JP2002297197A - スムージング回路、及び音響装置 - Google Patents

スムージング回路、及び音響装置

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JP2002297197A
JP2002297197A JP2001100957A JP2001100957A JP2002297197A JP 2002297197 A JP2002297197 A JP 2002297197A JP 2001100957 A JP2001100957 A JP 2001100957A JP 2001100957 A JP2001100957 A JP 2001100957A JP 2002297197 A JP2002297197 A JP 2002297197A
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Naoki Suhara
直樹 栖原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 量子化信号列の階段部分の角を取り、線形化
されたアナログ波形を形成することの可能なスムージン
グ回路、及びこのスムージング回路を内蔵した音響装置
を提供する。 【解決手段】 量子化信号列は、直接差動増幅器52の
プラス側入力端子に入力されると共に、遅延回路50で
1段時間分遅延されて差動増幅器52のマイナス側入力
端子に入力され、差動増幅器52で両者の差分が出力さ
れ、出力されたデータは抵抗素子54を介してコンデン
サ58に供給され、コンデンサ58に電圧が徐々にチャ
ージされるとともに、ディスチャージ部56でチャージ
された電圧を所定の時間毎に0Vにする。加算器60に
は、遅延回路50から出力された1段分時間前の電圧デ
ータが供給されると共に、徐々に供給される電圧データ
とが供給され、加算回路60でこれらの電圧データを加
算して、出力端子(B)に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スムージング回路
及び音響装置に係り、より詳細にはディジタルデータか
ら変換され、量子化された階段状の量子化信号列を、階
段の角のない線形のアナログデータに変換するスムージ
ング回路、及びこのスムージング回路を内蔵した音響装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタルデータとして画像
や音響等を記録する際には、アナログ波形を一定の周期
でサンプリングしてディジタルデータ化して記録してい
る。そして記録された画像や音響を再生する際には、記
録されたディジタルデータをD/Aコンバータでアナロ
グデータ化して再生している。
【0003】しかしながら、ディジタルデータは一定の
サンプリング周期でサンプリングされており、ディジタ
ルデータをアナログデータ化すると、図6(A)に示す
ように、1サンプリング周期内のデータ値が同一値をと
る階段状の波形となる。この階段状の波形に基づいて画
像や音声が再生されるために雑音が生じて、画像や音声
の質が悪くなるという問題画生じていた。そこで、雑音
を少なくして良質な画像や音声を再生するために、図6
(B)に示すように、隣接する階段部分に階段の段差の
中間データ値(補間データ)を補い、量子化信号列の信
号間の段差を少なくして再生の際の雑音を抑制すること
が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように隣接する階段部分に補間データを補っても、補間
後の波形は階段状であり段差を有する。したがって再生
される画像や音声にはこの段差に伴う雑音が生じてしま
うため、画像や音声の質が悪くなるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであり、量子化信号列の信号間の階段部分の
角を取り、線形化されたアナログ波形を形成することの
可能なスムージング回路、及びこのスムージング回路を
内蔵した音響装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のスムージング回路は、量子化信号列の隣
り合う第1の信号と第2の信号とのレベル差を出力する
差分出力手段と、前記差分出力手段により出力されたレ
ベル差に至るまで、連続的に増加または減少する補正信
号を出力する補正信号出力手段と、前記補正信号と前記
第1の信号又は第2の信号とを合成する合成手段と、を
含んで構成されている。
【0007】本発明のスムージング回路によれば、量子
化信号列の隣り合う第1の信号と第2の信号とのレベル
差を出力して、出力されたレベル差に至るまで、連続的
に増加または減少する補正信号を出力し、この補正信号
と第1の信号又は第2の信号とを合成するので、量子化
信号列の階段部分が補正信号によって補間されて階段の
角がとれたスムーズな線形波形を容易に形成することが
できる。
【0008】また、本発明のスムージング回路は、請求
項2に記載されているように、前記第2の信号を前記第
1の信号に続いて出力される信号とすることができる。
【0009】また、本発明のスムージング回路は、請求
項3に記載されているように、前記差分出力手段が、前
記量子化信号列を1量子化信号時間分遅延させる遅延手
段を備え、該遅延手段に入力される入力信号と、該遅延
手段から出力される出力信号との差分の信号を出力する
こともできる。ここで、1量子化信号時間とは、量子化
信号列の同一レベルを有する1量子化分の信号が出力さ
れている時間を意味する。
【0010】本発明によれば、遅延手段により量子化信
号列が1量子化信号時間分遅延されるので、第1の信号
と第2の信号とを同時に形成することができ、信号のレ
ベル差分を容易に出力することができる。
【0011】また、本発明のスムージング回路は、請求
項4に記載されているように、補正信号出力手段を差分
出力手段からの出力信号を蓄電する畜電手段と蓄電手段
に蓄電された信号を差分出力手段からの出力信号と同期
させて前記量子化信号列の1量子化信号時間毎に放電す
る放電手段と、を備えて構成することもできる。
【0012】本発明によれば、差分出力手段からの出力
信号を蓄電する畜電手段と蓄電手段に蓄電された信号を
差分出力手段からの出力信号と同期させて前記量子化信
号列の1量子化信号時間毎に放電するので、容易に差分
出力手段により出力されたレベル差に至るまで、連続的
に増加または減少する補正信号を発生させることができ
る。
【0013】また、請求項1乃至請求項4に記載のスム
ージング回路を備えた音響装置によれば、内蔵した前記
スムージング回路により、量子化された階段状のアナロ
グ信号が階段の角の取れた線形信号に変換されるので、
雑音の少ない良質な音声を出力することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0015】本実施の形態に係る音響装置の概略ブロッ
ク図を図1に示す。光ピックアップ14の上部の図示し
ない載置台には、ディスク10が載置されている。RF
アンプ18は、光ピックアップ14及びディジタル信号
処理部20と接続されている。ディジタル信号処理部2
0は、スピンドルモータ16、システムコントロール部
34、及びディジタルフィルタ22と接続されている。
ディジタルフィルタ22はDAコンバータ24と接続さ
れており、DAコンバータ24は補間部26と接続され
ている。補間部26はスムージング回路28と接続され
ており、スムージング回路28はオーディオ回路30と
接続されている。サーボ回路32は、スレッド送りモー
タ12、光ピックアップ14、及びシステムコントロー
ル部34と接続されている。システムコントロール部3
4は、操作部38及びディスプレイ36と接続されてい
る。
【0016】スムージング回路28は、図2に示すよう
に、差動増幅器52のプラス側入力端子に入力端子
(A)が接続されており、差動増幅器52のマイナス側
入力端子に遅延回路50を介して入力端子(A)が接続
されている。差動増幅器52の出力側端子には抵抗素子
54が接続されており、抵抗素子54の反差動増幅器5
2接続側端子にはディスチャージ部56、コンデンサ5
8、及び加算回路60の入力側端子が接続されている。
コンデンサ58の反抵抗素子54接続側は接地されてい
る。加算回路60の入力側端子は遅延回路50の出力側
端子と接続され、加算回路60の出力側端子は出力端子
(B)と接続されている。遅延回路50及びディスチャ
ージ部56には、補間部26から1段時間分のパルス幅
のパルス信号が入力されるように、補間部26と接続さ
れている。
【0017】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0018】ユーザーが操作部38から再生入力を行う
と、入力に応じた信号がシステムコントロール部34に
送信される。システムコントロール部34は所定の処理
を行い、入力に応じた表示をするようにディスプレイ3
6を制御し、ディスプレイ36はこの制御に基づいて所
定の表示を行う。また、システムコントロール部34
は、入力に応じた駆動を行うようにサーボ回路を制御
し、サーボ回路32はこの制御に基づいてスプレッド送
りモータ12及び光ピックアップ14に駆動信号を送信
する。さらに、システムコントロール部34は、入力に
応じた駆動を行うための信号をディジタル信号処理部2
0に送信し、ディジタル信号処理部20はこの信号に基
づいてスピンドルモータ16に駆動信号を送信する。送
信されてきた信号に基づいて、スレッド送りモータ1
2、スピンドルモータ16は駆動を開始し、光ピックア
ップ14はディスク10に記録されたディジタル音声デ
ータの読取りを開始する。
【0019】光ピックアップ14が読取ったデータ信号
は、RFアンプ18で高周波増幅され、ディジタル信号
処理部20に送信される。そして、ディジタル信号処理
部20で所定の処理がなされ、ディジタルフィルタ22
を経てDAコンバータ24に送信される。DAコンバー
タ24に送信されたディジタルデータは、DAコンバー
タ24によってディジタルデータからアナログデータに
変換され、変換後のアナログデータが補間部26に送信
される。
【0020】補間部26に送信されたアナログデータ
は、補間処理によって、急激な段差をもった階段状のデ
ータから緩やかな段差の階段状のデータに補間される。
補間処理は、隣り合う2つの階段データのTOTALの
時間軸にあたる2つ分の階段部分を3分割し、分割され
た3つの時間の真ん中に隣り合う2つの階段データの中
間値のデータ(補間データ)を挿入することにより行な
う。例えば、図3(A)(B)に示すように、t〜2t
の間の電圧が2mV、2t〜3tの間の電圧が4mV、
3t〜4tの間の電圧が8mV、4t〜5tの間の電圧
が6mV、5t〜6tの間の電圧が2mV、6t〜0m
Vのアナログデータが補間部26に入力された場合に
は、1.5t〜2t間には、t〜2t間の電圧と2t〜
3t間の電圧の中間値3mVの電圧データが補間され、
2.5t〜3t間には、2t〜3t間の電圧と3t〜4
t間の電圧の中間値6mVの電圧データが補間され、
3.5t〜4t間には、3〜4t間の電圧と4t〜5t
間の電圧の中間値7mVの電圧データが補間され、4.
5t〜5t間には、4〜5t間の電圧と5t〜6t間の
電圧の中間値4mVの電圧データが補間される。この補
間処理により、図3(C)(D)に示す緩やかな階段状
のアナログデーダが形成される。なお、本実施の形態で
は、隣り合う階段データの間に1の補間データを挿入し
たが、段差を緩和する任意の数の補間データを挿入する
ことが可能である。
【0021】補間部26は、前記補間後のアナログデー
タをスムージング回路28に送信するとともに、前記補
間後のアナログデータ1段時間分のパルス幅のパルス信
号を前記補間後のアナログデータと同期させてスムージ
ング回路28に送信する。
【0022】送信されたアナログデータは、スムージン
グ回路28で階段状のデータから段差の角が取れた線形
データに変換される。具体的に、段差の角が取れた線形
データへの変換は以下のように行われる。
【0023】補間部26から送信されてきたアナログデ
ータは、スムージング回路28の入力端子(A)から入
力されて、直接差動増幅器52のプラス側入力端子に入
力されると共に、遅延回路50で遅延されて差動増幅器
52のマイナス側入力端子に入力される。遅延回路50
で遅延される時間は、量子化されたアナロクデータの階
段部分の1段差部分から次の段差部分までの時間分(図
3(D)のt〜1.5t間の時間、即ち0.5t、以下
「1段時間分」という)である。ここで、図4(a)に
示す電圧データが入力端子(A)に入力されると、図4
(a)に示す電圧データが直接差動増幅器52のプラス
側入力端子に入力されると共に、図4(b)に示すよう
に電圧データが遅延回路50で1段時間分遅延されて出
力されて差動増幅器52のマイナス側入力端子に入力さ
れる。例えば、1.5t〜2tの電圧3mVが差動増幅
器52のプラス側入力端子に入力されると共に、t〜
1.5tの電圧2mVが差動増幅器52のマイナス側入
力端子に入力される。差動増幅器52では、プラス側入
力端子から入力された信号の電圧からマイナス側入力端
子から入力された信号の電圧を引いた差分の電圧値が取
出されて出力される。図4(a)(b)に示す電圧デー
タがプラス側入力端およびマイナス側入力端子の各々か
ら入力された場合には、図4(c)に示すように、t〜
1.5tでは+1mVの電圧データ、1.5t〜2tで
は+1mVの電圧データ、2t〜2.5tでは+2mV
の電圧データ、2.5t〜3tでは+2mVの電圧デー
タ、3t〜3.5tでは0mVの電圧データが出力され
る。
【0024】出力された電圧データは抵抗素子54を介
してコンデンサ58に供給される。このコンデンサ58
には前記電圧が徐々にチャージされて、コンデンサ58
から出力される電圧は過渡応答の曲線を描く。一方ディ
スチャージ部56は、差動増幅器52からの電圧出力と
同期して、1段時間毎にコンデンサ58にチャージされ
た電圧を0Vにする。例えば、コンデンサ58に1.5
tからチャージされた電圧値を、2tのタイミングで接
地することにより0mVにディスチャージする。すなわ
ち、差動増幅器52から出力された1mVの電圧データ
は、1.5tのタイミングでは0mVが出力され、時間
の経過にしたがって0mVから徐々に増加した電圧値が
出力され、2tで0mVに下げられる。コンデンサ58
へのチャージ及びコンデンサ58からのディスチャージ
により、加算器60へは図4(d)に示すような、略の
こぎり状の波形となった電圧が供給される。
【0025】加算器60には、遅延回路50から出力さ
れた1段時間分前の電圧データが供給されると共に、徐
々に供給される前記略のこぎり状の波形の電圧データと
が供給される。加算回路60でこれらの電圧データが加
算され、出力端子(B)に出力される。例えば、図4
(f)に示すt〜1.5tの電圧データ2mV、1.5
t〜2tの電圧データ3mV、2t〜2.5tの電圧デ
ータ4mV、2.5t〜3tの電圧データ6mV、3t
〜3.5tの電圧データ8mV、各々の電圧データと図
4(d)に示す略のこぎり状の電圧値とが加算されて、
図4(e)の破線で示す階段状データの角がとれた線形
の電圧データが出力端子(B)に出力される。
【0026】なお、上記では電圧が上昇する場合につい
て説明したが、電圧が下降する場合についても同様にし
て線形の電圧データを出力することができる。
【0027】図5(a)に示す電圧データが入力端子
(A)に入力されると、図5(a)に示す電圧データが
直接差動増幅器52のプラス側入力端子に入力されると
共に、図5(b)に示すように電圧データが遅延回路5
0で1段時間分遅延されて出力されて差動増幅器52の
マイナス側入力端子に入力される。例えば、4.5t〜
5tの電圧4mVが差動増幅器52のプラス側入力端子
に入力されると共に、4t〜4.5tの電圧6mVが差
動増幅器52のマイナス側入力端子に入力される。差動
増幅器52では、プラス側入力端子から入力された信号
の電圧からマイナス側入力端子から入力された信号の電
圧を引いた差分の電圧値が取出されて出力される。差動
増幅器52では、プラス側入力端子より入力された信号
の電圧からマイナス側入力端子より入力された信号の電
圧を引いた差分の電圧値が取出されて出力されるが、こ
こでは電圧が下降しているのでマイナスの電圧値が出力
される。例えば、図5(a)(b)に示す電圧データが
プラス側入力端およびマイナス側入力端子の各々から入
力された場合には、図5(c)に示すように、3.5t
〜4tでは-1mVの電圧データ、4t〜4.5tでは-
2mVの電圧データ、4.5t〜5tでは-2mVの電
圧データ、5t〜5.5tでは-2mVの電圧データ、
5.5t〜6tでは-1mVの電圧データが出力され
る。
【0028】出力された電圧データは抵抗素子54を介
してコンデンサ58に供給される。このコンデンサ58
には前記マイナスの電圧が徐々にチャージされて、コン
デンサ58から出力される電圧はマイナスの過渡応答の
曲線を描く。一方ディスチャージ部56は、差動増幅器
52からの電圧出力と同期して、1段時間毎にコンデン
サ58にチャージされた電圧を0Vにする。例えば、コ
ンデンサ58に3.5tからチャージされた電圧値を、
4tのタイミングで接地することにより0mVにディス
チャージする。すなわち、差動増幅器52から出力され
た1mVの電圧データは、3.5tのタイミングでは0
mVが出力され、時間の経過にしたがって0mVから徐
々に減少した電圧値が出力され、4tで0mVに戻され
る。コンデンサ58へのチャージ及びコンデンサ58か
らのディスチャージにより、加算器60へは図5(d)
に示すような、逆方向の略のこぎり状の波形となった電
圧が供給される。
【0029】加算器60には、遅延回路50から出力さ
れた1段時間分前の電圧データが供給されると共に、徐
々に供給される前記逆方向の略のこぎり状の波形の電圧
データとが供給される。加算回路60でこれらの電圧デ
ータが加算され、出力端子(B)に出力される。例え
ば、図5(f)に示す3.5t〜4tの電圧データ7m
V、4t〜4.5tの電圧データ6mV、4.5t〜5
tの電圧データ4mV、5t〜5.5tの電圧データ2
mV、5.5t〜6tの電圧データ1mV、各々の電圧
データと図5(d)に示す逆方向の略のこぎり状の電圧
値とが加算されて、図5(e)の破線で示す階段状デー
タの角がとれた線形の電圧データが出力端子(B)に出
力される。
【0030】図6に、上記スムージング回路での変換処
理前の電圧データ例、変換処理後の電圧データ例を示
す。図6(A)は、図3(B)に対応するスムージング
回路での変換処理前の電圧データであり、量子化された
階段状のアナログデータとなっている。図6(B)は、
(A)のデータに略のこぎり状または逆方向の略のこぎ
り状の波形を加算もしくは減算した状態を示すものであ
る。図6(C)は、スムージング回路での変換処理後の
電圧データであり、量子化された階段状のアナログデー
タの角がとれて、スムーズな線形データが形成されてい
る。
【0031】上記スムージング回路によれば、量子化さ
れた階段状のアナログデータを容易に、階段の角のとれ
た線形のアナログデータに変換することができる。
【0032】スムージング回路28から出力されたデー
タは、オーディオ回路30に送信され、所定の処理を経
て図示しないスピーカーなどに出力される。
【0033】本実施の形態の音響装置によれば、スムー
ジング回路により量子化された階段状のアナログデータ
が、階段の角のとれた線形のアナログデータに変換され
るので雑音が減少し、出力される音声が聴感上において
も、測定上においても良質のものになるという効果が得
られる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスムージ
ング回路によれば、量子化信号列の隣り合う第1の信号
と第2の信号とのレベル差を出力して、出力されたレベ
ル差に至るまで、連続的に増加または減少する補正信号
を出力し、この補正信号と第1の信号とを合成するの
で、量子化信号列の階段部分が補正信号によって補間さ
れて階段の角がとれたスムーズな線形波形を容易に形成
することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響装置の概略ブロック図である。
【図2】本発明のスムージング回路である。
【図3】(A)及び(B)は、本実施の形態の補間部で
の補間処理前のデータ例であり、(C)及び(D)は、
本実施の形態の補間部での補間処理後のデータ例であ
る。
【図4】(a)は本発明のスムージング回路に入力され
る増加電圧値例であり、(b)は本発明のスムージング
回路の遅延回路からの出力電圧値例であり、(c)は本
発明のスムージング回路の差動増幅器から出力される電
圧値例であり、(d)は本発明のスムージング回路の加
算器に供給される電圧値例であり、(e)は本発明のス
ムージング回路から出力される電圧値例であり、(f)
は本発明のスムージング回路に供給される量子化信号列
の例である。
【図5】(a)は本発明のスムージング回路に入力され
る減少電圧値例であり、(b)は本発明のスムージング
回路の遅延回路からの出力電圧値例であり、(c)は本
発明のスムージング回路の差動増幅器から出力される電
圧値例であり、(d)は本発明のスムージング回路の加
算器に供給される電圧値例であり、(e)は本発明のス
ムージング回路から出力される電圧値例であり、(f)
は本発明のスムージング回路に供給される量子化信号列
の例である。
【図6】(A)は本発明のスムージング回路による変換
処理前の電圧データ例であり、(B)は(A)のデータ
にのこぎり状の波形を加算もしくは減算した状態を示す
ものであり、(C)は、スムージング回路での変換処理
後の電圧データ例である。
【図7】(A)は従来の補間前のデータ例であり、
(B)は従来の補間後のデータ例である。
【符号の説明】
28 スムージング回路 50 遅延回路 52 差動増幅器 54 抵抗素子 56 ディスチャージ部 58 コンデンサ 60 加算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化信号列の隣り合う第1の信号と第
    2の信号とのレベル差を出力する差分出力手段と、 前記差分出力手段により出力されたレベル差に至るま
    で、連続的に増加または減少する補正信号を出力する補
    正信号出力手段と、 前記補正信号と前記第1の信号又は第2の信号とを合成
    する合成手段と、 を備えたスムージング回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の信号は前記第1の信号に続い
    て出力される信号であることを特徴とする請求項1に記
    載のスムージング回路。
  3. 【請求項3】 前記差分出力手段は、前記量子化信号列
    を1量子化信号時間分遅延させる遅延手段を備え、該遅
    延手段に入力される入力信号と、該遅延手段から出力さ
    れる出力信号との差分の信号を出力することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のスムージング回路。
  4. 【請求項4】 前記補正信号出力手段は、前記差分出力
    手段からの出力信号を蓄電する畜電手段と、前記蓄電手
    段に蓄電された信号を前記差分出力手段からの出力信号
    と同期させて前記量子化信号列の1量子化信号時間毎に
    放電する放電手段と、を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3に記載のスムージング回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載のスムージ
    ング回路を備えた音響装置。
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