JP2002296415A - 位相差膜および円偏光板 - Google Patents

位相差膜および円偏光板

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JP2002296415A
JP2002296415A JP2001100060A JP2001100060A JP2002296415A JP 2002296415 A JP2002296415 A JP 2002296415A JP 2001100060 A JP2001100060 A JP 2001100060A JP 2001100060 A JP2001100060 A JP 2001100060A JP 2002296415 A JP2002296415 A JP 2002296415A
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Kensuke Morita
健介 森田
Ken Kawada
憲 河田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長による位相差の変化が少なく、位相差の
一定性に優れる薄層位相差膜を提供すること。 【解決手段】 波長分散が異なり、複屈折の方向が実質
的に直交した、2つの配向成分を含み、そのうち、少な
くとも一方の成分が、リオトロピック液晶性化合物もし
くはそれを固定化したものであることを特徴とする、波
長450nmの光に対する複屈折よりも波長550nm
の光に対する複屈折が大きい位相差膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相差の波長分散
を制御した位相差膜、およびそれを用いた円偏光板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】λ/4板およびλ/2板は、反射防止膜
や液晶表示装置に関連する多くの用途を有しており、既
に実際に使用されている。しかし、λ/4板あるいはλ
/2板と称していても、ある特定波長でλ/4やλ/2
を達成しているものが大部分であった。特開平5−27
118号および同5−27119号の各公報には、レタ
ーデーションが大きい複屈折性フイルムと、レターデー
ションが小さい複屈折率フイルムとを、それらの光軸が
直交するように積層させた位相差板が開示されている。
二枚のフイルムのレターデーションの差が可視光域の全
体にわたりλ/4またはλ/2であれば、位相差板は理
論的には、可視光域の全体にわたりλ/4板またはλ/
2板として機能する。
【0003】特開平10−68816号公報に、特定波
長においてλ/4となっているポリマーフイルムと、そ
れと同一材料からなり同じ波長においてλ/2となって
いるポリマーフイルムとを積層させて、広い波長領域で
λ/4が得られる位相差板が開示されている。特開平1
0−90521号公報にも、二枚のポリマーフイルムを
積層することにより広い波長領域でλ/4を達成できる
位相差板が開示されている。以上のポリマーフイルムと
しては、ポリカーボネートのような合成ポリマーの延伸
フイルムが使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】二枚のポリマーフイル
ムを積層することにより、広い波長領域でλ/4または
λ/2を達成することができる。しかし、そのために
は、二枚のポリマーフイルムの角度を厳密に調整しなが
ら積層する必要がある。そのため、位相板を安価に製造
することが困難であった。また、二枚のポリマーフイル
ムを用いるため、位相差板が厚く(100μm前後に)
なる欠点もある。一枚のポリマーフイルムからなるλ/
4板またはλ/2板も提案されている。しかし、一枚の
ポリマーフイルムを用いて、広い波長領域でλ/4また
はλ/2が達成することは難しい。本発明の目的は、一
枚の位相差膜における位相差の波長分散を適切に制御す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記
(1)〜(9)の位相差膜および下記(10)の円偏光
板により達成された。 (1)波長450nmの光で測定した複屈折率よりも波
長550nmの光で測定した複屈折率が大きい位相差膜
であって、波長分散が異なり、複屈折の方向が実質的に
直交するように配向している2つの成分を含み、そし
て、少なくとも一方の成分が、リオトロピック液晶性分
子からなることを特徴とする位相差膜。
【0006】(2)2つの成分が、いずれも、リオトロ
ピック液晶性分子からなる(1)に記載の位相差膜。 (3)一方の成分が、リオトロピック液晶性分子からな
り、他方の成分が、配向しているリオトロピック液晶性
分子との相互作用によって配向している分子からなる
(1)に記載の位相差膜。 (4)リオトロピック液晶性化合物が、溶液状態でひも
状会合体を形成する性質を有する(1)に記載の位相差
膜。
【0007】(5)せん断によりリオトロピック液晶性
分子が配向している(1)に記載の位相差膜。 (6)2つの成分が同一層に含まれている(1)に記載
の位相差膜。 (7)波長450nmの光で測定した複屈折率と波長5
50nmの光で測定した複屈折率との比が、8:12乃
至9.5:10.5である(1)に記載の位相差膜。
【0008】(8)波長450nmの光で測定したレタ
ーデーション値が100乃至125nmであり、波長5
50nmの光で測定したレターデーション値が125乃
至150nmである(1)に記載の位相差膜。 (9)波長450nmの光で測定したレターデーション
値が200乃至250nmであり、波長550nmの光
で測定したレターデーション値が250乃至300nm
である(1)に記載の位相差膜。
【0009】(10)位相差膜と直線偏光膜とが、位相
差膜の面内の遅相軸と直線偏光膜の偏光軸との角度が実
質的に45゜になるように積層されている円偏光板であ
って、位相差膜が、波長450nmの光で測定したレタ
ーデーション値が200乃至250nmであり、波長5
50nmの光で測定したレターデーション値が250乃
至300nmである位相差を有し、波長分散が異なり、
複屈折の方向が実質的に直交するように配向している2
つの成分を含み、そして、少なくとも一方の成分が、リ
オトロピック液晶性分子からなることを特徴とする円偏
光板。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の位相差膜は、複屈折の方
向が実質的に直交した2つの成分を含むことによって、
波長450nmの光に対する複屈折よりも波長550n
mの光に対する複屈折を大きくしたことを特徴とする。
本発明では、複屈折の方向が実質的に直交した2つの成
分のうち少なくとも一方はリオトロピック液晶性化合物
である。本発明で言うリオトロピック液晶性化合物と
は、特定の溶媒に、特定の濃度範囲で溶解した場合に液
晶性を示す化合物である(丸善株式会社、液晶便覧3p
等を参照)。リオトロピック液晶性化合物は、液晶状態
で、配向膜、磁場、せん断等の手段で、分子が特定の方
向に配向することが知られている。(特開平10−33
3154号公報、J.Phys.Chem.1980,84,662-670、Mat.R
es.Soc.Symp.Proc.Vol.508 225-229を参照)。本発明者
は、これらの手段でリオトロピック液晶性化合物を配向
させることにより複屈折を生じさせ、さらに、リオトロ
ピック液晶性化合物によって形成された成分(成分A)
とは複屈折の方向が実質的に直交し、波長分散の異なっ
た成分(成分B)と合わせて用いることによって、波長
450nmの光に対する複屈折率よりも波長550nm
の光に対する複屈折率が大きい位相差膜を形成すること
に成功した。
【0011】本発明で、「複屈折が実質的に直交する」
とは、位相差膜の法線方向から、位相差膜を見た時に、
2つの成分の複屈折のなす角度が50°〜90°である
ことを意味する。角度は、60°〜90°であることが
好ましい。本発明で、一方の成分(成分A)を形成する
ために用いられる化合物は、リオトロピック液晶性を有
する化合物であるが、リオトロピック液晶性を有する化
合物には、例えば、分子の両端にそれぞれ親水性基と疎
水性基を有する「両親媒性化合物」、「水溶性が付与さ
れた芳香環を有するクロモニック化合物」、セルロース
誘導体、ポリペプチド、核酸など主鎖が棒状骨格を有す
る「高分子化合物」、などが知られている。(液晶便覧
3p、特開平10−333154号公報、 Mol.Cryst.,
Liq.Cryst.,1993Vol.225,293-310参照)。本発明に用い
られる化合物としては、溶媒中で分子が形成する高次構
造の安定性が高く、配向した場合の複屈折が大きいクロ
モニック化合物が好ましい。リオトロピック液晶性化合
物は、紐状会合体を形成する性質を有すること好まし
い。また、リオトロピック液晶性化合物は実質的に可視
吸収を持たないことが好ましい。リオトロピック液晶性
化合物は、重合性基、または、固定化剤と反応する基を
置換基として有することが好ましく、配向後に、リオト
ロピック液晶性化合物に対して、重合または硬膜処理を
行い、配向および膜質を固定化して、リオトロピック液
晶性分子を含む位相膜を形成することが好ましい。以下
に成分Aを形成するリオトロピック液晶性化合物の例を
示す。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】
【化12】
【0024】
【化13】
【0025】
【化14】
【0026】
【化15】
【0027】
【化16】
【0028】
【化17】
【0029】
【化18】
【0030】
【化19】
【0031】
【化20】
【0032】
【化21】
【0033】これらの化合物を溶解させてリオトロピッ
ク液晶を形成させる溶媒としては、水、ジメチルホルム
アミドなどの極性溶媒およびヘキサンなどの非極性溶媒
の中から適当に選択することができるが、極性溶媒が好
ましく、水が最も好ましい。また、必要に応じて、イオ
ン強度、pH等を調節したり、溶媒を混合することもで
きる。溶媒に溶解させる濃度としては、媒質/溶媒=1
×10-4〜20が好ましく、1×10-3〜3がより好ま
しく、1×10-2〜1が最も好ましい。
【0034】成分Bは、本発明の位相差膜中で、成分A
とは異なった、複屈折の方向および波長分散を示す成分
である。成分Bは、成分Aとは異なる方向に複屈折を有
するように配向したリオトロピック液晶性化合物もしく
はそれを固定化したものから形成されたものであるか、
または、成分Aの配向を利用して、成分Aとは異なる方
向に複屈折を有するように配向した化合物もしくはそれ
を固定化したものから、形成されたものであることが好
ましい。成分Bが、成分Aとは異なる方向に配向したリ
オトロピック液晶性化合物から形成されたものであるで
ある場合、該リオトロピック液晶性化合物は成分Aの説
明で述べたものと同一の化合物群の中から選ぶことがで
きる。本発明者は、せん断等の手段で、リオトロピック
液晶を配向させた場合、液晶を構成する化合物によっ
て、複屈折の方向が異なることを見出した。例えば、化
合物(A−1)〜(A−5)、(A−10)、(A−2
1)は、支持体上においてバーコーターでせん断した方
向と直交方向に複屈折を示し、化合物(A−11)〜
(A−15)、(A−17)は、せん断方向に複屈折を
示す。よって成分Aおよび成分Bを構成するリオトロピ
ック液晶性化合物の組み合わせを適当に選択すれば、複
屈折の方向および波長分散の異なった組み合わせが実現
できる。この場合の概念図の例を、図1に示す。
【0035】図1において、実線と点線はリオトロピッ
ク液晶性分子の複屈折の方向を表し、円筒形は分子の形
成する高次構造を表す。
【0036】また、成分Bを構成する化合物が、成分A
の配向を利用して、成分Aとは異なる方向に複屈折を有
するように配向する性質を有する化合物である場合の概
念図を、図2に示す。
【0037】図2において、実線は成分Aを形成するリ
オトロピック液晶性分子の複屈折の方向を表し、円筒形
は分子の形成する高次構造を表す。点線は成分Bを形成
する分子の複屈折の方向を表す。この場合、成分Bを構
成する化合物は、棒状の化合物であることが好ましい。
また成分Aを構成する化合物と相互作用を有することが
好ましく、各成分を構成する分子は、反対の電価を有す
ることが特に好ましい。成分Bを形成する化合物の例
は、以下のようなものである。
【0038】
【化22】
【0039】
【化23】
【0040】
【化24】
【0041】
【化25】
【0042】
【化26】
【0043】
【化27】
【0044】
【化28】
【0045】それぞれの成分を形成する化合物から、位
相差膜を形成する方法としては、これらの化合物を支持
体上に配向させることが好ましい。配向させる方法とし
ては、リオトロピック液晶を支持体上でバーコーター等
により、せん断する方法が好ましい。各成分を形成する
化合物の混合物でリオトロピック液晶を形成し、これを
支持体上でせん断して、同一層内で配向させることが最
も好ましい。また配向させた後に、重合(光、熱)や硬
膜等の処理で、配向および膜質を固定化することが好ま
しい。本発明で用いられる支持体とは、高分子(例え
ば、TAC、PET、PVA、ポリカーボネートな
ど)、金属、ガラス、などから形成されたフイルムや板
である。本発明の位相差板を、表示装置等に用いる場
合、これらの支持体は、光学的、電気的、もしくは機械
的な役割(例えば反射板、偏光板、透明電極、位相差
版、表面保護板など)を兼ねるものであってもよい。本
発明の位相差膜では、各成分の使用比率を調節して、単
色光に対する複屈折の大きさをその単色光の波長(λ)
で除した数値が、可視全域において実質的に同一である
ようにすることが好ましい。具体的には、波長450n
mの光で測定した複屈折率と波長550nmの光で測定
した複屈折率との比が、8:12乃至9.5:10.5
であることが好ましい。位相差膜の膜厚を調整して、単
色可視光に対するレターデーション値をその単色可視光
の波長(λ)で除した数値が可視全域において実質的に
1/4になるようにすることができる。具体的にλ/4
板としては、波長450nmの光で測定したレターデー
ション値が100乃至125nmであり、波長550n
mの光で測定したレターデーション値が125乃至15
0nmであることが好ましい。位相差膜の膜厚を調整し
て、単色可視光に対するレターデーション値をその単色
可視光の波長(λ)で除した数値が可視全域において実
質的に1/2になるようにすることもできる。具体的に
λ/2板としては、波長450nmの光で測定したレタ
ーデーション値が200乃至250nmであり、波長5
50nmの光で測定したレターデーション値が250乃
至300nmであることが好ましい。λ/4板として機
能する位相差膜は、位相差膜と直線偏光膜とを、位相差
膜の面内の遅相軸と直線偏光膜の偏光軸との角度が実質
的に45゜になるように積層することにより、円偏光板
として使用することもできる。であって、位相差膜が、
波長450nmの光で測定したレターデーション値が2
00乃至250nmであり、波長550nmの光で測定
したレターデーション値が250乃至300nmである
位相差を有し、波長分散が異なり、複屈折の方向が実質
的に直交するように配向している2つの成分を含み、そ
して、少なくとも一方の成分が、リオトロピック液晶性
分子からなることを特徴とする円偏光板。
【0046】
【実施例】[実施例1]化合物(A−1)800mgと
化合物(A−15)185mgを水10mlに溶解さ
せ、バーコーターを用いてスライドガラス上にせん断塗
布した。測定器(王子計測機器(株)製、KOBRA)
を用いて、波長450nmと550nmにおける位相差
をそれぞれ測定した。位相差の測定結果を第1表に示
す。
【0047】
【表1】 第1表:位相差の測定結果 ──────────────────────────────────── 位相 バーコ 厚さ 複屈折率 レターデーション値 差膜 ーター (μm) 450nm 550nm 450nm 550nm ──────────────────────────────────── (1)No.5 2.20 0.0309 0.0368 68nm 81nm (2)No.8 3.72 0.0296 0.0349 110nm 130nm (3)No.13 8.50 0.0260 0.0319 221nm 271nm ────────────────────────────────────
【0048】[実施例2]化合物(A−21)600m
gと化合物(B−7)50mgを水10mlに溶解さ
せ、バーコーターを用いてスライドガラス上にせん断塗
布した。王子計測機器(株)製KOBRAを用いて45
0nmと550nmにおける位相差をそれぞれ測定し
た。位相差の測定結果を第2表に示す。
【0049】
【表2】 第2表:位相差の測定結果 ──────────────────────────────────── 位相 バーコ 厚さ 複屈折率 レターデーション値 差膜 ーター (μm) 450nm 550nm 450nm 550nm ──────────────────────────────────── (4)No.5 2.32 0.0207 0.0254 48nm 59nm (5)No.9 5.51 0.0201 0.0250 111nm 138nm ────────────────────────────────────
【0050】[実施例3] (円偏光板の作製)透明保護膜、直線偏光膜および実施
例1で作製した位相差膜(1)を、この順に積層して円
偏光板を得た。位相差膜の遅相軸と直線偏光膜の偏光軸
との角度は、45゜に調整した。得られた円偏光板の光
学的性質を調べたところ、広い波長領域(450〜55
0nm)において、ほぼ完全な円偏光が達成されてい
た。
【0051】
【発明の効果】本発明により、波長による位相差の変化
が少なく、その一定性に優れる薄層位相差膜が得られ
た。例えば、可視光全域に渡って1/4波長板としてほ
ぼ機能する位相差膜を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】リオトロピック液晶性化合物の組み合わせを概
念的に示す図である。
【図2】リオトロピック液晶性化合物の別な組み合わせ
を概念的に示す図である。
【符号の説明】
矢印 剪断方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA02 BA03 BA06 BA07 BA42 BB03 BC09 BC14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長450nmの光で測定した複屈折率
    よりも波長550nmの光で測定した複屈折率が大きい
    位相差膜であって、波長分散が異なり、複屈折の方向が
    実質的に直交するように配向している2つの成分を含
    み、そして、少なくとも一方の成分が、リオトロピック
    液晶性分子からなることを特徴とする位相差膜。
  2. 【請求項2】 2つの成分が、いずれも、リオトロピッ
    ク液晶性分子からなる請求項1に記載の位相差膜。
  3. 【請求項3】 一方の成分が、リオトロピック液晶性分
    子からなり、他方の成分が、配向しているリオトロピッ
    ク液晶性分子との相互作用によって配向している分子か
    らなる請求項1に記載の位相差膜。
  4. 【請求項4】 リオトロピック液晶性化合物が、溶液状
    態でひも状会合体を形成する性質を有する請求項1に記
    載の位相差膜。
  5. 【請求項5】 せん断によりリオトロピック液晶性分子
    が配向している請求項1に記載の位相差膜。
  6. 【請求項6】 2つの成分が同一層に含まれている請求
    項1に記載の位相差膜。
  7. 【請求項7】 波長450nmの光で測定した複屈折率
    と波長550nmの光で測定した複屈折率との比が、
    8:12乃至9.5:10.5である請求項1に記載の
    位相差膜。
  8. 【請求項8】 波長450nmの光で測定したレターデ
    ーション値が100乃至125nmであり、波長550
    nmの光で測定したレターデーション値が125乃至1
    50nmである請求項1に記載の位相差膜。
  9. 【請求項9】 波長450nmの光で測定したレターデ
    ーション値が200乃至250nmであり、波長550
    nmの光で測定したレターデーション値が250乃至3
    00nmである請求項1に記載の位相差膜。
  10. 【請求項10】 位相差膜と直線偏光膜とが、位相差膜
    の面内の遅相軸と直線偏光膜の偏光軸との角度が実質的
    に45゜になるように積層されている円偏光板であっ
    て、位相差膜が、波長450nmの光で測定したレター
    デーション値が200乃至250nmであり、波長55
    0nmの光で測定したレターデーション値が250乃至
    300nmである位相差を有し、波長分散が異なり、複
    屈折の方向が実質的に直交するように配向している2つ
    の成分を含み、そして、少なくとも一方の成分が、リオ
    トロピック液晶性分子からなることを特徴とする円偏光
    板。
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