JP2002301802A - はんだ供給装置 - Google Patents

はんだ供給装置

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JP2002301802A
JP2002301802A JP2001106000A JP2001106000A JP2002301802A JP 2002301802 A JP2002301802 A JP 2002301802A JP 2001106000 A JP2001106000 A JP 2001106000A JP 2001106000 A JP2001106000 A JP 2001106000A JP 2002301802 A JP2002301802 A JP 2002301802A
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solder
container
squeegee
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supply
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JP2001106000A
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Arata Tsurusaki
新 鶴崎
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器に入った流動体状のはんだを供給対象物
に対して確実に素早く供給することができるはんだ供給
装置を提供すること。 【解決手段】 容器30に入った流動体状のはんだHを
供給対象物460に供給するためのはんだ供給装置10
であり、はんだHを入れた容器30を載せる基台12
と、基台12上の容器30に沿って容器30を押しては
んだHに圧力をかける押圧部13と、圧力により容器3
0から排出されるはんだを、供給対象物460側に案内
するフレキシブル構造を有するはんだ案内部材16を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に入った流動
体状のはんだを供給対象側に供給するためのはんだ供給
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】供給対象部である基板に対して流動体状
のはんだ、たとえばクリームはんだを供給する場合に
は、シリンジに入ったクリームはんだを用いることがあ
る。シリンジに入ったクリームはんだは、自重によりシ
リンジから徐々に出てくるようになっているが、この出
てきたクリームはんだを回路基板側に供給する。また、
ラミネートパックにクリームはんだを入れておき、この
パックから基板に対してクリームはんだを供給する例も
ある。さらに、基板に対してクリームはんだを人手によ
り供給する例もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
シリンジ入りのクリームはんだは、シリンジ自体が高価
であることと、シリンジに入ったクリームはんだの一
部、たとえば最後の50g位のクリームはんだがシリン
ジ内に残ってしまう状態が発生してしまう。
【0004】また、ラミネートパック入りのクリームは
んだは、供給時以外でもクリームはんだが自重で落下す
るために、シャッター機構及び容器位置の調整機構が必
要でコストアップとなる。クリームはんだを手動により
供給する場合にクリームはんだを補充する際には、基板
にクリームはんだを塗るためのはんだ印刷機の動作を一
時的にストップするために、作業工程にロスが生じてし
まう。そこで本発明は上記課題を解消し、容器に入った
流動体状のはんだを供給対象物に対して自動的に確実に
素早く供給することができるはんだ供給装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、容器
に入った流動体状のはんだを供給対象物に供給するため
のはんだ供給装置において、前記はんだを入れた前記容
器を載せる基台と、前記基台上の前記容器に沿って前記
容器を押して前記はんだに圧力をかける押圧部と、圧力
により前記容器から排出される前記はんだを、前記供給
対象物側に案内するフレキシブル構造を有するはんだ案
内部材と、を備えることを特徴とするはんだ供給装置で
ある。請求項1では、基台ははんだを入れた容器を載せ
る。押圧部は基台上の容器を容器に沿って容器を押して
はんだに圧力をかける。案内部材は、圧力により容器か
ら排出されるはんだを、供給対象物側に案内するフレキ
シブル構造を有する。これにより、はんだはこのはんだ
案内部材を通じて供給対象物に確実にかつスムーズに案
内することができる。はんだ案内部材はフレキシブル構
造を有しているので、供給対象物側が移動してもそれに
追随してはんだを確実に素早くかつスムーズに供給する
ことができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のはん
だ供給装置において、前記はんだ案内部材はフレキシブ
ルチューブであり、前記フレキシブルチューブの一端部
が前記容器の排出口に対して着脱自在に接続される接続
口であり、前記フレキシブルチューブの他端部が前記供
給対象物側に前記はんだを吐き出す吐き出し口である。
請求項2では、フレキシブルチューブの一端部が容器の
排出側に対して着脱可能に接続される接続口である。フ
レキシブルチューブの他端部は供給対象物側にはんだを
吐き出す吐き出し口である。
【0007】請求項3の発明は、請求項2に記載のはん
だ供給装置において、前記フレキシブルチューブの前記
接続口は、前記容器の排出口に対してアジャスターを介
して着脱自在に接続される。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載のはん
だ供給装置において、前記フレキシブルチューブの前記
接続口と前記容器の排出口は、固定用のスプリング部材
により固定されている。請求項4では、スプリング部材
を用いることにより、フレキシブルチューブの接続口と
容器の排出口を確実に固定することができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項1に記載のはん
だ供給装置において、前記供給対象物は、スライド可能
なスキージである。請求項5では、スキージがたとえば
マスクプレートに沿ってスライドする場合でも、フレキ
シブル構造のはんだ案内部材がそのスキージの動きに追
従してはんだを供給できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0011】図1は、本発明のはんだ供給装置の好まし
い実施の形態を備えるはんだ印刷機の例を示している。
はんだ印刷機200は、本体201を有しており、本体
201の上カバー202の上にははんだ供給装置10が
位置決めして取り付けられている。上カバー202は、
孔203を有していて、本体201の開口部を開閉す
る。
【0012】図2は、はんだ印刷機200の内部構造
と、はんだ供給装置10の構造例を示している。はんだ
供給装置10は、基台12、押圧部13、はんだ案内部
材16を有しており、はんだ供給装置10は、容器30
の中に収容されているクリームはんだHを押し出して、
はんだ案内部材16を介して本体201内のスキージ4
60に供給するようになっている。このスキージ460
は、容器に入った流動体状のクリームはんだHを供給す
るための供給対象物である。スキージ460内のクリー
ムはんだHは、マスクプレート211のニードル212
を介して基板206に供給する。このクリームはんだH
は、容器30に入った流動体状のはんだであるが、この
クリームはんだ以外に、無鉛のはんだを用いることも勿
論可能である。尚、基板上のチップ部品に対して用いる
スクリーン板にはニードルはない。
【0013】図1と図2に示す基台12は、上カバー2
02に対して複数個の取付ビスにより好ましくは着脱可
能に取り付けられているが、必ずしも着脱可能でなくて
も固定していてもよい。図1の基台12は、スイッチ1
2Aと傾斜した載置部24を有している。この載置部2
4は、上カバー202の上面に対して所定角度θ、たと
えば45度よりも小さい角度で設定することができる。
自動供給時にはマイクロコンピュータ制御により押圧部
13が作動する。載置部24の上には、流動体のはん
だ、たとえばクリームはんだ(はんだペーストとも呼
ぶ)を収容している容器30を着脱自在に載せることが
できる。この容器30については後で説明する。
【0014】図1と図2に示す押圧部13は、第1ロー
ラ14と第2ローラ16およびモータ40を有してい
る。この押圧部13は、基台12の載置部24の上に載
っている容器30内のクリームはんだHを押してT方向
に圧力をかけながら移動するための装置である。第1ロ
ーラ14と第2ローラ16は、平行でしかもほぼ密着し
ている。第1ローラ14はサポートアーム32により回
転可能にかつ水平に保持されている。第2ローラ16
は、サポート34によりやはり水平に回転可能に保持さ
れている。
【0015】図3と図4は、この押圧部13の構造例を
示している。図3において、実線で示すサポートアーム
32は、部材15の中心17を中心として2点鎖線で示
すようにR方向に移動することができる。実線で示すサ
ポートアーム32は、第1ローラ14を第2ローラ16
に対して密着しているが、2点鎖線で示すサポートアー
ム32の状態では、第2ローラ16から第1ローラ14
を離して保持している。このようにサポートアーム32
が移動して第1ローラ14を第2ローラ16から離すこ
とにより、図1と図2に示す容器30の一端部31を第
2ローラ16の上に簡単に載せることができる。その後
サポートアーム32は、R方向と反対方向に閉じてバネ
35をセットすることにより第1ローラ14と第2ロー
ラ16が容器30の一端部31をバネ35の力により密
着して挟み込むのである。
【0016】駆動手段であるモータ40は、送りねじ4
2を回転するモータである。送りねじ42は部材15を
T方向に沿って移動して位置決め可能である。この送り
ねじ42はフレーム50の中に配置されている。モータ
40が作動すると、部材15とともに第1ローラ14と
第2ローラ16は、ストロークSK分だけ移動すること
ができる。このフレーム50は図1と図2に示す基台1
2に搭載されている。
【0017】次に、図5〜図7を参照して、クリームは
んだの容器30の構造例について説明する。図5と図6
に示す容器30は、可撓性を有する密閉型でかつ平板状
の透明あるいは半透明の容器である。この容器30は、
たとえば各種の層をラミネートしたラミネート容器であ
る。容器30は、たとえばポリエチレン材質の透明袋で
熱圧着してラミネートパックを構成しており、取り付け
用の孔60,60を有している。これらの孔60,60
は容器30の一端部31に形成されており、孔60,6
0は図1に示す載置部24の金具26K,26Kに通す
ことにより、容器30は載置部24の上に置いて滑らな
いように着脱可能に保持することができる。
【0018】容器30は、流動体状のはんだ、たとえば
クリームはんだHを密封した状態で収容している。容器
30は、密着シールライン69を有している。この密着
シールライン69は、容器30の他端部64の付近にほ
ぼV字型の密封部分66を有している。この密封部分6
6に連続して、はんだ吐出部(容器の排出口)73を有
している。密封部分66の付近には、ほぼV字型のカッ
トライン71を形成することにより、はんだ吐出部73
の先端部73Aを切断するようになっている。これによ
りはんだ吐出部73から、クリームはんだHを排出する
ことができる。
【0019】図7は、このカットライン71を形成する
ためのカット治具81の例を示している。このカット治
具81は、カットライン71に対応する形状のスリット
孔83を有している。このカット治具81のコーナに
は、コーナ位置決め部85を有しており、2つのコーナ
位置決め部85に対して図6の容器30の他端部64の
コーナ64A,64Aを突き当てることにより、カット
治具81に対して他端部64を位置決めする。そして、
作業者がカッターナイフのような刃物をスリット孔83
に案内することにより、容器30の他端部64はカット
ライン71に沿って切断することができる。この場合に
はんだ吐出部73の先端部73Aが切断される。あらか
じめ取付孔60側を下にしてはんだ吐出部73を上側に
して保持した後に、カット治具81によりカットライン
71でカットすることにより、はんだ吐出部73からカ
ット時に内部のクリームはんだHが漏れ出すようなこと
がなくなる。
【0020】次に、図1と図2に示すはんだ案内部材1
6について説明する。このはんだ案内部材16は、容器
30のはんだ吐出部73から図2に示すスキージ460
内に対して容器30内のクリームはんだHを確実に素早
くかつスムーズに案内するための部材である。容器30
内のクリームはんだHは、はんだ案内部材16とスキー
ジ460を介して、基板206の所定位置に対して確実
に素早くかつスムーズに案内することができる。はんだ
案内部材16は、図2に示すように上カバー202の孔
203を通って本体内に入っており、フレキシブル構造
を有するチューブ状の部材であり、たとえばビニールチ
ューブを用いることができる。しかしこのはんだ案内部
材16は、ビニールチューブに限らず、シリコンチュー
ブやポリチューブ等を採用することができる。
【0021】はんだ案内部材16は、フレキシブルチュ
ーブとも呼んでおり、このはんだ案内部材16の一端部
16Aは、容器30のはんだ吐出部73に対して着脱可
能に取り付けて接続する。図2に示すようにはんだ案内
部材16の他端部16Bは、スキージ460の中に位置
されている。はんだ案内部材16の長さは、スキージ4
60がポジションP1からポジションP2の範囲でD1
方向とD2の方向に移動する範囲を十分にカバーできる
長さを有している。
【0022】図8は、はんだ案内部材16の一端部16
Aと容器30のはんだ吐出部73およびアジャスターA
Dを示している。図9は一端部16A、アジャスターA
Dおよびはんだ吐出部73の付近を示す断面図である。
はんだ案内部材16の一端部16Aは、はんだ吐出部7
3に対してアジャスターADを介して着脱可能に接続さ
れている。円筒状のアジャスターADは、たとえばプラ
スチックにより作られており、複数の凸部99Tを有し
ている。図9に示すようにアジャスターADの端部99
Sは、はんだ案内部材16の一端部16Aの中に圧入に
より着脱自在に挿入されており、もう1つの端部99U
は、はんだ吐出部73の中に圧入により着脱自在にはめ
込まれている。凸部99Tは、はんだ吐出部73との結
合をより強くするために設けられている。これによっ
て、容器30内のクリームはんだHは、図9に示すHT
方向に吐き出すことができる。
【0023】図10は、図9の矢印F付近から見た結合
断面構造例を示している。アジャスターADは、はんだ
吐出部73の中に圧入により固定されているが、さらに
はんだ吐出部73の外側には、図10と図8にも示す固
定用のスプリング部材129Sが着脱可能に取り付けら
れている。このスプリング部材129Sは、ほぼリング
状の部材であり、作業者が指FGを用いてスプリング部
材129Sの操作部129VをJ方向に押すことによ
り、スプリング部材129Sははんだ吐出部73から取
り外すことができる。指FGをスプリング部材129S
の操作部129Vから離すと、スプリング部材129S
はK方向に移動して、スプリング部材129Sははんだ
吐出部73をアジャスターADに対して締め付けて固定
することができる。スプリング部材129Sは、弾性変
形可能な材質、たとえば金属であれば鉄や、リン青銅、
ピアノ線、シリコンクローム鋼等により作ることがで
き、プラスチックにより作ることができる。
【0024】次に、図2を参照して、はんだ印刷機20
0の本体201の内部構造例について説明する。上カバ
ー202の内側には、搬送ベルト204が配置されてい
る。この搬送ベルト204は、駆動部205の作動によ
り基板(たとえば電子部品を搭載した回路基板)206
をほぼマスクプレート211の下部の位置に搬送してく
るようになっている。基板バックアップ207を駆動部
208の作動により持ち上げることにより、搬送済みの
基板206は搬送ベルト204から上昇させた位置に保
持する。基板206には各種のマウント部品(たとえば
電子部品やその他の部品)213が搭載されている。基
板ストッパ210は基板206の動きを止めるようにな
っている。
【0025】搬送ベルト204の上方には、マスクプレ
ート211が配置されている。このマスクプレート21
1は、複数個のニードル212を下に突出して備えてお
り、各ニードル212からはクリームはんだHが基板2
06の複数の所定の位置に対して供給できるようになっ
ている。マスクプレート211の上にはスキージ460
がD1あるいはD2の方向に沿って移動可能に配置され
ている。スキージ460は、駆動部299の作動によ
り、ポジションP1からP2まで移動可能である。スキ
ージ460がポジションP1に達すると、センサ220
が検知してその検知信号を制御部180に供給する。制
御部180は、駆動部299に指令を与えてスキージ4
60のD1方向に関する移動を停止させる。逆にスキー
ジ460がポジションP2に達すると、センサ219が
スキージ460を検知する。センサ219からの検知信
号は制御部180に与えられて、制御部180は駆動部
299の動作を停止することにより、スキージ460が
D2方向にこれ以上移動するのを停止する。制御部18
0は、駆動部205,299,208、モータ40、基
板ストッパー210の動作の制御を行う。
【0026】図11〜図13は、図2に示すスキージ4
60の構造例を示している。スキージ460はクリーム
はんだHをマスクプレート211側に供給するものであ
り、本体461とカバー462を有している。本体46
1は図12に示すように、L方向に沿って長い部材であ
り、図11に示すような断面で見てほぼU字型もしくは
V字型の構造を有している。本体461の下部には、は
んだ供給溝463を有している。このはんだ供給溝46
3は図12に示すL方向に沿って形成されている。
【0027】カバー462は、本体461の上部をカバ
ーしており、カバー462は、はんだの供給口464を
有している。この供給口464にははんだ案内部材16
の他端部16Bを挿入するようになっている。この供給
口464は他端部16Bを挿入できるような丸孔であっ
てもよいし、図12に示すようなL方向に沿った長い溝
であっても勿論構わない。
【0028】はんだ案内部材16の他端部16Bは、図
11の例ではカバー462に対してロック部465によ
り着脱可能に固定するようになっている。これにより他
端部16Bの内端16Cは本体461の中に位置し、ク
リームはんだHはこの他端部16Bを介して本体461
の中に確実しつスムーズに供給することができる。
【0029】図11の例では、はんだ案内部材16は、
たとえば円形型の供給口464の付近においてカバー4
62に対してロック部465により着脱可能に固定され
ている。しかしこれに限らず図12に示すように、他端
部16Bは、駆動部470の作動により、L方向に移動
することで、他端部16Bがカバー462の長孔状の供
給口溝464に移動することで、クリームはんだが本体
461のL方向に沿って均一に供給できるような構造に
してもよい。
【0030】図11と図12に示すスキージ460は、
いわゆるパッケージスキージブロック方式のものであ
る。この例では、図13に示すように、本体461内の
クリームはんだHを自動供給にするために、センサ50
0が設けられている。このセンサ500は、Z方向に上
下動するフロート501の位置を検知するものである。
フロート501は、クリームはんだHの液面502の位
置に応じてZ方向に上下動するが、この液面502があ
る一定の位置P3よりも下がると、センサ500がオン
になる。このセンサ500のオン信号は制御部180に
与えられて、制御部180はこのオン信号に基づいて、
図2に示すモータ40に対して信号を供給する。これに
よりモータ40は第1ローラ14と第2ローラ16を作
動してT方向に送ることにより、容器30内のクリーム
はんだHを、はんだ案内部材16を介してスキージ46
0に追加供給する。図13において、はんだ案内部材1
6の他端部16Bから供給されるクリームはんだHが増
えていくと、フロート501は上昇するのでセンサ50
0のオン信号は出力されなくなり、クリームはんだHの
追加供給は停止する。
【0031】次に、上述したはんだ印刷機200とはん
だ供給装置10の動作例について説明する。まず図5に
示すように容器30は、カットライン71によりカット
されて、はんだ吐出部73の先端部73Aが切断され
る。そして図8に示すようにアジャスターADを用いて
はんだ吐出部73とはんだ案内部材16の一端部16A
が接続される。この状態では、図10に示すスプリング
部材129Sが、はんだ吐出部73の付近をスプリング
力により確実に止めることができ、はんだ吐出部73に
おけるはんだの漏れがない。
【0032】容器30は、図1と図2に示すように、基
台12の載置部24の上にセットされる。この場合に、
容器30の図1に示す孔60,60に対して基台12の
取付金具26K,26Kが通されることで、袋状の容器
30は載置部24の上において滑らないように固定され
る。このように容器を載置部24の上にセットする場合
には、図3に示すようにサポートアーム32をR方向に
持ち上げて第1ローラ14を第2ローラ16から離して
おく。容器30が第2ローラ16の上に載った状態でサ
ポートアーム32を再び戻すことで、容器30の一端部
31が、第1ローラと第2ローラの間で簡単に挟んだ状
態にすることができる。
【0033】はんだ案内部材16の一端部16Aははん
だ吐出部73に対して接続されており、はんだ案内部材
16の他端部16Bは、スキージ460の中に案内され
ている。図2に示すスキージ460は、原点位置である
ポジションP1に位置決めされており、図1に示すスイ
ッチ12Aをオンすると、制御部180がモータ40を
作動させて、図2に示す第1ローラ14と第2ローラ1
6をT方向に送りながら容器30を押してクリームはん
だHをはんだ吐出部73側に押し出していく。スキージ
460内のクリームはんだHの量が所定量に達している
時には、モータ40は作動しないので、これ以上クリー
ムはんだHがはんだ案内部材16を介してスキージ46
0側に供給されることはない。
【0034】次に、図2のスキージ460がポジション
P1からポジションP2に移動すると、スキージ460
からクリームはんだHがマスクプレート211の各ニー
ドル212に充填されて、ニードル212を介して基板
206の所定の位置にクリームはんだHが供給される。
このようにスキージ460がD1方向とD2の方向に移
動する場合に、はんだ案内部材16はフレキシブル構造
もしくはフレキシブルチューブであるので、はんだ案内
部材16の他端部16Bは、スキージ460の移動に追
従して確実にかつスムーズに移動することができる。従
って、スキージ460がどの位置にあっても、必要に応
じてモータ40を作動することによりクリームはんだH
は容器30およびはんだ案内部材16を介してスキージ
460の中に確実にかつスムーズに供給することができ
る。
【0035】この場合に図8に示すようにはんだ吐出部
73とはんだ案内部材16の一端部16Aは、アジャス
ターADを用いて接続されており、特にアジャスターA
Dは段差付きの構造を有していて凸部99Tを有してい
る。このことから、はんだ吐出部73がアジャスターA
Dから外れるのを確実に防止することができる。つまり
容器30のはんだ吐出部73にクリームはんだが押し出
されてくる状態であっても、はんだ吐出部73はアジャ
スターADから外れるのを防ぐことができる。しかも図
10に示すようにスプリング部材129Sがはんだ吐出
部73とアジャスターADとの結合をさらに強固にして
いることから、はんだ吐出部73からはんだが漏れてし
まうようなトラブルを防ぐことができる。このスプリン
グ部材129Sは、可能であれば図9のアジャスターA
Dの隣接する凸部99T,99Tの間に位置させること
で、はんだ吐出部73がアジャスターADから外れるの
を特に確実に防止することができる。
【0036】次に、図14を参照して、本発明に用いら
れるスキージの別の実施の形態について説明する。図1
4に示すスキージ460は、いわゆるカートリッジヘッ
ド方式と呼ばれており、スキージ460は、本体461
A、押え板470、ブレード480,480を有してい
る。ブレード480,480、中間板490を有してい
る。クリームはんだHは、本体461と押え板470と
ブレード480,480の中に収容されており、ブレー
ド480,480の間にははんだ供給溝463が形成さ
れている。この本体461Aも、図12に示すようなL
方向に沿って長い容器である。押え板470は、本体4
61A内のクリームはんだHを、押圧部496の押圧力
Fを用いて押さえ付けることで、クリームはんだHはは
んだ供給溝463から供給するようになっている。
【0037】押え板470は、プラグ457を有してお
り、このプラグ457に対してはんだ供給部材の他端部
16Bが着脱可能にはめ込まれている。このプラグ45
7の下端部には、逆止弁459が設けられている。この
逆止弁459を用いることにより、押え板470でクリ
ームはんだHを押さえ付けた状態の場合に、クリームは
んだHが本体461A内から他端部16Bを通じてはん
だ供給部材16側へ逆流してしまうのを防ぐようになっ
ている。
【0038】中間板490は、押え板470とブレード
480,480の間に位置しており、たとえば複数の丸
孔状の通し孔471を有している。通し孔471が複数
設けられていることにより、押え板470でクリームは
んだHを押圧する時に、均一な圧力が加えられながらク
リームはんだHが通し孔471を通って、はんだ供給溝
463側に供給される。
【0039】図15は、本発明のさらに別の実施の形態
を示している。図15のはんだ供給装置10は、図2の
はんだ供給装置10と同じ構造であるが、図15のはん
だ印刷機200の構造は、図2のはんだ印刷機200の
構造とやや異なる。図15のはんだ印刷機200の構造
で異なるのは、スキージ700とスキージ701の構造
である。2つのスキージ700,701は、スキージガ
イド214に取り付けられている。スキージガイド21
4は、駆動部720によりD1あるいはD2の方向に移
動可能である。スキージ700はアクチュエータ717
によりZ方向に上下動可能である。スキージ701はア
クチュエータ718によりZ方向に上下動可能である。
【0040】スキージガイド214がD1方向に移動す
る場合には、アクチュエータ717が作動してスキージ
700が下がってクリームはんだHをマスクプレート2
11の上に案内する。逆にスキージガイド214がD2
の方向に移動する場合には、アクチュエータ718が作
動して、スキージ701が下がりスキージ701がクリ
ームはんだHをマスクプレート211の上に案内する。
はんだ案内部材16の途中部分は、上カバー202の孔
203を通っているのは、図2の例と同じであるが、は
んだ案内部材16の他端部16Bは、たとえばスキージ
701側に固定されている。これにより他端部16Bか
らは、スキージ700とスキージ701の間の位置にお
いて、クリームはんだHをマスクプレート211の上に
供給することができる。はんだ案内部材16の他端部1
6Bは、スキージガイド214がポジションP1あるい
はポジションP2の方向に移動している範囲において、
追従して移動することができる。
【0041】図15のはんだ印刷機200のその他の構
造については、図2のはんだ印刷機200の対応する構
造の要素と同じであるのでその説明を利用する。
【0042】本発明の実施の形態では、クリームはんだ
の自動供給により、人手によるクリームはんだの補充に
比較して、工数を減らすことができる。容器を利用した
はんだ供給装置の導入により、コストダウンと地球環境
等の改善ができる。
【0043】本発明の実施の形態のはんだ供給装置は、
小型軽量の簡易型で低コスト化が図れ、従来機に比較す
ると、コストがたとえば7〜8割削減できる。容器入り
のクリームはんだを載置台において斜めにセットするの
で、垂直にセットする従来型に比べてはんだ供給装置の
上下方向サイズの小型化が図れ、クリームはんだを安定
して供給することができる。従来用いられている印刷機
の上カバーに対して基台12を追加設定し、孔203を
設けるだけで、本発明のはんだ供給装置は簡単に取り付
けて使用可能である。容器の密着シールの形状は、図示
例のV字型に限らずU字型あるいはY字型あるいはその
他の形状にしてもよい。押圧部のローラは第1ローラと
第2ローラを有しているものに限らず、1つのローラで
容器内のクリームはんだを押し出すような形式を採用す
ることもできる。
【0044】ラミネート型の容器に対してはんだを収容
する構造を採用することで、次のような特徴がある。 (1)大幅なコストダウンができる。たとえばシリンジ
入りの従来のはんだに比べてたとえば約25%コストダ
ウンが図れる。 (2)容器がラミネート形式のものであると、従来用い
られているシリンジの回収が不要となり、容器の廃棄等
地球環境問題の改善となる。容器がラミネート形式のも
のとなっているので、重量や容積ともに少なくなり、輸
送や保管の点でメリットがある。
【0045】シリンジ入りのはんだでは、その中ではん
だを撹拌することはできないが、ラミネート構造の容器
に入っているはんだは、押圧部のローラにより押してい
ることにより擬似的に撹拌することができる。容器内に
はんだを収容することより、容器内のはんだはほぼ全量
はんだ吐出部から吐き出して使用することができる。容
器とスキージの間におけるはんだの供給をはんだ案内部
材を用いて行うことにより、はんだは容器からスキージ
側に対して確実にかつスムーズにはんだを供給すること
ができる。はんだ案内部材16は、チューブ状もしくは
ホース状のものに限らず、その他の断面形状のものを採
用することも勿論可能である。
【0046】本発明のはんだ供給装置は、はんだ印刷機
200に対して搭載されているが、これに限らず他の種
類のはんだを使う装置に対しても本発明のはんだ供給装
置は適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容器に入った流動体状のはんだを供給対象物に対して確
実に素早く自動的に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のはんだ供給装置の好ましい実施の形態
を備えるはんだ印刷機の一例を示す斜視図。
【図2】図1のはんだ供給装置とはんだ印刷機の省略構
造例を示す断面図。
【図3】押圧部の構造例を示す正面図。
【図4】押圧部の側面図。
【図5】容器の形状例を示す斜視図。
【図6】容器の正面図。
【図7】容器の一部を切断するためのカット治具の例を
示す図。
【図8】はんだ案内部材の一端部と容器のはんだ吐出部
およびアジャスターの構造結合例を示す斜視図。
【図9】はんだ案内部材の一端部とはんだ吐出部および
アジャスターの結合例を示す断面図。
【図10】はんだ吐出部とアジャスターをスプリング部
材で連結している状態を示す断面図。
【図11】スキージの形状及びはんだ案内部材の結合例
を示す断面図。
【図12】図11のスキージ等を示す斜視図。
【図13】図11のスキージのセンサ等を示す図。
【図14】スキージの別の実施の形態を示す断面図。
【図15】はんだ印刷機の別の実施の形態を示す断面
図。
【符号の説明】
10・・・はんだ供給装置、12・・・基台、13・・
・押圧部、14・・・押圧部の第1ローラ、16・・・
押圧部の第2ローラ、16・・・はんだ案内部材、16
A・・・はんだ案内部材の一端部、16B・・・はんだ
案内部材の他端部、24・・・基台の載置部、30・・
・容器、73・・・容器のはんだ吐出部、200・・・
はんだ印刷機、206・・・基板、460・・・スキー
ジ(はんだの供給対象物)、H・・・クリームはんだ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C035 AA06 FA22 FC07 FD05 FD15 FD34 5E319 AA03 AB05 AC01 BB05 CC33 CD29 GG15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に入った流動体状のはんだを供給対
    象物に供給するためのはんだ供給装置において、 前記はんだを入れた前記容器を載せる基台と、 前記基台上の前記容器に沿って前記容器を押して前記は
    んだに圧力をかける押圧部と、 圧力により前記容器から排出される前記はんだを、前記
    供給対象物側に案内するフレキシブル構造を有するはん
    だ案内部材と、を備えることを特徴とするはんだ供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記はんだ案内部材はフレキシブルチュ
    ーブであり、前記フレキシブルチューブの一端部が前記
    容器の排出口に対して着脱自在に接続される接続口であ
    り、前記フレキシブルチューブの他端部が前記供給対象
    物側に前記はんだを吐き出す吐き出し口である請求項1
    に記載のはんだ供給装置。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブルチューブの前記接続口
    は、前記容器の排出口に対してアジャスターを介して着
    脱自在に接続される請求項2に記載のはんだ供給装置。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブルチューブの前記接続口
    と前記容器の排出口は、固定用のスプリング部材により
    固定されている請求項3に記載のはんだ供給装置。
  5. 【請求項5】 前記供給対象物は、スライド可能なスキ
    ージである請求項1に記載のはんだ供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100661982B1 (ko) 2006-02-15 2006-12-28 엘지전자 주식회사 바타입 솔더공급장치
CN102602132A (zh) * 2011-01-18 2012-07-25 雅马哈发动机株式会社 附着材料涂敷装置以及焊料涂敷装置
CN107336512A (zh) * 2017-07-11 2017-11-10 佛山市正略信息科技有限公司 一种带有压板的丝网印刷机
CN112544126A (zh) * 2018-08-27 2021-03-23 株式会社富士 焊料供给装置

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