JP2001244097A - 電球形蛍光ランプ、放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

電球形蛍光ランプ、放電ランプ点灯装置および照明装置

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JP2001244097A
JP2001244097A JP2000055002A JP2000055002A JP2001244097A JP 2001244097 A JP2001244097 A JP 2001244097A JP 2000055002 A JP2000055002 A JP 2000055002A JP 2000055002 A JP2000055002 A JP 2000055002A JP 2001244097 A JP2001244097 A JP 2001244097A
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fluorescent lamp
circuit
capacitor
voltage
switching means
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Tsutomu Araki
努 荒木
Hajime Osaki
肇 大崎
Nobuya Shirata
伸弥 白田
Noriyuki Kitamura
紀之 北村
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/36Controlling
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    • HELECTRICITY
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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】所定の調光位相まで調光でき、しかも明るさの
ちらつきの虞のない電球形蛍光ランプ、これを用いた放
電ランプ点灯装置および照明装置を提供する。 【解決手段】電球形蛍光ランプは、蛍光ランプ1と、ノ
イズフィルタNF、整流回路FBR、平滑コンデンサC
1、少なくとも1個のスイッチング手段Q1、Q2、保
護回路PC、ならびに負荷回路LC備え蛍光ランプFL
を高周波点灯する点灯回路手段と、点灯回路手段を内部
に収納するカバーと、口金とを具備している。保護回路
PCは、平滑化電圧検出回路VD、基準電圧源SVSお
よびスイッチ手段SCからなる。そうして、所定の調光
位相になると、スイッチング手段Q1がオフして高周波
が停止し、蛍光ランプFLは消灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された点灯回
路手段を備えた電球形蛍光ランプ、これを用いた放電ラ
ンプ点灯装置および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電球形蛍光ランプは、コンパクトな蛍光
ランプとその点灯回路手段を一体化した構成を備え、一
般照明用白熱電球のように小形で、片口金構造を有して
いながら蛍光ランプの特徴である高いランプ効率と長寿
命とを併せて有し、大幅な省電力を図れる光源であるた
めに、白熱電球に代えて多用されている。
【0003】一般に市販されている電球形蛍光ランプ
は、蛍光ランプを高効率点灯することが可能で、しかも
小形、軽量なことから高周波点灯するものが主流となっ
ていて、そのために高周波インバータを備えている。高
周波インバータは、直流を入力して高周波に変換するた
めに、整流回路を用いて低周波交流をいったん非平滑の
直流に変換するとともに、平滑コンデンサを用いて非平
滑の直流電圧から平滑化された直流を得る。(従来技術
1) 整流化直流で直接平滑コンデンサを充電する回路
方式をコンデンサインプット方式というが、後述する理
由により調光することができない。
【0004】これに対して、近時、調光可能な電球形蛍
光ランプが開発された。この電球形蛍光ランプは、倍電
圧整流回路を用いるとともに特殊な制御用ICを採用
し、電源波形を監視して周波数制御を行いることによ
り、調光位相90から180°まで位相制御されても消
灯することがない。(従来技術2)
【発明が解決しようとする課題】従来技術1において
は、低周波交流電源から点灯回路手段への入力電流は、
平滑コンデンサへの充電電流になるから、その流入期間
が短い。そのため、入力電流の休止期間中に位相制御式
の調光器がオンした場合、保持電流を確保できないか
ら、調光器はそのオンを半サイクル中維持することがで
きない。すなわち、調光器が正常に作動しなくなる。一
方、電球形蛍光ランプにおいては、位相制御された入力
電圧が印加されると、大きな突入電流が流入する。その
ため、特に調光位相が90°近傍になると、突入電流は
一層大きくなるので、平滑コンデンサとして用いている
電解コンデンサが異常発熱を生じ、そのため防爆弁が作
動して破壊してしまう。これに対して、従来技術2にお
いては、回路構成が複雑化してICなど回路部品点数が
増大し、配線基板の面積が大きくなり、電球形蛍光ラン
プが大形化するという問題がある。また、調光位相が1
80°に近づくにしたがって放電が不安定になり、明る
さのちらつきが発生しやすくなる。
【0005】本発明は、所定の調光位相まで調光でき、
しかも明るさのちらつきの虞のない電球形蛍光ランプ、
これを用いた放電ランプ点灯装置および照明装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の電球形
蛍光ランプは、屈曲された放電路が内部に形成されるよ
うにコンパクトな形に形成されている透光性放電容器、
透光性放電容器の内面側に配設された蛍光体層、透光性
放電容器の両端に封装された一対の電極、ならびに透光
性放電容器の内部に封入された水銀および希ガスを含む
イオン化媒体を備えた蛍光ランプと;低周波交流電源に
接続する入力端、入力端に接続するノイズフィルタ、交
流入力端がノイズフィルタを介して入力端に接続する整
流回路、整流回路の直流出力電圧を平滑化する平滑コン
デンサ、高周波でスイッチングする少なくとも1個のス
イッチング手段、調光器によって所定の調光位相以上で
位相制御された入力電圧が入力端間に印加されたときに
スイッチング手段を制御して蛍光ランプを消灯させる保
護回路、ならびに限流インダクタンスおよびコンデンサ
を含む負荷共振回路を含みコンデンサの少なくとも一部
と並列的に蛍光ランプを接続するとともにスイッチング
手段のスイッチングによって発生した高周波電圧が印加
される負荷回路を備えた点灯回路手段と;点灯回路手段
を内部に収納するとともに、蛍光ランプを支持するカバ
ーと;点灯回路手段の入力端に接続するとともにカバー
の基端に配設された口金と;を具備していることを特徴
としている。
【0007】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。 <蛍光ランプについて> (透光性放電容器について)透光性放電容器は、外径が
11mm以下、好ましくは8〜11mm、さらに一層小
形化を図るには3〜9mmが好適であり、内部に屈曲さ
れた放電路が形成されるようにコンパクトな形に形成さ
れている。たとえば、1本の細長いガラス管を鞍形に湾
曲したり、U字状に屈曲した複数のU字状ガラス管を連
結管により接続するとともに、各U字状ガラス管の部分
を円周上に配列したり、U字状ガラス管の間に形成され
る空隙部分を一方向から見透せるように前後に揃えて配
列することにより、さらにはガラス管をスパイラルに巻
回することによっても、透光性放電容器をコンパクトな
形に形成し、しかも内部に屈曲された放電路を形成する
ことができる。なお、連結管は、吹き破り法により形成
したり、別に用意した管を用いてガラス溶着して形成す
ることができる。
【0008】また、透光性放電容器の外径は、上記の数
値範囲内で自由に選択できるが、外径が3mm未満であ
ると、ランプ電流が絞られすぎてしまい、所望のランプ
入力を確保するためには、ランプ電流が小さくなる分に
ついて放電路長を大きくして補わなければならなくな
り、小形化を図れなくなる。また、これに伴いランプ電
圧が高くなるから、始動電圧も高くなり、点灯回路も大
形化するとともに、コストアップになる。反対に、透光
性放電容器の外径が11mmを超えると、透光性放電容
器が大きくなりすぎて、コンパクトな蛍光ランプを得に
くくなる。なお、透光性放電容器の内径は、概ね外径に
比例し、透光性放電容器の肉厚の2倍を外径から減算し
た値の平均値である。
【0009】さらに、透光性放電容器の少なくとも両端
には、シール部たとえばピンチシール部が形成されてい
て、さらに要すれば、これに加えて中間にもピンチシー
ル部が形成される。たとえば、複数のU字状ガラス管を
連結管によって連結して透光性放電容器が形成される場
合には、透光性放電容器の中間にもシール部を形成する
ことができる。すなわち、各U字状ガラス管の両端部に
シール部を形成し、端部に近い中間部同士を連結管によ
って連結して、1本の屈曲した放電路を形成する。
【0010】一方、透光性放電容器の長さ、したがって
透光性放電容器の両端に封装した一対の電極の間に形成
される放電路の長さすなわち放電路長は、外径が上記範
囲内であれば、電球形蛍光ランプのランプ電力に応じて
300〜500mmに設定することができる。
【0011】さらに、透光性放電容器は、上記の構造を
備えていれば、その材料は制限されないが、一般的には
ガラスを用いて構成することができる。この場合、ガラ
スとしてはソーダライムガラス、鉛ガラスなどの軟質ガ
ラスを用いるのが経済的であるが、要すればホウケイ酸
ガラスなどの硬質または半硬質ガラスを用いることもで
きる。
【0012】さらにまた、透光性放電容器の横断面形状
は、通常円形にするのが一般的であるが、要すれば非円
形たとえば楕円形その他任意の横断面形状にすることが
できる。
【0013】(蛍光体層について)蛍光体層は、放電に
よって発生した紫外線を波長変換して所望波長域の可視
光を得るために用いる。用いる蛍光体の種類は限定され
ないが、3波長発光形蛍光体は、耐熱特性および負荷特
性に優れたものを得ることができるとともに、演色性に
優れているので、好適である。
【0014】また、本発明において、蛍光体層が「透光
性放電容器の内面側に配設されている」とは、蛍光体層
は透光性放電容器の内面に直接形成されていてもよい
し、保護膜、反射膜などを介して間接的に形成してもよ
いことを意味している。
【0015】さらに、保護膜としては、Alの微
粒子を主体とする膜構成を用いることができる。結晶構
造は、β形およびα形のいずれでもよい。しかし、α形
Al を用いた保護膜を用いることにより、優れた
光束立ち上がり特性を得ることができる。
【0016】(電極について)透光性放電容器の両端に
は一対の電極がシール部を介して封装されるが、電極構
造はフィラメント電極およびセラミックス電極などのい
ずれでもよい。
【0017】電極がフィラメント電極で、シール部がピ
ンチシール構造の場合には、封着の際にフィラメントの
形状が乱れるのを防止するために、ビードマウント構造
を採用して透光性放電容器の両端にピンチシールするこ
とができる。
【0018】セラミックス電極を用いる場合、セラミッ
クス電極は以下に示す構成を備えている。すなわち、セ
ラミックス電極は、複合酸化物や酸窒化物の焼結体と、
この焼結体を担持する導電性基体とを備えている。
【0019】焼結体は、アルカリ土類元素および遷移金
属元素を主成分とする複合酸化物や酸窒化物の微粒子や
その多孔質集合体からなる。また、焼結体の微粒子やそ
の多孔質集合体の表面を炭化物たとえばTaCなどおよ
びまたは窒化物たとえばTiNなどで被覆することがで
きる。これらの被覆を表面に形成することにより、Ba
などの熱電子放出物質のスパッタリングを防止する作用
がある。しかし、熱電子放出物質は、内部から熱拡散に
よって表面焼結体の温度が低いときに、電気伝導を補助
する機能も有する。
【0020】「導電性基体」とは、適度な導電性を備え
ていて、焼結体を担持する部材であればどのような材料
によって構成されていてもよく、たとえばタングステン
コイルに付着させて担持させたり、遷移金属または上記
焼結体から形成したカップ状体の内部に収納して担持さ
せることができる。
【0021】(イオン化媒体について)透光性放電容器
内に封入されるイオン化媒体は、水銀および希ガスを含
んでいる。
【0022】水銀は、電球形蛍光ランプが点灯中高温に
なるので、高温下での水銀蒸気圧を最適に制御するため
に、アマルガムによって供給するのが一般的である。ア
マルガムを用いることにより、周囲温度の変化に対して
も水銀蒸気圧を安定に制御でき、したがって安定した光
出力を得ることができる。さらに、電極の近傍に補助ア
マルガムを配設することにより、点灯初期に水銀蒸気を
供給して、光束立ち上がり特性を良好にすることができ
る。前者のアマルガムを補助アマルガムと区別するため
に、以下「主アマルガム」という。
【0023】主アマルガムは、低圧水銀蒸気放電に必要
な水銀を放出して透光性放電容器内に水銀蒸気を供給す
るもので、好ましくは細管内に収納される。そして、主
アマルガムはBi−In−Hg、Bi−In−Sn−H
gなどの組成であるとともに、光束立ち上がりを良好に
するために、4.5重量%以上好適には6重量%の水銀
を含むものを用いることができる。
【0024】しかし、水銀の含有量が上記含有量になる
と、水銀がアマルガムの表面に滲み出てべとつきを生じ
やすいので、配慮すべきである。すなわち、アマルガム
を製造する際に、急冷して結晶粒子を小さくしたり、ア
マルガムの表面にべとつき防止処理をすることができ
る。
【0025】また、主アマルガムの封入量は、40〜1
20mg程度がよい。
【0026】さらに、主アマルガムは、適当なサイズの
粒子に加工して必要量が封入されるように複数の粒子を
細管内に封入するのがよい。
【0027】さらにまた、透光性放電容器の外径が小さ
くなるほど、点灯時に透光性放電容器の放電空間内の水
銀蒸気圧が均一に分布するまでに時間がかかりやすくな
るので、主アマルガムを透光性放電容器の複数の位置で
供給することができる。
【0028】補助アマルガムは、アマルガム形成金属た
とえばインジウムInなどを所要の位置に配設すること
により、透光性放電容器内において水銀が移動してアマ
ルガムを形成するように構成される。アマルガム形成金
属は、ステンレスなどの金属基体に蒸着などによって被
着させることができる。
【0029】さらに、補助アマルガムは、電極の近傍に
配設される場合には、電極の導入線に溶接により支持さ
せることができる。また、電極とは遠隔した位置に補助
アマルガムが配設される場合には、シール部に基端が封
着された適当な導入線のような部材に支持させることが
できる。
【0030】希ガスは、アルゴン、クリプトン、キセノ
ン、ネオンなどの一種または複数種を混合して数千〜数
万Paの圧力で封入することができる。 <点灯回路手段について>本発明において点灯回路手段
は、蛍光ランプを始動し、高周波点灯するための回路手
段である。そして、入力端、ノイズフィルタ、整流回
路、平滑コンデンサ、少なくとも1個のスイッチング手
段、保護回路、ならびに負荷回路を少なくとも具備して
構成されている。そして、必要に応じてその他の構成を
具備することが許容される。また、以上の回路要素は、
一般的には配線基板に実装される。なお、本発明におい
て、「高周波」とは、周波数10kHz以上を意味し、
好ましくは周波数20〜200kHzである。以下、回
路要素ごとに分説する。
【0031】(入力端について)入力端は、点灯回路手
段としてのものであり、したがって必ずしも口金である
必要はない。たとえば、本発明においては、電球形蛍光
ランプが調光器としての機能を一体化して備えているこ
とが許容されるが、このような場合、口金と点灯回路手
段の入力端との間に調光回路が介在する。また、入力端
は、端子の形態を備えていなくてもよい。
【0032】(ノイズフィルタについて)ノイズフィル
タは、低周波交流電源と整流回路との間に介在して、高
周波インバータのスイッチング手段の高周波スイッチン
グによって発生した高周波ノイズが低周波交流電源側へ
流出しないように阻止するものである。そして、一般的
には低周波交流電源と整流回路との間に直列に接続され
るインダクタと、低周波交流電源に並列的に接続される
コンデンサとによって構成されている。また、要すれば
ノイズフィルタのコンデンサを電球形蛍光ランプの入力
インピーダンスを少なくとも調光器の位相制御素子の休
止区間の間相対的に低インピーダンスに調整するための
入力インピーダンス調整手段に含まれるコンデンサと共
用することができる。
【0033】(整流回路について)整流回路は、低周波
交流を直流に変換する手段であって、その交流入力端が
直接または他の回路要素が介在して間接的にノイズフィ
ルタを介して低周波交流電源に接続され、直流出力端に
非平滑直流を出力するもので、各種回路方式の整流回路
の中から所望により任意に採用することができる。たと
えば、ブリッジ形全波整流回路、倍電圧形全波整流回
路、センタータップ形全波整流回路、半波整流回路など
を用いることができる。
【0034】(平滑コンデンサについて)平滑コンデン
サは、整流回路の非平滑直流電圧を平滑にするための手
段であり、一般的には整流回路の回路方式に応じて電解
コンデンサを一個または複数個用いる。たとえば、倍電
圧形整流回路の場合には、2個の平滑コンデンサを直列
接続して用いる。また、平滑コンデンサは、コンデンサ
インプット方式によって充電されるのであってもよい
し、複合チョッパ方式によって充電されてもよい。な
お、「複合チョッパ方式」とは、スイッチング手段が高
周波インバータとしてだけでなく、チョッパとしても作
用する回路方式であって、これにより、低周波交流電圧
の各半サイクルのほぼ全位相域にわたって平滑コンデン
サが充電されるため、高力率、低高調波歪となる。ま
た、平滑コンデンサは、完全にフラットな平滑化直流電
圧を得るように構成できるが、要すれば適度のリップル
を含むような平滑化直流を得るような構成であってもよ
い。
【0035】(スイッチング手段について)少なくとも
1個のスイッチング手段は、高周波インバータの主体部
分を構成する。本発明において、高周波インバータの回
路形式は自由であり、特定の回路形式に限定されない。
たとえば、交互にスイッチングする直列接続された一対
のスイッチング手段を用いるハーフブリッジ形インバー
タや並列形インバータ、1個のスイッチング手段を用い
る一石形インバータなどを採用することができる。な
お、スイッチング手段が高周波スイッチングを行うため
に、起動回路およびドライブ信号発生回路などを高周波
インバータに付設することができる。また、スイッチン
グ手段は、電流ドライブ形のスイッチング手段たとえば
バイポーラ形トランジスタ、ならびに電圧ドライブ形の
スイッチング手段たとえばFETのいずれのドライブ形
式のものであってもよい。FETとしては、MOSFE
Tを用いることができる。MOSFETは、Nチャンネ
ル形およびPチャンネル形のいずれであってもよい。
【0036】さらに、スイッチング手段は、高周波イン
バータの主体部分だけでなく、チョッパとしても作用す
る複合チョッパ方式を構成することができる。
【0037】さらにまた、スイッチング手段は、高周波
インバータが自励形および他励形のいずれであっても適
応することができる。
【0038】(保護回路について)保護回路は、調光器
によって所定の調光位相以上で位相制御された入力電圧
が入力端間に印加されたときにスイッチング手段を制御
して蛍光ランプを消灯させるための構成であるが、所定
の調光位相までは、電球形蛍光ランプを調光可能にす
る。なお、「調光位相」とは、低周波交流電源電圧の各
半波における位相制御が開始される位相を意味する。本
発明において、蛍光ランプを消灯する所定の調光位相
は、これを電球形蛍光ランプの構成に応じて適宜設定す
ることができる。たとえば、コンデンサインプット方式
が採用されている場合には、調光位相が90°になる以
前の適当な位相に設定する。また、位相制御された入力
電圧が印加されても別段差し支えない場合には、調光位
相90°を超えているとともに、180°になる以前の
適当な位相に設定する。また、所定の調光位相になった
ことを検出するのは、適当な手段によることができる。
たとえば、平滑コンデンサに流入する突入電流を検出す
る、平滑コンデンサの充電電圧(すなわち平滑化電圧)
を検出する、入力電圧の実効的な高さを検出する、調光
位相をディジタル演算処理により検出する、などの手段
を適宜選択して用いればよい。さらに、スイッチング手
段を制御して保護動作を行うには、スイッチング手段が
高周波インバータとしての動作を行わないようにすれば
よい。たとえば、スイッチング手段のドライブ端子を短
絡してドライブ信号が到来してもスイッチング手段がド
ライブされないように不能化する、ドライブ信号がスイ
ッチング手段に到来しないようにドライブ回路を開放す
る、などの手段を用いることができる。さらにまた、複
数のスイッチング手段が用いられている場合、全部また
は一部のスイッチング手段を制御することができる。
【0039】(負荷回路について)負荷回路は、少なく
とも負荷共振回路を備えていて、そのコンデンサに蛍光
ランプを並列的に接続する。そして、負荷共振回路は、
それぞれ一個または複数個のインダクタおよびコンデン
サからなる。インダクタには限流インダクタンスが含ま
れる。なお、限流インダクタンスは、蛍光ランプに対し
て直列接続されて蛍光ランプの負特性を補償して、所定
のランプ電流を通流させる。そして、チョークコイル、
漏れ変圧器などのインダクタによって構成することがで
きる。また、コンデンサの一部として直流カットコンデ
ンサを含むことができる。これにより、高周波インバー
タに対して導電的に接続した回路方式を採用することが
できる。一般に直流カットコンデンサは、静電容量の大
きなコンデンサを用いるので、負荷共振回路にはほとん
ど寄与しないが、静電容量を相対的に小さくして負荷共
振回路のコンデンサの明らかな一部を担当するように構
成することもできる。なお、蛍光ランプは、コンデンサ
の一部または全部と並列に接続される。 <カバーについて>カバーは、少なくともその内部に点
灯回路手段を収納するとともに、蛍光ランプを支持し、
かつ基端に口金を支持する。さらに、グローブを備えた
電球形蛍光ランプにおいては、グローブをカバーに固定
する。
【0040】点灯回路手段をカバーの内部に収納し、か
つ定置するために、補助的な部材たとえば仕切り板を利
用することができる。すなわち、仕切り板に配線基板を
支持させるとともに、仕切り板をカバーの開口端を塞ぐ
ようにカバーに装着することにより、配線基板をカバー
内に収納させることができる。この場合、さらに仕切り
板をグローブと一緒にカバーに固定することができる。
しかし、要すれば、配線基板を直接カバー内に支持させ
て収納することができるのはいうまでもない。
【0041】また、蛍光ランプをカバーに支持させるの
にも仕切り板を用いることができる。すなわち、蛍光ラ
ンプを仕切り板に支持させ、仕切り板をカバーの開口端
に固定する。そうして、カバーの開口端に仕切り板を装
着することによって、カバーに不要な開口ができないよ
うにすることができる。
【0042】さらに、カバーは、その基端に口金を支持
し、かつ白熱電球用照明器具への適合率を高めるため
に、中間部から基端部にかけて細く形成するのがよい。
しかし、カバー全体の形状は、電球形蛍光ランプとして
のデザインを考慮して決定されるべきである。すなわ
ち、グローブを備えている場合のカバーと、グローブを
備えていないで、蛍光ランプが露出する場合のカバーと
では、主としてデザイン的配慮から、カバーの形状が大
きく異なるのは当然である。
【0043】また、グローブの形状に応じてカバーの形
状が異なるべきものである。たとえば、G形グローブの
場合には、カバーをグローブと協働してG形バルブに近
い形状になるように、球体の一部のような形状にするこ
とができる。また、A形グローブの場合にも、カバーを
グローブと協働してなるべくA形バルブに近い形状にな
るような形状にすることができる。 <口金について>口金は、受電手段であるとともに、電
球形蛍光ランプを機械的に支持する手段として機能す
る。そして、既知の口金を適宜選定して用いることがで
きるが、電球形蛍光ランプとして多用されているE26
形ねじ口金が適当である。
【0044】また、口金をカバーに支持させるための手
段は、特に制限されないので、既知の支持手段たとえば
ポンチによる機械的固着すなわち加締めなどによって支
持すればよい。
【0045】<その他の構成について> 1 入力インピーダンス調整手段について 低周波交流電源の各半サイクルにおいて、調光器のサイ
リスタなどの位相制御素子がオフしている休止区間に電
球形蛍光ランプに印加される電圧は、休止区間中の調光
器のインピーダンスと、電球形蛍光ランプの入力インピ
ーダンスとの按分比により決定される。そこで、上記区
間中に電球形蛍光ランプに印加される電圧を所望の小さ
な値にしたい場合、その入力端子間に入力インピーダン
ス調整手段を挿入することができる。入力インピーダン
ス調整手段としては、たとえばコンデンサおよび抵抗器
の直列回路により構成することができる。また、入力イ
ンピーダンス調整手段にスイッチ手段を直列に挿入し、
スイッチ手段を休止区間中にのみオンするように制御す
ることにより、オン区間中の入力インピーダンス調整手
段に生じる電力損失を低減することができる。 2 調光器について 調光器は、一般的に電球形蛍光ランプを構成する回路要
素ではなく、室内の壁面に埋設されたり、照明器具に内
蔵されて用いられるが、本発明においては、要すれば電
球形蛍光ランプに組み込むことが許容される。また、調
光器は、位相制御素子と、位相制御素子のオン位相を制
御する操作回路とを主構成要素としている。位相制御素
子は、トライアックなどのサイリスタなどの無接点スイ
ッチ素子からなる。また、操作回路は、位相制御素子の
制御端子に所望位相の導通信号を供給する回路で、可変
抵抗器およびコンデンサを直列に接続してなる移相回路
およびダイアックなどのトリガー素子を備えている。ま
た、位相制御素子に並列にコンデンサを接続して、位相
制御素子のスイッチングに伴って発生するノイズを吸収
するように構成されている。 3 高周波出力制御手段について 負荷の蛍光ランプに対する高周波出力を調光器の調光位
相0〜90°に応じて良好に制御するために、高周波出
力制御手段を必要に応じて配設することができる。すな
わち、調光器の調光位相0〜90°の範囲においては、
平滑コンデンサの充電電圧の変化が少ないので、調光位
相を変化させた割に蛍光ランプが実際に調光される割合
が少ない。そこで、この範囲において調光位相に応じた
大きな調光割合の実現を希望する場合には、スイッチン
グ手段のスイッチング周波数を調光位相に応じて変化さ
せるとよい。負荷回路には、蛍光ランプの限流インダク
タンスが含まれているので、スイッチング手段のスイッ
チングによって発生した高周波の周波数を変化させる
と、限流インダクタンスのインピーダンスが変化し、蛍
光ランプに投入される電力が変化して、調光が行われ
る。高周波の周波数を調光位相に応じて変化させるに
は、たとえば入力電圧を検出し、その検出電圧に応じて
スイッチング手段のスイッチング周波数を各半サイクル
中ほぼ一定の周波数になるように制御する。また、別の
手段としては、入力電圧の休止区間とオン区間とを判別
して、休止区間のスイッチング周波数を高く、オン区間
の周波数を低く設定する。これにより、オン区間が多く
なって調光位相が小さくなれば、高周波出力が増大し、
反対にオン区間が少なくなって調光位相が大きくなれ
ば、高周波出力が減少する。 <本発明の作用について>低周波交流電圧は、整流回路
により整流され、非平滑の直流出力が平滑コンデンサに
直接またはスイッチング手段の高周波スイッチングに応
じて生じた高周波で断続する直流により間接的に充電さ
れることによって平滑化される。なお、平滑コンデンサ
の充電電圧は、低周波的に見たときに多少のリップルを
含んでいたとしても、高周波的に見たときに、一定であ
るとして差し支えない。また、スイッチング手段の高周
波スイッチングによるインバータ動作によって発生した
高周波が負荷回路に印加される結果、負荷共振回路が高
周波に共振して正弦波形の高周波振動を行い、その共振
電圧が蛍光ランプに印加され、蛍光ランプの始動を促進
することができる。また、蛍光ランプの一対のフィラメ
ント電極における非電源側端子間に負荷共振回路のコン
デンサを接続することにより、フィラメント加熱回路を
形成することもできる。蛍光ランプが始動すると、負荷
共振回路の限流インピーダンスを介して蛍光ランプにラ
ンプ電流が流れて蛍光ランプは点灯する。
【0046】次に、調光器を経由して電球形蛍光ランプ
を低周波交流電源に接続した場合について説明する。す
なわち、各半サイクルにおいて、調光器のサイリスタな
どの位相制御素子がオンすることによって位相制御され
た低周波交流電圧が電球形蛍光ランプの点灯回路手段の
入力端に印加される。そして、整流回路で整流され、平
滑コンデンサにて平滑化される。ところが、調光位相が
0〜90°の間は、低周波交流電圧のピーク値を含む電
圧が入力される関係で、平滑コンデンサの充電電圧はピ
ーク値に等しくなるので、蛍光ランプの調光度合が少な
くなる。これに対して、調光位相が90°を超えると、
調光位相に応じて入力電圧の波高値が変化するから、平
滑コンデンサの充電電圧も変化するので、調光度合が多
くなる。一方、保護回路は、電球形蛍光ランプの点灯回
路手段の入力電圧が予め設定した所定の調光位相に到達
すると、スイッチング手段を制御して高周波発生動作を
停止させる。その結果、蛍光ランプは消灯する。このた
め、平滑コンデンサが突入電流により破壊されたり、蛍
光ランプの放電が不安定になって明るさのちらつきを生
じるなどの不都合が生じる前に蛍光ランプを消灯するこ
とができる。また、これにより点灯回路手段の回路構成
が複雑になるのを回避することができる。
【0047】請求項2の発明の電球形蛍光ランプは、請
求項1記載の電球形蛍光ランプにおいて、平滑コンデン
サは、コンデンサインプット方式に構成されており;保
護回路は、調光位相80°以下で作動するように構成さ
れている;ことを特徴としている。
【0048】本発明は、コンデンサインプット方式の平
滑コンデンサを備えた電球形蛍光ランプに好適な保護回
路の構成を規定している。すなわち、平滑コンデンサが
コンデンサインプット方式の場合、既述のように調光位
相が90°近傍になると、平滑コンデンサの充電電流が
大きな突入電流になるので、平滑コンデンサが異常温度
上昇により破壊される虞がある。これに対して、本発明
においては、調光位相80°以下で保護回路を作動させ
るので、突入電流が最大になる以前に平滑コンデンサの
破壊を防止することができる。そして、調光位相0〜8
0°までの間は調光が可能である。ただし、前述のよう
にこの範囲の調光はその度合が少ない。しかし、要すれ
ば高周波出力制御手段を配設することにより、調光度合
を大きくすることもできる。また、本発明は、電球形蛍
光ランプが調光器と組み合わせられた場合に、電球形蛍
光ランプを平滑コンデンサが破壊される前に安全に保護
するための保護回路として使用することもできる。
【0049】請求項3の発明の電球形蛍光ランプは、請
求項1記載の電球形蛍光ランプにおいて、保護回路は、
調光位相が135〜160°の範囲で作動するように構
成されていることを特徴としている。
【0050】本発明は、保護回路の作動する調光位相が
135〜160°の範囲であるから、概ね所望の調光を
可能にするとともに、蛍光ランプの放電が不安定になる
以前に蛍光ランプを消灯させることができる。したがっ
て、調光位相0〜蛍光ランプが消灯する上記範囲内に設
定された位相までの範囲で調光することができる。ま
た、調光位相0〜90°の範囲において、前述のように
入力電圧に応じて高周波出力の周波数を制御することに
より、調光位相の許容範囲の全域にわたって連続的で円
滑な調光を行うことができる。
【0051】請求項4の発明の放電ランプ点灯装置は、
低周波交流電圧を位相制御する調光器と;点灯回路手段
の入力端に調光器によって位相制御された入力電圧が印
加される請求項1ないし3のいずれか一記載の電球形蛍
光ランプと;を具備していることを特徴としている。
【0052】本発明において、調光器と電球形蛍光ラン
プとは、一体的であってもよいし、互いに離間していて
もよい。また、両者が一体的である場合、R調光器が電
球形蛍光ランプの一部をなしていてもよいし、調光器が
口金とランプソケットとを備えたアダプタの形式であっ
てもよい。
【0053】そうして、本発明の作用、効果は、請求項
1ないし3と本質的に同様である。
【0054】請求項5の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に配設された請求項1ないし3記載
の電球形蛍光ランプまたは請求項4記載の放電ランプ点
灯装置と;を具備していることを特徴としている。
【0055】本発明において、「照明装置」とは、電球
形蛍光ランプの発光を利用するあらゆる装置を含む広い
概念である。たとえば、照明器具、表示灯などを含む。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0057】図1は、本発明の電球形蛍光ランプの第1
の実施形態を示す一部断面正面図である。
【0058】図2は、同じくグローブを透視した平面図
である。
【0059】図3は、同じく分解斜視図である。
【0060】図4は、同じく限流インダクタンスおよび
帰還巻線の巻線装置としての正面図である。
【0061】図5は、同じく巻線装置およびコンデンサ
の配線基板への実装状態を示す拡大要部側面図である。
【0062】各図において、1は蛍光ランプ、2は点灯
回路手段、3はカバー、4は口金、5はグローブ、6は
仕切り板である。
【0063】<蛍光ランプ1について>蛍光ランプ1
は、透光性放電容器1aおよび電極1bを備えている。
【0064】透光性放電容器1aは、4本の外径10m
mのU字状ガラス管1a1を3つの連結管1a2によっ
て連結し、かつ各U字状ガラス管1a1が円周上に等配
されるように形成されている。
【0065】各U字状ガラス管1a1は、その両端にシ
ール部1a3が形成されているとともに、それぞれ1個
の細管1a4が一つのシール部1a3から外部へ突出し
ている。
【0066】細管1a4は、透光性放電容器1aの内部
に連通している。細管1a4は、透光性放電容器1の内
部を排気したり、主アマルガム(図示しない。)の収納
や希ガスの封入の際に利用される。
【0067】連結管1a2は、吹き破り法によって形成
されている。
【0068】蛍光体層は、3波長発光形蛍光体を主体と
して構成されており、透光性放電容器1aの内面側に図
示を省略しているアルミナ微粒子を主体とする保護膜を
介して形成されている。
【0069】電極1bは、フィラメント電極によって構
成されている。そして、電極1bは、タングステン線か
らなる2重コイルにアルカリ土類金属からなる電子放射
物質の酸化物を塗布してなる。
【0070】主アマルガムは、透光性放電容器1の細管
1a4内に収納されている。そして、主アマルガムは、
Hgが6重量%のBi−In−Hgからなり、粒径約
2.5mmの粒子3個を封入している。
【0071】補助アマルガム(図示しない。)は、ステ
ンレス鋼の薄板にインジウムInを鍍金してなり、主ア
マルガムの近傍に位置するように導入線に溶接されてい
る。
【0072】<点灯回路手段2について>点灯回路手段
2は、その回路構成の詳細については後述するが、ハー
フブリッジ形インバータを主体として構成されていて、
蛍光ランプ1を付勢して点灯させるもので、後述するカ
バー3内に収納されている。そして、高周波出力端は、
後述するように蛍光ランプ1に所要に接続されている。
また、点灯回路手段2は、配線基板2aおよびこれに実
装された回路部品2bからなる。そして、主な回路部品
2bは、図において配線基板2aの下面に実装されてい
る。一方、回路部品2bは、カバー3の内部の空洞が逆
切頭円錐状をなしているので、それに合わせて輪郭が背
の高いコンデンサなどの回路部品を頂点とする概ね逆円
錐状になるように配線基板2aに実装されている。ま
た、一対のスイッチング手段Q1、Q2は、DIP端子
を備えたドレイン露出モールドパッケージ形MOSFE
Tからなる。
【0073】また、後述する限流インダクタンスL2お
よび帰還巻線FWが構成する巻線装置WDは、要すれば
図4および図5に示すように、その上部に平滑コンデン
サなどのコンデンサCを積層して配線基板2aに実装す
ることができる。すなわち、巻線装置WDは、フェライ
トコアCO、コイルボビンCB、リード線l1、l2お
よび巻線W1、W2からなる。フェライトコアCOは、
一対のE形コアを離間対向して構成されている。コイル
ボビンCBは、中間および両端に鍔部Kc、Ke1、K
e2を備え、鍔部KcとKe1、Ke2との間に一対の
巻線巻装部を有している。そして、中間の鍔部Kcには
一対の貫通孔THが形成されている。また、両端の鍔部
Ke1、Ke2にはリード線l1、l2を下方へ向かっ
て植立していて、リード線l1、l2を介して巻線装置
WDを配線基板2aに実装している。巻線W1は、フェ
ライトコアCOの巻線巻装部に配設されるとともに、そ
の両端をリード線l1に接続していて、図1における限
流インダクタンスL2を形成する。巻線W2は、同様に
配設されるとともに、その両端をリード線l2に接続し
ていて、図1における帰還巻線FWを形成する。コンデ
ンサCは、そのリード線l3をコアCOの鍔部Kcに形
成された貫通孔THに挿通して配線基板2aに実装され
ている。
【0074】<カバー3について>カバー3は、白色の
遮光性の耐熱性合成樹脂をカップ状の筒体に成形して構
成されている。そして、基端3aが細く絞られ、先端3
bが開口し、内部が回路部品を収納する空洞を形成して
いる。
【0075】<口金4について>口金4は、E26形ね
じ口金からなり、カバー3の基端3aにポンチによる加
締めによって装着されている。なお、点灯回路手段2の
入力端は口金4のセンターコンタクトと、口金シェルと
に接続されている。
【0076】<グローブ5について>グローブ5は、透
明ガラスバルブの内面に光拡散性微粒子を塗布して乳白
色の光拡散性を備え、A形をなしていて、蛍光ランプ1
を包囲している。そして、グローブ5の基端がカバー3
の先端の開口に接続して、グローブ5およびカバー3
は、外囲器AJを形成している。
【0077】<仕切り板6について>仕切り板6は、蛍
光ランプ1および配線基板2aを支持しているととも
に、外囲器AJ内を発光室Aと点灯回路収納室Bとに区
分している。
【0078】また、仕切り板6は、蛍光ランプ1および
点灯回路手段2を支持するとともに、グローブ5と一緒
にカバー3に固定するために、以下の構造を備えてい
る。
【0079】すなわち、仕切り板6は、図において下方
に開放した頂部が閉塞した筒部6aおよび筒部6aの外
側に突出した鍔部6bを備えている。そして、筒部6a
の頂面6a1に蛍光ランプ1の透光性放電容器1aのU
字状ガラス管1a1の両端のシール部近傍を挿入する挿
入孔6a2を形成していて、U字状ガラス管1a1のシ
ール部近傍を挿入し、シリコーン接着剤(図示しな
い。)により接着して、蛍光ランプ1を仕切り板6に支
持し、固定している。
【0080】また、仕切り板6の筒部6aの下端内部に
配線基板2aを挿入して支持している。
【0081】さらに、仕切り板6の鍔部6bがカバー3
の開口部近傍の内面に当接するように仕切り板6がカバ
ー3内に挿入され、上からグローブ5の開口端がカバー
3の開口端に挿入した状態でシリコーン接着剤(図示し
ない。)によって固着されている。
【0082】以下、回路構成について説明する。
【0083】図6は、本発明の電球形蛍光ランプおよび
放電ランプ点灯装置の第1の実施形態における点灯回路
手段および調光器を示す回路図である。
【0084】図7は、同じく保護回路を示す回路図であ
る。
【0085】図8は、同じく調光器を示す回路図であ
る。
【0086】図において、ASは低周波交流電源、a、
bは交流端子、DMは調光器、c、dは入力端子、fは
過電流フューズ、NFはノイズフィルタ、FBRは整流
回路、平滑コンデンサC1、PCは保護回路、HFIは
高周波インバータ、LCは負荷回路である。
【0087】<低周波交流電源ASについて>低周波交
流電源ASは、商用100V交流電源からなる。
【0088】<交流端子a、bについて>交流端子a、
bは、放電ランプ点灯装置としての入力端であり、低周
波交流電源ASの両極に接続している。
【0089】<調光器DMについて>調光器DMは、図
8に示すように、端子t1、t2、トライアックTRI
AC、操作回路OCおよびコンデンサC2を備えてい
る。端子t1は、図6において交流端子aに接続する。
端子t2は、同様に入力端子cに接続される。また、端
子t1、t2間にはトライアックTRIACおよびコン
デンサC3が並列接続されている。操作回路OCは、移
相回路PSCおよびダイアックDIACを備えている。
移相回路PSCは、可変抵抗器R1およびコンデンサC
2の直列回路からなるとともに、トライアックTRIA
Cに並列接続され、移相出力端子とトライアックTRI
ACのトリガー端子との間にダイアックDIACが接続
されている。
【0090】<入力端子c、dについて>入力端子c、
dは、点灯回路手段の入力端を構成しており、図1の口
金4に接続している。
【0091】<過電流フューズfについて>過電流フュ
ーズfは、図1および図3の点灯回路手段2の回路部品
2bを実装する配線基板2aに一体に形成したパターン
ヒューズからなり、低周波交流電源ASから調光器DM
を介して電球形蛍光ランプに流入する入力電流が過電流
になった際に、溶断して回路が焼損しないように保護す
る。
【0092】<ノイズフィルタNFについて>ノイズフ
ィルタNFは、低周波交流電源ASと整流回路FBRと
の間において線路に直列に挿入されるインダクタL1お
よび調光器DMと整流回路FBRとの間において線路間
に並列的に接続されるコンデンサC4からなり、高周波
インバータHFIにおけるスイッチングによって発生す
る高周波ノイズを低周波交流電源AS側に流出しないよ
うに除去する。
【0093】<整流回路FBRについて>整流回路FB
Rは、ブリッジ形全波整流回路からなり、交流入力端が
ノイズフィルタNFの出力端間に接続している。
【0094】<平滑コンデンサC1について>平滑コン
デンサC1は電解コンデンサからなる。すなわち、平滑
コンデンサC1の両端は、整流回路FBRの直流出力端
間に接続している。
【0095】<保護回路PCについて>保護回路PC
は、図7に示すように、平滑化電圧検出回路VD、基準
電圧源SVSおよびスイッチ回路SCからなる。平滑化
電圧検出回路VDは、平滑コンデンサC1に並列接続さ
れた抵抗器R2、R3の直列回路および抵抗器R3に並
列接続されたコンデンサC5からなる。基準電圧源SV
Sは、ツェナーダイオードからなり、そのカソードがコ
ンデンサC5の正極に接続している。スイッチ回路SC
は、スイッチ手段Q3、Q4および抵抗器R4からな
る。スイッチ手段Q3は、npn形バイポーラトランジ
スタからなり、そのベースがツェナーダイオードZD1
のアノードに接続し、コレクタが抵抗器R4を介して平
滑コンデンサC1の正極に接続し、エミッタが同じく負
極に接続している。スイッチ手段Q4は、pnp形バイ
ポーラトランジスタからなり、そのベースがスイッチ手
段Q3のコレクタに、コレクタが後述する高周波インバ
ータHFIのドライブ保護手段DPのツェナーダイオー
ドZD1、ZD2の接続点に、エミッタが平滑コンデン
サC1の負極に、それぞれ接続している。
【0096】そうして、保護回路PCは、入力電圧の調
光位相が約150°になったときに作動するように設定
されている。
【0097】<高周波インバータHFIについて>高周
波インバータHFIは、第1のスイッチング手段Q1、
第2のスイッチング手段Q2、第1および第2のドライ
ブ回路DC1、DC2および起動回路STを備えた自励
形のハーフブリッジ形インバータとして構成されてい
る。
【0098】第1および第2のスイッチング手段Q1、
Q2は、Nチャンネル形MOSFETからなる。そし
て、第1のスイッチング手段Q1のソースが平滑コンデ
ンサC1の負極に接続し、ドレインが第2のスイッチン
グ手段Q2のソースに接続している。第2のスイッチン
グ手段Q2は、そのドレインが平滑コンデンサC1の正
極に接続している。すなわち、第1および第2のスイッ
チング手段Q1、Q2は、平滑コンデンサC1の両端間
に直列接続されている。
【0099】第1のドライブ回路DC1は、帰還巻線F
W、スイッチング共振回路SRC、同期変圧器STFの
1次巻線p、結合コンデンサC6よびドライブ保護回路
DPからなっている。すなわち、帰還巻線FWは、後述
する負荷回路LCの限流インダクタンスL2に磁気結合
している。スイッチング共振回路SRCは、共振インダ
クタL3および共振コンデンサC7の直列共振回路から
なり、その両端が帰還巻線FWの両端に接続されて帰還
巻線FWの誘起電圧に共振する。同期変圧器STFの1
次巻線pは、共振コンデンサC7の両端に現れる共振電
圧がその両端に印加されるように接続されている。結合
コンデンサC6は、スイッチング共振回路SRCの共振
インダクタL3および共振コンデンサC7の接続点と第
1のスイッチング手段Q1のゲートとの間に接続されて
いる。ドライブ保護回路DPは、逆直列接続された一対
のツェナーダイオードZD1、ZD2からなり、第1の
スイッチング手段Q1のゲート・ソース間に接続されて
いる。これに対して、第2のドライブ回路DC2は、同
期変圧器STFの2次巻線sを第2のスイッチング手段
Q2のゲート・ソース間に1次巻線pと逆極性になるよ
うに接続することによって構成されている。起動回路S
Tは、抵抗器R5、コンデンサC8、トリガー素子Tg
およびダイオードD1からなる。なお、トリガー素子に
はダイアックを用いている。抵抗器R5およびコンデン
サC8は、直列接続されて平滑コンデンサC1に並列接
続され、かつ時定数回路を形成している。トリガー素子
Tgは、その一端が時定数回路の出力端である抵抗器R
5およびコンデンサC8の接続点に接続し、他端が第1
のスイッチング手段Q1のゲートに接続している。ダイ
オードD1は、アノードが抵抗器R5およびコンデンサ
C8の接続点に接続し、カソードが第1および第2のス
イッチング手段Q1、Q2の接続点に接続している。
【0100】<負荷回路LCについて>」負荷回路LC
は、限流インダクタンスL2、直流カットコンデンサC
9およびコンデンサC10の直列回路によって構成され
ていて、第2のスイッチング手段Q2に並列接続してい
る。そして、限流インダクタンスL2、直流カットコン
デンサC9およびコンデンサC10は、負荷共振回路L
RCを形成している。
【0101】<蛍光ランプFLについて>蛍光ランプF
Lは、負荷回路LCのコンデンサC10に並列接続して
いる。なお、蛍光ランプFLは、図1ないし3に示す構
成であり、E1、E2はそのフィラメント電極である。
【0102】<回路動作について>まず、調光器DMが
接続されていないときの高周波インバータHFIの動作
について説明する。
【0103】低周波交流電源ASを投入すると、整流回
路FBRおよび平滑コンデンサC1により平滑化された
直流電圧が得られる。そして、直列接続された第1およ
び第2のスイッチング手段Q1、Q2の直列回路に平滑
化直流電圧が印加される。しかし、このとき第1および
第2のスイッチング手段Q1、Q2はドライブ方向のゲ
ート電圧がゲート・ソース間に印加されていないので、
オフ状態である。平滑化直流電圧は、同時に起動回路S
Tにも印加され、起動回路STの抵抗器R5およびコン
デンサ8の時定数回路が動作を開始し、やがてコンデン
サC8の電圧が所定値まで上昇すると、トリガー素子T
gがオンして第1のスイッチング手段Q1のゲートにプ
ラスの電圧が印加される。このとき第1のスイッチング
手段Q1は、スレッシュホールド電圧を超えるので、起
動回路STによりオンする。なお、ダイオードD1は、
高周波インバータHFIの起動後にコンデンサC8の電
荷を第1のスイッチング手段Q1により放電させるの
で、コンデンサC8が抵抗器R5を介して充電されて、
その端子電圧が上昇することによって、起動回路STが
再動作するのを防止するように作用する。これに対し
て、第2のスイッチング手段Q2のゲート・ソース間に
ゲート信号電圧が印加されないので、オフ状態のままで
ある。
【0104】そうして、第1のスイッチング手段Q1が
オンすると、平滑コンデンサC1の正極から負荷回路L
CすなわちコンデンサC10、直流カットコンデンサC
9、限流インダクタンスL2、第1のスイッチング手段
Q1および平滑コンデンサC1の負極の経路を電流が流
れる。このとき、負荷回路LCの限流インダクタンスL
2と、直流カットコンデンサC9およびコンデンサC1
0とが直列共振してコンデンサC10の端子電圧が高く
なり、かつ充電される。しかし、直流カットコンデンサ
C9は、静電容量が大きく設定されているので、主とし
てコンデンサC10が限流インダクタンスL2と共振す
る。
【0105】一方、限流インダクタンスL2に電流が流
れたことにより、帰還巻線FWに図中に付された極性記
号のない方の端子が高い極性の電圧が誘起される。この
とき限流インダクタンスL2の電圧降下は、図中の極性
記号が付されていない側の端子が高くなる。これによ
り、帰還巻線FWに誘起された電圧が第1のスイッチン
グ手段Q1のゲート・ソース間にドライブ方向の電圧と
して印加されるので、第1のスイッチング手段Q1は引
き続きオン状態である。これに対して、第2のスイッチ
ング手段Q2のゲート・ソース間にはドライブ方向と反
対の極性であるため、引き続きオフ状態である。ところ
が、第1のドライブ回路DC1のスイッチング共振回路
SRCの共振電圧は、共振による振動によって次に極性
が反転するので、そのとき第1のスイッチング手段Q1
のゲートが逆電圧になってオフし、反対に第2のスイッ
チング手段Q2のゲートが同期変圧器STFを介してス
イッチング共振回路SRCの共振電圧が逆極性で印加さ
れるため、ドライブ方向の極性になってオンする。した
がって、第1のスイッチング手段Q1のオン時間は、第
1のドライブ回路DC1のスイッチング共振回路SRC
の共振周波数により決定される。
【0106】第1のスイッチング手段Q1がオフになる
と、限流インダクタンスL2に蓄積されていた電磁エネ
ルギーが放出されて、限流インダクタンスL2から第2
のスイッチング手段Q2の寄生ダイオード、コンデンサ
C10、直流カットコンデンサC9、および限流インダ
クタンスL2の経路を引き続き電流を流し続けるが、そ
の電流が0になると、今度はコンデンサC10の充電電
荷が第2のスイッチング手段Q2、限流インダクタンス
L2、直流カットコンデンサC9およびコンデンサC1
0の経路を放電し、電流が上記とは反対方向に流れる。
このとき、帰還巻線FWに誘起される電圧は、図中の極
性記号が付された方の端子が高く、他方の端子が低くな
るので、ドライブ回路DC1を介して誘起電圧が印加さ
れる第1のスイッチング手段Q1はオフ状態を維持し、
第2のスイッチング手段Q2はオン状態を維持する。と
ころが、ドライブ回路DC1、DC2の誘起電圧がスイ
ッチング共振回路SRCにより振動して極性が反転する
と、再び第1のスイッチング手段Q1がオンし、第2の
スイッチング手段Q2がオフする。その結果、再び平滑
コンデンサC1から、最初に説明したように電流が負荷
回路LCに流れる。以下、以上説明した動作を繰り返し
て、自励形のハーフブリッジ形インバータとして作動す
る。
【0107】さて、負荷回路LCにハーフブリッジ形イ
ンバータの高周波電流が流れると、コンデンサC10を
流れる電流が蛍光ランプFLの一対の電極E1、E2に
も流れるので、フィラメントが加熱されて電極E1、E
2は熱電子放出状態になるとともに、直列共振によって
蛍光ランプFLに印加される電圧が高くなるので、蛍光
ランプFLは始動し、点灯状態になる。なお、本実施形
態においては、点灯回路2の動作周波数が負荷回路LC
の共振周波数より高い70〜90kHzの範囲に設定さ
れているので、蛍光ランプFLは、正常時には遅相領域
で点灯する。
【0108】次に、調光器DMによる調光動作について
説明する。調光器DMのトライアックTRIACの休止
区間中にはコンデンサC2および電球形蛍光ランプの入
力インピーダンスによって按分された低い電圧が電球形
蛍光ランプに印加される。高周波インバータHFIは、
この食うし区間の電圧が整流回路FBRで整流され、平
滑コンデンサC1で平滑化された電圧を印加されて起動
する。これに対して、調光器DMの移相回路PSCの出
力電圧すなわちコンデンサC3の端子電圧が上昇してダ
イアックDIACがオンすると、トライアックTRIA
Cにゲート電流が流入してオンする。調光器DMにあっ
ては、操作回路OCの可変抵抗器R1の値を変えること
により、移相が行われトライアックTRIACの導通位
相が変化して導通区間が変化する。一方、電球形蛍光ラ
ンプにおいては、低周波交流電源ASの電圧の各半サイ
クルにおけるトライアックTRIACの導通後のほぼ全
電圧が印加される。そうして、入力電圧は、調光器によ
って位相制御された正弦波であるから、平滑コンデンサ
C1は、入力電圧のピーク値で充電される。このため、
調光位相0〜90°までの区間においては、平滑コンデ
ンサC1の充電電圧は、正弦波のピーク値に等しい一定
電圧となる。しかし、入力電圧の実効値は位相制御に応
じて変化している。したがって、高周波インバータHF
Iの出力は、調光位相0〜90°の区間は、大きく変化
しないが、入力電圧の実効値の変化により緩やかに変化
する。つまり、この区間においても緩やかながら調光が
行われる。
【0109】これに対して、調光位相90〜180°の
区間においては、入力電圧のピーク値および実効値がと
もに変化するので、調光位相によって相対的に大きく変
化する。つまり、この区間においては、顕著な調光が行
われる。しかし、調光位相が90°を超えると、平滑コ
ンデンサC1の平滑化電圧が低下しだし、予定の150
°になると、保護回路PCが作動する。すなわち、図7
に示す保護回路において、抵抗器R2およびR3により
分圧され、コンデンサC5で平滑化された電圧が基準電
圧源SVSのツェナー電圧より高いときには、スイッチ
手段Q3がオンし、スイッチ手段Q4がオフするため、
保護回路PCは不作動である。ところが、予定の150
°になると、コンデンサC5の電圧が基準電圧源SVS
のツェナー電圧より低くなるので、スイッチ手段Q3が
オフし、これに伴いスイッチ手段Q4がオンして保護回
路PCが作動する。そうして、保護回路PCが作動する
と、ドライブ保護回路DPのツェナーダイオードZD2
がスイッチ手段Q4により短絡されるので、高周波イン
バータHFIの第1のスイッチング手段Q1がオフ状態
にロックされるため、高周波インバータHFIは動作を
停止する。そして、蛍光ランプFLは消灯する。
【0110】図9は、本発明の電球形蛍光ランプおよび
放電ランプ点灯装置の第1の実施形態における調光位相
に対するランプ電力の変化を示すグラフである。
【0111】図において、横軸は調光位相(°)を、縦
軸はランプ電力(W)を、それぞれ示す。図から明らか
なように、調光位相150°で電球形蛍光ランプは消灯
している。
【0112】図10は、本発明の電球形蛍光ランプおよ
び放電ランプ点灯装置の第2の実施形態を示す回路図で
ある。
【0113】図において、図6と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、高周波
インバータHFIが他励形であるとともに、保護回路が
平滑コンデンサに対する突入電流に応じて作動するよう
に構成されている点で異なる。 すなわち、高周波イン
バータHFIは、第1および第2のスイッチング手段Q
1、Q2をドライブするドライブ信号発生回路DSCを
備えている。ドライブ信号発生回路DSCは、発振器を
含んでいる。
【0114】保護回路PCは、抵抗器R6と、抵抗器R
6に並列接続したダイオードD2およびコンデンサC1
1の直列回路とによって構成されている。抵抗器R6
は、平滑コンデンサC1に直列に挿入されて、平滑コン
デンサC1への突入電流を検出する。コンデンサC11
は、抵抗器R6の端子電圧によってダイオードD2を介
して流入した電流で充電されることにより、突入電流の
検出電圧を平滑化する。また、コンデンサC11は、ド
ライブ信号発生回路DSCに制御入力している。そうし
て、調光位相が90°に接近するにしたがって平滑コン
デンサC1に大きな突入電流が流れるので、抵抗器R6
の電圧降下が大きくなり、コンデンサC11の端子電圧
が高くなる。本実施形態においては、調光位相が75°
になると、コンデンサC11の端子電圧が所定値を超え
るように予め設定されている。そして、端子電圧が所定
値を超えると、ドライブ信号発生回路DSCはドライブ
信号発生を停止する。その結果、高周波インバータHF
Iは動作を停止するので、蛍光ランプFLは消灯する。
【0115】図11は、本発明の電球形蛍光ランプおよ
び放電ランプ点灯装置の第2の実施形態における調光位
相に対するランプ電力の変化を示すグラフである。
【0116】図において、横軸は調光位相(°)を、縦
軸はランプ電力(W)を、それぞれ示す。図から明らか
なように、調光位相75°で電球形蛍光ランプは消灯し
ている。
【0117】図12は、本発明の電球形蛍光ランプおよ
び放電ランプ点灯装置の第3の実施形態を示す回路図で
ある。
【0118】図13は、同じく保護回路を示す回路図で
ある。
【0119】各図において、図6と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、高周
波インバータHFIを高力率化して、平滑コンデンサへ
の突入電流を低減しているとともに、これに好適な保護
回路PCを備えている。すなわち、高周波インバータH
FIは、整流回路FBRの直流出力端間にインダクタL
3および第1のスイッチング手段Q1の直列回路および
コンデンサC12を並列接続し、インダクタL3の両端
に平滑コンデンサC1および第2のスイッチング手段Q
2の直列回路を接続することにより、構成されている。
そして、負荷回路LCがインダクタL3に並列接続され
ている。
【0120】また、保護回路PCは、図7に示す回路に
類似しているが、平滑化電圧検出回路に代えて入力電圧
検出回路IVDを備えているとともに、スイッチ手段Q
4´が異なる。入力電圧検出回路IVDは、整流回路の
交流入力端およびノイズフィルタNFの間において低周
波交流電源電圧すなわち入力電圧のプラスの半波を抵抗
器R3の両端で検出し、コンデンサC5で平滑化してい
る。また、スイッチング集団Q4´は、npn形バイポ
ーラトランジスタからなり、第1のスイッチング手段Q
1のゲート・ソース間にコレクタ・エミッタが接続され
ている。
【0121】そうして、低周波交流電源ASを投入する
と、高周波インバータHFIが起動する前にコンデンサ
C12が充電される。次に、図示を省略している起動回
路により第1のスイッチング手段Q1がオンし、第2の
スイッチング手段Q2がオフしていると、主としてコン
デンサC12および整流回路FBRからインダクタL
3、第1のスイッチング手段Q1およびコンデンサC1
2の経路を増加電流が流れてインダクタL3に電磁エネ
ルギーが蓄積される。そして、次に第1のスイッチング
手段Q1がオフすると、インダクタL3から電磁エネル
ギーが放出されて第2のスイッチング手段Q2の寄生ダ
イオード、平滑コンデンサC1およびインダクタL3の
経路を減少電流が流れる。そのとき、平滑コンデンサC
1が入力電圧より高い電圧で充電される。上記回路動作
は、昇圧チョッパに相当する。また、コンデンサC12
は、再び充電される。次に、第2のスイッチング手段Q
2がオンし、第1のスイッチング手段Q1が引き続きオ
フしていると、平滑コンデンサC1から第2のスイッチ
ング手段Q2、インダクタL3および平滑コンデンサC
1の経路を増加電流が流れ、インダクタL3に電磁エネ
ルギーが蓄積される。そして、第2のスイッチング手段
Q2が続いてオフすると、インダクタL3から電磁エネ
ルギーが放出されてコンデンサC12、第1のスイッチ
ング手段Q1の寄生ダイオードおよびインダクタL3の
経路を減少電流が流れる。
【0122】以後、以上の動作を繰り返すので、インダ
クタL3の両端間には高周波電圧が発生する。負荷回路
LCは、インダクタL3に生じる高周波によって動作し
て、蛍光ランプFLが始動し、点灯する。また、平滑コ
ンデンサC1は、整流回路FBRの直流出力電圧より高
い直流電圧で充電インダクタL3を介して高周波的に充
電されるので、入力電圧の各半サイクルの全域にわたっ
て充電電流が流れる結果、突入電流が生じないととも
に、低周波交流電源から見ると、入力電流は入力電圧と
同相の正弦波になるから、高力率であるとともに、高周
波歪も少なくなる。
【0123】一方、保護回路PCは、調光位相が135
〜160°の間のいずれかの位相で作動するように予め
設定されていて、当該位相になると、コンデンサC5の
両端に得られ、コンデンサC5で平滑化された入力検出
電圧が基準電圧源SVSの基準電圧を超えるので、スイ
ッチ手段Q3がオンし、これに伴いスイッチ手段Q4´
もオンする。そのため、第1のスイッチング手段Q1の
ゲート・ソース間が短絡されるので、高周波インバータ
の動作を停止し、蛍光ランプFLは消灯する。なお、調
光特性は、図9と概ね類似している。
【0124】図14は、本発明の電球形蛍光ランプおよ
び放電ランプ点灯装置の第3の実施形態における調光位
相に対する入力検出電圧の変化を示すグラフである。図
において、横軸は調光位相(°)を、縦軸は入力検出電
圧(V)を、それぞれ示す。図から明らかなように、調
光位相に応じて入力検出電圧が変化しているので、所望
の調光位相で蛍光ランプを消灯させることができる。
【0125】図15は、本発明の電球形蛍光ランプおよ
び放電ランプ点灯装置の第4の実施形態を示す回路図で
ある。
【0126】図において、図12と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、高周
波インバータHFIを1個のスイッチング手段Q5を用
いて高力率化して、平滑コンデンサC1への突入電流を
低減している。すなわち、高周波インバータHFIは、
整流回路FBRの直流出力端間にインダクタL3、コン
デンサC13およびスイッチング手段Q5の直列回路を
並列接続し、スイッチング手段Q5にインダクタL4お
よび平滑コンデンサC1の直列回路を並列接続し、コン
デンサC13およびインダクタL4の直列部分にダイオ
ードD3を接続し、さらにコンデンサC13およびスイ
ッチング手段Q5の直列部分にコンデンサC14を並列
接続してなる。そして、インダクタL4の両端に負荷回
路LCを接続している。
【0127】そうして、スイッチング手段Q5がオンす
ると、整流回路FBRの正極からインダクタL3、コン
デンサC13、スイッチング手段Q5および整流回路F
BRの負極の経路を増加電流が流れ、インダクタL3に
電磁エネルギーが蓄積される。次に、スイッチング手段
Q5がオフすると、インダクタL3から電磁エネルギー
が放出されて、インダクタL3、ダイオードD3、平滑
コンデンサC1、整流回路FBRおよびインダクタL3
の経路を減少電流が流れて平滑コンデンサC1は充電さ
れる。この回路動作は、昇圧チョッパに相当する。引き
続いてスイッチング手段Q5が再びオンすると、平滑コ
ンデンサC1が放電して、平滑コンデンサC1、インダ
クタL4、スイッチング手段Q5および平滑コンデンサ
C1の経路を放電電流が流れる。次に、スイッチング手
段Q5がオフすると、インダクタL4、コンデンサC1
3およびC14が直列共振して、インダクタL4の両端
に正弦波の高周波出力電圧が得られる。負荷回路LC
は、高周波出力電圧が印加されて蛍光ランプFLを始動
し、点灯する。
【0128】図16は、本発明の照明装置の一実施形態
としての電球形蛍光ランプを用いた壁面取付け灯を示す
正面図である。
【0129】図において、11は照明装置本体、12は
電球形蛍光ランプである。
【0130】照明装置本体11は、陶器製で、内部が中
空で、下面が開口し、側面に取付け部が形成されてい
る。また、内部にはランプソケット11aが配設されて
いる。
【0131】電球形蛍光ランプ12は、図1ないし図3
に示す構造であるが、全体としてグローブ5およびカバ
ー3がほぼ球形をなしたいわゆるG形をなしている。そ
して、その口金が照明装置本体11の下面から内部に挿
入され、ランプソケット11aにねじ込まれることによ
って、電球形蛍光ランプ12は照明装置本体11に装着
されている。
【0132】
【発明の効果】請求項1ないし3の各発明によれば、屈
曲された放電路が内部に形成されるようにコンパクトな
形に形成されていて内面側に蛍光体層が配設された透光
性放電容器の両端に一対の電極を封装し内部に水銀およ
び希ガスを含むイオン化媒体を封入した蛍光ランプと、
ノイズフィルタ、整流回路、平滑コンデンサ、少なくと
も1個のスイッチング手段、調光器によって所定の調光
位相以上で位相制御されたときにスイッチング手段を制
御して蛍光ランプを消灯させる保護回路、ならびに負荷
回路を備え蛍光ランプを高周波点灯する点灯回路手段
と、点灯回路手段を内部に収納するカバーと、口金とを
具備していることにより、平滑コンデンサの破壊や蛍光
ランプの明るさのちらつきの虞のない電球形蛍光ランプ
を提供することができる。
【0133】請求項2の発明によれば、加えて平滑コン
デンサがコンデンサインプット方式に構成され、保護回
路が調光位相80°以下で作動することにより、平滑コ
ンデンサが突入電流により破壊されない電球形蛍光ラン
プを提供することができる。
【0134】請求項3の発明によれば、加えて保護回路
が調光位相135〜160°の範囲で作動することによ
り、蛍光ランプの明るさのちらつきの虞のない電球形蛍
光ランプを提供することができる。
【0135】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3の効果を有する放電ランプ点灯装置を提供することが
できる。
【0136】請求項5の発明によれば、照明装置本体に
請求項1ないし3の電球形蛍光ランプまたは請求項4の
電球形蛍光ランプを配設していることにより、請求項1
ないし3の効果を有する照明装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電球形蛍光ランプの第1の実施形態を
示す一部断面正面図
【図2】同じくグローブを透視した平面図
【図3】同じく分解斜視図
【図4】同じく限流インダクタンスおよび帰還巻線の巻
線装置としての正面図
【図5】同じく巻線装置およびコンデンサの配線基板へ
の実装状態を示す拡大要部側面図
【図6】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ点
灯装置の第1の実施形態における点灯回路手段および調
光器を示す回路図
【図7】同じく保護回路を示す回路図
【図8】同じく調光器を示す回路図
【図6】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ点
灯装置の第1の実施形態における調光時の電球形蛍光ラ
ンプの入力電圧波形を示す波形図
【図7】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ点
灯装置の第1の実施形態における入力電圧検出手段によ
る入力検出電圧の調光位相に対する変化を示すグラフ
【図8】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ点
灯装置の第1の実施形態におけるスイッチング周波数制
御手段によるスイッチング共振回路の実効的静電容量の
変化を示すグラフ
【図9】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ点
灯装置の第1の実施形態における調光位相に対するラン
プ電力の変化を示すグラフ
【図10】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ
点灯装置の第2の実施形態を示す回路図
【図11】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ
点灯装置の第2の実施形態における調光位相に対するラ
ンプ電力の変化を示すグラフ。
【図12】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ
点灯装置の第3の実施形態を示す回路図。
【図13】同じく保護回路を示す回路図
【図14】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ
点灯装置の第3の実施形態における調光位相に対する入
力検出電圧の変化を示すグラフ
【図15】図15は、本発明の電球形蛍光ランプおよび
放電ランプ点灯装置の第4の実施形態を示す回路図
【図16】本発明の照明装置の一実施形態としての電球
形蛍光ランプを用いた壁面取付け灯を示す正面図
【符号の説明】
AS…低周波交流電源 a…交流端子 b…交流端子 c…入力端子 d…入力端子 DM…調光器 f…過電流フューズ NF…ノイズフィルタ ZRC…入力インピーダンス調整手段 SFC…スイッチング周波数制御手段 VDT…入力電圧検出手段 VD…電圧分割器 SM…平滑化手段 CCM…導通制御手段 FBR…整流回路 C1…平滑コンデンサ PC… HFI…高周波インバータ Q1…第1のスイッチング手段 Q2…第2のスイッチング手段 DC1…第1のドライブ回路 DC2…第2のドライブ回路 FW…帰還巻線 SRC…スイッチング共振回路 STF…同期変圧器 p…1次巻線 s…2次巻線 DP…ドライブ保護回路 ST…起動回路 LC…負荷回路 LRC…負荷共振回路 L2…限流インダクタ C…直流カットコンデンサ C10ンデンサ FL…蛍光ランプ E1…フィラメント電極 E2…フィラメント電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月15日(2000.3.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電球形蛍光ランプの第1の実施形態を
示す一部断面正面図
【図2】同じくグローブを透視した平面図
【図3】同じく分解斜視図
【図4】同じく限流インダクタンスおよび帰還巻線の巻
線装置としての正面図
【図5】同じく巻線装置およびコンデンサの配線基板へ
の実装状態を示す拡大要部側面図
【図6】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ点
灯装置の第1の実施形態における点灯回路手段および調
光器を示す回路図
【図7】同じく保護回路を示す回路図
【図8】同じく調光器を示す回路図
【図9】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ点
灯装置の第1の実施形態における調光位相に対するラン
プ電力の変化を示すグラフ
【図10】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ
点灯装置の第2の実施形態を示す回路図
【図11】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ
点灯装置の第2の実施形態における調光位相に対するラ
ンプ電力の変化を示すグラフ。
【図12】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ
点灯装置の第3の実施形態を示す回路図。
【図13】同じく保護回路を示す回路図
【図14】本発明の電球形蛍光ランプおよび放電ランプ
点灯装置の第3の実施形態における調光位相に対する入
力検出電圧の変化を示すグラフ
【図15】図15は、本発明の電球形蛍光ランプおよび
放電ランプ点灯装置の第4の実施形態を示す回路図
【図16】本発明の照明装置の一実施形態としての電球
形蛍光ランプを用いた壁面取付け灯を示す正面図
【符号の説明】 AS…低周波交流電源 a…交流端子 b…交流端子 c…入力端子 d…入力端子 DM…調光器 f…過電流フューズ NF…ノイズフィルタ ZRC…入力インピーダンス調整手段 SFC…スイッチング周波数制御手段 VDT…入力電圧検出手段 VD…電圧分割器 SM…平滑化手段 CCM…導通制御手段 FBR…整流回路 C1…平滑コンデンサ PC… HFI…高周波インバータ Q1…第1のスイッチング手段 Q2…第2のスイッチング手段 DC1…第1のドライブ回路 DC2…第2のドライブ回路 FW…帰還巻線 SRC…スイッチング共振回路 STF…同期変圧器 p…1次巻線 s…2次巻線 DP…ドライブ保護回路 ST…起動回路 LC…負荷回路 LRC…負荷共振回路 L2…限流インダクタ C…直流カットコンデンサ C10ンデンサ FL…蛍光ランプ E1…フィラメント電極 E2…フィラメント電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白田 伸弥 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 北村 紀之 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 AA06 AC11 BA03 BB01 BC01 BC03 CA03 DB03 DE03 EB08 GA02 GB01 GB12 GC03 3K098 CC12 CC40 DD21 EE03 EE14 EE28 FF02 FF14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈曲された放電路が内部に形成されるよう
    にコンパクトな形に形成されている透光性放電容器、透
    光性放電容器の内面側に配設された蛍光体層、透光性放
    電容器の両端に封装された一対の電極、ならびに透光性
    放電容器の内部に封入された水銀および希ガスを含むイ
    オン化媒体を備えた蛍光ランプと;低周波交流電源に接
    続する入力端、入力端に接続するノイズフィルタ、交流
    入力端がノイズフィルタの出力端側に接続した整流回
    路、整流回路の直流出力電圧を平滑化する平滑コンデン
    サ、高周波でスイッチングする少なくとも1個のスイッ
    チング手段、調光器によって所定の調光位相以上で位相
    制御された入力電圧が入力端間に印加されたときにスイ
    ッチング手段を制御して蛍光ランプを消灯させる保護回
    路、ならびに限流インダクタンスおよびコンデンサを含
    む負荷共振回路を含みコンデンサの少なくとも一部と並
    列的に蛍光ランプを接続するとともにスイッチング手段
    のスイッチングによって発生した高周波電圧が印加され
    る負荷回路を備えた点灯回路手段と;点灯回路手段を内
    部に収納するとともに、蛍光ランプを支持するカバー
    と;点灯回路手段の入力端に接続するとともにカバーの
    基端に配設された口金と;を具備していることを特徴と
    する電球形蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】平滑コンデンサは、コンデンサインプット
    方式に構成されており;保護回路は、調光位相80°以
    下で作動するように構成されている;ことを特徴とする
    請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】保護回路は、調光位相が135〜160°
    の範囲で作動するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】低周波交流電圧を位相制御する調光器と;
    点灯回路手段の入力端に調光器によって位相制御された
    入力電圧が印加される請求項1ないし3のいずれか一記
    載の電球形蛍光ランプと;を具備していることを特徴と
    する放電ランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】照明装置本体と;照明装置本体に配設され
    た請求項1ないし3記載の電球形蛍光ランプまたは請求
    項4記載の放電ランプ点灯装置と;を具備していること
    を特徴とする照明装置。
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