JP2018124640A - 貿易支援方法、仮想通貨管理方法、貿易支援システム、仮想通貨管理システム、貿易支援プログラム、および仮想通貨管理プログラム - Google Patents

貿易支援方法、仮想通貨管理方法、貿易支援システム、仮想通貨管理システム、貿易支援プログラム、および仮想通貨管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】貿易の決済をより低額にかつ短時間で行うことを目的とする。【解決手段】一実施形態に係る貿易支援方法は、商取引の取引金額が第1の現実通貨(第1の国の通貨)で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付ステップと、入金通知の受け付けに応じて、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を第1通貨交換所に送信する第1交換指示ステップと、その仮想通貨を第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を第1通貨交換所に送信する転送指示ステップと、転送された仮想通貨を第2の現実通貨(第2の国の通貨)に交換するための第2の交換指示を第2通貨交換所に送信する第2交換指示ステップとを含む。【選択図】図2

Description

本発明の一側面は、貿易を支援するシステム、方法、およびプログラムと、その貿易で用いられる仮想通貨を管理するシステム、方法、およびプログラムとに関する。
貿易を支援するための様々な仕組みが従来から存在する。例えば下記特許文献1には、貿易業務支援機能を有するサーバが記載されている。このサーバは、見積回答処理が依頼国と異国との間で行われた場合に、貿易取引にて発生する税金、送料、および保険料を自動計算し、参照情報として見積情報に付加して登録する。さらに、サーバは、受発注処理が異国間で行われた場合に、貿易業務に関するワークフロー情報を自動的に作成して登録し、ワークフロー上で定義された業務上必要な貿易文書情報を自動的に作成する。
特開2001−243366号公報
貿易は国を跨いだ商取引であるため、決済では各国の銀行が介在し、為替手数料や送金手数料などの各種手数料が発生する。一般に、これらの手数料は比較的高額であり、決済にある程度の時間を要する。そこで、貿易の決済をより低額にかつ短時間で行うことが望まれている。
本発明の一側面に係る貿易支援方法は、コンピュータにより実行される貿易支援方法であって、商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付ステップであって、第1通貨交換所が第1の国に属し、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該受付ステップと、入金通知の受け付けに応じて、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を第1通貨交換所に送信する第1交換指示ステップと、取引金額に対応する仮想通貨を第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を第1通貨交換所に送信する転送指示ステップであって、第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示ステップと、取引金額に対応する仮想通貨が転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を第2通貨交換所に送信する第2交換指示ステップであって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該第2交換指示ステップとを含む。
本発明の一側面に係る貿易支援システムは、商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付部であって、第1通貨交換所が第1の国に属し、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該受付部と、入金通知の受け付けに応じて、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を第1通貨交換所に送信する第1交換指示部と、取引金額に対応する仮想通貨を第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を第1通貨交換所に送信する転送指示部であって、第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示部と、取引金額に対応する仮想通貨が転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を第2通貨交換所に送信する第2交換指示部であって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該第2交換指示部とを備える。
本発明の一側面に係る貿易支援プログラムは、商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付ステップであって、第1通貨交換所が第1の国に属し、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該受付ステップと、入金通知の受け付けに応じて、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を第1通貨交換所に送信する第1交換指示ステップと、取引金額に対応する仮想通貨を第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を第1通貨交換所に送信する転送指示ステップであって、第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示ステップと、取引金額に対応する仮想通貨が転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を第2通貨交換所に送信する第2交換指示ステップであって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該第2交換指示ステップとをコンピュータに実行させる。
このような側面においては、2ヵ国(第1の国および第2の国)を跨いだ商取引の取引金額が仮想通貨を介して決済される。一方の国から他方の国への送金が仮想通貨の電子的な転送(送信)により行われるので、送金手数料が省略されるかまたは低額に抑えられ、送金時間も短縮される。加えて、現実通貨と仮想通貨との間の交換は一般に従来の為替手数料に比べて低額で実行される。したがって、貿易の決済をより低額にかつ短時間で行うことができる。
本発明の一側面によれば、貿易の決済をより低額にかつ短時間で行うことができる。
実施形態における商品の流れの一例を示す図である。 実施形態における決済処理の一例を示す図である。 実施形態に係る貿易支援システムの機能構成を示す図である。 実施形態で用いられるコンピュータのハードウェア構成を示す図である。 取引データベースの例を示す図である。 実施形態に係る貿易支援システムの処理を示すシーケンス図である。 実施形態に係る貿易支援システムの処理を示すシーケンス図である。 交換レートを確認する処理を示すフローチャートである。 実施形態に係るプログラムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[貿易支援の概要]
実施形態に係る貿易支援システム1は貿易を支援するためのコンピュータ・システムである。「貿易」とは国際間の商品の取引である。貿易を行う者は何ら限定されず、個人でもよいし法人などの団体でもよい。したがって、貿易は個人間または団体間で為されてもよいし、個人と団体との間で為されてもよい。「商品」とは取引可能な任意の有体物または無体物(例えばサービスおよび権利)である。取引の態様、すなわち商品の受け渡しの態様は限定されず、その例として有償または無償での譲渡や、交換などが挙げられる。ただし、本明細書では取引において金銭の授受が発生することを前提とし、商品を提供して対価を受ける者を「販売者」といい、商品を受け取ってその対価を支払う者を「購入者」という。
本実施形態では、購入者および販売者が電子商取引のウェブサイト(ECサイト)を介して取引することを前提とする。しかし、商品の取引の契約、すなわち売買契約の態様は限定されない。例えば貿易支援システム1はインターネット上でのオークションに適用されてもよいし、インターネットを介さない取引に適用されてもよい。
図1は本実施形態における商品の流れの一例を示す図である。本実施形態では、日本にいる販売者とフィリピンにいる購入者との間の取引について説明するが、当然ながら、販売者がいる国および購入者がいる国は何ら限定されない。販売者は商品をECサイト上に出品し、これによりECサイトの訪問者はその商品を見つけることが可能になる。購入者がECサイト上でその商品を購入する際には、そのECサイト上で発注(購入)の手続きを行い、その際に支払いに関する入力も行う。ECサイト上での取引成立を受けて販売者は商品を発送する。この商品はまず日本側の運送業者により配送され、その後フィリピン側の運送業者に渡される。そしてフィリピン側の運送業者が購入者に商品を届ける。
商品の代金は購入者から販売者に支払われる。図2はその決済処理の一例を示す図である。本実施形態の特徴の一つは決済処理の途中で仮想通貨を用いる点にある。「仮想通貨」とは、特定の国家による価値の保証を持たない通貨であり、一般にはインターネット上で授受される。便宜のために、本明細書では必要に応じて仮想通貨を「VC」と表す。貿易支援システム1で用いられる仮想通貨の例としてビットコイン(BTC)が挙げられるが、仮想通貨の種類は何ら限定されない。本明細書では、仮想通貨と対極の概念として「現実通貨」という用語を用いる。現実通貨とは特定の国の法定通貨であり、一般には紙幣または貨幣により具現化される。
図2に示すように、フィリピン国内の購入者は指定されたフィリピン国内の銀行の口座に取引金額を振り込み(ステップS1)、その銀行はフィリピン国内の通貨交換所の銀行口座にその金額を振り込む(ステップS2)。「取引金額」とは商品の取引に伴って発生する金額であり、例えば購入者から販売者に支払われる金額である。ここまでの処理はフィリピンの現実通貨であるフィリピン・ペソ(PHP。以下では単に「ペソ」という)で行われる。続いて、フィリピン国内の通貨交換所が、取引金額に相当するペソを仮想通貨に交換し(ステップS3)、その仮想通貨を日本国内の通貨交換所に転送する(ステップS4)。ここで、「通貨交換所」とは現実通貨と仮想通貨との間の交換を行う組織である。日本国内の通貨交換所は受信した仮想通貨を日本の現実通貨である円(JPY)に交換し(ステップS5)、円に交換された取引金額を販売者の銀行口座に振り込む(ステップS6)。このような一連の処理により決済が完了し、販売者は購入者から取引金額を受領する(ステップS7)。
このように、本実施形態における決済では、現実通貨と仮想通貨との間の交換が発生し、通貨交換所間で仮想通貨が転送される。貿易支援システム1の特徴はその交換および転送を通貨交換所に指示する点にある(ステップS8およびS9)。貿易支援システム1は取引金額そのものを直接に処理せず、この点で、取引金額そのものに対する処理(振込、送金、交換など)を実行する銀行システムおよび通貨交換所システムとは独立したものである。
決済処理の流れは図2の例に限定されない。例えば、購入者はフィリピン国内の通貨交換所の銀行口座に直接に取引金額を振り込んでもよい。あるいは、取引金額が日本国内の通貨交換所から複数の銀行口座を経由して販売者に渡ってもよい。すなわち、図2におけるステップS3より前の処理の流れ、およびステップS5より後の処理の流れは何ら限定されない。
本明細書では、説明の便宜上、貿易に関わる2カ国を「第1の国」および「第2の国」という。「第1の国」とは、支払われた金額に相当する現実通貨を仮想通貨に交換する通貨交換所が属する国をいう。「第2の国」とは、支払われた金額に相当する仮想通貨を現実通貨に交換する通貨交換所が属する国をいう。典型的には、第1の国は購入者が属する国であり、第2の国は販売者が属する国であるが、これに限定されない。例えば、貿易支援システム1が返金の処理を支援する場合には、第1の国は販売者が属する国であり、第2の国は購入者が属する国であり得る。また、通貨交換所を持たない国(第3の国)に販売者および購入者の少なくとも一方が属する場合にも貿易支援システム1を適用することができる。第1の国に属する通貨交換所を「第1通貨交換所」といい、第1の国の現実通貨を「第1の現実通貨」という。また、第2の国に属する通貨交換所を「第2通貨交換所」といい、第2の国の現実通貨を「第2の現実通貨」という。一例として、本実施形態では第1の国はフィリピンであり、第2の国は日本であり、第1の現実通貨はペソであり、第2の現実通貨は円である。
[システム構成]
図3は、図2に示す決済処理を実現するシステムの機能構成を示す。このシステムはECサーバ10、第1交換サーバ20、第2交換サーバ30、取引データベース40、第1口座データベース50、および第2口座データベース60を備える。これらのコンピュータはインターネットやイントラネットなどの通信ネットワークを介して互いに接続される。コンピュータ間のデータの送受信は、例えば所定のアプリケーション・プログラム・インタフェース(API)を用いて実装される。ECサーバ10および取引データベース40は貿易支援システム1を構成する。第1交換サーバ20および第1口座データベース50は第1の国での仮想通貨管理システム2を構成し、第2交換サーバ30および第2口座データベース60は第2の国での仮想通貨管理システム3を構成する。
ECサーバ10は、ECサイトを提供すると共に、決済に関する指示を行うコンピュータであり、貿易支援システム1の中核をなす。販売者は自分の端末を使ってECサーバ10(ECサイト)にアクセスして商品情報を公開することができる。購入者は自分の端末を使ってECサーバ10(ECサイト)にアクセスして、商品の検索または購入を実行することができる。ECサーバ10は、一つの取引が成立するとその取引を示す取引データを生成し、その取引データを取引データベース40に格納する。また、ECサーバ10は、現実通貨と仮想通貨との間の交換と仮想通貨の転送とを第1交換サーバ20または第2交換サーバ30に指示する。
第1交換サーバ20は、フィリピン国内の通貨交換所(第1通貨交換所)により管理されるコンピュータである。第2交換サーバ30は、日本国内の通貨交換所(第2通貨交換所)により管理されるコンピュータである。
各サーバは、1台のコンピュータで構成されてもよいし、複数台のコンピュータで構成されてもよい。複数台のコンピュータを用いる場合には、これらのコンピュータがインターネットやイントラネットなどの通信ネットワークを介して接続されることで、論理的に一つのサーバが構築される。
図4は、ECサーバ10、第1交換サーバ20、または第2交換サーバ30として機能するコンピュータ100の一般的なハードウェア構成を示す。コンピュータ100は、オペレーティングシステムやアプリケーション・プログラムなどを実行するプロセッサ(例えばCPU)101と、ROMおよびRAMで構成される主記憶部102と、ハードディスクやフラッシュメモリなどで構成される補助記憶部103と、ネットワークカードまたは無線通信モジュールで構成される通信制御部104と、キーボードおよびマウスなどの入力装置105と、モニタなどの出力装置106とを備える。
各サーバの各機能要素は、プロセッサ101または主記憶部102の上に所定のソフトウェア(例えば、後述する貿易支援プログラムP1または仮想通貨管理プログラムP2)を読み込ませてそのソフトウェアを実行させることで実現される。プロセッサ101はそのソフトウェアに従って、通信制御部104、入力装置105、または出力装置106を動作させ、主記憶部102または補助記憶部103におけるデータの読み出しおよび書き込みを行う。処理に必要なデータまたはデータベースは主記憶部102または補助記憶部103内に格納される。
取引データベース40は、取引データを記憶する装置である。一般に取引データベース40はデータベース管理システム(例えば、RDBMS:リレーショナルデータベース管理システム)で構築されるが、取引データベース40の構築方法はこれに限定されない。図5は取引データベース40の例を示す。本実施形態では、取引データの各レコードは取引ID、取引日時、購入者ID、販売者ID、商品ID、取引金額、および決済状況を少なくとも含む。取引IDは個々の取引(購入手続)を一意に特定する識別子である。取引日時はECサイト上で取引が行われた日時である。購入者IDおよび販売者IDはいずれも個々のユーザを一意に特定するための識別子であり、購入者IDは購入者を特定するために用いられ、販売者IDは販売者を特定するために用いられる。商品IDは個々の商品を一意に特定する識別子である。取引金額は取引で発生した金額であり、例えば第1の現実通貨で表される。決済状況は決済の現在の状況を示す。本実施形態では、その決済状況は決済の流れに合わせて「未入金」、「入金済(銀行)」、「入金済(交換所)」、「転送済」、および「完了」という順序で変わるものとする。それぞれの値の意味は以下の通りである。
・未入金:フィリピン国内の銀行口座に取引金額が未だ入金されていない。
・入金済(銀行):フィリピン国内の銀行口座に取引金額が入金された。
・入金済(交換所):フィリピン国内において銀行から通貨交換所(第1通貨交換所)に取引金額が振り込まれた。
・転送済:フィリピン国内の通貨交換所から日本国内の通貨交換所(第2通貨交換所)に仮想通貨が転送された。
・完了:販売者の口座に取引金額が振り込まれた。
次に、図3を参照しながらECサーバ10、第1交換サーバ20、および第2交換サーバ30の機能を詳しく説明する。
ECサーバ10は機能的構成要素として購入処理部11、決済状況受付部12、第1交換指示部13、転送指示部14、第2交換指示部15、および通知部16を備える。
購入処理部11は、ECサイト上での購入手続に関する処理を実行する機能要素である。購入者がECサイト上で購入手続を完了すると、購入処理部11はその購入手続に対応する取引データを生成する。購入処理部11は取引IDを採番し、取引が成立した日時を取引日時として設定し、購入者ID、販売者ID、商品ID、および取引金額を設定し、決済状況を「未入金」に設定する。そして、購入処理部11はこれらのデータ項目を含む取引データを取引データベース40に格納する。また、購入処理部11は取引金額の振込を購入者に依頼するための振込依頼を生成してこの依頼を購入者宛に送信する。振込依頼の送信方法は限定されず、購入処理部11は電子メールを用いてもよいし、他のメッセージング・サービスを用いてもよい。
決済状況受付部12は、決済状況の入力を受け付ける機能要素である。ECサーバ10のオペレータは必要に応じて個々の取引の決済状況を入力する。オペレータは決済状況を入力する際に、取引を特定するための情報(例えば取引ID)も入力する。決済状況受付部12はオペレータにより入力されたこれらの情報を受け付けると、その入力に従って、対応する取引データの決済状況を更新する。
ある取引についてフィリピン国内の所定の銀行口座に取引金額が入金された場合には、オペレータはその入金の連絡を受けて、取引の決済状況を「未入金」から「入金済(銀行)」に更新するための入力を行う。決済状況受付部12はその入力に応じて、対応する取引データの決済状況を「入金済(銀行)」に設定する。また、決済状況受付部12は、入金が済んだことを示す入金完了通知を生成してこの通知を購入者宛に送信する。入金完了通知の送信方法も限定されず、例えば電子メールでも他のメッセージング・サービスでもよい。
その後、その取引についてフィリピン国内の銀行がフィリピン国内の通貨交換所にその取引金額を振り込んだ場合には、オペレータはその振込を確認して、取引の決済状況を「入金済(銀行)」から「入金済(交換所)」に更新するための入力を行う。これは入金通知の入力に相当する。決済状況受付部12はその入力を受け付けて、対応する取引データの決済状況を「入金済(交換所)」に設定する。また、決済状況受付部12は、その後の決済処理を行うために用いられる取引識別情報を生成して、この情報を第1交換指示部13に出力する。各サーバにおいて一つの取引または決済を特定できるのであれば取引識別情報の内容は限定されない。例えば、取引識別情報は取引IDを含んでもよいし、他の識別子を含んでもよい。あるいは、取引識別情報は取引金額、購入者ID、販売者ID、商品IDのうちの少なくとも一つをさらに含んでもよい。
第1交換指示部13は、取引金額に対応する第1の現実通貨(ペソ)を仮想通貨に交換するための第1交換指示を第1通貨交換所(具体的には第1交換サーバ20)に送信する機能要素である。第1交換指示部13は取引金額がペソで第1通貨交換所に入金されたことに応じて(言い換えると、入金通知の受付に応じて)第1交換指示を送信する。
決済状況受付部12から取引識別情報が入力されると、第1交換指示部13はペソから仮想通貨への交換を行うか否かを判定する。具体的には、第1交換指示部13はペソおよび仮想通貨の交換レート(以下では「交換レート(PHP−VC)」という)と、円および仮想通貨の交換レート(以下では「交換レート(JPY−VC)」という)とを取得する。さらに、第1交換指示部13はペソおよび円の現実の交換レート(以下では「交換レート(PHP−JPY)」という)を取得する。第1交換指示部13はこれらの交換レートをインターネット上の様々なウェブサイトまたは為替システムから取得することができる。続いて、第1交換指示部13は仮想通貨に関連する交換レート(PHP−VC)および交換レート(JPY−VC)から交換レート(PHP´−JPY´)を算出する。そして、第1交換指示部13は現実の交換レート(PHP−JPY)と、算出した交換レート(PHP´−JPY´)とを比較して、両者の差が所定の閾値未満か否かを判定する。
差が閾値未満であれば、第1交換指示部13は取引識別情報を含むデータ信号を第1交換指示として生成し、その第1交換指示を第1交換サーバ20に送信する。また、第1交換指示部13はその取引識別情報を転送指示部14に出力する。差が閾値以上であれば、第1交換指示部13は第1交換指示を送信することなく所定の時間待機し、その後、上記3種類の交換レートの取得以降の処理を繰り返す。したがって、現実の交換レート(PHP−JPY)と、算出した交換レート(PHP´−JPY´)との差が閾値未満にならない限り、第1交換指示部13は第1交換指示を送信しない。
例えば、仮想通貨がビットコインであるとして、交換レート(PHP−VC)が1BTC=45000ペソであり、交換レート(JPY−VC)が1BTC=10万円であるとする。また、現実の交換レート(PHP−JPY)が1ペソ=2.20円であるとする。この場合、仮想通貨に関連する二つの交換レートから算出される交換レート(PHP´−JPY´)は1ペソ=約2.22円である。したがって、現実の交換レート(PHP−JPY)と算出された交換レート(PHP´−JPY´)との差は1ペソ当たり0.02円である。もし閾値が「1ペソ当たり0.05円」であれば、第1交換指示部13は第1交換指示を送信する。もし閾値が「1ペソ当たり0.01円」であれば、第1交換指示部13は第1交換指示を送信しない。
転送指示部14は、取引金額に対応する仮想通貨を第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を第1通貨交換所(具体的には第1交換サーバ20)に送信する機能要素である。第1交換指示部13から取引識別情報が入力されると、転送指示部14はその情報を含むデータ信号を転送指示として生成し、その転送指示を第1交換サーバ20に送信する。
その後、転送指示部14は第2交換サーバ30に対して転送確認を実行する。この転送確認は、第2交換サーバ30が取引金額に対応する仮想通貨を受信したか否かを確認するためのデータ信号である。第2交換サーバ30はその転送確認に対する応答信号をECサーバ10に送信し、転送指示部14はその応答信号を受信する。この応答信号は、第2交換サーバ30が仮想通貨を受信したか否かを示すデータ信号である。応答信号が受信完了を示す場合には、転送指示部14は取引データベース40にアクセスして、取引識別情報に対応する取引データの決済状況を「転送済」に更新する。そして、転送指示部14は取引識別情報を第2交換指示部15に出力する。応答信号が未受信を示す場合には、転送指示部14は所定の時間間隔をおいて転送確認を再度送信する。したがって、転送の完了を示す応答信号を受信しない限り、転送指示部14は第2交換指示部15に取引識別情報を出力しない。
第2交換指示部15は、転送された仮想通貨を第2の現実通貨(円)に交換するための第2交換指示を第2通貨交換所(具体的には第2交換サーバ30)に送信する機能要素である。第2交換指示部15は仮想通貨が転送されたことに応じて第2交換指示を送信する。転送指示部14から取引識別情報が入力されると、第2交換指示部15はその情報を含む第2交換指示を生成してその指示を第2交換サーバ30に送信する。この第2交換指示に加えて、第2交換指示部15は取引金額を販売者の銀行口座に振り込むことを指示するための振込指示を生成してその指示も第2交換サーバ30に送信する。
その後、第2交換指示部15は第2交換サーバ30に対して振込確認を実行する。この振込確認は、第2交換サーバ30が取引金額に対応する第2の現実通貨(円)を販売者の銀行口座に振り込んだか否かを確認するためのデータ信号である。第2交換サーバ30はこの信号に対する応答信号をECサーバ10に送信し、第2交換指示部15はその応答信号を受信する。この応答信号は、第2交換サーバ30が販売者宛の振込が完了したか否かを示すデータ信号である。応答信号が振込完了を示す場合には、第2交換指示部15は取引データベース40にアクセスして、取引識別情報に対応する取引データの決済状況を「完了」に更新する。そして、第2交換指示部15は取引識別情報を通知部16に出力する。応答信号が振込の未完了を示す場合には、第2交換指示部15は所定の時間間隔をおいて振込確認を再度実行する。したがって、販売者の銀行口座への振込が完了しない限り、第2交換指示部15は通知部16に取引識別情報を出力しない。
通知部16は、決済の完了を購入者および販売者宛に通知する機能要素である。通知部16は送金の完了を示す送金報告を購入者宛に送信すると共に、入金の完了を示す入金報告を販売者宛に送信する。この処理により取引の当事者は決済の完了を知ることができる。これらの報告の送信方法は限定されず、通知部16は電子メールを用いてもよいし、他のメッセージング・サービスを用いてもよい。
第1交換サーバ20は機能的構成要素として第1交換部21および転送部22を備える。第1交換サーバ20は、第1通貨交換所に入金された商取引の取引金額を示す口座データを記憶する第1口座データベース50にアクセスすることができる。
第1交換部21は、取引金額に対応する第1の現実通貨(ペソ)を仮想通貨に交換する機能要素である。第1交換部21は第1交換指示をECサーバ10から受信し、この指示で示される取引識別情報に対応する口座データを第1口座データベース50から読み出す。続いて、第1交換部21は交換レート(PHP−VC)を参照して、その口座データで示される取引金額を仮想通貨に交換する。そして、第1交換部21は第1口座データベース50にアクセスして、その口座データに仮想通貨の情報を記録する。
転送部22は、第1交換部21による交換で得られた仮想通貨を第2通貨交換所(具体的には第2交換サーバ30)に転送する機能要素である。転送部22は転送指示をECサーバ10から受信し、この指示で示される取引識別情報に対応する口座データを第1口座データベース50から読み出す。続いて、転送部22はその口座データで示される仮想通貨を第2交換サーバ30に転送(送信)し、この転送を口座データに記録する。ECサーバ10から転送確認を受信した場合には、転送部22は転送が完了したかを示す応答信号を生成してその信号をECサーバ10に送信する。
第2交換サーバ30は機能的構成要素として受信部31および第2交換部32を備える。第2交換サーバ30は、第2通貨交換所に入金された商取引の取引金額を示す口座データを記憶する第2口座データベース60にアクセスすることができる。
受信部31は、取引金額に相当する仮想通貨を第1通貨交換所から受信する機能要素である。受信部31は第1交換サーバ20から仮想通貨を受信すると、その仮想通貨を示す口座データを第2口座データベース60に記録する。
第2交換部32は、受信部31により受信された仮想通貨を取引金額に相当する第2の現実通貨(円)に交換する機能要素である。第2交換部32は交換レート(JPY−VC)を参照して、仮想通貨を第2の現実通貨に交換し、取引金額に対応する第2の現実通貨(円)を示すデータを口座データに記録する。また、第2交換部32は第2の現実通貨に交換された取引金額を、販売者が指定する銀行口座に振り込む処理を実行する。
[システムの動作]
次に、図6〜図8を参照しながら、貿易支援システム1および仮想通貨管理システム2,3の動作を説明するとともに本実施形態に係る貿易支援方法および仮想通貨管理方法について説明する。
図6に示すように、ECサーバ10では購入処理部11が購入者によるECサイト上での購入手続を処理し(ステップS11)、振込依頼を購入者宛に送信する(ステップS12)。購入者はその依頼に応じて取引金額をフィリピン国内の銀行口座に振り込む(ステップS13)。この振込に応じて銀行は取引金額が入金されたことを人またはコンピュータによりECサーバ10の運営者に通知する(ステップS14)。ECサーバ10のオペレータは入金の事実を入力する(ステップS15)。決済状況受付部12はこの入力に応じて、対応する口座データの決済状況を「入金済(銀行)」に更新し(ステップS16)、入金完了通知を購入者宛に送信する(ステップS17)。
オペレータはさらに、フィリピン国内の銀行に通貨交換所への振込を指示し(ステップS18)、銀行はその指示に応じて取引金額を第1通貨交換所に振り込む(ステップS19)。その後、オペレータは第1通貨交換所への振込が済んだか否かを確認し(ステップS20)、入金が済んでいればその事実を入力する(ステップS21)。決済状況受付部12はこの入力を受け付けて(受付ステップ)、対応する口座データの決済状況を「入金済(交換所)」に更新する(ステップS22)。
処理は図7へと移る。続いて、第1交換指示部13が交換レートを確認する(ステップS23)。図8を参照しながらこの処理について詳しく説明する。第1交換指示部13は交換レート(PHP−VC)、交換レート(JPY−VC)、および交換レート(PHP−JPY)という3種類の交換レートを取得する(ステップS231〜S233)。続いて、第1交換指示部13は交換レート(PHP−VC)および交換レート(JPY−VC)から交換レート(PHP´−JPY´)を求める(ステップS234)。第1交換指示部13は交換レート(PHP−VC)と交換レート(PHP´−JPY´)とを比較し(ステップS235)、双方の差が閾値未満であれば(ステップS236においてYES)、第1交換指示を第1交換サーバ20に送信する(ステップS24、第1交換指示ステップ)。もしその差が閾値以上であれば(ステップS236においてNO)、第1交換指示部13は所定の時間間隔をおいてステップS231以降の処理を再度実行する。
図7に戻って、第1交換サーバ20では、第1交換部21が第1交換指示(ステップS24)に応じて、取引金額に相当するペソを仮想通貨に交換する(ステップS25、交換ステップ)。
続いて、転送指示部14が転送指示を第1交換サーバ20に送信し(ステップS26、転送指示ステップ)、転送部22がその指示に応じて仮想通貨を第2交換サーバ30に転送する(ステップS27、転送ステップ)。第2交換サーバ30では受信部31がその仮想通貨を受信する(受信ステップ)。その後、転送指示部14は第2交換サーバ30に対して転送確認を実行し(ステップS28)、転送が完了したことを示す応答信号を受信した場合には、対応する取引データの決済状況を「転送済」に更新する(ステップS29)。
続いて、第2交換指示部15が第2交換指示を第2交換サーバ30に送信し(ステップS30、第2交換指示ステップ)、第2交換部32がその指示に応じて仮想通貨を円に交換する(ステップS31、交換ステップ)。さらに、第2交換指示部15は第2交換サーバ30に振込指示も送信し(ステップS30)、第2交換部32はこの指示に応じて販売者の銀行口座への振込を実行する(ステップS32)。その後、第2交換指示部15は第2交換サーバ30に対する振込確認を実行し(ステップS33)、販売者への振込が済んでいることを示す応答信号を第2交換サーバ30から受信した場合には、対応する取引データの決済状況を「完了」に更新する(ステップS34)。その後、通知部16が送金報告を購入者宛に送信し(ステップS35)、入金報告を販売者宛に送信する(ステップS36)。これにより決済が完了する。
[プログラム]
次に、図9を参照しながら、コンピュータをECサーバ10として機能させるための貿易支援プログラムP1と、コンピュータを第1交換サーバ20または第2交換サーバ30として機能させるための仮想通貨管理プログラムP2とについて説明する。
貿易支援プログラムP1はメインモジュールP10、購入処理モジュールP11、決済状況受付モジュールP12、第1交換指示モジュールP13を含む、転送モジュールP14、第2交換指示モジュールP15、および通知モジュールP16を含む。メインモジュールP10は、ECサーバ10での処理を統括的に管理する部分である。購入処理モジュールP11、決済状況受付モジュールP12、第1交換指示モジュールP13を含む、転送モジュールP14、第2交換指示モジュールP15、および通知モジュールP16を実行することで、購入処理部11、決済状況受付部12、第1交換指示部13、転送指示部14、第2交換指示部15、および通知部16が実現する。
仮想通貨管理プログラムP2はメインモジュールP20、第1交換モジュールP21、転送モジュールP22、受信モジュールP23、および第2交換モジュールP24を含む。メインモジュールP20は、第1交換サーバ20または第2交換サーバ30での処理を統括的に管理する部分である。第1交換モジュールP21、転送モジュールP22、受信モジュールP23、および第2交換モジュールP24を実行することで、第1交換部21、転送部22、受信部31、および第2交換部32が実現する。
貿易支援プログラムP1および仮想通貨管理プログラムP2はいずれも、例えば、CD−ROMやDVD−ROM、半導体メモリなどの有形の記録媒体に固定的に記録された上で提供されてもよい。あるいは、これらのプログラムP1,P2は、搬送波に重畳されたデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。貿易支援プログラムP1および仮想通貨管理プログラムP2は一緒に提供されてもよいし、別々に提供されてもよい。仮想通貨管理プログラムP2は、第1交換サーバ20に対応するモジュールと第2交換サーバ30に対応するモジュールとに分割されたかたちで提供されてもよい。
[効果]
以上説明したように、本発明の一側面に係る貿易支援方法は、コンピュータにより実行される貿易支援方法であって、商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付ステップであって、第1通貨交換所が第1の国に属し、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該受付ステップと、入金通知の受け付けに応じて、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を第1通貨交換所に送信する第1交換指示ステップと、取引金額に対応する仮想通貨を第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を第1通貨交換所に送信する転送指示ステップであって、第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示ステップと、取引金額に対応する仮想通貨が転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を第2通貨交換所に送信する第2交換指示ステップであって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該第2交換指示ステップとを含む。
本発明の一側面に係る貿易支援システムは、商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付部であって、第1通貨交換所が第1の国に属し、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該受付部と、入金通知の受け付けに応じて、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を第1通貨交換所に送信する第1交換指示部と、取引金額に対応する仮想通貨を第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を第1通貨交換所に送信する転送指示部であって、第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示部と、取引金額に対応する仮想通貨が転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を第2通貨交換所に送信する第2交換指示部であって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該第2交換指示部とを備える。
本発明の一側面に係る貿易支援プログラムは、商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付ステップであって、第1通貨交換所が第1の国に属し、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該受付ステップと、入金通知の受け付けに応じて、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を第1通貨交換所に送信する第1交換指示ステップと、取引金額に対応する仮想通貨を第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を第1通貨交換所に送信する転送指示ステップであって、第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示ステップと、取引金額に対応する仮想通貨が転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を第2通貨交換所に送信する第2交換指示ステップであって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該第2交換指示ステップとをコンピュータに実行させる。
このような側面においては、2ヵ国(第1の国および第2の国)を跨いだ商取引の取引金額が仮想通貨を介して決済される。一方の国から他方の国への送金が仮想通貨の電子的な転送(送信)により行われるので、送金手数料が省略されるかまたは低額に抑えられ、送金時間も短縮される。加えて、現実通貨と仮想通貨との間の交換は一般に従来の為替手数料に比べて低額で実行される。したがって、貿易の決済をより低額にかつ短時間で行うことができる。
他の側面に係る貿易支援方法では、前記第1交換指示ステップにおいて、第1の現実通貨および仮想通貨の交換レートと第2の現実通貨および仮想通貨の交換レートとから、第1の現実通貨および第2の現実通貨の交換レートを算出し、算出した交換レートと、第1の現実通貨および第2の現実通貨の現実の交換レートとの差が所定の閾値未満である場合に第1交換指示を送信してもよい。現実の通貨同士の直接の交換レートと、仮想通貨を経由する場合の現実の通貨間の交換レートとの乖離が大きいと、商取引の当事者が本来は不要なコストを負担することになりかねない。それら2種類の交換レートの差が許容できる場合に限って処理を行うことで、決済の信頼性を上げることができる。
本発明の一側面に係る仮想通貨管理方法は、コンピュータにより実行される仮想通貨管理方法であって、コンピュータが、第1の国に属する第1通貨交換所に入金された商取引の取引金額を示す口座データを記憶するデータベースにアクセス可能であり、仮想通貨管理方法が、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、口座データで示される取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換する交換ステップであって、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該交換ステップと、第2の国に属する第2通貨交換所に仮想通貨を転送するための転送指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、交換ステップにおける交換で得られた仮想通貨を第2通貨交換所に転送する転送ステップとを含む。
本発明の一側面に係る仮想通貨管理システムは、第1の国に属する第1通貨交換所に入金された商取引の取引金額を示す口座データを記憶するデータベースと、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、口座データで示される取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換する交換部であって、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該交換部と、第2の国に属する第2通貨交換所に仮想通貨を転送するための転送指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、交換部よる交換で得られた仮想通貨を第2通貨交換所に転送する転送部とを備える。
本発明の一側面に係る仮想通貨管理プログラムは、コンピュータに仮想通貨管理方法を実行させる仮想通貨管理プログラムであって、コンピュータが、第1の国に属する第1通貨交換所に入金された商取引の取引金額を示す口座データを記憶するデータベースにアクセス可能であり、仮想通貨管理方法が、取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、口座データで示される取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換する交換ステップであって、第1の現実通貨が第1の国の通貨である、該交換ステップと、第2の国に属する第2通貨交換所に仮想通貨を転送するための転送指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、交換ステップにおける交換で得られた仮想通貨を第2通貨交換所に転送する転送ステップとを含む。
このような側面においては、2ヵ国(第1の国および第2の国)を跨いだ商取引の取引金額が仮想通貨を介して決済される。一方の国から他方の国への送金が仮想通貨の電子的な転送(送信)により行われるので、送金手数料が省略されるかまたは低額に抑えられ、送金時間も短縮される。加えて、現実通貨と仮想通貨との間の交換は一般に従来の為替手数料に比べて低額で実行される。したがって、貿易の決済をより低額にかつ短時間で行うことができる。
本発明の一側面に係る仮想通貨管理方法は、コンピュータにより実行される仮想通貨管理方法であって、第1の国に属する通貨交換所から、商取引の取引金額に相当する仮想通貨を受信する受信ステップと、仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、仮想通貨を取引金額に対応する第2の現実通貨に交換する交換ステップであって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該交換ステップとを含む。
本発明の一側面に係る仮想通貨管理システムは、第1の国に属する通貨交換所から、商取引の取引金額に相当する仮想通貨を受信する受信部と、仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、仮想通貨を取引金額に対応する第2の現実通貨に交換する交換部であって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該交換部とを備える。
本発明の一側面に係る仮想通貨管理プログラムは、第1の国に属する通貨交換所から、商取引の取引金額に相当する仮想通貨を受信する受信ステップと、仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、仮想通貨を取引金額に対応する第2の現実通貨に交換する交換ステップであって、第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該交換ステップとをコンピュータに実行させる。
このような側面においては、2ヵ国(第1の国および第2の国)を跨いだ商取引の取引金額が仮想通貨を介して決済される。一方の国から他方の国への送金が仮想通貨の電子的な転送(送信)により行われるので、送金手数料が省略されるかまたは低額に抑えられ、送金時間も短縮される。加えて、現実通貨と仮想通貨との間の交換は一般に従来の為替手数料に比べて低額で実行される。したがって、貿易の決済をより低額にかつ短時間で行うことができる。
[変形例]
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記実施形態では第1交換指示部13が、第1交換指示を送信する前に、現実の通貨同士の直接の交換レートと、仮想通貨を経由する場合の現実の通貨間の交換レートとの差を確認した。しかし、第1交換指示部13はこれら2種類の交換レート間の差を確認することなく第1交換指示を第1交換サーバ20に送信してもよい。すなわち、図7および図8に示すステップS23は省略可能である。
上記実施形態では第1交換指示部13および転送指示部14が第1交換指示および転送指示をそれぞれ第1交換サーバ20に送信するが、これら二つの指示の送信タイミングは異なってもよいし同時でもよい。例えば、ECサーバ10はこれら二つの指示を示す一つのデータ信号を生成してその信号を第1交換サーバ20に送信してもよい。上記実施形態では第2交換指示部15が第2交換指示および振込指示を第2交換サーバ30に送信するが、これら二つの指示の送信タイミングは異なってもよいし同時でもよい。例えば、第2交換指示部15はこれら二つの指示を示す一つのデータ信号を生成してその信号を第2交換サーバ30に送信してもよい。
上記実施形態ではECサーバ10が貿易支援方法を実行するが、ECサーバ10とは別のサーバが貿易支援方法を実行してもよい。
上記実施形態では貿易支援システム1は購入者から販売者への支払いを支援するが、貿易支援システムは販売者から購入者への払い戻しを支援してもよい。この場合のシステム構成および処理の流れは、上記実施形態と同様である。
少なくとも一つのプロセッサにより実行される貿易支援方法および仮想通貨管理方法の処理手順は上記実施形態での例に限定されない。例えば、上述したステップ(処理)の一部が省略されてもよいし、別の順序で各ステップが実行されてもよい。また、上述したステップのうちの任意の2以上のステップが組み合わされてもよいし、ステップの一部が修正又は削除されてもよい。あるいは、上記の各ステップに加えて他のステップが実行されてもよい。
システムで二つの数値の大小関係を比較する際には、「以上」、「以下」、「未満」、「よりも大きい」のいずれの基準が用いられてもよい。大小関係の比較方法は任意であり、このことは本発明の権利範囲に影響しない。
1…貿易支援システム、2…仮想通貨管理システム、3…仮想通貨管理システム、10…ECサーバ、11…購入処理部、12…決済状況受付部、13…第1交換指示部、14…転送指示部、15…第2交換指示部、16…通知部、20…第1交換サーバ、21…第1交換部、22…転送部、30…第2交換サーバ、31…受信部、32…第2交換部、40…取引データベース、50…第1口座データベース、60…第2口座データベース、P1…貿易支援プログラム、P10…メインモジュール、P11…購入処理モジュール、P12…決済状況受付モジュール、P13…第1交換指示モジュール、P14…転送モジュール、P15…第2交換指示モジュール、P16…通知モジュール、P2…仮想通貨管理プログラム、P20…メインモジュール、P21…第1交換モジュール、P22…転送モジュール、P23…受信モジュール、P24…第2交換モジュール。

Claims (10)

  1. コンピュータにより実行される貿易支援方法であって、
    商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付ステップであって、前記第1通貨交換所が第1の国に属し、前記第1の現実通貨が前記第1の国の通貨である、該受付ステップと、
    前記入金通知の受け付けに応じて、前記取引金額に対応する前記第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を前記第1通貨交換所に送信する第1交換指示ステップと、
    前記取引金額に対応する前記仮想通貨を前記第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を前記第1通貨交換所に送信する転送指示ステップであって、前記第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示ステップと、
    前記取引金額に対応する前記仮想通貨が前記転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された前記仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を前記第2通貨交換所に送信する第2交換指示ステップであって、前記第2の現実通貨が前記第2の国の通貨である、該第2交換指示ステップと
    を含む貿易支援方法。
  2. 前記第1交換指示ステップでは、前記第1の現実通貨および前記仮想通貨の交換レートと前記第2の現実通貨および前記仮想通貨の交換レートとから、前記第1の現実通貨および前記第2の現実通貨の交換レートを算出し、算出した交換レートと、前記第1の現実通貨および前記第2の現実通貨の現実の交換レートとの差が所定の閾値未満である場合に前記第1交換指示を送信する、
    請求項1に記載の貿易支援方法。
  3. コンピュータにより実行される仮想通貨管理方法であって、
    前記コンピュータが、第1の国に属する第1通貨交換所に入金された商取引の取引金額を示す口座データを記憶するデータベースにアクセス可能であり、
    前記仮想通貨管理方法が、
    前記取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、前記口座データで示される前記取引金額に対応する前記第1の現実通貨を前記仮想通貨に交換する交換ステップであって、前記第1の現実通貨が前記第1の国の通貨である、該交換ステップと、
    第2の国に属する第2通貨交換所に前記仮想通貨を転送するための転送指示を前記他のコンピュータから受信したことに応じて、前記交換ステップにおける交換で得られた仮想通貨を前記第2通貨交換所に転送する転送ステップと
    を含む仮想通貨管理方法。
  4. コンピュータにより実行される仮想通貨管理方法であって、
    第1の国に属する通貨交換所から、商取引の取引金額に相当する仮想通貨を受信する受信ステップと、
    前記仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、前記仮想通貨を前記取引金額に対応する前記第2の現実通貨に交換する交換ステップであって、前記第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該交換ステップと
    を含む仮想通貨管理方法。
  5. 商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付部であって、前記第1通貨交換所が第1の国に属し、前記第1の現実通貨が前記第1の国の通貨である、該受付部と、
    前記入金通知の受け付けに応じて、前記取引金額に対応する前記第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を前記第1通貨交換所に送信する第1交換指示部と、
    前記取引金額に対応する前記仮想通貨を前記第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を前記第1通貨交換所に送信する転送指示部であって、前記第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示部と、
    前記取引金額に対応する前記仮想通貨が前記転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された前記仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を前記第2通貨交換所に送信する第2交換指示部であって、前記第2の現実通貨が前記第2の国の通貨である、該第2交換指示部と
    を備える貿易支援システム。
  6. 第1の国に属する第1通貨交換所に入金された商取引の取引金額を示す口座データを記憶するデータベースと、
    前記取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、前記口座データで示される前記取引金額に対応する前記第1の現実通貨を前記仮想通貨に交換する交換部であって、前記第1の現実通貨が前記第1の国の通貨である、該交換部と、
    第2の国に属する第2通貨交換所に前記仮想通貨を転送するための転送指示を前記他のコンピュータから受信したことに応じて、前記交換部よる交換で得られた仮想通貨を前記第2通貨交換所に転送する転送部と
    を備える仮想通貨管理システム。
  7. 第1の国に属する通貨交換所から、商取引の取引金額に相当する仮想通貨を受信する受信部と、
    前記仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、前記仮想通貨を前記取引金額に対応する前記第2の現実通貨に交換する交換部であって、前記第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該交換部と
    を備える仮想通貨管理システム。
  8. 商取引の取引金額が第1の現実通貨で第1通貨交換所に入金されたことを示す入金通知を受け付ける受付ステップであって、前記第1通貨交換所が第1の国に属し、前記第1の現実通貨が前記第1の国の通貨である、該受付ステップと、
    前記入金通知の受け付けに応じて、前記取引金額に対応する前記第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための第1交換指示を前記第1通貨交換所に送信する第1交換指示ステップと、
    前記取引金額に対応する前記仮想通貨を前記第1通貨交換所から第2通貨交換所に転送するための転送指示を前記第1通貨交換所に送信する転送指示ステップであって、前記第2通貨交換所が第2の国に属する、該転送指示ステップと、
    前記取引金額に対応する前記仮想通貨が前記転送指示に応じて転送されたことに応じて、転送された前記仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための第2の交換指示を前記第2通貨交換所に送信する第2交換指示ステップであって、前記第2の現実通貨が前記第2の国の通貨である、該第2交換指示ステップと
    をコンピュータに実行させる貿易支援プログラム。
  9. コンピュータに仮想通貨管理方法を実行させる仮想通貨管理プログラムであって、
    前記コンピュータが、第1の国に属する第1通貨交換所に入金された商取引の取引金額を示す口座データを記憶するデータベースにアクセス可能であり、
    前記仮想通貨管理方法が、
    前記取引金額に対応する第1の現実通貨を仮想通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、前記口座データで示される前記取引金額に対応する前記第1の現実通貨を前記仮想通貨に交換する交換ステップであって、前記第1の現実通貨が前記第1の国の通貨である、該交換ステップと、
    第2の国に属する第2通貨交換所に前記仮想通貨を転送するための転送指示を前記他のコンピュータから受信したことに応じて、前記交換ステップにおける交換で得られた仮想通貨を前記第2通貨交換所に転送する転送ステップと
    を含む、
    仮想通貨管理プログラム。
  10. 第1の国に属する通貨交換所から、商取引の取引金額に相当する仮想通貨を受信する受信ステップと、
    前記仮想通貨を第2の現実通貨に交換するための交換指示を他のコンピュータから受信したことに応じて、前記仮想通貨を前記取引金額に対応する前記第2の現実通貨に交換する交換ステップであって、前記第2の現実通貨が第2の国の通貨である、該交換ステップと
    をコンピュータに実行させる仮想通貨管理プログラム。
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