JP2002294274A - 高純度グリコシルセラミドおよびその製造方法 - Google Patents

高純度グリコシルセラミドおよびその製造方法

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JP2002294274A
JP2002294274A JP2001097300A JP2001097300A JP2002294274A JP 2002294274 A JP2002294274 A JP 2002294274A JP 2001097300 A JP2001097300 A JP 2001097300A JP 2001097300 A JP2001097300 A JP 2001097300A JP 2002294274 A JP2002294274 A JP 2002294274A
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Minoru Kajima
稔 鹿島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料の分析用標準品等に適する、植物原料か
ら得られる95%以上の高純度のグリコシルセラミドお
よびその製造方法を提供する。 【解決方法】植物原料から溶媒抽出等により得たスフィ
ンゴ脂質画分から、精製し、溶媒冷却沈澱させてステリ
ルグリコシド画分を得て精製する。一方前記の上清部か
らグリコシルセラミド画分を採取し、さらに高速液体ク
ロマトグラフィー、シリカゲルカラムクロマトグライー
等により精製してグリコシルセラミドを得る。れらの一
連の方法により得られるHPLCによる純度が95%以
上である高純度のグリコシルセラミド、ステリルグリコ
シド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物由来で高純度
のグリコシルセラミドおよびその製造方法、並びに高純
度ステリルグリコシドおよびその製造方法に関する。さ
らに詳しくは、植物原料から溶媒抽出等により得たスフ
ィンゴ脂質画分から、精製し、溶媒冷却沈澱させてステ
リルグリコシド画分を得て精製する。一方前記の上清部
からグリコシルセラミド画分を採取し、さらに高速液体
クロマトグラフィー、シリカゲルカラムクロマトグライ
ー等により精製してグリコシルセラミドを得る。本発明
は、これらの方法により得られる高純度のグリコシルセ
ラミド、ステリルグリコシド及びそれらの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】セラミドは、人間の皮膚の構成成分の一
つで、皮膚の保湿、保護作用や肌荒れ防止・改善の効果
を有し、肌をみずみずしく柔軟性のある状態に保つため
に不可欠な脂質の一種である。美容分野では、このよう
なセラミドの特性を生かしたハンドクリームなどのスキ
ンケア化粧品が開発されている。従来、セラミドは、肌
に直接塗布するという観点の製品開発が主流であった
が、近年、化粧品素材にのみならず、グリコシルセラミ
ドが、一般食品、飲料などの食品素材として商品化され
市場は拡大してきた。しかしながら、従来は、天然のグ
リコシルセラミドの原料に牛脳が主に用いられてきた
が、牛脳抽出物は、いわゆる「狂牛病」の感染が否定で
きないため、牛脳以外の天然物の抽出物から得られるグ
リコシルセラミドが求められている。
【0003】一方、植物由来のグリコシルセラミドは既
に食品素材として用いられている。そのため、食品中の
植物由来のグリコシルセラミドを含有した抽出物あるい
は製品中のグリコシルセラミド含量を測定し、その測定
値を保証することが不可欠となっている。近年、高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)−光散乱検出器(E
SLD)によるグリコシルセラミド定量法(Lipi
d,Vol.34,no.11,p.1232−p.1
237(1999年))が開発された。その際、植物由
来の高純度のグリコシルセラミドは市販されていないた
め、小麦由来の抽出物から薄層クロマトグラフィー(以
下、TLCと略す)によりグリコシルセラミドを分離分
取してグリコシルセラミド定量用標品として用いてい
る。しかし、前記のTLCによる方法では、得られる量
が極めて少量であり、多量(数g単位)の取得ができな
い。前記のようにセラミド関連製品は、化粧品や食品が
あり、その含量は、少量である。その含量を保証するた
めには、その含量を精度よく測定できる方法が必要であ
り、またグリコシルセラミド定量の公定分析法化が不可
欠である。それを達成するためには、まず、分析標準物
質としての高純度に精製されたグリコシルセラミド標品
を多量に製造できることが必要である。しかしながら、
植物由来のグリコシルセラミドを、純度95%以上でか
つ多量に効率よく分離製造する方法は無かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、特に分析用の標準物質として用いるのに適する植物
由来の原料から得られた95%以上の高純度のグリコシ
ルセラミドを提供することにある。本発明の第2の目的
は、植物原料から得られた95%以上の高純度のステリ
ルグリコシドを提供することにある。本発明の第3の目
的は、植物原料からの高純度グリコシルセラミドの製造
方法を提供することにある。本発明の第4の目的は、植
物原料からの高純度ステリルグリコシドの製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の問
題点に鑑み、鋭意検討した結果、特定の溶媒沈殿法と分
画法を組み合わせることにより前記の化合物の高純度品
を得ることができることの知見に基づき、本発明を完成
した。すなわち、本発明は、次の〔1〕〜〔6〕であ
る。 〔1〕 植物原料から得られるグリコシルセラミドであ
って、高速液体クロマトグラフィーによる純度が95%
以上であることを特徴とする高純度グリコシルセラミ
ド。 〔2〕 植物原料が小麦である前記〔1〕の高純度グリ
コシルセラミド。 〔3〕 植物原料から得られるグリコシルセラミドであ
って、高速液体クロマトグラフィーによる純度が95%
以上であることを特徴とする高純度ステリルグリコシ
ド。 〔4〕 植物原料が小麦である請求項3記載の高純度ス
テリルグルコシド。 〔5〕 次の工程(I)〜(V)からなることを特徴と
する、高速液体クロマトグラフィーによる純度が95%
以上である高純度グリコシルセラミドの製造方法。 工程(I);グリコシルセラミド含有植物原料から溶媒
抽出して、分画し、スフィンゴ脂質画分を濃縮し、濃縮
分を溶媒に溶解し、弱アルカリ分解する、 工程(II)次いで前記分解物を溶媒を用いて液液分配す
ることによりグリコシルセラミド画分を得た後、濃縮す
る、 工程(III);次いで濃縮部を溶媒に溶解し、冷却し
て、前記の画分からステリルグリコシド画分を沈殿さ
せ、ステリルグリコシドの沈殿部と上清部に分離する。 工程(IV);前記の上清部を濃縮し、高速液体クロマト
グラフィーによりグリコシルセラミド画分を分離精製
し、濃縮してグリコシルセラミド画分を得る、 工程(V);その後、分取した部分をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製する。 〔6〕 前記〔5〕の工程(III)で得たステリルグリ
コシドの沈殿部を溶媒で洗浄することによって精製する
ことを特徴とする高速液体クロマトグラフィーによる純
度が95%以上である高純度ステリルグリコシドの製造
方法。 〔7〕 前記〔5〕の工程(IV)の高速液体クロマトグ
ラフィーによりステリルグリコシドを分離精製して得る
ことを特徴とする高速液体クロマトグラフィーによる純
度が95%以上である高純度ステリルグリコシドの製造
方法。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に関連する化合物につい
て、スフィンゴシン、グリコシルセラミド、セラミド、
ステリルグリコシド等の化学構造を下記の式[1]に示
す。
【0007】
【化1】
【0008】ここで、グリコシルセラミドは、1aのス
フィンゴシンの誘導体であり、スフィンゴシンの一部の
炭化水素基をR1で示し、脂肪酸残基をR2で示した。ま
た、本発明でいうグリコシルセラミドは、式[1]で示
される化学式のなかで、1bの糖構造の部分がグルコー
スおよびマンノース等の他の糖由来のものを含むものが
相当する。また、ステリルグリコシドは1dの構造のも
のであり、前記の1dのRは、ステロールに基づく基で
あって、水素原子または炭素数2〜10個の鎖式または
環式の原子団である。通常は、炭素数2〜10個の鎖式
の原子団である。したがって、本発明でいう、スフィン
ゴ脂質画分とは、前記のスフィンゴシン、グリコシルセ
ラミド、セラミド、ステリルグリコシド等の化合物等を
多く含む画分を示す。
【0009】本発明で用いるグリコシルセラミドを含有
する植物原料としては、例えば、小麦、米等の穀類、大
豆、ピーナツなどの豆類、さらに、ほうれん草等の葉
菜、ゴマ等の種子が挙げられる。またさらに、米糠等の
穀物由来の原料が挙げられる。グリコシルセラミドを含
有する植物原料であればいずれでもよいが、特に、入手
性や含量の点から、小麦および米糠が好ましい原料とし
て挙げられる。さらにそれらの植物原料からグリコシル
セラミドを濃縮した抽出物が挙げられる。より好ましく
は、2重量%以上のグリコシルセラミドを濃縮した抽出
物、さらに望ましくは4重量%以上濃縮したものが挙げ
られる。市販品としては、小麦由来である日本油脂
(株)社製、N−セラミドが挙げられる。本発明の高純
度グリコシルセラミドは、 工程(I);グリコシルセラミド含有植物原料から溶媒
抽出して、分画し、スフィンゴ脂質画分を濃縮し、濃縮
分を溶媒に溶解し、弱アルカリ分解する、 工程(II)次いで前記分解物を溶媒を用いて液液分配す
ることによりグリコシルセラミド画分を得た後、濃縮す
る、 工程(III);次いで濃縮部を溶媒に溶解し、冷却し
て、前記の画分からステリルグリコシド画分を沈殿さ
せ、ステリルグリコシドの沈殿部と上清部に分離する、 工程(IV);前記の上清部を濃縮し、高速液体クロマト
グラフィーによりグリコシルセラミド画分を分離精製
し、濃縮してグリコシルセラミド画分を得る、 工程(V);その後、分取した部分をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製する、 の工程を行うことによって得られる高速液体クロマトグ
ラフィーによる純度が95%以上である高純度グリコシ
ルセラミドである。
【0010】次に工程(I)について説明する。工程
(I)は、前記のグリコシルセラミドを含量する植物原
料からグリコシルセラミド含量を高めたスフィンゴ脂質
画分を得るために、まず、溶媒により抽出する。抽出溶
媒は、例えば、エタノール、メタノール、アセトン、ヘ
キサン、クロロホルム、酢酸エチル、2−プロパノール
等を単独あるいは前記の溶媒と水とを含む2種以上の混
合溶媒が挙げられる。特に、エタノールが好ましい。さ
らに、上記で得られた抽出物からグリコシルセラミドを
濃縮するために、アセトン沈殿分画を行う。使用する溶
媒は、アセトン単独、またはヘキサン、エタノール、水
のいずれか1種以上を5%以下の割合で含むアセトンの
混合溶媒が挙げられる。これらの溶媒は、一般に市販さ
れているものを使用することができる。アセトン沈殿分
画の温度は、30℃以下であることが好ましく、さら
に、0℃以下であることが望ましい。前記のアセトン沈
殿物は、デカンテーションあるいは遠心分離により分離
してもよい。上記操作で得られたグリコシルセラミド含
量を高めた画分は、弱アルカリ分解処理を行うことによ
りグリセロ糖脂質を除去することによりさらにグリコシ
ルセラミドの含量を高める。その後、アセトン部を濃縮
して、グリコシリセラミドを多く含むスフィンゴ脂質画
分を得る。前記のようにその際のグリコシルセラミド含
量としては、2重量%以上、より好ましくは、4重量%
以上である。
【0011】また、前記で用いる弱アルカリ分解後、抽
出するための溶媒としては、メタノール、エタノール、
あるいは含水メタノール、含水エタノールが挙げられ
る。これらの溶媒は、一般に市販されているものを使用
することができる。溶媒の添加量は、例えば、抽出原料
(例えば、スフィンゴ脂質2重量%〜5重量%含有する
もの)1重量部に対して、1〜20重量部、好ましくは
2〜10重量部、より好ましくは3〜8重量部である。
【0012】弱アルカリ分解溶液は、弱アルカリ性を示
す含水エタノールが好ましく挙げられ、そのアルカリと
しては、例えば、水酸化カリウムあるいは水酸化ナトリ
ウムの溶液等が挙げられる。好ましいアルカリ溶液濃度
は、0.05〜0.5Nであり、特に、0.1〜0.4
Nが好ましい。含水エタノールの水―エタノールの混合
容量比は、0.01:99.99〜50:50、より好
ましくは1:99〜20:80である。弱アルカリ分解
反応の温度は、30℃〜50℃が好ましい。反応時間
は、1〜6時間が好ましい。
【0013】次に工程(II)について説明する。工程
(II)は、弱アルカリ分解後のグリセロ脂質の除去は、
次の溶媒添加による液液分配を行う。すなわち、溶媒添
加としては、前記の弱アルカリ分解の液量に対して水を
0.4〜1倍量、クロロホルムを1.5〜2倍量、水−
クロロホルムの混合容量比は、1:2〜1:4とするこ
とが好ましく、溶媒反応液量に対して水0.6倍量、ク
ロロホルム1.8倍量が特に好ましい。その後、溶媒を
除去してグリコシルセラミド含有量の多い画分を得る。
【0014】次に工程(III)について説明する。工程
(III)は、次いで前記の濃縮部を溶媒に溶解し、冷却
して、前記の画分からステリルグリコシド画分を沈殿さ
せ、ステリルグリコシドの沈殿部と上清部に分離する、
工程である。ここで、溶媒としては、例えば、ヘキサン
/イソプロパノールの混合溶媒等が挙げられる。その混
合比としては、例えばヘキサン/イソプロパノールの混
合溶媒の場合、90/10〜10/90v/v、より好
ましくは、80/20〜50/50v/vである。沈殿
を生成させる冷却の温度は、例えば、10℃以下、好ま
しくは、0℃以下、さらに好ましくは、−10℃以下で
ある。冷却時間は、特に限定されないが、温度にも依存
するが、通常2時間〜240時間、好ましくは5時間〜
72時間である。ステリルグリコシドの沈殿部と上清部
に分離する際には、方法は特に限定されないが、例えば
デカンテーションやろ過による方法が挙げられる。
【0015】次に工程(IV)について説明する。工程
(IV)は、前記の上清部を濃縮し、高速液体クロマトグ
ラフィーによりグリコシルセラミド画分を分離精製し、
濃縮してグリコシルセラミド画分を得る、工程である。
ここで、上清部を濃縮は、溶媒が除去できればよく、エ
バポレータや、通常の減圧下での脱溶媒による方法でも
よい。さらに高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
によりグリコシルセラミド画分を分離精製する際には、
高速液体クロマトグラフィ−での分取条件として、カラ
ムの充填剤は、順相系のシリカゲルであればよい。分離
溶媒はクロロホルム−メタノール混合溶媒系、ヘキサン
−イソプロパノール混合溶媒系等、グリコシルセラミド
とステリルグリコシドが分離できる溶媒系であればよ
い。 より好ましくは、クロロホルム/メタノール=95/5
〜70/30 実施例移動相:クロロホルム/メタノール=9/1であ
り、 流速:40ml/min〜60ml/min、 グリコシルセラミド画分は、溶出液を分取用試験管に一
定量ずつ順次分取していき、各試験管内の溶出液を濃縮
した後、薄層クロマトグラフィー(TLC)によりグリ
コシルセラミドの単一スポットを示す溶出液を集めて濃
縮する。濃縮については、前記の溶媒が除去の方法が挙
げれ、エバポレータや、通常の減圧下での脱溶媒による
方法でもよい。TLCの条件としては、例えば次のもの
が挙げられる。 <TLC分析条件>: 展開溶媒;クロロホルム:メタノール:酢酸=95:1
0:2、 検出;50%硫酸発色。
【0016】次に工程(V)について説明する。工程
(V)は、その後、前記で分取した部分をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製する工程である。最終精
製は、分取液濃縮物中に混入する脂肪酸をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより除去精製する。ここで、
カラムの充填剤としては、順相系のシリカゲルであれば
市販のものを使用できる。その際の温度や時間等の条件
は特に限定されないが、例えば、0〜40℃、1〜10
時間が好ましい条件として挙げられる。
【0017】次にスフィンゴ脂質画分からステリルグリ
コシドを溶媒沈澱分画する方法について記載する。スフ
ィンゴ脂質画分からステリルグリコシドを溶媒沈澱分画
する工程までは、前記の工程(III)の記載の方法と同
じである。その後、分離して得たステリルグリコシドを
溶媒で洗浄することによってさらに精製することができ
る。ここで、洗浄に使用する溶媒は、前記の例えば、ヘ
キサン/イソプロパノールの混合溶媒等が挙げられる。
その混合比としては、例えばヘキサン/イソプロパノー
ルの混合溶媒の場合、90/10〜10/90v/v、
より好ましくは、80/20〜50/50v/vであ
る。洗浄に際しては、例えば、フィルターでろ別した固
体部分に前記の溶媒を加えてかき混ぜて洗浄する方法が
挙げられる。また、別の容器に固体部分を取り出し、溶
媒を加えて洗浄し、再度ろ別してもよい。またさらに、
前記〔5〕の工程(IV)の高速液体クロマトグラフィー
によりグリコシルセラミドを分離する際に、同時にステ
リルグリコシドを分離精製して得ることができる。その
際得られる高速液体クロマトグラフィーによる純度が9
5%以上である高純度ステリルグリコシドである。
【0018】以上の方法により得られるグリコシルセラ
ミドは、高速液体クロマトグラフィーによる純度が95
%以上であり、さらに好ましくは99%以上の高純度の
グリコシルセラミドが得られる。また以上の方法により
得られるステリルグリコシドにおいても、高速液体クロ
マトグラフィーによる純度が95%以上であり、さらに
好ましくは99%以上の高純度のグリコシルセラミドが
得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明の高純度グリコシルセラミドは、
植物原料から種々の操作を経て得た95%以上の高純度
グリコシルセラミドであり、標準試料等に用いることが
できる。 また、本発明の高純度グリコシルセラミドの
製造方法は、植物原料から特定の溶媒沈殿法等を組み合
わせる工程により簡単に製造できる方法である。従来の
TLCによる分取方法では、量多く得ることができない
のに対して、本発明の製造方法はに、スフィンゴ脂質か
らグリコシルセラミドを分取する際に、そのグリコシル
セラミドと極性が非常に近く分取が困難なステリルグリ
コシドを沈殿させて除去するので、HPLCへのグリコ
シルセラミドの注入量を多くすることができ、多量に分
取できる方法である。従って、本発明の製造方法によっ
て得られた高純度グリコシルセラミドは、抽出物や製品
中のグリコシルセラミド含有量を測定する時の標準品と
して用いることが可能となるため、グリコシルセラミド
含有商品の品質保証、特に植物由来のグリコシルセラミ
ドの含有量の測定が可能となり有用である。また、本発
明の高純度ステリルグルコシドは、植物原料から種々の
操作を経て得た95%以上の高純度ステリルグルコシド
であり、標準試料等に用いることができる。また、本発
明の高純度ステリルグルコシドの製造方法は、植物原料
から特定の溶媒沈殿法を組み合わせる工程により簡単に
製造できる方法である。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体例に基づいてより詳細に
説明する。なお、グリコシルセラミド(GCと略す)お
よびステリルグリコシド(SGと略す)の純度の測定
は、HPLC−ESLD(蒸発光散乱検出器)を使用し
た。HPLC条件は、東北大学の宮澤氏らの報告(Li
pid,Vol.34,no.11,p.1232−
p.1237(1999年))に準じて下記の方法によ
り行った。 [HPLC−ESLD条件]移動相;A液 クロロホル
ム、B液 メタノール−水(95/5;V/V)の2液
を用いて、下記グラジェント溶媒系を設定した。グラジェント溶媒 Time(分) A(%) B(%) 0 99 1 15 75 25 20 10 9025 99 1 カラム;シリカカラム(Inertsil SIL 1
00−5;6×150、 カラムオーブン温度;35℃、 流速;1ml/min、 蒸発光散乱検出器(ESLD);Alltech50
0、 ESLDドリフトチューブ温度;85℃。 なお、流出時間(retention time)としては、SGで
は、10〜11min、GCでは12〜13minであ
った。なお、分析用試料作成は、次の方法による。実施
例で得られた試料105.0mgを10ml容メスフラ
スコに秤取り、クロロホルム/メタノール混合溶液(=
2/1;V/V)に溶解し、その溶液15μLを用い
た。
【0021】実施例1 グリコシルセラミドを4.5%含む小麦セラミド抽出物
製品(日本油脂(株)社製、商品名;ニッサン N−セ
ラミド)10gを、0.4N水酸化カリウム(KOH)
含水メタノール溶液500ml中で超音波攪拌により均
一に溶解し、38℃で4時間弱アルカリ分解反応を行っ
た。反応液は100mlに対してクロロホルム180m
l、水58mlを加えて分液ロート中で液液分配を行
い、下層をクロロホルム−メタノール−水(3/48/
47;V/V/V)を100ml加えて水洗する操作を
2回行い、最終的に得られた下層を濃縮した。上述の方
法を用い、ニッサン N−セラミド180gからグリコ
シルセラミド濃縮画分(画分a)22.26gを得た。
次に画分a17.62gにヘキサン/イソプロパノール
(7/3)混液300mlを加え、40℃で溶解した
後、−20℃に一晩放置した。生じた結晶を濾過し、更
にヘキサン/イソプロパノール(7/3)混液(4℃)
でスラリー洗浄し、真空ポンプにて一晩乾燥し、ステリ
ルグリコシド738mgを得た。母液は濃縮後に移動相
溶媒45mlに溶解し、15mlづつ3回分けて下記H
PLC分離条件1にて分取を行い、グリコシルセラミド
の分離を行った。
【0022】HPLC分取条件1; カラム:70φ×500mm、 充填剤:ダイソーゲル IR−60−10/40、 移動相:クロロホルム/メタノール=9/1;V/V 流速:50ml/min、 分取:溶出液を100mlずつ分取、 検出:上記各分取液を濃縮後、下記の薄層クロマトグラ
フィー(TLC)分析を行った。 TLC分析条件: 展開溶媒;クロロホルム/メタノール/酢酸=95/1
0/2;V/V/V、 検出;50%硫酸発色。
【0023】上記HPLC分取条件で分離した液を前記
のTLC分析し、ステリルグリコシド(SG)を含む画
分(SGfr.1)、グリコシルセラミド(GC)を含
む画分をそれぞれ3回分をまとめて脱溶媒し、最終的
に、ステリルグリコシド(SG)を含む画分(SGf
r.1)を2.00g、グリコシルセラミド(GC)を
含む画分(GCfr.1)6.42gを得た。次いで、
SGfr.1にヘキサン/イソプロパノール(7/3)
混液100mlを加え、40℃で溶解した後、−20℃
に一晩放置した。生じた結晶を濾過、さらにヘキサン/
イソプロパノール(7/3)混液で4℃にてスラリー洗
浄し、真空ポンプで一晩乾燥した。ステリルグリコシド
は、798mg得られた。また、GCfr.1は、再
度、上記HPLC条件で分離を行い、グリコシルセラミ
ドを含む画分(GCfr.2)を2.50g得た。
【0024】GCfr.2は、さらに下記のHPLC分
離条件2により精製した。なお、本操作は、前記と異な
り試料は1つにまとめて行った。 HPLC分離条件2; カラム:70φ×500mm、 充填剤:ダイソーゲル IR−60−10/40、 移動相:クロロホルム/メタノール(=20/1;V/
V)(10L)、クロロホルム/メタノール(=9/
1;V/V)(5L)、(グリコシルセラミドが溶出し
始めた時点で、極性を上げ溶出した。) 流速:50ml/min、 検出:前記のTLCの分析方法に同じ。 上記条件により、グリコシルセラミド分取画分1.48
gを得て、上記記載のHPLC−ESLD法により純度
確認および赤外吸収スペクトル測定を行った。なお、本
操作は、前記と異なり試料は1つにまとめて行った。そ
の結果、数%の脂肪酸の混入が認められたので下記のシ
リカゲルのオープンカラム条件により脂肪酸を除去し、
グリコシルセラミド1.06gを得た。 充填剤:シリカゲル ワコーゲル C−100 150
g、 溶出液:クロロホルム/メタノール=9/1;V/V、 検出:薄層クロマトグラフィー(アニスアルデヒド−硫
酸発色)、 この試料を用いて前記の方法により測定した結果、グリ
コシルセラミドの純度は99.5%であった。また、前
記のステリルグリコシドの試料を用いて前記の方法によ
り測定した結果、ステリルグリコシドの純度は99.5
%であった。なお、図1にグリコシルセラミドのHPL
Cの方法による測定したチャートを示した。図より殆ど
単一のピークとなり、不純物が殆ど含まれないことが分
かる。
【0025】比較例1 実施例1と同様に画分aを調製し、該画分17.62g
からステリルグリコシドを冷却沈澱分画することなく移
動相溶媒 45mlに溶解し、15mlずつ3回に分け
てそれぞれを上記HPLC分取条件と同様にグリコシル
セラミド画分を分取し、最終的にシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製したところ、純度94.5%のグ
リコシルセラミド0.75gを得た。
【0026】参考例1;牛脳由来の市販グリコシルセラ
ミド(シグマ社、以下、GC−Cと略す)および、本発
明の実施例1で得られた植物由来のグリコシルセラミド
(GC−Pと略す)を用いて、グリコシルセラミドの量
とHPLC−ESLDの測定した数値との比較を行っ
た。結果を図2に示す。なお、横軸は、測定に使用した
各々のグリコシルセラミドの量であり、縦軸はHPLC
−ESLDの測定した蒸発光散乱検出器のピーク面積の
数値である。図2から明らかなように、牛脳と小麦由来
の両者のグリコシリセラミドを標準物質と使用するとそ
の検量線は累乗関数の近似式となることがわかる。すな
わち両者の間では、一定の係数により換算することがで
きない。換言すれば、図2より、同じグリコシルセラミ
ドであっても、原料により測定数値とグリコシルセラミ
ドの量の依存性が異なり、植物由来のグリコシルセラミ
ドを測定する場合には、植物由来のグリコシルセラミド
を標準物質として測定しないと適正な測定がなされない
ことが分かる。
【0027】参考例2;参考例1で示した図2を検量線
として用い、試験的な小麦をエタノール抽出してグリコ
シルセラミドを濃縮した試料を測定したところ、次の表
1に示す値となった。即ち、両者の原料からのグリコシ
ルセラミドを標準物質とすると、{(2.41−2.1
1)/2.41}×100=12.4(%)のバラツキ
を生じることが分かる。したがって、前記のように少量
のグリコシルセラミドを含有する食品や化粧品において
は、植物由来のグリコシルセラミドを用いている場合、
植物由来のグリコシルセラミドを標準品として使用して
測定しないと、およそ12%バラツキを生じることとな
り、正確な含量の測定ができないことがわかる。
【0028】
【表1】
【0029】以上の結果より本発明の実施例1のグリコ
シルセラミドは、比較例1に比べて、HPLC分取条件
を同一にした場合、純度が高いことがわかる。また、ス
テリルグリコシドも高純度が得られることがわかる。ま
たさらに、表1の結果から、小麦由来のグリコシルセラ
ミドの含量は、牛脳由来の試料からの測定したものに比
べて、小麦由来のグリコシルセラミドを用いた場合は、
およそ15%高く測定されることより、より正確な測定
ができることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1で得られたグリコシルセラミド
のHPLCによるチャートである。(縦軸;任意感度、
横軸;流出時間)
【図2】図2は、参考例1の牛脳由来のグリコシルセラ
ミドおよび小麦由来のグリコシルセラミドの量とHPL
C−ESLDの測定値を示す図である。(縦軸;測定値
のピーク面積、横軸;植物および動物由来のグリコシル
セラミドの量)
フロントページの続き Fターム(参考) 4C057 BB02 DD01 JJ09 4C091 AA01 BB06 CC01 DD01 EE06 FF01 GG01 HH01 JJ03 KK01 LL01 MM03 NN01 PA02 PA05 PB02 PB03 PB04 PB05 QQ01 RR13 4H059 BA46 BA47 BB02 BB15 BB22 BB45 CA12 CA13 CA24 CA32 EA21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物原料から得られるグリコシルセラミド
    であって、高速液体クロマトグラフィーによる純度が9
    5%以上であることを特徴とする高純度グリコシルセラ
    ミド。
  2. 【請求項2】植物原料が小麦である請求項1記載の高純
    度グリコシルセラミド。
  3. 【請求項3】植物原料から得られるグリコシルセラミド
    であって、高速液体クロマトグラフィーによる純度が9
    5%以上であることを特徴とする高純度ステリルグリコ
    シド。
  4. 【請求項4】植物原料が小麦である請求項3記載の高純
    度ステリルグルコシド。
  5. 【請求項5】次の工程(I)〜(V)からなることを特
    徴とする、高速液体クロマトグラフィーによる純度が9
    5%以上である高純度グリコシルセラミドの製造方法。 工程(I);グリコシルセラミド含有植物原料から溶媒
    抽出して、分画し、スフィンゴ脂質画分を濃縮し、濃縮
    分を溶媒に溶解し、弱アルカリ分解する、 工程(II)次いで前記分解物を溶媒を用いて液液分配す
    ることによりグリコシルセラミド画分を得た後、濃縮す
    る、 工程(III);次いで濃縮部を溶媒に溶解し、冷却し
    て、前記の画分からステリルグリコシド画分を沈殿さ
    せ、ステリルグリコシドの沈殿部と上清部に分離する。 工程(IV);前記の上清部を濃縮し、高速液体クロマト
    グラフィーによりグリコシルセラミド画分を分離精製
    し、濃縮してグリコシルセラミド画分を得る、 工程(V);その後、分取した部分をシリカゲルカラム
    クロマトグラフィーで精製する。
  6. 【請求項6】請求項5の工程(III)で得たステリルグ
    リコシドの沈殿部を溶媒で洗浄することによって精製す
    ることを特徴とする高速液体クロマトグラフィーによる
    純度が95%以上である高純度ステリルグリコシドの製
    造方法。
  7. 【請求項7】請求項5の工程(IV)の高速液体クロマト
    グラフィーによりステリルグリコシドを分離精製して得
    ることを特徴とする高速液体クロマトグラフィーによる
    純度が95%以上である高純度ステリルグリコシドの製
    造方法。
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