JP2002298060A - 預金処理方法 - Google Patents

預金処理方法

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JP2002298060A
JP2002298060A JP2001100747A JP2001100747A JP2002298060A JP 2002298060 A JP2002298060 A JP 2002298060A JP 2001100747 A JP2001100747 A JP 2001100747A JP 2001100747 A JP2001100747 A JP 2001100747A JP 2002298060 A JP2002298060 A JP 2002298060A
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JP
Japan
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management computer
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transaction
balance
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Pending
Application number
JP2001100747A
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English (en)
Inventor
Kazunari Higuchi
一成 樋口
Hiroshi Takeda
裕志 武田
Noriyuki Oyama
訓志 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuho Corporate Bank Ltd
Original Assignee
Mizuho Corporate Bank Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銀行の決済リスクを軽減しながら、ユーザに
口座残高情報を提供し、資金移動を行なうことができる
預金処理方法を提供する。 【解決手段】 ユーザ端末10から銀行口座の残高表示
要求を受信した場合、管理コンピュータ21は、取引明
細データ記憶部22に記録された取引明細データ220
を抽出し、口座残高を算出する。次に、管理コンピュー
タ21は、内国為替決済完了データ記憶部23に記録さ
れた内国為替決済完了時刻と現在時刻とを比較する。現
在時刻が内国為替決済完了時刻を経過している場合に
は、口座残高総額を引出可能残高として、ユーザ端末1
0に送信する。現在時刻が内国為替決済完了時刻を経過
していない場合には、入金に関して集中決済の完了した
取引明細に関する口座残高を引出可能残高として、ユー
ザ端末10に送信する。これにより、銀行は、決済リス
クのない口座残高情報をユーザに提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本銀行の当座預
金を利用したユーザ(預金者)の振替による資金移動、
預金口座残高の表示を行なう場合に用いる預金処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、全国の金融機関の間で振込、送
金、手形や小切手の取立に関する決済を行なう場合、内
国為替制度を利用する。この内国為替制度では、複数の
金融機関の間で大量に授受される同種の支払指図につい
て、各金融機関の受払を集計し、受払差額を計算した上
で、資金決済を一括して行なう。この内国為替決済制度
を利用する場合、全国銀行データ通信システム(全銀シ
ステム)を用いる。この全銀システムは、振込、送金等
の内国為替取引を、コンピュータと通信回線(全銀ネッ
ト)を利用してオンライン処理するシステムである。こ
の全銀システムを利用して、ユーザAの口座からユーザ
Bの口座への振込を行う場合を説明する。まず、ユーザ
Aから振込を依頼された金融機関は、ユーザBの口座を
指定して支払指図を全銀システムに送信する。次に、全
銀システムは、振込先の金融機関に振込データを送信す
る。この振込データを受信した金融機関では、この振込
データに基づいて振込先であるユーザBの口座残高を加
算する。全銀システムは、所定の時刻(内国為替決済時
刻)に、営業日毎に各金融機関からの支払指図を集中計
算し、各金融機関の受払差額を算出する集中決済を行な
う。そして、金融機関間の決済は、全銀システムが、算
出した受払差額に関するデータを日本銀行金融ネットワ
ークシステム(日銀システム)に送信することにより行
われる。すなわち、所定の時刻に各金融機関の日本銀行
当座預金(日銀当預)を入出金することにより行なう時
点決済を行っている。
【0003】一方、日本銀行の当座預金を有するユーザ
同士が、コール資金取引や手形、有価証券の売買取引を
行なう際に、日銀当預の振替を利用して資金決済を行な
う場合もある。この場合は、当座預金系の日銀システム
を用いる。この日銀システムは、日銀当預を用いた取引
を、コンピュータと通信回線(日銀ネット)を利用して
オンライン処理するシステムである。この場合は、ユー
ザからの指示を受けて各金融機関は、直接日銀ネットに
振替指示を送信する。そして、日銀システムは、振替先
の口座のある金融機関に振替データを送信する。この振
替データを受信した金融機関では、この振替データに基
づいてユーザの口座残高に加算する。従来、このように
日銀ネットを利用する場合にも、全銀システムを利用し
た場合と同様に、所定時刻に決済を行なう時点処理が行
われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、個別の金融機
関の倒産、決済システム等が崩壊した場合、他の金融機
関又は金融システム全体に波及するおそれ(システミッ
ク・リスク)がある。このリスクを軽減するために、日
本銀行は即時グロス決済(RTGS:Real TimeGross S
ettlement)を導入した。このRTGS処理では、日本
銀行が各金融機関から入金・引落しの振替指図を受けた
場合、その指図を受けて直ちに日銀当預の振替処理を行
なう。
【0005】一方、ユーザが全銀システムによる振込を
行った場合、金融機関間の決済が行われるのは、全銀シ
ステムから日銀ネットに振替指図の送信後である。すな
わち、ユーザの金融機関の口座残高には、全銀システム
の時点決済により、金融機関間の決済(資金移動)が行
われていないものも含まれる場合がある。ユーザが、自
身の口座残高に基づいて日銀当預振替を行った場合、R
TGS処理により即時決済されるため、全銀システムで
の時点決済(内国為替決済)とRTGS処理との間は、
金融機関が決済リスクを負う場合がある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、金融機関が決済リスクを回避しなが
ら、ユーザの金融機関口座の管理を行なうことができる
預金処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ユーザの預金口座につ
いて取引種別に関連づけられて取引明細に関するデータ
を記録した取引明細データ記憶手段と、管理コンピュー
タとを有する預金処理システムを用いて預金口座の管理
を行なう預金処理方法であって、前記管理コンピュータ
が、前記取引明細データ記憶手段からユーザの預金口座
に関連づけられた取引明細を抽出する第1の段階と、前
記管理コンピュータが、前記抽出した取引明細に基づい
て第1の口座残高を算出する第2の段階と、前記管理コ
ンピュータが、前記抽出した取引明細の取引種別に基づ
いて、利用を許容する第2の口座残高を算出する第3の
段階とを有することを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の預金処理方法において、前記預金処理システムは、予
め定められた決済完了時刻を記録した決済完了データ記
憶手段をさらに有し、前記取引種別には、集中決済に関
する取引種別が含まれ、前記取引明細データ記憶手段に
は、取扱日付に関連づけられた取引明細に関するデータ
が記録され、前記第3の段階は、前記管理コンピュータ
が現在時刻を取得する段階と、前記現在時刻が前記決済
完了時刻に達していない場合には、管理コンピュータ
が、前記第1の口座残高から、少なくとも現在日付に関
連づけられた集中決済の取引明細の金額を差し引いて、
第2の口座残高を算出し、前記現在時刻が前記決済完了
時刻に達している場合には、管理コンピュータが、前記
第2の口座残高として前記第1の口座残高を設定するこ
とを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の預金処理方法において、前記預金処理システムは、決
済が完了した場合に決済完了フラグを記録する決済完了
データ記憶手段をさらに有し、前記取引種別には、集中
決済に関する取引種別が含まれ、前記取引明細データ記
憶手段には、取扱日付に関連づけられた取引明細に関す
るデータが記録され、前記第3の段階は、前記管理コン
ピュータが、前記決済完了フラグの記録の有無を抽出す
る段階と、前記決済完了データ記憶手段に前記決済完了
フラグが記録されていない場合には、前記管理コンピュ
ータが、前記第1の口座残高から、少なくとも現在日付
に関連づけられた集中決済の取引明細の金額を差し引い
て、第2の口座残高を算出し、前記決済完了データ記憶
手段に前記決済完了フラグが記録されている場合には、
前記管理コンピュータが、前記第2の口座残高として前
記第1の口座残高を設定することを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に
記載の預金処理方法において、前記取引明細データに
は、取引先金融機関に関するデータが含まれ、前記第3
の段階は、さらに前記取引先金融機関に基づいて第2の
口座残高を算出することを要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4に
記載の預金処理方法において、前記預金処理方法は、ユ
ーザ端末から残高表示依頼を受信した場合には、前記管
理コンピュータが、前記第1の口座残高と前記第2の口
座残高とを前記ユーザ端末に送信する段階をさらに有す
ることを要旨とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に
記載の預金処理方法において、前記預金処理方法は、ユ
ーザから支払金額に関するデータを含む支払指図を受信
した場合には、前記管理コンピュータが、前記第2の口
座残高と前記支払金額とを比較し、前記第2の口座残高
が前記支払金額以上の場合のみ、支払処理を行なう段階
をさらに有することを要旨とする。
【0013】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
管理コンピュータが、取引明細に基づいて第1の口座残
高を算出する。さらに、管理コンピュータが、前記抽出
した取引明細の取引種別に基づいて、利用を許容する第
2の口座残高を算出する。このため、管理コンピュータ
は、ユーザの口座残高総額と、利用可能な口座残高を把
握できる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、現在時刻
が決済完了時刻に達していない場合には、前記第1の口
座残高から、少なくとも現在日付に関連づけられた集中
決済の取引明細の金額を差し引いて、第2の口座残高を
算出する。このため、決済が完了していない残高(現在
日付に関連づけられた集中決済の取引明細の金額)は、
利用を許容する口座残高には含まれない。従って、金融
機関は決済リスクを回避できる。さらに、現在時刻が決
済完了時刻に達している場合には、第1の口座残高を第
2の口座残高と設定する。このため、ユーザは、決済完
了時刻経過後は、口座残高総額を利用することができ
る。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、決済完了
データ記憶手段に前記決済完了フラグが記録されていな
い場合には、前記第1の口座残高から、少なくとも現在
日付に関連づけられた集中決済の取引明細の金額を差し
引いて、第2の口座残高を算出する。このため、決済が
完了していない残高(現在日付に関連づけられた集中決
済の取引明細の金額)は、利用を許容する口座残高には
含まれない。従って、金融機関は決済リスクを回避でき
る。さらに、現決済完了データ記憶手段に決済完了フラ
グが記録されている場合には、前記管理コンピュータ
が、第2の口座残高として第1の口座残高を設定する。
このため、ユーザは、決済完了後は、口座残高総額を利
用することができる。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、利用を許
容する取引明細の抽出は、管理コンピュータが、取引先
金融機関に基づいて抽出する。このため、管理コンピュ
ータは、取引先金融機関に応じて、利用を許容する残高
を把握できる。従って、決済リスクの少ない取引先金融
機関については、金融機関はユーザに対して自由度の高
い決済サービスを提供することができる。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、ユーザ端
末から残高表示依頼を受信した場合には、管理コンピュ
ータが、第1の口座残高と第2の口座残高とを前記ユー
ザ端末に送信する。このため、ユーザは口座残高総額と
ともに利用可能な残高を把握でき、それに応じた支払指
図を行なうことができる。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、ユーザか
ら支払金額を含む支払指図を受信した場合には、管理コ
ンピュータが、第2の口座残高と支払金額とを比較し、
第2の口座残高が前記支払金額以上の場合のみ、支払処
理を行なう。このため、金融機関は決済リスクを回避で
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図9に従って説明する。本実施形態では、
金融機関としての銀行が日本銀行の当座預金口座の残高
を用いての振替処理や預金口座(銀行口座)の残高表示
を行なう場合に用いる預金処理方法として説明する。こ
の処理には預金処理システム20を用いる。
【0020】預金処理システム20は、金融機関として
の銀行が有するシステムであって、図1に示すように、
管理コンピュータ21を備えている。管理コンピュータ
21には、図示しないCPU、RAM、ROM等を有す
るコンピュータであり、各種プログラムの実行、後述す
るデータの管理、送受信等の制御を行なう。この管理コ
ンピュータ21は、日銀ネットN1を介して日銀システ
ム30に接続され、日銀システム30との間でデータの
送受信を行なう。この日銀システム30は、日本銀行の
当座預金(日銀当預)を管理するシステムである。この
ため、日銀システム30が金融機関システム(20、5
0)から日銀当預間での振替指図を受信した場合には、
RTGS処理を行い、その結果を振替先の金融機関に通
知する。
【0021】さらに、管理コンピュータ21は全銀ネッ
トN2を介して全銀システム40に接続され、全銀シス
テム40との間でデータの送受信を行なう。この全銀シ
ステム40は、各金融機関からの集中決済をするための
システムである。そのため、全銀システム40は他の金
融機関のシステムである他行システム50に接続されて
いる。全銀システム40が他行システム50から振込指
図を受信した場合には、まず、その指図を振込先の金融
機関に通知する。そして、全銀システム40は、所定の
時刻の集中決済後に日銀システム30に受払差額データ
を送信し、各金融機関の日銀当預振替処理を依頼する。
【0022】管理コンピュータ21は、日銀ネットN1
や全銀ネットN2から受信した資金移動の指図(取引明
細データ)をユーザ端末10に対して送信する。そのた
め、管理コンピュータ21は、図示しないネットワーク
を介してユーザ端末10に接続されている。このユーザ
端末10は、ユーザの銀行口座の残高を表示したり、支
払指図を送信したりするためのコンピュータ端末であ
る。そのため、ユーザ端末10にはデータを表示する出
力部(ディスプレイ装置)や、データ入力部としてのキ
ーボードやポインティングデバイス(マウス)を備えて
いる。
【0023】管理コンピュータ21には、取引明細デー
タ記憶手段としての取引明細データ記憶部22、及び決
済完了データ記憶手段としての内国為替決済完了データ
記憶部23が、それぞれ接続されている。
【0024】取引明細データ記憶部22には、図2に示
すように、ユーザの銀行口座に関しての取引明細データ
220が記録される。この取引明細データ220は、ユ
ーザ端末10から資金移動の指図を受けた場合や、他行
システム50から送信された振込指図や振替指図を日銀
システム30、全銀システム40を介して受信した場合
に記録される。本実施形態では、取引明細データ220
には、銀行口座番号に関連づけて、取引種別、日付、金
額、取引先金融機関名、金融機関口座番号、取引先名に
関するデータが記録されている。
【0025】この銀行口座番号データ領域には、ユーザ
が保有している銀行口座に関するデータが記録される。
具体的には、金融機関コード、支店コード、銀行口座番
号等、銀行口座を特定するための識別子が記録される。
取引種別データ領域には、取引方法に関するデータが記
録される。具体的には、全銀システム40を用いての
「振込入金」、「振込出金」や、日銀システム30を用
いての「日銀当預振替入金」、「日銀当預振替出金」に
関するデータが記録される。日付データ領域には、取引
の依頼のあった日付に関するデータが記録される。金額
データ領域には、入出金される取引金額に関するデータ
が記録される。取引先金融機関名データ領域には、取引
相手の口座のある金融機関名に関するデータが記録され
る。金融機関口座番号データ領域には、取引相手が口座
を有する金融機関の口座番号に関するデータが記録され
る。この口座番号は、ユーザが資金を振り込む場合にそ
の振込先を特定するために用いられる。取引先名データ
領域には、取引相手を特定するためのデータが記録され
る。
【0026】内国為替決済完了データ記憶部23には、
図3に示すように、決済完了時刻としての内国為替決済
完了時刻に関する内国為替決済完了データ230が記録
される。この内国為替決済完了データ記憶部23には、
日付毎に、内国為替に関するRTGS処理が完了する時
刻を予想し、記録しておく。本実施形態では、月末営業
日以外の営業日には、予め定められた内国為替の集中決
済時刻の15分後である16時30分を関連づけて記録
し、月末営業日には17時30分を関連づけて記録す
る。
【0027】次に、上記のように構成されたシステムに
おいて、預金処理システム20を用いる場合の処理手順
を図4〜6に従って説明する。ここでは、大きくは2つ
の処理が行われる。すなわち、ユーザがユーザ端末10
を用いて自身の銀行口座残高を表示する場合の処理(図
4)と、ユーザがユーザ端末10を用いて自身の銀行口
座から支払いを行なう場合の処理(図5)である。
【0028】まず、ユーザがユーザ端末10を用いて自
身の銀行口座残高を表示する場合の処理を、図4を用い
て説明する。まず、ユーザはユーザ端末10を用いて預
金処理システム20にアクセスする。その場合、管理コ
ンピュータ21はユーザ受付処理を行なう(S1−
1)。ここでは、まず、管理コンピュータ21は、ユー
ザを特定する識別子やパスワードを用いて、ユーザ認証
を行なう。ユーザ認証が完了した場合、管理コンピュー
タ21は、ユーザ端末10に処理メニューを提示する。
そして、ユーザが処理メニューの中から「残高表示」を
選択した場合、ユーザ端末10は残高表示依頼を預金処
理システム20に送信する。この残高表示依頼には、ユ
ーザの口座番号を特定する銀行口座識別子に関するデー
タが含まれている。この残高表示依頼を受信した管理コ
ンピュータ21は、残高算出処理を行なう(S1−
2)。
【0029】この残高算出処理を図6を用いて説明す
る。まず、管理コンピュータ21は、銀行口座識別子に
基づいて銀行口座番号を特定する。そして、この銀行口
座に関する取引明細を抽出する(S3−1)。ここで
は、管理コンピュータ21は、取引明細データ記憶部2
2に銀行口座番号に関連づけられて記録された取引明細
データ220を抽出する。次に、管理コンピュータ21
は第1の口座残高としての口座残高を算出する(S3−
2)。この場合、管理コンピュータ21は抽出した取引
明細データ220の金額を総計して、残高を算出する。
この場合、入金に関する金額は加算し、出金に関する金
額は減算することにより残高を算出する。ここでは、ユ
ーザの銀行口座の残高を1700万円とする。
【0030】次に、管理コンピュータ21は、内国為替
決済完了データ記憶部23に記録された内国為替決済完
了時刻を抽出する(S3−3)。ここでは、管理コンピ
ュータ21は現在の日付を把握し、その日付に関連づけ
られて記録された内国為替決済完了時刻を抽出する。
【0031】次に、管理コンピュータ21は、内国為替
決済処理が完了したかどうかを判断する(S3−4)。
ここでは、まず、管理コンピュータ21は、現在時刻を
取得する。次に、管理コンピュータ21は、抽出した内
国為替決済完了時刻と現在時刻とを比較する。そして、
現在時刻が内国為替決済完了時刻を過ぎている場合に
は、内国為替決済処理が完了したと判断する。内国為替
決済処理が完了している場合(ステップ(S3−4)に
おいて「Yes」の場合)、管理コンピュータ21は、
ステップ(S3−2)で算出した口座残高を引出可能金
額と設定する(S3−5)。
【0032】内国為替決済処理が完了していない場合
(「No」の場合)、管理コンピュータ21は資金化を
終了していない取引明細を抽出する(S3−6)。ここ
では、管理コンピュータ21は、ユーザの銀行口座番号
に関連づけられて記録された取引明細データ220の中
で、現在日付に関連づけられた集中決済に関する取引明
細データ220を抽出する(S3−6)。具体的には、
日付に現在日付が記録され、全銀システム40を用いて
の「振込入金」に関する取引明細(入金に関して集中決
済の完了していない取引明細)を抽出する。
【0033】次に、管理コンピュータ21は、第2の口
座残高としての引出可能金額を算出する(S3−7)。
ここでは、ステップ(S3−6)で抽出した取引明細デ
ータ220の金額を総計し、資金化を終了していない金
額を算出する。そして、ステップ(S3−2)で算出し
た口座残高から資金化を終了していない金額を差し引く
ことにより、引出可能金額を算出する。ここでは、現在
時刻が内国為替決済完了時刻を経過していない場合を想
定し、引出可能金額を1100万円とする。以上によ
り、残高算出処理を終了し、元のステップに戻る。
【0034】次に、管理コンピュータ21は、残高デー
タをユーザ端末10に出力する(S1−3)。この残高
データには、残高算出処理で算出した口座残高と引出可
能金額に関するデータが含まれる。残高データを受信し
たユーザ端末10のディスプレイ装置の画面には、図7
に示す表示画面100が出力される。この表示画面10
0には、ユーザの銀行口座の口座番号表示欄101、銀
行口座の残高表示欄102、引出可能金額表示欄103
が出力される。この残高表示欄102には、ステップ
(S3−2)で算出した口座残高が表示される。引出可
能金額表示欄103には、ステップ(S3−5)又はス
テップ(S3−7)で設定した引出可能金額が表示され
る。ここでは、現在時刻が内国為替決済完了時刻を経過
していないので、ステップ(S3−7)で算出した引出
可能金額が表示される。さらに、表示画面100には、
取引明細表示ボタン104が表示される。この取引明細
表示ボタン104はユーザの銀行口座に関する個々の取
引明細を表示する場合に用いられる。ユーザがこの取引
明細表示ボタン104を選択した場合、管理コンピュー
タ21は、この銀行口座に関する取引明細データ220
の中で、最新の取引明細データ220を抽出し、編集し
たデータをユーザ端末10に送信する。そして、ユーザ
端末10のディスプレイ装置の画面には、図8に示す表
示画面110が出力される。この表示画面110には、
ユーザの銀行口座の口座番号表示欄111、取引の詳細
表示欄112が出力される。この詳細表示欄112に
は、取引明細データ記憶部22に記録された取引種別、
日付、金額、取引先名及び取引先の金融機関名が表示さ
れる。この取引に関しての内国為替決済処理が完了して
いない場合には、取引先名の後に「(―)」が表示され
る。さらに、表示画面110には、前の取引明細を表示
させるため前進ボタン113と、後の取引明細を表示さ
せるため後退ボタン114とが表示される。
【0035】一方、現在時刻が内国為替決済完了時刻を
経過後に、残高表示処理を行った場合には、ユーザ端末
10のディスプレイ装置の画面には、図9に示す表示画
面120が出力される。この場合、表示画面100と同
様に、この表示画面120には、ユーザの銀行口座の口
座番号表示欄121、銀行口座の残高表示欄122、引
出可能金額表示欄123、及び取引明細表示ボタン12
4が出力される。この場合、引出可能金額表示欄123
には、ステップ(S3−5)で算出した引出可能金額が
表示される。そして、取引明細表示ボタン124を選択
した場合、表示画面110の詳細表示欄112の
「(―)」が削除された表示が出力される。
【0036】次に、ユーザがユーザ端末10を用いて自
身の銀行口座から日銀当預を用いて支払を行なう場合の
日銀当預支払処理を、図5を用いて説明する。まず、ユ
ーザはユーザ端末10を用いて預金処理システム20に
アクセスする。その場合、ステップ(S1−1)と同様
に、管理コンピュータ21はユーザ受付処理を行なう
(S2−1)。ユーザ認証が完了した場合、管理コンピ
ュータ21は、ユーザ端末10に処理メニューを送信す
る。そして、ユーザが処理メニューの中から「日銀当預
支払」を選択した場合、ユーザ端末10は日銀当預支払
依頼を預金処理システム20に送信する。この日銀当預
支払依頼には、ユーザの口座番号を特定する銀行口座識
別子、支払金額としての日銀当預振替金額、及び支払先
に関するデータが含まれている。
【0037】この日銀当預支払依頼を受信した管理コン
ピュータ21は、残高表示処理の場合と同様に残高算出
処理を行なう(S2−2)。この残高算出処理は、上述
したように図6に示す。これにより、引出可能金額が算
出される。
【0038】次に、管理コンピュータ21は、引出可能
金額と日銀当預振替金額とを比較する(S2−3)。引
出可能金額が日銀当預振替金額以上の場合(ステップ
(S2−3)において「Yes」の場合)、管理コンピ
ュータ21は、日銀ネットN1を介して日銀当預支払指
図を日銀システム30に送信する(S2−4)。この日
銀当預支払指図には、振替元の日銀当預口座を特定する
識別子、振替先の日銀当預口座を特定する識別子、振替
金額に関するデータが含まれる。これにより、日銀シス
テム30はRTGS処理を行なう。具体的には、支払元
の日銀当預口座から振替先の日銀当預口座に振替金額の
資金移動を行なう。一方、引出可能金額が日銀当預振替
金額に満たない場合(ステップ(S2−3)において
「No」の場合)、管理コンピュータ21は支払拒否
し、ユーザ端末10にその旨を通知する(S2−5)。
以上により、日銀当預支払処理を終了する。
【0039】以上、本実施形態によれば、以下に示す効
果を得ることができる。・ 上記実施形態では、取引明
細データ記憶部22の取引明細データ220には日付に
関するデータが記録されている。さらに、内国為替決済
完了データ記憶部23の内国為替決済完了データ230
には、日付に関連づけられて内国為替決済完了時刻が記
録されている。このため、管理コンピュータ21は、現
在日付と現在時刻に基づいて、内国為替決済処理の完了
を把握することができる。
【0040】・ 上記実施形態では、取引明細データ記
憶部22の取引明細データ220には、取引種別に関す
るデータが記録されている。このため、管理コンピュー
タ21は、全銀システム40を用いての振込入出金や、
日銀システム30を用いての日銀当預振替入出金を把握
できる。
【0041】・ 上記実施形態では、取引明細データ記
憶部22の取引明細データ220には、取引種別ととも
に金額が記録されている。このため、管理コンピュータ
21は口座残高や引出可能金額を算出できる。
【0042】・ 上記実施形態では、取引明細データ記
憶部22の取引明細データ220には、取引先金融機関
名、金融機関口座番号、取引先名に関するデータが記録
されている。このため、管理コンピュータ21は、ユー
ザ端末10に取引明細を提供できる。また、管理コンピ
ュータ21は、このデータに基づいて資金移動データを
日銀ネットN1や全銀ネットN2を介して、日銀システ
ム30や全銀システム40に送信できる。
【0043】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21が口座残高を算出し、ユーザ端末10に出力する。
このため、ユーザは自身の口座残高を把握できる。 ・ 上記実施形態では、管理コンピュータ21が、取引
種別に基づいて引出可能金額を算出し、ユーザ端末10
に出力する。このため、ユーザは日銀当預を用いての支
払ができる範囲を把握できる。
【0044】・ 上記実施形態では、残高表示処理又は
日銀当預支払処理毎に、管理コンピュータ21が図6に
示す残高算出処理を行なう。これにより、管理コンピュ
ータ21は最新の口座残高、引出可能金額を算出でき
る。
【0045】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21が、取引種別に基づいて引出可能金額を算出し、引
出可能金額が日銀当預振替金額に満たない場合、支払拒
否する。このため、銀行は日銀当預残高の範囲内で資金
移動を行なうことができる。銀行は銀行間決済の完了し
た範囲でユーザの資金移動を行なうので、内国為替決済
処理が完了するまでの間の決済リスクを回避できる。
【0046】・ 上記実施形態では、内国為替決済処理
が完了していない場合には、表示画面110において、
取引先名の後に「(―)」が表示される。このため、ユ
ーザは、入金される取引明細を把握できるとともに、現
時点では決済が完了していない取引明細を把握できる。
【0047】なお、上記実施形態は、以下の態様に変更
してもよい。 ・ 上記実施形態では、管理コンピュータ21は、現在
日付に関連づけられた集中決済の取引明細に関する取引
明細データ220を抽出し、その金額を総計し、資金化
を終了していない金額を算出する。そして、ステップ
(S3−2)で算出した口座残高から資金化を終了して
いない金額を差し引くことにより、引き出し可能金額を
算出した。これに代えて、ステップ(S3−6)におい
て、内国為替決済処理が完了していない場合(「No」
の場合)、管理コンピュータ21は資金化を終了した取
引明細(利用を許容する取引明細)を抽出してもよい。
【0048】ここでは、管理コンピュータ21は、ユー
ザの銀行口座番号に関連づけられて記録された取引明細
データ220の中で集中決済の完了した取引明細と即時
決済の完了した取引明細とに関連するデータを抽出す
る。具体的には、全銀システム40を用いての「振込入
金」に関しては、日付が前日以前の取引明細(集中決済
の完了した取引明細)、すべての「振込出金」に関する
取引明細、日銀システム30を用いての「日銀当預振替
入金」、「日銀当預振替出金」に関する取引明細(即時
決済の完了した取引明細)を抽出する。次に、ステップ
(S3−7)において、管理コンピュータ21は、第2
の口座残高としての引出可能金額を算出する。ここで
は、ステップ(S3−6)で抽出した取引明細データ2
20の金額を総計し、算出した金額を引き出し可能金額
と設定する。これによっても、決済リスクを回避した引
出可能金額を算出できる。
【0049】・ 上記実施形態では、ステップ(S3−
6)において、管理コンピュータ21は、日付に現在日
付が記録され、全銀システム40を用いての「振込入
金」に関する取引明細を抽出した。これに代えて、日付
に現在日付が記録され、全銀システム40を用いての
「振込入金」、「振込出金」に関する取引明細を抽出し
てよい。これにより、全銀システム40を用いての出金
に関しても、集中決済の完了していないので、決済リス
クを回避しながら、ユーザの自由度を確保できる。
【0050】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21は、内国為替決済完了データ記憶部23に記録され
た内国為替決済完了時刻に基づいて、引出可能金額の設
定を変更した。これに代えて、日銀システム30から内
国為替決済完了通知を取得し、この通知に基づいて引出
可能金額の設定を変更してもよい。この場合、日銀シス
テム30から内国為替決済完了通知を受信した管理コン
ピュータ21は、内国為替決済完了データ記憶部23
に、決済完了フラグとしての内国為替決済完了フラグを
日付に関連づけて記録する。そして、残高算出処理を行
なう場合は、この内国為替決済完了フラグを参照し、引
出可能金額を算出する。これにより、内国為替決済処理
の完了時刻が所定の時刻からずれた場合にも、決済リス
クのない資金移動が可能である。
【0051】・ 上記実施形態では、取引明細データ記
憶部22には、管理コンピュータ21が日銀ネットN1
や全銀ネットN2を介してデータを記録した。これに加
え、磁気テープ等の記録媒体を用いて銀行に持ち込まれ
たデータを、取引明細データ記憶部22に記録してもよ
い。また、銀行内のネットワークシステムを用いて受信
した本支店間の振替データを、取引明細データ記憶部2
2に記録してもよい。
【0052】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21が引出可能金額を算出し、引出可能金額が日銀当預
振替金額に満たない場合、支払拒否する。これに代え
て、残高の範囲内であって、引出可能金額に所定の金額
を上乗せした金額を引出可能金額と設定してもよい。こ
れによりユーザの支払の利便性を図りながら、決済リス
クを低減できる。
【0053】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21が引出可能金額を算出し、引出可能金額が日銀当預
振替金額に満たない場合はすべての支払を拒否する。こ
れに代えて、取引種別に応じて引出可能金額を変更して
もよい。例えば、預金処理システム20に、図10に示
す取引属性データ記憶部24を設け、管理コンピュータ
21に接続する。そして、取引属性データ記憶部24に
は取引属性データ240を記録する。この取引属性デー
タ240には、取引種別毎に引出可能フラグに関するデ
ータが記録されている。そして、管理コンピュータ21
が引出可能金額を算出する場合には、取引属性データ2
40に基づいて引出可能金額の算出に含めるものと含め
ないものとを振り分ける。具体的には、引出可能フラグ
が付された取引種別については利用を許容する取引明細
として、その金額を引出可能金額の算出に含める。これ
により、即時性を有する支払を優先的に利用させること
ができる。
【0054】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21が引出可能金額を算出し、引出可能金額が日銀当預
振替金額に満たない場合はすべて支払拒否する。これに
代えて、取引先金融機関名に応じて引出可能金額を変更
してもよい。この場合、図10に示す取引属性データ記
憶部24の取引属性データ240に取引先金融機関名に
関連づけて引出可能フラグに関するデータを記録する。
そして、管理コンピュータ21が引出可能金額を算出す
る場合には、取引明細データ220の取引先金融機関名
に基づいて引出可能金額の算出に含めるものと含めない
ものとを振り分ける。これにより、決済リスクの少ない
取引先金融機関の場合は、支払を優先的に行なうことが
できる。従って、金融機関の属性に応じて自由度の高い
資金移動が可能になる。
【0055】・ 上記実施形態では、残高表示処理又は
日銀当預支払処理毎に、図6に示す残高算出処理を行っ
た。これに代えて、預金処理システム20に残高データ
記憶部を設け、銀行口座番号に関連づけて口座残高と引
出可能金額とを記録してもよい。この場合、管理コンピ
ュータ21が新たな取引指図を受信する毎に、口座残高
と引出可能金額とを変更する。この場合、残高表示処理
又は日銀当預支払処理を行なう場合は、残高データ記憶
部に記録された引出可能金額とを抽出してステップ(S
3−4)、(S3−5)、(S3−7)を行なう。これ
により、管理コンピュータ21の算出処理を軽減でき
る。
【0056】・ 上記実施形態では、ユーザ端末10と
して設置されたコンピュータ端末を用いた。これに代え
て、電話端末等の通信機能を有する端末であってもよ
い。また、金融機関の支店に設置された端末であっても
よい。これにより、ユーザにとって、都合のよい端末を
用いることが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
金融機関はユーザに対して最新の口座残高に関する情報
を提供できるとともに、日銀当預において決済(振替処
理)の完了していないものに関しては、引出可能金額か
ら排除できる。このため、金融機関は決済リスクを回避
した資金移動処理等の預金管理を行なうことができる。
また、ユーザにとっても、最新の口座残高を把握できる
ので、将来の資金計画を容易に立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】 取引明細データ記憶部に記録されたデータの
説明図。
【図3】 内国為替決済完了データ記憶部に記録された
データの説明図。
【図4】 本実施形態の処理手順の説明図。
【図5】 本実施形態の処理手順の説明図。
【図6】 本実施形態の処理手順の説明図。
【図7】 ユーザ端末の表示態様を示す説明図。
【図8】 ユーザ端末の表示態様を示す説明図。
【図9】 ユーザ端末の表示態様を示す説明図。
【図10】 取引属性データ記憶部に記録されたデータ
の説明図。
【符号の説明】
10…ユーザ端末、20…預金処理システム、21…管
理コンピュータ、22…取引明細データ記憶手段として
の取引明細データ記憶部、23…決済完了データ記憶手
段としての内国為替決済完了データ記憶部、30…日銀
システム、40…全銀システム、N1…日銀ネット、N
2…全銀ネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 訓志 東京都千代田区大手町1丁目5番5号 株 式会社富士銀行内 Fターム(参考) 3E040 CA14 CB01 EA01 EA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの預金口座について取引種別に関
    連づけられて取引明細に関するデータを記録した取引明
    細データ記憶手段と、管理コンピュータとを有する預金
    処理システムを用いて預金口座の管理を行なう預金処理
    方法であって、 前記管理コンピュータが、前記取引明細データ記憶手段
    からユーザの預金口座に関連づけられた取引明細を抽出
    する第1の段階と、 前記管理コンピュータが、前記抽出した取引明細に基づ
    いて第1の口座残高を算出する第2の段階と、 前記管理コンピュータが、前記抽出した取引明細の取引
    種別に基づいて、利用を許容する第2の口座残高を算出
    する第3の段階とを有することを特徴とする預金処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記預金処理システムは、予め定められ
    た決済完了時刻を記録した決済完了データ記憶手段をさ
    らに有し、 前記取引種別には、集中決済に関する取引種別が含ま
    れ、 前記取引明細データ記憶手段には、取扱日付に関連づけ
    られた取引明細に関するデータが記録され、 前記第3の段階は、 前記管理コンピュータが現在時刻を取得する段階と、 前記現在時刻が前記決済完了時刻に達していない場合に
    は、管理コンピュータが、前記第1の口座残高から、少
    なくとも現在日付に関連づけられた集中決済の取引明細
    の金額を差し引いて、第2の口座残高を算出し、 前記現在時刻が前記決済完了時刻に達している場合に
    は、管理コンピュータが、前記第2の口座残高として前
    記第1の口座残高を設定することを特徴とする請求項1
    に記載の預金処理方法。
  3. 【請求項3】 前記預金処理システムは、決済が完了し
    た場合に決済完了フラグを記録する決済完了データ記憶
    手段をさらに有し、 前記取引種別には、集中決済に関する取引種別が含ま
    れ、 前記取引明細データ記憶手段には、取扱日付に関連づけ
    られた取引明細に関するデータが記録され、 前記第3の段階は、 前記管理コンピュータが、前記決済完了フラグの記録の
    有無を抽出する段階と、 前記決済完了データ記憶手段に前記決済完了フラグが記
    録されていない場合には、前記管理コンピュータが、前
    記第1の口座残高から、少なくとも現在日付に関連づけ
    られた集中決済の取引明細の金額を差し引いて、第2の
    口座残高を算出し、 前記決済完了データ記憶手段に前記決済完了フラグが記
    録されている場合には、前記管理コンピュータが、前記
    第2の口座残高として前記第1の口座残高を設定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の預金処理方法。
  4. 【請求項4】 前記取引明細データには、取引先金融機
    関に関するデータが含まれ、 前記第3の段階は、さらに前記取引先金融機関に基づい
    て第2の口座残高を算出することを特徴とする請求項1
    〜3に記載の預金処理方法。
  5. 【請求項5】 前記預金処理方法は、 ユーザ端末から残高表示依頼を受信した場合には、前記
    管理コンピュータが、前記第1の口座残高と前記第2の
    口座残高とを前記ユーザ端末に送信する段階をさらに有
    することを特徴とする請求項1〜4に記載の預金処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記預金処理方法は、 ユーザから支払金額に関するデータを含む支払指図を受
    信した場合には、前記管理コンピュータが、前記第2の
    口座残高と前記支払金額とを比較し、前記第2の口座残
    高が前記支払金額以上の場合のみ、支払処理を行なう段
    階をさらに有することを特徴とする請求項1〜5に記載
    の預金処理方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7860794B2 (en) 2005-03-09 2010-12-28 Alexander Mikhailovich Sinelnikov Method for originating a bank deposit
JP2012133670A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Japan Research Institute Ltd Rtgs支援システムおよびrtgs支援方法
JP2012517060A (ja) * 2009-02-03 2012-07-26 イーサーブグローバル ユーケー リミテッド 取引処理システムおよび方法
CN102956057A (zh) * 2011-08-26 2013-03-06 东芝泰格有限公司 硬币接收支付装置及其控制方法
CN113628053A (zh) * 2021-09-03 2021-11-09 中电金信软件有限公司 一种交易余额的计算方法和装置

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