JP2002301056A - X線ct装置およびx線検出器 - Google Patents

X線ct装置およびx線検出器

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JP2002301056A
JP2002301056A JP2001105957A JP2001105957A JP2002301056A JP 2002301056 A JP2002301056 A JP 2002301056A JP 2001105957 A JP2001105957 A JP 2001105957A JP 2001105957 A JP2001105957 A JP 2001105957A JP 2002301056 A JP2002301056 A JP 2002301056A
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JP2001105957A
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Yoshikazu Okumura
美和 奥村
Masahiko Yamazaki
正彦 山崎
Satoru Nakanishi
知 中西
Toshihiro Rifu
俊裕 利府
Muneharu Miyashita
宗治 宮下
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Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/027Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis characterised by the use of a particular data acquisition trajectory, e.g. helical or spiral

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空間分解能の良いCT画像を得ることが可能
なX線CT装置およびX線検出器を提供する。 【解決手段】 検出器23のX線照射面側にスリット3
1を有するスリット構造体35を設ける。また、スリッ
ト31は、チャンネル方向に配列位置が一致した2列の
スリット、および前記2列のスリットとはチャンネル方
向に配列位置が相異した他の2列のスリットを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体の多方向の
投影データを収集し、その多方向の投影データを再構成
処理に供することにより被検体の断層像を得るX線CT
装置およびX線放検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年発達しつつあるコンピュータトモグ
ラフィ(以下CT装置と呼ぶ)、中でもX線CT装置
は、医用診断装置の重要な一つとして急速に普及してい
る。このようなX線CT装置では、X線管から照射され
たX線が被検体(一般的には患者)を透過し、透過した
X線は複数の検出素子が配列するX線検出器によって、
電荷に変換され画像化される。ところで、この種のX線
CT装置の空間分解能は、検出器における隣接する検出
素子間距離に依存する。したがって、検出素子を微細加
工し、この検出素子間距離を小さくすれば、空間分解能
が向上するのであるが、検出素子の微細化には限界があ
る。そこで、検出素子の大きさを変えずに、つまり検出
素子間距離を変えずに、空間分解能を向上させるための
技術として、Quarter- Quarter法(以下QQ法と呼
ぶ)と称されるものがある。これは、検出器の配列中心
軸と回転中心投影軸を所定の距離だけずらし、分解能を
向上させる方法である。なお、検出器の回転中心を通
り、検出器が回転する面と略垂直な軸を回転中心軸と呼
び、前記回転中心投影軸とは、X線焦点から前記回転中
心軸を検出器上に投影した線をいうこととする。また、
検出器の配列中心軸とは、検出器に設けられた検出素子
の数がこの軸に対してそれぞれ同数となるような軸であ
り、かつ前記回転中心軸と略平行な軸をいうこととす
る。
【0003】ここで、QQ法を具体的に説明すると、前
記回転中心投影軸に対し、検出器の配列中心軸を検出素
子幅の約1/4分だけずらし、所定の角度で検出された
投影データ(以下主データと呼ぶ)と、前記所定の角度
から検出器が約180°回転した際に検出される投影デ
ータ(以下QQデータと呼ぶ)を用いることによって、
空間分解能を向上させるものである。図17(a)にQ
Q法に用いられる検出器に設けられた検出素子の配置を
示す。ここでは、1列×4チャンネルの検出素子が配列
された検出器を用いて説明する。なお、ここでチャンネ
ル方向(CH方向)とは、検出素子の配列方向のうち、
前記配列中心軸に対して略垂直方向をいい、列方向とは
検出素子の配列方向のうち、前記配列中心軸に対して略
平行な方向をいう。また、それぞれの方向に対する検出
器の大きさをそれぞれチャンネル幅(CH幅)、列幅と
呼ぶ。検出器の配列中心軸C(実線で示されている)に
対して、回転中心投影軸C’(点線で示されている)
が、チャンネル方向に約1/4CH幅分だけずらして配
置されているため、検出器が約180°回転した場合、
図17(b)に示されるように、基準となる図17
(a)で示された投影データ(主データ)に対して、C
H幅の約1/2分だけチャンネル方向にずれた投影デー
タ(QQデータ)が検出される。なお、図17(a)お
よび同図(b)は、同一方向から見た図である。
【0004】このQQデータは、主データの検出素子間
のデータに値するので、これらの投影データを互いに合
わせる(はめ込む)と、概念的には図17(c)に示さ
れるように、チャンネル幅約1/2分の分解能をもつ投
影データを取得することができ、これによりQQ法を用
いない場合に比べて、理論的には空間分解能が約2倍に
向上するものである。 (2)また、さらに上記QQ法を発展させたものとし
て、特開平7−84052号公報記載の技術があげられ
る。本技術は、2列または4列の検出素子が配列された
検出器において、列毎に検出素子をチャンネル方向にず
らし、上記(1)の主データとQQデータに相当するデ
ータを180°回転させることなく、同時に収集するも
のである。本技術によると、(1)と同様、QQ法を用
いない場合の診断画像に比して、理論的には約2倍の分
解能の得ることが可能である。 (3)また、この他の技術として、特開平6−1699
11号公報記載の技術がある。本技術における検出器
は、3列の検出素子を有し、それぞれの列毎にチャンネ
ル方向に約1/3CH幅分ずれて配置されている。ま
た、検出器の回転中心投影軸は、配列中心軸に対して1
/12CH幅分ずれて配置されている。
【0005】本技術によると、3つの列における主デー
タおよびそれぞれの主データに対するQQデータを用い
ることにより、QQ法を用いない場合の診断画像に比し
て、理論的には約6倍の分解能の得ることが可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
(1)および(2)においては、主データおよびQQデ
ータを用いることにより、QQ法を用いない場合の約2
倍の分解能の得ることはできるが、更なる分解能の向上
には限界があった。これは、例えば、臨床的には側頭骨
の耳鼻科領域における疾患や、肺領域における疾患、特
に小葉レベルでの炎症とガンの区別、また頭部の細かい
血管(0.3m)疾患等、特に分解能を有する観察が困難で
あることを意味している。また、従来例(3)において
は、QQ法を用いない場合の約6倍の分解能を得ること
が可能であると記載されているが、取得した投影データ
からどのように所定スライス面の投影データを補間する
かについて記載されていない。この他、いずれの従来技
術においても、検出器にX線遮断部材が設けられていな
い。ここで、X線遮断部材とは、検出素子に照射される
X線のうち所定領域のX線の透過率を抑制するするため
に用いられるものである。例えば、従来例(3)におい
ては、各検出素子のCH幅1つ分の領域で検出されたX
線を、CH幅の1/6分の領域で検出されたものとし
て、画像の再構成を行っている。つまり、各検出素子の
うち5/6CH幅分の領域が重複されて、投影データを
取得していることになる。
【0007】このように、重複する投影データが多いこ
とは、画像的にはいわゆるボケの原因を作り出してしま
うことになる。このボケは分解能が低下しているという
ことに他ならない。そこで、本発明は上記課題を解決
し、空間分解能の良いCT画像を得ることが可能なX線
CT装置およびX線検出器を提供することを目的する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、X線焦点から被検体に向
かってX線を発生するX線発生装置と、前記被検体を透
過したX線を検出する検出素子がチャンネル方向に並べ
られた検出素子列を前記被検体の体軸方向に複数有する
X線検出器を備え、前記X線焦点を円軌道に沿って回転
させて被検体の多方向の投影データを収集し、収集され
た投影データに基づいて被検体のCT像を再構成するX
線CT装置において、前記X線検出器は、前記X線を通
過させるための開口部が前記検出素子より小さく形成さ
れたX線遮断部材を、前記X線焦点から当該X線焦点の
回転中心を投影した線が前記検出素子列の配列中心に対
して前記チャンネル方向に(検出素子幅の非整数分)ず
れるように第1及び前記第2の検出素子列上に設け、こ
の第1及び第2の検出素子列上に設置されたX線遮断部
材の開口部を前記チャンネル方向に相対的に(検出素子
幅の非整数分)ずらしたことを特徴とする。また、請求
項6に記載の発明は、X線ビーム発生源と、前記X線ビ
ーム発生源を所定の回転軸を中心に回転させる回転手段
と、前記回転手段により回転している状態で前記X線ビ
ーム発生源から発生したX線を検出する検出手段と、前
記検出手段により検出されたデータを収集するデータ収
集手段と、前記データ収集手段で収集されたデータに基
づいて前記被検体の画像を再構成する画像再構成手段
と、を具備するX線CT装置において、前記検出手段
は、前記回転軸と略平行な第1の方向に複数配列された
X線検出素子列と、前記X線検出素子列よりも前記X線
ビーム発生源側に設けられ、所定のX線遮断率を有する
X線遮断手段と、を有し、前記X線検出素子列は、前記
第1の方向とは異なる方向である第2の方向に配列され
た複数のX線検出素子からなり、前記X線遮断手段は、
前記第2の方向に対し所定の長さずれた開口部を有する
ことを特徴とする。また、請求項17に記載の発明は、
X線ビーム発生源と、前記X線ビーム発生源を所定の回
転軸を中心に回転させる回転手段と、前記回転手段によ
り回転している状態で前記X線ビーム発生源から発生し
たX線を検出する検出手段と、前記検出手段により検出
されたデータを収集するデータ収集手段と、前記データ
収集手段で収集されたデータに基づいて前記被検体の画
像を再構成する画像再構成手段と、を具備するX線CT
装置において、前記検出手段は、前記第1の方向に少な
くとも4列の前記X線検出素子列を有し、前記X線検出
素子列のうち少なくとも2列のX線検出素子列は、前記
第2の方向に対して一致した位置に配列され、前記少な
くとも2列のX線検出素子列とは前記第2の方向に対し
てずれて配置されたX線検出素子列が少なくとも2列あ
ることを特徴とする。また、請求項18に記載の発明
は、X線ビーム発生源と、前記X線ビーム発生源を所定
の回転軸を中心に回転させる回転手段と、前記回転手段
により回転している状態で前記X線ビーム発生源から発
生したX線を検出する検出手段と、前記検出手段により
検出されたデータを収集するデータ収集手段と、前記デ
ータ収集手段で収集されたデータに基づいて前記被検体
の画像を再構成する画像再構成手段と、を具備するX線
CT装置において、前記検出手段は、前記回転軸と略平
行な第1の方向および前記第1の方向とは異なる第2の
方向に配列された複数のX線検出素子と、前記X線検出
素子よりも前記X線ビーム発生源側に設けられ、所定の
X線遮断率を有するX線遮断手段と、を有し、前記X線
遮断手段は、前記第1の方向および前記第2の方向にそ
れぞれ複数のX線遮断片を有し、前記所定の位置にある
第1のX線遮断片は、前記第1のX線遮断片よりも第1
の方向に配置された第2のX線遮断片に対し、前記第2
の方向に所定の長さずれて配置されることを特徴とす
る。また、請求項19に記載の発明は、X線ビーム発生
源と、前記X線ビーム発生源を所定の回転軸を中心に回
転させる回転手段と、前記回転手段により回転している
状態で前記X線ビーム発生源から発生したX線を検出す
る検出手段と、前記検出手段により検出されたデータを
収集するデータ収集手段と、前記データ収集手段で収集
されたデータに基づいて前記被検体の画像を再構成する
画像再構成手段と、を具備するX線CT装置において、
前記検出手段は、前記回転軸と略平行な第1の方向に複
数配列されたX線検出素子列を有し、前記X線検出素子
列は、前記第1の方向とは異なる方向である第2の方向
に配列された複数のX線検出素子からなり、前記回転手
段により前記X線ビーム発生源が所定の回転角度にある
際に、前記X線ビーム発生源と前記検出手段の間に、前
記X線検出素子列のX線検出素子の数よりも多くのX線
の経路に対するデータ、および前記所定の回転角度に対
してX線ビーム発生源が約180度回転した際に、前記
X線ビーム発生源と前記検出手段の間に、前記X線検出
素子の数よりも多くのX線の経路に対するデータを検出
することを特徴とする。また、請求項22に記載の発明
は、所定の方向である第1の方向第1の方向に複数配列
されたX線検出素子列と、前記X線検出素子列に照射さ
れるX線の一部を遮断するX線遮断手段と、を有し、前
記X線検出素子列は、前記第1の方向とは異なる方向で
ある第2の方向に配列された複数のX線検出素子からな
り、前記X線遮断手段は、前記第2の方向に対し所定の
長さずれた開口部を有することを特徴とする。
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1の実施の
形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は
本実施の形態を適用した装置のシステム構成図である。
図1に示すように、X線CT装置10は、システム制御
部11と、架台・寝台制御部13と、寝台移動部15
と、寝台15a、X線制御装置17と、高電圧発生装置
19と、X線ビーム発生源21と、検出器23と、回転
架台25と、データ収集部27と、補間処理部29と、
画像再構成部24と、表示部26とを備えている。シス
テム制御部11は、図示しない入力装置を用いて入力さ
れたスライス厚、回転速度等のスキャン条件の内、回転
速度とスライス厚とファン角度等を架台・寝台制御信号
として架台・寝台制御部13に対して出力する。また、
システム制御部11は、X線ビーム発生を制御するX線
ビーム発生制御信号をX線制御装置17に対して出力
し、X線ビームの検出のタイミングを示す検出制御信号
をデータ収集部27に対して出力する。
【0009】更に、システム制御部11は、データ収集
のためのデータ収集制御信号をデータ収集部27に対し
て出力し、補間方法を示す補間制御信号を補間処理部2
9に対して出力する。架台・寝台制御部13は、システ
ム制御部11により出力された架台・寝台制御信号を基
に回転架台25を回転させると共に、寝台移動信号を寝
台移動部15に対して出力する。寝台移動部15は、架
台・寝台制御部13により出力された寝台移動信号を基
に、回転架台25の1回転当りの寝台15aの移動量を
求め、この移動量で寝台15aを移動させる。X線制御
装置17は、システム制御部11により出力されたX線
ビーム発生制御信号を基に、高電圧発生装置19による
高電圧発生のタイミングを制御する。高電圧発生装置1
9は、X線ビーム発生源21からX線ビームを曝射させ
るための高電圧をX線制御部17からの制御信号に従っ
てX線ビーム発生源21に供給する。X線ビーム発生源
21は、高電圧発生装置19から供給された高電圧によ
ってX線ビームを曝射する。検出器23は、被検体を透
過した投影データを収集するマルチスライス検出器であ
る。なお、詳しくは後述する。
【0010】回転架台25は、X線ビーム発生源21と
検出器23とを保持する。また、回転架台25は、図示
しない架台回転機構により、X線ビーム発生源21と検
出器23との中間点を通る回転軸(回転中心軸)を中心
にして回転される。データ収集部27は、検出器23に
より検出された投影データを、システム制御部11によ
り出力されたデータ収集制御信号に対応させて収集す
る。また、本実施の形態におけるデータ収集部27は、
切換手段(図示しない)を有する。この切換手段は、Q
Q法を用いるモード(以下QQモードと呼ぶ)と、QQ
法よりも高分解能画像を提供可能な方法(後述する)を
用いるモード(以下超高分解能モードと呼ぶ)と、を選
択的に切換えるために設けられている。補間処理部29
は、データ収集部27によって収集された投影データを
基に、目的のスライス位置の投影データを補間する。補
間処理部29に関しては、詳しく後述する。なお、以
下、検出器23により検出されたデータを生データ、生
データから補間されるデータを補間データと呼ぶ。画像
再構成部24は、補間処理部29により生成された補間
データを基に、画像再構成を行う。表示部26は、画像
再構成部24により再構成された画像を図示しないモニ
タ上に表示する。
【0011】以下、検出器23について図2を参照して
説明する。図2(a)は、検出器23を列方向から見た
正面図、同図(b)は、X線検出素子等を支持する支持
部をX線ビーム発生源から見た平面図、同図(c)は、
スリット構造体をX線ビーム発生源から見た平面図であ
る。なお、説明を簡単にするため、支持部と、スリット
構造体は、それぞれ別の図として示した。 検出器23は、X線を検出するための検出部36等を支
持する支持部39および前記支持部39よりもX線ビー
ム発生源側に設けられ、所定の領域のX線を遮断するス
リット構造体35を有する。なお、スリット構造体35
に設けられたネジ穴33にネジ(図示しない)を通し、
支持部39に設けられたネジ溝33'に締め付けること
により、スリット構造体35と支持部39は固定されて
いる。また、支持部39は、列方向からみた形状が略円
弧状をしており、内部に空洞を有する。この支持部39
の内部に、検出部36および検出部36よりもX線ビー
ム発生源側にコリメータ(図示しない)を有している。
検出部36は、検出素子32が、列方向およびチャンネ
ル方向(それぞれ矢印で示されている)にそれぞれ34列
×900チャンネル、配列されている。なお、いずれの検
出素子も隣接する検出素子に対して、列方向およびチャ
ンネル方向の位置は一致している。(検出素子はずれて
いない。) また、検出素子の列幅は、中心の4列の検出素子列は、
それぞれ0.5mm、中心4列の検出素子の列方向および列
方向と反対方向に設けられたそれぞれ15列、合計30
列の検出素子列は、それぞれの列幅が1mmとなってい
る。また、チャンネル幅に関しては、いずれの検出素子
も同じ長さである。なお、図2(b)には、図面の簡略
化のため、0.5mm列幅の検出素子が4列分、および1mm列
幅の検出素子が4列のみ示されている。
【0012】また、スリット構造体35は、支持部39
と同様、列方向からみた形状が略円弧状をしており、X
線透過率の低いX線遮断部材で構成されている。スリッ
ト構造体35には、X線ビーム発生源側から支持部39
の方向に貫通する複数のスリット31が設けられてい
る。なお、X線遮断部材のX線透過率は、例えば20%
程度以下である。またスリット31は、検出素子の全チ
ャンネルのうち、中心付近の700チャンネル程度の幅内
にそれぞれ設けられている。次に、スリット31の形状
および位置について説明する。スリット31の形状は、
チャンネル方向の幅が検出素子32のチャンネル幅に対
して約1/2、列方向の幅が検出部36の列方向の幅と
いった略長方形であるが、詳しくは中心部分の検出素子
約4列幅分(各列幅を0.5mmとする)の領域のうち、2
列幅分の領域はチャンネル方向に、他の2列幅分は、チ
ャンネル方向と反対方向に所定の長さがずれている。な
お、詳しくは後述する。また、スリット31の列方向の
位置は検出部36の位置と一致している。なお、スリッ
ト31のチャンネル方向の位置については詳しく後述す
る。また、各スリット31は、チャンネル方向に、検出
素子1CH幅分ごとに等間隔で配置されている。
【0013】以下、特に、中心付近の4列(各列0.5m
m)の検出素子列上に設けられたスリット31について
図3および図4を参照して詳しく記載する。図3は、X
線ビーム発生源21から見た検出器の中心付近(4列×4
チャンネル)の平面図、図4は検出素子1つ分の一部拡
大平面図である。なお、図3および図4には、検出素子
32に対して、スリット31が配置される場所および大
きさを分かりやすくするために、点線を示した。なお、
この点線は、チャンネル幅の約1/4の位置に示されて
いる。なお、スリット構造体35は斜線で示されてい
る。また、図3における中心の4列の検出素子のうち紙
面に対して上側の2列に該当する検出素子32の1つが
図4に示されている。検出素子32とスリット31の関
係は、図4に示されるように、検出素子32の中心から
チャンネル方向に約1/8CH幅分ずれた位置を中心
に、略1/2CH幅のスリット31が設けられている。
また、下側の2列の各検出素子32に対しては、各検出
素子32の中心からチャンネル方向と反対方向に約1/
8CH幅ずれた位置を中心とする約1/2CH幅のスリ
ット31を有している。つまり、スリット31は、上側
2列の各検出素子のスリット領域が、下側の2列の各検
出素子のスリット領域に対して、チャンネル方向に約1
/4CH幅分ずれるように配置されている。
【0014】また、検出部36に設けられた他の検出素
子列(合計30列)に対しては、紙面上側の2列の検出
素子列上のスリットがチャンネル方向に約1/8CH幅
分、紙面下側の検出素子列上のスリットがチャンネル方
向と反対方向に約1/8CH幅分ずれている。なお、図
6(a)に、中心の4列のスリット31のみを示した。
また、図3には、検出器23の配列中心軸C(実線)と
検出器23の回転中心投影軸C’(点線)を示した。検
出部36の中心の4列×4チャンネルの検出素子32
は、検出器23の配列中心軸に対して、4列×2チャン
ネルずつ対称に配置されている。また、検出器23の回
転中心投影軸C’は、配列中心軸Cに対して、チャンネ
ル方向に約1/4CH幅分ずれて配置されている。以
下、補間処理部29を、図5を参照して詳しく記載す
る。図5は図1における補間処理部29のうち、超分解
能モードで使用される部分のみ示したブロック図であ
る。なお、QQモードで使用される補間処理部はここで
は省略する。補間処理部29は、補間処理制御部29
A、生データ記憶部29B、第1−2列間主データ補間
部29C、第3−4列間主データ補間部29D、第1−
2列間QQデータ補間部29E、第3−4列間QQデー
タ補間部29Fおよび画像データ生成部29Gを備えて
いる。
【0015】補間処理制御部29Aは、システム制御部
11から補間処理制御信号が入力され、生データの記憶
を行う生データ記憶部29Bへデータ読出しのための制
御信号を出力する。生データ記憶部29Bは、データ収
集部27から入力される生データを記憶し、データ読出
し制御信号に基づいて各データ補間部29C乃至29F
へ出力する。各データ補間部29C乃至29Fで補間さ
れた補間データは、画像データ生成部29Gに出力さ
れ、画像データ生成部29Gの出力は、画像再構成部2
4に入力される。次に本実施の形態の動作を、(1)C
Tの概略動作、(2)検出器およびデータ収集部の詳細
な動作、(3)補間処理部の詳細な動作に分けて説明す
る。 (1)CTの概略動作(図1を主に参照する) 図1において、操作者は、入力装置(図示しない)を用
いて関心領域をスキャンするためのスキャン条件を入力
する。以下にスキャン条件の一例を示す。 スキャン方式 ヘリカルスキャン (ヘリカルピッチ) 2 検出器使用列数 Nseg=4列 検出器使用チャンネル数 Nch=700チャンネル 撮影モード 超分解能モード ここで、スキャン方式とは、ヘリカルスキャンあるいは
コンベンショナルスキャン等、関心領域に対して検出器
23がどのような軌跡を描いて移動するかを示す方式を
いう。例えば、ヘリカルスキャンとは、関心領域に対し
て検出器23がヘリカルの軌跡を描く方式である。な
お、スキャン方式の選択肢としては、ダイナミックスキ
ャン等上記以外のスキャン方式を含ませても良い。
【0016】なお、特にヘリカルスキャンの場合には、
検出器が関心領域を1回転する間に、関心領域と検出器
が体軸方向にどの程度相対的に移動するかを示す値(ヘ
リカルピッチ)の設定も行う。本実施の形態では、ヘリ
カルピッチが2として説明を行う。なお、ヘリカルピッ
チとは、検出器が1回転する間に列方向に何列幅移動す
るかを示すものである。また、検出器使用列数とは、検
出器に配列された複数の検出素子列のうち、何列の検出
素子列を使用するかを決定するための条件であり、検出
器に設けられた全ての列(例えば34列)の検出素子を使
用しても良いし、一部のみを使用しても良い。なお、本
実施の形態では、検出器使用列数Nseg=4となる。同
様に、検出器使用チャンネル数とは、検出器に配列され
た複数の検出素子のうち、何チャンネルの検出素子を使
用するかを決定するための条件であり、検出器に設けら
れた全てのチャンネル(例えば900チャンネル)の検出
素子を使用しても良いし、一部のみを使用しても良い。
なお、本実施の形態では、検出器使用チャンネルNch=
700となる。また、撮影モードとは、上述のように、
QQモード、超分解能モード等の撮影方法をいう。な
お、以下超分解能モードを選択したものとして、説明す
る。
【0017】前記のスキャン条件が入力されると、図1
に示されたシステム制御部11は、このスキャン条件の
内、スキャン方式、検出器回転速度および関心領域スラ
イス厚等を架台・寝台制御信号として架台・寝台制御部
13に対して出力する。架台・寝台制御部13は、この
架台・寝台制御信号を基にして寝台移動信号を寝台移動
部15に対して出力する。この状態で操作者により寝台
開始命令が前記入力装置から入力されると、システム制
御部11は、架台・寝台制御部13に対して撮影開始を
指示すると共に、X線ビーム発生を制御するX線ビーム
発生制御信号を、X線制御装置17に対して出力する。
そして、前記X線ビーム発生制御信号に対応させて、X
線制御装置17は、高電圧発生装置19から高電圧を発
生させる。これにより、X線ビーム発生源21からX線
ビームが曝射されると共に、寝台15aが寝台移動部1
5により移動され、ヘリカルスキャンによる撮影が開始
される。また、データ収集制御信号(検出器使用列数、
チャンネル数等のスキャン条件を含む)がシステム制御
部11から出力されると、データ収集部27は、このデ
ータ収集制御信号に対応させて検出器23で検出された
X線を投影データとして収集し、補間処理部29に供給
する。なお、検出器23およびデータ収集部27の動作
については後述する。
【0018】X線ビームが供給されると、補間処理部2
9は、このX線ビームを基に、目的のスライス位置のX
線ビームを補間する。なお、補間処理部29の動作につ
いては後述する。補間処理部29により補間された補間
データは、画像再構成部24で再構成処理が行われ、表
示部26に再構成された画像が表示される。 (2)検出器およびデータ収集部の動作(図2、図3、
図6および図7を主に参照する) X線ビーム発生源21で発生したX線は、被検体を透過
し、図2における検出器23のスリット構造体35へ照
射される。スリット構造体35は、X線の透過率が低い
が、一方で、スリット31に照射されたX線はスリット
構造体を透過することなく、後段のコリメータへ照射さ
れる。コリメータでは、所定方向からのX線のみが透過
し、さらに後段の検出部36へ照射される。検出部36
では、照射されたX線がX線検出素子32によってそれ
ぞれ電荷に変換される。また、データ収集部27では、
検出部36でX線から変換された電荷のうち、システム
制御部11からのデータ収集制御信号に応じて、所定の
タイミングで、検出器23の所定の位置にある所定の数
(列数×チャンネル数)の検出素子32で変換された電
荷の信号を投影データとして収集する。
【0019】データ収集部27で収集される投影データ
は、具体的には操作者が超分解能モードを選択した場
合、中央の4列の検出素子列(列幅0.5mm)で検出され
た投影データのみ収集される。また、操作者がQQモー
ドを選択した場合には、中央の4列(列幅0.5mm)の検
出素子列、あるいはこの中央の4列の検出素子列に加え
前記4列の以外の検出素子列(列幅1mm)から投影デー
タが収集される。以下、本実施の形態では、超分解能モ
ードを選択した場合について説明する。これらの投影デ
ータは、生データとして、補間処理部29に出力され
る。この生データについて、さらに図6(a)、同図
(b)および図7(a)を参照して説明する。図6は検
出器26のスリット31および補間データの概念を示し
た概念図、図7は検出器が3回転した際の投影データの
収集軌道を示す図である。図6において、検出器23が
所定の角度回転した際のスリット31の配置を図6
(a)とし、この配置におけるスリット31で検出され
る投影データ(主データ)に対するQQデータは、図6
(b)に示されるように、検出器回転中心投影軸C’を
中心に対称な投影データとして検出される。
【0020】つまり、生データには、上記主データおよ
び主データに対するQQデータが含まれている。(ただ
し、検出器からデータを読み出すタイミングによって
は、必ずしも主データを取得した時の検出器の位置に対
して180°検出器が回転した投影データを取得できな
い場合がある。このような場合には、生データ同士を補
間することによりQQデータを求めても良い。) また、図7(a)に示すように、本実施の形態では、ヘ
リカルピッチを2としたヘリカルスキャンを行うため、
1周目から3周目までを考えると、検出素子で検出され
る投影データは、1周目の3列目の検出素子が2周目の
1列目と、1周目の4列目の検出素子が2周目の2列目
と、2周目の3列目の検出素子が3周目の1列目と、2
周目の4列目の検出素子が3周目の2列目と、それぞれ
ほぼ同じ軌跡を描くことになる。なお、図7(a)の斜
め矢印は、各検出素子の軌跡、縦軸はプロジェクション
角度、横軸は列方向の距離を示している。 (3)補間処理部の動作 以下、本実施の形態の補間処理について、図5、図6お
よび図7を参照して説明する。上述のデータ収集部27
において収集された投影データは、図5における生デー
タ記憶部29Bに記憶される。なお、この生データに
は、上述のように主データおよびQQデータが含まれて
いる。
【0021】また、補間処理制御部29Aには、システ
ム制御部11から補間処理制御信号が入力される。この
補間処理制御信号には、画像再構成部で再構成される画
像のスライス位置、ヘリカルピッチ等の情報が含まれ
る。このスライス位置を例えば図7の点線で示されるよ
うに、検出器23が2周目の0°の時点で4列目の検出
素子が存在する位置とした場合について以下説明する。
補間処理制御部29Aは、生データ記憶部29Bに記憶
された生データのうち、必要な生データの選択を行い、
第1−2列間主データ補間部29C、第3−4列間主デ
ータ補間部29D、第1−2列間QQデータ補間部29
E、第3−4列間QQデータ補間部29Fにそれぞれ出
力される。この必要な生データの選択について、図7
(b)を参照して説明する。なお、図7(b)は、同図
(a)におけるスライス面(点線で示されている)のう
ち0°近辺の部分が示されている。ここで、丸印で示さ
れた投影データは1列目または2列目の検出素子で検出
された投影データ、四角で示された投影データは3列ま
たは4列目の検出素子で検出された投影データであり、
さらに白抜きのものは生データのうち主データを、黒で
塗りつぶされたものは生データのうちQQデータを示し
ている。なお、図7の縦軸はプロジェクション角度を表
すものであり、これらのデータは、同一プロジェクショ
ンデータとして扱うので、正確には紙面と垂直方向に並
べて表記すべきものであるが、便宜上プロジェクション
角度方向のずれとして表記する。
【0022】ここで、主データとQQデータの関係を示
すと、QQデータは、主データに対して、検出器の角度
が約180°ずれた位置で検出される投影データであ
る。さらに具体的に説明すると、例えば図7(a)に示
されるように、まず主データを1周目0度の時点で2列
目の検出素子により検出された投影データ(白丸で示さ
れている)とすると、このQQデータは、1列目の検出
素子が1周目の約180度付近で検出する投影データ
(黒丸で示されている)となる。はめ込みとは、このQ
Qデータを主データに対してチャンネル方向にずれた位
置で検出された投影データとみなすことにより、サンプ
リング数を2倍にするものである。なお、はめ込みを図
7(a)を用いて概念的に示すと、白抜き矢印で示され
ているように、プロジェクション角度が約180度で検
出された投影データを約0度付近に複写するように行わ
れる。また、1列目または2列目の検出素子で検出され
る投影データと、3列目または4列目の検出素子で検出
される投影データは、チャンネル方向にずれがあるた
め、図7においてはプロジェクション角度を異ならせて
表示する。なお、3列目または4列目の検出素子で検出
される投影データの収集軌道は点線矢印で示されてい
る。
【0023】従って、1列目または2列目の検出素子で
検出される主データと3列目または4列目の検出素子で
検出される主データおよびそれぞれのQQデータは、そ
れぞれチャンネル方向にずれたデータとなるため、サン
プリング数は4倍になるものである。なお、同一プロジ
ェクション角度でそれぞれの検出素子のX線を検出する
領域とX線ビーム発生源を結んだ線をX線の経路とす
る。つまり、本実施の形態の場合には、1列目(または
2列目)の検出素子で検出されるデータと、3列目(ま
たは4列目)の検出素子で検出されるデータが同一プロ
ジェクション角度でチャンネル方向にずれたデータを検
出することができるため、X線の経路は2つ存在するこ
とになる。このような主データとQQデータの関係にお
いて、図7(b)に示された範囲内において、点線で示
されたスライス面上のプロジェクション角度0度におけ
る補間データを作成するために必要な生データは、同図
における黒矢印で示されたとおり、3周目の1列目およ
び3周目2列目主データ(白抜丸印)、2周目3列目お
よび2周目4列目主データ(白抜四角印)、2周目2列
目QQデータおよび3周目1列目QQデータ(黒丸
印)、1周目4列目QQデータおよび2周目3列目QQ
データ(黒四角印)となる。
【0024】つまり、生データのうち、スライス面に最
も近い投影データおよび前記最も近い投影データの次に
近い投影データが選択されている。ここで、本実施の形
態のように、スライス面を挟んで列方向の両側で検出さ
れた投影データを用いて、スライス面のデータを補間す
る方法を内挿補間法と呼ぶ。一方、スライス面に対し
て、一方側のみの投影データを用いて、スライス面のデ
ータを補間する方法を外挿補間法と呼ぶ。また、補間デ
ータの作成のためには、1列目と2列目の主データから
補間が行われる第1−2列間主データ補間データ、第3
−4間主データ補間データ、第1−2列間QQデータ補
間データおよび第3−4列間QQデータ補間データが必
要となる。これは、図5においては、上述の各データ補
間部29C乃至29Fで作成される。また、この概念
は、図6(c)に示されている。各データ補間部29C
乃至29Fで作成された補間データは、画像データ生成
部29Gを介して、同一スライス面を再構成するために
1つの投影データ集として、図1に示される画像再構成
部24へ出力される。なお、画像データ生成部29Gの
出力を概念的に示すと、図6(d)となる。これは、図
6(c)における各補間データを1つのデータ集として
まとめたもので、ここからも分かるように、チャンネル
幅に対して、1/4の分解能を有している。
【0025】画像再構成部24では、投影データ集から
1つの画像再構成を行い、再構成画像を生成する。以上
説明したように、本実施の形態では、スリットを、略1
/4CH幅分ずらし、さらに検出器回転中心投影軸C’
を検出器配列中心軸に対して、チャンネル方向に約1/
4CH幅分だけずらすことにより、分解能の高いCT画
像を提供することができる。また、本実施の形態では、
スライスピッチ(本実施の形態では2)よりも列方向に
短い投影データ間(本実施の形態では1列幅)で内挿補
間が可能である。また、本実施の形態では、スリット構
造体に設けるスリットの構造を中央の4列の検出素子列
と、それ以外の検出素子列で異なる位置に設けたため、
超高分解能モードでは、列幅が0.5mmの検出素子列で検
出された投影データを用いて、また、QQモードの場合
には、列幅が1mm検出素子列(0.5mm列幅の検出素子列の
ものは束ねて仮想的に1mm検出素子列とする)で検出さ
れた投影データを用いて、画像を作成することができ
る。つまり、列方向の画像分解能が高い場合(列幅の小
さい検出素子を用いる場合)には、チャンネル方向の分
解能も高くすることが可能である。また、列方向の分解
能を下げた場合、(列幅の大きい検出素子を用いて体軸
方向に広い範囲で画像の作成を行いたい場合)には、チ
ャンネル方向の分解能も下げることが可能である。これ
により、いずれのモードにおいても、列方向の分解能
と、チャンネル方向の分解能の差を小さくすることが可
能である。
【0026】また、X線遮断部材により1つの検出素子
が検出可能な検出領域を小さくしているので、主データ
およびQQデータの重なりを少なくし、ボケの少ない画
像を提供することが可能となる。また、さらに複数のス
リットが1つのスリット構造体に設けられているため、
製造しやすい利点がある。また、上述の実施の形態にお
いては、スリット構造体35は支持部39にネジで固定
されているが、支持部39に溝等を設け、スリット構造
体を前記溝にスライドさせて取り付けられる構成とする
と、それぞれスリット配置の異なる複数のスリット構造
体を交換して使用することも可能となり、従って、診断
毎に異なる位置あるいは異なる大きさのスリットを有す
るスリット構造体により、各診断に応じた分解能を選択
することも可能である。次に第1の実施の形態における
第1の変形例について説明する。本変形例は、スリット
の列方向の位置に関する変形例である。図8は、本変形
例におけるX線ビーム発生源21から見た検出器の中心
付近(4列×4チャンネル)の平面図、図9は検出素子1
つ分の一部拡大平面図である。なお、第1の実施の形態
と同一構成のものは、同一番号を付して説明を省略す
る。
【0027】本変形例のスリット構造体35’は、図9
に示されるように、検出素子32中心からチャンネル方
向に1/2CH幅分設けられている。つまり、検出素子
32の中央から半分がスリット構造体35’により、X
線が遮断され、他の半分の領域(スリット31’)でX
線の検出が可能となる。また、図8に示されるように、
検出器23の配列中心軸C(実線)と検出器23の回転
中心投影軸C’(点線)の位置関係は、回転中心投影軸
C’が、配列中心軸Cに対して、チャンネル方向に約1
/8CH幅分ずれて配置されている。なお、その他の構
成および動作については、第1の実施の形態と略同じで
あるためここでは省略する。本変形例によっても、第1
の実施の形態と同様、分解能の高いCT画像を提供する
ことができる。次に、第1の実施の形態における第2の
変形例について、説明する。なお、本変形例は、検出器
全体に対するスリット領域の位置及び大きさに関する変
形例である。図10に、本変形例におけるスリット構造
体35におけるスリット31の変形例を示す。なお、図
10(a)に示されるスリット構造体35は、第1の実
施の形態と同じものである。 また、スリット31の形
状および位置としては、この他にも、図10(b)に示
されるように、第1の実施の形態のスリット31のうち
4列の検出素子列上に位置する領域にのみスリットを設
け、他の検出素子列上に位置する領域には、スリットを
設けないことも考えられる。これは、0.5mm列幅の検出
素子列のみを用いた高分解能診断専用のスリット構造体
ということができる。
【0028】また、図10(c)に示されるように、図
10(b)と異なり、4列の検出素子列上に位置する領
域だけでなく、他の検出素子列上に位置する領域にも、
スリットを設けたものである。なお、中央付近で、スリ
ットがチャンネル方向に約1/2CH幅分ずれた点で
は、図10(b)と同様である。このような形状では、
中心の4列の検出素子列に限らず、他の検出素子列を用
いた場合でも、高分解能画像を作成することができる。
また、この他にも、スリット31の個数を変えてもよ
い。例えば、スリットの個数を多くし、900チャンネ
ル全ての検出素子を用いることにより、被検体の体軸方
向と略垂直な面での関心領域を広く取ることが可能であ
る。また、逆に、スリットの個数を少なくし、例えば4
00チャンネルの検出素子上にのみスリットがある場合
には、被検体の体軸方向と略垂直な面での関心領域は狭
いが、その分投影データの数を少なくすることができ
る。つまり、スリット31の個数をどの程度にするか
は、被検体の関心領域等を考慮して決定すれば良い。ま
た、スリット領域の異なるスリット構造体を、それぞれ
交換可能としておくことにより、より幅広い診断を行う
ことも可能である。
【0029】次に、上記第1の形態における第3の変形
例について説明する。なお、本変形例は、補間処理部2
9における補間方法に関する変形例である。図11に
は、本変形例における検出器が1回転した際の投影デー
タの収集軌道が示されている。本変形例では、検出器2
3で検出された投影データ(生データ)のうち、同一回
転内で得られた投影データを選択し、この投影データを
用いて補間を行うことにより、所定のスライス面(点線
で示されている)の補間データを作成している。このた
めに、スライス面の位置に従って、外挿補間(図11に
おいては1列目と2列目の主データ間の補間、1列目と
2列目のQQデータ間の補間、3列目と4列目のQQデ
ータ間の補間)および内挿補間(図11においては3列
目および4列目の主データ間の補間)を行っている。本
変形例によると、スライス面の位置に応じて、少なくと
も一部の補間を外挿補間とすることにより、検出器の回
転数を少なくした状態でも、分解能の良いCT画像の生
成が可能である。これは、特に被検体にとっては、X線
の被爆量が軽減するという効果を有することになる。ま
た、このように外挿補間を可能とすることにより、同一
時間(同じ周回)に検出された投影データ同士から補間
データを作成することができ、CT画像の時間分解能も
向上することが可能である。
【0030】次に、上記第1の実施の形態における第4
の変形例について説明する。なお、本変形例は、スリッ
トの配置に関する変形例である。なお、本変形例では、
特にコンベンショナルスキャンを行う場合について説明
するが、ヘリカルスキャンにも応用可能なものである。
図12には、本変形例におけるスリットの配置図が示さ
れている。なお、図12(a)は、第1の実施の形態に
おける図3と同じものを示している。また、図12
(b)には、紙面上側の列から1列目の検出素子に設け
られたと3列目の検出素子に設けられたスリット構造体
35の配列位置がチャンネル方向に対して一致してお
り、また2列目と4列目の検出素子に設けられたスリッ
ト構造体35も同様に一致している。また、1列目と2
列目の検出素子の配列位置は、チャンネル方向に約1/
4CH幅分ずれている。つまり、スリットの配列位置が
チャンネル方向に一致するそれぞれ2列の検出素子列
が、列方向に交互に配置されている。また、図12
(c)においては、1列目と4列目、2列目と3列目に
設けられたスリット構造体35の配列位置がそれぞれ一
致している。また、1列目と2列目の検出素子の配列位
置は、図12(b)と同様、チャンネル方向に約1/4
CH幅分ずれている。
【0031】つまり、スリットの配列位置がチャンネル
方向に一致し、かつ列方向に隣接する2列の検出素子列
(本変形例では2列目および3列目)を、スリットの配
列位置がチャンネル方向に一致する他の検出素子列(本
変形例では1列目および4列目)で挟むように配置され
ている。ここで、図13(a)に、図12(b)のよう
にスリットが配置された検出器を用いて、コンベンショ
ナルスキャンを行った場合の投影データの収集軌道を示
す。このように、スリットの配列位置がチャンネル方向
に一致するそれぞれ2列の検出素子を列方向に交互に配
置した場合、所定のスライス面(ここでは2列目と3列
目の間の面)の補間データは、全て内挿補間により求め
られる。また、図12(c)においても、同様にコンベ
ンショナルスキャンを行った場合、所定のスライス面に
関しては、全ての補間データの作成に内挿補間が可能で
ある。図13(b)には、図12(c)のようにスリッ
トが配置された検出器を用いて、コンベンショナルスキ
ャンを行った場合の投影データの収集軌道が示されてい
る。なお、一般的には、外挿補間に比して内挿補間の方
が補間に用いられる投影データの列方向の距離が短く、
アーチファクトが出にくい。
【0032】また、図12(b)に示されるように、ス
リットの配列位置がチャンネル方向に一致するそれぞれ
2列の検出素子が、列方向に交互に配置されている検出
器を用いた場合には、図13(a)に示されるように、
1列目と3列目で補間を行い、2列目と4列目で補間を
行うこととなるため、補間データの作成に用いられる投
影データ間の列方向の距離は、最大約2列幅となる。一
方、図12(c)に示されるように、スリットの配列位
置がチャンネル方向に一致し、かつ列方向に隣接する2
列の検出素子を、スリットの配列位置がチャンネル方向
に一致する他の検出素子で挟むように配置した検出器を
用いた場合には、図13(b)に示されるように、1列
目と4列目で補間を行い、2列目と3列目で補間を行う
こととなるため、前記投影データ間の列方向の距離は、
1列目と4列目間、つまり最大約3列幅となる。従っ
て、スリットの配列位置がチャンネル方向に一致するそ
れぞれ2列の検出素子が、列方向に交互に配置されてい
る検出器を用いた方が、補間を行うデータ同士の距離が
短いため、よりアーチファクトの小さいCT画像の提供
が可能である。本変形例によると、特にコンベンショナ
ルスキャンを行う場合、検出器を1周させるだけで、所
定のスライス面に関しては、内挿補間により分解能の良
いCT画像を得ることが可能である。
【0033】またさらに、スリットの配列位置がチャン
ネル方向に一致するそれぞれ2列の検出素子が、列方向
に交互に配置されている検出器を用いることにより、ア
ーチファクトの小さいCT画像を提供することが可能で
ある。次に、上記第1の実施の形態における第5の変形
例について説明する。なお、本変形例を簡単に説明する
と、スリット構造体にスリットを設けるのではなく、複
数のX線遮断部材片をコリメータ上に配置するものであ
る。図14は、本変形例における検出器の平面図であ
る。なお、第1の実施の形態と同一構成のものは、同一
番号を付して説明を省略する。本変形例の検出器では、
略中央に配列された0.5mm列幅を有する4列の検出素子
列にのみ、複数のX線遮断部材片38を直接X線検出素
子32上のコリメータ(図示しない)に接着剤を用いて
取りつけている。また、X線遮断部材片38の中央の4
列の検出素子列上の配置は、第1の実施の形態における
図3におけるスリット構造体35と同様となるように行
う。なお、X線遮断部材片38は、スリット構造体35
と同様、X線の透過率が低い部材で構成されている。な
お、本変形例の動作としては、0.5mmの列幅の検出素子
列を用いた場合には、第1の実施の形態と同様であるた
め、ここでは省略する。
【0034】また、中央4列以外の検出素子列(列幅1m
m)を用いた場合には、X線を遮断する部材がないた
め、通常モード(各検出素子で検出されたX線の投影デ
ータ同士にいれ込みを行うことなく、画像の再構成を行
うモード)あるいはX線を遮断する部材を用いないQQ
モードでの撮影を行うことが可能である。 本変形例によっても、第1の実施の形態と同様、分解能
の高いCT画像を提供することができる。また、本変形
例は、第1の実施の形態に比して、X線遮断部材が少な
くて済む。次に、上記第1の実施の形態における第6の
変形例について説明する。なお、本変形例を簡単に説明
すると、スリット構造体が列方向の略中央部分で分割さ
れ、前記分割された部分毎に、X線検出素子とX線ビー
ム発生源側の間から外側に移動可能とするものである。 図15には、本変形例における検出器をX線ビーム発生
源から見た平面図が示されている。なお、第1の実施の
形態と同一構成のものは、同一番号を付して詳しい説明
を省略する。 本変形例では、第1の実施の形態における支持部39の
チャンネル方向およびチャンネル方向と反対方向の端に
スライド機構40が設けられている。
【0035】スライド機構40は、列方向に伸延する略
直方体の部材で、列方向から見た断面が略コの字型の形
状である。なお、それぞれのスライド機構40は、コの
字型の欠けた1辺が互いに向かい合うような配置で、支
持部39に固定されている。 また、スリット構造体35''のチャンネル方向およびチ
ャンネル方向と反対方向の端には、車輪(図示しない)
が設けられたスライド枠41が設けられており、スライ
ド枠41は、スライド機構40の略コの字型の溝に取り
付けられている。また、車輪は、スライド枠41が、ス
ライド機構40の溝を列方向に移動可能となる方向に取
り付けられている。 また、スリット構造体35''は、検出器中央の4列の検
出素子列(列幅0.5mm)に該当する部分に分離面Sを有
している。分離面Sは、検出器中央の4列の検出素子列
を2列ずつに分離するような位置に設けられている。分
離面Sは、スリット構造体35''の両端に設けられたス
ライド枠41にも及ぶ。つまり、スライド枠41も分離
面Sを介してそれぞれ列方向および列方向と反対方向
(それぞれ矢印で示されている)に分割されている。 なお、第1の実施の形態と異なり、スリット構造体3
5''を移動させる必要があるため、ネジ穴33およびネ
ジ溝33'は設けられていない。
【0036】本変形例の動作について説明すると、操作
者は、前記QQモードおよび超高分解能モードの他に、
通常モードを選択可能である。ここで、通常モードと
は、各検出素子で検出されたX線の投影データ同士にい
れ込みを行うことなく、画像の再構成を行うモードであ
る。 操作者が、前記通常モードを選択した場合、スリット構
造体35''は、スリット構造体分離制御器(図示しな
い)からの制御信号に基づいてそれぞれのスリット構造
体の一部に設けられたスライド枠41が、スライド機構
40の略コの字型の溝を通り、それぞれ列方向および列
方向と反対の方向(それぞれ矢印で示されている)に移
動する。 これにより、X線検出素子とX線ビーム発生源側の間に
配置されていたスリット構造体35''は、X線検出素子
とX線ビーム発生源側の間から外側に移動させられるこ
とになる。 従って、通常モードでは、X線はスリット構造体35''
により遮断されることなく、それぞれの検出素子で検出
された投影データに基づいて画像の再構成が行われる。 なお、操作者が、QQモードあるいは超高分解能モード
を選択した場合には、上記動作と逆の動作、つまりスリ
ット構造体35''がX線検出素子とX線ビーム発生源の
間に移動する。なお、QQモードあるいは超高分解能モ
ードのその他の動作についてはここでは省略する。
【0037】本変形例によると、分解能の良いCT画像
が提供できると共に、QQモード、超高分解能モードに
加え、通常モードを用いることが可能であり、より一層
の診断に応じたCT画像の作成を行うことが可能であ
る。 なお、本変形例では、スライド機構については、スリッ
ト構造体を移動可能なものであれば、特に本変形例に限
定されるものではない。例えば、スリット構造体が分割
するものについて示したが、分割しない構造であっても
良い。また、スリット構造体は全ての検出素子列に対し
て、完全に外側に移動しなくてもよく、使用される検出
素子列とX線発生源の間から外側に移動すれば良い。次
に、本発明に係る第2の実施の形態について、図面を参
照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一構成の
ものは、同一番号を付して説明を省略する。図16は、
本実施の形態におけるX線検出器23’の平面図であ
る。なお、図16には、説明を簡単にするため、検出素
子を4列×5チャンネルとして示したが、実際には、例
えば第1の実施の形態のように、34列×900チャンネル
で構成されている。 また、図16における細い点線は、検出素子のCH幅の
略1/5毎に記載されており、検出素子の配置を明確に
するために示されたものである。
【0038】本実施の形態におけるX線検出器23’
は、チャンネル方向および列方向に複数の検出素子が配
列されている。この複数の検出素子のうち所定の複数列
(図16では上側の2列)の検出素子は、その配列がチ
ャンネル方向に一致しており、他の所定の複数列(図1
6では下側の2列)の検出素子は、上側2列の検出素子
に対してチャンネル方向と反対方向にずれて配置されて
いる。このずれは、検出素子のCH幅1/5分である。
また、検出器23’の回転中心投影軸は、下側2列の検
出素子よりもさらにチャンネル方向と反対方向にCH幅
1/5分ずれて設けられている。このような構成とする
ことで、1列目及び2列目で検出される主データ、3列
目及び4列目で検出される主データ、1列目及び2列目
で検出されるQQデータおよび3列目及び4列目で検出
されるQQデータが、第1の実施の形態と同様、それぞ
れのQQデータは、それぞれの主データの間のデータに
値することになる。なお、この他の構成および動作に関
しては、第1の実施の形態と略同一であるためここでは
省略する。本実施の形態によっても、分解能の高いCT
画像を提供することができる。また、本実施の形態で
は、スリット構造体を設ける必要がなく、検出素子をチ
ャンネル方向にずらすことにより、分解能の良いCT画
像を提供することができ、検出器の製造を容易に行うこ
とが可能である。
【0039】以上、本発明における実施の形態および変
形例について説明したが、上記実施の形態および変形例
は、種々組み合わせが可能である。例えば、上記第1の
実施の形態では、検出素子の位置はずらすことなく、ス
リットのみずらすしており、また第2の実施の形態で
は、スリットを設けることなく、検出素子の位置をずら
していたが、検出素子の位置をずらし、さらにスリット
の位置のずれたスリット構造体を用いることも可能であ
る。 また、上記実施の形態および変形例では、所定のスライ
ス面に対して所定の回転角度毎に2つの投影データによ
る内挿補間および外挿補間を行う場合を記載したが、3
つ以上の投影データから内挿補間、外挿補間、あるいは
内挿補間と外挿補間を組み合わせたもの(いわゆる多点
補間)を用いても良い。また、検出器の検出素子列につ
いては、略中心付近の4列の検出素子列は列幅0.5mm、
さらにその列方向および列方向と反対の方向に1mmの列
幅を有する検出素子列が配列されたものを記載したが、
略同じ列幅をもつ検出素子列のみを配列させたものであ
っても良い。また、上記実施の形態では、特にX線管と
検出器が同期して回転するいわゆる第3世代のものつい
て示したが、その他の世代のCT装置にも適応すること
が可能である。例えば、検出器がリング状で固定された
いわゆる第4世代CT装置にも応用することが可能であ
る。また、同様に、X線管を用いないいわゆる電子ビー
ム方式の第5世代CT装置(超高速CT装置とも呼ばれ
る)に採用することも可能である。
【0040】また、上記実施の形態では、特にコリメー
タとスリットを別々の構成として、説明を行ったが、こ
れらが一体化されたものであっても良い。また、上記実
施の形態における動作の説明として、体軸方向に垂直な
スライス面を再構成する場合を示したが、これ以外の断
層面画像の作成も可能である。また、X線を検出するた
めの開口部として、矩形のスリットを用いて説明を行っ
たが、製造上の理由等で、他の形状(例えば円形)とす
ることも考えられる。また、被検体よりもX線ビーム発
生源側に、検出器のスリットが設けられた領域にのみX
線が照射されるように、X線ビームの幅を制御するX線
遮断部材を設けても良い。これによっても被検体に照射
されるX線を抑制することが可能である。また、上記の
実施の形態および変形例では、寝台が移動することによ
って、被検体と検出器の相対位置を変化させていたが、
検出器が設けられた架台側を移動させることにより、前
記相対位置を変化させても良い。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、空間分解能の良いCT画像を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態におけるCT装
置のシステム構成図である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態における検出器
をX線ビーム発生源から見た平面図及び正面図である。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態におけるX線ビ
ーム発生源から見た検出器の中心付近の平面図である。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態における図4は
検出素子1つ分の一部拡大平面図である。
【図5】本発明に係る第1の実施の形態における補間処
理部の詳細なブロック図である。
【図6】本発明に係る第1の実施の形態における検出器
のスリットおよび補間データの概念を示した概念図であ
る。
【図7】本発明に係る第1の実施の形態における投影デ
ータの収集軌道を示す図である。
【図8】本発明に係る第1の変形例におけるX線ビーム
発生源から見た検出器の中心付近の平面図である。
【図9】本発明に係る第1の変形例における図4は検出
素子1つ分の一部拡大平面図である。
【図10】本発明に係る第2の変形例におけるX線ビー
ム発生源から見た検出器のスリット領域の平面図であ
る。
【図11】本発明に係る第3の変形例における投影デー
タの収集軌道を示す図である。
【図12】本発明に係る第4の変形例におけるスリット
の配置図である。
【図13】本発明に係る第4の変形例における投影デー
タの収集軌道を示す図である。
【図14】本発明に係る第5の変形例における検出器を
X線ビーム発生源から見た平面図である。
【図15】本発明に係る第6の変形例における検出器を
X線ビーム発生源から見た平面図及び正面図である。
【図16】本発明に係る第2の実施の形態におけるX線
検出器の平面図である。
【図17】従来例における検出器に設けられた検出素子
の配置図である。
【符号の説明】 31 スリット 32 検出素子 33 ネジ穴 33' ネジ溝 35 スリット構造体 36 検出部 38 X線透過抑制片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 290 G06T 1/00 290B // G01T 1/20 G01T 1/20 G (72)発明者 山崎 正彦 東京都北区赤羽2丁目16番4号 東芝医用 システムエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 中西 知 栃木県大田原市下石上字東山1385番の1 株式会社東芝那須工場内 (72)発明者 利府 俊裕 栃木県大田原市下石上字東山1385番の1 株式会社東芝那須工場内 (72)発明者 宮下 宗治 北海道札幌市東区北40条東1丁目1番7号 医療法人耳鼻咽喉科麻生病院内 Fターム(参考) 2G088 EE02 FF02 JJ05 JJ12 JJ29 JJ37 KK33 LL09 LL12 4C093 AA22 BA03 BA10 CA02 EB18 EB19 EB30 FD07 5B057 AA09 BA03 BA13 CA11 CB12 CC02 CD04 CE03 DA16 DB01 DC19

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線焦点から被検体に向かってX線を発
    生するX線発生装置と、前記被検体を透過したX線を検
    出する検出素子がチャンネル方向に並べられた検出素子
    列を前記被検体の体軸方向に複数有するX線検出器を備
    え、前記X線焦点を円軌道に沿って回転させて被検体の
    多方向の投影データを収集し、収集された投影データに
    基づいて被検体のCT像を再構成するX線CT装置にお
    いて、 前記X線検出器は、 前記X線を通過させるための開口部が前記検出素子より
    小さく形成されたX線遮断部材を、前記X線焦点から当
    該X線焦点の回転中心を投影した線が前記検出素子列の
    配列中心に対して前記チャンネル方向に検出素子幅の非
    整数分ずれるように第1及び前記第2の検出素子列上に
    設け、この第1及び第2の検出素子列上に設置されたX
    線遮断部材の開口部を前記チャンネル方向に相対的に検
    出素子幅の非整数分ずらしたことを特徴とするX線CT
    装置。
  2. 【請求項2】 前記X線焦点と前記被検体とを前記体軸
    方向に沿って相対的に移動させる移動手段と、前記X線
    焦点が第1の位置において前記第1及び第2の検出素子
    列により得られた第1の投影データ及び第2の投影デー
    タと、前記X線焦点が前記第1の位置から略半回転した
    第2の位置において前記第1及び第2の検出素子列によ
    り得られた第3の投影データ及び第4の投影データとを
    用いてヘリカル補間を行う補間手段と、この補間手段に
    より得られたデータに基づいて所望のスライス位置の断
    層像を再構成する再構成手段と、を更に具備したことを
    特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の検出素子列と前記第2の検出
    素子列は隣接することを特徴とする請求項1または2記
    載のX線CT装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部は、第3および第4の検出素
    子列上に設けられ、前記第1の検出素子列上に設けられ
    た開口部と前記第3の検出素子列上に設けられた開口部
    は前記チャンネル方向に一致した位置に設けられ、前記
    第2の検出素子列上に設けられた開口部と前記第4の検
    出素子列上に設けられた開口部は前記チャンネル方向に
    一致した位置に設けられることを特徴とする請求項1乃
    至3いずれか1項記載のX線CT装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第3の検出素子列で検出さ
    れたデータを補間した第1の補間データ、第2及び第4
    の検出素子列で検出されたデータを補間した第2の補間
    データ、前記第1及び第3の検出素子列で検出されたデ
    ータに対向する回転位相にあるそれぞれのQQデータ同
    士を補間した第3の補間データ、前記第2及び第4の検
    出素子列で検出されたデータに対向する回転位相にある
    それぞれのQQデータ同士を補間した第4の補間デー
    タ、を用いて断層像を再構成することを特徴とする請求
    項4記載のX線CT装置。
  6. 【請求項6】 X線ビーム発生源と、前記X線ビーム発
    生源を所定の回転軸を中心に回転させる回転手段と、前
    記回転手段により回転している状態で前記X線ビーム発
    生源から発生したX線を検出する検出手段と、前記検出
    手段により検出されたデータを収集するデータ収集手段
    と、前記データ収集手段で収集されたデータに基づいて
    前記被検体の画像を再構成する画像再構成手段と、を具
    備するX線CT装置において、前記検出手段は、前記回
    転軸と略平行な第1の方向に複数配列されたX線検出素
    子列と、前記X線検出素子列よりも前記X線ビーム発生
    源側に設けられ、所定のX線遮断率を有するX線遮断手
    段と、を有し、前記X線検出素子列は、前記第1の方向
    とは異なる方向である第2の方向に配列された複数のX
    線検出素子からなり、前記X線遮断手段は、前記第2の
    方向に対し所定の長さずれた開口部を有することを特徴
    とするX線CT装置。
  7. 【請求項7】 前記開口部は、前記第2の方向に対して
    所定の間隔毎に複数設けられていることを特徴とする請
    求項6記載のX線CT装置。
  8. 【請求項8】 前記回転手段の回転軸は、前記回転軸を
    前記X線発生手段から前記検出手段上に投影した線が前
    記検出手段の配列中心軸に対して前記第2の方向に対し
    てずれるように、配置されることを特徴とする請求項7
    記載のX線CT装置。
  9. 【請求項9】 前記開口部は、少なくとも前記X線検出
    素子列2列分の長さを有する第1の部分と、前記第1の
    部分よりも第1の方向に設けられ、かつ前記第1の部分
    とは前記第2の方向に所定の長さずれた位置に少なくと
    も前記X線検出素子列2列分の長さを有する第2の部分
    と、を有することを特徴とする請求項8記載のX線CT
    装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、前記X線検出素子列
    を少なくとも4列有し、前記開口部は、少なくとも前記
    X線検出素子列1列分の長さを有する第1の部分と、前
    記第1の部分よりも第1の方向に設けられ、かつ前記第
    1の部分とは前記第2の方向に所定の長さずれた位置に
    少なくとも前記X線検出素子列1列分の長さを有する第
    2の部分と、を有し、前記第1の部分と前記第2の部分
    は前記第1の方向に対して交互に配置されることを特徴
    とする請求項8記載のX線CT装置。
  11. 【請求項11】 前記回転手段の回転軸は、前記回転軸
    を前記X線発生手段から前記検出手段上に投影した線が
    前記検出手段の配列中心軸に対して前記第2の方向に対
    して前記検出素子の幅の約1/4分ずれて配置され、前
    記開口部の第1の部分は、前記開口部の第2の部分に対
    して、前記第2の方向に対して、前記検出素子の幅の約
    1/4分ずれていることを特徴とする請求項9または1
    0記載のX線CT装置。
  12. 【請求項12】 前記回転手段の回転軸は、前記回転軸
    を前記X線発生手段から前記検出手段上に投影した線が
    前記検出手段の配列中心軸に対して前記第2の方向に対
    して前記検出素子の幅の約1/8分ずれて配置され、前
    記開口部の第1の部分は、前記開口部の第2の部分に対
    して、前記第2の方向に対して、前記検出素子の幅の約
    1/2分ずれていることを特徴とする請求項9または1
    0記載のX線CT装置。
  13. 【請求項13】 前記X線遮断手段は、前記検出手段に
    対して脱着が可能であることを特徴とする請求項6乃至
    12いずれか1項記載のX線CT装置。
  14. 【請求項14】 前記X線遮断手段を移動させる移動手
    段をさらに有し、前記移動手段は、操作者の操作に応じ
    て、前記X線遮断手段を前記X線検出素子と前記X線ビ
    ーム発生源の間に移動させるまたは前記X線検出素子と
    前記X線ビーム発生源の間から外側に移動させることを
    特徴とする請求項6乃至12いずれか1項記載のX線C
    T装置。
  15. 【請求項15】 前記X線遮断手段は、少なくとも一部
    で分割可能であることを特徴とする請求項14記載のX
    線CT装置。
  16. 【請求項16】 前記データ収集手段は、前記開口部の
    所定の部分を透過したX線が検出された投影データであ
    る第1のデータと、前記開口部の部分とは前記第2の方
    向に所定の長さずれた開口部の部分で検出された投影デ
    ータである第2のデータと、を少なくとも収集し、前記
    画像再構成手段は、前記収集手段により収集された前記
    第1のデータおよび第2のデータからそれぞれ補間され
    た第1の補間データおよび第2の補間データから画像を
    再構成することを特徴とする請求項6乃至15記載のX
    線CT装置。
  17. 【請求項17】 X線ビーム発生源と、前記X線ビーム
    発生源を所定の回転軸を中心に回転させる回転手段と、
    前記回転手段により回転している状態で前記X線ビーム
    発生源から発生したX線を検出する検出手段と、前記検
    出手段により検出されたデータを収集するデータ収集手
    段と、前記データ収集手段で収集されたデータに基づい
    て前記被検体の画像を再構成する画像再構成手段と、を
    具備するX線CT装置において、前記検出手段は、前記
    第1の方向に少なくとも4列の前記X線検出素子列を有
    し、前記X線検出素子列のうち少なくとも2列のX線検
    出素子列は、前記第2の方向に対して一致した位置に配
    列され、前記少なくとも2列のX線検出素子列とは前記
    第2の方向に対してずれて配置されたX線検出素子列が
    少なくとも2列あることを特徴とするX線CT装置。
  18. 【請求項18】 X線ビーム発生源と、前記X線ビーム
    発生源を所定の回転軸を中心に回転させる回転手段と、
    前記回転手段により回転している状態で前記X線ビーム
    発生源から発生したX線を検出する検出手段と、前記検
    出手段により検出されたデータを収集するデータ収集手
    段と、前記データ収集手段で収集されたデータに基づい
    て前記被検体の画像を再構成する画像再構成手段と、を
    具備するX線CT装置において、前記検出手段は、前記
    回転軸と略平行な第1の方向および前記第1の方向とは
    異なる第2の方向に配列された複数のX線検出素子と、
    前記X線検出素子よりも前記X線ビーム発生源側に設け
    られ、所定のX線遮断率を有するX線遮断手段と、を有
    し、前記X線遮断手段は、前記第1の方向および前記第
    2の方向にそれぞれ複数のX線遮断片を有し、前記所定
    の位置にある第1のX線遮断片は、前記第1のX線遮断
    片よりも第1の方向に配置された第2のX線遮断片に対
    し、前記第2の方向に所定の長さずれて配置されること
    を特徴とするX線CT装置。
  19. 【請求項19】 X線ビーム発生源と、前記X線ビーム
    発生源を所定の回転軸を中心に回転させる回転手段と、
    前記回転手段により回転している状態で前記X線ビーム
    発生源から発生したX線を検出する検出手段と、前記検
    出手段により検出されたデータを収集するデータ収集手
    段と、前記データ収集手段で収集されたデータに基づい
    て前記被検体の画像を再構成する画像再構成手段と、を
    具備するX線CT装置において、前記検出手段は、前記
    回転軸と略平行な第1の方向に複数配列されたX線検出
    素子列を有し、前記X線検出素子列は、前記第1の方向
    とは異なる方向である第2の方向に配列された複数のX
    線検出素子からなり、前記回転手段により前記X線ビー
    ム発生源が所定の回転角度にある際に、前記X線ビーム
    発生源と前記検出手段の間に、前記X線検出素子列のX
    線検出素子の数よりも多くのX線の経路に対するデー
    タ、および前記所定の回転角度に対してX線ビーム発生
    源が約180度回転した際に、前記X線ビーム発生源と
    前記検出手段の間に、前記X線検出素子の数よりも多く
    のX線の経路に対するデータを検出することを特徴とす
    るX線CT装置。
  20. 【請求項20】 前記画像再構成手段は、前記回転手段
    により前記X線ビーム発生源が所定の回転角度にある際
    のX線の経路に対するデータと、前記所定の回転角度に
    対してX線ビーム発生源が約180度回転した際のX線
    の経路に対するデータをそれぞれはめ込んだ後補間され
    たデータに基づいて画像を再構成することを特徴とする
    請求項19記載のX線CT装置。
  21. 【請求項21】 前記X線ビーム発生源は、前記被検体
    に対してヘリカルの軌跡を描くことを特徴とする請求項
    6乃至20いずれか1項記載のX線CT装置。
  22. 【請求項22】 所定の方向である第1の方向第1の方
    向に複数配列されたX線検出素子列と、前記X線検出素
    子列に照射されるX線の一部を遮断するX線遮断手段
    と、を有し、前記X線検出素子列は、前記第1の方向と
    は異なる方向である第2の方向に配列された複数のX線
    検出素子からなり、前記X線遮断手段は、前記第2の方
    向に対し所定の長さずれた開口部を有することを特徴と
    するX線検出器。
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