JP2002298142A - 人物画像検出方法、この方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、人物画像検出装置及びこの装置を備えた撮影装置 - Google Patents

人物画像検出方法、この方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、人物画像検出装置及びこの装置を備えた撮影装置

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JP2002298142A
JP2002298142A JP2001097455A JP2001097455A JP2002298142A JP 2002298142 A JP2002298142 A JP 2002298142A JP 2001097455 A JP2001097455 A JP 2001097455A JP 2001097455 A JP2001097455 A JP 2001097455A JP 2002298142 A JP2002298142 A JP 2002298142A
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person
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distance
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Kenji Nakamura
研史 中村
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Minolta Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/60Type of objects
    • G06V20/64Three-dimensional objects
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/71Circuitry for evaluating the brightness variation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像内の人物に対応する領域を正確に検出す
る。 【解決手段】 画像作成部101で測距部から入力され
た複数の被写体距離(多点測距値)を用いて撮影画面の
各測距点に被写体距離をプロットしてなる距離画像を作
成する。領域分割処理部102で同一の距離範囲を有す
る領域毎に撮影画面を分割する。幅寸法演算部103で
各分割領域毎に複数個の水平方向の幅寸法を演算する。
人物判定部104で各分割領域毎に複数の幅寸法を用い
て幅寸法比を算出し、この幅寸法比の中で実際に人物の
有する幅寸法比(頭幅/胴幅)の所定の範囲内に入るも
のが存在するとき、当該分割領域を人物に対する領域と
判定する。実際の人物の有する幅寸法比を用いて領域の
判定をすることで人物判定の精度を高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像から当該画像
に含まれる人物の画像を検出する人物画像検出方法、こ
の方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒
体、人物画像検出装置及びこの装置を備えた撮影装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムカメラ、デジタルスチルカ
メラ、ビデオカメラ等のカメラの技術分野においては、
多点測距装置及び多点測光装置が実用化され、撮影画面
内の複数点で測定された被写体距離(カメラから被写体
までの距離)と被写体輝度(被写体での反射光量)を用
いて撮影画面内の主被写体(主に人物)の位置を推定
し、その主被写体に焦点及び露出を自動的に調節するカ
メラが実現されている。
【0003】そして、スチルカメラにおいては、多点測
距装置で得られた複数個の被写体距離情報を用いて撮影
画面内における主被写体を検出する方法が種々提案され
ている。
【0004】例えば特開平5−196858号公報に
は、被写体距離に基づきカメラから最近接の被写体を優
先的に主被写体として検出する方法において、多点測距
装置で得られた複数個の被写体距離のうち、同一の主被
写体を測定したものであると推定される被写体距離を抽
出することで、画面内での当該主被写体の占める領域を
抽出し、この領域に対応する多点測光装置での被写体輝
度データを用いて当該抽出領域が人物であるか否かを判
定する方法が示されている。この方法は、被写体距離と
被写体輝度の情報を組み合わせることにより被写体距離
だけで主被写体を検出する方法よりも主被写体として検
出される人物の検出精度を高めるものである。
【0005】また、特開平6−214148号公報に
は、パッシブ型測距装置において、測距センサの受光領
域を複数の領域に分割し、各分割領域毎に被写体距離を
検出し、同一の被写体の被写体距離を検出した分割領域
の範囲を算出するとともに、この範囲と被写体距離との
積で定義される当該被写体の大きさを算出し、この被写
体の大きさに基づいて主被写体を特定する方法が示され
ている。この方法は、撮像面における被写体光像の幅寸
法と被写体距離との積で定義される被写体の大きさに基
づいて主被写体を特定することにより被写体距離だけで
主被写体を特定する方法よりも主被写体の検出精度を高
めるものである。
【0006】また、ビデオカメラにおいては、各フレー
ム画像の色情報を用いて撮影画面内における人物を検出
する方法が種々提案されている。例えば特開平5−37
940号公報には、各フレーム画像から肌色部分を抽出
するとともに、その肌色部分が人物の画像であるか否か
を判定することで撮影画面内の人物を検出する方法が示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】デジタルスチルカメ
ラ、ビデオカメラ、監視カメラ等の撮影装置において、
AF(自動焦点調節)制御/AE(自動露出調節)制御
や追尾制御を行う場合、制御対象となる主被写体の誤検
出は少ない方が望ましい。特に主被写体が人物の場合
は、その人物は撮影者の意図する撮影対象であり、撮影
画面内における背景等よりも撮影価値は高いと考えられ
るから、画面内における人物検出の誤検出は可能な限り
低い方が望ましい。
【0008】上記従来の特開平5−196858号公報
に記載のものは、被写体距離と被写体輝度とを組み合わ
せて画面内の人物を検出するようにしているので、被写
体距離だけで人物を検出するよりも検出精度は向上する
が、撮影画面内に含まれる被写体は人物に限られるもの
ではなく、主被写体となる人物の被写体距離も任意で、
常に人物が最近接に配置されているとは限らないので、
人物の検出精度としては必ずしも十分とは言えない。
【0009】すなわち、特開平5−196858号公報
に記載のものは、被写体距離に基づいて抽出された複数
の近接に位置する主被写体候補から被写体輝度に基づい
て人物の主被写体を特定するものであるため、人物と類
似した被写体輝度を有する人物以外の主被写体候補が人
物の主被写体として誤検出される虞がある。
【0010】上記従来の特開平6−214148号公報
に記載のものは、被写体の大きさを被写体の1個の幅寸
法と被写体距離とで定義しているため、撮影画面内に人
物と推定される被写体の大きさと略同一の大きさを有す
る人物以外の画像が含まれている場合には誤検出される
虞がある。また、人物とはいっても成人や子供によって
大きさが異なり、被写体距離が同一であっても画面内で
の被写体光像の大きさが相違するため、子供等が人物と
して検出されない場合もあり、成人や子供に関係なく人
物を他の物体と識別して確実に検出することは困難であ
る。
【0011】上記従来の特開平5−37940号公報に
記載のものは、肌色を人物と他の物体との識別ファクタ
ーとしているため、撮影画像の色が正確でないと、誤検
出となる虞がある。また、肌の色は性別、人種、成人、
子供等によって個体差があるため、これらのファクター
によって誤検出となる可能性もある。更に撮影画像の色
情報は光源や周辺の光(環境光)の影響を受け易いの
で、撮影画像から肌色領域が安定して検出できるとは限
らないという問題もある。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、画像内に含まれる人物の画像を高い精度で検出
することのできる人物画像検出方法、この方法を実行す
るためのプログラムを記録した記録媒体、人物画像検出
装置及びこの装置を備えた撮影装置を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像をその内
容に基づいて複数の領域に分割する領域分割ステップ
と、上記画像の分割領域毎に少なくとも2箇所の略水平
方向の幅寸法を算出する幅寸法算出ステップと、上記画
像の分割領域毎に、上記幅寸法算出手段で算出された幅
寸法を用いて複数の幅寸法の比を算出する幅寸法比算出
ステップと、上記画像の分割領域毎に算出された幅寸法
比を用いて人物画像と推定される分割領域を算出する人
物画像算出ステップとからなることを特徴とする人物画
像検出方法である(請求項1)。
【0014】また、本発明は、コンピュータを、画像を
その内容に基づいて複数の領域に分割する領域分割手段
と、上記画像の分割領域毎に少なくとも2箇所の略水平
方向の幅寸法を算出する幅寸法算出手段と、上記画像の
分割領域毎に、上記幅寸法算出手段で算出された幅寸法
を用いて複数の幅寸法の比を算出する幅寸法比算出手段
と、上記画像の分割領域毎に算出された幅寸法比を用い
て人物画像と推定される分割領域を算出する人物画像算
出手段として機能させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体である(請求項
2)。
【0015】更に、本発明は、画像をその内容に基づい
て複数の領域に分割する領域分割手段と、上記画像の分
割領域毎に少なくとも2箇所の略水平方向の幅寸法を算
出する幅寸法算出手段と、上記画像の分割領域毎に、上
記幅寸法算出手段で算出された幅寸法を用いて複数の幅
寸法の比を算出する幅寸法比算出手段と、上記画像の分
割領域毎に算出された幅寸法比を用いて人物画像と推定
される分割領域を算出する人物画像算出手段とを備えた
こと特徴とする人物画像検出装置である(請求項3)。
【0016】上記構成によれば、画像がその画像の内容
(図柄、模様等)に基づいて複数の領域に分割され、分
割領域毎に少なくとも2箇所の略水平方向の幅寸法を算
出され、更にその幅寸法を用いて複数の幅寸法の比が算
出される。そして、その幅寸法比を用いて人物画像と推
定される分割領域が算出される。例えば分割領域毎に、
当該分割領域の幅寸法比と予め設定された所定の幅寸法
比範囲とが比較され、当該幅寸法比範囲に含まれる幅寸
法比を有する分割領域が人物画像の領域として算出され
る(請求項4)。あるいはまた、分割領域毎に、当該分
割領域の最大寸法幅と予め設定された所定の幅寸法範囲
とが比較されるとともに、当該分割領域の幅寸法比と予
め設定された所定の幅寸法比範囲とが比較され、所定の
幅寸法範囲に含まれる最大寸法幅と所定の幅寸法比範囲
に含まれる幅寸法比とを有する分割領域が人物画像の領
域として算出される(請求項5)。
【0017】なお、上記所定の幅寸法比範囲は、人物の
正面方向のシルエットにおける胴部の幅寸法と頭部の幅
寸法との比を実測して得られたものである(請求項
6)。人物の撮影画像における胴部の幅寸法は、人物が
両手を胴に添わせた状態でのシルエットにおける水平方
向の寸法が最大となる寸法にするとよい(請求項7)。
【0018】また、上記人物画像検出装置において、画
面内に複数個の測距点を有し、各測距点毎に被写体まで
の距離を算出する多点測距装置を備え、上記画像は、測
距画面の各測距点に上記多点測距装置で測定された被写
体距離をプロットしてなる距離画像にするとよい(請求
項8)。
【0019】この構成によれば、多点測距装置により測
距画面の複数の測距点についてそれぞれ被写体距離が検
出される。そして、測距画面の各測距点に被写体距離を
プロットすることで三次元の距離画像が作成される。例
えば撮影画面に対応した測距画面内にマトリックス状に
n×m個の測距点Bnmが配置されている場合、測距画面
に対してXY直交座標を設定するとともに、この画面に
垂直な方向に被写体距離のD座標を設定し、各測距点B
nmに当該測距点Bnmに対応する被写体距離Dnmをプロッ
トすることで三次元(XYD)の距離画像が作成され
る。この距離画像では被写体距離の情報を用いて被写体
に対応した複数の領域に分割される。
【0020】更に、上記人物画像検出装置において、上
記測距画面の水平方向を検出する水平検出手段を備え、
上記人物画像検出装置は、上記水平検出手段の検出結果
に基づいて距離画像の水平方向の幅方向を判定し、各分
割領域毎にその幅方向の寸法を算出するとよい(請求項
9)。
【0021】この構成によれば、水平検出手段により測
距画面の水平方向が検出され、この検出結果に基づいて
距離画像の幅方向が判定され、その判定結果に基づいて
各分割領域の水平方向の幅寸法が算出される。例えば測
距画面を横長画面とすると、測距画面の長手方向が水平
となる状態で多点測距が行われ、その測距結果を用いて
距離画像が作成された場合、測距画面を分割してなる分
割領域毎に長手方向の寸法が幅寸法として算出される。
測距画面の長手方向が垂直となる状態で多点測距が行わ
れ、その測距結果を用いて距離画像が作成された場合
は、測距画面を分割してなる分割領域毎に短手方向の寸
法が幅寸法として算出される。
【0022】また、本発明は、自動焦点調節装置を備え
た撮影装置において、請求項8又は9記載の人物画像検
出装置を備え、上記自動焦点検出装置は、上記人物画像
検出装置によって検出された人物画像と推定された分割
領域に対応する被写体に焦点を調節するものである(請
求項10)。
【0023】この撮影装置によれば、人物画像検出装置
によって検出された分割領域(人物画像と推定された分
割領域)に対応する被写体に自動焦点調節装置によって
焦点が自動的に調節される。
【0024】なお、上記撮影装置において、多点測光装
置と自動露出制御装置とを更に備え、上記自動露出制御
装置は、上記多点測光装置で検出される被写体輝度のう
ち、上記人物画像検出装置によって検出された人物画像
と推定された分割領域に対応する被写体の被写体輝度を
用いて露出制御を行うとよい(請求項11)。
【0025】この撮影装置によれば、人物画像検出装置
によって検出された分割領域(人物画像と推定された分
割領域)に対応する被写体に自動焦点調節装置によって
焦点が自動的に調節されるとともに、多点測光装置で検
出される被写体輝度のうち、人物画像検出装置によって
検出された分割領域に対応する被写体の被写体輝度を用
いて露出制御が自動的に行われる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に係る人物画像検出装置を
備えた撮影装置について、デジタルスチルカメラを例に
説明する。
【0027】図1は、本発明に係る人物画像検出装置を
備えたデジタルスチルカメラの正面図である。また、図
2は、カメラ本体内に配設された人物検出検出装置を構
成する主要要素を示す図である。
【0028】このデジタルスチルカメラ1(以下、カメ
ラ1と略称する。)は、後述する人物画像検出装置によ
って検出される撮影画面内の人物と推定される被写体に
対して自動的に焦点調節(AF)や露出制御(AE)を
行うようになっている。
【0029】カメラ1は、カメラ本体2の正面略中央に
撮影レンズ3を有し、その斜め左上部に被写体の輝度を
測定する測光部4が設けられている。撮影レンズ3の上
部に測距部5が設けられ、その右側にファインダー対物
窓6が設けられている。カメラ本体2の上面の左端部適
所にはシャッタボタン7が設けられている。
【0030】図2に示すように、撮影レンズ3のレンズ
系内には複数枚のシャッタ羽根を組み合わせてなるレン
ズシャッタ8が設けられている。また、カメラ本体2内
の撮影レンズ3の光軸上の適所には、例えばCCD(Ch
arge-Coupled Device)エリアセンサからなる撮像素子
9が配設されている。
【0031】測光部4は、SPC等からなる複数個の受
光素子を備え、撮影画面内の複数の点で被写体輝度を検
出可能になっている。例えば図3に示すように、測光部
4は、撮影画面Aの中央部に6個の輝度検出エリアC1
〜C6を有している。これらの輝度検出エリアC1〜C
6は、測距部5の測距エリア(後述する複数の測距点B
nmを含むエリア)に重複するように設定されている。測
光部4で検出される6個の輝度データBvC1〜Bv
C6は、後述する制御部12に入力され、この制御部12
による露出制御に用いられる。
【0032】測距部5は、本発明に係る人物画像検出装
置の一構成要素をなしている。測距部5は、図4に示す
ように被写体からの反射光を受光するセンサ部51とこ
のセンサ部で得られる画像データを用いてカメラ1から
被写体までの距離(以下、被写体距離という。)D
(m)を算出する演算部52とからなる。
【0033】センサ部51は、図4及び図5に示すよう
に横方向に所定の間隔を設けて配置された一対のライン
センサ(511A,511B)を縦方向にn段(図5で
は5段)配設してなるセンサ511と、各ラインセンサ
対に対応して配設される5対のレンズ(512A,51
2B)からなるレンズ512とを備えている。レンズ5
12An,512Bn(但し、nはn段目のものであるこ
とを示す。)は、それぞれラインセンサ511An,5
11Bn(但し、nはn段目のものであることを示
す。)に被写体光像を結像させる。ラインセンサ511
n,511Bnは、例えば多数の電荷結合素子(以下、
画素という。)を線状に配列して成るCCDラインセン
サからなり、演算部52から受光動作が指示されると、
レンズ512A n,512Bnによって結像された被写体
光像を所定の時間だけ受光し、その受光によって得られ
た画像信号(各画素で光電変換された電気信号の集ま
り)を演算部52に出力する。演算部52は、センサ部
51から出力される画像信号を用いて三角測距の原理に
基づき、図6に示すように撮影画面A内のN(=n×
m)個(図6では45個)の測距点B11,B12,…Bnm
(但し、Bnmはn段目の左からm番目の測距点であるこ
とを示し、本実施形態ではn=5,m=9である。)に
ついて被写体距離D11,D12,…Dnmを算出する。
【0034】なお、測距部5による測距動作は、撮影者
がシャッタボタン7を半押しすることにより行なわれ
る。
【0035】演算部52はマイクロコンピュータからな
り、各段のラインセンサ対毎に9個の測距点Bn1〜Bn9
について被写体距離Dn1〜Dn9を算出する。図4におい
て左側のラインセンサ511Aを第1撮像部、右側のラ
インセンサ511Bを第2撮像部とすると、n段目の被
写体距離Dnは第1撮像部で得られる線状画像と第2撮
像部で得られる線状画像との相対的な位置のずれ量から
算出される。なお、このずれ量の演算方法は周知の方法
が適用されるので、詳細説明は省略する。
【0036】この被写体距離の演算では、図7に示すよ
うに両撮像部の撮像領域をそれぞれ画素配列方向に9個
の部分領域b1〜b9に分割し、各部分領域bm毎に第1
撮像部と第2撮像部とで得られる線状画像(図7では3
個の画素データで構成される線状画像)の相対的な位置
ずれ量を算出することで測距点Bn1〜Bn9に対する被写
体距離Dn1〜Dn9が算出される。測距部5で検出される
45個の被写体距離D nm(n=1〜5,m=1〜9)の
データは、後述する人物検出部10に入力される。
【0037】なお、部分領域bの数は9個に限定される
ものではなく、横方向の測距点Bの数(測距点の分解
能)に応じて適宜の数に設定することができる。横方向
の測距点Bの数を増加する場合は部分領域bの数を増加
すればよい。或いは9個の測距点Bn1〜Bn9の被写体距
離Dn1〜Dn9を用いてこれ以外の測距点の被写体距離D
を補間演算によって算出するようにしてもよい。
【0038】同様にラインセンサ対の数も5段に限定さ
れるものではなく、縦方向の測距点Bの数(測距点の分
解能)に応じて適宜の数に設定することができる。縦方
向の測距点Bの数を増加する場合はラインセンサ対を増
加するか、或いは5個の測距点B1m〜B5mの被写体距離
1m〜D5mを用いてこれ以外の測距点の被写体距離Dを
補間演算によって算出するようにしてもよい。
【0039】また、本実施形態では、複数対のラインセ
ンサ(511A,511B)を撮影画面A内の中央部に
縦方向に多段配置して多点測距するようにしているが、
図8に示すように、一対のエリアセンサ511A’,5
11B’を撮影画面Aの中央部に配置し、エリアセンサ
511A’,511B’の受光領域を複数個に分割し
て、分割領域毎に被写体距離Dnmを算出するようにして
もよい。
【0040】図1に戻り、カメラ本体2内の適所には、
測距部5で検出された被写体距離D nmの情報を用いて撮
影画面A内の人物を検出する人物検出部10と、カメラ
本体2の向き(撮影画面が縦画面となるか横画面となる
かの画面の向き)を検出する水平検出部11と、カメラ
1の撮影動作を統括制御する制御部12とが設けられて
いる。なお、測距部5と人物検出部10により人物検出
装置が構成され、測距部5と制御部12とにより自動焦
点調節装置の機能が果たされ、測光部4と制御部12と
により自動露出制御装置の機能を果たされる。
【0041】人物検出部10は、測距部5で検出される
n×m個の被写体距離Dnm(n=1〜5,m=1〜9)
と各被写体距離Dnmに対応する撮影画面A内における測
距点Bnmの位置とから、図10に示すような三次元の距
離画像Gを作成し、この距離画像Gを用いて撮影画面A
内の被写体が人物であると推定される領域を検出するも
のである。この検出結果は制御部12に入力される。な
お、人物検出部10の詳細は後述する。
【0042】水平検出部11は、カメラ本体2が水平に
保持されている状態(撮影画面が横画面となる状態)を
検出するもので、この検出情報は人物検出部10に入力
される。水平検出部11は、例えば底面に一対の接点が
設けられた密閉容器内に導体球を自由移動可能に封入し
てなるスイッチで構成されている。カメラ1が横向きで
水平保持されると、スイッチの底面は下側になるため、
密閉容器内の導体球が自重で底面に移動して一対の接点
が導通され、この接点の導通状態からカメラ1が横向き
であることが検出される。カメラ1が横向きで水平保持
されないと、スイッチの底面は下側とならないため導体
球は接点に接触せず、両接点が非導通となってカメラ1
が横向きでないことが検出される。水平検出部11によ
る水平検出情報は、人物検出部10において幅寸法(後
述)の算出方向を判別するために利用される。
【0043】制御部12は、シャッタボタン7が半押し
されると、測距動作(焦点を調節すべき焦点位置の検
出)と露出制御動作とを行い、シャッタボタン7が全押
しされると、測距動作で検出された焦点位置に撮影レン
ズ3の焦点を調節した後、露出制御動作で設定された絞
りとシャッタスピードとでレンズシャッタ8を駆動する
ことにより撮像素子9を露光し、この露光で得られる画
像信号を図略の画像処理部で所定の処理を行った後、図
略の記録媒体に記録する。この一連の撮影処理におい
て、制御部12は、人物検出部10から入力される撮影
画面内の人物と推定される被写体に対する被写体距離情
報を用いて焦点位置を設定するとともに、当該被写体に
対する輝度情報を用いて露出制御を行う。これらの焦点
調節及び露出調節の制御は後述する。
【0044】図9は、人物検出部10の処理機能をブロ
ック図で示したものである。
【0045】人物検出部10は、距離画像作成部10
1、領域分割処理部102、幅寸法演算部103及び人
物判定部104からなる。距離画像作成部101は、測
距部5から入力されるn×m個の被写体距離Dnm(n=
1〜5,m=1〜9)と各被写体距離Dnmに対応する撮
影画面A内における測距点Bnmの位置とを用いて、上述
した図10に示す三次元の距離画像Gを作成するもので
ある。距離画像Gは、撮影画面Aに対して横方向(長手
方向)をX軸、縦方向をY軸とするとともにXY平面に
対する垂直方向を被写体距離Dの軸とするように座標系
を設定すると、各測距点Bnmに対して撮影画面A上のX
Y座標(Xnm,Ynm)が定義できるから、各測距点Bnm
(Xnm,Ynm)に対して対応する被写体距離Dnmをプロ
ットすることにより作成される。
【0046】領域分割処理部102は、距離画像Gを用
いて撮影画面Aを同一の被写体距離の範囲に含まれる領
域で分割するものである。領域分割処理部102は、図
10に示すように被写体距離Dのスケールを所定のピッ
チで複数の範囲に分割し、被写体距離Dの各範囲に含ま
れる被写体距離Dnmを有する領域で撮影画面Aを分割す
る。
【0047】図10の例では、撮影画面A内に背景S
(無限遠の被写体)、最も遠距離にある物体Q1、次に
遠距離にある物体Q2及び最近接にある物体Q3とが含
まれている。いま、背景Sの領域の被写体距離Dsはほ
ぼ無限大(d3<Ds)で、物体Q1,Q2,Q3の占
める領域の被写体距離D1,D2,D3はそれぞれd2
<D1<d3,d1<D2<d2,D3<d1であると
すると、被写体距離Dのスケールを「d1以下」、「d
1〜d2」、「d2〜d3」、「d3より大」の4つの
距離範囲に分け、距離画像Gを構成する被写体距離Dnm
のデータが上記4つの距離範囲の何れに含まれるかを判
別することにより、各被写体距離Dnmに対応する測距点
nmが距離範囲に対応する領域に分割される。
【0048】すなわち、d3より大きい距離範囲に含ま
れる測距点Bnmは背景Sの領域AR(0)となり、d2〜
d3の距離範囲に含まれる測距点Bnmは最も遠距離にあ
る物体Q1に対応する領域AR(1)となり、d1〜d2
の距離範囲に含まれる測距点Bnmは次に遠い遠距離にあ
る物体Q2に対応する領域AR(2)となり、d1以下の
距離範囲に含まれる測距点Bnmは最近接にある物体Q3
に対応する領域AR(3)となり、撮影画面A内は、図1
1に示すように、4つの領域AR(0),AR(1),AR
(2),AR(3)に分割される。
【0049】幅寸法演算部103は、撮影画面A内の分
割された領域毎に水平方向の幅寸法Wを演算するもので
ある。幅寸法Wは、分割領域毎に縦方向に所定のピッチ
で複数個演算される。また、幅寸法Wは、被写体におけ
るサイズ(実寸)に変換されて算出される。すなわち、
ラインセンサ511A,511B上での幅寸法をw(pi
xel)、ラインセンサ511A,511Bの画素ピッチ
をp(m)、被写体距離をD(m)、測距部5の光学系
の焦点距離をfAF(m)とすると、幅寸法Wは、W=w
・p・D/fAF(m)で算出される。
【0050】このように幅寸法Wを被写体におけるサイ
ズに変換しているのは、幅寸法Wを用いて各分割領域A
R(1)〜AR(3)が人物に対応する領域であるか否かを判
定する際、判定のための閾値範囲(後述)を被写体にお
けるサイズで設定しているためである。閾値範囲を測距
部5の受光面におけるサイズで設定している場合は、幅
寸法Wは、測距部5の受光面におけるサイズ(すなわ
ち、W=w)とすればよい。
【0051】なお、水平検出部11の検出情報により撮
影画面が横画面であると判断された場合は、図12に示
すように長辺方向の寸法が幅寸法Wとして算出され、水
平検出部11の検出情報により撮影画面が縦画面である
と判断された場合は、図13に示すように短辺方向の寸
法が幅寸法Wとして算出される。
【0052】人物判定部104は、分割領域毎に、算出
された幅寸法Wのデータを用いて当該分割領域に対応す
る被写体(物体)が人物であるか否か(すなわち、撮影
画面Aのどの領域に人物が配置されているか)を判定す
るものである。
【0053】例えば複数の物体を撮影した画像から当該
画像に含まれる各物体に対応する画像(以下、部分画像
という。)のうち、人物に対応する画像を抽出するた
め、各部分画像が人物の画像であるか否かを判定する方
法は、パターンマッチング等種々の方法が考えられる
が、本実施形態では、判定結果をカメラのAF/AE制
御に適用するため、高速処理と比較的高い判定精度とが
要求されることを考慮して、人物の特徴的な形状を数値
化した、胴体部分の幅寸法Wd(両手を胴体に沿わせた
状態での人物のシルエットにおける幅寸法で通常、人体
全体の幅寸法のうち最大となるもの。以下、胴幅Wdと
いう。)に対する頭部の顔の部分の幅寸法Wh(頭部の
幅寸法のうち、最大のもの。以下、顔幅Whという。)
の幅比R(Wd)=Wh/Wdを用いて人物画像の判定を行
うようにしている。
【0054】図14は、実際の人物について顔幅/胴幅
の幅比を調べたものである。同図において、横軸は胴幅
Wd(m)、縦軸は顔幅Wh/胴幅Wdの幅比R、曲線
は人物に対して理想的な幅比Roである。
【0055】ある物体のシルエットについて、複数の幅
寸法W1,W2,…Wnを算出するとともに、これらの
幅寸法を用いて最大の幅寸法Wmaxに対する他の幅寸法
Wr(r=1,2,…n−1)の幅比Rr(Wmax)=Wr
/Wmaxを算出すると、その物体が人物の場合、幅比R
rの中で曲線に最も近い幅比Rrminは当該曲線に
極めて近接した値になるはずである。一方、その物体が
直方体のように幅寸法に変化の少ない物である場合、幅
比Rrminは曲線からかなり離れた値となるであろ
う。少なくともその物体のシルエットが人物のシルエッ
トに近づくと、その物体について算出される幅比Rrmi
nは曲線に近づくことは確かである。
【0056】図14において、曲線の幅比Roを含む
斜線で示す領域Asは、ある物体について算出される幅
比Rrminがこの領域Asに含まれる場合、当該物体を
人物であると判定する領域である。すなわち、ある胴幅
Wdにおける領域Asの範囲ΔR(Wd)は、ある物体につ
いて算出される幅比Rrmin(Wd)に対する人物判定の閾
値の範囲を示している。
【0057】本実施形態では、物体のシルエットとして
距離画像から撮影画面Aを分割してなる分割領域AR
(u)(uは各分割領域に割当てられた番号)の形状を用
い、この分割領域AR(u)について実寸法に換算した複
数の幅比Rr(W1),Rr(W2),…Rr(Wn)を算出してい
るので、人物判定部104ではこれらの幅比Rr(W1)〜
Rr(Wn)のうち、図14に示す曲線に最も近い幅比R
rmin(Wr)を算出し、人物判定の閾値範囲ΔR(Wr)と比
較することで当該分割領域AR(u)に対応する被写体が
人物である否かを判定するようにしている。
【0058】人物判定部104は、撮影画面A内の各分
割領域AR(u)について人物判定を行うと、その判定結
果のデータ(例えば分割領域AR(u)に対応する被写体
Q(u)が人物と推定される場合はフラグF(u)をセット
し、人物と推定されない場合はフラグF(u)をセットし
ない)を作成し、そのデータを制御部12に出力する。
【0059】次に、人物検出部10における処理手順を
説明する。
【0060】図15は、人物検出部10における処理手
順の第1実施形態を示すフローチャートである。
【0061】測距部5からn×m個の被写体距離Dnm
情報が入力されると、被写体距離D nmと各被写体距離D
nmに対応する撮影画面A内における測距点Bnmの位置と
を用いて三次元の距離画像G(図10参照)が作成され
る(#1)。続いて、この距離画像Gを用いて撮影画面
Aが略同一の距離領域にある複数個の分割領域AR(u)
(図11参照)に分割される(#3)。
【0062】続いて、1つの分割領域AR(u)につい
て、縦方向に所定のピッチで複数個の水平方向の幅寸法
W(i)が算出される(#5)。幅寸法W(i)のiは、分割
領域AR(u)における幅寸法の算出位置を示し、例えば
分割領域AR(u)内の寸法算出位置に上から0,1,
2,…と番号を割り当てた場合、W(i)は分割領域AR
(u)内の上からi番目の位置の幅寸法を示している。更
に、算出された幅寸法W(i)を用いて幅比R(W(h))=W
(k)/W(h)(但し、k≠h)が演算される(#7)。例
えば図16に示すように図11の分割領域AR(2)につ
いて5個の幅寸幅W(0),W(1),…W(4)が得られたと
すると、 R(W(0))=W(1)/W(0),W(2)/W(0),W(3)/W(0),W(4)/W(0) R(W(1))=W(0)/W(1),W(2)/W(1),W(3)/W(1),W(4)/W(1) R(W(2))=W(0)/W(2),W(1)/W(2),W(3)/W(2),W(4)/W(2) R(W(3))=W(0)/W(3),W(1)/W(3),W(2)/W(3),W(4)/W(3) R(W(4))=W(0)/W(4),W(1)/W(4),W(2)/W(4),W(3)/W(4) の合計20個の幅比R(W(h))が算出される。
【0063】続いて、算出された幅比R(W(h))の中で人
物の理想的な幅比Ro(W(h))に最も近い幅比Rmin(W
(h))が算出され、その幅比Rmin(W(h))が当該分割領域
AR(u)の幅比R(u)として図略のメモリに記憶される
(#9)。例えば図16の例において、分割領域AR
(2)の幅比R(W(h))のうち、幅比R(W(3))=W(1)/W(3)が
幅比Ro(W(3))に最も近い場合、幅比R(W(3))がR(2)
としてメモリに記憶される。
【0064】続いて、幅比R(u)が人物判定の閾値範囲
ΔR(W(h))内であるか否かが判別され(#11)、幅比
R(u)が閾値範囲ΔR(W(h))内であれば(#11でYE
S)、当該分割領域AR(u)に対応する被写体は人物で
あると判定され、その判定結果を示すフラグF(u)がセ
ットされる(#13)。一方、幅比R(u)が閾値範囲Δ
R(W(h))外であれば(#11でNO)、フラグF(u)は
セットされない(#13をスキップ)。例えば上記の例
において、幅比R(W(3))が閾値範囲ΔR(W(3))内であれ
ば、分割領域AR(u)に対してフラグF(2)がセットさ
れ、幅比R(W(3))が閾値範囲ΔR(W(3))外であれば、分
割領域AR(2)に対してフラグF(2)はセットされない。
【0065】続いて、全ての分割領域AR(u)について
人物の判定が行われたか否かが判別され(#15)、未
判定の分割領域AR(u)が存在すると、ステップ#5に
戻り、上述した手順と同様の手順で他の分割領域AR
(u)について人物の判定処理が行われる(#5〜#1
3)。そして、全ての分割領域AR(u)に対して人物の
判定処理が終了すると(#15でYES)、判定結果を
制御部12に出力して(#17)、判定処理を終了す
る。
【0066】図17は、人物検出部10における処理手
順の第2実施形態を示すフローチャートである。
【0067】人物判定処理の第1実施形態では幅比Rmi
n(W(h))だけを用いて人物の判定を行っていたが、幅比
R(W(h))は胴幅Wdに相当する幅寸法W(h)の関数であ
り、幅寸法W(h)が通常の人物では取り得ないほど異常
に小さすぎたり、異常に大きすぎたりした場合でも幅比
Rmin(W(h))が閾値範囲ΔR(W(h))内にあれば、人物で
あると誤判定されることになる。
【0068】人物判定処理の第2実施形態は、上記誤判
定を低減するもので、幅比Rmin(W(h))だけでなく幅寸
法W(h)も通常の人物が取り得る範囲であるか否かを判
定するようにしたものである。従って、図17に示すフ
ローチャートは、図15に示すフローチャートにおい
て、ステップ#11のみを修正したものである。
【0069】そこで、図17のフローチャートについて
は、修正部分のステップ#11’についてだけ説明す
る。
【0070】ステップ#11’では、算出された幅寸法
W(h)(h=0,1,…)のうち、最大値W(h)maxが算
出され、この最大値W(h)maxが予め設定された所定の範
囲内(人物が取り得る所定の範囲内)で、且つ、幅比R
(u)が人物判定の閾値範囲ΔR(W(h))内であるか否かが
判別される。最大値W(h)maxが所定の範囲内で、且つ、
幅比R(u)が人物判定の閾値範囲ΔR(W(h))内であれば
(#11’でYES)、フラグF(u)がセットされ(#
13)、最大値W(h)maxが所定の範囲外か、幅比R(u)
が閾値範囲ΔR(W(h))外のいずれかであれば(#11’
でNO)、フラグF(u)はセットされない(#13をス
キップ)。
【0071】図16の例では、5個の幅寸法W(0),W
(1),…W(4)のうち、最大値W(3)が算出され、この最
大幅寸法W(3)が所定の範囲内で、且つ、幅比R(W(3))
が閾値範囲ΔR(W(3))内であれば、分割領域AR(u)に
対してフラグF(2)がセットされ、最大幅寸法W(3)が所
定の範囲外か、幅比R(W(3))が閾値範囲ΔR(W(3))外の
いずれかであれば、分割領域AR(u)に対してフラグF
(2)はセットされない。
【0072】次に、制御部12におけるAF/AE制御
について説明する。
【0073】図18は、制御部12におけるAF/AE
制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0074】このフローチャートは、シャッタボタン7
が半押しされたときの撮影準備としてのAF/AE制御
を示すものである。
【0075】シャッタボタン7が半押しされたときの撮
影準備において、人物検出部10から人物画像の判定結
果が入力されると(#21)、この判定結果(フラグF
(u)の設定情報)に基づき撮影画面A内に人物が存在す
るか否かが判別される(#23)。人物が存在すると判
別されると(#23でYES)、フラグF(u)がセット
されている分割領域AR(u)のうち、最近接の分割領域
AR(u)に対応する被写体が選択され(#25)、その
被写体に対する被写体距離D(u)を用いて焦点位置(A
Fすべきレンズ位置)が設定される(#29)。また、
選択された被写体に対する輝度データBv(u)を用いて
露出制御値(シャッタスピードと絞り値)が設定される
(#31)。
【0076】一方、人物は存在しないと判別されると
(#23でNO)、全ての分割領域AR(u)のうち、最
近接の分割領域AR(u)に対応する被写体が選択され
(#27)、その被写体に対する被写体距離D(u)を用
いて焦点位置(AFすべきレンズ位置)が設定され(#
29)、その被写体に対する輝度データBv(u)(選択
された分割領域AR(u)に対応する測光エリアCnの輝
度データBvCn)を用いて露出制御値(シャッタスピー
ドと絞り値)が設定される(#31)。この人物不存在
での処理は、最近接に人物を配置して撮影されることが
多く、最近接の物体が人物である可能性が高いので、人
物検出部10での人物検出が誤検出の場合であっても全
ての被写体のうち、最近接の物体にAF/AEをするこ
とで、AF/AEの制御対象の誤り率を可及的に低減す
ることを意図したものである。従って、この処理に限定
されるものではなく、例えば最近接から所定の範囲内の
複数の物体に対する平均的な被写体距離や平均的な被写
体輝度に基づいてAF制御やAE制御を行うようにして
もよい。
【0077】図11の例では、撮影画面A内の分割領域
AR(2)に対する被写体距離D(2)を用いて焦点位置(A
Fすべきレンズ位置)が設定され、分割領域AR(2)に
対応する測光エリアC4(図3参照)の輝度データBv
C4を用いて露出制御値(シャッタスピードと絞り値)が
設定される。
【0078】上記のように、本実施形態によれば、多点
測距によって得られた複数の被写体距離の情報を用いて
距離画像を作成し、当該被距離画像を被写体距離の情報
に基づいて複数の分割領域AR(u)に分割することで撮
影画面内に存在する複数の被写体を分離し、分割領域A
R(u)毎に幅比R(u)を算出し、この幅比R(u)を予め設
定された所定の範囲ΔR(u)を比較することで当該分割
領域AR(u)の対応する物体が人物であるか否かを判定
するようにしているので、比較的簡単な演算処理で高速
かつ高精度の人物判定を行うことができる。そして、こ
の判定結果に基づいてAF/AE処理を行うようにして
いるので、主被写体である人物への焦点調節及び露出調
節を好適に行うことができる。
【0079】なお、上記実施形態では、距離画像を作成
するための被写体距離の情報を三角測距方式による多点
測距装置を用いて取得するようにしていたが、デジタル
スチルカメラでは、撮影待機状態ではビデオカメラと同
様の動作を行ってビューファインダ画像を取り込む機能
を有しているから、撮影レンズを駆動しながら山登り方
式により焦点位置を算出し、その焦点位置に撮影レンズ
を設定する方法によって複数個の被写体距離の情報を取
得するようにしてもよい。この場合は、撮影レンズを所
定の方向に移動させつつ所定のタイミングで複数枚の画
像を取り込み、撮影画像毎にその時の撮影レンズの位置
から当該撮影画像内のピントが合っている部分に対する
被写体距離を算出することにより、距離画像を作成する
ための被写体距離の情報が取得される。
【0080】また、上記実施形態では、距離画像を用い
て人物検出を行うようにしていたが、撮像素子で撮影さ
れた画像を用いて人物検出を行うようにしてもよい。す
なわち、本発明は画像内の分割領域に対する人物判定の
方法に特徴があるから、撮影画像内を被写体に対応した
領域に分割ができれば、本発明を適用することができ
る。撮影画像の場合、例えば色情報や被写体輝度の情報
を用いて撮影画像を被写体に対応した領域に分割し、各
分割領域について幅比Rを用いて人物判定をすればよ
い。
【0081】また、上記実施形態では、人物に対する理
想的な幅比Roとして滑らかな曲線を用いたが、この
曲線を折れ線で近似し、この近似曲線に基づいて人物
判定の閾値範囲ΔR(Wd)を設定するようにしてもよい。
【0082】また、上記実施形態では、人物画像検出装
置を適用したデジタルカメラについて説明したが、本発
明に係る人物画像検出装置は銀塩カメラにも適用可能で
あり、ビデオカメラからなるモニタカメラにも適用する
ことができる。モニタカメラではAF/AE制御だけで
なく、監視すべき人物の検出も正確に行うことができ
る。
【0083】また、上記実施形態では、人物画像検出装
置を備えたデジタルカメラを例に説明したが、上述した
人物検出処理のプログラム(図15のフローチャート)
や人物判定のための所定のデータ(図14の閾値範囲R
oのデータ等)が記録された記録媒体を用いて当該プロ
グラムやデータを、ユーザが多点測距装置を備えたデジ
タルカメラの制御部12に選択的にインストールするこ
とで、人物検出機能を備えたデジタルカメラとするよう
にしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像をその内容に基づいて複数の領域に分割し、各分割
領域毎に、当該分割領域で算出した2以上の幅寸法の比
を用いて人物の判定を行うようにしたので、画像内の人
物に相当する画像を確実に検出することができる。特
に、人物の正面方向のシルエットにおける胴部の幅寸法
と頭部の幅寸法との比を実測して得られた所定の幅寸法
比範囲と幅寸法比とを比較し、当該幅寸法比範囲に含ま
れる幅寸法比を有する分割領域を人物の領域と判定する
ようにしたので、高い精度で人物を検出することができ
る。
【0085】また、分割領域毎に、各分割領域の最大寸
法幅と予め設定された所定の幅寸法範囲とを比較すると
ともに各分割領域の幅寸法比と所定の幅寸法比範囲とを
比較し、所定の幅寸法範囲に含まれる最大幅と所定の幅
寸法比範囲に含まれる幅寸法比とを有する分割領域を人
物の領域と判定するようにしたので、人物の検出精度が
より向上する。
【0086】また、測距画面の各測距点に多点測距装置
で測定された被写体距離をプロットしてなる距離画像を
用いたので、画面内を被写体のシルエットに対応した形
状で正確に領域分割でき、各分割領域に対する幅寸法比
を用いた人物判定を正確に行うことができる。
【0087】また、測距画面の水平方向を検出するよう
にしたので、距離画像が縦長画像、横長画像のいずれで
あっても分割領域の幅方向を正確に判定でき、幅方向の
下判定に基づく人物判定の誤検出を低減することができ
る。
【0088】また、自動焦点調節装置とを備えた撮影装
置に人物画像検出装置を適用し、この人物検出検出装置
で検出された人物に対して焦点調節を行うようにしたの
で、主被写体と推定される人物に対するAF精度が向上
する。
【0089】更に、多点測光装置と自動露出制御装置と
を備えた撮影装置に人物画像検出装置を適用し、この人
物検出検出装置で検出された人物に対して露出制御を行
うようにしたので、主被写体と推定される人物に対する
AE精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る人物画像検出装置を備えたデジ
タルスチルカメラの正面図である。
【図2】 カメラ本体内に配設された人物検出装置を構
成する主要要素を示す図である。
【図3】 測光部の撮影画面内における測光点を示す図
である。
【図4】 測距部の構成図である。
【図5】 測距部の有するラインセンサの配列を示す図
である。
【図6】 測距部の撮影画面内における測距点を示す図
である。
【図7】 撮影画面内における各ラインセンサ対の撮像
部とその撮像部に設定された複数の分割領域とを示す図
である。
【図8】 測距部のセンサをエリアセンサで構成した例
を示す図である。
【図9】 人物検出部の処理機能を示すブロック図であ
る。
【図10】 距離画像の一例を示す図である。
【図11】 領域分割処理により撮影画面内が分割され
た状態の一例を示す図である。
【図12】 横画面において算出される幅寸法を示す図
である。
【図13】 縦画面において算出される幅寸法を示す図
である。
【図14】 実際の人物を調べた頭幅/胴幅の幅比を示
す図である。
【図15】 人物検出部における処理手順の第1実施形
態を示すフローチャートである。
【図16】 分割領域における幅寸法の算出例を示す図
である。
【図17】 人物検出部における処理手順の第2実施形
態を示すフローチャートである。
【図18】 制御部におけるAF/AE制御の処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ(撮影装置) 2 カメラ本体 3 撮影レンズ 4 測光部(多点測光装置) 5 測距部(多点測距装置,人物画像検出装置の構成要
素) 51 センサ部 52 演算部 6 ファインダー対物窓 7 シャッタボタン 8 レンズシャッタ 9 撮像素子 10 人物検出部(人物画像検出装置の構成要素) 101 距離画像作成部 102 領域分割処理部(領域分割手段) 103 幅寸法演算部(幅寸法算出手段) 104 人物判定部(幅寸法比算出手段,人物画像算出
手段) 11 水平検出部(水平検出手段) 12 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/60 150 H04N 5/235 5L096 H04N 5/232 G02B 7/11 N 5/235 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H002 DB01 DB05 DB15 DB29 DB30 DB31 DB32 GA54 HA04 JA07 2H011 AA01 AA03 BA01 BB02 DA00 2H051 AA00 AA01 BB07 CB20 CB22 CE16 DA03 DA07 DA15 2H054 AA01 CD00 CD01 5C022 AA13 AB27 AB28 AC42 AC69 5L096 BA08 CA02 FA19 FA70

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像をその内容に基づいて複数の領域に
    分割する領域分割ステップと、上記画像の分割領域毎に
    少なくとも2箇所の略水平方向の幅寸法を算出する幅寸
    法算出ステップと、上記画像の分割領域毎に、上記幅寸
    法算出手段で算出された幅寸法を用いて複数の幅寸法の
    比を算出する幅寸法比算出ステップと、上記画像の分割
    領域毎に算出された幅寸法比を用いて人物画像と推定さ
    れる分割領域を算出する人物画像算出ステップとからな
    ることを特徴とする人物画像検出方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータを、画像をその内容に基づ
    いて複数の領域に分割する領域分割手段と、上記画像の
    分割領域毎に少なくとも2箇所の略水平方向の幅寸法を
    算出する幅寸法算出手段と、上記画像の分割領域毎に、
    上記幅寸法算出手段で算出された幅寸法を用いて複数の
    幅寸法の比を算出する幅寸法比算出手段と、上記画像の
    分割領域毎に算出された幅寸法比を用いて人物画像と推
    定される分割領域を算出する人物画像算出手段として機
    能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 画像をその内容に基づいて複数の領域に
    分割する領域分割手段と、上記画像の分割領域毎に少な
    くとも2箇所の略水平方向の幅寸法を算出する幅寸法算
    出手段と、上記画像の分割領域毎に、上記幅寸法算出手
    段で算出された幅寸法を用いて複数の幅寸法の比を算出
    する幅寸法比算出手段と、上記画像の分割領域毎に算出
    された幅寸法比を用いて人物画像と推定される分割領域
    を算出する人物画像算出手段とを備えたこと特徴とする
    人物画像検出装置。
  4. 【請求項4】 上記人物画像検出手段は、上記画像の分
    割領域毎に算出された幅寸法比と予め設定された所定の
    幅寸法比範囲とを比較し、当該幅寸法比範囲に含まれる
    幅寸法比を有する分割領域を人物画像の領域として算出
    するものであることを特徴とする請求項3記載の人物画
    像検出装置。
  5. 【請求項5】 上記人物画像算出手段は、上記画像の分
    割領域毎に、各分割領域の最大寸法幅と予め設定された
    所定の幅寸法範囲とを比較するとともに各分割領域の幅
    寸法比と予め設定された所定の幅寸法比範囲とを比較
    し、所定の幅寸法範囲に含まれる最大寸法幅と所定の幅
    寸法比範囲に含まれる幅寸法比とを有する分割領域を人
    物画像の領域として算出するものであることを特徴とす
    る請求項3記載の人物画像検出装置。
  6. 【請求項6】 上記所定の幅寸法比範囲は、人物の正面
    方向のシルエットにおける胴部の幅寸法と頭部の幅寸法
    との比を実測して得られたものであることを特徴とする
    請求項3又は4記載の人物画像検出装置。
  7. 【請求項7】 人物の撮影画像における胴部の幅寸法
    は、人物が両手を胴に添わせた状態でのシルエットにお
    ける水平方向の寸法が最大となる寸法であることを特徴
    とする請求項6記載の人物画像検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の人物画像検出装置におい
    て、画面内に複数個の測距点を有し、各測距点毎に被写
    体までの距離を算出する多点測距装置を備え、上記画像
    は、測距画面の各測距点に上記多点測距装置で測定され
    た被写体距離をプロットしてなる距離画像であることを
    特徴とする人物画像検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の人物画像検出装置におい
    て、上記測距画面の水平方向を検出する水平検出手段を
    更に備え、上記人物画像検出装置は、上記水平検出手段
    の検出結果に基づいて距離画像の水平方向の幅方向を判
    定し、分割領域毎にその幅方向の寸法を算出するもので
    あることを特徴とする撮影装置。
  10. 【請求項10】 自動焦点調節装置を備えた撮影装置に
    おいて、請求項8又は9記載の人物画像検出装置を備
    え、上記自動焦点検出装置は、上記人物画像検出装置に
    よって検出された人物画像と推定された分割領域に対応
    する被写体に焦点を調節するものであることを特徴とす
    る撮影装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の撮影装置において、
    多点測光装置と自動露出制御装置とを更に備え、上記自
    動露出制御装置は、上記多点測光装置で検出される被写
    体輝度のうち、上記人物画像検出装置によって検出され
    た人物画像と推定された分割領域に対応する被写体の被
    写体輝度を用いて露出制御を行うことを特徴とする撮影
    装置。
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