JP2002295168A - 振れ止め装置及びその取り付け構造 - Google Patents
振れ止め装置及びその取り付け構造Info
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Abstract
できる振れ止め装置を提供すること。 【解決手段】 杭100の羽根110が通過可能な大き
さの径で形成された円筒状の枠体25,35内に、杭1
00の軸部120の径方向移動を制限するように突設さ
れたガイド部材26,36が、羽根110のピッチに対
応して螺旋状に形成された振れ止め装置3。
Description
時に杭芯の振れを防止するための振れ止め装置に関し、
特に振れ止めしながら杭に設けられた羽根を通過させる
ことができる振れ止め装置に関する。
は、杭打機本体に立設したリーダに対してオーガを昇降
可能に装着し、そのオーガに連結した鋼管杭に回転を与
えることによって圧入が行われる。図12は、そうした
オーガを装着した杭打機を示した側面図である。杭打機
200は、立設されたリーダ201に作業機としてオー
ガ210が装着され、鋼管杭100がそのオーガ210
から回転駆動が受けるべく連結されている。そして、リ
ーダ201の下端には、鋼管杭100の芯振れを防止し
て真っ直ぐに掘進させるための振れ止め装置220が設
けられている。
端に取り付けられ、鋼管杭100を軽くホールドするた
めのガイド部を有し、そのガイド部は、鋼管杭100を
くわえ込めるように左右に開閉可能な構造となってい
る。そこで、オーガ210の駆動によって鋼管杭100
に回転が与えられると、羽根110,110…の推進力
によって鋼管杭100が地中へと掘進する。こうした鋼
管杭100は、地中へと掘り進んで行く間に硬い石等に
当たり、その抵抗によって横に振れるような力が作用す
るが、リーダ201下端の振れ止め装置220によって
ガイドされて振れが抑えられるので真っ直ぐに打ち込ま
れる。
0には、掘進時に推進力を得るための羽根を下端にのみ
備えるものと、図示するような推進力に加えて打ち込ん
だ際に基礎杭としてより安定させるための上下に複数の
羽根110,110…を備えるものとがある。しかしな
がら、従来の振れ止め装置220は、そうした複数の羽
根110,110…を有する鋼管杭100を打ち込む場
合、羽根110が何度も通過することになるため、その
度にガイド部を開閉させなければならず非常に面倒であ
った。また、特に羽根110,110…の数が多い鋼管
杭100では、ガイド部が開いて振れ止めできない時間
が長くなってしまい、実質的に振れ止め装置として機能
させることができなくなるという問題があった。
根を通過させることができる振れ止め装置を提供するこ
とを目的とする。
は、軸部に羽根が付いた杭をオーガを装着した杭打機に
よって地盤に回転圧入する際、軸部の振れを規制して当
該杭の芯振れを防止するものであって、前記羽根が通過
可能な大きさの径で形成された円筒状の枠体内に、前記
軸部の径方向移動を制限するように突設されたガイド部
材が、前記羽根のピッチに対応して螺旋状に形成された
ものであることを特徴とする。
に軸支された一対の開閉アームを有し、当該開閉アーム
が閉状態で連結された場合に、前記円筒状の枠体が構成
され、前記螺旋状のガイド部材が連続するものであるこ
とが望ましい。また、本発明の振れ止め装置は、前記ガ
イド部材が、螺旋状にねじられた板材、螺旋状に配置さ
れた複数の丸棒、または螺旋状に配置された複数のブロ
ックであることが望ましい。
の羽根が螺旋ガイド部材に沿って螺進するので、そのガ
イド部材によって杭の軸部を軽くホールドして振れ止め
した状態で羽根を通過させることができる。そのため、
ガイド部材によって常に軸部をガイドした杭の振れ止め
を行うことができ、精度の良い確実な施工ができるよう
になった。
根が付いた杭をオーガを装着した杭打機によって地盤に
回転圧入する際、軸部の振れを規制して当該杭の芯振れ
を防止するものであって、前記軸部が通過可能な大きさ
の径で形成された円筒状の縦孔の回りを上下に抜けるよ
うに連続して形成されたガイド溝が、羽根のピッチに対
応して螺旋状に形成されたものであることを特徴とす
る。また、本発明の振れ止め装置は、揺動自在に軸支さ
れた一対の開閉アームを有し、当該開閉アームが閉状態
で連結された場合に、各開閉アームに形成された縦溝が
前記縦孔を構成し、各開閉アームに形成されたガイド溝
が螺旋状に連続するように構成されたものであることが
望ましい。
の羽根が螺旋ガイド溝に沿って螺進するので、縦孔によ
って杭の軸部を軽くホールドして芯振れを防止した状態
で羽根を通過させることができる。そのため、常に軸部
をガイドして杭の振れ止めを行うことができ、精度の良
い確実な施工ができるようになった。
機に立設されたリーダのガイドロッドを摺動可能に把持
するガイドギブを備えたものであることを特徴とする。
よって、本発明によれば、振れ止め装置に入り込んだ羽
根がガイド部材などに突き当たるような場合でも、その
振れ止め装置の上下方向への摺動によってガイド部材な
どが逃げて、羽根の通過を妨げないようにすることがで
きる。
け構造は、前記ガイドギブを備えた振れ止め装置をリー
ダに沿って昇降させて高さ位置を調整すべく、杭打機の
リーダに沿って取り付けられたシリンダに連結し、また
はリーダに沿って送られたウインチからのワイヤロープ
に吊設させたことを特徴とする。よって、本発明によれ
ば、杭の回転圧入によって羽根が所定位置まで下降した
ところで、ウインチやシリンダを駆動して螺進する羽根
に合わせて振れ止め装置を上下させる。これにより、羽
根の突き当たりを回避でき、また羽根のピッチどうりに
杭が地中に入らない場合にもスムーズに羽根を通過させ
ることができる。
け構造は、前記ガイドギブを備えた振れ止め装置をリー
ダに沿って昇降させて高さ位置を調整すべく、杭打機の
リーダ下端に設けられたストッパ上にバネを介して配置
させたことを特徴とする。よって、本発明によれば、螺
進する羽根が突き当たるような場合でも、バネが縮んで
振れ止め装置全体が下降することによって逃げることが
でき、また羽根のピッチどうりに杭が地中に入らない場
合にでも、羽根の回転にならって振れ止め装置が上昇し
て、羽根をスムーズに通過させることができる。
の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明
する。図1は、本実施形態の振れ止め装置を備えた杭打
機の側面図であり、鋼管杭の打ち込み途中の状態を示し
ている。杭打機1は、クローラによって走行可能な走行
部11に、操縦席などを備えた操作部12が旋回可能に
設けられており、その操作部12の前方にはバックステ
ー13によって起伏可能なリーダ14が設けられてい
る。図示するように起立したリーダ14には、鋼管杭1
00を回転圧入させる作業装置としてオーガ2が装着さ
れている。オーガ2は、リーダ14と並行なガイドロッ
ド15を摺動可能に挟み込むガイドギブ18を備えてお
り、そのガイドギブ18によってリーダ14に沿った摺
動による昇降を可能としている。
るように連結され、その鋼管杭100は、垂直に起立し
たリーダ14と並行になるように垂設されている。本例
で挙げる鋼管杭100は、図示するように合計4枚の羽
根110,110…を有するものである。そして、この
ように取り付けられた鋼管杭100は、リーダ14の下
端に装着された振れ止め装置3によって軸部が軽くホー
ルドされている。ここで図2は、振れ止め装置を示した
平面図であるが、軽くホールドされたガイド状態の鋼管
杭100は、図示するように軸部120が振れ止め装置
3によって直接掴まれるわけではなく、僅かな隙間を空
けて周状に囲まれるようにして振れ止め装置3を貫通し
ている。
すように、オーガ2と同じようにガイドギブ27,37
が設けられ、それがガイドロッド15,15を両側から
摺動可能に把持してリーダ14に沿った昇降を可能にし
ている。一方、杭打機1のリーダ14の下端にはストッ
パ16があり、リーダ14に沿って昇降可能な振れ止め
装置3が、ストッパ16上に載せられるようにしてリー
ダ14下端に配置されている。従って、こうして取り付
けられた振れ止め装置3は、上方にのみ移動を可能とし
ている。
1に取り付ける際横からくわえ込めるように、揺動自在
な一対の開閉アーム21,31によって構成されてい
る。開閉アーム21,31は、一端が支持体22にピン
23,33で軸支され、他端は、互いに重ね合わせたピ
ン孔に固定ピン24を挿入することによって閉状態とな
るように形成されている。そして、こうした各開閉アー
ム21,31には半円筒状のカラー25,35が内側に
取り付けられ、図示するように閉じた状態で垂直方向に
貫通する円筒状の枠体を構成するようになっている。カ
ラー25,35は、閉じた状態で構成する円筒状の枠体
が羽根110の外径よりも大きくなる曲率半径で形成さ
れたものである。
鋼管杭100の軸部120をガイドしつつも、羽根11
0,110…の通過を可能とした螺旋ガイド26,36
が突設されている。この螺旋ガイド26,36は、図3
に示すように螺旋状にねじられた板状のガイド部材であ
り、両カラー25,35にわたってほぼ一周分の領域
(図2参照)に設けられている。ガイド部材を螺旋ガイ
ド26,36としたのは、回転しながら下降(螺進)す
る羽根110が通り抜けできるようにしたためであり、
そのため螺旋ガイド26,36のピッチは羽根110の
ピッチに対応して形成されている。但し、羽根110が
通り抜けできればよいので、螺旋ガイド26,36のピ
ッチは、羽根110のピッチと厳密に一致している必要
はない(後述する各形態の螺旋ガイドも同様である)。
厚があるため、螺進してきた羽根110が螺旋ガイド2
6の端面に突き当たってしまったのでは鋼管杭100の
回転を止めてしまうことになる。一方、本形態では、前
述したように振れ止め装置3をストッパ16に載せて上
方のみの移動を可能にしている。そこで、羽根110が
螺旋ガイド26の端面に突き当たるような場合には、振
れ止め装置3全体が上昇して逃げられるように、螺旋ガ
イド26の端面にテーパ26bが形成されている。
3についてその作用を説明する。杭打機1は、リーダ1
4に沿って上昇したオーガ2に鋼管杭100が連結さ
れ、そのオーガ2の駆動によって鋼管杭100に回転が
与えられる。そして、回転しながら下降する鋼管杭10
0は、羽根110,110…の推進力によって地中へと
掘進する。ところが、こうして鋼管杭100が地盤を掘
進してく場合、例えば鋼管杭100の先端が地中に埋ま
っている石などに当たると、その抵抗によって鋼管杭1
00に横荷重がかかって振れが生じることがある。しか
し、そうした場合でも、鋼管杭100は、その軸部12
0が螺旋ガイド26,36のガイド面26a,36aに
当たって径方向の移動が拘束されるため、鋼管杭100
を芯振れすることなく軸芯に沿って真っ直ぐに打ち込む
ことができる。
0は、打ち込みに従って羽根110が螺進し、その位置
が徐々に下がって振れ止め装置3へと達する。本実施形
態では、そうした場合でも開閉アーム21,31を開け
ることなく閉じたまま鋼管杭100の振れ止めを継続さ
せることができる。この振れ止め装置3によれば、鋼管
杭100をガイドする螺旋ガイド26,36を羽根11
0が通り抜けられるようになっているからである。具体
的には、カラー25,35内に進入してきた羽根110
は、テーパ26bが形成された螺旋ガイド26の上端面
側から入り、図4に示すように螺旋ガイド26,36の
ねじり、即ちその螺旋形状に沿ってカラー25,35内
を進む。そうして螺進した羽根110は、螺旋ガイド2
6,36に沿って一回転して振れ止め装置3の下側へと
抜け出る。
ガイド26,36が重なってしうような場合には、羽根
110がテーパ26bに当たって螺旋ガイド26の下側
に羽根110が潜り込む。このとき、振れ止め装置3が
リーダ14に沿って昇降可能なため、羽根110がテー
パ26cを滑ることによって螺旋ガイド26,36が羽
根110に乗り上げて振れ止め装置3が持ち上がる。そ
のため、羽根110は、振れ止め装置3を載せ、その螺
旋ガイド26,36の下面を滑って回転する。そして、
前述した場合と同様に螺旋ガイド26,36に沿って一
回転して振れ止め装置3の下側へと抜け出る。羽根11
0の通り抜けに際し一旦持ち上げられた振れ止め装置3
は、羽根の螺進に従って再び下降してストッパ16上に
戻される。
装置3によれば、鋼管杭100の軸部120を軽くホー
ルドして芯振れを防止するとともに、開閉アーム21,
31を開くことなく羽根110を通過させることができ
る。そのため、常に軸部120をガイドして鋼管杭10
0の振れ止めを行うことができ、羽根110の通過時に
も振れ止め効果があるので、精度の良い確実な施工がで
きるようになった。そして、羽根110の通過の度に煩
わしい開閉アーム21,31の開閉作業を行う必要もな
くなった。
め装置3のガイド部材に螺旋状にねじられた板状の螺旋
ガイド26,36を使用したが、螺旋状に形成したガイ
ド部材にはこれ以外にも様々なものが考えられる。そこ
で、次に螺旋ガイドの変形例に基づく振れ止め装置を図
5乃至図7に示して説明する。なお、螺旋ガイド以外の
構成は図2に示す振れ止め装置3と同様に構成されてい
るため、ほぼ左右対称に構成された片側の開閉アーム部
分のみを図示して説明する。
図であり、具体的に図5(a)は一方の開閉アームを示
した平面図で、図5(b)はその側面図である。本形態
のガイド部材41は、一対の開閉アーム42にそれぞれ
丸棒を利用して構成されたものである。具体的には、半
円筒状のカラー43に複数のガイド棒44,44…を半
径方向に突設させたものであり、一対のカラー43,4
3のほぼ一周分の範囲において、羽根110のピッチに
対応するように螺旋状に並べられている。
へと打ち込まれていき、羽根110の位置が徐々に下が
って振れ止め装置を通過する際、その羽根110は、ガ
イド部材41を構成するガイド棒44,44…に沿って
螺進して下側へと通り抜ける。そして、打ち込まれる間
の鋼管杭100に振れが生じても、ガイド棒44,44
…によって軸部120が径方向の移動を制限される。
前記形態のものと同様に、複数の羽根110,110…
をもった鋼管杭100の場合でも開閉アーム42を開く
必要がない。それによって、常に軸部120をガイドし
て管杭100の振れ止めを行うことができ、羽根110
の通過時にも振れ止め効果があるので、精度の良い確実
な施工ができるようになった。そして、羽根110の通
過の度に煩わしい開閉アーム42の開閉作業を行う必要
もなくなった。更に、本形態のガイド部材41は、羽根
110と接触する場合の接触面が少なくなるので、羽根
110の上にガイド部材41が乗り上げるような場合で
も鋼管杭100の回転を妨げる摩擦抵抗は小さくなる。
示した図であり、具体的に図6(a)は一方の開閉アー
ムの平面図で、図6(b)はその側面図である。本形態
のガイド部材51は、一対の開閉アーム52にそれぞれ
台形のブロックを利用して構成されたものである。具体
的には、半円筒状のカラー53に複数のガイドブロック
54,54…を半径方向に突設させたものであり、一対
のカラー53のほぼ一周分の範囲において、羽根110
のピッチに対応して螺旋状に並べられている。そし
て、、羽根110が突き当たる可能性のある進入口のガ
イドブロック54にはテーパ54aが形成されている。
へと打ち込まれていき、羽根110の位置が徐々に下が
って振れ止め装置を通過する際、その羽根110は、ガ
イド部材51を構成するガイドブロック54,54…に
沿って螺進して下側へと通り抜ける。そして、打ち込ま
れる間の鋼管杭100に振れが生じても、ガイドブロッ
ク54,54…によって軸部120が径方向の移動を制
限される。
複数の羽根110,110…をもった鋼管杭100の場
合でも開閉アーム52を開く必要がない。それにより、
常に軸部120をガイドして管杭100の振れ止めを行
うことができ、羽根110の通過時にも振れ止め効果が
あるので、精度の良い確実な施工ができるようになっ
た。そして、羽根110の通過の度に煩わしい開閉アー
ム52の開閉作業を行う必要もなくなった。
示した図であり、具体的に図7(a)は一方の開閉アー
ムの平面図で、図6(b)はその側面図である。本形態
のガイド部材61は、一対の開閉アーム62に羽根11
0を通すためのガイド溝63が形成されたものである。
開閉アーム62には溝ブロック64が一体に形成され、
その溝ブロック64には、半円形の縦溝65が鋼管杭1
00の軸部120の径よりも僅かに大きく円を構成する
ように形成されている。そして、その溝ブロック64に
は更に、上から下に抜ける連続した螺旋状のガイド溝6
3,63が羽根110のピッチに対応して形成されてい
る。なお、図示する溝ブロック64には上下2箇所に螺
旋溝63,63が形成され、もう一方の図示しない溝ブ
ロック64に、これら螺旋溝63,63に連続する中間
の螺旋溝63が形成されている。
へと打ち込まれていき、羽根110の位置が徐々に下が
って振れ止め装置を通過する際、その羽根110は、ガ
イド部材61を構成するガイド溝63,63,63内を
螺進して下側へと通り抜ける。そして、打ち込まれる間
の鋼管杭100に振れが生じても、溝ブロック64,6
4の縦溝65,65によって軸部120が径方向の移動
を制限される。
前記形態のものと同様に、複数の羽根110,110…
をもった鋼管杭100の場合でも開閉アーム62を開く
必要がない。それにより、常に軸部120をガイドして
管杭100の振れ止めを行うことができ、羽根110の
通過時にも振れ止め効果があるので、精度の良い確実な
施工ができるようになった。そして、羽根110の通過
の度に煩わしい開閉アーム62の開閉作業を行う必要も
なくなった。
に対して昇降可能に取り付けられているため、例えば螺
旋ガイド26へ羽根110が突き当たるような場合(図
4参照)、螺旋ガイド26を上方へ逃がすことができ
る。しかしながら、そうした場合、羽根110に振れ止
め装置3全体の荷重がかかってしまうため、螺旋ガイド
26,36との摩擦抵抗などによって回転が妨げられる
ことが考えられる。また、羽根110のピッチどうりに
鋼管杭100が地中に入らない場合に、羽根110が、
例えば螺旋ガイド26,36に沿って通り抜けられなく
なることが考えられる。そこで、次に振れ止め装置3の
高さ位置を任意に調整できるような杭打機への取り付け
構造について説明する。
不図示のウインチで引っ張り上げるようにしたものであ
る。振れ止め装置3は、リーダ14に沿って垂らされた
ワイヤロープ71に吊されている。そのワイヤロープ7
1は、杭打機1或いはオーガ2に設けられている不図示
のウインチから送り出されたものであり、そのウインチ
の駆動によって振れ止め装置3の高さを任意に調整でき
るようにする。一方、図9は他の例であり、振れ止め装
置3をシリンダ72で引き上げるようにしたものであ
る。振れ止め装置は3、リーダ14に固定されたシリン
ダ72のピストンロッド73先端に連結されている。シ
リンダ72は、リーダ14の一側面に軸支され、下降す
るオーガ2とは干渉しないように配置されている。
たところでウインチやシリンダ71を駆動し、螺進する
羽根110が突き当たる位置から螺旋ガイド26,36
(ガイド部材41,51,61の場合も同様、以下同
じ)を逃がすように振れ止め装置3の高さを調整する。
また、羽根110のピッチどうりに鋼管杭100が地中
に入らない場合にも振れ止め装置3の高さを調整して、
羽根110が螺旋ガイド26,36を通り抜けられるよ
うにする。
振れ止め装置3を追随させることも考えられる。図10
は、そうした振れ止め装置を示した図であり、図11
は、羽根110が振れ止め装置3を通過する際の状態を
示した図である。これは、羽根110によって螺旋ガイ
ド26,36を押さえ付けるようにしたものであり、振
れ止め装置3をストッパ16の上にバネ81で支持し、
取り付け位置から下方と上方の両方に自由度をもたせて
いる。そして、螺進する羽根110が螺旋ガイド26に
突き当たるような場合には、その螺旋ガイド26が下方
へ逃げるように、端面に上方に傾斜したテーパ26dが
形成されている。
装置3によれば、螺進する羽根110が螺旋ガイド26
に突き当たるような場合でも、バネ81が圧縮されて振
れ止め装置3全体が下降し、螺旋ガイド26が下方に逃
げることができる。また、羽根110のピッチどうりに
鋼管杭100が地中に入らない場合にでも、羽根110
の回転にならって螺旋ガイド26,36が上昇して、羽
根110が螺旋ガイド26,36を通り抜けられる。
説明したが、本発明はこれに限定されることなく様々な
変更が可能である。たとえば、前記実施形態の振れ止め
装置は、鋼管杭をくわえ込めるように一対の開閉アーム
によって構成したが、羽根の通過に際して開閉させる必
要がないため、開閉アームとしないで環状にした一体も
のとして形成してもよい。また、前記実施形態では、ガ
イドギブを設けて振れ止め装置自体をリーダに沿って摺
動可能にする構成を示したが、振れ止め装置はリーダの
下端に固定し、例えばガイド部材を備えたカラー25,
35を開閉アーム21,31に対して上下動できるよう
にしてもよい。一方、羽根のピッチどうりに鋼管杭が入
らない場合にはオーガを上下動させることで羽根を通過
させることができるので、螺旋状のガイド部材を備える
ものであればガイドギブなどの構成は必ずしも必要では
なく、振れ止め装置をリーダに固定させるようにしても
よい。
で形成された円筒状の枠体内に、軸部の径方向移動を制
限するように突設されたガイド部材を、羽根のピッチに
対応して螺旋状に形成したので、杭の振れ止め状態で羽
根を通過させることができる振れ止め装置を提供するこ
とが可能となった。
した側面図である。
る。
面図である。
態を示した図である。
造を示した図である。
造を示した図である。
を示した図である。
状態を示した図である。
側面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 軸部に羽根が付いた杭をオーガを装着し
た杭打機によって地盤に回転圧入する際、軸部の振れを
規制して当該杭の芯振れを防止する振れ止め装置におい
て、 前記羽根が通過可能な大きさの径で形成された円筒状の
枠体内に、前記軸部の径方向移動を制限するように突設
されたガイド部材が、前記羽根のピッチに対応して螺旋
状に形成されたものであることを特徴とする振れ止め装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の振れ止め装置におい
て、 揺動自在に軸支された一対の開閉アームを有し、当該開
閉アームが閉状態で連結された場合に、前記円筒状の枠
体が構成され、前記螺旋状のガイド部材が連続するもの
であることを特徴とする振れ止め装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の振れ止め装置におい
て、 前記ガイド部材は、螺旋状にねじられた板材、螺旋状に
配置された複数の丸棒、または螺旋状に配置された複数
のブロックであることを特徴とする振れ止め装置。 - 【請求項4】 軸部に羽根が付いた杭をオーガを装着し
た杭打機によって地盤に回転圧入する際、軸部の振れを
規制して当該杭の芯振れを防止する振れ止め装置におい
て、 前記軸部が通過可能な大きさの径で形成された円筒状の
縦孔の回りを上下に抜けるように連続して形成されたガ
イド溝が、羽根のピッチに対応して螺旋状に形成された
ものであることを特徴とする振れ止め装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の振れ止め装置におい
て、 揺動自在に軸支された一対の開閉アームを有し、当該開
閉アームが閉状態で連結された場合に、各開閉アームに
形成された縦溝が前記縦孔を構成し、各開閉アームに形
成されたガイド溝が螺旋状に連続するものであることを
特徴とする振れ止め装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の振れ止め装置であって、 前記杭打機に立設されたリーダのガイドロッドを摺動可
能に把持するガイドギブを備えたものであることを特徴
とする振れ止め装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の振れ止め装置であっ
て、その振れ止め装置をリーダに沿って昇降させて高さ
位置を調整すべく、杭打機のリーダに沿って取り付けら
れたシリンダに連結し、またはリーダに沿って送られた
ウインチからのワイヤロープに吊設させたことを特徴と
する振れ止め装置の取り付け構造。 - 【請求項8】 請求項6に記載の振れ止め装置であっ
て、その振れ止め装置をリーダに沿って昇降させて高さ
位置を調整すべく、杭打機のリーダ下端に設けられたス
トッパ上にバネを介して配置させたことを特徴とする振
れ止め装置の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001102861A JP4560233B2 (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 振れ止め装置及びその取り付け構造 |
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