JP2001345594A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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JP2001345594A
JP2001345594A JP2000162813A JP2000162813A JP2001345594A JP 2001345594 A JP2001345594 A JP 2001345594A JP 2000162813 A JP2000162813 A JP 2000162813A JP 2000162813 A JP2000162813 A JP 2000162813A JP 2001345594 A JP2001345594 A JP 2001345594A
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opening
substrate
electronic component
air cylinder
belts
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JP2000162813A
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Takashi Morita
剛史 森田
Tadashi Kato
加藤  正
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送路に作業者の手や異物が接触することを
防止する。 【解決手段】 基板を搬送するベルト31,32と、ベ
ルト31,32の少なくとも端部を包囲するカバー部材
33とを備えた基板搬送装置26である。そして、カバ
ー部材33には、ベルト31,32が延長する箇所に開
口部33cが設けられている。そして、この開口部33
cを開閉する板状部材34が設けられ、この板状部材3
4はエアシリンダ35により開閉駆動される。また、エ
アシリンダ35を駆動させるためのスイッチ38が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を基板に
装着する電子部品装着装置等に基板を搬送する基板搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品装着装置は、基台と、電
子部品を所定の位置で供給する部品供給部と、電子部品
を吸着する吸着部と、上記吸着部を部品供給部と基板上
との間を移動させる移動機構とを備えている。更に、こ
のような電子部品装着装置は、基板の搬入、装着作業位
置への設置、搬出のため、基板を搬送する基板搬送装置
を備えている。
【0003】上記基台上の上方には、部品供給部、吸着
部、移動機構及び基板搬送装置が配置されている。基板
が基板搬送装置上を搬送され、所定の装着作業位置で停
止されるようになっている。基板搬送装置の両側には部
品供給部が配置され、部品供給部において吸着部が電子
部品を吸着する。そして、電子部品を吸着した吸着部は
移動機構により移動させられ、装着作業位置に停止され
た基板上に電子部品を装着する。
【0004】上記電子部品装着装置においては、部品供
給部、吸着部、移動機構及び基板搬送装置を覆うカバー
が基台上に被さっている。上記カバーには、基板搬送装
置の搬送方向に開口する開口部が形成され、該開口部と
基板搬送装置とが搬送方向から見てほぼ重なっている。
そして、この開口部から基板搬送装置の端部が突出して
いる。この開口部から突出した部分に基板が供給され、
基板搬送装置によってカバーの内部に基板が搬入され
る。同様に基板搬送装置の搬出側においてもカバーの開
口部から基板搬送装置の端部が突出しており、電子部品
を装着した基板がこの突出した部分に搬出される。
【0005】図4は、基板搬送装置の端部を示す図面で
ある。図4に示すように、基板搬送装置の端部には、箱
形のカバー部材1が設けられている。このカバー部材1
は、電子部品装着装置のカバーの開口部近傍に取り付け
られており、基板搬送装置の搬送路4の端部(電子部品
装着装置のカバーから突出した部分)を覆うようになっ
ている。このカバー部材1の上部には蓋2が設けられて
おり、該蓋2は蝶番3によってカバー部材1の上部に取
り付けられている。そして、この蝶番3によって蓋2が
開閉される。蝶番3にはストッパ5が設けられており、
蓋2の開方向への移動をこのストッパ5が抑止し、蓋2
がそれ以上開かないようになっている。上記蓋2には取
手6が設けられており、作業者がこの取手6を上方に引
くことによって、ストッパ5が抑止するまで蓋2が開
く。一方、蓋2が開いた状態で、作業者が取手6を離す
と、蓋2の自重により蓋2が閉まる。このカバー部材1
及び蓋2が基板搬送装置の搬送路4の端部を覆うことに
よって、搬送路4に作業者の手、異物などが進入するこ
とを防止するために設けられている。
【0006】上記カバー部材1には搬送路4の延長する
箇所に開口部7が形成され、該開口部7と搬送路4とが
搬送方向から見てほぼ重なっている。そして、作業者は
この開口部7から基板をカバー部材1の内部に基板を挿
入し、基板を搬送路4上に供給することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カバー
部材1に開口部7が形成されているため、この開口部7
から作業者の手や異物などが進入してしまうことがあっ
た。例えば、異物が進入すると、基板搬送装置に異物が
絡み合ってしまい、基板搬送装置が正常に動作しないこ
ともあり得る。
【0008】そこで、本発明の課題は、上述のような開
口部から作業者の手や異物等の進入を防ぎ、作業者の手
や異物が搬送路に接触することを防ぐことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべ
く、請求項1記載の基板搬送装置は、基板を搬送する搬
送路(例えば、図2に示すベルト31,32)と、前記
搬送路の少なくとも端部を包囲するとともに、前記搬送
路の延長する箇所に開口部(例えば、図2に示す開口部
33c)が設けられた包囲部(例えば、図2に示すカバ
ー部材33)と、前記包囲部の開口部を開閉する開閉部
(例えば、図2に示す板状部材34)と、前記開閉部を
開閉駆動する駆動手段(例えば、図2に示すエアシリン
ダ35)と、を備えることを特徴としている。
【0010】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、包囲部により搬送路の少なくとも端部が包囲され、
駆動手段の駆動力で開閉部が開口部を閉じる。一方、駆
動手段の駆動力で開閉部が開口部を開くことによって、
開口部から基板を搬送路に供給することができととも
に、開口部から基板を取り出すことができる。このた
め、基板を搬入・搬出するときを除いて、包囲部内に作
業者の手や異物等が進入することを防止することができ
る。したがって、作業者の手が搬送路に触れないため、
基板搬送装置の安全性が向上するとともに、異物が搬送
路に絡み合わないため、基板搬送装置が常に正常に動作
することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の基
板搬送装置において、前記駆動手段を開閉駆動させるた
めの操作部(例えば、図2に示すスイッチ38)を備え
ることを特徴としている。
【0012】以上のように、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、例えば作業者が操作部を操作することによって駆動
手段が開閉部を開閉駆動する。したがって、操作部に対
して簡単な操作をすることによって、作業者の所望する
際に包囲部の開口部を開けたり閉めたりすることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
について図面を用いて説明する。なお以下では、本発明
に係る基板搬送装置を電子部品装着装置に適用した場合
を例にとり説明するが、本発明が適用されるものは電子
部品装着装置に限らない。また、以下の説明においてZ
方向とは実質的に鉛直方向を示し、X−Y方向は実質的
に水平な方向を示し、X方向はY方向に垂直である。
【0014】図1には、本発明を適用した実施形態の電
子部品装着装置の一部を破断して示す斜視図を示す。図
1に示すように、電子部品装着装置20は、基台21
と、電子部品を吸着する吸着ノズル22と、吸着ノズル
22が設けられるヘッドユニット23と、ヘッドユニッ
ト23のX−Y方向の位置決めを行う水平移動機構24
と、吸着ノズル22のZ方向の位置決めを行う昇降機構
(図示略)と、電子部品を供給する部品供給装置25
と、基板を搬送する基板搬送装置26等とを備えて構成
されている。
【0015】基台21上にはヘッドユニット23が配置
されており、基台21上に設けられた水平移動機構24
によってヘッドユニット23が基台21上をX方向及び
Y方向に移動することができるようになっている。
【0016】更に、基台21上にX方向に基板を搬送す
る基板搬送装置26が設けられている。基板がこの基板
搬送装置26により所定の装着作業位置に搬入され、こ
の装着作業位置で基板が停止する。
【0017】基板搬送装置26の片脇には部品供給装置
25が設けられている。水平移動機構24によってヘッ
ドユニット23が部品供給装置25の上方に位置し、次
いで昇降機構によって吸着ノズル22が下降し、吸着ノ
ズル22が電子部品を吸着する。そして、電子部品を吸
着した吸着ノズル22ごとヘッドユニット23が、水平
移動機構24によって部品供給装置25の上方から装着
作業位置に移動する。そして、装着作業位置に停止され
た基板上に電子部品が装着される。所定の個数の電子部
品が基板上に装着されたら、基板が基板搬送装置26に
より搬出される。
【0018】なお、基板搬送装置26及び電子部品装着
装置20の動作タイミングは、電子部品装着装置20の
制御装置によって制御される。即ち、基板が基板搬送装
置26の搬入側の端部にセットされたら、制御装置が基
板搬送装置26が制御し、基板が装着作業位置に搬入さ
れ、装着作業位置で基板が停止する。次いで、水平移動
機構24、昇降機構、吸着ノズル22及びヘッドユニッ
ト23が制御装置により制御され、装着作業位置に位置
した基板に対して電子部品が装着される。所定の個数の
電子部品が基板上に装着されたら、基板搬送装置26が
制御装置に制御され、基板が搬出側の端部に向かって搬
出される。
【0019】また、ヘッドユニット23、水平移動機構
24、基板搬送装置26等を覆うために、カバー27が
基台21上に設けられている。このカバー27の内側に
ヘッドユニット23、水平移動機構24及び基板搬送装
置26が配置されている。
【0020】基板搬送装置26は、基板の両端側を載せ
て搬送する一対のベルト31,32を備えている。ベル
ト31,32は図示しない複数のプーリに掛けられてお
り、ベルト31,32はほぼ平行にX方向に延在してい
る。そして、送りモータ等の駆動力によるプーリの回転
で、ベルト31,32がX方向に基板を搬送するように
なっている。更に、ベルト31,32の両端側におい
て、カバー27に貫通孔27a(図面ではベルト31,
32の一端側のみの貫通孔を図示)が形成されており、
この貫通孔27aを介してベルト31,32がカバー2
7の内側から外側へ突出している。
【0021】更に、本実施形態の基板搬送装置26にお
いては、図2に示すように、ベルト31,32のカバー
27から突出した部分を包囲し、覆うためのカバー部材
33(図面を簡略化するため、図1には不図示)がベル
ト31,32の両端側に設けられている。カバー部材3
3は箱状の形状をしており、カバー27の貫通孔27a
(図2には不図示)近傍でカバー27に取り付けられて
いる。ベルト31,32の端部はカバー部材33の内側
に収まっている。更に、カバー部材33の上面に貫通窓
33aが形成されており、この貫通窓33aに蓋部材3
3bがはめ込まれている。蓋部材33bはネジなどによ
ってカバー部材33に締結されており、このネジを外す
ことによって貫通窓33aから蓋部材33bを取り外す
ことができる。
【0022】更に、カバー部材33においては、ベルト
31,32の延長する箇所に略矩形状の開口部33cが
設けられている。この開口部33cは、従来のカバー部
材1に設けられた開口部7に対応するものである。開口
部33cの長さ(Y方向の長さ)の大きさは、ベルト3
1,32の間隔とほぼ同じになっている。そして、ベル
ト31,32の搬送方向から見て開口部33c内にはベ
ルト31,32の搬送面が位置するように、開口部33
cが設けられている。更に、開口部33cの幅(Z方向
の長さ)は、搬送すべき基板の厚さより大きくなってい
る。この開口部33cに基板を通して、カバー部材33
の内側に位置するベルト31,32に基板を載せること
ができる。
【0023】カバー部材33の内側において、カバー部
材33の内面と上記ベルト31,32の端部との間に略
矩形状の板状部材34は配置されている。この板状部材
34は、カバー部材33の内面と当接しているととも
に、開口部33cより少し大きい形状をしている。そし
て、この板状部材34は、開口部33cを塞いでいる。
更に、板状部材34には、エアシリンダ35が設けられ
ている。
【0024】エアシリンダ35は単動押出し型のもので
あり、図示しない電磁弁を介してエアを注入することに
より、ロッドを押し出し、エアの注入を停止して、排気
を開とすることにより、シリンダ内の図示しない戻しバ
ネによりロッドが引き込まれるようになったものであ
る。ロッドにはガイド35aが接続されており、このガ
イド35aはロッドとともに押し出されたり、引き込ま
れたりする。エアシリンダ35には図示しないエアホー
スが接続されており、このエアホースはエアシリンダ3
5を作動させるための電磁弁に接続されている。なお、
この電磁弁は電子部品装着装置20の制御装置に接続さ
れている。なお、電子部品装着装置20の水平移動機
構、昇降機構、吸着ノズル22及びヘッドユニット23
により電子部品を基板に装着する動作が行われている際
には、常にエアシリンダ35をOn状態からOff状態
とならないように、制御装置がエアシリンダ35(電磁
弁)を制御している。
【0025】エアシリンダ35は、その本体35bにお
いて図示しないシリンダブラケットを介して板状部材3
4に固定的に設けられている。そして、エアシリンダ3
5は下方を向いており、ロッドとともにガイド35aが
本体に対して下方に押し出される一方、ロッドとともに
ガイド35aが本体35bに対して上方に引き込まれ
る。ガイド35aは下方を向いている。このガイド35
aの下端部は、カバー部材33の内側の下面に固定的に
接続されている。このガイド35aによって本体35b
が上下方向に案内される。したがって、ガイド35aが
押し出されると、本体35bとともに板状部材34が上
方に移動し、板状部材34が開口部33cを塞いで停止
する。一方、ガイド35aが引き込まれると、本体35
bとともに板状部材34が下方に移動し、開口部33c
が開かれた状態となる。
【0026】また、カバー部材33の外側の上面には、
スイッチ38が設けられている。このスイッチ38はエ
アシリンダ35の電磁弁に接続され、エアシリンダ35
をOn状態又はOff状態とするものである。このスイ
ッチ38はボタン式のスイッチであり、内部の付勢バネ
によりボタンが常に押し出された状態となっている。そ
して、スイッチ38のボタンが押し出された状態ではエ
アシリンダ35が常にOn状態となっている。一方、ス
イッチ38の付勢バネに抗してボタンが押下されると、
エアシリンダ35がOff状態となる。
【0027】なお、エアシリンダ35、板状部材34、
開口部33c、スイッチ38は、ベルト31,32の搬
入側及び搬出側の両方に設けられている。
【0028】次に、本実施形態の基板搬送装置26の動
作について説明する。本実施形態では、エアシリンダ3
5の駆動力によって板状部材34が開口部33cを開い
たり、閉じたりする。すなわち、基板搬送装置26及び
電子部品装着装置20を起動させると、図2に示すよう
にエアシリンダ35がOnとなり、エアシリンダ35の
本体35bとともに板状部材34が上昇する。そして、
板状部材34が上死点に位置して、止まった状態とな
る。この際には、ベルト31,32の搬送方向に見て、
開口部33cと板状部材34とが重なっており、板状部
材34が開口部33cを塞いでいる。なお、スイッチ3
8が押下されない限り、エアシリンダ35は常にOn状
態となっており、板状部材34が常に開口部33cを塞
いでいる。
【0029】一方、作業者がスイッチ38を押下する
と、エアシリンダ35はOffとなり、エアシリンダ3
5の本体35bとともに板状部材34が下降する。そし
て、板状部材34が下死点に位置して、止まった状態と
なる。この際には、ベルト31,32の搬送方向に見
て、開口部33cと板状部材34が重なっておらず、開
口部33cが開いた状態となっている。板状部材34が
開口部33cを開けた状態とした際に、搬入側において
作業者は開口部33cから基板をカバー部材33の内側
へと挿入し、ベルト31,32の上に基板を載せること
ができる。搬出側において作業者は開口部33cから基
板を取り出すことができる。なお、スイッチ38が押下
されても、電子部品装着装置20の水平移動機構、昇降
機構、吸着ノズル22及びヘッドユニット23により電
子部品を基板に装着する動作が行われている際には、常
にエアシリンダ35をOn状態からOff状態とならな
いように、制御装置がエアシリンダ35(電磁弁)を制
御している。
【0030】以上のように、電子部品装着装置20のカ
バー27から外側に突出したベルト31,32の端部を
包囲するようにカバー部材33が設けられており、カバ
ー部材33のベルト31,32の延長する箇所に開口部
33cが設けられている。そして、本実施形態では、エ
アシリンダ35の駆動力により板状部材34が開口部3
3cを開閉する。電子部品装着装置20に基板を供給す
る際には、エアシリンダ35が板状部材34を駆動し
て、開口部33cが開いた状態となる。一方、電子部品
装着装置20に基板を搬入・搬出するとき以外には、エ
アシリンダ35が板状部材34を駆動して、開口部33
cが閉じた状態となる。このように、基板を供給すると
きを除いて、開口部33cが閉じた状態となっているた
め、開口部33cから内側に作業者の手や異物が進入す
ることが防止される。
【0031】更に、本実施形態では、エアシリンダ35
によって、板状部材34が開口部33cを常に閉じた状
態となるように構成されており、スイッチ38を押下し
たときのみ開口部33cが開いた状態となっている。通
常は開口部33cが閉じた状態となっているため、開口
部33cから内側に作業者の手や異物が進入することが
より効率的に防止される。これにより、作業者の手がに
ベルト31,32に触れることが困難になり、基板搬送
装置26の安全性が向上する。また、異物がベルト3
1,32に絡み合わないため、基板搬送装置26が常に
正常に動作することができる。また、作業者はスイッチ
38を押下するだけで、簡単に開口部33cを開くこと
ができる。
【0032】次に、以上のように構成された電子部品装
着装置20及び基板搬送装置26の応用例を説明する。
図3に示すように、電子部品装着装置20には、基板搬
送装置26の搬送方向の上流側に接着材塗布装置50が
接続されており、基板搬送装置26の下流側にリフロー
装置60が接続され、ライン状の実装システムが構築さ
れている。接着材塗布装置50は、ハンダが印刷された
基板に電子部品を仮止めするための接着材を基板に塗布
するものであり、周知の接着材塗布装置である。リフロ
ー装置60は、ハンダをリフローすることによって基板
に仮止めされた電子部品を基板にハンダ接合するもので
ある。
【0033】接着材塗布装置50及びリフロー装置60
にも基板搬送装置が設けられており、電子部品装着装置
20の基板搬送装置26と連なっている。
【0034】更に、この例の基板搬送装置26には、基
板を検知する検知センサが複数設けられている。即ち、
基板搬送装置26の搬入側のカバー部材33の内側に第
一の検知センサ41が設けられている。この第一の検知
センサ41は、ベルト31,32との間に設けられてい
るとともに、ベルト31,32の搬送面(基板を載せる
面)の下方に設けられている。更に、第一の検知センサ
41は、搬入側の板状部材34(図3では図示略)の近
傍に設けられている。
【0035】また、電子部品を装着する際に基板が停止
する装着作業位置の少し下流側(搬出側)に、第二の検
知センサ42が設けられている。第二の検知センサ42
は、ベルト31,32との間に設けられているととも
に、ベルト31,32の搬送面の下方に設けられてい
る。
【0036】また、基板搬送装置26の搬出側のカバー
部材33の内側に第三の検知センサ43が設けられてい
る。この第三の検知センサ43は、ベルト31,32と
の間に設けられているとともに、ベルト31,32の搬
送面の下方に設けられている。更に、第三の検知センサ
43は、搬入側の板状部材34(図3では図示略)の近
傍に設けられている。
【0037】また、基板搬送装置26の搬出側のカバー
部材33の外側に第四の検知センサ44が設けられてい
る。この第四の検知センサ44は搬出側のカバー部材3
3に取り付けられている。第四の検知センサ44は、ベ
ルト31,32との間に設けられているとともに、ベル
ト31,32の搬送面の上方に設けられている。
【0038】これらの検知センサ41〜44は、ベルト
31,32が駆動され、検知センサ41〜44に対応す
る位置に基板が移動されると、基板を検知するものであ
る。また、検知センサ41〜44は、電子部品装着装置
20の制御装置に接続されている。そして、検知センサ
41〜44が基板をそれぞれ検知すると、検知信号(O
n信号)を制御装置にそれぞれ出力し、検知センサ41
〜44が基板を検知していないと、被検知信号(Off
信号)を制御装置に出力する。そして、エアシリンダ3
5は検知センサ41〜44の信号に基づき制御される。
【0039】この応用例の基板搬送装置26の動作につ
いて説明する。まず、基板が装着作業位置において停止
した状態で、この装着作業箇所において電子部品装着装
置20によって電子部品が装着される。この際に、接着
材塗布装置50により接着材の塗布された基板(以下、
後の基板と述べる。)が、搬入側のカバー部材33の外
側で待機した状態となっている。また、この際には、搬
入側及び搬出側のエアシリンダ35がOn状態となって
おり、搬入側及び搬出側の開口部33cは板状部材34
によって閉じた状態となっている。
【0040】次いで、電子部品の装着すると制御装置に
よりベルト31,32が作動して、電子部品が装着され
た基板(以下、前の基板と述べる。)が装着作業位置か
ら搬出側へと搬送される。この際に、前の基板を第二の
検知センサ42が検知して、第二の検知センサ42から
On信号が制御装置に出力される。この第二の検知セン
サ42のOn信号を制御装置が入力すると、制御装置は
搬入側のエアシリンダ35がOff状態となるように搬
入側のエアシリンダ35を制御する。これにより、搬入
側の板状部材34が開口部33cを開き、開口部33c
から後の基板が搬入側のカバー部材33の内側に搬入さ
れる。
【0041】次いで、第一の検知センサ41が後の基板
を検知して、On信号を制御装置に出力し、次いで、第
一の検知センサ41が後の基板を検知しなくなると、O
ff信号を制御装置に出力する。制御装置が第一の検知
センサ41からOn信号を入力した後にOff信号を入
力すると、制御装置は搬入側のエアシリンダ35がOn
状態となるように搬入側のエアシリンダ35を制御す
る。これにより、搬入側の板状部材34が開口部33c
を閉じる。そして、後の基板が装着作業位置まで移動さ
れて、その位置で停止する。
【0042】一方、後の基板が装着作業位置まで移動さ
れるまでの間に、前の基板が搬出側の板状部材34の近
傍まで移動され、第三の検知センサ43が前の基板を検
知すし、第三の検知センサ43からOn信号が制御装置
に出力される。この第三の検知センサ43のOn信号を
制御装置が入力すると、制御装置は搬出側のエアシリン
ダ35がOff状態となるように搬出側のエアシリンダ
35を制御する。これにより、搬出側の板状部材34が
開口部33cを開き、開口部33cから前の基板が搬出
側のカバー部材33の外側に搬出される。
【0043】次いで、第四の検知センサ44が後の基板
を検知して、On信号を制御装置に出力し、次いで、第
四の検知センサ44が後の基板を検知しなくなると、O
ff信号を制御装置に出力する。制御装置が第四の検知
センサ44からOn信号を入力した後にOff信号を入
力すると、制御装置は搬出側のエアシリンダ35がOn
状態となるように搬入側のエアシリンダ35を制御す
る。これにより、搬出側の板状部材34が開口部33c
を閉じる。なお、この応用例においても、スイッチ38
が押下されると、板状部材34が開口部33cを開く
が、電子部品装着装置20の水平移動機構、昇降機構、
吸着ノズル22及びヘッドユニット23により電子部品
を基板に装着する動作が行われている際には、常にエア
シリンダ35をOn状態からOff状態とならないよう
に、制御装置がエアシリンダ35を制御している。
【0044】この応用例においても、搬入側及び搬出側
の板状部材34は常に開口部33cを閉じた状態として
おり、基板を電子部品装着装置20に対して搬入・搬出
するときのみに開口部33cが開いた状態となってい
る。したがって、開口部33cから内側に作業者の手や
異物が進入することが防止される。
【0045】ここで、以上の応用例においては、電子部
品装着装置20に設けられた検知センサ41〜44の信
号に基づき、搬入側及び搬出側の板状部材34を開閉駆
動していたが、接着材塗布装置50及びリフロー装置6
0からの信号に基づき、板状部材34を開閉駆動しても
良い。例えば、接着材塗布装置50が電子部品装着装置
20の制御装置に開信号を出力した際には、制御装置が
搬入側のエアシリンダ35がOffとし、接着材塗布装
置50が閉信号を電子部品装着装置20の制御装置に閉
信号を出力した際には、制御装置が搬出側のエアシリン
ダ35がOnとし、搬入側の板状部材34を開閉しても
良い。同様に、例えば、リフロー装置60が電子部品装
着装置20の制御装置に開信号を出力した際には、制御
装置が搬出側のエアシリンダ35がOffとし、リフロ
ー装置60が閉信号を電子部品装着装置20の制御装置
に閉信号を出力した際には、制御装置が搬出側のエアシ
リンダ35がOnとし、搬出側の板状部材34を開閉し
ても良い。
【0046】なお、上記の実施の形態例において、具体
的な細部構造等についても、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは勿論である。例えば、エア
シリンダ35に変えて電磁ソレノイドを用いるものとし
ても良い。また、ステッピングモータ等のモータと、ギ
ア、ベルト等の伝動手段とを用いて、板状部材34を開
閉駆動するものとしても良い。
【0047】また、板状部材34は、上下動することに
よって開口部33cを開閉していたが、例えば、左右に
動くことによって開口部33cを開閉しても良い。ま
た、板状部材34の一端部を回動自在にカバー部材33
に取り付けて、板状部材34が回動することによって、
開口部33c開閉しても良い。
【0048】また、ベルト31,32が電子部品装着装
置20のカバー27から突出した場合について述べた
が、例えば、カバー27から突出しない場合には、カバ
ー27の貫通孔27aを開閉するように板状部材34及
びエアシリンダ35を設ける。この場合、前記搬送路の
少なくとも端部を包囲するとともに、前記搬送路の延長
する箇所に開口部が設けられた包囲部は、カバー27と
なる。
【0049】また、スイッチ38はボタン式としたが、
例えば、二つの操作方向を有するスイッチ(操作部)と
しても良い。この場合、スイッチが一方の操作方向に操
作された場合、エアシリンダ35がOn状態となり、他
方の操作方向に操作された場合、エアシリンダ35がO
ff状態となる。
【0050】また、カバー部材33、板状部材34及び
エアシリンダ35等を備えた基板搬送装置26を電子部
品装着装置20に設けるものとしたが、例えば、ハンダ
印刷装置、接着材塗布装置、リフロー装置等に設けるも
のとしても良い。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、包囲部により搬送路の少なくとも端部が包囲され、
駆動手段の駆動力で開閉部が開口部を閉じる。一方、駆
動手段の駆動力で開閉部が開口部を開くことによって、
開口部から基板を搬送路に供給することができととも
に、開口部から基板を取り出すことができる。このた
め、基板を搬入・搬出するときを除いて、包囲部内に作
業者の手や異物等が進入することを防止することができ
る。したがって、作業者の手が搬送路に触れないため、
基板搬送装置の安全性が向上するとともに、異物が搬送
路に絡み合わないため、基板搬送装置が常に正常に動作
することができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を奏するとともに、例えば作業者
が操作部を操作することによって駆動手段が開閉部を開
閉駆動する。したがって、操作部に対して簡単な操作を
することによって、作業者の所望する際に包囲部の開口
部を開けたり閉めたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子部品装着装置を一部破断
して示す斜視図である。
【図2】上記電子部品装着装置に備えられる基板搬送装
置の端部を示す斜視図である。
【図3】上記電子部品装着装置をライン状の実装システ
ムに適用した場合を示す側面図である。
【図4】従来の基板搬送装置の端部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
20 電子部品装着装置 21 基台 25 部品供給装置 26 基板搬送装置 27 カバー 27a 貫通孔 31,32 ベルト(搬送路) 33 カバー部材(包囲部) 33b 蓋部材 33c 開口部 34 板状部材(開閉部) 35 エアシリンダ(駆動手段) 38 スイッチ(操作部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を搬送する搬送路と、 前記搬送路の少なくとも端部を包囲するとともに、前記
    搬送路の延長する箇所に開口部が設けられた包囲部と、 前記包囲部の開口部を開閉する開閉部と、 前記開閉部を開閉駆動する駆動手段と、を備えることを
    特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】前記駆動手段を開閉駆動させるための操作
    部を備えることを特徴とする請求項1記載の基板搬送装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114169A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Panasonic Corp 基板搬送装置、電子部品実装用装置及び電子部品実装用装置の作業方法
JP2014099555A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Yamaha Motor Co Ltd 基板作業システム、基板搬送装置および基板作業装置
JP2019009474A (ja) * 2018-10-17 2019-01-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置
JP2020074491A (ja) * 2020-02-17 2020-05-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置
JP7382555B2 (ja) 2020-07-07 2023-11-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置および部品装着方法

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