JP2002300522A - 編集リスト作成方法 - Google Patents

編集リスト作成方法

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JP2002300522A
JP2002300522A JP2001100643A JP2001100643A JP2002300522A JP 2002300522 A JP2002300522 A JP 2002300522A JP 2001100643 A JP2001100643 A JP 2001100643A JP 2001100643 A JP2001100643 A JP 2001100643A JP 2002300522 A JP2002300522 A JP 2002300522A
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの品質劣化を防ぎながら、またマルチ
フォーマットのデータに対応し、かつ素材を手許に一旦
溜めて使うことなく、さらに処理の互換を可能として、
コンテンツを形成することができる編集リストを作成す
るための編集リスト作成方法を提供する。 【解決手段】 エディティングターミナル15,16,
17は、EPL作成部10の主要部をなすものであり、
高圧縮サブ素材を読み出して復号し、得られた素材デー
タに基づく映像をモニタに表示しながら、EPLを作成
する。EPLは、編集に使用される素材を特定するため
の識別情報と、少なくとも一部の素材のフォーマットを
定義するフォーマット宣言文とを有する。エディティン
グターミナル15,16,17で作成されたEPLは、
EPL記憶部18に格納される。このEPL記憶部18
に格納されたEPLは、編集制御部20に読み出され
る。編集制御部20は、EPLに基づいて編集制御信号
を生成し、編集制御信号をコンテンツ形成部30に供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、編集リスト作成方
法に関し、特に複数の映像及び/又は音声の素材を用い
てコンテンツを形成するための編集リスト作成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】動画像の編集は、映画フィルムのスプラ
イサー+セメントに始まったが、ビデオ編集において
は、デルマト+はさみ+スプライシングテープという黎
明期を経て、ダビングによる電子編集時代が長く続いて
いる。
【0003】ここ十年ほどで普及したノンリニア編集
(non-linear editor)も、その延長線上にあるといえ
る。すなわち、メディアから得た画像を見ながら、主に
ダビングによって繋ぎ合わせ、必要に応じて画像処理を
施し、編集結果を再びメディアに収める、以上一連の作
業、あるいはその繰り返しという作業であり、何十年も
踏襲されている。
【0004】しかし、このような伝統手法には以下のよ
うな問題点がある。まず、データ圧縮と伸長を繰り返す
ことが原因での画質劣化が起こることである。アナログ
で編集を行う時代では、ダビングを繰り返すことにより
電子編集でも画質劣化が起きたが、ベースバンド・デジ
タルの時代に至ってほぼ完璧に解消されたはずであっ
た。しかし、昨今の画像圧縮技術の普及浸透によって、
画質問題は再燃することとなった。データ圧縮と伸長を
繰り返すことが原因である。この対策としては、圧縮率
を下げたり、圧縮単位を短くする、といった妥協策が講
じられるが、メディアのコストや通信時間など、多くの
面で不経済であり、しかも画質劣化が完全に解消される
わけでもない。データ圧縮しない場合でも、画像の拡大
縮小やピクセルシフト、合成など、いわゆる特殊効果の
繰り返し処理によっても、画質劣化と不経済をもたら
す。
【0005】次の問題は、従来の編集においては、単一
の画像フォーマットにしか対応できなかったことであ
る。NTSCなどの画像フォーマットは、受像機や電波割り
当てを主眼に考案・統一された。しかし、昨今HDVSやPC
上のウィンドウなど、複数の画像フォーマットが混在で
使われるのが、むしろ一般的である。単一のフォーマッ
トしか対応できないことは、素材の収集においても完パ
ケの提供においても大きな弊害となってきた。しかも、
とくにコンピュータ上では、ユーザーが勝手な仕様のウ
ィンドウを作れるため、用意されたフォーマットの中か
ら選ぶ方式では対応しきれない。
【0006】次の問題は、従来の編集では、素材を手許
に一旦溜めてから使うしかなかったことである。編集
時、目的とする画を特定するためタイムコードが使われ
るが、一巻中の位置を示すに過ぎず、メディアを特定す
ることは基本的に不可能であった。リール番号などでメ
ディアを特定する方法も使われるが、あくまでローカル
な運用範囲に留まる。したがって、素材は手許に一旦溜
めてから使うしかなく、手間とコストを要する。同様に
特殊効果やタイトル挿入なども機種依存で、手許の装置
が対応していない加工は不可能なため、編集結果も手許
のメディアに記録せざるを得ない。
【0007】以上の問題点の全てを解決するわけではな
いが、近年、編集リストとしてEDL(Edit Decision L
ist)を作成し、このEDLに記載されたプログラムに従
い自動的に電子編集を行うシステムが採用されてきてい
る。
【0008】ところで、前記EDLには、特殊効果な
ど、互換性のない項目も記述されており、システム限定
となっている。また、テープの架け替えなどもあり、人
手に頼ることが多い。融通が利きにくい点では、完パケ
を修正したい場合の対応も面倒であり、たとえば最初の
コマの前に1コマ挿入するだけでも、全編の再編集もし
くはダビングが必要となる。
【0009】このように、現状の編集システムは、現時
点でも不経済・不効率な面が多いが、それ以上に、ネッ
トワークのメリットを享受できないという一面がある。
現状に固執すれば、時代に取り残された後進的システム
になる危険性が高い。それぞれの問題は有機的に絡み合
っているため、部分的な対策を施しても新たな問題を引
き起こすであろうし、複雑さが連鎖的に増すので、現状
の編集システムのままではいずれは使われなくなること
もあり得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてなされたものであり、データの品質劣化を防ぎな
がら、またマルチフォーマットのデータに対応し、かつ
素材を手許に一旦溜めて使うことなく、さらに処理の互
換を可能として、コンテンツを形成することができる編
集リストを作成するための編集リスト作成方法の提供を
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る編集リスト
作成方法は、前記課題を解決するために、複数の映像及
び/又は音声の素材を用いてコンテンツを形成するため
の編集リストを作成する編集リスト作成方法において、
編集による出力を識別する識別情報とフォーマットを特
定するフォーマット宣言文とを少なくとも用いて編集内
容を定義する編集定義工程と、入力素材を識別する識別
情報と入力素材のフォーマットを特定するフォーマット
宣言文とを少なくとも用いて入力素材を定義しながらそ
の入力素材に施す処理を定義していく処理定義工程とを
備える。
【0012】このような各工程を備えることにより、本
発明に係る編集リスト作成方法は、まず、編集による出
力を識別する識別情報とフォーマットを特定するフォー
マット宣言文とを少なくとも用いて編集内容を定義し、
かつ入力素材を識別する識別情報と入力素材のフォーマ
ットを特定するフォーマット宣言文とを少なくとも用い
て入力素材を定義し、さらに入力素材に施す処理を定義
していく。
【0013】ここで、上記出力の識別情報及び入力素材
の識別情報は、それぞれグローバルユニークな同一体系
の識別コードであるので、出力及び入力素材を特定する
ことができる。
【0014】また、入力素材に施す処理方法もグローバ
ルユニークな同一体系の識別コードで記述するので、処
理方法も特定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る編集リスト作
成方法の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。この実施の形態は、図1に構成を示すように、本発
明の編集リスト作成方法に基づいて編集リストの一種で
ある、編集手続リスト(Edit Procecure List;EP
L)を作成するEPL作成部10を内蔵し、コンテンツ
を形成するコンテンツ形成装置1である。
【0016】コンテンツ形成装置1は、EPL作成部1
0のほか、EPLに基づいて編集制御信号を生成する編
集制御部20と、所定フォーマットのコンテンツを形成
するコンテンツ形成部30とを備えて成る。
【0017】このコンテンツ形成装置1には、複数の映
像及び/音声からなる素材が入力される。ここでは、説
明の都合上、例えば、ローカルエリアネットワーク(L
AN)や、インターネット等のネットワークに接続され
たデータベースに格納された素材とする。この素材は、
入力端子INを介してEPL作成部10及びコンテンツ
形成部30に供給される。
【0018】EPL作成部10は、上記素材をデコーダ
11で復号してから、ダウンコンバータ12で例えば間
引きし、エンコーダ13でJPEG(Joint Photograph
ic Experts Group;JPEG)方式などの所定の圧縮方
式で圧縮して高圧縮のサブ素材にし、サブ素材サーバー
14に格納する。サブ素材サーバー14は、ディスクア
レイ構成の記録再生部を有したAVサーバーでなり、入
力する高圧縮サブ素材を順次取り込み、これをファイル
化して記録再生部の指定されたアドレス位置に格納す
る。
【0019】そして、このサブ素材サーバー14に格納
された各ファイルの高圧縮サブ素材は、このサブ素材サ
ーバー14に接続された複数台(ここでは3台)の各エ
ディティングターミナル15,16,17に供給され、
EPLの作成に用いられる。
【0020】エディティングターミナル15,16,1
7は、EPL作成部10の主要部をなすものであり、高
圧縮サブ素材を読み出して復号し、得られた素材データ
に基づく映像をモニタに表示する。このとき、オペレー
タは、エディティングターミナルを介してサブ素材サー
バー14を制御し、サブ素材サーバー14に所望の動作
(再生、巻き戻し又は早送り等)を実行させながら、モ
ニタに表示された映像を目視確認してEPLを作成す
る。EPLは、編集に使用される素材を特定するための
識別情報と、少なくとも一部の素材のフォーマットを定
義するフォーマット宣言文とを有する。
【0021】以下、EPL作成部10で作成されるEP
Lについて説明する。EPLには、編集に使用される素
材を特定するための識別情報を記述する。素材の識別情
報は、グローバルユニークな識別コードであり、マテリ
アル識別コード(Material ID;UMID)と呼称され
る。また、このEPLには、上記識別コード体系に準拠
して、素材の処理方法を識別する識別コード、すなわち
画像処理方法を表す識別コードが定められる。この素材
の処理方法を識別する識別コードもグローバルユニーク
な識別コードであり、プロセス(Process)ID又はユ
ニークtransformID(UTID)と呼称される。UT
IDにより、フェード、ミックス、スーパー等の処理を
識別できる。また、このEPLには、出力に関するメタ
データも記述する。これはEPLによる編集結果のID
であり、上記UMIDも含む。また、このEPLには例
えば編集の開始点や終了点を時間で示す、タイムコード
(TimeCode;TC)も記述される。
【0022】さらに、EPLには、少なくとも一部の素
材のフォーマットを定義するフォーマット宣言文を記述
する。このフォーマット宣言文は、入力映像素材の画像
フォーマット及び/又は編集出力の画像フォーマットを
含むものである。このため、コンテンツ形成装置1によ
り形成されたコンテンツは、上記フォーマット宣言文に
より宣言されたフォーマットとされる。フォーマット宣
言文によりフォーマットを宣言すれば、どのようなフォ
ーマットのコンテンツも形成することができる。
【0023】一つのEPLファイルで記述される時間の
範囲は、最小がコマ、最大は無限である。記述の順番は
処理に従い、また、複数の処理を同時に実行させるよう
に記述できる。これは並列処理を記述できる“verilo
g”言語に似るので、それをベースに考えことができ
る。ただし、verilogにはlinkやglobal,structの概念が
ないので、流用は不可能である。
【0024】EPLは基本的に変数を持たない。四則演
算や関数文はなく命令文 (処理と制御) のみからなる。
画像データの受渡しは構文中に明記しない。上の行の出
力が下に入力されるだけとなる。
【0025】以下に、EPLの具体例を説明する。外部
のSD画(525i画)を白黒にし、回想シーンとして
同封の画に挿入し、タイトルを追加するという編集を行
うためのものである。図2及び図3にはEPLの記述例
を示す。図2と図3は、同一のEPL記述例を示すもの
であり、図2は簡略化したもの、図3は詳細なものであ
る。図4にはEPLの実行のイメージ図を示す。図5に
は編集後にできる映像を模式的に示す。
【0026】先ず、図2及び図3のEPL記述例につい
て説明する。1行目の下線部(1−1)の「epl」は、
後に続く()内に、EPLの単位を示すことを表すもの
であり、出力する画像を定義している。同行の下線部
(1−2)、すなわち「umid」は、上記出力画像の識別
情報であり、グローバルユニークな識別コードUMID
である。具体的には、図3に示すように、「02232203_8
24504F1_0800468A92000201」のように、長いコードであ
り、まさしくグローバルユニークなものである。同行の
下線部(1−3)及び(1−4)は、編集の開始点及び
終了点を示すものであり、ここでは開始フレームのタイ
ムコード及び終了フレームのタイムコードが記述されて
いる。開始点が「00:00:00.00」であり、終了点が「00:
01:00.02」であることを特定している。同行の下線部
(1−5)は、スキャンフォーマットscan_formatであ
り、上述した、フォーマット宣言文の一種である。ここ
では出力のビデオフォーマット(video format)を示
す。「#1080i」は、HD画像のビデオフォーマットであ
る。同行の下線部(1−6)、すなわち「}{」は、23
行目の下線部(23−1)の「}」と一緒になって、{}
で囲んだ範囲内に画像処理を羅列する、ということを示
す。ここでの画像処理は信号の流れに従う。
【0027】2行目の下線部(2−1)、すなわち「so
urce」は、後に続く()内に入力素材を指定するという指
定処理を意味する。()内の同行下線部(2−2)のum
idは画像IDであり、具体的には図3に示す「22083102
_95440497_0800468A62000232」のように長いコードであ
る。つまり、グローバルユニークな上記UMIDを用い
て素材を特定している。同行の下線部(2−3)は開始
フレームのタイムコードを示す。図2のように省略され
ているときは、先頭からということを示す。同行下線部
(2−4)の「#embedded.mpg」は素材の取得先、すな
わち素材が保管されている場所を示している。同行下線
部(2−5)の「#1080i」はスキャンフォーマットscan
_formatであり、上述した、フォーマット宣言文の一種
である。ここでは、入力素材のビデオフォーマットを示
している。よって入力素材の画像フォーマットを特定す
ることができる。この2行目の下線部(2−1)〜(2
−5)の記述により、入力素材を、ネットワークに接続
された、図4の素材記憶部40から読み出すことができ
る。
【0028】次に、図2の3行目の下線部(3−1)の
「fork」は、22行目の下線部(22−1)の「join」
と対になり、入力1に対して複数が並列処理され、出力
はjoinで一括加算されることを表す。図4では、符合4
1と加算器42で挟まれた範囲で行われる処理であり、
素材記憶部40からの入力1に対して、複数が並列処理
され、加算器42で一括加算されることを示す。その処
理の内容は4行目、5行目に示すとおりである。
【0029】4行目の下線部(4−1)の「@」は、後
に続く()内の数字により、切り抜き位置を入力側の時間
軸で指定していることを示す。そして、()内の同行下
線部(4−2)には、開始点が示される。ここでは、入
力側の時間軸による「02:10:00.00」が示されている。
同行下線部(4−3)の「put」は、後に続く()内に、
上記入力素材から切り抜いた部分の貼り付け位置を出力
側の時間軸で指定する。ここでは、()内の同行下線部
(4−4)及び(4−5)に示すように、出力側の「0
0:05.00」から「00:25.00」に貼り付けることを示す。
これは、入力側の時間軸で指定した切り抜き位置からの
入力素材43(図4に示す)を本編カット1として出力
側の「00:05.00」から「00:25.00」に貼り付ける処理に
なる。
【0030】5行目の下線部(5−1)の「@」も、後
に続く()内の数字により、切り抜き位置を入力側の時間
軸で指定していることを示す。そして、()内の同行下
線部(5−2)には、入力側の時間軸による「02:10:2
0.00」が示される。同行下線部(5−3)の「put」
も、後に続く()内に、上記入力素材から切り抜いた部分
の貼り付け位置を出力側の時間軸で指定することを示
す。ここでは、下線部(5−4)及び(5−5)に示す
ように、出力側の「00:35.00」から「01:00.02」に貼り
付けることを示す。これは、入力側の時間軸で指定した
切り抜き位置からの入力素材44(図4に示す)を本編
カット2として出力側の「00:35.00」から「01:00.02」
に貼り付ける処理になる。
【0031】次に、6行目の下線部(6−1)の「{」
は、11行目の下線部(11−1)の「}」と対をな
し、囲んだ範囲内では、入出力1対1で複数の処理を上
の行から順次実行するということを示す。図4に示す処
理45に相当する。
【0032】次に、7行目の下線部(7−1)の「sour
ce」により、後に続く()内に入力素材を指定する。()
内の同行下線部(7−2)のumidは、図3に示す「2208
3102_95440497_0800468A62000232」のように長いコード
である。同行の下線部(7−3)の「06:54:32.10」は
開始フレームのタイムコードを示す。同行下線部(7−
4)の「url」は素材の取得先、すなわち素材が保管さ
れている場所を示している。具体的には、図3に示すよ
うに、「ftp://43.14.61.62/source/」である。同行下
線部(7−5)の「#525i」はスキャンフォーマットsca
n_formatであり、上述した、フォーマット宣言文の一種
である。入力素材のビデオフォーマットを示している。
よって入力素材の画像フォーマットを指定することがで
きる。この7行目の下線部(7−1)〜(7−5)の記
述により、図4に示した処理45中にあって、ビデオフ
ォーマットが「#525i」の入力素材を、ネットワーク4
6を介して読み出し、図4の素材記憶部47に格納する
処理を特定できる。同行下線部(7−6)は、このソー
スが何のシーンに使われるのかを示す。ここでは、「//
recollect」であり、回想シーンであることを特定す
る。
【0033】次に、8行目の下線部(8−1)の「tran
sform」は、後に続く()内にて画像処理を指定するこ
とを示す。同行下線部(8−2)の「utid」は、処理I
Dであり、グローバルユニークな画像処理コード(Tran
sform ID;UTID)が記述される。具体的には、図3
に示すように、「12000000000090001」である。同行下
線部(8−3)の「url」は、処理方法の取得先、すな
わち処理方法が保管されている場所を示している。具体
的には、図3に示すように、「ftp://43.14.61.62/exec
/」というように記述される。同行下線部(8−4)の
「"upconv525to1080"」は、処理の通称であり、取得先
から得られなかったとき、代替え処理を可能にする。こ
こでは、ビデオフォーマットを525ラインから108
0ラインにアップコンバージョンする処理を表す。同行
下線部(8−5)の「#1080i」はスキャンフォーマット
scan_formatであり、上述した、フォーマット宣言文の
一種である。出力のビデオフォーマットを示している。
よって出力の画像フォーマットを指定することができ
る。入力のビデオフォーマットと同じなら省略すること
が可能である。この8行目の下線部(8−1)〜(8−
5)の記述により、図4に示した処理45中にあって、
図4の素材記憶部47に格納したビデオフォーマットが
「#525i」の入力素材を、ビデオフォーマット「#1080
i」にアップコンバージョン部48でアップコンバージ
ョンする処理を特定できる。
【0034】次に、9行目の下線部(9−1)の「tran
sform」で()内に画像処理を指定する。同行下線部
(9−2)の「utid」の具体例としては、図3に示すよ
うに、「120000000001F0001」がある。同行下線部(9
−3)の「url」にて、処理方法が保管されている場所
を示している。具体的には、図3に示すように、「ftp:
//43.14.61.62/exec/」というように記述される。同行
下線部(9−4)の「""monochrome"」は、処理の通称
である。ここでは、1080ラインにアップコンバージ
ョンされた画像を白黒にする処理を表す。なお、ここで
は、前行下線部(8−5)にあった「#1080i」の記述を
省略している。入力と同じなら省略可である。この9行
目の下線部(9−1)〜(9−4)の記述により、図4
に示した処理45中にあって、アップコンバージョン部
48でビデオフォーマット「#1080i」にアップコンバー
ジョンした画像は、モノクロ処理部49にて白黒画像と
される。
【0035】次に、10行目の下線部(10−1)の
「put」にて、後に続く()内に白黒画像の貼り付け位置
を出力側の時間軸で指定する。()内の同行下線部(10
−2)及び(10−3)にて、出力側の「00:25.00」か
ら「00:35.00」に、貼り付ける処理を特定している。図
5に示す回想シーンの貼り付けである。
【0036】次に、12行目の下線部(12−1)の
「{」は、21行目の下線部(21−1)の「}」と対を
なし、囲んだ範囲内では、入出力1対1で複数の処理を
上の行から順次実行するということを示す。図4に示す
処理51に相当する。
【0037】次に、13行目の下線部(13−1)の
「source」により、後に続く()内に入力素材を指定す
る。()内の同行下線部(13−2)のumidは、図3に
示す「00000000_8244041D_0800468A940000522」のよう
に長いコードである。同行の下線部(13−3)の「0
0:00:00.00」は開始フレームのタイムコードを示す。同
行下線部(13−4)の「url」は画像の取得先であ
り、具体的には、図3に示すように、「ftp://43.14.6
1.62/source/*.jpg」である。同行下線部(13−5)
の「#1080i」は入力素材のビデオフォーマットを示して
いる。よって入力素材の画像フォーマットを指定するこ
とができる。この13行目の下線部(13−1)〜(1
3−5)の記述により、図4に示した処理51中にあっ
て、ビデオフォーマットが「#1080i」の入力素材を、ネ
ットワーク52を介して読み出し、図4の素材記憶部5
3に格納する処理を特定できる。同行下線部(13−
6)は、このソースが何のシーンに使われるのかを示
す。ここでは、「// title」であり、タイトルに使われ
ることを特定する。
【0038】次に、14行目の下線部(14−1)の
「fork」は、20行目の下線部(20−1)の「join」
と対になり、入力1に対して複数が並列処理され、出力
はjoinで一括加算されることを表す。図4では、素材記
憶部53から読み出された素材が2系統で処理され、加
算器57で加算されるまでである。2系統での処理内容
は、以下のとおりである。
【0039】先ず、15行目の下線部(15−1)の
「put」にて、後に続く()内に、素材記憶部53から読
み出されたタイトル素材54の貼り付け位置を出力側の
時間軸で指定する。()内の同行下線部(15−2)及び
(15−3)にて、出力側の「00:00.00」から「00:04.
00」に、貼り付ける処理を特定している。
【0040】次に、16行目の下線部(16−1)の
「{」は、19行目の下線部(19−1)の「}」と対を
なし、囲んだ範囲内では、入出力1対1で複数の処理を
上の行から順次実行するということを示す。図4に示す
処理51の上半分の処理に相当する。
【0041】17行目の下線部(17−1)の「transf
orm」は、後に続く()内にて画像処理を指定する。同
行下線部(17−2)の「utid」は、具体的には、図3
に示すように、「1200000000080001」である。同行下線
部(17−3)の「url」は、具体的には、図3に示す
ように、「ftp://43.14.61.62/exec/」である。同行下
線部(17−4)の「"fadeout"」は、フェードアウト
処理を表す。同行下線部(17−5)では、出力のビデ
オフォーマットを省略している。入力のビデオフォーマ
ットと同様であるため省略できる。同行下線部(17−
6)の「1.0」は固有の因数であり、その処理が必要と
する固有の設定値を列挙したものである。17行目の下
線部(17−1)〜(17−6)の記述により、図4に
示した処理51中にあって、素材記憶部53から供給さ
れた「#1080i」の入力素材を、フェードアウト処理部5
5でフェードアウトする処理を特定できる。
【0042】次に、18行目の下線部(18−1)の
「put」にて、後に続く()内に、フェードアウト処理部
55からの処理出力56の貼り付け位置を出力側の時間
軸で指定する。()内の同行下線部(18−2)及び(1
8−3)にて、出力側の「00:04.00」から「00:05.00」
に、貼り付ける処理を特定している。
【0043】そして、加算器57にてタイトル素材54
+フェードアウト処理出力56を加算し、その加算出力
を加算器42に供給する。加算器42は、図5に示すよ
うに、フェードアウトするタイトルに続いて本編カット
1を入れ、白黒の回想シーンを挟んで、本編カット2を
入れた、編集結果を出力する。
【0044】次に、図3の下段の構文について説明す
る。下線部(25−1)の「format」は、後に続く{}に
て画像フォーマットを指定する。下線部(25−2)の
「1001/60000」や、下線部(25−3)の「Capturing
interval (long/long) [s]」(パラメータ)、或いは下
線部(26−1)の「"1080/59.94i"」、下線部(26
−2)の「// Name of format (char)」によって画像フ
ォーマットを指定している。
【0045】また、下線部(27−1)の「format」
も、後に続く{}にて画像フォーマットを指定する。下線
部(27−2)の「1001/60000」や、下線部(27−
3)の「Capturing interval (long/long) [s]」(パラ
メータ)、或いは下線部(28−1)の「"480/59.94
i"」、下線部(28−2)の「// Name of format (cha
r)」によって画像フォーマットを指定しているのは上記
と同様である。
【0046】そして、図3のEPLは、下線部(29−
1)の「image」にて同封の画像データの詳細を規定す
る。()内の下線部(29−2)には、バイナリ部分のバ
イト数を示す。ここでは、(bit+7)*8/8である。下線
部(29−3)は、ファイル内での名称であり、ここで
は「embedded」としている。下線部(29−4)の「bi
nary data...」は、データ本体を特定している。
【0047】以上により、EPLの具体例を説明した。
EPLは通常、文字列のままインタープリター(interp
reter)で処理される。編集等も文字列のままで行われ
る。コンパイル(Compile)等する際は、その機材固有
のコードとなるので、本書式には定義しない。保存等で
圧縮する際は、通常の無損失圧縮 (zip, lha の huffma
n など) を用いる。
【0048】また、UMIDはSMPTE330M basic UMID 3
2Bytesである。ユニバーサルレベル(Universal labe
l)やインスタンス(Instance)などを省き、マテリア
ルナンバー(Material number)16Bytes だけでもよ
い。出力画像は実行処理で発生するが、EPL生成で素
材発生と見做し、そこで付加する。
【0049】表記は16進法(hexadecimal)で、目視
のため任意にアンダースコア(underscore '_')を挿入
できる。括弧 ( ) で括った場合、素材そのものでな
く、加工した後の画像を示す。取得先 (source や tran
sform の引数) は、文字列の先頭で在り処を区別する。
UMIDが予めデータベース登録してあれば取得先は省
略可能となる。
【0050】また、タイムコードTCは、一般的な時:
分:秒.Frame で、不要な上位桁は省くことができる。入
力側は IN点TCのみを記述し、出力側はIN/OUT両方の
TCを記述する。出力側は、put() で挿入位置を記述す
るが、省略するとepl() で示す全編に有効となる。入力
側は、source() 中の引数、もしくは @() を用いて切り
出し位置を記述する。カット編集をする場合は、当然必
ず入出力両方のTCを記述する必要がある。入力側のT
Cは、エフェクト類のみなど、指定する必要のない場
合、省略できる。
【0051】上から下の行に受け渡す画像データは、R/
G/B/tl か Y/Pb/Pr/tl である。たとえば、Y色差 4:2:
2 なら左上画素から Y tl Pb Pr Y tlの繰り返しとな
る。また、format{} 指定の総ビット幅より細い経路を
通す際は、LSB first で詰め込む。
【0052】透過率tl(translucent) は Y 毎に付き、
通常画像では値が 0 (不透明) である。このtl は中間
的に用いるだけで、通常の epl() 実行出力には載せな
い。
【0053】入力画像のデータ形式はファイルの拡張子
で判別する。省略可能である。例えば、eplはEPL file
を示す。また、eivはEPLL Intermediate Videoを示す。
また、ybrはY/Pb/Prを示す。また、rgbは、Red/Green/B
lueを示す。またjpgはJPEGwp示す。また、mpgはMPEG1
を示す。
【0054】このように入力画像のデータ形式は、各種
あるが、標準的にサポートするのは上記とMPEG2全プロ
フィールである。標準以外の圧縮は、source()直後にtr
ansfrom()で伸長処理を記述する。上記eiv は、tlまで
含む非圧縮にformat{} header が付いたものである。こ
のeiv は、plug()をoptimizeで解消しないまま実行する
と発生する。通常はサーバーが UMID 基準で管理してお
り、EPL上にはファイル名は記述しない。したがって、
拡張子を記述するには、wild card '*' を用いる。
【0055】なお、出力画像はモニターや放送用のエン
コーダ(encode)にだけ供給されるので、非圧縮のみで
ある。ただし、epl() { } の最後の行に transform()
を記述して、圧縮を定義できる。
【0056】次に、EPLに載せるビデオスキャンフォ
ーマット(video scan format)の書式について説明す
る。
【0057】将来性や汎用性を考慮し、詳細仕様をいち
いち記述する。つまり、通称の "NTSC" と同時に、720x
480, 60/1.001, colorimetry,... を列挙する。
【0058】ただし、将来と言っても、あくまでラスタ
で、ピクセルとコマという概念は固持する。つまり本発
明のビデオフォーマットは、ラスタ映像フォーマットの
一般化表現である。
【0059】EPL上にformat{}文で載せる際は、以下
の例に示す如く、ASCII文字列で記述する。映像信号に
載せる際は、指定データ型の binary 128bytesを、クリ
ップ毎に入れる。 ・ Capturing interval … 撮影時の1コマの時間を示
す。 long/long [s] ・ Shutter speed … 撮影時のシャッタースピードを示
す。 float [s] ・ Shutter timing … シャッターを開けた時刻を示
す。 float [s] ・ Display interval … 表示時の1コマの時間を示
す。 long/long [s] ・ RGB on chromaticity … 三原色RGBと白の色度図上
の座標を示す。fixed x 2x 4 ・ Matrix coefficients … Y/Pb/Pr への変換マトリク
スを示す。 fixed x 9 ・ Gamma code … ガンマ変換の記号を示す。 char ・ Interlace code … インターレースの記号を示す。
char ・ padding … バイト数あわせ。 char x 4 ・ Picture size … 縦横の有効画素数を示す。 short*
short ・ Active size … 黒ベタを除いた範囲を示す。 short
*short ・ Clean aperture … 画質を保証する範囲を示す。 sh
ort*short ・ Pixel aspect ratio … 各ピクセルの縦横比を示
す。 float ・ Luminance offset … 輝度を開始する位置を示す。
float x 2 ・ Chrominance offset … 色差を開始する位置を示
す。 float x 2 ・ Luminance pitch … 輝度の画素の間引きを示す。 c
har x 2 ・ Chrominance pitch … 色差の画素の間引きを示す。
char x 2 ・ Bit width … Y/Pb/Pr/tl のデータビット幅を示
す。 char x 4 ・ Y range … 輝度 100% 白と 0% 黒の値を示す。 sho
rt x 2 ・ Other range … 輝度以外の最大値と最小値を示す。
short x 2 ・ Name of format … フォーマットの通称を示す。 ch
ar x 16 ここで、longは4バイトbytes, shortは2バイトbytes,ch
arは1バイトbyteのアンサインインテジャーunsigned in
tegerである。fixedは2bytes固定小数点で、0x7fff=1
と見做す。0x0001≒0.00003になる。また、floatは値と
して全項目で正のみだが、通常の4bytes IBM浮動小数点
となる。
【0060】透過率tlは中間処理に用いるだけで、通常
のepl()実行出力信号には載せない。ガンマは、ほかと
同様に係数 (0.018, 4.5, 1.099, 0.45, 0.099)での表
現も可能だが、実運用は変換テーブルである。色差は、
2's comp, オフセットバイナリ(offset binary)のい
ずれも可とし、レンジrangeの大小で表現する。
【0061】図6には具体例を示す。これは、(1080/5
9.95i)に関するものである。詳細な説明は省略する。
【0062】ここで、図1に戻る。エディティングター
ミナル15,16,17で作成されたEPLは、EPL
記憶部18に格納される。このEPL記憶部18に格納
されたEPLは、編集制御部20に読み出される。編集
制御部20は、EPLに基づいて編集制御信号を生成
し、編集制御信号をコンテンツ形成部30に供給する。
【0063】コンテンツ形成部30は、編集制御部20
から供給された編集制御信号に基づいて素材から所定フ
ォーマットのコンテンツを形成する。コンテンツ形成部
30には、上述したように入力端子INを介して入力素
材が供給される。
【0064】コンテンツ形成部30は、上記入力素材を
原素材サーバー31に格納しておく。原素材サーバー3
1は、ディスクアレイ構成の記録再生部と、AVサーバ
ーでなり、供給される各原素材のなかから指定された複
数系統の映像音声データを同時に取り込み、これをそれ
ぞれファイル化して記録再生部内の指定されたアドレス
位置に格納する。
【0065】原素材サーバー31は、編集制御部20か
ら供給される編集制御信号に基づいて、格納された各フ
ァイルの原素材を読み出し、原素材サーバー31に接続
された編集実行部32に供給する。
【0066】編集実行部32は、複数台(ここでは2
台)の各デコーダ33,34と、この編集実行部32の
主要部であるスイッチャー&エフェクター35と、エン
コーダ36からなる。各デコーダ33,34で復号され
た原素材は、スイッチャー&エフェクター35にて、編
集制御部20から供給される編集制御信号に基づいて、
編集処理が施された後、エンコーダ36に供給される。
エンコーダ36は、編集制御部20から供給される編集
制御信号に基づいたフォーマットで、編集処理が施され
た編集データにエンコード処理を施してから出力端子O
UTに供給する。
【0067】編集実行部32内にあって、スイッチャー
&エフェクター35は、デコーダ33及び34から2つ
の原素材出力が同時に与えられると、A/Bロール編
集、すなわち2つの信号を使用した切換編集や挿入編
集、或いは重ね合わせ編集等を行う際、その入力される
二つの原素材出力を使用してリアルタイムで編集処理を
行うようになされている。また、スイッチャー&エフェ
クター35は、デコーダ33又は34から一つの原素材
出力が与えられると、A/Bロール編集を行う際、必要
な二つの原素材を時間的に順番に読み出し、先に入力さ
れた原素材を一旦内部のバッファに蓄積しておき、続い
て入力される原素材と先に蓄積した原素材とを使用して
ノンリアルタイムで編集処理を行うようになされてい
る。
【0068】以上に説明したように、図1に示したコン
テンツ形成装置1は、編集に使用される素材や出力を特
定するためのUMIDや、処理方法を特定するためのU
TID、さらには入力素材、出力のフォーマットを特定
するスキャンフォーマットを、EPLに記述している。
このため、編集実行時には、素材をIDで取得できるの
で、重い画像データを伝送しない運用が可能となる。ま
た、素材をその都度取得させることで、著作権保護や課
金が可能となる。また、処理方法がIDで引用できるの
で、編集環境(機材の能力)を選ばない。また、処理方
法そのものの著作権保護や課金も可能となる。また、入
力素材を自由に選べる。また、複数フォーマットの出力
を同時に得られる。また、EPLを作成する作業は、低
画質で進められるので、場所や環境を選ぶことがない。
【0069】このコンテンツ形成装置1の内部にあって
EPL作成部10は、本発明の編集リスト作成方法にし
たがってEPLを作成しているので、画像データの品質
劣化を防ぎながら、またマルチフォーマットの画像デー
タに対応し、かつ素材を手許に一旦溜めて使うことな
く、さらに処理の互換を可能として、コンテンツを形成
するための編集リストを作成している。
【0070】次に、EPLを数カ所に存在する複数のグ
ループにより分散して作成し、コンテンツを編集するコ
ンテンツ形成システムについて説明する。EPLを用い
た編集作業では、素材を直接加工しないので、数カ所に
存在する複数のグループで分散して作業を進めることが
可能となる。
【0071】図7にコンテンツ形成システム60の全体
構成図を示す。素材編集グループ66、編集結果保存・
検索グループ74、編集結果利用グループ82がそれぞ
れLANを構成し、それらLANを接続して第1の編集
グループ部を形成している。また、コンピュータグラフ
ィック処理グループ93、クローズドキャプション処理
グループ102、地方局111もそれぞれLANを構成
し、それらLANを接続して第2の編集グループ部を形
成している。
【0072】このシステムでは、ビデオカメラ61で記
録された映像及び/又は音声からなる素材ファイル64
が、例えばインターネットのような外部ネットワーク6
3を介して、第1の編集グループ部の素材編集グループ
66に供給される。
【0073】先ず、第1の編集グループ部を構成する、
素材編集グループ66について説明する。素材編集グル
ープ66は、ゲート65とゲート89及び73の中にあ
り、二つのコンピュータ端末67及び68と、素材サー
バー(O)69と、デコーダ・エンコーダ(D)70
と、オフライン編集用のイントラフレームサーバー
(I)71と、EPLサーバー(E)72とからなる。
イントラフレームサーバーは、上記図1にて示したサブ
素材サーバー14に相当する。
【0074】素材編集グループ66のオペレータは、コ
ンピュータ端末67又は68を用いて、素材ファイル6
4を外部ネットワーク63を介して保管場所から或いは
ビデオカメラ61から、ダウンロードし、素材サーバー
69及びイントラフレームサーバー71に格納する。
【0075】イントラフレームサーバー71には、前述
したように高圧縮のサブ素材として格納される。すなわ
ち、前記素材ファイル64に収納されている素材をデコ
ーダ・エンコーダ70で復号してから間引き処理等を施
し、さらにエンコードして高圧縮のサブ素材にし、この
サブ素材をイントラフレームサーバー71に格納する。
【0076】上記二つのコンピュータ端末67及び68
は、上記図1に示したエディティングターミナルとして
も機能し、イントラフレームサーバー71からサブ素材
を読み出して復号し、得られた映像データに基づく映像
をモニタに表示する。このとき、オペレータは、コンピ
ュータ端末を介してイントラフレームサーバー71を制
御し、イントラフレームサーバー71に所望の動作(再
生、巻き戻し又は早送り等)を実行させながら、モニタ
に表示された映像を目視確認してEPLを作成する。E
PLは、上述したように、編集に使用される素材や出力
を特定するための識別情報と、少なくとも一部の素材の
フォーマットを定義するフォーマット宣言文とを有す
る。ここで、作成されたEPLは、EPLサーバー72
に格納される。このEPLサーバー72に格納されたE
PLは、第1の編集グループ部を構成する他のグループ
や、第2の編集グループ部を構成する各グループによっ
て、分業のために読み出される。
【0077】次に、編集結果保存検索グループ74につ
いて説明する。この編集結果保存検索グループ74は、
ゲート73とゲート81の中にあり、二つのコンピュー
タ端末75及び76と、素材サーバー(O)77と、デ
コーダ・エンコーダ(D)78と、オフライン編集用の
イントラフレームサーバー(I)79と、EPLサーバ
ー(E)80とからなる。
【0078】この編集結果保存検索グループ74は、上
記EPLサーバー72からEPLを取り出してEPLサ
ーバー80に格納し、格納されたEPLに基づいた編集
を行い、仮コンテンツを作成し、保存しておく。これに
よりこのコンテンツ形成システム60は、必要な編集結
果を資料として保存し得るように為される。また、EP
L及び編集結果を検索できる。
【0079】次に、編集結果利用グループ82について
説明する。この編集結果利用グループ82は、ゲート8
1から送出側にあり、二つのコンピュータ端末83及び
84と、素材サーバー(O)85と、EPLサーバー
(E)86と、送出用デコーダ・スイッチャー・エフェ
クター87と、メディア用デコーダ・スイッチャー・エ
フェクター88とからなる。
【0080】そして、この編集結果利用グループ82
は、上記EPLサーバー72からEPLを取り出してE
PLサーバー86に格納し、格納されたEPLに基づい
たコンテンツを、上記図1の編集制御部20に対応する
コンピュータ端末83及び84を用い、素材サーバ85
に格納されている素材等を使って作成し、上記図1の編
集実行部32に対応する送出用デコーダ・スイッチャー
・エフェクター87や、メディア用デコーダ・スイッチ
ャー・エフェクター88から、送出したり、メディアと
して配信する。
【0081】第2の編集グループ部について説明する。
第2の編集グループ部は、第1の編集グループ部と、ゲ
ート89及び92に接続された外部ネットワーク90を
介して接続しており、プログラムフォルダ91の形態で
EPLを双方向に伝送することができる。
【0082】第2の編集グループ部を構成する、コンピ
ュータグラフィック処理グループ93、クローズドキャ
プション処理グループ102、地方局111は、EPL
の作成を分散して行うグループである。
【0083】先ず、コンピュータグラフィック処理グル
ープ93について説明する。コンピュータグラフィック
処理グループ93は、二つのコンピュータ端末94及び
95と、素材サーバー(O)96と、デコーダ・エンコ
ーダ(D)97と、オフライン編集用のイントラフレー
ムサーバー(I)98と、EPLサーバー(E)99
と、コンピュータグラフィックサーバー(CG)100
とからなる。イントラフレームサーバー98は、上記図
1にて示したサブ素材サーバー14に相当する。
【0084】コンピュータグラフィック処理グループ9
3のオペレータは、素材編集グループ66のEPLサー
バー72から、EPLをプログラムフォルダに収納して
ダウンロードし、EPLサーバー99に格納する。イン
トラフレームサーバー98には、コンピュータグラフィ
ック処理を行うときに用いる素材が、デコーダ・エンコ
ーダ97により高圧縮の素材とされて格納される。そし
て、コンピュータ端末94又は95により、コンピュー
タグラフィックサーバー(CG)100を用いて、イン
トラフレームサーバー98から読み出したサブ素材にC
G処理を施した編集を行いながら、モニタに表示してE
PLを作成する。ここで、作成されたEPLはEPLサ
ーバー99に格納されると同時に、プログラムフォルダ
に収納されて素材編集グループ66のEPLサーバー7
2に送られる。
【0085】次に、クローズドキャプション処理グルー
プ102について説明する。クローズドキャプション処
理グループ102は、二つのコンピュータ端末103及
104と、素材サーバー(O)105と、デコーダ・エ
ンコーダ(D)106と、オフライン編集用のイントラ
フレームサーバー(I)107と、EPLサーバー
(E)108と、クローズドキャプションサーバー(C
C)109とからなる。
【0086】クローズドキャプション処理グループ10
2のオペレータは、素材編集グループ66のEPLサー
バー72から、EPLをプログラムフォルダに収納して
ダウンロードし、EPLサーバー108に格納する。イ
ントラフレームサーバー107には、クローズドキャプ
ション処理を行うときに用いる素材が、デコーダ・エン
コーダ105により高圧縮の素材とされて格納される。
そして、コンピュータ端末103又は104により、ク
ローズドキャプションサーバー(CC)109を用い
て、イントラフレームサーバー107から読み出したサ
ブ素材にCC処理を施した編集を行いながら、モニタに
表示してEPLを作成する。ここで、作成されたEPL
は、EPLサーバー108に格納されると同時に、プロ
グラムフォルダに収納されて素材編集グループ66のE
PLサーバー72に送られる。
【0087】次に、地方局111について説明する。地
方局111は、二つのコンピュータ端末112及113
と、素材サーバー(O)114と、デコーダ・エンコー
ダ(D)115と、オフライン編集用のイントラフレー
ムサーバー(I)116と、EPLサーバー(E)11
7と、地方独自情報(DI)サーバー118とからな
る。
【0088】地方局111のオペレータは、素材編集グ
ループ66のEPLサーバー72から、EPLをプログ
ラムフォルダに収納してダウンロードし、EPLサーバ
ー117に格納する。イントラフレームサーバー116
には、地方局の編集で用いる素材が、デコーダ・エンコ
ーダ115により高圧縮の素材とされて格納される。そ
して、コンピュータ端末112又は113により、地方
独自情報(DI)サーバー118を用いて、イントラフ
レームサーバー116から読み出したサブ素材に独自の
編集を施しながら、モニタに表示してEPLを作成す
る。ここで、作成されたEPLは、EPLサーバー11
8に格納されると同時に、プログラムフォルダに収納さ
れて素材編集グループ66のEPLサーバー72に送ら
れる。
【0089】そして、最終的に素材編集グループ66に
て、EPLサーバー72内の各EPLを管理し、各EP
Lを統合・最適化する。編集結果保存・検索グループ7
4、編集結果利用グループ82では、前記素材編集グル
ープ66にて統合・最適化されたEPLを用いる。
【0090】以上、説明したように、上記図7に示した
コンテンツ形成システムは、編集に使用される素材や出
力画像を特定するためのUMIDや、処理方法を特定す
るためのUTID、さらには入力素材、出力画像のフォ
ーマットを特定するスキャンフォーマットを、EPLに
記述している。このため、編集実行時には、素材をID
で取得できるので、重い画像データを伝送しない運用が
可能となる。また、素材をその都度取得させることで、
著作権保護や課金が可能となる。また、処理方法がID
で引用できるので、編集環境(機材の能力)を選ばな
い。また、処理方法そのものの著作権保護や課金も可能
となる。また、入力素材を自由に選べる。また、複数フ
ォーマットの出力を同時に得られる。また、EPLを作
成する作業は、低画質で進められるので、場所や環境を
選ぶことがない。また、編集作業では、素材を直接加工
しないので、分散したグループにより分業体制で同時に
作業が進められる。
【0091】次に、EPL編集作業の分業の具体例につ
いて図8〜図14を用いて説明する。インタビュー収録
生素材を粗編集してEPL(1)を作成したあと、カッ
ト編集のEPL(2−a)、モザイク編集のEPL(2
−b)、日本語字幕のEPL(2−c)、英訳字幕のE
PL(2−d)を並行して作成し、最後にまとめてオプ
ティマイズしたEPL(3)を作成したのち、実行 (完
パケ映像信号の出力)する、という想定である。なお、
この例では format{} や表現が似る個々の処理を省略し
て書いている。
【0092】図8は、EPL編集作業を分業する、コン
テンツ形成システム120の機能ブロック図を示す。ビ
デオカメラ121で撮影した映像及び/又は音声からな
る素材を、ロッギング部(粗編集部)122で粗編集し
てEPL(1)を作成する。このEPL(1)を用い、
カッティング編集部123,モザイク編集部124,サ
ブタイトル日本語編集部125、サブタイトル英語編集
部126が並行して、それぞれの編集を進めて、カット
編集のEPL(2−a)、モザイク編集のEPL(2−
b)、日本語字幕のEPL(2−c)、英訳字幕のEP
L(2−d)を作成する。もちろん、粗編集部122、
カッティング編集部123、モザイク編集部124、サ
ブタイトル日本語編集部125及びサブタイトル英語編
集部126は、上記図1に示したEPL作成部10と同
様の構成、機能を備えている。
【0093】そして、日本語及び英語統合・最適化部1
27等が各編集部からのEPL(2−a),(2−
b)、(2−c),(2−d)を統合して最適化し、E
PL(3)を生成する。日本語及び英語統合・最適化部
127等は、上記図1に示した編集制御部20の機能も
備えている。EPL(3)は、実際に編集を行う、編集
実行部128に送られる。
【0094】編集実行部128は、上記図1に示したコ
ンテンツ形成部30と同様の、構成機能を備えてなり、
ビデオカメラ121からの素材を内部サーバーに蓄えて
おいてあるので、上記EPL(3)を用いて編集を実行
できる。
【0095】図9は、粗編集部122にて作成された粗
編集EPL(1)である。UMID「12345608_2345046
7_0800468A88000021」にて、出力を指定している。そし
て、編集の開始点及び終了点を、開始フレームのタイム
コード及び終了フレームのタイムコードで記述する。こ
こでは、開始点が「00:00:00.00」であり、終了点が「0
0:01:03.12」である。この出力のビデオフォーマットは
「#1080i」という記述で特定することができる。
【0096】次に、UMID「29543202_234504C0_0800
468A72000098」により入力素材を識別し、保管場所「fi
le://43.14.61.62/source/」からビデオフォーマット
「#1080i」の入力素材を読み出すことを特定している。
【0097】次に、「fork」と「join」の対により、入
力1に対して5つの並列処理が行われ、出力はjoinで一
括加算されることを表す。先ず第1の処理は、入力側の
時間軸「10:00:00.12」からのインタビューワーと一緒
の素材を、出力側の時間軸「00:00.00」から「00:03.0
0」までに貼り付けるものである。第2の処理は、入力
側の時間軸「10:01:05.23」からの話しているときの素
材を、出力側の時間軸「00:03.00」から「00:20.13」ま
でに貼り付けるものである。第3の処理は、入力側の時
間軸「10:02:54.11」からの話しているときの素材を、
出力側の時間軸「00:20.13」から「00:40.09」までに貼
り付けるものである。第4の処理は、入力側の時間軸
「10:05:18.19」からの話し手の頭の背景画像を、出力
側の時間軸「00:40.09」から「00:43.10」までに貼り付
けるものである。第5の処理は、入力側の時間軸「10:0
7:33.03」からの話しているときの素材を、出力側の時
間軸「00:43.10」から「01:03.12」までに貼り付けるも
のである。
【0098】図10は、カッティング編集部123にて
作成されたカット編集用のEPL(2−a)である。U
MID「00521209_234504A3_0800468A89000128」にて、
出力を特定し、編集の開始点及び終了点を、「00:00:0
0.00」及び「00:00:45.00」と特定している。また、出
力のビデオフォーマットも「#1080i」という記述で特定
することができる。
【0099】次に、UMID「12345608_23450467_0800
468A88000021」で、ビデオフォーマット「#1080i」の入
力素材を、保管場所「file://43.14.61.62/source/」か
ら取り出すことを特定している。
【0100】そして、上記入力素材を用いて、以下の5
つのカット編集を行う。先ず第1の処理は、入力側の時
間軸「00:00:00.07」からの素材を、出力側の時間軸「0
0:00.00」から「00:23.04」までに貼り付ける。第2の
処理は、入力側の時間軸「00:00:32.23」からの素材
を、出力側の時間軸「00:23.04」から「00:28.17」まで
に貼り付ける。第3の処理は、入力側の時間軸「00:00:
40.09」からの素材を、出力側の時間軸「00:28.17」か
ら「00:31.18」までに貼り付ける。第4の処理は、入力
側の時間軸「00:00:44.12」からの素材を、出力側の時
間軸「00:31.18」から「00:37.29」までに貼り付ける。
第5の処理は、入力側の時間軸「00:00:52.21」からの
素材を、出力側の時間軸「00:37.29」から「00:45.00」
までに貼り付ける。これら5つのカット編集は一括加算
される。
【0101】上記5つの処理を括った「fork」と「joi
n」という記述の後に、「jack(mosaic)」及び「jack
(super)」という記述がある。「jack」は、統合・最適
化部127にてオプティマイズ時に「child EPL」から
の受け取り位置を示すものである。(mosaic)及び(sup
er)は、ユーザ任意で与える仮のIDである。ここで
は、モザイク編集部124で行うモザイク編集で作成し
たEPLを受け取る位置を示すので、(mosaic)を用い
た。また、サブタイトル日本語編集部125で行う日本
語字幕編集で作成したEPLを受け取る位置を示すので
(super)を用いた。オプティマイズした後、「jack(mo
saic)」及び「jack(super)」という記述は消える。
【0102】図11は、モザイク編集部124にて作成
されたモザイク編集用のEPL(2−b)である。UM
ID「21341109_23450411_0800468A9B000032」にて、出
力を特定し、編集の開始点及び終了点を、「00:00:00.0
0」及び「00:01:03.12」と特定している。また、出力映
像のビデオフォーマットも「#1080i」という記述で特定
することができる。
【0103】次に、UMID「12345608_23450467_0800
468A88000021」で、ビデオフォーマット「#1080i」の入
力素材を、保管場所「file://43.14.61.62/source/」か
ら取り出すことを特定している。
【0104】そして、上記入力素材を用いて、以下の2
つのモザイク編集を行う。先ず第1のモザイク編集は、
保管場所「ftp://43.14.61.62/exec/」に保管されてい
る、「12000000000C0004」という処理ID(UTID)
で特定された画像処理を使って、入力素材と同様のビデ
オフォーマット「#1080i」で、「=384x232+880+128」と
いう設定値で行う。このモザイク編集で得られた編集結
果は、開始点「00:03.00」から終了点「00:40.09」に貼
り付ける。第2のモザイク編集は、保管場所「ftp://4
3.14.61.62/exec/」に保管されている、「12000000000C
0004」という処理ID(UTID)で特定された画像処
理を使って、入力素材と同様のビデオフォーマット「#1
080i」で、「=400x256+864+96」という設定値で行う。
このモザイク編集で得られた編集結果は、開始点「00:4
3.00」から終了点「01:03.12」に貼り付ける。これら2
つのモザイク編集は一括加算される。
【0105】上記2つの処理を括った「fork」と「joi
n」という記述の後に、「plug(mosaic)」という記述
がある。「plug」は、統合・最適化部127にてオプテ
ィマイズ時に「parent EPL」への受け渡し位置を示すも
のである。「(mosaic)」は、ユーザ任意で与える仮の
IDである。オプティマイズした後、「plug(mosai
c)」という記述は消える。
【0106】図12は、サブタイトル日本語編集部12
5にて作成された日本語字幕編集用のEPL(2−c)
である。UMID「12221109_234504FB_0800468AC10003
41」にて、出力を特定し、編集の開始点及び終了点を、
「00:00:00.00」及び「00:01:03.12」と特定している。
また、出力のビデオフォーマットも「#1080i」という記
述で特定することができる。
【0107】次に、UMID「12345608_23450467_0800
468A88000021」で、ビデオフォーマット「#1080i」の入
力素材を、保管場所「file://43.14.61.62/source/」か
ら取り出すことを特定している。
【0108】そして、上記入力素材を用いて、以下の編
集を行う。先ず、保管場所「ftp://43.14.61.62/exec
/」に保管されている、「1200000000130081」という処
理ID(UTID)で特定された処理方法を使って、入
力素材と同様のビデオフォーマット「#1080i」で、「飛
行機に乗った男」というサブタイトルを作成する。この
サブタイトル作成の結果は、開始点「00:00.00」から終
了点「00:10.00」に貼り付ける。次に、保管場所「ftp:
//43.14.61.62/exec/」に保管されている、「120000000
0120081」という処理ID(UTID)で特定された処
理方法を使って、入力素材と同様のビデオフォーマット
「#1080i」で、「離陸したとたん、気を失った。」とい
う日本語字幕を、開始点「00:01.00」から終了点「00:0
4.02」にスーパーインポーズ(貼り付ける)する。次
に、同じ保管場所に保管されている、同じ処理方法を使
って、同じビデオフォーマットで、「目覚めたのは南の
島だった、」という日本語字幕を、開始点「00:04.12」
から終了点「00:07.29」にスーパーインポーズする。そ
して、いくつかの日本語字幕を画像に貼り付け、最後
に、同じ保管場所に保管されている、同じ処理方法を使
って、同じビデオフォーマットで、「いつか夢で見たは
ずの景色が広がっていた。」という日本語字幕を、開始
点「01:00.12」から終了点「01:03.12」にスーパーイン
ポーズする。これらの編集は一括加算される。
【0109】上記処理を括った「fork」と「join」とい
う記述の後に記述している、「plug(super)」は、既
に説明したように、統合・最適化部127にてオプティ
マイズ時に「parent EPL」への受け渡し位置を示すもの
である。
【0110】図13には、サブタイトル英語編集部12
6にて作成された英訳字幕編集のEPL(2−d)を示
す。このEPLは、上記図12を用いて説明した日本語
字幕編集のEPLの英語版である。サブタイトルや翻訳
処理のIDが異なっているが、略同じような内容である
ので、ここでは説明を省略する。
【0111】そして、図14には、日本語統合・最適化
部127が各編集部からのEPL(2−a),(2−
b)、(2−c)を統合・最適化して作成した、EPL
(3)を示す。図10〜図12にて説明した、カット編
集、モザイク編集、日本語字幕編集を統合・最適化する
ことによって得たEPLである。詳細な説明は省略す
る。
【0112】このほかに、英語統合・最適化部128で
EPL(2−a),(2−b),(2−d)を統合・最
適化することにより、同様な英語版が生成できるが、こ
こでは省略した。
【0113】以上の例では、二段階のカット編集を経て
おり、仮編集の継ぎ目を本編集で継ぎ直さず、そのまま
活かしている箇所があるため、両者を統合したときの編
集点が多くなった。
【0114】また、ここでは、素材もタイトラーもエフ
ェクターも、全て同じサーバーから取得している。しか
も、明記してないが、編集実行する装置と同一のLAN
に置かれている。運用上、安全な方法ではあるが、遠く
のサーバーから取得することが多くなると予想される。
【0115】なお、参考までに、統合・最適化を、NT
SC用に変換する例を、図15に示す。素材の入力元の
ビデオフォーマットは、「#1080i」であるが、NTSC
用への変換であるので、処理と出力のフォーマットは、
「#525ii」となる。したがって、これを統合すると、E
PL(3)の最後に「down converter」の付いたものが
生成される。また、処理順が明らかな場合は、plug(),
jack() による接続は不要である。
【0116】このように、図8に構成を示した、コンテ
ンツ形成システム120は、EPL編集作業を分業する
ことができる。編集作業では、素材を直接加工しないの
で、分業体制で同時に作業を進められるためである。ま
た、各編集部で作成されたEPLには、入力素材、出力
映像のフォーマットをスキャンフォーマットで特定して
いる。このため、入力素材は自由に選べる。また、複数
フォーマットの出力映像が同時に得られる。
【0117】なお、遠隔地で編集作業をする具体例とし
ては、上記図7に示したシステムの他にも、図16に示
すようなコンテンツ形成システム130を構成すること
ができる。ビデオカメラ131で撮影した映像及び/又
は音声からなる素材を、低レートエンコーダ132にて
圧縮し、サブ素材として携帯電話133又はインターネ
ット134で編集部135に送る。編集部135では、
サブ素材を、所望の動作(再生、巻き戻し又は早送り
等)で実行させながら、モニタに表示された映像を目視
確認してEPLを作成する。EPLは、編集に使用され
る素材や出力画像を特定するための識別情報と、少なく
とも一部の素材のフォーマットを定義するフォーマット
宣言文とを有する。そして、生成したEPLを携帯電話
136又はインターネット137で、編集実行部140
に送る。編集実行部140には、ビデオカメラ131か
らの素材も、ビデオテープ138のハンドキャリー又は
インターネット139により送られる。そして、編集実
行部140は、上記素材を内部サーバーに蓄えているの
で、上記EPLを用いて、編集を実行できる。
【0118】ここまでの説明は、編集に使用される素材
や出力を特定するためのUMIDや、処理方法を特定す
るためのUTID、さらには入力素材、出力映像のフォ
ーマットを特定するスキャンフォーマットを、EPLに
記述したことによって課題を解決できたことについて説
明した。
【0119】しかし、従来の課題としては、画質の劣化
に関するものもあった。例えば、ビデオカメラで収録し
た映像にいくつかのカット(映像シーン)をつなぎ合わ
せるカット編集と、テロップ文字をスーパインポーズす
るテロップ編集を施してから、完成した映像を放送する
までにも、データ圧縮と伸張を繰り返すことになり、画
質の劣化が生じる。この具体例を、図17の処理遷移図
を用いて説明する。先ず、ビデオカメラ150で撮影さ
れた映像は、ビット・レート・リダクション(Bit Rate
Reduction:BRR)エンコード(enc)処理151に
て圧縮され、ビデオテープに映像素材152として収録
される。この映像素材152に対してカット編集を施す
ときには、圧縮されている映像素材を一旦、デコード
(dec)処理153により伸長してから、編集処理(Edi
t1)154にてカット編集する。カット編集を施した映
像素材は、再度、エンコード処理155で圧縮されてか
ら映像素材156としてビデオテープに記録される。次
に、この映像素材156に対してテロップ編集を施すと
きには、圧縮されている映像素材をまた、デコード(de
c)処理157により伸長してから、編集処理(Edit2)
158にてテロップをスーパーインポーズする。テロッ
プ編集を施した映像素材は、再々度、エンコード処理1
59で圧縮されてから映像素材160としてビデオテー
プに記録される。そして、この映像素材160は、放送
日に合わせて、放送用のNTSCフォーマットに変換さ
れるため、一旦、デコード処理161されてから、NT
SCエンコード処理152され、例えば地上波用のアン
テナ163からテレビジョン放送波として送出される。
この一連の処理において、映像素材に対して4回の圧縮
処理が施されている。伸長処理は3回である。ここに画
質劣化が生じることとなる。
【0120】この画質劣化という問題を解決するために
も、前記コンテンツ形成装置は有効である。図18に
は、その具体例を示す。この具体例は、ビデオカメラ1
70で撮影された映像及び/又は音声からなる素材を、
ビット・レート・リダクション(Bit Rate Reduction:
BRR)エンコード(enc)処理171にて圧縮し、ビ
デオテープに映像素材172として収録する。この映像
素材172は、EPL作成処理173に送られる。
【0121】EPL作成処理173は、カット編集とテ
ロップ編集をEPLを生成することによって行う。映像
素材172に対してカット編集を施すときには、圧縮さ
れている映像素材を一旦、デコード(dec)処理174
により伸長してから、編集処理(Edit1)175にてカ
ット編集を行う。このカット編集は、EPLを作成する
ことによって行われる。また、テロップ編集は、カット
編集処理175により作成されたEPLを用いて、テロ
ップ編集処理177により行われる。具体的には、テロ
ップ編集処理177は、デコーダ176でデコードされ
た素材をモニタしながら、テロップ編集のEPLを作成
する。
【0122】EPL作成処理173で作成された、EP
Lは、編集実行処理179に送られる。編集実行処理1
79には、デコード処理178によりデコードされた素
材も供給されている。そして、編集実行処理179は、
前記素材に対し、前記EPLにしたがった、カット編集
及びテロップ編集を施し、その編集結果をNTSCエン
コード処理180に送る。そして、NTSCエンコード
処理180により、NTSCフォーマットとされたデー
タが、例えば地上波用のアンテナ181からテレビジョ
ン放送波として送出される。この一連の処理において
は、映像素材に対して2回の圧縮処理が施されただけで
ある。また、デコード処理も実質的には1回だけしか行
われてない。
【0123】したがって、この図18に示す、コンテン
ツ形成システムは、画質の劣化を上記図17に示した従
来方式よりも抑えることができる。すなわち、編集途中
で圧縮伸長を従来ほど繰り返さないので、画質を保つこ
とができる。
【0124】また、前記コンテンツ形成装置は、例え
ば、共通番組を、フォーマットを異ならせた2系統で、
サイマルキャスト(Simulcast)放送するときにも、画
質を保つことができる。図19及び図20を用いてサイ
マルキャスト放送について説明する。
【0125】図19は、NTSCフォーマットとハイビ
ジョンフォーマットの両方でサイマルキャスト放送をす
るための、従来のシステムである。このサイマルキャス
ト放送システム190は、ビデオテープ191から読み
出した「1080i」のハイビジョンフォーマットの映像
と、ビデオテープ192から読み出した「525i」のNT
SCフォーマットの映像をアップコンバージョン部19
3により「1080i」した映像とを用いて編集処理194
する。編集処理194は「1080i」フォーマットで行
い、ハイビジョンフォーマットの出力映像を生成する。
そして、ハイビジョン用に一方を、アンテナ195から
放送波として送出する。他方、NTSC用には、ダウン
コンバージョン196で525iにした映像をアンテナ19
7から放送波として送出する。
【0126】よって、このシステム190では、「525
i」のNTSCフォーマットの映像を一旦、「1080i」に
アップコンバージョンしたのち、「1080i」で編集し、
再度「1080i」出力を「525i」にダウンコンバーション
してNTSC用としている。NTSC用の映像について
も編集処理は「1080i」で行い、放送前に「525i」にし
ている。
【0127】これに対して、前記コンテンツ形成装置を
適用した、図20に示すサイマルキャスト放送システム
200によれば、NTSC用の映像の画質を劣化させる
ことがない。すなわち、図示しない、例えば図1に示し
たEPL作成部10により作成したEPLに基づいて編
集実行部203及び編集実行部204が編集を実行した
とき、本システム200では、編集後のNTSC用の映
像(「525i」)を、アップコンバージョンとダウンコン
バージョンを繰り返すことなく、生成できる。
【0128】このシステム200の編集実行部203又
は204で行われる、HD画像(1080i)からSD画像
(525i)へ、またSD画像からHD画像へのビデオフォ
ーマット変換について図21を用いて説明する。
【0129】この図21において、入力ビデオ信号は、
フィールドメモリ211とフィールドメモリ212に順
番に蓄えられる。動き検出部210は、二つのフィール
ドメモリ211及び212により、時間軸上での差が与
えられた、フィールド画像から動きを検出する。この動
き検出部210による動き検出の結果、すなわちフレー
ム画像に動きがあった/フィールド画像に動きがあった
ということを示す、フレーム/フィールドのtap選択信
号は、トランスバーサル型の垂直フィルタ213に供給
される。トランスバーサル型の垂直フィルタ213は、
二つのフィールドメモリ211及び212によって時間
差が与えられた前記フィールド画像に、前記フレーム/
フィールドのtap選択信号に基づいて垂直フィルタ処理
を施す。前記垂直フィルタ213のフィルタ出力は、ト
ランスバーサル型の水平フィルタ214に供給される。
前記水平フィルタ214は、前記垂直フィルタ出力に水
平フィルタ処理を施す。この水平フィルタ214の水平
フィルタ出力は、イメージエンハンス部215に供給さ
れる。
【0130】イメージエンハンス部215は、前記水平
フィルタ出力の高域成分を強調する。イメージエンハン
ス部215からのエンハンス出力は、画像信号変換部2
16に供給される。画像信号変換部216は、Y/Pb
/Pr信号をRGB信号に変換する。このRGB信号
は、逆ガンマ補正部217に供給され、逆ガンマ補正が
かけられる。この逆ガンマ補正出力は、色彩変換部(カ
ラーリメトリコンバージョン部)218に供給される。
カラーリメトリコンバージョン部218は、前記逆ガン
マ補正出力に色彩変換処理を施す。この色彩変換処理出
力は、ガンマ補正部219に供給される。
【0131】ガンマ補正部219は、前記色彩変換処理
出力にガンマ補正処理を施し、画像信号変換部220に
供給する。画像信号変換部220は、RGB信号をY/
Pb/Pr信号に変換する。このY/Pb/Pr信号が
出力ビデオ信号となる。
【0132】したがって、この図21に示した構成にお
いて、画質変換処理部216又は画質変換処理部220
での変換処理等を換えることによって、ダウンコンバー
ジョン処理又はアップコンバージョン処理に対応するこ
とができる。
【0133】
【発明の効果】以上、本発明に係る編集リスト作成方法
は、編集による出力を識別する識別情報とフォーマット
を特定するフォーマット宣言文とを少なくとも用いて編
集内容を定義し、かつ入力素材を識別する識別情報と入
力素材のフォーマットを特定するフォーマット宣言文と
を少なくとも用いて入力素材を定義し、さらに入力素材
に施す処理を定義していくので、データの品質劣化を防
ぎながら、またマルチフォーマットのデータに対応し、
かつ素材を手許に一旦溜めて使うことなく、さらに処理
の互換を可能として、コンテンツを形成することができ
る編集リストを作成できる。
【0134】また、編集に使用される素材や編集出力を
特定するための識別情報や、処理方法を特定するための
識別情報、さらには入力素材、出力映像のフォーマット
を特定するフォーマット宣言文を、編集リストに記述す
るので、編集実行時には、素材をIDで取得できるの
で、重い画像データを伝送しない運用が可能となる。ま
た、素材をその都度取得させることで、著作権保護や課
金が可能となる。また、処理方法がIDで引用できるの
で、編集環境(機材の能力)を選ばない。また、処理方
法そのものの著作権保護や課金も可能となる。また、入
力素材を自由に選べる。また、複数フォーマットの出力
を同時に得られる。また、EPLを作成する作業は、低
画質で進められるので、場所や環境を選ぶことがない。
また、編集作業では、素材を直接加工しないので、分散
したグループにより分業体制で同時に作業が進められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となる、コンテンツ形成装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】EPLの記述例を示す図である。
【図3】EPLの記述例を示す図である。
【図4】EPLの実行イメージを示す図である。
【図5】EPLを用いた編集後にできた映像を模式的に
示す図である。
【図6】ビデオスキャンフォーマット(video scan for
mat)の具体例を示す図である。
【図7】コンテンツ形成システムの全体構成を示す図で
ある。
【図8】EPLによる編集の分業を行う、コンテンツ形
成システムを示す図である。
【図9】上記図8のコンテンツ形成システムの粗編集部
にて作成された粗編集EPL(1)を示す図である。
【図10】上記図8のコンテンツ形成システムのカット
編集部にて作成されたカット編集EPL(2−a)を示
す図である。
【図11】上記図8のコンテンツ形成システムのモザイ
ク編集部にて作成されたモザイク編集EPL(2−b)
を示す図である。
【図12】上記図8のコンテンツ形成システムの日本語
字幕編集部にて作成された日本語字幕編集EPL(2−
c)を示す図である。
【図13】上記図8のコンテンツ形成システムの英語字
幕編集部にて作成された英語字幕編集EPL(2−d)
を示す図である。
【図14】上記図8のコンテンツ形成システムの日本語
統合・最適化部にて作成された最適化EPL(3)を示
す図である。
【図15】統合・最適化を、NTSC用に変換したEP
Lを示す図である。
【図16】遠隔地で編集作業をする他の具体例を示す図
である。
【図17】収録から放送までに生じる画質劣化という課
題を説明するための図である。
【図18】上記画質劣化を解決する、本発明のコンテン
ツ形成装置及び方法の具体例を示す図である。
【図19】NTSCフォーマットとハイビジョンフォー
マットの両方でサイマルキャスト放送を行う、従来のシ
ステムの構成図である。
【図20】本発明のコンテンツ形成装置及び方法を適用
した、サイマルキャスト放送システムの構成図である。
【図21】ビデオフォーマット変換を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 コンテンツ形成装置、10 EPL作成部、20
編集制御部、30 コンテンツ形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真貝 光俊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 向 正孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA14 FA21 GB21 JA16 JA21 LA01 LA14

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像及び/又は音声の素材を用い
    てコンテンツを形成するための編集リストを作成する編
    集リスト作成方法において、 編集による出力を識別する識別情報とフォーマットを特
    定するフォーマット宣言文とを少なくとも用いて編集内
    容を定義する編集定義工程と、 入力素材を識別する識別情報と入力素材のフォーマット
    を特定するフォーマット宣言文とを少なくとも用いて入
    力素材を定義しながらその入力素材に施す処理を定義し
    ていく処理定義工程とを備えることを特徴とする編集リ
    スト作成方法。
  2. 【請求項2】 上記出力の識別情報及び入力素材の識別
    情報は、グローバルユニークな同一体系の識別コードで
    あることを特徴とする請求項1記載の編集リスト作成方
    法。
  3. 【請求項3】 上記処理定義工程は、入力素材に施す処
    理方法をグローバルユニークな同一体系の識別コードで
    記述することを特徴とする請求項1記載の編集リスト作
    成方法。
  4. 【請求項4】 上記処理定義工程は、上記識別情報とフ
    ォーマット宣言文とを少なくとも用いて複数の入力素材
    を定義しながら、各入力素材に施す複数の処理を定義し
    ていくことを特徴とする請求項1記載の編集リスト作成
    方法。
  5. 【請求項5】 上記処理定義工程は、各入力素材に施す
    各処理方法をグローバルユニークな同一体系の識別コー
    ドで記述することを特徴とする請求項4記載の編集リス
    ト作成方法。
  6. 【請求項6】 上記編集内容を特定するフォーマット宣
    言文は編集出力映像の画像フォーマットを含み、上記入
    力素材を特定するフォーマット宣言文は入力映像素材の
    画像フォーマットを含むことを特徴とする請求項1記載
    の編集リスト作成方法。
  7. 【請求項7】 上記画像フォーマットは、撮影時の1コ
    マの時間、画像の縦横の有効画素数、各画素の縦横比の
    項目を少なくとも含むスキャンフォーマットであること
    を特徴とする請求項6記載の編集リスト作成方法。
  8. 【請求項8】 上記処理定義工程が定義した入力素材を
    高圧縮したサブ素材を用いて編集リストを作成すること
    を特徴とする請求項1記載の編集リスト作成方法。
  9. 【請求項9】 上記編集定義工程と上記処理定義工程を
    用いて作成した少なくとも二つの編集リストを統合・最
    適化して編集リストを作成する統合・最適化工程を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の編集リスト作成方
    法。
  10. 【請求項10】 既に作成された他の編集リストに該編
    集リスト自体を識別するためのグローバルユニークな識
    別コードを付して、編集リスト内に記述することを許す
    階層構造の統合編集リストを上記統合・最適化工程を用
    いて作成することを特徴とする請求項9記載の編集リス
    ト作成方法。
  11. 【請求項11】 上記統合・最適化工程は、上記少なく
    とも二つの編集リストを用いて階層構造を有する統合最
    適化編集リストを作成することを特徴とする請求項9記
    載の編集リスト作成方法。
  12. 【請求項12】 上記統合・最適化工程は、上記少なく
    とも二つの編集リストをネットワークを介して受け取っ
    て階層構造を有する統合最適化編集リストを作成するこ
    とを特徴とする請求項11記載の編集リスト作成方法。
  13. 【請求項13】 上記少なくとも二つの編集リストには
    識別情報を付すことを特徴とする請求項9記載の編集リ
    スト作成方法。
  14. 【請求項14】 上記少なくとも二つの編集リストに
    は、上記統合・最適化工程にて上位の編集リストへ受け
    渡しされるときの位置及び/又は下位の編集リストの受
    け取り位置が記述されていることを特徴とする請求項9
    記載の編集リスト作成方法。
  15. 【請求項15】 上記少なくとも二つの編集リストは、
    分散して作成されることを特徴とする請求項9記載の編
    集リスト作成方法。
  16. 【請求項16】 上記少なくとも二つの編集リストは、
    並列して作成されることを特徴とする請求項9記載の編
    集リスト作成方法。
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