JPH10285537A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH10285537A
JPH10285537A JP9103871A JP10387197A JPH10285537A JP H10285537 A JPH10285537 A JP H10285537A JP 9103871 A JP9103871 A JP 9103871A JP 10387197 A JP10387197 A JP 10387197A JP H10285537 A JPH10285537 A JP H10285537A
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JP
Japan
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edl
editing
execution
server
video
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Application number
JP9103871A
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English (en)
Inventor
Keiko Abe
惠子 阿部
Koji Yanase
考司 柳瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to US09/194,826 priority patent/US6535686B1/en
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は映像信号処理装置に関し、編集作業を
一段と効率的に行い得るようにする。 【解決手段】編集内容を規定したリストを作成するリス
ト作成手段(34A〜34N)と、割り当てられたリス
トに基づいて、記録再生手段(30)から所望の映像信
号を読み出して編集処理を実行する編集実行手段(40
A〜40C)と、編集処理の実行スケジユールを管理
し、作成されたリストを編集実行装置に割り当てる制御
手段(26)とを設けるようにしたことにより、従来の
ように編集順序等を考慮しながらオペレータがEDLの
割り当て作業を行わなくても編集処理を実行し得、オペ
レータが介在しない自動編集を実行し得る。かくするに
つき編集作業を一段と効率的に行い得る映像信号処理装
置(20)を実現し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)本実施の形態によるニユース番組制作放送システ
ムの構成(図1) (2)システム制御部によるスケジユール管理(図2〜
図5) (3)動作及び効果 (4)他の実施の形態 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号処理装置に
関し、例えばニユース番組制作放送システムに適用して
好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、放送局におけるニユース番組制作
放送システムの1つとして、図6に示すように構成され
たものがある。かかる構成のニユース番組制作放送シス
テム1においては、デイスクアレイ構成の記録再生部を
有する第1及び第2のAV(Audio Video )サーバ2、
3と、複数台の編集装置4A〜4Nと、このシステム1
全体の制御を司るシステム制御部5と、各種データが格
納されたデータ記憶装置6とがネツトワーク7を介して
接続されることにより構成されている。そして第1のA
Vサーバ2に、取材現場から電送回線を介して転送され
てきた又は取材テープから再生された非圧縮又は低圧縮
された映像音声データD1A〜D1Nが複数系統で供給
される。
【0005】このとき第1のAVサーバ2は、システム
制御部5の制御のもとに、供給される映像音声データD
1A〜D1Nの中から指定された複数系統の映像音声デ
ータD1(D1A〜D1N)を同時に取り込み、これら
をそれぞれフアイル化して記録再生部の指定されたアド
レス位置に格納する。そしてこの第1のAVサーバ2内
に格納された各フアイルの映像音声データD1は、各編
集装置4A〜4Nをそれぞれ用いて当該第1のAVサー
バ2から複数フアイル分を同時に読み出すことができ、
当該読み出した各映像音声データD1に基づく映像をそ
れぞれ編集装置4A〜4Nにモニタ表示させることがで
きる。
【0006】またオペレータは、この編集装置4A〜4
Nにモニタ表示された映像を目視確認しながら、映像音
声データD1をどのように加工編集して放送用のニユー
ス映像を作成するかといつた編集内容を規定したリスト
(以下、これをEDL(EditDecision List)と呼ぶ)
を作成することができ、当該作成したEDLを編集装置
4A〜4Nに登録し、これを実行させることができる。
【0007】実際上編集装置4A〜4Nは、EDLの実
行時、第1のAVサーバ2を制御することにより必要な
映像音声データD1を読み出し、これをEDLに基づい
て加工編集すると共に、この編集処理により得られた映
像音声データD2A〜D2Nを第2のAVサーバ3に送
出する。
【0008】このとき第2のAVサーバ3は、システム
制御部5の制御のもとに、供給される編集された映像音
声データD2A〜D2Nを順次取り込み、これをフアイ
ル化して記録再生部の指定されたアドレス位置に格納す
る。そしてこの第2のAVサーバ3に保持された映像音
声データD2A〜D2Nは、この後、データ記憶装置6
内の管理情報に基づいて、システム制御部5の制御のも
とに必要な時刻に再生され、かつ伸長されて外部のオン
エア装置(図示せず)に送出され、当該オンエア装置を
介して放送される。
【0009】このようにして従来のニユース番組制作放
送システム1では、取材により得られた映像音声データ
D1A〜D1Nを所望状態に編集して所定時間に放送す
ることができるようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のような
ニユース番組制作放送システム1において、より多くの
人が第1のAVサーバ2に登録された映像音声データD
1A〜D1Nの内容を確認できると共に、より多くの人
員によつてEDLを作成し得るようにすることができれ
ば、ニユース番組作成作業の効率や、編集により得られ
るニユース映像の質を向上させ得るものと考えられる。
【0011】しかしながらかかる構成のニユース番組制
作放送システム1においては、第1のAVサーバ2に接
続することのできる編集装置4A〜4Nの数が第1のA
Vサーバ2のデータ転送能力によつて決定し、システム
的に編集装置4A〜4Nの数を容易には増加させ難い問
題があつた。
【0012】この問題を解決するため、近年、取材によ
り得られた非圧縮又は低圧縮された映像音声データをそ
のまま第1のAVサーバに記憶保持する一方、当該映像
音声データを高圧縮して第2のAVサーバに記憶保持
し、当該第2のAVサーバに記憶保持された高圧縮され
た映像音声データに基づいて当該第2のAVサーバに接
続されたEDL作成装置によりEDLを作成し、この作
成されたEDLに基づいて、第1のAVサーバに格納さ
れた映像音声データを編集実行装置により加工編集し得
るようにニユース番組制作放送システムを構築すること
が本願特許出願人によつて考えられている。
【0013】このように構成されたニユース番組制作放
送システムでは、従来のニユース番組制作放送システム
1(図6)との比較において、従来のニユース番組制作
放送システム1の第1のAVサーバ2と、本システムの
第2のAVサーバとが同じデータ転送能力を有している
場合に、第1のAVサーバ2に接続できる編集装置4A
〜4Nの数よりも多くのEDL作成装置を本システムの
第2のAVサーバに接続でき、その分より多くの人が取
材により得られた映像音声データの内容を確認できると
共に、より多くの人員によつてEDLを作成し得る利点
がある。
【0014】ところでこのようなシステムを実現した場
合、編集実行装置においてEDLに基づいた自動編集が
行えれば、より編集作業を効率的に行い得ると思われ
る。しかしながら現状考え得る編集実行装置では、オペ
レータが介在して、編集処理の順序等を考慮した上でE
DLを編集実行装置に割り当てなければならず、このた
めさらなる編集作業の効率化を実現し難いといつた問題
がある。また音声スプリツト編集やボイスオーバ編集、
或いは映像エフエクト編集(いわゆるモザイクやページ
ターン、ワイプ等といつた特殊効果編集)等の編集処理
を含んだEDLのときには、オペレータが当該編集実行
装置への映像音声データの入力をコントロールする等、
煩雑な作業を行わなければならず、この点においてもさ
らなる編集作業の効率化を実現し難いといつた不都合が
ある。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、編集作業を一段と効率的に行い得る映像信号処理装
置を提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、記録再生手段に記録されている素
材として映像信号を読み出して所望の編集処理を施す映
像信号処理装置において、編集内容を規定したリストを
作成するリスト作成手段と、割り当てられたリストに基
づいて、記録再生手段から所望の映像信号を読み出して
編集処理を実行する編集実行手段と、編集処理の実行ス
ケジユールを管理し、作成されたリストを編集実行装置
に割り当てる制御手段とを設けるようにした。
【0017】このようにして編集処理の実行スケジユー
ルを管理して、編集内容を規定したリストを編集実行手
段に割り当てる制御手段を設けるようにしたことによ
り、従来のように編集順序等を考慮しながらオペレータ
がEDLの割り当て作業を行わなくても編集処理を実行
し得、オペレータが介在しない自動編集を実行し得る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0019】(1)本実施の形態によるニユース番組制
作放送システムの構成 図1において、20は全体として本発明を適用したニユ
ース番組制作放送システムを示し、取材により得られた
映像音声データをどのように編集するかといつた編集内
容を規定したリスト(以下、これをEDL(Edit Decis
ion List)と呼ぶ)をオペレータが作成するためのオフ
ラインEDL作成系22と、編集した各映像音声データ
の放送時刻を規定したリスト(以下、これをオンエアリ
ストと呼ぶ)やニユース原稿及び当該ニユース原稿の使
用順番等をオペレータが作成するためのオンエアリスト
作成系23と、オフラインEDL作成系22において作
成されたEDLに基づいて編集処理を実行するオンライ
ン編集送出系24と、必要な映像音声データを保管する
ためのアーカイブ25と、このニユース番組制作放送シ
ステム20全体の制御を司るシステム制御部26とから
構成され、これらオフラインEDL作成系22、オンエ
アリスト作成系23、オンライン編集送出系24、アー
カイブ25及びシステム制御部26がLAN(Local Ar
ea Network)27を介して接続されている。
【0020】この場合このニユース番組制作放送システ
ム20には、取材現場から電話回線又は衛星通信回線等
の電送回線を介して転送され、又は取材テープからビデ
オテープレコーダにより再生された映像音声データD1
0が複数系統で供給され、これがオンライン編集送出系
24のデイリーサーバ30及びオフラインEDL作成系
22の入力バツフア装置31に入力される。なお以下の
説明においては、各映像音声データD10は非圧縮又は
低圧縮(例えばMPEG(Moving Picture Experts Gro
up)2 422プロフアイルアツトメインレベル規格に
よる圧縮)で供給されるものとする。
【0021】デイリーサーバ30においては、デイスク
アレイ構成の記録再生部と、例えばMPEG2に代表さ
れる専用のデータ圧縮伸長部とを有するAVサーバでな
り、システム制御部26の制御のもとに、供給される各
映像音声データD10のなかから指定された複数系統の
映像音声データD10を同時に取り込み、これらをそれ
ぞれフアイル化して記録再生部内の指定されたアドレス
位置に格納する。
【0022】一方入力バツフア装置31は、システム制
御部26の制御のもとに、供給される各映像音声データ
D10のなかからデイリーサーバ30と同じ系統の映像
音声データD10を順次取り込む。そして入力バツフア
装置31は、この取り込んだ映像音声データD10が非
圧縮又は低圧縮でかつ転送レートが実時間的な第1のデ
ータレートであつた場合には当該映像音声データD10
をそのままエンコーダ部32に送出する。
【0023】これに対して入力バツフア装置31は、取
り込んだ映像音声データD10が低圧縮かつその転送レ
ートが第1のデータレートよりも高速な第2のデータレ
ートであつた場合には、当該映像音声データD10を複
数チヤンネルに時分割すると共に、各チヤンネルの映像
音声データD10をそれぞれ実時間(第1のデータレー
ト)に伸長し、かくして得られた各チヤンネルの映像音
声データD11A〜D11Nをそれぞれエンコーダ部3
2に送出する。
【0024】エンコーダ部32は、供給される映像音声
データD10又は各映像音声データD11(D11A〜
D11N)を順次取り込み、これをJPEG(Joint Ph
otographic Experts Group)方式等の所定の圧縮方式で
2〔Mbps〕程度に高能率圧縮符号化し、得られた高圧縮
符号化データD12をクリツプサーバ33に送出する。
【0025】クリツプサーバ33は、デイスクアレイ構
成の記録再生部を有し、かつデータ圧縮伸長部を有さな
いAVサーバでなり、入力する高圧縮符号化データD1
2をシステム制御部26の制御のもとに順次取り込み、
これをフアイル化して記録再生部内の指定されたアドレ
ス位置に格納する。
【0026】そしてこのクリツプサーバ33に収録され
た各フアイルのデータ(高圧縮符号化データD12)
は、当該クリツプサーバ33に接続された複数台の各E
DL作成装置34A〜34Nをそれぞれ用いて読み出す
ことができる。実際上各EDL作成装置34A〜34N
は、EDL作成モード時、オペレータにより所望のフア
イルの読み出し命令が入力されると、クリツプサーバ3
3及びLAN27を順次介してシステム制御部26にア
クセスし、当該システム制御部26を介してクリツプサ
ーバ33を制御することにより、当該クリツプサーバ3
3に対応するフアイルの高圧縮符号化データD12を順
次読み出させる。
【0027】またEDL作成装置34A〜34Nは、こ
のクリツプサーバ33から読み出させた高圧縮符号化デ
ータD20を復号し、得られた映像音声データに基づく
映像をモニタ表示する。このときオペレータは、EDL
作成装置34A〜34Nを介してクリツプサーバ33を
制御し、当該クリツプサーバ33に所望の動作(再生、
巻戻し又は早送り等)を実行させることができ、またこ
のとき当該EDL作成装置34A〜34Nのモニタに表
示された映像を目視確認しながらイン点及びアウト点等
の編集に必要な各種情報を当該EDL作成装置30A〜
30Nに入力するようにしてEDLを作成することがで
きる。
【0028】さらにEDL作成装置34A〜34Nは、
作成されたEDLに基づいてクリツプサーバ33から対
応する高圧縮符号化データD20を読み出してこれを復
号し、得られた映像音声データをEDLに基づいて編集
加工し、編集結果をモニタ表示することができ、これに
より作成したEDLに基づく編集結果をオペレータ及び
デイレクタ等が確認することができるようになされてい
る。そしてこのEDL作成装置34A〜34Nを用いて
作成されたEDLのデータ(以下、これをEDLデータ
と呼ぶ)は、当該EDL作成装置34A〜34Nからク
リツプサーバ33及びLAN27を順次介してシステム
制御部26に転送され、当該システム制御部26の制御
のもとに外部記憶装置35にデータベースとして登録さ
れる。
【0029】一方オンエアリスト作成系23において
は、パーソナルコンピユータ構成のデータベース管理装
置36と、外部記憶装置37と、データベース管理装置
36とネツトワーク38を介して接続された複数台のパ
ーソナルコンピユータ39A〜39Nとから構成されて
おり、これらパーソナルコンピユータ39A〜39Nを
用いてオンエアリストや、各ニユース番組における各ニ
ユース項目のアナウンサが読む原稿を作成し得るように
なされている。
【0030】そしてこれら作成されたオンエアリスト及
び原稿の各データは、データベース管理装置36の制御
のもとに外部記憶装置37にデータベースとして登録さ
れると共に、オンエアリストのデータ(以下、これをオ
ンエアリストデータと呼ぶ)がLAN27を介してシス
テム制御部26に与えられ、これが外部記憶装置35に
データベースとして登録される。
【0031】そしてシステム制御部26は、この外部記
憶装置35に登録されたEDLデータ及びオンエアリス
トデータに基づいてオンライン編集送出系24を制御す
る。実際上システム制御部26は、オンライン編集送出
系24のデイリーサーバ30と接続された複数台の自動
編集実行装置でなるEDL実行装置40A〜40Cの稼
働状態を常時監視しており、いずれかのEDL実行装置
40A〜40Cが先行する後述の編集処理を終了する
と、外部記憶装置35に記憶されたEDLデータをオン
エアリストデータに基づいてオンエアの早いものを優先
的に読み出し、これをLAN27を介してそのEDL実
行装置40A〜40Cに送出する。
【0032】EDL実行装置40A〜40Cは、システ
ム制御部26から与えられるEDLデータに基づいてデ
イリーサーバ30を制御し、当該デイリーサーバ30に
格納されている非圧縮又は低圧縮された映像音声データ
D10のなかから必要な映像音声データD10を順次読
み出させる。またEDL実行装置40A〜40Cは、こ
の映像音声データD10が低圧縮されている場合にはこ
れを復号した後、この映像音声データD10を与えられ
たEDLデータに基づいて指定された状態に編集加工
し、得られた映像音声データD13A〜D13Cをそれ
ぞれオンエアサーバ41に送出する。
【0033】なおデイリーサーバ30にはマニユアル操
作の編集装置42も接続されており、オペレータが当該
編集装置42を用いてデイリーサーバ30に格納された
映像音声データD10を読み出し、編集加工することも
できる。そしてこの結果得られた編集された映像音声デ
ータD13Dがオンエアサーバ41に送出される。
【0034】オンエアサーバ41は、デイスクアレイ構
成の記録再生部を有するAVサーバでなり、入力する映
像音声データD13A〜D13Dをシステム制御部26
の制御のもとに順次取り込み、これをフアイル化して記
録再生部内の指定されたアドレス位置に格納する。
【0035】そしてこのオンエアサーバ41に収録され
た各フアイルデータ(編集された映像音声データD13
A〜D13D)は、この後外部記憶装置35に格納され
たオンエアリストデータに基づいて、LAN27に接続
されたパーソナルコンピユータ構成のオンエアターミナ
ル49により放送時刻が管理され、指定された時刻にな
るとシステム制御部26の制御のもとにオンエアサーバ
41から読み出されて図示しない後段のオンエア装置に
送出される。
【0036】このようにしてこのニユース番組制作放送
システム20では、オフラインEDL作成系22におい
て作成されたEDLに基づいてオンライン編集送出系2
4において非圧縮又は低圧縮された映像音声データD1
0を用いて編集処理を実行し、得られた映像音声データ
D13A〜D13Dをオンエアリストデータに基づいて
オンエア装置に送出し得るようになされ、これにより指
定された時刻に指定された状態に編集されたニユース映
像及び音声を放送させることができるようになされてい
る。
【0037】かかる構成に加えこのニユース番組制作放
送システム20の場合、オンライン編集送出系24に
は、例えばMO(Magnnet Optical )チエンジヤ等の安
価なかつ記憶容量の大きい記録再生部を有するAVサー
バでなるニアラインサーバ43が設けられており、シス
テム制御部26の制御のもとに、デイリーサーバ30及
びオンエアサーバ41に格納された映像音声データD1
0、D13A〜D13Dをニアラインサーバ43に転送
し、これを当該ニアラインサーバ43内に格納すること
ができるようになされている。
【0038】またニアラインサーバ43内に格納された
映像音声データD10、D13A〜D13Dは、システ
ム制御部26の制御のもとに、デイリーサーバ30に転
送して当該デイリーサーバ30内に格納することがで
き、これにより高価なデイスクアレイ構成のデイリーサ
ーバ30の記録再生部の記憶容量を増加させることな
く、オンライン編集送出系24の入力段の記憶容量を増
加させ得るようになされている。
【0039】さらにニアラインサーバ43は、SCSI
(Small Computer System Interface )等の所定のイン
ターフエースを介してアーカイブ25内のカートマシン
44と接続されており、システム制御部26の制御のも
とに、ニアラインサーバ43内の映像音声データD1
0、D13A〜D13Dをアーカイブ25内のカートマ
シン44に転送し、当該映像音声データD10、D13
A〜D13Dをこのカートマシン44を介して磁気テー
プ等の所定の記録媒体に記録することができる。これに
よりこのニユース番組制作放送システム20では、必要
な映像音声データを資料として保管し得るようになされ
ている。
【0040】このときアーカイブ25に設置されたパー
ソナルコンピユータ構成のデータベース管理装置45に
は、システム制御部26からLAN27を介してその映
像音声データD10、D13A〜D13Dの内容に関す
る各種管理データが供給される。そしてこの各種管理デ
ータがデータベース管理装置45の制御のもとに、外部
記憶装置46に与えられ、データベースとして保存され
る。さらにこのときアーカイブ25のデータベース管理
装置45には、システム制御部26の制御のもとに、オ
ンエアリスト作成系23のデータベース管理装置36か
らLAN27を介してその映像音声データに対応する原
稿データを転送させることができ、これをデータベース
管理装置45の制御のもとに外部記憶装置46内のデー
タベースに登録させることもできる。
【0041】またアーカイブ25内に保管された磁気テ
ープ等の記録媒体に記録された映像音声データD10、
D13A〜D13Dは、カートマシン44により再生し
てオフラインEDL作成系22の入力バツフア装置31
及びオンライン編集送出系24のデイリーサーバ30に
転送することができ、これにより保管した映像音声デー
タD10、D13A〜D13Dを再び編集に利用するこ
とができるようになされている。
【0042】なおこのニユース番組制作放送システム2
0の場合、LAN27にはパーソナルコンピユータ構成
のフアイリングターミナル47が接続されており、当該
フアイリングターミナル47を用いて、入力バツフア装
置31及びデイリーサーバ30に取り込ませる映像音声
データD10の指定や、当該指定した映像音声データD
10のフアイル名の入力、及びデイリーサーバ30に収
録され映像音声データD10の内容確認を行うことがで
きる。
【0043】またこのニユース番組制作放送システム2
0の場合、LAN27にはパーソナルコンピユータ構成
のEDLプレビユーターミナル48も接続されており、
当該EDLプレビユーターミナル48を用いて外部記憶
装置35内に格納されたEDLデータを読み出し、当該
EDLデータに基づく編集をいずれかのEDL実行装置
40A〜40Cに実行させて、その実行結果をそのED
L実行装置40A〜40Cに接続された図示しないモニ
タに表示させ、スピーカから出力させることができる。
【0044】さらにこのニユース番組制作放送システム
20の場合、オンエアターミナル49を用いてオンエア
サーバ41に格納された所望のフアイルデータ(編集さ
れた映像音声データD13A〜D13D)を読み出し、
当該フアイルデータに基づく映像及び音声をオンエアサ
ーバ41に接続された図示しないモニタに表示させ、ス
ピーカから出力させることができ、これによりオペレー
タが実際に放送される編集されたニユース映像を放送前
に事前に確認することができるようになされている。
【0045】(2)システム制御部によるスケジユール
管理 次にこの項では、システム制御部26によつて行われる
編集処理のスケジユール管理について説明する。このス
ケジユール管理は大きく分けて2つあり、1つは登録さ
れているEDLをEDL実行装置に割り当てる作業であ
り、もう1つはEDL実行装置に対してサーバ出力を割
り当てる作業である。以下、この点について図面を参照
しながら順に説明する。なお、以降の説明においては、
4つのEDL実行装置40A〜40Dがデイリーサーバ
30に接続されているものとする。
【0046】まず始めにデイリーサーバ30の内部構成
を図2を用いて説明する。図1との対応部分に同一符号
を付して示す図2において、30は全体としてデイリー
サーバを示し、大きく分けて制御部30Aとサーバスト
レージ30Bとルータ30Cとによつて構成される。制
御部30Aはこのデイリーサーバ30の動作を制御する
制御手段であり、システム制御部26からのサーバ出力
割当指令やデータ記録指令、或いはEDL実行装置40
A〜40Dからのデータ再生指令を受け、これらの指令
を基にサーバストレージ30Bやルータ30Cの動作を
制御する。例えばサーバストレージ30Bに対しては、
システム制御部26からのデータ記録指令に応じて制御
信号S50を送出することにより映像音声データD10
の記録動作を指示する。またサーバストレージ30Bに
対しては、EDL実行装置40A〜40Dからのデータ
再生指令に応じて制御信号S50を送出することにより
映像音声データD10の再生動作を指示する。またルー
タ30Cに対しては、制御信号S51を送出することに
よりシステム制御部26からのサーバ出力割当指令に応
じた信号路の切換動作を指示する。
【0047】サーバストレージ30Bは例えばアレイ状
に連結された複数のハードデイスクからなる記録媒体を
内部に有した記録再生部であり、制御部30Aからの制
御信号S50を受けて、入力される映像音声データD1
0をその記録媒体の所望領域に記録する。またサーバス
トレージ30Bは、制御部30Aからの制御信号S50
を受けて、その記録媒体から映像音声データD10の所
望部分を読み出し、これを映像音声データD10A(又
はD10B〜D10F)として出力する。なお、この図
2に示した例では、サーバストレージ30Bは6つの出
力ポートを有しており、それぞれ独立に6種類の映像音
声データD10A〜D10Fを同時に再生して出力し得
るようになされている。因みに、サーバストレージ30
Bの6つの出力ポートはそれぞれルータ30Cの入力端
子IN1〜IN6に接続されており、これにより再生さ
れた映像音声データD10A〜D10Fはルータ30C
に入力されるようになされている。
【0048】ルータ30Cは内部に複数の信号路を有し
た信号路切換手段であり、制御部30Aからの制御信号
S51を受けて、当該複数の信号路の中から所望の信号
路を選択することにより、入力端子IN1〜IN6に入
力された映像音声データD10A〜D10Fを所望の出
力端子OUT1〜OUT8に出力し得るようになされて
いる。具体的には、ルータ30Cにおいては、入力端子
IN1〜IN6に接続された入力信号路と出力端子OU
T1〜OUT8に接続された出力信号路とがマトリクス
状に配置されており、入力信号路と出力信号路が交差す
るクロスポイントのところで所望の入力信号路と所望の
出力信号路とを接続し得るようになされており、これに
より入力端子IN1〜IN6に入力された映像音声デー
タD10A〜D10Fを所望の出力端子OUT1〜OU
T8に出力することができる。
【0049】ルータ30Cの出力端子OUT1〜OUT
8はデイリーサーバ30自体の出力端子となつており、
この図2に示す例では、これらの出力端子OUT1〜O
UT8のうち出力端子OUT1、OUT2がEDL実行
装置40Aに接続され、出力端子OUT3、OUT4が
EDL実行装置40Bに接続され、出力端子OUT5、
OUT6がEDL実行装置40Cに接続され、出力端子
OUT7、OUT8がEDL実行装置40Dに接続され
ている。
【0050】このため上述したようなルータ30Cによ
つて信号路を制御すれば、例えばこの図2において点線
で示すように、サーバストレージ30Bの出力ポートを
2つEDL実行装置40Aに割り当てて映像音声データ
D10A、D10Bを当該EDL実行装置40Aに供給
し得、サーバストレージ30Bの出力ポートを1つED
L実行装置40Bに割り当てて映像音声データD10C
を当該EDL実行装置40Bに供給し得、サーバストレ
ージ30Bの出力ポートを1つEDL実行装置40Cに
割り当てて映像音声データD10Dを当該EDL実行装
置40Cに供給し得、サーバストレージ30Bの出力ポ
ートを2つEDL実行装置40Dに割り当てて映像音声
データD10E、D10Fを当該EDL実行装置40D
に供給し得る。なお、点線で示した信号供給例はあくま
で一例であり、その他の信号供給例もあり得る。
【0051】EDL実行装置40A〜40Dは、それぞ
れシステム制御部26から供給されるEDLに基づい
て、デイリーサーバ30から再生された映像音声データ
を編集加工することにより当該EDLが示す編集内容に
合つた編集処理を行い、その結果得られた映像音声デー
タD13A〜D13Dをそれぞれオンエアサーバ41に
出力する。この場合、EDL実行装置40A〜40Dは
EDLに基づいて各種編集処理を行うようになされてい
るが、その代表的な編集処理としては例えば音声信号の
編集処理である音声スプリツト編集やボイスオーバ編
集、或いは映像信号に対してモザイクやページターン、
或いはワイプ等といつた特殊効果編集を施す映像エフエ
クト編集等がある。
【0052】またEDL実行装置40A〜40Dは、シ
ステム制御部26の管理の基に行われたサーバ出力割当
により2つのサーバ出力が同時に与えられると(すなわ
ち2つの映像音声データが入力されると)、A/Bロー
ル編集(すなわち2つの信号を使用した切換編集や挿入
編集、或いは重ね合わせ編集等)を行う際、その入力さ
れる2つの映像音声データを使用してリアルタイムで編
集処理を行うようになされている。またEDL実行装置
40A〜40Dは、システム制御部26の管理の基に行
われたサーバ出力割当により1つのサーバ出力が割り当
てられると、A/Bロール編集を行う際、必要な2つの
映像音声データを時間的に順番に読み出し、先に入力さ
れた映像音声データを一旦内部のバツフアに蓄積してお
き、続いて入力される映像音声データと先に蓄積した映
像音声データとを使用してノンリアルタイムで編集処理
を行うようになされている。
【0053】ここでこのニユース番組制作放送システム
20では、上述したようにシステム制御部26によつて
編集処理の実行計画いわゆるスケジユールを管理するよ
うになされており、この管理の基に、登録されているE
DLを各EDL実行装置40A〜40Dに割り当てると
共に、各EDL実行装置40A〜40Dに対してサーバ
出力を割り当てるようになされている。このシステム制
御部26に接続された外部記憶装置35にはEDL実行
管理マネージヤと呼ばれるプログラムが格納されてお
り、システム制御部26を立ち上げたときにはこのプロ
グラムが当該システム制御部26内のメモリ領域にアツ
プロードされる。これによりシステム制御部26におい
てはEDL実行管理マネージヤが起動し、当該EDL実
行管理マネージヤによつて編集処理のスケジユーリング
作業が行われる。
【0054】このEDL実行管理マネージヤは、外部記
憶装置35に格納されているオンエアリストや予めオペ
レータ等によつて登録されているEDLの実行優先順位
を示す実行優先順位情報を読み出し、この読み出したオ
ンエアリストや実行優先順位情報に基づいて、登録され
ているEDLを送出予定時間順又は実行優先順に並べて
EDL実行スケジユールリスト(このリストは最終的な
EDLの実行優先順位を示す)に登録する。そしてED
L実行管理マネージヤは、そのEDL実行スケジユール
リストに登録されているEDLに対して実行優先順位順
にEDL実行装置40A〜40Dを割り当てることによ
りEDLの割り当て作業を行うと共に、EDLが示す編
集内容やEDLの実行優先順位に従つてサーバストレー
ジ30Bの出力ポートすなわちサーバ出力をEDL実行
装置40A〜40Dに割り当てる。かくしてこのような
割り当て作業の後、EDL実行管理マネージヤはEDL
実行装置40A〜40DにEDLのデータを転送し、当
該EDL実行装置40A〜40Dに編集処理を実行させ
る。
【0055】ここでシステム制御部26によつて行われ
るスケジユーリング作業を図3〜図5に示すフローチヤ
ートを用いて具体的に説明する。まず図3を用いてA/
Bロール編集を実行する場合のスケジユーリング手順を
説明する。ステツプSP1から入つたステツプSP2に
おいて、EDL作成装置34A〜34NによつてEDL
が作成され、続くステツプSP3において、その作成さ
れたEDLがデータベースとして外部記憶装置35に登
録されると、システム制御部26は続くステツプSP4
に移つてスケジユールリストの作成作業を実行する。す
なわちステツプSP4においては、EDL実行管理マネ
ージヤがオンエアリスト及び実行優先順位情報を外部記
憶装置35から読み出し、当該オンエアリスト及び実行
優先順位情報を基に、登録されているEDLを送出予定
時間順又は実行優先順に並べてEDL実行スケジユール
リストに登録する。
【0056】次のステツプSP5においては、EDL実
行管理マネージヤが各EDL実行装置40A〜40Dの
使用状況を把握し、EDL実行スケジユールリストに登
録されているEDLに対してEDL実行装置40A〜4
0Dを割り当てる。次のステツプSP6においては、E
DL実行管理マネージヤがサーバ出力(すなわちサーバ
ストレージ30Bの出力ポート)の使用状況を把握し、
A/Bロール編集を行うEDL実行装置に対してサーバ
出力を2ポート分割り当てる。
【0057】次のステツプSP7においては、EDL実
行管理マネージヤが各EDL実行装置40A〜40Dに
対してEDLのデータを転送する。これにより次のステ
ツプSP8において、各EDL実行装置40A〜40D
は転送されたEDLのデータに基づいて編集処理を実行
し、その結果得られた映像音声データD13A〜D13
Dをオンエアサーバ41に転送する。このようにして各
処理が終わると、システム制御部26は次のステツプS
P9に移つて処理を終了する。
【0058】次に図4を用いて割り込み処理を実行する
場合のスケジユーリング手順を説明する。まずステツプ
SP10から入つたステツプSP11において、各ED
L実行装置40A〜40Dが全て稼働中に、優先順位の
高いEDLがEDL実行スケジユールリストに登録され
ると、システム制御部26は次のステツプSP12に移
つて割り込み処理を実行する。すなわちステツプSP1
2においては、EDL実行管理マネージヤが稼働中の各
EDL実行装置40A〜40Dの状況を把握し、最も優
先順位の低いEDLを実行しているEDL実行装置の動
作を一時停止してそのEDLの実行を一時停止する。そ
して優先順位の高いEDLをそのEDL実行装置に転送
し、そのEDLをそのEDL実行装置に実行させる。
【0059】次のステツプSP13においては、EDL
実行管理マネージヤが各EDL実行装置40A〜40D
の状況を把握し、いずれかのEDL実行装置が編集処理
を終えることによつてEDL実行装置に空きができる
と、先に中断したEDLを空いているEDL実行装置に
転送してそのEDLを実行させる。このようにして各処
理が終わると、システム制御部26は次のステツプSP
14に移つて割り込み処理を終了する。
【0060】次に図5を用いてサーバ出力が不足してい
るときのスケジユーリング手順を説明する。まずステツ
プSP20から入つたステツプSP21において、ED
L作成装置34A〜34NによつてEDLが作成され、
続くステツプSP22において、その作成されたEDL
がデータベースとして外部記憶装置35に登録される
と、システム制御部26は続くステツプSP23に移つ
てスケジユールリストの作成作業を実行する。すなわち
ステツプSP23においては、EDL実行管理マネージ
ヤがオンエアリスト及び実行優先順位情報を外部記憶装
置35から読み出し、当該オンエアリスト及び実行優先
順位情報を基に、登録されているEDLを送出予定時間
順又は実行優先順に並べてEDL実行スケジユールリス
トに登録する。
【0061】次のステツプSP24においては、EDL
実行管理マネージヤが各EDL実行装置40A〜40D
の使用状況を把握し、EDL実行スケジユールリストに
登録されているEDLに対してEDL実行装置40A〜
40Dを順に割り当てて行く。次のステツプSP25に
おいては、EDL実行管理マネージヤがサーバ出力(す
なわちサーバストレージ30Bの出力ポート)の占有状
況を把握し、各EDL実行装置40A〜40Dにサーバ
出力を割り当てて行く。その際、サーバ出力が全てのE
DLを実行するのに必要な数に対して少なければ(すな
わちサーバ出力が不足していれば)、優先順位の高いE
DLを実行するEDL実行装置に対して2ポート分のサ
ーバ出力を割り当てて当該優先順位の高いEDLをリア
ルタイムで実行させ、優先順位の低いEDLを実行する
EDL実行装置に対しては1ポート分のサーバ出力を割
り当てて当該優先順位の低いEDLをノンリアルタイム
で実行させる。これにより優先順位の高いEDLを速や
かに処理することができる。
【0062】次のステツプSP26においては、EDL
実行管理マネージヤが編集処理の進捗状況を把握し、優
先順位の高いEDLの実行が終了することによつてサー
バ出力に空きができたら、優先順位の低いEDLを実行
しているEDL実行装置に対して2ポート分のサーバ出
力を割り当て、これによつてノンリアルタイムで行われ
ていた編集処理をリアルタイムの編集処理に切り換え
る。このようにして各処理が終えると、システム制御部
26は次のステツプSP27に移つて処理を終了する。
【0063】(3)動作及び効果 以上の構成において、このニユース番組制作放送システ
ム20では、EDL作成装置34A〜34NによつてE
DLを作成し、これをシステム制御部26に接続された
外部記憶装置35にデータベースとして登録する。また
必要あればそのEDLの実行優先順位を示す実行優先順
位情報を外部記憶装置35にデータベースとして登録す
る。またオンエアリスト作成系23のパーソナルコンピ
ユータ39A〜39Nを使用してオンエアリストを作成
し、これも外部記憶装置35にデータベースとして登録
する。
【0064】外部記憶装置35には編集処理のスケジユ
ールを管理するためのEDL実行管理マネージヤと呼ば
れるプログラムが格納されており、このEDL実行管理
マネージヤをシステム制御部26内のメモリ領域にアツ
プロードしてこれを起動させることによりシステム制御
部26は編集処理のスケジユールを管理する。編集処理
のスケジユールを管理する場合、システム制御部26は
まず外部記憶装置35からオンエアリストや実行優先順
位情報を読み出し、これらの情報に基づいて登録されて
いるEDLを送出予定時間順又は実行優先順に並べてE
DL実行スケジユールリストに登録する。そしてシステ
ム制御部26はそのEDL実行スケジユールリストに登
録されたEDLに対してEDL実行装置40A〜40D
を割り当てると共に、EDL実行装置40A〜40Dに
割り当てたEDLの内容やEDLの優先順位に応じてデ
イリーサーバ30のルータ30Cを制御することにより
当該EDL実行装置40A〜40Dに対してサーバ出力
を割り当てる。かくしてこのような割り当て作業の後、
EDL実行装置40A〜40DにEDLのデータを転送
し、当該EDL実行装置40A〜40DにEDLを実行
させることにより、EDLに基づいた編集処理が行われ
る。
【0065】このようにしてこのニユース番組制作放送
システム20では、システム制御部26によつてEDL
の実行優先順位を考慮した上で登録されているEDLを
EDL実行装置40A〜40Dに割り当てて行くことに
より、従来のようにオペレータがEDLの割り当て作業
を行わずとも編集処理を行うことができ、かくしてオペ
レータが介在しない自動編集処理を行うことができる。
【0066】またこのニユース番組制作放送システム2
0では、デイリーサーバ30のルータ30Cを制御する
ことによりEDL実行装置40A〜40Dに対してサー
バ出力を割り当てるようにしたことにより、従来のよう
にオペレータがサーバ出力をコントロールしなくても編
集処理を行うことができ、この点においてもオペレータ
が介在しない自動編集処理を行うことができる。
【0067】またシステム制御部26は、サーバ出力が
不足しているとき、優先順位の高いEDLが割り当てら
れたEDL実行装置に対して2ポート分のサーバ出力を
割り当ててリアルタイム編集を実行させ、優先順位の低
いEDLが割り当てられたEDL実行装置に対しては1
ポート分のサーバ出力を割り当ててノンリアルタイム編
集を実行させる。これにより優先順位の高いEDLを速
やかに処理し得ると共に、限りあるサーバ出力を効率的
に使用することができる。従つてサーバ出力が多い大規
模なサーバ装置を使用しなくて済む分、ニユース番組制
作放送システム20の構成を簡易化し得ると共に、ニユ
ース番組制作放送システム20のコストを低減すること
ができる。
【0068】以上の構成によれば、システム制御部26
によつて編集処理の実行スケジユールを管理し、その管
理の基にEDLをEDL実行装置40A〜40Dに割り
当てるようにしたことにより、従来のようにオペレータ
がEDLの割り当て作業を行わなくても編集処理を行う
ことができ、オペレータが介在しない自動編集ができる
分、編集作業を一段と効率的に行うことができる。
【0069】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、サーバストレージ3
0Bが6つの出力ポートを有し、デイリーサーバ30と
しては8つの出力端子OUT1〜OUT8を有している
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、サーバ
ストレージ30Bの出力ポート数やデイリーサーバ30
の出力端子数としてはこれ以外の数であつても良い。
【0070】また上述の実施の形態においては、デイリ
ーサーバ30に対して4つのEDL実行装置40A〜4
0Dが接続されている場合について述べたが、本発明は
これに限らず、デイリーサーバ30に接続されるEDL
実行装置の数としてはこれ以外であつても良い。
【0071】また上述の実施の形態においては、ニユー
ス番組制作放送システム20に本発明を適用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、記録再生手段
に記録されている素材としての映像信号を読み出して所
望の編集処理を施すような映像信号処理装置であれば本
発明を広く適用し得る。要は、このような映像信号処理
装置において、編集内容を規定したリストを作成するリ
スト作成手段と、割り当てられたリストに基づいて記録
再生手段から所望の映像信号を読み出して編集処理を実
行する編集実行手段と、編集処理の実行スケジユールを
管理し、作成されたリストを編集実行手段に割り当てる
制御手段とを設けるようにすれば、従来のようにオペレ
ータが介在しなくても編集処理を実行し得、オペレータ
が介在しない自動編集を行うことができる。
【0072】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、編集処理
の実行スケジユールを管理して、編集内容を規定したリ
ストを編集実行手段に割り当てる制御手段を設けるよう
にしたことにより、従来のようにオペレータが介在しな
くても編集処理を実行し得、オペレータが介在しない自
動編集を実行し得る。かくするにつき編集作業を一段と
効率的に行い得る映像信号処理装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるニユース番組制作
放送システムの構成を示すブロツク図である。
【図2】デイリーサーバの内部構成の説明に供するブロ
ツク図である。
【図3】A/Bロール実行時のスケジユーリングの説明
に供するフローチヤートである。
【図4】割り込み処理実行時のスケジユーリングの説明
に供するフローチヤートである。
【図5】サーバ出力が不足しているときのスケジユーリ
ングの説明に供するフローチヤートである。
【図6】従来のニユース番組制作放送システムの構成を
示すブロツク図である。
【符号の説明】
1、20……ニユース番組制作放送システム、2、3…
…AVサーバ、4A〜4N……編集装置、5、26……
システム制御部、6……データ記憶装置、7……ネツト
ワーク、22……オフラインEDL作成系、23……オ
ンエアリスト作成系、24……オンライン編集送出系、
25……アーカイブ、27……LAN、30……デイリ
ーサーバ、30A……制御部、30B……サーバストレ
ージ、30C……ルータ、34A〜34N……EDL作
成装置、40A〜40D……EDL実行装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録再生手段に記録されている素材として
    映像信号を読み出して所望の編集処理を施す映像信号処
    理装置において、 編集内容を規定したリストを作成するリスト作成手段
    と、 割り当てられた上記リストに基づいて、上記記録再生手
    段から所望の映像信号を読み出して編集処理を実行する
    編集実行手段と、 編集処理の実行スケジユールを管理し、作成された上記
    リストを上記編集実行装置に割り当てる制御手段とを具
    えることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、 作成された上記リストの優先順位に従つて、上記リスト
    を上記編集実行手段に割り当てると共に、上記記録再生
    手段が有する出力ポートを上記編集実行手段に割り当て
    ることを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、 上記出力ポートが不足するとき、優先順位の低いリスト
    が割り当てられた上記編集実行手段に対して割り当てる
    上記出力ポートの数を減らし、当該編集実行手段にノン
    リアルタイムの編集処理を実行させることを特徴とする
    請求項2に記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】上記編集実行手段は、 上記記録再生手段に記録されている音声信号を読み出し
    て当該音声信号に編集処理を施すことを特徴とする請求
    項1に記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】上記編集実行手段は、 読み出した上記映像信号に対して特殊効果編集を施すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。
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