JP2002294085A - 舗装道路埋込型情報送受信装置 - Google Patents

舗装道路埋込型情報送受信装置

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JP2002294085A
JP2002294085A JP2001101921A JP2001101921A JP2002294085A JP 2002294085 A JP2002294085 A JP 2002294085A JP 2001101921 A JP2001101921 A JP 2001101921A JP 2001101921 A JP2001101921 A JP 2001101921A JP 2002294085 A JP2002294085 A JP 2002294085A
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Yasuhiko Yumitate
恭彦 弓立
Morikuni Yamamoto
守邦 山本
Takahiko Tanji
能彦 丹治
Satoru Handa
悟 半田
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Panasonic Holdings Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G05D1/0261Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using magnetic or electromagnetic means using magnetic plots
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F11/00Road engineering aspects of Embedding pads or other sensitive devices in paving or other road surfaces, e.g. traffic detectors, vehicle-operated pressure-sensitive actuators, devices for monitoring atmospheric or road conditions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/30Arrangements interacting with transmitters or receivers otherwise than by visible means, e.g. using radar reflectors or radio transmitters

Abstract

(57)【要約】 【課題】舗装道路に埋設して使用可能な情報送受信装置
を提供する。 【解決手段】融点が200〜400℃の範囲にある結晶
性樹脂(A)とガラス繊維(B)とを必須成分とする樹
脂組成物からなる容器2内に情報送受信機材1を収納し
てなる舗装道路埋込型情報送受信装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、耐薬品
性、及び機械的特性などの優れた特性を有する樹脂組成
物、該樹脂組成物からなる舗装道路埋込用容器、該容器
を用いた舗装道路埋込型情報送受信装置、及び該舗装道
路埋込型情報送受信装置の製造方法を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ処理速度の高機能
化、携帯電話等の移動型通信機器の普及、自動車等の移
動車両における電子技術革新、カーナビゲーションシス
テムの普及など情報通信技術のめざましい発展に伴い、
これら通信情報技術を利用する高度道路交通システム
(以下ITSという)の研究が進み、一部の有料道路路
線において自動料金収集システムが試行されており、更
には安全運転への支援、交通管理の最適化、道路管理の
効率化等を図りつつある。
【0003】このITSの一つとして、道路の各車線に
等間隔に埋設した情報送受信装置を利用し、車両がこの
情報送受信装置を検出することにより、車線内横方向に
おける自車位置を把握して、脇見などによる車線からの
逸脱を未然に防止する車線逸脱防止支援サービスや、車
線中央部を自動的に走行する車線保持サービスの実現が
望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報送受信
装置を舗装道路に埋設して使用するためには、装置が耐
水性、薬品や塩分に対する耐腐食性、機械的強度などの
特性を保持できることが必要である。また、高温で舗装
するアスファルトなど道路の施工条件に耐えうる耐熱性
も必要である。本発明は、これらの特性に優れるととも
に、内蔵する電子部品を保護するための気密性も有する
外装ケースを提供すること、およびその外装ケース内に
情報送受信機材を収納して舗装道路埋込型情報送受信装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために、鋭意試験研究を重ねた結果、結晶
性樹脂、好ましくは融点が200〜400℃の範囲にあ
る結晶性樹脂(A)と無機充填材、好ましくはガラス繊
維(B)とを必須成分とする樹脂組成物を用いて舗装道
路埋込容器を成形し、その容器の中に情報送受信機材を
収納させて舗装道路埋込型情報送受信装置を構成するの
が有効であることを見出し、本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明の舗装道路埋込容器用樹
脂組成物は、融点が200〜400℃の範囲にある結晶
性樹脂(A)とガラス繊維(B)とを必須成分とするも
のである。前記結晶性樹脂(A)がポリアリーレンスル
フィド樹脂であることが好ましい。ポリアリーレンスル
フィド樹脂を用いる場合、溶融粘度が30〜300Pa
・s(測定条件316℃、剪断速度104sec-1)の
範囲であることが好ましい。
【0007】前記樹脂組成物に、更に無機充填材(C)
を含有させてもよい。前記樹脂組成物に、更にシリコン
オイル(D)を含有させてもよい。前記樹脂組成物に、
更にエラストマー(E)を含有させてもよい。エラスト
マー(E)を添加する場合、アルコキシシラン化合物
(F)を共添加することが好ましい。
【0008】本発明の舗装道路埋込容器用樹脂組成物に
おける前記結晶性樹脂(A)と前記ガラス繊維(B)と
の含有割合は、前記結晶性樹脂(A)と前記ガラス繊維
(B)の合計重量100重量部のうち、結晶性樹脂
(A)が20〜80重量部、ガラス繊維(B)が80〜
20重量部であることが好ましい。
【0009】本発明の舗装道路埋込容器は本発明の樹脂
組成物からなる。舗装道路埋込容器の外側形状は、円柱
状、角柱状、不定形のいずれかであることが好ましい。
舗装道路埋込容器は、射出成形法によって成形されたも
のが好ましい。中でもダイスライドインジェクション成
形法(DSI法)によって成形されたものが好ましい。
【0010】本発明の舗装道路埋込型情報送受信装置
は、本発明の舗装道路埋込容器内に、情報送受信機材を
収納させたものである。本発明の舗装道路埋込型情報送
受信装置の製造方法は、本発明の舗装道路埋込容器用樹
脂組成物を用いて、射出成形法により情報送受信機材装
着用の容器部分と蓋部分とを成形する工程1と、工程1
で得られた容器部分に情報送受信機材を装着する工程2
と、情報送受信機材が装着された前記容器部分に蓋部分
を接合する工程3と、工程3にて形成された接合部位に
前記樹脂組成物を射出して接着する工程4とを有するこ
とを特徴とする。前記工程1における情報送受信機材装
着用の容器部分と蓋部分とを同時に成形することが好ま
しい。前記工程1および前記工程4を、ダイスライドイ
ンジェクション成形法を用いた射出成形装置により行う
ことが好ましい。前記工程4において、前記容器部分と
前記蓋部分とが100〜250℃なる温度範囲にあると
きに、前記接合部位への樹脂組成物の射出を行うことが
好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の舗装道路埋込型情報送受
信装置(以下、本装置ということもある)は、主に高速
道路等の主要幹線道路に埋め込まれた状態で使用される
が、本装置を道路に埋設する際には、通常、舗装に使用
されるアスファルトの打設時の温度である200℃程度
の高温条件下に曝される。そのため、本発明の舗装道路
埋込容器(以下、容器と略記する)はそのような過酷な
高温条件下においても熱変形を起こさず、容器内に収納
された情報送受信機材に影響を与えないことが好まし
い。そのために、本発明の舗装道路埋込容器用樹脂組成
物(以下、樹脂組成物と略記する)には、少なくとも2
00℃以上の熱変形温度を有するような耐熱性に優れた
材料を用いることが望ましい。
【0012】本装置の容器に必要とされる材料特性とし
ては、アスファルト打設時の温度条件下においても反
りや変形等を起こさない程度の耐熱性を有すること、
通常の交通手段で使用されるガソリンや軽油等の移動車
両用燃料、エンジンブレーキオイル、ATFオイル等の
エンジン系オイル、通常搬送されうる化学薬品や危険物
等の多岐の物質に対する優れた耐薬品性を有すること、
電波による情報の送受信を行う目的で使用されるた
め、電磁波の遮蔽を引き起こすような材料ではないこと
(特に金属材料や炭素繊維、金属繊維、金属フィラー等
の電気抵抗値が非常に低い材料を含有する樹脂組成物を
使用することは事実上不可能である)、−30℃の寒
冷条件から80℃の熱温条件までの幅広い温度条件下あ
るいは気象条件下での耐久性に優れること、等が要求さ
れる。
【0013】一方、本装置の構造的な要求特性として
は、道路に埋設して使用した場合にトラック、バス、
トレーラー等の大型車両の重量に耐え得る頑強な構造で
あること、容器に内包されるように収納された情報送
受信機材が雨水等の浸入により故障を生じないように気
密性を保持できる構造であること、車両が通過する際
の振動等による回路接合部の剥離等が生じないように、
内包された情報送受信機材が容器内に強固に固定されて
いること、等が要求される。
【0014】本発明では、かかる材料特性及び構造特性
を満足し得る材料として、融点が200〜400℃の結
晶性樹脂(A)とガラス繊維(B)とを必須成分とする
樹脂組成物を本装置の容器の構成材料として用いた。
【0015】本発明において、必須成分の一つである結
晶性樹脂(A)としては、例えば、ポリアリーレンスル
フィド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、LCP
(液晶ポリマー)、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂等が挙げられ、この中でも融点が20
0〜400℃のものが好ましく用いられる。特に好まし
くは、ポリアリーレンスルフィド樹脂である。これらの
結晶性樹脂は単独で用いてもよく2種以上を併用しても
よい。
【0016】本発明において、もう一つの必須成分はガ
ラス繊維(B)である。本発明で樹脂組成物の必須成分
として用いられるガラス繊維の種類としては、一般に市
販されているガラス繊維を使用することができ、特に限
定するものではないが、その中でもE−ガラス繊維(無
アルカリガラス繊維)が、材料の強度および剛性の向上
などの点から優れた充填材として好ましい。
【0017】ガラス繊維の断面形状は、特に限定するも
のではなく、円形、楕円形、不定形など何れの形状のも
のでも使用することが可能である。ガラス繊維の断面の
平均直径についても特に限定するものではなく、一般に
市販されている5〜20μm程度のものを使用すること
ができる。また、ガラス繊維のL/D(即ち、長さと直
径の比)も特に限定されないが、例えば10〜5000
程度のものを使用することができる。
【0018】本発明の樹脂組成物における結晶性樹脂
(A)とガラス繊維(B)の含有割合は、重量基準で両
者の合計重量100重量部に対して、結晶性樹脂(A)
が20〜80重量部、ガラス繊維(B)が80〜20重
量部の範囲で用いられ、好ましくは結晶性樹脂(A)が
30〜70重量部、ガラス繊維(B)が70〜30重量
部の範囲である。ガラス繊維(B)の含有割合が上記の
範囲をはずれると機械的特性が低くなり、必要とする強
度が得られなくなる可能性がある。
【0019】結晶性樹脂(A)として用いられるポリア
リーレンスルフィド樹脂の溶融粘度(測定条件316
℃、剪断速度104sec-1)は、好ましくは30〜3
00Pa・sであり、より好ましくは40〜200Pa
・sである。ポリアリーレンスルフィド樹脂の溶融粘度
がこの範囲内にないと、射出成形における成形条件の幅
が非常に狭くなる可能性が高い。
【0020】更に、本発明においては、ガラス繊維
(B)と併用して、耐熱性、機械特性、寸法安定性、結
晶化特性、或いは電気特性等を向上させるために、ガラ
ス繊維(B)以外の無機充填材(C)を用いることがで
きる。ガラス繊維(B)以外の無機充填材(C)として
は、例えば、繊維状物質としては、アスベスト繊維、シ
リカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒
化ホウ素繊維、窒化珪素繊維、ホウ素繊維、チタン酸カ
リウム繊維等の無機質繊維状物質が挙げられる。更に、
粒状または粉末状等の非繊維状物質も無機充填材(C)
として使用可能であり、例えば、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、タルク、酸化亜鉛、ハイドロタルサイ
ト、ゼオライト、ガラスビ−ズ、ガラスパウダ−、ガラ
スバル−ン、硅酸アルミニウム、硅酸カルシウム、炭化
珪素、窒化ホウ素、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、カ
オリン、クレ−、パイロフィライト、ベントナイト、セ
リサイト、雲母、ネフェリンシナイト、アタルパルジャ
イト、ウオラストナイト、フェライト、ドロマイト、三
酸化アンチモン、酸化チタン、アルミナ、酸化マグネシ
ウム、水酸化マグネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデ
ン、黒鉛、石膏、石英、シリカ、石英ガラス等を挙げる
ことができる。これらの無機充填材は、それぞれ単独で
も使用でき、2種以上を組み合わせて使用することもで
きる。
【0021】また、これらの無機充填材に必要に応じて
表面処理剤や集束剤を併用することにより、樹脂組成物
の他の構成成分との密着性を向上させ、より効果的に諸
特性を向上させることが可能となる。表面処理剤の例と
しては、例えばエポキシシランカップリング剤やアミノ
シランカップリング剤等が挙げられる。また集束剤の例
としては、例えばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が挙げ
られる。
【0022】無機充填材(C)の添加量は、本発明の目
的を逸脱しない範囲で用いることができ、特に限定しな
いが、重量基準で結晶性樹脂(A)とガラス繊維(B)
との合計100重量部に対して、無機重点材(C)が2
00重量部以下の範囲で用いることが好ましく、より好
ましくは50重量部以下である。
【0023】本発明の樹脂組成物には、更にシリコンオ
イル(D)を含有させてもよい。本発明で用いられるシ
リコンオイル(D)は、例えば、主鎖にシロキサン結合
を有する重合体M−〔SiM2−O〕n−M(nは1以
上の正の整数である)が挙げられる。本発明では、上記
のM基が総てメチル基であるもの、または1分子中のM
基のうちの3個以下がメチル基以外の置換基で、その他
のM基が総てメチル基であるポリジメチルシロキサン系
の化合物が好ましい。
【0024】シリコンオイル(D)は、樹脂組成物中で
均一に分散されることにより、酸性条件下及びアルカリ
性条件下での成形品の耐久性の向上に効果が発揮され
る。樹脂組成物中でシリコンオイル(D)を均一に分散
させるためには、シリコンオイル(D)の粘度が10〜
1000mPa・s(25℃)の範囲であることが好ま
しく、より好ましくは10〜300mPa・s(25
℃)の範囲である。
【0025】本発明においては、樹脂組成物中、結晶性
樹脂(A)100重量部に対してシリコンオイル(D)
が、0.1重量部以上であれば酸性条件下及びアルカリ
性条件下での耐久性の向上効果が期待でき、20重量部
以下であれば耐熱性、機械特性、靭性、及び耐衝撃性が
低下せず、好ましい。本発明の樹脂組成物がその優れた
物性を保持しつつ酸性条件下及びアルカリ性条件下でも
耐久性に優れる効果を発現するためには、重量比で結晶
性樹脂(A)/シリコンオイル(D)=99.7/0.
3〜97.0/3.0(重量部)が特に好ましい。
【0026】更に、本発明では成形品の耐衝撃性を向上
させる目的で、本発明の樹脂組成物にエラストマー
(E)を含有させることができる。
【0027】本発明で用いられるエラストマー(E)と
しては、樹脂組成物の靭性や耐衝撃性を向上させる目的
を達成可能な成分ならば何れも使用可能であり、例え
ば、各種ポリオレフィン、オレフィン系共重合体、スチ
レン/ブタジエンゴム(SBR)、水素添加SBR、エ
チレン/プロピレンゴム(EPM)、無水マレイン酸変
性エチレン/プロピレンゴム(EPDM)、ブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、
アクリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴ
ム、各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、それぞれ
単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いても
構わない。これらの中で好ましいエラストマーは、オレ
フィン系共重合体であり、中でも特に好ましいものは、
エチレン系共重合体である。
【0028】本発明において、エラストマー(E)とし
て用いられるエチレン系共重合体としては、例えば、そ
の単量体成分がエチレンと無水マレイン酸、或いはエチ
レンとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルの2元共
重合体、或いはこれらの2成分にα,β-不飽和カルボ
ン酸アルキルエステルを加えた3元共重合体を挙げるこ
とができる。α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステ
ルは、炭素数が3〜8個の不飽和カルボン酸であり、例
えば、アクリル酸、メタクリル酸などのアルキルエステ
ルであって、具体例としては、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イ
ソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブ
チル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタク
リル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸t−ブチル、およびメタクリル酸イソブチルなど
があり、これらの中でもアクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸メチルが好ましい。
【0029】結晶性樹脂(A)とエラストマー(E)の
成分比に関しては、結晶性樹脂(A)とエラストマー
(E)との合計重量に対して、結晶性樹脂(A)が80
〜99重量%であり、エラストマー(E)が20〜1重
量%であることが好ましく、この範囲の成分比であれば
樹脂組成物における靭性、耐衝撃性の良好な改良効果が
発現される。
【0030】本発明において、結晶性樹脂(A)とエラ
ストマー(E)とを併用する場合には、更にアルコキシ
シラン化合物(F)を添加することが好ましい。アルコ
キシシラン化合物を含有させることにより、ポリアリー
レンスルフィド樹脂を代表とする結晶性樹脂(A)とエ
ラストマー(E)との相溶性及び均一性が格段に向上
し、高度の靭性と耐衝撃性を安定かつ再現性良く保持す
ることが可能となる。上記効果が得られるアルコキシシ
ラン化合物は、エポキシ基、アミノ基、ビニル基、メル
カプト基、カルボキシル基、水酸基、イソシアネート
基、アミド基、アシル基等の官能基を有するアルコキシ
シラン化合物で、シランカップリング剤として広く利用
されているものである。特に好ましいものは、エポキシ
基、アミノ基、ビニル基から選択される少なくとも1種
以上の官能基を有するアルコキシシラン化合物で、具体
的にはγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジエトキ
シシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス(β−
メトキシエトキシ)シラン等が挙げられる。これらのア
ルコキシシラン化合物は、それぞれ単独で用いてもよ
く、2種以上を組み合わせて用いても構わない。
【0031】本発明において、アルコキシシラン化合物
(F)の配合割合は、樹脂組成物100重量部に対して
0.1〜5重量部の範囲が好ましく、特に好ましいのは
0.1〜2重量部の範囲である。アルコキシシラン化合
物(F)の配合量が、これより多いと射出成形時にガス
化し、成形不具合を起こす可能性があり、少ないと添加
効果が不十分となる。
【0032】また、本発明の樹脂組成物において、結晶
性樹脂(A)とエラストマー(E)とアルコキシシラン
化合物(F)との混合割合は、好ましくは(A)/
(E)= 80/20〜99/1(重量比)で〔(A)
+(E)〕/(D)=99.9/0.1〜80/20
(重量比)の範囲であり、より好ましくは、(A)/
(E)=90/10〜97/3(重量比)で〔(A)+
(E)〕/(D)=99.7/0.3〜97/3(重量
比)の範囲である。結晶性樹脂(A)とエラストマー
(E)の合計量に対して、アルコキシシラン化合物の配
合量が上記範囲より多いと射出成形時にガス化して成形
不具合を起こす可能性があり、少ないと添加効果が不十
分となる。
【0033】更に、本発明の樹脂組成物には、本発明の
効果を損なわない範囲で、離型剤、滑剤、防錆剤、結晶
核剤、着色剤、耐熱安定剤、耐酸化防止剤、発泡剤、可
塑剤、難燃剤等を含有させることができる。
【0034】本発明の樹脂組成物を調製する方法は、特
に限定されないが、例えば結晶性樹脂(A)及びガラス
繊維(B)に他の成分を加え、通常の加熱混練り手段に
より均一に混練混合すればよい。また、必要に応じてそ
の他添加剤等の原料をタンブラー又はヘンシェルミキサ
ーのような混合機で均一に混合した後、一軸又は二軸混
練押出機に供給して250℃〜370℃の温度範囲下で
溶融混練してもよい。原料の混合、装置への供給の順
序、方法に関しても特に制限はなく、例えば、原料全て
を各種ミキサーを用いて均一混合後に混練押出機にて溶
融混練する方法、或いは原料の一部を各種ミキサーを用
いて均一混合後に、混練押出機にて溶融混練中にサイド
フィーダーよりガラス繊維等を供給し混合する方法等、
必要に応じて適宜選択すればよい。
【0035】図1は本装置の一実施形態を示した概略構
成図である。本実施形態の装置10は、情報送受信機材
1が容器2に内包されるように収納されている。本実施
形態の装置10は、例えば図2に示すように、舗装道路
のセンターライン付近に沿って、複数個埋め込まれる。
そして、車輌11の前面に取り付けられた車載検出装置
12と装置10との間で車輌の位置情報等の送受信をお
こなう。
【0036】本発明における情報送受信機材1として
は、特に限定されず各種のものを用いることができる
が、本実施形態における情報送受信機材1は次のように
構成されている。すなわち、磁性体で構成された円柱状
コア3aの周りにコイルを巻いて形成した第1の環状コ
イル3と、コンデンサ4でLC共振回路が構成されてお
り、車輌から受信した電磁波に共振するようになってい
る。図中符号5は周波数変換回路であり、第1の環状コ
イル3とコンデンサ4とで構成される共振回路で受けた
電磁波の周波数を異なる周波数に変換する。また図中符
号6は第2の環状コイルであり、この第2の環状コイル
6は周波数変換回路5で変換された周波数信号を車輌に
向けて発振するように構成されている。
【0037】容器2は、本発明の樹脂組成物からなるも
ので、本実施形態では中空部を有し外側形状が円柱状を
なす形状に形成されている。本実施形態の容器2は、有
底円筒状の容器部分2aと、円板状の蓋部分2bとから
なり、両者の接合部分は、容器部分2aおよび蓋部分2
bの構成材料と同じ樹脂組成物を接着剤として、接着密
閉されている。情報送受信機材1は、基板(図示略)上
に取り付けられており、この基板が容器部分2aの底面
上に、接着またはビス止め等の固定手段により固定され
ている。
【0038】本実施形態のように、容器部分2aと蓋部
分2bとの接合部分が、これら容器部分2aおよび蓋部
分2bの構成材料と同じ樹脂組成物を接着剤として接合
される構成の場合には、接合部の接着強度を強めて気密
性を高めるために、結晶性樹脂(A)、ガラス繊維
(B)、及び無機充填材(C)に加えて、シリコンオイ
ル(D)を配合し混練した樹脂組成物が好ましく用いら
れる。
【0039】本実施形態によれば、容器2は、アスファ
ルトの打設時の高温条件下においても熱変形を起こさ
ず、優れた耐薬品性を有する。また気密性に優れてお
り、電磁波の遮蔽を引き起こすことはなく、耐久性、機
械的強度も良好である。情報送受信機材1は、このよう
な容器2内に内包されているので、容器2ごと舗装道路
に埋設して使用することが可能であり、ITSの実現を
図ることができる。
【0040】なお、容器の形状は、情報受送信機材を収
納できる形状であれば特に限定されない。例えば、円柱
状、角柱状、不定形などであるが、特に円柱状、および
角柱状が好ましい。
【0041】本実施形態の舗装道路埋込型情報送受信装
置10を製造するには、先ず、予め成形した容器部分2
aに情報受送信機材1を装着した後、予め成形した蓋部
分2bを容器部分2aに接合し一体化せしめる方法が好
ましく用いられる。具体的には、例えば図3に示すよう
に、まず本発明の樹脂組成物Pを用いて、射出成形法に
より容器部分2aと蓋部分2bとを同時に成形し(工程
1、図3(a))、得られた容器部分2aに情報送受信
機材1を装着し(工程2、図3(b))、情報送受信機
材1が装着された容器部分2aに蓋部分2bを接合し
(工程3、図3(c))、次いで、容器部分2aと蓋部
分2bとの接合部位に、前記工程1で用いたのと同じ樹
脂組成物Pを射出して両者を接着一体化する(工程4、
図3(d))。上記工程1〜4は、DSI法(ダイスラ
イドインジェクション成形法)により好ましく実施する
ことできる。
【0042】このような製造方法においては、上記工程
4の射出成形を、容器部分2aと蓋部分2bとが100
℃以上のときに行って両者を一体化させることが好まし
い。このようにすることにより、工程1で固化した樹脂
組成物が再度工程4において射出された樹脂組成物と接
触することによって部分的に溶融し、工程4で射出され
た樹脂組成物と一緒になることで接着強度が大幅に向上
する。したがって、埋設工事時および長期の耐熱性に優
れ、気密性に優れた舗装道路埋込型情報送受信装置を得
ることができる。また工程4の射出成形時の、容器部分
2aと蓋部分2bの温度は容器部分2aと蓋部分2bに
変形が生じない範囲で高くすることができるが、概ね2
50℃以下が好ましい。
【0043】また上記工程2において、射出成形時に容
器部分2aに情報送受信機材1を簡便に装着できるよう
に、容器部分2aの内面を、情報送受信機材1を簡単に
固定できる形状とすることが好ましい。なお、情報送受
信機材1は容器部分2a側に完全に固定できなくてもよ
く、蓋部分2bの接合時に固定できればよい。
【0044】本実施形態の製造方法によれば、埋設工事
時および長期の耐熱性に優れるとともに、気密性に優れ
た舗装道路埋込型情報送受信装置を得ることができる。
また、工程1〜4は自動化するが可能であり、自動化す
ることにより、生産性の向上を図るとともに、容器部分
2aと蓋部分2bの接合部の射出成形による一体化を安
定した温度範囲内で行うことが可能である。
【0045】ここで、容器部分2aと蓋部分2bとを一
体化する手法としては、上記のような容器部分2aおよ
び蓋部分2bの構成材料と同じ樹脂組成物を接合部分に
射出する方法の他に、振動や超音波による融着一体化
法、接着剤による接着一体化法(エポキシ樹脂やシリコ
ン樹脂等の接着剤)等の方法があるが、エポキシ樹脂や
シリコン樹脂等を用いた接着一体化法の場合では、使用
した樹脂の埋設工事時の耐熱性、長期耐熱性や耐薬品性
等の点から情報送受信装置の気密性を損なう恐れがあ
り、又、融着一体化法の場合では、工程的に専用の融着
装置が必要となる等の設備面での制約がある。また、容
器部分と蓋部分を別々に射出成形し、十分に成形品が冷
却した後に、情報送受信機材を装着し、次いで蓋部分を
上記方法で接合することも可能であるが、本実施形態の
製造方法の方が生産性に優れており、製造工程時間の大
幅な短縮化を実現することができる。
【0046】なお、本発明の舗装道路埋込型情報送受信
装置は、上記実施形態の製造方法に限らず、上記構成の
舗装道路埋込型情報送受信装置が得られる方法であれば
他の製造方法で製造しても差し支えない。
【0047】
【実施例】以下に、本発明を実施例と比較例により、一
層、具体的に説明する。尚、部及び%は、特にことわり
のない限り、全て重量基準である。
【0048】(実施例1)結晶性樹脂(A)として溶融
粘度が150Pa・s(測定温度316℃、剪断速度1
4sec-1)のポリフェニレンスルフィド樹脂60重
量部、およびガラス繊維(B)40重量部からなる樹脂
組成物を二軸押出機にて溶融混練りしペレット化を行
い、射出成形用のペレットを得た。このペレットを、図
1に記載の容器2の形状を有する金型を装着した射出成
形機を用い、図3に示す手順に従い、舗装道路埋込型情
報送受信装置を製造した。 工程1:容器2の容器部分2aと蓋部分2bを同時に射
出成形する。 工程2:金型を開き、蓋部分2bのみ金型から取り外
し、容器部分2a内に情報送受信機材1を装着する。 工程3:工程2で取りはずしておいた蓋部分2bを容器
部分2aの接合部に合わせて置き、金型を閉じる。 工程4:接合部に工程1で使用したものと同様の樹脂組
成物を射出成形により射出し、容器部分2aと蓋部分2
bを一体化して舗装道路埋込型情報送受信装置10を得
た。
【0049】実施例1で得られた舗装道路埋込型情報送
受信装置を200℃のアスファルト中に、1000時
間、埋め込んだ後の装置において変形は認められなかっ
た。また、この装置を90℃、5気圧の水中に1000
時間放置したが、接合部からの水分の浸入は認められな
かった。また、耐溶剤性を試験するために、この装置を
メチルエチルケトン(MEK)中に23℃で100時間
浸漬したが、接合部を含め形状の変化は認められなかっ
た。
【0050】《実施例2》結晶性樹脂(A)として溶融
粘度が50Pa・s(測定温度316℃、剪断速度104
sec-1)のポリフェニレンスルフィド樹脂40重量
部、ガラス繊維(B)40重量部、及び無機充填材
(C)として炭酸カルシウム20重量部からなる樹脂組
成物を二軸押出機にて溶融混練りしペレット化を行い、
射出成形用のペレットを得た。このペレット用いて、実
施例1と同様の方法で舗装道路埋込型情報送受信装置を
製造した。実施例2で得られた装置を実施例1と同様の
方法で、アスファルト中での熱変形試験、水中での90
℃/5気圧/1000時間放置試験、及びMEK中での
23℃/100時間浸漬試験を行ったその結果、接合部
からの水分の浸入は認められず、MEKに対しても何等
変化は見られなかった。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性、耐薬品性、及
び機械的特性などに優れた舗装道路埋込容器用樹脂組成
物を提供することができ、この樹脂を用いて舗装道路埋
込容器を成形し、この容器内に情報送受信機材を収納さ
せることによって、耐熱性、耐腐食性、機械的強度、気
密性等の性能に優れた舗装道路埋込型情報送受信装置が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る舗装用道路埋込型情
報送受信装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る舗装用道路埋込型情
報送受信装置を埋め込んだ道路上を車輌が通行する場合
を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る舗装用道路埋込型情
報送受信装置の製造方法の一例を工程順に示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 情報送受信機材 2 容器 2a 容器部分 2b 蓋部分 10 舗装用道路埋込型情報送受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/00 C08K 3/00 4J002 5/5415 5/5415 5H180 C08L 21/00 C08L 21/00 81/02 81/02 83/04 83/04 E01F 11/00 E01F 11/00 // G08G 1/00 G08G 1/00 X B29K 81:00 B29K 81:00 105:12 105:12 105:16 105:16 B29L 22:00 B29L 22:00 31:00 31:00 (72)発明者 山本 守邦 大阪府堺市南清水町3丁3−26 (72)発明者 丹治 能彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 半田 悟 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D064 AA02 AA22 AA24 BA01 CA03 CA09 DB05 EA15 EA17 FA01 GA01 HA12 HA14 JA01 4F071 AA10 AA62 AA67 AA88 AB01 AB28 AC16 AE17 AE18 BA01 BB05 BC04 4F072 AA02 AA08 AB09 AD02 AD46 AD47 AE11 AF01 AF21 AK04 AK15 AL01 4F206 AH55 AH57 JA07 JN12 JW41 4F213 AA34C AB11 AB22 AB25 AH81 AR06 WA05 WA15 WB01 WF01 4J002 AC033 AC073 AC083 AC093 AC113 BB013 BB153 BB183 BD123 BG043 CB001 CF061 CF071 CF161 CH091 CK023 CL001 CN011 CP032 CP033 DA027 DE077 DE097 DE107 DE117 DE127 DE137 DE147 DE187 DE237 DE287 DG027 DG047 DG057 DJ007 DJ017 DJ027 DJ037 DJ047 DJ057 DK007 DL006 EX018 EX068 EX078 FA046 FA087 FA107 FB137 FB147 FD016 FD017 GT00 5H180 AA01 BB10 CC18

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が200〜400℃の範囲にある結
    晶性樹脂(A)とガラス繊維(B)とを必須成分とする
    舗装道路埋込容器用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記結晶性樹脂(A)がポリアリーレン
    スルフィド樹脂であることを特徴とする請求項1に記載
    の舗装道路埋込容器用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記結晶性樹脂(A)として用いられる
    ポリアリーレンスルフィド樹脂の、測定条件316℃、
    剪断速度104sec-1における溶融粘度が、30〜3
    00Pa・sの範囲である請求項2記載の舗装道路埋込
    容器用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記樹脂組成物が、更に無機充填材
    (C)を含有することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の舗装道路埋込容器用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 前記樹脂組成物が、更にシリコンオイル
    (D)を含有することを特徴とする請求項1〜4の何れ
    かに記載の舗装道路埋込容器用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 前記樹脂組成物が、更にエラストマー
    (E)を含有することを特徴とする請求項1〜5の何れ
    かに記載の舗装道路埋込容器用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 前記樹脂組成物が、更にアルコキシシラ
    ン化合物(F)を含有することを特徴とする請求項6に
    記載の舗装道路埋込容器用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 前記結晶性樹脂(A)と前記ガラス繊維
    (B)との含有割合が、前記結晶性樹脂(A)と前記ガ
    ラス繊維(B)の合計重量100重量部のうち、結晶性
    樹脂(A)が20〜80重量部、ガラス繊維(B)が8
    0〜20重量部であることを特徴とする請求項1〜7の
    何れかに記載の舗装道路埋込容器用樹脂組成物。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の何れかに記載の舗装道路埋
    込容器用樹脂組成物からなる舗装道路埋込容器。
  10. 【請求項10】 容器の外側形状が、円柱状、角柱状、
    不定形のいずれかであることを特徴とする請求項9記載
    の舗装道路埋込容器。
  11. 【請求項11】 射出成形法によって成形されたことを
    特徴とする請求項9または10の何れかに記載の舗装道
    路埋込容器。
  12. 【請求項12】 ダイスライドインジェクション成形法
    (DSI法)によって成形されたことを特徴とする請求
    項11の何れかに記載の舗装道路埋込容器。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12の何れかに記載の容器
    内に、情報送受信機材が収納されていることを特徴とす
    る舗装道路埋込型情報送受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜8の何れかに記載の舗装道
    路埋込容器用樹脂組成物を用いて、射出成形法により情
    報送受信機材装着用の容器部分と蓋部分とを成形する工
    程1と、 工程1で得られた容器部分に情報送受信機材を装着する
    工程2と、 情報送受信機材が装着された前記容器部分に蓋部分を接
    合する工程3と、 工程3にて形成された接合部位に前記樹脂組成物を射出
    して接着する工程4とを有することを特徴とする舗装道
    路埋込型情報送受信装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記工程1における情報送受信機材装
    着用の容器部分と蓋部分とを同時に成形する請求項14
    に記載の舗装道路埋込型情報送受信装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記工程1および前記工程4をダイス
    ライドインジェクション成形法を用いた射出成形装置に
    より行うことを特徴とする請求項15記載の舗装道路埋
    込型情報送受信装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記工程4において、前記容器部分と
    前記蓋部分とが100〜250℃の温度範囲にあるとき
    に、前記接合部位への樹脂組成物の射出を行うことを特
    徴とする請求項14〜16のいずれかに記載の舗装道路
    埋込型情報送受信装置の製造方法。
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