JP2002299112A - 軟磁性体粉末分散シートの製造方法 - Google Patents
軟磁性体粉末分散シートの製造方法Info
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Landscapes
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- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軟磁性金属の粉末をゴムのマトリクス中に分
散させたものをシート状に成形してなる電磁波吸収シー
トにおいて、透磁率の高い、したがって放射ノイズ抑制
用に好適な製品を提供する。 【解決手段】 軟磁性金属の粉末としてフレーク状のも
のを使用するとともに、マトリクス材料を、塩素化ポリ
エチレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ア
クリルゴムおよびエチレンアクリルゴムから選ぶ。磁性
体粉末とマトリクス材料との混合物を、カレンダーロー
ルでシート素材に成形したのち、得られたシート素材を
熱プレス成形して、フレーク状の磁性体粉末をシートの
面方向に配向させる。このとき、圧下率をなるべく高
く、少なくとも20%、なるべくは50%以上になるよ
うに、強いプレスを行なう。製造の過程で、架橋は行な
わない。
散させたものをシート状に成形してなる電磁波吸収シー
トにおいて、透磁率の高い、したがって放射ノイズ抑制
用に好適な製品を提供する。 【解決手段】 軟磁性金属の粉末としてフレーク状のも
のを使用するとともに、マトリクス材料を、塩素化ポリ
エチレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ア
クリルゴムおよびエチレンアクリルゴムから選ぶ。磁性
体粉末とマトリクス材料との混合物を、カレンダーロー
ルでシート素材に成形したのち、得られたシート素材を
熱プレス成形して、フレーク状の磁性体粉末をシートの
面方向に配向させる。このとき、圧下率をなるべく高
く、少なくとも20%、なるべくは50%以上になるよ
うに、強いプレスを行なう。製造の過程で、架橋は行な
わない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟磁性金属の粉末
をマトリクス材料中に分散させてシート状に成形してな
る軟磁性体粉末分散シートの製造方法に関する。この製
造方法は、高い透磁率を有するシートを与える。
をマトリクス材料中に分散させてシート状に成形してな
る軟磁性体粉末分散シートの製造方法に関する。この製
造方法は、高い透磁率を有するシートを与える。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器における電磁波シールド
を行なうための材料として、軟磁性金属の粉末をゴムま
たはプラスチックのマトリクスの中に分散させた複合材
料を、シートそのほか任意の形状に成形してなる電磁波
吸収体が使用されている。軟磁性金属の粉末としては、
センダスト、パーマロイ、Fe−Cr−Al合金などの
アトマイズ粉末が使用され、マトリクス材料としては塩
素化ポリエチレンゴムが、成形性のよさと、それ自体が
もつある程度の難燃性を買われて、好んで用いられてい
る。
を行なうための材料として、軟磁性金属の粉末をゴムま
たはプラスチックのマトリクスの中に分散させた複合材
料を、シートそのほか任意の形状に成形してなる電磁波
吸収体が使用されている。軟磁性金属の粉末としては、
センダスト、パーマロイ、Fe−Cr−Al合金などの
アトマイズ粉末が使用され、マトリクス材料としては塩
素化ポリエチレンゴムが、成形性のよさと、それ自体が
もつある程度の難燃性を買われて、好んで用いられてい
る。
【0003】こうした電磁波吸収シートを使用する場面
において、とくに放射ノイズを抑制することを意図する
場合は、比較的低い周波数帯すなわち数10〜100M
Hzの領域で、高い透磁率をもったシートが要求され
る。高い透磁率は、軟磁性金属の粉末として、球状粉末
ではなく、「フレーク」と呼ばれる扁平な形状をもった
粉末を使用し、かつ、このフレークを、電磁波吸収シー
トの面に沿って配向させることにより、実現する。
において、とくに放射ノイズを抑制することを意図する
場合は、比較的低い周波数帯すなわち数10〜100M
Hzの領域で、高い透磁率をもったシートが要求され
る。高い透磁率は、軟磁性金属の粉末として、球状粉末
ではなく、「フレーク」と呼ばれる扁平な形状をもった
粉末を使用し、かつ、このフレークを、電磁波吸収シー
トの面に沿って配向させることにより、実現する。
【0004】配向を容易に行なうには、マトリクス材料
として流動性の高いものを使用することが一つの方策と
なる。たとえば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂
あるいはエポキシ樹脂などの液状樹脂を結合材として使
用し軟磁性金属の粉末と混合した液を、適宜のキャリア
フィルム上に、ドクターブレードを用いて展開し、架橋
硬化させてシートにする技術が開示された(特開200
0−4097)。
として流動性の高いものを使用することが一つの方策と
なる。たとえば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂
あるいはエポキシ樹脂などの液状樹脂を結合材として使
用し軟磁性金属の粉末と混合した液を、適宜のキャリア
フィルム上に、ドクターブレードを用いて展開し、架橋
硬化させてシートにする技術が開示された(特開200
0−4097)。
【0005】この製造方法を実施するには、混合液が、
ドクターブレードでキャリア上に展開したとき、所望の
厚さを確保できる程度の粘度があり、かつ、シートに成
形したのちは形状を保つ程度に硬化するものでなければ
ならない。このような要件を満たすマトリクス材料は、
特定のポリウレタンなど、その種類が限られている。上
記の先行技術には、扁平な軟磁性体粉末の配向を促進す
るため、ドクターブレードを用いたシート形成後に、熱
プレスを行なう工程を加えたものが含まれている。しか
し、熱プレス時には架橋硬化が進行して配向が妨げられ
るから、透磁率の向上は、あまり期待できない。さら
に、架橋剤した電磁波吸収シートは、リサイクルの可能
性が失われている。
ドクターブレードでキャリア上に展開したとき、所望の
厚さを確保できる程度の粘度があり、かつ、シートに成
形したのちは形状を保つ程度に硬化するものでなければ
ならない。このような要件を満たすマトリクス材料は、
特定のポリウレタンなど、その種類が限られている。上
記の先行技術には、扁平な軟磁性体粉末の配向を促進す
るため、ドクターブレードを用いたシート形成後に、熱
プレスを行なう工程を加えたものが含まれている。しか
し、熱プレス時には架橋硬化が進行して配向が妨げられ
るから、透磁率の向上は、あまり期待できない。さら
に、架橋剤した電磁波吸収シートは、リサイクルの可能
性が失われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、軟磁
性金属の粉末をゴムのマトリクス中に分散させてなる電
磁波吸収シートの製造に当たって、フレーク状の粉末を
使用し、そのシート面に沿う方向の配向が十分に起こる
条件を与えることにより、透磁率を増大させた軟磁性粉
末分散シートを製造する方法を提供することにある。
性金属の粉末をゴムのマトリクス中に分散させてなる電
磁波吸収シートの製造に当たって、フレーク状の粉末を
使用し、そのシート面に沿う方向の配向が十分に起こる
条件を与えることにより、透磁率を増大させた軟磁性粉
末分散シートを製造する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の難磁性体粉末分散シートの製造方法は、軟磁性金属
の粉末をマトリクス材料中に分散させてシート状に成形
することからなる製造方法において、軟磁性金属の粉末
としてフレーク状のものを使用するとともに、マトリク
ス材料を、塩素化ポリエチレンゴム、クロロスルホン化
ポリエチレンゴム、アクリルゴムおよびエチレンアクリ
ルゴムからなるグループから選び、磁性体粉末とマトリ
クス材料との混合物をカレンダーロールでシート素材に
成形したのち、得られたシート素材をプレス成形して、
フレーク状の軟磁性体粉末をシートの面方向に配向させ
ることにより、透磁率の高いシートを得ることを特徴と
する。この製造の過程で、架橋は行なわない。
明の難磁性体粉末分散シートの製造方法は、軟磁性金属
の粉末をマトリクス材料中に分散させてシート状に成形
することからなる製造方法において、軟磁性金属の粉末
としてフレーク状のものを使用するとともに、マトリク
ス材料を、塩素化ポリエチレンゴム、クロロスルホン化
ポリエチレンゴム、アクリルゴムおよびエチレンアクリ
ルゴムからなるグループから選び、磁性体粉末とマトリ
クス材料との混合物をカレンダーロールでシート素材に
成形したのち、得られたシート素材をプレス成形して、
フレーク状の軟磁性体粉末をシートの面方向に配向させ
ることにより、透磁率の高いシートを得ることを特徴と
する。この製造の過程で、架橋は行なわない。
【0008】
【発明の実施形態】マトリクスとなるゴムのうち、エチ
レンアクリルゴムとアクリルゴムとは混和性があるか
ら、両者を任意の割合で混合した組成物も使用できる。
ただし、アクリルゴムは、架橋を行なわないと高い強度
が発現しないので、強度を必要とする用途に向ける場合
は、塩素化ポリエチレン単独、エチレンアクリルゴム単
独またはエチレンアクリルゴムとアクリルゴムとの併用
が好ましい。しかし、本発明の磁性体粉末分散シート
は、主たる用途である放射ノイズ抑制のために使用する
場合、ケーブルに貼り付ける等の用法であって、それ自
身の強度を要求されないのが普通であるから、あまり大
きな問題ではない。上記の併用の場合、混合物のうち7
5%程度までを、アクリルゴムが占めることができる。
レンアクリルゴムとアクリルゴムとは混和性があるか
ら、両者を任意の割合で混合した組成物も使用できる。
ただし、アクリルゴムは、架橋を行なわないと高い強度
が発現しないので、強度を必要とする用途に向ける場合
は、塩素化ポリエチレン単独、エチレンアクリルゴム単
独またはエチレンアクリルゴムとアクリルゴムとの併用
が好ましい。しかし、本発明の磁性体粉末分散シート
は、主たる用途である放射ノイズ抑制のために使用する
場合、ケーブルに貼り付ける等の用法であって、それ自
身の強度を要求されないのが普通であるから、あまり大
きな問題ではない。上記の併用の場合、混合物のうち7
5%程度までを、アクリルゴムが占めることができる。
【0009】フレーク状の軟磁性金属粉末を構成する軟
磁性金属は、常用のPCパーマロイや、Fe−Cr合
金、あるいはFe−Cr−Al合金などから選べばよ
い。これらの金属の溶湯を水またはガスを用いた噴霧に
より粉末化し、その粉末をアトライターで扁平化するこ
とにより、フレーク状の粉末が得られる。
磁性金属は、常用のPCパーマロイや、Fe−Cr合
金、あるいはFe−Cr−Al合金などから選べばよ
い。これらの金属の溶湯を水またはガスを用いた噴霧に
より粉末化し、その粉末をアトライターで扁平化するこ
とにより、フレーク状の粉末が得られる。
【0010】軟磁性金属の粉末とマトリクスのゴムとの
配合および素材シートの形成は、軟磁性粉末分散シート
製造の分野で確立された技術に従えばよい。最終の熱プ
レス工程は、マトリクスゴムが熱可塑化した状態で、十
分な圧力を作用させ、フレーク状粉末の配向を高める。
配合および素材シートの形成は、軟磁性粉末分散シート
製造の分野で確立された技術に従えばよい。最終の熱プ
レス工程は、マトリクスゴムが熱可塑化した状態で、十
分な圧力を作用させ、フレーク状粉末の配向を高める。
【0011】配向は、下の式で定義される圧下率の値に
して、 圧下率={(プレス前の厚さ−プレス後の厚さ)/プレ
ス前の厚さ}×100 少なくとも、20%が確保される程度に行なえば、一応
の効果がある。プレスはまた、軟磁性粉末とマトリクス
ゴムとの混合物の中に含まれている空気を追い出して、
真の密度に近づける働きもあり、これは透磁率の増大に
寄与するから、できるだけ高い圧下率が得られるように
努力すべきである。一般に、50%またはそれ以上の圧
下率を達成することが好ましいが、70%に近い圧下率
は、実現困難である。
して、 圧下率={(プレス前の厚さ−プレス後の厚さ)/プレ
ス前の厚さ}×100 少なくとも、20%が確保される程度に行なえば、一応
の効果がある。プレスはまた、軟磁性粉末とマトリクス
ゴムとの混合物の中に含まれている空気を追い出して、
真の密度に近づける働きもあり、これは透磁率の増大に
寄与するから、できるだけ高い圧下率が得られるように
努力すべきである。一般に、50%またはそれ以上の圧
下率を達成することが好ましいが、70%に近い圧下率
は、実現困難である。
【0012】本発明の軟磁性体粉末分散シートは、その
意図するところの高い透磁率の実現に対してマイナスで
ない限り、その他の添加剤、たとえば後記する実施例で
使用する難燃剤、酸化防止剤、安定剤などを、任意に加
えることができる。
意図するところの高い透磁率の実現に対してマイナスで
ない限り、その他の添加剤、たとえば後記する実施例で
使用する難燃剤、酸化防止剤、安定剤などを、任意に加
えることができる。
【0013】
【実施例】[実施例1および比較例1]PCパーマロイ
の溶湯を水噴霧し、平均粒径14μmの球状粉末を得
た。これをアトライターで処理し、厚さ1〜2μm、粒
径10〜30μmのフレーク状粉末とした。この軟磁性
金属粉末を、マトリクス材料に選んだ塩素化ポリエチレ
ン(昭和電工製の「エラスレン」)および他の添加剤
と、表1に示す割合で混合して、ニーダーで混練した。
比較のため、同じ配合物に架橋剤を加えた場合について
も、混合物を用意した。
の溶湯を水噴霧し、平均粒径14μmの球状粉末を得
た。これをアトライターで処理し、厚さ1〜2μm、粒
径10〜30μmのフレーク状粉末とした。この軟磁性
金属粉末を、マトリクス材料に選んだ塩素化ポリエチレ
ン(昭和電工製の「エラスレン」)および他の添加剤
と、表1に示す割合で混合して、ニーダーで混練した。
比較のため、同じ配合物に架橋剤を加えた場合について
も、混合物を用意した。
【0014】
【0015】[実施例2]Fe−13Cr合金の溶湯を
水噴霧し、平均粒径10μmの球状粉末を得た。これを
実施例1と同様にアトライターで処理し、厚さ1〜2μ
m、粒径10〜30μmのフレーク状粉末とした。この
軟磁性金属粉末を、マトリクス材料に選んだアクリルゴ
ム(トウペ製の「トアアクロン」)および他の添加剤と
ともに、表2に示す処方(重量部)で配合した。実施例
1と同様に、カレンダーロールによりシート化して、厚
さ1.0mmの電磁波吸収シートを製造した。この場合も
加硫は行なわなかった。
水噴霧し、平均粒径10μmの球状粉末を得た。これを
実施例1と同様にアトライターで処理し、厚さ1〜2μ
m、粒径10〜30μmのフレーク状粉末とした。この
軟磁性金属粉末を、マトリクス材料に選んだアクリルゴ
ム(トウペ製の「トアアクロン」)および他の添加剤と
ともに、表2に示す処方(重量部)で配合した。実施例
1と同様に、カレンダーロールによりシート化して、厚
さ1.0mmの電磁波吸収シートを製造した。この場合も
加硫は行なわなかった。
【0016】
【0017】上記の混合物を、カレンダーロールを用い
て厚さ1.0mmのシート素材に圧延した。このシート素
材を、表3に示す条件でプレスして、最終的な厚さが
0.7mmの製品とした。
て厚さ1.0mmのシート素材に圧延した。このシート素
材を、表3に示す条件でプレスして、最終的な厚さが
0.7mmの製品とした。
【0018】
【0019】得られた各軟磁性粉末分散シートの透磁率
を、10MHz〜10GHzの周波数領域で測定した。
実部透磁率(μ')のデータを、実施例1および比較例
1は図1のグラフに、実施例2は図2のグラフに、それ
ぞれ、プレス前のデータとともに示す。これらのグラフ
から、本発明に従えば、この周波数領域の比較的低周波
側で高い透磁率が実現することがわかる。
を、10MHz〜10GHzの周波数領域で測定した。
実部透磁率(μ')のデータを、実施例1および比較例
1は図1のグラフに、実施例2は図2のグラフに、それ
ぞれ、プレス前のデータとともに示す。これらのグラフ
から、本発明に従えば、この周波数領域の比較的低周波
側で高い透磁率が実現することがわかる。
【0020】
【発明の効果】本発明の軟磁性粉末分散シートは、軟磁
性金属の粉末として扁平なフレーク状粉末を選択し、こ
れを分散させるマトリクス材料として、塩素化ポリエチ
レンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エチレ
ンアクリルゴムまたはアクリルゴムを使用し、ロール成
形についで熱プレスを行なうという工程を採用したこと
により、製品シートが高い誘電率を有するものとなる。
高い誘電率を示す軟磁性粉末分散シートは、電磁波吸収
体のなかでも、とくに放射ノイズを抑制するシールド材
として有用である。
性金属の粉末として扁平なフレーク状粉末を選択し、こ
れを分散させるマトリクス材料として、塩素化ポリエチ
レンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エチレ
ンアクリルゴムまたはアクリルゴムを使用し、ロール成
形についで熱プレスを行なうという工程を採用したこと
により、製品シートが高い誘電率を有するものとなる。
高い誘電率を示す軟磁性粉末分散シートは、電磁波吸収
体のなかでも、とくに放射ノイズを抑制するシールド材
として有用である。
【0021】本発明の製造方法においては、架橋硬化を
行なわないから、工程がひとつ不要であって製造コスト
が安くなるが、それだけでなく、製品がリサイクル可能
性をもつという利益も得られる。
行なわないから、工程がひとつ不要であって製造コスト
が安くなるが、それだけでなく、製品がリサイクル可能
性をもつという利益も得られる。
【図1】 本発明の実施例1および比較例1で製造した
軟磁性体粉末分散シートの、周波数10MHz〜10G
Hzの領域における誘電率を示すグラフ。
軟磁性体粉末分散シートの、周波数10MHz〜10G
Hzの領域における誘電率を示すグラフ。
【図2】 本発明の実施例2で製造した軟磁性体粉末分
散シートの、周波数10MHz〜10GHzの領域にお
ける誘電率を示すグラフ。
散シートの、周波数10MHz〜10GHzの領域にお
ける誘電率を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/32 C08L 23/32 5E321 33/06 33/06 H01F 41/02 H01F 41/02 D H05K 9/00 H05K 9/00 X // B22F 1/00 B22F 1/00 Y B29K 19:00 B29K 19:00 105:18 105:18 B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA23 AA33 AB12 AD05 AF41 AH04 AH12 BA01 BB04 BC01 4F204 AA45 AE04 AG01 AR20 FB01 FF01 FF06 FG07 4J002 BB071 BB241 BB271 BG041 DC006 FA016 GR00 GR02 4K018 BA16 BA20 BB01 BD01 CA45 GA01 KA43 5E041 AA07 AA11 BB03 CA06 HB07 HB19 5E321 BB32 BB44 BB53 GG05
Claims (2)
- 【請求項1】 軟磁性金属の粉末をマトリクス材料中に
分散させてシート状に成形することからなる軟磁性体粉
末分散シートの製造方法において、軟磁性金属の粉末と
してフレーク状のものを使用し、マトリクス材料を、塩
素化ポリエチレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン
ゴム、アクリルゴムおよびエチレンアクリルゴムから選
び、ロールでシート素材としたのち、シート素材を熱プ
レス成形して、フレーク状の難磁性体粉末をシートの面
方向に配向させることにより、透磁率の高いシートを得
ることを特徴とする製造方法。 - 【請求項2】 プレス成形を、圧下率が20%以上とな
るように実施する請求項1の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001103540A JP2002299112A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 軟磁性体粉末分散シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001103540A JP2002299112A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 軟磁性体粉末分散シートの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=18956585
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002299112A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006059771A1 (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-08 | Nitta Corporation | 電磁干渉抑制体、アンテナ装置、及び電子情報伝達装置 |
WO2007060746A1 (ja) * | 2005-11-28 | 2007-05-31 | Nitta Corporation | 電磁干渉抑制体、これを用いる電磁障害抑制方法、およびrf‐idデバイス |
JP2010192550A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電磁波遮蔽用組成物、電磁波遮蔽用組成物の成形体、電磁波遮蔽シート、電磁波遮蔽電線 |
RU2461586C2 (ru) * | 2010-08-05 | 2012-09-20 | Елена Мидхатовна Абакачева | Способ производства полимерной пленки |
-
2001
- 2001-04-02 JP JP2001103540A patent/JP2002299112A/ja active Pending
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