JP2002299283A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002299283A JP2001099972A JP2001099972A JP2002299283A JP 2002299283 A JP2002299283 A JP 2002299283A JP 2001099972 A JP2001099972 A JP 2001099972A JP 2001099972 A JP2001099972 A JP 2001099972A JP 2002299283 A JP2002299283 A JP 2002299283A
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Yuuki Akagawa
優紀 赤川
Seita Fukuhara
成太 福原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜中のハロゲン成分を効果的に低減すること
ができ、ハロゲン成分の残留に起因する下地層のダメー
ジ発生や電気特性の劣化を防止する。 【解決手段】 被処理基板上にTiN膜を形成する工程
を含む半導体装置の製造工程において、TiCl4 +N
3 の混合ガスを用いたCVD法により被処理基板20
上に第1のTiN膜21を10nmの膜厚に成膜し、次
いで第1のTiN膜21をNH3 還元性ガスで曝露する
ことにより該膜中の残留Cl濃度を低減させ、次いで第
1のTiN膜21を成膜する際と同じ条件でCVD法に
より第1のTiN膜21上に第2のTiN膜22を10
0nmの膜厚に成膜し、しかる後に第2のTiN膜22
をNH3 還元性ガスで曝露することにより該膜中の残留
Cl濃度を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係わり、例えば多層配線を有する半導体装置内の
多層配線層、プラグの埋め込み、更には基板上の凹部へ
の埋め込み配線、等に用いられる金属膜の形成工程の改
良をはかった半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造においては、配
線等の金属膜を形成するためにCVD法が広く使用され
ている。このCVD法で高融点金属膜を形成するために
は、原料ガスとして金属ハロゲン化合物が用いられる。
例えば、Tiの膜を形成するには金属ハロゲン化合物と
してのTiCl4 と還元性ガスとしてのNH3 との混合
ガスが用いられ、Wの膜を形成するには金属ハロゲン化
合物としてのWF6 と還元性ガスとしてのSiH4 との
混合ガスが用いられる。
【0003】このように金属ハロゲン化合物を原料ガス
としてSiH4 やNH3 で還元する方法においては、成
膜後の膜中に残留するハロゲン成分が問題となる。即
ち、膜中のハロゲンは、拡散して下地層にダメージを与
えたり、水分と結びついて高抵抗層を作り出し、電気特
性の劣化を招く要因となる懸念があった。
【0004】なお、金属膜を成膜した後に還元性のガス
を用いて後処理することによりハロゲン成分を低減させ
る考えもあるが、この場合、確かに表面近傍のハロゲン
成分は低減できるものの、内部のハロゲン成分を十分に
低減させることはできない。そして、下地基板と金属膜
との界面付近にハロゲン成分が残留すると、下地層のダ
メージ発生の大きな要因となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、金属
ハロゲン化合物を原料ガスに用いて金属膜を成膜した場
合、膜中に残留するハロゲン成分によって、下地層にダ
メージが生じたり、電気特性の劣化を招く問題があっ
た。
【0006】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、膜中のハロゲン成分を
効果的に低減することができ、ハロゲン成分の残留に起
因する下地層のダメージ発生や電気特性の劣化を防止で
きる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は次のような構成を採用している。
【0008】即ち本発明は、被処理基体上に金属膜を形
成する工程を有する半導体装置の製造方法であって、金
属ハロゲン化合物を原料ガスとして用いた気相成長法に
より、被処理基体上に第1金属膜を所定の膜厚に成膜す
る工程と、第1金属膜を還元性ガスに晒すことにより該
膜中の残留ハロゲン濃度を低減する工程と、次いで第1
金属膜の成膜時と同じ原料ガスを用いた気相成長法によ
り、第1金属膜上に該金属膜と同じ材料からなる第2金
属膜を目的の膜厚まで成膜する工程と、第2金属膜を還
元性ガスに晒することにより該膜中の残留ハロゲン濃度
を低減する工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】また本発明は、被処理基体上に金属膜を形
成する工程を有する半導体装置の製造方法であって、金
属ハロゲン化合物を原料ガスとして用いた気相成長法に
より、被処理基体上に金属膜を所定の膜厚に成膜する第
1の工程と、前記金属膜を還元性ガスに晒すことにより
該膜中の残留ハロゲン濃度を低減する第2の工程と、第
1,第2の工程を繰り返すことにより前記金属膜を目的
の膜厚まで形成する工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものが挙げられる。 (1) 金属膜は、TiN,W,WNx,WSi,又はWS
iNであること。 (2) 還元性ガスは、NH3 ,SiH4 ,Si2 6 ,又
はSiH2 であること。 (3) 金属ハロゲン化合物は、TiCl4 ,TiI4 ,又
はWF6 であること。
【0011】(4) 金属膜を形成する際の所定の膜厚は、
金属膜に対する還元性ガスの拡散距離以下であること。 (5) 金属膜を形成する際の所定の膜厚は、該金属膜がT
iNの場合10nm以下であること。 (6) 金属膜を形成する際の所定の膜厚は、該金属膜が
W,WNx,WSi,WSiNの場合30nm以下であ
ること。
【0012】(作用)本発明によれば、被処理基体上に
金属ハロゲン化合物を原料ガスとして金属膜を成膜する
際に、一度で目的の膜厚まで成膜するのではなく、少な
くとも最初は金属膜を薄く付け、この状態で還元性ガス
に晒すことにより該膜中の残留ハロゲンを低減してい
る。このことは重要な意味を持つ。以下に、本発明によ
る残留ハロゲン低減効果について説明する。
【0013】図5は、従来プロセスを説明するためのも
ので、原料ガスとしてTiCl4 を用いて、被処理基板
50上にCVD−TiN膜51を目的の膜厚まで成膜し
た後、NH3 で曝露している状態を示す模式図である。
従来例では、成膜後にNH3曝露を行っても、NH3
TiN膜51の表面付近にしか拡散しないため、TiN
膜51の下層部分にはClが残留している。このような
膜では、膜中のClは拡散して下地層にダメージを与え
たり、水分と結びついて、高抵抗層を作り出す要因とな
る。
【0014】図6は、従来例で被処理基板50上にTi
N膜51を成膜したときの深さ方向での残留Clの量を
示す図である。図のように、深さ20nm〜40nmの
間でClの量は殆ど変化がないので、NH3 の拡散距離
は20nm以下であるということが分かる。深さ10n
m〜20nm間でClの量が増加しているため、TiN
膜の厚さが10nm以下であれば残留Clを十分に低減
できることになる。従って、TiN膜を10nm以下の
厚さに成膜する毎にNH3 還元処理を行い、これを繰り
返して目的の膜厚までTiN膜を形成することにより、
全体として残留Clの少ないTiN膜を形成することが
可能となる。
【0015】また、残留Clが最も問題となるのは、T
iN膜と下地との界面であるため、最初にTiN膜を1
0nm以下の厚さに成膜して還元処理を行えば、その後
にTiN膜を10nm以上形成しても、少なくとも下地
との界面付近では残留Clの量を十分に少なくできるこ
とになる。
【0016】また図7は、別の従来プロセスを説明する
ためのもので、原料ガスとしてWF 6 を用いて、被処理
基板70上にCVD−W膜71を目的の膜厚まで成膜し
た後、SiH4 で曝露している状態を示す模式図であ
る。この例では、成膜後にSiH4 で曝露を行っても、
SiH4 はW膜71の表面付近にしか拡散しないため、
下層部分にはFが残留している。このような膜では、膜
中のハロゲンは拡散して下地層にダメージを与えたり、
水分と結びついて、高抵抗層を作り出す要因となる。
【0017】ここで、SiH4 の拡散距離は30〜50
nmであるため、W膜の厚さが30nm以下であれば、
残留Fを十分に低減できる。従って、W膜を30nm以
下の厚さに成膜する毎にSiH4 還元処理を行い、これ
を繰り返して目的の膜厚までW膜を形成することによ
り、全体として残留Fの少ない膜を形成することが可能
となる。また、残留Fが最も問題となるのは、W膜と下
地との界面であるため、最初にW膜を30nm以下の厚
さに成膜して還元処理を行えば、その後はW膜を目的の
膜厚まで形成すればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。
【0019】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に使用したCVD装置を示す概略構成図であ
る。
【0020】処理容器11内の底部に試料台12が配置
され、この試料台12上に被処理基板13が載置されて
いる。試料台12はヒータ等により加熱できるようにな
っている。試料台12の上方には、被処理基板13に対
して均一にガスを供給するためのガス導入機構14が設
けられている。そして、このガス導入機構14から、原
料ガスとしてのTiCl4 と還元性ガスとしてのNH3
の混合ガスが導入され、導入されたガスは容器11の底
部に設けたガス排気口から排気されるようになってい
る。
【0021】図2は、本実施形態に係わる半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【0022】まず、図1の装置を用い、容器11内にT
iCl4 とNH3 の混合ガスを導入し、基板温度680
℃の条件で、図2(a)に示すように、被処理基板20
上に第1のTiN膜21を10nmの膜厚に成膜した。
なお、成膜時の容器11内のガス圧力は650Paとし
た。
【0023】続いて、容器11内へのTiCl4 の導入
を停止し、NH3 のみを導入してTiN膜21に対する
還元処理を行った。即ち、TiN膜21中にNH3 を拡
散させ、TiN膜21中の残留ClをHClに還元する
ことにより除去した。このとき、TiN膜21の膜厚が
10nmであり、NH3 が表面から最下部まで十分に到
達できる膜厚であるため、TiN膜21の表面は勿論の
こと底部まで残留Clを十分に低減することができた。
【0024】次いで、容器11内に再びTiCl4 とN
3 の混合ガスを導入し、第1のTiN膜21の成膜条
件と同じ条件で、図2(b)に示すように、第1のTi
N膜21の上に第2のTiN膜22を成膜した。このと
きのTiN膜22の膜厚は、本来TiN膜として必要と
される膜厚である、例えば100nmにした。
【0025】続いて、先と同様にTiCl4 の導入を停
止し、NH3 のみを導入してTiN膜22に対する還元
処理を行った。このとき、TiN膜22の膜厚が100
nmであり、NH3 はその最下部までは達しないため、
TiN膜22の下部にはClが残留することになる。し
かし、TiN膜21,22の下地基板20との界面付近
においては、Clの残留が極めて少ないため、拡散して
下地層にダメージを与えることがない。
【0026】このように本実施形態によれば、被処理基
板20上に第1のTiN膜21を10nm以下の厚さに
成膜した後に、NH3 による還元処理を行い、その後に
第2のTiN膜22を目的とする膜厚まで成膜すること
により、下地基板との界面において残留Clの極めて少
ないTiN膜を形成することができる。
【0027】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図
である。なお、図2と同一部分には同一符号を付して、
その詳しい説明は省略する。
【0028】本実施形態が先に説明した第1の実施形態
と異なる点は、TiN膜を10nm以下に形成した後に
還元処理を施す工程を最初のみ行うのではなく、この工
程を繰り返して所望の膜厚までTiN膜を形成すること
にある。
【0029】前記図1に示すCVD装置を用い、容器1
1内にTiCl4 とNH3 の混合ガスを導入し、基板温
度680℃の条件で、図3(a)に示すように、被処理
基板20上に第1のTiN膜21を10nmの膜厚に成
膜した。なお、成膜時の容器11内のガス圧力は650
Paとした。
【0030】続いて、容器11内へのTiCl4 の導入
を停止し、NH3 のみを導入してTiN膜21に対する
還元処理を行った。この工程は第1の実施形態と同じで
あり、これによりTiN膜21中のClをHClに還元
して除去することができた。
【0031】次いで、容器11内に再びTiCl4 とN
3 の混合ガスを導入し、基板温度680℃の条件で、
図3(b)に示すように、第1のTiN膜21の上に第
2のTiN膜22を10nmの膜厚に成膜した。続い
て、先と同様にTiCl4 の導入を停止し、NH3 のみ
を導入してTiN膜22に対する還元処理を行った。こ
の場合も、TiN膜21と同様にTiN膜22の膜厚が
NH3 の拡散距離以内であるため、TiN膜22の残留
Clを十分に除去することができた。
【0032】次いで、TiN膜23,24,…と上記の
工程を繰り返すことにより、図3(c)に示すように、
TiN膜を目的の膜厚まで形成した。なお、図3ではT
iN膜を24まで4層形成した例を示しているが、Ti
N膜の必要膜厚に応じて積層数は任意に変更可能であ
る。
【0033】このように本実施形態によれば、被処理基
板20上にTiN膜21を10nm以下の厚さに成膜し
た後にNH3 還元処理を行う工程を繰り返すことによ
り、TiN膜を目的とする膜厚まで形成している。この
ため、TiN膜中における残留Clを極めて少なくする
ことができ、ハロゲン成分の残留に起因する下地層のダ
メージ発生や電気特性の劣化を防止することができる。
【0034】(第3の実施形態)図4は、本発明の第3
の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図
である。
【0035】本実施形態が先に説明した第2の実施形態
と異なる点は、TiN膜の代わりにW膜を形成すること
である。
【0036】前記図1に示すCVD装置を用い、容器1
1内にWF6 とSiH4 の混合ガスを導入し、基板温度
415℃の条件で、図4(a)に示すように、被処理基
板40上に第1のW膜41を30nmの膜厚に成膜し
た。なお、成膜時の容器11内のガス圧力は5320P
aとした。
【0037】続いて、WF6 の導入を停止し、SiH4
のみを導入してW膜41に対する還元処理を行った。即
ち、W膜41中にSiH4 を拡散させ、W膜41中の残
留FをSiF4 に還元することにより除去した。このと
き、W膜41の膜厚は30nmであり、SiH4 が表面
から最下部まで十分に到達できる膜厚であるため、W膜
41の表面部から底部にわたって残留Fを十分に低減す
ることができた。
【0038】次いで、容器11内に再びWF6 とSiH
4 の混合ガスを導入し、基板温度415℃の条件で、図
4(b)に示すように、第1のW膜41の上に第2のW
膜42を30nmの膜厚に成膜した。続いて、先と同様
にWF6 の導入を停止し、SiH4 のみを導入してW膜
42に対する還元処理を行った。この場合も、W膜41
と同様にW膜42の膜厚がSiH4 の拡散距離以内であ
るため、W膜42の残留Clを十分に除去することがで
きた。
【0039】次いで、W膜43,44,…と上記の工程
を繰り返すことにより、図4(c)に示すように、W膜
を目的の膜厚まで形成した。なお、図4ではW膜を44
まで4層形成した例を示しているが、W膜の必要膜厚に
応じて積層数は任意に変更可能である。
【0040】このように本実施形態によれば、被処理基
板40上にW膜41を30nm以下の厚さに成膜した後
にSiH4 還元処理を行う工程を繰り返すことにより、
W膜を目的とする膜厚まで形成している。このため、W
膜中における残留Fを極めて少なくすることができ、ハ
ロゲン成分の残留に起因する下地層のダメージ発生や電
気特性の劣化を防止することができる。
【0041】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。実施形態では、TiNやW膜を形
成する場合を例に取り説明したが、形成する金属膜とし
てはTiNやWに限らず、WNx,WSi,WSiN等
を用いることも可能である。また、還元性ガスとして
は、NH3 やSiH4 に限らず、Si2 6 ,Si
2,Cl2 ,AsH3 ,PH3 ,B2 6 ,Ge
4 ,H2 Se,H2 を用いることも可能である。さら
に、CVDによる成膜条件やその後の還元ガスによる処
理条件は、仕様に応じて適宜変更可能である。また、本
発明の製造方法に用いるCVD装置の構成は図1に何ら
限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更可能で
あり、例えばプラズマCVD装置を用いてもよい。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実
施することができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、被
処理基体上にCVD法で成膜する金属膜を、該膜の還元
処理に用いられる還元性ガスの拡散距離以下の膜厚に成
膜することにより、金属膜中の残留ハロゲンを十分に低
減することができる。従って、残留ハロゲンに起因する
下地層のダメージ発生や電気特性の劣化を防止すること
ができ、半導体装置の信頼性向上に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に使用したCVD装置を示す概
略構成図。
【図2】第1の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す断面図。
【図3】第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す断面図。
【図4】第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す断面図。
【図5】従来プロセスを説明するためのもので、CVD
−TiN膜を目的の膜厚まで成膜した後にNH3 で曝露
している状態を示す図。
【図6】従来例におけるTiN−CVD膜中での残留C
l分布を示す図。
【図7】従来プロセスを説明するためのもので、CVD
−W膜を目的の膜厚まで成膜した後にSiH4 で曝露し
ている状態を示す図。
【符号の説明】
11…処理容器 12…試料台 13…処理基板 14…ガス導入機構 20…被処理基板 21…第1のTiN膜 22…第2のTiN膜 40…被処理基板 41…第1のW膜 42…第2のW膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 AA02 AA03 AA04 BA20 BA38 BA40 BA48 DA08 HA01 JA01 LA15 4M104 BB18 BB28 BB30 BB33 DD45 DD86

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ハロゲン化合物を原料ガスとして用い
    た気相成長法により、被処理基体上に第1金属膜を所定
    の膜厚に成膜する工程と、 第1金属膜を還元性ガスに晒すことにより該膜中の残留
    ハロゲン濃度を低減する工程と、 次いで第1金属膜の成膜時と同じ原料ガスを用いた気相
    成長法により、第1金属膜上に該金属膜と同じ材料から
    なる第2金属膜を目的の膜厚まで成膜する工程と、 第2金属膜を還元性ガスに晒することにより該膜中の残
    留ハロゲン濃度を低減する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】金属ハロゲン化合物を原料ガスとして用い
    た気相成長法により、被処理基体上に金属膜を所定の膜
    厚に成膜する第1の工程と、 前記金属膜を還元性ガスに晒すことにより該膜中の残留
    ハロゲン濃度を低減する第2の工程と、 第1,第2の工程を繰り返すことにより前記金属膜を目
    的の膜厚まで形成する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記金属膜は、TiN,W,WNx,WS
    i,又はWSiNであることを特徴とする請求項1又は
    2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記還元性ガスは、NH3 ,SiH4 ,S
    2 6 ,又はSiH2 であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記金属ハロゲン化合物は、TiCl4
    TiI4 ,又はWF6 であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記金属膜を形成する際の所定の膜厚は、
    前記金属膜に対する前記還元性ガスの拡散距離以下であ
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記金属膜を形成する際の所定の膜厚は、
    該金属膜がTiNの場合10nm以下であり、該金属膜
    がW,WNx,WSi,WSiNの場合30nm以下で
    あることを特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造
    方法。
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