JP2002301765A - ラミネータ装置 - Google Patents

ラミネータ装置

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JP2002301765A
JP2002301765A JP2001105808A JP2001105808A JP2002301765A JP 2002301765 A JP2002301765 A JP 2002301765A JP 2001105808 A JP2001105808 A JP 2001105808A JP 2001105808 A JP2001105808 A JP 2001105808A JP 2002301765 A JP2002301765 A JP 2002301765A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】カッタによるラミネートフィルムの裁断工程
で,裁断の失敗を検出することができ,印刷済みIDカ
ードが台無しになる不都合を防止し且つ運用コストの低
減を図ったウエイストレス型ラミネータ装置を提供す
る。 【解決手段】一面に熱接着層を有し且つロール状に巻か
れたフィルム240を第1経路に沿って搬送する搬送手
段と,該フィルムを所定の長さに裁断する裁断手段7
と,前記搬送経路の途中であって該裁断手段の下流に設
けられ前記フィルムの有無を検出するフィルム検出手段
11と,裁断工程が正常に終了したかどうかを判断する
裁断検査手段と,正常に裁断されたフィルムを第1経路
に沿って再び搬送する搬送手段8,9と,前記第1経路
と合流する第2経路に沿ってカードを搬送する手段16
と,前記合流点の下流で搬送されたカード表面へ前記正
常に裁断されたフィルムを重ね合わせ熱圧着する手段2
0とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,表面に写真や個人情報
を印刷したIDカードの表面保護を目的に透明フィルム
を熱圧着するラミネータに関するもので,さらに詳しく
は,ロール状に連続的に巻かれた透明フィルムを所定の
長さに裁断しながらラミネーションを施すウエイストレ
ス型ラミネータで,透明フィルムの裁断工程で生ずる不
具合への対応策を改良したラミネータ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年,種々のIDカードが使用され,こ
れに伴いIDカードの改竄防止やカード寿命の改善を目
的として,所望の情報を印刷したIDカードの表面に約
30ミクロン厚の透明フィルムを熱圧着するラミネーシ
ョンを施すことが行われるようになってきている。この
ようなラミネーション加工に適する装置として,米国特
許5,807,461号や米国特許5,783,024
号に開示されたラミネータが知られている。米国特許
5,807,461号に開示されたラミネータは,所定
の形状にプリカットされた透明フィルム(パッチ)をキ
ャリア(搬送用台紙)に備え,キャリアにはプリカット
されたパッチの位置を識別するためのセンサマークが付
加されており,ラミネータはラミネーションに先立って
このセンサマークを検出し,プリカットされたパッチの
位置を識別しながらパッチだけをキャリアから引き離し
て印刷済みIDカード表面へ熱圧着する方式となってい
る。この方式は,キャリアが廃棄物として捨てられ,運
用コストの面や環境保護の面では好ましくない方式とな
りつつある。
【0003】このような欠点を改良したラミネーション
方式として,米国特許5,783,024号に開示され
た方式が実用化されている。この方式は,ロール状に連
続的に巻かれた透明のラミネートロールの先端側を繰り
出し,ラミネートフィルムをフィルム搬送経路に沿って
搬送し,所定の長さにカッタで裁断した後に別の搬送経
路から搬送されてくる印刷済みIDカードと合流点で重
ね合わせ,下流に設けられたヒートローラで熱圧着して
ラミネーションを完了する方式である。この結果,ラミ
ネートフィルムは,常に必要分のみ裁断後に使用される
ため,米国特許5,807,461号に開示されたラミ
ネータのような無駄なキャリアが残らない良さがあり,
ウエイストレス式ラミネータとも称されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,米国特許5,
783,024号に代表されるウエイストレス型ラミネ
ータでは,カッタ7によるラミネータフィルムの裁断工
程で,カッタの寿命や他の原因で裁断に失敗したとき,
裁断の失敗を検出する手段を持っていないため,裁断が
不完全な場合には,IDカードに連続したラミネートフ
ィルムがそのまま熱圧着されてしまい,印刷済みIDカ
ードが台無しになる不都合があった。このような欠点
は,IDカード発行コストの上昇を招き,耐改竄性を有
し且つ長寿命なIDカードの普及を妨げるものである。
本発明は,従来例にみられる欠点を排除し,運用コスト
の低減にも寄与するラミネータ装置を安価に提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【問題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明によるラミネータ装置では,一面に熱接着
層を有し且つロール状に巻かれたフィルムを第1経路に
沿って搬送する搬送手段と,該フィルムを所定の長さに
裁断する裁断手段と,前記搬送経路の途中であって該裁
断手段の下流に設けられ前記フィルムの有無を検出する
フィルム検出手段と,該フィルム検出手段でフィルムの
先端を検出後に前記フィルムを所定量だけ搬送制御する
制御手段と,該制御手段で搬送制御される前記フィルム
が前記所定の長さ達したら裁断しその後裁断されたフィ
ルムを所定量搬送した時に前記フィルム検出手段による
フィルムの有無を検査することによって裁断工程が正常
に終了したかどうかを判断する裁断検査手段と,正常に
裁断されたフィルムを第1経路に沿って再び搬送する搬
送手段と,前記第1経路と合流する第2経路に沿ってカ
ードを搬送する手段と,前記合流点の下流で搬送された
カード表面へ前記正常に裁断されたフィルムを重ね合わ
せ熱圧着する手段とを備えた構成としている。
【0006】
【作用】この結果,カッタによるラミネータフィルムの
裁断工程で,裁断の結果を検査する手段を備えているの
で,裁断が不完全な場合には後続のラミネーション工程
を中断し,適切な復帰処置で対応することが可能とな
り,印刷済みIDカードが台無しになる不都合を防止し
且つ運用コストの低減にも寄与するラミネータ装置を実
現することが可能となる。
【0007】
【実施例】本発明によるラミネータ装置の一実施例を図
1に示す。ロール状に巻かれた透明のラミネートロール
2は供給スピンドル3にローディングされ,搬送経路2
40に沿って搬送される。ラミネートフィルム供給監視
センサ10は反射型光センサで代表されるような光セン
サであり,搬送経路240の途中に備えられてラミネー
トフィルムの供給状態を監視している。ラミネートフィ
ルムは,第1搬送手段のローラ4に懸架され,カッタ7
の両刃間を経由して反射型光センサで代表されるような
ラミネートフィルム有無検出センサ11の下方を通り,
ローラ8とローラ9からなる第2搬送手段を経由する経
路となっている。ここで,カッタ7とラミネートフィル
ム有無検出センサ11間の物理的な距離Bは,装置の設
計値であり既知となっている。一方,印刷済みのカード
は,ラミネータ1の入り口251から投入され,ローラ
13,ローラ14,ローラ15で駆動されるベルト16
の上で搬送され,ローラ13部のベルト16と対向する
ローラ12で把持されながら搬送経路250に沿って搬
送され,反射型光センサで代表されるようなカード先頭
端検出センサ17で原点位置決め後,ローラ18とロー
ラ19で構成されるラミネートフィルム搬送経路240
とカード搬送経路250の合流点へ送り出される。
【0008】ラミネートフィルム搬送モータ405の駆
動力はラミネートロード電動クラッチ408経由してロ
ーラ4へ伝達され,またローラ5及びローラ6へはロー
ラ4と歯車を介して伝達される。同様に,ローラ8と歯
車を介してローラ9へもラミネートフィード電動クラッ
チ418を経由して駆動力の伝達が可能となっている。
この実施例でラミネートフィルム搬送モータ405に
はステッピングモータが採用されており,駆動パルス数
を管理すれば回転量を容易に制御できるので,ローラ4
及びローラ8の回転量も容易に制御できる。また,ラミ
ネートロード電動クラッチ408とラミネートフィード
電動クラッチ418のオン・オフ制御と前記モータの回
転量制御を組み合わせれば,ラミネートフィルムの搬送
もきめ細かく制御できる。一方,カード搬送系にもカー
ド搬送モータ403が駆動源として準備されており,こ
のモータにもステッピングモータが採用されている。従
って,カード搬送モータ403に対する駆動パルス数を
管理すれば,カードの搬送量をきめ細かく制御できる。
カード搬送モータ403の駆動力は,ローラ12に伝達
され,さらにローラ12の駆動軸からローラ13,ロー
ラ18,ヒートローラ20,ローラ22へも歯車や歯付
きベルトを介して伝達される。また,各ローラと対向す
るローラへは,各々歯車を介して駆動力が伝達される。
尚,上記の構成からラミネートフィルム搬送モータ40
5を廃止し,電動クラッチを経由してカード搬送モータ
403の駆動力をカード搬送系の各ローラへ伝達する構
成としても,同様の搬送制御を行うことが可能である。
尚,この実施例では,ラミネートフィルム搬送用及びカ
ード搬送用の駆動源としてステッピングモータの採用例
を説明したが,ロータリーエンコーダのような回転数セ
ンサを搭載したサーボモータを使用しても同様の搬送制
御が可能である。
【0009】ラミネートロール2は,図2に示すよう
に,先頭端29から繰り出され,連続ラミネートフィル
ム24は,裁断位置28,裁断位置27において順次カ
ッタ7で裁断されることになる。このラミネートフィル
ム24は,透明フィルムの場合や,偽造防止を目的にホ
ログラム処理を施したフィルムを使用する場合もある。
図3は,裁断された状態のラミネーとロール2を示して
おり,先頭側の連続ラミネートフィルム24は長さLに
相当する裁断位置28で裁断されてラミネートフィルム
30となり,裁断面26が次に裁断されるラミネートフ
ィルムの先頭端となる。
【0010】このように裁断されたラミネートフィルム
30は,前記合流点で印刷済みIDカードと重ね合わせ
られ,下流に設けられたヒートローラ20とプラテンロ
ーラ21間に送り込まれて熱圧着される。その後,ロー
ラ22およびローラ23で排出操作が行われ,ラミネー
タ1の出口252からラミネーションを完了したIDカ
ードが排出される。ラミネーションが完了したIDカー
ドを図8に示す。印刷済みIDカード31上に裁断され
たラミネートフィルム30が熱圧着されるが,印刷済み
IDカード31の4辺には,各々余白311,312,
313,314を設けるため,ラミネートフィルム30
と印刷済みIDカードの相対位置関係は所望の余白が得
られるように両者の搬送制御が行われる。ラミネートフ
ィルム30が印刷済みIDカードからはみ出すように熱
圧着された場合,はみ出たラミネートフィルム側から剥
離しやすくなるため,ラミネーションの効果を維持する
上で上記余白を設けることが重要である。従って,連続
ラミネートフィルム24は,所定の裁断位置28および
27で確実に裁断されている必要がある。
【0011】次に,連続ラミネートフィルム24を裁断
する工程を説明する。図4は連続ラミネートフィルム2
4を裁断する前に裁断位置を決定する過程を示す図で,
図5は裁断後の状態を示す図である。さらに,図6は裁
断に失敗した例を示す図である。以下の説明では,ラミ
ネートロード電動クラッチ408とラミネートフィード
電動クラッチ418ともに動力伝達可能なオン状態とな
っている。ラミネートフィルム搬送モータ405の駆動
によってラミネートロール2から繰り出された連続ラミ
ネートフィルム24の先頭端29が,ラミネートフィル
ム有無検出センサ11で検出されるとセンサ出力信号が
能動となる。ラミネータ1はこの位置を基点とし,ラミ
ネートフィルム24上で裁断すべき所定の長さLを決定
するため,(L−B)に相当する距離分だけラミネート
フィルム24を搬送するように,ラミネートフィルム搬
送モータ405へ駆動パルス指令を送った後,ラミネー
トフィルム搬送モータ405の駆動を止めてラミネート
フィルムの搬送を一時停止させる。この位置でカッタ7
を動作させると,図6に示すように裁断動作でラミネー
トフィルム30が搬送経路240に作成できる。その
後,ラミネートロード電動クラッチ408はオフ状態と
され,ラミネートフィルム搬送モータ405の駆動を再
開すると,ラミネートフィルム搬送モータ405の駆動
力はラミネートフィード電動クラッチ418を介してロ
ーラ8とローラ9に伝達されるので,裁断されたラミネ
ートフィルム30は矢印A1方向へ搬送される。
【0012】次に,ラミネートフィルムの裁断結果を検
査する方法を説明する。先に説明したように,ラミネー
トロール2から繰り出された連続ラミネートフィルム2
4の先頭端29が,ラミネートフィルム有無検出センサ
11で検出されてセンサ出力が能動となると,この位置
を基点とし,ラミネートフィルム24上で裁断すべき所
定の長さLを決定するため,(L−B)に相当する距離
分だけラミネートフィルム24を搬送した後にその搬送
が停止され,カッタ7で裁断動作が行われる。この裁断
動作が終了したら,ラミネートフィルム30をラミネー
トフィルム有無検出センサ11とカッタ7間の距離Bを
若干超える距離分だけラミネートフィルム30を搬送す
るように,ラミネートフィルム搬送モータ405へ駆動
パルス指令を送る。この間,ラミネートフィルム有無検
出センサ11でセンサ出力信号の能動状態が非能動状態
へ変化するかを検査しながら,ラミネートフィルム30
を搬送する。もしラミネートフィルムの裁断が成功して
いれば,裁断後のラミネートフィルム30の後端部28
がラミネートフィルム有無検出センサ11の真下を通過
した後,ラミネートフィルム有無検出センサ11の出力
信号が能動状態から非能動状態へ変化する。従って,こ
のラミネートフィルム有無検出センサ11の出力信号の
変化を監視し,もしラミネートフィルム有無検出センサ
11の出力信号が能動状態から非能動状態へ変化した
ら,ラミネートフィルムの裁断が正常に行われたと判断
され,裁断されたラミネートフィルム30は矢印A1方
向へ搬送され,下流で行われるラミネーションへ供され
る。
【0013】また裁断に失敗した時は,裁断動作後にラ
ミネートフィルム24を矢印A1方向へ前述の搬送制御
を行ってもラミネートフィルム24に後端部28が存在
しないので,ラミネートフィルム有無検出センサ11の
出力信号は能動状態を維持することになる。この場合,
ラミネータ1はラミネートフィルムの裁断に失敗したと
判断し,操作パネルへエラー情報を表示してオペレータ
に適切な処置を施すよう警告して以降の動作を停止す
る。この結果,引き続き実行予定であった印刷済みID
カードへのラミネーション工程も実行が事前に停止され
る。従って,ラミネートフィルム24への裁断動作を完
了後,ラミネートフィルムを所定量だけ更に搬送し,ラ
ミネートフィルム有無検出センサ11の出力信号を検査
すれば,裁断が正常に行われたかどうかを判断できる。
一方,印刷済みIDカード31も反射型光センサで代表
されるようなカード先頭端検出センサ17で先頭端31
0が検出された位置を原点とし,パルス指令で駆動され
るカード搬送モータ403に連結したローラ12等でC
1方向へ搬送量を管理されながら搬送経路25に沿って
搬送される。裁断されたラミネートフィルム30は,ラ
ミネートフィルム搬送経路24とカード搬送経路25の
合流点で印刷済みIDカード31とその4辺にほぼ均等
な余白を生じるよう重ね合わせられ,ラミネートフィル
ム30の搬送と印刷済みICカード31の搬送とで同期
をとった搬送制御の下に下流に設けられたヒートローラ
20とプラテンローラ21間に送り込まれて熱圧着され
る。その後,ローラ22およびローラ23で排出操作が
行われ,ラミネータ1の出口252からラミネーション
を完了したIDカード31が排出される。
【0014】図7はラミネータ1の内部に搭載された制
御部の概略ブロック図を示している。ラミネータ1の制
御部全体は,マイクロプロセッサ等で構成された演算処
理回路401を中心に,カード搬送制御回路402,カ
ード搬送モータ403,ラミネートフィルム搬送制御回
路404,ラミネートフィルム搬送モータ405,カッ
タ駆動回路406,クラッチ駆動回路407,ラミネー
トロード電動クラッチ408ラミネートフィード電動ク
ラッチ418,センサ信号処理回路409,ヒータ温度
制御回路410,ヒータ411,操作パネル信号処理回
路412,操作パネル413等で構成されている。ラミ
ネートロード電動クラッチ408は,ラミネートフィル
ム搬送モータ405の駆動力をローラ4に伝達したり遮
断するために使用され,ラミネートフィード電動クラッ
チ418は,ラミネートフィルム搬送モータ405の駆
動力をローラ8に伝達したり遮断するために使用されて
いる。尚,ローラ5とローラ6はローラ4と歯車で連結
され,ローラ8とローラ9も互いに歯車で連結されてい
る。また,搬送路250に沿った各ローラは,カード搬
送モータ403の駆動力を伝達して駆動している。
【0015】図7はラミネータ1の内部に搭載された制
御部の概略ブロック図を示している。ラミネータ1の制
御部全体は,マイクロプロセッサ等で構成された演算処
理回路401を中心に,カード搬送制御回路402,カ
ード搬送モータ403,ラミネートフィルム搬送制御回
路404,ラミネートフィルム搬送モータ405,カッ
タ駆動回路406,クラッチ駆動回路407,ラミネー
トロード電動クラッチ408ラミネートフィード電動ク
ラッチ418,センサ信号処理回路409,ヒータ温度
制御回路410,ヒータ411,操作パネル信号処理回
路412,操作パネル413等で構成されている。ラミ
ネートロード電動クラッチ408は,ラミネートフィル
ム搬送モータ405の駆動力をローラ4に伝達したり遮
断するために使用され,ラミネートフィード電動クラッ
チ418は,ラミネートフィルム搬送モータ405の駆
動力をローラ8に伝達したり遮断するために使用されて
いる。尚,ローラ5とローラ6はローラ4と歯車で連結
され,ローラ8とローラ9も互いに歯車で連結されてい
る。また,搬送経路25に沿った各ローラは,カード搬
送モータ403の駆動力を伝達して駆動している。
【0016】以下に,本発明に関連する制御部の動作を
説明する。演算処理回路401は,まず最初にラミネー
トフィルム24を繰り出すためにラミネートフィルム搬
送制御回路404を介してラミネートフィルム搬送モー
タ405を回転させ,同時にラミネートロード電動クラ
ッチ408とラミネートフィード電動クラッチ418も
能動化され,ローラ4とローラ8が同期して回転し,ラ
ミネートフィルム24の先頭端29がラミネートフィル
ム有無検出センサ11の感応位置へ到達するまで搬送さ
れる。ラミネートフィルム24の先頭端29がラミネー
トフィルム有無検出センサ11の感応位置へ到達すると
ラミネートフィルム有無検出センサ11の出力が能動と
なり,この能動信号はセンサ信号処理回路409を経由
して演算処理回路401へ送られる。演算処理回路40
1は,この能動信号が発生した位置情報を内部記憶装置
に一時的に格納しておき,この位置を基点とし,ラミネ
ートフィルム24上で裁断すべき所定の長さLを決定す
るため,(L−B)に相当する距離分だけラミネートフ
ィルム24を搬送した後にその搬送が停止され,カッタ
駆動回路406を通じてカッタ7を駆動して裁断動作が
行われる。
【0017】その後,演算処理回路401は,ラミネー
トフィルム30をラミネートフィルム有無検出センサ1
1とカッタ7間の距離Bを若干超える距離分だけラミネ
ートフィルム30を搬送するように,ラミネートフィル
ム搬送モータ405へ駆動パルス指令を送る。この間,
演算回路401はセンサ信号処理回路409を経由して
伝達されるラミネートフィルム有無検出センサ11のセ
ンサ出力信号が,能動状態から非能動状態へ変化するか
を検査しながら駆動パルス指令を発生する。この動作の
最後で,ラミネートフィルム有無検出センサ11がラミ
ネートフィルム30の後端部28を検出することによっ
てセンサ出力信号が能動状態から非能動状態へ変化した
ら,演算回路401はラミネートフィルム30の裁断が
正常に行われたと判断し,裁断されたラミネートフィル
ム30を矢印A1方向へ搬送する。一方,印刷済みID
カード31もカード先頭端検出センサ17で先頭端31
0が検出された信号は,センサ信号処理回路409を経
て演算処理回路401へ送られ,検出位置情報が内部記
憶装置へ一時的に格納されて原点情報として以降のカー
ド搬送制御時に参照される。この結果,印刷済みIDカ
ード31は,パルス指令で駆動されるカード搬送モータ
403に連結したローラ12等でC1方向へ搬送量を管
理されながら搬送経路250に沿って搬送される。同様
に裁断されたラミネートフィルム30も印刷済みIDカ
ード31と同期をとって搬送経路240に沿って搬送さ
れ,ラミネートフィルム搬送経路24とカード搬送経路
250の合流点で印刷済みIDカード31と重ね合わせ
られ,下流に設けられたヒートローラ20とプラテンロ
ーラ21間に送り込まれる。ヒートローラ20の中心に
は,ヒータ411が内蔵されており,ヒートローラ20
の表面温度がラミネーションに最適な温度となるようヒ
ータ温度制御回路410で温度制御が行われ,ICカー
ド31表面にラミネートフィルム30が確実に熱圧着さ
れる。
【0018】前述の工程で,ラミネートロード電動クラ
ッチ408の励磁を止め,ラミネートフィード電動クラ
ッチ418の励磁を維持した状態でラミネートフィルム
搬送モータ405を所定回転量だけ回転させてラミネー
トフィルムを搬送し停止させた時,ラミネートフィルム
有無検出センサ11がラミネートフィルム30の後端部
28を検出することができず,センサ出力信号が能動状
態を維持した場合,演算回路401はラミネートフィル
ム30の裁断に失敗したと判断し,操作パネル信号処理
回路412へエラーメッセージを出力し,操作パネル4
13へエラー情報を表示してオペレータに適切な処置を
施すよう警告して以降の動作を停止する。この結果,印
刷済みIDカードをラミネーション工程へ搬送する動作
も停止される。
【0019】尚,本発明の詳細な説明で,ラミネーショ
ン機構の駆動源として,カード搬送モータ403とラミ
ネートフィルム搬送モータ405を別々に設けた構成で
説明したが,1個のモータの駆動力を複数の電動クラッ
チで伝達・遮断する構成としても,本発明と同様の効果
が得られることは明白である。また,ラミネートフィル
ムや印刷済みIDカードの検出センサとして反射型光セ
ンサを例に説明したが,他方式のセンサを代用しても同
様な効果を得られることは明白である。さらに,ラミネ
ーションを施すIDカードの材質は,一般的にPVC製
が使用されるが,PET−Gなどの複合材質のカードへ
もラミネーションが可能であり,カード材質に関係なく
本発明を適用できることも明白である。さらに言えば,
ラミネーションを施される対象物は,IDカードに限定
されることなく,他の形状の基材へ連続フィルムを裁断
しながらラミネーションを施すアプリケーションにも本
発明は適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明のように本発明によるラミネ
ータ装置では,一面に熱接着層を有し且つロール状に巻
かれたフィルムを第1経路に沿って搬送する搬送手段
と,該フィルムを所定の長さに裁断する裁断手段と,前
記搬送経路の途中であって該裁断手段の下流に設けられ
前記フィルムの有無を検出するフィルム検出手段と,該
フィルム検出手段でフィルムの先端を検出後に前記フィ
ルムを所定量だけ搬送制御する制御手段と,該制御手段
で搬送制御される前記フィルムが前記所定の長さ達した
ら裁断しその後裁断されたフィルムを所定量搬送した時
に前記フィルム検出手段によるフィルムの有無を検査す
ることによって裁断工程が正常に終了したかどうかを判
断する裁断検査手段と,正常に裁断されたフィルムを第
1経路に沿って再び搬送する搬送手段と,前記第1経路
と合流する第2経路に沿ってカードを搬送する手段と,
前記合流点の下流で搬送されたカード表面へ前記正常に
裁断されたフィルムを重ね合わせ熱圧着する手段とを備
えた構成としているので,カッタによるラミネータフィ
ルムの裁断工程で,裁断の失敗を検出することができ,
裁断が不完全な場合には後続のラミネーション工程を中
断し,適切な復帰処置で対応することが可能となり,印
刷済みIDカードが台無しになる不都合を防止し且つ運
用コストの低減にも寄与するラミネータ装置を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウエイストレス型ラミネータ装置
の一構成例を示す図である。
【図2】本発明のラミネータ装置で使用されるラミネー
トフィルムの一例を示す図である。
【図3】ラミネートロールから繰り出されたラミネート
フィルムを裁断した例を示す図である。
【図4】本発明によるラミネータ装置で,ラミネートフ
ィルムの先頭端を検出した状態を示す図である。
【図5】本発明によるラミネータ装置で,ラミネートフ
ィルムの裁断が正常に終了した状態を示す図である。
【図6】本発明によるラミネータ装置で,ラミネートフ
ィルムの裁断が失敗に終わった状態を示す図である。
【図7】本発明によるラミネータ装置に搭載される制御
部の概略構成の一例を示す図である。
【図8】裁断されたラミネートフィルムを印刷済みID
カードへラミネーションが完了した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ラミネータ装置 2 ラミネートロール 4,5,6,8,9 ラミネートフィルム搬送ローラ 7 カッタ 10 ラミネートフィルム供給監視センサ 11 ラミネートフィルム有無検出センサ 13,14,15,12 IDカード搬送ローラ 16 IDカード搬送ベルト 17 カード先頭端検出センサ 20 ヒートローラ 24 連続ラミネートフィルム 30 裁断されたラミネートフィルム 240 ラミネートフィルム搬送経路 250 カード搬送経路 401 演算処理回路 403 カード搬送モータ 405 ラミネートフィルム搬送モータ 408 ラミネートロード電動クラッチ 409 センサ信号処理回路 413 操作パネル 418 ラミネートフィード電動クラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に熱接着層を有し且つロール状に巻
    かれたフィルムを第1経路に沿って搬送する搬送手段
    と,該フィルムを所定の長さに裁断する裁断手段と,前
    記搬送経路の途中であって該裁断手段の下流に設けられ
    前記フィルムの有無を検出するフィルム検出手段と,該
    フィルム検出手段でフィルムの先端を検出後に前記フィ
    ルムを所定量だけ搬送制御する制御手段と,該制御手段
    で搬送制御される前記フィルムが前記所定の長さ達した
    ら裁断しその後裁断されたフィルムを所定量搬送した時
    に前記フィルム検出手段によるフィルムの有無を検査す
    ることによって裁断工程が正常に終了したかどうかを判
    断する裁断検査手段と,正常に裁断されたフィルムを第
    1経路に沿って再び搬送する搬送手段と,前記第1経路
    と合流する第2経路に沿ってカードを搬送する手段と,
    前記合流点の下流で搬送されたカード表面へ前記正常に
    裁断されたフィルムを重ね合わせ熱圧着する手段とを備
    えたことを特徴とするラミネータ装置。
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