JP2002293112A - 航空機用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

航空機用空気入りラジアルタイヤ

Info

Publication number
JP2002293112A
JP2002293112A JP2002015813A JP2002015813A JP2002293112A JP 2002293112 A JP2002293112 A JP 2002293112A JP 2002015813 A JP2002015813 A JP 2002015813A JP 2002015813 A JP2002015813 A JP 2002015813A JP 2002293112 A JP2002293112 A JP 2002293112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
thickness
sidewall portion
sidewall
aircraft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002015813A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Unoki
崇 鵜木
Sukeo Hamazaki
祐生 浜崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2002015813A priority Critical patent/JP2002293112A/ja
Publication of JP2002293112A publication Critical patent/JP2002293112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サイドウォール部の厚さをタイヤ断面高さの
0.05倍未満と薄くした航空機用空気入りラジアルタ
イヤにおいて、耐久性を向上させる。 【解決手段】サイドウォール部の肉厚GH をタイヤ断面
高さHに対してGH <0.05Hにした航空機用空気入
りラジアルタイヤにおいて、サイドウオール部のタイヤ
径方向領域HS 、肉厚GR 、ゴム厚さGr 、肉厚GQ
ゴム厚さGq にそれぞれ下記の関係を満足させると共
に、サイドウォール部外側面の位置Rから位置Pに向か
ってサイドウォール部の肉厚を暫減させた。HS ≦0.
3H、GR =(2.2〜3.8)GH 、Gr =(0.8
〜2.4)GH 、GQ =(1.5〜2.5)GH 、Gq
=(0.3〜1.2)GH

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機用空気入り
ラジアルタイヤに関し、更に詳しくは、サイドウォール
部の厚さを薄くすると共に、スタンディングウェーブ現
象の発生を抑制して耐久性を向上させるようにした航空
機用空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、空気入りタイヤにおいて、軽量化
が強く求められている。高内圧、高荷重、高速といった
過酷な条件下で使用される航空機用空気入りタイヤも、
その例外ではなく、航空機の積載能力向上のため、大幅
な軽量化が要求されている。そこで、この対策として、
従来のバイアス構造に代えて、ラジアル構造の航空機用
空気入りタイヤが提案されている。
【0003】ラジアル構造の航空機用空気入りタイヤ
は、バイアス構造のタイヤに対して、カーカス層の積層
数を大幅に減らすことができるため、サイドウォール部
からビード部にかけての肉厚を低減し、軽量化に大きく
寄与する。
【0004】しかし、その反面、サイドウォール部の肉
厚減少により剛性が低下し、離陸などの加速走行時に縦
撓みが大きくなる結果、サイドウォール部にスタンディ
ングウェーブ現象が加速時の早期に発生し易くなる。特
に、タイヤ断面高さの1/2の高さにおけるサイドウォ
ール部の厚さをタイヤ断面高さの0.05倍未満と薄く
した航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、この現
象が顕著に現れ易くなる。
【0005】このスタンディングウェーブ現象が加速時
の早期に発生すると、ビード部の変形が大きくなるた
め、リムと接触するゴム部分にブローアウト故障を招く
一方、高速になるにつれてトレッド部のショルダー部に
変形が伝播し、高内圧、高荷重を受けての大きな繰り返
し変形によりトレッド部のゴムが千切れ飛ぶチャンクア
ウト故障が発生し、耐久性の低下が避けられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タイ
ヤ断面高さの1/2の高さにおけるサイドウォール部の
厚さをタイヤ断面高さの0.05倍未満と薄くして軽量
化した航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、スタ
ンディングウェーブ現象の発生を抑制して耐久性を向上
させることが可能な航空機用空気入りラジアルタイヤを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、複数のカーカス層を左右一対のビード部間に装架
し、これらのカーカス層のうち少なくとも1層のカーカ
ス層の端部をビード部におけるビードコアの廻りにタイ
ヤ内側から外側に折り返して巻き上げる一方、残りのカ
ーカス層の端部を前記ビードコアの廻りにタイヤ外側か
ら内側に巻き付け、トレッド部のカーカス層の外側にベ
ルト層を配置し、標準リムに標準内圧で装着された状態
で、タイヤ断面高さHの1/2の高さにおけるサイドウ
ォール部の外側面からタイヤ内面までの法線方向のサイ
ドウォール部の肉厚GH をタイヤ断面高さHに対してG
H <0.05Hにした航空機用空気入りラジアルタイヤ
において、前記タイヤ断面高さHの1/2の高さに対応
するサイドウォール部外側面位置Pを含めた、前記肉厚
H 以下の厚さの肉厚GS を有するサイドウオール部の
タイヤ径方向領域HS 、標準荷重の2倍荷重時にサイド
ウォール部が撓んだ際に前記標準リムのフランジ断面に
おいて曲線部分mから直線部分nに変わる変曲点sに接
するサイドウォール部外側面の位置Rからタイヤ内面ま
での法線方向の肉厚GR 、該肉厚GR の内、最外側のカ
ーカス層からサイドウォール部外側面の位置Rまでのゴ
ム厚さGr 、サイドウォール部外側面の位置Pと位置R
との間のタイヤ径方向長さLの中点の位置に対応したサ
イドウォール部外側面の位置Qからタイヤ内面までの法
線方向の肉厚GQ 、および該肉厚GQ の内、最外側のカ
ーカス層からサイドウォール部外側面の位置Qまでのゴ
ム厚さGq にそれぞれ下記の関係を満足させると共に、
サイドウォール部外側面の位置Rから位置Pに向かって
サイドウォール部の肉厚を漸減させたことを特徴とす
る。
【0008】 HS ≦0.3H GR =(2.2〜3.8)GHr =(0.8〜2.4)GHQ =(1.5〜2.5)GHq =(0.3〜1.2)GH このようにサイドウオール部の肉厚を薄くした航空機用
空気入りラジアルタイヤにおいて、サイドウォール部の
構造を上記のように規定することで、サイドウォール部
の剛性を効果的に増加させることができるため、離陸な
どの加速走行時の早期からサイドウォール部に大きな縦
撓みが発生するのを抑制することができる。その結果、
スタンディングウェーブ現象が早期に生じることがない
ので、ブローアウト故障やチャンクアウト故障の発生を
容易に招くことがなく、耐久性を向上させることが可能
となる。
【0009】ここで、標準リム、標準内圧、標準荷重と
は、それぞれ、1999年のTRA規格に規定された各
タイヤ仕様毎のリム、内圧、荷重をいう。また、タイヤ
断面高さとは、タイヤを標準リムに組み込んで、標準内
圧を充填した状態におけるリム外径相当位置からトレッ
ド部の表面(トレッド表面の頂部)までの距離をいう。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の航空機用空気入りラジア
ルタイヤの要部を示す。図1において、1はトレッド
部、2はサイドウォール部、3はビード部、CLはタイ
ヤセンターライン(タイヤ赤道線)である。タイヤ内側
には、有機繊維コードからなる補強コードをタイヤ周方
向に対して70〜90°に傾斜配列した複数のカーカス
層4が左右一対のビード部3、3間に装架されている。
左右一対のビード部3、3には、それぞれ、1本の太径
のスチール芯線の周囲に複数の細径のスチールワイヤー
を螺旋状に巻き付けた断面円形のケーブルビードからな
るビードコア5が埋設されている。
【0012】内側のカーカス層4Aは、その端部4aが
ビードコア5の廻りにビードフィラー6を挟み込むよう
にしてタイヤ内側から外側に折り返されて巻き上げられ
ている。外側のカーカス層4Bの端部4bは、ビードコ
ア5の廻りにタイヤ外側から内側に巻き付けられてい
る。
【0013】トレッド部1のカーカス層4の外側には、
有機繊維コードからなる補強コードのタイヤ周方向に対
する傾斜方向を互いに逆向きにしてプライ間で補強コー
ドが交差するように配列した複数層のベルト層7Aと、
有機繊維コードからなる補強コードをタイヤ周方向に実
質的に0°にしてその上に螺旋状に巻回したベルト層7
Bとからなるベルト層7が配置されている。
【0014】ビード部3からサイドウォール部2にかけ
て外側のカーカス層4Bの外側には、ヒールゴム層8が
隣接して配置されている。このヒールゴム層8の外側に
は、ビード部3からサイドウォール部2にかけてリムク
ッションゴム層9が配設されている。サイドウォール部
2のカーカス層4の外側には、リムクッションゴム層9
に連接されたサイドウォールゴム層10が設けられてい
る。ゴムの硬さがリムクッションゴム層9、ヒールゴム
層8、サイドウォールゴム層10の順で低く、サイドウ
ォールゴム層10が最も柔軟性を有するゴムから構成さ
れている。11はサイドウォール部2からトレッド部1
にかけて配設されたトレッドゴム層である。
【0015】図1に示されるタイヤでは、標準リムXに
標準内圧で装着された状態で、タイヤ断面高さHの1/
2の高さにおけるサイドウォール部2の外側面2aから
タイヤ内面Tiまでの法線方向のサイドウォール部の肉
厚GH をタイヤ断面高さHに対してGH <0.05Hに
し、サイドウォール部2を薄くしている。GH ≧0.0
5Hである場合には、サイドウオール剛性が十分に確保
されるので、スタンディングウェーブ現象が発生しにく
い。
【0016】タイヤ断面高さHの1/2の高さに対応す
るサイドウォール部外側面位置Pを含めた、前記肉厚G
H 以下の厚さの肉厚GS を有するサイドウオール部(G
S ≦GH )のタイヤ径方向領域HS は、0.3H以下で
あり(HS ≦0.3H)、好ましくは.0.2H≦HS
≦0.3Hである。タイヤ径方向領域HS が0.3Hよ
り大きくなると、サイドウォール部2の剛性不足により
スタンディングウェーブ現象が加速時の早期に発生し易
くなる。
【0017】また、図2に示すように、標準内圧を充填
して標準リムXに装着した状態で、標準荷重の2倍荷重
時にサイドウォール部2が撓んだ際に、標準リムXのフ
ランジX1の断面(タイヤ子午線方向断面)において曲
線部分mから直線部分nに変わる変曲点sに接するサイ
ドウォール部外側面の位置Rからタイヤ内面Ti までの
法線方向の肉厚GR は、(2.2〜3.8)GH の範囲
に設定されている。
【0018】肉厚GR の内、外側のカーカス層4B(最
外側のカーカス層に相当)からサイドウォール部外側面
の位置Rまでのゴム厚さGr は、(0.8〜2.4)G
H の範囲にしてある。
【0019】サイドウォール部外側面の位置Pと位置R
との間のタイヤ径方向長さLの中点の位置に対応したサ
イドウォール部外側面の位置Qからタイヤ内面Ti まで
の法線方向の肉厚GQ は、(1.5〜2.5)GH の範
囲に設定されている。
【0020】さらに、肉厚GQ の内、外側のカーカス層
4B(最外側のカーカス層に相当)からサイドウォール
部外側面の位置Qまでのゴム厚さGq は、(0.3〜
1.2)GH になっている。
【0021】肉厚GR 、GQ が上記範囲より小さくて
は、サイドウォール部2の剛性不足によりスタンディン
グウェーブ現象の発生を効果的に抑制することが難しく
なる。逆に上記範囲を越えると、重量の大きな増加を招
くため、好ましくない。
【0022】ゴム厚さGr 、Gq が上記範囲未満であっ
ても、サイドウォール部2に大きな縦撓みが発生し、ス
タンディングウェーブ現象の発生を抑制することが困難
になる。逆に上記範囲より大きいと、タイヤの軽量化の
点から好ましくない。
【0023】また、図1に示されるタイヤでは、サイド
ウォール部外側面の位置Rから位置Pに向かってサイド
ウォール部の肉厚を漸減させている。ヒールゴム層8
は、ビード部3からサイドウォール部外側面の位置Qを
越えて外側のカーカス層4B(最外側のカーカス層に相
当)の外側に延設され、サイドウォール部外側面の位置
Rの付近で最大厚さになっている。
【0024】このように本発明は、サイドウォール部2
の肉厚を薄くした航空機用空気入りラジアルタイヤにお
いて、サイドウォール部2を上記のように特定すること
により、サイドウォール部2の剛性を効果的に高めるこ
とが可能になる。そのため、離陸などの加速走行時の早
期からサイドウォール部2に大きな縦撓みが生じること
がないので、スタンディングウェーブ現象の発生を遅ら
せ、早期発生を回避することができる。従って、スタン
ディングウェーブ現象の早期発生に起因するブローアウ
ト故障やチャンクアウト故障の発生を抑制できるので、
耐久性の向上が可能となる。
【0025】本発明において、上記ヒールゴム層8は、
100%モジュラスが3.5〜9.0MPa、より好まし
くは6.0〜9.0MPaであり、60℃の tanδが0.
01〜0.15、より好ましくは0.01〜0.1であ
るゴムから構成するのが好ましい。100%モジュラス
が3.5MPaより小さいと、サイドウォール部2の剛性
を確保することが難しくなる。逆に9.0MPaより大き
いと、サイドウォール部2の剛性が大きくなりすぎる結
果、サイドウォール部2の撓み量の減少によりトレッド
部1に応力集中を招くため好ましくない。60℃の tan
δが0.15を超えると、発熱の問題が発生し、逆に
0.01未満であると、他の物性に影響を与えるため好
ましくない。なお、 tanδは粘弾性スペクトロメーター
を使用して、周波数20Hz、初期歪10%、動歪±2
%の条件で測定したものである。
【0026】本発明では、上述した実施形態において、
内側のカーカス層4Aの端部4aをビードコア5の廻り
にタイヤ内側から外側に折り返して巻き上げ、外側のカ
ーカス層4Bの端部4bをビードコア5の廻りにタイヤ
外側から内側に巻き付けるようにしたが、少なくとも1
層のカーカス層の端部をビードコア5の廻りにタイヤ内
側から外側に巻き付けて巻き上げる一方、残りのカーカ
ス層の端部をビードコア5の廻りにタイヤ外側から内側
に巻き付けた航空機用空気入りラジアルタイヤであれば
よい。
【0027】
【実施例】タイヤサイズ50×20.0R22 26P
R、タイヤ断面高さ356mm、総幅502mm、GH
<0.05Hを共通にし、図1に示す構成のタイヤにお
いて、タイヤ径方向領域HS を表1のようにした本発明
タイヤ1、比較タイヤ1、及び従来タイヤをそれぞれ作
製した。
【0028】本発明タイヤ1と比較タイヤ1において、
肉厚GR =3.0GH 、ゴム厚さG r =1.6GH 、肉
厚GQ =2.0GH 、ゴム厚さGq =0.8GH 、ヒー
ルゴム層の100%モジュラス6.35MPa、60℃の
tanδ0.091で共通である。従来タイヤは、肉厚G
R =3.4GH 、ゴム厚さGr =1.6GH 、肉厚G Q
=1.8GH 、ゴム厚さGq =0.2GH 、ヒールゴム
層の100%モジュラス4.86MPa、60℃の tanδ
0.056である。
【0029】また、上記の本発明タイヤ1において、肉
厚GR およびゴム厚さGrを表2のように変えた本発明
タイヤ2〜4と比較タイヤ2,3、肉厚GQ およびゴム
厚さGqを表3のように変えた本発明タイヤ5〜7と比
較タイヤ4,5とをそれぞれ作製した。
【0030】これら各試験タイヤをリムサイズ50×2
0.0R22のリムに装着し、以下に示す測定条件によ
り、耐久性とタイヤ重量の評価試験を行ったところ、表
1〜3に示す結果を得た。
【0031】耐久性:各試験タイヤを空気圧1.22M
Paにて室内ドラム試験機に取り付け、荷重402kN
の条件下で、時速48km/hで360秒間タクシー走行さ
せた後、67秒間で時速376km/hになるまで次第に加
速させるテイクオフ走行において、リムクッションゴム
層のブローアウト故障とトレッド部のチャンクアウト故
障の発生の有無を調べた。また、スタンディングウェー
ブ現象の発生速度を測定した。
【0032】タイヤ重量:各試験タイヤの重量を測定
し、その結果を従来タイヤを100とする指数値で評価
した。この値が大きい程、タイヤ重量が大きい。97以
下であれば、軽量化されていて問題がない。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】 表1〜3から、本発明タイヤは、タイヤ重量を抑えて軽
量化をはかりながら、耐久性を向上していることがわか
る。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明は、サイドウォー
ル部の厚さを薄くして軽量化した航空機用空気入りラジ
アルタイヤにおいて、サイドウォール部の構造を上記の
ように規定することにより、サイドウォール部の剛性を
効果的に増大させることができるので、スタンディング
ウェーブ現象の発生を遅らせ、スタンディングウェーブ
現象の早期発生に起因するブローアウト故障やチャンク
アウト故障の発生を抑制することができるため、耐久性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の航空機用空気入りラジアルタイヤの一
例を示すタイヤ子午線方向半断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 サイドウォール部 2a 外側面 3 ビード部 4,4A,4B カーカス層 4a,4b カーカス層の端部 5 ビードコア 7,7A,7B ベルト層 8 ヒールゴム層 CL タイヤセンターライン Ti タイヤ内面 X 標準リム X1 フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカーカス層を左右一対のビード部
    間に装架し、これらのカーカス層のうち少なくとも1層
    のカーカス層の端部をビード部におけるビードコアの廻
    りにタイヤ内側から外側に折り返して巻き上げる一方、
    残りのカーカス層の端部を前記ビードコアの廻りにタイ
    ヤ外側から内側に巻き付け、トレッド部のカーカス層の
    外側にベルト層を配置し、標準リムに標準内圧で装着さ
    れた状態で、タイヤ断面高さHの1/2の高さにおける
    サイドウォール部の外側面からタイヤ内面までの法線方
    向のサイドウォール部の肉厚GH をタイヤ断面高さHに
    対してGH <0.05Hにした航空機用空気入りラジア
    ルタイヤにおいて、 前記タイヤ断面高さHの1/2の高さに対応するサイド
    ウォール部外側面位置Pを含めた、前記肉厚GH 以下の
    厚さの肉厚GS を有するサイドウォール部のタイヤ径方
    向領域HS 、標準荷重の2倍荷重時にサイドウォール部
    が撓んだ際に前記標準リムのフランジ断面において曲線
    部分mから直線部分nに変わる変曲点sに接するサイド
    ウォール部外側面の位置Rからタイヤ内面までの法線方
    向の肉厚GR 、該肉厚GR の内、最外側のカーカス層か
    らサイドウォール部外側面の位置Rまでのゴム厚さ
    r 、サイドウォール部外側面の位置Pと位置Rとの間
    のタイヤ径方向長さLの中点の位置に対応したサイドウ
    ォール部外側面の位置Qからタイヤ内面までの法線方向
    の肉厚GQ 、および該肉厚GQ の内、最外側のカーカス
    層からサイドウォール部外側面の位置Qまでのゴム厚さ
    q にそれぞれ下記の関係を満足させると共に、サイド
    ウォール部外側面の位置Rから位置Pに向かってサイド
    ウォール部の肉厚を漸減させた航空機用空気入りラジア
    ルタイヤ。 HS ≦0.3H GR =(2.2〜3.8)GHr =(0.8〜2.4)GHQ =(1.5〜2.5)GHq =(0.3〜1.2)GH
  2. 【請求項2】 前記ビード部から前記サイドウォール部
    にかけて最外側のカーカス層の外側にヒールゴム層を配
    置し、該ヒールゴム層を構成するゴムの100%モジュ
    ラスを3.5〜9.0MPa、60℃の tanδを0.01
    〜0.15にした請求項1記載の航空機用空気入りラジ
    アルタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記ヒールゴム層が前記サイドウォール
    部外側面の位置Rの付近で最大厚さとなる請求項2記載
    の航空機用空気入りラジアルタイヤ。
JP2002015813A 2001-01-25 2002-01-24 航空機用空気入りラジアルタイヤ Pending JP2002293112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002015813A JP2002293112A (ja) 2001-01-25 2002-01-24 航空機用空気入りラジアルタイヤ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001016830 2001-01-25
JP2001-16830 2001-01-25
JP2002015813A JP2002293112A (ja) 2001-01-25 2002-01-24 航空機用空気入りラジアルタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002293112A true JP2002293112A (ja) 2002-10-09

Family

ID=26608279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002015813A Pending JP2002293112A (ja) 2001-01-25 2002-01-24 航空機用空気入りラジアルタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002293112A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062544A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Bridgestone Corp 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JP2012162142A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2014073698A (ja) * 2012-10-02 2014-04-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
CN110167767A (zh) * 2017-03-10 2019-08-23 横滨橡胶株式会社 充气轮胎及其制造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062544A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Bridgestone Corp 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JP2012162142A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2014073698A (ja) * 2012-10-02 2014-04-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
CN110167767A (zh) * 2017-03-10 2019-08-23 横滨橡胶株式会社 充气轮胎及其制造方法
CN110167767B (zh) * 2017-03-10 2021-04-09 横滨橡胶株式会社 充气轮胎及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2467883C2 (ru) Пневматическая шина
JP4008013B1 (ja) 空気入りタイヤ
JP5799594B2 (ja) 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
JP3983270B2 (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
RU2562657C2 (ru) Большегрузная пневматическая шина
JP4648728B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP2007161071A (ja) ランフラットタイヤ
JP4648560B2 (ja) ランフラットタイヤ
US5725702A (en) Heavy duty pneumatic radial tires with deformation-absorbing rubber layer covering turnup portion outer surface
EP0655352B1 (en) Heavy duty pneumatic tires
US5669994A (en) Pneumatic radial tires with one-piece molded stiffener having at least two rubber compositions of different hardness
JP2002293112A (ja) 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JPH05155208A (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP2002356103A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP3498019B2 (ja) 重荷重用ラジアルタイヤ
JP5837399B2 (ja) トラック・バス用空気入りラジアルタイヤ
JP2000198332A (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP5001609B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP7131047B2 (ja) ランフラットタイヤ
JPH06234310A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
WO2023002701A1 (ja) タイヤ
WO2023002702A1 (ja) タイヤ
JP2003011622A (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
WO2023188604A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP7311779B2 (ja) ランフラットタイヤ