JP2002297219A - 試験装置及び方法 - Google Patents

試験装置及び方法

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JP2002297219A
JP2002297219A JP2001100970A JP2001100970A JP2002297219A JP 2002297219 A JP2002297219 A JP 2002297219A JP 2001100970 A JP2001100970 A JP 2001100970A JP 2001100970 A JP2001100970 A JP 2001100970A JP 2002297219 A JP2002297219 A JP 2002297219A
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博 小野
Akihiro Todate
章裕 登立
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品異常発生時における原因を容易に特定で
きトラブル解決を適切に支援すること。 【解決手段】 生産ライン1上で製品Wが1個ずつ生産
され、測定部2は各種測定項目が合格、あるいは不合格
の測定結果を出力する。状態監視部3の不合格率算出部
3aは、製品Wの生産毎に過去に生産された監視サンプ
ル数nに含まれる不合格の個数から不合格率Xを算出す
る。異常判断部3bは、不合格率Xが閾値Lに達したと
きに、製品の製造状態が異常であると判断する。アラー
ム出力部3cは、製品の製造状態が異常の時にアラーム
出力する。アラーム出力時に、生産ライン1は停止さ
れ、統計処理部5は測定部2の測定項目の統計処理を行
う。表示部6は、アラーム出力、及び統計処理結果を表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等各種製
品の生産ラインにおける製品検査を行う試験装置に係
り、特に、製品異常あるいは生産ライントラブル発生を
識別でき生産ラインの稼働効率を向上できる試験装置及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器等の生産ラインでは、筐体に各
種電子部品を実装し、最終段階の試験測定を合格した後
に製品として出荷される。このような生産ラインは、あ
る実装箇所でのトラブルが発生するとライン全体の稼働
効率が低下するため、生産ラインのトラブルはできるだ
け発生しないよう保守、点検等が必要である。
【0003】一方、製品に実装される電子部品は、ロッ
トを単位として不良部品が含まれることが多い。このよ
うな不良部品を組み込んだ製品は、生産ラインの試験測
定の段階で測定値が異常となり、この不良部品が組み込
まれた製品を不良品として選別排出することができる。
また製品側の不良は、不良部品によるものに限らず、プ
リント基板の半田付け不良、取り付け不良等によっても
生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の生産ライン上に
おける試験測定は、次々に生産される製品で不良品が発
生した都度、この製品を選別排出するだけであり、この
不良品が生産ライン側のトラブルで発生したものである
か、製品側の不良であるかを特定することなく一様に不
良品としていた。
【0005】したがって、従来は、生産ライン上での製
品の不良率を低減させることができなかった。また、製
品側の不良部品等によるものであっても生産ライン側の
トラブルであると誤判断したり、生産ライン側のトラブ
ルであってもこの状態を抱えたまま生産を続ける等した
り、生産ライン上でのどの箇所(どの部品)が不良であ
るか等について正確な異常判定を行えなかった。
【0006】従来、この異常判定は、生産状態の変動を
経験者の堪あるいは人手で解析する等して行っており、
容易に知らしめる手段が無かった。このように、従来
は、トラブル解析の基準となる具体的な指標が不明確な
ままであったため、トラブル発生後、解決するまでに労
力と時間が費やされていた。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、製品異常発生時における原因を容易に
特定できトラブル解決を適切に支援する試験装置及び方
法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、連続して順次製品が
生産される生産ラインに設けられた製品の各種電気的測
定項目を試験測定する試験方法において、予め製品の監
視サンプル数nと、不合格率Xの閾値Lを設定するステ
ップと、前記生産された製品が、試験測定結果に基づき
合格品であるか不合格品であるかを判定するステップ
と、前記製品を試験測定する毎に、該試験測定した製品
を含む過去の一定個数である前記監視サンプル数nに含
まれる製品における不合格率Xを算出するステップと、
前記不合格率Xが前記閾値Lに達したときに、製品の製
造状態を異常であると判定するステップを含むことを特
徴とする。
【0009】また、前記製品の製造状態が異常と判断さ
れた際には、前記監視サンプル数nに含まれる各製品W
に対して試験測定した際の各種電気的測定項目毎に不合
格回数を集計表示する統計処理のステップと、前記生産
ラインを停止させるアラーム出力を行うステップを含む
構成としても良い。
【0010】本発明の試験装置は、連続して順次製品が
生産される生産ライン(1)に設けられた製品の各種電
気的測定項目を試験測定する試験装置において、前記生
産された製品の各種電気特性を試験測定し、その試験測
定結果に基づき製品が合格品か不合格品かを判断しその
結果を出力する測定部(2)と、製品の監視サンプル数
nと、不合格率Xの閾値Lが設定される設定部(4)
と、前記製品を試験測定する毎に該試験測定した製品を
含む過去の一定個数である前記監視サンプル数nに含ま
れる製品における不合格率Xを算出し、前記不合格率X
が前記閾値Lに達したときに、製品の製造状態が異常で
あると判断する状態監視部(3)と、を備えたことを特
徴とする。また、不合格率Xの算出は、前記製品で発生
した合格の個数から算出しても良い。
【0011】また、前記状態監視部(3)は、製品異常
と判断したときに前記生産ライン(1)を停止させるア
ラーム出力を行う構成としても良い。
【0012】また、前記製品異常と判断された際には、
前記監視サンプル数nに含まれる各製品Wに対して試験
測定した際の各種電気的測定項目毎に不合格回数を集計
する統計処理部(5)を備えた構成にもできる。
【0013】また、前記アラーム出力、及び前記統計処
理結果を表示する表示部(6)を備えた構成としても良
い。
【0014】上記構成によれば、生産ライン1で生産さ
れる製品Wは、1個毎に測定部2で各種測定項目が測定
され、合格、あるいは不合格の測定結果が出力される。
状態監視部3は、製品Wの生産毎に過去に生産された監
視サンプル数nに含まれる不合格の個数から不合格率X
を算出し、不合格率Xが閾値Lに達したときに、製品異
常であると判断しアラーム出力する。この製品異常時、
生産ライン1は停止され、統計処理部5は測定部2の測
定項目の統計処理を行う。表示部6は、アラーム出力、
及び統計処理結果を表示する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の試験装置の構成
を示すブロック図である。生産ライン1は、ベルトコン
ベア等を備え搬送しながら順次多数個の電子機器等の製
品Wを生産していく。製品Wは、例えば電子部品が筐体
に組み込まれてなる製品である。このような製品の製品
Wは、生産ライン1の最終段階に設けられた測定部2に
より製品Wが有する電気的特性の各種項目が測定され
る。
【0016】測定部2は、各種測定項目別にそれぞれ規
定した性能を満たしているか否かの検査機能を有し、各
測定項目別に合格あるいは不合格を判断する。測定項目
のいずれか一つで不合格が出たときには、製品Wが不合
格である測定結果信号を出力する。また、測定項目の各
測定値を出力する。
【0017】状態監視部3は、各製品Wの特性測定毎に
測定部2から出力される測定結果信号に基づき、生産ラ
イン1における製品Wの製造状態が正常であるか異常で
あるかを監視する。この状態監視部3は、状態監視の機
能として、不合格率算出部3a、異常判断部3b、アラ
ーム出力部3cを有する。設定部4には、状態監視部3
における監視処理に必要な初期値(監視サンプル数n、
不合格判定用の閾値Lなど)が設定される。
【0018】統計処理部5は、測定部2で測定された製
品Wの測定項目別の測定値が入力され、状態監視部3か
らアラーム出力された時に、この測定項目に対する統計
処理を行い出力する。表示部6は、状態監視部3による
アラーム出力時に、異常状態を外部報知する表示灯を有
する。また、異常時には統計処理部5から出力された統
計結果を表示パネル上に表示出力する。
【0019】上記の状態監視部3に設けられる不合格率
算出部3aには、設定部4から監視サンプル数nが入力
される。この監視サンプル数nは、現在特性測定してい
る製品Wを含む固定の個数に対する監視範囲を示してお
り、製品Wが1個生産される毎に1個ずつ監視範囲をシ
フトさせながら監視する。そして、測定部2の測定結果
信号が不合格である都度、監視範囲である監視サンプル
数nに含まれる不合格の数を1増加させ、監視サンプル
数nにおける不合格率X%を算出する。
【0020】異常判断部3bには、設定部4から閾値L
が入力される。そして、不合格率Xが閾値Lに達する
と、製品Wの製造状態が異常であると判断する。不合格
率Xが閾値Lに達するまでの期間は、製品Wの不合格の
個数が所定個数となっても正常であると判断する。
【0021】アラーム出力部3cは、異常判断部3bが
製品異常と判断した際にアラーム出力を行う。このアラ
ーム出力により、生産ライン1が停止される。また、正
常である期間は、生産ライン1による製品Wの生産を継
続させる。
【0022】次に上記構成による試験装置の監視処理内
容を図2のフローチャートを用いて説明する。まず、初
期設定において、設定部4に監視サンプル数nと不合格
率の閾値Lを設定する(S1)。不合格率の閾値Lは、
製品の歩留まりに対応してこの歩留まりの許容限界に相
当する数値が設定される。
【0023】次に、状態監視部3は、製品の製造状態
(合格/不合格の発生状態)を監視する(S2)。この
監視は、監視サンプル数nに基づき常時、過去一定なn
個分の製品のうち、測定部が製品を不合格と判断した製
品個数mを記憶保持するようになっている。
【0024】不合格率算出部3aは、記憶された監視サ
ンプル数nに含まれる不合格の製品個数mに基づき、下
記演算で不合格率Xを求める(S3)。 不合格率X(%)=(不合格の製品個数m/監視サンプ
ル数n)×100
【0025】製品ライン1では、製品が1台ずつ順次製
造されていき、製造される都度、測定部2から出力され
る試験測定結果(合格/不合格)に基づき、上記の不合
格率を逐次更新していく。そして、製品が1台ずつ製造
される都度(不合格率の更新毎に)、測定項目の各値を
表示出力するとともに(S4)、異常判断部3により製
品異常の発生の有無を監視する。
【0026】異常判断部3bは、不合格率を上記閾値L
と比較し、製品異常か否かを判断する(S5)。閾値以
下の状態であれば(S5ー正常)、製品は正常であり、
S2に移行して監視を続行する。閾値以上となった場合
には(S5−異常)、製品異常と判断する。製品異常
は、監視サンプル数n個中、不合格の製品個数がm個に
達したときに生じる。
【0027】製品異常と判断されたときには、アラーム
出力部3cからアラーム出力がなされ(S6)、操作者
に製品異常の発生を報知する。このアラーム出力は、表
示部6に出力され、生産ラインに設けられる表示灯を異
常発生状態に点灯表示させる。また、このアラーム出力
時には生産ライン1を停止させ、製品の製造を一時停止
させる(S7)。
【0028】次に、統計処理部5で測定項目の統計処理
を行う(S8)。この統計処理は、異常と判断された製
品を含む過去の監視サンプル数n個分の測定項目の測定
値を収集して行う。具体的には、過去n個分の製品それ
ぞれの各測定項目を一覧化する。この一覧表には、各測
定項目別に不合格となった製品の個数が集計される。ま
た、監視サンプル数n個における各測定項目の値の平均
値を求める。
【0029】そして、これら統計処理された各値を表示
部に表示出力する(S9)。この統計出力に基づき、操
作者は、製品の不合格がどの測定項目に基づき発生した
かを容易に特定できる。
【0030】次に、上記説明した監視処理内容を具体的
数値を用いて説明する。生産ライン1で製造される製品
が携帯電話端末装置であり、筐体に多数種類の電子部品
を実装して製造されるものとする。また、設定部4に
は、初期設定として監視サンプル数n=100、閾値L
=5%が設定されたとする。
【0031】図3は、監視処理のタイミングチャートで
ある。現在、1100個目の製品Wに関する試験測定を
行った場合、1001個目〜1100個目までの100
個の製品Wそれぞれの合格/不合格の状態が記憶される
ことになる。ここで、過去100個分(1001個目〜
1100個目)の製品Wの中で3個の製品Wが不合格で
あったとする(m=3)。
【0032】そして、現在の製品W(1101個目)の
製造状態が不合格となり、かつ、現在を含め過去100
個分(1002個目〜1101個目)までの間での製品
Wの不合格の個数がm=4になったとする。この段階で
は未だ不合格率X=4%であり、閾値5%に達しないた
め、異常判断部3bは製品Wが正常と判断して生産を続
行させる。
【0033】しかし、次の製品W(1102個目)の製
造状態も不合格となり、かつ、現在を含め過去100個
分(1003個目〜1102個目)までの間での製品W
の不合格の個数がm=5となると、不合格率X=5%と
なって閾値Lに達する。これにより、異常判断部3b
は、上記処理のステップS5で製品異常と判断し、生産
ライン1を停止させ、統計処理部5に統計処理を実行さ
せる。
【0034】図4は、統計出力の一例を示す図である。
図示のように、表示部6には、各測定項目別の不合格個
数が表示される。図示の例では、携帯電話端末装置の各
種測定項目が表示される。
【0035】上段から、合計個数、周波数特性、最大出
力、帯域幅、隣接チャネル漏洩パワー、変調度、受信感
度であり、それぞれ合計個数(監視サンプル数n)、不
合格個数、不合格率Xが表示される。図示の例では、測
定項目のうち、製品異常の原因となった隣接チャネル漏
洩パワーが白抜き文字で表示されている。これにより、
操作者は、製品異常が隣接チャネル漏洩パワーに基づき
生じ、不合格率Xが閾値L(5%)に達したことを容易
に判断できる。
【0036】上記のような製品W側での不合格の発生
は、製品Wに実装される電子部品の歩留まりの要因が大
きい。電子部品は、ロットと呼称される単位で製造さ
れ、同一のロットでは同様の部品が使用され、製造時
期、生産箇所が同一である。ロットが異なる電子部品
は、歩留まりが大きく異なる(低下)場合がある。した
がって、上記製品W(携帯電話端末装置)を製造する場
合、製品W側での不合格の発生個数は、異なるロットの
電子部品(不良品)を使用し始めてから急激に多数生じ
ることが多い。
【0037】上記の例で見れば、ロット不良が要因であ
る可能性が高い。ロット不良は、図5に示すように、1
100個目以降、1101個目のみならず、1102個
目以降の製品でも製品異常が多数継続して発生する可能
性がきわめて高い。
【0038】上記監視処理は、監視サンプル数nを固定
設定し現在の製品Wを起点として最新の状態に更新しな
がら監視し、かつ、常時更新された監視サンプル数nに
含まれる不合格率を監視する構成である。したがって、
上記監視処理内容によれば、単に製品異常が多数生じ所
定個数に達した場合に生産ラインを停止させるものと相
違し、適切な時期に異常と判断して生産ライン1を停止
できるようになる。逆に、製品異常が多数個発生しても
単に不良選別するのみで生産ラインが稼働し続け、不合
格率が増大するといった問題の発生を解消することがで
きる。
【0039】また、閾値Lは、予め想定される歩留まり
に対応して設定するものであるため、不合格率Xが閾値
Lに達するまでの期間に生じた製品異常は、許容される
歩留まりの範囲内であると判断して生産ライン1の稼働
を続行させるため(この際にも異常な製品は選別排出さ
れている)、不必要に生産ライン1が停止することな
く、生産ライン1の稼働効率を低下させることがない。
【0040】そして、上記統計処理後の表示出力に基づ
き、操作者は、異常発生の原因を容易に特定できるよう
になる。具体的には、製品異常と判断された製品Wの測
定項目の測定値に基づき、使用した電子部品のうちどの
電子部品が不良品であるのか、この特定を容易に行える
ようになる。例えば、製品異常と判断された各製品に共
通して特定の測定項目が抽出して表示されていれば(上
記図4の白抜き文字表示)、この測定項目に影響を与え
る電子部品を特定することができる。
【0041】この後、製品異常と判断された複数の製品
Wを他の生産ラインの測定部、あるいは特定の測定器を
用いて再度測定して同様の製品異常、即ち、同様の測定
項目で同様に測定値の異常が検出されれば、電子部品が
不良品であること、特にロット異常の発生を検出できる
ようになる。
【0042】逆に、この再度の測定で製品異常が検出さ
れない場合には、生産ライン1側の異常発生の有無であ
ると特定できるようになる。例えば、測定部2のハード
ウェアの故障、製品W及び測定器に対する測定ラインの
接続状態や測定器の性能劣化等が原因として考えられ
る。通常生産ライン1側のシステムの異常は、故障によ
り突然発生するものであり、上述した特定の測定項目の
みならず、ほぼ全ての測定項目が異常を示すことが多
い。
【0043】このように製品異常発生時には、上記の統
計出力に基づき、異常発生の原因が製品W側であるか、
あるいは生産ライン1側にあるかを効率的に特定できる
ものであり、製品異常発生後におけるトラブル解決のた
めに有効な支援を行う。
【0044】上記実施形態では、製品Wとして携帯電話
装置を例に説明したが、これに限るものではなく測定部
2で各種測定項目の測定を行う製品Wを生産する生産ラ
イン1に適用して同様の作用効果を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、過去の一定個数である
監視サンプル数に含まれる製品の不合格率が閾値に達し
たか否かで製品の製造状態が異常と判断する構成である
ため、この異常発生時におけるトラブル解決を適切に支
援できるようになる。異常時には、測定項目の何れの不
合格率が高いかを判断できるので、原因を容易に特定で
きるようになる。そして、適切な時期に異常と判断して
生産ラインを停止できるため、生産ラインが稼働し続け
ることによる不合格率の増大を防止できる。同時に、不
必要に生産ラインを停止させず生産ラインの稼働効率の
低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試験装置の実施の形態を示すブロック
図。
【図2】製品の監視処理内容を示すフローチャート。
【図3】監視処理の内容を示すタイミングチャート。
【図4】統計出力の表示例を示す図。
【図5】ロット不良発生状態を示す図。
【符号の説明】
1…生産ライン、2…測定部、3…状態監視部、3a…
不合格率算出部、3b…異常判断部、3c…アラーム出
力部、4…設定部、5…統計処理部、6…表示部、W…
製品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C100 AA57 AA58 BB27 EE07 5H215 AA06 AA15 BB12 CC09 CX09 GG05 5H223 AA05 AA15 EE06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して順次製品が生産される生産ライ
    ンに設けられた製品の各種電気的測定項目を試験測定す
    る試験方法において、 予め製品の監視サンプル数nと、不合格率Xの閾値Lを
    設定するステップと、 前記生産された製品が、試験測定結果に基づき合格品で
    あるか不合格品であるかを判定するステップと、 前記製品を試験測定する毎に、該試験測定した製品を含
    む過去の一定個数である前記監視サンプル数nに含まれ
    る製品における不合格率Xを算出するステップと、 前記不合格率Xが前記閾値Lに達したときに、製品の製
    造状態を異常であると判定するステップを含むことを特
    徴とする試験方法。
  2. 【請求項2】 前記製品の製造状態が異常と判断された
    際には、前記監視サンプル数nに含まれる各製品Wに対
    して試験測定した際の各種電気的測定項目毎に不合格回
    数を集計表示する統計処理のステップと、 前記生産ラインを停止させるアラーム出力を行うステッ
    プを含む請求項1記載の試験方法。
  3. 【請求項3】 連続して順次製品が生産される生産ライ
    ン(1)に設けられた製品の各種電気的測定項目を試験
    測定する試験装置において、 前記生産された製品の各種電気特性を試験測定し、その
    試験測定結果に基づき製品が合格品か不合格品かを判断
    しその結果を出力する測定部(2)と、 製品の監視サンプル数nと、不合格率Xの閾値Lが設定
    される設定部(4)と、 前記製品を試験測定する毎に該試験測定した製品を含む
    過去の一定個数である前記監視サンプル数nに含まれる
    製品における不合格率Xを算出し、前記不合格率Xが前
    記閾値Lに達したときに、製品の製造状態が異常である
    と判断する状態監視部(3)と、を備えたことを特徴と
    する試験装置。
  4. 【請求項4】 前記状態監視部(3)は、製品異常と判
    断したときに前記生産ライン(1)を停止させるアラー
    ム出力を行う請求項3記載の試験装置。
  5. 【請求項5】 前記製品異常と判断された際には、前記
    監視サンプル数nに含まれる各製品Wに対して試験測定
    した際の各種電気的測定項目毎に不合格回数を集計する
    統計処理部(5)を備えた請求項3、4のいずれかに記
    載の試験装置。
  6. 【請求項6】 前記アラーム出力、及び前記統計処理結
    果を表示する表示部(6)を備えた請求項5記載の試験
    装置。
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