JP2002301513A - ドローベンチ - Google Patents

ドローベンチ

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JP2002301513A
JP2002301513A JP2001103749A JP2001103749A JP2002301513A JP 2002301513 A JP2002301513 A JP 2002301513A JP 2001103749 A JP2001103749 A JP 2001103749A JP 2001103749 A JP2001103749 A JP 2001103749A JP 2002301513 A JP2002301513 A JP 2002301513A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミ製条材を冷間引き抜き法によって絞り
をかけながら所定の断面形状に変形させる場合に用いる
ドローベンチでは、機構、装置の大型化や複雑化は避け
られず、従ってその製作コストも高騰する結果となり、
また稼働効率的な観点からも改善の余地が多分に含まれ
たものとなっていた。 【解決手段】 キャリッジ18は、挿入ベッド3側から
ダイ14,15を介しての条素材Wの引き抜きを行うだ
けでなく、これに先行して、キャリッジ走行部4側から
挿入ベッド3側への条素材Wの挿入をも行わせるように
した。従って、キャリッジ18の往復動の双方が有効利
用され、ドローベンチ全体としての稼働効率が飛躍的に
高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドローベンチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミ等によって形成された条素材の断
面形状を、冷間引き抜き法によって絞りをかけながら
(細くしながら)所定の断面形状に変形させたり又は寸
法精度アップさせたりする場合(例えば中空パイプを細
径にする場合等)に用いるドローベンチとして代表的な
ものを図16及び図17に模式的に示す。この図例のド
ローベンチ400を概説すると、起立設置されたダイス
タンド401に対してダイ402が横孔貫通状に設けら
れ、このダイ402に対する素材通過方向(図16の左
右方向)の一次側(左側)に条素材Wの挿入ベッド40
3が設置され、またダイ402に対する素材通過方向の
二次側(右側)にキャリッジ走行部404が設置され、
このキャリッジ走行部404に隣接する側方(図17の
右側)に素材ストック部405が設置され、更にキャリ
ッジ走行部404の上部に、素材ストック部405から
所定本数の条素材Wを取り出してこれを上記挿入ベッド
403へと装填する素材装填部406が設けられてい
る。
【0003】挿入ベッド403は、条素材Wを水平に支
持可能な素材支持面409を有し、且つこの素材支持面
409上に、ダイスタンド401から遠い方の端部寄り
に設けられた揺動支点410を介して支持杆411が片
持ち状に設けられ、上下揺動可能となったものである。
この支持杆411の先端部には、必要に応じて、内径出
しをするためのプラグ412が設けられる。また、上記
支点410の近傍には、支持杆411に対してダイスタ
ンド401へ向けた押し返しを行わせるためのプッシャ
ー413が設けられている。
【0004】キャリッジ走行部404は、左右一対のレ
ール416に沿って走行自在となるキャリッジ417を
有し、このキャリッジ417がその左右両側に設けられ
た一対の巻掛け駆動手段418a,418b(エンドレ
スチェン)によって走行駆動されるようになったもので
ある。キャリッジ417におけるダイスタンド401へ
向けた面には、条素材Wに形成された口打ち端t(細く
された部分)を把持するための把持部419が設けられ
ている。
【0005】なお、図17において上記巻掛け駆動手段
418a,418bが左右で高さを異にしているのは、
これらがそれぞれキャリッジ417に結合されている位
置(駆動を取り出す部分)を相互に結んだラインLに対
して、その線上にキャリッジ417における把持部41
9の中心Pが位置付けられるようにするためであり、こ
れによって巻掛け駆動手段418a,418bの浮き上
がりを防止しているものである。素材装填部406は、
キャリッジ走行部404を跨ぐ門型フレーム422によ
って支持されており、挿入ベッド403へ向けて下り勾
配に固定(必要に応じて水平状態と下り勾配との切り替
えが可能なものもある)されており、その上面を押し込
み台車423が傾斜に沿って往復走行可能になってい
る。
【0006】また、この素材装填部406には、素材ス
トック部405から所定本数の条素材を反転レバー42
4の仰起揺動によって取り出すすくい上げ機構425が
設けられている。このような構成であるため、素材スト
ック部405からすくい上げ機構425によって素材装
填部406へ所定本数の条素材Wが取り出されると、押
し込み台車423の下方向け走行によってこの素材装填
部406上の条素材Wが挿入ベッド403側で斜め上方
を向いて待機した支持杆411へ差し込まれることにな
る。
【0007】そして、次にこの支持杆411が下向き揺
動して素材支持面409上に条素材Wが支持されると、
プッシャー413が支持杆411を押し返すことによっ
て条素材Wの口打ち端tがダイ402内へ頭出し状態と
され(図16中の二点鎖線参照)、この口打ち端tをキ
ャリッジ走行部404のキャリッジ410が迎えに行
き、把持部419で把持するようになる。そして、次に
このキャリッジ410がダイスタンド401から遠ざか
る方向へ走行し、もって条素材Wに対してダイ402中
を通過させることによる引き抜きをかけ、所定の絞りを
かけるということになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のドロー
ベンチ400においては、次のような種々の点が指摘さ
れている。 (1) キャリッジ走行部404において、キャリッジ
410は条素材Wの引き抜きの作用を奏しているだけで
あり、この後、ダイスタンド401へ向けた戻り走行は
空運転状態にある。すなわち、ワンウエイ稼働状態であ
る。そのため、エネルギー的にも時間的にも多分に無駄
を含んだものとなっている。 (2) キャリッジ走行部404において、キャリッジ
410を駆動させる巻掛け駆動手段418a,418b
は、上記したようにキャリッジ410を安定走行させる
ための必要措置として左右でその設置高さを異ならせて
いるが、このことが構造の複雑化を招来し、殊に装置フ
レーム(図17中の符号430参照)として両巻掛け駆
動手段418a,418bにおいて互いに対向する側の
リブを削り取って開放させなければならない等の加工手
間を要することになっていた。 (3) キャリッジ走行部404の上方には門型フレー
ム422を介して素材装填部406が被さった状態にあ
るので、このキャリッジ走行部404上から引き抜きの
終了した成形済み条材を取り出すための機構(図示略)
が、極めて複雑で大型のものとなっている。 (4) キャリッジ走行部404の上方には素材装填部
406との間に十分なスペースを確保できないので、キ
ャリッジ走行部404やダイスタンド401等に対する
定常的なメンテナンスが、その都度、極めて困難になっ
ている。 (5) 素材装填部406が高所設置状態になるため、
この素材装填部406に素材ストック部405から条素
材Wを取り出すためのすくい上げ機構425が大型且つ
複雑化している(場合によっては素材装填部406に対
して水平化機構も必要となる)。 (6) 挿入ベッド403において、条素材Wが装填さ
れるたびに、いちいち支持杆411を上下揺動させなけ
ればならず、機構的に大型且つ複雑化し、また時間的に
も無駄を含んだものとなっている。
【0009】このように、従来のドローベンチでは、総
合的にみて機構、装置の大型化、複雑化は避けられず、
従ってその製作コストも高騰する結果となり、また稼働
効率的な観点からも改善の余地が多分に含まれたものと
なっていた。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、機構、装置の大型化、複雑化を抑制し、低コ
スト化を図り、また稼働効率を高められるようにしたド
ローベンチを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係るド
ローベンチは、起立設置されたダイスタンドに対してダ
イが横孔貫通状に設けられ、このダイに対する素材通過
方向の一次側に条素材の挿入ベッドが設置され、また二
次側に素材引き抜き用キャリッジを具備したキャリッジ
走行部が設置された構成であることを、まず前提として
いる。そして、この前提的構成に加えて、キャリッジ走
行部のキャリッジは、挿入ベッド側からダイを介して条
素材の引き抜きを行うだけでなく、これに先行して、キ
ャリッジ走行部側から挿入ベッド側への条素材の挿入を
も行うようになっている。
【0011】このようにすることで、このキャリッジの
往動及び復動の双方を有効利用することになり、その稼
働効率を従来に比して飛躍的に高めることができる。こ
の場合、ダイスタンドは、キャリッジ走行部側で設定さ
れた素材進行軸線(条素材を実際にダイに通して引き抜
きを行うときの軸線)から必要に応じてダイを退避動可
能なものとし(その退避方向は適宜)、このダイの退避
動と交代的に、上記素材進行軸線に合致させて条素材の
回送口を形成可能なものとすることができる。
【0012】そして、これに伴い、上記キャリッジ走行
部のキャリッジには、ダイスタンドの回送口から少なく
ともダイスタンドの厚み分だけ条素材を押し込み可能と
させるための押し増し駆動部を装備させるようにすれば
よい。このようにすることで、キャリッジによりキャリ
ッジ走行部側から挿入ベッド側へ条素材を挿入する際
に、まずダイスタンドに回送口を形成させ、そのうえで
キャリッジによる条素材の押し込みを開始させ、この回
送口を通過させつつ挿入ベッド側へ条素材を挿入させる
ということができ、更にキャリッジがダイスタンド直前
で停止した後も、伸縮駆動具の作動によって条素材をダ
イスタンドの向こう側(即ち、挿入ベッド側)へと確実
に押し込むことができるものである。
【0013】一方、上記した前提的構成に次の構成を加
えることができる。すなわち、ダイスタンドには、素材
加工サイズの異なる複数のダイが設けられており、これ
らダイ相互がキャリッジ走行部側で設定された素材進行
軸線を基準として択一的に位置替え可能になっている。
また、挿入ベッドは、条素材を水平状態のまま上下複数
段に各別に支持可能とする複数の素材支持面を有してお
り、これら素材支持面相互が上下動可能とされることに
より、キャリッジ走行部側で設定された素材進行軸線に
合わせて択一的に位置替え可能になっている。
【0014】このようにすることで、ダイスタンドでの
ダイ変更や挿入ベッドでの素材支持面変更を伴いつつ、
このキャリッジ走行部と挿入ベッドとの間で条素材の往
復を繰り返すことだけで、条素材に対して複数段階の絞
り込みが可能になる。従って、いちいちキャリッジ走行
部から条素材を取り出したりまた装填し直したりしなく
てもよくなり、高効率化が図れることになる。キャリッ
ジ走行部に対して、これに隣接させるように素材ストッ
ク部を設置したり、またこの素材ストック部とは反対側
に隣接させるようにして、成形条材ストック部を設置し
たりすることができる。
【0015】これらの場合、素材ストック部からキャリ
ッジ走行部へ向けて条素材を装填するワーク移載部を設
ければよく、またこのワーク移載部は、キリッジ走行部
から成形条材ストック部へ向けた成形済み条材の搬出を
もできるようにしておけばよい。言うまでもなく、この
ワーク移載部は、キャリッジ走行部でキャリッジがダイ
スタンドから遠ざかっているときに作動することにな
る。このような場合に採用するワーク移載部としては、
条素材の長手方向複数箇所を把持する複数のハンド部を
有したものとして、これら各ハンド部を一斉に昇降及び
左右動させることで条素材を略水平状態のまま移載可能
なものとすればよい。
【0016】キャリッジ走行部は、キャリッジの走行領
域全長にわたって一連に設けられたレールベッドを具備
したものとするのが好適である。この場合、このレール
ベッドの天面をフラットにしておき、この天面に左右一
対のレールを支持固定させる。そして、これら左右のレ
ールに沿って上記キャリッジが走行自在となるようにす
る。これであれば、構造の簡潔化が図れる。キャリッジ
走行部において、左右のレールの両外側に、互いに同一
レベルで左右一対の巻掛け駆動手段を設けておき、これ
ら両巻掛け駆動手段の相互間には左右のレール上方を跨
って相互連結する連動枠を架設することができる。
【0017】このように左右の巻掛け駆動手段を同一レ
ベルにしておけば、従来とは異なり、装置フレームとし
てリブの削り取りなどという面倒な加工手間を必要とし
ないことになって、製作コストの低廉化が図れ、また見
栄えの悪化を防止できる等の各種利点が得られる。また
この場合、連動枠は、両巻掛け駆動手段の相互間へ割り
込むように下部突出する形体に形成しておき、この下部
突出部分を介してそのダイスタンド向きの面にキャリッ
ジを連結させるようにするのが好適である。
【0018】このようにすると、各巻掛け駆動手段の牽
引中心レベルと、連動枠とキャリッジとの連結中心レベ
ルと、キャリッジによる条素材の把持中心レベルとを、
互いに同一レベルに一致させることが簡単に実現できる
ことになる。キャリッジにおいて、左右のレール間でレ
ールベッドの天面に向けて垂下するオイルスクレイパー
を設けておくと、このレール間に滴下した潤滑油などが
自動的に回収されることになるため、この回収の手間が
省ける点をはじめとして、潤滑油の節減ができ、また装
置環境を綺麗に保てる等の種々利点が得られる。
【0019】上記のように一連のレールベッドを採用す
る場合、ダイスタンドから遠い方の端部上部に巻掛け駆
動手段用の原動部を積載することができる。このように
することで、わざわざ原動部専用の基礎をうつといった
面倒を解消できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図2及び図3は、本発明に係るド
ローベンチ1の一実施形態を示した全体配置図(図2は
平面図、図3は図2のA−A線矢視図)である。これら
両図から明らかなように、このドローベンチ1は、ダイ
スタンド2と、このダイスタンド2の一方側(図2左
側)に設置される挿入ベッド3と、ダイスタンド2の他
方側(図2右側)に設置されるキャリッジ走行部4と、
このキャリッジ走行部4を中央を挟むようにその左右両
脇(図2の上下)にそれぞれ隣接設置される素材ストッ
ク部5及び成形条材ストック部6と、素材ストック部5
の上方からキャリッジ走行部4の上方を経て成形条材ス
トック部6の上方へ至る間を往復動可能に設けられたワ
ーク移載部7とを有している。
【0021】従って、このドローベンチ1の概略的な動
作流れを先に説明すると、素材ストック部5にストック
された条素材Wのうち所定本数がワーク移載部7によっ
てキャリッジ走行部4へと取り出され、次にこのキャリ
ッジ走行部4の動作として、キャリッジ走行部4からダ
イスタンド2を素通りして挿入ベッド3側へ条素材Wが
挿入され、そして今度はダイスタンド2において絞り込
み成形の可能な状態にセットされたうえで、再びキャリ
ッジ走行部4の主な作動により、挿入ベッド3側からキ
ャリッジ走行部4側へ向けた条素材Wの引き抜き成形が
行われ、その後、次サイクルのワーク移載部7の作動に
便乗しつつ、キャリッジ走行部4上の成形済み条材が成
形条材ストック部6へと搬出されるというものである。
【0022】この説明から明らかなように、キャリッジ
走行部4は、挿入ベッド3側から条素材Wの引き抜き成
形を行う場合に使用されるだけでなく、これに先行し
て、キャリッジ走行部4側から挿入ベッド3側へ条素材
Wを挿入する場合にも使用されるものであり、従ってこ
のキャリッジ走行部4での作動が往復両方向で有効活用
されていることになる。従って、ドローベンチ1の全体
として、その稼働効率が従来に比して飛躍的に高められ
ているものである。
【0023】図4に示すように、ダイスタンド2は、起
立する門型フレーム8の内側に板状をしたダイホルダ1
0が保持されて成るものである。ダイホルダ10は、門
型フレーム8に対して縦方向に設けられた一対のガイド
レール9によってその左右両脇がガイドされつつ昇降自
在になっており、油圧シリンダ等の昇降駆動具11によ
って昇降駆動されるようになっている。なお、ダイホル
ダ10の昇降ストロークは、門型フレーム8に設られた
ストッパボルト12等(上限側のみ図示した)によって
当て止め的に制限され、また所定範囲で調節可能なもの
としてある。
【0024】このダイスタンド2には、ダイホルダ10
の上辺寄り及び下辺寄りに、それぞれ素材加工サイズ
(孔径)の異なるダイ14,15が横孔貫通状に設けら
れている。ここでは仮に、上辺寄り配置のダイ14が径
大であり、下辺寄り配置のダイ15が径小であるとお
く。これらダイ14,15は、それぞれ横並び状態で複
数ずつ(図例では3個ずつ)設けられている。また、こ
れらダイ14,15の各上下間には、径大な方のダイ1
4よりも更に径大とされた回送口16が横孔貫通状に設
けられている。この回送口16は、ダイスタンド2に対
して条素材Wを素通りさせる場合に使用されることにな
る。
【0025】なお、各ダイ14,15の取付向きは、挿
入ベッド3へ向けられる方が入口側であり、キャリッジ
走行部4へ向けられる方が出口側である。すなわち、こ
れらダイ14,15に対して、素材通過方向の一次側に
挿入ベッド3が設置されていることになり、また二次側
にキャリッジ走行部4が設置されていることになる。径
大な方のダイ14同士、径小な方のダイ15同士、及び
回送口16同士は、それぞれ横方向で一列に揃えられた
配置になっており、また縦方向においてもこれらダイ1
4,15及び回送口16は、互いに一列に揃えられた配
置になっている。
【0026】従って、このダイスタンド2では、上記昇
降駆動具11の駆動によってダイホルダ10を昇降させ
れば、ある設定レベル(後述のキャリッジ走行部4にお
いて設定される素材進行軸線)に対して、ダイ14、回
送口16、又はダイ15のいずれかを合致させるべく、
一斉に位置替えができるようになっている。上記キャリ
ッジ走行部4は、ダイスタンド2に対する近接離反方向
(図2の左右方向)へ往復走行可能になったキャリッジ
18を有している。図5乃至図7に示すように、このキ
ャリッジ18は扁平な長方形箱体として形成されてお
り、ダイスタンド2へ面する側に条素材Wの一端部をチ
ャックするための把持部19が設けられている。
【0027】このキャリッジ18の走行は、レールベッ
ド20の天面20aに支持固定された左右一対のレール
21にガイドされるようになっており、またその走行駆
動は、左右のレール21の両外側に設けられた左右一対
の巻掛け駆動手段22によって行われるようになってい
る。レールベッド20は、角パイプ型のコラム材を横倒
しにすることで形成されており、従ってキャリッジ18
の走行領域の全長にわたって一連(一体)であり、また
その天面20aはフラットとなっている。このことか
ら、左右のレール21は互いに同一レベルとなってい
る。
【0028】巻掛け駆動手段22は、エンドレスとされ
たチェン又はワイヤロープ等より成るもので、上記レー
ルベッド20の左右両側に設けられた溝型のガイド枠2
3内に収納された状態で走行可能になっている。このガ
イド枠23の内底には、巻掛け駆動手段22に対して防
振及び防音の作用を呈するための樹脂製ガイド24が敷
設されている。そして、図2に示したように、レールベ
ッド20には、ダイスタンド2から遠い方の端部上部に
モータ25と減速機26とを組み合わせた原動部27が
積載されており、この原動部27によって両巻掛け駆動
手段22が同調的に駆動されるようになっている。
【0029】また、左右の巻掛け駆動手段22は、左右
のレール21の上方を跨るようにして架け渡される連動
枠28によって相互連結されており、物理的にも、両巻
掛け駆動手段22間の同調が図られている。そして、こ
の連動枠28のダイスタンド2側に、ダンパー機構30
を介して上記したキャリッジ18が連結されている。こ
のダンパー機構30は、連動枠28を縦方向に貫通させ
た揺動軸31によって連動枠28に左右揺動自在に連結
されたブラケット部材32と、このブラケット部材32
からキャリッジ18へ向けて延びるダンパー軸33と、
このダンパー軸33まわりに外挿されたコイルバネ34
と、ダンパー軸33をキャリッジ18の後端部へ貫通さ
せた状態で抜け止めを阻止する抜け止め35とを有して
いる。
【0030】なお、キャリッジ18の後端部には、ダン
パー軸33の貫通部にブシュ(図示略)を設けておい
て、ダンパー軸33の軸移動が円滑になるように措置し
ておくのが好適である。このようなダンパー機構30を
設けていることで、ダイスタンド2へ向けてキャリッジ
18を走行させたときに、到達点へ達した時点でのキャ
リッジ18に対する衝撃を吸収する作用や、巻掛け駆動
手段22(連動枠28)がキャリッジ18を過剰に押し
込むのを防止する作用などが得られ、これによって条素
材Wを含めて、把持部19や巻掛け駆動手段21等をは
じめとする各部材の保護を図れることになる。
【0031】上記連動枠28は、左右の巻掛け駆動手段
22の相互間へ割り込むように中央部が下部突出する形
体に形成されており、この下部突出部分に上記したダン
パー機構30のブラケット部材32が連結されている。
そのため、図7から明らかなように、各巻掛け駆動手段
22の牽引中心レベルと、連動枠28とキャリッジ18
との連結中心レベル(ダンパー軸33の軸心)とが互い
に同一レベルに一致された状態になっている。また更
に、図6から明らかなように、これらの中心レベルは、
把持部19の中心レベル(即ち、キャリッジ18による
条素材Wの把持中心レベル)とも一致されている。
【0032】従って、巻掛け駆動手段22による駆動力
がキャリッジ18及びこのキャリッジ18に把持される
条素材Wに対して直心的に伝わるようになり、伝達ロス
が最小限に抑えられる共に、巻掛け駆動手段22に浮き
上がりが発生するのを防止してキャリッジ18の走行が
安定するものである。なお、このように巻掛け駆動手段
22に浮き上がりが発生しないため、レール21として
比較的小型のものを採用できることに繋がり、またこの
ことがレールベッド20をはじめとする周辺基礎構造の
大型化抑制にとって有用に寄与しているものである。
【0033】一方、上記したように連動枠28がその中
央部を下部突出させた構造としてあることから、ガイド
枠23として、一般的な溝型鋼を殆ど加工しないでその
まま使用できることに繋がっている。すなわち、このガ
イド枠23では、内側のリブをわざわざ削り取る必要が
ないので、製作コストの低廉化が図れ、また見栄えの悪
化を防止できる等の各種利点がある。図5及び図8に示
すように、キャリッジ18に設けられる把持部19は、
ダイスタンド2において設けられるダイ14,15の各
横並び数(本実施形態では図4に示したように各3個)
に合わせて、これと同数だけ、且つ同一ピッチで横並び
状態で設けられている。
【0034】これら各把持部19は、チャックヘッド3
7と、このチャックヘッド37を開閉動作させるチャッ
ク駆動部38と、これらの付帯機構として設けられた押
し増し駆動部39とを有している。チャックヘッド37
は、くさび型をした左右一対のカム40が互いに所定間
隔をおいて設けられ、これら両カム40相互間で形成さ
れたハ字状のカム空間41内に、左右一対の爪片42が
嵌められ、これら爪片42がスライドガイド43によっ
て左右動自在に保持されたものである。
【0035】両爪片42は、スライドガイド43内にお
いて相互離反方向へバネ付勢(図示略)されているもの
とする。従って、スライドガイド43をカム空間41へ
向けて前進させると、両爪片42が両側のカム40に当
接しつつ相互近接し、条素材Wの口打ち端t(細くされ
た部分)を挟持状に把持できることになり、反対にスラ
イドガイド43を後退させると、両爪片42がカム40
に当接しつつ相互離反して条素材Wの口打ち端tを解放
するようになっている。
【0036】このようにしてチャックヘッド37で条素
材Wが把持されたときの条素材Wの中心位置が、このキ
ャリッジ走行部4側での素材進行軸線(条素材Wを実際
にダイ14又は15に通して引き抜きを行うときの軸
線)として設定されることになる。チャック駆動部38
は、大径短小ストロークのシリンダ本体44に対してそ
の前後両側へロッド45が貫通した流体圧シリンダより
成るものであって、しかもこのロッド45がその全長に
わたって中空とされた、いわゆる中空型シリンダであ
る。そして、このロッド45の先端部が、上記チャック
ヘッド37のスライドガイド43に連結されている。
【0037】押し増し駆動部39は、チャック駆動部3
8よりも小径で且つ長ストロークの流体圧シリンダより
成るものであって、そのロッド46の先端部分がチャッ
ク駆動部38における中空のロッド45内を通り抜け、
更に上記チャックヘッド37のスライドガイド43をも
貫通して、そのロッド端46aが両爪片42相互間へ突
出する状態になっている。このようなことから、この把
持部19において、チャックヘッド37により条素材W
を把持したり解放したりするときには、チャック駆動部
38だけを伸縮動作させ、これによってスライドガイド
43の前後進を伴わせつつ両爪片42を相互近接、相互
離反させる。
【0038】この場合、チャックヘッド37の解放時に
は、カム40に対して爪片42が高圧(摩擦)接触状態
となっているため、スライドガイド43の後退に大径短
小ストロークの流体圧シリンダを使用していることが有
利となっている。これに対し、キャリッジ18で条素材
Wを把持したままこのキャリッジ18をダイスタンド2
の近傍まで走行させ、ダイスタンド2(回送口16)を
通り越した向こう側の挿入ベッド部3へと条素材Wを押
し込む場合にあって、ダイスタンド2の手前側で停止さ
せたキャリッジ18において把持部19を単に解放動作
するだけでは、言うまでもなく、条素材Wを挿入ベッド
部3へ押し込むことはできない。
【0039】そこでこのような場合に、把持部19の解
放の後、上記した押し増し駆動部39を伸出動作させる
ことで、条素材Wに対してダイスタンド2の厚み分を通
り越すだけのストロークの押し込みを与えるようになっ
ている。なお、このキャリッジ走行部4では、図9に示
すように、ダイスタンド2よりも手前側であってダイス
タンド2から離れすぎない適当な位置に、送り検知シス
テム48を設けておくのが好適となる。この送り検知シ
ステム48は、ダイスタンド2の回送口16へ素通りさ
せる条素材Wに対して、その左右両側から挟持可能にな
る一対のセンサローラ49と、これら両センサローラ4
9を回転自在な状態で吊り下げつつ相互近接・離反可能
にさせる開閉駆動具50と、各センサローラ49の回転
の有無を検出するセンサ51と、このセンサ51の回転
検出信号から異常又は正常を判断する信号処理部52と
を有している。
【0040】信号処理部52では、キャリッジ18が走
行中であるにもかかわらず、センサ51から回転検出信
号が出力されていない場合に異常(例えばダイホルダ1
0に条素材Wが衝突している場合等)と判断して、キャ
リッジ18の走行駆動部である原動部27を非常停止さ
せ、作業員に異常を報知するようになっている。また図
6に示したように、キャリッジ18には、左右のレール
21間でレールベッド20の天面20aに向けて垂下す
るオイルスクレイパー54を設けておくのが好適とされ
る。
【0041】このオイルスクレーパー54は、ゴムや樹
脂等のある程度軟質の板材により形成されており、キャ
リッジ18が走行するたびにレールベッド20の天面2
0aをこすってゆくようになっている。従って、このレ
ール21間に滴下した潤滑油などが、レールベッド20
の端部側で自動的に回収されることになる。そのため、
この回収の手間が省ける点をはじめとして、潤滑油の節
減ができ、また装置環境を綺麗に保てる等の種々の利点
が得られる。
【0042】図10及び図11に示すように、挿入ベッ
ド3は、条素材Wを水平状態のまま支持可能とする素材
支持面58を有して成る。この素材支持面58は、断面
V字状の溝を形成したものとなっており、条素材Wの転
がりを防止し、同時にそのセンター合わせが自動的に行
えるものとしてある。なお、これら素材支持面58は、
ダイスタンド2において設けられるダイ14,15の各
横並び数(本実施形態では図4に示したように各3個)
に合わせて、これと同数だけ、且つ同一ピッチで横並び
状態で設けられていることになるが、本実施形態では、
このように横並びとなった素材支持面58が、上下方向
にも複数段(図例では2段)に設けられたものとしてあ
る。
【0043】そして、この挿入ベッド3は、設置ベース
59内に設けられた適宜昇降駆動具60により、全部の
素材支持面58が一体的に昇降可能になっている。各素
材支持面58には、ダイスタンド2から遠い方の端部
に、先端に支持杆保持部61を具備するプッシャー62
が設けられている。このプッシャー62は、第1段シリ
ンダ64と第2段シリンダ65とを直列的に組み合わせ
た構成としてある。従って、常態では第1シリンダ64
によって発生させる伸出力に対し、第2シリンダ65に
よって逆向き作動でブレーキをかけた状態を保持させて
おき、必要時にこの第2シリンダ65を解放(無負荷)
状態にしてその瞬間に第1シリンダ64の伸出を許容さ
せるようにし、もって、この場合における第1シリンダ
64の伸出動作の応答性を高めている。
【0044】この挿入ベッド3では、上記昇降駆動具6
0の駆動によって上段側の素材支持面58と下段側の素
材支持面58とを、キャリッジ走行部4側で設定される
素材進行軸線に合わせて択一的に位置替え可能になって
いる。図2に示したように、ワーク移載部7は、キャリ
ッジ走行部4の長手方向、即ち、キャリッジ4が走行す
る方向に長手方向を向けた走行フレーム67に対し、そ
の長手方向に所定間隔をおいて複数のハンド部68を有
しており、これらのハンド部68によって条素材Wの長
手方向複数箇所を同時に把持するようになったものであ
る。
【0045】走行フレーム67は、キャリッジ走行部4
の前端部(図2左側)と後端寄り(図2右側)の各上方
部で、それぞれ左右方向(図2の上下方向)へ向けてや
ぐら状に架設されたフレーム69の上部桟69aをガイ
ドとして、左右方向へ走行可能になっている(その走行
機構の図示は省略した)。図12及び図13に示すよう
に、各ハンド部68は、走行フレーム67に昇降駆動具
71を介して設けられた昇降基板72に対して、下向き
に条素材Wの挟持部73が設けられたものである。
【0046】挟持部73は、ダイスタンド2において設
けられるダイ14,15の各横並び数(本実施形態では
図4に示したように各3個)に合わせて、これと同数だ
け、且つ同一ピッチで横並び状態で設けられている。そ
れぞれの挟持部73は、条素材Wを挟持する鉤型をした
一対の挟持片74,75を有したものであるが、全部の
挟持部73において、互いに同側寄りとなる挟持片74
相互、及び挟持片75相互は、それぞれ一体に連接され
た連接体76,77として形成されている。
【0047】そして、これら連接体76,77は、昇降
基板72における表裏両面の下辺部に沿って設けられた
左右方向のガイドレール78に対して左右動自在に保持
され、流体圧シリンダ等の駆動具79によって相対逆向
きに左右動駆動されるようになっている。言うまでもな
く、挟持片74,75の相互近接で条素材Wを挟持し、
挟持片74,75の相互離反で条素材Wの解放となる
が、挟持片74,75の相互近接時には、必ずしも挟持
片74,75の各内面が条素材Wの外周面全周に当接す
る必要はなく、条素材Wの落下を防止できればよいこと
になり、また挟持片74,75の相互離反時には、条素
材Wに対してその軸方向に直交した横方向出し入れが可
能な程度に、挟持片74,75の離反間隔が設定されて
いるものとする。
【0048】なお、挟持片74は、少なくとも条素材W
に接触する面を樹脂等の軟質材料によって形成しておく
のが好適となる。上記したように、各々のハンド部68
は、それぞれ独自に昇降駆動具71を有し、また連接体
76,77(挟持部73の集合体)の開閉用駆動具79
を有したものであるので、条素材Wの挟持動作や解放動
作及び昇降動作は、各々のハンド部68ごとに行えるも
のとなっている。従ってこのワーク移載部7では、上記
した走行フレーム67の左右方向移動を伴いながら、全
ハンド部68により、素材ストック部5上からの条素材
Wの取り上げと、キャリッジ走行部4上への条素材Wの
装填と、このキャリッジ走行部4上からの成形済み条材
の取り上げと、成形条材ストック部6上への成形済み条
材の搬出とができるものとなっている。
【0049】また、走行フレーム67の走行中、条素材
Wは全ハンド部68による挟持によって略水平状態を維
持されるようになっている。図14に示すように、素材
ストック部5は、素材ラック83と、素材抽出ライン8
4と、素材整列ライン85とが、この順番で徐々にキャ
リッジ走行部4へ近づく配置で設けられて成る。素材ラ
ック83は昇降台87を具備しており、この昇降台87
の上昇に伴って、ラック内に山積みにされる多数本の条
素材Wの中から、キャリッジ走行部4寄りの上端部に設
けられた取出シュート88へ1本づつ条素材Wを溢れ出
させるようになっている。
【0050】素材抽出ライン84は、素材ラック83の
取出シュート88へと溢れ出された条素材Wをシングル
リフト89で持ち上げ、上方で控える扱き部90へと送
り渡し、もって1本だけの抽出状態である確実性を高め
るようになっている。すなわち、図15に示すように、
扱き部90は、固定挟持部91と、この固定挟持部91
に対して近接離反方向へ移動可能に設けられた可動挟持
部92とを有している。この可動挟持部92では、縦軸
まわりに回転自在なローラ93によって条素材Wを挟持
するようになっている。このローラ93は、条素材Wへ
の発傷を防止するため、樹脂やゴム等の軟質材料によっ
て形成されている。
【0051】固定挟持部91は、水平な吊軸94まわり
で揺動自在になっている。従ってこの扱き部90では、
当初、可動挟持部92が固定挟持部91に最も接近した
状態で待機しており、シングルリフト89によって持ち
上げられる条素材Wの一端部をこれら固定挟持部91と
可動挟持部92とで挟持した後、可動挟持部92が固定
挟持部91から遠ざかる方向へ移動して条素材Wをしご
いてゆくようになっている。このようにすることで、万
が一、取出シュート88やシングルリフト89で複数本
の条素材Wが絡まっているようなことがあったとして
も、この扱き部90では、確実に1本の条素材Wが抽出
されるということになる。
【0052】素材整列ライン85は、立体箱形運動をす
る可動テーブル97(立体箱形運動をする機構の図示は
省略した)と、この可動テーブル97上に設けられた中
継台98及び整列台99と、この可動テーブル97の上
方で待機する中継挟持部100とを有している。可動テ
ーブル97の立体箱形運動は、上記した素材ラック83
や素材抽出ライン84に近接した位置での上昇aと、こ
の上昇後におけるキャリッジ走行部4へ向けた横移動b
と、この横移動後の下降cと、この下降後における素材
ラック83及び素材抽出ライン84へ向けた横移動dと
によって組み立てられ、このaからdの一連の動作で1
サイクル動となっている。
【0053】中継台98は1本の条素材Wを支持可能に
なっており、中継挟持部100は1本の条素材Wを吊り
下げ保持可能になっており、整列台99は、ダイスタン
ド2において設けられるダイ14,15の各横並び数
(本実施形態では図4に示したように各3個)に合わせ
て、これと同数の条素材Wを、且つ同一ピッチで横並び
状態で支持できるようになっている。これらのことから
明らかなように、この素材整列ライン85では、素材抽
出ライン84の扱き部90から中継台98によって1本
の条素材Wを受け取った後、可動テーブル97の立体箱
形運動を伴いながら、この中継台98から中継挟持部1
00を経て整列台99へと条素材Wが送られるという動
きが、整列台99での条素材支持数に相当するまでを1
セットとして、繰り返し行われるようになっている。
【0054】なお、図2に示したように、例えばこの素
材ストック部5の可動テーブル97に近接した位置に、
条素材Wの一端部へ口打ち端t(細くされた部分)を形
成させるための口打ち装置102を設置しておき、素材
抽出ライン84の扱き部90から素材整列ライン85の
中継台98へと条素材Wを送り渡す途中などに、この口
打ち装置102へ条素材Wを一旦、送り込むようにして
もよい。勿論、このような口打ち装置102は、別場所
へ設置することも任意であり、従って例えば、素材ラッ
ク83へ条素材Wを装填する段階で、既に条素材Wの一
端部に口打ち端tが形成されているようにしてもよい。
【0055】成形条材ストック部6については、成形済
みの条材を転がらないようにして支持できる構造となっ
てさえいれば、特筆するようなものは特に必要ないの
で、ここでの詳説及び細部の図示は省略する。次に、上
記構成とされた本発明に係るドローレンチ1について、
その動作状況を説明する。このドローベンチ1の概略的
な動作流れとして、素材ストック部5にストックされた
条素材Wのうち所定本数がワーク移載部7によってキャ
リッジ走行部4へと取り出され、次にこのキャリッジ走
行部4の動作として、キャリッジ走行部4からダイスタ
ンド2を素通りして挿入ベッド3側へ条素材Wが挿入さ
れ、そして今度はダイスタンド2において絞り込み成形
の可能な状態にセットされたうえで、再びキャリッジ走
行部4の主な作動により、挿入ベッド3側からキャリッ
ジ走行部4側へ向けた条素材Wの引き抜き成形が行わ
れ、その後、次サイクルのワーク移載部7の作動に便乗
しつつ、キャリッジ走行部4上の成形済み条材が成形条
材ストック部6へと搬出されるものである(なお、引き
抜き成形は2度繰り返される)ことは既に説明したとこ
ろである。
【0056】そこで以下では、キャリッジ走行部4とダ
イスタンド2と挿入ベッド3との関連動作についての説
明を補足する。まず、キャリッジ走行部4に対して素材
ストック部5側から条素材Wが装填され、この条素材W
の口打ち端tがキャリッジ18に把持されたとする。こ
のとき、ワーク移載部7では、キャリッジ18に把持さ
れている条素材Wに対して未だ全てのハンド部68によ
る挟持状態を維持しているものとする(図示略)。
【0057】図1(A)に示すように、ダイスタンド2
では、キャリッジ走行部4側で設定される素材進行軸線
Xに対して回送口16が合致するようにダイホルダ10
の高さ設定を行う。また、挿入ベッド3側では、上段側
の素材支持面58が上記素材進行軸線Xに対応するよう
に高さ設定される。なお、この挿入ベッド3では、上段
側の素材支持面58に設けられるプッシャー62(図1
0参照)に対し、その支持杆保持部61に支持杆105
が片持ち状に連結され、この支持杆105の先端部に内
径出しをするためのプラグ106が設けられていとす
る。そしてこのプラグ106は、ダイスタンド2の径大
側ダイ14に対応した径大サイズとなっているものとす
る。
【0058】また、これに対して下段側の素材支持面5
8に設けられるプッシャー62では、その支持杆保持部
61に支持杆107が片持ち状に連結され、この支持杆
107の先端部に内径出しをするためのプラグ108が
設けられているとする。そしてこのプラグ108は、ダ
イスタンド2の径小側ダイ15に対応した径小サイズと
なっているものとする。このような状況下にあって、キ
ャリッジ走行部4では、キャリッジ18をダイスタンド
2へ向けて走行開始させる。そしてワーク移載部7で
は、このキャリッジ18の走行量に合わせて、ダイスタ
ンド2から遠い方のハンド部68から順次、解放状態と
させつつ、且つ同時に上昇させてゆき、キャリッジ18
との衝突干渉を回避させる。
【0059】このようにして条素材Wは、回送口16を
通過しつつ挿入ベッド3の素材支持面58上へと押し込
まれてゆくが、キャリッジ18自体はダイスタンド2に
最接近した時点で停止しする。そしてその後、キャリッ
ジ18は、把持部19(図5参照)を解放させて押し増
し駆動部39を伸出動作させることにより、条素材Wを
ダイスタンド2の向こう側(即ち、挿入ベッド3側)へ
と完全に押し込む。次に、図1(B)に示すように、ダ
イスタンド2では、ダイホルダ10を下降させ、素材進
行軸線Xに対して径大側のダイ14が合致するように回
送口16からの位置替えをする。
【0060】そして挿入ベッド3側では、上段側の素材
支持面58に設けられたプッシャー62が条素材Wをダ
イスタンド2側へ押し返し、プラグ106と共に条素材
Wの口打ち端tをダイ14中へ突出させる。そして、こ
の口打ち端tをキャリッジ18が再び把持する。この状
態で、キャリッジ18はダイスタンド2から遠ざかる方
向へ走行を開始し、これによって条素材Wに対する第1
段階の引き抜き成形が開始される。またこのキャリッジ
18の走行に伴い、ワーク移載部7では、ダイスタンド
2に近い方のハンド部68から順次、下降と挟持とを行
ってゆき、キャリッジ18との衝突干渉を回避しつつ条
素材Wの水平保持状態を維持させる。
【0061】この引き抜きが終わると、図1(C)に示
すように、ダイスタンド2では素材進行軸線Xに再び回
送口16を合致させる。また挿入ベッド3側では、こん
どは下段側の素材支持面58が素材進行軸線Xに対応す
るように高さ設定される。そして、キャリッジ18のダ
イスタンド2へ向けた走行と、ワーク移載部7でのハン
ド部68の解放及び上昇、更にはキャリッジ18の停
止、把持部19の解放と押し増し駆動部39の伸出動作
とが行われて、条素材Wをダイスタンド2の向こう側
(即ち、挿入ベッド3側)へと完全に押し込む。
【0062】次に、図1(D)に示すように、ダイスタ
ンド2がダイホルダ10を上昇させ、素材進行軸線Xに
対して径小側のダイ15を合致させた後、挿入ベッド3
側では、下段側の素材支持面58に設けられたプッシャ
ー62が条素材Wをダイスタンド2側へ押し返し、プラ
グ106と共に条素材Wの口打ち端tをダイ15中へ突
出させる。そしてキャリッジ18は、この口打ち端tを
把持したうえでダイスタンド2から遠ざかる方向へ走行
を開始し、これによって条素材Wに対する第2段階の引
き抜き成形が開始される。
【0063】そしてこのキャリッジ18の走行に伴い、
ワーク移載部7では、ダイスタンド2に近い方のハンド
部68から順次、下降と挟持とを行ってゆき、キャリッ
ジ18との衝突干渉を回避しつつ条素材Wの水平保持状
態を維持させる。このようにして、キャリッジ走行部4
へと取り出された成形済みの条材は、次サイクルのワー
ク移載部7の作動に便乗させつつ、キャリッジ走行部4
上から成形条材ストック部6へと搬出されることにな
る。このように、キャリッジ18はその往動時にも、ま
た復動時にも有効に作動しており、ドローベンチ1の全
体として、その稼働効率が高められている。
【0064】なお、本発明に係るドローベンチ1では、
キャリッジ走行部4の上方をオープンスペースとするこ
とができるため、ダイスタンド2の周辺やキャリッジ1
8等に対するメンテナンスが極めて簡単に行えるという
利点もある。ところで、本発明は、上記実施形態に限定
されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能
である。例えば、条素材Wは、その材質や断面形状が限
定されるものではない。従って、条素材Wは、鉄や真
鍮、銅などでもよく、またその断面形状は角パイプをは
じめ、H型、L型、C型等としてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るドローベンチは、キャリッジ走行部のキャリッジ
が、挿入ベッド側からダイを介しての条素材の引き抜き
を行うだけでなく、これに先行して、キャリッジ走行部
側から挿入ベッド側への条素材の挿入をも行うようにな
っているので、このキャリッジの往復動の双方が有効利
用され、結果として、ドローベンチ全体としての稼働効
率を従来に比して飛躍的に高めることができる。
【0066】また、機構、装置の大型化、複雑化が抑制
され、低コスト化が図られるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリッジの走行とダイホルダの昇降と素材支
持面の昇降との組み合わせ動作を示した動作説明図であ
る。
【図2】本発明に係るドローベンチの一実施形態を示す
平面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】図2のB−B線拡大矢視図である。
【図5】図2のC部拡大図である。
【図6】図5のD−D線拡大矢視図である。
【図7】図5のE−E線拡大矢視図である。
【図8】図5中の主要部(把持部)を更に拡大して示し
た平面図である。
【図9】キャリッジ走行部に設けられる送り検知システ
ムを示した正面図である。
【図10】図2のF−F線拡大矢視図である。
【図11】図10のG−G線拡大矢視図である。
【図12】図2のH−H線拡大断面図である。
【図13】図12のj−j線矢視図である。
【図14】図2のK−K線拡大断面図である。
【図15】図14のM−M線矢視図である。
【図16】従来のドローベンチの一例を示した概略側面
図である。
【図17】図16のN−N線矢視図である。
【符号の説明】
1 ドローベンチ 2 ダイスタンド 3 挿入ベッド 4 キャリッジ走行部 5 素材ストック部 6 成形条材ストック部 7 ワーク移載部 14 ダイ 15 ダイ 16 回送口 18 キャリッジ 20 レールベッド 20a 天面 21 レール 22 巻掛け駆動手段 27 原動部 28 連動枠 39 押し増し駆動部 54 オイルスクレイパー 58 素材支持面 68 ハンド部 W 条素材 X 素材進行軸線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起立設置されたダイスタンド(2)に対
    してダイ(14)(15)が横孔貫通状に設けられ、該
    ダイ(14)(15)に対する素材通過方向の一次側に
    条素材(W)の挿入ベッド(3)が設置され二次側に素
    材引き抜き用キャリッジ(18)を具備したキャリッジ
    走行部(4)が設置されるドローベンチにおいて、 上記キャリッジ走行部(4)のキャリッジ(18)は、
    挿入ベッド(3)側からダイ(14)(15)を介して
    条素材(W)の引き抜きを行うだけでなくこれに先行し
    てキャリッジ走行部(4)側から挿入ベッド(3)側へ
    の条素材(W)の挿入をも行うことを特徴とするドロー
    ベンチ。
  2. 【請求項2】 前記ダイスタンド(2)は、キャリッジ
    走行部(4)側で設定された素材進行軸線(X)から必
    要に応じてダイ(14)(15)を退避動可能となされ
    ていると共に、この退避動と交代的に上記素材進行軸線
    (X)に合致させて条素材(W)の回送口(16)を形
    成可能になっており、これに対して上記キャリッジ走行
    部(4)のキャリッジ(18)には、ダイスタンド
    (2)の回送口(16)から少なくともダイスタンド
    (2)の厚み分だけ条素材(W)を押し込み可能とさせ
    るための押し増し駆動部(39)が装備されていること
    を特徴とする請求項1記載のドローベンチ。
  3. 【請求項3】 起立設置されたダイスタンド(2)に対
    してダイ(14)(15)が横孔貫通状に設けられ、該
    ダイ(14)(15)に対する素材通過方向の一次側に
    条素材(W)の挿入ベッド(3)が設置され二次側に素
    材引き抜き用キャリッジ(18)を具備したキャリッジ
    走行部(4)が設置されるドローベンチにおいて、 上記ダイスタンド(2)には、素材加工サイズの異なる
    複数のダイ(14,15)が設けられており、これらダ
    イ(14,15)相互がキャリッジ走行部(4)側で設
    定された素材進行軸線(X)を基準として択一的に位置
    替え可能になっていることを特徴とするドローベンチ。
  4. 【請求項4】 起立設置されたダイスタンド(2)に対
    してダイ(14)(15)が横孔貫通状に設けられ、該
    ダイ(14)(15)に対する素材通過方向の一次側に
    条素材(W)の挿入ベッド(3)が設置され二次側に素
    材引き抜き用キャリッジ(18)を具備したキャリッジ
    走行部(4)が設置されるドローベンチにおいて、 上記挿入ベッド(3)は、条素材(W)を水平状態のま
    ま上下複数段に各別に支持可能とする複数の素材支持面
    (58)を有しており、これら素材支持面(58)相互
    が上下動可能とされることにより、キャリッジ走行部
    (4)側で設定された素材進行軸線(X)に合わせて択
    一的に位置替え可能になっていることを特徴とするドロ
    ーベンチ。
  5. 【請求項5】 起立設置されたダイスタンド(2)に対
    してダイ(14)(15)が横孔貫通状に設けられ、該
    ダイ(14)(15)に対する素材通過方向の一次側に
    条素材(W)の挿入ベッド(3)が設置され二次側に素
    材引き抜き用キャリッジ(18)を具備したキャリッジ
    走行部(4)が設置されるドローベンチにおいて、 上記キャリッジ走行部(4)に隣接して素材ストック部
    (5)が設置されていると共に、 これらキャリッジ走行部(4)と素材ストック部(5)
    との隣接部には、キャリッジ走行部(4)でキャリッジ
    (18)がダイスタンド(2)から遠ざかっているとき
    に素材ストック部(5)からキャリッジ走行部(4)へ
    向けて条素材(W)を装填するワーク移載部(7)が設
    けられていることを特徴とするドローベンチ。
  6. 【請求項6】 前記キャリッジ走行部(4)に対し、前
    記素材ストック部(5)とは反対側に隣接して成形条材
    ストック部(6)が設置されており、 前記ワーク移載部(7)は、キャリッジ走行部(4)で
    キャリッジ(18)がダイスタンド(2)から遠ざかっ
    ているときにキャリッジ走行部(4)から成形条材スト
    ック部(6)へ向けた成形済み条材の搬出をも可能にな
    っていることを特徴とする請求項5記載のドローベン
    チ。
  7. 【請求項7】 前記ワーク移載部(7)は、条素材
    (W)の長手方向複数箇所を把持する複数のハンド部
    (68)を有しており、これら各ハンド部(68)を一
    斉に昇降及び左右動させることで条素材(W)を略水平
    状態のまま移載可能になっていることを特徴とする請求
    項5又は請求項6記載のドローベンチ。
  8. 【請求項8】 前記キャリッジ走行部(4)は、キャリ
    ッジ(18)の走行領域全長にわたって一連に設けられ
    且つ天面(20a)をフラットにしたレールベッド(2
    0)と、該レールベッド(20)の天面(20a)で支
    持固定された左右一対のレール(21)とを有し、これ
    ら左右のレール(21)に沿って上記キャリッジ(1
    8)が走行自在となっていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項7のいずれかに記載のドローベンチ。
  9. 【請求項9】 前記キャリッジ走行部(4)において、
    左右のレール(21)の両外側に互いに同一レベルで左
    右一対の巻掛け駆動手段(22)が設けられ、これら両
    巻掛け駆動手段(22)の相互間には左右のレール(2
    1)上方を跨って相互連結する連動枠(28)が架設さ
    れ、該連動枠(28)は両巻掛け駆動手段(22)の相
    互間へ割り込むように下部突出する形体を有しており、
    この下部突出部分を介してそのダイスタンド(2)向き
    の面にキャリッジ(18)が連結されていることで、各
    巻掛け駆動手段(22)の牽引中心レベルと、連動枠
    (28)とキャリッジ(18)との連結中心レベルと、
    キャリッジ(18)による条素材(W)の把持中心レベ
    ルとが、互いに同一レベルに一致されていることを特徴
    とする請求項8記載のドローベンチ。
  10. 【請求項10】 前記キャリッジ(18)には、左右の
    レール(21)間でレールベッド(20)の天面(20
    a)に向けて垂下するオイルスクレイパー(54)が設
    けられていることを特徴とする請求項8又は請求項9記
    載のドローベンチ。
  11. 【請求項11】 前記レールベッド(20)におけるダ
    イスタンド(2)から遠い方の端部上部に、巻掛け駆動
    手段(22)用の原動部(27)が積載されていること
    を特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載
    のドローベンチ。
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