JP2002292889A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002292889A
JP2002292889A JP2001100462A JP2001100462A JP2002292889A JP 2002292889 A JP2002292889 A JP 2002292889A JP 2001100462 A JP2001100462 A JP 2001100462A JP 2001100462 A JP2001100462 A JP 2001100462A JP 2002292889 A JP2002292889 A JP 2002292889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
line head
recording
carriage
ink tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001100462A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Hayazaki
英人 早▲崎▼
Koichi Irihara
紘一 入原
Naomi Tamaoki
直美 玉置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001100462A priority Critical patent/JP2002292889A/ja
Publication of JP2002292889A publication Critical patent/JP2002292889A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】記録用紙を1枚ずつ搬送しながらも、印字速度
を高速化することができ、また画像の解像度を変更する
ことが可能な画像形成装置を提案した上で、好適なイン
クタンクを備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】キャリッジ1を回転させて、各ラインヘッ
ドブロック110〜113のいずれかを第1記録位置A
に移動させ、記録用紙を搬送しつつ、第1記録位置Aの
ラインヘッドブロックにより画像を記録用紙に記録す
る。キャリッジ1の端部に、各インクタンク201〜2
04を着脱自在に接続しているので、キャリッジ1が回
転しても、各インクタンク201〜204から各ライン
ヘッドブロック110〜113へとそれぞれの色のイン
クを供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを記録用紙
に向けて吐出することにより記録用紙上に画像を形成す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の様にインクジェット方式の画像形
成装置においては、印字ヘッドが搭載されたキャリッジ
を記録用紙の搬送方向と直交する方向に繰り返し往復移
動させつつ、インクを印字ヘッドから記録用紙へと吐出
させ、これにより画像を記録用紙上に形成している。こ
の様な画像形成装置に対しては、他の方式の装置と同様
に、印字速度の高速化が常に要求されている。この要求
に応えるために、インクジェット方式の場合は、印字ヘ
ッドのノズルの数を増やして、1回のスキャンによる印
字面積を広くしたり、キャリッジの移動速度、つまりス
キャン速度を速くするのが一般的であった。しかしなが
ら、いずれの方法にも限度があり、印字速度を飛躍的に
速くすることはできない。
【0003】このため、例えば特開平10−34902
号公報では、図11に示す様に1つのキャリッジ91の
両側にそれぞれの印字ヘッド91a、91bを設け、2
つの給紙カセット92a、92bから各印字ヘッド91
a、91bへと奇数ページ及び偶数ページの各記録用紙
を搬送して、これらの記録用紙への印字を同時に行い、
偶数ページの記録用紙を排紙トレイ94へと直接導いて
排出し、奇数ページの記録用紙を反転路93へと導い
て、その表裏を反転させてから排紙トレー94に排出し
ている。この様に奇数ページ及び偶数ページへの記録を
同時に行えば、印字速度が大幅に高速化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載の装置では、2つの給紙カセット及び2系統の搬送
経路を必要とするので、装置が大型化した。また、奇数
ページの記録用紙をその表裏を反転させてから排紙トレ
イ94に排出するために、排紙トレイ94内では、偶数
ページと奇数ページの先端及び後端が逆になった。更
に、記録用紙上の画像の解像度を変更するまでには至ら
なかった。
【0005】このため、本発明の出願人等は、記録用紙
を1枚ずつ搬送しながらも、印字速度を高速化すること
ができ、また画像の解像度を変更することが可能な画像
形成装置を提案している。
【0006】しかしながら、この画像形成装置では、そ
の特異な構造のため、従来のインクタンクを適用するこ
とができなかった。
【0007】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、記録用紙を1枚ずつ搬送しな
がらも、印字速度を高速化することができ、また画像の
解像度を変更することが可能な画像形成装置を提案した
上で、好適なインクタンクを備える画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、回転体と、回転体の外周に配置され、該
回転体の軸方向に延びる少なくとも1つのラインヘッド
とを備え、回転体を回転させることにより、ラインヘッ
ドを記録用紙の記録位置に移動する画像形成装置におい
て、ラインヘッドに供給されるインクを貯蔵するインク
タンクを回転体の端部に取り付けている。
【0009】この様な構成の本発明の画像形成装置によ
れば、回転体を回転させることにより、回転体の外周の
ラインヘッドを記録用紙の記録位置に移動させている。
インクタンクを回転体の端部に設けているので、回転体
が回転しても、インクタンクからラインヘッドへとイン
クを供給することができる。仮に、インクタンクを回転
体から離間して設けた場合は、インクタンクから回転体
の外周のラインヘッドへとインクを供給することが困難
になる。
【0010】また、本発明においては、複数のインクタ
ンクを回転体の端部に取り付けている。
【0011】例えば、複数のラインヘッドを回転体の外
周に配置し、各ラインヘッドへとそれぞれの色のインク
を供給する場合は、各色のインクを貯めるそれぞれのイ
ンクタンクを回転体の端部に設け、各インクタンクのイ
ンクをそれぞれのラインヘッドに供給する。
【0012】更に、本発明においては、各インクタンク
は、同一形状及び同一サイズである。
【0013】例えば、各インクタンクは、扇形であり、
各インクタンクの扇形を組み合わせて円形とした状態
で、各インクタンクを回転体の端部に取り付ける。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の画像形成装置の第1実施
形態を概略的に示す側面図である。本実施形形態の画像
形成装置においては、円筒形のキャリッジ1を回転自在
に軸支し、このキャリッジ1の外周に、4つのラインヘ
ッドブロック110、111、112、及び113を設
けている。図2に示す様にキャリッジ1の一端に従動ギ
ヤ141を固定し、従動ギヤ141に駆動ギヤ142を
噛み合わせ、駆動ギヤ142を回転させることにより、
キャリッジ1を図1の矢印方向に回転させる。また、図
3に示す様にキャリッジ1の他端に4本のインクパイプ
211の先端を突出させ、図2に示す様に各インクパイ
プ211の先端に4つインクタンク201、202、2
03、及び204を着脱自在に接続している。各インク
タンク201、202、203、及び204は、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒のインクをそれぞれ貯え
ており、各色のインクをそれぞれのインクパイプ211
を通じてキャリッジ1に供給する。
【0016】また、図1に示す様に2つのラインヘッド
ブロック110と112は、キャリッジ1の軸を挟んで
対称に配置されている。同様に、他の2つのラインヘッ
ドブロック111と113も、キャリッジ1の軸を挟ん
で対称に配置されている。
【0017】図3に示す様に各ラインヘッドブロック1
10〜113は、キャリッジ1の外周に配置された4列
のラインヘッド115、116、117、及び118を
有する。各ラインヘッド115、116、117、及び
118は、複数のノズルオリフィス122を配列したも
のである。各ラインヘッドブロック110〜113間で
は、ラインヘッドの各ノズルオリフィス122の数及び
配置間隔が等しい。
【0018】各ラインヘッド115、116、117、
及び118は、イエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の
インクを各インクタンク201、202、203、及び
204からそれぞれのインクパイプ211を通じて供給
され、それぞれの色のインクを各ノズルオリフィス12
2から吐出する。各ラインヘッドブロック110〜11
3間では、各ノズルオリフィス122の口径が相互に異
なる。図4に示す様にラインヘッドブロック110の各
ノズルオリフィス122aの口径が最も大きく、ライン
ヘッドブロック111の各ノズルオリフィス122bの
口径が2番目に大きく、ラインヘッドブロック112の
各ノズルオリフィス122cの口径が3番目に大きく、
ラインヘッドブロック113の各ノズルオリフィス12
2dの口径が最も小さい。ノズルオリフィス122の口
径が小さい程、吐出されるインクの粒子径が小さくな
る。また、ノズルオリフィス122の口径が大きい程、
単位時間当たりのインクの吐出量が多くなる。逆に、同
一量のインクを吐出するならば、ノズルオリフィス12
2の口径が大きい程、インクの吐出時間が短くなる。
【0019】ラインヘッドの各ノズルは、周知の構造を
有するものである。すなわち、ノズルのインク室に隣接
してピエゾ素子を設け、ピエゾ素子に電圧を印加して、
ピエゾ素子を変形させ、これによりインク室に圧力波を
発生させて、インクをインク室からノズルオリフィスを
通じて吐出させる(例えば特開平6−23979号公報
等を参照)。
【0020】更に、図1に示す様にキャリッジ1の外周
に、4つのセンサ102、103、104、及び105
を設けている。各センサ102〜105は、キャリッジ
1の矢印方向への回転に伴い、装置本体側の所定位置に
固定されたピッチマーク101を検出する。センサ10
2によってピッチマーク101が検出されたときには、
ラインヘッドブロック110が記録用紙の第1記録位置
Aに配置され、ラインヘッドブロック112が記録用紙
の第2記録位置Bに配置される。また、センサ103に
よってピッチマーク101が検出されたときには、ライ
ンヘッドブロック111が記録用紙の第1記録位置Aに
配置され、ラインヘッドブロック113が記録用紙の第
2記録位置Bに配置される。同様に、センサ104によ
って検出されたときには、ラインヘッドブロック112
が第1記録位置Aに配置され、ラインヘッドブロック1
10が第2記録位置Bに配置され、センサ105によっ
て検出されたときには、ラインヘッドブロック113が
第1記録位置Aに配置され、ラインヘッドブロック11
1が第2記録位置Bに配置される。
【0021】図5に示す様に各センサ102〜105
は、発光素子221、受光素子222、及びレンズ22
3を備えている。発光素子221は、キャリッジ1の外
方向に光を出射する。キャリッジ1の回転に伴い、発光
素子221の光が所定位置のピッチマーク101で反射
されると、この反射光が受光素子222に入射する。こ
のときの受光素子222の受光出力に基づいて、ピッチ
マーク101を検出することができる。
【0022】また、図1に示す様に給紙トレイ141に
は、多数の記録用紙Pを積層して収容しており、最も上
側の記録用紙を給紙ローラ125により引き出して搬送
経路に導く。この記録用紙は、各搬送ローラ130によ
り第1記録位置Aへと搬送され、各搬送ローラ6により
吸引ドラム150へと搬送される。更に、記録用紙は、
吸引ドラム150により吸着され、かつ各搬送ローラ
8、9、10により吸引ドラム150の外周に押し付け
られつつ、矢印方向に回転する吸引ドラム150により
搬送される。引き続いて、記録用紙は、各搬送ローラ1
31により第2記録位置Bへと搬送され、最後に各搬送
ローラ132により排紙トレイ160に排出される。
【0023】図6に示す様に吸引ドラム150は、円筒
側のものであって、その外周に多数の小孔150aを形
成し、その一端の開口部150bに排気ファン151を
設けたものである。排気ファン151により吸引ドラム
150内の空気を排出して、空気を各小孔150aを通
じて吸引ドラム150内へと吸入し、これにより記録用
紙を吸引ドラム150の外周に吸引する。
【0024】更に、記録用紙の搬送経路においては、各
搬送ローラ130の直前及び各搬送ローラ131の直前
に、それぞれの用紙検知センサ120、121を設け、
これらの用紙検知センサ120、121によって記録用
紙の先端を検出している。
【0025】また、最大の記録用紙のサイズをA4とす
ると、搬送経路における第1記録位置Aと第2記録位置
B間の距離は、A4の記録用紙よりも長い。
【0026】図7は、本実施形態の画像形成装置の駆動
制御系の構成を示している。制御部231は、各センサ
102〜105の検出出力に基づいて、各ラインヘッド
ブロック110〜113の回転位置を検出しつつ、キャ
リッジ駆動部232を制御することにより、駆動ギヤ1
42を回転駆動して、キャリッジ1を回転させ、各ライ
ンヘッドブロック110〜113の回転位置を制御す
る。また、制御部231は、搬送駆動部233を制御す
ることにより、給紙ローラ125、各搬送ローラ、及び
吸引ドラム150を回転駆動して、記録用紙を給紙トレ
イ141から引き出して搬送する。更に、制御部231
は、各用紙検知センサ120、121の検出出力に基づ
いて、記録用紙の先端を検出すると共に、各搬送ローラ
及び吸引ドラム150の回転速度に基づいて、記録用紙
の搬送速度を求める。そして、制御部231は、記録用
紙の先端の検出タイミングと記録用紙の搬送速度に基づ
いて、搬送経路における記録用紙の先端の位置を検出す
る。また、制御部231は、ラインヘッド駆動制御部2
34を制御することにより、各ラインヘッドブロック1
10〜113を駆動して、少なくとも1つのラインヘッ
ドブロックから記録用紙へとインクを吐出させる。
【0027】次に、図8に示すフローチャートを参照し
つつ、本実施形態の画像形成装置による記録用紙への画
像の記録処理を説明する。
【0028】まず、画像形成装置の電源をオンにしたと
きには、初期状態であって、最も大きな口径の各ノズル
オリフィス122を有するラインヘッドブロック110
が第1記録位置Aに配置されている。他のラインヘッド
ブロックを第1記録位置Aに配置する場合は、画像形成
装置の操作キー等の操作により、他の各ラインヘッドブ
ロック111〜113のいずれかを選択する。これに応
答して制御部231は、各センサ102〜105の検出
出力に基づいて、選択されたラインヘッドブロックの回
転位置を検出しつつ、キャリッジ駆動部232を通じて
キャリッジ1を回転させ、選択されたラインヘッドブロ
ックを第1記録位置Aまで移動させる。
【0029】この後、画像形成装置の操作キー等の操作
により、あるいは外部のコンピュータにより画像記録を
要求すると、制御部231は、搬送駆動部233を制御
して、給紙ローラ125、各搬送ローラ、及び吸引ドラ
ム150を回転駆動することにより、記録用紙を給紙ト
レイ141から引き出して搬送する(ステップS1)。
そして、制御部231は、用紙検知センサ120により
記録用紙の先端が検出されると(ステップS2で「Ye
s」)、記録用紙の先端の検出タイミングと記録用紙の
搬送速度に基づいて、搬送経路における記録用紙の先端
位置を検出することを開始する(ステップS3)。引き
続いて、制御部231は、記録用紙の先端が第1記録位
置Aを通過して予め設定された位置まで移動すると、画
像記録の開始、及び第1記録位置Aのラインヘッドブロ
ックをラインヘッド駆動制御部234に指示する。これ
に応答してラインヘッド駆動制御部234は、第1記録
位置Aのラインヘッドブロックを駆動して、記録用紙へ
の画像の記録を開始する(ステップS4)。更に、制御
部231は、記録用紙の先端が画像の長さだけ移動する
と、画像記録の終了をラインヘッド駆動制御部234に
指示し、第1記録位置Aのラインヘッドブロックによる
画像の記録を終了させる(ステップS5)。
【0030】こうして画像を記録された記録用紙は、各
搬送ローラ6、吸引ドラム150、各搬送ローラ13
1、及び各搬送ローラ132という順序で搬送され、排
紙トレイ160に排出される。
【0031】この様な構成の画像形成装置では、キャリ
ッジ1を回転させて、各ラインヘッドブロック110〜
113のいずれかを第1記録位置Aに移動させ、記録用
紙を搬送経路に沿って搬送しつつ、第1記録位置Aに位
置決めされたラインヘッドブロックにより画像を記録用
紙に記録している。ここで、各ラインヘッドブロック1
10〜113間では、各ノズルオリフィス122の口径
が相互に異なっている。最も大きな口径の各ノズルオリ
フィス122を有するラインヘッドブロック110で
は、各ノズルオリフィス122から単位時間当たりに吐
出されるインクの量が最も多い。そこで、ラインヘッド
ブロック110を第1記録位置Aに位置決めしたときに
は、ラインヘッド駆動制御部234の制御により、1ド
ット当たりのインクの吐出時間を短くし、インクの吐出
間隔も短くする。これにより、ラインヘッドによる1ラ
イン分の記録時間が短くなり、搬送駆動部233による
記録用紙の搬送速度、つまり記録速度を速めることがで
きる。また、ラインヘッドブロックの各ノズルオリフィ
ス122の口径が小さくなる程、各ノズルオリフィス1
22から単位時間当たりに吐出されるインクの量が少な
くなるので、1ドット当たりのインクの吐出時間及び吐
出間隔を長くすると共に、記録用紙の搬送速度を遅くし
て、記録速度を遅くする。ただし、各ノズルオリフィス
122の口径が小さくなる程、吐出されるインクの粒子
径が小さくなるので、高解像度の画像を記録用紙上に記
録することができる。
【0032】また、図8に示すフローチャートの処理に
おいては、第1記録位置Aでのみ記録を行っているが、
第2記録位置Bでも記録を行うことができる。この場合
は、用紙検知センサ121により記録用紙の先端が検出
されると、用紙検知センサ121による記録用紙の先端
の検出タイミングと記録用紙の搬送速度に基づいて、搬
送経路における記録用紙の先端位置を検出することを開
始し、記録用紙の先端が第2記録位置Bを通過して予め
設定された位置まで移動すると、ラインヘッド駆動制御
部234により第2記録位置Bのラインヘッドブロック
を駆動して、記録用紙への画像の記録を開始し、記録用
紙の先端が画像の長さだけ搬送されると、画像の記録を
終了する。
【0033】更に、第1記録位置A及び第2記録位置B
の両方で、同一の画像を同一の記録用紙に記録しても良
い。この場合は、第1記録位置A及び第2記録位置Bの
2つのラインヘッドブロックから吐出されたそれぞれの
インクが記録用紙上で重なるので、単位時間当たりに吐
出されるインクの量が多くなったものとみなすことがで
き、記録用紙の搬送速度を速めて、記録速度を速くする
ことができる。先に述べた様に各ラインヘッドブロック
110〜113間では、ラインヘッドの各ノズルオリフ
ィス122の数及び配置間隔が等しい。このため、第1
記録位置A及び第2記録位置Bの2つのラインヘッドブ
ロックにより形成されたそれぞれの画像が記録用紙上で
丁度重なり合い、画像の品質を良好に保つことができ
る。
【0034】また、記録用紙を1枚ずつ搬送して排出し
ているので、従来装置の様に、偶数ページと奇数ページ
の先端及び後端が逆になることはない。また、従来装置
の様に2つの給紙カセット及び2系統の搬送経路を必要
としないので、装置の小型化を図ることができる。
【0035】ところで、本実施形態の画像形成装置にお
いては、キャリッジ1の端部に各インクタンク201〜
204を配置しているので、キャリッジ1が回転して
も、各インクタンク201〜204から各ラインヘッド
ブロック110〜113へとそれぞれの色のインクを供
給することができる。
【0036】仮に、各インクタンクをキャリッジ1から
離間して設けた場合は、各インクタンクから各ラインヘ
ッドブロック110〜113へとそれぞれの色のインク
を供給することが極めて困難になる。
【0037】また、各インクタンク201〜204別
に、インクタンクを交換したり、インクタンク内のイン
クを補充することができる。一般に、黒のインクの消費
量が他の色のインクと比べて非常に多く、黒のインクの
インクタンク204が空になり易い。このインクタンク
204のみを交換したり、このインクタンク204に黒
のインクを補充することにより、保守管理が容易とな
り、維持コストを低減することができる。
【0038】更に、各インクタンク201〜204が同
一の形状及びサイズであるため、インクの色の変更を容
易に行うことができる。例えば、黒のインクの消費量が
多い場合には、図9に示す様にイエロー、マゼンタ、及
びシアンのインクの各インクタンク201、202、及
び203の代わりに、黒のインクの各インクタンク20
4-1、204-2、及び204-3を取り付けて、黒のイン
クの量を増大しても良い。
【0039】また、図10に示す様に各インクタンク2
01〜204の代わりに、黒のインクを貯えた円筒形の
インクタンク205をキャリッジ1の各インクパイプ2
11の先端に着脱自在に取り付けても良い。
【0040】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、多様に変形することができる。例えば、
インクタンクを増設して、より多くの種類のインクをそ
れぞれのインクタンクに貯え、各種のインクを各インク
タンクからそれぞれのラインヘッドへと供給しても良
い。あるいは、インクタンクの形状を変更しても良い。
また、各ラインヘッドブロック間で、各インクの色の組
み合わせを異ならせ、各ラインヘッドブロックにより相
互に異なる色彩を表現し、それぞれの色彩を記録用紙上
に重ね合わせ、より多彩な色を表現しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の画像形成装置
によれば、回転体を回転させることにより、回転体の外
周のラインヘッドを記録用紙の記録位置に移動させてい
る。インクタンクを回転体の端部に設けているので、回
転体が回転しても、インクタンクからラインヘッドへと
インクを供給することができる。
【0042】また、本発明によれば、複数のインクタン
クを回転体の端部に取り付けている。例えば、複数のラ
インヘッドを回転体の外周に配置し、各ラインヘッドへ
とそれぞれの色のインクを供給する場合は、各色のイン
クを貯めるそれぞれのインクタンクを回転体の端部に設
け、各インクタンクのインクをそれぞれのラインヘッド
に供給する。
【0043】更に、本発明によれば、各インクタンク
は、同一形状及び同一サイズである。例えば、各インク
タンクは、扇形であり、各インクタンクの扇形を組み合
わせて円形とした状態で、各インクタンクを回転体の端
部に取り付ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1実施形態を概略的
に示す側面図である。
【図2】図1の画像形成装置におけるキャリッジ及びイ
ンクタンクを概略的に示す斜視図である。
【図3】図1の画像形成装置におけるキャリッジに着脱
自在に装着されるインクタンクを示す斜視図である。
【図4】図1の画像形成装置における各ラインヘッドブ
ロックのノズルオリフィスの口径を説明するために用い
た図である。
【図5】図1の画像形成装置におけるセンサの構成を概
略的に示す図である。
【図6】図1の画像形成装置における吸引ドラムを概略
的に示す斜視図である。
【図7】図1の画像形成装置の駆動制御系の構成を示す
ブロック図である。
【図8】図1の画像形成装置による処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】図1の画像形成装置におけるインクタンクの変
形例を示す斜視図である。
【図10】図1の画像形成装置におけるインクタンクの
他の変形例を示す斜視図である。
【図11】従来の装置を概略的に示す側面図である。
【符号の説明】 1 キャリッジ 8、9、10、130 102、103、104、105 センサ 110、111、112、113 ラインヘッドブロッ
ク 115、116、117、118 ラインヘッド 120、121 用紙検知センサ 122、122a、122b、122c、122d ノ
ズルオリフィス 125 給紙ローラ 201、202、203、204、204-1、204-
2、204-3、205 インクタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉置 直美 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA01 EA26 FA13 FA14 KC04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体と、回転体の外周に配置され、該
    回転体の軸方向に延びる少なくとも1つのラインヘッド
    とを備え、回転体を回転させることにより、ラインヘッ
    ドを記録用紙の記録位置に移動する画像形成装置におい
    て、 ラインヘッドに供給されるインクを貯蔵するインクタン
    クを回転体の端部に取り付けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 複数のインクタンクを回転体の端部に取
    り付けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 各インクタンクは、同一形状及び同一サ
    イズであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成
    装置。
JP2001100462A 2001-03-30 2001-03-30 画像形成装置 Pending JP2002292889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001100462A JP2002292889A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001100462A JP2002292889A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002292889A true JP2002292889A (ja) 2002-10-09

Family

ID=18953904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001100462A Pending JP2002292889A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002292889A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176999A (ja) * 2007-06-20 2013-09-09 Seiko Epson Corp 流体噴射装置、流体容器および流体収容部収容方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176999A (ja) * 2007-06-20 2013-09-09 Seiko Epson Corp 流体噴射装置、流体容器および流体収容部収容方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002292889A (ja) 画像形成装置
JP2013063573A (ja) インクジェット印刷機
JP2002331687A (ja) 画像形成装置
JP2006089203A (ja) インクジェット記録装置
JP4688187B2 (ja) 画像形成装置
JP4266642B2 (ja) 画像形成装置
JP2002292857A (ja) ロータリー式インクジェット印字ヘッド及び画像形成装置
JP2011110801A (ja) 画像記録装置
JP5741135B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002292858A (ja) 画像形成装置のインクジェット印字ヘッド
JP5776457B2 (ja) 画像形成装置
JP2009202384A (ja) 画像形成装置
JP5857523B2 (ja) 液体吐出装置
JP2005177989A (ja) インクジェット記録装置及びそのインクジェット記録方法
JP2006089204A (ja) インクジェット記録装置
JP2010201869A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2007062238A (ja) 画像形成装置
US11794477B2 (en) Image forming apparatus, control method and non-transitory recording medium
JP2016023014A (ja) インクジェット記録装置
JP3315505B2 (ja) 画像記録装置
JP2002332144A (ja) 画像形成装置
JP2002292954A (ja) 画像形成装置
JP2008173835A (ja) 液体吐出装置
JP2006256080A (ja) 画像形成装置
JP5014068B2 (ja) 記録装置