JP2002296988A - 画像形成材料の除去装置及び除去方法 - Google Patents

画像形成材料の除去装置及び除去方法

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JP2002296988A
JP2002296988A JP2001101397A JP2001101397A JP2002296988A JP 2002296988 A JP2002296988 A JP 2002296988A JP 2001101397 A JP2001101397 A JP 2001101397A JP 2001101397 A JP2001101397 A JP 2001101397A JP 2002296988 A JP2002296988 A JP 2002296988A
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Hirakazu Ezure
平和 江連
Tetsuo Kodera
哲郎 小寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録画像の形成方法、画像形成材料の種類、
記録媒体の種類に関わらず、離型処理が施された記録媒
体の表面に形成された記録画像(画像形成材料)を、当
該記録媒体を傷つけることなく除去することの可能な画
像形成材料の除去装置及び除去方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 離型処理が施された記録媒体の表面に形
成された画像形成材料による記録画像を、摺擦部材によ
って除去することの可能な画像形成材料の除去装置であ
って、前記記録媒体の表面のヌープ硬さAと、前記摺擦
部材のヌープ硬さBと、前記画像形成材料のヌープ硬さ
Cとの関係が、A≧B≧Cを満たすことを特徴とする画
像形成材料の除去装置、及び除去方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式又は
熱転写方式などを用い、離型処理が施された記録媒体の
表面に形成された画像形成材料による記録画像を、当該
記録媒体から除去することの可能な画像形成材料の除去
装置及び除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、レザービームプリンター
及びインクジェットプリンター等の画像出力機は、OA
(Office Automation)化に伴い使用
頻度が上昇しつつある。その結果、印刷用紙やOHP
(オーバーヘッドプロジェクタ)用のプラスティックフ
ィルム(以下、適宜、OHPフィルムと称する。)に代
表される記録媒体の消費量も増加する傾向にある。
【0003】一方、地球全体の自然環境を保護する観点
から、森林資源を保護する重要性が認識され、資源の利
用削減を図ることが重要課題となっている。資源削減の
一環として、現在、一般の印刷用紙の場合は、一度使用
した後にゴミなどとして廃棄することなく、古紙として
再利用することが進められている。また、OHPフィル
ムは、そのほとんどが回収されておらず、また、これら
の回収及び再利用には多くの問題を有している。即ち、
例えば、回収に関しては、企業の機密文書及び機密デー
タの漏洩、記録媒体材料の種類による分別作業の手間、
回収に要する運用コスト、並びに回収物の集積場所及び
管理の問題等を有し、再利用に関しては、再生品の品
質、及びトナーやインク等の画像形成材料の脱墨処理に
伴うコストの問題等を有する。
【0004】また、脱墨処理を効率的に行うという観点
からは、前記画像形成材料(記録画像)が記録媒体であ
る用紙やOHPフィルム等から剥離しやすいこと、つま
り、高い離型性が望まれる。一方、記録した画像の保持
性を確保するためには、画像記録材料を記録媒体へ強固
に定着させなくてはならない。即ち、画像の定着性とそ
の離型性は二律背反の関係であり、記録媒体の表面の定
着性と離型性とを最適化制御することが望まれている。
【0005】そこで、上記の背景のもと、近年、簡易に
記録画像が形成された記録媒体の表面の画像形成材料を
除去し、当該記録媒体の再利用を可能にする技術がいく
つか提案されているが、それぞれに多くの課題を抱えて
いる。以下、前記課題について更に詳細に説明する。
【0006】特開平05−297766号公報では、表
面に1〜100μmのピッチ、及び深さの凹凸のある剥
離基板を画像が形成されたコピー紙(記録媒体)に押し
当て、この基盤を回転させて記録画像を取り除き、記録
媒体を再利用可能な状態にさせるという技術が開示され
ている。しかしながら、この方法を用いると、普通紙上
のトナー画像は強固に接着されており、また、紙表面の
ポーラスな凹部に入り込んだトナーは除去できず、これ
を除去しようとすると記録材表面を削るしか方法が無
い。結果として、記録媒体表面には傷がつく問題があ
り、再利用することが困難となる。また、剥離基板の凹
凸に、除去したトナーが入り込み目詰まりをおこすこと
から、連続して記録画像を取り除くことが難しい。
【0007】特開平06−27710号公報では、シリ
コーン系樹脂を被覆したメディア(記録媒体)の表面に
形成されたトナー画像を、ブレード又はブラシで擦過除
去する技術が開示されている。当該技術を用いると、あ
る特定の系のトナー画像を除去することができるが、残
念なことにトナー画像除去の際に、除去部材により記録
媒体に傷がつく問題を有していた。また、単にシリコー
ン系の樹脂を被覆した記録媒体では、印字の際に定着ロ
ーラ側にトナーがくっついて、画像欠損が生じるオフセ
ット現象が起きる問題をも有していた。かかるオフセッ
ト現象は、トナーの熱的特性と、画像形成装置の定着温
度とに起因する。トナーを構成する樹脂は各社各様で熱
的特性が異なり、また、画像形成装置の定着温度も装置
間で数十℃の差があるため、これらの組み合わせによっ
ては十分な定着強度が得られず、オフセット現象が発生
していた。
【0008】特開平7−199756号公報では、トナ
ー像が形成されている記録用紙上の剥離層に対して、ト
ナー剥離フィルムを記録用紙に接触させながら加熱を行
い、当該剥離フィルムを記録用紙から剥離することによ
り記録用紙上のトナーを除去する方法が開示されてい
る。しかし、当該方法では、複写機やプリンターなどの
各画像形成装置に用いられるトナーの熱的特性の影響か
ら、ある画像形成装置によって形成された記録画像はう
まく剥離せず、記録用紙を再利用可能な状態にすること
ができないという問題を有していた。また、どの画像形
成装置によって形成された記録画像であっても、完全に
剥離されるような対応をしようとすると、装置が複雑化
してコストが嵩む、処理効率が低下するといった問題を
有していた。
【0009】特開平11−95629号公報では、ブレ
ード、ロータリー刃等の摺擦部材で、平滑性の高い被記
録材上のトナー画像を機械的に除去するという技術であ
る。しかし、当該公報内で開示されているように、上記
の摺擦部材で被記録材を摺擦する場合、被記録材の非画
像部にも摺擦部材があたり、当該非画像部を傷つける問
題は回避できない。従って、同一の被記録材において画
像の形成と除去を何回も繰り返した場合、被記録材の表
面に傷の履歴が累積してしまう。その結果、特に、OH
Pフィルムの様な透過型の被記録材に累積した傷は、転
写不良や、透過時に傷の部分が曇るなどの問題が発生
し、再利用後の画像品質を確保することが非常に難しか
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記課題を解決するべくなされたものであり、より詳細に
は、離型処理が施された記録媒体の表面に形成された記
録画像(画像形成材料)を、当該記録媒体を傷つけるこ
となく除去することの可能な画像形成材料の除去装置及
び除去方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、記録画像の形成方法、画像形成材料の種類、記録媒
体の種類に関わらず、離型処理が施された記録媒体の表
面に形成された記録画像(画像形成材料)を除去するこ
との可能な画像形成材料の除去装置及び除去方法を提供
することを他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、記
録媒体の表面、画像形成材料の除去部材(摺擦部材)及
び画像形成材料のそれぞれの硬さ、特に、ヌープ硬さに
注目し、それらのヌープ硬さがある関係を満たす時、上
記の課題を解決することを見出した。より詳細は、以下
の通りである。
【0012】<1> 離型処理が施された記録媒体の表
面に形成された画像形成材料による記録画像を、摺擦部
材によって除去することの可能な画像形成材料の除去装
置であって、前記記録媒体の表面のヌープ硬さAと、前
記摺擦部材のヌープ硬さBと、前記画像形成材料のヌー
プ硬さCとの関係が、A≧B≧Cを満たすことを特徴と
する画像形成材料の除去装置。
【0013】<2> 前記画像形成材料が、電子写真用
トナーであることを特徴とする<1>に記載の画像形成
材料の除去装置。
【0014】<3> 前記摺擦部材が、ブレード又はロ
ールブラシからなることを特徴とする<1>又は<2>
に記載の画像形成材料の除去装置。
【0015】<4> 前記離型処理は、少なくとも、フ
ッ素含有シリコーン化合物と、イソシアネートシラン化
合物と、分子中に反応基を有する変性シリコーンオイル
とを含有する薄膜で、前記記録媒体の基材を被覆する処
理であることを特徴とする<1>〜<3>のいずれかに
記載の画像形成材料の除去装置。
【0016】<5> 少なくとも、離型処理の施された
表面に画像形成材料による記録画像が形成された記録媒
体を搬送する搬送工程と、摺擦部材によって前記記録画
像を前記記録媒体の表面から除去する除去工程と、を有
する画像形成材料の除去方法であって、前記記録媒体の
表面のヌープ硬さAと、前記摺擦部材のヌープ硬さB
と、前記画像形成材料のヌープ硬さCとの関係が、A≧
B≧Cを満たすことを特徴とする画像形成材料の除去方
法。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成材料の除
去装置及び除去方法を詳細に説明する。本発明の画像形
成材料の除去装置及び除去方法においては、 記録媒体の表面のヌープ硬さ≧摺擦部材のヌープ硬さ≧
画像形成材料のヌープ硬さ の関係を満たすことを特徴とする。
【0018】なお、以下、本発明の実施の形態において
は、記録媒体として離型処理が施された印刷用紙(以
下、適宜、単に印刷用紙Pと称する場合がある。)を使
用し、電子写真方式の画像形成装置でトナー画像T(記
録画像)を形成した場合の、トナー画像Tの除去装置及
び除去方法について、具体的に説明するが、本発明は、
これに限定されるものではない。
【0019】以下、図面を参照して本発明の実施形態の
一例を詳細に説明する。ここで、図1は、本発明の例示
的1態様としての画像記録材料の除去装置100の構造
を説明するための概略断面図である。図1に示すよう
に、本発明の画像記録材料の除去装置100の主要部
は、トレイ10と、用紙搬入部20と、第1クリーニン
グ部30と、搬送ベルトユニット40と、摺擦部50
と、トナー回収部60と、除電部材65と、第2クリー
ニング部70と、用紙排出部80と、排紙トレイ90
と、から構成される。
【0020】トレイ10は、画像が形成された印刷用紙
Pを積載するために設けられている。トレイ10は、公
知の給紙機構を有していてもよく、例えば、最上部の印
刷用紙Pの位置を検出するセンサが設けられてもよい
し、当該印刷用紙Pを除去装置100の給紙口まで上昇
させるための駆動手段が設けられてもよい。更に、トレ
イ10は、印刷用紙Pのサイズや積載量を検知する機能
を有してもよい。
【0021】用紙搬入部20は、トレイ10から除去装
置100の内部に印刷用紙Pを搬入するための搬送ロー
ラ対22及び24から構成される。搬送ローラ対22、
24は共に、内径10mm、長さ350mmのステンレ
スの芯金に、厚さ6mmのシリコーンゴムが被覆された
構造を有する。
【0022】第1クリーニング部30及び第2クリーニ
ング部70は、共通の部品により構成されており、第1
クリーニング部30は印刷用紙Pの裏面(画像が形成さ
れていない面)に、第2クリーニング部70は印刷用紙
Pの表面(画像が形成されていた面)に、付着したオイ
ル、ごみ、指紋等を拭き取る機能を有する。なお、以下
に示す第1クリーニング部30及び第2クリーニング部
70の詳細な説明では、第1クリーニング部30につい
て例示し、具体的に述べる。
【0023】ここで、特に、指紋に関しては、OHPフ
ィルム等のように透過原稿として使うものは、再生後に
指紋が原因で再印字したときに転写抜け(指紋の位置に
画像が来たときに、指紋の形に応じて画像が抜けてしま
う現象)を防ぐために、完全に拭き取られることが好ま
しい。また、複写機、プリンターによってはその画像形
成工程でオイルを使用しており、印刷用紙Pにそのオイ
ルが付着している場合がある。従って、第1クリーニン
グ部30による印刷用紙Pの拭き取り工程によれば、印
刷用紙Pの表面に付着してしまったオイルをも除去する
ことができる。
【0024】図1に示すように、第1クリーニング部3
0は、拭き取りクロス31と、供給ローラ33と、巻き
取りローラ35と、圧接ローラ37と、搬送ローラ39
から構成される。
【0025】拭き取りクロス31は、テープ状又は帯状
の形状を有する超極細繊維から形成されており、その繊
維は、0.022×106kg/m(0.2デニール)
以下であることが好ましく、0.011×106kg/
m(0.1デニール)以下であることがより好ましい。
拭き取りクロス31の幅は、印刷用紙Pの表面及び裏面
の全体を拭き取ることが必要であるため、少なくとも、
当該印刷用紙Pの幅(搬送方向に対して直角方向の長
さ)よりも大きいことが好ましい。
【0026】供給ローラ33は、拭き取りクロス31の
一端が固定され、かつ、拭き取りクロス31が周囲に巻
き回された状態で設けられている。また、この供給ロー
ラ33の近傍には巻き取りローラ35が設けられてお
り、この巻き取りローラ35には拭き取りクロス31の
他端が固定されている。従って、供給ローラ33に巻き
回された拭き取りクロス31は、巻き取りローラ35に
巻き取られていくことで、常に新しい拭き取りクロス3
1の表面で印刷用紙Pを拭き取ることができる。
【0027】また、供給ローラ33と巻き取りローラ3
5とに両端部を固定された拭き取りクロス31には、外
周にスポンジ層を備えた圧接ローラ37が接触してい
る。この圧接ローラ37には、図示しない加圧機構によ
り所定の圧力が印加されており、後記の搬送ローラ39
に押圧されている。このように、拭き取りクロス31は
印刷用紙Pに押し付けられる。また、拭き取りクロス3
1は、印刷用紙Pの方向とは反対の方向に巻き取られて
いくため、摩擦によって印刷用紙Pの裏面に付着したオ
イル、ごみ、指紋等を拭き取ることができる。
【0028】搬送ローラ39には、上述のように、拭き
取りクロス31(及び、印刷用紙P)を介して圧接ロー
ラ37が接している。搬送ローラ39の外周にはシリコ
ーンゴムが被覆されており、図示されない駆動装置によ
り回転動力が供給される。
【0029】搬送ベルトユニット40は、図1に示すよ
うに、帯電器42と、ドラム44と、分離爪46とから
構成される。帯電器42としては、公知の帯電器が使用
可能であり、搬送されてきた印刷用紙Pを後述のドラム
44の外周表面に帯電吸着させることができる。かかる
帯電器42は、後述のフレーム43a及び43bによっ
て固定される。
【0030】また、ドラム44の内部には、図2に示す
ように、中心軸41と、上述した帯電器42と、フレー
ム43a及び43bと、ドラムフレーム45と、ベルト
47と、後述の摺擦部50を構成する対向ローラ54
と、が設けられている。ここで、図2は、搬送ベルトユ
ニット40の構造を詳細に説明するための分解斜視図で
ある。
【0031】中心軸41は、自身は回転しないが、ドラ
ム44が回転する際の回転軸として機能する。フレーム
43a及び43bは、帯電器42の両端を、挟み込むよ
うにして固定する。また、フレーム43a及び43b
は、中心軸41を貫通した状態で固定する。更に、フレ
ーム43a及び43bは、対向ローラ54が回転可能な
状態で固定される。
【0032】ドラム44は、図2に示すように、ドラム
フレーム45に、ベルト47を貼り付けた円筒状の形態
を有する。例えば、ドラムフレーム45はアルミニウ
ム、ベルト47はPETから構成される。このドラム4
4の端部には、図示されないギアが装着されており、図
示されない駆動装置により外部から駆動力が加えられ、
例えば、約30mm/secの速度で回転する。
【0033】分離爪46は、上記、搬送ベルトユニット
40のドラム44の表面に帯電吸着している印刷用紙P
を剥離させるためのもので、印刷用紙Pの先端を引っか
けることにより、印刷用紙Pとドラム44とを分離させ
る。上述のように、対向するドラム44の表面のベルト
47はPETで構成されているため、分離爪46をベル
ト47に押し当て、変形(ドラム内側に変形)させるこ
とによって、印刷用紙Pを確実に分離することが可能と
なる。
【0034】搬送ベルトユニット40には、内部に収め
られた対向ローラ54に向かい合うように、ドラム44
の外部から摺擦用ブレード52が接触配置されている。
摺擦用ブレード52と対向ローラ54とは、画像を形成
しているトナーTを摺擦することのできる摺擦部50を
構成する。以下、図3及び図4を参照して、摺擦部50
について、詳細に説明する。
【0035】摺擦部50は、図1及び図3に示すよう
に、摺擦部材として、摺擦用ブレード52を使用しても
よいし、図4に示すように、ロールブラシ形状を有する
ものを使用してもよい。ここで、図3は、第1の実施形
態としての摺擦部50を示した概略断面図である。ま
た、図4は、第2の実施形態としての摺擦部50’を示
した概略断面図である。なお、図3及び図4は、摺擦部
50と、印刷用紙Pと、トナー画像Tとの関係を模式的
に示した図であるため、印刷用紙Pの搬送の態様に関し
ては省略されているものとする。
【0036】摺擦用ブレード52や摺擦用ロールブラシ
52’は、ドラム44を介して、対向ローラ54に荷重
を押し付けることにより、印刷用紙Pの表面のトナー画
像Tを摺擦し、除去することができる。このとき、摺擦
用ブレード52や摺擦用ロールブラシ52’が対向ロー
ラ54に印加する総荷重は、図示されない加圧部材によ
り適宜変えることができる。対向ローラ54は、直径2
5mm、長さ350mm、肉圧2mmで中が空洞となっ
ているステンレス製のローラであって、搬送ベルトユニ
ット40の内側からドラム44に接触することで、ドラ
ム44と同期して回転する。
【0037】図3に示すように、摺擦用ブレード52と
対向ローラ54との間を、印刷用紙Pが搬送されること
で、当該印刷用紙Pの表面に形成されたトナー画像Tは
摺擦用ブレード52によって摺擦される。一方、図4に
示される摺擦用ロールブラシ52’を使用した場合も、
摺擦用ロールブラシ52’と対向ローラ54との間を、
印刷用紙Pが搬送され、摺擦用ロールブラシ52’が当
該印刷用紙Pの表面を擦るように回転することで、当該
印刷用紙Pの表面に形成されたトナー画像Tは摺擦され
る。
【0038】以上のことより、摺擦部50では、トナー
画像Tを完全に除去するために、印刷用紙Pの搬送速
度、及び、摺擦用ロールブラシ52’の回転速度が、摺
擦されるトナー画像Tの状態や、その他の条件によっ
て、適宜、決定される。
【0039】本発明の画像形成材料の除去装置において
は、摺擦部材の材料は、印刷用紙Pの表面の硬さに対応
して、適宜、選択することができる。つまり、 印刷用紙Pの表面のヌープ硬さ≧摺擦部材のヌープ硬さ の関係であれば、摺擦部材は、印刷用紙Pを摺擦する際
に、印刷用紙Pの表面を傷つけることを防止できる。
【0040】なお、上記の「印刷用紙Pの表面のヌープ
硬さ」とは、予め、離型処理を施された印刷用紙Pの表
面のヌープ硬さを示しているため、後述のように、離型
処理が、離型性を有する樹脂皮膜を形成することで行わ
れるのであれば、当該樹脂皮膜の硬さを示すことにな
る。
【0041】ここで、ヌープ硬さは、材料の微小硬さの
指標である。ヌープ硬さ試験では、2つの対菱角が17
2°30′と130°の四角錐ダイヤモンド圧子を一定
の試験荷重で材料の試験面に押込み、生じた菱形の永久
くぼみの大きさから、試料の硬さを測定する。また、ヌ
ープ硬さは、ヌープ硬さ試験において、用いた試験荷重
N(kgf)を永久くぼみの投影面積(mm2)で除す
ることで算出される。ヌープ硬さは、主に柔らかい材料
の硬さ試験等に利用される。
【0042】また、摺擦部材の材料を選択する際には、
印刷用紙Pの表面に形成されたトナー画像Tの硬さとの
対応をも考慮の対象となる。つまり、 摺擦部材のヌープ硬さ≧トナーTのヌープ硬さ の関係であれば、摺擦部材は、印刷用紙Pの表面のトナ
ー画像Tのみを除去することができ、また、仮に、除去
されたトナーTが印刷用紙Pに、再び付着して押し付け
られたとしても、印刷用紙Pの表面に傷がつくことを防
止することができる。
【0043】よって、摺擦部材として摺擦用ブレード5
2を使用した場合、摺擦用ブレード52の材料として
は、上記の関係を満たせば、場合によってはステンレ
ス、アルミニウム、鉄等の金属材料を選択することがで
きるが、ポリエステル、アクリルなどの樹脂のほうがよ
り適している。
【0044】また、摺擦部材として摺擦用ブレード52
の代わりに摺擦用ロールブラシ52’を使用した場合、
摺擦用ロールブラシ52’の材料としては、ナイロン、
ポリエステル等や、天然のものとしては豚毛、山羊毛、
羊毛、馬毛等を用いることも可能である。
【0045】従って、画像形成材料の除去装置100に
おいて、 印刷用紙Pの表面のヌープ硬さ≧摺擦部材のヌープ硬さ
≧トナーTのヌープ硬さ の関係を満たしていれば、摺擦部材としての摺擦用ブレ
ード52は、印刷用紙Pの表面を傷つけることなく、印
刷用紙Pの表面のトナー画像Tのみを除去することがで
きる。
【0046】トナー回収部60は、摺擦されたトナーT
を、重力を利用して、又は、ファン等の吸引機構を利用
して回収する。重力を利用してトナーTを回収する場合
は、図1のように、上述の摺擦部50の直下に設けられ
ることが好ましい。また、吸引機構を有するトナー回収
部60であれば、強制的に掻き取ったトナーTを別の場
所(例えば、除去装置100の外部)で回収することも
可能である。
【0047】除電部材65は、上記の帯電器42により
帯電された印刷用紙Pを除電する。除電部材65として
は、例えば、除電ブラシが用いられる。除電ブラシは、
例えば、アルミやステンレス等の金属板を2つ折りに曲
げた保持部材に、導電性ブラシとアース部材とを挟み込
んだ構成であってもよい。前記除電ブラシが印刷用紙P
の表面に接触し、摺擦することで、印刷用紙Pは除電さ
れる。
【0048】除電部材65は、図1に示すように、摺擦
部50により印刷用紙Pの表面のトナー画像Tを摺擦
し、除去する工程の後に、当該印刷用紙Pの表面を除電
するように設けられることが好ましい。これにより、除
電部材65は、印刷用紙Pに除去されたトナーTが再び
付着してしまうことを防止することができる。また、仮
に、トナーTが再付着してしまっても、印刷用紙Pの帯
電量が少なくなっているため、後述する第2クリーニン
グ部70等のクリーニング手段により、容易に除去する
ことができる。更に、後述の排紙トレイ90に排出され
た印刷用紙Pが静電気によって相互的に吸着してしまう
ことを防止することができる。
【0049】第2クリーニング部70は、上述したよう
に、第1クリーニング部30と共通の部品により構成さ
れており、印刷用紙Pの表面(画像が形成されていた
面)に、付着したオイル、ごみ、指紋等を拭き取る機能
を有する。また、図1に示すように、第2クリーニング
部70は、摺擦部50により印刷用紙Pの表面のトナー
画像Tを摺擦し、除去する工程の後に機能するように設
けられているため、除去されたトナーTが、再度、印刷
用紙Pに付着しても、その再度付着したトナーTをも拭
き取ることができる。
【0050】図1に示すように、第2クリーニング部7
0は、拭き取りクロス71と、供給ローラ73と、巻き
取りローラ75と、圧接ローラ77と、搬送ローラ79
から構成される。なお、第2クリーニング部70の構成
要素及び該構成要素の詳細な説明は、第1クリーニング
部30と同様であるため、ここでは重複記載を省略す
る。
【0051】用紙排出部80は、トナー画像Tが摺擦さ
れ、画像形成する前の状態に戻った印刷用紙Pを画像形
成材料の除去装置の外部に排出する。用紙排出部80
は、二つの搬送ローラ対82及び84、86及び88か
ら構成される。搬送ローラ82〜88は全て、内径10
mm、長さ350mmのステンレスの芯金に、厚さ6m
mのシリコーンゴムが被覆された構造を有する。排紙ト
レイ90は、用紙排出部80によって除去装置100の
内部から排出された印刷用紙Pを積層し、一時的に保存
する。
【0052】以上、画像形成材料の除去装置100の各
構成要素について説明したが、以下に、図1に示す画像
形成材料の除去装置100を用いた場合の印刷用紙Pの
トナー画像Tの除去方法を説明する。
【0053】まず、不要となった印刷用紙Pがセットさ
れたトレイ10から、用紙搬入部20の搬送ローラ対2
2及び24により除去装置100の内部に印刷用紙Pが
搬入される。次に、印刷用紙Pは第1クリーニング部3
0に搬送され、当該印刷用紙Pの裏面の指紋、ホコリ、
オイルが拭き取られる。
【0054】裏面の汚れが拭き取られた印刷用紙Pは、
搬送ベルトユニット40の近傍まで搬送される。印刷用
紙Pが搬送ベルトユニット40まで運ばれてくると、搬
送ベルトユニット40の内部に設置された帯電器42の
働きにより、印刷用紙Pはドラム44の表面のベルト4
7に帯電吸着され、固定される。印刷用紙Pが、ドラム
44上を搬送されて摺擦用ブレード52と接触すると、
印刷用紙Pの表面のトナー画像Tは摺擦用ブレード52
により摺擦される。摺擦され、掻き取られたトナーTは
重力によって落下し、トナー回収部60によって回収さ
れる。トナー画像Tが除去された印刷用紙Pは、分離爪
46によってドラム44から剥離される。そして、剥離
された印刷用紙Pは、除電部材65によって除電され
る。
【0055】その後、第2クリーニング部70によっ
て、印刷用紙Pの表面の指紋、ほこり及びオイル、並び
に、再付着したトナーが拭き取られると、用紙排出部8
0によって、印刷用紙Pは除去装置100の外部に排出
される。排出された印刷用紙Pは排紙トレイ90に格納
される。これら一連の工程においては、印刷用紙Pの表
面のヌープ硬さ≧摺擦部材のヌープ硬さ≧トナーTのヌ
ープ硬さを関係を満たしているため、印刷用紙Pの表面
を傷つけることなく、トナー画像Tのみを除去すること
ができ、当該印刷用紙Pを新たに画像形成され得る状態
へと再生させることができる。また、再生された印刷用
紙Pは除電部材65により除電されているため、そのま
ま画像形成装置に挿入しても、重送(印刷用紙が重なり
合って送り込まれる現象)の発生を防止することもでき
る。
【0056】以上、説明したことから、本発明の画像形
成材料の除去装置及び除去方法において、 記録媒体の表面のヌープ硬さ≧摺擦部材のヌープ硬さ≧
画像形成材料のヌープ硬さ の関係を満たしていれば、記録媒体の種類、画像形成材
料の種類、及び、記録画像の形成方法に関わらず、か
つ、摺擦部材の形状に関わらず、記録媒体の表面を傷つ
けることなく、記録媒体の表面の画像形成材料による記
録画像のみを除去することができる。なお、上記の「記
録媒体の表面のヌープ硬さ」は、上述した印刷用紙の場
合と同様に、離型処理に使用された樹脂皮膜のヌープ硬
さを示す。
【0057】以下に、記録媒体の表面、摺擦部材、及
び、画像形成材料のヌープ硬さの測定方法について述べ
る。記録媒体の表面は、上述したように、離型処理に使
用された樹脂皮膜の硬さである。しかし、記録媒体に形
成された樹脂皮膜の硬さを直接測定することは困難であ
るため、離型処理する際と同様の条件で、ガラス板の表
面に樹脂皮膜を形成し、その樹脂皮膜のヌープ硬さを測
定する。ヌープ硬さは、微小硬度計を用いて測定した。
微小硬度計としては、例えば、島津製作所製ダイナミッ
ク微小硬度計DUH−201を使用した。圧子として
は、ヌープ圧子を使用する。試験条件としては、試験荷
重5mNの条件で行った。
【0058】摺擦部材のヌープ硬さは、ブレード、ロー
ルブラシのどちらの形状であっても、直接測定すること
ができる。例えば、ブレード及びロールブラシの一部を
サンプルとし、そのサンプルの両端部をガラス板に固定
することで、ヌープ硬さを測定する。ヌープ硬さの測定
は、島津製作所製ダイナミック微小硬度計DUH−20
1を使用した。圧子としては、ヌープ圧子を使用する。
試験条件としては、試験荷重5mNの条件で行った。
【0059】画像形成材料のヌープ硬さは、その種類に
よって、測定方法が変化する。例えば、画像形成材料が
電子写真用トナーである場合、記録媒体に形成されたト
ナー像の硬さを直接測定することが困難であるため、ト
ナーディスクを作製し、該トナーディスクのヌープ硬さ
を測定する。トナーディスクは、トナー10gを、直径
15mmの凹状の枠に充填し、荷重10kgを30秒ほ
ど加えた後、オーブンで焼成することで作製する。ここ
で、焼成温度は130〜170℃で、各トナーの温度特
性により適宜設定する。
【0060】得られたトナーディスクのヌープ硬さの測
定は、島津製作所製ダイナミック微小硬度計DUH−2
01を使用した。圧子としては、ヌープ圧子を使用す
る。試験条件としては、試験荷重5mNの条件で行っ
た。
【0061】また、画像形成材料が熱転写方式の画像形
成装置で使用される感熱溶融性インク組成物である場
合、記録媒体に形成された画像の硬さを直接測定するこ
とが困難であるため、使用したインクシートから、加熱
することによりインクだけを取り出して、インク自体を
小サイズのディスク又は塊にした後、ガラス板に固定
し、当該ディスク又は塊のヌープ硬さを測定する。ヌー
プ硬さの測定は、島津製作所製ダイナミック微小硬度計
DUH−201を使用した。圧子としては、ヌープ圧子
を使用する。試験条件としては、試験荷重5mNの条件
で行った。
【0062】本発明で使用し得る記録媒体としては、予
め、基材に離型処理を施すことで、離型性を付与した印
刷用紙やOHPフィルムが挙げられる。これは、PPC
紙等は、その表面粗さも様々であるが、普通紙上の文字
や画像は、強固に定着されており、記録媒体を損傷する
ことなく画像を除去することが難しいからである。これ
は、OHPフィルムに関しても同様のことが言える。通
常、OHPフィルムは定着性、透過性を考慮し、その表
面を特殊なコート層で覆っている為である。
【0063】そこで、本発明者らは特開平10−207
103号公報等で離型性のある印刷用紙を提案してい
る。該公報においては、ある特定範囲のヌープ硬度を有
する硬化型シリコーン樹脂が、シリコーン粘着材として
の性質とシリコーン離型剤としての性質を持ちあわせる
特性を利用し、支持体(基材)に当該硬化型シリコーン
樹脂を被覆させることで離型性を有する印刷用紙を作製
したことが開示されている。このように、予め、離型性
を付与した上で、かつ、表面硬度が一定水準以上であれ
ば、記録媒体の定着性、離型性、更には再利用性能をも
満たすことができる。
【0064】従って、本発明で使用し得る印刷用紙の離
型処理も、特開平10−207103号公報に示されて
いるような、硬化型シリコーン樹脂を用いて処理される
ことが好ましい。また、本発明で使用し得る印刷用紙の
離型処理としては、定着性及び離型性が共に優れている
公知の離型処理であってもよい。
【0065】また、本発明で使用し得る印刷用紙の離型
処理としては、シリコーン化合物と、イソシアネートシ
ラン化合物と、分子中に反応基を有する変性シリコーン
オイルとを含有する薄膜で、記録媒体の基材を被覆する
ことで処理されることがより好ましい。
【0066】離型処理に使用し得るシリコーン化合物と
しては、例えば、熱、光及び電子線によって硬化する硬
化性シリコーン樹脂が挙げられる。熱硬化性シリコーン
樹脂としては、例えば、純シリコーン樹脂、シリコーン
アルキド樹脂、シリコーンエポキシ樹脂、シリコーンポ
リエステル樹脂、シリコーンアクリル樹脂、シリコーン
フェノール樹脂、シリコーンウレタン樹脂、シリコーン
メラミン樹脂、シリコーンアルキドメラミン樹脂等が好
適に挙げられる。
【0067】光硬化性シリコーン樹脂としては、光カチ
オン触媒を利用して合成された硬化性シリコーン樹脂
や、ラジカル硬化機構を利用して合成された硬化性シリ
コーン樹脂等が挙げられる。また、ケイ素原子と結合し
た水酸基又はアルコキシ基等を有する低分子量ポリシロ
キサンと、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹
脂又はメラミン樹脂等とを反応させて得られる変性シリ
コーン樹脂も好適に挙げられる。これら硬化性シリコー
ン樹脂は、一種類を単独で使用してもよいし、2種類以
上を併用してもよい。
【0068】また、離型処理に使用し得るシリコーン化
合物としては、フッ素含有シリコーン化合物であっても
よく、例えば、CF3(CH22Si(OCH33、C6
1324Si(OCH33、C715CONH(C
23Si(OC253、C81724Si(OCH
33、C81724SiCH3(OCH32、C817
24Si(ON=C(CH3)(C25))3、C9
1924Si(OCH3 3、C91924Si(NC
O)3、(NCO)3SiC2461224Si(N
CO)3、C91924Si(C25)(OCH32
(CH3O)3SiC 2481624Si(OCH3
3、(CH3O)2(CH3)SiC9182 4Si(C
3)(CH3O)2等の化合物、及びこれらの加水分解
物又は部分縮合物等が挙げられる。
【0069】離型処理に使用し得るイソシアネートシラ
ン化合物としては、例えば、(CH 33SiNCO、
(CH32Si(NCO)2、CH3Si(NCO)3
ビニルシリルトリイソシアネート、C65Si(NC
O)3、Si(NCO)4、C25OSi(NCO)3
817Si(NCO)3、C1837Si(NCO)3
(NCO)3SiC24(NCO)3等の化合物、及びこ
れらの加水分解物又は部分縮合物等が挙げられるが、S
i(NCO)4がより好ましい。
【0070】離型処理に使用し得る分子中に反応基を有
する変性シリコーンオイルとしては、例えば、アミノ変
性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、
カルボキシル変性シリコーンオイル、カルビノール変性
シリコーンオイル、メタクリル変性シリコーンオイル、
メルカプト変性シリコーンオイル、フェノール変性シリ
コーンオイル等がある。また、ジメチルポリシロキサン
やメチルフェニルポリシロキサンタイプのシリコーンオ
イル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、フッ素
変性シリコーンオイル等も挙げられる。これらは単独で
使用しても、2種以上併用してもよい。
【0071】このように、本発明で使用し得る記録媒体
は、記録媒体自体に、予め、離型性を持たせることで、
通常の画像接着力を低減できるので、画像を摺擦、除去
する工程の負荷を低減でき、また、除去したトナーが再
度付着することを防止することができる。また、離型処
理としてオイルを含ませることにより、摺擦部材が記録
媒体の表面を摺擦する際の摺動性を大幅に改善でき、除
去部材の負荷を低減することができる。
【0072】記録媒体の基材としては、紙、プラスチッ
ク、金属(アルミニウム等)、セラミック(アルミナ
等)を用いることができ、その形状は特に限定はされな
いがフィルム状であることが好ましい。
【0073】画像形成材料は、電子写真方式の画像形成
装置を使用する場合は、電子写真用トナーが用いられ
る。現在、一般的に使用されているトナーのヌープ硬さ
は、13〜17の範囲である。
【0074】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例及び比較例における「部」は質量
部を意味する。
【0075】〔実施例1〕 −記録媒体の作製工程− 光硬化型シリコーン樹脂溶液(ナトコペイント製)1部
に、イソプロピルアルコール1部を加えて希釈した。こ
の溶液1.0g/mm2をOHPフィルム(富士ゼロッ
クス製、商品名:白黒用OHPシート(その支持体に金
属酸化物微粒子等による導電処理が施されたもの))に
滴下し、ワイヤーバーにて均一になるように塗布し、室
温でしばらく放置した後、紫外線照射装置で照射距離2
0cm、160W/cmの照射強度で30秒、紫外線照
射することにより支持体上に光硬化型皮膜が形成された
記録媒体を複数作製した。
【0076】−記録媒体のヌープ硬さ測定− OHPシート上でのシリコーン硬化皮膜の膜厚を正確に
測定することが難しいため、上記と同一条件で、厚さ2
mmのガラス板上にシリコーン樹脂を塗布、乾燥、硬化
させた後、触針式膜厚計で皮膜の膜厚を測定した。ま
た、皮膜表面のヌープ硬さを、島津製作所製ダイナミッ
ク微小硬度計DUH−201において圧子にヌープ圧子
を用いて測定した。その結果、膜厚は5μm、ヌープ硬
さは29.7であった。
【0077】−記録媒体への画像形成− 得られた記録媒体に、(1)富士ゼロックス製複写機D
ocuColor1250CP、(2)富士ゼロックス
製複写機A Color935、(3)カラーレーザー
プリンターDocuPrintC625PS、(4)デ
ジタル複合機DocuCentre350FSを使用
し、文字や画像を印字した。
【0078】−印字及び定着性能の評価− 目視による画像欠損評価と定着性能評価との2つの項目
で出力サンプルを評価した。定着性能評価に関しては、
以下の方法により評価した。印字後の画像濃度を濃度計
X−Rite938(X−Rite社製)で測定し、こ
の画像に18mm幅のセロハンテープを(ニチバン社
製:セロハンテープ)を300g/cmの線圧で張り付
け、5mm/secの速度で剥離したときの濃度を、再
度、濃度計X−Rite938(X−Rite社製)で
測定し、剥離前後における画像濃度の比(剥離後の画像
濃度/剥離前の画像濃度、以下OD比と略す)で示し
た。このOD比の値が0.8以上であると、画像形成材
料の定着性が十分であるとした。これ以下であるときは
実用上問題ありとした。その結果、本実施例の記録媒体
に出力された印字サンプルには画像欠損が見当たらず、
かつ、記録媒体への画像の定着性能が高いことが確認さ
れた。
【0079】−画像形成材料のヌープ硬さ測定− 上記に示した各画像形成装置で使用しているトナー(画
像形成材料)を10g取り出し、直径15mmの凹状の
枠に充填し荷重10kgを30秒ほど加えた後、オーブ
ンで焼成してトナーディスクを作製した。焼成温度は1
30〜170℃で、各トナーの温度特性により適宜設定
した。このように作製したトナーディスクを、上記島津
製作所製ダイナミック微小硬度計DUH−201におい
て圧子にヌープ圧子を用いてヌープ硬さを測定した。そ
の結果、トナーのヌープ硬さは、13〜17の範囲内で
あった。
【0080】−画像形成材料の除去工程− 次に、図1に示す画像形成材料の除去装置100を用い
て、各画像形成装置から出力された記録媒体の表面のト
ナー画像を除去した。除去装置100内の摺擦用ブレー
ド52として、直線定規(株式会社ライオン事務機器
製:PET樹脂製、No.10K(30cm)ヌープ硬
度17.8)、又は、直線定規(株式会社ライオン事務
機器製:メタクリル樹脂製、RULER NO.12、
ヌープ硬度20.5)を用いた。摺擦用ブレード52が
総荷重5kgで対向ローラ54を押し当て、各印字サン
プルのトナー画像を除去した。
【0081】−画像形成材料の除去性能の評価− 画像形成材料の除去性能の評価は、目視で、トナー除去
が行われた記録媒体に画像が残っていないこと、指紋が
残っていないこと、及び、オイルやワックスが残ってい
ないことを確認し、かかる要件を満たしていれば実用上
問題なしとした。本実施例の記録媒体に形成されたトナ
ー像は、上記の画像形成材料の除去装置100によっ
て、完全に除去されたことは勿論のこと、指紋、オイル
等も完全に除去されたことを確認した。
【0082】−記録媒体の再利用性能の評価− 画像及び各種の汚れが除去され、再利用可能となった記
録媒体の品質は、表面に傷や欠損、破れが無いことを目
視で確認すると共に、再度、画像形成装置で画像濃度が
0.6(濃度計X−Rite938、X−Rite社製
で測定)のとなる画像を単色(例えば、Cyan)、2
次色,3次色等で記録媒体全面に印字し転写抜け等の欠
損が無いことを目視で確認した(再生後の品質)。更
に、この工程を同一の記録媒体で20回ほど行い、繰り
返しの利用した場合の当該記録媒体の品質の評価も行っ
た(再生20回後の品質)。
【0083】上記の評価では、本実施例の記録媒体に形
成されたトナー画像を画像形成材料の除去装置100に
よって除去し、再利用可能となった当該記録媒体は、再
度、形成された印字サンプル画像の品質もよいことが判
明した。更に、画像形成材料の除去装置100にて前記
印字サンプル画像を除去したところ、新品の記録媒体と
ほぼ遜色無い程度に画像が除去されることを確認した。
この工程を同一の記録媒体で、20回ほど行ったが、印
字サンプルの画質、再利用後の記録媒体の品質に問題は
なかった。
【0084】〔比較例1〕実施例1において、摺擦用ブ
レード52の材料を代えた他は、実施例1と同様にして
画像形成材料の除去を行った。画像生成材料の除去装置
100の摺擦用ブレード52として、アルミニウム製の
ブレード(接触面を鏡面研磨したもの):ヌープ硬さ1
15、又は、ステンレス製のブレード(rikenns
okuhan.co.ltd製、thickness
guage stock or feeler gua
ge FT−100)厚さ1mm:ヌープ硬さ123、
をそれぞれ長さ350mmに加工し、トナー画像(画像
記録材料)の除去を行った。その結果、画像の除去はで
きたが、記録媒体表面層も削ってしまい、再利用可能な
状態にはならなかった。
【0085】〔比較例2〕実施例1において、摺擦用ブ
レード52の材料を代えた他は、実施例1と同様にして
画像形成材料の除去を行った。画像生成材料の除去装置
の摺擦用ブレード52として、シリコンゴムのブレー
ド:ヌープ硬さ0.2、厚さ5mmを用いて、トナー画
像(画像記録材料)の除去を行った。その結果、画像の
除去ができず、再利用可能な状態にはならなかった。
【0086】〔実施例2〕実施例1において、摺擦用ブ
レード52の代わりにトナー除去ロールブラシを使用し
た他は、実施例1と同様にして画像形成材料の除去を行
った。トナー除去ロールブラシは、図示しない駆動装置
により速度150mm/secで回転している。また、
ロールブラシの材料は、ブラシ1:66ナイロン、ブラ
シ2:ポリプロピレン、ブラシ3:豚毛を用い、各々実
施例1にある複写機等で作製した印字サンプルのトナー
の除去を試みたところ画像は奇麗に除去できた。
【0087】〔比較例3〕実施例2において、トナー除
去ロールブラシの材料を代えた他は、実施例2と同様に
して画像形成材料の除去を行った。ロールブラシの材料
として、ブラシ4:ステンレス製、ブラシ5:真鋳製を
用いてトナー画像の除去を試みたところ、記録媒体表面
に細かな引っ掻き傷が発生し、再利用できる品質ではな
かった。
【0088】〔実施例3〕実施例1において、記録媒体
の作製工程を以下のように代えた他は、実施例1と同様
にして画像形成材料の除去を行った。−記録媒体の作製
工程−実施例1で用いた光硬化型シリコーン樹脂溶液
(ナトコペイント製)1部に、イソプロピルアルコール
1部を加えて希釈した液に、更に、この溶液にアミノ変
性シリコーンオイル(東芝シリコーン製、商品名:TS
F4705)0.3部を添加し、光硬化型シリコーン樹
脂塗布液を調製した。この塗布液1.0g/mm 2をO
HPフィルム(富士ゼロックス製、商品名:白黒用OH
Pシート(その支持体に金属酸化物微粒子等による導電
処理が施されたもの))に滴下し、ワイヤーバーにて均
一になるように塗布し、室温でしばらく放置した後、紫
外線照射装置で照射距離20cm、160W/cmの照
射強度で30秒、紫外線照射することにより支持体上に
光硬化型皮膜が形成された記録媒体を複数作製した。
【0089】−記録媒体のヌープ硬さ測定− 実施例1と同様に、厚さ2mmのガラス板上にシリコー
ン樹脂を塗布、乾燥、硬化させた後、形成した皮膜表面
のヌープ硬さ測定した。島津製作所製ダイナミック微小
硬度計DUH−201において圧子にヌープ圧子を用い
て測定した結果、ヌープ硬さは22.3であった。
【0090】画像記録材料の除去装置を実施例1の条件
で用い、画像形成材料を除去したところ、画像を除去で
きることを確認した。また、再利用を約20回ほど試み
たが、定着性、転写性に問題はなく、再利用可能である
ことを確認した。
【0091】〔比較例4〕実施例1において、記録媒体
の作製工程を以下のように代えた他は、実施例1と同様
にして画像形成材料の除去を行った。 −記録媒体の作製工程− 熱硬化型シリコーン樹脂(東芝シリコーン社製、商品名
YR3286、2%の過酸化ベンゾイル、BPO含有)
1部をトルエン2部で希釈して、熱硬化型シリコーン樹
脂塗布液を調整した。この塗布液1.0g/mm2をO
HPフィルム(富士ゼロックス製、商品名:白黒用OH
Pシート(その支持体に金属酸化物微粒子等による導電
処理が施されたもの))に滴下し、ワイヤーバーにて均
一になるように塗布し、室温で10分間乾燥した後、1
20℃で1時間熱風乾燥機で熱硬化反応を行い、熱硬化
型皮膜が形成された記録媒体を複数作製した。
【0092】−記録媒体のヌープ硬さ測定− OHPシート上でのシリコーン硬化皮膜の膜厚を正確に
測定することが難しいため、上記と同一条件で、厚さ2
mmのガラス板上にシリコーン樹脂を塗布、乾燥、硬化
させた後、触針式膜厚計で皮膜の膜厚を測定した。ま
た、皮膜表面のヌープ硬さを、島津製作所製ダイナミッ
ク微小硬度計DUH−201において圧子にヌープ圧子
を用いて測定した。その結果、膜厚は6μm、ヌープ硬
さは12.1であった。
【0093】得られた記録媒体に、実施例1で用いた各
画像形成装置を用いて文字や画像の印字を試みた。出力
された印字サンプルは問題なく、記録媒体の良好な定着
性を確認した。これらの画像が形成された記録媒体を図
1に示す画像形成材料の除去装置100にかけ、トナー
の除去を試みたところ、各サンプル表面にブレードによ
る削れた跡が残り、再度印字すると該領域は転写抜けと
なった。
【0094】〔比較例5〕実施例1において、記録媒体
の作製工程を以下のように代えた他は、実施例1と同様
にして画像形成を行った。 −記録媒体の作製工程− シリコンハードコート剤として、トリエトキシシラン
(和光純薬製)1部にエタノール0.44部、塩素水溶
液0.35部を添加し、塗布液を調製した。この塗布液
5mlをOHPフィルム(富士ゼロックス製、商品名:
白黒用OHPシート(その支持体に金属酸化物微粒子等
による導電処理が施されたもの))に滴下し、ワイヤー
バーにて均一になるように塗布し、室温で10分間乾燥
した後、100℃で3時間熱風乾燥機で熱硬化反応を行
い、シリコンハードコート剤皮膜が形成された記録媒体
を複数作製した。
【0095】得られた記録材料は、実施例1と同様の方
法で、ヌープ硬さを測定した。その結果、当該記録媒体
のヌープ硬度は150であった。この記録媒体に、実施
例1と同様の画像形成装置を用いて印字を試みたが、ト
ナーが定着されず抜け落ちる現象が確認された。
【0096】実施例1〜3、比較例1〜5で使用した、
記録媒体、摺擦部材及び画像形成材料の一覧と、定着性
能、トナー除去性能及び再利用性能の評価に関しては、
以下の表1に併記する。
【0097】
【表1】
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、離型処理が施された記
録媒体の表面に形成された記録画像(画像形成材料)の
みを、摺擦部材の形状に関わらず、かつ、記録媒体の表
面を傷つけることなく、除去することができる。また、
本発明によれば、記録画像の形成方法、画像形成材料の
種類、記録媒体の種類に関わらず、離型処理が施された
記録媒体の表面に形成された記録画像(画像形成材料)
を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的1態様としての画像記録材料
の除去装置の構造を説明するための概略断面図である。
【図2】 搬送ベルトユニットの構造を詳細に説明する
ための分解斜視図である。
【図3】 第1の実施形態としての摺擦部を示した概略
断面図である。
【図4】 第2の実施形態としての摺擦部を示した概略
断面図である。
【符号の説明】
10 トレイ 20 用紙搬入部 22、24 搬送ローラ 30 第1クリーニング部 31、71 拭き取りクロス 33、73 供給ローラ 35、75 巻き取りローラ 37、77 圧接ローラ 39、79 搬送ローラ 40 搬送ベルトユニット 41 中心軸 42 帯電器 43a、b フレーム 44 ドラム 45 ドラムフレーム 46 分離爪 47 ベルト 50、50’ 摺擦部 52 摺擦用ブレード 52’ 摺擦用ロールブラシ 54 対向ローラ 60 トナー回収部 65 除電部材 70 第2クリーニング部 80 用紙排出部 82〜88 搬送ローラ 90 排紙トレイ 100 画像形成材料の除去装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H134 PA03 PA08 PB08 PB21 PB22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型処理が施された記録媒体の表面に形
    成された画像形成材料による記録画像を、摺擦部材によ
    って除去することの可能な画像形成材料の除去装置であ
    って、 前記記録媒体の表面のヌープ硬さAと、前記摺擦部材の
    ヌープ硬さBと、前記画像形成材料のヌープ硬さCとの
    関係が、 A ≧ B ≧ C を満たすことを特徴とする画像形成材料の除去装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成材料が、電子写真用トナー
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成材料
    の除去装置。
  3. 【請求項3】 前記摺擦部材が、ブレード又はロールブ
    ラシからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    画像形成材料の除去装置。
  4. 【請求項4】 前記離型処理は、少なくとも、フッ素含
    有シリコーン化合物と、イソシアネートシラン化合物
    と、分子中に反応基を有する変性シリコーンオイルとを
    含有する薄膜で、前記記録媒体の基材を被覆する処理で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    画像形成材料の除去装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも、 離型処理の施された表面に画像形成材料による記録画像
    が形成された記録媒体を搬送する搬送工程と、 摺擦部材によって前記記録画像を前記記録媒体の表面か
    ら除去する除去工程と、 を有する画像形成材料の除去方法であって、 前記記録媒体の表面のヌープ硬さAと、前記摺擦部材の
    ヌープ硬さBと、前記画像形成材料のヌープ硬さCとの
    関係が、 A ≧ B ≧ C を満たすことを特徴とする画像形成材料の除去方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343703A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Susumu Itonori 物理的摩擦による印字情報の消去方法及びその装置
CN1325954C (zh) * 2004-04-19 2007-07-11 索尼株式会社 伸缩式镜筒与成像设备
JP2012103363A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 現像剤回収装置及び画像形成装置

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