JP3135550U - クライミングクレーン - Google Patents

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【課題】クレーン組立時の作業性を改善して、クレーン本体の軽量化を図るとともに、クライミング装置を簡素化し、全体構成を合理化したクライミングクレーンを提供する。
【解決手段】クレーン本体の旋回フレーム上にはジブ支持フレームのみ立設され、このジブ支持フレームの頂部に基端を枢着して前方に伸びるジブが基端を旋回フレーム上に枢支される起伏シリンダで起伏自在に設けられ、前記ジブ支持フレームの後方位置に巻上索操作の巻上機が搭載され、前記外マストは一体の円筒体にして外側にクライミングシリンダとマストに設けられる保持孔に対して嵌脱自在な上下一対のロックピンとを含むクライミング装置が付設され、前記クライミングシリンダのロッド端付設のスライダに下部ロックピンがマストの保持孔に向かって嵌脱自在に付設され、クライミングシリンダの作動時にスライダが外マスト外面に付設のガイドレールに沿って摺動自在に案内される構成である。
【選択図】図2

Description

本考案は、高層建築物を建設するのに使用されるクライミング機能を備え、クレーン本体部の構成を簡素化して軽量化を図ったクライミングクレーンに関するものである。
従来、建設工事現場に設置して使用されるタワー式のジブクレーンは、マスト頂部に旋回体を介して起伏するジブを備えたクレーン本体が支持された構造となっている。このクレーン本体は、マストに外嵌する外マスト上で前記旋回体を介して旋回自在に支持された旋回フレームと、この旋回フレーム上に立設されるガントリーおよび起伏機と巻上機と、旋回フレーム上に付設のブラケットに基端を枢支されて起伏自在に設けられたジブとで構成されている。前記ジブには、前記ガントリーの頂部に設けられたガイドシーブを介して起伏機により操作される起伏索が繋がれ、かつ前記巻上機から繰り出される巻上索がこのジブ先端部のシーブを巡らせてフックブロックに繋がれ、資材等の揚降が行えるようになっている。そして、前記外マストには、工事の進捗に応じてクレーン本体を上昇させるためのクライミング装置が付設されている。このようなクレーンについては例えば特許文献1などによって知られている。
また、前記クレーン本体のクライミング装置としては、主に油圧シリンダを使用してシリンダ本体端側またはロッド端側に反力をとって所定の一ストローク分、外マストをマストに沿って上昇または下降させる操作を繰り返してクレーン本体を移動させるようにしている。そのために、外マストは、クレーン本体を支持して案内するための上部フレームと、反力をとるための下部フレームとに分割された構成にされている(特許文献2参照)。
このようなクライミング装置においては、クレーン本体を支持してマストに沿い移動できるようにする外マストが上部フレームと下部フレームとに分割された構成で、それら上部・下部のフレームがマストに沿って円滑に移動できるようにするため、構造的に複雑化するとともに、クライミング作業時にフレームが上下に離れることから作業性が悪くなるのを改善する手段として、この外マストを一体構造にしたものが特許文献3によって提案され、かつ実用に供されている。
前記従来技術では、ジブの起伏操作のためにクレーン本体上にガントリーを設置して、このガントリーの頂部に設けるガイドシーブを介して起伏索をジブ先端部に繋ぐ構成とすることにより起伏索の架設のためにイコライザーなどを必要とする。しかも、起伏機と起伏索およびその付属機器が用いられることから全体的にマストに支持されるクレーン本体全体の質量が大きくなって経済性を損なう一因となっている。また、組立時における起伏索の架設など高所作業が多くなって危険を伴うという問題点がある。
また、前記特許文献3によるクライミング装置では、クレーン本体を支持する外マストを一体フレームによって構成できる利点があり、またマストにクライミング操作のための係止ピン係合孔を要しないという利点もある。しかしながら、このクライミング装置では、クライミング時の反力をマスト側に受支させるための係止ピン孔に代えて所定のピッチで係止片(受止め部材)を配設した所要幅のガイドレールが設けられている。この係止片に対して外マスト側に設けられた上下各係止ピンを交互に係合させて油圧シリンダの伸縮で移動するようにされ、また前記ガイドレールを他の位置に設けた補助ガイドレールとで外マストの案内とされている。したがって、マストの形状が一般の円柱状のマストに比べて特殊な構造となり、特定のものとして取り扱わねばならないことから互換性を有しない点で建築用のクレーン(仮設機材)としてマストを他の機種に利用することができないという問題がある。また、クライミング用の油圧シリンダを伸縮操作する際に円滑な作動を行わせる必要から、外マスト側に一対の案内部材を所要間隔で平行配列してなるガイドレールが設けられ、そのガイドレールに沿ってピストンロッド先端に取付けられたガイドローラ付きのスライダを案内させる構造になっているが、どうしても移動時にそのガイドローラに変則的な負荷が作用して大きな抵抗を受けることから、上昇時における円滑性に欠けるという問題点がある。
特許第2643663号公報 特公昭63−32715号公報 実公平4−50306号公報
本考案は、前述のような問題点を解消するためになされたもので、クレーン本体の旋回フレーム上における構造体や機器を合理的に構成するとともに、組立時の作業性を改善して、クレーン本体の軽量化を図ってクライミング装置をも簡素化し、全体構成を合理化したクライミングクレーンの提供を目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案によるクライミングクレーンは、
支持ベースと、この支持ベース上に直立支持される複数個のマストセグメントを継足して形成されるマストと、このマストに外嵌支持されてクライミング装置を備える外マストと、この外マスト頂部に旋回機構を介して支持されるクレーン本体とで構成されるクライミングクレーンにおいて、
クレーン本体は、旋回フレーム上に旋回中心から後方へ所要距離はなれてジブ支持フレームが立設され、このジブ支持フレームの頂部に基端を枢着されて前方に伸びるジブが基端を旋回フレーム上に枢支される起伏シリンダによって起伏自在に設けられ、前記ジブ支持フレームの後方位置に巻上索操作の巻上機が搭載されており、
前記外マストは一体の円筒体にされ、この外マストの外側に、クライミングシリンダと前記マストに設けられる保持孔に対して嵌脱自在な上下一対の係止ピンとを含むクライミング装置が付設され、前記クライミングシリンダのロッド端に付設されるスライダに下部係止ピンがマストの係止孔に向かって嵌脱自在に付設され、クライミングシリンダの作動時に前記スライダが外マストの外面に設けられる一対のガイドレールに沿って摺動自在に案内される構成であることを特徴とするものである。
また、前記クライミングシリンダのロッド先端に付設されるスライダは、左右両側に張出すガイド部が、外マストの外側面にて所要の間隔で上下方向に伸びる一対のガイドレールの内面に案内されるようにして、そのガイド部には接触面に摺動部材が付着された構成である。
本考案によれば、クレーン本体におけるジブの起伏をクライミングシリンダによって行わせるようにしてガントリーと起伏機を省略できる構成としたことにより、旋回フレームに搭載される機器・構造体の負荷が軽減され、このクレーン本体を支持してクライミング操作する構造部の負担荷重も軽減される。したがって、クレーン全体の軽量化を図ることが可能になり経済的効果を高め得るという効果を奏する。さらに、ジブの起伏を起伏シリンダによって行える構成としたことにより、従来のような起伏のローピング作業が省略できるので、高所作業の安全性が図られて組立時の作業能率を高めることができる。
また、クライミングシリンダの作動時には、シリンダロッド端に取付くスライダが、その両側にガイド部を張出しているので外マストに取付くガイドレールに安定した姿勢で案内されて摺動することにより、推進力が確実に伝達され、円滑なクライミング操作が行える。そして、前記ガイド部は案内部表面に摺動部材を付されてガイドレールの内面と接する構成であるから、円滑に摺動して摩擦抵抗を軽減し、推進力のロスの発生を低減できる。
次に、本考案によるクライミングクレーンの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には本考案に係るクライミングクレーンの全体図が、図2にはクライミング装置を表す図が、図3にはクライミング装置における要部の平面図(a)とA−A視断面図(b)が、図4には図2のB−B視図が、図5には外マストとマストとの案内の形態を示す平断面図が、それぞれ示されている。
この実施形態のクライミングクレーン1は、四方に脚部を張出してなる支持ベース2の中央上面に支持されて所要高さ寸法に複数のマストセグメント3bを継足して直立するマスト3と、このマスト3の上部で外嵌支持されるクライミング機構20を備えた外マスト10と、この外マスト10の頂部に旋回機構8を介して支持されるクレーン本体30とで構成されている。
前記マスト3は、支持ベース2の中央上面の取付座上に強化マストセグメント3aが四方からステー4によって支持されて立設され、所定長さに形成されたマストセグメント3bを順次ボルトで締結して継足し、所要高さに構成されている。このマスト3を構成するマストセグメント3b(3a)には、上下方向に所定の間隔Pでクレーン本体のクライミング操作を行うための保持孔5が複数設けられている。また、この実施形態では円筒形のマスト3が形成され、周側面には外マスト10のクライミング時における複数(実施形態では4個)のガイドレール6が一定の向きに揃えて固着されている。なお、図1においては、前記ガイドレール6は図示省略されている。
前記外マスト10は、前記マスト3の頂部にクレーン本体30の旋回フレーム31を旋回自在に支持する旋回機構8が取付けられ、所要高さ寸法の円筒体に形成され、その円周の四等分された位置でそれぞれ上下位置に、前記マスト2の周面に付設されるガイドレール6と対応してV形溝を備えるガイドローラ11が配設されて構成されている。また、この外マスト10の外側部にはクライミング用油圧シリンダ21(以下、クライミングシリンダ21という。)と、このクライミングシリンダ21の伸縮作動に関連して前記マスト3に設けられた保持孔5に嵌入・離脱させる上下位置での係止ピン(ロックピン22a,22b)とその操作手段とからなるクライミング機構(本考案のクライミング装置に対応)20が付設されている。なお、前記ガイドローラ11は、図示省略するが外マスト10に取付けられているローラ支持部片12に、ガイドローラ11とガイドレール6との当接状態を調整して外マスト10がマスト3と同軸心となるように設定する調芯手段が付されている。
この外マスト10におけるクライミング機構20の付設位置には、図3〜図5で示されるように、周面にクライミングシリンダ21の支持軸心を通る半径方向の位置を基準にして所要幅で左右一対のガイドレール14,14が取付けられている。そして、そのガイドレール14,14間には、後述するスライダ24の一部がガイドレール14に形成される溝部14aに挿入されて移動自在なようにされ、またこのガイドレール14,14間における外マスト10の壁面部にスリット15が下端から上向きに所要長さで形成されている。
前記クライミングシリンダ21は、シリンダエンド21cを外マスト10の上部壁面から半径方向に突き出して設けられたブラケット23に連結支持され、ピストンロッド21a端を前記ガイドレール14,14に案内されるスライダ24とピン連結され、1ストロークでマスト3に設けられた保持孔5の1ピッチP相当分移動するようにされている。なお、前記外マスト10を支持する保持部材(ロックピン22a,22b)は、前記クライミングシリンダ21の上方位置と前記スライダ24に設けられるピストンロッド21aとの連結部下方位置とに配置されている。
前記スライダ24は、前記ガイドレール14,14の溝部14a内側で上端部を前記クライミングシリンダ21のピストンロッド21a端にピン連結され、そのクライミングシリンダ21の伸長に際してガイドレール14に沿って下向きに摺動するようにされている。このスライダ24は、前記ピストンロッド21a端との連結部を含む主体部24aの両側に、前面から矢印Q方向に見て(図3参照)幅方向にガイド部24b、24bが左右対称に付設され、これらガイド部24bの前面にはそれぞれ潤滑性を備えるスライド板25(例えば自己潤滑性軸受材)が取付けられ、このスライド板25が前記ガイドレール14の溝部14aにおける内面14bに接触してクライミング作動時のスライダ24の滑動機能を高めるようにされている。
前記スライダ24に付設されているロックピン22bは、その基端に形成される二股状取付部22fを、主体部24aの下部で前方へ向けて突設されたブラケット27に、基端をピン27aにて連結された操作レバー28の中間部の長孔28aとピン28b連結され、操作レバー28のハンドル28d操作で保持孔5に嵌入・離脱できるようにされている。なお、図中符号29は操作レバー28を定位置に固定するためのブラケットで、操作レバー28とはその先端部のピン孔28fに固定ピン29aを挿入しておくことにより固定するようにされている。
また、上部のロックピン22aは、外マスト10に取付く支持部材26の支持孔にてマスト3の保持孔5に向かって進退自在に支持され、基端に設けた二股状の取付部22fで前記下部のロックピン22bと同様の操作レバー28によりマスト3の保持孔5に対して嵌入・離脱できるように構成されている。なお、この上部のロックピン22aの操作構造は、前記下部のロックピン22b用と同様であるので、前述のものと同一の符号を付して詳細な説明を省略する(図4参照)。また、この操作レバー28についてはその操作の向きが横向きにされたものとして図示されている。
次に、クレーン本体30は、図1に示されるように、外マスト10の頂部に旋回機構8を介して支持される旋回フレーム31と、この旋回フレーム31上に立設されるジブ支持フレーム32と、このジブ支持フレーム32の上部にて基端を枢着されて前方に伸びるジブ33と、このジブ33を起伏させる起伏シリンダ35と、巻上機36および巻上索37とで構成されている。
前記ジブ支持フレーム32は、所要の高さ寸法にしてその上部にジブ33の基端を枢着して起伏シリンダ35を最伸長操作するとジブ33によりマストセグメント3bを既設のマスト3上に吊り込めるように設定されている(ジブ33を二点鎖線で示す)。また、このジブ支持フレーム32の頂端部には、ブラケット38が後方に向け取付けられて巻上索案内用の頂部滑車39を支持している。
前記起伏シリンダ35は、その基端を前記ジブ支持フレーム32の基部前位置に設定されるブラケットに枢支され、ロッド35a端をジブ33の基部寄り下面にブラケット33bを介して接続され、この起伏シリンダ35のロッド35aを伸縮させることによりジブを起伏させるようにされている。なお、この起伏シリンダの駆動源となる油圧ユニットは旋回フレーム31上に設置されている(図示省略)。図中符号40はフックブロック、41,42は外マスト10に付設の作業用踊り場である。なお、前記クライミングシリンダ21の駆動用油圧ユニット(図示省略)は、外マスト10に取付く作業踊り場に搭載される。
このように構成される本実施形態のクライミングクレーン1は、マスト3の頂部に支持されるクレーン本体30が、旋回フレーム31上にジブ支持フレーム32とジブ起伏シリンダ35で起伏操作されるジブ33と巻上機36および起伏シリンダ35の駆動源である油圧ユニットと制御盤(いずれも図示せず)を搭載するのみであるから、従来のクレーン本体のように、ガントリーや起伏機および起伏索が設けられないので軽量化される。したがって、マスト3に作用するクレーン本体30の負荷が軽減されることになる。また、クレーン本体30を全体的に嵩低くすることができる。
また、組立作業時において、起伏索の掛け回し(ローピング)作業がなくなるので、作業性が向上し、特に高所作業が軽減されることから組立に要する工費を軽減することができる。
前記クレーン本体30におけるジブ33の起伏操作は、起伏シリンダ35のピストンロッドを伸縮させることにより行われ、巻上機36によって巻上索37を繰り出し・巻取ってフックブロック40にて吊られる資材等を揚重する。
また、建設作業の進捗に応じて揚程を高めるためにクレーン本体を上昇(クライミング)させるには、まずクレーン本体30を操作してマストセグメント3bを既設のマスト3頂部に吊り込んで接続する。その後に外マスト10に備えるクライミング機構20を作動操作して外マスト10を介してクレーン本体30上昇させる。
このクライミング操作は、まず、上部のロックピン22aを付属する操作レバー28を操作して引き出しマスト3の保持孔5との係合を断つ。次いで、クライミングシリンダ21を作動させ、ピストンロッド21aを押し出す方向に1ストローク分前進作動させる。すると、そのピストンロッド21a端に連結されるスライダ24に組み込まれマスト3の保持孔5に係合している下部のロックピン22bに反力をとって外マスト10がマスト3に沿い迫り上げられる。この際、外マスト10はマスト3のガイドレール6にガイドローラ11が案内されて姿勢を保ち、かつ、前記スライダ24の両翼に付設されるガイド部24b,24bとガイドレール14,14との摺動係合によって、安定姿勢で上昇される。なお、スライダ24は、両翼のガイド部24b,24bに取付く潤滑性を備えるスライド板25がガイドレール14と接触して摺動するようにされているので、外マスト10(ガイドレール14)の移動が円滑に行われる。クライミングシリンダ21のピストンロッド21aが1ストローク分伸長すると、上部のロックピン22aがマスト3側の保持孔5に対応するので、操作レバー28により押し込んで保持孔5にロックピン22aを挿入係合させる。
こうして外マスト10がクライミングシリンダ21の1ストローク分上昇してマスト3に支持されると、今度は下部のロックピン22bを対応して付属する操作レバー28により引き抜き操作する。その後にクライミングシリンダ21を後退動作すると、ピストンロッド21aに連結されるスライダ24が外マスト10に付設のガイドレール14,14にガイド部24b,24bを案内されて1ストローク分引き上げられる。その後に下部のロックピン22bを操作レバー28により対応位置の保持孔5に挿入して保持させる。以後、前記要領で繰り返し操作することにより外マスト10を介してクレーン本体30を上昇させ、所要高さ位置までマストセグメント3bを継ぎ足しクライミング作業を行う。なお、クライミング作業を終了した後は、前記ロックピン22a,22bの各操作レバー28をブラケット29にピン28fで固定し、操作レバー28の動きを制限する。また、このクライミング操作時には、外マスト10にスリット15が形成されているので、下部のロックピン22bが上下方向に移動する動作を妨げることはない。
また、前述のように、クライミングシリンダ21のピストンロッド21aに連結されるスライダ24は、その両翼に付されたガイド部24a,24aが外マスト10に付設のガイドレール14,14の各溝部14a内で、前面に取付く潤滑性を備えるスライド板25をガイドレール14の内面14bに当接させて摺動するように構成されていることにより、外マスト10が上昇動作する際に大きな負荷を受けても無理なく安定した姿勢を保って摺動し、クライミングシリンダ21に過剰な負荷を与えることなく作動させることができる。
本考案に係るクライミングクレーンの全体図 クライミング装置を表す図 クライミング装置における要部の平面図(a)とA−A視断面図(b) 図2のB−B視図 外マストとマストとの案内の形態を示す平断面図
符号の説明
1 クライミングクレーン
2 支持ベース
3 マスト
5 保持孔
6 ガイドレール
10 外マスト
11 ガイドローラ
14 ガイドレール
14a 溝部
15 スリット
20 クライミング機構
21 クライミングシリンダ
21a ピストンロッド
22a 上部のロックピン
22b 下部のロックピン
24 スライダ
24b スライダのガイド部
25 スライド板
28 操作レバー
30 クレーン本体
31 旋回フレーム
32 ジブ支持フレーム
33 ジブ
35 起伏シリンダ
36 巻上機
37 巻上索

Claims (2)

  1. 支持ベースと、この支持ベース上に直立支持される複数個のマストセグメントを継足して形成されるマストと、このマストに外嵌支持されてクライミング装置を備える外マストと、この外マスト頂部に旋回機構を介して支持されるクレーン本体とで構成されるクライミングクレーンにおいて、
    クレーン本体は、旋回フレーム上に旋回中心から後方へ所要距離はなれてジブ支持フレームが立設され、このジブ支持フレームの頂部に基端を枢着されて前方に伸びるジブが基端を旋回フレーム上に枢支される起伏シリンダによって起伏自在に設けられ、前記ジブ支持フレームの後方位置に巻上索操作の巻上機が搭載されており、
    前記外マストは一体の円筒体にされ、この外マストの外側に、クライミングシリンダと前記マストに設けられる保持孔に対して嵌脱自在な上下一対の係止ピンとを含むクライミング装置が付設され、前記クライミングシリンダのロッド端に付設されるスライダに下部係止ピンがマストの係止孔に向かって嵌脱自在に付設され、クライミングシリンダの作動時に前記スライダが外マストの外面に設けられる一対のガイドレールに沿って摺動自在に案内される構成であることを特徴とするクライミングクレーン。
  2. 前記クライミングシリンダのロッド先端に付設されるスライダは、左右両側に張出すガイド部が、外マストの外側面にて所要の間隔で上下方向に伸びる一対のガイドレールの内面に案内されるようにして、そのガイド部には接触面に摺動部材が付着された構成である請求項1に記載のクライミングクレーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108194524A (zh) * 2018-02-13 2018-06-22 钦州学院 一种压装装置

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