JP2002300726A - 電力供給システムおよび無効電力供給方法および自家発電設備解列方法ならびに無効電力供給指令装置 - Google Patents

電力供給システムおよび無効電力供給方法および自家発電設備解列方法ならびに無効電力供給指令装置

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JP2002300726A JP2001099441A JP2001099441A JP2002300726A JP 2002300726 A JP2002300726 A JP 2002300726A JP 2001099441 A JP2001099441 A JP 2001099441A JP 2001099441 A JP2001099441 A JP 2001099441A JP 2002300726 A JP2002300726 A JP 2002300726A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 需要家が所有する無効電力供給源を有効活用
して電力ネットワーク運用の安定化とコスト低下をはか
る。 【解決手段】 接続点3aの電力を計測する受電端電力
計測手段6と、送出する無効電力を指令する無効電力供
給指令装置8と、需要家2・前記計測手段6と前記指令
装置8とを高速通信網9で接続した電力供給システムに
おいて、前記指令装置8が、各接続点間のインピーダン
ス、発電所・変電所・各需要家の無効電力供給能力、接
続点を記述した電力ネットワークマップを作成する機能
と、現在の電圧・力率・無効電力を高速通信網9を介し
て常時収集する機能と、前記マップ上で異常発生点を検
索し必要無効電力を計算する機能と、マップ上で異常発
生点に直近の無効電力供給可能需要家を検索し特定する
機能と、当該需要家の供給可能無効電力現在値を計算し
無効電力供給指令を出す機能と、各需要家の無効電力送
出量を積算し売電料金を計算する機能とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統と並列運
転する自家発電設備とからなる電力供給システム、およ
び、該電力供給システムにおける無効電力供給方法なら
びに該電力供給システムにおける自家発電設備解列方
法、および、該電力供給システムを構成する無効電力供
給指令装置に関する。
【0002】
【従来の技術】並列運転する発電機が接続された電力系
統における無効電力供給量を制御する方法として、特開
平9−93815号公報に記載された方法がある。この
方法が適用されるシステムは、電力系統と電力ラインを
介して連携する発電機と、電力ラインに接続された負荷
設備と、買電電力の無効電力を検出する無効電力検出器
と、発電機の無効電力を検出する無効電力検出器と、発
電機の有効電力を検出する有効電力検出器、買電最小無
効電力を設定する買電最小無効電力設定器と、発電機の
最大無効電力を設定する発電機最大無効電力設定器と、
発電機の最小無効電力を設定する発電機最小無効電力設
定器と、発電機の定格力率を設定する発電機定格力率設
定器と、買電無効電力と発電機無効電力と発電機有効電
力と買電最小無効電力設定値と発電機最大無効電力設定
値と発電機最小無効電力設定値と発電機定格力率設定値
とが入力され、発電機の励磁電流を制御する励磁制御装
置とから構成される自家用発電機と電力系統との並列運
転システムである。
【0003】この自家用発電機と電力系統との並列運転
システムにおける需要家構内の無効電力調整を行う発電
機励磁制御方法は、発電機の出力の有効電力値がPNの
ときに、負荷が要求する無効電力が発電機の有効電力が
最大値PMのときの発電機の無効電力の最大値と買電無
効電力の最小値との和よりも大きい場合には、発電機の
無効電力の最大値に保持し、負荷が要求する無効電力が
買電無効電力の最小値より大きいが発電機の無効電力の
最大値と無効電力の最小値の和より小さい場合には、無
効電力を買電無効電力の最小値に保持する無効電力の制
御方法である。
【0004】この無効電力の制御方法は、買電力率制御
方式で無効電力が減少した場合に、発電無効電力が減少
し同期化が弱まることがないように制御している。
【0005】また、特開平5−232158号公報に
は、無効電力に関連する交流電圧が入力される90°移
相器および周波数測定装置と、周波数を信号に変換する
周波数/信号変換器と、無効電力に関連する交流電流お
よび90°移相器の出力が入力される乗算器と、信号/
集端数変換器と、分周器と、表示器と、クロック発生器
と、クロック分周器とを有して構成され、周波数/信号
変換器が90°移相器の伝達係数[K(f)]に比例あ
るいは反比例する出力信号を有し、乗算器および信号/
周波数変換器ならびに分周器からなるカスケード回路の
出力信号が交流電圧の周波数に無関係であるように、周
波数/信号変換器の出力が乗算器および信号/周波数変
換器ならびに分周器の入力と接続される無効電力を測定
する装置が提案されている。
【0006】また、特開平3−245739号公報に
は、商用電力系統と、系統連系される常用発電装置を備
えた需要家電力装置において、受電点の無効電力を検出
する無効電力検出器と、受電点の無効電力と設定無効電
力の偏差を検出する無効電力調整器と、無効電力調整器
が出力する無効電力調整信号により発電装置の発電機界
磁を調整する自動電圧調整装置の設定電圧を調整するこ
とにより、受電点力率を安定にして高力率に維持して、
買電費用を低減するようにした受電無効電力制御の需要
家電力設備が提案されている。
【0007】現在の電力取引においては、有効電力(k
W)が売買対象とされており、無効電力(kVar)は
売買対象となっていない。無効電力(kVar)は、電
力会社が電圧維持のため調相設備などで制御している。
このため、電力会社は無効電力調整のための調相設備を
設けることが必要となっている。また、一般需要家にお
いて、構内の力率を制御することで無効電力を制御し力
率85パーセント以上とすると電気料金が割引となる制
度があり、電力会社の調相設備負担を軽減している。
【0008】さらに、規制緩和が進展し、コージェネな
どの自家発電用発電設備の系統連系件数が増加すると、
無効電力供給源も増加し、現状以上に適正な電圧維持、
すなわち無効電力制御が困難となると予想される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題に鑑み、無効電力制御に関して一般需要家が所有す
る自家発電設備や調相設備などの無効電力供給源を有効
活用して、電力系統運用の安定化と電力供給システムの
設備コストの低下をはかることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電力会社と無効電力供給能力を有する需
要家との間を電力系統を介して連携した電力供給システ
ムにおいて、該電力供給システムを、各需要家と電力系
統との接続点における電圧および無効電力ならびに力率
を計測する受電端電力計測手段と、各需要家から電力系
統に向けて送出する無効電力を指令する無効電力供給指
令装置と、各需要家および各需要家に設けた受電端電力
計測手段と無効電力供給指令装置との間でデータを高速
で送受信する高速通信網とを備えて構成するとともに、
無効電力供給指令装置が情報処理装置を有し、この情報
処理装置が、電力系統の各接続点間の区間のインピーダ
ンスと、発電所および変電所ならびに各需要家の無効電
力供給能力と、接続点とを記述した電力ネットワークマ
ップを作成する機能と、発電所および変電所ならびに各
需要家の現在の電圧および力率ならびに無効電力を高速
通信網を介して常時収集するとともに電圧異常の発生を
監視する機能と、前記電力ネットワークマップ上で、電
圧異常を検出した接続点である電圧異常発生点を検索
し、該電圧異常発生点が必要とする無効電力である必要
無効電力を現在の力率を用いて計算する機能と、前記電
力ネットワークマップ上で、電圧異常発生点に最も近い
無効電力を供給可能な需要家を検索し、無効電力供給需
要家を特定する機能と、特定した無効電力供給需要家の
無効電力供給能力と、当該無効電力供給需要家の現在の
無効電力供給量である無効電力供給現在値から、当該無
効電力供給需要家が電力系統へ供給することができる無
効電力量である供給可能無効電力現在値を計算し、特定
した無効電力供給需要家に対して無効電力供給指令を出
す機能と、各需要家の無効電力送出量を積算し、無効電
力積算値に基づいて売電料金を計算する機能と有するこ
とを特徴とする。
【0011】本発明は、上記電力供給システムにおい
て、前記無効電力供給指令装置が、前記特定した無効電
力供給需要家の供給可能無効電力現在値量が必要無効電
力量に足りないときに、不足する無効電力量を計算し、
前記電力ネットワークマップ上で、無効電力を供給可能
な需要家を検索して第2の無効電力供給需要家を特定す
る機能と、特定した第2の無効電力供給需要家の無効電
力供給能力と無効電力供給現在値から、第2の無効電力
供給需要家が電力系統へ供給することができる供給可能
無効電力現在値を計算し、特定した第2の無効電力供給
需要家に対して無効電力供給指令を出す機能を有するこ
とを特徴とする。
【0012】本発明は、上記電力供給システムにおい
て、前記無効電力供給指令装置が、第2の無効電力供給
需要家の供給可能無効電力現在値が不足無効電力に足り
ないときに、さらに第3の無効電力供給需要家を前記電
力ネットワークマップ上で検索して特定することを特徴
とする。
【0013】本発明は、上記電力供給システムにおける
無効電力供給方法において、各需要家の接続点における
電圧および力率ならびに無効電力を常時監視する過程
と、電圧異常の発生を監視する過程と、電圧異常を検出
すると電力ネットワークマップ上で電圧異常発生点を検
索して特定し、特定した電圧異常発生点に最も近い無効
電力供給需要家を検索して特定する過程と、特定した無
効電力供給需要家の無効電力供給能力と無効電力供給現
在値から、当該無効電力供給需要家の供給可能無効電力
現在値を計算し、特定した無効電力供給需要家に対して
無効電力供給指令を出す過程と、各需要家の無効電力送
出量を積算する過程と、該無効電力積算量に基づいて売
電料金を計算する過程とを有して構成した。
【0014】本発明は、上記電力供給システムにおける
自家発電設備解列方法において、各需要家に無効電力の
時間変化率を検出する時間変化率検出手段を設け、検出
した時間変化率が一定値を超えたときに、当該需要家を
電力系統から解列して、当該需要家の自家発電設備を単
独運転することを特徴とする。
【0015】本発明は、上記電力供給システムにおける
自家発電設備解列方法において、変電所から出力される
無効電力または出力電圧を監視する過程と、変電所から
出力される無効電力の方向が変化するかまたは出力電圧
が0Vとなったことを検出すると、高速通信網を介して
各需要家に対し各需要家の自家発電設備を電力系統から
解列し、自家発電設備を単独運転させる指令を出力する
過程とを有している。
【0016】本発明は、各需要家と電力系統との接続点
における電圧および無効電力ならびに力率を計測する受
電端電力計測手段と、各需要家から電力系統に向けて送
出する無効電力を指令する無効電力供給指令装置と、各
需要家および各需要家に設けた受電端電力計測手段と無
効電力供給指令装置との間でデータを高速で送受信する
高速通信網とから構成され、電力会社と無効電力供給能
力を有する需要家との間を電力系統を介して連携した電
力供給システムを構成する無効電力供給指令装置におい
て、電力系統の各接続点間の区間のインピーダンスと、
発電所および変電所ならびに各需要家の無効電力供給能
力と、接続点とを記述した電力ネットワークマップを作
成する手段と、発電所および変電所ならびに各需要家の
現在の電圧および力率ならびに無効電力を高速通信網を
介して常時収集する手段と、電圧異常の発生を監視する
手段と、前記電力ネットワークマップ上で、電圧異常発
生点を検索し、該電圧異常発生点の必要無効電力を現在
の力率を用いて計算する手段と、前記電力ネットワーク
マップ上で、電圧異常発生点に最も近い無効電力を供給
可能な需要家を検索し、無効電力供給需要家を特定する
手段と、特定した無効電力供給需要家の無効電力供給能
力と無効電力供給現在値から、当該無効電力供給需要家
の供給可能無効電力現在値を計算し、特定した無効電力
供給需要家に対して無効電力供給指令を出す手段と、各
需要家の無効電力送出量を積算する手段と、該無効電力
積算値に基づいて売電料金を計算する手段とを有して構
成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電力供給シ
ステムの構成を、図1を用いて説明する。本発明にかか
る電力供給システムは、電力会社が設置する発電機を設
置した発電所1と、各種の需要家2−1〜2−kおよび
発電事業者2nとを電力系統3で接続するとともに、発
電機1と需要家2の間の変電所4などに設けた電力会社
が設置する調相設備41と、調相設備41の出力端の電
圧V、有効電力Pfと、無効電力Qを計測するネ
ットワーク変電所電力計測手段5と、各需要家2−1〜
2−kの受電点となる電力系統との接続点3a1〜3a
kにおける買電力または売電力の電圧V〜V、力率
Pf〜Pf、無効電力Q〜Qをそれぞれ計測す
る受電端電力計測手段6−1〜6−kと、発電事業者2
−nの接続点3anにおける売電力の電圧V、力率P
、無効電力Qをそれぞれ計測する発電事業者電力
計測手段6−nとを有して構成される。
【0018】さらに、電力供給システムは、無効電力供
給指令装置8と、各需要家2−1〜2−k、発電事業者
2nおよびネットワーク出力端電力計測手段5ならびに
受電端電力計測手段6−1〜6−k、発電事業者電力計
測手段6−nを、高速通信網9を介して接続して構成さ
れる。
【0019】需要家2は、自家発電機21を所有すると
ともに負荷22と調相設備23を有する自家発電所有需
要家A2−1や、自家発電機を所有せず負荷22と調相
設備23を有する調相設備所有需要家B2−2や、卸売
り事業者などの発電設備21を所有する発電事業者2−
nなどである。各需要家2−1〜2−kおよび発電事業
者2−nは、各々最大無効電力供給量(以下、無効電力
供給能力という)Q ±〜Q0k±,Q0n±を有し
ている。ここで、無効電力供給量の+は進み無効電力
を、−は遅れ無効電力を示す。さらに需要家2は、無効
電力供給指令装置8からの無効電力供給指令に基づい
て、例えば、発電機21の励磁電流を制御して発生する
無効電力量を変化させることができる。
【0020】電力系統3には、発電機1と調相設備41
間に値Zのインピーダンス30が、各受電点間に値Z
〜Zのインピーダンス31〜3nが、それぞれ存在
する。
【0021】例えば、変電所4に設けられる調相設備4
1としては、調相器、電力用コンデンサ、分流リアクト
ル、静止形無効電力補償装置などを用いることができ
る。調相設備41は、無効電力供給能力Q00±を有し
ており、系統全体に分散配置されてよい。
【0022】ネットワーク変電所電力計測手段5は、調
相設備41の出力端の電圧V、有効電力Pf、無効
電力Qの瞬時値すなわち現在値を計測する手段ととも
に、該計測値を無効電力供給指令装置8へ送信する通信
手段を有している。
【0023】受電端電力計測手段6−1〜6−nは、各
需要家2−1〜2−nの受電点3a1〜3anにおける
受電電力(買電力)または送出電力(売電力)の電圧V
〜V、力率Pf〜Pf、無効電力Q〜Q
瞬時値をそれぞれ計測するとともに、該計測値を無効電
力供給指令装置8へ高速通信網9を介して送信する通信
手段を有している。
【0024】無効電力供給指令装置8は、図2に示すよ
うに、情報処理装置81、電力ネットワークマップ8
2、電力系統監視手段83、無効電力供給制御手段8
4、計料手段85、通信制御手段86とを有して構成さ
れる。
【0025】情報処理装置81は、無効電力供給指令装
置全体を制御する手段であり、各手段の動作を制御す
る。さらに、情報処理装置81は、上記働きに加えて、
電力ネットワークマップを作成する電力ネットワークマ
ップ作成機能811を有している。
【0026】電力ネットワークマップ82は、図3に示
されるように、電力系統の各区間のインピーダンスZ0
〜Zn、発電機(発電所)1および変電所4の調相設備
41ならびに各需要家2−1〜2−nの無効電力供給能
力Q01〜Q0nと、接続点(受電点3a1〜3an)
などを記述したマップであり、無効電力供給可能現在値
などが書き替えられる。
【0027】電力系統監視手段83は、電力系統の現在
の状態および電力系統における電圧異常の発生を監視
し、電圧異常発生時に供給すべき無効電力量(必要無効
電力)を計算する手段である。電力系統監視手段83
は、現在値収集機能831と、電圧異常発生監視機能8
32と、電圧異常発生点特定機能833と、必要無効電
力計算機能834とを有している。
【0028】現在値収集機能831は、発電機1および
調相設備41ならびに各需要家2−1〜2−nの現在の
無効電力Q、力率Pf、電圧Vを高速通信網9を介して
常時収集する機能である。電圧異常発生監視機能832
は、電力系統3上の電圧異常発生を監視する機能であ
る。電圧異常発生点特定機能833は、電力ネットワー
クマップ82上で異常な電圧低下を起こした接続点また
は異常な電圧上昇を起こした接続点をサーチし、電圧異
常発生点を特定する機能である。必要無効電力計算機能
834は、電圧異常発生点の現在の力率pfを用いて必
要無効電力量を計算する機能である。
【0029】無効電力供給制御手段84は、電力供給シ
ステムを構成する需要家から無効電力を供給する需要家
を特定し、無効電力供給を指令する手段である。無効電
力供給制御手段84は、無効電力供給需要家特定機能8
41、供給可能無効電力現在値計算機能842と、無効
電力供給指令発生機能843と、無効電力不足時対応機
能844とを有している。
【0030】無効電力供給需要家特定機能841は、前
記電力ネットワークマップ上で、電圧異常発生点に最も
近い無効電力を供給可能な需要家をサーチし、無効電力
供給需要家を特定する機能である。供給可能無効電力現
在値計算機能842は、特定した無効電力供給需要家の
無効電力供給能力と、無効電力供給現在値から、当該無
効電力供給需要家が電力系統へ供給することができる無
効電力供給可能量を計算する機能である。無効電力供給
指令発生機能843は、特定した無効電力供給需要家に
対して無効電力供給指令を発生する機能である。無効電
力不足時対応機能844は、特定した無効電力供給需要
家の無効電力供給可能量が必要無効電力量に足りないと
きに、さらに、マップ82上で、無効電力を供給可能な
需要家をサーチし、第2の無効電力供給需要家を特定す
る機能である。
【0031】計料手段85は、各需要家や発電事業者か
ら電力系統に供給された無効電力量を記録し売電料金を
計算する手段であり、各需要家2−1〜2−nの無効電
力送出量を積算する供給無効電力積算機能851と、該
無効電力積算値に基づいて売電料金を計算する売電料金
計算機能852とを有している。通信制御手段86は、
高速通信網9を介した通信を制御する手段であり、各電
力計測手段からデータを収集したり各需要家に無効電力
供給を指令する通信を制御する。
【0032】このような構成を有する電力供給システム
において、無効電力を売買する電力系統の動作を、図4
を用いて説明する。
【0033】無効電力供給指令装置8において、電力系
統3の各区間のインピーダンスZ〜Zおよび発電所
の接続点3a、変電所4の接続点3a、各需要
家2−1〜2−kの接続点3a〜3a、発電事業者
2nの接続点3aを入力して電力系統3のマップを作
成する(S1)。
【0034】次いで、該電力ネットワークマップに、発
電所、変電所、各需要家、発電事業者の進み無効電力供
給可能量Q0s+と遅れ無効電力供給可能量Q0s−
発電所および発電事業者の発電パターン、各需要家のロ
ードパターンを登録する(S2)。
【0035】変電所電力計測手段5、各受電端電力計測
手段6−1〜6−k、発電事業者電力計測手段6−nか
らそれぞれの電圧V〜V,力率Pf〜Pf、無
効電力Q〜Qの現在値を常時取得し(S3)、電圧
Vの異常の発生の有無を監視する(S4)。
【0036】各接続点3a〜3aのいずれかに電圧
Vの異常低下(進み無効電力供給能力の不足)または異
常上昇(遅れ無効電力供給能力の不足)が発生すると、
電力ネットワークマップ上で電圧Vの電圧異常発生点X
をサーチし、場所を特定する(S5)。電圧異常発生点
Xの検出値を、それぞれ電圧V、力率Pf、無効電
力Qとする。
【0037】電圧異常発生点Xにおける電圧異常が電圧
低下の場合、力率Pfから必要とする無効電力である
必要無効電力Qpを計算する(S6)。電力ネットワ
ークマップ上で、電圧異常発生点Xに最も近い自家発電
設備または進相コンデンサもしくはリアクトルなどの調
相設備が設置された無効電力供給可能点Yをサーチし、
特定する(S7)。
【0038】無効電力供給可能点Yの無効電力供給可能
量Q0yと無効電力現在値Qから供給可能無効電力現
在値Qny=Qny+Qを計算する(S8)。
【0039】無効電力供給可能点Yの供給可能無効電力
現在値Qnyが、電圧異常発生点Xが必要とする無効電
力Qp以上であるか否か(Qny≧Qp)を判定す
る(S9)。
【0040】無効電力供給可能点Yの供給可能無効電力
現在値Qnyが、電圧異常発生点Xが必要とする必要無
効電力Qp以上である場合(Qny≧Qp)、無効
電力供給可能点Yに必要無効電力Qpを電力系統に供
給する必要無効電力Qp供給指令を出す(S10)。
【0041】ステップS9の判定の結果、無効電力供給
可能点Yの供給可能無効電力現在値Qnyが、電圧異常
発生点Xが必要とする必要無効電力Qpに満たない場
合(Qny<Qp)、無効電力供給可能点Yに供給可
能無効電力現在値Qを電力系統に供給する供給可能無
効電力現在値Q供給指令を出し(S11)た後、電圧
異常発生点Xで未だに不足する無効電力である不足無効
電力Qu(=Qp−Qny)を算出し(S12)、
この不足無効電力Quを供給可能な無効電力供給可能
量を有する第2の無効電力供給可能点Y+1を電力ネッ
トワークマップ上でサーチし、特定する(S13)。
【0042】第2の無効電力供給可能点Y+1の無効電
力供給可能量Q0y+1と無効電力現在値Qy+1
ら、第2の無効電力供給可能点Y+1の供給可能無効電
力現在値Qny+1(=Q0y+1−Qy+1)を計算
する(S14)。
【0043】第2の無効電力供給可能点Y+1の供給可
能無効電力現在値Qny+1が、不足無効電力Qu
(=Qp−Qny)以上であるか否か(Qny+1
≧Qp−Qny)を判定する(S15)。
【0044】第2の無効電力供給可能点Y+1の供給可
能無効電力現在値Qny+1が、不足無効電力Qu
上である場合(Qny+1≧Qu)、第2の無効電力
供給可能点Y+1に不足無効電力Qu供給指令を出す
(S16)。
【0045】ステップS15の判定で、第2の無効電力
供給可能点Y+1の供給可能無効電力現在値Qny+1
が、不足無効電力Quに満たない場合(Qny+1
Qu )、第2の無効電力供給可能点Y+1に供給可能
無効電力現在値Qny+1供給指令を出し、ステップS
11からステップS15の処理を繰返す。
【0046】このようにして、電力系統における無効電
力供給量が不足して電圧異常を検出した場合に、電力系
統に接続された電圧異常発生点Xに最も近い無効電力供
給能力を有する需要家や発電業者から無効電力の供給を
受けることができ、電力系統に準備する調相設備の増大
を抑制することができる。
【0047】各需要家や発電事業者が電力系統に供給し
た無効電力量をそれぞれ積算し、該無効電力積算値に基
づいて、各需要家や発電業者は無効電力の余裕分を電力
系統に売ることができ、調相設備の有効利用を図ること
ができる。
【0048】上記の説明においては、電圧異常を引き起
こす無効電力が進み無効電力である場合を説明したが、
電力が遅れ無効電力の場合であっても、上記と同様な手
法によって、必要とする無効電力とこの無効電力を供給
することができる需要家を特定して、必要とする無効電
力を直近の無効電力供給能力を有する個所から供給し
て、同様な動作をすることができる。
【0049】次いで、電力系統における停電発生時単独
運転検出と自家用発電設備の解列方法について説明す
る。
【0050】上記のように、無効電力を需要家の構外
(電力系統)に送り出すように構成すると、電力系統に
停電が発生したときに、自家発電設備を電力系統から解
列しないと自家発電設備に過大な負荷がかかり単独運転
することが困難となる。
【0051】以下、電力系統に停電が発生したときの解
列方法と単独運転方法について説明する。
【0052】電力系統に停電が発生すると、需要家2か
ら電力系統3に向けて出力される無効電力Qが急激に増
加する。したがって、例えば自家発電を有する需要家A
2−1に設けた受電端電力計測手段6−1の検出値Qを
常時監視し、その時間変化率ΔQ/ΔT(dQ/dT)
が一定値J以上になったときに需要家A2−1の自家発
電機21を電力系統3から解列させるようにする。
【0053】この解列方法は、需要家2に、電力系統3
との間を開閉する開閉手段71と、受電端3a−1の無
効電力の時間変化率ΔQ/ΔTを検出する時間変化率検
出手段72と、基準値Jが設定される基準値メモリとを
設け、受電端3aの無効電力Qを常時監視してその時間
変化率を計算し、時間変化率が一定値J以上となったと
きに電力系統3と需要家2との間に設けた開閉手段72
を開くことによって自家発電機21を電力系統3から解
列させ、自家発電機21を需要家2内で単独運転させる
ようにすることができる。
【0054】また、変電所4の無効電力Qの方向が変
化するか、または変電所4の出力端電圧Vが0Vとな
ると、電力系統3に停電が発生したと判断して、高速回
線9を介して各需要家2−1〜2−kや発電事業者2−
nの発電設備21を解列させるよう指示することによっ
て、電力系統3〜各需要家や発電事業者の発電設備を解
列させることができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、効電力
制御に関して一般需要家が所有する自家発電設備や調相
設備などの無効電力供給源を有効活用して、電力系統運
用の安定化と電力供給システムの設備コストの低下をは
かることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる無効電力売買方法が適応される
電力供給システムの構成を説明する図。
【図2】本発明にかかる電力供給システムを構成する無
効電力供給指令装置の構成を説明するブロック図。
【図3】本発明にかかる無効電力供給指令装置の電力ネ
ットワークマップの例を説明する図。
【図4】本発明にかかる電力供給システムにおける無効
電力供給方法の処理の流れを説明するフロー図。
【符号の説明】
1:電力会社発電所 2:需要家(発電事業者) 3:電力系統 3A:接続点 30:ネットワークインピーダンス 4:変電所 41:調相設備 5:変電所電力計測手段 6:受電端電力計測手段(発電事業者電力計測手段) 71:開閉手段 72:時間変化率検出手段 8:無効電力供給指令装置 81:情報処理装置 82:電力ネットワークマップ 83:電力系統監視手段 84:無効電力供給指令手段 85:計料手段 86:通信制御手段 9:高速通信網
フロントページの続き (72)発明者 進士 誉夫 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 大野 智之 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 市ヶ谷 真紀子 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 5G066 DA04 FB01 FB07 FB17 FC04 KA06 KA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力会社と無効電力供給能力を有する需
    要家との間を電力系統を介して連携した電力供給システ
    ムにおいて、各需要家と電力系統との接続点における電
    圧および無効電力ならびに力率を計測する受電端電力計
    測手段と、各需要家から電力系統に向けて送出する無効
    電力を指令する無効電力供給指令装置と、各需要家およ
    び各需要家に設けた受電端電力計測手段と無効電力供給
    指令装置との間でデータを高速で送受信する高速通信網
    とを有し、無効電力供給指令装置は情報処理装置を有
    し、この情報処理装置が、電力系統の各接続点間の区間
    のインピーダンスと、発電所および変電所ならびに各需
    要家の無効電力供給能力と、接続点とを記述した電力ネ
    ットワークマップを前記情報処理装置で作成する機能
    と、発電所および変電所ならびに各需要家の現在の電圧
    および力率ならびに無効電力を高速通信網を介して常時
    収集するとともに電圧異常の発生を監視する機能と、前
    記電力ネットワークマップ上で、電圧異常を検出した接
    続点(以下、電圧異常発生点という)を検索し、該電圧
    異常発生点が必要とする無効電力(以下、必要無効電力
    という)を現在の力率を用いて計算する機能と、前記電
    力ネットワークマップ上で、電圧異常発生点に最も近い
    無効電力を供給可能な需要家を検索し、無効電力供給需
    要家を特定する機能と、特定した無効電力供給需要家の
    無効電力供給能力と、当該無効電力供給需要家の現在の
    無効電力供給量(以下、無効電力供給現在値という)か
    ら、当該無効電力供給需要家が電力系統へ供給すること
    ができる無効電力量(以下、供給可能無効電力現在値と
    いう)を計算し、特定した無効電力供給需要家に対して
    無効電力供給指令を出す機能と、各需要家の無効電力送
    出量を積算し、無効電力量に基づいて売電料金を計算す
    る機能とを有することを特徴とする電力供給システム。
  2. 【請求項2】 前記無効電力供給指令装置が、前記特定
    した無効電力供給需要家の供給可能無効電力現在値量が
    必要無効電力量に足りないときに、不足する無効電力量
    を計算し、前記電力ネットワークマップ上で、無効電力
    を供給可能な需要家を検索して第2の無効電力供給需要
    家を特定する機能と、特定した第2の無効電力供給需要
    家の無効電力供給能力と無効電力供給現在値から、第2
    の無効電力供給需要家が電力系統へ供給することができ
    る供給可能無効電力現在値を計算し、特定した第2の無
    効電力供給需要家に対して無効電力供給指令を出す機能
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電力供給シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記無効電力供給指令装置が、第2の無
    効電力供給需要家の供給可能無効電力現在値が不足無効
    電力に足りないときに、さらに第3の無効電力供給需要
    家を前記電力ネットワークマップ上で検索して特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3に記載の電力供
    給システムにおける無効電力供給方法において、各需要
    家の接続点における電圧および力率ならびに無効電力を
    常時監視する過程と、電圧異常を検出すると電力ネット
    ワークマップ上で電圧異常発生点を検索して特定し、特
    定した電圧異常発生点に最も近い無効電力供給需要家を
    検索して特定する過程と、特定した無効電力供給需要家
    の無効電力供給能力と無効電力供給現在値から、当該無
    効電力供給需要家の供給可能無効電力現在値を計算し、
    特定した無効電力供給需要家に対して無効電力供給指令
    を出す過程と、各需要家の無効電力送出量を積算した過
    程と、上記積算した無効電力量から売電料金を計算する
    過程とからなる電力供給システムにおける無効電力供給
    方法。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項3に記載の電力供給
    システムにおける自家発電設備解列方法において、各需
    要家に無効電力の時間変化率を検出する時間変化率検出
    手段を設け、検出した無効電力の時間変化率が一定値を
    超えたときに、当該需要家の自家発電設備を電力系統か
    ら解列して、当該自家発電設備を単独運転することを特
    徴とする電力供給システムにおける自家発電設備解列方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項3に記載の電力供
    給システムにおける自家発電設備解列方法において、変
    電所から出力される無効電力または出力電圧を監視する
    過程と、変電所から出力される無効電力の方向が変化す
    るかまたは出力電圧が0Vとなったことを検出すると、
    高速通信網を介して各需要家に対し各需要家の自家発電
    設備を電力系統から解列し、当該自家発電設備を単独運
    転させる指令を出力する過程とを有することを特徴とす
    る電力供給システムにおける自家発電設備解列方法。
  7. 【請求項7】 各需要家と電力系統との接続点における
    電圧および無効電力ならびに力率を計測する受電端電力
    計測手段と、各需要家から電力系統に向けて送出する無
    効電力を指令する無効電力供給指令装置と、各需要家お
    よび各需要家に設けた受電端電力計測手段と無効電力供
    給指令装置との間でデータを高速で送受信する高速通信
    網とから構成され、電力会社と無効電力供給能力を有す
    る需要家との間を電力系統を介して連携した電力供給シ
    ステムを構成する無効電力供給指令装置において、電力
    系統の各接続点間の区間のインピーダンスと、発電所お
    よび変電所ならびに各需要家の無効電力供給能力と、接
    続点とを記述した電力ネットワークマップを作成する手
    段と、発電所および変電所ならびに各需要家の現在の電
    圧および力率ならびに無効電力を高速通信網を介して常
    時収集するとともに電圧異常の発生を監視する手段と、
    前記電力ネットワークマップ上で、電圧異常発生点を検
    索し、該電圧異常発生点の必要無効電力を現在の力率を
    用いて計算する手段と、前記電力ネットワークマップ上
    で、電圧異常発生点に最も近い無効電力を供給可能な需
    要家を検索し、無効電力供給需要家を特定する手段と、
    特定した無効電力供給需要家の無効電力供給能力と無効
    電力供給現在値から、当該無効電力供給需要家の供給可
    能無効電力現在値を計算し、特定した無効電力供給需要
    家に対して無効電力供給指令を出す手段と、各需要家の
    無効電力送出量を積算する手段と、該無効電力積算値に
    基づいて売電料金を計算する手段とを有することを特徴
    とする無効電力供給指令装置。
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