JP2002298725A - 漏電検出装置 - Google Patents

漏電検出装置

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JP2002298725A
JP2002298725A JP2001093236A JP2001093236A JP2002298725A JP 2002298725 A JP2002298725 A JP 2002298725A JP 2001093236 A JP2001093236 A JP 2001093236A JP 2001093236 A JP2001093236 A JP 2001093236A JP 2002298725 A JP2002298725 A JP 2002298725A
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resistor
amplifier
leakage
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Hideomi Adachi
英臣 足立
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な漏電検出ができる漏電検出装置を提供
すること。 【解決手段】 漏電検出装置は、バッテリ1のプラス端
子と、負荷に接続された第1の電線2との間に接続され
た第1の検出抵抗4と、負荷に接続された第2の電線3
と、バッテリ1のマイナス端子との間に接続され、第1
の検出抵抗4と同一材質、同一形状及び同一抵抗値を有
する第2の検出抵抗5と、第1の検出抵抗4からの検出
出力と第2の検出抵抗5からの検出出力の差分を検出
し、検出された差分に基づいて漏電検出出力を得る漏電
検出手段6〜10とからなる。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏電検出装置に関
し、特に車両用として好適な漏電検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の漏電検出装置として、特開平10
−232259号公報に開示されているものがある。
【0003】特開平10−232259号公報に開示さ
れている漏電検出装置は、図6に示すように、磁気イン
ピーダンス素子53を用いて漏電時に磁性体コア52の
ギャップ部に発生する磁界を検出する形式となってい
る。すなわち、漏電は、電線Aから負荷(図示しない)
に流れ込む電流と、負荷から電線Bに流れ込む電流とが
異なることにより検出される。まず、磁性体52から構
成されるリング状の感知器51の中に電線Aおよび電線
Bを通す。次に、漏電が発生すると、リング形状の磁性
体52により磁界変化が検出される。すると、磁性体5
2に発生した磁界の変化がインピーダンスの変化として
磁気インピーダンス素子53により検出される。検出さ
れたインピーダンス変化は、検出器54において感度を
良くするために発振回路55により発振させたり、フィ
ルタ回路および増幅回路56により波形整形を行った
後、信号検出回路57で検出し出力信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
漏電検出装置は、磁気インピーダンス素子53の出力が
リニアでないことから、正確な漏電検出ができないとい
う問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、正確な漏電検出ができる漏電検出装置を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、バッテリのプラス端
子と、負荷に接続された第1の電線との間に接続された
第1の検出抵抗と、上記負荷に接続された第2の電線
と、上記バッテリのマイナス端子との間に接続され、上
記第1の検出抵抗と同一材質、同一形状及び同一抵抗値
を有する第2の検出抵抗と、上記第1の検出抵抗からの
検出出力と上記第2の検出抵抗からの検出出力の差分を
検出し、検出された差分に基づいて漏電検出出力を得る
漏電検出手段と、からなることを特徴とする漏電検出装
置に存する。
【0007】請求項1記載の発明によれば、漏電検出装
置は、バッテリのプラス端子と、負荷に接続された第1
の電線との間に接続された第1の検出抵抗と、負荷に接
続された第2の電線と、バッテリのマイナス端子との間
に接続され、第1の検出抵抗と同一材質、同一形状及び
同一抵抗値を有する第2の検出抵抗と、第1の検出抵抗
からの検出出力と第2の検出抵抗からの検出出力の差分
を検出し、検出された差分に基づいて漏電検出出力を得
る漏電検出手段と、からなる。それにより、2つの検出
抵抗の電圧降下の差分により漏電を検出するので、漏電
検出出力がリニアに得られ、正確な漏電検出が可能であ
る。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、前記漏電検出手段は、非反転入力端子
が前記第1の検出抵抗と前記バッテリのプラス端子の接
続点に接続されかつ反転入力端子が前記第1の検出抵抗
と前記第1の電線の接続点に接続された第1の差動増幅
器と、上記第1の差動増幅器の出力を増幅する第1の絶
縁型増幅器と、非反転入力端子が前記第2の検出抵抗と
前記バッテリのマイナス端子の接続点に接続されかつ反
転入力端子が前記第2の検出抵抗と前記第2の電線の接
続点に接続された第2の差動増幅器と、上記第2の差動
増幅器の出力を増幅する第2の絶縁型増幅器と、上記第
1の絶縁型増幅器の出力と上記第2の絶縁型増幅器の出
力を加算する加算回路と、からなることを特徴とする請
求項1記載の漏電検出装置に存する。
【0009】請求項2記載の発明によれば、漏電検出手
段は、非反転入力端子が第1の検出抵抗とバッテリのプ
ラス端子の接続点に接続されかつ反転入力端子が第1の
検出抵抗と第1の電線の接続点に接続された第1の差動
増幅器と、第1の差動増幅器の出力を増幅する第1の絶
縁型増幅器と、非反転入力端子が第2の検出抵抗とバッ
テリのマイナス端子の接続点に接続されかつ反転入力端
子が第2の検出抵抗と第2の電線の接続点に接続された
第2の差動増幅器と、第2の差動増幅器の出力を増幅す
る第2の絶縁型増幅器と、第1の絶縁型増幅器の出力と
第2の絶縁型増幅器の出力を加算する加算回路と、から
なる。それにより、バッテリを含む絶縁型増幅器の入力
以前の強電側と、漏電検出出力を得る絶縁型増幅器の出
力以降の弱電側を絶縁することができ、正確な漏電検出
が可能である。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、前記第1及び第2の検出抵抗は、ジョ
イントボックス内に設置されているバスバーからなるこ
とを特徴とする請求項1記載の漏電検出装置に存する。
【0011】請求項2記載の発明によれば、第1及び第
2の検出抵抗は、ジョイントボックス内に設置されてい
るバスバーからなる。それにより、バスバーを検出抵抗
として利用でき、正確な漏電検出が可能である。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の発明は、前記第1及び第2の絶縁型増幅器は、
アナログ光絶縁回路で構成されることを特徴とする請求
項2記載の漏電検出装置に存する。
【0013】請求項4記載の発明によれば、第1及び第
2の絶縁型増幅器は、アナログ光絶縁回路で構成され
る。それにより、強電側と弱電側を絶縁することがで
き、正確な漏電検出が可能である。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の発明は、前記第1の絶縁型増幅器および/また
は前記第2の絶縁型増幅器の出力側に、電流検出出力回
路を備えたことを特徴とする請求項2記載の漏電検出装
置に存する。
【0015】請求項5記載の発明によれば、第1の絶縁
型増幅器および/または第2の絶縁型増幅器の出力側
に、電流検出出力回路を備えている。それにより、漏電
検出と、負荷電流検出が可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明による漏電検出装置の実施
の形態を示す構成図である。漏電検出装置は、一例とし
て、EV(Electrical Vehicle)や
HEV(Hybrid Electrical Veh
icle)等の車両における漏電の有無を確認する場合
を示している。図1において、漏電検出装置は、第1及
び第2の検出抵抗4,5と、第1及び第2の差動増幅器
6,8と、第1及び第2の絶縁型増幅器8,9と、加算
回路10とからなる。
【0018】第1の検出抵抗4は、EVやHEV等の高
電圧車両駆動用のバッテリ1のプラス端子と、負荷(図
示しない)に接続された第1の電線2との間に接続され
る。第2の検出抵抗5は、バッテリ1のマイナス端子
と、負荷(図示しない)に接続された第2の電線3との
間に接続される。第1の検出抵抗4と第2の検出抵抗5
は、同一材料、同一形状及び同一抵抗値を有し、したが
って、温度特性も同一となっている。
【0019】第1の差動増幅器6は、出力端子が第1の
絶縁型増幅器8の入力端子に接続されたオペアンプ12
と、第1の検出抵抗4及び第1の電線2の接続点とオペ
アンプ12の反転入力端子との間に接続された抵抗13
と、オペアンプ12の反転入力端子と出力端子の間に接
続された抵抗14と、バッテリ1のプラス端子及び第1
の検出抵抗4の接続点とオペアンプ12の非反転入力端
子との間に接続された抵抗15と、オペアンプ12の非
反転入力端子と接地間に接続された抵抗16とからな
る。第2の差動増幅器7は、出力端子が第2の絶縁型増
幅器9の入力端子に接続されたオペアンプ17と、第2
の検出抵抗5及び第2の電線3の接続点とオペアンプ1
7の反転入力端子との間に接続された抵抗18と、オペ
アンプ17の反転入力端子と出力端子の間に接続された
抵抗19と、バッテリ1のマイナス端子及び第2の検出
抵抗5の接続点とオペアンプ17の非反転入力端子との
間に接続された抵抗20と、オペアンプ17の非反転入
力端子と接地間に接続された抵抗21とからなる。第1
と第2の差動増幅器6,8は、同一の構成と同一の増幅
率を有する。
【0020】第1及び第2の絶縁型増幅器8,9は、そ
れぞれ、同一構成及び同一増幅率を有し、第1の差動増
幅器6および加算回路10の間と、第2の差動増幅器7
と加算回路10の間に接続され、その入力側の強電系
と、その出力側の弱電系を絶縁するためのものである。
【0021】加算回路10は、出力側が出力端子11に
接続されたオペアンプ22と、一方の端部が第1の絶縁
型増幅器8の出力端子に接続された抵抗23と、一方の
端部が第2の絶縁型増幅器9の出力端子に接続されると
共に他方の端部が抵抗23の他方の端部に接続された抵
抗24と、抵抗23,24の接続点とオペアンプ22の
反転入力端子に接続された抵抗25と、オペアンプ22
の反転入力端子と出力端子の間に接続された抵抗26
と、オペアンプ26の非反転入力端子と接地間に接続さ
れた抵抗27とからなる。
【0022】次に上述の構成の漏電検出装置の動作を説
明する。バッテリ1のプラス端子から第1の検出抵抗4
及び第1の電線2を介して負荷に電流が流れると、第1
の検出抵抗4の両端に電圧降下が発生し、この電圧降下
が第1の差動増幅器6で検出され、第1の差動増幅器6
の出力電圧が、第1の絶縁型増幅器8に供給される。ま
た、この時、負荷から第2の電線3及び第2の検出抵抗
5を介してバッテリ1のマイナス端子にも電流が流れ、
第2の検出抵抗5の両端に電圧降下分が発生し、この電
圧降下分が第2の差動増幅器7で検出され、第2の差動
増幅器7の出力電圧が、第2の絶縁型増幅器9に供給さ
れる。
【0023】第1及び第2の絶縁型増幅器8,9の出力
電圧は、加算回路10の抵抗23,24の接続点で加算
され、加算された電圧がオペアンプ22で増幅されて、
出力端子11に出力される。
【0024】そこで、正常動作時(すなわち、漏電がな
い時)は、バッテリ1から第1の電線2へ流出する電流
と、第2の電線3から流入する電流とが同一であるた
め、第1の検出抵抗4の電圧降下分と、第2の検出抵抗
5の電圧降下分は、同一となり、それぞれ、第1及び第
2の差動増幅器6,7から、同一値で互いに逆極性の出
力電圧+V1,−V2(V1=V2)として出力され
る。第1及び第2の差動増幅器6,7の出力電圧+V
1,−V2は、それぞれ、第1の絶縁型増幅器8及び第
2の絶縁型増幅器9で増幅され、抵抗23及び抵抗24
を介して抵抗23と抵抗24の接続点で加算される。こ
のとき、出力電圧+V1,−V2は、同一値で互いに逆
極性を有するで、抵抗23と抵抗24の接続点で加算さ
れたとき、互いに相殺され、加算電圧V3はゼロになる
(V3=(+V1)+(−V2)=0)。
【0025】したがって、オペアンプ22の反転入力端
子の入力電圧がゼロとなり、出力端子11に表れる漏電
検出電圧もゼロとなり、漏電がないことが示される。
【0026】一方、負荷や電線2,3部分から直接接地
に対して流れ込む漏電電流が発生すると、第1の検出抵
抗4及び第1の電線2を介してバッテリ1から流出する
電流よりも、第2の電線3及び第2の検出抵抗5を介し
てバッテリ1に流入する電流の方が小さくなる。
【0027】その結果、第2の検出抵抗5の電圧降下分
は、第1の検出抵抗4の電圧降下分より小さくなり、そ
れぞれ、第1及び第2の差動増幅器6,7から、異なる
値で互いに逆極性の出力電圧+V1,−V2(V1>V
2)として出力される。第1及び第2の差動増幅器6,
7の出力電圧+V1,−V2は、それぞれ、第1の絶縁
型増幅器8及び第2の絶縁型増幅器9で増幅され、抵抗
23及び抵抗24を介して抵抗23と抵抗24の接続点
で加算される。このとき、出力電圧+V1,−V2は、
異なる値で互いに逆極性を有するで、抵抗23と抵抗2
4の接続点で加算されたとき、加算電圧は、V1とV2
の差分となる。
【0028】したがって、オペアンプ22の反転入力端
子にこの差分電圧が入力されて増幅され、出力端子11
に上述の差分電圧に基づく漏電検出電圧が得られ、漏電
を起こしていることが検出される。
【0029】
【実施例】次に、図2は、本発明による漏電検出装置の
実施例を示す構成図である。この実施例では、第1及び
第2の絶縁型増幅器8,9として、それぞれ、同一構成
及び同一増幅率を有するアナログ光絶縁回路を用いてい
る点を除いて、その他の構成は図1と同じである。
【0030】すなわち、第1の絶縁型増幅器8は、オペ
アンプ28,29と、抵抗30,31と、光カップラ3
2とから構成されるアナログ光絶縁回路としている。抵
抗30は、第1の差動増幅器6の出力すなわちオペアン
プ12の出力端子と、オペアンプ28の非反転入力端子
の間に接続され、抵抗31は、オペアンプ29の非反転
入力端子と出力端子間に接続されている。光カップラ3
2は、発光用フォトダイオード32aと、2つの受光用
フォトダイオード32b,32cの組み合わせからな
り、発光用フォトダイオード32aは、オペアンプ28
の出力端子と接地の間に接続され、受光用フォトダイオ
ード32bは、オペアンプ28の非反転入力端子と反転
入力端子の間に接続され、受光用フォトダイオード32
cは、オペアンプ29の非反転入力端子と反転入力端子
の間に接続されている。オペアンプ29の出力端子は、
加算回路10の抵抗23の一方の端部に接続されてい
る。
【0031】同様に、第2の絶縁型増幅器9は、オペア
ンプ33,34と、抵抗35,36と、光カップラ37
とから構成されるアナログ光絶縁回路としている。抵抗
35は、第2の差動増幅器7の出力すなわちオペアンプ
17の出力端子と、オペアンプ33の非反転入力端子の
間に接続され、抵抗36は、オペアンプ34の非反転入
力端子と出力端子間に接続されている。光カップラ37
は、発光用フォトダイオード37aと、2つの受光用フ
ォトダイオード37b,37cの組み合わせからなり、
発光用フォトダイオード37aは、オペアンプ33の出
力端子と接地の間に接続され、受光用フォトダイオード
37bは、オペアンプ33の非反転入力端子と反転入力
端子の間に接続され、受光用フォトダイオード37c
は、オペアンプ34の非反転入力端子と反転入力端子の
間に接続されている。オペアンプ34の出力端子は、加
算回路10の抵抗24の一方の端部に接続されている。
【0032】上述の構成において、第1の差動増幅器6
の出力電圧は、抵抗30を介してオペアンプ28に入力
され、増幅されて、光カップラ32の発光用フォトダイ
オード32aを発光させる。それにより、光カップラ3
2の受光用フォトダイオード32cが反応してオンとな
り、オペアンプ29よりそれに応じた出力電圧が得ら
れ、加算回路10の抵抗23に供給される。同様に、第
2の差動増幅器7の出力電圧は、抵抗35を介してオペ
アンプ33に入力され、増幅されて、光カップラ37の
発光用フォトダイオード37aを発光させる。それによ
り、光カップラ37の受光用フォトダイオード37cが
反応してオンとなり、オペアンプ34よりそれに応じた
出力電圧が得られ、加算回路10の抵抗24に供給され
る。
【0033】このように、第1及び第2の絶縁型増幅器
8,9は、それぞれ、同一構成及び同一増幅率を有する
アナログ光絶縁回路で構成され、その入力側の強電系
と、その出力側の弱電系を光カップラ32,37で絶縁
している。
【0034】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0035】たとえば、他の実施例として、図3に示す
ように、図1における第1及び第2の検出抵抗4,5に
代えて、車両のジャンクションボックスJBのバスバー
40,41を使用しても良い。この場合、その他の構成
は図1と同じであり、図3では省略している。
【0036】バスバー40,41は、図4に示すよう
に、ジャンクションボックスJB内の基板42に実装さ
れ、同様に基板42に実装されたコネクタ43に基板4
2のプリント配線によって配線されている。バスバー4
0の一方の端部40aは、基板42のプリント配線及び
コネクタ43を介してバッテリ1のプラス端子に接続さ
れ、他方の端子40bは、基板42のプリント配線及び
コネクタ43を介して第1の電線2に接続され、両端部
40a,40b間の低抵抗分が検出抵抗として利用され
る。同様に、バスバー41の一方の端部41aは、基板
42のプリント配線及びコネクタ43を介してバッテリ
1のマイナス端子に接続され、他方の端子40bは、基
板42のプリント配線及びコネクタ43を介して第2の
電線3に接続され、両端部41a,41b間の低抵抗分
が検出抵抗として利用される。
【0037】このように、バスバー40,41を検出抵
抗として利用した場合、バッテリ1のプラス端子側とマ
イナス端子側で、温度特性が等しくなることから、生産
工程上、ロット間のばらつきがあったとしても、性能に
は関係なくなり、正確な漏電検出が可能となる。
【0038】また、他の実施例として、図5に示すよう
に、第2の絶縁型増幅器9の出力側に、増幅器44と、
出力端子45からなる電流検出出力回路を設けても良
い。この場合、通常動作時、検出抵抗5を流れる負荷電
流を、電流検出出力回路で検出し、出力端子45から負
荷電流に応じた電流検出出力を得ることができる。な
お、第1の絶縁型増幅器8の出力側に、電流検出出力回
路を設けても良い。
【0039】さらに、上述の説明では、車両における漏
電の有無を確認する場合について述べたが、本発明は、
これに限らず種々の用途に適用可能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、2つの検
出抵抗の電圧降下の差分により漏電を検出するので、漏
電検出出力がリニアに得られ、正確な漏電検出が可能で
ある。
【0041】請求項2記載の発明によれば、バッテリを
含む絶縁型増幅器の入力以前の強電側と、漏電検出出力
を得る絶縁型増幅器の出力以降の弱電側を絶縁すること
ができ、正確な漏電検出が可能である。
【0042】請求項3記載の発明によれば、ジョイント
ボックス内のバスバーを第1及び第2の検出抵抗として
利用するので、温度特性が等しくなり、生産工程上、ロ
ット間のばらつきがあったとしても、性能には関係なく
なり、正確な漏電検出が可能となる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、アナログ光
絶縁回路により、バッテリを含む強電側と、漏電検出出
力を得る弱電側を絶縁することができる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、漏電検出の
ための構成要素の一部を利用して、通常動作時の負荷電
流の検出も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による漏電検出装置の実施の形態を示す
構成図である。
【図2】本発明による漏電検出装置の実施例を示す構成
図である。
【図3】本発明による漏電検出装置の他の実施例を示す
構成図である。
【図4】図3におけるバスバーの実装例を示す略図であ
る。
【図5】本発明による漏電検出装置のさらに他の実施例
を示す構成図である。
【図6】従来の漏電検出装置の構成例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 第1の電線 3 第2の電線 4 第1の検出抵抗 5 第2の検出抵抗 6 第1の差動増幅器(漏電検出手段の一部) 7 第2の差動増幅器(漏電検出手段の一部) 8 第1の絶縁型増幅器(漏電検出手段の一部) 9 第2の絶縁型増幅器(漏電検出手段の一部) 10 加算回路(漏電検出手段の一部) 11 出力端子 40 バスバー 41 バスバー 44 増幅器(電流検出回路の一部) 45 出力端子(電流検出回路の一部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA16 AB24 AC18 2G025 AA17 AB05 AC04 5G004 AA04 AB02 BA01 DA02 DC05 DC09 5G030 XX01 YY12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリのプラス端子と、負荷に接続さ
    れた第1の電線との間に接続された第1の検出抵抗と、 上記負荷に接続された第2の電線と、上記バッテリのマ
    イナス端子との間に接続され、上記第1の検出抵抗と同
    一材質、同一形状及び同一抵抗値を有する第2の検出抵
    抗と、 上記第1の検出抵抗からの検出出力と上記第2の検出抵
    抗からの検出出力の差分を検出し、検出された差分に基
    づいて漏電検出出力を得る漏電検出手段と、 からなることを特徴とする漏電検出装置。
  2. 【請求項2】 前記漏電検出手段は、 非反転入力端子が前記第1の検出抵抗と前記バッテリの
    プラス端子の接続点に接続されかつ反転入力端子が前記
    第1の検出抵抗と前記第1の電線の接続点に接続された
    第1の差動増幅器と、 上記第1の差動増幅器の出力を増幅する第1の絶縁型増
    幅器と、 非反転入力端子が前記第2の検出抵抗と前記バッテリの
    マイナス端子の接続点に接続されかつ反転入力端子が前
    記第2の検出抵抗と前記第2の電線の接続点に接続され
    た第2の差動増幅器と、 上記第2の差動増幅器の出力を増幅する第2の絶縁型増
    幅器と、 上記第1の絶縁型増幅器の出力と上記第2の絶縁型増幅
    器の出力を加算する加算回路と、 からなることを特徴とする請求項1記載の漏電検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の検出抵抗は、ジョイ
    ントボックス内に設置されているバスバーからなること
    を特徴とする請求項1記載の漏電検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の絶縁型増幅器は、ア
    ナログ光絶縁回路で構成されることを特徴とする請求項
    2記載の漏電検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の絶縁型増幅器および/または
    前記第2の絶縁型増幅器の出力側に、電流検出出力回路
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の漏電検出装
    置。
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