JP2002294527A - 合糸仮撚加工機 - Google Patents

合糸仮撚加工機

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JP2002294527A JP2001096974A JP2001096974A JP2002294527A JP 2002294527 A JP2002294527 A JP 2002294527A JP 2001096974 A JP2001096974 A JP 2001096974A JP 2001096974 A JP2001096974 A JP 2001096974A JP 2002294527 A JP2002294527 A JP 2002294527A
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Takehiro Okada
竹弘 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の給糸に対して個別に仮撚装置を用
い、加工条件を合わせながら、仮撚装置を効率的に配置
した合糸用仮撚加工機を提供する。 【解決手段】 仮撚装置15A,15Bを糸毎に個別に
独立させて設け、前記仮撚加工部3における複数本の糸
Yの経路を側面から見て前記複数本の糸経路が重なり合
うように設定し、前記糸Y毎に設けた複数の仮撚装置1
5A,15Bを側面から見て前記重なった糸経路に沿っ
てずらせて配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の仮撚加工糸
を一本に合糸して巻き取る合糸仮撚加工機に関し、特に
合糸される各糸の撚り方向が自在に設定できる合糸仮撚
加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の合糸仮撚加工機は、2本の給糸
をそれぞれ個別に仮撚加工する第1部分と、仮撚加工さ
れた加工糸を合糸する第2部分と、合糸された糸を巻き
取る第3部分とを有する構成になっている。この第1部
分は、給糸クリールから取り出された2本の給糸をそれ
ぞれ、第1フィードローラで案内し、第1ヒータを通し
て加熱し、クーリングプレートで冷却し、仮撚装置で撚
りを掛け、第2フィードローラで案内する構成である。
前記第2部分は、第2フィードローラで案内された2本
の仮撚加工糸を合糸する合糸手段を有する構成である。
前記第3部分は、合糸された糸を、必要に応じて設けた
第2ヒータに通し、テークアップワインダで巻取パッケ
ージに巻き取る構成である。
【0003】以上の構成を有する合糸仮撚加工機では、
前記第1部分、第2部分及び第3部分を備えた仮撚加工
錘を複数、正面から見て横一列に配置している。そし
て、第1部分においては、2本の給糸の経路が正面から
見て横一列配置となるよう、2本の給糸の経路を設定し
ている(例えば、特表2001−500576号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の合糸仮撚加工機において、糸毎に個別に独
立して設けた仮撚装置を側面から見て重なり合うように
配置すると、構成機器の中で比較的スペースを必要とす
る仮撚装置を互いに干渉しないように間隔を開けて配置
しなければならず、多数錘を列設してなる機台の長さが
長くなるという問題があった。
【0005】そこで、特開平10−298838号公報
のように、回転ディスクを挟んでその両側に接圧ベルト
を設けた合糸用仮撚装置を用いることにより、一つの仮
撚装置で2本の糸を同時に仮撚加工する省スペースの合
糸用仮撚加工機が提案されている。しかしながら、この
回転ディスクを用いた合糸用仮撚加工機は、2本の糸の
撚り方向がS撚りとZ撚りの組み合わせに固定されてし
まう。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、複数本の給糸に対して個別に仮撚装置を用い、
加工条件を合わせながら、仮撚装置を効率的に配置した
合糸用仮撚加工機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1の合糸用仮撚加工機は、複数本の糸をそれぞれ仮撚
加工する仮撚装置を設けた仮撚加工部と、仮撚加工され
た複数本の糸を合糸する合糸部とを備えた仮撚加工錘を
複数、正面から見て横一列に配置し、かつ前記仮撚加工
部において前記複数の糸の経路を正面から見て横一列に
配置した合糸仮撚加工機において、前記仮撚装置を糸毎
に個別に独立させて設け、前記仮撚加工部における複数
本の糸の経路を側面から見て前記複数本の糸経路が重な
り合うように設定し、前記糸毎に設けた複数の仮撚装置
を側面から見て前記重なった糸経路に沿ってずらせて配
置したことを特徴とする。この請求項1の構成による
と、同一仮撚加工錘内の仮撚加工部における複数の糸の
経路の正面から見た配置間隔を小さくすることができ
る。しかも、該複数の糸の経路が側面から見て重なり合
っているため、複数の糸の加工条件(仮撚加工部におけ
る側面から見た糸の屈曲度合)を互いに合わせることが
できる。また、合糸される糸毎に仮撚装置が個別に独立
して配設されているため、各糸の撚り方向をS撚り又は
Z撚りに任意に選択できる。
【0008】請求項2の合糸用仮撚加工機は、請求項1
において、前記仮撚加工部の少なくとも仮撚装置近傍に
おいて、同一の仮撚加工錘内の複数本の糸の経路の正面
から見た配置間隔と、隣り合う仮撚加工錘における隣り
合う2本の糸の経路の正面から見た配置間隔とが同じ間
隔に設定されていることを特徴とする。この請求項2の
構成によると、正面から見た仮撚装置近傍の糸経路の配
置間隔を仮撚装置に最低限必要な間隔に設定できる。こ
のため、同一の仮撚加工錘内の糸経路間においても、隣
り合う仮撚加工錘における隣り合う2本の糸経路間にお
いても、不必要なスペースが生じず、結果として、機台
長さを短くすることができる。
【0009】請求項3の合糸用仮撚加工機は、請求項1
または2において、前記糸毎に設けた仮撚装置が個別に
駆動装置を備えていることを特徴とする。この請求項3
の構成によると、各仮撚装置の駆動装置が簡素化され、
各仮撚装置を配置する上での自由度が高まる。なお、同
一錘内の複数本の糸について、仮撚加工部において、正
面から見た糸の屈曲度合を合わせるようにすることが好
ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明の合糸用仮撚加工
機を側面から見たときの機器構成図であり、図2は本発
明の合糸用仮撚加工機を正面から見たときの展開された
配列関係を示す模式図である。図2は、隣接する2錘分
の機器配置を特に抜き出して示している。
【0011】図1及び図2において、合糸用仮撚加工機
1は、多数の仮撚加工錘を正面から見て横一列に配置
(並列配置)して構成される。各錘は、延伸仮撚加工部
3と、合糸部4と、後処理部5と、巻取部6とを備えて
いる。各錘において、延伸仮撚加工部3は合糸される2
本の糸に対して別々に機器を正面から見て横方向に並
べ、2本の糸のそれぞれに仮撚加工を施す部位である。
また、合糸部4は仮撚加工された2本の糸を合糸する部
位である。後処理部5及び巻取部6は合糸された複合糸
に対して弛緩熱処理を施し、最終的に巻取パッケージと
して巻き取る部位である。
【0012】クリールスタンド2は多数の錘に対して共
通に設けられ、多数錘分の給糸パッケージP1を支持
し、各給糸パッケージP1から解舒される給糸Yを連続
的にパイプ11を経て延伸仮撚加工部2に供給できるよ
うにするものである。図2に示されるように、1つの錘
では、2本の糸Yを延伸仮撚加工して合糸するため、各
錘毎に、2個の給糸パッケージP1を備えている。
【0013】各錘における延伸仮撚加工部3は、2本の
糸Yをそれぞれ延伸仮撚加工するように構成され、2つ
の第1フィードローラ12A,12Bと、一次ヒータ装
置13と、2つの冷却装置14A,14Bと、2つの仮
撚装置15A,15Bと、2つのテンション検出装置1
6A,16Bと、2つの上流側第2フィードローラ17
A,17Bとを備えてなる。一次ヒータ装置13は2錘
に共用される構成であり、一錘分に対しては2つの通路
13A,13Bを有する。すなわち、各錘の一方の糸Y
に対して、第1フィードローラ12A、一次ヒータ装置
13の通路13A、冷却装置14A、仮撚装置15A、
テンション検出装置16A及び上流側第3フィードロー
ラ17Aが設けられ、他方の糸Yに対して、第1フィー
ドローラ12B、一次ヒータ装置13の通路13B、冷
却装置14B、仮撚装置15B、テンション検出装置1
6B及び上流側第3フィードローラ17Bが設けられて
いる。また、各錘において、一方の糸Yの経路と他方の
糸Yの経路とは、正面から見て、横一列配置(並列配
置)されている。そして、各糸について、第1フィード
ローラ12A,12Bと第2フィードローラ17A,1
7Bとの間で、糸Yが所定比率で延伸され、第1フィー
ドローラ12A,12Bから仮撚装置15A,15Bに
至る部分で糸Yに仮撚が付与され、仮撚装置15A,1
5Bから上流側第2フィードローラ17A,17Bに至
る部分で仮撚が解かれるようになっている。上記仮撚が
付与された糸Yが一次ヒータ装置13で加熱され、更に
冷却装置14A,14Bで冷却されることにより、糸Y
に所定のテキスチュアリング加工が施される。テンショ
ン検出装置16A,16Bは糸Yのテンションを検出
し、品質管理や、所定の仮撚条件を維持する制御に用い
られる。
【0014】合糸部4は、上流側第2フィードローラ1
7A,17Bと、合糸用の空気ノズル18と、下流側第
2フィードローラ19とを備えてなる。空気ノズル18
は、例えば、延伸仮撚加工された糸Yに所定間隔で交絡
部を形成するためのインターレースノズルであり、2本
の延伸仮撚加工された糸Yは交絡付与により合糸され
る。
【0015】後処理部5は、下流側第2フィードローラ
19と、二次ヒータ装置20と、第3フィードローラ2
1とを備えてなる。延伸仮撚加工され、合糸された糸Y
は、両フィードローラ19,20の間で所定のフィード
率を維持したまま、二次ヒータ装置20により熱処理が
施される。多数錘の一方の糸用の仮撚装置15A同士、
及び他方の糸用の仮撚装置15B同士とは、側面から見
て重なり合うように配置され、この結果、多数錘の仮撚
装置15A,15Bは、図2に示すように、正面から見
て、千鳥状に配置されている。
【0016】巻取部6は、オイリング装置22と、巻取
ユニット23とを備えている。オイリング装置22は、
走行する糸Yに潤滑油を供給するものである。巻取ユニ
ット23は、図示されないトラバース装置、巻取ドラム
などを有し、走行する糸Yを、綾振りさせながら、巻取
ドラムに接して回転する巻取パッケージP2に巻き上げ
るものである。
【0017】図1に示されるように、第1フィードロー
ラ12A,12Bと上流側第2フィードローラ17A,
17Bとで区画される延伸仮撚加工部3における同一錘
の2本の糸Yの経路は、側面から見て(多数錘の列設方
向に)重なるように配置されている。この延伸仮撚加工
部3のうち、仮撚装置15A,15Bを除く各機器、す
なわち、第1フィードローラ12A,12B、2錘分共
通のヒータ13、冷却装置14A,14B、テンション
装置16A,16B及び上流側第2フィードローラ17
A,17Bは、側面から見て(多数錘の列設方向に)重
なるように配設されている。仮撚装置15A,15Bに
ついては、手前の一方の糸Yに対する仮撚装置15A
と、奥側(他方)の糸Yに対する仮撚装置15Bとが、
糸Yの経路に沿って所定間隔Mだけずらされて配置され
ている。また、図2に示されるように、仮撚装置15
A,15B近傍、ここでは、延伸仮撚加工部5の冷却装
置14A,14Bの出口から上流側第2フィードローラ
17A,17Bに至る区間における同一錘の2本の糸Y
の経路の正面から見た配置間隔L1は、隣り合う2つの
錘の隣り合う2本の糸Yの経路の正面から見た配置間隔
L2と同一になっている。
【0018】合糸部4以降の糸は、一錘に対して1つの
複合糸になる。そして、多数錘の複合糸、および各機器
18,19,20,21,22は、側面から見て、一つ
に重なるように配置されている。
【0019】図3に仮撚装置15A,15Bの配置例が
拡大して示される。また、図4に一つの仮撚装置15
A,15Bの構成が模式的に示される。図4において、
仮撚装置15A,15Bは、所定の間隔を置いて配置さ
れた一対のプーリー30,31に張設された無端ベルト
32と、所定の間隔を置いて配置された一対のプーリー
35,36に張設された無端ベルト37とを、所定の角
度で交差するように配置して構成される。プーリー30
とプーリー35とが、それぞれ別個のモータ33、38
により駆動されることにより、無端ベルト33,37は
矢印のように互いに逆方向に走行する。そして、無端ベ
ルト32,37の間で挟持された糸Yには、仮撚が施さ
れるように構成されている。
【0020】上述したモータ33,38として、出力軸
に取着されたローターとしての永久磁石と、この永久磁
石を囲むように配置されたステーターとしての電機子巻
線とから構成されている直流ブラシレスモータが使用さ
れている。この直流ブラシレスモータを用いることによ
り、図3のように、略L字状のハウジング40の根元に
モータ33,38を内蔵することができる。その結果、
仮撚装置15A,15Bの間隔Mを短くすることが可能
になる。
【0021】つぎに、上述した合糸仮撚加工機1による
加工方法を図2により以下に説明する。クリールスタン
ド2の2個の給糸パッケージP1から解舒された2本の
マルチフィラメント状の糸Yは、それぞれパイプ11を
経て第1フィードローラ12A,12Bによって引き出
される。引き出された2本の糸Yは、それぞれ第1フィ
ードローラ12A,12Bと第2フィードローラ17
A,17Bの間において、所定比率で延伸される。一方
の糸Yは、仮撚装置15Aより上流側で例えばS撚りさ
れ、他方の糸Yは、仮撚装置15Bより上流側で例えば
Z撚りされる。この撚りが付与された糸Yはそれぞれ、
一次ヒータ装置13の通路13A,13B内で加熱さ
れ、冷却装置14A,14Bで冷却されることにより、
テキスチュアリング加工される。仮撚装置15A,15
Bより下流側の解撚された糸Yは、上流側第2フィード
ローラ17A,17Bを経て、空気ノズル18に導入さ
れ、所定間隔で交絡され、合糸される。合糸された糸
は、下流側第2フィードローラ19と第3フィードロー
ラ21の間の二次ヒータ装置20で熱処理される。熱処
理された糸に、オイリング装置22により潤滑油が供給
され、潤滑油が供給された糸は巻取ユニットで所定形状
の巻取パッケージP2に巻き上げられる。
【0022】上述した実施形態による効果は以下の通り
である。 (1)図1において、特に仮撚装置15A,15Bより
上流の加撚状態の、同一錘内の合糸される2本の糸Y同
士は、側面から見て同じ糸経路上にあって屈曲状態が揃
っているため、一次ヒータ装置13で加熱され、冷却装
置14A,14Bで冷却されることによるテキスチュア
リング加工条件が揃う。特に、延伸仮撚加工部(テキス
チュアリング加工部)3において、同一錘内で合糸され
る糸Y同士の屈曲状態が同じであるため、合糸される2
本の糸として同じものを用い、2本の糸を同一加工条件
で加工した場合は、加工された2本の糸間で品質が異な
るということが生じない。
【0023】(2)同一錘内の合糸される2本の糸に対
する仮撚装置15A,15Bは側面から見て、糸の経路
に沿ってずらして配置されているため、図2に示す様
に、仮撚装置15A,15Bの間隔L1を短くすること
ができ、その結果、多数錘を列設してなる合糸仮撚加工
機1の機台長さを短くすることができる。
【0024】(3)仮撚装置15A,15Bが、合糸さ
れる糸のそれぞれに独立して設けられているため、S撚
り糸とZ撚り糸の合糸によるノントルク糸だけではな
く、S撚り糸とS撚り糸の合糸、又は、Z撚り糸とZ撚
り糸の合糸の加工も可能である。
【0025】(4)仮撚装置15A,15Bの各々にモ
ータ33,38が個別に設けられ、仮撚装置15A,1
5Bの各々が単独で駆動され、特に直流ブラシレスモー
タで駆動されるため、駆動機構を含めた仮撚装置15
A,15Bが小型になり、仮撚装置15A,15Bの糸
経路に沿ったずれの間隔を小さくすることができる。
【0026】なお、上述した実施形態を以下のように変
更して実施することができる。 (1)仮撚装置15A,15Bは、ベルト式のニップツ
イスターに限らず、それぞれ複数のフリクションディス
クを具備した3本のスピンドルが架台に回転可能に支持
されているモータ駆動式3軸フリクション仮撚装置であ
ってもよい。この場合、3軸はベルトを介して一つの直
流ブラシレスモータで駆動される構造にすることによ
り、糸経路に沿ったずらし間隔を狭くすることができ
る。
【0027】(2)一次ヒータ装置13は、2錘共用に
限らず、各錘毎に共用するものであってもよい。また、
この一次ヒータ装置13は、図示のようにダウサム蒸気
で加熱される熱板に糸Yを直接接触させる形式のものに
限らず、糸Yを非接触で加熱する非接触加熱式のもので
あってもよい。
【0028】(3)合糸のための交絡ノズル18を設け
る位置は、上流側第2フィードローラ17A,17Bか
ら巻取ユニット23までの間であれば、任意の位置に設
けることができる。
【0029】(4)合糸される糸の数は、2本が代表的
であるが、3本以上の複数であってもよい。この場合
も、合糸される糸の列設方向から見て重なる同じ経路上
に、複数の仮撚装置を糸の経路に沿ってずらして配置さ
れる。また、合糸仮撚加工機に適用されるマルチフィラ
メントの糸は、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊
維、ポリビニルアルコール系繊維等を単独で、もしくは
2種以上を組み合わせて用いることができる。もちろ
ん、これら繊維の形状、例えば、繊度、フィラメント
数、断面形状に限定されることはない。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1の合糸用仮撚加工機
は、仮撚装置を糸毎に個別に独立させて設け、仮撚加工
部における複数本の糸の経路を側面から見て複数本の糸
経路が重なり合うように設定し、糸毎に設けた複数の仮
撚装置を側面から見て重なった糸経路に沿ってずらせて
配置したので、同一仮撚加工錘内の仮撚加工部における
複数の糸の経路の正面から見た配置間隔を小さくして機
台長さを短くすることができるという効果を奏する。ま
た、複数の糸の経路が側面から見て重なり合っているた
め、複数の糸の加工条件を互いに合わせることができ、
品質の揃った仮撚加工糸を合糸させることができるとい
う効果を奏する。さらに、合糸される糸毎に仮撚装置が
独立して設けられているため、S撚りとZ撚りを任意に
選択できるという効果を奏する。
【0031】請求項2の合糸用仮撚加工機は、少なくと
も仮撚装置近傍において、同一の仮撚加工錘内の複数本
の糸の経路の正面から見た配置間隔と、隣り合う仮撚加
工錘における隣り合う2本の糸の経路の正面から見た配
置間隔とが同じ間隔に設定されているため、同一の仮撚
加工錘内の糸経路の配置間隔においても、隣り合う仮撚
加工錘における隣り合う2本の糸経路の配置間隔におい
ても、不必要なスペースが生じず、多数錘を効率的に配
置して、機台の長さ方向を短くすることができるという
効果を奏する。
【0032】請求項3の合糸用仮撚加工機は、糸毎に設
けた仮撚装置が個別に駆動装置を備えているため、各仮
撚装置の駆動装置が簡素化され、各仮撚装置を配置する
上での自由度が高められるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合糸用仮撚加工機を多数錘の列設方向
から見たときの側面図である。
【図2】本発明の合糸用仮撚加工機を正面から見たとき
の展開された配列図である。
【図3】図1の仮撚装置の配設部分の拡大側面図であ
る。
【図4】仮撚装置の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 延伸仮撚加工部 3 合糸部 4 後処理部 5 巻取部 13 一次ヒータ装置 15A,15B 仮撚装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の糸をそれぞれ仮撚加工する仮撚
    装置を設けた仮撚加工部と、仮撚加工された複数本の糸
    を合糸する合糸部とを備えた仮撚加工錘を複数、正面か
    ら見て横一列に配置し、かつ前記仮撚加工部において前
    記複数の糸の経路を正面から見て横一列に配置した合糸
    仮撚加工機において、前記仮撚装置を糸毎に個別に独立
    させて設け、前記仮撚加工部における複数本の糸の経路
    を側面から見て前記複数本の糸経路が重なり合うように
    設定し、前記糸毎に設けた複数の仮撚装置を側面から見
    て前記重なった糸経路に沿ってずらせて配置したことを
    特徴とする合糸仮撚加工機。
  2. 【請求項2】 前記仮撚加工部の少なくとも仮撚装置近
    傍において、同一の仮撚加工錘内の複数本の糸の経路の
    正面から見た配置間隔と、隣り合う仮撚加工錘における
    隣り合う2本の糸の経路の正面から見た配置間隔とが同
    じ間隔に設定されていることを特徴とする請求項1記載
    の合糸仮撚加工機。
  3. 【請求項3】 前記糸毎に設けた仮撚装置が個別に駆動
    装置を備えていることを特徴とする請求項1または2記
    載の合糸仮撚加工機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008038343A1 (de) 2007-08-30 2009-03-05 Tmt Machinery, Inc. Garnhaspelmaschine und Garntexturiermaschine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008038343A1 (de) 2007-08-30 2009-03-05 Tmt Machinery, Inc. Garnhaspelmaschine und Garntexturiermaschine
DE102008038343B4 (de) * 2007-08-30 2017-09-28 Tmt Machinery, Inc. Garnspulmaschine und Garntexturiermaschine

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