JP4549481B2 - ピント合わせ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラのオートフォーカス(AF)の技術に関し、被写体パターンより主要被写体を検知する機能を有するピント合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被写体が画面内のどこにいてもピント合せ可能なカメラについての提案は知られており、本出願人も、登録特許2871734号等によって、この種の技術の性能向上を図ってきた。
また、画面内の主要被写体検出に関する技術は、例えば特開平05−041830号公報等によって知られていた。これはオートフォーカスに係わる技術ではないが、色の情報などを利用して主要被写体を判定し検出するものであった。
このような従来技術では、画面内の円形のものを顔として重視し、そのような形状を人物など主要被写体と認識するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の被写体検出機能は、例えばポートレート撮影時や人物を主体としたスナップ撮影などの限られたシーンに利用すれば、正しく機能することが多い。しかしながら、例えば結婚式等で人が沢山いる場合などでは主要被写体が特定できず、どこにピント合せ(合焦)していいか分らなくなる場面が多く発生する。
【0004】
前述の特開平05−041830号公報が教示した技術では、画面内の色の情報を利用するので、色情報入力/処理等のための複雑な構成を必要としていた。
また、色判定では同じ色のものが画面内に多く存在する場合には、誤測距することも起こり得る。
また、従来、主要被写体検出の技術では、人物を優先するとか、近い被写体を優先するといった方法は知られていたが、正しくカメラの方向を向いている人物を最優先にするという考え方はなかった。
【0005】
以上の従来技術の欠点に鑑み、本発明の測距装置は、撮影画面内のどの部分に主要被写体が存在するかを判定し、その部分に正しくピント合せすることによって美しい写真を撮ることが可能な、より進んだAFカメラの実現を目指すものである。本発明の目的は、主要被写体判定の確度が更に向上されたピント合わせ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
被写体に正しくピントの合った写真が撮れるオートフォーカス主要被写体は人物である場合が多いので、画面内の像のパターン(像形状)から人物の頭部を判別し、ピント合せ(合焦)を行う技術によって、背景や、雑被写体に対してピント合せがなされることを防止すると共に、よけいな距離測定の処理ステップをなくして高速化を図るが、このとき、画面内に複数の頭部が散在している場合でも、それらのうちのどの人物(頭)にピントを合せていいのかを適切に判定する機能を備えるピント合わせ装置を提案する。
【0007】
本発明はこのような特徴をもつ判定技術によって、画面内人物のピント合せの優先順位を決定するものである。優先順位が決まれば、低いものは測距しないようにした場合は、上述の如く高速化を図ることができる。
また、優先順位が高いものはまず測距して、得られた距離結果に従って距離データも加味した更なる被写体選択を行ない、より確度の高い主要被写体選択、及びそのポイントに対するピント合せを可能とするものである。
【0008】
上記課題を解決し目的を達成するため、本発明の第1の態様によるピント合わせ装置は、被写体像信号を検出する検出手段と、上記被写体像信号のうち、人物の頭部を判定し検出する頭部判定手段と、上記頭部判定手段の判定結果に基づいて上記人物の頭部を合焦ポイント候補として決定する候補決定手段と、上記候補決定手段により決定された合焦ポイント候補について、上記人物の顔領域における対称性を検出する顔領域対称性検出手段と、上記顔領域対称性検出手段による検出結果に基づいて、ピント合わせ処理を行う合焦ポイントを決定する合焦ポイント決定手段と、上記合焦ポイント決定手段により決定された合焦ポイントに基づいてピント合わせ処理を行うピント合わせ手段と、を具備し、上記顔領域対称性検出手段は、上記顔領域におけるコントラストパターンを検出し、且つ、該コントラストパターンにおける対称性を検出し、上記合焦ポイント決定手段は、上記顔領域対称性検出手段による検出結果に基づいて、上記コントラストパターンに対称性が有る人物を優先的に合焦ポイントとして決定することを特徴とする。
上記課題を解決し目的を達成するため、本発明の第2の態様によるピント合わせ装置は、被写体像信号を検出する検出手段と、上記被写体像信号のうち、人物の頭部を判定し検出する頭部判定手段と、上記頭部判定手段の判定結果に基づいて上記人物の頭部を合焦ポイント候補として決定する候補決定手段と、上記候補決定手段により決定された合焦ポイント候補について、上記人物の顔領域の対称性を検出する顔領域対称性検出手段と、上記顔領域対称性検出手段による検出結果に基づいて、ピント合わせ処理を行う合焦ポイントを決定する合焦ポイント決定手段と、上記合焦ポイント決定手段により決定された合焦ポイントに基づいてピント合わせ処理を行うピント合わせ手段と、を具備し、上記顔領域対称性検出手段は、上記顔領域におけるコントラストパターンを検出し、且つ、該コントラストパターンにおいて垂直ラインまたは水平ラインが存在するか否かを検出し、上記合焦ポイント決定手段は、上記顔領域対称性検出手段によって上記垂直ラインまたは上記水平ラインが検出された人物を優先的に合焦ポイントとして決定することを特徴とする。
上記課題を解決し目的を達成するため、本発明の第3の態様によるピント合わせ装置は、被写体像信号を検出する検出手段と、上記被写体像信号のうち、人物の頭部を判定し検出する頭部判定手段と、上記頭部判定手段の判定結果に基づいて上記人物の頭部を合焦ポイント候補として決定する候補決定手段と、上記候補決定手段により決定された合焦ポイント候補について、上記人物の向いている方向を検出する顔方向検出手段と、上記顔方向検出手段による検出結果に基づいて、ピント合わせ処理を行う合焦ポイントを決定する合焦ポイント決定手段と、上記合焦ポイント決定手段により決定された合焦ポイントに基づいてピント合わせ処理を行うピント合わせ手段と、を具備し、上記顔方向検出手段は、上記人物が当該ピント合わせ装置に対して後ろ頭であるか否かを判定し、上記合焦ポイント決定手段は、上記顔方向検出手段によって、当該ピント合わせ装置に対して後ろ頭であると判定された人物を、上記合焦ポイント候補から外すことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、複数の実施形態を挙げて本発明の要旨について詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1(a)〜(c)には、一実施形態となる測距装置の構成とその測距原理を説明する。カメラを被写体に向けて撮影しようとすると、図1(a)が示すパッシブ方式の測距においては、被写体9の像イメージは、基線長Bだけ隔てて配置された一対の受光レンズ3a,3bを介して、この後方にそれぞれのレンズ光軸に対して直行して並設されたセンサアレイ4a,4bに入射する。センサアレイ4a,4bを構成する各センサは光電変換により像の明暗に応じた電気信号を出力するので、センサアレイ4a,4bそれぞれからは一対の像信号が得られる。
しかし、基線長Bの効果によって、これらのレンズ光軸を原点とする相対像位置は差Xを有することとなる。この差Xは、被写体距離Lとレンズ焦点距離fに従って次式で示す関係で変化する。
x = (B・f)/L …(式1)。
【0010】
図1(b)に示すように、センサアレイ4a,4bの出力をA/D変換部4でディジタル値に変換した後、ワンチップマイコン等から成る演算制御手段(制御部)としてのCPU1によって、式1に基づき相対位置差Xが計算される。ここで、上記(B・f)はカメラの測距装置2により既知の値なので、被写体距離Lが求められる。
【0011】
CPU1はカメラ全体の撮影シーケンスを司り、レリーズスイッチ7の手動操作を検出して測距装置2を適宜制御し、その結果より合焦機構5を介して撮影レンズ6を動かして、当該被写体9へのピント合せと撮影制御等を行なう。また、露出の必要に応じてフラッシュ発光部8の発光制御等も適宜に行なう。
【0012】
センサアレイ4a,4bは、図1(b)のように二次元的に配列されてエリアセンサとして働き、一次元的な像信号だけでなく、当該被写体9の二次元的な画像信号が得られるように構成しておく。
【0013】
本実施形態の測距装置2を内蔵するカメラ本体の外観図を示すと、図1(c)の如く、カメラ本体10の前面には、撮影レンズ6やAF用の受光レンズ3a,3b、フラッシュ発光部8等が配置されている。カメラ本体10上面のレリーズスイッチ7を押下すると撮影シーケンスが始動する。この撮影シーケンスは、内蔵されたROMに書き込まれた所定のプログラム(これを「カメラシーケンス・プログラム」と称する)に従ったCPU1の指令により適宜制御される。
このプログラムには、検知した像信号のうちから人物の頭部を判定する頭部判定手段、およびこの判定結果に基づき合焦ポイントを決定する決定手段を有し、さらに、その人物が向いている方向を判定する向き判定部もソフトウエア的に有している。
【0014】
図2には、この撮影シーケンス(サブルーチン)の一例をフローチャートで示す。レリーズスイッチが操作されると、まずステップS1にて、エリアセンサ4a又は4bによって撮影画面内の被写体の像を検出する(S1)。その結果から人物の頭部を検出する。この頭部検出には幾つかの方法があるが、図3(a)〜(c)に示す撮影シーンのイメージのような順序で検出していく(詳細後述)。
【0015】
ステップS2では、人物の頭部の検出および、測距する候補ポイントの決定を行ない(S2)、続いてステップS3にて後ろ頭の検出を行ない、これに該当するものを候補ポイント群から削除する(S3)。
ステップS4では、決定された候補ポイントに関してのみ測距を行ない(S4)、ステップS5にてその候補ポイントの主要被写体にピントを合せる(S5)。そしてステップS6では、所定の撮影動作を行なって(S6)、カメラシーケンス・プログラムのメインルーチンに戻る。
【0016】
ここで、図3(a)〜(c)の各説明図を参照しながら上述の手順を更に詳しく説明すると、図3(a)中の撮影画面11では、二人の人物9a,9bが被写体となっている。この場合、図3(b)の如くこれら被写体の部分9a1および部分9b1がそれぞれの人物の頭部として検出され、主要被写体としての候補とされる。
【0017】
しかし、図2中のステップS3における後ろ頭検出によって、部分9a1が測距対象候補群から削除されると、図3(c)に示す如く被写体の部分9b1のみが選択され、ピント合せのポイントが複数から一つに絞り込まれる。
【0018】
上記ステップS4でこのポイントだけを測距し、得られた距離値に基づいて撮影光学系を駆動させてその主要被写体に合焦させると、高速で正しくピント合せされた写真の撮影が可能となる。このようにここでは、画面に複数の人物が存在する場合、後ろ向きよりも前向きの人物を優先するという考え方が前提となっている。
【0019】
図4(a),(b)および図5(a),(b)を用いて、本実施形態例の前提となる頭部検出の方法を詳しく説明する。
図4(a),(b)を参照してその方法を示すと、頭部検出とその判断の手順は、まず、像データ変化を複数ポイント(▲1▼,▲2▼,▲3▼)を求め、頭部変化(図4(b)中の▲2▼)を上から、頭上パターン(図4(b)中の▲1▼)〜肩幅パターン(図4(b)中の▲3▼)の像信号の形状の違いで判断する。
この方法により、図4(b)中の▲2▼のような(波形が上部に突出し始める)パターンが得られた範囲が被写体の頭部が存在する領域であると判断することができる。
【0020】
また図5(a)に例示するように、画面内の像信号の変化を微分信号によって検出した後、この結果を二値化すれば人物像の輪郭が得られるので、この輪郭パターンから、円形に近いものを判定し選択する。これにより、図5(b)の如く人物の頭部領域9b2を認識して頭部を特定することができる。
【0021】
(作用効果1)
以上説明したように、この第1実施形態によれば、画面内の人物の頭部を検出して識別し、さらにその頭部の向き(前向き/後向き)によって主要被写体となるであろう順位を判定するため、画面内人物へのピント合せの優先順位を決定する。測距すべき優先度が決まれば、その度合いが低いものは測距しないように測距対象から排除する。特に後ろ向きの人物は通常、主要被写体とはなりえず、ピント合せの候補から排除できるので、その分、主要被写体に対する測距までに要する処理時間を短縮できる。なお、後ろ頭の検出は、髪の毛(黒色、茶色、等)のコントラスト等で判断すればよい。
このような測距機能をAFカメラに利用すれば、総体として測距動作を含むAF撮影の高速化と正確なピント合せが可能となる。
【0022】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態例としての測距装置は、機構的には前述の第1実施形態のものと同等な装置で実施できるが、主要被写体の判定方法にその特徴がある。
図6のフローチャートには、この第2実施形態例の測距装置が行なう主要被写体の検出と判定の一例(候補ポイント取捨の手順)を示す。この例では第1実施形態とは異なり、後ろ向きの頭部だけでなく、横顔をピント合せ候補から除外したり、前向きの頭部は優先してピント合せの候補に組み入れるようにして、ピント合せの確度をいっそうの向上させるようにしている。
【0023】
ステップS11は、図4(a),(b)、図5(a),(b)等で説明した方法で頭部検出した後、n個の複数の頭部が検出されたときに、各頭部(ポイント)に対して、顔の向きを判別するためにまずこの変数nを初期化するステップである(S11)。
【0024】
ステップS12にて、この選択された第nポイントの像信号を判定し(S12)、ステップS13ではこの信号がローコントラスト(髪の毛:黒色、茶色等)であり、後ろ向きと判定されればステップS23に分岐して、優先度を示す係数P(n)を低い値(即ちP(n)=1)に設定する。なお、後ろ向きか否かは、図7(a)に示す如く円で囲んだ顔領域のコントラストが低い(即ちローコントラスト)か、高いかによって判定される。
【0025】
また、顔が正面向きである場合はステップS14及びS15にて判定される。
すなわち、図7(b)の如く顔領域の中央部に鼻のライン(即ち垂直ライン)が認められるか否か(S14)、又は、図7(c)の如く髪の毛や眼鏡、あるいはマユ毛のライン(即ち水平ライン)が認められるか否か(S15)によってそれぞれ判定される。この判定結果がYESのとき正面を向いた顔とみなし、ステップS20に分岐して、優先度がP(n)=10という高い値に設定される。
【0026】
一方、図7(d)に示すような被写体頭部である場合、ステップS16で顔領域の像が左右非対称であると判定されれば、顔は横向きであると判定される(S16)。この場合、ステップS22にて、正面向きと後ろ向きの中間の優先度係数P(n)=5として測距の優先度が設定される(S22)。
それ以外はステップS16でNOに分岐し、ステップS21で顔の向きがよくわからないと判断して、P(n)=2と設定する(S21)。このようにして、ステップS26で変数nを一つづつインクリメントしながら全てのポイント(1〜n)について処理する。
【0027】
各ポイントの顔部について、その向きを判断すると、続くステップS27にて優先度P(n)の大きな三点を選択し、測距を行なう(S27)。この結果、ステップS28にて測距結果が近いものを選び、候補ポイントを一つに絞り込む、即ち選別する(S28)。
このようなフローチャートの処理を、撮影シーケンスのうち図2中のステップS3等で行なえば、正確に測距ポイントが決定でき、画面のどこに主要被写体がいても正しいピント合せが可能となる。
【0028】
ローコントラスト判定は例えば図8(a)に示す手順に従って行なう。また図8(b),(c)に示すグラフパターンは、上述の図7(a),(b)に示した如くの顔領域の像パターンに対応するセンサデータを示す。
つまり、後ろ頭の被写体では図8(b)の如くセンサデータにコントラストがなく、逆に前向きの被写体であれば、図8(c)の如く鼻のライン等によりコントラストが生じる。この原理に従って、図8(a)のフローチャートに沿って後ろ向き判定する。
【0029】
この例では、顔領域の像信号の平均値(SAV)を算出し(S30)、このSAVからの差を各データから求めて、偏差σを計算する(S31)。この偏差σと所定値σ0を比較して(S32)、この偏差σが所定値σ0より大きければ「コントラスト有り」と判定し、一方、この偏差σのほうが小さければ「コントラスト無し(即ちローコントラスト)」と判定して(S33)、CPU1はこのローコントラストの領域が後ろ頭であると認識する。
【0030】
また、図9に示すもう一つのフローチャートに従ったローコントラスト判定のように、顔領域のセンサデータのMAX値とMIN値をそれぞれ求め(S35,S36)、その差(MAX値−MIN値)を所定値ΔDと比較し(S37)、ローコントラストか否かを判定してもよい(S38)。
【0031】
これらの所定値、σ0、ΔDは固定的な値ではなく、顔領域のセンサデータ平均値(SAV)によって切り換え可能にすれば、逆光、順光等の環境の影響を受け難くなり、いっそう効果的である。これらのフローチャートが図6中のステップS13に相当する。
【0032】
次に、図10(a)〜(e)を用いて顔領域垂直ライン判定の方法について説明する。この方法は図10(a)の手順で実行される。
図10(e)のように顔領域はほぼ円形として検出されているものとし、そのX,Y方向の開始座標をxS,ySとし、顔領域の終了座標をxE,yEとする(S40,S41)。これより顔の中心座標x2,y2が求められる(S42)。
【0033】
鼻のラインを検出するために、中心から円の直径の1/6上と下に、参照ラインy1,y3を設ける(S43,S44)。
また、鼻のラインを検知したセンサのデータ変化判定の基準となる鼻ラインx2の両側のラインに対応する座標を、x1,x3とするとき(S45,S46,S47)、続くステップS48,S49でこれを算出する。具体的には、顔の横方向の幅の1/4の位置だけ中心ラインから左右に離した所を、x1,x3とする(S48,S49)。
【0034】
ステップS50以降の判定ステップ群は、上記y1,y2,y3,x1,x2,x3を用い、その座標における各センサデータS(X,Y)を用いて、図10(b),(c),(d)のように、Y=y1のライン、Y=y2のライン、Y=y3のラインに沿ってのデータ変化が中央部(x2)で「凹んでいる」か否かを判断する。
それには、同じY座標のx1とx2のデータ比較時にS(x1,y)≫S(x2,y)となり、x2とx3のデータ比較時S(x2,y)≪S(x3,y)となることを利用して、ステップS50とS51、ステップS52とS53、ステップS54とS55のYESにおける分岐でラインが黒く通っていることが判断される(S56)。
【0035】
なお、第2実施形態の図10に示すフローチャートは、前述の図6中のステップS14(顔領域中央部垂直ライン判定)に相当する。
また、図6中のステップS15(顔領域中央部水平ライン判定)は、図11(a)のようなフローチャートで実現できる。次に,図10のステップS60,S61で求められたx1,x2,x3,y1,y2,y3及び顔領域のセンサデータ平均値(SAV)を用いて水平ラインを判定する。
すなわち、ステップS71,S72,S73と、ステップS74,S75,S76、及びステップS77,S78,S79は各々一組となっており、Y座標を変えて、y1,y2,y3のポイントで線(ライン)ができているか否かを判断するステップである。
この判定は、ライン(Y=y1,y2,y3)上のデータが顔部の全センサデータの平均値SAVと比較して、低いレベルか否かで判断する。
【0036】
ステップS71,S72,S73においてそれぞれYES,YES、YESと分岐するとき、y1座標で横方向に横切る場合、x1,x2,x3のすべてのポイントで影ができていることを示し、この影をつなぐと、横方向の線(ライン)になることから判断される。
この顔部を横切るラインは、図11(b)のようにセンサy1,y2の所にできる場合のみならず、センサy1,y2,y3のいずれかにでる場合もあり、ステップS71〜S73,S74〜S76,S77〜S79それぞれから分岐し、ステップS80の水平ライン判定ステップに移行する。これによって、マユ毛や眼鏡等の影が判断できる。なお、このような状態は、顔が後ろ向きである場合や、横向きである場合には起こり得ない状況である。
【0037】
また図12には、図7(d)で示したように顔が横向きであることを判定する非対称判定のフローチャートを示す。これは、前述した図6のステップS16に相当する。
顔が横向きだと、図12(b)のように、X方向に沿ってセンサデータが対称型ではなくなり、順次変化する形状となる。この判定は顔部縦方向中央のy2の座標で判定する。
【0038】
まず、ステップS90,S91で、x1の所とx2の所のデータを比較し、どちらかが大きければ、その変化方向をステップS92,S93にて判定し、同じように変化している場合には、対称形ではあり得ないと考えて、続くステップS94で非対称判定を行なう。
ここで顔領域のパターンが非対称である場合、少なくとも後ろ向きではないと判断して、図6中のステップS22にて優先度係数をP(n)=5に設定する。
【0039】
(作用効果2)
このように第2実施形態によれば、主要被写体の検出技術で「人物優先」という方法のほかに、正しくカメラの方向を向いている人物を最優先するという考え方に基づき、前向きの人物を最優先し、横向きの人物を次に優先し、後ろ向きの人物はできるだけ測距対象からは排除するようにしたので、ユーザがピント合せを意識しなくとも、高速で主要被写体を判定し、正確に前向きの人物を優先してその人物にピントを合せることが可能となる。
【0040】
また、図6中のステップS28で「近いもの」を選択する考え方も加味し、図13に例示したような正面を向く複数の人物(9a2,9a3)が存在するシーンでも、わずかな距離の差を考慮したことで正しく主要被写体に「近い被写体優先」でピント合せを行なうことが可能となる。特にこの機能は、ファインダを見ないで撮影するセルフタイマによる撮影時やリモコン撮影時にも、正しくピント合せができ、極めて有効な技術であると言える。
つまり、優先順位が高いもの(例えば人物9a2,9a3)に対してはまず測距して、得られた距離結果に従って距離データも加味した更なる被写体選択を行ない、より確度の高い主要被写体(例えば人物9a2)を選択した後、そのポイントに対する正しいピント合せ(合焦動作)が可能となる。
【0041】
したがって、この測距装置はさらにAFカメラにふさわしい単純な構成で主要被写体を判断し、その被写体の測距時の優先度を上げて各被写体の距離を判定し、瞬時に正しいピント制御を行なえる装置なので、これを内蔵すればより廉価かつ高性能のAFカメラを提供できる。
【0042】
(変形例)
上述した複数の実施形態は次のように変形実施してもよい。例えば、本発明は測距方式に限定されず、パッシブ方式のほかにアクティブ方式であってもよく、センサアレイで像イメージを取り込み画像解析できるものであれば,本発明が同様に適用可能である。したがって、エリアセンサなどの電子撮像系を既に有するカメラにも本発明は容易に適用可能である。これにより、前述と同等またはそれ以上の効果が期待できる。
このほかにも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0043】
以上、複数例に基づき説明したが本明細書中には次の発明が含まれる。
(1) 測距装置を内蔵し、人物の頭部を検出してピント合せするカメラにおいて、この人物の頭部が前向きか後ろ向きかを判別する判別手段を具備することを特徴とするカメラを提供できる。
【0044】
(2) 上記判別手段は、人物の頭部検出しても後ろ向きの人物の後頭部(ローコントラストの頭部)は測距対象から排除することを特徴とする(1)に記載のカメラである。
(3) 上記判別手段は、人物の頭部検出後、めがね状のパターン、鼻状のパターン、およびマユ毛状のパターンを優先して判別することを特徴とする(1)に記載のカメラである。
【0045】
(4) 被写体像信号を検出するセンサアレイと、この被写体像信号に基づいて主要被写体を判定および認識し、この主要被写体に対する測距を行なうように制御する制御部と、この制御部の制御に従って当該主要被写体に対する合焦動作を行なう撮影光学系とを具備するカメラにおいて、
上記制御部は、検出された被写体像の中から人物の頭部を判定し、測距する対象候補に決定するステップと、
上記頭部のうち、後ろ向きの頭を選択してこの後ろ頭を上記候補から削除するステップと、
残る候補としての被写体に対して測距動作および合焦動作を行なうように指示するステップと、
を有することを特徴とするカメラを提供できる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、主要被写体判定の確度が更に向上されたピント合わせ装置を提供することできる。よって、主要被写体の位置を正しく判定し、そこにピント合せを行なうので、誰にでも構図を気にせず写真撮影が楽しめるカメラを単純な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)〜(c)は本発明の測距装置の概要を示し、
図1(a)は、この測距装置の測距原理を説明する原理図、
図1(b)は、この測距装置の概略構成図、
図1(c)は、この測距装置を内蔵するカメラの斜視図。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態の測距装置に係わる撮影シーケンスを示すフローチャート。
【図3】 図3(a)〜(c)は撮影シーンにおける頭部検出を示し、
図3(a)は、複数被写体がいる画面を示す説明図、
図3(b)は、頭部検出のイメージを示す説明図、
図3(c)は、決定された候補ポイントのイメージを示す説明図。
【図4】 図4(a),(b)は頭部検出の方法を示し、
図4(a)は、水平方向の像データ検出ポイントを示す説明図、
図4(b)は、各検出ポイント毎の変化パターンを示すグラフ。
【図5】 図5(a),(b)は頭部検出の方法を示し、
図5(a)は、像信号の変化を処理して得られる輪郭パターンを示す説明図、
図5(b)は、得られた輪郭パターンから選択された頭部領域を示す説明図。
【図6】図6は、本発明の第2実施形態例の測距装置が行なう主要被写体の検出と判定の手順を示すフローチャート。
【図7】 図7(a)〜(d)は顔領域における顔の向きを示し、
図7(a)は、後ろ向きの被写体画面例、
図7(b)は、正面向きの被写体画面例、
図7(c)は、眼鏡をかけた正面向きの被写体画面例、
図7(d)は、横向きの被写体画面例。
【図8】 図8(a)〜(c)は後ろ向き及び前向きを判別する方法を示し、
図8(a)は、後ろ向き判定するフローチャート、
図8(b)は、コントラストがないセンサデータのグラフ、
図8(c)は、コントラストがあるセンサデータのグラフ。
【図9】図9は、ローコントラスト判定の手順を示すフローチャート。
【図10】 図10(a)〜(e)は顔領域垂直ライン判定方法を示し、
図10(a)は、顔領域垂直ライン判定の手順を示すフローチャート、
図10(b)〜(d)は、y1〜y2のセンサデータを示すグラフ、
図10(e)は、顔領域の位置を示す説明図。
【図11】図11は、顔領域中央部水平ライン判定の手順を示すフローチャート。
【図12】図12は、顔の横向きを判定する非対称判定のフローチャート。
【図13】図13は、近くの被写体を選び主要被写体とする一例を示すシーン。
【符号の説明】
1…CPU(制御部:演算制御手段)、
2…測距装置(測距光学系)、
3a,3b…受光レンズ、
4…A/D変換部、
4a,4b…センサアレイ(検知手段)、
5…合焦機構(ピント合せ部)、
6…撮影レンズ、
7…レリーズスイッチ、
8…フラッシュ発光部、
9…被写体(人物)、
10…カメラ本体、
11…撮影画面(ファインダ視野)。
S1〜S2…撮影シーケンス、
S11〜S28…候補ポイント取捨シーケンス(頭部判定手段)、
S30〜S38…ローコントラスト判定シーケンス(向き判定部)、
S40〜S56…顔領域垂直ライン判定シーケンス(向き判定部)、
S70〜S80…顔領域水平ライン判定シーケンス(向き判定部)。
Claims (3)
- 被写体像信号を検出する検出手段と、
上記被写体像信号のうち、人物の頭部を判定し検出する頭部判定手段と、
上記頭部判定手段の判定結果に基づいて上記人物の頭部を合焦ポイント候補として決定する候補決定手段と、
上記候補決定手段により決定された合焦ポイント候補について、上記人物の顔領域における対称性を検出する顔領域対称性検出手段と、
上記顔領域対称性検出手段による検出結果に基づいて、ピント合わせ処理を行う合焦ポイントを決定する合焦ポイント決定手段と、
上記合焦ポイント決定手段により決定された合焦ポイントに基づいてピント合わせ処理を行うピント合わせ手段と、
を具備し、
上記顔領域対称性検出手段は、上記顔領域におけるコントラストパターンを検出し、且つ、該コントラストパターンにおける対称性を検出し、
上記合焦ポイント決定手段は、上記顔領域対称性検出手段による検出結果に基づいて、上記コントラストパターンに対称性が有る人物を優先的に合焦ポイントとして決定する
ことを特徴とするピント合わせ装置。 - 被写体像信号を検出する検出手段と、
上記被写体像信号のうち、人物の頭部を判定し検出する頭部判定手段と、
上記頭部判定手段の判定結果に基づいて上記人物の頭部を合焦ポイント候補として決定する候補決定手段と、
上記候補決定手段により決定された合焦ポイント候補について、上記人物の顔領域の対称性を検出する顔領域対称性検出手段と、
上記顔領域対称性検出手段による検出結果に基づいて、ピント合わせ処理を行う合焦ポイントを決定する合焦ポイント決定手段と、
上記合焦ポイント決定手段により決定された合焦ポイントに基づいてピント合わせ処理を行うピント合わせ手段と、
を具備し、
上記顔領域対称性検出手段は、上記顔領域におけるコントラストパターンを検出し、且つ、該コントラストパターンにおいて垂直ラインまたは水平ラインが存在するか否かを検出し、
上記合焦ポイント決定手段は、上記顔領域対称性検出手段によって上記垂直ラインまたは上記水平ラインが検出された人物を優先的に合焦ポイントとして決定する
ことを特徴とするピント合わせ装置。 - 被写体像信号を検出する検出手段と、
上記被写体像信号のうち、人物の頭部を判定し検出する頭部判定手段と、
上記頭部判定手段の判定結果に基づいて上記人物の頭部を合焦ポイント候補として決定する候補決定手段と、
上記候補決定手段により決定された合焦ポイント候補について、上記人物の向いている方向を検出する顔方向検出手段と、
上記顔方向検出手段による検出結果に基づいて、ピント合わせ処理を行う合焦ポイントを決定する合焦ポイント決定手段と、
上記合焦ポイント決定手段により決定された合焦ポイントに基づいてピント合わせ処理を行うピント合わせ手段と、
を具備し、
上記顔方向検出手段は、上記人物が当該ピント合わせ装置に対して後ろ頭であるか否かを判定し、
上記合焦ポイント決定手段は、上記顔方向検出手段によって、当該ピント合わせ装置に対して後ろ頭であると判定された人物を、上記合焦ポイント候補から外す
ことを特徴とするピント合わせ装置。
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