。このケースで
は、一般に、前進変更手段64も関連手段89もないこ
とがあるが、測定制御信号80と合成測定データ65は
ある。
【0278】そのような実施形態において、測定データ
65は、それぞれプリントヘッド223〜226のスワ
ス高さまたは濃度特性を定量化する手段81または82
(またはその両方)に進む。次に、これらの2つの機能
について別々に説明する。
【0279】前の詳細な考察で示したような印刷濃度不
良データ82の比較的単純なケースにおいて、そのよう
なデータは、経路88をたどって濃度変換段84に流れ
る。その段において、その情報は、特定的にカスタマイ
ズされたハーフトーン処理マトリクス(または、誤差拡
散しきい値構造)85を形成するために使用され、次
に、レンディション段において標準のマスクなど174
の代わりに使用される68。
【0280】前の詳細な考察に示したような、補正に使
用されるスワス高さ特性データ81のより複雑なケース
において、そのようなデータは、(1)前述の同じ濃度
変換段85までの経路92、(2)空間分解能レンディ
ション段86までの経路93、あるいは(3)いくつか
のケースではその両方の経路をたどることができる。
【0281】経路空間分解能段86への経路93のケー
スにおいて、スワス高さ特徴データ81が、データ・ス
ケーリングの修正した構造87の形成に適用される。こ
の構造87は、プレレンディション・スケーリング77
とポストレンディション・スケーリング77’のどちら
にも、標準スケーリング173,173’の代わりに適
用することができる172,171。
【0282】以上の開示は、単に例示的なものであり、
併記の特許請求の範囲を参照することによって決定され
る本発明の範囲を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】4つの組になったプリントヘッドに関するきわ
めて概略的または概念的な簡略化した合成図であり、ノ
ズル幾何学形状、ノズル液滴放出プロファイル、インキ
ング濃度プロファイルおよびエリア・フィル不均一性の
関係を示している。
【図2】逆のインキング濃度プロファイル(図1の濃度
プロファイルから導出した)、標準ディザ・マトリクス
および修正ディザ・マトリクスの関係を示す同様の図で
ある。
【図3】図1のノズルを使用して補正した均一なエリア
・フィルを印刷する際の図2の修正したマトリクスの使
用法を示す同様の図である。
【図4】データ、ノズル幾何学形状および(いくつかの
ケースでは)高さエラーを有する印刷スワスの関係を示
す、図1と類似の図である。
【図5】図4のノズル幾何学形状、図4のエラーに関し
て補正したデータ、および(ほとんどのケースで)適切
な高さを有する補正された印刷スワスの関係を示す同様
の図である。
【図6】より精巧なプロトコルによって補正されたデー
タと適切な高さを有する(すべてのケースで)補正され
た印刷スワスを示す同様の図である。
【図7】本発明の好ましい実施形態を実施するプリンタ
の外観の斜視図である。
【図8】図7のプリンタ内の走査キャリッジおよび媒体
前進機構の類似の図である。
【図9】本発明の前述の態様の好ましい実施形態を実施
するために特に使用されるような、図7および図8のプ
リンタの動作システムのきわめて概略的な図である。
【図10】左の図が正、中央の図がゼロ、および右の図
が負を示す、3つの異なるSWE値の起源を示す図であ
る。
【図11】同じ3つのSWE値を有するが、左の図がゼ
ロ、中央の図が負、右の図が正である均一エリア・フィ
ル・データ入力の出力印刷品質を表す図である。
【図12】規準、過少前進および過剰前進という3つの
異なる印刷媒体前進行程を使用するSWEがゼロの均一
エリア・フィルの印刷品質を表す同様の図である。
【図13】同じ順序の同じ3つの行程値との整合による
SWE適応を表す類似の図である。
【図14】種々の印刷アレイのためのSWE対応複数ス
ワス画像セグメントを表す同様の図である(3つすべて
の図でシアンのSWEはゼロであり、左がマジェンダS
WEゼロ、中央が負、右が正で印刷されている)。
【符号の説明】
23 シアン・ノズル・アレイ 24 マジェンタ・ノズル・アレイ 25 イエロー・ノズル・アレイ 26 ブラック・ノズル・アレイ 33 インキング強度プロファイル 34 インキング濃度プロファイル 35 ノズル・インキング・プロファイル 36 液滴検出器プロファイル 43 センサ・プロファイル 44 センサ・プロファイル 45 画像濃度プロファイル 46 濃度プロファイル 48 標準マトリクス 53 シアン・エリア・フィル 53D,53L,54D,54L アーティファクト 55 液滴検出器プロファイル 56 スワス 61 特定パスおよびノズル割当て 63 代表的な画像を印刷するアレイ利用手段 64 前進変更手段 66 不揮発性メモリ 70 画像データ入力 71 集積回路 72 CDE測定手段(各アレイに関して) 73 画像処理段 74 レンディション 76 コントラストおよびカラー調整または補正 77’ ポストレンディション・スケーリング 77 プレレンディション・スケーリング 78 最終出力段 81 スワス高さエラーまたは最適前進 82 印刷濃度不良 83 マッピング修正手段 84 光学濃度変換 85 修正ハーフトーン化マトリクス 86 空間分解能相関 87 修正データ画素グリッド・スケーリング 89 最良補正前進値を適用して画像品質を最適化する 145 カスタム・ディザ・マスク 146 ディザ・マスク 173’ 操作データ・スケーリング 173 操作データ・スケーリング 174 操作ハーフトーン・マスク
フロントページの続き (72)発明者 ミカエル・ボレーダ スペイン国バルセロナ,08031 シー/カ ンポアモアー,11 (72)発明者 ヨアン・ラメンス スペイン国バルセロナ,08190 サント・ クガト・デル・バレス,アベッラ 42 ビ ー (72)発明者 フランセスク・スビラーダ スペイン国バルセロナ,08190 サント・ クガト・デル・バレス,カスティレホス 31 2オーエヌ 2エー Fターム(参考) 2C056 EA04 EA30 EC75 EC79 ED05 2C061 AQ05 KK13 KK14 KK18 KK25 KK26 KK32

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに基づいて、画素グリッ
    ドで形成された個々のマークからの構成により所望の画
    像を印刷媒体上に印刷する装置であって、 着色剤付着エラーの影響を受ける少なくとも1つのマル
    チ素子逐次印刷アレイと、 前記少なくとも1つのアレイの前記着色剤付着エラーを
    測定する手段と、 前記測定した着色剤付着エラーを補償するために、前記
    入力画像データと前記マークとの間のマッピングを構成
    するマルチ列マルチ行の数値表を修正する手段と、 前記修正したマッピングを使用して印刷する手段と、 を含む装置。
  2. 【請求項2】 前記マッピングが、 個々のマークからなる前記構成への前記画像データの光
    学濃度変換と、 前記画像データおよび前記画素グリッド間の空間分解能
    相関と、 からなるグループから選択された請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光学濃度変換が、ハーフトーン処理
    マトリクスを含み、 前記空間分解能相関が、前記画素グリッドへの前記画像
    データのスケーリングを含む請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つのマルチ素子逐次印
    刷アレイが、対応する複数の異なる色または色希釈で印
    刷する複数のマルチ素子印刷アレイを含み、それぞれの
    マルチ素子印刷アレイが、着色剤付着エラーの影響を受
    け、 前記測定手段と前記マッピング修正手段がそれぞれ、複
    数のマルチ素子印刷アレイのそれぞれに対して動作する
    請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のマルチ素子印刷アレイのうち
    の少なくとも1つに関して、前記着色剤付着エラーが、
    それぞれの印刷濃度不良パターンを含み、 前記測定手段が、各マルチ素子印刷アレイの前記印刷濃
    度不良パターンをそれぞれ測定する手段を含み、 前記修正手段が、それぞれの前記マッピングを修正する
    ために、前記マルチ素子印刷アレイのうちの少なくとも
    1つに関して、前記それぞれの不良パターンを適用する
    手段を含む請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のマルチ素子印刷アレイのうち
    の少なくとも1つに関して、前記着色剤付着エラーが、
    スワス高さエラーを含み、 前記測定手段が、各マルチ素子印刷アレイのスワス高さ
    エラーをそれぞれ測定する手段を含み、 前記修正手段が、それぞれの前記マッピングを修正する
    ために、前記マルチ素子印刷アレイのうちの少なくとも
    1つに関して、前記それぞれのスワス高さエラーを適用
    する手段を含む請求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記着色剤付着エラーが、印刷濃度不良
    パターンを含み、前記測定手段が、前記印刷濃度不良パ
    ターンを測定する手段を含み、前記修正手段が、前記測
    定した印刷濃度不良パターンから補正パターンを導出す
    る手段と、前記補正パターンを適用してハーフトーンし
    きい値化プロセスを修正する手段とを含み、 前記印刷手段が、前記修正したハーフトーンしきい値化
    プロセスを使用してそのような画像を印刷する手段を含
    む請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記着色剤付着エラーが、スワス高さエ
    ラーを含み、あるいは印刷媒体前進の最適距離に対応
    し、前記測定手段が、前記スワス高さエラーを測定する
    かまたは最適距離を決定する手段を含み、前記修正手段
    が、前記測定されたスワス高さエラーまたは決定された
    最適距離から補正パターンを導出する手段と、 前記補正パターンを適用してハーフトーンしきい値化プ
    ロセスを修正する手段とを含み、前記印刷手段が、前記
    修正ハーフトーンしきい値化プロセスを使用してそのよ
    うな画像を印刷する手段を含む請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 印刷濃度不良パターンの影響を受ける少
    なくとも1つのマルチ素子印刷アレイによって画素グリ
    ッドで形成された個々のマークからの構成により所望の
    画像を印刷する方法であって、前記印刷濃度不良パター
    ンを測定する段階と、前記測定した印刷濃度不良パター
    ンから補正パターンを導出する段階と、前記補正パター
    ンを適用してハーフトーンしきい値化プロセスを修正す
    る段階と、前記修正したハーフトーンしきい値化プロセ
    スを使用してそのような画像を印刷する段階と、を含む
    方法。
  10. 【請求項10】 マルチパス印刷において印刷マスクと
    共に使用するために、前記適用する段階の前またはその
    一部として、さらに、そのような印刷マスクを使用し
    て、前記ハーフトーン・マトリクスと前記マルチ素子ア
    レイとの相関を決定する段階と、前記適用する段階にお
    ける前記相関を使用して、前記ハーフトーン・マトリク
    スへの補正パターンの適用を制御する段階と、を含む請
    求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記印刷する段階が、シングル・パス
    印刷を含む請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 それぞれのスワス高さエラーの影響を
    受けるそれぞれのマルチ素子印刷アレイで、かつ対応す
    る複数の異なる色または色希釈で印刷する複数の走査マ
    ルチ素子印刷アレイを含む前記少なくとも1つのマルチ
    素子逐次印刷アレイと共に使用するために、 前記測定する段階、導出する段階、適用する段階および
    印刷する段階が、それぞれのマルチ素子印刷アレイにお
    けるスワス高さエラーにそれぞれ対応するために、前記
    走査マルチ素子印刷アレイのうちの少なくとも1つのス
    ワス高さを修正するために使用される請求項9に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 それぞれの印刷濃度不良パターンの影
    響をそれぞれ受けかつ対応する複数の異なる色または色
    希釈で印刷する複数のマルチ素子印刷アレイを含む前記
    少なくとも1つのマルチ素子逐次印刷アレイと共に使用
    するために、 前記測定する段階、導出する段階、適用する段階および
    印刷する段階が、それぞれのマルチ素子印刷アレイに対
    してそれぞれ実行される請求項9に記載の方法。
  14. 【請求項14】 それぞれのスワス高さエラーの影響を
    それぞれ受ける複数のマルチ素子逐次印刷アレイと共に
    使用するために、 それぞれのマルチ素子印刷アレイにおけるスワス高さエ
    ラーにそれぞれ対応すべく、前記測定する段階、導出す
    る段階、適用する段階および印刷する段階を使用して、
    前記マルチ素子印刷アレイのうちの少なくとも1つのス
    ワス高さを修正する請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ハーフトーンしきい値化プロセス
    が、ハーフトーン・マトリクスの定義を含む請求項9に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ハーフトーンしきい値化プロセス
    が、誤差拡散プロトコルを含む請求項9に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記誤差拡散プロトコルが、そのよう
    な誤差拡散ハーフトーン処理の前進的誤差拡散アロケー
    ション・プロトコルと、特定の画素をマークすべきかど
    うかを決定するための決定プロトコルと、のうちの少な
    くとも1つを含む請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記適用する段階が、しきい値よりも
    上または下の値を置き換える段階を含む請求項9に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 前記適用する段階が、値に線形係数を
    掛ける段階を含む請求項9に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記適用する段階が、値にガンマ補正
    関数を適用する段階を含む請求項9に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記修正する段階が、しきい値よりも
    上または下の値を置き換える段階と、各値に線形係数を
    掛ける段階と、値にガンマ補正関数を適用する段階と、
    のうちの少なくとも2つの組合せを含む請求項9に記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 前記複数のマルチ素子アレイのそれぞ
    れに関して、前記測定する段階、導出する段階および適
    用する段階がそれぞれ画像全体に最大1回だけ実行され
    る請求項9に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記適用する段階が、濃度に不良のあ
    る個々の印刷素子によって印刷される実質的に各マーク
    の濃さを修正する段階を含む請求項9に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記適用する段階が、濃度に不良のあ
    る個々の印刷素子によって印刷されるドットの平均数を
    修正する段階を含む請求項9に記載の方法。
  25. 【請求項25】 入力画像データに基づいて、少なくと
    も1つの走査マルチ素子印刷アレイによって画素グリッ
    ドで形成された個々のマークからの構成によって所望の
    画像を印刷する方法であって、前記印刷は、印刷媒体前
    進が最適値から逸脱することによる印刷品質不良の影響
    を受け、前記印刷品質不良と関係したパラメータを測定
    する段階と、前記測定したパラメータに基づいて、前記
    入力画像データをスケーリングして前記逸脱を補正する
    段階と、前記スケーリングされた入力画像データを使用
    してそのような画像を印刷する段階と、を含む方法。
  26. 【請求項26】 前記パラメータが前記印刷品質不良を
    含み、前記測定する段階が前記印刷品質不良を測定する
    段階を含む請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記不良が、スワス高さエラーを含
    み、前記測定する段階が、スワス高さエラーを測定する
    段階を含む請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記不良が、エリア・フィル不均一さ
    を含み、前記測定する段階が、 検出システムを使用して、複数の印刷媒体前進値に関し
    てエリア・フィル不均一さを測定する段階と、 最小エリア・フィル不均一さに対応する印刷媒体前進値
    を選択する段階とを含む請求項26に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記パラメータが、そのような最適値
    を含み、 前記測定する段階が、そのような最適値を決定する段階
    を含む請求項25に記載の方法。
  30. 【請求項30】 それぞれのスワス高さエラーの影響を
    受けるそれぞれのマルチ素子印刷アレイで、かつ対応す
    る複数の異なる色または色希釈で印刷する複数のマルチ
    素子印刷アレイを含む前記少なくとも1つの走査マルチ
    素子印刷アレイと共に使用するために、 前記測定する段階、スケーリングする段階および印刷す
    る段階が、それぞれのマルチ素子印刷アレイに対してそ
    れぞれ実行される請求項25に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記印刷する段階が、前記複数のマル
    チ素子印刷アレイに関してそれぞれ測定された最適な前
    進値またはスワス高さ値を比較して、前記値のうちの最
    小の値を見つける段階と、実質的に最小の前記値を有す
    る特定のマルチ素子印刷アレイを選択する段階と、複数
    の印刷アレイに関して共通に、実質的に前記選択された
    最小の値を使用する段階と、実質的に前記特定のアレイ
    以外の各アレイに関して、それぞれの減らした数の印刷
    素子および再スケーリングしたデータにより操作して、
    前記特定のアレイの実際の有効スワス高さを合わせる段
    階と、を含む請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記値のうちの前記最小の値が、前記
    対応するアレイにおける印刷素子の前記最大使用可能数
    を考慮して決定される請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記スケーリングする段階の後で、前
    記測定する段階と前記スケーリングする段階を繰り返し
    て、そのような印刷品質不良における非線形性を許容で
    きるようにする段階をさらに含む請求項25に記載の方
    法。
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