JP2002294156A - 防汚塗料組成物 - Google Patents

防汚塗料組成物

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JP2002294156A
JP2002294156A JP2001098604A JP2001098604A JP2002294156A JP 2002294156 A JP2002294156 A JP 2002294156A JP 2001098604 A JP2001098604 A JP 2001098604A JP 2001098604 A JP2001098604 A JP 2001098604A JP 2002294156 A JP2002294156 A JP 2002294156A
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Makoto Hori
誠 堀
Hideki Yoshizaki
秀樹 吉崎
Masahito Kishihara
雅人 岸原
Toshimitsu Muramatsu
利光 村松
Motoi Sasaki
基 佐々木
Hideki Kobayashi
秀樹 小林
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Kansai Paint Co Ltd
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中移動物や水中構造物表面に水中生物が付
着育成するのを長期間防止し得る塗膜を形成する防汚塗
料組成物を提供する。 【解決手段】 (A)25℃における粘度が20〜10
0万mPa・sである分子鎖両末端がシラノール基で封
鎖されたジオルガノポリシロキサン、(B)一般式:R
aSiX4-a(式中、Rは炭素原子数1〜10の置換もし
くは非置換の一価炭化水素基であり、Xは加水分解性基
であり、aは0〜2の整数である。)で表わされる架橋
剤、(C)無機質充填剤(D)少なくともひとつの分子
鎖末端にシラノール基または加水分解性基を有する極性
基含有オルガノポリシロキサンフルイド(d1)と、分
子鎖末端にシラノール基および加水分解性基を有さない
極性基含有オルガノポリシロキサンフルイド(d2)と
からなる、25℃における粘度が10〜50,000m
Pa・sである極性基含有オルガノポリシロキサンフル
イド混合物および(E)縮合反応用触媒からなる室温硬
化性オルガノポリシロキサン組成物からなることを特徴
とする防汚塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬化後に優れた防汚
性能を長期間にわたって発揮する防汚塗料組成物に関
し、詳しくは、水中移動物や水中構造物表面に生物が付
着育成するのを長期間防止し得る塗膜を形成する防汚塗
料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】海、河川、湖沼などの水中には、例えば
フジツボ、ホヤ、セルプラ、ムラサキイガイ、カラスガ
イ、フサコケムシ、アオノリ、アオサなどの生物(水中
生物)が多数生息しているため、船舶、潜水艦、魚網な
どの水中移動物や、突堤、テトラポット、港湾施設、ブ
イ、パイプライン、橋梁、発電所の導水管、海底基地、
海底油田掘削設備、養殖網、定置網などの水中構造物が
長期間水中に漬っていると、その飛沫部から没水部表面
に水中生物が付着生育して種々の被害が発生するという
問題点があった。そのため、これらの移動物や水中構造
物には、トリブチル錫化合物を添加した防汚塗料が用い
られていた。しかし、トリブチル錫化合物は優れた防汚
性を示すものの、毒性が強く、環境保全上および安全衛
生上好ましくないという問題点があった。従来、このよ
うな問題点を解消すべく、トリブチル錫化合物を含まな
い防汚塗料が提案されている。例えば特開平10−31
6933号公報では、室温硬化性シリコーンゴムとシリ
コーンオイルからなる防汚塗料が提案されている。この
防汚塗料は、シリコーンゴムとシリコーンオイルを併用
することによって、シリコーンゴム単独に比べて水中生
物の付着防止効果が著しく向上しているが、長期間経過
後の防汚性能が十分ではなかった。また、縮合反応硬化
性シリコーン組成物にポリエーテル変性オルガノポリシ
ロキサンを配合した防汚塗料も提案されているが(特開
平8−127718号公報および特開平11−1254
1号公報参照)、この防汚塗料も長期間経過後の防汚性
能が十分ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明の目的は、水中移動物や水中構造物表面に
水中生物が付着育成するのを長期間防止し得る塗膜を形
成する防汚塗料組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は、(A)25℃における粘度が20〜100万mPa・sである分子 鎖両末端がシラノール基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)一般式:RaSiX4-a(式中、Rは炭素原子数1〜10の置換もしくは非 置換の一価炭化水素基であり、Xは加水分解性基であり、aは0〜2の整数であ る。)で表わされる架橋剤 5〜100重量部、 (C)無機質充填剤 5〜200重量部、 (D)平均単位式:R1 x (YR3)ySiO(4-x-y)/2 [式中、R1は水素原子,非 置換もしくはハロゲン原子置換の一価炭化水素基,水酸基および加水分解性基か らなる群から選択される基であり、R3はエーテル結合,エステル結合または-N H-結合を含有し得る炭素原子数1〜10の二価の基であり、Yはアミノ基,カ ルボキシル基,エポキシ基およびポリオキシアルキレン基からなる群から選択さ れる極性基である。xおよびyは、0.01≦x≦3、0.01≦y≦3であり、か つ、0.02≦(x+y)≦3である。]で表され、少なくともひとつの分子鎖末端に シラノール基または加水分解性基を有する極性基含有オルガノポリシロキサンフ ルイド(d1)と、平均単位式:R2 x (YR3)ySiO(4-x-y)/2(式中、R2は非 置換もしくはハロゲン原子置換の一価炭化水素基であり、Y,R3,x,yは前記 どおりである。)で表され、分子鎖末端にシラノール基および加水分解性基を有 さない極性基含有オルガノポリシロキサンフルイド(d2)とからなる、25℃ における粘度が10〜50,000mPa・sである極性基含有オルガノポリシ ロキサンフルイド混合物[(D)成分中の(d1)成分の含有率は2〜20重量 %である。] 10〜200重量部 および (E)縮合反応用触媒 0.05〜20重量部 からなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物から
なることを特徴とする防汚塗料組成物に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防汚塗料組成物に
ついて詳細に説明する。
【0006】(A)25℃における粘度が20〜100
万mPa・sの分子鎖両末端シラノール基封鎖ジオルガ
ノポリシロキサンは、本発明組成物の主剤である。この
ジオルガノポリシロキサン中、シラノール基以外のケイ
素原子に結合する基としては、メチル基,エチル基,プ
ロピル基などのアルキル基;ビニル基,アリル基などの
アルケニル基;フェニル基などのアリール基等の非置換
の一価炭化水素基や、3,3,3-トリフルオロプロピル基,
ノナフルオロヘキシル基等のハロゲン原子置換一価炭化
水素基が例示される。これらの中でも、メチル基が好ま
しい。25℃における粘度は20〜100万mPa・s
であるが、50〜50,000mPa・sの範囲が好ま
しい。尚、(A)成分として異なる粘度のジオルガノポ
リシロキサンを2種類以上併用しても良い。
【0007】(B)一般式:RaSiX4-a で表わされ
るオルガノシランは、(A)成分の架橋剤である。上式
中、Rは炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換一価
炭化水素基であり、メチル基,エチル基,プロピル基,
tert−ブチル基,2-エチルヘキシル基などのアルキ
ル基;ビニル基,アリル基などのアルケニル基;フェニ
ル基,トリル基などのアリール基等の非置換の一価炭化
水素基や、3,3,3-トリフルオロプロピル基,ノナフルオ
ロヘキシル基等のハロゲン原子置換炭化水素基が例示さ
れる。これらの中でもアルキル基やアルケニル基が好ま
しく、特にメチル基が好ましい。Xはケイ素原子に結合
した加水分解性基であり、ジメチルケトオキシム基,メ
チルエチルケトオキシム基などのジオルガノケトオキシ
ム基;メトキシ基,エトキシ基などのアルコキシ基;ア
セトキシ基などのアシロキシ基;N−ブチルアミノ基,
N,N−ジエチルアミノ基等のN−アルキルアミノ基;
N−メチルアセトアミド基,N−ビニルアセトアミド基
等のN−オルガノアシルアミド基;N,N−ジエチルア
ミノキシ基などのN,N−ジアルキルアミノキシ基;プ
ロペノキシ基などのアルケニロキシ基が例示される。a
は0〜2の整数である。このような(B)成分の具体例
としては、テトラキス(メチルエチルケトキシム)シラ
ン,メチルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン,
ビニルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン,メチ
ルトリメトキシシラン,メチルトリエトキシシラン,ジ
メチルジメトキシシラン,ジメチルジエトキシシラン,
メチルトリアセトキシシラン,テトラメトキシシラン,
テトラエトキシシラン,メチルトリイソプロペノキシシ
ラン,テトライソプロペノキシシラン,メチルトリ
(N,N−ジエチルアミノ)シランが挙げられる。
(B)成分の配合量は、(A)成分100重量部に対し
て5〜100重量部である。これは、この範囲外である
と十分な塗膜性能が得られないためである。
【0008】(C)無機質充填剤は組成物を粘ちょうに
し、塗膜の物理特性を向上させる働きをする。このよう
な(C)成分としては、湿式法シリカ,乾式法シリカ等
の補強性シリカ微粉末;およびこれらの表面がヘキサメ
チルジシラザン,ジメチルジクロロシラン,環状ジメチ
ルシロキサンなどで疎水化処理されたもの;石英,炭酸
カルシウム,二酸化チタン,けいそう土,水酸化アルミ
ニウム,アルミナ,マグネシア,酸化亜鉛,炭酸亜鉛な
どの粉末およびその表面がシラン類,シラザン類,低重
合度シロキサン類,有機化合物などで処理されたものが
例示される。(C)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対して5〜200重量部である。これは、5重
量部未満であると補強効果が不十分となり、200重量
部を越えると他成分との混合が困難になるためである。
【0009】(D)成分は、本発明組成物が硬化して皮
膜を形成した後に、塗膜表面に防汚機能層を形成する成
分である。この(D)成分は、平均単位式:R1 x (YR
3)y SiO(4-x-y)/2で表され、少なくともひとつの分子
鎖末端にシラノール基または加水分解性基を有する極性
基含有オルガノポリシロキサンフルイド(d1)と、平
均単位式:R2 x (YR3)ySiO(4-x-y)/2で表され、分
子鎖末端にシラノール基および加水分解性基を有さない
極性基含有オルガノポリシロキサンフルイド(d2)と
の混合物である。本発明者は、この(d1)成分と(d
2)成分を特定比率で配合することにより、防汚性を示
す極性基含有オルガノポリシロキサンフルイドが長期間
に渡って少量づつ塗膜表面に移行し、その結果、防汚性
能を長期間持続できることを見出したものである。(d
1)成分、(d2)成分ともに、分子形状は直鎖状、一
部分岐した直鎖状、分岐状、網状があり得る。(D)成
分中における(d1)成分の含有率は2〜20重量%で
あり、2〜15重量%であることが好ましい。これは、
2重量%未満であると本成分の徐放性が低下して防汚性
が長期間持続せず、20重量%を越えると防汚性が低下
する傾向にあるためである。上式中、R1は水素原子,
非置換もしくはハロゲン原子置換の一価炭化水素基,水
酸基および加水分解性基からなる群から選択される基で
ある。一価炭化水素基として具体的には、メチル基,エ
チル基,プロピル基などのアルキル基;ビニル基,アリ
ル基などのアルケニル基;フェニル基などのアリール
基;アラルキル基;3,3,3-トリフルオロプロピル基,ノ
ナフルオロヘキシル基などのフルオロアルキル基が挙げ
られる。これらの中でもアルキル基やアルケニル基が好
ましく、メチル基が特に好ましい。加水分解性基として
具体的には、ジメチルケトオキシム基,メチルエチルケ
トオキシム基などのジオルガノケトオキシム基;メトキ
シ基,エトキシ基などのアルコキシ基;アセトキシ基な
どのアシロキシ基;N−ブチルアミノ基,N,N−ジエ
チルアミノ基等のN−アルキルアミノ基;N−メチルア
セトアミド基,N−ビニルアセトアミド基等のN−オル
ガノアシルアミド基;N,N−ジエチルアミノキシ基な
どのN,N−ジアルキルアミノキシ基;プロペノキシ基
などのアルケニロキシ基が挙げられる。R2は非置換も
しくはハロゲン原子置換の一価炭化水素基であり、上記
と同様の基が例示される。R3はエーテル結合,エステ
ル結合または-NH-結合を含有し得る炭素原子数1〜1
0の二価の基であり、エチレン基,プロピレン基などの
アルキレン基や、そのC-C結合間にエーテル結合,エ
ステル結合または-NH-結合が介在する基が挙げられ
る。Yはアミノ基,カルボキシル基,エポキシ基および
ポリオキシアルキレン基からなる群から選択される極性
基である。ポリオキシアルキレン基としては、ポリオキ
シエチレン基,ポリオキシプロピレン基の他に、オキシ
エチレン基とオキシプロピレン基がブロック結合もしく
はランダム結合したオキシエチレン・オキシプロピレン
鎖が挙げられ、その末端は水酸基,アルコキシ基または
アシロキシ基で封鎖されていることが好ましい。また、
オキシアルキレン基の繰り返し単位数は10〜60の範
囲であることが好ましい。このような極性基の含有量
(含有率)は、オルガノポリシロキサンの0.5〜50
重量%の範囲が好ましく、1〜50重量%の範囲がより
好ましい。xおよびyはそれぞれ、0.01≦x≦3、0.
01≦y≦3であり、かつ、0.02≦(x+y)≦3であ
る。この極性基含有オルガノポリシロキサンの平均分子
量は250〜30,000であることが好ましい。この
ような(D)成分は、(d1)分子鎖片末端にシラノー
ル基または加水分解性基を有し、もう一方の末端がトリ
メチルシロキシ基で封鎖された極性基含有オルガノポリ
シロキサンフルイドと、(d2)両末端がトリメチルシ
ロキシ基で封鎖された非反応性の極性基含有オルガノポ
リシロキサンフルイドの混合物であることが好ましい。
25℃における粘度は、防汚効果の持続性の面から、1
0〜50,000mPa・sの範囲であり、50〜1
0,000mPa・sの範囲が好ましい。(D)成分の
配合量は、(A)成分100重量部に対して10〜20
0重量部であり、好ましくは50〜120重量部であ
る。これは、10重量部未満であると防汚効果が不十分
であり、200重量部を越えると厚膜形成が困難になる
ためである。
【0010】(D)成分の代表例としては、下記平均構
造式で表されるジオルガノポリシロキサンが挙げられ
る。これらのジオルガノポリシロキサンにおいて、分子
鎖末端にシラノール基または加水分解性基を有するもの
が(d1)成分に相当し、両末端がトリメチルシロキシ
基で封鎖されたものが(d2)成分に相当する。 (D1):Yがアミノ基である場合
【化1】 (式中、R’およびR"はアルキレン基であり、Aは水
酸基,加水分解性基またはメチル基であり、aは10〜
1000であり、bは1〜100である。) (D2):Yがカルボキシル基である場合
【化2】 (式中、R’はアルキレン基であり,A,aおよびbは
前記と同じである。) (D3):Yがエポキシ基である場合
【化3】 (式中、R’およびR"はアルキレン基であり、A,aお
よびbは前記と同じである。) (D4):Yがポリオキシアルキレン基である場合
【化4】 [式中、R’はアルキレン基であり,PEGは式:-
(OC24nOX(Xは水素原子、メチル基もしくは
アセトキシ基であり、nは10〜60である。)で表さ
れるポリオキシエチレン基であり、A,aおよびbは前
記と同じである。]
【0011】(E)縮合反応用触媒は、従来から知られ
ているシラノール基同士の縮合反応触媒やシラノール基
とケイ素原子結合加水分解性基の縮合反応触媒でよく、
具体例としては、ジブチルスズジアセテート,ジブチル
スズジオクテート,ジブチルスズジラウレート,ジオク
チルスズジマレート,オクチル酸スズなどの有機スズ化
合物;イソプロピルトリイソステアロイルチタネート,
イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)
チタネート,ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オ
キシアセテートチタネート,テトラアルキルチタネート
などの有機チタネート化合物;テトラブチルジルコネー
ト,テトラキス(アセチルアセトナート)ジルコニウ
ム,テトライソブチルジルコネート,ブトキシトリス
(アセチルアセトナート)ジルコニウム,ナフテン酸ジ
ルコニウムなどの有機ジルコニウム化合物;トリス(エ
チルアセトアセテート)アルミニウム,トリス(アセチ
ルアセトナート)アルミニウムなどの有機アルミニウム
化合物;ナフテン酸亜鉛,ナフテン酸コバルト,オクチ
ル酸コバルトなどの有機金属触媒;ジエタノールアミ
ン,トリエタノールアミン等の有機ケイ素化合物を含ま
ないアミン系触媒などが挙げられる。(E)成分の配合
量は、(A)成分100重量部に対して0.05〜20
重量部である。これは、0.05重量部未満であると十
分な塗膜性能が得られず、20重量を超えると作業性が
低下するためである。
【0012】本発明組成物は塗工性向上のために有機溶
媒に希釈されていてもよい。使用される有機溶媒は、
(A)成分や(D)成分を溶解するものであればよく、
その種類や分子量によって適宜選択される。具体的に
は、トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤;ア
セトン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン
等のケトン類;ヘキサン,オクタン,ヘプタン等の脂肪
族炭化水素;メタノール,エタノール,イソプロパノー
ル,ブタノール,イソブタノール等のアルコール類;酢
酸エチル,酢酸イソブチル等のエステル類;ヘキサメチ
ルジシロキサン,オクタメチルトリシロキサン,オクタ
メチルテトラシクロシロキサンのような揮発性シリコー
ンなどの1種または2種以上の混合溶剤などが挙げられ
る。有機溶媒で希釈する場合には、上記(A)成分〜
(E)成分の合計量が50〜95重量%となるように、
有機溶媒の使用量を調整することが好ましい。
【0013】本発明の防汚塗料組成物は上記(A)成分
〜(E)成分からなるものであるが、これらの成分に加
えて、塩素化パラフィンやワセリン等を配合することが
できる。これらの配合量は(A)成分〜(E)成分10
0重量部に対して10重量部以下であることが好まし
く、9重量部以下であることがより好ましい。また、2
5℃における粘度が10〜10,000mPa・sであ
り、極性基を含有しないジオルガノポリシロキサンフル
イドを併用してもよい。このジオルガノポリシロキサン
フルイドは、(d3)分子鎖末端にシラノール基または
加水分解性基を有するジオルガノポリシロキサンフルイ
ドと、(d4)シラノール基または加水分解性基を含有
しない非反応性のジオルガノポリシロキサンフルイドの
混合物であり、かつ、(d3)成分の含有率が(d3)
成分と(d4)成分の合計量の2〜20重量%であるこ
とが好ましい。さらに必要に応じて、着色顔料,体質顔
料,防錆顔料などの顔料類,可塑剤,タレ止め剤,シラ
ンカップリング剤,防汚剤などを適宜配合することがで
きる。
【0014】本発明組成物は、上記(A)成分〜(E)
成分を混合することによって得られる。このとき、
(A)成分あるいは(D)成分を(B)成分と予め混合
して反応生成物としてから他の成分と混合してもよい。
【0015】本発明組成物の塗装は、刷け塗り、伸ば
し、スプレー等の従来公知の手段でおこなえばよく、1
回塗りだけでなく、複数回塗り重ねてもよい。尚、塗装
前に、被塗装物の表面を予め清掃;乾燥し、プライマー
塗布しておくことが好ましい。プライマーとしては、耐
食性エポキシプライマーが好ましい。
【0016】以上のような本発明の防汚塗料組成物は、
硬化シリコーンゴム皮膜からのシリコーンオイルの徐放
性に優れているため、例えば、船舶,潜水艦,魚網など
の水中移動物や、突堤,テトラポット,港湾施設,ブ
イ,パイプライン,橋梁,発電所の導水管,海底基地,
海底油田掘削基地,養殖網,定置網などの水中構造物に
塗装すると、これらの表面に水中生物が付着育成するの
を長期にわたって防止するという特徴を有する。このよ
うな本発明組成物は、トリブチル錫化合物のような毒性
の強い防汚剤を使用しなくても優れた防汚性を示す無毒
性の防汚塗料であるので、環境保全上および安全衛生上
の点からも非常に有用であるという利点を有する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例と比較例により具体的
に説明する。実施例中、部とあるのは重量部を示し、粘
度は25℃における測定値である。
【0018】
【実施例1】粘度80mPa・sの分子鎖両末端がシラ
ノール基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(A1)
30部、粘度2200mPa・sの分子鎖両末端がシラ
ノール基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(A2)
70部、表面が疎水化処理されたBET比表面積160
2/gの乾式法シリカ11部、メチルトリス(メチル
エチルケトオキシム)シラン18部、ジブチルスズジラ
ウレート0.4部、平均構造式:
【化5】 (式中、R'はプロピレン基であり、R"はエチレン基で
あり、aは250であり、bは5である。)で表される
片末端シラノール基封鎖アミノ基含有オルガノポリシロ
キサンフルイド5重量%と、平均構造式:
【化6】 (式中、R'、R"、aおよびbは上記と同じである。)
で表される両末端トリメチルシロキシ基封鎖アミノ基含
有オルガノポリシロキサンフルイド95重量%からなる
粘度1200mPa・sのアミノ基含有オルガノポリシ
ロキサンフルイド混合物(D1)71部およびキシレン
14部を混合して防汚塗料組成物を得た。
【0019】
【比較例1】実施例1において、アミノ基含有オルガノ
ポリシロキサンフルイド混合物(D1)中の片末端シラ
ノール基封鎖アミノ基含有オルガノポリシロキサンフル
イドの比率を1重量%とし、両末端トリメチルシロキシ
基封鎖アミノ基含有オルガノポリシロキサンフルイドを
99重量%とした以外は実施例1と同様にして、防汚塗
料組成物を得た。
【0020】
【実施例2】実施例1において、アミノ基含有オルガノ
ポリシロキサンフルイド混合物(D1)の替わりに、平
均構造式:
【化7】 (式中、R'はエチレン基であり、aは400であり、
bは8である。)で表される片末端シラノール基封鎖カ
ルボキシル基含有オルガノポリシロキサンフルイド5重
量%と、平均構造式:
【化8】 (式中、R',aおよびbは上記と同じである。)で表
される両末端トリメチルシロキシ基封鎖カルボキシル基
含有オルガノポリシロキサンフルイド95重量%からな
る粘度2,500mPa・sのカルボキシル基含有オル
ガノポリシロキサンフルイド混合物(D2)を用いた以
外は実施例1と同様にして、防汚塗料組成物を得た。
【0021】
【比較例2】実施例2において、カルボキシル基含有オ
ルガノポリシロキサンフルイド混合物(D2)中の片末
端シラノール基封鎖カルボキシル基含有オルガノポリシ
ロキサンフルイドの比率を1重量%とし、両末端トリメ
チルシロキシ基封鎖カルボキシル基含有オルガノポリシ
ロキサンフルイドを99重量%とした以外は実施例2と
同様にして、防汚塗料組成物を得た。
【0022】
【実施例3】実施例1において、アミノ基含有オルガノ
ポリシロキサンフルイド混合物(D1)の替わりに、平
均構造式:
【化9】 (式中、R'はプロピレン基であり、R"はエチレン基で
あり、aは600であり、bは15である。)で表され
る片末端シラノール基封鎖エポキシ基含有オルガノポリ
シロキサンフルイド5重量%と、平均構造式:
【化10】 (式中、R'、R"、aおよびbは上記と同じである。)
で表される両末端トリメチルシロキシ基封鎖エポキシ基
含有オルガノポリシロキサンフルイド95重量%からな
る粘度8,000mPa・sのエポキシ基含有オルガノ
ポリシロキサンフルイド混合物(D3)を用いた以外は
実施例1と同様にして、防汚塗料組成物を得た。
【0023】
【比較例3】実施例3において、エポキシ基含有オルガ
ノポリシロキサンフルイド混合物(D3)中の片末端シ
ラノール基封鎖エポキシ基含有オルガノポリシロキサン
フルイドの比率を1重量%とし、両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖エポキシ基含有オルガノポリシロキサンフル
イドを99重量%とした以外は実施例3と同様にして、
防汚塗料組成物を得た。
【0024】
【実施例4】実施例1において、アミノ基含有オルガノ
ポリシロキサンフルイド混合物(D1)の替わりに、平
均構造式:
【化11】 [式中、R'はプロピレン基であり、PEGは式:(O
2412OCOCH3で示されるアセトキシ基末端ポ
リオキシエチレン基であり、aは22であり、bは2で
ある。]で表される片末端シラノール基封鎖ポリオキシ
エチレン基含有オルガノポリシロキサンフルイド5重量
%と、平均構造式:
【化12】 (式中、R',PEG,aおよびbは上記と同じであ
る。)で表される両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリ
オキシエチレン基含有オルガノポリシロキサンフルイド
95重量%からなる粘度300mPa・sのポリオキシ
エチレン基含有オルガノポリシロキサンフルイド混合物
(D4)を用いた以外は実施例1と同様にして、防汚塗
料組成物を得た。
【0025】
【比較例4】実施例4において、ポリオキシエチレン基
含有オルガノポリシロキサンフルイド混合物(D4)中
の片末端シラノール基封鎖ポリオキシエチレン基含有オ
ルガノポリシロキサンフルイドの比率を1重量%とし、
両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリオキシエチレン基
含有オルガノポリシロキサンフルイドを99重量%とし
た以外は実施例4と同様にして、防汚塗料組成物を得
た。
【0026】
【比較例5】実施例1において、アミノ基含有オルガノ
ポリシロキサンフルイド混合物(D1)中の片末端シラ
ノール基封鎖アミノ基含有オルガノポリシロキサンフル
イドの比率を25重量%とし、両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖アミノ基含有オルガノポリシロキサンフルイド
を75重量%とした以外は実施例1と同様にして、防汚
塗料組成物を得た。
【0027】
【比較例6】実施例1において、アミノ基含有オルガノ
ポリシロキサンフルイド混合物(D1)を使用しなかっ
た以外は実施例1と同様にして、防汚塗料組成物を得
た。
【0028】○シリコーンオイルの徐放性 上記で得られた各防汚塗料組成物をアルミ板に塗布して
室温で放置し、直径約5cmの塗膜を得た。室温放置4
日目に塗膜の重量を測定した後、硬化皮膜を3.5%塩
化ナトリウム水溶液に浸漬した。3日後、7日後、14
日後、32日後に引き上げて、皮膜の表面に形成された
オイル状物の重量を測定することにより、シリコーンオ
イルの徐放性を判定した。尚、オイル状物は塗膜の表面
のオイル状物をガーゼで拭き取り、拭き取り前後の重量
差から求めた。その結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】○防汚性 大きさ100×300×2mmのサンドブラスト処理板
に、ジンクリッチエポキシ系ショッププライマー塗料を
乾燥膜厚が15μmとなるように塗装し、次いでエポキ
シ樹脂系重防食塗料を乾燥膜厚が200μmとなるよう
に塗装した。この表面に、上記で得られた各防汚塗料組
成物を乾燥膜厚が約150μmとなるように刷毛塗装し
て乾燥させ、防汚性塗板を作製した。得られた塗板につ
いて、折戸湾(静岡県清水市)にて懸垂浸海試験を36
ヶ月間実施し、6ヶ月毎にその防汚性を目視により測定
した。結果を表2に示した。なお、「異常なし」とは、
塗板表面に汚れや付着物が認められず、塗装直後の表面
と同様の外観であったことを示している。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明の防汚塗料組成物は、上記(A)
成分〜(E)成分からなり、特に、(D)成分として特
定の極性基含有オルガノポリシロキサンフルイド混合物
を含有しているので、硬化後のシリコーンゴム皮膜から
シリコーンオイルが塗膜表面に徐々に移行して、防汚性
能を長期間持続できるという特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉崎 秀樹 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 岸原 雅人 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 村松 利光 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 佐々木 基 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 (72)発明者 小林 秀樹 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 Fターム(参考) 4J038 DL022 DL031 DL032 DL061 DL062 GA02 GA06 GA07 GA09 HA186 HA216 HA286 HA436 HA446 KA03 KA04 KA06 KA08 KA15 NA05 PB05 PB07 PC02 PC04 PC10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)25℃における粘度が20〜100万mPa・sである分 子鎖両末端がシラノール基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)一般式:RaSiX4-a(式中、Rは炭素原子数1〜10の置換もしくは非 置換の一価炭化水素基であり、Xは加水分解性基であり、aは0〜2の整数であ る。)で表わされる架橋剤 5〜100重量部、 (C)無機質充填剤 5〜200重量部、 (D)平均単位式:R1 x (YR3)ySiO(4-x-y)/2 [式中、R1は水素原子,非 置換もしくはハロゲン原子置換の一価炭化水素基,水酸基および加水分解性基か らなる群から選択される基であり、R3はエーテル結合,エステル結合または-N H-結合を含有し得る炭素原子数1〜10の二価の基であり、Yはアミノ基,カ ルボキシル基,エポキシ基およびポリオキシアルキレン基からなる群から選択さ れる極性基である。xおよびyは、0.01≦x≦3、0.01≦y≦3であり、か つ、0.02≦(x+y)≦3である。]で表され、少なくともひとつの分子鎖末端に シラノール基または加水分解性基を有する極性基含有オルガノポリシロキサンフ ルイド(d1)と、平均単位式:R2 x (YR3)ySiO(4-x-y)/2(式中、R2は非 置換もしくはハロゲン原子置換の一価炭化水素基であり、Y,R3,x,yは前記 どおりである。)で表され、分子鎖末端にシラノール基および加水分解性基を有 さない極性基含有オルガノポリシロキサンフルイド(d2)とからなる、25℃ における粘度が10〜50,000mPa・sである極性基含有オルガノポリシ ロキサンフルイド混合物[(D)成分中の(d1)成分の含有率は2〜20重量 %である。] 10〜200重量部 および (E)縮合反応用触媒 0.05〜20重量部 からなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物から
    なることを特徴とする防汚塗料組成物。
  2. 【請求項2】 有機溶媒に希釈されていることを特徴と
    する請求項1に記載の防汚塗料組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20110143148A1 (en) * 2009-12-13 2011-06-16 General Electric Company Articles comprising a weather resistant silicone coating
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JP2017066205A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ソフト99コーポレーション 撥水性コーティング組成物

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