JP2002292789A - 樹脂被覆金属板 - Google Patents

樹脂被覆金属板

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JP2002292789A JP2001099838A JP2001099838A JP2002292789A JP 2002292789 A JP2002292789 A JP 2002292789A JP 2001099838 A JP2001099838 A JP 2001099838A JP 2001099838 A JP2001099838 A JP 2001099838A JP 2002292789 A JP2002292789 A JP 2002292789A
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Yoshiyuki Sugimoto
義之 杉本
Yoshiki Takei
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄時に環境を悪化させることのない、耐候
性、耐熱性および加工性に優れた樹脂被覆金属板を提供
する。 【解決手段】 樹脂層としてアクリル樹脂とアクリルゴ
ムをブレンドした樹脂フィルムを用い、この樹脂フィル
ム中に架橋アクリル樹脂ビーズを含有させた樹脂フィル
ムを金属板に被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂被覆金属板、特
に耐候性、耐熱性および加工性に優れた樹脂被覆金属板
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物外部の屋根材、壁材、ド
アなどの屋外建材や、建物内部の壁材、ドアなどの屋内
建材として、ポリ塩化ビニル樹脂を被覆した金属板が用
いられていた。しかし昨今、不要となったこれらのポリ
塩化ビニル樹脂被覆金属板を焼却廃棄する際に有毒なガ
スが発生して、環境に悪影響を与えることから、屋外お
よび屋内の建材用途にポリ塩化ビニル樹脂被覆金属板に
替わる樹脂被覆金属板が求められている。
【0003】また、これらの建材用途においては、いわ
ゆる艶消しの、表面を粗面化した樹脂被覆金属板が好ま
れる場合もある。表面を粗面化する方法としては、エン
ボスロールなどを用いて樹脂表面に凹凸部を形成させる
方法や、樹脂に無機質粒子を含有させる方法などがあ
る。しかし、エンボスロールなどを用いて樹脂表面に形
成させた凹凸部は、屋外用途における直射日光の照射な
ど、高温に曝された場合に凹凸が消失乃至凹凸の度合が
低下し、艶消しの表面性状が失われる。また、無機質粒
子を含有させた樹脂を被覆した金属板に折り曲げ加工な
どを施した場合、樹脂層に亀裂が生じやすく、強度の加
工には耐えられない、という欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、廃棄時に環
境を悪化させることのない、耐候性、耐熱性および加工
性に優れた樹脂被覆金属板を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂被覆金属板
は、金属板の少なくとも片面に、アクリル樹脂フィルム
を被覆してなる樹脂被覆金属板であって、樹脂の表面の
光沢度(鏡面光沢度、60°グロス)が70%以下であ
る樹脂被覆金属板である。本発明の樹脂被覆金属板にお
いては、 1.金属板の少なくとも片面に、アクリル樹脂フィルム
を被覆してなる樹脂被覆金属板であって、樹脂の表面粗
さがRmax(JIS B 0601)で10〜100μ
mであること、 2.アクリル樹脂フィルムが0〜30重量%のアクリル
樹脂と70〜100重量%のアクリルゴムをブレンドし
た樹脂からなるフィルムであること、 3.アクリル樹脂フィルム中に架橋アクリル樹脂ビーズ
を1〜50部含有してなること、が好ましい。
【0006】また、本発明の樹脂被覆金属板は、種々の
積層構成をとることができるが、特に、 1.アクリル樹脂フィルムが着色顔料を含有する着色フ
ィルムであり、接着剤を介して金属板に積層してなるこ
と、 2.アクリル樹脂フィルムが片面に柄印刷層を設けた透
明なフィルムであり、少なくとも片面に着色塗料を塗布
してなる着色塗料層を設けた金属板に、フィルムの柄印
刷層と金属板の着色塗料層が接するように積層してなる
こと、 3.アクリル樹脂フィルムが片面に柄印刷層とベタ印刷
層を設けた透明なフィルムであり、接着剤を介してフィ
ルムのベタ印刷層側が金属板側と接するようにして金属
板に積層してなること、 4.アクリル樹脂フィルムが片面に柄印刷層を設けた透
明なフィルムであり、フィルムの柄印刷層を設けた面に
着色顔料を含有する着色有機樹脂フィルムを積層し、こ
の積層フィルムを接着剤を介して着色有機樹脂フィルム
側が金属板側と接するようにして金属板に積層してなる
こと、が好ましい。金属板は亜鉛めっき鋼板であること
が好ましい。
【0007】さらに、本発明の樹脂被覆金属板は、樹脂
被覆金属板を120℃で6時間加熱した後の樹脂の表面
の光沢度(鏡面光沢度、60°グロス)の上昇が5%以
下であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明者等は、廃棄時に環境を悪
化させることのない、耐候性、耐熱性および加工性に優
れた樹脂被覆金属板を鋭意検討した結果、樹脂層として
0〜30重量%のアクリル樹脂と70〜100重量%の
アクリルゴムをブレンドした樹脂フィルムを用い、この
樹脂フィルム中に架橋アクリル樹脂ビーズを1〜50部
含有させてなる樹脂フィルムを金属板に被覆することに
より、樹脂の表面の光沢度(鏡面光沢度、60°グロ
ス)が70%以下であり、樹脂の表面粗さがRmaxで
10〜100μmである艶消しの樹脂被覆金属板が得ら
れ、この樹脂被覆金属板が高温に曝された場合にも艶消
しの表面性状が失われることがなく、折り曲げ加工など
を施した場合でも、樹脂フィルムに亀裂が生じることが
なく、強度の加工に耐え得ることを見出した。以下、本
発明を詳細に説明する。
【0009】本発明の屋外および屋内の建材用途などに
用いる樹脂被覆金属板に被覆する樹脂としては、前記し
たように焼却廃棄する際に環境を悪化させる有毒ガスを
発生させることがなく、スクラッチなどが生じにくい堅
さを有し、かつ透明度の優れた樹脂であることが求めら
れる。このような観点から、本発明においてはアクリル
樹脂を用いる。アクリル樹脂としては、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどの
ホモポリマー、またはこれらの共重合体、またはこれら
とアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステ
アリル、メタクリル酸ステアリル、アクリル酸シクロヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベン
ジル、メタクリル酸ベンジル、アクリル酸グリシジル、
メタクリル酸グリシジル、アクリル酸2−ヒドロキシジ
エチル、メタクリル酸2−ヒドロキシジエチル、アクリ
ル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロ
キシプロピルなどとの共重合体を用いることができる。
【0010】しかし、アクリル樹脂は硬いために、加工
性に乏しく、それに加えて本発明においては樹脂表面の
光沢度および表面粗さを調整するために、樹脂フィルム
中に架橋アクリル樹脂ビーズを含有させることを前提と
しており、アクリル樹脂フィルム加工性はさらに低下
し、樹脂フィルムを被覆した金属板に折り曲げ加工した
場合に樹脂フィルムにクラックが発生しやすい。そのた
め、本発明においてはこれらのアクリル樹脂にアクリル
ゴムをブレンドすることにより、加工性を向上させる。
アクリルゴムとしては、エチルアクリレート、プロピル
アクリレート、ブチルアクリレートなどのアルキルアク
リレート、メトキシエチルアクリレート、エトキシエチ
ルアクリレートなどのアルコキシルアルキルアクリレー
ト、メチルチオエチルアクリレートなどのアルキルチオ
アルキルアクリレート、シアノエチルチオアクリレート
などのシアノアルキルアクリレートなどの1種または2
種以上を主成分とし、これにブタジエン、メチルブタジ
エン、イソプレン、ピペリレン、1,4−ペンタジエ
ン、メチルペンタジエン、シクロペンタジエン、ジシク
ロペンタジエン、ビニルシクロペンタジエン、アセトキ
シブタジエン、メトキシブタジエン、シアノブタジエ
ン、エチリデンノルボルネン、ビニリデンノルボルネ
ン、プロペニルノルボルネン、ジシクロペンタジエニル
アクリレートなどのジエン系モノマーの1種または2種
以上を架橋基成分として共重合させてなる共重合体を用
いることができる。
【0011】これらのアクリルゴムは、上記のアクリル
樹脂フィルムに対して70〜100重量%ブレンドされ
ていることが好ましい。ブレンド率が70重量%未満で
は十分な加工性が得られない。一方、アクリル樹脂を全
く含まず、アクリルゴムのみからなる樹脂を用いても、
本発明の強度の加工に耐え得る樹脂フィルムとすること
ができる。アクリル樹脂は上記のアクリル樹脂フィルム
に対して30重量%以下が好ましい。アクリル樹脂の含
有率が少ないと硬度が低下してスクラッチが付きやすく
なるので、耐スクラッチ性が要求される用途においては
アクリル樹脂を3〜30重量%ブレンドして、樹脂の硬
度を高めることがより好ましい。
【0012】本発明のアクリル樹脂フィルムとしては、
上記のようにしてアクリル樹脂とアクリルゴムをブレン
ドした樹脂を用い、樹脂フィルム表面の光沢度および表
面粗さを調整するために、樹脂フィルムの厚さに応じた
粒子径を有するビーズを添加する。ビーズとしては、シ
リカ、ガラスなどの無機質ビーズや有機樹脂からなるビ
ーズを用いることができるが、無機質ビーズを添加した
樹脂フィルムを被覆した金属板に折り曲げ加工を施した
場合、マトリックス樹脂との密着性が十分ではなく、樹
脂フィルムにクラックが生じやすい。一方、有機樹脂か
らなるビーズを用いる場合は、マトリックス樹脂との十
分な密着性が得られ、樹脂フィルム被覆金属板を折り曲
げ加工しても樹脂フィルムにクラックが生じることはな
いが、加熱溶融したブレンド樹脂に添加して混練した後
樹脂フィルムとして製膜する際、樹脂フィルムを金属板
に熱接着する際、熱接着後にさらに後加熱する際、およ
び得られた樹脂フィルム被覆金属板を屋根材に用いた際
などの80℃以上にも及ぶ直射日光に長時間曝した際に
軟化したり溶融したりするものは所要の光沢度および表
面粗さが得られなくなるので使用できない。このため、
本発明においては、マトリックス樹脂であるアクリル樹
脂とアクリルゴムのブレンド樹脂との密着性に優れ、ま
た加熱溶融したブレンド樹脂に添加して混練したり、ブ
レンド樹脂からなる樹脂フィルムを金属板に熱接着した
り、熱接着後にさらに後加熱したり、樹脂被覆金属板と
して使用中に直射日光などにより長時間加熱されても軟
化したり溶融したりすることのない、架橋アクリル樹脂
ビーズを添加することが好ましい。
【0013】架橋アクリル樹脂ビーズとしては、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ス
テアリルなどの直鎖脂肪族エステル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなどの分岐脂肪族
エステルなどのメタクリル酸エステル単量体や、アクリ
ル酸アルキルエステル、アクリル酸ヒドロキシアルキル
エステル、メタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、無水マ
レイン酸などのメタクリル酸エステルと共重合可能な単
量体と、エチレングリコールジメタクリルレート、ポリ
エチレングリコールジメタクリルレート、ネオペンチル
グリコールジメタクリルレートなどの二官能性のジメタ
クリルレートや、ジビニルベンゼンなどの架橋剤とを重
合したものを用いることができる。
【0014】架橋アクリル樹脂ビーズの粒子径は樹脂フ
ィルムの厚さに応じて選択する。本発明の場合、30〜
500μmの樹脂フィルムの厚さに対して、10〜50
μmの粒子径であることが好ましい。また、ブレンド樹
脂に対する架橋アクリル樹脂ビーズの含有量は、ブレン
ド樹脂100部に対して1〜50部であることが好まし
い。含有量が1部未満の場合は樹脂フィルム表面の好適
な光沢度および好適な表面粗さが得られない。一方、5
0部を超えると樹脂フィルムを製膜することが極めて困
難になる。
【0015】これらの樹脂フィルムは、アクリル樹脂お
よびアクリルゴムを加熱溶融し、これに架橋アクリル樹
脂ビーズを混練した後、カレンダー法または押出法を用
いて樹脂フィルムに製膜する。さらに、製膜する際にブ
レンド樹脂中に着色顔料を含有混練して着色樹脂フィル
ムとしてもよい。また直射日光に長時間曝された場合に
樹脂が変質して色合いが変化することを防止するため
に、紫外線吸収剤を含有混練してもよい。
【0016】このようにして得られた有機樹脂フィルム
を金属板に積層して有機樹脂被覆金属板とする。有機樹
脂フィルムを被覆する基板の金属板としては、鋼板、各
種のめっき鋼板、アルミニウム合金板、およびこれらに
化成処理を施したもの、ステンレス鋼板などが用いられ
る。めっき鋼板としては、亜鉛めっき鋼板、錫めっき鋼
板、アルミニウムめっき鋼板などを上げることができ
る。亜鉛めっき鋼板には電気亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛
めっき鋼板、およびこれらの方法を用いて亜鉛合金をめ
っきした合金亜鉛めっき鋼板が含まれる。また、化成処
理としては塗布型クロメート処理、リン酸クロメート処
理、および6価クロムを含有しない電解クロメート処
理、各種のノンクロム処理を適用することができる。
【0017】樹脂被覆金属板は、目的とする用途に応じ
て、図1から4に示す皮膜構成の樹脂被覆金属板とする
ことができる。図1に示す樹脂被覆金属板1は、屋根
材、壁材、ドアなどの屋外用途、壁材、仕切り壁材、ド
アなどの屋内用途に適しており、以下のようにして作成
される。アクリル樹脂とアクリルゴムを加熱溶融し、こ
れに架橋アクリル樹脂ビーズと着色顔料を混練し、カレ
ンダー法または押出法を用いて着色樹脂フィルム3を製
膜する。一方、金属板2の片面に裏面塗料5、他の片面
に接着剤4を塗布し乾燥する。裏面塗料5としてはポリ
エステル系、エポキシ系、アルキド系、メラミン系、尿
素樹脂系、ビニル系、ポリアミド系、ポリウレタン系な
どの1種からなる塗料層、およびこれらの塗料層の2種
以上塗布したものを用いることができる。また接着剤4
としては、酢酸ビニル樹脂系、エチレン−ビニルアセテ
ート樹脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系などのエマル
ジョン型接着剤や、エポキシ−フェノール系などの熱硬
化型接着剤を用いることができる。
【0018】このようにしてそれぞれの面に裏面塗料5
からなる層および接着剤4からなる層を形成させた金属
板2を200〜230℃に加熱し、その接着剤4を形成
させた面に着色樹脂フィルム3を当接し、1対の積層ロ
ールで挟み付けて熱接着する。次いで180〜230℃
に後加熱した後、水中で急冷する。このようにして表面
が粗面化し、艶消しの光沢を有する着色した樹脂被覆金
属板1が得られる。なお、後加熱する際にエンボスロー
ルを用いて、着色樹脂フィルム3の表面に凹凸を付与し
てもよい。これにより、表面が粗面化し艶消しの光沢を
有しつつ、より平滑な外観を有するソフィスティケート
な樹脂被覆金属板を得ることができる。
【0019】図2〜4に示す樹脂被覆金属板1は、壁
材、仕切り壁材、ドアなどの屋内用途に適している。図
2に示す樹脂被覆金属板1は、以下のようにして作成さ
れる。アクリル樹脂とアクリルゴムを加熱溶融し、これ
に架橋アクリル樹脂ビーズを混練し、カレンダー法また
は押出法を用いて透明樹脂フィルム6を製膜する。次い
で透明樹脂フィルム6の片面に柄印刷層7aを形成す
る。柄印刷層7aは、例えば、木目、石目、天然皮革の
表面柄、布目、抽象柄などの模様を表現した印刷層であ
る。柄印刷層7aを形成するインキのビヒクルとして
は、例えば、ニトロセルロース、酢酸セルロースなどの
セルロース誘導体などの公知のものが使用できるが、な
かでも密着性および耐熱性の両観点からニトロセルロー
ス−アルキド樹脂系インキが好ましい。一方、金属板2
の片面に裏面塗料5、他の片面に着色塗料8を塗布し乾
燥する。着色塗料8として裏面樹脂塗料5と同様の樹脂
に着色顔料を含有させたものを用いることができる。着
色塗料8からなる層は、金属板2の前面を隠蔽し柄印刷
層7aの印刷下地色を与える層であると共に、金属板2
と透明樹脂フィルム6との熱接着性を付与する層でもあ
る。
【0020】このようにしてそれぞれの面に裏面塗料5
からなる層および着色塗料8からなる層を形成させた金
属板2を200〜230℃に加熱し、その着色塗料8を
形成させた面に透明樹脂フィルム6の柄印刷層7aを形
成させた面を当接し、1対の積層ロールで挟み付けて熱
接着する。次いで180〜230℃に後加熱した後、水
中に急冷する。このようにして表面が粗面化し、艶消し
の光沢を有する表面が透明で深みのある外観を有する、
印刷を施した有色の樹脂被覆金属板1が得られる。な
お、前記の着色した樹脂被覆金属板と同様に、後加熱す
る際にエンボスロールを用いて、透明樹脂フィルム6の
表面に凹凸を付与し、より平滑な外観を有するソフィス
ティケートな樹脂被覆金属板としてもよい。
【0021】図3に示す樹脂被覆金属板1は、以下のよ
うにして作成される。図2に示す樹脂被覆金属板に用い
るのと同様にして同様の透明樹脂フィルム6を製膜す
る。次いで透明樹脂フィルム6の片面に柄印刷層7a、
次いでその上にベタ印刷層7bを形成する。ベタ印刷層
7bは金属板2の全面を隠蔽し柄印刷層7aの印刷下地
色を与える層である。ベタ印刷層7bを形成するインキ
のビヒクルとしては柄印刷層7aと同様のものを用いる
ことが好ましい。一方、図1に示した樹脂被覆金属板に
用いるのと同様にして金属板2の片面に裏面塗料5、他
の片面に接着剤4を塗布し乾燥する。
【0022】このようにして、それぞれの面に裏面塗料
5からなる層および接着剤4からなる層を形成させた金
属板2を200〜230℃に加熱し、その接着剤4を形
成させた面に透明樹脂フィルム6の柄印刷層7aおよび
ベタ印刷層7bを形成させた面を当接し、1対の積層ロ
ールで挟み付けて熱接着する。次いで180〜230℃
に後加熱した後、水中に急冷する。このようにして表面
が粗面化し、艶消しの光沢を有する表面が透明で深みの
ある外観を有する、印刷を施した有色の樹脂被覆金属板
1が得られる。なお、前記の着色した樹脂被覆金属板と
同様に、後加熱する際にエンボスロールを用いて、透明
樹脂フィルム6の表面に凹凸を付与し、より平滑な外観
を有するソフィスティケートな樹脂被覆金属板としても
よい。
【0023】図4に示す樹脂被覆金属板1は、以下のよ
うにして作成される。図2に示す樹脂被覆金属板に用い
るのと同様にして、同様の片面に柄印刷層7aを有する
透明樹脂フィルム6を製膜する。この透明樹脂フィルム
6の柄印刷層7aを形成させた面に、熱ラミネート法ま
たはドライラミネート法を用いて有機樹脂フィルムに着
色顔料を含有させた着色フィルム9を積層し、複層フィ
ルムを作成する。有機樹脂フィルムとしては、アクリル
樹脂、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどの樹脂
からなるフィルムを用いることができる。一方、図3に
示した樹脂被覆金属板に用いるのと同様にして金属板2
の片面に裏面塗料5、他の片面に接着剤4を塗布し乾燥
する。
【0024】このようにして、それぞれの面に裏面塗料
5からなる層および接着剤4からなる層を形成させた金
属板2を200〜230℃に加熱し、その接着剤4を形
成させた面に複層フィルムの着色フィルム9側の面を当
接し、1対の積層ロールで挟み付けて熱接着する。次い
で180〜230℃に後加熱した後、水中に急冷する。
このようにして表面が粗面化し、艶消しの光沢を有する
表面が透明で深みのある外観を有する、印刷を施した有
色の樹脂被覆金属板1が得られる。なお、前記の着色し
た樹脂被覆金属板と同様に、後加熱する際にエンボスロ
ールを用いて、透明樹脂フィルム6の表面に凹凸を付与
し、より平滑な外観を有するソフィスティケートな樹脂
被覆金属板としてもよい。
【0025】このようにして得られた樹脂被覆金属板の
樹脂フィルムの厚さは、用途に応じて20〜500μm
であることが好ましい。フィルムの厚さが20μm未満
の場合は、粒径の小さなビーズを少量しか樹脂フィルム
中に含有させられず、凹凸感に乏しくなり、鮮映な艶消
しの外観が得られにくい。500μmを超えると艶消し
の効果向上の効果は飽和し、経済的でなくなる。
【0026】樹脂被覆金属板の光沢度(鏡面光沢度、6
0°グロス)は、用途にもよるが、70%以下であるこ
とが好ましい。光沢度が70%を超えると艶消しの外観
とは言い難くなる。より好ましくは50%以下である。
【0027】さらに、樹脂被覆金属板の樹脂フィルム表
面粗さは、Rmax(JIS B 0601)で10〜1
00μmであることが好ましい。10μm未満の場合は
凹凸感に乏しく艶消しの外観とは言い難くなり、一方、
100μmを超えると、粗すぎて高級感が失われる。よ
り好ましくは20〜70μmである。
【0028】樹脂被覆金属板を屋外用途、特に長時間直
射日光に曝される屋根材に適用した場合、樹脂表面の温
度が何時間も80℃を超える状態が続き、それが長期間
繰り返されることによって樹脂が軟化し、表面粗さが減
少し、光沢度が上昇して艶消しの状態ではなくなること
がある。本発明の樹脂被覆金属板においては、樹脂被覆
金属板を120℃で6時間加熱した後の樹脂表面の光沢
度(鏡面光沢度、60°グロス)の上昇が5%以下であ
る場合に、長期間直射日光に曝された場合でも光沢度の
上昇が生じないことが判明した。
【0029】
【実施例】(試料番号1〜9)アクリル樹脂(三菱レー
ヨン(株)製:MF)とアクリルゴム(三菱レーヨン
(株)製:IR−377)を表1に示すブレンド率(ブ
レンドした樹脂におけるアクリルゴムの重量%、以下同
様)で混合し、220℃に加熱して溶融し、これに20
重量%の色顔料、および粒子径が30〜40μmの架橋
アクリル樹脂ビーズ(三菱レーヨン(株)製:F−43
0)を表1に示す含有量(ブレンド樹脂100部に対す
る添加部数)で含有させて混練した後、カレンダー法を
用いて表1に示す厚さの着色樹脂フィルムを作成した。
一方、厚さ0.5mmの溶融亜鉛めっき鋼板の片面に、
裏面塗料としてエポキシメラミン塗料(下層)/ポリエ
ステル塗料(上層)の2層を20μmの厚さに塗布し乾
燥させた。次いで他の片面にアクリル系接着剤を6μm
の厚さに塗布し乾燥させた。この両面塗布溶融亜鉛めっ
き鋼板を220℃に加熱し、接着剤塗布面に上記の着色
樹脂フィルムを当接し、1対の積層ロールで挟み付けて
積層した。次いで積層体を180℃に加熱して3分間保
持した後、水中に急冷した。一部の試料については積層
体を加熱した後、Ra:11μmの凹凸が付与されたエ
ンボスロールを用いて樹脂表面にエンボス加工を施し
た。このようにして着色樹脂被覆金属板を得た。
【0030】(試料番号10、11)試料番号1〜9と
同様のアクリル樹脂およびアクリルゴムを表1に示すブ
レンド率で混合し、210℃に加熱して溶融し、これに
試料番号1〜9と同様の架橋アクリル樹脂ビーズを表1
に示す含有量で含有させて混練した後、カレンダー法を
用いて表1に示す厚さの透明樹脂フィルムを作成した。
この樹脂フィルムの片面に、ニトロセルロース−アルキ
ドインキを用いて幾何学模様の柄印刷層をグラビア輪転
機により印刷した。一方、厚さ0.5mmの5%アルミ
ニウム−亜鉛合金の溶融めっき鋼板の片面に、試料番号
1〜9と同様にして裏面塗料を塗布乾燥した。次いで他
の片面に赤色顔料を20重量%含有するエポキシウレタ
ン塗料を12μmの厚さに塗布し乾燥させた。この両面
塗布5%アルミニウム−亜鉛合金溶融めっき鋼板を23
0℃に加熱し、赤色塗料塗布面に、柄印刷面が接するよ
うにして上記の透明樹脂フィルムを当接し、1対の積層
ロールで挟み付けて積層した。次いで積層体を200℃
に加熱して3分間保持した後、水中に急冷した。また試
料番号1〜9と同様にして樹脂表面にエンボス加工を施
した試料も作成した。このようにして透明有色の樹脂被
覆金属板を得た。
【0031】(試料番号12、13)試料番号1〜9と
同様のアクリル樹脂およびアクリルゴムを表1に示すブ
レンド率で混合し、220℃に加熱して溶融し、これに
試料番号1〜9と同様の架橋アクリル樹脂ビーズを表1
に示す含有量で含有させて混練した後、カレンダー法を
用いて表1に示す厚さの透明樹脂フィルムを作成した。
この樹脂フィルムの片面に、試料番号10〜11と同様
にして木目の柄印刷層を、次いで茶色のベタ印刷層をグ
ラビア輪転機により印刷した。一方、厚さ0.5mmの
55%アルミニウム−亜鉛合金の溶融めっき鋼板に、試
料番号1〜9と同様にして片面に裏面塗料を、他の片面
に接着剤を塗布し乾燥させた。この両面塗布55%アル
ミニウム−亜鉛合金溶融めっき鋼板を200℃に加熱
し、接着剤塗布面に、ベタ印刷面が接するようにして上
記の透明樹脂フィルムを当接し、1対の積層ロールで挟
み付けて積層した。次いで積層体を230℃に加熱して
3分間保持した後、水中に急冷した。また、試料番号1
〜9と同様にして樹脂表面にエンボス加工を施した試料
も作成した。このようにして透明有色の樹脂被覆金属板
を得た。
【0032】(試料番号14、15)試料番号1〜9と
同様のアクリル樹脂およびアクリルゴムを表1に示すブ
レンド率で混合し、220℃に加熱して溶融し、これに
試料番号1〜9と同様の架橋アクリル樹脂ビーズを表1
に示す含有量で含有させて混練した後、カレンダー法を
用いて表1に示す厚さの透明樹脂フィルムを作成した。
この樹脂フィルムの片面に、試料番号1〜9と同様にし
て石目の柄印刷層をグラビア輪転機により印刷した。こ
の樹脂フィルムの柄印刷面に、灰色顔料を20重量%含
有する厚さ30μmのポリカーボネートフィルムをドラ
イラミネート法を用いて積層し、2層の樹脂フィルムを
作成した。一方、厚さ0.5mmの5%アルミニウム−
亜鉛合金の溶融めっき鋼板に、試料番号1〜9と同様に
して片面に裏面塗料を、他の片面に接着剤を塗布し乾燥
させた。この両面塗布5%アルミニウム−亜鉛合金溶融
めっき鋼板を230℃に加熱し、接着剤塗布面に、灰色
のポリカーボネートフィルム側が接するようにして上記
の2層フィルムを当接し、1対の積層ロールで挟み付け
て積層した。次いで積層体を230℃に加熱した後、水
中に急冷した。また試料番号1〜9と同様にして樹脂表
面にエンボス加工を施した試料も作成した。このように
して透明有色の樹脂被覆金属板を得た。
【0033】(試料番号16)架橋アクリル樹脂ビーズ
を含有させない以外は試料番号1〜9と全く同様にして
着色樹脂フィルムを作成した。この着色樹脂フィルムを
試料番号1〜9と同様にして両面塗布溶融亜鉛めっき鋼
板の接着剤塗布面に当接し、試料番号1〜9と同様にし
て積層した。次いで積層体を180℃に加熱して3分間
保持した後、Ra:35μmの凹凸が付与されたエンボ
スロールを用いて樹脂表面にエンボス加工を施し、その
後直ちに水中に急冷した。このようにして着色樹脂被覆
金属板を得た。
【0034】(試料番号17)架橋アクリル樹脂ビーズ
に変えて粒子径30〜40μmのシリカビーズを用いた
以外は試料番号1〜9と全く同様にして着色樹脂被覆金
属板を得た。
【0035】
【表1】
【0036】(特性評価)上記のようにして得られた試
料番号1〜17の各試料について、下記の特性を評価し
た。 [光沢度]試料の樹脂フィルム表面の光沢度を、鏡面光沢
度(60°グロス)で評価した。すなわち、試料の樹脂
フィルム表面に入射角60°で光線を照射した際の、入
射光強度に対する鏡面反射方向の反射光の強度の割合を
(%)で示した。
【0037】[表面粗さ]試料の樹脂フィルム表面の表面
粗さを、触針式表面粗さ計を用いて測定し、最大粗さ
(Rmax)で示した。
【0038】[加工性]試料を0T折り曲げ加工し、曲げ
加工部の亀裂の発生程度を目視観察し、下記の基準で評
価した。 ◎:亀裂の発生は認められない。 ○:樹脂フィルムの加工部の一部に実用上問題にならな
い程度の僅かな亀裂の発生が認められる。 △:樹脂フィルムの加工部の一部に実用上問題になる程
度の亀裂の発生が認められる。 ×:樹脂フィルムの加工部全体に亀裂の発生が認められ
る。
【0039】[光沢度の変化]試料を120℃で6時間加
熱した後と加熱する前の光沢度(60°グロス)を測定
し、加熱後の光沢度の増加量(加熱後の光沢度と加熱前
の光沢度の差)を算出し、下記の基準で評価した。 ◎:<1% ○:≧1%でかつ<5% △:≧5%でかつ<10% ×:≧10%
【0040】これらの結果を表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】表2に示すように、本発明の樹脂被覆金属
板は加工性、耐艶けし消失性、耐変色性に優れている
【0043】
【発明の効果】本発明の樹脂被覆金属板は、樹脂層とし
てアクリル樹脂とアクリルゴムをブレンドした樹脂フィ
ルムを用い、この樹脂フィルム中に架橋アクリル樹脂ビ
ーズを含有させてなる樹脂フィルムを金属板に被覆する
ことにより、樹脂表面が艶消しの樹脂被覆金属板が得ら
れ、この樹脂被覆金属板が高温に曝された場合にも艶消
しの表面性状が失われることがなく、また樹脂の変色も
生じず、また折り曲げ加工などを施した場合でも、樹脂
フィルムに亀裂が生じることがなく、強度の加工に耐え
る、優れた耐候性、耐熱性および加工性を有している。
樹脂成分に有害物質を含んでいないので、焼却廃棄時に
環境を悪化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂被覆金属板の構成を示す概略図で
ある。
【図2】本発明の樹脂被覆金属板の他の構成を示す概略
図である。
【図3】本発明の樹脂被覆金属板の他の構成を示す概略
図である。
【図4】本発明の樹脂被覆金属板の他の構成を示す概略
図である。
【符号の説明】
1 : 樹脂被覆金属板 2 : 金属板 3 : 着色樹脂フィルム 4 : 接着剤 5 : 裏面塗料 6 : 透明樹脂フィルム 7a : 柄印刷層 7b : ベ印刷層 8 : 着色塗料 9 : 着色フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武居 芳樹 山口県下松市東豊井1296番地の1 東洋鋼 鈑株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4F100 AB00A AB03A AB18B AK25C AL05C AN02C AT00A AT00C BA04 BA07 BA10C CA13C CA13H CA23C CA23H CB00 CC00D DD07C DE04C DE04H EH71B EJ05C EJ05H GB07 GB81 HB31 HB31C JJ03 JL01 JL09 JL10D JN21C YY00C 4J002 BC07Y BG04X BG05W BG05Y BG06W BG10Y BL02X FA08Y GL00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の少なくとも片面に、アクリル樹
    脂フィルムを被覆してなる樹脂被覆金属板であって、樹
    脂の表面の光沢度(鏡面光沢度、60°グロス)が70
    %以下であることを特徴とする樹脂被覆金属板。
  2. 【請求項2】 金属板の少なくとも片面に、アクリル樹
    脂フィルムを被覆してなる樹脂被覆金属板であって、樹
    脂の表面粗さがRmax(JIS B 0601)で10
    〜100μmであることを特徴とする請求項1に記載の
    樹脂被覆金属板。
  3. 【請求項3】 アクリル樹脂フィルムが0〜30重量%
    のアクリル樹脂と70〜100重量%のアクリルゴムを
    ブレンドした樹脂からなるフィルムであることを特徴と
    する請求項1または2に記載の樹脂被覆金属板。
  4. 【請求項4】 アクリル樹脂フィルム中に架橋アクリル
    樹脂ビーズを1〜50部含有してなることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂被覆金属板。
  5. 【請求項5】 アクリル樹脂フィルムが着色顔料を含有
    する着色フィルムであり、接着剤を介して金属板に積層
    してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の樹脂被覆金属板。
  6. 【請求項6】 アクリル樹脂フィルムが片面に柄印刷層
    を設けた透明なフィルムであり、少なくとも片面に着色
    塗料を塗布してなる着色塗料層を設けた金属板に、フィ
    ルムの柄印刷層と金属板の着色塗料層が接するように積
    層してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の樹脂被覆金属板。
  7. 【請求項7】 アクリル樹脂フィルムが片面に柄印刷層
    とベタ印刷層を設けた透明なフィルムであり、接着剤を
    介してフィルムのベタ印刷層側が金属板側と接するよう
    にして金属板に積層してなることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の樹脂被覆金属板。
  8. 【請求項8】 アクリル樹脂フィルムが片面に柄印刷層
    を設けた透明なフィルムであり、フィルムの柄印刷層を
    設けた面に着色顔料を含有する着色有機樹脂フィルムを
    積層し、この積層フィルムを接着剤を介して着色有機樹
    脂フィルム側が金属板側と接するようにして金属板に積
    層してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の樹脂被覆金属板。
  9. 【請求項9】 金属板が亜鉛めっき鋼板であることを特
    徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の樹脂被覆金属
    板。
  10. 【請求項10】 樹脂被覆金属板を120℃で6時間加
    熱した後の樹脂の表面の光沢度(鏡面光沢度、60°グ
    ロス)の上昇が5%以下であることを特徴とする請求項
    1〜9のいずれかに記載の樹脂被覆金属板。
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