JP2002299866A - 基板の放熱構造 - Google Patents

基板の放熱構造

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JP2002299866A JP2001098983A JP2001098983A JP2002299866A JP 2002299866 A JP2002299866 A JP 2002299866A JP 2001098983 A JP2001098983 A JP 2001098983A JP 2001098983 A JP2001098983 A JP 2001098983A JP 2002299866 A JP2002299866 A JP 2002299866A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の配置スペースが小さい場合にも効果的
に基板の放熱を行うことができる基板の放熱構造を提供
する。 【解決手段】 発熱性の電子部品12,12a〜12d
を搭載した発熱性基板10,10a〜10dと、前記発
熱性基板よりも発熱量が小さい少なくとも1枚の非発熱
性基板30,30a〜30dとを、互いの表面が対向す
るように略平行に隣接して配置し、前記隣接する2枚の
基板の間に双方の基板表面に密着するように熱伝導部材
20,20a〜20dを設け、前記発熱性基板10,1
0a〜10dと前記非発熱性基板30,30a〜30d
を熱結合させて、前記発熱性基板10,10a〜10d
で発生した熱を前記非発熱性基板30,30a〜30d
へ放熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品、特にデ
ジタルカメラ内に収納される基板の放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICなどを実装した基板からの発
熱を外部に逃がすための基板の放熱構造について、種々
の技術が開示されている。例えば、特開平8−6473
1号公報には、接触面に対して力を発生するように面方
向に広がりを持つ板バネを熱伝導グリースとともに可撓
性膜内に封入して形成される熱伝導部材を、発熱部材と
放熱部材の間に介在させて放熱する放熱構造が開示され
ている。
【0003】また、特開平8−139235や特開平1
1−26968号公報にも同様の放熱構造が開示されて
おり、これらはいずれも発熱部材である基板と放熱部材
との間に熱伝導部材を配置することにより、発熱部材の
熱を放熱部材に伝熱する構造が開示されている。
【0004】さらに、特開平11−177264号公報
には、発熱部材と収納ケースを密着性のよい伝熱部で接
続する放熱構造が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの放熱
構造を小型の電子機器に用いた場合、ヒートシンクや冷
却フィンなどの放熱部材の存在が必要であり、スペース
上の問題が生じる。特に、デジタルカメラなどは小型の
ものが好まれる傾向にあることから、基板の配置スペー
スは小さくなっており、特にCCD制御のためのICな
ど放熱部材の放熱に伴うスペース上の問題が大きい。一
方、回路は、撮像素子であるCCDの高画素化によって
高クロックになる傾向があり、CCDを制御するICの
発熱量は年々大きくなっている。さらに、基板は高密度
化実装されており、熱の逃げ道が少なくなってきてい
る。
【0006】この問題を解消するために、回路の消費電
流を抑えることで発熱量を少なくすることはできる。し
かし、回路の消費電流を小さくできる程度が限られてお
り、装置や基板の小型化に伴うスペース上の問題に追い
つかなくなっているのが現状である。
【0007】さらに、回路の高クロック化により、基板
間の干渉ノイズも無視できない問題であり、特に高密度
化実装された隣接する基板間の干渉ノイズの問題は大き
い。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする第
1の技術的課題は、基板の配置スペースが小さい場合に
も有効に基板の放熱を行うことができる基板の放熱構造
を提供することである。
【0009】また、本発明が解決しようとする第2の技
術的課題は、隣接する基板間の干渉ノイズの問題を解消
することができる基板の放熱構造を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の基
板の放熱構造を提供する。
【0011】この基板の放熱構造は、発熱性の電子部品
を搭載した発熱性基板と、前記発熱性基板よりも発熱量
が小さい非発熱性基板とを、略平行に面対向配置し、前
記隣接する2枚の基板の間に双方の基板表面に密着する
ように熱伝導部材を設け、前記発熱性基板で発生した熱
を前記非発熱性基板へ放熱する。
【0012】上記構成において、基板の放熱構造は、複
数枚の基板が互いに略平行に隣接して並ぶように配置さ
れる高密度実装において有効に用いられる。そして、並
べられる基板に搭載される電子部品の構成を工夫し、基
板を発熱性基板と、非発熱性基板とに区別する。発熱性
基板は、例えば、固体撮像素子を制御する集積回路など
の発熱量の大きい電子部品を少なくとも搭載した基板で
あり、この基板全体の発熱量が大きく、使用時に高温に
なりやすいものである。一方、非発熱性基板は、例え
ば、発熱量が小さい電子回路を搭載するなど、発熱性基
板に比べて基板全体の発熱量は小さく、使用時に発熱性
基板よりも高温にならないようにした基板である。そし
て、これらの2種類の基板はその表面が対向するように
略平行に配置される。非発熱性基板が2枚以上である場
合は、配置の順序は特に問題とはならず、例えば、発熱
性基板を挟むように非発熱性基板を配置させてもよい
し、非発熱性基板が2枚並ぶように配置させてもよい。
【0013】そして、隣接して並べられた基板の間に熱
伝導部材を設ける。このことによって、発熱性基板と非
発熱性基板が熱的に結合し、発熱性基板により発生した
熱が熱伝導部材と接する発熱性基板の表面から前記非発
熱性基板へ放熱する。なお、各基板は、例えば、外装カ
バーなどと接続させて外部に放熱するようにしてもよ
い。
【0014】したがって、上記構成によれば、基板全体
における熱容量が大きくなり、基板全体としての発熱に
伴う温度を低くすることができる。また、基板の放熱性
を活用し、特別なスペース及び放熱部材を設けることな
く、発熱性基板で発生した熱を非発熱性基板に逃がすた
め、スペース上の問題を解決することができる。これに
より、電子機器の小型化、高クロック化による発熱に対
して、放熱のために余分なスペースを確保する必要がな
くなる。
【0015】本発明の基板の放熱構造は、具体的には以
下のように種々の態様で構成することができる。
【0016】好ましくは、前記非発熱性基板は、前記基
板を収納する外装カバーと隣接して配置し、前記外装カ
バーと隣接する非発熱性基板の表面と前記外装カバーの
内壁に密着するように熱伝導部材を設け、前記外装カバ
ーへ放熱する。
【0017】上記構成において、発熱性基板と直接又は
他の非発熱性基板を介して間接的に熱結合している非発
熱性基板を、これらの基板を収納している電子機器の外
装カバーに隣接するように配置する。そして、外装カバ
ーの内壁と非発熱性基板との表面に密着するように設け
られた熱伝導部材によって、効率良く外装カバーに熱を
逃がすことができる。
【0018】上記構成によれば、広い面積で外装カバー
と熱結合しているため、熱を効率良く外部に逃がすこと
ができる。また、発熱性基板によって発生した熱が非発
熱性基板を通して放熱するため、外装カバーが高温にな
ることを防止できる。
【0019】好ましくは、前記熱伝導部材は、接地され
たシールド層と伝熱層とで構成されている。
【0020】上記構成において、シールド層は、導電性
のものを使用し、例えば金属シート、金属メッシュ、導
電性の樹脂などが好適に使用できる。また、導電性の樹
脂は、上記の熱伝導部材にカーボン紛体、金属紛体など
の導電性材料を混入したものを用いることもできる。上
記構成によれば、静電シールドであるシールド層は伝熱
層で支持することにより、熱伝導部材は静電シールドの
機能も果たすことができる。熱伝導部材は基板の表面に
広く設けられているため、基板表面を広くカバーする必
要がある静電シールドの支持体として効果的である。ま
た、静電シールドの取りつけのための部材を使用するこ
となく、放熱と基板間のシールドを同時に行うことがで
きる。
【0021】上記構成において好ましくは、前記熱伝導
部材は、2枚の伝熱層の間に前記シールド層を備えた構
造であり、前記シールド層は前記発熱性基板を介して接
地する。
【0022】上記構成において、熱伝導部材は、シール
ド層を挟むように伝熱層が設けられた3層構造で構成さ
れており、シールド層が熱伝導部材の表面に露出しない
ようにして、基板表面の回路に接触することを防止する
ことができる。そして、シールド層は、発熱性基板に設
けられた接地用のパターンなどを介して接地される。こ
のときの接地位置は、発熱性基板に搭載されている電子
部品を覆うようにして、外部からの干渉ノイズを除去で
きるように、発熱性基板の端部近傍に設けることが好ま
しい。上記構成によれば、発熱性基板を隣接する他の基
板からの干渉ノイズに対してシールドすることができ
る。
【0023】上記構成において、好ましくは、発熱性基
板は、前記熱伝導部材に対向する表面に接地用ランドと
接続された針状部を有し、前記熱伝導部材との密着時
に、前記針状部が前記伝熱層を貫通して前記シールド層
と接続する。
【0024】上記構成において、熱伝導部材と発熱性基
板を密着させたときに、発熱性基板の表面に設けられた
接地用ランドと接続された導電性の針状部が、対向する
熱伝導部材の伝熱層を貫通し、熱伝導部材のシールド層
に接触することによってシールド層が接地する。
【0025】上記構成によれば、シールド層を発熱性基
板に対して容易に接地することができ、シールド層が発
熱性基板の接地用ランド以外の部分と接触することを防
止することができる。
【0026】上記各構成において、好ましくは、前記熱
伝導部材は、ゲル状ポリマーである。
【0027】上記構成によれば、熱伝導部材を容易に変
形させることができ、表面に電子部品を搭載し、基板の
表面の凹凸を覆い、しっかりと密着させることができ、
また、基板表面との粘着性がよく剥離しにくくなる。し
たがって、基板間の結合をより密接にすることができ
る。
【0028】上記構成において、好ましくは、前記ゲル
状ポリマーは、表面に粘着性があるシートで構成され
る。
【0029】好ましくは、前記ゲル状ポリマーは、セラ
ミックスパウダーを含む。
【0030】上記構成において、例えば、ゲル状ポリマ
ーにセラミックスパウダーを混ぜてシート状に形成して
用いることができる。上記構成によれば、熱伝導性のよ
い固形紛体であるセラミックスパウダーを含むため、熱
伝導部材を構成するゲル状ポリマーの熱伝導性が向上す
る。したがって、基板間の熱的な結合を高めることがで
きる。
【0031】上記の基板の放熱構造は、デジタルカメラ
に好適に使用できる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の基板の放熱構造を
用いた各実施形態に係るデジタルカメラについて、図面
を参照しながら説明する。
【0032】図1は、第1の実施形態に係るデジタルカ
メラの基板の配置構成を示す要部断面図である。発熱性
基板10は、発熱部品12と発熱部品12に比べて発熱
量の少ない非発熱電子部品13とを搭載している多層基
板である。非発熱性基板30は、発熱量の少ない電子部
品32を搭載し、GNDのベタパターン31を内層に有
している。非発熱性基板30には、デジタルカメラの使
用時に発熱性基板10よりも高温にならないような電子
部品を搭載する。なお、発熱性基板10及び非発熱性基
板30には、熱の影響を受けやすい部品(例えば、測距
センサーなど)は搭載させずに、発熱性基板10と熱結
合しない他の基板に搭載させることが好ましい。
【0033】両基板は、互いの表面が対向するように隣
接して配置する。なお、このとき、発熱部品12が非発
熱性基板30と対向するように両基板を配置する。この
ように配置すると、発熱部品12が、熱伝導部材20と
直接接するので、発熱部品12により発した熱をより効
率良く放熱することができる。
【0034】両基板10,30の間には、双方の表面に
接するようにゲル状の熱伝導部材20が配置されてい
る。熱伝導部材20は粘度が高い流体の樹脂で、これ自
体も放熱性があり熱を伝導することができる。また、熱
伝導部材20は、ゲル状であるので、両基板に設けられ
た電子部品(12,32)による両基板の表面の凹凸に
接するように変形することができ、両基板の表面にしっ
かりと密着する。熱伝導部材としては、例えば、市販さ
れているゲル状の熱伝導用の粘着シートなどが好適に用
いられる。
【0035】このような基板の配置構造をすることによ
り、発熱性基板10で発生した熱が、熱伝導部材20を
通して、発熱量の小さい非発熱性基板30に伝導する。
したがって、双方の基板全体でみると、発生熱量に対す
る熱容量が増加し、発熱性基板10の温度上昇を防止す
ることができる。また、熱伝導部材20であるゲル状の
樹脂にセラミックスパウダーなどの熱伝導性のよい固形
紛体を混ぜて用いることにより、さらに熱結合を高める
ことができる。
【0036】図2は、第2の実施形態に係るデジタルカ
メラの基板の配置構成を示す要部断面図である。本実施
形態における基板の配置は、上述した実施形態1と同様
に、発熱部品12aと非発熱部品13aとを搭載した発
熱性基板10aと非発熱部品32aを搭載した内層にベ
タパターン31aを有する非発熱性基板30aが互いに
対向するようにほぼ平行に配置されており、両基板の間
にゲル状の熱伝導部材20aが設けられている。そし
て、発熱性基板10aから発生した熱は、熱伝導部材2
0aを介して、非発熱性基板30aに放熱され、両基板
全体の温度が上昇するのを防止することができる。
【0037】非発熱性基板30aは、金属フレーム23
に固定される。金属フレーム23と非発熱性基板30a
とが接触する部分には、接地のための表パターンが設け
られている。また、固定のための取りつけ穴が設けられ
ており、この取りつけ穴の内表面に設けられたベタパタ
ーンが内層のベタパターン31aと表パターンの接続し
ている。金属フレーム23は外装ボディ24に接続して
おり、金属フレーム23に非発熱性基板30aをビス2
2で固定することにより、非発熱性基板30aから金属
フレーム23を通して外装ボディ24に伝導され、外部
に放熱される。
【0038】図3は、第3の実施形態に係るデジタルカ
メラの基板の配置構成を示す要部断面図である。本実施
形態における基板の配置は、上述した実施形態1と同様
に、発熱部品12bと非発熱部品13bとを搭載した発
熱性基板10bと非発熱部品32bを搭載した内層にベ
タパターン31bを有する非発熱性基板30bが互いに
対向するようにほぼ平行に配置されており、両基板の間
にゲル状の熱伝導部材20bが設けられている。そし
て、発熱性基板10bから発生した熱は、熱伝導部材2
0bを介して、非発熱性基板30bに放熱され、両基板
全体の温度が上昇するのを防止することができる。
【0039】非発熱性基板30bは基板が収納されてい
る外装ボディ25の任意の壁に対してほぼ平行に設けら
れている。そして、非発熱性基板30bと外装ボディの
間を基板表面と外装ボディの内壁に密接するように熱伝
導部材21が設けられ、非発熱性基板30bの熱を外装
ボディ25に放熱することができる。すなわち、発熱性
基板10bにより発生した熱は、非発熱性基板30bを
介して、外装ボディ25から外部へ放熱される。このよ
うな構成にすることにより、基板の熱を外部に放熱する
ための特別の部材を必要としない。また、発熱性基板1
0bが外装ボディと直接熱結合していないため、外装ボ
ディ25が熱くなりすぎることを防止することができ
る。
【0040】図4は、第4の実施形態に係るデジタルカ
メラの基板の配置工程を示す要部断面図である。図5は
図4のデジタルカメラの基板の配置構成を示す要部断面
図である。本実施形態において、基板は、発熱部品12
cと非発熱部品13cとを搭載した発熱性基板10c
と、発熱量の少ない電子部品32cを搭載しGNDのベ
タパターン31cを内層に備えた非発熱性基板30cと
を有する。発熱性基板10cの表面には、接地用ランド
11cが設けられており、これは、デジタルカメラ本体
のアースに接続されている。熱伝導部材20cを両基板
の間に配置し、矢印50、51に示すように基板の表面
に密着させる。
【0041】熱伝導部材20cは、伝熱層がシールド層
26cを挟む3層構造である。伝熱層は、熱伝導性のゲ
ル状ポリマーの粘着シートで構成されており、シールド
層26cはゲル状の導電性高分子材料で構成されてい
る。高画質デジタルカメラにおいては、基板の処理クロ
ックが早くなり、例えば、発熱部品12cが、CCDを
制御するマイコンなどである場合は、これは100MH
z近いクロックで動作している。このため、ICやIC
に接続されるパターンには高速クロックに関連があるノ
イズが混入される。この部品12c及び基板から放出さ
れるノイズを防ぐには、この部品12cを覆い、シール
ド基板などの基板間を遮蔽する静電シールドを設けるこ
とが好ましい。
【0042】図6に熱伝導部材の製造工程を説明する図
を示す。図6(a)に示すように、粘着シート28aの
表面にシールド層26cであるゲル状の導電性の高分子
を塗布する。そして、もう一枚の粘着シートを矢印5
2、53で示すようにシールド層26cに積層する。粘
着シート28bは図6(a)に示すように、小孔29が
設けられている。小孔29は、発熱性基板10cに熱伝
導部材20cを重ねたときに接地用ランド11cに対応
する位置に設けられる。
【0043】図6(b)に示すように、粘着シート28
a,28bによってシールド層26cを挟むと、ゲル状
のシールド層26cは粘着シート28bに設けられた小
孔29よりはみ出してくる。このようにして製造された
熱伝導部材20cを図5に示すように両基板10c,3
0cに重ねると、発熱性基板10cの接地用ランド11
cと電気的に接続され、シールド層26cを接地するこ
とができる。したがって、、放熱のための熱伝導部材2
0cが静電シールドであるシールド層の支持部材となる
ため、静電シールドを設けるための部材を別に設ける必
要がない。したがって、そのためのスペースを設ける必
要がなく、小型化のデジタルカメラにも地位た場合のス
ペース上の問題を解消することができる。
【0044】図7は、第4の実施形態に係るデジタルカ
メラの基板の配置工程を示す要部断面図である。図8は
図7のデジタルカメラの基板の配置構成を示す要部断面
図である。本実施形態において、基板は、発熱部品12
dと非発熱部品13dとを搭載した発熱性基板10d
と、発熱量の少ない電子部品32dを搭載しGNDのベ
タパターン31dを内層に備えた非発熱性基板30dと
を有する。発熱性基板10dの表面には、接地用ランド
11dが設けられており、これは、デジタルカメラ本体
のアースに接続されている。接地用ランド11dからは
基板表面に対してほぼ垂直に伸びる針状部15dが配置
されている。熱伝導部材20dを両基板の間に配置し、
基板の表面に密着させる。
【0045】熱伝導部材20dは、伝熱層がシールド層
26dを挟む3層構造である。伝熱層は、熱伝導性のゲ
ル状ポリマーの粘着シートで構成されており、シールド
層26cは金属メッシュで構成されている。熱伝導部材
20dは、2枚の粘着シート金属メッシュを挟むように
して互いに接着させて製造する。
【0046】図7の矢印54、55に示すように、発熱
性基板10dと非発熱性基板30dとで熱伝導部材20
dに挟むようにして基板を配置させる。このとき、熱伝
導部材20dゲル状の粘着テープで製造されているた
め、図8に示すように、発熱性基板10dに設けられて
いる針状部15dが伝熱層を突き破りシールド層26d
に接地する。したがって、シールド層を容易に接地する
ことができる。
【0047】以上説明したように、本発明によれば、放
熱部材などを設けるためのスペースを要することなく、
発生した熱を放熱させることができる。また、静電シー
ルドの取りつけのための部材を使用することなく、基板
間のシールドを行うことができる。
【0048】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例
えば、上記各実施形態は、基板は発熱性基板、非発熱性
基板ともに1枚であるが、これらを複数枚とすることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係るデジタルカメラの基板
の配置構成を示す要部断面図である。
【図2】 第2の実施形態に係るデジタルカメラの基板
の配置構成を示す要部断面図である。
【図3】 第3の実施形態に係るデジタルカメラの基板
の配置構成を示す要部断面図である。
【図4】 第4の実施形態に係るデジタルカメラの基板
の配置工程を示す要部断面図である。
【図5】 図4のデジタルカメラの基板の配置構成を示
す要部断面図である。
【図6】 図4のデジタルカメラの基板の熱伝導部材に
ついての製造工程の説明図である。
【図7】 第4の実施形態に係るデジタルカメラの基板
の配置工程を示す要部断面図である。
【図8】 図7のデジタルカメラの基板の配置構成を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
10,10a〜10d 発熱性基板 11c,11d 接地用ランド 12,12a〜12d 発熱部品 13,13a〜13d 非発熱部品 15d 針状部 20,20a〜20d,21 熱伝導部材 22 ビス 23 金属フレーム 24,25 外装ボディ 26c,26d シールド層 28a,28b 粘着テープ 29 小孔 30,30a〜30d 非発熱性基板 31,31a〜31d ベタパターン 32,32a〜32d 非発熱部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F H05K 9/00 H05K 9/00 R U Fターム(参考) 2H054 AA01 CD00 2H100 BB05 BB11 CC07 EE00 EE03 5C022 AA13 AC70 AC77 AC78 5E321 BB24 BB32 BB41 GG01 GH03 5E322 AA03 AA11 AB06 FA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱性の電子部品を搭載した発熱性基板
    と、前記発熱性基板よりも発熱量が小さい非発熱性基板
    とを、略平行に面対向配置し、前記隣接する2枚の基板
    の間に双方の基板表面に密着するように熱伝導部材を設
    け、前記発熱性基板で発生した熱を前記非発熱性基板へ
    放熱することを特徴とする基板の放熱構造。
  2. 【請求項2】 前記非発熱性基板は、前記基板を収納す
    る外装カバーと隣接して配置し、前記外装カバーと隣接
    する非発熱性基板の表面と前記外装カバーの内壁に密着
    するように熱伝導部材を設け、前記外装カバーへ放熱す
    ることを特徴とする請求項1記載の基板の放熱構造。
  3. 【請求項3】 前記熱伝導部材は、接地されたシールド
    層と伝熱層とで構成されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の基板の放熱構造。
  4. 【請求項4】 前記熱伝導部材は、2枚の伝熱層の間に
    前記シールド層を備えた構造であり、前記シールド層は
    前記発熱性基板を介して接地していることを特徴とする
    請求項3記載の基板の放熱構造。
  5. 【請求項5】 前記発熱性基板は、前記熱伝導部材に対
    向する表面に接地用ランドと接続された針状部を有し、
    前記熱伝導部材との密着時に、前記針状部が前記伝熱層
    を貫通して前記シールド層と接続することを特徴とする
    請求項4記載の基板の放熱構造。
  6. 【請求項6】 前記熱伝導部材は、ゲル状ポリマーであ
    ることを特徴とする、請求項1〜5いずれか1つに記載
    の基板の放熱構造。
  7. 【請求項7】 前記ゲル状ポリマーは、表面に粘着性が
    あるシート状であることを特徴とする請求項6記載の基
    板の放熱構造。
  8. 【請求項8】 前記ゲル状ポリマーは、セラミックスパ
    ウダーを含むことを特徴とする請求項6又は7記載の基
    板の放熱構造。
  9. 【請求項9】 請求項1から8いずれか1つに記載の基
    板の放熱構造を用いたデジタルカメラ。
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