JP2003303285A - 口座振替システム、口座振替方法およびプログラム - Google Patents

口座振替システム、口座振替方法およびプログラム

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JP2003303285A
JP2003303285A JP2002108207A JP2002108207A JP2003303285A JP 2003303285 A JP2003303285 A JP 2003303285A JP 2002108207 A JP2002108207 A JP 2002108207A JP 2002108207 A JP2002108207 A JP 2002108207A JP 2003303285 A JP2003303285 A JP 2003303285A
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account
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Atsushi Kaneda
淳 金田
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MUFG Bank Ltd
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UFJ Bank Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の資金管理ニーズや資金繰ニーズを満た
すことができる、新たな口座振替システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、少なくとも公共料金の支払い
に利用される口座振替システムであって、前記口座振替
システムは、企業から送信される請求データに従って顧
客に請求内容を通知するための電子メールを生成し、顧
客のメールアドレスに対して送信する送信手段と、顧客
から送信される支払条件に基づいて前記請求内容に対す
る支払条件を設定する設定手段と、前記設定手段により
設定された支払条件に従って顧客の口座から前記企業の
口座へ請求金額を振り替える振替手段と、を備えること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口座振替システム
及び口座振替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気、ガス、水道等の公共料金に
ついては、いわゆる口座振替システムを利用して支払い
を行う場合が多い。この口座振替システムは、典型的に
は、各公共料金を、各企業の指定した期日に、顧客の指
定した口座から自動的に引き落とすというものである。
【0003】図11は、従来の口座振替システムの概要
を説明するための図である。顧客が口座振替システムを
利用する場合には、予め、銀行100及び企業200と
の間で口座振替契約を締結する(図9(1))。
【0004】そして、企業200は、口座振替契約を締
結した顧客の請求明細(請求データ)を、銀行100
に、所定期間毎(例えば、月毎)に送信する(同図
(2))。この請求データには、当月の請求金額、顧客の
口座番号、及び企業が指定する振替日などが含まれてい
る。銀行100は、企業200から請求データを受信す
ると、その請求データに従って口座振替を行い(同図
(3))、その振替結果を企業200に対して通知する
(同図(4))。企業200は、銀行100から振替結果
を受け取ると、顧客300に対して口座振替が行われた
旨の通知を郵送する(同図(5))。
【0005】このような口座振替システムは、顧客に対
しては月毎の支払作業が不要になるという利便性を提供
し、企業に対しては資金回収を容易にするという利便性
を提供しようとするものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の口座振替システムにおいては、下記に述
べるような問題があった。
【0007】すなわち、従来の口座振替システムは、口
座振替契約をした後は、当該契約を解約するまで、企業
の請求金額(公共料金)を企業の定めた期日に顧客の指
定した口座から自動的に引き落としていた。
【0008】従って、口座からの引き落としは、そのと
きの口座の状態とは無関係に行われるため、例えば、企
業の指定した期日に、顧客の残高が不足しているような
場合には、引き落としができないという問題があった。
また、いったん口座振替契約をしてしまうと、その後
は、顧客の意志とは無関係に、口座から請求金額が自動
的に引き落しされてしまうため、顧客が自分の資金を自
分で管理するということが難しかった。
【0009】すなわち、従来の口座振替システムでは、
顧客が本来有する、自分の資金は自分で管理したいとい
う「資金管理ニーズ」や、支払いは自分の都合が良いと
きに行いたいという「資金繰ニーズ」に対応するもので
はなかった。
【0010】そこで、口座振替システムを利用しない
で、その都度、公共料金の支払いを行うことも考えられ
る。口座振替システムを利用しない場合には、各企業か
ら顧客に対して、毎月請求書が送付される。よって、顧
客は、請求書を、指定された期日までに銀行やコンビニ
エンスストア等に持参して支払いを行うこともできる。
【0011】しかし、ガス、電気、水道等の公共料金の
請求書は、各企業によって発行されるため、毎月それぞ
れの請求書が顧客に送付されるとともに、支払期日も各
企業によって異なる場合が多い。
【0012】従って、口座振替システムを利用しない場
合には、顧客は、毎月、これらの請求書を、コンビニエ
ンスストア等に持参して支払いを行わなければならな
い。また、これらの請求書の支払期日が異なる場合に
は、支払期日に合わせて、その都度支払いを行わなけれ
ばならず、非常に不便である。さらに、毎月、各企業か
ら請求書が郵送されるため、請求書を紛失したり、支払
いを忘失したりするおそれもある。
【0013】一方、企業からすると、顧客が口座振替シ
ステムを利用しない場合には、毎月、請求書を郵送しな
ければならず、請求書が不着の場合の対応なども考慮し
なければならないため、郵送コストがかかるとともに事
務手続きが煩雑になる。
【0014】そこで、本発明の課題は、口座振替システ
ムが有する支払作業面や資金回収面での利便性を維持し
つつ、顧客の資金管理ニーズや資金繰ニーズを満たすこ
とができる、新たな口座振替システムを提供することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、顧客の指定した支払条件に従って、顧客の
口座から企業の口座へ公共料金等を振り替えるという
「顧客指図型」の新しい口座振替システムを提供するも
のである。
【0016】具体的には、本発明は、少なくとも公共料
金の支払いに利用される口座振替システムであって、前
記口座振替システムは、企業から送信される請求データ
に従って顧客に請求内容を通知するための電子メールを
生成し、顧客のメールアドレスに対して送信する送信手
段と、顧客から送信される支払条件に基づいて前記請求
内容に対する支払条件を設定する設定手段と、前記設定
手段により設定された支払条件に従って顧客の口座から
前記企業の口座へ請求金額を振り替える振替手段と、を
備えることを特徴とする。
【0017】前記振替手段は、前記請求データが、企業
指図型の口座振替と顧客指図型の口座振替のいずれに該
当するかを判断し、前記企業指図型の口座振替であると
判断する場合には、前記請求データに含まれる取引指定
日に従って顧客の口座から前記企業の口座へ請求金額を
振り替え、前記顧客指図型の口座振替であると判断する
場合には、前記顧客により指定された条件に従って顧客
の口座から前記企業の口座へ請求金額を振り替えること
を特徴とする。
【0018】前記振替手段は、前記支払条件として口座
振替の期日が顧客により指定されている場合には、前記
顧客により指定された期日に顧客の口座から前記企業の
口座へ請求金額を振り替えることを特徴とする。
【0019】前記送信手段により前記電子メールが顧客
に送信された後、所定の条件に一致する場合には、支払
を促す旨の電子メールを前記顧客のメールアドレスに対
して送信するアラームメール送信手段、を更に備えるこ
とを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る口座振替方法は、顧客
端末と接続される銀行サーバにおいて、少なくとも公共
料金として請求される請求金額を顧客の口座から企業の
口座へ振り替える口座振替方法であって、企業から送信
される請求データに従って顧客に請求内容を通知するた
めの電子メールを生成し、顧客のメールアドレスに対し
て送信するステップと、顧客から送信される支払条件に
基づいて前記請求内容に対する支払条件を設定するステ
ップと、前記設定手段により設定された支払条件に従っ
て顧客の口座から前記企業の口座へ請求金額を振り替え
るステップと、を備えることを特徴とする。
【0021】前記振り替えるステップは、前記請求デー
タが、企業指図型の口座振替と顧客指図型の口座振替の
いずれに該当するかを判断し、前記企業指図型の口座振
替であると判断する場合には、前記請求データに含まれ
る取引指定日に従って顧客の口座から前記企業の口座へ
請求金額を振り替え、前記顧客指図型の口座振替である
と判断する場合には、前記顧客により指定された条件に
従って顧客の口座から前記企業の口座へ請求金額を振り
替えることを特徴とする。
【0022】前記振り替えるステップは、前記支払条件
として口座振替の期日が顧客により指定されている場合
には、前記顧客により指定された期日に顧客の口座から
前記企業の口座へ請求金額を振り替えることを特徴とす
る。
【0023】前記送信するステップにより前記電子メー
ルが顧客に送信された後、所定の条件に一致する場合に
は、支払を促す旨の電子メールを前記顧客のメールアド
レスに対して送信するステップ、を更に備えることを特
徴とする。
【0024】以上本発明によれば、顧客の口座から企業
の口座へ公共料金を振り替えるという従来の口座振替シ
ステムの構成を維持しつつ、振替日などの振り替え条件
は、顧客自身が決定することができる。
【0025】従って、顧客は、支払条件を自分で設定す
ることができるので、例えば、口座の残高にあわせて支
払期日を指定したり(資金繰ニーズ)、口座からの出金
を自分で管理したり(資金管理ニーズ)することができ
るようになる。
【0026】また、顧客は、支払条件を指示するだけで
よいので、郵送ベースの請求書を銀行等に持参してその
都度支払いを行う必要もない。また、企業は、請求書を
毎月郵送することなく資金回収ができるので、郵送にか
かるコストを削減することができる。
【0027】また、上記発明は、コンピュータに所定の
機能を実現させるプログラムまたはそのプログラムを記
録した記録媒体としても成立する。
【0028】また、本明細書における手段は、ハードウ
ェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウ
ェアの組み合わせにより実現可能である。ハードウェア
およびソフトウェアの組み合わせによる実行は、例え
ば、所定のプログラムを有するコンピュータ・システム
における実行が該当する。
【0029】そして、1つの手段が有する機能が2つ以
上のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアお
よびソフトウェアの組み合わせにより実現されても、2
つ以上の手段の機能が1つのハードウェア、ソフトウェ
アまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ
により実現されても良い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、下記実施の形態で
は、口座振替システムが、いわゆる公共料金に適用され
る場合について説明するが、本発明はこれに限られず、
年金や税金の支払などのように、定期的に所定の金額を
顧客の口座から振込先の口座へ振り替える形態につい
て、適宜適用することができる。 [第1の実施形態] [口座振替システムの概要]図1は、本発明に係る口座
振替システムの概要を説明するための図である。同図に
示すように、銀行システムである口座振替システム1
は、公共料金等の請求元である企業の企業端末2及び公
共料金等の請求先となる顧客の顧客端末3と、通信回線
を介して相互に接続されることにより構成される。
【0031】口座振替システム1は、企業端末2及び顧
客端末3との間で通信を行って、口座振替サービスを実
現する。口座振替システム1は、典型的には、口座振替
業務に関する処理を行う機能と、顧客端末3との間で電
子メールを送受信するメールサーバとしての機能を備え
る。なお、口座振替システム1の諸機能については、図
2にて詳述する。
【0032】企業端末2は、所定期間毎に、顧客に対す
る請求明細データ(以下、「請求データ」という。)を
生成し、口座振替システム1に通信回線を介して送信す
る。また、口座振替システム1から送信される口座振替
の結果を、通信回線を介して受信する。
【0033】顧客端末3は、典型的には、汎用のコンピ
ュータが相当し、電子メールを扱うためのメールビュー
ワやWWWを扱うためのWebブラウザなどのアプリケ
ーションソフトウェアが実装される。また、顧客端末3
は、電子メールやインターネットへのアクセス機能を備
えた携帯電話等の移動体通信端末でもよい。 [口座振替システムにより提供されるサービス]ここ
で、同図を用いて、口座振替システムにより提供される
サービスの概要を説明する。口座振替システムは、企業
と顧客と銀行との間で、口座振替に関する契約が予め締
結されていることを前提として運営される(図1
(1))。
【0034】本実施形態に係る口座振替システムは、企
業が指定した期日に請求金額を引き落とす「企業指図
型」の口座振替サービスと、顧客が指定した条件に従っ
て請求金額を引き落とす「顧客指図型」の口座振替サー
ビスとを顧客に提供する。顧客は、これらのサービスの
うち、所望するサービスを選択することができる。
【0035】顧客が、「企業指図型」の口座振替サービ
スを選択した場合には、従来と同様に、企業の指定した
期日に請求金額が顧客の口座から自動的に引き落としさ
れる。これに対し、顧客が、「顧客指図型」の口座振替
サービスを選択した場合には、顧客の指定した条件に従
って、請求金額が顧客の口座から自動的に引き落としさ
れる。この場合、口座振替の契約書には、顧客の口座を
特定する情報に加え、顧客のメールアドレス等が記載さ
れることになる。
【0036】なお、本実施形態に係る「顧客指図型」の
口座振替サービスでは、顧客は、「1:即時」、「2:
顧客が指定した期日」、及び「3:企業の指定した期
日」の3つの条件の中から、所望する条件を適宜指定す
ることができる。例えば、請求書を受け取った顧客が、
「1:即時」を選択した場合には、顧客が支払指図をし
た後、最も早いタイミングで口座振替処理が実行され
る。また、顧客が、「2:顧客が指定した期日」を選択
した場合には、顧客が指定した期日に口座振替処理が実
行される。さらに、顧客が、「3:企業が指定した期
日」を選択した場合には、企業が指定した期日に、口座
振替処理が実行される。
【0037】顧客は、請求書毎に所望する支払い条件を
指定することができる。よって、例えば、口座残高に余
裕があるときは、「1:即時」を選択してすぐに支払い
を行ったり、口座残高に余裕がないときは、「2:顧客
が指定した期日」を選択して、残高に余裕がある期日
(例えば、給料日など)を指定したりすることもでき
る。
【0038】続いて、顧客が「顧客指図型」の口座振替
サービスを選択した場合の、口座振替システム1の動作
について説明する。まず、企業端末2は、所定期間毎
(例えば、月毎)に、顧客に対する請求データを生成
し、口座振替システム1に送信する(同図(2))。
【0039】口座振替システム1は、企業端末2から請
求データを受信すると、当月の請求金額や支払条件等を
含む電子メールを作成し、個々の顧客のメールアドレス
に対して送信する(同図(3))。
【0040】顧客は、自身の端末3にて口座振替システ
ム1から送信された電子メールを受信すると、当月の請
求内容(支払内容)を確認する。そして、顧客は、所望
の支払条件を選択した電子メールを口座振替システム1
に送信することにより、口座振替システム1に対して支
払指図を行う(同図(4))。なお、顧客は、自身の都合
に合わせて電子メールを送信することができ、例えば、
その場で返信してもよいし、何日か経過した後に電子メ
ールを返信してもよい。
【0041】口座振替システム1は、顧客端末3から送
信される電子メールを受信すると、電子メールの支払条
件に従って、顧客の口座から企業の口座へ請求金額を振
り替える(同図(5))。例えば、支払日が顧客によって
指定された場合には、当該支払日に請求金額を振り替え
る。そして、口座振替システム1は、口座振替の結果を
企業端末2に送信する(同図(6))。企業は、口座振替
システム1から送信される口座振替の結果を受信する
と、請求金額が顧客により支払われたことを確認するこ
とができる。
【0042】このように、本口座振替システムによれ
ば、顧客により指定された支払条件に従って、口座振替
処理が実行されるので、顧客は、資金の状態に応じた公
共料金等の支払いや、自己資金の管理を行うことができ
るようになる。 [機能構成図]図2は、口座振替システム1が有する機能
を表した機能構成図である。口座振替システム1は、請
求データを受け付けて処理する請求データ処理手段1
1、顧客の指図に従って支払条件を設定する支払条件設
定手段12、口座振替処理を行う口座振替理手段13、
振り替え結果を通知する振替結果通知手段14、口座振
替に関する情報を記憶する口座振替データベース15
(以下、「口座振替DB」という。)、及び顧客や企業
の預金口座に関する情報を記憶する預金口座データベー
ス16(以下、「預金口座DB」という。)を備えてい
る。各処理手段11〜14は、口座振替DB15及び預
金口座DB16にアクセス可能に構成されている。
【0043】請求データ処理手段11は、企業端末2か
ら送信される請求データを口座振替DB15に記憶する
機能と、請求データの内容を通知するための電子メール
を顧客に送信する機能とを有している。
【0044】すなわち、請求データ処理手段11は、企
業端末2から送信される請求データを受け付けると、受
け付けた請求データを口座振替DB15に記憶する。請
求データには、請求先である顧客の情報(口座情報等)
と、当月の請求に関する明細情報(請求金額、使用量
等)と、請求先である顧客のメールアドレスとを含んで
いる。
【0045】企業から送信される請求データの形式は、
企業と銀行との間で予め決められており、請求データ処
理手段11は、請求データを受け付けると、口座振替シ
ステム1にて利用可能な形式に変換した後、口座振替D
B15に格納する。
【0046】請求データ処理手段11は、口座振替DB
15へ請求データを格納すると、顧客に請求データの内
容を通知する。具体的には、請求データ処理手段11
は、口座振替DB15から顧客の情報や当月の請求明細
に関する情報を読み出して、当月の請求内容を通知し顧
客からの支払指図を促すための電子メール(以下、「請
求通知メール」という。)を生成する。
【0047】そして、請求データ処理手段11は、生成
した請求通知メールを口座振替DB15から読み出した
顧客のメールアドレスに対して送信し、請求通知メール
を送信した旨を口座振替DB15に格納する。この請求
通知メールを受信した顧客は、支払条件を指定した電子
メール(以下、「支払指図メール」という。)を、口座
振替システム1に返信する。
【0048】支払条件設定手段12は、顧客から送信さ
れる電子メールを受信して支払条件を設定する機能を備
えている。支払条件設定手段12は、顧客から支払指図
メールを受信すると、支払指図メールから支払に関する
情報を抽出し、口座振替DB15に格納する。具体的に
は、支払条件設定手段12は、3つの支払条件のうちど
の支払条件が選択されたか、また、「3:顧客による支
払期日」が選択された場合には、その支払期日などを抽
出し、口座振替DB15に格納する。
【0049】口座振替処理手段13は、所定の処理時
に、口座振替DB15に格納された情報に従って、口座
振替処理を行う。口座振替処理手段13は、「企業指図
型」の口座振替処理と、「顧客指図型」の口座振替処理
を行う。「企業指図型」の口座振替処理の場合は、口座
振替DB15に格納された請求データ(振替案件)の中
から、当該処理日と企業の指定期日とが一致する請求デ
ータを抽出して、処理する。
【0050】これに対し、「顧客指図型」の口座振替処
理の場合は、口座振替DB15に格納された請求データ
のうち、顧客の指定した支払条件に一致する請求データ
を抽出する。そして、抽出した請求データに従って、預
金口座DB16を検索し、顧客の口座から企業の口座へ
請求金額を振り替える。例えば、顧客により支払期日が
指定されている場合には、当該処理日と支払期日とが一
致する場合に、顧客の口座から企業の口座へ請求金額を
振り替える。なお、「振り替える」とは、顧客の口座か
ら請求金額を出金する一方、企業の口座へ当該請求金額
を入金することである。また、顧客の口座から請求金額
を引き落すともいう。また、本実施形態では、顧客の口
座の残高が請求金額以上である場合に、顧客の口座から
の引き落としが実行され、顧客の口座の残高が請求金額
未満である場合には、引き落としが実行されない。
【0051】口座振替処理手段13は、口座振替処理を
終えると、その結果(口座振替が行われた旨、あるいは
残高不足等により口座振替が行われなかった旨)を振替
結果通知手段14へ通知する。
【0052】振替結果通知手段14は、口座振替の結果
の通知を受け付けると、その通知内容を企業端末2に送
信する。これにより、請求元である企業は、口座振替の
結果を確認することができる。 [口座振替DB]図3は、口座振替DB15のデータ構
造の一例を示す図である。口座振替DB15には、口座
振替を行うための情報が格納され、各レコードは、企業
端末2から送信される請求データに基づいて生成され
る。口座振替DB15は、具体的には、取引指定日、口
座振替データ番号、店番、科目コード、口座番号、口座
氏名、取引コード、取引金額、適用種別、支払種別、メ
ールアドレス、支払指示フラグ、支払条件を含んで構成
される。なお、これらの情報を含んで構成されるレコー
ドを、口座振替情報と呼ぶことにする。
【0053】取引指定日は、企業側から指定される取引
日(支払期日)である。顧客が、「企業指図型」口座振
替サービスを利用している場合には、当該取引日に、顧
客の口座から企業の口座へ自動的に請求金額が振り替え
られる。
【0054】口座振替データ番号は、口座振替システム
1が個別に採番した番号で、口座振替案件を一意的に特
定するための番号である。よって、各口座振替案件は、
この口座振替データ番号によって特定される。
【0055】また、店番、科目コード、口座番号及び口
座氏名は、請求対象である顧客の口座に関する情報であ
る。口座振替システム1は、これらの口座情報に従っ
て、預金口座DB16にアクセスし、口座振替処理を行
う。
【0056】取引金額は、企業からの請求金額すなわち
振替金額に該当する。なお、本実施形態では、既述のよ
うに、顧客の口座の残高が当該取引金額以上である場合
に、顧客口座からの引き落としが実行され、顧客の口座
の残高が当該取引金額未満である場合には、引き落とし
が実行されない。適用種別は、電気、水道、ガス等の口
座振替の種別を表すものである。
【0057】支払形態は、顧客が、「企業指図型」口座
振替サービスと「顧客指図型」口座振替サービスのう
ち、どちらのサービスを利用しているかを示す情報が格
納される。メールアドレスは、「顧客指図型」口座振替
サービスを利用する顧客のメールアドレスが格納され、
請求通知メールは、メールアドレスに格納されたメール
アドレスに対して送信される。なお、顧客が、「顧客指
図型」口座振替サービスを利用していない場合には、
「null」が格納される。
【0058】支払指示フラグは、顧客による支払指図が
あったか否か(支払指図メールを受信したか否か)を示
すための情報が格納される。本実施形態では、顧客によ
り支払指図があった場合には、「1」が格納され、支払
指図がない場合には「0」が格納される。よって、請求
通知メールが送信された段階では、支払指示フラグには
「0」が格納され、顧客からの支払指図メールを受信し
た段階で、支払指示フラグには「1」が格納される。
【0059】支払条件には、顧客による支払条件に関す
る情報が格納される。本実施形態では、既述のように、
支払条件として、「即日」、「顧客による期日指定」、
「企業による期日指定」という3つの条件を選択可能に
なっている。例えば、即日の場合には「1」が、顧客に
よる期日指定の場合には「2」及び「支払期日」が、企
業による期日指定の場合には「3」が格納される。口座
振替システム1は、支払指示フラグが「1」である場合
には、支払条件に格納された値に従って、口座振替処理
を実行する。 [預金口座DB]図4は、預金口座DB16のデータ構
造の一例を示す図である。預金口座DB16には、顧客
及び企業の預金口座を特定するための情報が格納され
る。預金口座DB16は、店番、科目コード、口座番
号、口座氏名及び残高を含んで構成される。各レコード
は、店番、科目コード、口座番号によって特定される。
なお、既述のように、口座振替は、顧客の口座の残高が
取引金額以上である場合に、顧客口座からの引き落とし
(出金)が実行される。 [請求データ処理]次に、口座振替システム1における
請求データ処理について説明する。図5は、口座振替シ
ステム1における請求データ処理の流れを説明するため
のフローチャートである。
【0060】口座振替システム1は、企業端末2から請
求データを受け付けると(STEP501)、口座振替
システム1にて利用可能なフォーマットに変換した後、
口座振替DB15へ請求データを書き込む(STEP5
02)。
【0061】次に、口座振替システム1は、請求データ
に基づいて請求内容を通知するための請求通知メールを
生成し(STEP503)、請求データにて指定された
メールアドレスに対して、生成した請求通知メールを送
信する(STEP504)。
【0062】図6は、請求通知メールの内容を示すため
の図である。同図に示すように、請求通知メールは、請
求金額などの明細情報と、顧客が支払条件を指図するた
めの支払条件に関する情報とから構成される。顧客は、
顧客端末3のメーラを操作して、請求通知メールを受信
しその内容を確認すると、支払条件を選択して返信メー
ル(支払指図メール)を作成し、口座振替システム1に
返信する。 [支払条件設定処理]次に、口座振替システムにおける
支払条件設定処理について説明する。
【0063】図7は、口座振替システムにおける支払条
件設定処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。口座振替システム1は、顧客から支払指図メールを
受信すると(STEP701)、支払指図メールから支
払条件に関するデータを抽出する(STEP702)。
【0064】そして、口座振替システム1は、「2:顧
客による支払期日」または「3:企業による支払期日」
が選択されている場合には、当該支払期日が、既に過ぎ
ていないか否かを判断する(STEP703)。口座振
替システム1は、支払期日が過ぎていないと判断する場
合には、返信メールの発信元アドレスに設定された顧客
のメールアドレスに従って、口座振替DB15を検索し
(STEP704)、顧客の指定した支払条件を、口座
振替DB15に格納する(STEP705)。具体的に
は、口座振替DB15の「支払指示フラグ」には支払指
示があった旨を格納し、「支払条件」には顧客により選
択された条件を格納する。
【0065】一方、支払日が過ぎていると判断する場合
には、口座振替システム1は、振替を実行することがで
きない旨(エラー)を顧客に対して送信する(STEP
706)。 [口座振替処理]次に、口座振替システムにおける口座
振替処理について説明する。
【0066】図8は、口座振替システム1における口座
振替処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。口座振替システム1は、所定の処理時毎に口座振替
DB15にアクセスすると(STEP801)、「支払
形態」の値を参照して振替データが企業指図型か顧客指
図型か否かを判断する(STEP802)。
【0067】口座振替システム1は、「支払形態」の値
が「1」である場合には、企業指図型であると判断し、
企業指図型の口座振替処理を実行する。つまり、口座振
替システム1は、「取引指定日」と当該処理日とが一致
する振替データを抽出し、預金口座DB16にアクセス
して振替処理を実行する(STEP803)。
【0068】これに対し、口座振替システム1は、「支
払形態」の値が「2」である場合には、顧客指図型であ
ると判断する。そして、「支払指図フラグ」の値を参照
することにより、顧客によって支払指図がされているか
否かを判断する(STEP804)。
【0069】口座振替システム1は、支払指図フラグの
値が「1」である場合には、顧客によって支払指図がさ
れていると判断し、「支払条件」を参照して、顧客によ
る支払条件を満たすか否かを判断する(STEP80
5)。
【0070】すなわち、口座振替システム1は、支払条
件を参照し、支払条件として「即日」が選択されている
場合には、当該処理時が即日に該当するものとして、顧
客による支払条件を満たすと判断する。また、支払条件
として「顧客が指定した日」が選択されている場合に
は、処理対象日が指定日と一致する場合に、支払条件と
して「企業が指定した日」が選択されている場合には、
処理対象日が取引日と一致する場合に、それぞれ顧客に
よる支払条件を満たすと判断する。
【0071】口座振替システム1は、顧客による支払条
件を満たすと判断した場合には、預金口座DB16にア
クセスし(STEP806)、口座振替DB15から取
得した口座に関する情報に従って、預金口座DB16の
顧客の口座を特定し、顧客の残高が請求金額以上である
か否かを判断する(STEP807)。
【0072】そして、口座振替システム1は、顧客の残
高が請求金額以上であると判断する場合には、顧客の口
座から請求金額(振替金額)を出金し、当該請求金額を
企業の口座へ入金する(STEP808)。これに対
し、口座振替システム1は、顧客の残高が請求金額未満
であると判断する場合には、振替を行わず、引き落とし
ができなかった旨を電子メールにて顧客に送信する(S
TEP809)。
【0073】口座振替システム1は、口座振替が完了し
た場合には、その旨を、口座振替が行われなった場合に
は、その旨を、それぞれ企業に通知する(STEP81
0)。
【0074】このように、上記実施形態によれば、請求
通知メールを受信した顧客が、支払条件を指図する支払
通知メールを口座振替システム1に送信すると、口座振
替システム1は、顧客からの支払指図に従って口座振替
処理を実行する。
【0075】従って、顧客の口座から企業の口座へ公共
料金を振り替えるという従来の口座振替システムの構成
を維持しつつ、振替日などの振り替え条件は、顧客自身
が決定することができる。
【0076】また、顧客は、支払条件を自分で設定する
ことができるので、例えば、口座の残高にあわせて支払
期日を指定したり(資金繰ニーズ)、口座からの出金を
自分で管理したり(資金管理ニーズ)することができる
ようになる。
【0077】さらに、顧客は、支払条件を指示するだけ
でよいので、郵送ベースの請求書を銀行等に持参してそ
の都度支払いを行う必要もない。また、企業は、請求書
を毎月郵送することなく資金回収ができるので、郵送に
かかるコストを削減することができるようになる。
【0078】なお、上記図5、図7及び図8のフローチ
ャートでは、各処理をシーケンシャルに説明したが、動
作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは
並行動作するように構成しても良い。 [第2の実施形態]第2の実施形態は、上記第1実施形
態の応用である。上記第1の実施形態では、顧客は、支
払指図メールによって支払条件を口座振替システム1に
送信する場合について説明した。しかし、本発明に係る
口座振替システムでは、顧客が支払条件を指示する手段
は電子メールに限られず、他の指示手段を適宜用いるこ
とができる。そこで、第2の実施形態では、顧客が、W
ebブラウザを用いて支払条件を送信する場合について
説明する。
【0079】まず、第2の実施形態に係る口座振替シス
テム1の構成及び動作について、図1を用いて説明す
る。同図に示すように、企業端末2及び顧客端末3と通
信回線を介して接続されている第2の実施形態に係る口
座振替システム1は、顧客端末3からの要求を受け付け
て、当該要求に応じた処理を実行するWebサーバとし
ての機能を備えている。
【0080】口座振替システム1は、企業端末2から請
求データを受け付けると、当該請求データに基づいて請
求内容を通知する請求通知メールを生成し、顧客端末3
に送信する。ここで、請求通知メールは、図9に示すよ
うにいわゆるハイパーリンク機能を有し、顧客がハイパ
ーリンクされたURLを指示すると、口座振替システム
1により提供される所定のWeb画面にアクセスできる
ように構成される。なお、このURLには、口座振替案
件を特定するために口座振替データ番号が引数として付
与されている(図9の「?0123」)。
【0081】顧客は、請求通知メールを受信すると、そ
の請求明細を確認し、支払条件を設定する場合には、請
求通知メールのURLを選択する。顧客端末3は、顧客
によりURLが選択されると、口座振替システム1に対
してURLへのアクセス要求を送信する。
【0082】口座振替システム1は、顧客端末3からア
クセス要求を受信すると、アクセス要求に含まれる口座
振替データ番号から口座振替案件を特定するとともに、
口座振替の支払条件設定画面を顧客端末3に送信する。
顧客は、顧客端末3のWebブラウザを操作して、口座
振替の支払条件設定画面から、所望する支払条件を設定
することができる。
【0083】図10は、顧客の端末に表示された口座振
替の支払条件を設定するための画面である。同図に示す
ように、口座振替の支払条件設定画面では、口座振替デ
ータ番号や、この口座振替データ番号から特定された公
共料金の種類(ガス)、及び3つの支払条件が表示され
ている。なお、企業の指定日には、口座振替DB15の
取引指定日に格納されている日付情報が表示されるの
で、顧客は、企業の指定する支払期日を確認することが
できる。顧客は、表示された支払条件の中から、所望す
る支払条件を入力し「確認」ボタンを選択することによ
り、支払条件を指図することができる。
【0084】顧客が、口座振替の支払条件設定画面にて
所望する条件を入力した後、「確認」ボタンを選択する
と、顧客端末3は、入力された支払条件を口座振替シス
テム3に送信する。口座振替システム1は、上記支払条
件を受け付けると、受け付けた支払条件を口座振替DB
15に格納する。口座振替システム1は、口座振替DB
15に格納された支払条件に従って口座振替処理を実行
する。
【0085】なお、上記実施形態では、請求通知メール
のURLを顧客が選択することにより、口座振替の支払
条件設定画面にアクセスする場合について説明したが、
例えば、顧客が、口座振替を行う銀行が提供するインタ
ーネットバンキングなどの利用者であ場合には、当該T
OP画面から口座振替の支払条件設定画面にアクセスす
ることもできる。
【0086】この場合、顧客は、インターネットバンキ
ングのTOP画面(図示せず)にアクセスし、当該画面
にて顧客が有するパスワード等を入力するとともに、口
座振替の支払条件設定画面に遷移して、指定された口座
振替番号を入力する。
【0087】これによれば、顧客は、他の用事でインタ
ーネットバンキングを利用した際に、公共料金等の支払
条件を設定することができるので、非常に便利である。 [その他の実施形態] (1)支払条件 上記実施形態では、顧客から指図できる支払条件として
「1:即時」、「2:顧客が指定した期日」、及び
「3:企業の指定した期日」の3つの条件について説明
した。しかし、本発明はこれら3つの条件に限られず、
適宜条件は業務の内容に応じて設定することができる。
【0088】例えば、残高不足で請求金額が引き落とし
できなかった場合に、引き落としが実行できるまで口座
振替処理を繰り返すか、または、口座振替処理を中止す
るか否かを、顧客が指定できるようにしてもよい。 (2)支払の確認 上記実施形態では、顧客が自分で支払条件を設定するこ
とができる場合について説明したが、顧客が自分で支払
条件を設定する場合には、顧客自身が支払を済ませたか
否かを忘れてしまったり、支払自体をうっかり忘れてし
まう場合がある。そこで、顧客が、自分の支払の有無を
確認することができたり、所定の場合には顧客に対して
支払を促すことが望ましい。
【0089】よって、例えば、口座振替処理を実行した
場合には、顧客に対して口座振替の結果を電子メールに
て送信したり、顧客から支払の確認要求を受け付けた場
合には、支払いが行われたか否かを検索し、その結果を
通知するようにしてもよい。この場合、口座振替システ
ム1は、口座振替DB15に口座振替処理の実行結果を
格納するとともに、支払の確認要求を受け付けると、当
該実行結果の値を参照することにより、支払いが行われ
たか否かを判断することができる。
【0090】また、顧客に対して支払を促す手段として
は、アラームメールを送信する方法がある。具体的に
は、口座振替システム1は、請求通知メールを送信した
後、所定の期間(例えば、1ヶ月)を経過した場合に
は、支払条件が指図されていない旨のアラームメールを
送信することにより、顧客に対して支払を促すことがで
きるようになる。また、アラームメールを送信する条件
は、予め設定したものでもよいし、顧客により設定され
るものでもよい。また、企業の指定期日を過ぎた場合
に、アラームメールを送信するようにしてもよい。
【0091】以上、好適な実施の形態を用いて本発明を
説明してきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではない。当業者は、ここに開示された内容に基
づいて、本発明の範囲から外れることなしに適宜変更ま
たは改良を行うことが可能である。また、このような変
更あるいは改良も本発明に含まれる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
顧客が指図した支払条件に従って、口座振替を行うこと
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る口座振替システムの概要を説明す
るための図である。
【図2】口座振替システム1が有する機能を表した機能
構成図である。
【図3】口座振替DB15のデータ構造の一例を示す図
である。
【図4】預金口座DB16のデータ構造の一例を示す図
である。
【図5】口座振替システム1における請求データ処理の
流れを説明するためのフローチャートである。
【図6】請求通知メールの内容を示すための図である。
【図7】口座振替システムにおける支払条件設定処理の
流れを説明するためのフローチャートである。
【図8】口座振替システム1における口座振替処理の流
れを説明するためのフローチャートである。
【図9】請求通知メールの内容を示すための図である。
【図10】顧客の端末に表示された口座振替の支払条件
を設定するための画面である。
【図11】従来の口座振替システムの概要を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 口座振替システム 2 企業端末 3 顧客端末 11 請求データ処理手段 12 支払条件設定手段 13 口座振替処理手段 14 振替結果通知手段 15 口座振替DB 16 預金口座DB

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも公共料金の支払いに利用される
    口座振替システムであって、 前記口座振替システムは、 企業から送信される請求データに従って顧客に請求内容
    を通知するための電子メールを生成し、顧客のメールア
    ドレスに対して送信する送信手段と、 顧客から送信される支払条件に基づいて前記請求内容に
    対する支払条件を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された支払条件に従って顧客の
    口座から前記企業の口座へ請求金額を振り替える振替手
    段と、を備えることを特徴とする口座振替システム。
  2. 【請求項2】前記振替手段は、 前記請求データが、企業指図型の口座振替と顧客指図型
    の口座振替のいずれに該当するかを判断し、前記企業指
    図型の口座振替であると判断する場合には、前記請求デ
    ータに含まれる取引指定日に従って顧客の口座から前記
    企業の口座へ請求金額を振り替え、前記顧客指図型の口
    座振替であると判断する場合には、前記顧客により指定
    された条件に従って顧客の口座から前記企業の口座へ請
    求金額を振り替えることを特徴とする請求項1記載の口
    座振替システム。
  3. 【請求項3】前記振替手段は、前記支払条件として口座
    振替の期日が顧客により指定されている場合には、前記
    顧客により指定された期日に顧客の口座から前記企業の
    口座へ請求金額を振り替えることを特徴とする請求項1
    または2記載の口座振替システム。
  4. 【請求項4】前記送信手段により前記電子メールが顧客
    に送信された後、所定の条件に一致する場合には、支払
    を促す旨の電子メールを前記顧客のメールアドレスに対
    して送信するアラームメール送信手段、を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1から3いずれか記載の口座振替
    システム。
  5. 【請求項5】顧客端末と接続される銀行サーバにおい
    て、少なくとも公共料金として請求される請求金額を顧
    客の口座から企業の口座へ振り替える口座振替方法であ
    って、 企業から送信される請求データに従って顧客に請求内容
    を通知するための電子メールを生成し、顧客のメールア
    ドレスに対して送信するステップと、 顧客から送信される支払条件に基づいて前記請求内容に
    対する支払条件を設定するステップと、 前記設定手段により設定された支払条件に従って顧客の
    口座から前記企業の口座へ請求金額を振り替えるステッ
    プと、を備えることを特徴とする口座振替方法。
  6. 【請求項6】前記振り替えるステップは、 前記請求データが、企業指図型の口座振替と顧客指図型
    の口座振替のいずれに該当するかを判断し、前記企業指
    図型の口座振替であると判断する場合には、前記請求デ
    ータに含まれる取引指定日に従って顧客の口座から前記
    企業の口座へ請求金額を振り替え、前記顧客指図型の口
    座振替であると判断する場合には、前記顧客により指定
    された条件に従って顧客の口座から前記企業の口座へ請
    求金額を振り替えることを特徴とする請求項5記載の口
    座振替方法。
  7. 【請求項7】前記振り替えるステップは、前記支払条件
    として口座振替の期日が顧客により指定されている場合
    には、前記顧客により指定された期日に顧客の口座から
    前記企業の口座へ請求金額を振り替えることを特徴とす
    る請求項5または6記載の口座振替方法。
  8. 【請求項8】前記送信するステップにより前記電子メー
    ルが顧客に送信された後、所定の条件に一致する場合に
    は、支払を促す旨の電子メールを前記顧客のメールアド
    レスに対して送信するステップ、を更に備えることを特
    徴とする請求項5から7いずれか記載の口座振替方法。
  9. 【請求項9】少なくとも公共料金の支払いに利用される
    口座振替機能をコンピュータに実現させるためのプログ
    ラムであって、 企業から送信される請求データに従って顧客に請求内容
    を通知するための電子メールを生成し、顧客のメールア
    ドレスに対して送信する送信機能と、 顧客から送信される支払条件に基づいて前記請求内容に
    対する支払条件を設定する設定機能と、 前記設定手段により設定された支払条件に従って顧客の
    口座から前記企業の口座へ請求金額を振り替える振替機
    能と、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】少なくとも公共料金の支払いに利用され
    る口座振替機能をコンピュータに実現させるためのプロ
    グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 企業から送信される請求データに従って顧客に請求内容
    を通知するための電子メールを生成し、顧客のメールア
    ドレスに対して送信する送信機能と、 顧客から送信される支払条件に基づいて前記請求内容に
    対する支払条件を設定する設定機能と、 前記設定手段により設定された支払条件に従って顧客の
    口座から前記企業の口座へ請求金額を振り替える振替機
    能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムを
    記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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