JP2002293714A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
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Abstract
高い増粘効果を有し、美白効果に優れた経時的に安定な
皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】 L−アスコルビン酸の水溶性誘導体を含
む化粧料において、スクレロチウムガムを配合すること
を特徴とする皮膚化粧料。
Description
ン酸及びL−アスコルビン酸の水溶性誘導体に、スクレ
ロチウムガムを配合することで、皮膚に対し美白効果を
有し、安定性及び感触の良い化粧料に関するものであ
る。
分子化合物はその粘度特性を生かし、乳化物の安定性の
向上及び特徴ある独特な剤型をつくること、また、その
保湿効果を得るため配合されている。ポリアクリル酸系
高分子化合物などは、高粘性のゲルを得るため化粧用に
よく用いられる水溶性高分子である。
ルビン酸誘導体を含有する皮膚化粧料にポリアクリル酸
系高分子化合物を配合すると、電解質の影響により粘度
の低下や沈殿、着色などが認められ、安定性も良くない
ばかりか、高粘性のゲルが得られない。
−アスコルビン酸誘導体の配合量を増やすと顕著であ
り、ポリアクリル酸系高分子化合物の配合量を増やし、
ある程度の粘度が保てたとしても、ゲル構造が壊れてい
るため塗布時によれが生じたり、経時安定性を保持する
ことが困難であった。
ビン酸誘導体を配合してもキサンタンガムなどの高分子
多糖類では、経時安定性は良いが、高い増粘効果は得ら
れない。
ルビン酸及びL−アスコルビン酸の水溶性誘導体とスク
レロチウムガムとを含む化粧料であって、経時的に安定
でかつ高い増粘効果が得られ、皮膚に対し美白効果を有
し、安定性及び感触の良い化粧料に関するものである。
な事情に鑑み鋭意検討した結果、L−アスコルビン酸及
びL−アスコルビン酸の水溶性誘導体を含む皮膚化粧料
に、スクレロチウムガムを配合することにより、高い増
粘効果が得られ、美白効果に優れた化粧料が得られるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
及びL−アスコルビン酸の水溶性誘導体を含み、スクレ
ロチウムガムを配合することを特徴とする皮膚化粧料に
関する。
る。
スコルビン酸の水溶性誘導体としては、水溶性のもので
あれば特に限定されない。例えばL−アスコルビン酸リ
ン酸エステル塩類、L−アスコルビン酸硫酸エステル塩
類、L−アスコルビン酸塩類、L−アスコルビン酸の配
糖体、3−アミノプロピル−L−アスコルビルホスフェ
イト等を挙げることができる。
しては、1価金属塩として、L−アスコルビン酸リン酸
エステルナトリウム塩、L−アスコルビン酸リン酸エス
テルカリウム塩、2価金属塩として、L−アスコルビン
酸リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸
リン酸エステルカルシウム塩、3価金属塩として、L−
アスコルビン酸リン酸エステルアルミニウム塩等が挙げ
られる。
ては、1価金属塩として、L−アスコルビン酸硫酸エス
テルナトリウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステルカ
リウム塩、2価金属塩として、L−アスコルビン酸硫酸
エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エス
テルカルシウム塩、3価金属塩として、L−アスコルビ
ン酸硫酸エステルアルミニウム塩等が挙げられる。
属塩として、L−アスコルビン酸ナトリウム塩、L−ア
スコルビン酸カリウム塩、2価金属塩として、L−アス
コルビン酸マグネシウム塩、L−アスコルビン酸カルシ
ウム塩、3価金属塩として、L−アスコルビン酸アルミ
ニウム塩等が挙げられる。
−アスコルビン酸2−グルコシド等を挙げることができ
る。
種を単独で、又は二種以上を組み合せて用いることがで
き、化粧料全量中に0.001〜15重量%、特に0.
01〜5重量%配合されるのが好ましい。
(CTFA名称)は、重合グルコースであり、三次元架橋三
重らせん構造をとる。このカプセル状β−D−グルカン
は、グルコースを含む培地をスクレロチウム属菌(Sc
lerotium rolfsii)を用いて発酵させ
て得られた多糖類である。市販品としては、Alban
Muller International(仏)から
商標名Amigelで市販されている。
料全体中の0.001〜10質量%が好ましいが、特に
0.01〜5質量%がより好ましい。配合量が少なすぎ
ると十分なゲル化が得られない場合があり、多すぎると
液状組成物中での分散性が十分でなかったり、離水が生
じる。、また、特有の皮膜感、きしみなどが生じて、感
触的にも好ましくない場合がある。
損わない範囲において、上記必須成分以外の通常化粧
品、医薬部外品等に用いられる各種任意成分を適宜配合
することができる。かかる任意成分としては、例えば精
製水、エタノール、油性物質、保湿剤、増粘剤、防腐
剤、界面活性剤、薬効成分、粉体、紫外線吸収剤、色
素、香料、乳化安定剤、pH調整剤等を挙げることができ
る。
ることができる。また、本発明の対象となる皮膚化粧料
は、一般の皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬
部外品等を包含するものであり、その剤型もその目的に
応じて任意に選択することができ、具体的には、クリー
ム状、軟膏状、乳液状、ローション状、溶液状、ゲル
状、パック状、粉末分散状、スティック状等とすること
ができる。
が、本発明はこれらによって何ら限定されるものではな
い。尚、配合量は全て質量%である。実施例に先立ち、
本実施例で用いた試験法、評価法を説明する。
し、下記表1に示す組成からなる各試料を、右上腕内側
部に対照品(比較例1〜3)、左上腕内側部に本発明品
(実施例1〜3)を、それぞれ1日2回通常の使用方法
で同様に塗布し、これを30日使用し続けた後、官能評
価にて肌のつや、くすみについて判定し、美白効果を評
価した。 評価 ○ : 8名以上がつや、くすみが改善されたと感じた △ : 5〜7名がつや、くすみが改善されたと感じた × : つや、くすみが改善されたと感じた人が4名以下
であった
温槽に2週間保持した後、各温度における安定性を観察
した。 評価 A : 40℃2週間、調製時の粘度を保持した。 B : 40℃2週間、経時的に調製時の粘度を保持でき
ず、粘度の低下が認められた。 C : 調製時に粘性が得られなかった。スクレロチウム
ガムを含む本発明皮膚化粧料は、経時安定性において優
れていた。
剤は、保湿剤に分散させた後精製水に添加する。
は美白効果に優れ、比較品(比較例1〜4)に比べて経
時的に安定で高い増粘効果が得られるものであった。
に加熱調整したA成分に添加する。これを攪拌しながら
冷却し、40℃でB成分(一部の精製水で溶解)を添加
し、30℃まで冷却する。
い増粘効果及び優れた美白効果を有し、さらに経時安定
性に優れていた。
℃に加熱調整したB成分に添加する。A成分を70℃に
加熱し、ホモミキサーにて乳化する。これを攪拌しなが
ら冷却し40℃でD成分(一部の精製水で溶解)を添加
し、30℃まで冷却する。
高い増粘効果及び優れた美白効果を有し、さらに経時安
定性において優れていた。
加熱調製し、C成分を添加する。次に十分混合粉砕され
たD成分を添加し、ホモミキサー処理する。これに70
℃に加熱したA成分を加え、70℃でホモミキサー処理
する。攪拌しながら冷却し40℃でE成分(一部の精製
水で溶解)を添加し、30℃まで冷却する。
増粘効果が得られ、優れた美白効果を有しており、さら
に経時安定性に優れていた。
に加熱調整したA成分に添加する。これを攪拌しながら
冷却し、40℃でB成分(一部の精製水で溶解)を添加
し、30℃まで冷却する。調製したバルクを不織布等に
含浸させ、充填包装しシート状マスクとする。
粘効果及び優れた美白効果を有し、さらに経時安定性に
優れていた。
ば、L−アスコルビン酸の水溶性誘導体を含む皮膚化粧
料であって、高い増粘効果が得られ、美白効果に優れた
皮膚化粧料、さらには、経時安定性に優れた皮膚化粧料
が提供される。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B) (A)L−アスコルビン酸及びL−アスコルビン酸の水
溶性誘導体からなる群より選ばれる一種又は二種以上 (B)スクレロチウムガム を配合することを特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項2】 L−アスコルビン酸の水溶性誘導体が、
糖配糖体であることを特徴とする請求項1記載の皮膚化
粧料。 - 【請求項3】 シート状化粧料であることを特徴とする
請求項1記載の皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097840A JP2002293714A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097840A JP2002293714A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002293714A true JP2002293714A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18951570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001097840A Pending JP2002293714A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002293714A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2001
- 2001-03-30 JP JP2001097840A patent/JP2002293714A/ja active Pending
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