JP2002299596A - 半導体装置の製造方法および赤外線イメージセンサの製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法および赤外線イメージセンサの製造方法

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JP2002299596A
JP2002299596A JP2001125827A JP2001125827A JP2002299596A JP 2002299596 A JP2002299596 A JP 2002299596A JP 2001125827 A JP2001125827 A JP 2001125827A JP 2001125827 A JP2001125827 A JP 2001125827A JP 2002299596 A JP2002299596 A JP 2002299596A
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雅章 木股
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数箇所のエッチングホールから半導体基板
内にエッチングガスを導入することにより中空部分を形
成する従来の赤外線イメージセンサの製造方法では、そ
れぞれのエッチングホール下で最もエッチングが進行す
るため、端部でのエッチングを防止するエッチングスト
ッパの深さが増大するが、かかる深いトレンチ状の溝形
成は非常に困難であった。 【解決手段】 エッチング開始時に接合柱内のエッチン
グホールのみからエッチングガスを導入することによ
り、半導体基板中の中空部分のエッチング形状は接合柱
直下で最も深く、端部になるにしたがい浅くなるため、
従来のような深いエッチングストッパを形成する必要が
無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空間部分を具備した
立体構造の形成を目的とした半導体装置の製造方法に関
し、特に赤外線イメージセンサの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この発明に係わる従来の半導体装置の製
造方法について、非冷却赤外線イメージセンサの画素構
造を例として説明する。図15(a)は非冷却赤外線イ
メージセンサの単位素子、すなわち画素の構造を示す断
面図で、特開平10−209418号公報またはPro
ceedings of SPIE、3698巻、55
6〜564ページに記載されている赤外線を吸収して光
検出器部を温度上昇させる赤外線吸収部分と温度センサ
を形成して温度上昇を検出する温度検出部を別構造とし
て形成する方式のものである。図15(b)は図15
(a)の赤外線吸収部分130を除去した状態の平面図
である。なお、図15(a)は赤外線吸収部分を除去し
ない場合の図15(b)中のA−A’線断面図である。
【0003】図15(a)、(b)では本発明と直接関
係のないシリコン基板1上に設けられている信号読み出
し回路は省略している。図中、1はシリコン基板、10
はシリコン基板1中に設けられた中空部200の上に2
本の支持脚21、22により支持された温度検出部で、
11は温度変化を検出するボロメータ等からなる温度セ
ンサ、12は温度センサ11を覆うシリコン酸化膜等か
らなる絶縁膜、13、14は温度センサ11からの信号
を取り出すための金属配線である。
【0004】支持脚21、22を構成するのは温度検出
部と同様にシリコン酸化膜23、24等からなる絶縁膜
で、絶縁膜中には金属配線25、26が設けられてい
る。130は赤外線を吸収して熱に変換する赤外線吸収
部、140は赤外線吸収部を温度検出部10から離して
保持するとともに赤外線吸収部130と温度検出部10
を熱的に一体化させる接合柱である。31、32は基板
1上に形成されたシリコン酸化膜等からなる絶縁膜、3
3、34は絶縁膜31、32中に形成された金属配線で
ある。
【0005】次に、非冷却赤外線イメージセンサの画素
の動作について説明する。赤外線は赤外線吸収部130
側に入射する。入射した赤外線は赤外線吸収部130で
吸収され赤外線吸収部130の温度を上昇させる。赤外
線吸収部130の温度変化は接合柱140を通して温度
検出部10に伝達され、温度検出部10の温度を上昇さ
せる。接合柱140の熱抵抗は支持脚21、22の熱抵
抗に比べ小さく設計されており、温度検出部10、接合
柱140、赤外線吸収部130の3つの構造体を合計し
た熱容量と支持脚21、22の熱抵抗で決定される時定
数は非冷却赤外線イメージセンサが動作するフレーム時
間より短い。
【0006】また、支持脚21、22の熱コンダクタン
スは接合柱140の熱コンダクタンスに比べ十分小さく
設計されているので、温度検出部10の温度上昇は赤外
線吸収部130の温度上昇とほぼ一致する。よって、温
度センサ11によって温度上昇を測定すれば赤外線を検
出することができる。
【0007】次に、図15(a)、(b)に示した画素
構造の製造方法について図16〜20に基づき説明す
る。まず、(100)の面方位のシリコン基板1上に信
号読み出し回路(図示していない)を形成した後、絶縁
膜2(次工程で12、23、24、31、32とな
る)、金属配線13、14、25、26、33、34、
温度センサ11を形成する(図16)。
【0008】続いて、シリコン基板1中に中空部分20
0を形成するためのエッチングホール41、42、4
3、44を、シリコン酸化膜からなる絶縁膜2中にエッ
チングにより形成した後、ウエハ上に後工程で除去され
るアモルファスシリコン等からなる犠牲層110を形成
し、犠牲層110のうち接合柱を形成する部分に写真製
版技術およびエッチング技術を用いて犠牲層110を貫
通するスルーホールを形成し、さらにスルーホール内を
接合柱140となる材料で埋め込む(図17)。
【0009】上述の工程によって絶縁膜2は12、2
3、24、31、32の各部分に分離される。この工程
ではエッチバック技術、CMP(Chemical Mechanical P
olishing)法等で最表面を平坦化することが好ましい。
特開平10−209418号公報に開示されているよう
に接合柱140を赤外線吸収部130の構成部材と同一
の部材で構成することもでき、この場合は接合柱140
と同時に赤外線吸収部130も形成される。
【0010】赤外線吸収部130となる薄膜を犠牲層1
10上に形成し、各画素毎の赤外線吸収部をパターニン
グにより分離する(図18)。
【0011】赤外線吸収部130の周辺の開口部分から
犠牲層110をエッチングすることにより、接合柱14
0を残して赤外線吸収部130を基板1から浮かす(図
19)。
【0012】シリコン基板1のエッチングホール41,
42,43,44底部のシリコン基板1の露出部分から
シリコン基板1をエッチングする。この結果、シリコン
基板1中に中空部分200が形成される(図20)。
【0013】犠牲層110をアモルファスシリコンで形
成した場合は、犠牲層110とシリコン基板1を同時に
エッチングできる。シリコンのエッチングでは水酸化カ
リウム(KOH)や水酸化テトラメチルアンモニウム
(Tetramethyl ammonium hydroxide,TMAH)等のエ
ッチング液を用いれば、(111)結晶面がエッチング
面に露出するにつれてエッチング速度は低下し、いわゆ
る異方性エッチングが生じるので、MOS(Metal Oxide
Semiconductor)やCMOS(Compliementary Metal Oxi
de Semiconductor)半導体装置に一般的に使われている
表面が(100)面のシリコン基板を用いることで、中
空部分200の表面形状を一定の大きさから大きく拡げ
ることなしに、図20のような形状を呈したエッチング
断面を形成できる。
【0014】上記の従来例では犠牲層110除去とシリ
コン基板1内の中空部分200の形成を液体のエッチャ
ントを用いて、すなわちウエットプロセスで行っている
が、かかるウエットプロセスでは最終の乾燥工程で最後
に画素構造の表面上に残留する液体の表面張力により画
素の構成部分が変形するおそれがあった。例えば、赤外
線吸収層130と絶縁膜2で覆われたシリコン基板1が
接触したまま離れなくなるスティッキングと呼ばれる不
具合が生じる可能性が高く、この不具合が発生すると歩
留りが著しく低下した。
【0015】この対策として、XeF2等のガスを用い
エッチングするドライプロセスの適用が好適である。こ
の種のエッチングガスによるドライエッチングは等方的
であり、エッチングホール41〜44からシリコン基板
1内に導入されたエッチングガスはシリコン基板1を図
21のような形状にドライエッチングした。
【0016】図22は図21に示した画素が2次元的に
配置された構造において等方的なドライプロセスを行っ
た場合の断面形状を示す。図中の矢印はエッチングガス
の導入経路を示している。かかる等方的なエッチングに
より各画素のシリコン基板1内の中空部分200は横方
向に拡大し、最悪の場合、隣接画素の中空部分と繋がっ
てしまい、各画素を形成できなかった。
【0017】かかる不具合を解決するため、特開平10
−209418号公報ではシリコン基板中にトレンチ構
造のエッチングストッパを形成しているが、この場合で
も温度検出部の下面が完全に中空になるまでエッチング
すると、各エッチングホールのそれぞれの直下のエッチ
ングが最も進行しやすいため、中空部分の周辺になるに
したがい深くエッチングされる結果、深いエッチングス
トッパが必要であった。
【0018】さらに、特開平10−209418号公報
では図23に示すように赤外線吸収部130、温度検出
部11の中心付近にもエッチングホール401を設ける
方法が開示されているが、この方法でも周辺部分はエッ
チングホール41〜44を通してエッチングガスが導入
されるため、当該部分でエッチングがそれぞれ進行し、
結果的にエッチングストッパ301,302近傍でエッ
チングが深くなってしまう不具合が生じた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来技術
によれば、ウエットエッチングを適用して犠牲層110
の除去とシリコン基板1内の中空部分200の形成を行
うと、最終の素子の乾燥工程で最後に画素構造の表面上
に残留する液体の表面張力によりスティッキングが生じ
るおそれがあった。
【0020】一方、XeF2等のエッチングガスを用い
てドライエッチングを行っても、従来の製造方法ではエ
ッチングされる領域がエッチングホールの位置に対応し
て複数箇所あり、各エッチングホールの直下で最もエッ
チングが進行するので、それらのエッチングの横方向へ
の広がりを制限する必要があった。
【0021】また、表面から赤外線吸収部130、接合
柱140内部、絶縁膜12を貫通するエッチングホール
401を設けて接合柱直下からドライエッチングを行っ
ても、周辺部分のエッチングホール41〜44からも同
時にドライエッチングが進行し、各エッチングホールの
直下が最もエッチングされてしまうので、それらのエッ
チングの横方向への広がりを制限する必要があった。
【0022】さらに、ドライエッチングの進行はウエハ
内やウエハ間でばらつくため、歩留良く製造するために
は製造マージンを十分考慮した深いエッチングストッパ
が必要であるが、かかる深いエッチングストッパの形成
は、トレンチ形成に要するエッチング時間の増大、高ア
スペクト比のエッチングの困難さ、トレンチの埋め込み
形成の難しさで再現性よく作製することが難しく、歩留
り低下をもたらした。
【0023】また、エッチング速度がウエハ内やウエハ
間で大きくばらつく場合は、必要となるエッチングスト
ッパの深さが非常に深くなり、生産が極めて困難であっ
た。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板表面上の単位素子領域毎に第
1の構造体を形成する工程と、第1の構造体の所定の箇
所に第1の構造体を貫通し底部が半導体基板に達する少
なくとも1以上の第1のエッチングホールを形成する工
程と、第1の構造体上に犠牲層を設ける工程と、第1の
エッチングホールとは異なる箇所に犠牲層を貫通する孔
を設け、孔を埋め込むことにより底部が第1の構造体に
達する接合柱を設ける工程と、犠牲層上に第2の構造体
を形成する工程と、第2の構造体と接合柱と第1の構造
体とを貫通し、底部が半導体基板に達する第2のエッチ
ングホールを設ける工程と、第2のエッチングホールか
らエッチングガスを導入して半導体基板をエッチングす
ることにより中空部分を形成する工程と、半導体基板の
エッチングが進行するにしたがい第1のエッチングホー
ルを通して供給され中空部分を経て第1のエッチングホ
ールから導入されたエッチングガスにより犠牲層をエッ
チングする工程と、を備えたものである。
【0025】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体基板中に単位素子領域毎に領域の中心から所
定の距離に位置するエッチングストッパを埋設する工程
と、単位素子領域毎の半導体基板表面上に第1の構造体
を形成する工程と、第1の構造体の中心近傍からエッチ
ングストッパまでのいずれかに位置し、第1の構造体を
貫通し底部が半導体基板に達する少なくとも1以上の第
1のエッチングホールを形成する工程と、第1の構造体
上に犠牲層を設ける工程と、犠牲層を貫通して底部が第
1の構造体に達する接合柱を設ける工程と、単位素子領
域毎に犠牲層上に第2の構造体を形成する工程と、第2
の構造体と接合柱の中心軸に沿った一部と第1の構造体
とを貫通し、底部が半導体基板に達する第2のエッチン
グホールを設ける工程と、第2のエッチングホールから
エッチングガスを導入して半導体基板をエッチングする
ことにより、接合柱直下の領域で最も深く、エッチング
ストッパに向かうにしたがい徐々に浅くなり、エッチン
グストッパに接する領域で最も浅くなる形状を呈する中
空部分を形成する工程と、半導体基板のエッチングが進
行するにしたがい中空部分を通じて第1のエッチングホ
ールから導入されたエッチングガスにより犠牲層を順次
エッチングする工程と、を備えたものである。
【0026】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、上述の接合柱が少なくとも2以上形成されているこ
ととした。
【0027】本発明に係る赤外線イメージセンサの製造
方法は、半導体基板中に画素領域毎に画素の中心から所
定の距離に位置するエッチングストッパを埋設する工程
と、画素領域毎の半導体基板の表面に金属配線および温
度センサを埋設した絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜の
中心近傍からエッチングストッパまでのいずれかに位置
し、絶縁膜を貫通し底部が半導体基板に達する少なくと
も1以上の第1のエッチングホールを形成する工程と、
絶縁膜上に犠牲層を設ける工程と、犠牲層を貫通して底
部が絶縁膜に達する接合柱を設ける工程と、画素領域毎
に犠牲層上に赤外線吸収部を形成する工程と、赤外線吸
収部と接合柱の中心軸に沿った一部と絶縁膜とを貫通
し、底部が半導体基板に達する第2のエッチングホール
を設ける工程と、第2のエッチングホールからエッチン
グガスを導入して半導体基板をエッチングすることによ
り、接合柱直下の領域で最も深く、エッチングストッパ
に向かうにしたがい徐々に浅くなり、エッチングストッ
パに接する領域で最も浅くなる形状を呈する中空部分を
形成する工程と、半導体基板のエッチングが進行するに
したがい中空部分を通じて第1のエッチングホールから
導入されたエッチングガスにより犠牲層を順次エッチン
グする工程と、を備えたものである。
【0028】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法は、上述の第2のエッチングホールおよび中
空部分を形成する際に、画素領域間で犠牲層が露出して
いる部分を保護膜で覆うこととした。
【0029】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法は、第2のエッチングホールの周辺部に底部
が犠牲層に達する第3のエッチングホールを形成する工
程と、第2のエッチングホールからエッチングガスを導
入することにより半導体基板をエッチングして中空部分
を形成すると同時に、第3のエッチングホールからエッ
チングガスを導入して犠牲層をエッチングする工程と、
を備えたものである。
【0030】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法は、半導体基板中に画素領域毎に画素の中心
から所定の距離に位置するエッチングストッパを埋設す
る工程と、画素領域毎の半導体基板の表面に金属配線お
よび温度センサを埋設した絶縁膜を形成する工程と、絶
縁膜の中心近傍からエッチングストッパまでのいずれか
に位置し、絶縁膜を貫通し底部が半導体基板に達する少
なくとも1以上の第1のエッチングホールを形成する工
程と、絶縁膜上に犠牲層を設ける工程と、犠牲層を貫通
して底部が絶縁膜に達する接合柱を設ける工程と、画素
領域毎に犠牲層上に赤外線吸収部を形成する工程と、赤
外線吸収部と接合柱の中心軸に沿った一部と絶縁膜とを
貫通し、底部が半導体基板に達する第2のエッチングホ
ールを設ける工程と、第2のエッチングホールからエッ
チングガスを導入して半導体基板をエッチングすること
により、接合柱直下の領域で最も深く、エッチングスト
ッパに向かうにしたがい徐々に浅くなり、エッチングス
トッパに接する領域で最も浅くなる形状を呈する中空部
分を形成する工程と、中空部分の形成後犠牲層を選択的
にエッチングする工程と、を備えたものである。
【0031】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法は、上述の犠牲層がエッチングガスに対して
耐エッチング性を有するレジストまたはポリイミドのい
ずれかの材料で構成したものである。
【0032】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法は、犠牲層がシリコン窒化膜で構成され、犠
牲層のエッチングを弗化水素(HF)とメタノール(C
OH)の混合エッチングガスで行うこととしたもの
である。
【0033】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法は、上述のエッチングガスがXeF2、XeF
4、XeF6、KrF2、KrF4、KrF6、ClF3、B
rF3、BrF5、IF5のいずれかであることとしたも
のである。
【0034】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法は、上述の接合柱が少なくとも2以上形成さ
れていることとした。
【0035】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜7に本発明
の実施の形態1を表す半導体装置の製造方法を示す。な
お、実施の形態1で示す半導体装置の具体例として非冷
却赤外線イメージセンサの単位素子、すなわち画素構造
を用いて説明する。図中、1はシリコン基板、2はシリ
コン酸化膜からなる絶縁膜、11は温度変化を検出する
ボロメータ等からなる温度センサ、12は温度センサ1
1を覆うシリコン酸化膜等からなる絶縁膜、13、14
は温度センサ11からの信号を取り出すための金属配線
である。23、24はシリコン酸化膜等からなる絶縁膜
で、絶縁膜中には金属配線25、26が設けられてい
る。31、32は基板1上に形成されたシリコン酸化膜
等からなる絶縁膜、33、34は絶縁膜31、32中に
形成された金属配線である。110は犠牲層、130は
赤外線を吸収して熱に変換する赤外線吸収部、140は
赤外線吸収部130と温度センサ11を熱的に結合する
接合柱である。
【0036】まず、シリコン基板1の単位画素構造毎の
所定の箇所にドライエッチングにより溝、すなわちトレ
ンチを設け、CVD(Chemical Vapor Deposition)法
によりシリコン酸化膜を形成した後、CMP法等によっ
てシリコン基板1表面のシリコン酸化膜を除去して平坦
化することにより、エッチングストッパ301,302
が形成される。かかる加工を経たシリコン基板1上に信
号読み出し回路(図示していない)を形成した後、第1
の構造体を構成する絶縁膜2(次工程で12、23、2
4、31、32となる)、金属配線13、14、25、
26、33、34、温度センサ11を形成する(図
1)。
【0037】続いて、エッチングによりシリコン基板1
内に中空部分200を形成するための第1のエッチング
ホール41、42、43、44をシリコン酸化膜からな
る絶縁膜2中に形成した後、さらにその上にアモルファ
スシリコン等からなる犠牲層110を形成する。なお、
犠牲層110は後工程で完全に除去される。
【0038】犠牲層110中の接合柱を形成する部分を
設けるべく、写真製版技術およびエッチング技術を用い
て犠牲層110を貫通するスルーホールを形成し、さら
にスルーホール内を接合柱140を構成する材料で埋め
込む(図2)。
【0039】上述の工程において、絶縁膜2は12、2
3、24、31、32の各部分に分離される。この工程
ではエッチバック技術、CMP法等で最表面を平坦化す
ることが好ましい。なお、特開平10−209418号
公報に開示されているように接合柱140を赤外線吸収
部130と同一の部材で構成することもでき、この場合
は接合柱140と同時に赤外線吸収部130も形成され
る。
【0040】第2の構造体である赤外線吸収部130と
なる薄膜を犠牲層110上に形成し、各画素毎の赤外線
吸収部130をパターニングにより互いに分離する(図
3)。
【0041】次に、後工程でシリコン基板1部分をエッ
チングするため、赤外線吸収部130、接合柱140、
絶縁膜12を貫通する第2のエッチングホール401を
形成する。この際、赤外線吸収部130の周辺部分で犠
牲層110が露出している部分を覆うように保護膜50
1,502を形成する(図4)。
【0042】従来構造では、接合柱140のエッチング
と同時に赤外線吸収部130の周辺部分に設けられてい
る画素間の分離用のスペースから犠牲層110のエッチ
ングも進行してしまうが、実施の形態1では、上述した
ように、この周辺部の露出部分が事前にレジストあるい
はポリイミドからなる保護膜501、502で覆われて
いるため、本工程では、犠牲層110のエッチングは生
じない。
【0043】上述の接合柱140を貫通する第2のエッ
チングホール401からエッチングガスを導入して、シ
リコン基板1をエッチングする。かかるドライエッチン
グでは、エッチングはシリコン基板1に対して等方的に
進む性質を有するので、図5に示すごとく接合柱140
直下が最も深くなるようにエッチングが進行する。
【0044】上述のドライエッチングにはXeF2等の
エッチングガスを用いる。かかるエッチングガスではエ
ッチングが等方的に進むからである。
【0045】XeF2以外のエッチングガスとしては、
シリコンに対して等方的なエッチングが実現できる貴ガ
ス弗化物であるXeF4、XeF6、KrF2、KrF4
KrF6やハロゲン化合物であるClF3、BrF3、B
rF5、IF5等が挙げられる。
【0046】ドライエッチングがさらに進行すると第1
のエッチングホール41、42、43、44を通して犠
牲層110もエッチングされ始め、図6に示すように絶
縁膜12に対して上方、下方両方の空洞部分が形成され
る。中空部分200では中央に位置する接合柱140直
下からエッチングが進行し、周囲が最も浅い形状を呈す
るため、エッチングストッパ301、302は従来例に
比べて浅くてもエッチングがエッチングストッパを超え
てさらに進行するような不具合は生じない。
【0047】最後にレジストまたはポリイミドからなる
保護膜501、502を酸素(O2)プラズマ処理で除
去して図7に示す画素構造が完成する。
【0048】実施の形態1では保護膜501、502に
レジストを用いたが、これらの部分にはレジスト以外
に、犠牲層110とシリコン基板1をエッチングするガ
スではエッチングされず、逆に当該材料をエッチング時
にシリコン基板1がエッチングされない材料であれば、
同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0049】上述の製造方法によると、シリコン基板1
内でのエッチングは接合柱140直下を中心に等方的に
進行するため、中心で最も深く、周辺にいくにしたがい
次第に浅くなり、エッチングストッパ301,302で
最も浅い形状を呈するので、従来の製造方法と比して相
対的に浅いエッチングストッパを適用できる。よって、
従来の製造方法で問題となった深いエッチングストッパ
形成を実現するために引き起こされる諸問題、すなわ
ち、トレンチ形成に要するエッチング時間の増大、高ア
スペクト比のエッチングの困難さ、トレンチの埋め込み
形成の難しさ、を回避でき、実施の形態1で具体的に示
した非冷却赤外線イメージセンサのような半導体装置を
安定に製造することができる。
【0050】実施の形態2.図8は本発明に係わる実施
の形態2を示す非冷却赤外線イメージセンサの画素の断
面図である。この図8はシリコン基板1の中空部分およ
び犠牲層110のエッチングを行う直前の断面構造を示
している。
【0051】実施の形態2では実施の形態1の画素構造
に加え、犠牲層110をエッチングの初期の段階からエ
ッチングできるよう赤外線吸収部130中に第3のエッ
チングホール601、602を設けた構造になってい
る。かかる構造では、シリコン基板1をXeF2等のエ
ッチングガスによりエッチングする際に、同時に第3の
エッチングホール601、602を通して犠牲層110
もエッチングされるので、実施の形態1に比べて短いエ
ッチング時間でエッチングが完了するため、より効率的
に非冷却赤外線イメージセンサのような半導体装置を製
造することができる。
【0052】実施の形態3.図9〜13は本発明に係る
実施の形態3による非冷却赤外線イメージセンサの製造
方法を示す一連の断面図である。
【0053】図9は実施の形態1の図1と同一であり、
図10も図2に相当する図であるが、犠牲層111はシ
リコン基板1をエッチングするXeF2等のエッチング
ガスではエッチングされないポリイミド等からなる点で
実施の形態1と相違する。
【0054】なお、実施の形態1では絶縁膜2としてシ
リコン酸化膜を例示していたが、シリコン酸化膜の代り
にシリコン窒化膜を用いると、犠牲層111としてシリ
コン酸化膜の適用も可能となる。この場合、犠牲層11
1のエッチングは弗化水素ガス(HF)とメタノールガ
ス(CH3OH)の混合ガスを用いることができる。
【0055】図10に示したウエハ上に赤外線吸収部1
30を形成した後、エッチングにより赤外線吸収部13
0と接合柱140と絶縁膜12を貫通して底部がシリコ
ン基板1に達する第2のエッチングホール401を形成
する(図11)。
【0056】上述の接合柱140中を貫通する第2のエ
ッチングホール401からエッチングガスを導入して、
シリコン基板1をエッチングする。このドライエッチン
グには実施の形態1の場合と同様、XeF2等のエッチ
ングガスを用いる。かかるエッチングガスではエッチン
グが等方的に進むので、図12のように接合柱140直
下が最も深くなるようエッチングされる。エッチングの
際、赤外線吸収部を分離するためのスペースである赤外
線吸収部130の周辺部分で犠牲層111がウエハ表面
に露出し、XeF2等のエッチングガスに晒される。し
かしながら、犠牲層111の構成材料であるポリイミド
等はXeF2等のエッチングガスに対しては耐エッチン
グ性があるためエッチングされない。
【0057】シリコン基板1中の中空部分200の形成
後、O2プラズマ処理のような簡易なプロセスを用い
て、ポリイミドからなる犠牲層111を除去する。この
際、シリコン基板1はO2プラズマに対しては何らエッ
チングされないので、中空部分200はエッチングガス
によって形成されたエッチング形状を保持する。犠牲層
111の除去により、図13に示す断面構造を呈する非
冷却赤外線イメージセンサが完成する。このような製造
方法を適用すれば、犠牲層のみを別個に簡易なプロセス
で除去することができる。
【0058】実施の形態4.図14(a)は実施の形態
4による非冷却赤外線イメージセンサの製造方法の一部
を示す図であって、図14(b)の上面図中のB−B’
線に沿った断面図であり,図14(b)は実施の形態4
による非冷却赤外線イメージセンサの製造方法の一部を
示す上面図である。
【0059】実施の形態1〜3では接合柱が画素のほぼ
中央に位置した構造を有する非冷却赤外線イメージセン
サの製造方法について説明したが、実施の形態4では、
画素の中央に位置しない複数の接合柱140a、bを有
する非冷却赤外線イメージセンサの製造方法について説
明する。
【0060】配置上の理由で画素中央の絶縁膜2内に設
けざる得ない温度センサ11その他の電子回路等が存す
る場合は、実施の形態1〜3で説明したような画素のほ
ぼ中央に位置した接合柱を形成することはできない。よ
って、実施の形態4ではかかる不都合を回避すべく、図
14に示すような画素中央部から所定の距離に位置した
複数の接合柱140a、bを設けるようにした。
【0061】実施の形態4に係る非冷却赤外線イメージ
センサの製造方法では、複数の接合柱140a、bを貫
通する複数の第2のエッチングホール401a、bから
それぞれエッチングガスを導入して、シリコン基板1を
エッチングする。かかるドライエッチングでは、エッチ
ングはシリコン基板1に対して等方的に進む性質を有す
るので、接合柱140a、b直下とその近傍領域で最も
深くなり、端部に設けられたエッチングストッパ30
1,302に接近するにしたがい浅くなる。ドライエッ
チングがさらに進行すると第1のエッチングホール4
5、46を通して犠牲層(図示せず)もエッチングされ
始め、図14(a)に示すように絶縁膜2に対して上
方、下方両方の空洞部分が形成される。
【0062】かかる製造方法によれば、接合柱が1本の
場合と同様、エッチングストッパ301,302は従来
例に比べて浅くてもエッチングがエッチングストッパを
超えてさらに進行するような不具合は生じない。
【0063】また、第2のエッチングホールが複数個形
成されるので、第2のエッチングホールの断面積が実効
的に増大するため、シリコン基板1のエッチング時に導
入されるエッチングガス量も比例的に増加する結果、よ
り短時間にエッチングが完了する効果も併せて奏する。
【0064】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置の製造方法で
は、半導体基板表面上の単位素子領域毎に第1の構造体
を形成する工程と、第1の構造体の所定の箇所に第1の
構造体を貫通し底部が半導体基板に達する少なくとも1
以上の第1のエッチングホールを形成する工程と、第1
の構造体上に犠牲層を設ける工程と、第1のエッチング
ホールとは異なる箇所に犠牲層を貫通する孔を設け、孔
を埋め込むことにより底部が第1の構造体に達する接合
柱を設ける工程と、犠牲層上に第2の構造体を形成する
工程と、第2の構造体と接合柱と第1の構造体とを貫通
し、底部が半導体基板に達する第2のエッチングホール
を設ける工程と、第2のエッチングホールからエッチン
グガスを導入して半導体基板をエッチングすることによ
り中空部分を形成する工程と、半導体基板のエッチング
が進行するにしたがい第2のエッチングホールを通して
供給され中空部分を経て第1のエッチングホールから導
入されたエッチングガスにより犠牲層をエッチングする
工程と、を備えたので、半導体基板中に、接合柱直下で
最も深く、周囲にいくにしたがい徐々に浅くなる形状を
呈する中空領域を容易に形成することができる。
【0065】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、半導体基板中に単位素子領域毎に領域の中心から
所定の距離に位置するエッチングストッパを埋設する工
程と、単位素子領域毎の半導体基板表面上に第1の構造
体を形成する工程と、第1の構造体の中心近傍からエッ
チングストッパまでのいずれかに位置し、第1の構造体
を貫通し底部が半導体基板に達する少なくとも1以上の
第1のエッチングホールを形成する工程と、第1の構造
体上に犠牲層を設ける工程と、犠牲層を貫通して底部が
第1の構造体に達する接合柱を設ける工程と、単位素子
領域毎に犠牲層上に第2の構造体を形成する工程と、第
2の構造体と接合柱の中心軸に沿った一部と第1の構造
体とを貫通し、底部が半導体基板に達する第2のエッチ
ングホールを設ける工程と、第2のエッチングホールか
らエッチングガスを導入して半導体基板をエッチングす
ることにより、接合柱直下の領域で最も深く、エッチン
グストッパに向かうにしたがい徐々に浅くなり、エッチ
ングストッパに接する領域で最も浅くなる形状を呈する
中空部分を形成する工程と、半導体基板のエッチングが
進行するにしたがい中空部分を通じて第1のエッチング
ホールから導入されたエッチングガスにより犠牲層を順
次エッチングする工程と、を備えることとしたので、ウ
エットエッチングで中空部分を作製する際に生じるステ
ィキングのような不具合が生じず、また深いエッチング
ストッパを形成する必要がなくなり、トレンチ形成のた
めのエッチング時間の増大、高アスペクト比のエッチン
グの困難さ、トレンチの埋め込み形成の難しさ等の問題
を回避でき、再現性よく半導体装置を作製することがで
きる。
【0066】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、上述の接合柱が少なくとも2以上形成されている
こととしたので、配置上の理由で画素中央の絶縁膜内に
設けざる得ない温度センサその他の電子回路等が存する
場合でも、上述の特徴を備えた製造方法により半導体装
置を形成できる。
【0067】本発明に係る赤外線イメージセンサの製造
方法では、半導体基板中に画素領域毎に画素の中心から
所定の距離に位置するエッチングストッパを埋設する工
程と、画素領域毎の半導体基板の表面に金属配線および
温度センサを埋設した絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜
の中心近傍からエッチングストッパまでのいずれかに位
置し、絶縁膜を貫通し底部が半導体基板に達する少なく
とも1以上の第1のエッチングホールを形成する工程
と、絶縁膜上に犠牲層を設ける工程と、犠牲層を貫通し
て底部が絶縁膜に達する接合柱を設ける工程と、画素領
域毎に犠牲層上に赤外線吸収部を形成する工程と、赤外
線吸収部と接合柱の中心軸に沿った一部と絶縁膜とを貫
通し、底部が半導体基板に達する第2のエッチングホー
ルを設ける工程と、第2のエッチングホールからエッチ
ングガスを導入して半導体基板をエッチングすることに
より、接合柱直下の領域で最も深く、エッチングストッ
パに向かうにしたがい徐々に浅くなり、エッチングスト
ッパに接する領域で最も浅くなる形状を呈する中空部分
を形成する工程と、半導体基板のエッチングが進行する
にしたがい中空部分を通じて第1のエッチングホールか
ら導入されたエッチングガスにより犠牲層を順次エッチ
ングする工程と、を備えたこととしたので、作製時に深
いエッチングストッパを必要としないため、高歩留まり
で赤外線イメージセンサを製造することができる。
【0068】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法では、上述の第2のエッチングホールおよび
中空部分を形成する際に、画素領域間で犠牲層が露出し
ている部分を保護膜で覆うこととしたので、シリコン基
板のドライエッチングの際、犠牲層も同時にエッチング
されることを防止できる。
【0069】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法では、第2のエッチングホールの周辺部に底
部が犠牲層に達する第3のエッチングホールを形成する
工程と、第2のエッチングホールからエッチングガスを
導入することにより半導体基板をエッチングして中空部
分を形成すると同時に、第3のエッチングホールからエ
ッチングガスを導入して犠牲層をエッチングする工程
と、を備えたので、シリコン基板のエッチングの進行と
ともに、犠牲層も順次エッチングされるため、短いエッ
チング時間で半導体装置を作製でき、より効率的に非冷
却赤外線イメージセンサのような半導体装置を製造する
ことが可能となる。
【0070】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法では、半導体基板中に画素領域毎に画素の中
心から所定の距離に位置するエッチングストッパを埋設
する工程と、画素領域毎の半導体基板の表面に金属配線
および温度センサを埋設した絶縁膜を形成する工程と、
絶縁膜の中心近傍からエッチングストッパまでのいずれ
かに位置し、絶縁膜を貫通し底部が半導体基板に達する
少なくとも1以上の第1のエッチングホールを形成する
工程と、絶縁膜上に犠牲層を設ける工程と、犠牲層を貫
通して底部が絶縁膜に達する接合柱を設ける工程と、画
素領域毎に犠牲層上に赤外線吸収部を形成する工程と、
赤外線吸収部と接合柱の中心軸に沿った一部と絶縁膜と
を貫通し、底部が半導体基板に達する第2のエッチング
ホールを設ける工程と、第2のエッチングホールからエ
ッチングガスを導入して半導体基板をエッチングするこ
とにより、接合柱直下の領域で最も深く、エッチングス
トッパに向かうにしたがい徐々に浅くなり、エッチング
ストッパに接する領域で最も浅くなる形状を呈する中空
部分を形成する工程と、中空部分の形成後犠牲層を選択
的にエッチングする工程と、を備えたこととしたので、
作製時に深いエッチングストッパを必要とせず、かつ犠
牲層のみを別個に簡易なプロセスで除去することができ
る。
【0071】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法では、上述の犠牲層がエッチングガスに対し
て耐エッチング性を有するレジストまたはポリイミドの
いずれかの材料で構成されているので、犠牲層のみを別
個に簡易なプロセスで除去することができる。
【0072】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法では、犠牲層がシリコン窒化膜で構成され、
犠牲層のエッチングを弗化水素(HF)とメタノール
(CH OH)の混合エッチングガスで行うので、半導
体基板中に設けられた中空部分の形状を保持しつつ、犠
牲層のみをエッチングにより除去することができる。
【0073】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法では、上述のエッチングガスがXeF2、Xe
4、XeF6、KrF2、KrF4、KrF6、ClF3
BrF3、BrF5、IF5のいずれかであることとした
ので、シリコン基板を等方的にドライエッチングでき
る。
【0074】また、本発明に係る赤外線イメージセンサ
の製造方法では、上述の接合柱が少なくとも2以上形成
されていることとしたので、配置上の理由で画素中央の
絶縁膜内に設けざる得ない温度センサその他の電子回路
等が存する場合でも、上述の特徴を備えた製造方法によ
り赤外線イメージセンサを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による非冷却赤外イ
メージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による非冷却赤外
イメージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による非冷却赤外
イメージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態3による非冷却赤外
イメージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態3による非冷却赤外
イメージセンサの製造方法の一部を示す断面図である。
【図14】 (a)この発明の実施の形態4による非冷
却赤外イメージセンサの製造方法の一部を示す断面図,
(b)はその平面図である。
【図15】 (a)従来技術による非冷却赤外イメージ
センサの画素構造の断面図,(b)はその平面図であ
る。
【図16】 従来技術による非冷却赤外イメージセンサ
の製造方法の一部を示す断面図である。
【図17】 従来技術による非冷却赤外イメージセンサ
の製造方法の一部を示す断面図である。
【図18】 従来技術による非冷却赤外イメージセンサ
の製造方法の一部を示す断面図である。
【図19】 従来技術による非冷却赤外イメージセンサ
の製造方法の一部を示す断面図である。
【図20】 従来技術による非冷却赤外イメージセンサ
の製造方法の一部を示す断面図である。
【図21】 ドライプロセスを用いた従来技術による非
冷却赤外イメージセンサの断面図である。
【図22】 図21に示した従来技術による非冷却赤外
イメージセンサを複数画素配列した断面図である。
【図23】 従来のエッチングホールを具備した非冷却
赤外イメージセンサをドライプロセスで処理した場合の
画素構造の断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、 2、12、23、24、31、3
2 絶縁膜、 10赤外線検出器部、 11 温度セン
サ、 21、22 支持脚、 13、14、25、2
6、33、34 金属配線、 41、42、43、4
4、45、46第1のエッチングホール、 110、1
11 犠牲層、 130 赤外線吸収部、 140、1
40a、140b 接合柱、 301、302 エッチ
ングストッパ、 401、401a、401b 第2の
エッチングホール、 601、602 第3のエッチン
グホール、 501、502 レジスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 37/02 H01L 31/02 A Fターム(参考) 2G065 AA04 AB02 BA02 BA12 BA34 4M118 AA10 AB01 BA30 CA14 EA01 GA10 5F004 AA01 AA16 DA19 DA26 DB01 DB25 EA23 EB08 5F088 AA01 AB02 BA18 BB03 CB14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面上の単位素子領域毎に第
    1の構造体を形成する工程と、前記第1の構造体の所定
    の箇所に前記第1の構造体を貫通し底部が前記半導体基
    板に達する少なくとも1以上の第1のエッチングホール
    を形成する工程と、前記第1の構造体上に犠牲層を設け
    る工程と、前記第1のエッチングホールとは異なる箇所
    に前記犠牲層を貫通する孔を設け、前記孔を埋め込むこ
    とにより底部が前記第1の構造体に達する接合柱を設け
    る工程と、前記犠牲層上に第2の構造体を形成する工程
    と、前記第2の構造体と前記接合柱と前記第1の構造体
    とを貫通し、底部が前記半導体基板に達する第2のエッ
    チングホールを設ける工程と、前記第2のエッチングホ
    ールからエッチングガスを導入して前記半導体基板をエ
    ッチングすることにより中空部分を形成する工程と、前
    記半導体基板のエッチングが進行するにしたがい前記第
    2のエッチングホールを通して供給され前記中空部分を
    経て前記第1のエッチングホールから導入された前記エ
    ッチングガスにより前記犠牲層をエッチングする工程
    と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板中に単位素子領域毎に前記領
    域の中心から所定の距離に位置するエッチングストッパ
    を埋設する工程と、前記単位素子領域毎の前記半導体基
    板表面上に第1の構造体を形成する工程と、前記第1の
    構造体の中心近傍から前記エッチングストッパまでのい
    ずれかに位置し、前記第1の構造体を貫通し底部が前記
    半導体基板に達する少なくとも1以上の第1のエッチン
    グホールを形成する工程と、前記第1の構造体上に犠牲
    層を設ける工程と、前記犠牲層を貫通して底部が前記第
    1の構造体に達する接合柱を設ける工程と、前記単位素
    子領域毎に前記犠牲層上に第2の構造体を形成する工程
    と、前記第2の構造体と前記接合柱の中心軸に沿った一
    部と前記第1の構造体とを貫通し、底部が前記半導体基
    板に達する第2のエッチングホールを設ける工程と、前
    記第2のエッチングホールからエッチングガスを導入し
    て前記半導体基板をエッチングすることにより、前記接
    合柱直下の領域で最も深く、前記エッチングストッパに
    向かうにしたがい徐々に浅くなり、前記エッチングスト
    ッパに接する領域で最も浅くなる形状を呈する中空部分
    を形成する工程と、前記半導体基板のエッチングが進行
    するにしたがい前記中空部分を通じて前記第1のエッチ
    ングホールから導入された前記エッチングガスにより前
    記犠牲層を順次エッチングする工程と、を備えたことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記接合柱が少なくとも2以上形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板中に画素領域毎に前記画素の
    中心から所定の距離に位置するエッチングストッパを埋
    設する工程と、前記画素領域毎の前記半導体基板の表面
    に金属配線および温度センサを埋設した絶縁膜を形成す
    る工程と、前記絶縁膜の中心近傍から前記エッチングス
    トッパまでのいずれかに位置し、前記絶縁膜を貫通し底
    部が前記半導体基板に達する少なくとも1以上の第1の
    エッチングホールを形成する工程と、前記絶縁膜上に犠
    牲層を設ける工程と、前記犠牲層を貫通して底部が前記
    絶縁膜に達する接合柱を設ける工程と、前記画素領域毎
    に前記犠牲層上に赤外線吸収部を形成する工程と、前記
    赤外線吸収部と前記接合柱の中心軸に沿った一部と前記
    絶縁膜とを貫通し、底部が前記半導体基板に達する第2
    のエッチングホールを設ける工程と、前記第2のエッチ
    ングホールからエッチングガスを導入して前記半導体基
    板をエッチングすることにより、前記接合柱直下の領域
    で最も深く、前記エッチングストッパに向かうにしたが
    い徐々に浅くなり、前記エッチングストッパに接する領
    域で最も浅くなる形状を呈する中空部分を形成する工程
    と、前記半導体基板のエッチングが進行するにしたがい
    前記中空部分を通じて前記第1のエッチングホールから
    導入された前記エッチングガスにより前記犠牲層を順次
    エッチングする工程と、を備えたことを特徴とする赤外
    線イメージセンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のエッチングホールおよび前記
    中空部分を形成する際に、前記画素領域間で前記犠牲層
    が露出している部分を保護膜で覆うことを特徴とする請
    求項4記載の赤外線イメージセンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のエッチングホールの周辺部に
    底部が前記犠牲層に達する第3のエッチングホールを形
    成する工程と、前記第2のエッチングホールからエッチ
    ングガスを導入することにより前記半導体基板をエッチ
    ングして前記中空部分を形成すると同時に、前記第3の
    エッチングホールから前記エッチングガスを導入して前
    記犠牲層をエッチングする工程と、を備えたことを特徴
    とする請求項4記載の赤外線イメージセンサの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 半導体基板中に画素領域毎に前記画素の
    中心から所定の距離に位置するエッチングストッパを埋
    設する工程と、前記画素領域毎の前記半導体基板の表面
    に金属配線および温度センサを埋設した絶縁膜を形成す
    る工程と、前記絶縁膜の中心近傍から前記エッチングス
    トッパまでのいずれかに位置し、前記絶縁膜を貫通し底
    部が前記半導体基板に達する少なくとも1以上の第1の
    エッチングホールを形成する工程と、前記絶縁膜上に犠
    牲層を設ける工程と、前記犠牲層を貫通して底部が前記
    絶縁膜に達する接合柱を設ける工程と、前記画素領域毎
    に前記犠牲層上に赤外線吸収部を形成する工程と、前記
    赤外線吸収部と前記接合柱の中心軸に沿った一部と前記
    絶縁膜とを貫通し、底部が前記半導体基板に達する第2
    のエッチングホールを設ける工程と、前記第2のエッチ
    ングホールからエッチングガスを導入して前記半導体基
    板をエッチングすることにより、前記接合柱直下の領域
    で最も深く、前記エッチングストッパに向かうにしたが
    い徐々に浅くなり、前記エッチングストッパに接する領
    域で最も浅くなる形状を呈する中空部分を形成する工程
    と、前記中空部分の形成後、前記犠牲層を選択的にエッ
    チングする工程と、を備えたことを特徴とする赤外線イ
    メージセンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記犠牲層が前記エッチングガスに対し
    て耐エッチング性を有するレジストまたはポリイミドの
    いずれかの材料で構成されていることを特徴とする請求
    項7記載の赤外線イメージセンサの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記犠牲層がシリコン窒化膜で構成さ
    れ、前記犠牲層のエッチングを弗化水素(HF)とメタ
    ノール(CHOH)の混合エッチングガスで行うこと
    を特徴とする請求項7記載の赤外線イメージセンサの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記エッチングガスがXeF2、XeF
    4、XeF6、KrF2、KrF4、KrF6、ClF3、B
    rF3、BrF5、IF5のいずれかであることを特徴と
    する請求項4ないし9のいずれか1項記載の赤外線イメ
    ージセンサの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記接合柱が少なくとも2以上形成さ
    れていることを特徴とする請求項4ないし10のいずれ
    か1項記載の赤外線イメージセンサの製造方法。
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