JP2002299091A - 電球形蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents

電球形蛍光ランプおよび照明装置

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JP2002299091A
JP2002299091A JP2001099708A JP2001099708A JP2002299091A JP 2002299091 A JP2002299091 A JP 2002299091A JP 2001099708 A JP2001099708 A JP 2001099708A JP 2001099708 A JP2001099708 A JP 2001099708A JP 2002299091 A JP2002299091 A JP 2002299091A
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lighting
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circuit
voltage
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Nobuya Shirata
伸弥 白田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】位相調光器が接続された回路配線に複数の電球
形蛍光ランプを接続してもちらつき等の不具合を抑制し
て点灯可能な電球形蛍光ランプを提供する。 【解決手段】電球形蛍光ランプは、屈曲された放電路が
形成される蛍光ランプ18とスイッチング手段Q1,Q
2によって発生した高周波電圧を印加して蛍光ランプ1
8を点灯させる点灯回路手段32と点灯回路手段32を
内部に収納するとともに、蛍光ランプ18を支持するカ
バーと点灯回路手段32の入力側に接続するとともにカ
バーの基端に配設された口金と蛍光ランプ18の異常点
灯を検出する検出手段を有し、この検出手段の検出出力
に応じてノイズフィルタFへの通電を遮断する保護手段
とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプの異常
点灯を検出して保護手段を動作させる機能を備えた電球
形蛍光ランプおよび照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電球形蛍光ランプは、コンパクト形状の
蛍光ランプとその点灯回路手段を一体化した構成を備
え、一般照明用白熱電球のように小形で、片口金構造を
有していながら蛍光ランプの特徴である高いランプ効率
と長寿命とを併せて有し、大幅な省電力を図れる光源で
あるために、白熱電球の代替が進みつつある。
【0003】一般に市販されている電球形蛍光ランプ
は、蛍光ランプを高効率点灯することが可能で、しかも
小形、軽量なことから高周波点灯するものが主流となっ
ており、そのために高周波インバータを備えている。高
周波インバータは、直流を入力して高周波に変換するた
めに、整流回路を用いて低周波交流をいったん非平滑の
直流に変換するとともに、平滑コンデンサを用いて非平
滑の直流電圧から平滑化された直流を得て、スイッチン
グ手段によって高周波電圧を発生させている。
【0004】近年、電球形蛍光ランプの普及が進み、位
相制御式の調光器によって調光可能な白熱電球用の照明
器具にも電球形蛍光ランプを代替使用する要求が高まっ
てきている。
【0005】しかし、上述の平滑コンデンサを用いて直
流電圧を得る高周波インバータは、低周波交流電源から
点灯回路手段への入力電流が平滑コンデンサへの充電電
流になるから、その流入期間が短く、入力電流の休止期
間中に位相制御式の調光器がオンした場合、調光器の保
持電流を確保できないから、調光器はそのオンを半サイ
クル中維持することができず、調光器が正常に作動しな
くなるという不具合が発生するおそれがあった。
【0006】そこで、本発明者等は、入力電流の休止期
間中でも点灯回路手段に入力電流を流すことが可能な通
電経路を整流回路出力と負荷回路との間に設けるととも
に、調光器の位相角を90°よりも深く絞ったいわゆる
深調光状態における不安定点灯を抑制する保護回路を設
けた電球形蛍光ランプを特願2001−24926号と
して出願している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電球形蛍光
ランプは、位相調光器が接続された回路配線に並列的に
複数接続されることがあるが、この場合に複数のうちの
一部が寿命等により不点になると、他の電球形蛍光ラン
プがちらついたり、回路部品が破壊されてしまうという
不具合が生じることが分かった。
【0008】一例として、図5に示すように、位相調光
器30が接続された回路配線に電球形蛍光ランプX,Y
を並列的に接続して点灯した場合について説明する。通
常の全光点灯時の電球形蛍光ランプX,Yの入力電流、
電圧波形は図6(a)のようになるが、電球形蛍光ラン
プYがフィラメント断線により不点となった場合には、
電球形蛍光ランプXの入力電流、電圧波形は図6(b)
のように不安定な波形となって、ランプがちらついた
り、過電圧によって電解コンデンサなどの回路部品が破
壊されてしまうことがある。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、位相調光器が接続された回路配線に複数の電球形
蛍光ランプを接続してもちらつき等の不具合を抑制して
点灯可能な電球形蛍光ランプ、これを用いた照明装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を達成するための手段】請求項1の電球形蛍光ラ
ンプは、屈曲された放電路が形成される蛍光ランプと;
入力側に設けられたコンデンサを含むノイズフィルタ、
このノイズフィルタの出力端側に接続された整流回路お
よびこの整流回路の直流出力電圧を高周波でスイッチン
グして高周波電圧を発生させるスイッチング手段を有
し、このスイッチング手段によって発生した高周波電圧
を蛍光ランプに印加して蛍光ランプを点灯させる点灯回
路手段と;点灯回路手段を内部に収納するとともに、蛍
光ランプを支持するカバーと;点灯回路手段の入力側に
接続するとともにカバーの基端に配設された口金と;蛍
光ランプの異常点灯を検出する検出手段を有し、この検
出手段の検出出力に応じてノイズフィルタへの通電を遮
断する保護手段と;を具備していることを特徴とする。
【0011】本発明者は、図6(b)の波形が発生する
原因を調べたところ、一部の電球形蛍光ランプが不点と
なっても、不点になった電球形蛍光ランプのノイズフィ
ルタを構成するコンデンサは電源側に接続されたままな
ので、わずかながら電流が流入していることが不具合の
原因であることを突き止めた。
【0012】すなわち、図6(a)の電流波形における
c点は、ノイズフィルタのコンデンサへの流入に伴う振
動成分を示すが、一対の電球形蛍光ランプのうち不点と
なった電球形蛍光ランプのノイズフィルタにも依然とし
てコンデンサに電流が流入する。一方、ランプ電流は点
灯している電球形蛍光ランプのみへの流入分であり、ノ
イズフィルタのコンデンサへの流入電流は不点となった
電球形蛍光ランプを含んだ流入分であるため、一対の電
球形蛍光ランプのうち不点となった場合には、c点の低
下が大きくなって調光器のオン期間にサイリスタの保持
電流以下まで入力電流が低下することにより、調光器が
正常に動作しなくなる。
【0013】このような不具合を解消するために、請求
項1では、ランプの異常を検出して、ノイズフィルタと
入力側との接続を遮断した。
【0014】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0015】蛍光ランプは、外径が11mm以下、好ま
しくは8〜11mm、さらに一層小形化を図るには3〜
9mmが好適であり、内部に屈曲された放電路が形成さ
れるようにコンパクトな形に形成された透光性気密容器
から構成されている。たとえば、1本の細長いガラス管
を鞍形に湾曲したり、U字状に屈曲した複数のU字状ガ
ラス管を連結管により接続するとともに、各U字状ガラ
ス管の部分を円周上に配列したり、U字状ガラス管の間
に形成される空隙部分を一方向から見透せるように前後
に揃えて配列することにより、さらにはガラス管をスパ
イラルに巻回することによっても、蛍光ランプをコンパ
クトな形に形成し、しかも内部に屈曲された放電路を形
成することができる。なお、連結管は、吹き破り法によ
り形成したり、別に用意した管を用いてガラス溶着して
形成することができる。
【0016】また、蛍光ランプの外径は、上記の数値範
囲内で自由に選択できるが、外径が3mm未満である
と、ランプ電流が絞られすぎてしまい、所望のランプ入
力を確保するためには、ランプ電流が小さくなる分につ
いて放電路長を大きくして補わなければならなくなり、
小形化を図れなくなる。また、これに伴いランプ電圧が
高くなるから、始動電圧も高くなり、点灯回路も大形化
するとともに、コストアップになる。反対に、蛍光ラン
プの外径が11mmを超えると、蛍光ランプが大きくな
りすぎて、コンパクトな蛍光ランプを得にくくなる。な
お、蛍光ランプの内径は、概ね外径に比例し、透光性放
電容器の肉厚の2倍を外径から減算した値の平均値であ
る。
【0017】さらに、蛍光ランプの少なくとも両端に
は、シール部たとえばピンチシール部が形成されてい
て、さらに要すれば、これに加えて中間にもピンチシー
ル部が形成される。たとえば、複数のU字状ガラス管を
連結管によって連結して蛍光ランプが形成される場合に
は、蛍光ランプの中間にもシール部を形成することがで
きる。すなわち、各U字状ガラス管の両端部にシール部
を形成し、端部に近い中間部同士を連結管によって連結
して、1本の屈曲した放電路を形成する。
【0018】一方、蛍光ランプの長さ、したがって蛍光
ランプの両端に封装した一対の電極の間に形成される放
電路の長さすなわち放電路長は、外径が上記範囲内であ
れば、電球形蛍光ランプのランプ電力に応じて300〜
500mmに設定することができる。
【0019】さらに、蛍光ランプは、上記の構造を備え
ていれば、その材料は制限されないが、一般的にはガラ
スを用いて構成することができる。この場合、ガラスと
してはソーダライムガラス、鉛ガラスなどの軟質ガラス
を用いるのが経済的であるが、要すればホウケイ酸ガラ
スなどの硬質または半硬質ガラスを用いることもでき
る。
【0020】蛍光体層は、放電によって発生した紫外線
を波長変換して所望波長域の可視光を得るために用い
る。用いる蛍光体の種類は限定されないが、3波長発光
形蛍光体は、耐熱特性および負荷特性に優れたものを得
ることができるとともに、演色性に優れているので、好
適である。さらに、保護膜としてAl23などの金属酸
化物微粒子を主体とする膜構成を用いることができる。
【0021】蛍光ランプの両端には一対の電極がシール
部を介して封装されるが、電極構造はフィラメント電極
およびセラミックス電極などのいずれでもよい。電極が
フィラメント電極で、シール部がピンチシール構造の場
合には、封着の際にフィラメントの形状が乱れるのを防
止するために、ビードマウント構造を採用して透光性放
電容器の両端にピンチシールすることができる。
【0022】蛍光ランプ内には、水銀および希ガスを含
むイオン化媒体が封入される。水銀は、電球形蛍光ラン
プが点灯中高温になるので、高温下での水銀蒸気圧を最
適に制御するために、アマルガムによって供給するのが
一般的である。アマルガムを用いることにより、周囲温
度の変化に対しても水銀蒸気圧を安定に制御でき、した
がって安定した光出力を得ることができる。さらに、電
極の近傍に補助アマルガムを配設することにより、点灯
初期に水銀蒸気を供給して、光束立ち上がり特性を良好
にすることができる。
【0023】補助アマルガムは、アマルガム形成金属た
とえばインジウムInなどを所要の位置に配設すること
により、透光性放電容器内において水銀が移動してアマ
ルガムを形成するように構成される。アマルガム形成金
属は、ステンレスなどの金属基体に蒸着などによって被
着させることができる。
【0024】さらに、補助アマルガムは、電極の近傍に
配設される場合には、電極の導入線に溶接により支持さ
せることができる。また、電極とは遠隔した位置に補助
アマルガムが配設される場合には、シール部に基端が封
着された適当な導入線のような部材に支持させることが
できる。
【0025】希ガスは、アルゴン、クリプトン、キセノ
ン、ネオンなどの一種または複数種を混合して数千〜数
万Paの圧力で封入することができる。
【0026】点灯回路手段は、蛍光ランプを始動し、高
周波点灯するための回路手段である。そして、入力側、
ノイズフィルタ、整流回路、少なくとも1個のスイッチ
ング手段、保護回路、ならびに負荷回路を少なくとも具
備して構成されている。そして、必要に応じてその他の
構成を具備することが許容される。また、以上の回路要
素は、一般的には配線基板に実装される。なお、本発明
において、「高周波」とは、周波数10kHz以上を意
味し、好ましくは周波数20〜200kHzである。以
下、回路要素ごとに分説する。
【0027】入力側は、点灯回路手段としてのものであ
り、したがって必ずしも口金である必要はない。たとえ
ば、本発明においては、電球形蛍光ランプが調光器とし
ての機能を一体化して備えていることが許容されるが、
このような場合、口金と点灯回路手段の入力側との間に
調光回路が介在する。また、入力側は、端子の形態を備
えていなくてもよい。
【0028】ノイズフィルタは、低周波交流電源と整流
回路との間に介在して、高周波インバータのスイッチン
グ手段の高周波スイッチングによって発生した高周波ノ
イズが低周波交流電源側へ流出しないように阻止するも
のである。そして、一般的には低周波交流電源と整流回
路との間に直列に接続されるインダクタと、低周波交流
電源に並列的に接続されるコンデンサとによって構成さ
れている。また、要すればノイズフィルタのコンデンサ
を電球形蛍光ランプの入力インピーダンスを少なくとも
調光器の位相制御素子の休止区間の間相対的に低インピ
ーダンスに調整するための入力インピーダンス調整手段
に含まれるコンデンサと共用することができる。
【0029】整流回路は、低周波交流を直流に変換する
手段であって、その交流入力側が直接または他の回路要
素が介在して間接的にノイズフィルタを介して低周波交
流電源に接続され、直流出力端に非平滑直流を出力する
もので、各種回路方式の整流回路の中から所望により任
意に採用することができる。たとえば、ブリッジ形全波
整流回路、倍電圧形全波整流回路、センタータップ形全
波整流回路、半波整流回路などを用いることができる。
【0030】なお、整流回路の非平滑直流電圧を平滑に
するために平滑コンデンサを整流回路の出力側両端に接
続してもよい。この平滑コンデンサは、一般的には整流
回路の回路方式に応じて電解コンデンサを一個または複
数個用いる。たとえば、倍電圧形整流回路の場合には、
2個の平滑コンデンサを直列接続して用いる。また、平
滑コンデンサは、コンデンサインプット方式によって充
電されるのであってもよいし、複合チョッパ方式によっ
て充電されてもよい。なお、「複合チョッパ方式」と
は、スイッチング手段が高周波インバータとしてだけで
なく、チョッパとしても作用する回路方式であって、こ
れにより、低周波交流電圧の各半サイクルのほぼ全位相
域にわたって平滑コンデンサが充電されるため、高力
率、低高調波歪となる。また、平滑コンデンサは、完全
にフラットな平滑化直流電圧を得るように構成できる
が、要すれば適度のリップルを含むような平滑化直流を
得るような構成であってもよい。
【0031】少なくとも1個のスイッチング手段は、高
周波インバータの主体部分を構成する。本発明におい
て、高周波インバータの回路形式は自由であり、特定の
回路形式に限定されない。たとえば、交互にスイッチン
グする直列接続された一対のスイッチング手段を用いる
ハーフブリッジ形インバータや並列形インバータ、1個
のスイッチング手段を用いる一石形インバータなどを採
用することができる。なお、スイッチング手段が高周波
スイッチングを行うために、起動回路およびドライブ信
号発生回路などを高周波インバータに付設することがで
きる。
【0032】また、スイッチング手段は、電流ドライブ
形のスイッチング手段たとえばバイポーラ形トランジス
タ、ならびに電圧ドライブ形のスイッチング手段たとえ
ばFETのいずれのドライブ形式のものであってもよ
い。FETとしては、MOSFETを用いることができ
る。MOSFETは、Nチャンネル形およびPチャンネ
ル形のいずれであってもよい。
【0033】さらに、スイッチング手段は、高周波イン
バータの主体部分だけでなく、チョッパとしても作用す
る複合チョッパ方式を構成することができる。
【0034】さらにまた、スイッチング手段は、高周波
インバータが自励形および他励形のいずれであっても適
応することができる。
【0035】保護回路は、蛍光ランプが寿命末期に至っ
たときなどの異常点灯状態をする検出手段を有ている。
この異常点灯状態は、例えば蛍光ランプの電極に塗布さ
れた電子放射物質(エミッタ)の消耗によりランプ電圧
が上昇したり、半波放電状態になった状態など、この状
態のまま点灯を維持することが好ましくない意味する。
この異常点灯状態は、ランプ電流、ランプ電圧またはラ
ンプ温度を周知の検出手段を用いることによって検出が
可能である。また、フィラメントの断線を検知する検出
手段であってもよい。
【0036】保護回路は、この検出手段が異常点灯であ
ること検出した場合に出力し、この出力に応じてノイズ
フィルタへの通電を遮断する機能を備えている。
【0037】また、保護回路には、調光器によって所定
の調光位相以上で位相制御された入力電圧が入力側間に
印加されたときにスイッチング手段を制御して蛍光ラン
プを消灯させるための構成が備えられていてもよい。
【0038】負荷回路は、少なくとも負荷共振回路を備
えていて、そのコンデンサに蛍光ランプを並列的に接続
する。そして、負荷共振回路は、それぞれ一個または複
数個のインダクタおよびコンデンサからなる。インダク
タには限流インダクタンスが含まれる。なお、限流イン
ダクタンスは、蛍光ランプに対して直列接続されて蛍光
ランプの負特性を補償して、所定のランプ電流を通流さ
せる。そして、チョークコイル、漏れ変圧器などのイン
ダクタによって構成することができる。また、コンデン
サの一部として直流カットコンデンサを含むことができ
る。これにより、高周波インバータに対して導電的に接
続した回路方式を採用することができる。一般に直流カ
ットコンデンサは、静電容量の大きなコンデンサを用い
るので、負荷共振回路にはほとんど寄与しないが、静電
容量を相対的に小さくして負荷共振回路のコンデンサの
明らかな一部を担当するように構成することもできる。
なお、蛍光ランプは、コンデンサの一部または全部と並
列に接続される。
【0039】カバーは、少なくともその内部に点灯回路
手段を収納するとともに、蛍光ランプを支持し、かつ基
端に口金を支持する。さらに、グローブを備えた電球形
蛍光ランプにおいては、グローブをカバーに固定する。
【0040】点灯回路手段をカバーの内部に収納し、か
つ定置するために、補助的な部材たとえば仕切り板を利
用することができる。すなわち、仕切り板に配線基板を
支持させるとともに、仕切り板をカバーの開口端を塞ぐ
ようにカバーに装着することにより、配線基板をカバー
内に収納させることができる。この場合、さらに仕切り
板をグローブと一緒にカバーに固定することができる。
しかし、要すれば、配線基板を直接カバー内に支持させ
て収納することができるのはいうまでもない。
【0041】また、蛍光ランプをカバーに支持させるの
にも仕切り板を用いることができる。すなわち、蛍光ラ
ンプを仕切り板に支持させ、仕切り板をカバーの開口端
に固定する。そうして、カバーの開口端に仕切り板を装
着することによって、カバーに不要な開口ができないよ
うにすることができる。
【0042】さらに、カバーは、その基端に口金を支持
し、かつ白熱電球用照明器具への適合率を高めるため
に、中間部から基端部にかけて細く形成するのがよい。
しかし、カバー全体の形状は、電球形蛍光ランプとして
のデザインを考慮して決定されるべきである。すなわ
ち、グローブを備えている場合のカバーと、グローブを
備えていないで、蛍光ランプが露出する場合のカバーと
では、主としてデザイン的配慮から、カバーの形状が大
きく異なるのは当然である。
【0043】また、グローブの形状に応じてカバーの形
状が異なるべきものである。たとえば、G形グローブの
場合には、カバーをグローブと協働してG形バルブに近
い形状になるように、球体の一部のような形状にするこ
とができる。また、A形グローブの場合にも、カバーを
グローブと協働してなるべくA形バルブに近い形状にな
るような形状にすることができる。
【0044】口金は、受電手段であるとともに、電球形
蛍光ランプを機械的に支持する手段として機能する。そ
して、既知の口金を適宜選定して用いることができる
が、電球形蛍光ランプとして多用されているE26形ね
じ口金が適当である。
【0045】また、口金をカバーに支持させるための手
段は、特に制限されないので、既知の支持手段たとえば
ポンチによる機械的固着すなわち加締めなどによって支
持すればよい。
【0046】請求項1の電球形蛍光ランプによれば、位
相調光器が接続された回路配線に複数の電球形蛍光ラン
プを接続した場合に、そのうちの少なくとも1個が寿命
末期などによって異常点灯状態に至って消灯しても電球
形蛍光ランプは保護手段によってノイズフィルタへの通
電が遮断されるので、回路配線に接続された残りの電球
形蛍光ランプが点灯継続してもちらつき等の不具合が抑
制され、正常な点灯を継続することが可能となる。
【0047】請求項2は、請求項1記載の電球形蛍光ラ
ンプにおいて、保護手段は、検出手段の検出出力に応じ
てノイズフィルタのコンデンサと入力側との接続を遮断
する遮断手段を有することを特徴とする。
【0048】請求項2の電球形蛍光ランプによれば、保
護手段にノイズフィルタのコンデンサと入力側との接続
を遮断する遮断手段を備えたので、蛍光ランプの異常点
灯によりノイズフィルタへの通電を確実に遮断すること
が可能となる。
【0049】請求項3は、請求項2記載の電球形蛍光ラ
ンプにおいて、保護手段の検出手段が蛍光ランプのラン
プ電圧を検出して異常を検知するものであり、遮断手段
が検知手段の検出出力によりオフするスイッチ手段であ
ることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
【0050】遮断手段を構成するスイッチ手段は、バイ
ポーラトランジスタ、電界効果形トランジスタ(FE
T)などの半導体素子の他に、接点の接続・開放動作を
行う機械的なスイッチ手段であってもよい。
【0051】請求項3の電球形蛍光ランプによれば、蛍
光ランプの異常点灯をランプ電圧により検出し、この検
出出力によってノイズフィルタのコンデンサと入力側と
の接続をスイッチ手段が遮断するので、ノイズフィルタ
への通電を一層確実に遮断することが可能となる。
【0052】請求項4は、請求項2記載の電球形蛍光ラ
ンプにおいて、保護手段の検出手段が蛍光ランプの温度
を感知するように配設された温度ヒューズであり、この
温度ヒューズが遮断手段を兼用していることを特徴とす
る。
【0053】請求項4の電球形蛍光ランプによれば、蛍
光ランプの異常点灯をランプ温度の上昇により検出し、
この温度上昇によって温度ヒューズが遮断することによ
ってノイズフィルタのコンデンサと入力側との接続をス
イッチ手段が遮断するので、ノイズフィルタへの通電を
一層確実に遮断することが可能となる。
【0054】請求項5の照明装置は、照明装置本体と;
照明装置本体に配設された請求項1ないし4いずれか一
記載の電球形蛍光ランプと;を具備していることを特徴
とする。
【0055】本発明において、「照明装置」とは、電球
形蛍光ランプの発光を利用するあらゆる装置を含む広い
概念である。たとえば、照明器具、表示灯などを含む。
【0056】請求項5の照明装置によれば、請求項1な
いし4の作用を備えた電球形蛍光ランプを有する照明装
置を提供することができる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0058】図1は、第1の実施形態の電球形蛍光ラン
プを示す一部を透視した正面図、図2は図1の電球形蛍
光ランプの点灯回路部分を示す回路図である。
【0059】図1において、10は電球形蛍光ランプ
で、この電球形蛍光ランプ10は、口金12を有するカ
バー14と、このカバー14に収納された点灯回路手
段、ノイズフィルタおよび保護手段からなる回路手段1
6と、透光性を有するグローブ17と、このグローブ1
7に収納された蛍光ランプ18とを備えている。そし
て、グローブ17とカバー14とを備えた外囲器は、定
格電力60W形相当の白熱電球などの一般照明用電球の
規格寸法に近似する外形に形成されている。なお、一般
照明用電球とはJIS C 7501に定義されるもの
である。
【0060】また、カバー14は、ポリブチレンテレフ
タレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂などにて形成
されたカバー本体21を備えている。そして、このカバ
ー本体21は、下方に拡開する略円筒状で、上端部にE
26形などの口金12が被せられ、この口金12は接着
剤またはかしめなどにより固定されている。
【0061】さらに、グローブ17は、透明あるいは光
拡散性を有する乳白色などで、ガラスあるいは合成樹脂
により、定格電力60W形相当の一般照明用電球のガラ
ス球とほぼ同一形状の滑らかな曲面状に形成されている
とともに、開口部の縁部には、カバー14の下端の開口
部の内側に嵌合する嵌合縁部が形成されている。なお、
このグローブ17は、拡散膜などの別部材を組合せ、輝
度の均一性を向上することもできる。
【0062】そして、カバー14に収納される点灯回路
16は、水平状、すなわち蛍光ランプ18の長手方向と
垂直に配置される円板状の回路基板24を備え、この回
路基板24の両面すなわち口金12側である上面および
蛍光ランプ18側である下面に、復数の回路部品25が
実装されている。
【0063】また、グローブ17に収納される蛍光ラン
プ18は、略同形状の3本のU字状屈曲形バルブ26を
所定の位置に配置し、連通管27で順次接続して、1本
の放電路が形成されている。
【0064】そして、各U字状屈曲形バルブ26は、内
面に蛍光体膜を形成するとともに、内部にアルゴンなど
の希ガスおよび水銀が封入されている。そして、各U字
状屈曲形バルブ26はガラス製の円筒状のバルブであ
り、中間部で滑らかに湾曲させた略U字状に形成されて
いる。
【0065】点灯回路16は、図2に示すように構成さ
れている。すなわち、商用交流電源eに位相制御により
電力を制御して調光する位相調光器Sを介してヒューズ
f1およびフィルタ回路Fを構成するコンデンサC21
およびインダクタL11、コンデンサC22が接続さ
れ、このフィルタ回路Fに全波整流回路31の入力端子
が接続されている。また整流回路31の出力端子間に
は、抵抗R11およびコンデンサC23の直列回路が接
続され、この直列回路にインダクタL11およびコンデ
ンサC24の直列回路が並列的に接続されている。イン
ダクタL11およびコンデンサC24の一方の接続点に
は整流回路31の出力方向に通流可能なダイオードD1
1が接続され、このダイオードD11の出力端とコンデ
ンサC24の他方の接続点との間には、平滑用の電解コ
ンデンサC2が接続され、このコンデンサC2には自励
式のハーフブリッジ形のインバータ回路からなる点灯回
路手段32が接続されている。
【0066】点灯回路手段32は、コンデンサC2に対
して並列に対して並列に、スイッチング素子であるMO
S形のNチャンネルのトランジスタとしての電界効果ト
ランジスタQ1およびMOS形のPチャンネルのトラン
ジスタとしての電界効果トランジスタQ2が直列回路と
して接続され、Nチャンネルの電界効果トランジスタQ
1およびPチャンネルの電界効果トランジスタQ2は互
いのソースが接続され、相補形に構成されている。
【0067】また、電界効果トランジスタQ2のドレイ
ン、ソース間には、不飽和形トランスTr1の太い線が
10回巻かれた一次巻線Tr1a、共振作用も有するバ
ラスト用インダクタL12および直流カット用のコンデ
ンサC3を介して、蛍光ランプ18の両端のフィラメン
トコイル18a,18bの一端がそれぞれ接続され、一
方のフィラメントコイル18aの一端と他方のフィラメ
ントコイル18bとの他端間には、始動用のコンデンサ
C4が接続されている。そして、インダクタL12およ
びコンデンサC3の接続点は、コンデンサC25を介し
てインダクタL11およびダイオードD11の接続点に
接続されている。
【0068】さらに、電界効果トランジスタQ1のゲー
トおよび電界効果トランジスタQ2のゲートと電界効果
トランジスタQ1および電界効果トランジスタQ2のソ
ースとの間に抵抗R3、抵抗R2およびコンデンサC5
のRC起動回路を介して、不飽和形トランスTr1の細
い線が200回巻かれた二次巻線Tr1bが接続されて
いる。
【0069】また、ダイオードD11と電界効果トラン
ジスタQ1のゲートとの間には起動回路を構成する抵抗
R3が接続され、電界効果トランジスタQ2のドレイ
ン、ソース間には、起動回路の起動抵抗R4およびスイ
ッチング改善用のコンデンサC7が接続されている。
【0070】さらに、電界効果トランジスタQ1のゲー
ト、ソース間には全波整流手段としてのダイオードブリ
ッジ33の入力端子が接続され、ダイオードブリッジ3
3の出力端子間には安全手段となるレベルシフト手段と
しての機能を有する定電圧手段34を構成するツェナー
ダイオードZD21とツェナーダイオードZD23およ
び制御手段である電界効果トランジスタQ3のドレイ
ン、ソースが直列に接続されている。なお、ツェナーダ
イオードZD23の逆阻止電圧よりツェナーダイオード
ZD21の逆阻止電圧の方が高い。また、電界効果トラ
ンジスタQ3のゲートは抵抗R5を介してダイオードD
11の出力端に接続されるとともに、電界効果トランジ
スタQ3のゲート、ソース間には抵抗R21および抵抗
R22の直列回路とコンデンサC8の並列回路が接続さ
れ、電源電圧検出手段35を構成している。
【0071】そして、抵抗R22の両端には保持手段と
してのトランジスタQ11のコレクタ、エミッタが接続
され、このトランジスタQ11のベースは抵抗R23を
介して電界効果トランジスタQ3のドレインに接続され
るとともに、抵抗R24を介してトランジスタQ11の
エミッタに接続される。
【0072】保護手段36は、コンデンサC4に並列接
続された抵抗R31、R32の直列回路、抵抗R32で
分圧された電圧を検出する検出手段38およびこの検出
手段38の検出出力によって開放動作を行う遮断手段と
してのスイッチ手段39からなる。スイッチ手段39
は、ヒューズf1とノイズフィルタFとの間に接続され
ている。
【0073】次に、上記実施形態の動作について説明す
る。まず、点灯回路16に電源が投入されると、商用交
流電源eの電圧を整流回路31で全波整流し、インダク
タl11、コンデンサC24、ダイオードD11、およ
びコンデンサC2などで平滑する。なお、位相調光器S
により商用交流電源eの電圧を位相制御すると、コンデ
ンサC2の平滑直流電圧が低下し、ランプ電力が絞られ
るため、蛍光ランプ18の負荷特性によってランプ電圧
が上昇し、電力を低下させて蛍光ランプ18を調光す
る。
【0074】まず、抵抗R3および抵抗R2を介してN
チャンネルの電界効果トランジスタQ1のゲートに電圧
が印加され、電界効果トランジスタQ1がオンする。電
界効果トランジスタQ1のオンによりトランスTr1の
一次巻線Tr1a、インダクタL12、コンデンサC
3、コンデンサC4などで共振する。そして、トランス
Tr1の二次巻線Tr1bに電圧が誘起され、トランス
Tr1の二次巻線Tr1bおよびコンデンサC6が固有
共振して電界効果トランジスタQ1をオンさせ、電界効
果トランジスタQ2をオフさせる電圧を発生させる。つ
いで、トランスTr1の一次巻線Tr1a、インダクタ
L12、コンデンサC3、コンデンサC4の共振電圧が
反転するとトランスTr1の二次巻線Tr1bには逆の
電圧が発生し、電界効果トランジスタQ1をオフさせ、
電界効果トランジスタQ2をオンさせる電圧を発生す
る。
【0075】さらに、トランスTr1の二次巻線Tr1
bおよびコンデンサC4の共振電圧が反転すると、電界
効果トランジスタQ1がオンし、電界効果トランジスタ
Q2をオフする。以後、同様に電界効果トランジスタQ
1および電界効果トランジスタQ2が交互にオン、オフ
して、共振電圧が発生し、コンデンサC4に並列接続さ
れた蛍光ランプ18はコイルフィラメント18a,18
bを予熱しつつ始動電圧を印加して、始動、点灯する。
【0076】なお、商用交流電源eの電圧が低い期間に
おいてもコンデンサ25を介してインダクタL12、電
界効果トランジスタQ2に入力電流が流れるため、力率
が改善されるとともに、位相調光器Sの自己保持電流を
確保することができ、位相調光器Sの誤動作を防止する
ことができる。このとき、インダクタL11、ダイオー
ドD11およびコンデンサC24は電界効果トランジス
タQ2とともに昇圧チョッパ回路を構成している。
【0077】そして、たとえば全光点灯時あるいは位相
角90°程度の調光時には平滑コンデンサC2の直流電
圧は設定範囲外の所定値以上であるため、コンデンサC
8が充電され電界効果トランジスタQ3のゲートに電圧
を印加するので、電界効果トランジスタQ3はオン状態
を保ち、ツェナーダイオードZD23で設定される電圧
で電界効果トランジスタQ1および電界効果トランジス
タQ2のゲート、ソース間の電圧が設定されて通常の周
波数で動作し、全光点灯あるいは位相角90°の出力で
蛍光ランプ18を点灯させる。なお、ダイオードブリッ
ジ33を用いることにより、ツェナーダイオードZD2
1、ZD23には直流電圧が印加されるので、構成およ
び動作を簡単にできる。
【0078】また、たとえば位相角135°の深調光に
なると、平滑コンデンサC2の直流電圧は設定範囲内の
所定値以下に低下するため、コンデンサC8の電圧が低
下して電界効果トランジスタQ3のゲートに電圧が低下
し、電界効果トランジスタQ3がオフとなる。電界効果
トランジスタQ3がオフすると、ツェナーダイオードZ
D21で設定される電圧となり、このツェナーダイオー
ドZD21で設定される電圧は、ツェナーダイオードZ
D23で設定される電圧より高いので、動作周波数が高
くなり、点灯回路手段32の開放電圧が低下して蛍光ラ
ンプ18は立ち消える。そして、電界効果トランジスタ
Q3がオフすることにより、抵抗R24の電位差が大き
くなりトランジスタQ11がオンして、抵抗R22の電
流をバイパスし、電界効果トランジスタQ3のゲート電
圧をより低下させる方向に維持するため、平滑コンデン
サC2の電圧が変動しても電界効果トランジスタQ3の
はオフ状態を保持してランプ電圧を低い状態で保持し、
蛍光ランプ18が立ち消え状態を維持してちらついた状
態で点灯することを防止する。
【0079】そして、蛍光ランプ18が寿命末期に至
り、半波放電などの異常放電を生起してランプ両端電圧
が上昇した場合には、コンデンサC4の両端に高い電圧
が発生する。この電圧を抵抗R31、R32で分圧し、
検出手段38で検出する。検出された電圧が所定値を超
えた場合には、検出手段38がランプ寿命として検出
し、出力を行う。この出力がスイッチ手段39に入力さ
れ、スイッチ手段39が開放することで、商用交流電源
eとノイズフィルタFとが開放され、ノイズフィルタF
への通電が遮断される。
【0080】このように、蛍光ランプ18の異常状態を
検出手段38が検出することで、スイッチ手段39によ
り確実にノイズフィルタFへの通電が遮断されるので、
電球形蛍光ランプ10を複数並列に接続した場合であっ
ても、異常状態検出後に消灯した電球形蛍光ランプ10
のノイズフィルタFには電流が流れることがなく、点灯
を継続している残りの電球形蛍光ランプ10が誤動作を
起こすおそれがない。
【0081】なお、本実施形態では、検出手段38をラ
ンプ電圧を検知する手段として説明したが、ランプ電流
を検知する手段によって蛍光ランプ18の異常状態を検
出するようにしてもよい。
【0082】図3は、第2の実施形態を示す回路図であ
る。本実施形態では、保護手段36の遮断手段を変形し
たものである。図3は、図2の第1の実施形態から変更
した要部の回路図のみを示し、その他の部分については
図2と同様であるため、説明は省略する。
【0083】第2の実施形態では、遮断手段としてのス
イッチ手段39がコンデンサ21と位相調光器Sの出力
側との間に接続されているものである。スイッチ手段3
9をこのような接続関係にしても、第1の実施形態と同
様に機能する。
【0084】図4は、第3の実施形態を示す回路図であ
る。本実施形態では、保護手段36の遮断手段を変形し
たものである。図4は、図2の第1の実施形態から変更
した要部の回路図のみを示し、その他の部分については
図2と同様であるため、説明は省略する。
【0085】第3の実施形態では、検出手段38として
温度ヒューズsfを設け、この温度ヒューズsfを蛍光
ランプ18に熱的に接続したものである。そして、温度
ヒューズsfを商用交流電源eとノイズフィルタFとの
間に接続し、蛍光ランプ18の異常状態における温度上
昇に伴って遮断するように動作させ、ノイズフィルタF
への通電を遮断させることが可能である。なお、温度ヒ
ューズsfの接続位置は図4に限らず、コンデンサ21
と位相調光器Sの出力側との間に接続されていてもよ
い。
【0086】第3の実施形態では、第1の実施形態と同
様に機能するとともに、検出手段としての温度ヒューズ
sfが遮断手段としても機能するので回路構成を簡単に
することができる。
【0087】なお、保護手段は、上記のようにノイズフ
ィルタFへの通電を遮断する遮断手段を設ける他に、蛍
光ランプ18の異常状態を検出した場合にノイズフィル
タFに高インピーダンス素子を接続するようなスイッチ
素子を備えた回路を設けてもよい。このようなインピー
ダンス調整回路をノイズフィルタFに付加することでも
上記実施形態と同様に機能させることが可能である。
【0088】
【発明の効果】請求項1の電球形蛍光ランプによれば、
位相調光器が接続された回路配線に複数の電球形蛍光ラ
ンプを接続した場合に、そのうちの少なくとも1個が寿
命末期などによって異常点灯状態に至って消灯しても電
球形蛍光ランプは保護手段によってノイズフィルタへの
通電が遮断されるので、回路配線に接続された残りの電
球形蛍光ランプが点灯継続してもちらつき等の不具合が
抑制され、正常な点灯を継続することが可能となる。
【0089】請求項2の電球形蛍光ランプによれば、保
護手段にノイズフィルタのコンデンサと入力側との接続
を遮断する遮断手段を備えたので、蛍光ランプの異常点
灯によりノイズフィルタへの通電を確実に遮断すること
が可能となる。
【0090】請求項3の電球形蛍光ランプによれば、蛍
光ランプの異常点灯をランプ電圧により検出し、この検
出出力によってノイズフィルタのコンデンサと入力側と
の接続をスイッチ手段が遮断するので、ノイズフィルタ
への通電を一層確実に遮断することが可能となる。
【0091】請求項4の電球形蛍光ランプによれば、蛍
光ランプの異常点灯をランプ温度の上昇により検出し、
この温度上昇によって温度ヒューズが遮断することによ
ってノイズフィルタのコンデンサと入力側との接続をス
イッチ手段が遮断するので、ノイズフィルタへの通電を
一層確実に遮断することが可能となる。
【0092】請求項5の照明装置によれば、請求項1な
いし4の作用を備えた電球形蛍光ランプを有する照明装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電球形蛍光ランプを
示す正面図である。
【図2】図1の電球形蛍光ランプの点灯回路部分を示す
回路図である。
【図3】同上第2の実施形態の点灯回路手段の要部を示
す回路図である。
【図4】同上第3の実施形態の点灯回路手段の要部を示
す回路図である。
【図5】位相調光器が接続された回路配線に複数の電球
形蛍光ランプが接続された状態を示す概略図。
【図6】位相調光器が接続された回路配線に電球形蛍光
ランプの入力電流、電圧波形。
【符号の説明】
10…電球形蛍光ランプ、12…口金、14…カバー、
18…蛍光ランプ、31…整流回路、32…点灯回路手
段、36…保護手段、38…検出手段、C21…コンデ
ンサ、F…ノイズフィルタ、Q1,Q2…スイッチング
手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 103:025 F21S 5/00 E Fターム(参考) 3K014 AA04 DA05 3K072 AA02 AA05 BA03 BB01 BC01 BC03 CA03 CA11 CB02 DB03 DD01 DE04 EA01 EA07 EB04 EB05 EB07 EB10 FA05 GA02 GB12 GC02 HA02 HB06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲された放電路が形成される蛍光ラン
    プと;入力側に設けられたコンデンサを含むノイズフィ
    ルタ、このノイズフィルタの出力端側に接続された整流
    回路およびこの整流回路の直流出力電圧を高周波でスイ
    ッチングして高周波電圧を発生させるスイッチング手段
    を有し、このスイッチング手段によって発生した高周波
    電圧を蛍光ランプに印加して蛍光ランプを点灯させる点
    灯回路手段と;点灯回路手段を内部に収納するととも
    に、蛍光ランプを支持するカバーと;点灯回路手段の入
    力側に接続するとともにカバーの基端に配設された口金
    と;蛍光ランプの異常点灯を検出する検出手段を有し、
    この検出手段の検出出力に応じてノイズフィルタへの通
    電を遮断する保護手段と;を具備していることを特徴と
    する電球形蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 保護手段は、検出手段の検出出力に応じ
    てノイズフィルタのコンデンサと入力側との接続を遮断
    する遮断手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    電球形蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 保護手段の検出手段が蛍光ランプのラン
    プ電圧を検出して異常を検知するものであり、遮断手段
    が検知手段の検出出力によりオフするスイッチ手段であ
    ることを特徴とする請求項2記載の電球形蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 保護手段の検出手段が蛍光ランプの温度
    を感知するように配設された温度ヒューズであり、この
    温度ヒューズが遮断手段を兼用していることを特徴とす
    る請求項2記載の電球形蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 照明装置本体と;照明装置本体に配設さ
    れた請求項1ないし4いずれか一記載の電球形蛍光ラン
    プと;を具備していることを特徴とする照明装置。
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