JP2002298843A - 非水系電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 - Google Patents

非水系電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法

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JP2002298843A
JP2002298843A JP2001096066A JP2001096066A JP2002298843A JP 2002298843 A JP2002298843 A JP 2002298843A JP 2001096066 A JP2001096066 A JP 2001096066A JP 2001096066 A JP2001096066 A JP 2001096066A JP 2002298843 A JP2002298843 A JP 2002298843A
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spherical
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lithium
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JP2001096066A
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Riyuuichi Kuzuo
竜一 葛尾
Kazunobu Matsumoto
和順 松本
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均質な組成を有し、結晶構造の強化も均一に
行い、電池として高い初期容量とサイクル特性を具備さ
せることが可能となる非水系電解質二次電池用正極活物
質と、その製造方法を提供する。 【解決手段】 LiMn1-yy2で表され、yは、0
<y≦0.10なる条件を満たし、Mは、Cr、Ni、
CoおよびAlからなる群から選ばれる少なくとも1種
以上の金属元素であるリチウムマンガン複合酸化物から
なり、平均粒径1μm以下の一次粒子が多数集合して形
成した球状または楕円球状の二次粒子からなる。金属元
素Mの化合物を溶融または溶解でマンガン化合物に添加
した後、その形骸を保つようにして、リチウム化合物と
混合して熱処理して得るか、球状または楕円球状の二次
粒子からなるマンガン化合物に、形骸を壊さないように
金属元素Mの化合物を添加し、その後にリチウム化合物
と混合し、焼成して得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水系電解質二次
電池用正極活物質およびその製造方法に関し、特に、電
池として高い初期容量とサイクル特性を具備させること
が可能となる非水系電解質二次電池用正極活物質および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やノート型パソコンなど
の携帯機器の普及にともない、高いエネルギー密度を有
する小型で、軽量な二次電池の要求が高まっている。こ
のようなものとして非水電解液タイプのリチウムイオン
二次電池があり、研究開発が盛んに行われ、実用化され
てきている。
【0003】このリチウムイオン二次電池は、リチウム
含有複合酸化物を活物質とする正極と、リチウム金属、
リチウム合金、金属酸化物あるいはカーボンのような、
Liを吸蔵・放出することが可能な材料を活物質とする
負極と、非水電解液を含むセパレータまたは固体電解質
を主要構成要素とする。
【0004】これらの構成要素のうち、正極活物質とし
て検討されているものには、層状型リチウムコバルト複
合酸化物(LiCoO2)、層状型リチウムニッケル複
合酸化物(LiNiO2)、立方晶スピネル型リチウム
マンガン複合酸化物(LiMn24)等がある。
【0005】特に、層状型リチウムコバルト複合酸化物
を正極に用いた電池では、優れた初期容量特性やサイク
ル特性を得るための開発がこれまで数多く行われてきて
おり、すでにさまざまな成果が得られ、実用化に至って
いる。しかし、リチウムコバルト複合酸化物は、原料に
希産で高価なCoを用いるため、正極活物質さらには電
池のコストアップの大きな原因となっている。
【0006】また、Coよりも安価なNiを用いた層状
型リチウムニッケル複合酸化物は、コスト的にも容量的
にも有利であり、リチウムコバルト複合酸化物の有力な
代替材料として開発が進められている。しかし、このリ
チウムニッケル複合酸化物を正極活物質に用いた電池
は、充電状態での正極活物質の不安定性から、高温に保
持すると分解、発熱、発火などの危険性を有しており、
安全性に関して解決しなければならない問題が多く残っ
ている。
【0007】また、立方晶スピネル型リチウムマンガン
複合酸化物は、CoやNiよりも安価で資源的にも豊富
なMnを用いているためコスト的に有利であり、充電状
態での安全性にも優れていて、次世代の正極材料として
期待されている。しかし、4V級のリチウムイオン電池
としては容量が小さいという欠点を有する。3V領域も
使えばその理論容量は2倍になるが、この領域まで使っ
て充放電を繰り返すと著しい容量劣化を起こす。
【0008】将来的には、電子機器の作動電圧の低下が
確実視されることから、より低電圧で、より安価、より
大容量という市場ニーズに応える電池の正極材料とし
て、層状型リチウムコバルト複合酸化物や層状型リチウ
ムニッケル複合酸化物と同じ組成式で、同等以上の理論
容量(285mAh/g)が期待できるLiMnO2
化合物は、潜在的魅力が大きい。LiMnO2型化合物
としては、正方晶スピネル型Li2Mn24と斜方晶ジ
グザグ層状型LiMnO2(以下、o−LiMnO 2と記
す)が知られている。
【0009】正方晶スピネル型Li2Mn24は、充電
により立方晶へ、放電により正方晶へ相転移を起こす。
この立方晶と正方晶との間の相転移にともなう体積変化
は7%程度あり、これによる集電性の悪化などが原因
で、充放電サイクルを繰り返すと著しい容量劣化を起こ
す。
【0010】また、o−LiMnO2については、低温
で合成したo−LiMnO2は、充放電サイクルの繰り
返しとともにスピネル型への相転移が起こり、同様にサ
イクル劣化を起こすと言われている。
【0011】また、高温で合成したo−LiMnO2
最近報告された(Y.Jangら,Journalof Electrochemical
Society,146,No.9,3217(1999))。しかし、このo−L
iMnO2は、数十サイクル経過した後は高い容量のま
ま優れたサイクル特性を示すが、初期容量が非常に小さ
く、安定した高い初期容量に到達するために、数十サイ
クルの充放電を必要とする問題点を有していた。
【0012】他にo−LiMnO2の製造方法として
は、特開平5−242889号公報に記載されたよう
に、LiOHとMnOOHの混合物を不活性雰囲気下で
400℃〜600℃で熱処理するという製造方法があ
る。しかし、MnOOHは微粉で合成容易であるが、充
填密度があがらないという欠点があった。
【0013】また、I.Koe tsusyauらの報告(I.Koe tsu
syau,et.Al.,J.Electrochem.Soc.,142(1995)2906-291
0)には、このo−LiMnO2からなる正極活物質を使
用した電池で充放電を繰り返すと、充放電サイクルの進
行に伴って、組成式がLiMn 24で代表される立方晶
系に属するスピネル相の生成が進行し、斜方晶系LiM
nO2の特徴である高容量性が失われることが記載され
ている。
【0014】このサイクル特性の改善のため、特開平6
−349494号公報には、斜方晶LiMnO2に対し
て元素添加を行い安定化した組成物LixyMnO
z(A:H、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ti、V、
Cr、Fe、Ni、CoおよびAlの内の少なくとも1
種)からなる正極活物質が開示されている。この正極活
物質を使用したリチウム2次電池で充放電を繰り返す
と、従来より斜方晶LiMnO 2が安定化され、スピネ
ル相の生成が抑制され、サイクル寿命が改善され、ま
た、無添加のLiMnO2と比較して、初期充放電容量
の改善は見られるが、サイクル特性の改善は未解決であ
った。理由として、充放電反応においてMnの価数が3
価と4価の間を変化する時のヤーンテラー効果による結
晶に与えられる歪みや、斜方晶からスピネル相への相変
態の進行に伴い生じる体積変化により与えられる結晶粒
子の歪みなどが、充放電サイクルを重ねると蓄積され、
活物質相互あるいは活物質と導電材との電気的接合を阻
害するため、容量の低下が認められるためと考えられ
る。
【0015】また、特開2000−133265号公報
には、斜方晶の構造安定化を目的とする元素群(Ge、
Ga、In、Sn、Sc、Nd、Sm、Eu、Gd、D
y、Ho、Y、Er、YbおよびLuからなる元素群の
中の少なくとも1種からなる元素)と、電気的特性の改
善を目的とする元素群(Ti、Zr、V、Nb、Feお
よびAlからなる元素群の中の少なくとも1種からなる
元素)との組み合わせで、斜方晶LiMnO2の元素置
換を行い、かつ水熱条件下で正極活物質の合成を行う
と、スピネル相の生成を十分に阻止できる正極活物質が
得られることが開示されている。
【0016】また、特開平11−102701号公報で
は、LiMnO2のMnの一部をホウ素Bと他の元素
(Mnを除く遷移金属元素、Na、Mg、Al、Si、
K、Ca、GaおよびGeから選択される少なくとも一
種の元素)とで置換することで結晶構造を強化し、サイ
クル特性を改善することが開示されている。この場合、
乳鉢と熱処理を混み合わせた混合方法が用いられてい
る。
【0017】しかし、前述した特開平6−349494
号公報では、MnOOHのHをLiにイオン交換する方
法で合成し、特開2000−133265号公報では、
水熱合成法で合成している。これらのイオン交換法およ
び水熱合成法は、固相法に比べて工程が多く、量産性に
劣ることが欠点であった。また、特開平11−1027
01号公報では、その混合方法から各元素の混合割合を
均一に保つことができず、局所的に結晶構造が強化でき
ない部分が残り、十分なサイクル特性の改善ができなか
った。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、これまで
報告されてきたLiMnO2型化合物を正極活物質とし
た非水系電解質二次電池においては、低温型LiMnO
2の場合は、サイクル特性が劣り、高温型LiMnO2
場合は、高い放電容量が出るようになった後に優れたサ
イクル特性を有するが、初期容量が非常に小さく、安定
した高い初期容量に到達するために数十サイクルの充放
電を必要とするという問題点を有していた。
【0019】また、サイクル特性の改善のため、斜方晶
の構造安定化を目的として、斜方晶LiMnO2の元素
置換を行うことが試みられているが、結晶構造を強化す
ることは認められるものの、均質なものが得られず、十
分にサイクル特性を改善することができなかった。
【0020】本発明は、これらの問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、均質な組成を有
し、結晶構造の強化も均一に行い、電池として高い初期
容量とサイクル特性を具備させることが可能となる非水
系電解質二次電池用正極活物質と、その製造方法を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の非水系電解質二
次電池用正極活物質の一態様では、LiMn1-yy 2
で表され、yは、0<y≦0.10なる条件を満たし、
Mは、Cr、Ni、CoおよびAlからなる群から選ば
れる少なくとも1種以上の金属元素であるリチウムマン
ガン複合酸化物からなり、平均粒径1μm以下の一次粒
子が多数集合して形成した球状または楕円球状の二次粒
子からなる。
【0022】金属元素Mの化合物を融解または溶解でマ
ンガン化合物に添加した後、その形骸を保つようにし
て、リチウム化合物と混合して熱処理(焼成)して得る
か、球状または楕円球状の二次粒子からなるマンガン化
合物に、形骸を壊さないように金属元素Mの化合物を添
加した後にリチウム化合物と混合し、焼成して得る。
【0023】本発明の製造方法の一態様は、前記非水系
電解質二次電池用正極活物質を製造する方法であって、
球状または楕円球状の二次粒子であるマンガン化合物
と、金属元素Mの化合物を添加もしくは混合し、形骸を
壊さないようにリチウム化合物と混合し、焼成して得
る。
【0024】また、本発明の製造方法の異なる態様で
は、球状または楕円球状の二次粒子であるマンガン化合
物に、Mnと金属元素Mのモル比が1−y:yとなるよ
うに、加熱溶融した金属元素Mの硝酸塩、もしくは溶媒
に溶解した金属元素Mの硝酸塩を含浸させ、形骸を壊さ
ないようにリチウム化合物と混合し、焼成して得る。
【0025】前記製造方法において、リチウム化合物と
混合する前に、550℃以上の温度で熱処理(仮焼)を
するとよい。
【0026】前記製造方法において、焼成は、450℃
以上1000℃以下で4時間以上行うとよい。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様について、以下
に詳述する。
【0028】上記問題を解決するため、本発明者等が種
々研究を進めた結果、LiMnO2型化合物において、
Mnの一部をCr、Ni、CoおよびAlのうち少なく
とも1種の元素で置換したLiMn1-yy2型化合物
を正極として用いることにより、上述した問題が起こら
ず、初期容量が大きくかつサイクル特性に優れた電池を
構成できることを見出した。さらに研究を進めた結果、
式LiMn1-yy2において、金属元素Mの置換量y
が0.10を超えると初期容量の低下が大きくなり、電
池の特性として不十分なものとなることも明らかになっ
た。本発明は、このような技術的発見に基づき完成され
たものである。
【0029】すなわち、本発明の非水系電解質二次電池
用正極活物質の一態様では、LiMn1-yy2(但
し、yは、0<y≦0.10なる条件を満たす)で表さ
れるリチウムマンガン複合酸化物において、Mは、C
r、Ni、CoおよびAlからなる群から選ばれる少な
くとも1種以上の金属元素である。
【0030】Mnの一部を金属元素Mで置換する際に、
金属元素Mが結晶構造中に十分固溶することをねらっ
て、マンガン化合物と金属元素Mの化合物を細かく粉砕
混合すると、結果的に得られる正極活物質は非常に嵩高
いものとなり、単位体積あたりに多くを詰めることがで
きなくなる。
【0031】電池の正極活物質は、充放電に寄与しない
不純物が混在すると、質量当たりの充放電容量が実質的
に減少する。LiMn1-yy2型化合物の場合、原料
であるマンガン化合物と置換元素Mの化合物、およびリ
チウム化合物との反応が不十分であると、電気化学的に
不活性なLi2MnO3や金属元素Mの酸化物などの異相
が生成し、実質的な充放電容量が減少する。
【0032】このような問題を避けるためには、合成の
際にマンガン化合物と置換元素Mの化合物、およびリチ
ウム化合物を粉砕しながらよく混合する必要がある。粉
末固体を反応物質として用いる固相反応は、固相相互の
接触部分で反応が開始し、それらの界面に反応生成物が
生成することで反応が進行していくため、粒子が微細で
あればあるほど接触部分は増大し、均一な組成が得られ
る。このようにしてできるだけ均一な組成になるように
細かく粉砕混合する方法で合成されたLiMn 1-yy
2型化合物は異相がなく、その物質自体の特性として高
い充放電容量とサイクル特性を具備している。
【0033】しかし、これを電極材料としての観点から
見ると、細かい粒子が多数存在するため、電極としての
充填性に直接影響するタップ密度が低く、電極としての
成形性が悪い上、導電助剤として添加するカーボンや、
成形性を向上させるための結着剤の量を多くしなければ
ならないため、成形された正極の単位体積中に含まれる
活物質の量は少なくなり、結果として電池としての容量
が低下する。
【0034】一方、マンガン化合物と置換元素Mの化合
物、およびリチウム化合物とを溶媒に溶かして混合し、
その後、溶媒を蒸発させて原子レベルの混合を実現する
方法も提案されているが、例えばスプレードライのよう
な方法では二次粒子内部が中空な球状粒子となり、その
強度およびタップ密度が十分なものとはならない。
【0035】粉体ができるだけ大きなタップ密度(充填
密度)を持つようにするためには、幾何学的には粉体の
粒子が球状で、ある程度の幅を持った粒度分布を持つこ
とが重要である。しかし、現実の正極活物質としての粉
末を考えると、粒子の形状は球に近く、できるだけ粒度
分布がシャープで、その中心粒径が数μm〜数十μm程
度であることが好ましく、かつ、電極としての成形性を
考慮すると、粒径1μm以下の微粉はできるだけ少ない
方が好ましい。
【0036】すなわち、本発明の非水系電解質二次電池
用正極活物質の異なる態様では、前記態様に加えて、平
均粒径1μm以下の一次粒子が多数集合して形成した球
状または楕円球状の二次粒子である。このためには、マ
ンガン化合物の粉体性状を利用するのが好ましい。
【0037】このような粉体性状を持つマンガン化合物
は実際に調整可能であり、これを利用すれば上記のよう
な問題点を回避することができることを、本発明者らは
見出した。すなわち、このような粉体性状を持つマンガ
ン化合物に、そのマンガン化合物の粉体特性が維持され
るようにしてあらかじめ金属元素Mを添加しおき、そし
てその粉体特性が維持されるような混合方法を用いてリ
チウム化合物と合成を行なえば、結果的に得られるLi
Mn1-yy2型化合物も、マンガン化合物原料と同様
な粉体特性を持つ。
【0038】すなわち、本発明の製造方法の一態様は、
前記非水系電解質二次電池用正極活物質を製造する方法
であって、球状または楕円球状の二次粒子であるマンガ
ン化合物に、その形骸を壊さないようにMnと金属元素
Mのモル比を1−y:yとして、金属元素Mの化合物を
添加もしくは混合し、同様にリチウム化合物と混合し、
焼成して得る。
【0039】金属元素Mの化合物としては、二次粒子の
形状が球状または楕円球状であるマンガン化合物に添加
する際に、その形骸を壊さないように添加できるもので
ある。これには、含浸が好ましい。
【0040】金属元素Mの化合物を、加熱融解するかも
しくは溶媒に溶解し、これをマンガン化合物に含浸させ
る方法により均一に混合することが可能であり、そのよ
うな用途のためには、金属元素Mの化合物を金属元素M
の硝酸塩とすることが好ましい。
【0041】すなわち、本発明の製造方法の異なる態様
では、球状または楕円球状の二次粒子であるマンガン化
合物に、Mnと金属元素Mのモル比が1−y:yとなる
ように、加熱溶融した金属元素Mの硝酸塩、もしくは溶
媒に溶解した金属元素Mの硝酸塩を含浸させ、形骸を壊
さないようにリチウム化合物と混合し、焼成して得る。
【0042】マンガン化合物の形骸を壊さないように混
合できるリチウム化合物としては、炭酸リチウムや水酸
化リチウム、水酸化リチウム一水和物、硝酸リチウム、
過酸化リチウムなどがある。
【0043】マンガン化合物としては、酸化マンガン、
水酸化マンガン、塩化マンガン、炭酸マンガン、硝酸マ
ンガン、硫酸マンガン、酢酸マンガンなどで、二次粒子
の形状が球状または楕円球状であるような粉体特性を持
つものであれば用いることが可能である。
【0044】ただし、Mnが4価である化合物を用いた
場合、低温で合成するには還元剤が必要となる場合があ
る。二次粒子の形状が球状または楕円球状であるマンガ
ン化合物をあらかじめ550℃以上の温度で熱処理する
ことで、Mnを3価の化合物に変化させ、その形骸を壊
さないように金属元素Mの化合物やリチウム化合物と混
合して熱処理することで、この問題を回避することがで
きる。
【0045】すなわち、本発明の製造方法の異なる態様
では、前記製造方法において、リチウム化合物と混合す
る前に、550℃以上の温度で熱処理(仮焼)をする。
【0046】また、焼成の熱処理温度を450℃以上1
000℃以下とすることで、電気化学的に不活性なLi
2MnO3などの異相を生じさせることなく、均一なLi
MnO2を製造できる。
【0047】すなわち、本発明の製造方法の異なる態様
では、前記製造方法において、焼成が、450℃以上1
000℃以下で4時間以上行う。
【0048】さらに、均質な組成を有し、結晶構造の強
化が局所的に行われないことを、より確実にするために
は、焼成に先だって、400〜500℃で仮焼しておく
ことが好ましい。
【0049】以下、本発明の実施の一形態を、好適な図
面に基づいて詳述する。
【0050】
【実施例】(実施例1)Mnの一部をCrで置換したL
iMn1-yCry2を合成するために、市販の水酸化リ
チウム一水和物、硝酸クロム九水和物、および粒子径
0.5μm以下の細かい一次粒子が多数凝集して平均粒
子径11μmの球状二次粒子を形成した球状二酸化マン
ガンを用意した。球状二酸化マンガンと硝酸クロム九水
和物を、MnとCrのモル比が0.95:0.05、
0.90:0.10のいずれかとなるように秤量した
後、硝酸クロム九水和物が完全に溶解する量の純水中
に、硝酸クロム九水和物を溶解した。その後、その溶液
中に球状二酸化マンガンを入れて加熱しながら攪拌し、
水分を揮発させ、乾燥粉末を得た。この乾燥粉末を大気
中580℃で20時間熱処理し、室温まで炉冷した。こ
れと水酸化リチウム一水和物とを、LiとMn+Crの
モル比が1:1となるように秤量し、球状の二次粒子の
形骸が維持される程度の強度で十分に混合した。この混
合粉末を、アルゴン雰囲気中475℃で2時間仮焼した
後、(A)450℃、(B)600℃、(C)950℃
のいずれかで20時間焼成し、室温まで炉冷して、活物
質を得た。
【0051】得られた活物質を、CuのKα線を用いた
粉末X線回折で分析したところ、LiMnO2で帰属で
きる回折ピークのみが確認できた。
【0052】またSEM観察を行ったところ、平均粒径
が1μm以下の一次粒子が多数集合し、平均粒径が5〜
15μm程度の球状二次粒子からなっていることを確認
した。
【0053】この活物質を10g計り取り、メスシリン
ダーに入れてタップし、体積の変化がなくなったところ
で質量とその体積を測定し、タップ密度を算出した。
【0054】得られた活物質を用いて以下のように電池
を作製し、充放電容量を測定した。
【0055】図1は、本発明の正極活物質を使用する2
032型のコイン電池を示した一部破断斜視図である。
【0056】活物質粉末87質量%にアセチレンブラッ
ク5質量%およびPVDF(ポリ沸化ビニリデン)8質
量%を混合し、NMP(n−メチルピロリドン)を加え
ペースト化した。これを20μm厚のアルミニウム箔に
乾燥後の活物質質量が0.025g/cm2になるよう
に塗布し、120℃で真空乾燥を行い、1cmφの円板
状に打ち抜いて正極3とした。負極1としてリチウム金
属を、電解液(図示されていないが、正極缶6、負極缶
5およびガスケット4の間隙に充填される)には1Mの
LiClO4を支持塩とするエチレンカーボネート(E
C)とジメチルカーボネート(DMC)の等量混合溶液
を用いた。ポリエチレンからなるセパレータ2に前記電
解液を染み込ませ、露点が−80℃に管理されたAr雰
囲気のグローブボックス中で、2032型のコイン電池
を作製した。
【0057】作製した電池は24時間程度放置し、OC
Vが安定した後、正極に対する電流密度を6mA/gと
し、カットオフ電圧4.4−2.0Vで充放電試験を行
った。
【0058】得られた1サイクル目の質量あたりの放電
容量(初期容量)、40サイクル目の質量あたりの放電
容量、1サイクル目に対する40サイクル目の容量維持
率とを表1に示す。
【0059】前記タップ密度と、タップ密度から計算し
た1サイクル目の体積あたりの放電容量を表2に示す。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】(実施例2)Mnの一部をNiで置換した
LiMn1-yNiy2を合成するために、市販の水酸化
リチウム一水和物、硝酸ニッケル六水和物、および粒子
径0.5μm以下の細かい一次粒子が多数凝集して平均
粒子径11μmの球状二次粒子を形成した球状二酸化マ
ンガンを用意した。球状二酸化マンガンと硝酸ニッケル
六水和物をMnとNiのモル比が0.95:0.0
5、0.90:0.10のいずれかとなるように秤量
した後、硝酸ニッケル六水和物が完全に溶解する量の純
水中に硝酸ニッケル六水和物を溶解した。その後、その
溶液中に球状二酸化マンガンを入れて加熱しながら攪拌
し、水分を揮発させ、乾燥粉末を得た。この乾燥粉末を
大気中580℃で20時間熱処理し、室温まで炉冷し
た。これと水酸化リチウム一水和物とをLiとMn+N
iのモル比が1:1となるように秤量し、球状の二次粒
子の形骸が維持される程度の強度で十分に混合した。こ
の混合粉末を、アルゴン雰囲気中475℃で2時間仮焼
した後、(A)450℃、(B)600℃のいずれかで
20時間焼成し、室温まで炉冷して、活物質を得た。
【0063】得られた活物質を、CuのKα線を用いた
粉末X線回折で分析したところ、LiMnO2で帰属で
きる回折ピークのみが確認できた。
【0064】またSEM観察を行ったところ、平均粒径
が1μm以下の一次粒子が多数集合した5〜15μm程
度の球状二次粒子からなっていることを確認した。
【0065】得られた活物質の充放電容量の測定は実施
例1と同様に行った。得られた結果を表1に示す。
【0066】(実施例3)Mnの一部をCoで置換した
LiMn1-yCoy2を合成するために、市販の水酸化
リチウム一水和物、硝酸コバルト六水和物、および粒子
径0.5μm以下の細かい一次粒子が多数凝集して平均
粒子径11μmの球状二次粒子を形成した球状二酸化マ
ンガンを用意し、実施例2の硝酸ニッケル六水和物に代
えて、硝酸コバルト六水和物を用いた以外は、実施例2
と同様に正極活物質を合成した。
【0067】得られた活物質を、CuのKα線を用いた
粉末X線回折で分析したところ、LiMnO2で帰属で
きる回折ピークのみが確認できた。
【0068】またSEM観察を行ったところ、平均粒径
が1μm以下の一次粒子が多数集合した5〜15μm程
度の球状二次粒子からなっていることを確認した。
【0069】得られた活物質の充放電容量の測定は実施
例1と同様に行った。得られた結果を表1に示す。
【0070】(実施例4)Mnの一部をアルミニウムで
置換したLiMn1-yAly2を合成するために、市販
の水酸化リチウム一水和物、硝酸アルミニウム九水和
物、および粒子径0.5μm以下の細かい一次粒子が多
数凝集して平均粒子径11μmの球状二次粒子を形成し
た球状二酸化マンガンを用意し、実施例2の硝酸ニッケ
ル六水和物に代えて、硝酸アルミニウム九水和物を用い
た以外は、実施例2と同様に正極活物質を合成した。
【0071】得られた活物質を、CuのKα線を用いた
粉末X線回折で分析したところ、LiMnO2で帰属で
きる回折ピークのみが確認できた。
【0072】またSEM観察を行ったところ、平均粒径
が1μm以下の一次粒子が多数集合した5〜15μm程
度の球状二次粒子からなっていることを確認した。
【0073】得られた活物質の充放電容量の測定は実施
例1と同様に行った。得られた結果を表1に示す。
【0074】(比較例1)LiMnO2を合成するため
に、市販の水酸化リチウム一水和物、および粒子径0.
5μm以下の細かい一次粒子が多数凝集して平均粒子径
11μmの球状二次粒子を形成した球状二酸化マンガン
を用意した。この球状二酸化マンガンと水酸化リチウム
一水和物とをLiとMnのモル比が1:1となるように
秤量し、球状の二次粒子の形骸が維持される程度の強度
で十分に混合した。この混合粉末を、アルゴン雰囲気中
475℃で2時間仮焼した後、(A)450℃、(B)
600℃、(C)950℃のいずれかで20時間焼成
し、室温まで炉冷して、活物質を得た。
【0075】得られた活物質を、CuのKα線を用いた
粉末X線回折で分析したところ、LiMnO2で帰属で
きる回折ピークのみが確認できた。
【0076】またSEM観察を行ったところ、平均粒径
が1μm以下の一次粒子が多数集合した5〜15μm程
度の球状二次粒子からなっていることを確認した。
【0077】得られた活物質の充放電容量の測定は実施
例1と同様に行った。得られた結果を表1に示す。
【0078】(比較例2)Mnの一部をCrで置換した
LiMn1-yCry2を合成するために、市販の水酸化
リチウム一水和物、硝酸クロム九水和物、および粒子径
0.5μm以下の細かい一次粒子が多数凝集して平均粒
子径11μmの球状二次粒子を形成した球状二酸化マン
ガンを用意した。球状二酸化マンガンと硝酸クロム九水
和物をMnとCrのモル比が0.95:0.05、
0.90:0.10のいずれかとなるように秤量した
後、硝酸クロム九水和物が完全に溶解する量の純水中に
硝酸クロム九水和物を溶解した。その後その溶液中に球
状二酸化マンガンを入れて加熱しながら攪拌し、水分を
揮発させ、乾燥粉末を得た。この乾燥粉末を大気中58
0℃で20時間熱処理し、室温まで炉冷した。これと水
酸化リチウム一水和物とをLiとMn+Crのモル比が
1:1となるように秤量し、脱水したエタノールを加え
てボールミルで15時間混合した。これをボールミルか
ら取り出し、85℃で3時間乾燥して、混合粉末を得
た。この混合粉末を、アルゴン雰囲気中475℃で2時
間仮焼した後、(A)450℃、(B)600℃(C)
950℃のいずれかで20時間焼成し、室温まで炉冷し
て、活物質を得た。
【0079】得られた活物質を、CuのKα線を用いた
粉末X線回折で分析したところ、LiMnO2で帰属で
きる回折ピークのみが確認できた。
【0080】またSEM観察を行ったところ、球状二次
粒子の形骸は完全に崩れ、平均粒径が5μm以下の非常
に細かい一次粒子のみからなっていることを確認した。
【0081】得られた活物質の充放電容量の測定は実施
例1と同様に行った。得られた結果を表1に示す。
【0082】得られた活物質のタップ密度の測定は実施
例1と同様に行った。得られた結果を表2に示す。
【0083】評価 実施例1〜4について、(A)450℃の焼成温度の電
池および(B)600℃の焼成温度の電池のいずれも、
容量維持率(サイクル特性)が72.1%以上と高く、
同じ焼成温度の比較例1の電池の容量維持率が63.5
〜65.6%であるのと比較して、いずれも高い。
【0084】このように、元素で置換しないLiMnO
2を低温で合成して得られる正極活物質がサイクル特性
に劣るという欠点を、本発明の正極活物質により解決で
きていることがわかる。
【0085】また、実施例1の(C)950℃の焼成温
度の電池の初期容量は、110.4(mAh/g)およ
び105.3(mAh/g)であり、同じ焼成温度の比
較例1の電池の初期容量が31.0(mAh/g)であ
るのと比較して、高い。
【0086】このように、元素で置換しないLiMnO
2を高温で合成して得られる正極活物質が初期容量に劣
るという欠点を、本発明の正極活物質により解決できて
いることがわかる。
【0087】さらに表2から、実施例1では、比較例2
と比較して、いずれも高いタップ密度を実現していて、
結果として単位体積当たりの放電容量が高くなっている
ことがわかる。
【0088】
【発明の効果】本発明のLiMn1-yy2型化合物
は、非水系電解質二次電池の正極活物質として用いるこ
とで、電池として高い初期容量とサイクル特性を具備さ
せることが可能となり、また従来に比べ正極としての成
形性、充填密度の向上を図ることが可能であるため、単
位体積当たりの初期容量の大きな二次電池を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の正極活物質を使用する2032型の
コイン電池を示した一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1 負極 2 セパレータ(電解液含浸) 3 正極 4 ガスケット 5 負極缶 6 正極缶
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/40 H01M 10/40 Z Fターム(参考) 4G048 AA04 AB01 AB05 AC06 AD04 5H029 AJ03 AJ05 AK03 AL12 AM03 AM05 AM07 BJ03 CJ02 CJ08 CJ23 DJ16 EJ04 EJ12 HJ02 HJ05 HJ14 5H050 AA07 AA08 BA16 BA17 CA09 CB12 EA10 EA24 FA17 GA02 GA10 GA23 HA02 HA05 HA14 HA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LiMn1-yy2で表され、yは、0
    <y≦0.10なる条件を満たし、Mは、Cr、Ni、
    CoおよびAlからなる群から選ばれる少なくとも1種
    以上の金属元素であるリチウムマンガン複合酸化物から
    なり、平均粒径1μm以下の一次粒子が多数集合して形
    成した球状または楕円球状の二次粒子からなることを特
    徴とする非水系電解質二次電池用正極活物質。
  2. 【請求項2】 金属元素Mの化合物を融解または溶解で
    マンガン化合物に添加した後、その形骸を保つようにし
    て、リチウム化合物と混合して熱処理して得られ、Li
    Mn1-yy2で表され、yは、0<y≦0.10なる
    条件を満たし、Mは、Cr、Ni、CoおよびAlから
    なる群から選ばれる少なくとも1種以上の金属元素であ
    るリチウムマンガン複合酸化物からなることを特徴とす
    る非水系電解質二次電池用正極活物質。
  3. 【請求項3】 球状または楕円球状の二次粒子からなる
    マンガン化合物に、形骸を壊さないように、金属元素M
    の化合物を添加した後にリチウム化合物と混合し、焼成
    して、請求項1または2に記載の非水系電解質二次電池
    用正極活物質を得ることを特徴とする製造方法。
  4. 【請求項4】 球状または楕円球状の二次粒子からなる
    マンガン化合物に、加熱溶融した金属元素Mの硝酸塩、
    もしくは溶媒に溶解した金属元素Mの硝酸塩を含浸さ
    せ、形骸を壊さないようにリチウム化合物と混合し、焼
    成して、請求項1または2に記載の非水系電解質二次電
    池用正極活物質を得ることを特徴とする製造方法。
  5. 【請求項5】 リチウム化合物と混合する前に、550
    ℃以上の温度で熱処理をすることを特徴とする請求項3
    または4に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱処理が、450℃以上1000℃
    以下で4時間以上行うことを特徴とする請求項3または
    4に記載の製造方法。
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