JP2002296794A - 平面式印刷用刷版露光装置 - Google Patents

平面式印刷用刷版露光装置

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JP2002296794A
JP2002296794A JP2001103601A JP2001103601A JP2002296794A JP 2002296794 A JP2002296794 A JP 2002296794A JP 2001103601 A JP2001103601 A JP 2001103601A JP 2001103601 A JP2001103601 A JP 2001103601A JP 2002296794 A JP2002296794 A JP 2002296794A
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Japan
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image
plate
exposure
band
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JP2001103601A
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English (en)
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Yuichi Okamura
雄一 岡村
Takemi Watanabe
武美 渡邊
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Kaneda Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面状の版台に載置された印刷用刷版に画像
バンドを形成しながら記録画像を傾斜歪み無く完成し、
画像記録の高速化と秀麗化を同時に達成する。 【解決手段】 本発明に係る平面式印刷用刷版露光装置
は、平面長方向Wに露光軸22bを有するように印刷用
刷版4に対向して配置された画像状の版台2に載置され
た印刷用刷版4と、この印刷用刷版4は画像バンドB1
と平行な開始側縁4aと終了側縁4cを有し、画像バン
ド形成用の露光器22と、多数の画像バンドB1・B2
・を印刷用刷版4に隙間無く隣接して記録するように露
光器22と前記印刷用刷版4とを相対的移動させる移動
機構Hを具備し、バンド長Lとバンド幅Bから関係式t
anθ=B/Lにより得られる角度θを用いて、露光器
22の露光軸22bが印刷用刷版4の開始側縁方向4b
よりバンド形成方向に従って印刷用刷版の相対移動方向
に前記角度θだけ傾斜配置されることにより、画像バン
ドB1・B2・・が開始側縁4aに平行に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータからの
画像信号により平面状の版台に載置された印刷用刷版に
画像情報を多数の画像バンドを隣接させて記録する平面
式印刷用刷版露光装置に関し、更に詳細には、露光器の
露光軸を印刷用刷版の記録開始側の開始側縁方向に対し
傾斜配置させて画像バンドを開始側縁に平行に記録し、
記録画像の歪みを無くした平面式印刷用刷版露光装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータによる情報処理や画
像処理の技術が進歩するに従い、新聞印刷等の分野にお
いても、コンピュータからの画像信号によりレーザー光
で直接印刷用刷版に描画を行う方法が開発され、実用に
供されている。これらの刷版としては、例えばアルミニ
ウム基板に感材を塗布した刷版が用いられ、この感材を
オン・オフ制御されたレーザー光で感光して画像を記録
する。
【0003】従来、このような刷版に描画する機構とし
ては、回転ドラムに印刷用刷版を巻回して画像記録する
回転ドラム方式と、平面状の版台に印刷用刷版を載置し
て画像記録する平面方式とが知られている。
【0004】回転ドラム方式では、1本の光ビームを利
用する従来方式に対し、画像記録を高速化するために複
数の光ビームを利用し、画像バンドをスパイラル形成し
て画像情報を記録する方式が開発されている。
【0005】ところが、画像バンドをスパイラル形成す
る方式では、記録画像が傾斜歪みを有するという欠点が
あった。この欠点を改善するために、本件出願人は既に
特許第2905746号の発明を公開し、画像バンドを
スパイラル形成しても画像情報を歪み無く記録できる方
法を開発している。
【0006】他方、平面方式の技術では、1本の光ビー
ムを利用する特開平6−338993号が知られてい
る。この平面方式においても、複数の光ビームを利用し
て画像バンドを記録すると、画像記録の高速化が可能に
なる。ところが、画像情報が印刷用刷版に傾斜歪みを有
して形成されるという回転ドラム方式と同様の欠点が出
現することが分かった。
【0007】図7は画像バンドを利用した従来の平面記
録方式の概略斜視図である。平面状の版台2に印刷用刷
版4が載置され、この印刷用刷版4は、画像バンドの記
録開始側にある開始側縁4a、記録終了側にある終了側
縁4c、地縁4d及び天縁4eを周囲とした正四角形の
刷版である。
【0008】レーザー光源6から射出された1本のレー
ザービーム8をマルチビーム発生素子10で、例えば1
28本のマルチビーム12に多分割し、このマルチビー
ム12を多数のAOM(音響光学変調器)からなるAO
M群14に入射し、画像処理装置PTからの画像信号に
よりマルチビーム12をオンオフ信号にする。
【0009】オンオフ化されたマルチビーム12をコリ
メータレンズ16により微焦点化してポリゴンミラー1
8の反射面18aに入射させる。反射後、マルチビーム
12はfθレンズ21を通過して露光器22の軸長に亘
って広げられる。この従来例では、露光器22は反射ミ
ラーで、マルチビーム12を反射して印刷用刷版4の表
面を照射する作用を有する。
【0010】マルチビーム12は露光器22によりバン
ド幅Bだけ開いて印刷用刷版4に到達し、反射面18a
の回動に従って矢印c方向に移動してバンド長Lの画像
バンドB1を形成する。従って、印刷用刷版4にはバン
ド幅B・バンド長Lの画像バンドB1が記録される。
【0011】移動機構Hにより、版台2は矢印a方向に
定速走行し、画像バンドB1が形成される間に、印刷用
刷版4がバンド幅Bだけ移動するように構成されてい
る。この段階で、ポリゴンミラー18の次の反射面18
aがマルチビーム12を反射し、次の画像バンドB2
画像バンドB1に隣接して形成され、この繰り返しによ
り画像バンドB1・B2・・が隙間無く隣接形成されて行
く。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この画像バンドを利用
した従来平面記録方式の欠点は、画像バンドB1・B2
・が印刷用刷版4に傾斜して記録されることである。図
8は、露光器と印刷用刷版の位置関係を示す概略平面図
である。露光器側縁22aと開始側縁4aとが平行にな
るように露光器22は印刷用刷版4に対して対向配置さ
れている。
【0013】露光器22によるマルチビーム12の反射
は開始端22cから終了端22dに向かって連続的に生
起するから、反射ビームがバンド長Lを移動する間に印
刷用刷版4は矢印a方向にバンド幅Bだけ走行する。従
って、画像バンドB1・・は関係式tanθ=B/Lで
与えられる角度θだけ開始側縁4aに対し傾斜して形成
されることになる。
【0014】第1の画像バンドB1が形成されると、反
射ビームは直ちに終了端22dから開始端22cに戻
り、再び第2の画像バンドB2の形成が開始される。つ
まり、画像バンドB2は画像バンドB1と隙間が無いよう
に隣接して形成される。
【0015】図9は従来の平面記録方式により完成され
た記録画像の概略平面図である。連続的に形成される画
像バンドB1・・・Bnの集合体として記録画像28が印
刷用刷版4に完成される。画像バンドB1・・のバンド
長方向Wは印刷用刷版4の開始側縁4aに対し角度θだ
け傾斜しているため、記録画像28が印刷用刷版4に対
し平行四辺形のようにバンド幅Bだけ変形して記録され
る。
【0016】画素密度を1インチ当たり909ドットと
した場合に、バンド幅を128ドットとすると、バンド
幅Bは0.14インチ(=3.6mm)になる。バンド
長Lを16インチとすると、tanθ=B/L=0.1
4/16から、角度θは0.5度となる。即ち、バンド
幅で3.6mm、角度で0.5度の歪みでは、視覚上は
無視することはできない。
【0017】従って、本発明に係る平面式印刷用刷版露
光装置は、平面状の版台に載置された印刷用刷版に画像
バンドを形成しながら記録画像を傾斜歪み無く完成する
ことを目的とし、画像記録の高速化と秀麗化を同時に達
成することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、印刷
用刷版の表面に画像情報として複数画素のバンド幅を有
する画像バンドを多数隣接させて記録する印刷用刷版露
光装置において、平面状の版台に載置された印刷用刷版
と、この印刷用刷版は画像バンドのバンド長方向に平行
な両端縁として記録開始側の開始側縁と記録終了側の終
了側縁を有し、略バンド長方向に露光軸を有するように
印刷用刷版に対向して配置された画像バンドを形成する
露光器と、多数の画像バンドを印刷用刷版に隙間無く隣
接して記録するように露光器と前記印刷用刷版とを相対
的に移動させる移動機構を具備し、バンド長Lとバンド
幅Bから関係式tanθ=B/Lにより得られる角度θ
を用いて、前記露光器の露光軸が印刷用刷版の開始側縁
方向よりバンド形成方向に従って印刷用刷版の相対移動
方向側に前記角度θだけ傾斜配置されることにより、画
像バンドが開始側縁に平行に形成されることを特徴とす
る平面式印刷用刷版露光装置である。
【0019】請求項2の発明は、前記露光器を含む光学
系をケースの中に装填して光学体とし、露光器の露光軸
が光学体の軸方向と平行になるように露光器をケース内
に配置し、光学体の軸方向が前記θだけ傾斜配置される
請求項1に記載の平面式印刷用刷版露光装置である。
【0020】請求項3の発明は、印刷用刷版の開始側縁
を検出して画像情報の記録を開始し、印刷用刷版の終了
側縁を検出して画像情報の記録を終了する請求項1に記
載の平面式印刷用刷版露光装置である。
【0021】請求項4の発明は、前記露光器が、印刷用
刷版に対し光ビームをバンド幅だけ開いて反射し、しか
もバンド長を形成する軸長を有する反射ミラーから構成
される請求項1に記載の平面式印刷用刷版露光装置であ
る。
【0022】請求項5の発明は、前記移動機構が、静止
させた露光器に対し印刷用刷版を定速走行させてなる請
求項1に記載の平面式印刷用刷版露光装置である。
【0023】請求項6の発明は、前記移動機構が、静止
させた印刷用刷版に対し露光器を定速走行させてなる請
求項1に記載の平面式印刷用刷版露光装置である。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る平面式印刷用
刷版露光装置の第1実施形態の概略斜視図である。図
中、2は平面状の版台、4は印刷用刷版、4aは開始側
縁、4bは開始側縁方向、4cは終了側縁、4dは地
縁、4eは天縁、6はレーザー光源、8はレーザービー
ム、10はマルチビーム発生素子、12はマルチビー
ム、14はAOM群、16はコリメータレンズ、18は
ポリゴンミラー、18aは反射面、20はモータ、21
はfθレンズ、22は露光器、22aは露光器側縁、2
2bは露光器方向(又は露光軸方向)、B1・B2〜Bn
は画像バンド、28は記録画像、Bはバンド幅、Hは移
動機構、Lはバンド長、PTは画像処理装置である。
【0025】この第1実施形態の構成は図7に示される
従来構成とほぼ同様であるから、同一符号を有した部材
の作動説明は省略し、相違点だけを次に説明する。本実
施形態では、露光器22が印刷用刷版4に対し角度θだ
け傾斜配置されている。つまり、この角度θは関係式t
anθ=B/Lによって与えられる角度で、露光器方向
22bが印刷用刷版4の開始側縁方向4bに対し角度θ
だけ傾斜するように、露光器22が配置されている。
【0026】図2は、露光器と印刷用刷版の位置関係を
示す概略平面図である。露光器側縁22aは開始端22
cから終了端22dに近づくに従って開始側縁4aに対
し角度θだけ傾斜するように配置されている。換言する
と、終了端22dは開始端22cより印刷用刷版4の相
対的な移動方向側、即ち矢印a方向にバンド幅Bだけず
れるように、露光器22は印刷用刷版4に対し配置され
るのである。
【0027】図1及び図2から分かるように、マルチビ
ーム12が開始端22cから終了端22dまで連続移動
すると、その間に印刷用刷版4は移動機構Hによりバン
ド幅Bだけ矢印a方向に走行する。この結果、第1の画
像バンドB1のバンド長方向Wは開始側縁方向4bと平
行になり、画像バンドB1は印刷用刷版4に傾斜するこ
となく正しく形成される。
【0028】図3は本発明に係る平面式印刷用刷版露光
装置により完成された記録画像の概略平面図である。第
2の画像バンドB2は第1の画像バンドB1に対し隙間無
く隣接して記録され、引き続き多数の画像バンドB3
nも同様に記録される結果、記録画像28が完成され
る。
【0029】この記録画像28は画像バンドB1〜Bn
集合体として完成されるから、記録画像28の開始側縁
28a、終了側縁28c、地縁28d及び天縁28e
は、印刷用刷版4の開始側縁4a、終了側縁4c、地縁
4d及び天縁4eに夫々平行に形成される。印刷用刷版
4は正四角形であるから、記録画像28も歪み無く正四
角形に形成される。
【0030】図4は本発明に係る平面式印刷用刷版露光
装置の第2実施形態の概略構成図である。この実施形態
では光学系はケース29の中に装填されて光学体30が
構成され、この光学体30の下を矢印a方向に複数の印
刷用刷版4が間欠的に搬送される。ここで、光学体30
の軸方向30bは開始端30cから終了端30dにゆく
に従って印刷用刷版4の開始側縁方向4bに対し矢印a
方向側に角度θだけ傾斜して配置されている。
【0031】図5は光学体の内部構造図である。この光
学体30の中には、レーザー光源6、1個の音響光学変
調器からなるAOM15、コリメータレンズ16、半円
柱形のシリンドリカルレンズ17、ポリゴンミラー1
8、fθレンズ21、露光器22が内蔵されている。露
光器22は第1実施形態と同形状の反射ミラーで構成さ
れ、露光器側縁22aの方向22bと光学体30の軸方
向30bとは平行に配置されている。
【0032】図示しないレーザー光源6からは1本のレ
ーザービーム8が射出され、画像処理装置PTからの画
像信号によりAOM15をオンオフ制御してレーザービ
ーム8をオンオフ化する。このレーザービーム8はコリ
メータレンズ16により微焦点化されてシリンドリカル
レンズ17に入射する。
【0033】シリンドリカルレンズ17は矢印d方向に
回転しており、入射する1本のレーザービーム8を上下
に振動させる。つまり、このシリンドリカルレンズ17
の回転は1本のレーザービーム8を例えば128本に上
下に振らしてマルチビーム化する機能を有する。
【0034】マルチビーム12は回転するポリゴンミラ
ー18の反射面18aにより反射されてfθレンズ21
に入射し、更に露光器22に入射して下方に反射され
る。ポリゴンミラー18の回転につれてマルチビームは
矢印c方向に振られ、露光器22の全長に亘る反射によ
って画像バンドの1列が形成される。この繰り返しによ
り、バンド幅B及びバンド長Lの画像バンドB1・B2
・が印刷用刷版4に連続的に形成されてゆく。
【0035】光学体30の軸方向30bが角度θだけ矢
印a方向側に傾斜配置されているから、記録されるバン
ド方向Wは開始側縁方向4bと平行になり、画像バンド
1・B2・・は印刷用刷版4に傾斜歪み無く形成される
ことになる。傾斜歪みが無くなる理由は前述したとおり
であるから、ここでは省略する。
【0036】図6は本発明に係る平面式印刷用刷版露光
装置の第3実施形態の概略構成図である。この実施形態
でも、光学系はケース29の中に装填されて光学体30
を構成している。光学系はレーザー光源6、AOM1
5、アパーチャ5、AOD7、シリンドリカルレンズ1
7、ポリゴンミラー18、モータ20、fθレンズ2
1、シリンドリカルレンズ24、露光器22から構成さ
れている。
【0037】画像処理装置PTの信号に基づくAOM1
5の作用によりレーザービーム8はオンオフ化される。
即ち、AOM15によりレーザービーム8が偏向される
とアパーチャ5によりカットされてオフとなり、偏向さ
れないときはオンとなってAOD7に入射する。AOD
は音響光学偏向器で、振幅を可変にした多重偏向作用に
よりシングルビーム8から例えば128本のマルチビー
ム12を形成する。このマルチビーム12は固定された
シリンドリカルレンズ17により集束されてポリゴンミ
ラー18に入射する。
【0038】ポリゴンミラー18で反射されたマルチビ
ーム12はfθレンズ24を通過し、シリンドリカルレ
ンズ24で少し拡開された後、露光器22で反射されて
印刷用刷版4に画像バンドB1・・を形成する。ポリゴ
ンミラー18やfθレンズ21の作用は前述と同様であ
る。ポリゴンミラー18の回転はマルチビームを矢印c
方向に振らせ、画像バンドの1列を形成する。
【0039】露光器22は長尺のミラーで構成され、露
光器側縁22aの延長方向、即ち露光器方向22bは光
学体30の軸方向30bと平行に設定されている。ま
た、光学体方向30bは印刷用刷版4の開始側縁方向4
bに対し角度θだけ傾斜して配置されていることは、第
2実施形態と同様である。また、この角度θはtanθ
=B/L(Bはバンド幅、Lはバンド長)で定義される
値であることも同様である。従って、印刷用刷版4に記
録されるバンドB1、B2・・のバンド方向Wは開始側縁
方向4bに平行に形成され、記録画像28が印刷用刷版
4に傾斜歪無く形成されることも第2実施形態と同様で
ある。
【0040】この第3実施形態は、印刷用刷版4の送り
機構、並びに印刷用刷版4に対する画像情報の記録開始
及び記録終了のタイミング機構に特徴を有している。版
台2には2本のタイミングベルト36、36が走行方向
に配置され、その終端はサーボモータ32によって駆動
されるスプロケット34、34に巻回されている。印刷
用刷版4、4・・はタイミングベルト36、36の上に
置かれ、サーボモータ32の回転によりタイミングベル
ト36、36の移動に従って矢印a方向に定速走行す
る。
【0041】また、開始側縁4aと終了側縁4cを検出
する検出器38が配置されている。検出器38が印刷用
刷版4の開始側縁4aを検出すると、タイミング回路P
Hが画像処理装置PTに画像情報の出力開始信号を送
り、画像処理装置PTはAOM15に画像信号を出力し
始める。この画像信号によって画像バンドB1、B2・・
が印刷用刷版4に隙間無く隣接形成されてゆく。また、
検出器38が印刷用刷版4の終了側縁4cを検出する
と、画像信号の出力は停止される。これで、印刷用刷版
4に1枚の記録画像が完成する。
【0042】サーボモータ32の信号もタイミング回路
PHに入力される。サーボモータ32の回転速度の調整
により、画像バンドの一列が形成される間に印刷用刷版
4が1バンド幅Bだけ走行するように設定される。
【0043】このように、印刷用刷版4の走行速度と、
画像信号の開始・終了、及びポリゴンミラー20の回転
速度のマッチングによって、印刷用刷版4に傾斜歪のな
い記録画像28が連続的に高速に形成されるのである。
【0044】前記実施形態では、画像バンドを形成する
ためにポリゴンミラー18を用いたが、その代わりに回
転ミラーや振動ミラーを用いてもよい。
【0045】第1実施形態〜第3実施形態では、印刷用
刷版4を矢印a方向に走行させて露光器22を静止させ
る構成をとったが、印刷用刷版4を静止させておき、露
光器22を矢印a方向の逆方向に走行させても同一の効
果が得られることは云うまでも無い。従って、図面にお
ける矢印a方向は露光器22に対する印刷用刷版4の相
対的移動方向を示すものである。
【0046】本発明の実施形態では、ポリゴンミラー1
8の回転軸を鉛直方向に設定したため、マルチビーム1
2はビーム面が鉛直方向に向くように配置されている。
この場合には、レーザー光源6、AOM15、アパーチ
ャ5、AOD7及びシリンドリカルレンズ17は鉛直ビ
ームに適合する部材が使用される。ポリゴンミラー18
の回転軸を水平方向に配置すると、マルチビーム12の
ビーム面は水平配置される必要がある。また、その他の
手段を利用して水平ビームを利用する場合も出現する。
これらの場合には、前記部材には水平ビームに適合した
部材の選定が行なわれる。従って、本発明ではマルチビ
ームとして鉛直ビームでも水平ビームでも場合に応じて
利用できる。
【0047】本発明に係る平面式印刷用刷版露光装置は
上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術
的思想を逸脱しない範囲における種々の変形例・設計変
更等をその技術的範囲内に包含するものであることは云
うまでもない。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、バンド幅B及
びバンド長Lの画像バンドを形成する場合に、関係式t
anθ=B/Lにより得られる角度θを用いて、露光器
方向を印刷用刷版の開始側縁方向より印刷用刷版の相対
移動方向側に角度θだけ傾斜配置するから、画像バンド
が印刷用刷版の開始側縁に平行に形成でき、記録画像を
印刷用刷版に傾斜歪み無く高速に形成することができ
る。従って、迅速を尊ぶ新聞社などの版下作成の高速化
の期待に答えることができる。
【0049】請求項2の発明によれば、前記露光器を含
む光学系をケースの中に装填して光学体としたから、印
刷用刷版に対する光学系の配置を迅速に行なうことがで
き、しかも光学体の軸方向を印刷用刷版の開始側縁に角
度θだけ傾斜配置させればよいから、傾斜歪みを簡単に
除去することができる。
【0050】請求項3の発明によれば、印刷用刷版の開
始側縁と終了側縁を検出するだけで、画像情報の記録の
開始・終了をタイミング制御でき、複数の印刷用刷版を
記録する場合にもその書き込み制御を簡単に行なうこと
ができる。
【0051】請求項4の発明によれば、前記露光器を反
射ミラーから構成し、印刷用刷版に対し光ビームをバン
ド幅だけ開いて反射し、しかもバンド長を形成するだけ
の軸長を有させたから、記録画像を多数の画像バンドを
隣接して高速に形成することを可能にする。
【0052】請求項5の発明によれば、前記移動機構と
して、静止させた露光器に対し印刷用刷版を定速走行さ
せる方式を採ったから、複数の印刷用刷版を同一方向に
連続供給するだけで、複数の印刷用刷版への画像記録を
高速に行なうことができる。
【0053】請求項6の発明によれば、前記移動機構と
して、静止させた印刷用刷版に対し露光器を定速走行さ
せる方式を採ることもでき、印刷用刷版を走行させる以
外の方式を提供して印刷用刷版の多様な形成方法を実現
できる。本発明は上述の通り優れた実用的効果を奏する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平面式印刷用刷版露光装置の第1
実施形態の概略斜視図である。
【図2】露光器と印刷用刷版の位置関係を示す概略平面
図である。
【図3】本発明に係る平面式印刷用刷版露光装置により
完成された記録画像の概略平面図である。
【図4】本発明に係る平面式印刷用刷版露光装置の第2
実施形態の概略構成図である。
【図5】光学体の内部構造図である。
【図6】本発明に係る平面式印刷用刷版露光装置の第3
実施形態の概略構成図である。
【図7】画像バンドを利用した従来平面記録方式の概略
斜視図である。
【図8】露光器と印刷用刷版の位置関係を示す概略平面
図である。
【図9】従来の平面記録方式により完成された記録画像
の概略平面図である。
【符号の説明】
2は版台、4は印刷用刷版、4aは開始側縁、4bは開
始側縁方向、4cは終了側縁、4dは地縁、4eは天
縁、5はアパーチャ、6はレーザー光源、8はレーザー
ビーム、10はマルチビーム発生器、12はマルチビー
ム、14はAOM群、15はAOM、16はコリメータ
レンズ、17はシリンドリカルレンズ、18はポリゴン
ミラー、18aは反射面、20はモータ、21はfθレ
ンズ、22は露光器、22aは露光器側縁、22bは露
光器方向(露光軸方向)、22cは開始端、22dは終
了端、24はシリンドリカルレンズ、28は記録画像、
28aは開始側縁、28cは終了側縁、28dは地縁、
28eは天縁、29はケース、30は光学体、30bは
光学体方向(光学体軸方向)、30cは開始端、30d
は終了端、32はサーボモータ、34はスプロケット、
36はタイミングベルト、38は検出器、Bはバンド
幅、B1〜Bnは画像バンド、Hは移動機構、Lはバンド
長、PHはタイミング回路、PTは画像処理装置であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H084 AA14 AE05 BB13 CC12 2H097 AA03 CA17 LA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用刷版の表面に画像情報として複数
    画素のバンド幅を有する画像バンドを多数隣接させて記
    録する印刷用刷版露光装置において、平面状の版台に載
    置された印刷用刷版と、この印刷用刷版は画像バンドの
    バンド長方向に平行な両端縁として記録開始側の開始側
    縁と記録終了側の終了側縁を有し、略バンド長方向に露
    光軸を有するように印刷用刷版に対向して配置された画
    像バンドを形成する露光器と、多数の画像バンドを印刷
    用刷版に隙間無く隣接して記録するように露光器と前記
    印刷用刷版とを相対的に移動させる移動機構を具備し、
    バンド長Lとバンド幅Bから関係式tanθ=B/Lに
    より得られる角度θを用いて、前記露光器の露光軸が印
    刷用刷版の開始側縁方向より印刷用刷版の相対移動方向
    側に前記角度θだけ傾斜配置されることにより、画像バ
    ンドが開始側縁に平行に形成されることを特徴とする平
    面式印刷用刷版露光装置。
  2. 【請求項2】 前記露光器を含む光学系をケースの中に
    装填して光学体とし、露光器の露光軸が光学体の軸方向
    と平行になるように露光器をケース内に配置し、光学体
    の軸方向が前記θだけ傾斜配置される請求項1に記載の
    平面式印刷用刷版露光装置。
  3. 【請求項3】 印刷用刷版の開始側縁を検出して画像情
    報の記録を開始し、印刷用刷版の終了側縁を検出して画
    像情報の記録を終了する請求項1に記載の平面式印刷用
    刷版露光装置。
  4. 【請求項4】 前記露光器は、印刷用刷版に対し光ビー
    ムをバンド幅だけ開いて反射し、しかもバンド長を形成
    する軸長を有する反射ミラーから構成される請求項1に
    記載の平面式印刷用刷版露光装置。
  5. 【請求項5】 前記移動機構は、静止させた露光器に対
    し印刷用刷版を定速走行させてなる請求項1に記載の平
    面式印刷用刷版露光装置。
  6. 【請求項6】 前記移動機構は、静止させた印刷用刷版
    に対し露光器を定速走行させてなる請求項1に記載の平
    面式印刷用刷版露光装置。
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